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地域実践演習2014 報告会
環境・防災コース
平成26年7月26日(土)
リスク学習 市大防災マップ作成
担当:三田村・重松・根本・吉田ほか
2
オリジナル防災マップ
• 市大周辺を対象とする
• 危険地域、安全なルート、避難所等の分類
• 公衆電話、備蓄、井戸等、災害時に必要となるものについても示した。
• アイコンや色を変えることで見やすくわかりやすくなるように意識した。
• Google Earth
3
リスク学習の振り返り
• 慣れない場所で道が曲がっていて先が見えないと不安になる
• 避難場所の標識は意外と少なく、事前に知っておかないとなかなか見つからないかも知れない
• 細い道といっても、人ひとりギリギリ通れる幅から自動車と人がすれ違える幅まで色々ある
• たまに道に近くの地図があると安心
• じっくり見て考えるには何回かに分けて少しずつ歩きたい
4
リスク学習の振り返り
• 杉本町 – 道がわかりづらい。特に市大北側の住宅街は道幅、住宅同士の幅が狭い。そのため火が燃え広がりやすいが、ところどころ電柱に消火栓の位置を指し示す看板があり、地域で防ごうという意識が感じられた。
– またガラス飛散のリスクが高い。
• 我孫子 – 車線が多く道幅も広め。しかし止めてある自転車に圧迫される。
• 大和川 – 橋の柱に洪水危険度が水位でわかるようにラインで色分けされていた。川は浅く流れもゆっくりであったが、流域幅が広いので災害時は特に注意が必要だと思った。
5
災害対応① いのちを守る力ドリル
担当:志垣(客員研究員)
6
命を守る力とは?
災害の最中・直後、事後、事前(長期)の 時間軸と空間軸の視点をもつ
主体的に考える!
体力、判断力、協力、積極性、防災知識、思いやり、 防災力、体力、想像力 対応力、準備力、協力、思考力 筋力、判断力、決断力、知識、土地勘、想像力、精神力、コミュニケーション力、行動力、視力、聴力、忍耐力、器用さ 土地勘、体力、経済力、周囲の人々とのかかわり、準備、判断力、瞬発力 体力、通信手段、予備知識、情報、近くに誰かがいるか把握していること
7
地震発生最中、直後 自分の命を守るためには
何が必要ですか?
各学生の意見
学生1:情報、救急箱、周辺の人たちの助け・協力、冷静さ、防災知識、状況の把握
学生2:冷静になること、頭を守るもの、どこに行けばよいかなどの知識、非常時の準備物
学生3:落下物等から身を守るもの、火を消す、ドアを閉める等すべきことを知っていること、ラジオ・ネット
学生4:頭を守るもの、厚みのある靴、マスク、ハンカチ、衣服、バッグ・リュック、懐中電灯、鋭利なもの、笛、軍手、救急箱
学生5:頭から腰をカバーするもの、靴、マスク、ハンカチ、目印になるような派手な色のもの、水、食料、金銭、リュックサック、懐中電灯
学生6:頭を守る机、笛、出入り口通路、周りの人の安全確認
タブレット端末を用いて “いのちを守るドリル”で
自分を評価
9
5.8
1.9
4.1 2.9
5.1 02468
10
わた
し
かぞ
く
なか
ま・
つな
がり
いえ
ま
ち・
ちい
き
独居世帯
5.8
3.1
4.4 4.0
5.0 02468
10
わ
たし
か
ぞく
な
か
ま・
つ
な…
い
え
ま
ち・
ち
い
き
全体
※2013年7月下旬、生活科学部1、2、3回生92名にアンケート調査実施結果
5.0
5.0
6.0 5.0
6.0 0
2
4
6
8
10わたし
かぞく
なか
ま・つ
ながり いえ
まち・
ちいき
入澤スコア
“いのちを守るドリル”評価 スコアVS平均①
10
5.7
3.2
4.2 4.0
4.9 02468
10
わ
た
し
か
ぞ
く
な
か
ま
・…
い
え
ま
ち
・
ち…
女
6.2
2.7
5.0 4.0
5.4 02468
10
わ
たし
か
ぞく
な
か
ま・
つ…
いえ
ま
ち・
ちい
き
男
※2013年7月下旬、生活科学部1、2、3回生92名にアンケート調査実施結果
6.0
5.0
5.0 8.0
8.0
02468
10わたし
かぞく
なか
ま・つ
ながり いえ
まち・
ちいき
石川スコア
“いのちを守るドリル”評価 スコアVS平均②
11
一番点数が低かった 安否確認について・・・
「家族」の項目が低かったので、26日までに各自で話合う 目標:0人→6人
12
災害対応② 災害時の対応能力
担当:渡辺
13
自分で避難できる体力は? 要援護者避難に必要な手段・体力は? 14
自分で歩ける筋力・筋肉の量を測定!! 15
0
5
10
15
20
25
30
α オムロン タニタ キャリパ
図1 各種測定方法による体脂肪率
(%)
y = 46.4x + 71
R = 0.6
80
90
100
110
120
130
140
0.6 0.7 0.8 0.9 1 1.1 1.2
水平移動速度
(m/分)
体重指示指数(右)
図2 体重支持指数と水平移動速度 17
0
20
40
60
80
100
120
140
160
180
図3 避難行動における心拍数
500m水平避難
(拍/分)
階段垂直避難 (3階)
最大心拍数
18
環境改善 避難所運営ゲーム
担当:生田
19
避難所運営ゲームHUG
• H:hinanzyo避難所
• U:unei運営
• G:gameゲーム
• 意味は「抱きしめる」
• 静岡県で開発された
20
避難所運営ゲームHUG(ハグ)
• 避難者の年齢、性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。
21
避難所の光景(東日本大震災)
22
想定避難所
収容避難所となる第二体育館 体育館横には井戸も
23
ゲーム開始
受入準備から始めます 次々と地域住民が避難してきます 住民は色々な属性があります
徐々に運営のコツがわかってきます 色々なトラブルが発生します 部屋の使い方がポイントです
24
環境改善の振り返り
• 避難所生活をしたことがなかったので、避難所で起こりうる問題に触れることができ、よかったと思います。
• 様々な事情をもった人が集まる避難所で、全ての人が居心地のいい場所にするには無理があると思いますが、その人に我慢していただく分、別のメリットを提示する方法は良い方法だと感じました。
• この先にどれだけの人が来て、どのような問題が起こるのか分からない状態でどのように配置して行くのかを考えるのが大変でした。
• どこにどの避難者を誘導するかと、医療スペースや子供の遊び場、休憩所をどこに配置するかが難しかったです。
25
番外編 小学校での出張講義
担当:生田
26
大阪市立玉出小学校で講義
• 土曜授業の一環で防災を学ぶ
• 市大GATSUN2チーム、区役所1チーム
• Aチーム:津波避難&防災カルタ
• Bチーム:断層・液状化実験
27
大阪市立玉出小学校で講義
断層の仕組みを解説 断層がずれる様子を実験で再現
28
出張講義の振り返り
• 自分たちが教える立場になるとゆうことで、今までよりも熱心に防災の事について考えることができ、また新しい知識を身につけることができました。
• 低学年から高学年の子供たちが興味を持ち、理解できる授業を目指し構成を考えましたが、伝えたいことを集中して聞いてくれるであろう数分間に詰め込むのが大変でした。
• 体を動かして行えるかるたは良かったと思います。かるたの枚数の多さを競うだけでなく防災の知識の多さを競ってくれたらなと思いました。
• 小学生は元気で反応がよく、真夏の暑さにもかかわらず積極的に参加してくれて嬉しかったです。こちらが逆にパワーをもらいました。
29