実践的インターンシップインターンシップインターンシップのの … · 実践的インターンシップインターンシップインターンシップの

実践的実践的実践的実践的実践的実践的実践的実践的インターンシップインターンシップインターンシップインターンシップののののインターンシップインターンシップインターンシップインターンシップのののの実証報告実証報告実証報告実証報告実証報告実証報告実証報告実証報告

～～～～～～～～ CeFILCeFILCeFILCeFILCeFILCeFILCeFILCeFILインターンシップインターンシップインターンシップインターンシップへのへのへのへの適用適用適用適用インターンシップインターンシップインターンシップインターンシップへのへのへのへの適用適用適用適用～～～～～～～～

2011201120112011年年年年2222月月月月8888日日日日、、、、3333月月月月7777日日日日

NPONPONPONPO法人法人法人法人高度情報通信人材育成支援高度情報通信人材育成支援高度情報通信人材育成支援高度情報通信人材育成支援センターセンターセンターセンター(CeFIL)(CeFIL)(CeFIL)(CeFIL)

産学連携IT人材育成のための

実践的インターンシップ・シンポジウム

CeFIL : Center for Future ICT Leaders

http://www.cefil.jp

1 Copyright CeFIL, 2011

目次目次目次目次

高度情報通信人材育成支援センター(CeFIL)ご紹介

CeFILのインターンシップの位置付け

CeFILインターンシップの運営概要

実践的インターンシップモデルの適用

実証評価(利用書式による評価の実施)

企業側スタンス

参加学生の満足度

参加学生に関する評価

運営面の評価(準備、マッチング、実習準備、実習立ち上げ)

教育効果面の評価

まとめ


高度情報通信人材育成支援高度情報通信人材育成支援高度情報通信人材育成支援高度情報通信人材育成支援センターセンターセンターセンター(CeFIL)(CeFIL)(CeFIL)(CeFIL)ごごごご紹介紹介紹介紹介

日本経団連の産学官連携による高度ICT人材育成支援活動の実行機能を引き継ぐ組織として2009年7月に有志企業が設立

設立までの経緯(日本経団連の活動)

2005年6月提言「産学官連携による高度な情報通信人材の育成強化に向けて」

2006年4月高度ICT人材育成の重点協力拠点を決定(筑波大学、九州大学)

2007年4月重点協力拠点コース開講(大学院修士課程)

2009年3月第一期生がコース修了(支援活動、仕組みが一巡)

2009年7月有志企業で高度情報通信人材育成支援センター(CeFIL)を設立(参考)高度情報通信人材育成の取り組みについて-拠点支援活動総括(日本経団連,2009年12月18日)

http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2009/113.html

大学大学大学大学（（（（院院院院））））

戦略企画立案機能

事務局

拠点支援機能

日本経団連高度情報通信人材育成部会

高度情報通信高度情報通信高度情報通信高度情報通信人材育成支援人材育成支援人材育成支援人材育成支援

センターセンターセンターセンター移管

諮問・助言

産業界産業界産業界産業界

支援

支援


CeFILCeFILCeFILCeFILののののインターンシップインターンシップインターンシップインターンシップのののの位置位置位置位置づけづけづけづけ

CeFILの重点協力拠点の修士課程

←従来の就業体験型

←CeFILインターンシップ

←検討課題

実践研修型

見学・体験型

実践/共同研究型

指導を受けながら実務の一部を担う

用意した内容を体験

戦力として参画

例例例例タイプタイプタイプタイプ

3

2

1

１～３ヶ月

２週間程度

６ヶ月～１年

期間期間期間期間

自自自自らららら主体的

主体的

主体的

主体的にににに行動行動行動行動しししし、、、、

問題解決

問題解決

問題解決

問題解決のできる

のできる

のできる

のできる

トップ

トップ

トップ

トップ人材候補生

人材候補生

人材候補生

人材候補生にににに

これらを通じて

学学学学内内内内

学学学学外外外外

�技術的な理解を深める大学講義大学講義大学講義大学講義

�社会におけるＩＴの役割を考えるオムニバスオムニバスオムニバスオムニバス講義講義講義講義(企業講師とのインタラクティブな議論)

�演習演習演習演習ややややＰＢＬＰＢＬＰＢＬＰＢＬ中心中心中心中心のののの教育教育教育教育による実践力の向上

�企業企業企業企業とのとのとのとの協業協業協業協業や、コンテスト参加など

�他大学他大学他大学他大学のののの学生学生学生学生やややや企業人企業人企業人企業人とのとのとのとの交流交流交流交流(合宿、合同フォーラムなど）

� インターンシップインターンシップインターンシップインターンシップにより、社会での実際の仕事で求められるレベルの高さや進め方を実感し、学内で培った技術力や自らの考えの不足を認識して以降の学習意欲を高める

海外研修テーマをもった研修S ３ヶ月以上 ←CeFILｲﾝﾀｰﾝｼｯﾌﾟ拡大(今後)


CeFILCeFILCeFILCeFILインターンシップインターンシップインターンシップインターンシップのののの運営運営運営運営概要概要概要概要

CeFILインターンシップの運営

対象学生対象学生対象学生対象学生

� 筑波大学、九州大学の支援コースの修士１年

＋九大連携校（九州工業大学、宮崎大学、福岡大学）

＋新規支援校(※)(名古屋大学、愛媛大学) ※2010年度に開始

実施時期実施時期実施時期実施時期、、、、期間期間期間期間� 学期中の負荷と地理的制約のため、夏季休暇を利用

� 実習期間は１～２ヶ月

受入時受入時受入時受入時のののの考考考考ええええ方方方方 � 従来の職業体験ではなく、ソフト開発や検証といった実業務の一部にチームの一員として従事させる

受入受入受入受入プロセスプロセスプロセスプロセス、、、、

環境環境環境環境

� 学内でｵﾘｴﾝﾃｰｼｮﾝ、実施前教育、実施後ﾌｫﾛｰｱｯﾌﾟを実施

� CeFILが全体の運営事務局(全体プロセスをコーディネート)

� 滞在費・交通費などを企業側が負担

学生学生学生学生、、、、教員教員教員教員とととと企業企業企業企業

とのとのとのとの交流機会交流機会交流機会交流機会

� 多くの学生の首都圏滞在機会を利用し合同フォーラムを開催

� 大学・常勤企業教員がインターンシップ先企業を訪問

参加大学、学生の増加への対応のため、(IT人材育成強化加速事業)「実践的インターンシップモデル」に沿ってCeFILのインターンシップ運営を整備


首都圏 3 6東海 / 北陸 1福岡 2近畿 2

39日

23日

41名

15社

70テーマ(84人枠)

21社

2009年2007年 2008年 2010年

産業界産業界産業界産業界のののの協力規模協力規模協力規模協力規模

企業数企業数企業数企業数 26社 28社 26社

テーマテーマテーマテーマ数数数数50テーマ(60人枠)

104テーマ(128人枠)

94テーマ(105人枠)

受入実績受入実績受入実績受入実績

企業数企業数企業数企業数 18社 22社 23社

学生数学生数学生数学生数 48名 55名 69名

平均日数平均日数平均日数平均日数 23日 24日 25日

最大日数最大日数最大日数最大日数 40日 41日 36日

実習場所実習場所実習場所実習場所

首都圏 4 2東海 2福岡 2近畿 1海外 ( 中国 ) 1

首都圏 4 7東海 3福岡 3近畿 1海外 ( インド ) 1

首都圏 5 5東海 5福岡 1 0

協力企業一覧（2007年～2010年の実績) 青字青字青字青字はははは2010201020102010年年年年のののの実習先実習先実習先実習先

ＪＴＢ情報システム、ＮＴＴＮＴＴＮＴＴＮＴＴデータデータデータデータ/ＮＴＴＮＴＴＮＴＴＮＴＴデータデータデータデータ九州九州九州九州/日本電信電話、ＴＩＳ、アルゴ２１、キヤノンキヤノンキヤノンキヤノン/キヤノンＩＴソリューションズ、ソニーソニーソニーソニー、

デンソーデンソーデンソーデンソー、トヨタ自動車、リコー/理光上海図像技術、ルネサステクノロジ、三菱電機/三菱総合研究所、住商情報住商情報住商情報住商情報システムシステムシステムシステム、

新日鉄新日鉄新日鉄新日鉄ソリューションズソリューションズソリューションズソリューションズ、東レ、東京海上日動火災（東京海上日動東京海上日動東京海上日動東京海上日動システムズシステムズシステムズシステムズ）、東芝東芝東芝東芝/東芝東芝東芝東芝ソリューションソリューションソリューションソリューション、日本日本日本日本アイアイアイアイ・・・・ビービービービー・・・・エムエムエムエム、

日本日本日本日本ユニシスユニシスユニシスユニシス、日本電気日本電気日本電気日本電気/日本電気通信システム/ＮＥＣＮＥＣＮＥＣＮＥＣソフトウェアソフトウェアソフトウェアソフトウェア九州九州九州九州/ＮＥＣソフト、日立製作所日立製作所日立製作所日立製作所、富士富士富士富士ゼロックスゼロックスゼロックスゼロックス、

富士通富士通富士通富士通/富士通ＣＩＴ/富士通九州富士通九州富士通九州富士通九州ネットワークテクノロジーズネットワークテクノロジーズネットワークテクノロジーズネットワークテクノロジーズ/富士通九州富士通九州富士通九州富士通九州システムズシステムズシステムズシステムズ/富士通エフ・アイ・ピー/アクセラテクノロジアクセラテクノロジアクセラテクノロジアクセラテクノロジ、

野村総合研究所野村総合研究所野村総合研究所野村総合研究所、九州電力九州電力九州電力九州電力、、、、ニシムニシムニシムニシム電子工業電子工業電子工業電子工業、、、、九州先端科学技術研究所九州先端科学技術研究所九州先端科学技術研究所九州先端科学技術研究所、、、、オートメイションオートメイションオートメイションオートメイション・・・・テクノロジーテクノロジーテクノロジーテクノロジー

経団連経団連経団連経団連/CeFIL/CeFIL/CeFIL/CeFILインターンシップインターンシップインターンシップインターンシップのののの運営実績運営実績運営実績運営実績

※1名は2社で実習

(日数は実稼働日)


インターンシップインターンシップインターンシップインターンシップテーマテーマテーマテーマのののの例例例例

2010年度CeFILインターンシップのテーマ例

エンタープライズエンタープライズエンタープライズエンタープライズ、、、、

パッケージソフトパッケージソフトパッケージソフトパッケージソフト開発開発開発開発

� クラウドを用いたソリューションモデルの開発と評価(筑波大,34日)

� 宇宙開発分野におけるアプリケーションソフト開発(筑波大/九州大,29日)

� リッチクライアントを活用したWebアプリケーション開発(筑波大/九州大,23日)

� ヘルスケア分野におけるWEBパッケージ開発(九州大,25日)

� 企業内クラウドのインテグレーションの調査(愛媛大,23日)

組込組込組込組込みみみみソフトソフトソフトソフト

� プロダクトライン機種開発プロセスの検証(筑波大,36日)

� 画像・信号処理組み込みソフト開発(九州大,15日)

� 画像ソフトウェア検証用プログラム開発(福岡大,25日)

� 車載電子システム開発(名古屋大,16日)

社内社内社内社内システムシステムシステムシステム

開発開発開発開発

� 事業戦略情報システムのマスタ情報管理ツール開発(筑波大,36日)

� 次世代社内電話システムの導入に向けた検討(九工大,20日)

研究研究研究研究� 多次元画像符号化の研究補助(筑波大,35日)

� AVメディアの強調技術(筑波大,34日)

開発技術開発技術開発技術開発技術・・・・評価評価評価評価・・・・検証検証検証検証

� 要求定義の抜け漏れ防止技術の検証(宮崎大,20日)

� システムLSI開発における論理検証(筑波大,34日)

� コンピュータシステム製品の品質確保・向上業務の実践(九州大,28日)

(日数は実稼働日)


実践的実践的実践的実践的インターンシップインターンシップインターンシップインターンシップ・・・・モデルモデルモデルモデルのののの適用適用適用適用

実践的インターンシップ運用手順に沿った整備運営主体(CeFIL)、企業(窓口、受入担当)、大学(窓口、学生)の運用フェーズごとのアクションの明確化

利用書式の活用

各運用フェーズでの学習プロセスのポイントの整理

１～２ヶ月１ヶ月１ヶ月１ヶ月

実習準備(事前勉強)

応募・マッチング

ｵﾘｴﾝﾃｰｼｮﾝ通常

授業実習

�IT分野の理解興味を広げる講義

�グループ開発演習、ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾐﾝｸﾞ補習

�実習テーマに関する知識やスキルの強化

（ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾐﾝｸﾞ言語・技術、業務知識）

�受け入れ面談（実習内容の説明、学生のレベル確認）

�実習に必要な技術調査や、ツール類の利用演習、業務知識の学習

�チームに参加して実習

�進捗状況の報告(報連相)

�指導者による状況確認、指導

�打合せやイベントへの参加

�実習内容、成果、感想、今後の決意などを発表し、受入側からアドバイスをもらう

�事前勉強すべきことを確認

報告会

フォローアップ(ｱﾝｹｰﾄ,実習報告)

�アンケートによる評価、フィードバック

�実習を通じて認識した課題(知識,スキル)に対する学習計画を立て、実行

�学内の成果報告会で最終報告

立上げまとめ

インターンシップ実施

�学生への動機付け


CeFILCeFILCeFILCeFILインターンシップインターンシップインターンシップインターンシップ運営運営運営運営のののの流流流流れれれれ

フォローアップ


マッチング

テーマの募集と公開

実習準備

学内調整（日程等）

受入予定企業へテーマ募集

インターンシップテーマの設定

テーマ募集要項の作成

応募学生の選考

成果発表会（社内）

大学大学大学大学

学生教員・窓口

CeFIL

(運営主体運営主体運営主体運営主体)

企業企業企業企業

窓口受入担当

職場訪問、面談、学生フォロー


誓約書

マッチングの仕組みの提供

・マッチングシステム

・応募者調整・面接、書類選考の調整

インターンシップ応募

受入学生の決定事前課題の提供

受入環境の整備

覚書締結

事前学習資料

覚書事前勉強覚書締結

企業からのテーマ取りまとめ、テーマ公開

学生フォロー育成指導

テーマ募集要項（記入済）

学内オリエンテーションの実施


テーマ募集要項(ひな型)

応募フォーム

アンケート記入回収、

大学へ報告

企業向けアンケート

企業向けアンケート(記入済)

アンケート記入実施報告書作成

インターンシップ成果報告会（大学内）

学生向けアンケート

学生評価指導

分析、大学/企業への

フィードバック

学生向けアンケート（記入済）

実施報告書

アンケート作成回答依頼

フォローアップ


マッチング

テーマの募集と公開

実習準備









CeFIL



窓口受入担当



誓約書







覚書締結

事前学習資料








応募フォーム


大学へ報告






学生評価指導




実施報告書










CeFIL



窓口受入担当



誓約書







覚書締結

事前学習資料










応募フォーム

応募フォーム


大学へ報告






学生評価指導




実施報告書


Webベースのインターン

シップ・エントリシステムを開発して運用

実践的インターンシップ運用手順に沿って運営


<<<<参考参考参考参考> CeFIL> CeFIL> CeFIL> CeFILインターンシップインターンシップインターンシップインターンシップエントリシステムエントリシステムエントリシステムエントリシステム

複数大学(学生)－複数企業でのマッチング効率化

募集テーマ一覧（検索可）募集要項内容に対する問合せ画面

最新状況を見ながら

エントリを分散

エントリ画面（第三希望まで）テーマ別の最新エントリ状況

問合せ/回答履歴は

募集要項に自動追加され全員が共有

人手で割当調整し、公開


インターンシップインターンシップインターンシップインターンシップ運営運営運営運営スケジュールスケジュールスケジュールスケジュール

CeFILインターンシップ運営スケジュール(2010年度実績)

夏期休暇(筑波大)夏期休暇(九州大)

8/254/16 ★ ▼ 合同フォーラム 10/8

企業への受入依頼テーマ回収 ★(レポート発信) 成果報告会(筑波) 10/25

★成果報告会(九州)

テーマ公開ｴﾝﾄﾘ締切

5/12 6/4 9/2 10/19▼ ▼ ▼

応募・面接・決定 6/23 7/7 学生アンケート(1次) ▼ ▼ ▼ 9/7 10/13

(2次) (3次) ▼ ▼企業アンケート

5/7 10 ▼▼企業へ通知▼

4/20

3/2▼

６月７月２月３月４月５月

▼

１０月１１月８月９月

提供テーマ検討学生ｴﾝﾄﾘﾏｯﾁﾝｸﾞ・面接

事前勉強事前勉強事前勉強事前勉強

インターンシップインターンシップインターンシップインターンシップ実施実施実施実施まとめ報告書


実証評価実証評価実証評価実証評価

利用書式による評価の実施

� 企業アンケート

１．学生について

(1) 予定期間、インターンシップを実施することができたか？

(2) 就業規則やマナー・モラル上の問題はなかったか？

(3) 募集要項の提示条件に対する学生のスキル充足度は？

(4) 予定していた業務内容を遂行させることができたか？

(5) 指示、指導のもと、与えた業務を適切に遂行したか？

(6) チームの一員として、積極的に業務に臨んでいたか？

(7) 学生についての総合所感

２．アンケート

(1) 業務遂行にあたり与えて頂いた指導概要

(2) 貴部門での本インターンシップの受入意義

(3) 担当させた業務の種類

(4) 業務の準備方法

(5) 学生評価と採用活動を結びつける仕組みがありますか？

(6) その他ご意見

� 学生アンケート１．全体について(1) 全体の満足度

２．準備(1) インターンシップ先選択理由

(2) テーマ決定プロセス

(3) テーマ決定後の企業窓口の対応

(4) 事前ガイダンス内容

３．指導体制(1) 企業の受入れ体制

(2) 実習内容の事前説明について

(3) 指導，打ち合わせの頻度

(4) 質問のしやすさ

(5) インターンシップ実施期間

４．職場環境

５．実習内容(1) 与えられた課題

(2) 応募時テーマ内容との一致性

(3) 自分のスキル充足度はどうでしたか？

(4) 業務内容の達成度

(5) 指示，指導のもとに業務を適切に遂行できましたか？

(6) チームの一員として，積極的に業務に臨みましたか？

６．宿舎環境

７．感想など


企業側企業側企業側企業側スタンススタンススタンススタンス ---- 受入受入受入受入れれれれ意義意義意義意義 ----

業界/企業イメージのアップ、わが国の発展に貢献といったCSR的な意識が高い

採用への結びつきの意識が高くなってきた(昨年度3.4→今年度3.6)

米欧のような「実業務における戦力」的な見方は少ない

3ケ月くらいの実習が可能ならそのような業務(戦力として任せる)も可能との声もある

受け入れ意義(企業)

1.6

3.7

3.6

3.9

3.3

2.5

0 1 2 3 4 5

実業務における戦力

わが国の発展に貢献

優秀な学生の採用

業界/企業イメージのアップ

学生の学習意欲向上

学生のスキルアップ

優先度:高(5)-低(1)

(＊）回答項目詳細

・学生のテクニカルなスキルアップを行うため(大学教育の支援)

・学生個人の視野を広げ、学習意欲を向上させるため(大学教育の支援)

・ＩＴ関連職の職業イメージを持ってもらうことによる業界/企業イメージのアップ・インターンシップを通じて優秀な学生の採用に結び付けていくため・経団連/CeFIL活動の趣旨に賛同し、会社/業界として、広くわが国の発展に貢献するため・実業務における戦力として


企業側企業側企業側企業側スタンススタンススタンススタンス ---- 学生学生学生学生にににに求求求求めるめるめるめる知識知識知識知識・・・・スキルスキルスキルスキル ----

受け入れ基準の優先度(企業)

3.2

3.1

3.8

2.2

2.8

2.9

0 1 2 3 4 5

語学力(留学生の場合)

チーム作業の経験

プログラミングの経験

プロジェクトマネジメント関連

ソフトウェア設計の表記法

ソフトウェア開発工程関連

優先度:高(5)-低(1)

インターンシップ受入れのために必要な知識・スキルとして「プログラミングの経験」が最も優先度が高い

実プロジェクトでの実習のため「チーム作業の経験」を求める企業が多い

チーム作業だからといって「プロジェクトマネジメント関連」の知識が求められる訳ではない

(＊）回答項目詳細

・ソフトウェア開発工程関連の知識(用語,アクティビティの内容,生産物)

・ソフトウェア設計の表記法(UMLなど)関連の知識／使用経験

・プロジェクトマネジメント関連の知識(用語,アクティビティの内容)

・プログラミング言語(Java, C, C++等)の知識と作成経験(ex.1000ステップ程度)

・チーム作業の経験

・語学力(留学生の場合)


企業側企業側企業側企業側スタンススタンススタンススタンス ---- 提供提供提供提供テーマテーマテーマテーマ ----

「プロトタイプやツール開発」「評価・検証」「開発体験」のテーマが多く、実際の「商用開発」のテーマは少ない

実業務を学生用にアレンジしたテーマが半数以上⇒ スキル、期間の関係から商用開発/実業務に踏み込めないと思われる

実業務とは関連性の低い業務を学生用に準備

3%

実業務に関連する業務を学生用

に準備53%

実業務の一部を担当させた

44%

6

26

13

12

13

32

33

9

7

0 5 10 15 20 25 30 35

その他

開発体験・演習

研究開発

調査・サーベイ

方法論、手法関連

技術や性能の評価・検証

プロトタイプやツール開発

商用の周辺開発

商用開発

テーマの業務内容テーマ準備方法


参加参加参加参加学生学生学生学生のののの満足度満足度満足度満足度

やや不満3%

まあ満足30% 満足

67%

全体の満足度(学生)

「満足」「まあ満足」で97%であり、全体的な満足度は高い

昨年度も満足/まあ満足の割合は97%

「やや不満」の原因は、指導者が業務繁忙となり、学生への指導時間が少なくなったもの


参加学生参加学生参加学生参加学生にににに関関関関するするするする評価評価評価評価 ---- 業務遂行業務遂行業務遂行業務遂行のののの適切適切適切適切ささささ ----

ほほ指示通り71%

指示以上14%

やや不十分12%

かなり優れて3%

学生(自己評価)

やや不十分4%

かなり優れて10%

ほぼ指示通り56%

指示以上30%

企業指導者から見て

実習業務の遂行は概ね指示通りにできている

「ほぼ指示通り」以上は、学生の自己評価(88%)より企業評価(96%)のほうが高い

⇒ 学生が謙虚? 企業側の評価があまい?


参加学生参加学生参加学生参加学生にににに関関関関するするするする評価評価評価評価 ---- 積極性積極性積極性積極性 ----

参加学生はチームの一員として概ね積極的に取り組めている

企業からみた「やや不十分」は「指示待ちの傾向」、「作業に対して受身的」、「少々内気で部署内に深く溶け込めなかった」

やや不十分9%

かなり積極的20%

やや積極的36%

普通32%

不十分3%

学生(自己評価)

(＊）チームの一員として，積極的に業務に臨みましたか？

やや積極的44%

普通21%

やや不十分6%

かなり積極的29%

企業指導者から見て

(＊）チームの一員として，積極的に業務に臨んでいたか？


運営面運営面運営面運営面のののの評価評価評価評価 ---- 準備準備準備準備 ----

インターンシップテーマの情報は利用書式(募集要項)の記述

事項で概ね十分

学生のコメント<満足、まあ満足>

必要な情報はほぼそろっていた

実習内容や生活環境などについての情報が網羅されていた

テーマに関する情報や、必要スキルまで載っており、満足できた

<不満、やや不満>

業務内容の情報が少ないように感じた

実際にどんなことを行うか、分からない項目があった

⇒ 業務内容の記述項目の追加を検討

やや不満10%

満足28%

まあ満足62%

募集要項の情報の満足度(学生)


運営面運営面運営面運営面のののの評価評価評価評価 ---- マッチングマッチングマッチングマッチング(1) (1) (1) (1) ----

マッチング面接の満足度は高い(満足/まあ満足:95%)が、説

明不足による不満の声も


職場の業務やインターンでどういうことができるかの説明があってよかった

実習内容や、事前課題の説明が具体的で分かりやすかった

スキルだけでなく性格的な適性も加味していただいていた


面接がなく、一方的に受け入れ不可のメールがきた

募集要項の内容と違う分野で、面接で初めて詳細を聞かされた

不満2%やや不満

3%

満足61%

まあ満足34%

マッチング面接(学生)


運営面運営面運営面運営面のののの評価評価評価評価 ---- マッチングマッチングマッチングマッチング(2) (2) (2) (2) ----

応募時テーマ内容との一致(学生)

不一致 1%

やや不一致 7%

ほぼ一致56%

一致36%

大きく上回る3%大きく下回る

6%

やや上回る13%

やや下回る35%

ほぼ充足43%

スキル充足度(学生) スキル充足度(企業)

ほぼ充足60%

やや下回る 7%

やや上回る26%

大きく上回る7%

実習に入って「内容が不一致」というケースがあり、マッチング時点での認識合わせは改善の余地あり

テーマに対する学生のスキルは、企業指導者は概ね充足しているとの評価

募集要項での必要スキル提示、マッチング時のスキル確認の効果


運営面運営面運営面運営面のののの評価評価評価評価 ---- 実習準備実習準備実習準備実習準備 ----

2010年度から募集要項作成時に事前課題を明記、マッチング以降に具体的に提示

事前課題ありのテーマでは「効果あり」が68%


担当する製品について調べられたのでよい準備ができた

開発するシステムについて考える機会が得られた


事前に学べる知識をインターン中に学習するのはもったいなかった

何か本を指定していただくだけでも大分変ったかもしれない

事前課題の有無

事前課題なし37%

(26人)

事前課題あり63%

(44人)

事前課題の効果(企業)

変わらない27%

その他 5%

想定以上に高まった

5%

想定どおり高まった

63%

まあ満足48%

やや不満14%

不満5%

満足33%

事前課題の内容(学生)


運営面運営面運営面運営面のののの評価評価評価評価 ---- 実習実習実習実習((((立立立立ちちちち上上上上げげげげ) ) ) ) ----

実習の事前説明については概ね満足を得られているが、不満も10%強


初日にオリエンテーションがありスムーズに開始できた

課題の資料と予定をいただき、目標と全体の流れが掴みやすかった

担当システム外の全体の俯瞰ができた


応募時の内容と配属時に説明された内容が合っていなかった

社外秘かもしれないが、もう少し実態に即した説明があればよかった

実習内容の事前説明(学生)

不満1%

やや不満12%

まあ満足41%

満足46%


教育教育教育教育効果効果効果効果面面面面のののの評価評価評価評価

他のインターンシップとの比較他インターンシップ参加経験がある学生17名のうち15名は、実践的インターンシップ(CeFILインターンシップ)のほうが成長度合いは高まると回答

実践的インターンシップで成長を感じた点学生回答者55名全員が成長を感じたと回答

どのような点が成長したと感じたか？

学生大学教員から学生を見て

55%

71%

64%

80%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

チームで働く力(*)

考え抜く力(*)

前に踏み出す力(*)

ITスキル

成長を感じた回答者(%)

92%

67%

83%

42%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

チームで働く力(*)

考え抜く力(*)

前に踏み出す力(*)

ITスキル

成長を感じた回答者(%)

(*) 社会人基礎力 http://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/index.htm

▪ 前に踏み出す力・・・主体性、働きかけ力、実行力

▪ 考え抜く力・・・課題発見力、計画力、創造力

▪ チームで働く力・・・発信力、傾聴力、柔軟性、状況把握力、規律性、ストレスコントロール力


まとめまとめまとめまとめ

実践的インターンシップ・モデルの適用により運用手順、書式は固まった

今回の実証結果をフィードバックして改善を図る<運用手順>

より円滑なマッチング面談

面接手段の多様化(TV会議、ネットミーティング)

運用上のポイントの明確化

オリエンテーション、実習立ち上げ時の説明など

<利用書式>

募集要項

テーマ理解のため受入れ部門の業務内容も記載

応募フォーム

より学生の課題認識が分かるもの、学生の希望が分かるものへ

インターンシップにおけるテーマ設定、指導ノウハウを蓄積し横展開を図る

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