Upload
-
View
2.240
Download
2
Embed Size (px)
Citation preview
プラグマティック・ペルソナ
2011年11月11日(金)第5回 POStudy
@fullvirtue
1 Copyright © POStudy (プロダクトオーナーシップ勉強会). All rights reserved.
POStudyのご紹介(1/3)
POStudy(プロダクトオーナーシップ勉強会)とは(1/1)
日本のITサービス業界において「プロダクトマネジメント」と いう分野が欠落していると言われています。そんな中で、 いかに「プロダクトオーナーシップ」を発揮していくかについて、 普段の生活や仕事を通して自己成長を重ねていく為のヒントを 提供していきます。
– 【オフライン】
» 東京・沖縄を中心にワークショップ形式の勉強会を通じて 「参加者同士で議論」を行い「情報交換」をすることで 互いに有益な場を作っていきます。
– 【オンライン】
» ワークショップを中心とした動画・静止画コンテンツを 配信していきます。
2 Copyright © POStudy (プロダクトオーナーシップ勉強会). All rights reserved.
POStudyのご紹介(2/3)
POStudyの情報を得るには(1/1)
3 Copyright © POStudy (プロダクトオーナーシップ勉強会). All rights reserved.
Question Answer / URL
イベント情報のメール通知を 受け取りたいときは?
POStudy用のDoorKeeperへメンバー登録してください! 次回以降の告知やお知らせがメールで届きます。 http://postudy.doorkeeper.jp/
過去の資料を閲覧したり、 参加レポートを参照したい ときは?
以下のPOStudy公式サイトにて過去の資料や今後の予定等を公開しています。 https://sites.google.com/site/spostudy/
ツイートする時の ハッシュタグは?
以下のハッシュタグをお使いください! #postudy
POStudyの最新情報が欲しい、or 参加者と議論をしたいときは?
POStudyのFacebookグループへご参加ください! https://www.facebook.com/groups/postudy/
Twitterによるお知らせを 購読したいときは?
POStudyのTwitterアカウントをフォローしてください! https://twitter.com/POStudySmile/
POStudyのご紹介(3/3)
過去に実施してきたテーマ(1/1)
4 Copyright © POStudy (プロダクトオーナーシップ勉強会). All rights reserved.
実施日 テーマ 参加者
第1回 2011/09/16(金) アジャイルとスクラム 9名
第2回 2011/09/30(金) ユーザーストーリーマッピング ~前編~ 18名
第3回 2011/10/14(金) ユーザーストーリーマッピング ~後編~ 19名
第4回 2011/10/28(金) ユーザーストーリーマッピング ~再演~ 31名
第5回 2011/11/11(金) プラグマティック・ペルソナ -
第6回 2011/11/25(金) プラグマティック・ペルソナ ~再演~ -
Copyright © POStudy (プロダクトオーナーシップ勉強会). All rights reserved.
今日のアジェンダ(1/1)
第4回の復習
第4回各チーム振り返り結果ご紹介
ワークショップ #1
ワークショップ #2
プラグマティック・ペルソナ 解説
ワークショップ #3
ワークショップ #4
ワークショップ #5
ワークショップ #6
振り返り&ディスカッション
まとめ 5
おことわり(1/1)
今回の資料について(1/1)
今回の資料は、以下の資料を参考にしています。 私自身のオリジナルはほとんどありませんので、 ご了承ください。
前半のプロダクトバックログの説明部分と後半の ワークショップは、@kawaguti さんがScrum Boot Campで 使用した資料を参考にさせて頂いています。
前半のユーザーストーリーの説明部分については、 @ryuzee さんの公開資料を参考にさせて頂いています。 http://www.slideshare.net/Ryuzee/ss-8332120
ワークショップの内容は、Jeff Pattonさんが作成した 資料および @kawaguti さんが翻訳した資料に加えて、 構成について @kawaguti さんの協力を頂きました。
Copyright © POStudy (プロダクトオーナーシップ勉強会). All rights reserved. 6
第4回の復習 いきなり本題に入る前に、前回までの復習をしましょう
7
第4回で行った進め方の紹介
第4回は、第2回・第3回で実施したワークショップ#1~#6の
ユーザーストーリーの作成を、 30分間で実施しました
その後、残り30分を使って、プランニングポーカーを使いながら、
ユーザーストーリーの見積をしました
8
第4回の復習(1/14)
スクラムの進め方(1/2)
• 出典:MOUNTAIN GOAT SOFTWARE http://www.mountaingoatsoftware.com/scrum/figures
9
PO SM
プロダクトオーナー スクラムフィーチャーチーム マスター +スクラム
Copyright © POStudy (プロダクトオーナーシップ勉強会). All rights reserved.
第4回の復習(2/14)
ユーザーストーリーとは(1/2)
要求仕様を自然言語で簡潔に記述したもの
[役割]として
[結果]が欲しい
それは [理由]のためだ
[役割]として
[機能や性能]が欲しい
それは [ビジネス価値]のためだ
Copyright © POStudy (プロダクトオーナーシップ勉強会). All rights reserved. 10
第4回の復習(3/14)
ユーザーストーリーとは(2/2)
顧客との会話に役立つ
計画づくりに役立つ
無駄な詳細化から解放される
Copyright © POStudy (プロダクトオーナーシップ勉強会). All rights reserved. 11
第4回の復習(4/14)
なぜユーザーストーリーが必要なのか(1/1)
要件(機能)のスケジュールが可能なユニット
– スケジュールは他に依存していない
ユーザーがどう使うかという目線に立って表現
– 他に依存せずにスケジュール可能な特徴を実現
Copyright © POStudy (プロダクトオーナーシップ勉強会). All rights reserved. 12
第4回の復習(5/14)
Ron Jeffries の 3C / 3Cs(1/1)
Card
– ストーリーはカードに書き、 見積もりやメモ等も一緒に書く
Conversation
– ストーリーの背後にある詳細事項は POとの会話から引き出される
Confirmation
– 受け入れテストによってストーリーが 正しく実装されているか確認する
Copyright © POStudy (プロダクトオーナーシップ勉強会). All rights reserved. 13
第4回の復習(6/14)
どちらの作り方を選びますか?(1/1)
Copyright © POStudy (プロダクトオーナーシップ勉強会). All rights reserved. 14
第4回の復習(7/14)
分割の方向(1/1)
技術的レイヤー単位で分割しない
– このやり方だと、全てが揃わないと リリースできないリスクがある。
動作する機能単位で分割する
– エンドツーエンドで動作する単位で分割する。
– リリース可能な単位が小さくなる
– 早くリリースできることは ビジネス価値につながる
Copyright © POStudy (プロダクトオーナーシップ勉強会). All rights reserved. 15
第4回の復習(8/14)
ユーザーストーリーのINVEST(1/1)
INVESTとは
Independent 独立
Negotiable 交渉可能
Valuable 価値
Estimable 見積可能
Sized right (Small ) 適切な大きさ
Testable テスト可能
Copyright © POStudy (プロダクトオーナーシップ勉強会). All rights reserved. 16
第4回の復習(9/14)
PBI優先順位決定の原則(1/1)
高い価値のものから
市場投入への時間を短く
リスクを最小化
将来の無駄を避ける
– PBI:Product Backlog Item
Copyright © POStudy (プロダクトオーナーシップ勉強会). All rights reserved. 17
第4回の復習(10/14)
スプリントとリリース(1/2)
18
【参考:@kawaguti - 20110118 scrum 10 mins】 http://www.slideshare.net/kawaguti/20110118-scrum-10-mins
第4回の復習(11/14)
スプリントとリリース(2/2)
19
【参考:@kawaguti - 20110118 scrum 10 mins】 http://www.slideshare.net/kawaguti/20110118-scrum-10-mins
第4回の復習(12/14)
プランニングポーカー(1/2)
20
【参考:@ryuzee – Scrum概論】 http://www.slideshare.net/Ryuzee/scrum-8048905
第4回の復習(13/14)
プランニングポーカー(2/2)
プランニングポーカーの進め方
1. 基準となるストーリーを決めます。 (早めに着手するであろう)基本的なストーリーで、全員が内容を 想像でき、規模の小さいものを選びます。 基準のストーリーのポイントを2とします。
2. 次のストーリーを選び、その規模を相対的に考え、カードで 一斉に示します。
3. 数が食い違っている場合は、一番大きい数を出した人、 一番小さい数を出した人に理由を言ってもらい、その情報を 共有します。2に戻ります。
4. 数が一致した場合はその数で確定です。
5. 2~3回行って僅差なら、大きい数字を採用します。
21
【参考:@kawaguti - 20110118 scrum 10 mins】 http://www.slideshare.net/kawaguti/20110118-scrum-10-mins
第4回の復習(14/14)
相対的な見積もり(1/1)
22
【参考:@ryuzee – Scrum概論】 http://www.slideshare.net/Ryuzee/scrum-8048905
第4回各チーム振り返り結果 ご紹介
前回の振り返り結果をご紹介します
23
第4回各チーム振り返り結果ご紹介(1/10)
Aチーム(1/2) Keep
– 最低限の機能に絞る
– ファーストリリースを検討する際に、 足りないユーザーストーリーを アジャイルに追加したのが良かった
– ユーザーストーリーマッピングに 触れてよかった
– ワークショップ参加は楽しい
– 笑って楽しかった
– いろいろな意見に触れられて勉強になった
– 多様な意見
– 新しい人とご挨拶
24
第4回各チーム振り返り結果ご紹介(2/10)
Aチーム(2/2) problem
– 立ち位置が混乱した
– セカンドストーリーが決まらなかった
– 見積もれなかった
– 価値の話が出てくるとわかりにくい
– 話さないと皆が何を思っているのかがわからない →前提を合わせていないから?
– 認識合わせに時間がかかった
– 言葉の認識の違いがあったなぁ
– 思ったほどスピードが出ない
– 細かい仕様に話が行ってしまう
Try
– ペルソナは初めての人も読む
– 優先順位を話し合って情報共有したい
– さらにチーム内のコミュニケーションアップを図って、効率よくストーリー作業する♪
– 笑いまくる
– 運用でカバー
– 誰をターゲットにして価値を出すか決めてからストーリーの優先順位を決めたい
– リリースの線を引きたい
– 価値の認識を合わせることを 先に行う
– 価値・優先度を考える意識をする
25
第4回各チーム振り返り結果ご紹介(3/10)
Bチーム(1/1) Keep
– ストーリーのそぎ落とし
– 役割を分担してストーリーを 作ったのが成功した
– 納得いくまで話した(ポーカー)
– 使うカードを絞ったのが良かった(ポーカー)
– 楽しかった
problem
– doneを書く時間がなかった
– ポーカーの軸ストーリーが後半ゆらいだ
Try
– doneをきちんと裏に書こう
– 話し合うこと
– ふりかえること
– ポーカーの基本ストーリーは 小さいストーリーでやってみる
26
第4回各チーム振り返り結果ご紹介(4/10)
Cチーム(1/2) Keep
– アーキテクチャまで掘り下げて 議論したので、見積が揃いやすかった
– 各テーブルに経験者とはじめての方が いて、スムーズでした
– スクラム経験者をまんべんなく 入れるのは良いと思いました
– スクラムの進め方がどういうものかよく分かった
– ポーカーを始めての人に 説明することで、自分も再認識
– システム化範囲を考えて、 最優先事項を導き出した
– 画面イメージがあると話しやすい
27
第4回各チーム振り返り結果ご紹介(5/10)
Cチーム(2/2) problem
– 作らねばならないものの レギュレーションについては、もう 少し細かく説明した方がよいと思う
– 青でまとめたものをアクティビティと 呼んでしまってもよかったのでは?
– フローをみて書いたのでまとまった
– 知識が足りない
– 実際のユーザーがいないので、 不明点が仮説の積み重ねになってしまう
– 行動の洗い出しとソフトウェアで サポートするものをどう議論するか
Try
– 時間があれば予定をきめるところから
– ユーザーの規模とか決定をもっと 明確にしてあたれば良いモノを 考えられたかな
– プラグマティックペルソナを作る系の ワークもやりたい
28
第4回各チーム振り返り結果ご紹介(6/10)
Dチーム(1/2) Keep
– 前回よりストーリーの深掘りが出来てよかった
– 人間系と機械系の切り分けが はっきりしていた 「人がやればいいでしょ」
– 各ストーリーのストーリーポイントが収束している
– 早く完成させることの目的を共有出来た
– 小さい単位にストーリーを落とすことが出来た
– 自己紹介の2週目は良かった
problem
– プロダクトオーナーなのにタスク(作業)レベルの見積になってしまった
– ストーリーが小さすぎた
– 技術面を洗い出しすぎる
– フローをちゃんと理解してなかった
– 勝手な要求をしてしまった
– 受入条件がきちんと書けなかった
– 見積の基準数字が小さいので 場合によってはブレが大きくなるかも
– どれくらい価値があるかもっと 議論してもよかった機がする
– 有効性をアピールする機能について フォーカスをしてもよかった
– 基準としたポイントが小さすぎて 1~3にすべておさまってしまった
29
第4回各チーム振り返り結果ご紹介(7/10)
Dチーム(2/2) problem
– 見積時、幹事観点ばかりで 出資者、参加者の観点がなかった
– タイムボックスを意識してなかった ので、見積が終わらなかった
Try
– タイムボックスを意識して、各ワーク ショップを確実に完了させる
– プロダクトの題材を商用レベルのものにする
– フローとペルソナの読み合わせをしたい
– 受入条件を書く時間を取る
– 中くらいのストーリーを5ストーリーポイントくらいで基準にすべき
– どう展開出来るか考える
– 参加者がすごく多い場合のユーザーストーリーの見積をしたい
– 対象とするストーリーを絞ってでも完了基準を書くべき
30
第4回各チーム振り返り結果ご紹介(8/10)
Eチーム(1/1) Keep
– この場に来たことそのもの
– 以前やったときの復習になった
– ユーザーストーリーに対する 認識を合わせることに気づいたこと
– 時間配分(チーム内)が良かった →余裕あった
– コンパクトなリリースに向けての 方向性が合ってたこと
problem
– ユーザーストーリーの認識が合ってなかったこと →どうやって合わせる?
– 受入条件を見てなかった
– 受入条件を短い時間で書くのが難しい
– 利用者の行動順に考えていたので後ろの方のユーザーストーリーが充実しなかった
Try
– 実際の仕事で使いたい →ヒアリングの時 →ブレストの一環として
– 継続的に復習していきたい
– 自社で勉強会! →POもメンバーも
– ストーリー出しの2週目(イテレーション)の後にやってみる
– 受入条件をきちんと書く
– ペルソナをおいてみる →よりユーザーストーリーマッピングらしく
疑問
– 実際のお客様とどうやってこの手法を使うか
– ユーザーストーリーマッピングの前後左右の知識がないので、応用方法がわからない
31
第4回各チーム振り返り結果ご紹介(9/10)
Fチーム(1/2) Keep
– 見積でいろいろな話を聞けた
– 見積の細かい擦り合わせ
– リリース物件のイメージができた
– ストーリーに分解する前に 全体感を共有できて話がスムーズだった
– スコープを決めるのが早くできた
– プロダクトへの要求を シンプルにまとめることができた
– ワークショップの時間が長くなった
– ストーリーポイントを相対的に出すことで、 一つ一つの大きさが把握出来てよかった
– ストーリー作成に参加出来た
32
第4回各チーム振り返り結果ご紹介(10/10)
Fチーム(2/2) problem
– 最後まで見積もれなかった
– 確認方法が書けなかった
– 机の線の使い方、付箋のまとめ方は、 先に共有したかった
Try
– 時間足りなかった
– 時間配分間違えた
– ストップウォッチを活用する
– (チーム内で)時間を先にアナウンスする →タイムボックスを意識する
– タイムキーパーを決める
– 時計をテーブルに置く
– タイムキープできるようにマイルストンを 設定する (ex ~分までに決める)
Try
– プロダクトの機能を固めるまえに 見積を始めてしまった
– ストーリーの内容を すりあわせたかった
– 見積前に前提条件を共有する
– 見積前にストーリーのDoneの 定義を裏書きする
– 最初にプロダクトの共有を 詳しくやっておくべき
– PJの前提の共有をする →どんなプロダクト?
33
ワークショップ#1
今日仕事が終わってからこの勉強会の会場に来るまでに使った 交通手段を利用中のあなたの様子を、絵に描いて表現してください
(個人ワークショップ)
34
ワークショップ#2
各チームごとに改めて自己紹介を行ってください
先ほど描いた絵も同時に見せて反応を伺ってください
(チームワークショップ)
35
プラグマティック・ペルソナ 解説
Jeff Patton氏が作成したプラグマティック・ペルソナの説明資料、
および @kawaguti 氏が翻訳した日本語版を元に、
プラグマティック・ペルソナについて解説します
36
ワークショップ#3
2人1組で、語り手と聞き手の役割を決めてください
語り手は、プロダクトオーナー勉強会に参加した理由を話し、 聞き手はそれをA4用紙に記載してください
終わったら、役割を交代して、同じ事を行ってください (ペアワークショップ)
37
ワークショップ#4
2人1組でディスカッションしながら、プロダクトオーナー勉強会に 参加する人のタイプについて、思いつく限り列挙していってください
列挙する際は、配付資料の1ページ目右下にあるサンプルの形式で、
A4用紙1枚に1ユーザータイプを描いてください (ペアワークショップ)
38
ワークショップ#5
A4用紙とペンを持ってすべてのテーブルをまわり、自分のテーブルのペルソナに足りなかった観点や、新たに気づいた観点があれば、 A4用紙に追記してください
またその時に見ていたペルソナに「★」をつけてください
(個人ワークショップ)
39
ワークショップ#6
「★」を一番多く描いて貰えたペルソナを発表して頂きましょう
(全員)
40
振り返り&ディスカッション
今日気づいたことをテーブルごとに共有してください
各チームでの振り返り結果を、配布したA3用紙に記載してください
次回、全チームの振り返り結果をまとめたものをご連絡します
41
まとめ 今日お話したことを振り返ってみましょう
42
Copyright © POStudy (プロダクトオーナーシップ勉強会). All rights reserved.
今日お話したこと(1/1)
第4回の復習
第4回各チーム振り返り結果ご紹介
ワークショップ #1
ワークショップ #2
プラグマティック・ペルソナ 解説
ワークショップ #3
ワークショップ #4
ワークショップ #5
ワークショップ #6
振り返り&ディスカッション
まとめ 43
Copyright © POStudy (プロダクトオーナーシップ勉強会). All rights reserved. 44
ご静聴ありがとうございました。