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C297-0425 Shimadzu's Biomarker Solutions バイオマーカーの探索から検証へ bringing analysis to life Analysis Biomarker

Shimadzu's Biomarker SolutionsYou are now entering the new era of biomarker research using Shimadzu’s integrated s integrated analytical system 探索から検証まで…広範な領域におけるバイオマーカー研究に

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C297-0425

Shimadzu's Biomarker Solutions

バイオマーカーの探索から検証へ

bringing analysis to life AnalysisBiomarker

You are now entering the new era of biomarker research using Shimadzu’s integrated s integrated analytical system

探索から検証まで…広範な領域におけるバイオマーカー研究に トータルソリューションを提供します。

Total Solutions for Biomarker otal Solutions for Biomarker Research You are now entering the new era of biomarker research using Shimadzu’s integrated Total Solutions for Biomarker

1. 癌や特定疾患の発症・進行度・予後推定などに関する分子診断バイオマーカー(MDx*1)

2. 毒性や副作用予測などの安全性に関するバイオマーカー

3. 画像診断などにおける分子プローブ

4. ゲノム薬理学(PGx*2)における一塩基多型(SNPs*3)マーカー  など、数多くの例が知られています。

バイオマーカーとは尿や血清、組織中に含まれる生体由来の物質であり、 生体内の生物学的変化を定量的に把握するための指標(マーカー) となるものを指します。例えば、生化学的血液検査で測定される 血清中のGPT、GOTなども、バイオマーカーと言えます。 バイオマーカーは、特定疾患や身体の状態に応じて量的に変化するため、 その測定により疾病の診断や治療の確定に役立ちます。

島津製作所における最新の分離分析技術や遺伝子解析技術など、 先端技術の進歩が、これまで困難であった新規バイオマーカーの 探索・応用をトータルにサポートします。

バイオマーカーは臨床・非臨床を問わず、幅広い分野での応用が期待されております。

SHIMADZU's Biomarker Solution

近年、癌やその他の疾病等の病態診断に関する マーカーなど、基礎から応用へ向けたバイオマーカー 研究には著しい伸びが見られています。

出願・公開特許件数(日本)で見るバイオマーカー関連研究の推移

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20

40

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80

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10

30

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2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007

件数

年度

*1 MDx

*2 PGx

*3 SNPs

: Molecular diagnostics

: Pharmacogenomics

: Single Nucleotide Polymorphisms

2

You are now entering the new era of biomarker research using Shimadzu’ analytical systems integrated analytical systemT Researotal Solutions for Biomarker Research

analytical systemResearch

SHIMADZU's Biomarker SolutionSHIMADZU's Biomarker Solution

バイオマーカー研究の流れ

一般的に、バイオマーカー研究には、探索(discovery)、正当性の検証(verification)、有効性の確認(validation)、実用(application)という一連のプロセスが含まれます。遺伝情報、タンパク質、生体内の代謝産物など、どのようなターゲットをバイオマーカーとするかによって、試料の前処理、そして分析に必要な装置・システムが異なります。 島津製作所は、ゲノムからプロテオーム、メタボローム、更には最新の分子イメージングまで、幅広く保有する解析技術を駆使して、最先端のバイオマーカー研究者に適切な研究ツールを提供し、その研究を強力に支援します。

さまざまなアプローチに対応可能な幅広いアプリケーション

試料の前処理から分析・解析に至るトータルソリューションを提供します。

ニーズに対応した最適なシステム・ツールの提供

分析技術から装置・システムの保守まで、ベストなサポートを提供します。

技術サポートへの迅速な対応

ゲノムからプロテオーム、メタボロームまで、先端分野の分析技術がバイオマーカー研究を支えます。島津製作所では、国内外の大学等の先端的な研究機関と提携しバイオマーカーの探索から検証へ向けた基礎研究を幅広く精力的に進めています。

ゲノミック / ジェネティック バイオマーカー探索

プロテオミック バイオマーカー探索

メタボロミック バイオマーカー探索

MSイメージング

P.04

P.08

P.14

P.18

Contents

PETイメージング

近赤外光脳機能イメージング

バイオマーカーの検証・確認

参考資料

P.20

P.21

P.22

P.23

探索 正当性の検証 有効性の確認 応用・実用

3

・大量処理型BioMEMS*1 DNAシーケンサ(DeNOVA-5000HT)では、シーケンス結果に高い信頼性を持つサンガー法を採用しています。

・DeNOVA-5000HTは、島津独自のBioMEMS技術により集積された384流路のガラスプレートとP3e泳動ケミストリー*2を駆使して、高い長鎖解読能力(QV30/800bp)と1日1台あたりQV*3 20で4Mbp以上の処理能力を実現しました。

・DeNOVA-5000HTは、他の新方式のゲノムシーケンサが不得意とする反復配列や連続ホモ配列、長鎖解読能力に優れています。

ヒトを始めとする様 な々生物種のゲノム配列情報は、遺伝子・ゲノム、さらには生体内タンパク質の機能解析に関連する、多くのバイオマーカー研究を支える基礎となります。

ゲノミック / ジェネティック バイオマーカーの探索

Genomics / Genetics

Biomarker Solution

ゲノミック / ジェネティック バイオマーカー探索

システムの特長

大量処理型 BioMEMS DNAシーケンサ DeNOVA-5000HT

BioMEMSガラスプレートの概略図

DeNOVA-5000HT用 専用試薬・消耗品

操作画面

*1 MEMS : Micro Electro Mechanical Systems

*2 P3e : Precisely-designed Perfect Performance electrophoresis

*3 QV : Quality Value

4

Genomics / Genetics

Biomarker Solution

Data

DeNOVA-5000HTによって得られる高品質のシーケンスデータ

DeNOVA-5000HTがもたらす信頼度の高い長鎖解読能

DeNOVA-5000HTによる反復配列領域の解読例

DeNOVA-5000HT解読データの QV特性例

下図は、800塩基以上にわたってQV値が30以上(統計的なエラー率0.1%以下)の安定した長鎖解読が可能であることを示しています。

先進のP3e泳動ケミストリーによって、800塩基程度の解読長に対しても、高い統計的信頼度(QV)を維持した長鎖解読データを取得することが可能です。

DeNOVA-5000HTのP3eケミストリーは、他の新方式によるゲノムシーケンサが不得意とする反復配列に対しても安定した配列解読結果(下図)を提供します。

60

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00 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1000

Base position

Quality value

Average Quality value curve [Total 46.9Mbase]

参考資料 : 熊谷英郷, 宇都宮眞一, et al. (2007). "大量処理型BioMEMS DNA シーケンサ DeNOVA-5000HTの開発" 島津評論 64(3/4): 123-129.

5

・DNA/RNA分析用マイクロチップ電気泳動装置MCE-202(MultiNA)は、従来のアガロースゲル電気泳動法によるDNA断片の鎖長解析を完全自動化し、低ランニングコスト(25円/サンプル*)とハイスループット(約80秒~)を実現しました。

・LED励起による蛍光検出器を搭載し、従来のアガロースゲル電気泳動/エチジウムブロマイド染色に比べて約10倍以上の高感度が得られます。

・4種の専用試薬キットにより、最適な分離バッファを選択することができます。 

・内部マーカーを一緒に泳動することで泳動データの自動補正を行い、高い分析性能と再現性を保証します。

・PCR増幅DNA試料など検体を装置にセットすれば、後は、サンプル分注、バッファ置換、チップの洗浄からデータ処理まで全自動で行えます。

・泳動データはゲルイメージおよびエレクトロフェログラムとして表示され、相互比較やレポート作成が容易です。

・増幅副産物などの確認が容易であり、リアルタイムPCRの実験条件検討などにも適しています。

塩基配列の変化を伴わないが細胞分裂後も継承される遺伝子機能が変化する現象は、エピジェネティックスとして知られています。癌や多くの疾患において様 な々遺伝子のエピジェネティック異常が病態に関連していることも明らかになりつつあります。  このように、エピジェネティック遺伝子制御の一つであるメチル化DNAは、病態診断や再生医療に向けたES細胞*あるいはiPS細胞のスクリーニングのためのバイオマーカーとしても期待されています。

メチル化DNAの探索

遺伝子情報を基に医薬品の効果や副作用を予測するための研究はゲノム薬理学(PGx)と呼ばれます。特にゲノム配列中の一塩基多型(SNPs)はPGxバイオマーカーとしても期待されており、抗ガン剤をはじめとした医薬品の効果・副作用予測、個々の患者に適した投薬、すなわちオーダーメイド医療への応用研究が進められています。

SNPsの解析

システムの特長

DNA/RNA分析用マイクロチップ 電気泳動装置 MCE-202 MultiNA

MultiNA 専用マイクロチップ

MultiNA 専用試薬キット

Genomics / Genetics

Biomarker Solution

ゲノミック / ジェネティック バイオマーカー探索

操作画面

* ES細胞 : Embryonic Stem Cells

*当社調査による標準価格から算出

  4 1

6

Data

COBRA*法によるNanog、Hnf4a遺伝子の胚性幹細胞および脳、肝臓における DNAメチル化の解析例

胚性幹細胞(ES細胞)の多能性分化に重要なNanog遺伝子、および肝臓特異的な遺伝子発現に関与するHnf4a遺伝子のメチル化状況を示しています。Nanog遺伝子はES細胞では非メチル化で、脳ではメチル化されていることが分かります。Hnf4a遺伝子は肝臓で非メチル化です。MultiNAでは、電気泳動の結果をゲルイメージ、あるいはエレクトロフェログラムとして選択表示することが可能であり、定量的な比較を容易に行うことができます。

遺伝子増幅用試薬(Ampdirect Plus)を用いた血液直接PCR法 / MultiNAによる 薬剤耐性遺伝子(ABCC11)のSNPタイピング例

SNPsの解析

MultiNAによるABCC11遺伝子のSNPタイピング例 (ゲルイメージ)

ABCC11遺伝子は、ATP結合性カセットトランスポーター遺伝子群の一つであり、細胞膜などに局在して、細胞内の物質を細胞外へ排出する機能を有する薬剤耐性遺伝子として知られています。上図は、Ampdirect Plusを用いた血液直接PCR法に従い、MultiNAを用いて、同遺伝子のSNP型を判定した結果を示しています。 160bp付近(矢印A)にのみバンドが見られる被検者(レーンA5)はSNPの塩基がGホモ、220bp付近(矢印B)の部分にのみバンドが見られるA2やA4などの被検者はAホモ、両者にバンドが見られる被検者はヘテロ遺伝子型を示しています。

Nanog、Hnf4a遺伝子のES細胞および脳、肝臓でのメチル化解析例 ゲルイメージ(左図)・エレクトロフェログラム(右図) L:ラダーマーカ、+/-:制限酵素処理の有/無、エレクトロフェログラムは全て制限酵素処理有

メチル化DNAの解析

データご提供:東京大学大学院農学生命科学研究科 塩田邦郎教授

BA

* COBRA : COmbined Bisulfite Restriction Analysis

参考資料 : MCE-202 MultiNA Application No.12 "耳垢のタイプを決めるSNPの解析".

参考資料 : ・Hattori, N., et al.(2007). "Epigenetic regulation of Nanog gene in embryonic stem and trophoblast stem cells." Genes Cells 12(3): 387-396. ・Yagi, S., et al.(2008). "DNA methylation profile of tissue-dependent and differentially methylated regions (T-DMRs) in mouse promoter regions demonstrating tissue-specific gene expression." Genome Res. 18(12): 1969-1978.

メチル化

メチル化

非メチル化

非メチル化 肝臓

ES細胞

Nanog

Hnf4a

Nanog Hnf4a

ES細胞 肝臓 脳 脳

L -  +  -  + -  +  -  +非メチル化 メチル化 メチル化

(UM) 375 275 200 150

100 75

50

25

(UM)

Genomics / Genetics

Biomarker Solution

DNAを重亜硫酸ナトリウム(Sodium bisulfite: NaHSO3)で処理することにより、メチル化されていないシトシンをウラシルに変換し、メチル化されているシトシンは変換されないままにしておく実験条件を設定できます。バイサルファイト処理したDNAを鋳型にPCRを行うと、メチル化シトシン塩基の部位はシトシン、非メチル化シトシン部位はチミンとして増幅されます。PCR産物を制限酵素(PCR産物内に存在するCpGを含む配列を認識するもの(例: HpyCH4 、Taq )で切断しMultiNAで泳動・分析することで、メチル化の有無や比率を定量的に把握することが可能です。

4 1

7

遺伝子情報に基づいて生体内で発現するタンパク質は、癌に代表される様 な々疾患に応じてその発現が特異的に変動することが知られています。このようなタンパク質の量的/質的な変化を検出する方法として、以下の手段が用いられます。

先端の質量分析技術とサンプル前処理技術の組合せによる プロテオミック バイオマーカーの探索

既知タンパク質を対象としたモノクローナル抗体を用いた免疫沈降法と、高感度MALDI-TOFMSシステムに基づいた、特異的タンパク質の検出

正常/疾患(病変)部位等から抽出されたタンパク質の高分離能二次元電気泳動と高精度ゲル画像解析技術との組合せによる変動タンパク質の検出、および、高感度MALDI-TOFMSシステムによる変動タンパク質の解析および同定

13CNBS安定同位体標識を用いた相対比較定量による変動タンパク質の解析および同定

ナノフローLCによるペプチド成分の分離とLCMS-IT-TOF、および、統計解析ソフトウェアとの組合せによる変動成分の解析および同定

1.

2.

3.

4.

これら一連の解析ツールによるシステムは、複雑なサンプル中のタンパク質同定に対応します。

■ タンパク質の分離・染色(二次元電気泳動)

二次元電気泳動システム クールホレスター

データベース検索ソフトウェア MASCOT (Matrix Science社)

■ スポットのマッチング、変動スポットの   定性・定量解析 ■ スポットのマッチング、変動スポットの   定性・定量解析

電気泳動ゲル画像解析ソフトウェア Progenesis(二次元電気泳動) Progenesis SameSpots

■ ゲルの取得およびゲル片の切り出し

二次元電気泳動用蛍光ゲルピッカー

FluoroPhoreStar 3000

■ データベース解析

レーザー脱離イオン化 飛行時間型質量分析装置

AXIMA Performance (MS/MS:CID/PSD)

レーザー脱離イオン化 四重極イオントラップ 飛行時間型質量分析装置

AXIMA-QIT

■ 質量分析

レーザー脱離イオン化 飛行時間型質量分析装置

AXIMA Confidence (MS/MS:PSD)

二次元電気泳動/画像解析によるプロテオミック バイオマーカー探索 システムの特長

Proteomics

Biomarker Solution

プロテオミック バイオマーカー探索

・高分離能二次元電気泳動、および、高感度蛍光検出により発現タンパク質の全体像を視覚的に捉えることが可能です。

・電気泳動像の歪み補正に優れたゲル画像解析ソフトウェアが、変動タンパク質を正確にとらえます。

・MALDI-TOFMS AXIMAシリーズによる多検体の自動MS(またはMS/MS)測定~Mascotデータベース検索の組合せで、マーカー候補となるタンパク質を迅速に同定します。

8

■ スポットのマッチング、変動スポットの   定性・定量解析

(実験・研究の流れ)

正常/糖尿病モデルマウス血清タンパク質の二次元ゲル電気泳動による分離、ゲル画像解析(スポットのマッチング、変動スポットの検出)、MALDI-TOFMS測定、Mascotデータベース検索により、糖尿病モデルマウスにおける変動因子の一つとして“acylation-stimulating protein”を同定しました。

正常マウス(オス)

C57BL/6J Jcl (10週齡, ♂)

糖尿病モデルマウス(オス)

C57BL/KsJ-db/db Jcl (10週齡, ♂, 血糖値≧300mg/dl)

PMF解析法による変動タンパク質スポットの同定

ゲル画像解析

血清タンパク質の二次元電気泳動像(部分拡大) 丸印で囲まれたスポットは、糖尿病モデルマウス血清においてスポット濃度が有意に濃く、タンパク質の発現量が増大していると考えられる。

変動タンパク質スポットのMSスペクトル

m/z

二次元電気泳動/画像解析による、糖尿病モデルマウス血清における プロテオミック バイオマーカーの解析

血清試料に大量に含まれるアルブミン等の主要な構成成分を分離除去する。

比較すべき複数の試料から抽出されたタンパク質を、高分離能二次元電気泳動システム(クールホレスター)で分離する。

電気泳動後のゲルを高感度蛍光染色し、蛍光ゲルピッカー(FluoroPhoreStar 3000)で画像を取得する。

二次元電気泳動ゲル画像解析ソフトウェア(Progenesis SameSpots)でスポットのマッチング、変動スポットの特定を行う。

蛍光ゲルピッカー(FluoroPhoreStar 3000)で変動タンパク質スポットを切り出す。

目的のタンパク質をトリプシンによりインゲル消化し、得られたペプチド断片をゲルから抽出、脱塩する。

MALDI-TOFMS AXIMAシリーズによりMS(またはMS/MS)測定を行い、得られた質量リストを用いてMascotデータベース検索を行う。(PMF*解析 または MS/MS イオンサーチ)

1.

2.

3.

4.

5.

6.

7.

* PMF : Peptide Mass Fingerprinting

Data

Proteomics

Biomarker Solution

9

・NBS試薬キットは血液・細胞・組織などの生体試料に対して、特定の病気に特有なタンパク質(バイオマーカー)の網羅的・定量的解析に用いることができ、バイオマーカー探索研究に高い効果を発揮します。

13CNBS安定同位体標識を用いた相対比較定量による バイオマーカー探索システムの特長

■ 質量分析

・独自に開発したトリプトファン特異的な安定同位体標識試薬(13CNBS)は、タンパク質中の存在比率が低いトリプトファン残基のみを選択的/定量的に標識することで、複雑なプロテオームの比較解析を容易にします。

・NBS試薬に選択的な新規マトリックスを使用することにより、高感度・選択的に解析できます。

・定量的プロテオーム解析支援ソフトウェア(TWIP)を用いると、検出可能な全てのペアピークの相対定量が行えます。

     

・MALDI-TOFMS AXIMAシリーズ(AXIMA Performance)の高感度MS/MS解析により、変動ピークの高精度なタンパク質同定を実現します。

NH

R

H CIS

O2N

NH

R

S

O2N

* *

* *

* *

*:13C(重い試薬) or 12C(軽い試薬)

トリプトファン残基 NBS試薬 +HCI

■ タンパク質の標識

定量的発現プロテオーム解析用 安定同位体標識キット 13CNBS Stable isotope Labeling Kit-N

定量的プロテオーム 解析支援ソフトウェア

TWIP

ナノフロ-LC液体クロマトグラフ Prominence nano

■ ペプチド断片のMALDIプレートへの スポッティング・マトリックス添加

MALDIプレート用スポッティング装置 AccuSpot

■ 定量解析・データベース検索

データベース検索ソフトウェア MASCOT (Matrix Science社)

■ ペプチド断片の分離・精製

Proteomics

Biomarker Solution

プロテオミック バイオマーカー探索

レーザー脱離イオン化 飛行時間型質量分析装置 AXIMA Performance (MS/MS:CID/PSD)

レーザー脱離イオン化 四重極イオントラップ 飛行時間型質量分析装置

AXIMA-QIT

レーザー脱離イオン化 飛行時間型質量分析装置

AXIMA Confidence (MS/MS:PSD)

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Data

13CNBS安定同位体標識を用いた相対比較定量による バイオマーカー探索の流れ

(実験・研究の流れ)

NBS試薬選択的マトリックスによるNBS試薬標識ペプチドの選択的検出例

正常・疾患など二つの異なった細胞/組織などから抽出されたタンパク質試料を、それぞれ軽い試薬(12CNBS)と重い試薬(13CNBS)とで安定同位体標識する。

標識したタンパク質試料を混合し、トリプシンにより酵素消化を行い、得られたペプチドをナノフローLCで分離する。

MALDIプレート用スポッティング装置(AccuSpot)により、ナノフローLCからの溶出液を直接MALDIプレートにスポット分取する。

384ウェルMALDIプレート上にのせられた分画試料をAXIMA Performanceの自動測定モードによりMS測定する。

得られたMSデータに対し、TWIPを用いて定量解析を行い、変動の大きい注目すべきピークを自動選択する。

TWIPで選択されたピークに対して更にMS/MS測定を行い、Mascot検索(MS/MS イオンサーチ)によりタンパク質を同定する。

従来のペプチド分析に用いられたマトリックスCHCA*1に比し、新規に開発されたNBS試薬選択的マトリックス3H4NBA*2は、NBS安定同位体試薬で標識されたペプチド断片を選択的・優先的にイオン化/検出します。このような選択的検出法の確立は、生体試料中の微量マーカー候補タンパク質の高感度検出に極めて有効です。

参考資料 : Matsuo, E., C. Toda, et al. (2006). "Selective detection of 2-nitrobenzenesulfenyl-labeled peptides by matrix-assisted laser desorption/ionization-time of flight mass spectrometry using a novel matrix." Proteomics 6(7): 2042-9.

*1 CHCA : α- Cyano-4-Hydroxycinnamic Acid

*2 3H4NBA : 3-Hydroxy-4-Nitrobenzoic Acid

13CNBS安定同位体標識法による バイオマーカー探索のワークフロー

バイオマーカー候補タンパク質の同定

1.

2.

3.

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Proteomics

Biomarker Solution

CHCA

CHCA

3H4NBA

3H4NBA

comatrix(1:1)

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Proteomics

Biomarker Solution

プロテオミック バイオマーカー探索

・従来の二次元電気泳動は煩雑な手操作を伴い自動化が困難ですが、Prominence nano - LCMS-IT-TOFシステムは分離分析の再現性が高く、さらに専用制御ソフトウェア(Nano-Assist)を搭載しているため、分析条件の設定や自動化が容易です。

・電気泳動による分離が困難な、幅広い分子量のタンパク質や高い疎水性/塩基性を有するタンパク質の解析に適しています。

・ナノフローLC(Prominence nano)と専用のナノESIインターフェース(NES-100)との組合せは、高感度のタンパク質解析を可能とします。

・高速液体クロマトグラフ質量分析計(LCMS-IT-TOF)に搭載されているタンパク質解析支援ソフトウェアは、オートMSn機能により、自動的に取得されたMS/MSデータからのMascot検索、解析データの表示・管理を強力にサポートします。

・LCMS-IT-TOFにより得られる質量精度の高いMS/MSデータは、確度の高い de novo sequencing にも適しています。

・専用のメタボロミクス解析ソフトウェア(ProfilerTM AM+)との組み合わせにより、安定同位体標識を用いない変動成分の絞り込みも可能です。

ナノフローHPLCおよびLCMS-IT-TOFによるバイオマーカー探索 システムの特長

■ データ解析およびデータベース検索

LCMS-IT-TOF用 タンパク解析支援ソフトウェア データベース検索ソフトウェア MASCOT(Matrix Science社) ProfilerTM AM+

LCMS-IT-TOF用 メタボロミクス解析ソフトウェア

■ 分析試料の分離および質量分析

ナノフロー液体クロマトグラフ/高速液体クロマトグラフ質量分析計

Prominence nano / LCMS-IT-TOF

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Proteomics

Biomarker Solution

Data

Prominence nano、LCMS-IT-TOF 、および、ProfilerTM AM+による 安定同位体標識を用いないタンパク質変動成分の解析例

(実験・研究の流れ)

BSA由来のペプチド(KVPQVSTPTLVEVSR) の質量値として検出

検出された質量 溶出時間

第一主成分 酵母抽出タンパク質群(200fmol) +BSA(10fmol)で特徴的に現れた群

酵母抽出タンパク質 +BSA

酵母抽出タンパク質

モデル実験系試料として、トリプシン消化された①酵母抽出タンパク質群(200fmol)、②酵母抽出タンパク質群(200fmol)+BSA*(10fmol)を準備する。

試料タンパク質のトリプシン消化物をProminence nano - LCMS-IT-TOFシステムに導入・分析する。(それぞれに対し、n=3で分離・分析を実施する。)

検出されたペプチドイオンのMSデータは、ProfilerTM AM+による主成分分析(PCA)を行い、主成分軸で分離される変動成分を抽出する。

必要に応じて、オートMSn機能などを用いて、ターゲットペプチドのMS/MSデータの自動取得、Mascot検索、タンパク質同定を行う。

Prominence nanoシステムによる分離例(n=3-ベースピーククロマトグラム)

BSA添加有無の酵母タンパク質群に対する解析結果

参考資料 : 第56回質量分析総合討論会(2008). ポスター発表 2P-43 "Development of a New Proteomics Platform for Differential Analysis on Non Labeled by LC/MS Combined with a Novel Nano HPLC system".

1.

2.

3.

4.

*BSA : Bovine Serum Albumin (牛血清アルブミン)

酵母抽出タンパク質 (200fmol)

酵母抽出タンパク質 (200fmol) +BSA(10fmol)

MS chromatogram(bpc)

1

2

3

1

2

3

BSA添加有無の酵母タンパク質群に対する主成分分析の結果、第一主成分軸(PC1)で明瞭な分離が得られており、これは添加されたBSA由来のペプチドによるものとして検出されました。

主成分分析結果

Prominence nanoシステムは溶出時間の安定性に優れており、多数のクロマトグラムの相互比較に適しています。

13

・MSn情報を高い質量精度で得られる高速液体クロマトグラフ質量分析計(LCMS-IT-TOF)は、低分子代謝物のバイオマーカー探索にも適しています。

・高速の極性反転機能およびMS測定機能が重要な代謝物分子を見逃しません。

・専用のメタボロミクス解析ソフトウェア(ProfilerTM AM+)、代謝物構造解析ソフトウェア(MetID Solution)、組成推定ソフトウェアの組合せが代謝物の構造解析・組成推定を強力に支援します。

・ProfilerTM AM+では、群間比較による主成分分析(PCA)やクラスタリング解析が可能であり、大量のデータの中から特徴的な変動を示す成分(バイオマーカー候補)を探索する作業に適しています。

・MetID Solutionでは、代謝前のコントロールと代謝後ターゲットのスペクトル比較により代謝物を同定します。また、未知の代謝物についても、ユニークな多変量解析を用いた機能などにより、それらの構造情報を得ることが可能です。

・組成推定ソフトウェアは、精度の高い質量情報のみでなく、同位体パターンやMSn情報を加味して、代謝物候補を絞り込むことが可能であり、高い信頼性で代謝物組成を推定します。

血液・組織中の内因性代謝物や医薬品等の代謝成分など、生体中の低分子化合物はバイオマーカー候補として重要な位置を占めます。多くの代謝物に対して、最適化されたLCシステムによる分離と、高性能なハイブリッド型(四重極イオントラップ/飛行時間型)質量分析装置である高速液体クロマトグラフ質量分析計(LCMS-IT-TOF)との組合せにより高度な精密質量情報が得られます。

高精度質量分析(MSn)技術と多変量解析、組成推定ツールの組合せによる メタボロミックバイオマーカーの探索

LCMS-IT-TOFによるメタボロミック バイオマーカー探索 システムの特長

Metabolomics

Biomarker Solution

メタボロミック バイオマーカー探索

■ 分析試料の分離および質量分析

液体クロマトグラフ/高速液体クロマトグラフ質量分析計 Prominence シリーズ / LCMS-IT-TOF

■ データ解析およびデータベース検索

LCMS-IT-TOF用 メタボロミクス解析ソフトウェア

ProfilerTM AM+

LCMS-IT-TOF用 代謝物構造解析ソフトウェア

MetID Solution

LCMS-IT-TOF用 組成推定ソフトウェア

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Data

参考資料 : Loftus, N., K. Miseki, et al. (2008). "Profiling and biomarker identification in plasma from different Zucker rat strains via high mass accuracy multistage mass spectrometric analysis using liquid chromatography/mass spectrometry with a quadrupole ion trap-time of flight mass spectrometer." Rapid Commun Mass Spectrom 22(16): 2547-2554.

LCMS-IT-TOFによる2型糖尿病モデルラット(Zucker rat)血漿中のメタボリック バイオマーカー解析例

正常/2型糖尿病モデルラット血漿を前処理後に、LCMS-IT-TOFシステムに導入・分析する。

多変量解析ソフトウェアを用いて、正常/2型糖尿病モデルラットの2群間の違いを主成分分析により解析する。

主成分分析で得られた結果から、さらに脂質成分に注目し2群間の量的な差異を解析する。

有意な差の見いだされたm/zを用いてマルチイオンクロマトグラムを描画し、精密質量情報とMSnを利用して組成推定ソフトウェアによって組成式を推定する。

推定された組成式からデータベース検索により化合物を同定する。

1.

2.

3.

4.

5.

(実験・研究の流れ)

組成推定例

メタボライトアレイ

変動の見られた成分のマスクロマトグラム、 MSおよびMS/MSスペクトル

主成分分析結果

2型糖尿病モデルラット 正常ラット

組成推定ソフトウェアによって得られた組成式候補を単一に限定でき、データベース検索によって1-Palmitoyllysophosphatidylcholineと同定されました。同様にして、他の脂質に関しても同定可能でした。

Metabolomics

Biomarker Solution

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Metabolomics

Biomarker Solution

メタボロミック バイオマーカー探索

・GCMS-QP2010 PlusとGC/MS代謝成分データベースとを組合せたシステムは、アミノ酸・脂肪酸・有機酸を対象とした代謝物バイオマーカー研究に適しています。

・300種を超える代謝物に対して、GCにおける保持指標、マススペクトル、化合物情報のみでなく、対象成分の分析用メソッドファイルやデータ解析条件までがデータベースに含まれており、分析の条件検討やセットアップ作業を低減し、マーカー候補となる代謝成分の検出や同定を簡便・迅速化します。

・アミノ酸分析には、専用試薬キット(EZ:faast*)を用いて、容易に試料の誘導体化前処理を行うことができます。

先天性代謝異常症など特定疾患のマーカー診断に、しばしばGC/MSが使用されています。島津製作所は、島根大学医学部との共同研究により、ガスクロマトグラフ質量分析計(GCMS-QP2010 Plus)を用いて、300種を超える代謝物(アミノ酸・脂肪酸・有機酸)に対する「GC/MS代謝成分データベース」を開発しました。LC/MSとGC/MSをベースにしたメタボロミック バイオマーカー探索を並行して行うことで、より網羅的/相補的に代謝物バイオマーカー探索を行うことが可能です。

GC/MSと代謝成分(アミノ酸・脂肪酸・有機酸)データベースの組合せによるメタボロミックバイオマーカーの探索

GC/MSによるメタボロミックバイオマーカー探索システムの特長

* EZ:faastTM はphenomenex社の製品です。株式会社島津GLCで販売しております。

■ 誘導体化

■ 質量分析

EZ : faast kitTM

ガスクロマトグラフ質量分析計 GCMS-QP2010 Plus

■ データ解析・データベース検索

GC/MS用ワークステーション

GCMSsolution Ver.2シリーズ

GC/MS代謝成分データベース

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化合物名 保持時間 [min]

ID 化合物名 保持時間 [min]

ID

Metabolomics

Biomarker Solution

Data

GCMS-QP2010 PlusおよびGC/MS代謝成分データベースによる 尿サンプルの分析例

(実験・研究の流れ)

尿サンプルを液-液抽出後、オキシム-トリメチルシリル誘導体化(TMS*化)の前処理を行う。

右記の分析条件にてGC/MS分析を行う。

GC/MS代謝成分データベースを用いて、検出成分の同定を行う。

1.

2.

3.

尿サンプルのトータルイオンクロマトグラム

同定結果

オキシム・TMS誘導体法とGC/MS代謝成分データベースとを用いることにより、効率的にアミノ酸・有機酸・脂肪酸成分の分析・同定ができます。GC/MS代謝成分データベースにはアミノ酸・有機酸・脂肪酸など300種を超える化合物が登録されており、同定作業などの種 の々煩雑な作業を大幅に省力化することが可能です。

GCMS-QP2010 Plusの分析条件

GC条件 気化室温度:280℃ カラムオーブン温度:100℃(4min)-(4℃/min)           -320℃(0min) 注入モード:スプリット スプリット比:1:10 キャリアガス制御:線速度一定(39.0cm/sec)

MS条件 イオン源:200℃ インタフェース温度:280℃ 測定モード:Scan 質量範囲:m/z35-600

* TMS : Tri-Methyl-Silane

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Lactic acid-2TMS

Glycolic acid-2TMS

Glyoxylic acid-oxime-2TMS

3-Hydroxypropionic acid-2TMS

Pyruvic acid-oxime-2TMS

3-Hydroxybutyric acid-2TMS

3-Hydroxyisobutyric acid-2TMS

2-Hydroxyisovaleric acid-2TMS

Urea-2TMS

Benzoic acid-TMS

Acetoacetic acid-oxime-2TMS

2-Propylhydroxyglutaric acid-oxime-2TMS

Phosphoric acid-3TMS

Ethylmalonic acid-2TMS

2-Ketoisocaproic acid-oxime-2TMS

Phenylacetic acid-TMS

Succinic acid-2TMS

Methylsuccinic acid-TMS

Glyceric acid-3TMS

Uracil-2TMS

Fumaric acid-2TMS

Mesaconic acid-2TMS

Glutaric acid-2TMS

3-Methylglutaric acid-2TMS

2-Deoxytetronic acid-3TMS

3-Methylglutaconic acid(E)-2TMS

2-Pentenedioic acid, 3-methyl-, bis(trimethylsilyl) ester

Adipic acid-2TMS

2-Hexenedioic acid-2TMS

5-Oxoproline-2TMS

3-Methyladipic acid-2TMS

5-Hydroxy-2-furoic acid-2TMS

8,155

8,586

10.310

10.874

11.109

11.460

11.478

11.707

14.019

14.490

14.907

15.348

15.559

15.624

15.683

16.213

16.668

17.114

17.461

17.656

17.739

19.487

19.650

20.341

20.774

20.892

22.160

22.904

23.259

23.652

23.846

24.323

24.632

25.204

25.693

26.074

26.156

26.684

26.775

27.067

27.329

28.029

28.122

28.580

29.194

30.116

30.572

30.799

31.319

31.992

32.361

32.366

32.658

32.875

33.001

33.095

33.755

33.961

34.301

35.892

37.363

37.800

38.369

39.331

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Tiglylglycine-2TMS

2-Hydroxyglutaric acid-3TMS

Phenyllactic acid-2TMS

3-Hydroxy-3-methylglutaric acid-3TMS

3-Hydroxyphenylacetic acid-2TMS

4-Hydroxybenzoic acid-2TMS

2-Ketoglutaric acid-oxime-3TMS

4-Hydroxyphenylacetic acid-2TMS

2-Ketoglutaric acid-oxime-3TMS

2-Hydroxyadipic acid-3TMS

Octenedioic acid-2TMS

Suberic acid-2TMS

2-Keto-adipic-OX-3

Aconitic acid-3TMS

3-Methoxy-4-hydroxybenzoic acid-2TMS

Homovanillic acid-2TMS

Azelaic acid-2TMS

Hippuric acid-2TMS

Isocitric acid-4TMS

Citric acid-4TMS

Hippuric acid-TMS

Methylcitric acid-4TMS

3-(3-Hydroxyphenyl)-3-hydroxypropionic acid-3TMS

Methylcitric acid-4TMS

Vanilmandelic acid-3TMS

Decadienedioic acid-2TMS

4-Hydroxyphenyllactic acid-3TMS

3-Indoleacetic acid

Palmitic acid TMS

2-Hydroxysebacic acid -3TMS

2-Hydroxyhippuric acid-2TMS

Uric acid-4TMS

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MS Imaging

Biomarker Solution

MSイメージング

・CHIP-1000は、組織切片上にピコリットルオーダーの極微量の酵素/マトリックス試薬等を均一にスポットすることを可能にし、MSイメージング技術に欠かすことができない前処理ツールです。

・得られたMSデータは、BioMap等(http://www.maldi-msi.org/)の既存のMSイメージング用ソフトウェアに読み込み、解析を行うことができます。

・当社独自の前処理方法の開発により、ホルマリン固定パラフィン包埋組織切片からの解析も実施することが可能になりました。

質量分析装置を用いて、病理組織切片上にある生体分子や代謝物の局在を直接可視化するMSイメージング法は、疾病の診断や予後管理などに重要な情報を提供する技術として注目されています。島津製作所では、病理診断で汎用されるホルマリン固定パラフィン包埋組織切片からのイメージングを可能にするため、試料の前処理技術、試料への酵素やMALDI-TOFMS用マトリックス試薬等の極微量スポットのためのケミカルプリンタ(CHIP-1000)など、MSイメージングに必要な多くの新規技術・機器を開発しております。このような技術と装置システム・試薬とを用いて、癌や神経疾患等におけるバイオマーカー、薬剤代謝物の直接可視化、組織切片上でのピンポイントタンパク質同定などを可能にします。

MSイメージング技術による病理組織切片上におけるバイオマーカーの探索

MSイメージングシステムの特長

BioMap

■ マトリックス、酵素溶液の   微小分注

■ MSイメージング像作成

■ イオン化補助剤

■ 質量分析

ケミカルプリンタ CHIP-1000

レーザー脱離イオン化四重極イオントラップ 飛行時間型質量分析装置 AXIMA-QIT

レーザー脱離イオン化飛行時間型 質量分析装置 AXIMA Performance (MS/MS:CID/PSD)MALDI-TOFMS用

高純度マトリックス試薬

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MS Imaging

Biomarker Solution

Data

(実験・研究の流れ)

1.

ラット腎臓の凍結組織切片を導電性スライドガラスに載せて、マトリックスの塗布を行う。

CHIP-1000を使って、シナピン酸マトリックス溶液を中心間距離200μm間隔で300pLずつ繰り返し凍結組織切片に分注する。

MALDI-TOFMS AXIMAシリーズでMS測定を行う。  (得られたMSスペクトルの例を下図に示す。)

BioMapでMSイメージ像を作成する。

1.

2.

3.

4.

重ね合わせによる複数のMSイメージ表示

(a) 腎臓凍結組織切片(スキャナ像) (b) 重ね合わせたMSイメージ (緑 : m/z 4683、赤 : m/z 2547 ) (c) 重ね合わせたMSイメージ (緑 : m/z 4638、赤 : m/z 5639 ) (d) 重ね合わせたMSイメージ (緑 : m/z 6652、赤 : m/z 6278 )

凍結切片のMSスペクトル

ラット腎臓横断面の凍結組織切片を試料としたペプチド・タンパク質に対する MSイメージング例

MSイメージングによる四塩化炭素誘発肝障害における脂質変動の解析例 (京都府立医科大学・池川雅哉准教授との共同研究)

(実験・研究の流れ)

5週齢ICRマウス(オス)に四塩化炭素(1.0mL/kg)の腹腔内投与を行い、処置15分後および48時間後に解剖し、肝組織をヘマトキシリン・エオシンで染色する。(投与48時間後の肝臓で、中心静脈周辺に壊死、細胞浸潤が認められた。)

それぞれの肝組織の凍結切片に対して、CHIP-1000によりCHCAマトリックス試薬を500pLずつ25回、300μm間隔でスポット分注する。

凍結組織切片上にて直接MALDI-TOFMS測定を行う。

2.

3.

凍結組織切片上における直接MALDI-TOFMS測定結果

A: 対照マウス肝組織、 B: 投与後15分、C: 投与後48時間、CV: 中心静脈、PV: 門脈 A~C: X100 黄線で囲まれた部位: 細胞浸潤

対照マウス肝 投与後15分 投与後48時間

凍結組織切片上における直接MALDI-TOFMS測定により、四塩化炭素投与48時間後の組織切片からのスペクトルにおいて、特徴的な増減のあるピークを確認しました。MSおよびMS/MS解析から、これらはホスファチジルコリン(PC)の PC 32:0、 PC 34:2、 PC 34:1のプロトンおよびカリウム付加分子であると同定しました。(右図)また、これらの変動を相対比較した結果、3種のリン脂質成分が四塩化炭素の投与前後で生物統計学的に有意な増減を示していることが分かりました。

(a) (b)

(c) (d)

参考資料 : 島津アプリケーションニュース LAAN-A-TM004 "組織ダイレクト解析:四塩化炭素誘発肝障害における脂質変動の解析".

m/z 734.63 PC 32:0[M+H]+ m/z 772.61 PC 32:0[M+K]+

m/z 758.64 PC 34:2[M+H]+ m/z 796.61 PC 34:2[M+K]+

m/z 760.64 PC 34:1[M+H]+ m/z 798.61 PC 34:1[M+K]+

720 740 760 780 800 820 940

組織切片C

組織切片B

組織切片A

赤:組織切片A(対照マウス肝)、青:組織切片B(投与後15分)、 緑:組織切片C(投与後48時間)

m/z

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Molecular Imaging

Biomarker Solution

PETイメージング

PETイメージングシステムの特長

次世代分子イメージング技術 / PET イメージング 陽電子放出断層撮影(PET*)は臨床用核医学診断法の一つとして確立された技術であり、ポジトロンを放出する放射性同位元素標識薬剤を投与し、その分布を断層画像として撮影することにより脳や心臓疾患、癌などの検査・診断に用いられております。また近年、最先端の創薬研究における薬物送達システム(DDS)の開発やマイクロドージング試験に関連して、分子イメージング技術としてのPET応用が注目されております。島津製作所は、実験用小動物を対象とした“Clairvivo PET”を開発して創薬研究を支援し、次世代医療における分子イメージング研究に貢献しております。

・ラット、マウス等の実験小動物を解剖することなく、同一個体の経時的な生体変化を画像化することが可能です。

・各種のPETトレーサを用いて、癌の画像診断、脳血流、糖代謝などを画像としてとらえることができます。

・ダイナミックイメージングによる薬物動態解析にも威力を発揮することが期待されます。

Clairvivo PETによるラットの最大値投影法(MIP)画像例

[18F]FDG(投与後71分)と[18F]NaF(投与後61分)のラット全身計測を実施しました。本装置の高い分解能により、[18F]FDGの投与例ではラットの詳細な全身糖代謝画像が得られており、[18F]NaF画像からは胸部突起や肋骨突起などの精細な形状が描出できていることがわかります。

Clairvivo PETによるアセチルコリン受容体イメージング例

・コントロール(薬物非投与)群:[11C]3-MPBが大脳皮質に入り、アセチルコリン受容体に結合していることが分かります。

・抗コリン作動薬投与群:薬物投与量に依存して[11C]3-MPBの受容体占拠率が低下し、抗コリン作動薬が[11C]3-MPBの受容体結合を阻害していることが分かります。

ラット頭部の[11C]3-MPB によるアセチルコリン受容体イメージング(断層像)

コントロール

阻害薬5mg/kgを経口投与して1時間後に計測

阻害薬50mg/kgを経口投与して1時間後に計測

実験小動物用PET装置 Clairvivo PET * PET : Positron Emission Tomography

Data

各種用量の抗コリン作動薬をラットに経口投与後、[11C]Methyl-3-Piperidyl Benzialate(3-MPB)を尾静脈投与して、3-MPBのアセチルコリン受容体への結合を画像化しました。

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Molecular Imaging

Biomarker Solution

近赤外光脳機能イメージング

Data

近赤外光脳機能イメージングシステムの特長

研究用光脳機能イメージング装置 FOIRE-3000

近赤外光脳機能イメージング / fNIRS

近赤外光脳機能イメージング装置(fNIRS*1)は、生体に安全な近赤外光を用いて、脳表面における酸素化/脱酸素化ヘモグロビンの変動を捉えることができます。本装置は拘束性が少なく可動性であり、特別な設備も必要としないため、脳活動を無侵襲に画像化できるイメージング装置として、脳機能研究の分野においてその応用範囲が急速に拡大しています。脳神経/精神医学分野では、前頭野の特定領域において認知症や統合失調症に特徴的な脳表面での酸素化/脱酸素化ヘモグロビンの変化を指標とした診断が注目されています。fNIRSによる機能的脳画像情報も、広義のバイオマーカーとして、その応用に向けた研究が精力的に進められています。

FOIRE-3000による脳機能計測例

FLASHホルダは、子供から大人まで様 な々曲率の被検者の頭部にファイバを安定にフィッティングすることが可能です。

MRIフュージョンソフトウェアを用いると、MRIで取得された頭部三次元像から脳表データを自動的に抽出し、fNIRSによる機能的脳画像情報を被検者の脳表データ上に正確にマッピングすることができます。

FOIRE-3000では、PCによる映像刺激の提示とビデオシステムによる動画記録とを同期して、脳表面における酸素化/脱酸素化ヘモグロビンの濃度変化を画像化できます。この場合、被検者には特定の計測タスク、例えば、言語流暢性課題(「“あ”で始まる言葉を順に思い浮かべて下さい」など)を賦課しておきます。統合失調症などの精神疾患患者は、正常な被検者と比較して、その応答パターンが異なると言われています。

・安全な近赤外光を用いて、脳表面の酸素化ヘモグロビン、脱酸素化ヘモグロビンの変化をイメージとしてとらえることが可能です。

・計測中の拘束性が少なく、日常生活に近い環境下での特定タスクに対する被検者の脳の賦活化を計測することができます。

・自在調整曲面ホルダ(FLASH*2)は、子供から大人まで様 な々曲率の頭部へのフィッティングが可能です。

・脳波との同時計測、MRIによる三次元画像とのフュージョン、リアルタイムデータ転送機能、統計ソフトウェアなど、豊富な機能オプションを取り揃え、最先端の脳機能研究をサポートします。

*1 fNIRS : functional Near-Infrared Spectroscopy

*2 FLASH : FleXibe Adjustable Surtace Holder

タスク課題中の脳計測データ例

fNIRSシステム

映像 音声

録画

応答

トリガー出力 DV動画データ

ビデオ制御

刺激呈示システム 被験者 ビデオシステム

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Verification & Validation

Biomarker Solution

バイオマーカーの検証・確認

島津製作所のバイオマーカー研究関連製品群 島津製作所は、ゲノムからプロテオーム、メタボローム、更には最新の分子イメージングまで、幅広く保有する解析技術を駆使して、最先端のバイオマーカー研究者に適切な研究ツールを提供します。

島津製作所は、社外の先端的な研究機関と共同で、自社の装置-試薬システムおよび技術を用いてバイオマーカー探索を実施し、これまでにいくつかの有力な癌マーカー候補タンパク質を発見し、すでにその検証実験に着手しています。

これらの候補タンパク質がバイオマーカーとして検証された場合、それらの微量測定キットの作製、PETプローブなどの提供により創薬研究を支援します。また将来的には、トランスレーショナル研究を介して臨床現場への応用(予防、早期診断、予後判定、治療の最適化など)に貢献します。

1.

2.

癌患者由来の組織を免疫組織化学的に染色し、正常部と腫瘍部を比較することにより、候補タンパク質の腫瘍特異性や選択性の確認、タンパク質発現部位の特定、更には発現メカニズムと癌化における役割などを検討します。

候補タンパク質に対する特異抗体を作製し、高感度微量測定法を確立します。正常人ボランティア由来の血清および癌患者の外科手術前後の血液検体を収集し、正常人と癌患者の比較、更には癌患者の術前術後の血中濃度を比較し、癌の早期診断、予後管理における候補タンパク質のマーカーとしての有用性を検討します。

LCMS-IT-TOF

GCMS-2010 Plus

DeNOVA-5000HT

MultiNA Ampdirect Plus

13CNBS標識キット

AXIMA Performance

CHIP-1000AXIMA-QIT

Eminence PET/CT

Clairvivo PET

FOIRE-3000

MS/Molecular Imaging

Genomics/Genetics

Metabolomics

AccuSpot

Proteomics

基礎研究 から

臨床応用 創薬支援へ

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参考資料 : 本カタログでご紹介したアプリケーション例に関する資料を主に示しています。弊社営業担当者または弊社代理店にお気軽にご請求ください。  

ゲノミック / ジェネティック バイオマーカー探索 ・熊谷英郷, 宇都宮眞一, et al. (2007). "大量処理型BioMEMS DNA シーケンサ DeNOVA-5000HTの開発" 島津評論 64(3/4): 123-129.

・Kumagai H., S. Utsunomiya, et al. (2008). "Large-scale microfabricated channel plates for high-throughput, fully automated DNA sequencing." Electrophoresis 29(23) : in press.

・鈴木功一, 新井昭博, et al. (2007). "DNA/RNA分析用マイクロチップ電気泳動装置 MCE-202 "MultiNA" - 開発とその応用 -" 島津評論 64(3/4): 117-122.

・MCE-202 MultiNA Application No.12 "耳垢のタイプを決めるSNPの解析".

エピジェネティック バイオマーカー探索 ・塩田邦郎, 服部中 編.(2006). DNAメチル化研究法(生物化学実験法51), 学会出版センター.

・牛島俊和, 眞貝洋一 編.(2008). エピジェネティクス実験プロトコール(実験医学別冊), 羊土社.

・Hattori, N., et al.(2007). "Epigenetic regulation of Nanog gene in embryonic stem and trophoblast stem cells." Genes Cells 12(3): 387-396.

・Yagi, S., et al.(2008). "DNA methylation profile of tissue-dependent and differentially methylated regions (T-DMRs) in mouse promoter regions demonstrating tissue-specific gene expression." Genome Res. 18(12): 1969-1978.

プロテオミック バイオマーカー探索 ・Ou, K., D. Kesuma, et al. (2006). "Quantitative profiling of drug-associated proteomic alterations by combined 2-nitrobenzenesulfenyl chloride (NBS) isotope labeling and 2DE/MS identification." J Proteome Res 5(9): 2194-206.

・市川哲生, Keli Ou, et al. (2007). "NBS/2DE/MS法による薬剤応答性乳癌タンパク質マーカの探索" 島津評論 64(3/4): 155-167.

・Matsuo, E., C. Toda, et al. (2006). "Selective detection of 2-nitrobenzenesulfenyl-labeled peptides by matrix-assisted laser desorption/ionization-

time of flight mass spectrometry using a novel matrix." Proteomics 6(7): 2042-9.

・Ueda, K., T. Katagiri, et al. (2007). "Comparative Profiling of Serum Glycoproteome by Sequential Purification of Glycoproteins and 2-Nitrobenzensulfenyl (NBS) Stable Isotope Labeling: A New Approach for the Novel Biomarker Discovery for Cancer." J. Proteome Res 6(9): 3475-3483.

・Okamura, N., T. Masuda, et al. (2008). "Quantitative proteomic analysis to discover potential diagnostic markers and therapeutic targets in human renal cell carcinoma." Proteomics 8(15): 3194-3203.

・Watanabe, M., I. Takemasa, et al. (2008). "An application of the 2-nitrobenzenesulfenyl method to proteomic profiling of human colorectal carcinoma: A novel approach for biomarker discovery." Proteomics Clin. Appl. 2: 925-935.

メタボロミック バイオマーカー探索(LCMS-IT-TOFによるバイオマーカー探索) ・飯田哲生, 山口実, et al. (2006). "LCMS-IT-TOFのプロテオーム解析への応用" 島津評論 63(1/2): 19-28.

・第54回米国質量分析学会(2006). ポスター発表 "Metabolite Profiling of NSAID Effects In Vitro Using Shimadzu LCMS-IT-TOF System With Phenomenome ProfilerTM Software".

・第56回質量分析総合討論会(2008). ポスター発表 2P-43 "Development of a New Proteomics Platform for Differential Analysis on Non Labeled by LC/MS Combined with a Novel Nano HPLC system".

・Loftus, N., K. Miseki, et al. (2008). "Profiling and biomarker identification in plasma from different Zucker rat strains via high mass accuracy multistage mass spectrometric analysis using liquid chromatography/mass spectrometry with a quadrupole ion trap-time of flight mass spectrometer." Rapid Commun Mass Spectrom 22(16): 2547-2554.

メタボロミック バイオマーカー探索(GC/MSによるバイオマーカー探索) ・Yi, LZ., Yuan, DL. et al. (2008). "Plasma fatty acid metabolic profile coupled with uncorrelated linear discriminant analysis to diagnose and biomarker screening of type 2 diabetes and type 2 diabetic coronary heart diseases." Metabolomics 4(1): 30-38.

・Gao, P., Lu, C. et al. (2008). "Integrated GC-MS and LC-MS plasma metabonomics analysis of ankylosing spondylitis." Analyst 133(9): 1214-1220.

MSイメージング ・青木豊, 遠山敦彦, et al. (2006). "MALDI―MS Imaging を用いた創薬開発の可能性" 島津評論 64(3/4): 147-154.

・Aoki, Y., A. Toyama, et al. (2007). "A novel method for analyzing formalin-fixed paraffin embedded (FFPE) tissue sections by mass spectrometry imaging. "Proceedings of the Japan Academy, Series B 83(7): 205-214.

・島津アプリケーションニュース LAAN-A-TM004 "組織ダイレクト解析:四塩化炭素誘発肝障害における脂質変動の解析".

PETイメージング ・北村圭司, 水田哲郎, et al. (2007). "実験小動物用PET装置 Clairvivo PET の開発" 島津評論 64(3/4): 107-115.

近赤外光脳機能イメージング ・河野理, 石川亮宏, et al. (2006). "光脳機能イメージング装置のアプリケーション開発" 島津評論 63(3/4):195-200.

・石川亮宏, 河野理, et al. (2007). "光脳機能イメージング装置のアプリケーション開発ⅡⅡ" 島津評論 64(3/4): 177-183.

参 考 資 料

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トラブル解消のため補修用部品・消耗品は当社の純正部品をご採用ください。 ※外観および仕様は改良のため,予告なく変更することがありますのでご了承ください。

分析計測事業部 604-8511 京都市中京区西ノ京桑原町1

東 京 支 社 関 西 支 社 札 幌 支 店 東 北 支 店 郡山営業所 つくば支店 北関東支店 横 浜 支 店 静 岡 支 店

101-8448 530-0012 060-0005 980-0021 963-8877 305-0031 330-0843 220-0004 422-8062

東 京 都 千 代 田 区 神 田 錦 町 1 丁 目 3 大阪市北区芝田1丁目1-4 阪急ターミナルビル14階 札幌市中央区北五条西6丁目2-2 札幌センタービル8階 仙台市青葉区中央2丁目10-30 仙台明芳ビル3階 郡山市堂前町6 - 7 郡山フコク生命ビル2階 つ く ば 市 吾 妻 3 丁 目 17 - 1 さいたま市大宮区吉敷町1丁目41 明治安田生命大宮吉敷町ビル8階 横浜市西区北幸2丁目8-29 東武横浜第3ビル7階 静岡市駿河区稲川2丁目1-1 伊伝静岡駅南ビル2階

(03) 3219- (官公庁担当) 5631・(大学担当) 5616・(会社担当) 5685

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