2
■防護措置の区分 区域(ゾーン)の概要 レベル別活動隊の活動範囲と消防活動 区域(ゾーン) レベル別活動隊(防護措置) 原因物質推定前 (発生が疑われる場合を含む。) 原因物質推定後 化学災害 生物災害 活動項目 ホットゾーン ●簡易検知活動 ●ホットゾーンの設定 ●救助活動 ●危険排除 (剤の収去、剤の収納容器の収去) ウォームゾーン ●ウォームゾーンの設定 ●歩行可能な曝露者の誘導 ●集合管理 (生物災害時に限る。) ●1次トリアージ ●除染活動 コールドゾーン ●情報収集 消防警戒区域及びコールド ゾーンの設定 ●進入統制ラインの設定 ●広報・避難誘導 ●2次トリアージ ●救急活動 レベル A 活動隊 レベル B 活動隊 レベル A 活動隊 レベル B 活動隊 レベル C 活動隊 レベル D 活動隊 レベル C 活動隊 ウォームゾーン ●曝露者集合場所 ●1次トリアージ ●除染所 直接的な危険性は少ないが潜在的危険区域。主たる危険は二次汚染 ・化学剤又は生物剤が存在しない場所に汚染された人(物)があらか じめ来ると予測され、汚染の管理ができている付近一帯 コールドゾーン ●2次トリアージ ●救護所 ●現場指揮本部 直接の危害が及ばない安全区域 (消防警戒区域内でホットゾーン及びウォームゾーン以外の区域) レベル C 活動隊 レベル D 活動隊 レベル D 活動隊 ホットゾーン 原因物質に直接接触する可能性のある区域 ・化学剤又は生物剤そのもの、化学剤又は生物剤の収納容器等の残留 物が目視で確認(液体等)できる場所及び液体等による曝露危険がある 付近一帯 ・建物の区画、構造及び空調などの設備上、化学剤又は生物剤が拡散 したと思われる場所 ・人が倒れている、人がうずくまっている付近一帯 ・簡易検知器により反応がでる付近一帯 ・小動物等の死骸や枯木草が確認できる付近一帯 ・曝露者のものと思われる吐しゃ物、血液等がある付近一帯 ※化学剤の種類によっては、 レベルB活動隊がホットゾーンで活動できない可能性があるため、専門家の指示に従う必要がある。 区域(ゾーン) 機能 含まれる場所・区域 2017.8.10B.A/8 2017年 8月現在 CBRN 災害活動用装備品 CBRN 災害活動用装備品 C:Chemical 本リーフレットは、総務省消防庁ウェブサイト掲載の「第Ⅱ編 化学災害又は生物災害時における消防機関が行う活動マニュアル」を参考にしています。 http://www.fdma.go.jp/neuter/about/shingi_kento/h28/terro_taiou/houkoku/houkokusyo.pdf B:Biological R:Radiological N:Nuclear レベル 装備品 C D A B 本リーフレット 該当製品の有無 EN943-1・EN943-2 ただし、耐透過性少なくとも1種類の 化学物質でクラス3 以上 (防護服と一体型含む) (防護服と一体型含む) EN943-1・EN943-2 ただし、耐透過性少なくとも1種類の 化学物質でクラス3 以上 自給式空気呼吸器、酸素呼吸器又は防毒マスク ※空気中を漂う原因物質の種類及び濃度が確認され、当該物質が防毒マスク に装着する吸収缶の使用条件に適合した場合のみ使用すること。 防護措置 レベルA 防護措置とは、全身化学 防護服を着装し、自 給 式 空 気 呼 吸 器 にて呼吸保護ができる措置である。 レベルB 防護措置とは、化学防護服を 着装し、自給式空気呼吸器又は酸素 呼吸器にて呼吸保護ができる措置で ある。 レベルC 防護措置とは、化学防護服 を着装し、自給式空気呼吸器、酸素 呼吸器又は防毒マスクにて呼吸保護 ができる措置である。 レベルD 防護措置とは、化学剤・生物 剤に対して防護する服を着装して おらず、消防活動を実施する必要 最低限の措置である。 化学防護服 (液体防護用密閉服) 化学防護服 (浮遊固体粉じん及び ミスト防護用密閉服) 陽圧式化学防護服 (自給式呼吸器 内装形気密服) 保安帽 防寒用下着 冷却ベスト 活動服(防護服下に着用) インナー手袋(潤滑のため) トランシーバー又は無線機 防火衣 活動服 手袋 編上げ又は長靴 N95又は感染防止マスク 保安帽又は防火帽 保護メガネ 化学物質対応手袋(アウター) 化学物質対応ブーツ 自給式空気呼吸器又は酸素呼吸器 トランシーバー又は無線機 保安帽 防寒用下着 冷却ベスト 活動服(防護服下に着用) インナー手袋(潤滑のため) 自給式空気呼吸器(酸素呼吸器は不可) トランシーバー又は無線機 保安帽(防護服下に着用) 防寒用下着 冷却ベスト 活動服(防護服下に着用) インナー手袋(潤滑のため) 化学物質対応手袋(アウター) 化学物質対応ブーツ JIS T 8115:2010・ISO16602 タイプ3 適合品 引張強さ 縫合部強さ 引裂強さ 摩耗強さ クラス3 以上 クラス4 以上 クラス2 以上 クラス2 以上 NFPA1994:2012 クラス3 JIS T 8115:2010・ISO16602 タイプ1a適合品 引張強さ 縫合部強さ 引裂強さ 摩耗強さ クラス4 以上 クラス5 以上 クラス3 以上 クラス3 以上 NFPA1991:2005 トランシーバー又は無線機 化学物質対応手袋(アウター) 長靴 EN14605 NFPA1992:2012 JIS T 8115:2010・ISO16602 タイプ5 及び 6 適合品

2017年 8月現在 CBRN - sts-japan. · PDF fileレベル a 防護措置 レベル腰ベルト d 防護措置 レベルレベル c 防護措置 レベル b 防護措置 使用時間*

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■防護措置の区分

■区域(ゾーン)の概要

■レベル別活動隊の活動範囲と消防活動

区域(ゾーン)レベル別活動隊(防護措置)

原因物質推定前(発生が疑われる場合を含む。)

原因物質推定後化学災害 生物災害

活動項目

ホットゾーン

●簡易検知活動●ホットゾーンの設定●救助活動●危険排除 (剤の収去、剤の収納容器の収去)

ウォームゾーン

●ウォームゾーンの設定●歩行可能な曝露者の誘導●集合管理(生物災害時に限る。)●1次トリアージ●除染活動

コールドゾーン

●情報収集●消防警戒区域及びコールド ゾーンの設定●進入統制ラインの設定●広報・避難誘導●2次トリアージ●救急活動

レベルA活動隊

レベルB活動隊

レベルA活動隊

レベルB活動隊

レベルC活動隊

レベルD活動隊

レベルC活動隊

ウォームゾーン●曝露者集合場所●1次トリアージ●除染所

直接的な危険性は少ないが潜在的危険区域。主たる危険は二次汚染・化学剤又は生物剤が存在しない場所に汚染された人(物)があらか

じめ来ると予測され、汚染の管理ができている付近一帯

コールドゾーン●2次トリアージ●救護所●現場指揮本部

直接の危害が及ばない安全区域(消防警戒区域内でホットゾーン及びウォームゾーン以外の区域)

レベルC活動隊

レベルD活動隊レベルD活動隊

ホットゾーン

原因物質に直接接触する可能性のある区域・化学剤又は生物剤そのもの、化学剤又は生物剤の収納容器等の残留

物が目視で確認(液体等)できる場所及び液体等による曝露危険がある付近一帯

・建物の区画、構造及び空調などの設備上、化学剤又は生物剤が拡散したと思われる場所

・人が倒れている、人がうずくまっている付近一帯・簡易検知器により反応がでる付近一帯・小動物等の死骸や枯木草が確認できる付近一帯・曝露者のものと思われる吐しゃ物、血液等がある付近一帯

※化学剤の種類によっては、レベルB活動隊がホットゾーンで活動できない可能性があるため、専門家の指示に従う必要がある。

区域(ゾーン) 機能含まれる場所・区域

2017.8.10B.A/8

2017年 8月現在

CBRN災害活動用装備品CBRN災害活動用装備品C:Chemical

本リーフレットは、総務省消防庁ウェブサイト掲載の「第Ⅱ編 化学災害又は生物災害時における消防機関が行う活動マニュアル」を参考にしています。http://www.fdma.go.jp/neuter/about/shingi_kento/h28/terro_taiou/houkoku/houkokusyo.pdf

B:Biological R:Radiological N:Nuclear

レベル 装備品

C

D

A

B

本リーフレット該当製品の有無

EN943-1・EN943-2ただし、耐透過性少なくとも1種類の化学物質でクラス3 以上

●(防護服と一体型含む)

●(防護服と一体型含む)

――

――

―――

――●

EN943-1・EN943-2ただし、耐透過性少なくとも1種類の化学物質でクラス3 以上

●自給式空気呼吸器、酸素呼吸器又は防毒マスク※空気中を漂う原因物質の種類及び濃度が確認され、当該物質が防毒マスク

に装着する吸収缶の使用条件に適合した場合のみ使用すること。

――

――――――●●●―●

防護措置

レベルA 防護措置とは、全身化学防護服を着装し、自給式空気呼吸器にて呼吸保護ができる措置である。

レベルB 防護措置とは、化学防護服を着装し、自給式空気呼吸器又は酸素呼吸器にて呼吸保護ができる措置である。

レベルC 防護措置とは、化学防護服を着装し、自給式空気呼吸器、酸素呼吸器又は防毒マスクにて呼吸保護ができる措置である。

レベルD 防護措置とは、化学剤・生物剤に対して防護する服を着装しておらず、消防活動を実施する必要最低限の措置である。

必須装備

選択装備

必須装備

選択装備

必須装備

―選択装備

選択装備

必須装備

化学防護服(液体防護用密閉服)

化学防護服(浮遊固体粉じん及びミスト防護用密閉服)

陽圧式化学防護服(自給式呼吸器内装形気密服)

保安帽防寒用下着冷却ベスト活動服(防護服下に着用)インナー手袋(潤滑のため)トランシーバー又は無線機防火衣活動服手袋編上げ又は長靴N95又は感染防止マスク保安帽又は防火帽保護メガネ

化学物質対応手袋(アウター)化学物質対応ブーツ自給式空気呼吸器又は酸素呼吸器トランシーバー又は無線機保安帽防寒用下着冷却ベスト活動服(防護服下に着用)インナー手袋(潤滑のため)

自給式空気呼吸器(酸素呼吸器は不可)トランシーバー又は無線機保安帽(防護服下に着用)防寒用下着冷却ベスト活動服(防護服下に着用)インナー手袋(潤滑のため)

化学物質対応手袋(アウター)

化学物質対応ブーツ

JIS T 8115:2010・ISO16602タイプ3 適合品引張強さ縫合部強さ引裂強さ摩耗強さ

クラス3 以上クラス4 以上クラス2 以上クラス2 以上

NFPA1994:2012クラス3

JIS T 8115:2010・ISO16602タイプ1a適合品引張強さ 縫合部強さ引裂強さ摩耗強さ

クラス4 以上クラス5 以上クラス3 以上クラス3 以上

NFPA1991:2005

トランシーバー又は無線機

化学物質対応手袋(アウター)長靴

EN14605NFPA1992:2012

JIS T 8115:2010・ISO16602タイプ5 及び 6 適合品

レベル A 防護措置レベル A 防護措置

レベル D 防護措置レベル D 防護措置

レベル C 防護措置レベル C 防護措置

レベル B 防護措置レベル B 防護措置

使用時間* 約 46 分

730CⅢAZ

使用時間* 約 60 分

930CⅡAZ

陽圧式化学防護服(自給式呼吸器内装形気密服)

化学防護手袋

携帯用放射線測定器

化学防護長靴

空気呼吸器 化学防護服(浮遊個体粉じん及びミスト防護用密閉服)救助隊用ろ過式呼吸用保護具(CFASDM001:2013)

保護めがねN95マスク NIOSH(米国労働安全衛生研究所)N95規格合格品

酸素呼吸器(定量・デマンド併用式循環式酸素呼吸器)

身体との一体化!ACTハーネス採用

[エア・ウォーター防災製]

[エア・ウォーター防災製]

高圧空気容器(ボンベ)

[エア・ウォーター防災製]

[時間の単位]hh:mm

マルチガス/火山噴火対策用

高温多湿でも曇らないゴグル

     は、Λ(ラムダ)形になった保形テープが立体構造をしっかりキープするマスクの愛称。

数  量: 1箱 10個入小箱寸法: 約 130 × 130 × 72 mm

小箱DD01-N95-2K

■ 使用例 スプリング

ライフゼムA1-12

注(1)CAS No.とは、アメリカ化学会のChemical Abstracts Serviceが提供するデータベース   (CAS ON-LINE)における化学物質の登録番号(Registry Number)です。   【オランダTNO応用科学研究機構による試験結果】

● 再使用可能なPS-3000シリーズもあります。

JIS T 8115:2015※ タイプ1a適合品3サイズ(L, XL, 2XL)長靴タイプ

限定仕様

性能評定番号評24-015号

JIS T 8115:2015※ タイプ3、4、5、6適合品6サイズ(S, M, L, XL, 2XL, 3XL)● 撥水性・透湿性に優れています。● フィンガーループ付きで、袖がめくれるの  を防ぎます。

JIS T 8115:2015※ タイプ3、4、5、6適合品6サイズ(S, M, L, XL, 2XL, 3XL)● 動きやすい素材。● 目立つイエローラインが入っています。

JIS T 8147:2016適合品● ヘッドバンドをスプリングに交換  することができます。

SP-18F合格番号 TC-84A-7642

DD01-N95-2K合格番号 TC-84A-7644

DD01V-N95-2K

(全長:約37cm)

公称使用時間:150 分● 吸気温度を下げる冷却装置を 標準装備しています。(冷媒:氷)

JIS M 7601:2001適合品OXY GEM-11(オキシゼム11)

● 最高充てん圧力 29.4 MPa

*呼吸量 40 L/minの時

JIS T 8115:2015※ タイプ1a適合品3サイズ(L, XL, 2XL)ブーツ・ソックス(ブーティ)タイプ

※ 実際の作業には、長靴を装着してください。

ビジュラートⅡ搭載可能

JIS T 8155:2014適合品

日本消防設備安全センター性能評定合格品

使用時間による区分:長時間型(60分)CA-M60

使用時間による区分:短時間型(30分)CA-M30

試験ガス(7種類)● クロルピクリン● 塩素● シクロヘキサン● アンモニア

● シアン化水素● 二酸化いおう● 硫化水素

評24-015号RM185-M60

● 長時間型(60分)

評24-014号RM185-M30

● 短時間型(30分)

化学防護服(液体防護用密閉服)

[アンセル マイクロガード製]

[アンセル マイクロガード製]

一般化学薬品用

ヘッドバンド

SP-18FS● 保護帽に固定して使用します。

PRD-ERJ

LX-22

■ 二重袖 ■ 二重ファスナー

吸収缶CA-M60

面体RM185

対 応対 応 対 応対 応

● オーバーグローブ● 手袋の上から装着し、切創から  保護するものです。

● 面体3サイズ(S、M、L) OG-1

対 応対 応

■ 写真は              

(全長:約37cm)

二硫化炭素・トルエンに強い!

踏み抜き防止板入り

JIS T 8115:2015※ タイプ3、4、6適合品5サイズ(S, M, L, XL, 2XL)● アンモニア・ジエチルアルミンに強い服地。

〈ビジュラートⅡ搭載可能な機種〉

JIS T 8115:2015※ タイプ3、4、5適合品6サイズ(S, M, L, XL, 2XL, 3XL)● 多様な化学物質に対して、優れた防護性能を  有します。

■ 写真は

■ 写真は

■写真は 930CⅡAZ

          の化学兵器物質に対する性能

高圧空気容器

視界が広いCX面体

物質名 CAS No.(1)VXサリン〔GB〕ソマン〔GD〕マスタードガス〔HD〕ルイサイト〔L〕

50782-69-9107-44-896-64-0505-60-2541-25-3

服地>24:00>24:00>24:00>24:00

>6:40 <9:30

長靴試験未実施>24:00

試験未実施>8:00 <24:00試験未実施

バイザー>24:00>24:00>24:00>24:00>24:00

縫合部>24:00>24:00>24:00>24:00>24:00

面体内のLEDで、ボンベ残圧を確認できる装置です。

ビジュラートⅡ

オプション仕様

LEDを面体内側から見た状況

[アンセル マイクロガード製]

JIS T 8116:2005適合品● フッ素ゴム製

GL-3000F JIS T 8116:2005適合品● 天然ゴム製● 全長:約26cmの  GL-11-26もあります。

GL-11-37

JIS T 8117:2005適合品● 天然ゴム製● 滑り止め強化(靴底)

RS-2

ベンチレーター(換気口)がないので、粉じんが内部に入りにくい構造

● 測定線種:γ線及びX線● 寸法:W 67 × H 41 × D 104 mm● 質量:約 185 g● 測定範囲:線量率 0.01 μSv/h ~ 100 mSv/h  (Cs-137基準 ±20 %)● 連続使用時間:約 600 時間  (アルカリ単4電池2個使用時)● 保護等級:IP65

B20J● 測定線種:β(γ)線● 寸法:W 67 × H 62 × D 130 mm● 質量:約 300 g● 測定範囲:計数率 0~600,000 min-1

● 連続使用時間:約 900 時間  (アルカリ単4電池2個使用時)● 保護等級:IP32

回転機能付き腰ベルト

空気呼吸器 ライフゼムA1-12-CX酸素呼吸器 オキシゼム11-CCX

保護帽の種類によっては、取付けられない場合があります。

表面汚染GMサーベイメータ広範囲線量率サーベイメータ

一個包装で衛生的

空間線量率を約1秒で表示 計数率を5秒で表示(BG 3 μSv/h時)

JIS T 8147:2016適合品● 顔との密着性が良いゴグル。● 強力な防曇性能があります。

DD01V-N95-2K

■ 名刺サイズ

備蓄•携帯用に

※総務省消防庁「第Ⅱ編 化学災害又は生物災害時における消防機関が行う活動マニュアル」に記載されている、化学防護服の規格「JIS T 8115:2010」適合品です。