WAGO-I/O-SYSTEMとオムロン製PLC CJ/CSシリー …...WAGO-I/O-SYSTEM 750 モジュール式I/O システムオムロン製PLC CJ/CSシリーズと WAGO-I/O-SYSTEM との EtherNet/IP

WAGO-I/O-SYSTEM 750

モジュール式 I/O システム

オムロン製 PLC CJ/CS シリーズと WAGO-I/O-SYSTEM との EtherNet/IP 接続

アプリケーションノート

Ver. 2.0.1 J

2・ Application Note

WAGO-I/O-SYSTEM 750 HowToConnect_OMRON_CJ/CS_via_EIP

Copyright 2017 by WAGO Company of Japan, Ltd. All rights reserved.

〒136-0071 東京都江東区亀戸 1-5-7 錦糸町プライムタワー

ワゴジャパン株式会社 TEL：03-5627-2050 ㈹ FAX：03-5627-2055 ㈹ E-mail：[email protected] URL：http://www.wago.co.jp/

テクニカルサポート（営業部オートメーション） TEL：03-5627-2059 URL：http://www.wago.co.jp/io/

本書で使用するソフトウェアおよびハードウェアの名称ならびに会社の商号は、一

般に商標法または特許法により保護されています。

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・3 Application Note


I/O モジュール

1 重要事項 ............................................................................................................................... 4 1.1 法的原則 ......................................................................................................................................... 4

1.1.1 著作権.................................................................................................................................... 4 1.1.2 使用者の資格基準 .................................................................................................................. 4 1.1.3 用途.................................................................................................................................... 4

1.2 図記号 ............................................................................................................................................. 5 1.3 記数法 ............................................................................................................................................. 5 1.4 安全上の注意 .................................................................................................................................. 6

2 概要 ..................................................................................................................................... 7 3 対象機器 ............................................................................................................................... 7

3.1 使用機器一覧 .................................................................................................................................. 7 3.2 接続構成 ......................................................................................................................................... 8

4 WAGO 設定 .......................................................................................................................... 9 4.1 IP アドレス設定 .............................................................................................................................. 9 4.2 ETHERNET/IP 設定 .......................................................................................................................... 11

5 オムロン CJ2 設定 ............................................................................................................... 15 5.1 ハードウェア設定 ..........................................................................................................................15 5.2 CX-PROGRAMMER での設定 ............................................................................................................15

5.2.1 I/O テーブル設定 ..................................................................................................................15 5.2.2 IP アドレス設定....................................................................................................................16

5.3 NETWORK CONFIGURATOR 設定 ........................................................................................................17 5.3.1 EDS ファイルインストール ..................................................................................................17 5.3.2 オンライン接続 .....................................................................................................................19 5.3.3 アップロード ........................................................................................................................20 5.3.4 WAGO デバイスパラメータ設定 ...........................................................................................21 5.3.5 オムロンデバイスパラメータ設定 .........................................................................................23

6 ダウンロード ...................................................................................................................... 28



1 重要事項本書が対象とするユニット類のインストールおよびスタートアップを迅速に行うために、以

下の情報と説明を十分に読んで理解し、その内容を順守してください。

1.1 法的原則 1.1.1 著作権

本書に記載されておりますハードウェアおよびソフトウェアの社名を含む名称ならびに登録

商標の使用につきましては、各国の法律により保護されています。

1.1.2 使用者の資格基準本書で説明する製品は、PLCプログラミングの資格を有する技術者、電気機器の専門技術者、

または適用規格を熟知している電気機器の専門技術者の指導を受けた者が必ず操作してくだ

さい。不適切な作業による損害、または本書の内容を順守しないために発生したワゴ製品お

よび他社製品の損害について、ワゴコンタクトテクニック社（ドイツ）およびワゴジャパン

社は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

1.1.3 用途使用されるコンポーネントは各用途に応じて、専用のハードウェアおよびソフトウェアコン

フィグレーションで動作するようになっています。変更する場合は、必ず本書で記述された

範囲内で行ってください。ハードウェアやソフトウェアに対してそれ以外の変更を加えた場

合や、コンポーネントが規格に準じて使用されなかった場合は、ワゴコンタクトテクニック

社（ドイツ）およびワゴジャパン社の責任範囲外となりますのでご注意ください。



1.2 図記号

危険傷害防止のため、指示内容を順守してください。

警告装置の損傷防止のため、指示内容を順守してください。

注意円滑な動作を確保するため、限界条件を必ず守ってください。

静電気（ESD）静電放電によって損傷する恐れのあるコンポーネントを示します。コンポーネン

トを扱う際には予防対策を行ってください。

メモ装置の効果的な使用およびソフトウェアの最適化のための手順やヒントです。

詳細情報本書以外の文書、マニュアル、データシート、および Web サイトに関する参照

情報です。

1.3 記数法記数法例備考

10 進 100 通常の表記法

16 進 0x64 C での表記法

2 進 '100' '0110.0100'

「'」で囲む 4 ビットごとにドットで区切ります。



1.4 安全上の注意

注意バスモジュールの作業は、必ずシステムの電源を切ってから行ってください。接点が変形している場合は、長期的な正常動作が保証されないので、疑わしいモ

ジュールを交換する必要があります。モジュールは、浸透性および絶縁性をもつ物質に対して耐性をもちません。その

ような物質には、エアロゾル、シリコン、トリグリセリド（ハンドクリームなど

に使用される）などがあります。この種の物質をモジュールの周辺から排除できない場合には、次のような対策が

必要になります。 ‐モジュールを適切なハウジングに収容する ‐モジュールを扱うときは必ず清浄な工具または材料を使用する

注意接点が汚損した場合は、必ずエチルアルコールと革布で清掃します。また、その

際には静電気対策を考慮してください。接点用スプレーは使用しないでください。最悪の場合、接点部分の機能が損なわ

れます。 WAGO-I/O-SYSTEM 750 とそのモジュールは外気にさらされています。組立作

業は必ずハウジング、キャビネット、または電気作業室にて行ってください。ま

た、組立場所を鍵またはツールで保護し、許可された有資格者以外の入室を禁じ

ます。スイッチボックスの設置については、それに関連する有効かつ適用可能な規格お

よびガイドラインに従うものとします。

静電気（ESD）モジュール内の電子部品は、静電放電によって破損する場合があります。モジュ

ールを扱う際には、作業者、作業場、包装などに対して十分な接地を行ってくだ

さい。また導電性の部品（金接点など）には手を触れないように注意してくださ

い。



2 概要本アプリケーションノートは、オムロン製 CJ/CS シリーズと、WAGO-I/O-SYSTEM 750 シリ

ーズ Ethernet 対応バスカプラ／コントローラを EtherNet/IP を利用して通信するためのコン

フィグレーションについて解説します。使用にあたっては、このアプリケーションノートだけでなく WAGO バスカプラ／コントロー

ラおよびオムロン製 CJ/CS シリーズの関連マニュアルも必ずご準備ください。

3 対象機器本アプリケーションノートでは、以下 EtherNet/IP 製品を対象に作成されております。 WAGO： 750-352, 750-880, 750-881,750-882,750-852 オムロン： CJ2M-CPU3□-EIP, CJ2H-CPU6□, CJ1W-EIP21, CS1W-EIP21

3.1 使用機器一覧本アプリケーションノートで使用した機器は以下の通りです。製品解説メーカ品名／型式 WAGO-I/O-SYSTEM Ethernet TCP/IP 対応バスカプラ／コントローラ

WAGO 750-881

I/O モジュール（8DI, 8DO, 4AI, 4AO, 終端） WAGO 750-430,-530,-455,-555,-600 Ethernet カプラ／コントローラ用設定ツール WAGO WAGO Ethernet Settings（注 1）オムロン CJ, CS シリーズ専用 EtherNet/IP EDS ファイル

WAGO （注 1）

CJ シリーズ CPU ユニットオムロン CJ2M-CPU32-EIP CJ シリーズ電源ユニットオムロン PA202 プログラミングツールオムロン CX-Programmer EtherNet/IP コンフィグレーションツールオムロン Network Configurator

注 1：弊社 HP から入手願います（無料）。（http://www.wago.co.jp/io/）オムロン製品の取扱いに関してはオムロン発行のマニュアルを参照願います。

http://www.wago.co.jp/io/



3.2 接続構成 750-881 にモジュールを接続しノードを完成させて、Ethernet ケーブルにて各機器を接続しま

す。PC には使用するソフトウェアをインストールしておいてください。



4 WAGO 設定

4.1 IP アドレス設定本体 DIP スイッチを操作し電源再起動すると、750-881 の IP アドレスは以下となります。

IP アドレス：１９２．１６８．１．＜DIP スイッチ（1～254）＞ひとまず DIP スイッチにて IP アドレスを確定させます。

次に、PCのローカル IPアドレスを “192.168.1.＜DIPスイッチ設定以外のホスト部番号＞” に設定します。 Ping コマンドなどで PC⇔WAGO 間が通信する事を確認したら、WAGO Ethernet Settingsを起動し [Settings] ⇒ [Communication] にて750-881の IPアドレスを設定すると自動的に

750-881 と接続されます。 750-881 に固定 IP アドレスを設定しその IP を利用したい場合は “Network” タブを選択し、 “Address Source” – “Edit” 欄を “BootP-Server” から “Static Configuration” に変更し、”IP address” – “Edit”, “Subnet Mask” – “Edit” 欄に固定 IP アドレス、サブネットマスクを入力し

ます。書き込み ([Write]) 完了後に DIP スイッチを全て OFF にして電源再起動すると IP ア

ドレスは固定 IP アドレスとなります。 PC のローカル IP アドレスを 750-881 の固定 IP アドレスと接続できるアドレスへ変更し、

WAGO Ethernet Settings を固定 IP アドレスに変更して再接続すると “Currently used” 列に現在の接続環境が表示されます。



その他接続方法 WAGO Ethernet Settings は Ethernet 接続の他に、専用 USB ケーブル 750-923を用いてシリアル通信接続することも可能です。シリアル接続に関する詳細は WAGO Ethernet Settings マニュアルを参照願いま

す。

その他設定方法固定 IP アドレス設定は Ethernet 対応バスカプラ／コントローラ本体に搭載され

た Web-Based Management 経由でも設定可能です。詳細は製品マニュアルを参照願います。



4.2 EtherNet/IP 設定 Ethernet 対応バスカプラ／コントローラは EtherNet/IP プロトコルをサポートしていますが

出荷時は無効となっております。 “Protocol” タブを選択し “EtherNet/IP” にチェックを入れてください。 Ethernet カプラ 750-352 では、EtherNet/IP と MODBUS を共存させる事ができませんので “MODBUS/TCP” および “MODBUS/UDP” のチェックは外してください。 Ethernet コントローラでは共存可能ですが、万が一 MODBUS パケットを受信してしまった

時の誤動作を避けるためにも、MODBUS通信しない場合はチェックを外しておいてください。

その他設定方法 EtherNet/IP プロトコル選択は Ethernet 対応バスカプラ／コントローラ本体に搭

載された Web-Based Management 経由でも設定可能です。詳細はカプラ／コントローラマニュアルを参照願います。



次に “EherNet/IP” タブを選択し、必要に応じて設定変更します。 RUN/IDLE Header

Network Configurator での設定と同じになる様に設定します。（5.3.4 章参照）

PFC Fieldbus Variables 表示解説

Additional bytes Instances 101-103 インスタンス番号 101-103 に追加するバイト数

を設定

Additional bytes Instances 104-109 インスタンス番号 104-109 に追加するバイト数

を設定

Assembly-Instance 111 *

Bytes インスタンス番号 111 のバイト数を設定

Offset インスタンス番号 111 と結びつく EtherNet/IPの PLC 入力変数（%IW1276 … %IW1531）の先

頭アドレスをオフセット（バイト単位）で設定

Assembly-Instance 110 *

Bytes インスタンス番号 110 のバイト数を設定

Offset インスタンス番号 110 と結びつく EtherNet/IPの PLC 出力変数（%QW1276 … %QW1531）の

先頭アドレスをオフセット（バイト単位）で設定 * ：750-352 には Assembly-Instance 111, および 110 の設定画面はありません。

Word-Alignment for assembly instance 101 … 109 インスタンス番号 101 … 109 のバイト数を偶数バイト（ワード）単位にまとめたい場合

にチェックを入れます。奇数バイトとなっているインスタンス番号は 1 バイト分の空きバ

イトが追加されます。タグを偶数バイトでしか設定できない CJ1W-EIP21, CS1W-EIP21 を使用する場合はこ

ちらをご利用ください。



設定が完了したら[Write]を押して書き込んでください。



各インスタンス番号のバイト数は、Ethernet 対応バスカプラ／コントローラ標準装備の Web画面「Web-Based Management」で確認できます。 Internet Explorer に「http://＜750-881 の IP アドレス＞」を入力して Web 画面を開き、 “Navigation” にて “EtherNet/IP” を選択し（ユーザ名：admin, パスワード：wago）、 “Instance” 欄の内容をご確認願います。



5 オムロン CJ2 設定

5.1 ハードウェア設定 CJ2M-CPU3□-EIP（以下 CJ2M）本体のユニット番号設定スイッチを｢0｣、ノードアドレス

設定スイッチを CJ2M に設定する IP アドレスの最下位セグメント（例：192.168.250.1 の場

合｢1｣）に設定します。 CJ2M の取扱いに関する詳細は「オムロン CJ シリーズユーザーズマニュアル」を参照くださ

い。

5.2 CX-Programmer での設定 CX-Programmer を起動し、自動オンライン接続後、動作モードを「プログラム」にしておき

ます。 CX-Programmer の取扱いに関する詳細は「オムロン CX-Programmer ユーザーズマニュアル」

を参照ください。

5.2.1 I/O テーブル設定メニューバー [PLC] - [PLC 情報]、または [プロジェクトワークスペース] ウィンドゥから

[I/O テーブル・ユニット設定] を選択 or 開くと、下図「PLC の I/O テーブル」ウィンドゥが

表示されます。

メニューバー [オプション] - [I/O テーブル作成] を選択 → “CPU 高機能ユニット設定を初期化しますか？” ⇒ [はい] をクリック → [オプション] - [転送[PLC→パソコン] ⇒ “I/O テーブル”, ”高機能ユニット設定データ” にチェックを入れ [転送] → 下図 “転送結果” ウィンドゥが表示されます。「転送成功：1 ユニット」、「転送失敗：0 ユ

ニット」と表示されていれば I/O テーブル作成は正常終了しています。



5.2.2 IP アドレス設定前項設定が終了すると “[PLC の I/O テーブル” ダイアログのツリー “内蔵ポート／インナー

ポート” の中に “[1500] CJ1M-EIP21 (CJ2M 用内蔵 EtherNet/IP ユニット) (ユニット:0)” と表示されます。ここにカーソルを合わせ右クリックして [高機能ユニット設定の編集] を選択

すると、下図 “CJ1W-EIP21 [パラメータ編集]” ダイアログが開きます。 “TCP/IP” タブの “IP アドレス” 欄の中の [次のアドレスを使用する] にチェックを入れて、

自局 IP アドレスとサブネットマスクを入力して [転送 [パソコン→ユニット]] をクリックし

ます。リスタートは実行してください。念のため [照合] を実行し IP アドレスが正しく書き込

まれているか確認してください。



5.3 Network Configurator 設定 Network Configurator 操作に関する詳細情報は「オムロン EtherNet/IP ユーザーズマニュア

ル」を参照ください。

5.3.1 EDS ファイルインストール弊社ホームページより入手する事ができます。以下サイトへアクセスし入手ください。対象ファイル：EDS_EtherNet/IP_V□□_OMRON_CJ_CS.zip（圧縮ファイル） http://www.wago.co.jp/download/tech/category.php?id=1&open=15&PHPSESSID=b82f3e68f6a0bd8e3eac45b5eb8e6237#category_2_15

注意この EDS ファイルはオムロン CJ シリーズ、CS シリーズ専用に開発しました。

WAGO が標準的に展開している EtherNet/IP EDS ファイルを使用するとコンフ

ィグレーションがおこなえませんので、必ずこの専用ファイルをご使用くださ

い。

圧縮ファイルを解凍します。750-881 用 EDS ファイルは以下の通りです。対象ファイル名： 750-881_□_□_for_OMRON_CJ_CS.eds

（□：ファイル内のリビジョン No.）次に 750-881 本体のリビジョンを、WAGO Ethernet Settings（ “Identification” タブ）にて

確認します。下図の場合、リビジョンは「01.06」です。

０１．０６．３１（０８）

メジャーリビジョン：１

マイナーリビジョン：６

http://www.wago.co.jp/download/tech/category.php?id=1&open=15&PHPSESSID=b82f3e68f6a0bd8e3eac45b5eb8e6237#category_2_15

http://www.wago.co.jp/download/tech/category.php?id=1&open=15&PHPSESSID=b82f3e68f6a0bd8e3eac45b5eb8e6237#category_2_15



このリビジョンの場合、EDS ファイルの記載リビジョンは「1.0」以上「1.6」以下でなければ

なりません（上位数値「MajRev」は一致、下位数値「MinRev」は一致またはそれ以下）。 EDS ファイルをノートパットまたはメモ帳で開いてリビジョン(MajRev, MinRev)をチェック

し修正が必要な場合は修正し上書きしてください。

Network Configuratorを起動し、メインメニュー [EDSファイル] - [インストール] を選択し、

EDS ファイルを保存した PC フォルダからインストールします。正常にインストールされると、下図の通り EtherNet/IP Hardware リストにデバイスが追加さ

れます。



5.3.2 オンライン接続メニューバー [オプション] ⇒ [インターフェースの選択] にて [Ethernet I/F] を選択後、メ

ニューバー [ネットワーク] ⇒ [接続] を選択すると “接続ネットワークポートの選択” ダイ

アログが表示されます。 [TCP-2] にカーソルを合わせて [OK] をクリックすると下図 “接続ネットワークの選択” ダイアログが表示されます。 [既存のネットワーク] のまま [OK] をクリックするとネットワークウィンドゥタブの表示が

青色になります。これでオンライン接続完了です。



5.3.3 アップロードメニューバー [ネットワーク] ⇒ [アップロード] を実行し現在の EtherNet/IP のネットワー

ク構成をアップロードします。 “対象デバイス” ダイアログに全てのEtherNet/IPデバイスの IPアドレスが表示されている事

を確認ください。全てにチェックを入れて [OK] をクリックしてください。もし対象デバイスの IP アドレスが表示されない場合は [追加] で IP アドレスを追加してくだ

さい。



5.3.4 WAGO デバイスパラメータ設定カプラ／コントローラアイコンをダブルクリックすると “デバイスパラメータの編集” ダイア

ログが開きます。

“Realtime transfer format” の設定はWAGO Ethernet Settingsでおこなった設定と同じにし

てください（4.2 章参照）。その他は、今回は変更する必要ありません。本アプリケーションノートでは、使用モジュールの入出力データ、および PLC 入力／出力変

数双方と通信させます。使用するインスタンス番号、およびバイト数は以下の通りです（3.1章参照）。インスタンス番号内容バイト数備考 101 DO data only 1 = 750-530(8DO) 102 AO data only 8 = 750-555(4AO) 108 DI data only 1 = 750-430(8DI) 109 AI data only 8 = 750-455(4AI)

110 PLC output variables 4 4.2 章参照 750-352 は使用不可

111 PLC input variables 4 4.2 章参照 750-352 は使用不可



次に “I/O 設定” タブを開き、使用するインスタンスを登録します。 [新規(N)] をクリックして “I/O インスタンスの編集” ダイアログを開き、以下図の通り設定し

ます。

注意正常にコンフィグレーション設定されたアプリケーションからアップロード操

作（5.3.3 章）した場合、I/O 設定データはアップロードされませんので、再利用

する時は再設定してください。



5.3.5 オムロンデバイスパラメータ設定 CJ2M アイコンをダブルクリックすると “デバイスパラメータの編集” ダイアログが開きます。

“タグセット” タブを開き [タグ編集(T)] をクリックすると “タグの編集” ダイアログが表示

します。まず “入力-受信” タブを開き [新規(N)..] をクリックして “タグの設定” ダイアログを開き、

入力タグのタグ名、バイト数を入力し、[OK] ボタンをクリックすると設定内容が “タグの編

集” ダイアログに登録されます。タグ設定は 1 つタグを設定すると連続して次のタグ設定をおこなう事ができます。終了する場

合は [キャンセル] ボタンをクリックしてください。次に “出力-送信” タブを開き [新規(N)..] をクリックして “タグの設定” ダイアログを開き、

出力タグのタグ名、バイト数を入力し、[OK] ボタンをクリックすると設定内容が “タグの編

集” ダイアログに登録されます。タグ設定は 1 つタグを設定すると連続して次のタグ設定をおこなう事ができます。終了する場

合は [キャンセル] ボタンをクリックしてください。



入力／出力それぞれ設定が完了したら “タグの編集” ダイアログの [OK] ボタンをクリック

して終了すると “デバイスパラメータの編集” ダイアログの “タグセット” タブに設定した内

容が登録されます。本アプリケーションで通信させたい構成（5.3.4 章）で設定すると以下の通りとなります。



“コネクション” タブに戻り “未登録デバイス一覧” にある 750-881 にカーソルを合わせて [↓] キーをクリックして “登録デバイス一覧” に移動させます。

“登録デバイス一覧” にある 750-881 をダブルクリックすると “コネクション割付” ダイアロ

グが開きます。インスタンス番号 108, 102（デジタルモジュール）、109, 103（アナログモジュール）、110, 111（PLC 変数）毎にコネクション割り付けをしていきます。 ① インスタンス番号 108, 102



② インスタンス番号 109, 103

③ インスタンス番号 110, 111

オリジネータデバイスの入力コネクションタイプは全て [Point to point connection] へ変更

してください。設定が終了したら [OK] をクリックします。コネクション割付は新規で 1 つ設定すると連続し

て次のコネクション割付をおこなう事ができます。終了する場合は [キャンセル] ボタンをクリックしてください。



各種モジュール構成の設定モジュール構成が入力モジュールだけの場合、コネクション I/O タイプは “class1－input only“ を選択してください。モジュール構成が出力モジュールだけの場合は、“class1 – exclusive owner“ を選

択し、入力ターゲットデバイスはステータスバイトを付加するインスタンス番号

104, 105, 106 にてバイト数を 1 バイト（CJ1W-EIP21, CS1W-EIP21 では 2 バ

イト）に設定してください。

“登録デバイス一覧” の表示が以上の通りになりましたら [OK] をクリックします。



6 ダウンロード設定した内容を CJ2M へダウンロードします。メインメニュー [ネットワーク(N)] ⇒ [ダウン

ロード(D)]、または [CJ2M アイコン右クリック] ⇒ [パラメータ(P)] ⇒ [ダウンロード(D)]、またはツールバー[ネットワークへダウンロード(D)]のいずれかを実行します。

注意ダウンロードする場合、CJ2M はプログラムモードでなければなりません。運転

モード状態でダウンロード開始するとメッセージが表示されますので指示に従

い操作してください。

ダウンロードが終了し、各機器本体の LED、7 セグメント表示が以下点灯／点滅となったら正

常に通信しています。 CJ2M [MS] 緑点灯

[NS] 緑点灯 [COMM] 黄点灯 [100M], [10M] いずれか黄点灯

750-881 [LNK/ACT□] 使用している Ether ポートのみ緑点滅 [MS] 緑点灯 [NS] 緑点灯 [I/O] 緑点灯

トラブルシューティングダウンロードの結果、EtherNet/IP 通信が正常に確立しない場合は、各製品マニ

ュアルを参考に適切な対策をおこなってください。



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