Visible Large Farms and Intangible Small-Distributed Farms

可視化された大規模農園と　 見えない小規模分散農園

見えない小規模分散農園が大手サプラチェーンに加わり、異常気象に

よる不作・食料不足を補完・克服し、可視化された大規模農園 と共

DMCUbiquitous IoT Gateway Device

Digital Material Controller

Ubiquitous Digital Supply Chain Platform

MINNANO Digital ECO Farm の 意義MINNANO とは、日本語で「みんなの」という意味です。MINNANO Digital ECO Farm には、「みんなのためのデジタルエコ農園」との思いが込められています。

総務省外部外部専門家として、日本の地方創生（人口過疎地域の定住者促進・地域産業創造など）に取り組む JLIC Institute Inc.（ジェリック、以下 JLIC）は、日本の首都東京の北部に隣接する埼玉県北部にある秩父地域の地域力創造を埼玉県と協力しながら進めています。首都圏にある秩父地域ですが、人口減少が激しく地方創生地域に該当します。

1872年、イギリス・フランス・イタリアなどヨーロッパの産業の影響を受けた富岡製糸場という、日本で最初の国営工場（世界遺産として開業当時の繰糸所、繭倉庫などが現存）が、秩父地域の近くに設立されました。絹製品は横浜の港まで運搬され、横浜港から欧米に輸出され、高品質で高値で取引されました。秩父地域は、この絹産業が栄えた約 100年間、賑やかな時代となります。

はじめに

秩父地域にはセメントの原料となる良質な石

灰岩が採掘できる山々があり、 約４０年間、

賑やかな時代をまた迎えます。

このような秩父地域でしたが、 その後は目立

つ産業もなく、 工場の閉鎖縮小、 労働者流

出などで、 極端な人口減少になります。

1964年、 東京でオリンピックがアジアで初め

て開催されます。 日本は高度経済成長時代

を迎えます。 日本各地で近代化が進み、

高速道路、 高層ビル、 新幹線網など鉄筋

コンクリートの構造物がセメントを大量使用

して建設されます。

今回の MINNANO Digital ECO Farm 実証実験の場所となった皆野町の人口も減少しています。 人口

は、1990年は約12,500人、2019年は約9,000人で、30年間で30％減少しています。現在の人口構成率は、

0 ～ 14歳は 12％、 65歳以上は 32％で、 少子高齢化が現在も進行中です。 日本の平均寿命は約 84歳です。

これら （ビジネス基盤） （ IoT デジタル基盤） を活

用すれば、 例えば、 山間部の小規模で分散した農

園・果樹園や、 味噌蔵・酒蔵でも、 ユビキタスに、

簡単に大企業のサプライチェーン （供給網） に加

わることが可能になります。

JLIC と SAP COIL Tokyo は協力して MINNANO Digital ECO Farm の実現の為に、 埼玉県庁、 皆野町役場、

皆野町民の各有志と一緒に、 SAP 東京でデザイン

シンキングを実施しました。 IoT やデジタルなど技

術的には、 SAP COIL Tokyo と JLIC、 そして、 IoT や

デジタルでのサイバー防御の専門家である PSI と

協力して （IoT デジタル基盤） を構築、 （ IoT デジ

タル基盤） で使用する、 コンパクトでサイバー防御

も可能な DMC Nodegrid Bold SR は SAP ユーザが安

心して利用できるよう SAP IoT Gateway Device 認定

を取得。 SAP COIL Tokyo の協力を得て、 ドイツ所在

の SAP Cloud Platform での利用も確認しました。

地方創生の達成の鍵は、 やはり、 産業創造

です。 産業があれば人々は集まり人口が増

加します。 そして少子高齢化での産業創造

では、 高齢者が健康で仕事が継続できる仕

組みが大事です。

日本は長寿先進国です。 今、 日本が経験す

る少子高齢化は世界に拡大傾向で、 世界的

な問題でもあります。 ですから MINNANO Digital ECO Farm を通し、 産業創造すること

は UN SDG’ｓの挑戦にも通じていきます。

MINNANO Digital ECO Farm は、 産業創造を

実現する為の （仕組み） であり、 ビジネス

プラットフォーム （ビジネス基盤） です。

そして IoT デジタルプラットフォーム （IoT デ

ジタル基盤） も備えているので、 技術の専

門性は不要です。

Why MINNANO Digital ECO Farmなぜ考案・開発したのか？

開発理由

【今のデジタル農園は大規模農園が対象】

☞　大手サプライヤが希望する量産が可能な農園☞　大手サプライヤが生産、収穫の状況を確認しやすい農園☞　大手サプライヤが流通しやすい農園Visible Large Farms and Intangible Small-Distributed Farms

問題意識解決策への思考

秩父地域は山林地域であり、農園は小規模で分散している。しかも１つの農園の収穫量は少量…

大手サプライヤは、管理が煩雑だから敬遠する…

←

もし、この敬遠を解決できれば、秩父地域だけでなく、世界に多数ある分散した小規模な農園でも大手サプライチェーンに加わることが可能になる。そして、UN SDG’ｓにも取り組むことにもなる。

地球の環境変化地球上では、発展途上国の食の変化で、食料の供給バランスが崩れたり、食料不足の傾向もある。

気候が良好な場合は現存する仕組みで供給可能。しかし、異常気象が多発しており、需給バランスが合わなくなる状況が日本でも増加している。

衝撃の価格

東京の夏は通常 3 本 100 円のキュウリが、2018 年は異常気象で不作になり、1 本 150 円でキュウリが売られた !! 価格が約５倍に高騰、流通量も非常に少なく品切れ。　

しかし、東京の北部に隣接する秩父地域は山林地域であるがキュウリが豊作で農家が近所に無料であげていた‼‼

国連食料農業機関 （FAO） が公表しているデータでは日本の森林率は国土の 70% は森林。 日本の森林はほぼ山林。 日本の森林率は先進国の中では、 フィンランド、 スウェーデンに次いで第 3 位。

驚きの現実

Ubiquitous Digital Supply Chain Platform

経済合理性だけでは存続できない

日本も世界も　企業も人も

デジタル ツイン と デジタル エコシステム

ドイツ SAP 社と共同でUbiquitous Digital Supply Chain Platform

MINNANO Digital ECO Farm

高度なサイバー防御を日常業務に融合、簡単化。 また、IoTセンサー等の脆弱性を補強、安全な SAP連携

「みんなのデジタルエコ農園」

地⽅創⽣・産業創造、  国連 SDGｓ にも 挑戦

Challenge Regional Power Crea on / Crea ve Industries and UN SDGs

味噌蔵で実証実験（1回⽬） 2019年3⽉29⽇

そして２回⽬の実証実験をすることに

2019年5⽉16⽇

リモート接続中の画⾯

➡

味噌蔵の中でIoTセンサーを設置するところ

SAP/COILチームは半蔵⾨からリモート接続

IoT Sensor PlatformSAP

Cloud Platform

MINANO Digital ECO Farm with SAP COIL / SAP Cloud Platform

DMC(Digital Material Controller)

APPSAPSolution

Cyber Defense&Human Operation

Automatic Operation

TownVillage

City

Network /Communication /Edge Application

Visualize & Community

SAP PartnerSolution

Solution

IoT Sensor PlatformSAP

Cloud Platform

DMC(Digital Material Controller)

APPSAPSolution

Cyber Defense&Human Operation

Automatic Operation

TownVillage

City

Network /Communication /Edge Application

SAP PartnerSolution

Solution

DMCUbiquitous IoT Gateway Device

ユビキタス な IoT環境を簡単に構築できます

応用例

ドイツSAP社の IoT Gateway Device 認定を取得

コンパクト / オールインワン

◎ VPN/IPSEC、Firewall、 Switch/Router、Syslog、Radius認証、Auto SSH、DHCP など ネットワーク機能。 USB・VGAなど各種 I/O搭載。◎ 特定組織に対するより細やかなサイバーセキュリティ対策にも。　Ethernet・ Wi-Fi・Bluetooth・通信 SIM（Dual）での通信も可能。　◎ クラウド型で遠隔管理も可能、管理コスト軽減にも。 ◎ Darktrace/ｖＳensorオプションの搭載も可能、通信網内部を更に詳細に３Ｄ可視化も。

高度なサイバー防御を日常業務に利用可能で簡単に管理できます。

Docker・KVM 　仮想環境アプリ稼働機能を搭載

センサー・温度計・湿度計　　　　　　・マイク ・カメラ　　　　　　

IoT 機器

IoT 機器系アプリ 業務系アプリ クラウド機能 基幹系アプリIoT エッジ系アプリ

サイバー脅威対策をDMCは実装

IoT エッジサーバー

業務系サーバー

クラウド環境 基幹系環境

DMC

3G/4G

SIM

WiFi無線/LAN有線Bluetooth

UNIXWindows

SAP CloudPlatform SAP

SAPパートナー・ソリューション

ソリューション

IoT 機器で、 これまで管理

の手が届いてなかった領域

の情報の収集が可能に。

IoT データ収集 ・ 送受信

ローカルで IoT 情報管理

本社 ・ 支社

営業店 ・ 工場

流通拠点

研究所

国内拠点

海外拠点

生産 ・ 営業

SCM ・ 会計

経理 ・ 在庫

給与 ・ 人事

分析 ・ 解析

リスク管理

IoT

AI/ML

Analytics

Big Data

Block Chain

Data Intelligence

・ 基幹系連携アプリ

・ 業務系連携アプリ

しかし、IoT機器はサイバー

脅威に対してセキュリティ

が脆弱です。 そこで ・ ・ ・

業務系 ・基幹系と安全に情報 ・

データの送受信ができます。

本部からセキュアにリモート管理可能

アプリケーション

MINNANO Digital ECO Farm は、成長するプラットフォームです。今後、秩父地域の長瀞町の山間にあるミカン畑を舞台に、MINNANO Digital ECO Farm の実用化試験を実施する予定です。長瀞町も人口減少で、今の人口は約 7000 人です。長瀞は年間約300万人が来訪する観光地。春には3000本の桜が咲き、夏には荒川舟下り、秋には紅葉が楽しめます。荒川舟下りの乗船地は皆野で、下船地は長瀞です。大手サプライヤやソリューションパートナなどの企業や行政・研究機関・学校など多くの人々と協力しながら MINNANO Digital ECO Farm を成長させて、世界の同様の問題の解決、地方創生、UN

Next Step

皆様のご協力は大歓迎です

Ubiquitous Digital Supply Chain Platform

Visible Large Farms and Intangible Small-Distributed Farms