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TK正人の業界コラム・・・【左目は千里眼】(2019 年 06 月 09 日)・・・【フリー】
タイトル~<5月の【保通協・遊技機適合率】を検証してみる>
■いつもの通り、「昨年合計」~「5月末現在」の数字のまとめ。
保通協の、【新規則機のみ(2018年分)】からの「適合型式数」になります。
■【パチンコ】~「5月適合率」の数字の検証。
●【パチンコ】・・・「5月適合=42型式/不適合=32型式(適合率=56.8%)」
4月から5月へと、適合率は上昇となった。ぶっちゃけ「目標値」と言われる【60%】に近い数値と、【42型式適合】と
いう数値は、「甘デジ系」に加えて「ライトミドル系」や、最もホール需要が高い「ミドルスペック機」の適合数の増加を
期待してしまう型式数ですね。【42型式】の内、「リリースされる機種数は20型式」程度が想定され、更に「6月上旬の
適合」機種が、いわゆる【お盆商戦機種】としてのタイミングとなりますので、まぁ現実的にも【7月=9型式】&【8月=
13~15型式】のリリースが確定ですし・・・。
●<適合率上昇の要因>は、保通協「3月試験」の申請したパチンコ機の「通常ベース値を上げた状態での試験」
に因る事で、『出玉率試験の「下限値」をクリアする比率が上がった』ものと推測されます。
保通協試験はご存じの通り、パチンコでは「1時間試験」・「4時間試験」・「10時間試験」の3種類があり、各試射試験
において<出玉率の下限値~上限値>が決まっています。その『下限値を下回る出玉率』 や、『上限値を超える
出玉率』となった場合、それは不適合となる事も、併せてご存じの通りです。つまり、大当りが無い場合でも「1時間試
験の下限値を下回らない様にする」には、『通常ベース値を33.3%以上にする必要がある』と言う事になります。
さて、5月の保通協試験の【不適合事例】を見でみましょう。
【不適合事例】の過去事例において、「試射試験」での<○時間出玉率が規定で定める値に満たなかった>と言う
事例が、1時間・4時間・10時間試験で起こっていましたが、5月の不適合事例では、「4時間試験」では発生してい
るものの、【1時間試験】・【10時間試験】では発生してない。(※1時間試験の下限問題は、4月も発生していない)
※「4時間試験の出玉率下限値」は「40%」なので、『まさかの4時間当たらない場合、「ベース値=38%」でも不適
合となります』・・・ね(汗)
2018年~<新規則機~【保通協適合】の状況>
適合 不適合 交付計 適合率 適合 不適合 交付計 適合率
合計 228 253 481 47.4% 86 335 421 20.4%
2019年~<新規則機~【保通協適合】の状況>
適合 不適合 交付計 適合率 適合 不適合 交付計 適合率
1月 36 41 77 46.8% 9 61 70 12.9%
2月 25 63 88 28.4% 15 77 92 16.3%3月 28 68 96 29.2% 15 50 65 23.1%4月 35 49 84 41.7% 10 56 66 15.2%5月 42 32 74 56.8% 19 60 79 24.1%
合計 166 253 419 39.6% 68 304 372 18.3%
パチンコ月
スロット
月パチンコ スロット
●<6月の適合率>はどうなるのか?・・・『下がる』とすれば、その理由は【Pちょいパチ】なのか!?
ご存じの通り、「3月20日」の【日工組内規変更】で、『5月1日のから【賞球数制限の撤廃】となりました』。
(※詳しくは、【TKCコラム】~2019.03.25 <えっ!?・・・【ベース=10%】のパチンコ機が出るの!?>を参照)
既に5月早々、『S社から、「始動口=3個賞球」機が保通協に持ちこまれた』と言う話だが、そのあたりの適合事情は
まだ耳にはしていないし、無論「6月適合」も難しいでしょう。
しかし、今後も多くのメーカーもチャレンジするでしょうし、今後の【Pちょいパチ機】の需要も想定される事から、『リユ
ース機の1つとしての試験申請にチャレンジする』事でしょう。
極論的には、【通常ベース値=20%】でも保通協の試射試験は適合する可能性もある(当たれば、下限値は超えら
れる)訳だが、無論『不適合となる可能性は相応に上がる』事となる。
・・・と言う事で、『6月のパチンコ適合率は下がる』って事にしておきます(汗)
■【スロット】~「5月適合率」の数字の検証。
●【スロット】・・・・「5月適合=19型式/不適合=60型式(適合率=24.1%)」
スロットは、『相変わらずの低空飛行継続中!』ってな感じですが、適合と不適合を合算した【交付数】は「79型式」と、
『月間申請可能型式の最大数(=概ね80型式)とほぼ同数となった』事から、『試験の進行状態も進んでいる』と思う
次第です(汗)
●問題は、「5月の適合率」はどうであれ、<6月の適合率>はどうなるのか?・・・と言う話ですね。
一部で話が出ている通り、【遊技機基準等プロジェクトチーム】の招集が、「1回目~3月12日」⇒「2回目~3月28日」
⇒「3回目~4月12日」⇒「4回目~4月25日」と、月2回ペースで行われた。参加者は【政治家】&【警察庁】&【業
界関係者(21世紀会代表)】となるが、その中で意見交換された内容が「3点」。
(1)規則改正施行から1年が経過した現状で、『新規則機の導入が、1割以下である』事。
(2)2021年1月末までの、『旧規則機完全撤去に対して履行できない想定がある』事。
(3)その理由として、『ホール側にとって、遊技機の選択肢が少ないと言う現実がある』事。
それらの意見を踏まえて、結論は『【新規則遊技機の適合率が低い事に因る】とされ、「適合率のアップ」を望む』声
が大きくなったのは、皆さんが知るところですね。
ちなみに、この話は【スロットの適合率問題】として大きくフォーカスされた訳で、その意見を『警察庁がどう思うの
か?』は別問題としても、遊技機の試験期間である『保通協はどうするのか?』には、興味が尽きないところです。
さてもう一方、ホール団体である【全日遊連】は、「みなし機」の【適宜の措置】問題と、【経過措置】が終了した「検定・
認定切れ遊技機の設置」の問題を、『特にスロット機で』抱えている。当然ながら『年末のスロット高射幸性機の撤去
の代替機も絶対的に必要なところ』でもあり、「売りたいメーカー」側も「買いたいホール」側も、<Re:ゼロ>に続く新
機種リリースは待ち遠しいところですね。
・・・と言う事で、『スロット適合率は、6月以降、徐々に上昇となる』って事にしておきますね(汗)
<このコラムは、無料コンテンツ に該当しております。情報共有可としますが、転載・改ざん等はお控えください>
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