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令和元年度 新任廃棄物管理責任者講習会
ヤマザキ環境キャラクターエコッペくん
山崎製パン㈱横浜第一工場環境と廃棄物管理の取組み
2019年7月25日
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会社概要①
•社 名 :山崎製パン株式会社
•本 社 :東京都千代田区岩本町
•設 立 :1948年(昭和23年)
•資本金:110億円
•売上高:1兆594億円(連結)
•従業員:19,478名
•販売先:110,688店舗
(平成30年12月31日現在)
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会社概要②
【単体】
【連結】
平成30年12月31日現在
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事業概要①
パン部門パン本来のおいしさを知っていただくために、品質にこだわり、技術を磨き、創業以来のチャレンジ精神で、常に新しい技術で新しいおいしさをつくり続けています。パン部門が開発する新製品は、年間1,000アイテム以上です。
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事業概要②
和菓子部門
四季折々の素材と伝統の技でつくりだす繊細な味、それが和菓子のおいしさです。ヤマザキは一つひとつの素材にこだわり、最高の品質を厳しく吟味し、技術とノウハウを活かして伝統の味をお届けしています。
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事業概要③
洋菓子部門
高品質の製品を最先端の設備を備えた生産ラインで製造し、自社のチルド物流によってフレッシュなおいしさのままお届けしています。
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事業概要④
調理パン・米飯・調理麺部門
製造から物流、販売にいたるまで一定の温度管理によって高品質の製品を提供する独自のクールデリカシステムを開発し、4本目の柱として大きく成長してきました。
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事業概要⑤
菓子・その他の製品
専用工場で製造するジャム類やレトルト製品をはじめとして、グループ企業で製造する品質第一のビスケットやクッキー、チョコレート、米菓類、飲料類など、あらゆるシーンで食生活を彩るおいしさを豊富に提供しています。
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工場営業所
札幌工場
十和田工場
仙台工場新潟工場
京都工場岡山工場
広島工場
福岡工場
熊本工場
大阪第一工場大阪第二工場
阪南工場
名古屋工場
安城工場安城冷生地事業所
横浜第一工場横浜第二工場
埼玉第一工場埼玉第二東村山工場古河工場武蔵野工場杉並工場
松戸第一工場松戸第二工場
神戸工場神戸冷生地事業所
伊勢崎工場
香川製餡事業所
ヤマザキは、北は北海道、南は熊本にいたるまで、全国に26工場を配置し、新鮮なおいしさを毎日食卓にお届けしています。効率的な生産ラインと万全の品質管理体制によって、全工場均一で高品質のパンや和・洋菓子、米飯・調理パンなどが生産されています。
生産拠点
千葉工場
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販売ネットワーク①
デイリーヤマザキ
ニューヤマザキデイリーストア
ヤマザキショップ
ヤマザキは毎日新鮮なおいしさをお客様にお届けするために、工場から販売店へ直接配送する自社物流システムを採用しています。量販店やCVS店を通して製品を提供するとともに、多様化する生活者ニーズと市場環境の変化に応える、さまざまな機能を持つ、自社業態店の開発を進めています。
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販売ネットワーク②
スーパーヤマザキヴィ・ド・フランス サンエトワール
不二家洋菓子店 不二家レストラン サーティワンアイスクリーム
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横浜第一工場概況
・所 在 地 : 横浜市戸塚区上柏尾町
・工場稼働 : 1959年(昭和34年11月)
神奈川区子安にて稼働
1964年(昭和39年4月)
戸塚区に移転
今年で稼働60周年を迎えます!!
・従業員数 : 約1,000名
・販 売 先 : 約4,000店舗
・販売エリア : 横浜地域南部、横須賀三浦地域、県央地域南部、
湘南地域、県西地域、静岡県伊豆半島東部
・配 送 車 : 約140台
・生 産 品 : 約270アイテム(和・洋菓子含む)
(平成30年12月31日現在)
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ヤマザキ環境キャラクターエコッペくん
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①CSR
②SDGs
③ESG投資
企業が環境問題に取り組む上での考え方
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◆CSRとは・・・
自社のファンや未来の顧客を創造し、企業価値やブランド価値を高めること
CSR (企業の社会的責任 【corporate social responsibility】 )
社会的課題の解決のために企業のサポートを得ること
【社会の目的】
【企業の目的】
企業が倫理的観点から事業活動を通じて、自主的(ボランタリー)に社会に貢献する責任。企業が社会に対して責任を果たし、社会とともに発展していくための活動であり、各企業は自社の責任や課題を見つけ、自らCSRを創りあげていかなければなりません。
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SDGs(持続可能な開発目標)
◆SDGsとは・・・
「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた国際社会共通の目標です。世界を変えるための17の目標とそれらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。
①全世界で同じ枠組みで考えよう、進めようとしている②途上国だけでなく先進国も含めた世界共通のもの
世界的な広がりを見せています
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SDGs(持続可能な開発目標)
食品ロスへの取組み
環境への取組み
世界を変えるための17の目標
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ESG投資
◆ESG投資とは・・・
環境(E)・社会(S)・企業統治(G)に配慮している企業を重視・選別して行う投資。その投資対象は環境や社会に配慮している企業であり、環境問題等への対処がなされていない企業は投資対象とされなくなる時代が到来するとも言われている。他方、消費者の環境等への意識も高まり、その商品選択にも影響が出てくる。
投資対象から外されるとどうなるか・・・
・株価の下落・企業の信用力低下・企業のレピュテーション(評判)悪化・人材確保への支障・・・etc
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山崎製パンの取組み
食品ロス削減
包装容器の軽量化
廃棄物の分別
従業員教育
より質の高いリサイクルへ
その他
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食品ロスの現状
食品ロスとは…
まだ食べられるのに捨てられた食品
恵方巻きの大量廃棄もニュースに
年間約650万t
国民全員が毎日おにぎりを1~2個捨てているのと同じ量
(農林水産省 食料産業局調べ)
212121
当社の状況
222222
Recycle
やむをえず発生したものは飼料化を最優先
Reuse
副産物の製品化
Reduce
製造・販売ロスの削減
食品リサイクルに対する考え方
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第9回エコプロダクツ大賞環境大臣賞を受賞
生産された製品の一例
有効利用した製品の一例
副産物として食パンの耳が発生
食パン・ランチパックの製造工程
パン粉としても再利用
副産物の製品化事例①
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一番下
一番上
副産物の製品化事例②
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「まるごとバナナ」の生産工程で発生したバナナの切れ端を有効活用した製品開発
副産物としてバナナの切れ端が発生
生産された『まるごとバナナ』
有効利用した製品一例
副産物の製品化事例③
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養豚業者が回収
美味しい豚肉に加工
『食品リサイクルループ』
従業員食堂で提供
飼料化とリサイクルループ
製造工程で発生した副産物・製品ロス
飼料化
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「食パン」
1斤袋の薄肉化とサイズ適正化を実施
袋の高さを短く
容器包装の軽量化 (家庭ごみの削減と資源の節減)
製品のフイルム包装の薄肉化実施
「菓子パン」
袋の幅を短く
「ランチパックシリーズ」
袋のサイズ適正化実施
「薄皮ミニパンシリーズ」
トレーの素材を割れにくいものに変更し薄肉化を実施
プラスチック使用量約10%削減 プラスチック使用量約7%削減
プラスチック使用量約3%削減 プラスチック使用量約17%削減
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廃棄物の分別 (24品目に細分化)
No. 分 別 品 目
① 一斗缶
② ビニールなし粉袋
③ ビニールあり粉袋
④ 紙管
⑤ 蛍光管
⑥ 電池
⑦ 新聞紙
⑧ ビン
⑨ アルミ缶
⑩ スチール缶
⑪ ペットボトル
⑫ ダンボール
⑬ 有価売却ビニール類
⑭ 事業系一般
⑮ ミックスペーパー
⑯ 産業廃棄物(廃プラスチック類)
⑰ 食パン耳
⑱ ロスパン
⑲ 生生地専用
⑳ 動植物性残渣
粗大ごみ
ポリ容器
ペットボトルキャップ
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ペーパータオル(使用済)テッシュペーパー(使用済)複写式伝票ジュースパックごみ割り箸掃き掃除ごみシール剥離紙生ごみ
ごみ箱と捨て場所の番号がリンクしています
各事務所ゴミ箱
リサイクルセンター排出場所
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廃棄物の分別
共有部分・各事務所ゴミ箱
リサイクルセンター
事務所内全てのゴミ箱に掲示
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従業員教育
環境推進会議・環境パトロール (中堅社員対象) 資源循環局様による分別講習 (新入社員研修)
工場見学・製品提案会での情報発信(来工者・販売店様向け)
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より質の高いリサイクルへ
横浜第一工場ではより質の高いマテリアルリサイクルを目指し取り組みを進めています。
餅生地
フィリング入り生生地 ほとんどを焼却処理し熱エネルギーを再
利用するしかできなかった動植物性残渣の飼料化に成功。サーマルリサイクルからマテリアルリサイクルに移行出来た。
生生地・フィリング入り生地・粉など分別を徹底!
横浜第一工場の良質な排出物であれば、液体飼料化が出来そうだ
液体飼料化の技術を持つ業者さんとの取引スタート水分含有量が高いた
め飼料化できない
マテリアルリサイクルへの取組み
動植物性残渣
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3R優良事業所認定
このよう取り組みが認められ、平成28年度から3年連続で横浜市より『3R優良事業所認定』を頂きました。
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その他【横浜第一工場設備】
コージェネレーションシステム導入
太陽光発電
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ヤマザキパンのCO2発生量は食品メーカーでトップ
①製造部門からの発生
②物流部門からの発生
1日約1,900万個製造(全国の工場)
配送トラックは全国2,560台あまり
1日の走行距離 約48万km(地球12周分)
その他【CO2の抑制】
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その他【CO2の抑制】
企業で削減出来ずにどうしても排出されるCO2の全部、または一部を他の場所での削減・吸収量でオフセット(埋め合わせ)する事を言い、地球温暖化防止に繋がる取組みです。山崎パンでは全国的に森林保全活動・水源保全活動を実施しています。
石油よりもCO2排出の少ないLNG(液化天然ガス)サテライト設備(熊本工場)
風力発電機(埼玉第一工場)
運行管理システムによるエコドライブ
CO2の抑制 カーボンオフセット
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その他【環境保全活動】
横浜第一工場近隣の河川の清掃
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古くなった番重
古くなった保冷ケース粉砕加工
破砕・洗浄加工
工 場
チルド製品用番重に再資源化
新しい番重に再資源化
その他【再生利用】
納品容器の再生利用
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ご清聴 ありがとうございました。