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センター試験現代社会テスト ポイント解説プリント 第6講 !問題番号 戦後日本の経済
第1期 戦後復興期(1945~54年)
・三大民主化(財閥解体、農地改革、労働民主化)
・傾斜生産方式→ドッジ・ライン
朝鮮戦争=特需景気
第2期 高度成長期(1955~73年)
・設備投資の増加…国民の高い貯蓄率が支える
・前半 神武景気→岩戸景気→オリンピック景気
設備投資増加が景気を主導、貿易は赤字
・後半 いざなぎ景気 輸出が景気を主導、貿易黒字が始まる
第一次石油危機
第3期 安定成長期(1973~84年)
・第1次石油危機→狂乱物価(スタグフレーション)→戦後初のマイナス成長
・第2次石油危機→大きな影響なし
プラザ合意
第4期 バブル経済(1985~90年)
・円高不況→低金利政策→貸出資金による投機増加→地価・株価の高騰
・円高のため消費者物価は安定
バブル崩壊
第5期 バブル崩壊後の日本経済(1991~2008年)
・不良債権問題、デフレにより日本経済は「失われた10年」へ
・2002年からは小泉政権の改革により「戦後最長景気」へ
リーマン・ショック
第6期 現在の日本(2009年~)
・世界同時不況→超円高による輸出減少→東日本大震災による原発停止で
石油など輸入増→貿易赤字へ
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第5講プリント「バブル経済の流れ」 も参照のこと!
完成シリーズ センター現代社会テスト ⑥
問題番号 国内総生産(GDP)と国民総生産(GNP)
・国内総生産に「海外からの純所得(海外からの純要素所得受取)」を加えたものが
国民総生産(GNP)
・海外からの純所得=海外からの所得-海外への所得
・わかりやすくいうと…
!問題番号 企業の資金調達
・銀行からの借り入れ=間接金融
・それ以外でお金を集めた=直接金融
ただし企業利益の蓄え(内部留保)から集めた場合…内部金融ということも
※似た分類
・借金(=銀行からの借り入れ、社債の発行による資金)…他人資本
・それ以外のお金(株式発行、内部留保からの資金)…自己資本
!
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日本の 国内総生産(GDP)
日本の 国民総生産(GNP)
アギレー監督の日本での監督としての仕事
含まれる 含まれない
田中将大投手の大リーグでの 投手としての仕事
含まれない 含まれる
3
2
問題番号 日本版金融ビッグバン
・1990年代後半に実施、3大原則=フリー、フェア、グローバル
・フリー…金融業務の規制を緩和、自由化を目指した
・子会社方式での銀行と証券業務の兼営を認める
・外国為替取引(外貨両替)の自由化
・証券会社が免許制から登録制へ など
・フェア…公正実現のため、銀行と預金者の自己責任の明確化をめざした
・ペイオフの導入(ただし2005年まで凍結)
・BIS(国際決済銀行)規制の導入=銀行の自己資本比率の規制
・「護送船団方式」は崩壊…大手銀行が破綻するなど混乱もした
・グローバル…日本の金融制度を世界基準に合わせる
・金融行政の分離=金融庁の設置
・金融持株会社の設立の解禁 など
!問題番号 日本の予算制度
①種類による分類
・一般会計予算 租税を中心にした歳入による予算 およそ90兆円
社会保障関係費、国債費、地方交付税交付金、公共事業関係費など
・特別会計予算 特定の収入と事業のために一般会計予算から切り離した予算
18種類(減少傾向)、合計でおよそ400兆円(増加傾向)
・財政投融資特別会計…財投債の発行による資金の予算
・年金特別会計…年金保険料を主体とした資金の予算 など
・政府関係機関予算 日本政策金融公庫など特定組織の予算
②予算編成による分類
・本予算 会計年度の始まり=4月1日より実施される予算
・補正予算 本予算を修正、追加するための予算
・暫定予算 会計年度の始まりに本予算が間に合わない場合に組まれる予算
事務的経費のみ
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完成シリーズ センター現代社会テスト ⑥
問題番号 農産物輸入自由化(1990年代)
・日米間での合意 牛肉・オレンジ(1989年合意、1991年から実施)
・GATTでの合意 コメ ・1995年 ミニマム・アクセス(最低量輸入義務)
・1999年 関税化(関税払えば輸入自由)
!問題番号 産業の種類
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労働集約型コストの多くが労働力に対する人件費…途上国に多い
繊維産業高度成長 前半期
資本集約型設備へのコストそのものが巨大で、巨額の資本が必要となる
鉄鋼業、石油化学業 =素材型、重厚長大型、 エネルギー多消費型
高度成長 後半期
知識(技術) 集約型
労働力や設備よりも、高度な知識・技術が不可欠
自動車・家電産業 =加工組立型、軽薄短小型、 省エネ型
石油危機 以降
IT(情報技術)・バイオ テクノロジー産業 =加工組立型よりも小さな 設備でよい
現在
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!完成シリーズ 現代社会 全分野チェックテスト⑥
1 「人民の、人民による、人民のための政治」を演説で唱えたアメリカの大統領は。 2 最高裁で初めてプライバシー権保護に基づく出版差し止めを命じた判決が示された訴訟とは何か。 3 開発による環境への影響を事前に評価することをカタカナを用いて何というか。 4 刑事被告人に与えられているのは何を依頼する権利か。 5 日本の国会が導入した党首討論制はどの国をモデルとしたものか。 6 憲法違反の法令を許さないということは、憲法が〇〇法規であることからきている。〇〇に当てはま る言葉とは。 7 最高裁判所の国民審査は何の選挙の時に行われるか。 8 日本の比例代表選挙で、得票数に応じて各政党に議席数を配分するときに用いる方式を何というか。 9 第一次世界大戦まで主流だった安全保障の方式とは。 10 難民問題を扱っている国連機関をアルファベットの略称で答えよ。 11 例外的に小売価格を製造者が決定できる制度とは。 12 本来は株主が企業を監視、統治する活動全般のことをカタカナで何と言うか。 13 政府による有効需要の拡大を唱えた経済学者は誰か。 14 会社同士が株式を持ち合うなどして形成された集団のことを何というか。 15 国民所得の三面とは、生産、支出ともう1つあるが、何か。 16 消費税以外の間接税を1つあげよ。 17 2008年以降の世界同時不況の原因となった住宅ローンのことを何というか。 18 インターネットを用いた通信販売や企業間の取引などのことを総称して何取引というか。 19 循環型社会形成推進基本法で示された原則とは。 20 使用者に認めらている争議行為とは。 21 各年ごとに年金給付額に必要な財源を保険料や租税などから調達する方式を何というか。 22 1997年にタイなどで起こった経済危機のことを何というか。 23 BRICSとされている国をすべてあげよ。 24 広く市民から資金を募る形の環境保護運動をカタカナで何と言うか。 25 「生命への畏敬」を説いてアフリカで活動した人はだれか。
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完成シリーズ センター現代社会テスト ⑥
!完成シリーズ 現代社会 全分野チェックテスト⑥ 解答
!1 リンカーン 2 『石に泳ぐ魚』事件 3 環境アセスメント 4 弁護人 5 イギリス 6 最高 7 衆議院総選挙 8 ドント方式 9 勢力均衡方式 10 UNHCR(国連難民高等弁務官事務所) 11 再販売価格維持制度 12 コーポレート・ガバナンス(企業統治) 13 ケインズ 14 企業集団 15 分配 16 関税、酒税、たばこ税などから1つ 17 サブプライム・ローン 18 電子商取引(e-コマース) 19 3Rの原則(リデュース・リユース・リサイクル) 20 ロックアウト(作業所閉鎖) 21 賦課方式 22 アジア通貨危機 23 ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国 24 ナショナル・トラスト 25 シュバイツァー
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