E妻室Eヨ

一部にジャーナPズムの軽薄さが指摘されている。 インドシナ

戦争が終われば， つぎは第5次中東戦争， 第2次朝鮮戦争の可

能性をあja>る。結局， 1975年は圏内景気と同様に， 国際的にも

、暗い1年4だった。 米ソ中の大国は相互聞の勢力角逐に夢中

だが， その間隙をついて， 次々と自立する独立国、 第三勢力の

伸長が， 新年もつづくζとだろう。

い真じ井

岡 清那須良輔

H桃村山翻防衛研修所第5室長

ル弘b雄みね色.....

領

ち地主主一司じ恥叫uu菊肋中

共同通信海外部長

・出席者（50音順）

アメリカ研究家東京外国語大学助教授

ありうる米中軍事同盟の可能性

本社本日は閤際問題の専門

家のかたがたにど出席いただき

ましたので 、七六年の国際情勢

を展望していただきたいと恩い

ます 。ま

ず 、七五年に戦争が起きそ

うで起きなかった中東紛争のゆ

くえからお話をうかがいたい 。

「パレスチナ国家」

の成否

菊地七五年は米国指導型の

段階的和平工作が成功し 、

七六

年はいよいよ 、一月早々から安

保理事会で 、アラブ・イスラエ

ル紛争の核心であるパレスチナ

問題を討議する予定です 。とと

では 、パレスチナ国家の樹立に

よる解決というものが 、結局は

日程に上ってくると思います 。

アラブの側は無宗教の閉店主国

家パレスチナについてはだいた

い合意しています 。アラファト

（PLO議長）が大統領にな

り 、PFLPが野党で 、その他

は与党になるという

政府の青写

真もできています 。

本社イスラエルはそれに同

意しますか 。

菊池いや 、とてもムリでし

ょう 。イスラエルは従来 、PL

Oなどのパレスチナ組織をテロ

の親玉と決めつけていたわけぞ

ナ 。ζれが自分のわき腹 、つま

りヨルダン川の西岸に国家を樹

立するというととは 、イスラエ

ル国家の存立上 、たいへんな安

全保障上の問題になってきま

す 。ですからPLOの性絡が変

わらない限り

絶対認められない

というととでしょう 。

それに「肥沃な三日月地裕」

を含めたユダヤ国家の建設と

か 、人口五OO万人計画が 、か

りにパレスチナ国家の樹立が実

現すれば崩壊します 。となると

イスラエル政府としても 、国民

を納得させるζとはむずかしい

ので 、妥協はなかなかできにく

い筒努じゃないですか 。

18 東洋経i斉週刊ラI. 新年特大号

座談会　何がとび出す 76年国際情勢　『週刊東洋経済』新年特大号-1975.12.20

�困

回際外交lま， 米ソ問のデタント交渉にみられるように， 一皮めくれ11， 包益のぶつかり含いにすぎない。 そこで中扇の対ソ警戒

心並立いま以上に増隠されるような場合には， よりいっそう米中間の緊密度が高まり， 軍事同盤続結も予想される。76年も国際

情務はより激しく変動しようが， それに対応できる外交カが， 日本に発織できるかどうか。 （北京空港てのフォード大統領と弱

小平副首相一一WWP)

本社米国の態度は：：： 。

山間

中東問題も含め 、米国

の外交政策は七六年秋の大統領

選やが終わるまでは 、ともかく

綴観もしくは現状維持がせいい

っぽいでしょう 。中東でも紛争

が起きないように 、衝突になる

ような要素をできるだけ排除す

るととに終始するでしょう 。

菊地問題はその後です 。石

油については 、米国とアラブの

相互依存関係はますます強まる

方向にあります 。

それに 、イスラエルはシナイ

協定のときにキfyンジャl

国

務長官同にくいさがって「米国は

PLOを承認しない」という密

約を取りつけていますが 、大統

領選後も 、彼が再任されるかど

うかわからない約勢です 。とう

したととにイスラエルは大きな

危機感を抱いています 。ですか

ら最終的に 、グ

島問を捨ててとそ

浮かぶ瀬もあれMというとと

で 、軍事的な挑発行動に出ない

とも限らない 。とれを米国がど

う押え込んでいくか：・・ 。

桃井現地以外の当事者 、つ

まり

米ソ 、西欧諸国は段階的な

解決方式を望んでいますが 、－ハ

レスチナ問題の有効な解決方法

が生まれない限り 、

紛争の根は

残るわけです 。

それにアラブ各国には近代的

な兵務が渡つてはいますが 、ア

ラプ諸国は寧としての統制面で

問題があるので 、依然として紛

争にはいりやすい要潔は残って

い古＆＋y 。

本社というと：：・ 。

桃井政府や磁の中央に峨争

をやる意志が念くても 、国境で

のちょっとした行き違いを契機

に紛争が発生しうるのです 。

もし 、今度紛争が起きれば 、

証券貯蓄はミ家庭の幸福

第一語義本店 東京・日本橋aTEL 244-2611(直通）

ラI. 新年特大号東洋経済週刊19

第四次

中東戦争以上

の近代的念

験問 、場合によっては全面験争

にな

る可能性がありま

す。とれ

ば短期であっても 、

殺し合いに

おいては壮絶なも

のにな

るかも

しれませんね 。

本社

その場合 、略戦術核兵滋

は使わ

れますか

。

桃井抑止力として

装備

する

ととはあっても 、と

れを使うと

双方ともひどい反懇

を受け

ると

とになりま

すから 、なか念か使

うととはだ

きないでしょう。

本社中嶋さん 、中国

の中東

問題に対

する立場はど

のような

ものなので

しょうか

。国述

で

は 、ソ迎

を中心とし

た共

産閣の

決議案に中国が反対

するという

よう恋現象もみえていま

すが。

中嶋中国は周知

のように 、

第四次中東戦争からオイル危機

が発生し

たときに

も 、一貫して

アラプ

の石油闘争

を支援

すると

いう立場に立っていま

す。しか 弘氏

し 、と

れは単に社会主義国だか

らアラブ

を支持するのは当然だ

というだけではない 、別

の中国

なりの思惑があ

るようです。

本社という之：：： 。

中嶋中国

の現在の世界認識

は「天下大乱」

というと

とで

す。つまり 、

国際情勢が流動化

すれば、米ソ

二超大国

で世界

を

牛耳る傾向が弱まるとみていま

す。だから 、当面中東紛争が解決

するよりも「殺争

でもない 、平

和でもない」流動的状況が続

く

ととに中圏外交のメPット

を見

いだ

しているよ

うな感じです。

毛主席は中東問題について 、

「敵兵一戦 、（諸誌）孔明巧みに

荊裂

を取る、泰山に立ちて虎闘

を観る」とのベ

たといいま

す。

喬冠撃外相も「私の個人的な考

えではイス

ラエルはあっ

たほ

う

がないよ

りいい。

放っておいて

承認しない」

と述ベていま

す。

結局 、中国

としては中東問題

で米ソが争ぃ 、イスラエル

とア

ラプの封建領主

が争えば、最

終

的にはアラブ人民の革命の勝利

につなが

り、中国は傍観者とし

てながめてい

ればいい 、うまく

いけば漁夫の

利を得

るととがで

菊地

きると考えているようです。

本社中国

の態度もなかなか

復雑で

すね。

中嶋

ですから、

中東問題が

へんに国連の揚で解決さ

れると

とについて 、表向

きはと

もかく 、

本心では期待していない。

四j

五MVの原油値上げ？

本社OPECによ

る石油値

上げはどうな

りますか

。

菊地七五年一O月のOPE

C総会では一応半年間の凍結

を

決めていま

す。それか

ら国連軍

のゴラン高原の駐留期限は七六

年五月で切

れます。とうし

たと

とから 、七六年の悶月から五月

が一つのヤマですね

。

本社と

の前のOPEC

総会

では穏健派と値上げ派に意見が

分かれたといわ

れていま

すが。

菊地値上げ派はイラン 、イ

ラク、リビア 、穏健派はサウジ

アラビア

を先頭にし

たアラビア中鑓徹雄氏

湾諸国

ですが、基本的にはサウ

ジとイラン

の対立

です。つ

まり

後省が開溌E点主義な

のに対

し、前おが安定し

た石油収入

を

確保し

たいと考えていま

す。七

六年四月の

総会では 、お

そらく

との両者の考え方が再び対立

す

るでしょう

。

本社世界の石油の需給関係

の見通しは・・・・・・

。

菊地七六年の米国

の経済成

長率が七Mmぐらい

といわ

れてい

ますが、

もしそうな

れば石油の

需要がふえ 、

米国の輸入はふえ

るでしょう。

しかし 、ソ迎の原

油産出量は七六年は五抽出J 、と

のうち繍出向けに五OOOJは

堅いでしょう。それに北海油田

の産出量もふえ

ると思わ

れま

す。とな

ると、米国の輸入

がふ

えても 、

総致的にみ

ると石油は

ダブ

つきぎみにな

るのではない

か。

そうすると、価格閣ではイ

ンデクセlション

の問題だけに

なって

きます。産泊図がインフ

レをどう吸収

するかとい

うとと

ですね

。た

だ 、石油価格とい

うのは 、

あくま

で政治価格で

すから 、ヵ

ネがほ

しいとい

う産出国の要求

緑と光の街 づくりー

森�J＇�取締役社長森泰吉郎主京都港区芝商久保縦川町Z番地電591-1351 （大代｝〒105＊京都知事 ( 1 ）担115762�予

もあって 、若干上げざ

るをえな

いのではないか

。まあ 、四t五Mm

程度のノミナル念値上げはあ

り

うるとみていい

のではないか

。

本社石油以外の一次

産品は

どうでしょうか

。

菊地APやUPー

などの大

通信社は報道していませんが、

cIPEC（銅輸出国

政府間協

議会）など一次

産品の資源カル

テルや最近で

きたS

ELA（中

南米経済機構）

が非常によ

くワ

ーク

するようになっていま

す。

とのほか

非同盟会鶴 、OAU

（アフPカ

統一

機械） 、ロメ協

20 東洋経済週刊新年特大号ラx,

定といっ

たものが動き出

すと、

先進国

も第三世界の窓向

を無視

できなくな

るでしょう。

本社食糧問題は。

山岡食織は

米聞にとって最

大の武総で

す。現在でと

そ米政

府の高官やジャー

ナリスト

も正

面きって

そのとと

を啓一固いません

が、中ソ

との関係が危なくな

る

念ど、ど

うにもな

らない状況に

念れぽ

、武総としての食組

を使

うととにな

るかもしれません 。

しか

し、そ

れはほん

とうに円以

後の切り札とい

うと

とでしょ

う。と

れを発動し

はじめ

ると、

産油国も対抗手段

をとるでしょ

うし

、消質国

は大混乱

をき

た

し、収

拾がつかなくな

る恐れが

ありますから・・・・。

ただ、ソ

迎

とのホ作品。で

、穀物を取引材料に

するというζ

とはあ

りますが。

桃井

米国は戦

後、余

剰岱産

物に図っていま

したが、逆に

ζ

れを外交的に巧みに

利用して

き

まし

た。たとえばマーシャル

計

聞にしても

、UNICEF（函連

児掛川必金）に

して

も、米

同の食糧

が対外政策に

相当大

きな役割

を

果たしてきたと

とは事実で

す。

窓図的にやっ

たか

、やらない

し 当 は γ … ” ”…… … －一 白 山一・・… ……一…・…....－・ － 一 － 一一－－ －－…－ － － … 山 一 … 一 ；と り て

沼か

は 本然、 女、Iだ ； ；ぃ 食きmは社 撚 ソ か； － iう溢1た 力別作 政らi n jζ を 。と と

・ 米し 策 そj 足m jと そ今並 し国 てののi ，弘 _J� ← jは の後行 ての い 中－� F込 /JW I """ £母、 i 十菌は し設も � �！ ��ジ↑⑮／笠六ゑ雰＼， I �読書長更生 し 私！し： I ";f' \r I ' "' I \1“V』 L i ぇ mブJ 組産 主の て； / 1 \.':{ でスl y ..中1\ j ら し ょを は

の う供 、： I J "y＇ベク矢〉！三コヘ I. 1) iれ て り利彼見 。給米i l.._j ’ l fX1lご国スλ！ ： γ ；る い も用ら通 を 国； I 1んベ子一＼／てJ吋I o I i。く よ し は

主本本 一 よ j Lトー�I＂－.措く つえ.＠JI寸－－1 i 価も見後闘の中 klうj I I I し労符：..，，，；；；本J �I I I I j 絡 、通のき財商 近 で； I I I F益減歩ぞ3予� I I I j 級相し穀ま界都 、すj \ I I t C匙こよ辺必斗ペI I A I � f守当を物し入場 ホ 勺 \ I I I辺氏良司タ努 � I II I i政長持の米た と 会テ l I I I lf"fS<恒�（防vコゴ」A i �旋期 つ生 悶がの（ノレ i w三大�ぐ＼会英三コら� s--- � j」 的 て産の、集米 － l kこ玄＼」、ご〉ど�コグ 、 iをIC v、 ICと ま 国オ i 『ミミミミ玄云云豆長r oc jと 安 一非 係こり＇， 1: I i －ー←

－ jる定 千 常 筋でー 凶 ク ； iつしす に で米が部 ラ ； j もた 。強 は国総と で 1 大国1i三す〈み平和？ ；り 「 し 気側会 8 日 L…一－一 ”一一一一… ”……ー … －..一ー山－...・··－町山山M・M・ －・山一 一・・……・・ ….....… 一一”ー…. J の 向か な 今

菊地

は従来の日

米間

の殺

物のスポッ

ト取引

をやめて

、六ヵ月l一年

の長期取引に

して

くれと強く主

渡していま

した。つま

り、日

本

はスポフトで

貝ってい

ると、買

えなくな

るぞとおど

してい

るわ

けです。だか

らソ述に対

して

も、毅

物では相当強気です。

注目すべき

米中軍事同盟

本社フォード

訪中をどうど

らんにな

りますか。

中嶋ニクソン訪中

のように

派手なρプニング的要素はあ

り

ませんで

したが

、それだけに、

私はあ

る窓味で

は実際に

は重要

な首脳

会談だっ

たと思

う。

今回の米中

会談は

、いわば対

ソ戦略という

ものが米中双方に

とって大

きな課題になってい

る

中で聞か

れていま

す。ですか

ら、米中関係の性格が従来と

は

ずいぶん変わって

きていま

す。

つま

り、と

れまでは台湾問題

の解決がない限り米中国係の進

展はないといわ

れてきま

した

が、実際に

は米中双方にとって

台湾問題については現状維

持し

かないわけで 、と

れよりももっ

と越し迫っ

た相互の関心があ

る

というととろに聞か

れたのが今

回の首脳会談で

す。

本社毛沢東主席 、野小平副

首相と

いった首脱が

長時間にわ

たって会談していま

すね。

中園暗中国側にとって

も今回

の会談は、

非常に重要な意味を

持っていたといえま

す。

一つ

には

、対ソ戦略をめぐ

る

世界認識の問題 、二番目に意外

に無視で

きない

のは、米

中の経

済凶係の鉱大

テンポが速いと

と

です。現在の

米中貿易

の規校

は、闘交正常化前の日中貿易ぐ

豊かな明日を築く

WJ事唱1�jヨ・

新年特大号ラI,

東京日本橋2-5-2 TEL 272-5211

東洋経済週刊

本店

21

らいですが 、航空機 、エレクト

ロニクス 、コンピュー

タ 、滋物

念どかなり

進展しています 。

本社米国の国際問題

専門誌

『フォ19ン・ポHシl』に一フ

シド・コー

ポレlションのマイ

ケル・ピルズベ9氏の「米中聞

に軍事提携か」という論文が発

表されてお題を呼びましたが 。

中嶋私はあの論文が単に彼

の思いつきで出てきたものだと

は思いません 。あの論文には 、

「米ソのデタントを釘わない限

りに・おいて」とか 、「アジアの

同盟国を加わない限りにhoい

て」といった前提条件がついて

いますが 、われわれとしては米

国の中にあのような声が出始め

たととに注目すべきです 。

本社中閣はそれに乗るでし

主うか 。

・中嶋乗るかどうかはともか

〈 、非常に興味を示していると

思います 。最近の中闘はソ辿に 山間清二氏

対抗するために 、米中自による

トランス・パシフィァ

ク・コア

Pション（汎太平洋同盟） 、つま

りρ

反籾椛迎合Hとしての米中

日の関係強化を願っているよう

です 。一方 、米国側にも米中臼

構想がチラチラ出ています 。と

のように米中聞にはかなりの共

通点が出てきている 。

桃井ぼくは今回のフォード

訪中で二つほど興味ある事象を

みました 。一つは訪中の後 、フ

ィPピンとインド

、不シアに寄っ

たというととです eとれは戦略

面からいえば 、将来の米国の太

平洋における一つの方向｜｜

ぬ

燃による太平洋防衛紋の方向を

示している 。とれは中国封じ込

めというよりむしろ 、ソ巡の海

軍力の進出K対抗するために 、

どうしても必要なわけです 。

次に 、地球儀を上から見る

と 、米国は北極をはさんでソ述

に援し 、その向とう側に中国と

ヨーロッ

パがあり 、その績に日

本と太平洋の島々があります 。

つまり 、

米国にとって対ソ戦略

上 、中国の重要性は非常に大き

いわけです 。だからどうしても

対中関係を強化していく方向を

とらざるをえない 。米中ノ聞に万

一のととがあれば 、中国を米国

の側につけておく必要がある 。

本社それと米ソのデタント

はどういう関係にありますか 。

桃井デタントが全世界的な

平和の始まりであると見る人は

米国にはいないのでは：：： 。む

しろ限定的なもので「核の戦争

はしないでh4とう」という米ソ

問の約束というととでしょう 。

しかし 、

逆にいえば米ソ問の

核戦争を回避する約束なんだか

ら 、他の函における米ソ問の関

係は必ずしも

緩和の方向に向い

ているとはいえないわけです 。

むしろ 、米ソ問が核の戦争を

しないだろうという見通しのも

とで 、小規模なガタガタが起き

るととは現にあるわけです 。だ

から緊援緩和というものを 、世

界がどんどん平和になっていく

とみるのは早計だと思います 。

本社米中鉱郁同盟は 。

桃井

直接軍事的な兵器の供

与というととではないにして

も 、中国自ら自力更生の原則に

従ってやれる程度の技術の供与

や 、通幻機材などの供与によっ

て中国が自信を持ってくれれば

米国にとっては対ソ関係上役立

つと 、米国は考えるでしょう 。

ただし 、それがすぐに反覇権

汎太平洋同盟にまで進むかどう

かはわかりませんが 。

本社中ソ関係は 。

中餓現在の中国の首脳が七

六年ももし91ダlシップを維

持するとすれば 、中ソの対立は

激化すると思います 。といって

も筋亦的にではなく 、むしろ反

ソ・グロ1パpズムと吉えるよ

うな全世界的な対ソ戦略の強化

に向かうでしょう 。いまや中ソ

の対立は単に国境をはさんでの

対立というレベルを越えていま

す 。ある窓味ではとれは新たな

冷戦といってもいいでしょう 。

二 、三年前には中ソ戦争の可

能性が喧伝されましたが 、現在

ではその不可能性を中ソ双方が

認議したがゆえに 、もっとグロ

ーバルな対立に拡散してきたと

いう感じが強いですね 。

22 東洋経i斉週刊新年特大号51.

楽観できない

フォード大統領の再選

本社ひとつ個々の問題に移

って 、アメリカ大統領選挙κつ

いてーーー 。

山岡

なう世論調査でトップにいる人

が当選す・る確率が九OMmぐらい

というジンクスがあります 。

それから 、野党の場合、今回

は民主党ですが 、誰が大統領候

米国の大統領選挙で

は 、その年の －一月一日現在で行

，

－日本と日本人のバ

イタリティ園

( 1 月 3 日 ・10日 合併／新春特大号）

くたばれ／ゼロ成長論／竹中一雄

国際通貨安定への道／F－A・ハ

イエク

（座談会）

在日外人のみた沌ニッポン

特派員、

学者、

弁護士、

銀行家

（インタビュー構成）

トップ経営者が語る日本の針路

（座

談

会）

ゼロ成長二年i不況は何をもたらし

だか？／安倍北夫

大野明男

杉岡

碩夫

富永健一

孤独な闘土・

桜田武／草柳大蔵

（鼎談）

グ異色官僚d

官僚を斬る

佐橋滋高木文雄城山三郎 ・

狂乱時代ト世界の富豪の没落と誕生

ポスト・

インフレの資産対策

〈特集〉

財界のグ鬼っ

子d

国策会社を裸にする

医霊蓋翻

（都合により一都変更するEともあります）補に指名されるかは 、．フライマ

pl 、つまり

予仰選挙をどんど

ん戦っていって 、勝ち抜くとい

うのが一つの条件になる 。

とのいちばん良い例が七二年

の大統領選でホウマツ候補とみ

られていたマクガバン（上院議

員）がプライマリJ1をどんどん

勝ち抜いて指名を勝ちとった 。

そうみてみると 、民主党のほ

うは 、まったくのドングPの背

くらべといっていい 。

渦中の人ロックフェラー

本社ジャクソンはどうなの

ですか 。

山間ジャクソyは 、ρンデ

イをかかえていますし 、あまり

にもタカ派です 。それにキャン

ベ1

ナ！としての魅力に欠けて

いる 。彼はいちばん早く走り出

したのだが 、ほかを抜くまでに

はいたっていない 。

新年は少なくとも三O州で予

備選挙が行なわれます 。前回が

二O余ですから約五OM増 。た

いへんな乱戦になるわけです 。

現在 、民主党での出馬表明者が

一O人いますし 、今後さらにふ

える可能性もある 。結局 、八月

の指名党大会で残るのは五t

六

人です 。

そζで決戦するのだが 、過去

に百何回投烈をしなおしたとい

う笑例もあります 。あるいはそ

ういうとをが起とるかもしれな

い 。そうなると 、とれはデッドロ

ァクと称して 、民主党の幹部会

に決定をゆだねます 。今度もそ

うなる可能性がかなりあって 、

その揚合、ρンフHJl 、

あるい

はマスキl

（ともに上院議員）

が有力だといわれている 。ハン

フpーには 、前々回戦った実績

があるし 、あの選挙があと一週

間先に延びていたら 、ニクyy

k勝ったという説もあるほどで

す 。戸ンプHYl

は 、まだ出馬を

表明していませんが 、指名大会

での幹部の推薦をねらっている

ようだし 、

必近の民主党内の人

気投票ではトップに立っていま

す 。一方 、共和党だが 、不思議な

ととにフォードには現職大統領

としての圧倒的な強みはない 。

むしろpIガンという俳優出身

の前カリフォルニア州知事が出

馬を表明して肉蒋している 。フ

ォ1ドは 、そのことを予測して 、

七五年の夏以来 、ホワイトハウ

スにいた時間よりも 、各地でグ事

前運動Hをしていた時間のほう

が長いというととで 、忍れまた

批判のマトになっている 。

フナ1ドとり1ガンの政策の

中身を比べてみると 、ほとんど

抑弘わらない 。フォード

はpl

ガ

ンを窓除して 、どんどん右寄り

になってきている 。

選挙運動はどちらがうまいか

というと 、もう明らかです 。フ

ォードは有権者四五万人という

小さなミシガン州第五区の下院

夏目｛姶�沌＇1131の専門商私てす：

酬票日開L…l

新年特大号ラI,東洋経i斉週刊23

、

選挙しか戦っ

たζ

とがない。

ζ

とでは一五回当選

しているが。

共和党は、最近左右

の分裂

が

ハッ

キリ

してき

で巾ます。

アサ

イアスという

メリ1ラ

ンド

州出

身の上院議員

がいる。Pペラル

派です。

彼にいわ

せると

、タカ

派のuy

1ガンが出る

ζとはガ

マ

yできない。9

1ガ

ンが出た

ら、無所属

で立

候補しても彼の

当選

を阻止

したいとまでいって

いる。と

のようにまだ名乗り

を

あげ

ていない共和党周辺

の人

も

かな

りいる

ようです。

本社エ

ドワー

ド・ケネディ

（上院議員）

は：：：。

山岡エ

ドワー

ド・ケネディ

のように、絶対

に出馬しないと

いっている人

に、む

しろ人材

が

いるというのが、今度

の選挙

の

特徴

かと思

う。モ

ンディル

とい

うミ

ネソタ州の民主

党上院議員

がいる。ζ

の人

は、一年前

に、

とういうつま

ら念いととはした

〈ないと出馬を取り

やめた。

エドワ

ード・

ヶ、王アィ

は家族

問題

を不

出馬

の理由

にあげ

てい

ます。兄二人を殺

されて、その

家族

のめんど

うを見る必要

があ

る。

それに彼

自身の息子

が足の

’，

， ． ，

ト てすた分 f＂＂＂・－－－－…・……………・・…・ ・・・......・－－………向山町一一一回目・・......・－……ー…・…………1 Jレつ娘ガポた 。スのi j だ中づ主ンPと彼キ女i ． iがにい奇

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ら、西部の新興勢力

へ。

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です。

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の動

きは無気味

ですよ。

各国とも内政が

最重要課題

菊地七六年

という年

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リノカ

の建国二OO年祭

、ソ連

は

第二五回

党大会というととでた

いへん

に・お

めでたい年

ですが、

前国と

もきび

しい年

にな

りそう

です。

ただ、

ソ巡の協会

、農業

。住友信託銀行

を中心

に七

た経済

の再建

という

大問題

をかかえていますが、

プ

レジ、不

フ体制

が崩

れるととはな

いでしょう。

本社中国

は：：：。

中嶋

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ど問題

は残っ

ています。ソ述

は

インドシナ

を中心

に、いままで

なかったア

ジアに拠点

を築きつ

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ます。ラオ

スにもすっか

り根

を張っ

ている。一方

、園内的

には、中国

はポスト

毛・周の転換

期にはいっている。わ

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さえも、い

ろい

ろ論議

するのだ

から

、中国人

の体質

からし

て、

24 東洋経済週刊51. 新年特大号

ぺ

彼らは日常茶飯事 、すべてが毛

以後の中国というととに神経を

集中しているといっていい 。

私が注目したいのは杭州務件

です 。との事件は現在の中国の

社会的矛盾を鋭《反狭していま

す 。批林批孔運動や水滋伝批判

念どよりもっと重視していい 。

私は八年ぶりに中国に行って

驚いたのは 、徐々ではあるが経

済的にはよくなってきている 。

市訟に行つでも 、品物はかなり

豊富になっている 。ヵ、不さえあ

れば 、かなり自由に買えるわけ

ですね 。だが周知のように賃金

体系は管のままに凍結されてい

る 。その経済的不満が労働者の

ストライキ↓

ほの介入という杭

州事件を引き起ζした 。とれは

将来の大き友不安定要因です 。

そういう問題を残しながら 、

P1ダ1シップが当面どうかと

いうと 、とれについてはやはり

郡小平 、張出骨格といった災務派

官僚だと思います 。部小平は党

・寧・行政をいつの間にか湿っ

てしまった 。張は磁をもう少し

スケー

ルを小さくしたような形

で榔のすぐ後についている 。

水洗川伝批判ですが 、ねらいは

周恩来ではないかという気がし

ます 。一般には四回小平で ．はない

か 、と恩われているようです

が 、だれがみても部が批判の・渦

中にある人物のようには恩えな

い 。それに中国では批判されて

いる人物は外遊しない 。劉少容

みたいにやられますからね 。

中国の場合、ああまで病気 、

病気というのがおかしい 。普通

だったら 、隠すはずだ 。みんな

が周は病気だというV鄭までが

それをめけ定するととによって 、

もう周は使いものにならないと

とを示しているんじゃないか 。

周は文革以来 、気づかれないよ

うに 、毛沢東体制下における非

毛沢東化を推進してきた 。しか

しそれが結局 、挫折したのでは

ないかと思う 。

との点では周が亡くなったか

らといって 、中国にそう大きな

混乱は起とらないだろう 。だが

毛沢東が亡くなった場合、郵 、

張だけでやっていけるのか 、疑

問は残る 。

第二次朝鮮戦争はない

本社朝鮮半島の情勢はどう

ですか 。

桃井国際情勢を分析する場

合、いろいろな紛争が起とる可

能性は 、朝鮮半ぬに限らず「決

してない」とはいえない 。だ

が 、第二次朝鮮戦争の可能性う

んぬんの話はかなりマスコミの

ニュー

ス期待 、願望がとめられ

ていたように思える 。一九五O

年と巡って 、現在双方の政権に

関与している諸問は 、朝鮮半島

でヨトが起きてほしくない 。

米 、中 、ソなどの関係国の階黙

の同意がない限り 、北と南が大

きな紛争を始めるととは 、ほと

んど不可能です 。ただ 、理論的

には米 、・中 、ソいずれも

干渉し

ないのなら 、との際 、相手を片

づけておζうというドライブが

ないとはいえない 。だが 、その

場合は短期間のきわめて内輪の

湿式・乾式両用

大ソナ感光紙Blnは 、

在庫管理の合理化にも

ぜ予

最適なのです。

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紛争に終わるでしょう 。

中嶋最近東南アジアに行っ

て感じたのは日本に対する感的

が変化しているととだ 。あれほ

ど対日批判が盛り上がった東南

アジアで 、日本を見直そうとい

う機運がかなり出てきている 。

アfpカが一応後退して 、中ソ

の確執の揚に念りつつある 。そ

の中でもう一度目本を見直そう

というととです 。ζれは日本と

しても 、よく

考えなければいけ

ない問題だと思いますね 。

本社どうもありがとうどざ

いました 。

〔訂正〕本総二一月六日号の永

大産業の配事中 、九六行の表で

菊水の五O年三月期は三億七二

OO万問の赤字とあるのは三七

OO万同の赤字の誤りでした 。

大阪支社nos (211 )6291 （代）・3臣家支社窓口3 (355)2181 （代｝名古屋支店会052(251 )9741 （代）楕同支 店ft092(281 )4135 （代｝京都営業所ft075(841 )624 I （代）神戸営挨所ft078(331 )6581 （代）広島営業所ft0822(21 )4307 （代｝彼浜営業所ft045(251 )6462 （代）鹿児島営業所ft0992(58 )0623 （代）声高松営業所公0878(21 )4363 (ft) 岡山営業所ft0862(23)0675(1t)金沢営業所ft0762(5直）8160(ft)繍写営業所宮078(221 )4458（代〉ショールーム窓口3 (355)2124（代｝

ぅI. 新年特大号東洋経済週刊25

昭相括q・10月白日”必慣血液同特別岨'1<1.!櫨且'111177号 明拍国'Fil月14日明3瞳蝿恒輯U可 事担ISi，＇毎週k曜日提h剛柏田司fl2月27日尭什

週

刊景気総特集視界ゼロのなかの再出発

12・20/27