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世界初、「柔軟性と伸縮機能に優れた実用的な不織布」の開発

世界初、「柔軟性と伸縮機能に優れた実用的な不織布」の開発

三井化学は、一人一人のQOL(Quality of life）の改善と人生の喜びを提供するため、革新的なヘルスケア・ソリューションの提供を目指しています

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要旨

本技術 ☞ 紙おむつなどにおける肌あれなどを引き起こさないように、世界で初めて『快適性』を向上させることに成功した実用的な不織布。

独創性 ☞ より高度な快適性を、複合部材でなく、不織布部材一つで実現。

産業の発展 ☞ 業界をリードする衛生用品メーカーが採用。更に、これまで不可能であったスリムなデザインを可能に！

産業規模・将来性 ☞アジアを中心に、紙おむつ市場は、高成長。肌に直接触れる生活・医療用途における『快適性』向上にむけた応用。

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報告内容

１．背景

２．『快適性』を追求した独創的な

高機能不織布

３．社会的な貢献度

４．まとめ

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１．衛生用品と不織布の技術変遷

＜現在＞感覚機能拡充

・フィット感・ソフト感

・クロスライク

ニーズ快適な衛生用品

ニーズ快適な衛生用品

ソリューション肌にやさしい不織布

ソリューション肌にやさしい不織布

QOL：Quality Of Life（生活の質 ☞ 日常生活における身体的等の満足度）

快適なQOLの実現

1963年☞布製品代替として誕生

＜初期＞基本機能達成

・防漏性・通気性

汎用スパンボンド不織布

＜汎用不織布＞

布等代替として誕生

＜高機能不織布＞

伸縮不織布捲縮不織布

改質不織布

積層不織布（SMS）

＜高品質不織布＞

高伸縮不織布

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１．「肌にやさしい」 とは

ふれる⇒なでる

肌に直接ふれることで感じる『ソフト感』

『肌にやさしい』 ☞ 『ソフト感』 と 『フィット感』 の両立が重要

動きに追随しソフト感を損なわない

『フィット感』

曲げた時 伸ばした時

肌（体、指、頬など）

不織布

凹凸を検知受容体（ｲﾒｰｼﾞ）

信号

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押出機押出機

巻取工程

紡糸装置

熱エンボス工程

不織布紡糸工程

分散工程

不織布ロール

繊維

ベルトコンベア⇒

２．不織布とは

紙おむつ等の表面材に利用

✓独創技術①＜柔軟性不織布＞

✓独創技術②＜伸縮性不織布＞

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２．三井～独創不織布技術①＜柔軟＞

ﾎﾟﾘﾌﾟﾛﾋﾟﾚﾝ ＋ 他軟質樹脂

PP2PP2PP1PP1

不織布

従来：ソフト感改良方法従来：ソフト感改良方法

捲縮繊維

変形

ﾎﾟﾘﾌﾟﾛﾋﾟﾚﾝ2ﾎﾟﾘﾌﾟﾛﾋﾟﾚﾝ1

三井：ソフト感改良方法三井：ソフト感改良方法

＜独創技術①＞ 樹脂設計×繊維形態制御☞従来技術では不可能な「ふんわり感」を実現!

✓樹脂設計：結晶化速度差

✓繊維形態制御：非対称構造

通常繊維

冷却&延伸

３次元的に改良３次元的に改良

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２．三井化学～独創不織布技術②＜伸縮＞

芯鞘型繊維

芯：熱可塑性ｴﾗｽﾄﾏｰ樹脂

鞘：熱可塑性ﾎﾟﾘｵﾚﾌｨﾝ樹脂

従来：伸縮不織布２

熱可塑性エラストマー繊維

熱可塑性ｴﾗｽﾄﾏｰ樹脂

従来：伸縮不織布1

＋熱可塑性ﾎﾟﾘｵﾚﾌｨﾝ樹脂

相反特性を有する樹脂が同繊維

に存在⇒

トレードオフ発生 熱可塑性ﾎﾟﾘｵﾚﾌｨﾝ繊維

（快適性、耐久性）

熱可塑性ﾎﾟﾘｳﾚﾀﾝ繊維（伸縮性）

三井：伸縮機能改良方法三井：伸縮機能改良方法

各機能繊維を独立で存在させることで実現

☞混合繊維型不織布

✓次元を高くした不織布でソリューション追求

＜独創技術②＞各樹脂の特性を 大限活用！

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２．高機能不織布による快適性の向上②

のび

る量

『フ

ィッ

ト感

アッ

プ』

『ソフト感アップ』

0 1 2 3 4 5 6 7

（超）捲縮化技術

（当社独自の風合い評価技術ベース）柔らかさ指数 ☞ なめらかさ×ふんわり感

肌によりやさしい

基本特許登録(3件)

素材ベースでの 適化

製品を見据えた快適性追求

世界初

繊維混合化技術

熱可塑性エラストマー繊維（フィット感）

ポリオレフィン繊維（ソフト感） 世界初

基本特許登録（2件）

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３．社会的な貢献度

肌にやさしい

高機能不織布

☞快適なQOLを実現

肌にやさしい

高機能不織布

☞快適なQOLを実現

業界をリードする衛生用品メーカーが採用業界をリードする衛生用品メーカーが採用

☞近年における業界の各種受賞に貢献☞近年における業界の各種受賞に貢献

●肌にやさしくて吸収が良い、やわらかで非常にソフトな肌ざわり

●デザインがかわいい、履かせるのが楽しい

●締め付けない、上げ下げしやすい、跡がつかない

●かぶれないので肌トラブルもなくなった

受賞理由例受賞理由例

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３．紙おむつ 世界市場成長の見込み出所：Price Hanna情報

欧州～２％

中東・アフリカ～５％

アジア～８％

北南米～２％

世界全体においても、堅調に成長!世界全体においても、堅調に成長!

紙お

むつ

需要

枚数

（億

枚）

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まとめ

本技術 ☞ 紙おむつなどにおける肌あれなどを引き起こさないように、世界で初めて『快適性』を向上させることに成功した実用的な不織布。

独創性 ☞ より高度な快適性を、複合部材でなく、不織布部材一つで実現。

産業の発展 ☞ 業界をリードする衛生用品メーカーが採用。更に、これまで不可能であったスリムなデザインを可能に！

産業規模・将来性 ☞アジアを中心に、紙おむつ市場は、高成長。肌に直接触れる生活・医療用途における『快適性』向上にむけた応用。