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あ し た ば 第316号 題字:雨宮博雄 編集・発行 公益社団法人八丈町シルバー人材センター 〒100-1401 東京都八丈島八丈町大賀郷2551番地2 TEL. 04996-2-4666 FAX. 04996-2-5355 E-mail [email protected] URL. http://www.sjc.ne.jp/hachijo/ 令和元年10月15日発行 現在会員数 271名 男性 143名 女性 128名 (R1.9.30現在) 理事会開催報告 9月19日(木)午前10時から、八丈町役場第2会議室において「第5回 理事会」が開催されました。主な議題は次の通りです。 1 承認事項 1)会員の入退会について 入退会についてすべて承認 2)派遣事業実施の承認等について 公益財団法人東京しごと財団八丈派遣 事業所「シルバー人材センター等労働 者派遣事業計画書」の承認について ②公益財団法人東京しごと財団シルバー 人材センター等労働者派遣事業実施要 シルバー人材センター派遣労働者就業 規則 来年度からの派遣事業開始に向け、計画 書や要綱等について説明し承認 3)シルバー人材センター等労働者派遣事 業に係る個人情報適正管理要綱の制定 について 派遣事業を開始するにあたり、要綱の制定 について承認 2 報告事項 1)令和元年7月・8月の事業実績について 7月は天候不順により前年比で減となった が、8月は好天により増となった 民間が連続で減となっており公共事業の 受注時期の検討が必要なことを説明 2)安全管理委員会の報告について 9月5日開催の委員会で決定した安全就 業標語、事故の状況・勉強会等について 報告 3)安全就業パトロールの日程について 10月24日に(公財)東京しごと財団から 永谷指導員が来島し実施予定と報告 4)広報委員会の報告について 9月19日開催の委員会での広報活動の 実施状況とPR品配布について報告 5)PR用品の配布について 体育大会で配布するPR品・数量を報告し 配布協力を依頼 3 その他 1)会員の就業状況について 登録会員・就業会員、就業先・配分金等 について資料により説明 広報委員会開催報告 同日午前9時30分からは「第1回広報委員会」が開催されました。 主な議題は次の通りです。 1 委員長の選任について 委員長を互選し塚本徹氏を委員長に選出 2 広報「シルバーはちじょう」・会報「あしたば」について 広報・会報・講習チラシを資料にして説明、レイアウトや内容について検討 3 リーフレットの配布について 10月の広報活動強調月間に配布のリーフレットを資料に改善点等を説明 4 啓発用品の配布について 「普及啓発用品配布実施報告・予定」により配布場所・数量等を説明、承認

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あ し た ば 第316号

題字:雨宮博雄

編集・発行 公益社団法人八丈町シルバー人材センター 〒100-1401 東京都八丈島八丈町大賀郷2551番地2 TEL. 04996-2-4666 FAX. 04996-2-5355 E-mail [email protected] URL. http://www.sjc.ne.jp/hachijo/

令和元年10月15日発行

現在会員数 271名

男性 143名

女性 128名

(R1.9.30現在)

理事会開催報告 9月19日(木)午前10時から、八丈町役場第2会議室において「第5回理事会」が開催されました。主な議題は次の通りです。

1 承認事項

1)会員の入退会について

入退会についてすべて承認

2)派遣事業実施の承認等について

①公益財団法人東京しごと財団八丈派遣 事業所「シルバー人材センター等労働 者派遣事業計画書」の承認について

②公益財団法人東京しごと財団シルバー 人材センター等労働者派遣事業実施要 綱

③シルバー人材センター派遣労働者就業 規則

来年度からの派遣事業開始に向け、計画 書や要綱等について説明し承認

3)シルバー人材センター等労働者派遣事

業に係る個人情報適正管理要綱の制定

について

派遣事業を開始するにあたり、要綱の制定 について承認

2 報告事項

1)令和元年7月・8月の事業実績について

7月は天候不順により前年比で減となったが、8月は好天により増となった 民間が連続で減となっており公共事業の 受注時期の検討が必要なことを説明

2)安全管理委員会の報告について 9月5日開催の委員会で決定した安全就 業標語、事故の状況・勉強会等について 報告

3)安全就業パトロールの日程について

10月24日に(公財)東京しごと財団から 永谷指導員が来島し実施予定と報告

4)広報委員会の報告について 9月19日開催の委員会での広報活動の 実施状況とPR品配布について報告

5)PR用品の配布について

体育大会で配布するPR品・数量を報告し 配布協力を依頼

3 その他

1)会員の就業状況について

登録会員・就業会員、就業先・配分金等 について資料により説明

広報委員会開催報告 同日午前9時30分からは「第1回広報委員会」が開催されました。主な議題は次の通りです。

1 委員長の選任について

委員長を互選し塚本徹氏を委員長に選出

2 広報「シルバーはちじょう」・会報「あしたば」について

広報・会報・講習チラシを資料にして説明、レイアウトや内容について検討

3 リーフレットの配布について

10月の広報活動強調月間に配布のリーフレットを資料に改善点等を説明

4 啓発用品の配布について

「普及啓発用品配布実施報告・予定」により配布場所・数量等を説明、承認

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あ し た ば 第316号

【会員の声】 「観光バスが寄らないので

団体のお客様は減りましたが、夏と冬は個

人のお客様が多いです。今年 1番多い来客

数はGW中の 134人でした。」

「月に数回の就業ですが、自分にはちょう

ど良い就業です。」

○八丈島歴史民俗資料館 昨年 6月より、八丈支庁展示

ホール内に場所を移して、開館

しています。

案内及び管理業務として、施

設内整備や受付対応、展示品解

説として希望者への解説、また

日常清掃業務等をしています。

令和元年度地域提案型講習として9月26日(木)と27日(金)の2日間、(公財)東京

しごと財団主催による「ハウスクリーニング講習会」が実施されました。

講師の松尾育年氏・山田博一氏と、シルバー講習担当係の栗原健一主任・古川征敬

嘱託員が来島し、1日目は三根公民館においてハウスクリーニング作業の基本や、作業

上の注意点やマナー、汚れと洗剤の性質や特徴などについて8名の会員が受講しまし

た。2日目は町営富士見団地の1室を借り、キッチン周りや浴室・トイレ・窓ガラスなど、前

日の講習を踏まえた清掃を実施しました。

講師から「前回の講習会でもそうでしたが、八丈の会員の方たちは自分自身で汚れを

落とそうとする意識が高く、その姿勢が大変良かったです。」と、

お褒めの言葉をいただきました。

受講会員からは「汚れと洗剤の相性等大変参考になりました。」

「汚れの性質を理解すれば無理だと思っていた汚れも落とせる。」

「やり方ひとつで全然きれいになる。」など、大変好評でした。

今回の講習会のテキストのコピーを事務局に用意しています。

大変参考になりますので興味のある方はご連絡ください。

就 業 紹 介 №16

★解説できる方を募集しています。

興味のある方は事務局まで!

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あ し た ば 第316号

250年前の飢饉と稲荷様

八丈島歴史民俗資料館 伊藤 宏

資料館のお宝(53)

樫立の北東側から人びとのくらしを見守る

八幡山。約7千年前の三原山側噴火ででき

たスコリア(熔岩の飛沫が冷えて固まった砂

利)の丘である。富次朗商店の前から三原

林道を入ると鳥居の前に出る。これをくぐっ

て200mほどの石段を登ると山頂だ。ナラミ

ガ平という。正面にある石宮は山の名前にな

った八幡様。手前右側に入る細道をたどる

と、ちょうど八幡様の裏側に出る。そこには

樫立のタバラを見守る稲荷様が鎮座する。

八幡山北東側のふもとからはおよそ100m

の急な石段があって、手すりのロープがある

が、ちょっと尻込みしてしまいそう。八幡様の

参道を行く方が安心である。

狐を使いとする稲荷神は、稲作をはじめ

農耕を司る神として各地で古くから信仰され

てきたが、八丈島にやって来たのはそれほ

ど遠い昔のことではない。1769年(明和

6)、今からちょうど250年前のことである。

『八丈実記』には、同年に御勘定奉行小野

日向守一吉(ひゅうがのかみくによし)から島

方ヘ、不作の時は神に頼るほかはないか

ら、村々に稲荷社を祭りなさいと命じられた

のが始まりだとある。

不作はたびたびあったが、明和年間は特

にひどかった。『八丈実記』第6巻「八丈島年

暦」に記録された生々しい様子はおよそ次

の通りである。

明和5年7月10日、大風による時化で田畑

ともに種代も残らないほどの被害を受けた。

人家や大木も吹き倒されたから、翌明和6年

は困窮が甚だしく、400人余りが餓死した。

そこで報告のため奥山和泉と小源太が江戸

に出た。餓死者が大勢でたことに驚いた幕

府は、翌7年菊池織部、奥山和泉、名主小

源太を呼び出したが、順風の出帆日和がな

いまま8年まで島を出ることができなかった。

3人は勘定奉行所に呼び出されて何度も事

情を聞かれた。

被害の全体像が明らかになると、勘定奉行

は救済策を示した。すなわち、宝暦13年

(1763)と明和4年(1767)に借りた金の返済

残額と、明和5年と6年の拝借金を合わせた

1,078両余を八丈島・小島・青ヶ島の助成

金とすることとした。助成の方法は、①毎年8

3両3歩ずつを返済にあてること、②そのう

ち50両は1割5分の利子で運用し、③残りの

34両3歩余は毎年穀物を購入して「御囲

穀」(非常用食糧)とせよというのであった。

安永8年(1779)、1,000両になったところで

貸付金の原資になり、また島からの働きかけ

で利下げも行われ、天明5年(1785)には完

済したという。

幕府は救済のための特別な支出をするこ

となく、返済方法に条件を付けることで、全

額回収したのである。島の経済にそれだけ

の底力があったのだが、それにしても復興

の努力は並大抵ではなかったろう。

この飢饉をきっかけに、島民が江戸へ年

季奉公に出るようになった。困窮が多いのは

島の人口が多いからだということになり、安

永元年(1772)、45人が出百姓として島を

離れた。

明和の飢饉の痕跡は中之郷にも残ってい

る。大御堂境内の「冥福之碑」だ。碑文に

は、概ね「古い記録に、明和3年より6年まで

の4年間は毎年不作で、餓死者が中之郷だ

けで733人、生存者は400人足らずとある。

我々子孫としては、今、当時の惨状を振り返

ると、とても悲しみに耐えられない。そこで、

有志が相談してこの事実を石に刻んで冥福

を祈り、後世に伝える」とある。

碑は、幕末期に名

主を務めた菊池作

次郎を中心に、明

治23年(1890)10

月に建てられた。

【写真】樫立・稲荷様

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あ し た ば 第316号

事務局より 来月の配分金支払日は、

11月15日(金)です。

配 分 金 材 料 費 事 務 費 計公 共 46 1,706 8,291,487 458,324 590,238 9,340,049民 間 26 193 823,050 58,251 74,123 955,424計 72 1,899 9,114,537 516,575 664,361 10,295,473

公 共 262 10,690 54,004,011 2,387,595 3,913,495 60,305,101民 間 177 1,256 5,816,360 212,880 517,325 6,546,565計 439 11,946 59,820,371 2,600,475 4,430,820 66,851,666

9月

令和元年度事業実績

月 区分受 託件 数

就業延日人員

契 約 金 額

9月末会員数 271名 就業実人員 152名 就業率 56.1%

❊就業相談のお知らせ❊(要予約) 日時 11月14日(木)午後3~5時

場所 八丈町役場第2会議室

申込 お電話ください☎2-4666

行 事 三原大運動会

10月20日(日)校庭

三根・大賀郷小学校運動会

11月 3日(日)各小学校校庭

老人クラブ定例会

11月 1日(金)樫立公民館

11月 5日(火)末吉公民館

11月14日(木)中之郷公民館

11月15日(金)三根公民館

11月18日(月)大賀郷公民館

八丈町SC安全就業標語

危ないぞ 言える勇気と 聞く心

助け合う 心がつくる 明るい職場