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文献検索とAPAスタイル 2016 Spring ver. HPL M2 鈴木 絵美子 (emikosuz)

文献検索とAPAスタイル - HPL – Human …hpl.sfc.keio.ac.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/04/...MISSION 2: APAスタイルでアウトプット >>> 種類 >>> 1.文中引用

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文献検索とAPAスタイル2016Springver.

HPLM2鈴木 絵美子

(emikosuz)

TimeLine

Introduc:on• 10-15min

Content

• 40min(1).文献調査方(2).APAスタイルでアウトプット

Summary

• 10-15min

HomeWork• 30min

卒業したい人?

HPL卒業必要事項

(1).“卒プロ1”で,英語10個・日本語10個の先行研究を読む(2).“卒プロ1”で,読んだ先行研究をAPAスタイルでreferする

大丈夫!今日、みんなで学びます J

講義内容

•  APAスタイル引用方法の説明→ 新規生:個人研究>>“背景”→ 継続生:卒プロ1

課題を進めながら聞いて大丈夫です J

本日の課題

・ 自分の研究に関する論文2本(日本語&英語)の要約を書いてください (A4,1枚程度)

<<構成>>ー名前、学年、学籍番号、ログイン名 ー2本の論文の要約ー参考文献(APAスタイルで引用!!!)

•  提出 SFC:SFS

TimeLine

Introduc:on• 10-15min

Content

• 40min(1).文献調査方(2).APAスタイルでアウトプット

Summary

• 10-15min

HomeWork• 30min

MISSION1:文献調査のマスター

WHAT?

図書(本、単行書)

論文(学会誌、雑誌)

ビデオ、インターネット、新聞etc…

MISSION1:文献調査のマスター

WHY?     文献検索はなぜ大切???  

例:

“みんな平等だと思う.”-by鈴木

反論!?!?

But…

“天は人の上に人を造らず,人の下に人を造らず”

-学問のすすめ(1872)

“ビリギャル”という社会現象

ロジカルになったな!!!

文献調査をマスターすると…

他の人の頑張り ààà知識を築くJ

•  HardL

•  EasyJ

文献検索→・テーマを取り巻く実態を理解する (背景)・今まで分かっている知識を学ぶ (結果・考察)・同じ目的を持つ人が利用した方法を学ぶ                       (実験方法)

自分の実験のベースを作る J

MISSION1:文献調査のマスター

HOW?

道具 戦略

MISSION1:文献調査のマスター>>>HOW?

道具

MISSION1:文献調査のマスター>>>HOW?>>道具

図書 論文•KOSMOS•Amazon•GoogleBooks

<日本語>•CiNii•JdreamII<英語>•WebofScience•PubMed<両方>•GoogleScholar•Mendeley

MISSION1:文献調査のマスター>>>HOW?>>道具(特徴)CiNii(サイニイ):言語:日本語得意分野:学会誌、大学紀要、週刊××等、一般雑誌記事JDreamII:言語:日本語得意分野:自然科学領域の「学術論文」/海外論文の日本語検索WebofScience、Pubmed:言語:英語得意分野:質の高い「学術論文」/信頼性が高いデメリット:契約金が高いGoogleScholar:言語:日本語&英語得意分野:新しめの学術情報(論文含 む、本含む)/キーワードによる本文検索可/引用情報あり/大量にヒットするデメリット:重複情報あり

MISSION1:文献調査のマスター>>>HOW?>>道具

MISSION1:文献調査のマスター>>>HOW?

戦略

MISSION1:文献調査のマスター>>>HOW?>>戦略

•検索キーワードを考えよう!上位概念•下位概念•同義関係:“サッカー”を例にすると…上位語: スポーツ、球技、チームスポーツ、競技下位語: 高校サッカー、プロサッカー、女子サッカー同義語(言い換え): サッカー競技、ソッカー、蹴技、フットボール

スポーツ

球技

サッカー

MISSION1:文献調査のマスター>>>HOW?>>戦略

•検索キーワードの組み合わせ!

MISSION1:文献調査のマスター>>>HOW?>>戦略

•アカデミックに決まっている“用語”にも注目! 詳しい論文がヒットしやすい。(例)“使いやすさ“ → X  使いやすさ?          →○ユーザビリティ            ○  アフォーダンス(関連)

このような用語は周りの人に聞いて出来るだけ得ましょう! (特に先輩・院生・先生)

MISSION1:文献調査のマスター>>>HOW?>>戦略

例テーマ:サッカー選手の技術向上について →CiNii:サッカー選手AND(技能OR技術)=47件実際の検索式>サッカー選手 (技能 OR技術)→JDreamII:サッカー選手AND(技能OR技術)=55件実際の検索式>キーワード:サッカー選手、語間のスペースを ORに指定、 次行のキーワード:技術 技能 →GoogleScholar:サッカー選手 AND(技能 OR技術)=344件 実際の検索式>“サッカー選手”(技能 OR技術)※たくさんヒットするが、CiNiiや JDreamIIの情報をすべてカバーしているわけではない。 それぞれ、カバーしている範囲が少しずつ異なる。 ※結局、モレなく関連・先行文献を探したい場合、いろんなツールを使うべし。

MISSION1:文献調査のマスター>>>HOW?

自分にあった道具   × 様々なワードの組み合わせ

まずはAbstructを読みましょう!

論文が見つかったらどう読む???

■例■

読み方:・研究内容が決まらない(ほとんど)→Abstractでだいたいの内容をつかむ・実験方法が決まらない→Methodを中心に読む論文で扱われている他の論文にも注目

MISSION1:文献調査のマスター・テーマを取り巻く実態を理解する ・今まで分かっている知識を学ぶ・同じ目的を持つ人が利用した方法を学ぶ                       自分の実験のベースを作る為に文献調査は重要であり、

を通して文献を調査し、Abstractを読み、大まかな内容を理解する。

TimeLine

Introduc:on• 10-15min

Content

• 40min(1).文献調査方(2).APAスタイルでアウトプット

Summary

• 10-15min

HomeWork• 30min

MISSION2:APAスタイルでアウトプット

WHAT? •AmericanPsychologicalAssociaconの略

•文献リストを作る際に使うフォーマットの一種•HPLではこれを使用する•他の研究会や大学では異なる可能性があるので注意が必要

MISSION2:APAスタイルでアウトプット

WHY?

MISSION2:APAスタイルでアウトプット>>>WHY?

信頼性と見かけは関係します。

MISSION2:APAスタイルでアウトプット

種類他の人の主張を述べる時

(文中引用)論文の最後に

1. 2.

1.1.文献の引用1.2.文章の引用 1.3.表•図の引用 2.1.論文 2.2.図書

MISSION2:APAスタイルでアウトプット

種類他の人の主張を述べる時

(文中引用)論文の最後に

1. 2.

1.1.文献の引用1.2.文章の引用 1.3.表•図の引用 2.1.論文 2.2.図書

MISSION2:APAスタイルでアウトプット>>>種類 >>>1.文中引用1.1.文献の引用(1)一般的な引用:本文中に文献を引用する場合,著者名の直後に出版年を添える。 i)本文中に文章として入れる場合 “Endo(2004)は...”,“福富(2003)によれば...” ii)括弧内に文献を示す場合“...である(Hagiwara,2002)。”,“...という(原田,2001)。” iii)同一著者で,同一年次に刊行された文献がいくつかある場合 年次を示す数字の直後にアルファベット小文字 a,b,..を付して区別する。 たとえば“Russel(l1993a)”,“Russel(l1993a,b)”とする。 iv)異なる著者で,同一姓,同一年の文献の引用があり,混同の恐れのある場合 原著が欧語であればイニシャルを,日本語であれば名を添える。 たとえば,“C.L.Hull(1943)”,“(南 博,1980)”あるいは“(H.Minami,1980)”とする。

(2)自著の引用:投稿者自身の既刊文献の引用は,“著者は...”などとせず,“箱田(2000)は...”のよ うにする。 (3)共著:引用文献が 2人の著者の共著である場合は,引用のたびごとに両著者の姓を書く。 ー“心理学研究”の日本語文献では文中に文章として入れる場合、括弧内に文献を示す場合ともに著者名の間は“・”で結び,欧文文献の場合は“&”で結ぶ。ー“JapanesePsychologicalResearch”の場合は,本文中に文章として入れる場合では“and”,括弧内 に文献を示す場合には“&”を用いる。 ■例■

•文中に文章として入れる場合,“服部・速水(1999)は...”,“Inui&Ishi(i2001)によれば...”,“InuiandIshi(i2001)showed...”

•括弧内に文献を示す場合 “...(本田・堀,2000)。” “...(Kikuchi&Kugihara,2002).”

(4)著者が 3人以上の場合:著者が 3人以上の場合は,初出の際には全著者の姓を書く。2度目以後は,第 1著者の姓を書き,日本語文献では原著が日本語であれば,その他の著者は“他”と略す。欧語文献であれば“etal.”と略す。 ■例■•初出(文中に文章として入れる場合)•“無藤・仲・大渕(2003)は..”,“Muto,Naka,&Ohbuchi(2003)は..”“Muto,Naka,andOhbuchi(2003)showed...” •初出(括弧内に文献を示す場合)•“(沖田・椎名・下仲,2003)”,“(Okita,Shiina,&Shimonaka,2003)”•2度目以降(文中に文章として入れる場合)•“沖田他(2003)は..”,“Okitaetal.(2003)は..”“Okitaetal.(2003)showed...” •2度目以降(括弧内に文献を示す場合)•“(沖田他,2003)”,“(Okitaetal.,2003)”

(5)翻訳書の引用:翻訳書を引用する場合は,原典とその出版年を最初に引用し,その後に翻訳書の訳者とその出版年を括弧でくくる。また,括弧内に文献を示す場合には,両者をスヘースでつなぐ。 ■例■•文中に文章として入れる場合“Hebb(1972白井他訳 1975)..”とし,“Hebb(1972)”あるいは“Hebb(1975)”とはしない。

•括弧内に文献を示す場合“(Hebb,1972白井他訳 1975)”

(6)文献引用の順序:本文中の同一箇所でいくつかの文献を引用するときには,文末の同じ括弧内に著者の姓のアルファベット順にセミコロンで区切り,また同一著者については出版年順に並べ てそれらをカンマで区切り示す。 ■例■“(石井,1998;Kugihara,1998,2000;南・三浦・釘原,2001;鈴木他,1995)”

(7)特定のページの引用:文献の特定ページを引用するときには,出版年の後にそのページ数を書き添える。表,図の参照を示すときもこれに準じ,図表の番号の記載形式は原典を踏襲する。 ■例■“(Takagi,2003,pp.150-152)”,“(Takagi,2003,p.140,FIGURE3)”

MISSION2:APAスタイルでアウトプット>>>種類 >>>1.文中引用1.2.文章の引用(1)文献の記述の一部を直接引用するときには,原文(訳文)のとおり正確に転記する。 (2)引用文は別行とせずに本文に続け,引用符(“”)で囲む。 (3)引用文中にさらに引用句があるときには,一重引用符(‘’)を用いる。 (4)引用文には,末尾に著者の姓,出版年,記載ページを書き添える。 (5)原典が入手困難なために翻訳書による場合は,翻訳書の引用の仕方に従い、該当ページを明記する。“(Ebbinghaus,1885宇津木訳 1978,p.93)”(6)文章を引用する際には,版権所有者の許可が必要なことがあるので注意すること。(7)引用文に手を入れた場合

i)引用者が引用文に訂正を加えたり追加をしたりした語句は,角括弧“[]”に入れて引用 原文とはっきり区別する。

ii)引用原文の一部を省略した場合には,ピリオドを三つ連ねたもの“...”で示す。

MISSION2:APAスタイルでアウトプット>>>種類 >>>1.文中引用1.3.表•図の引用(1)論文中の表や図について本文中で言及するときは,Table1,Figure1のように指示し,“次表”,“下図”などの表現は用いない。 (2)他の文献の表や図を引用する場合は,その旨が明確になるように所在(著者名,出版年,所在ページ,表・図の番号を括弧内に明記する)を書き添え,論文中の通し番号を付ける。原典の図表番号の記載形式は原典を踏襲する。

■例■“Figure3.Boringの奥行視の実験状況(Boring,1930,p.120,FIGURE2)”(3)表・図の引用にあたっては,著作権者の許可を必要とする場合もあるので注意する。

MISSION2:APAスタイルでアウトプット

種類他の人の主張を述べる時

(文中引用)論文の最後に

1. 2.

1.1.文献の引用1.2.文章の引用 1.3.表•図の引用 2.1.論文 2.2.図書

MISSION2:APAスタイルでアウトプット>>>種類 >>>2.文末 >>>2.1.論文

2.1.1.著者が一人の場合

MISSION2:APAスタイルでアウトプット>>>種類 >>>2.文末 >>>2.1.論文

2.1.2.著者が二人の場合

MISSION2:APAスタイルでアウトプット>>>種類 >>>2.文末 >>>2.1.論文

2.1.3.著者が三人以上の場合

MISSION2:APAスタイルでアウトプット>>>種類 >>>2.文末 >>>2.2.図書

MISSION2:APAスタイルでアウトプット

注意!•どこからが自分の意見か明確にしましょう!•図の剽窃はダメです!

MISSION2:APAスタイルでアウトプット

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Introduc:on• 10-15min

Content

• 40min(1).文献調査方(2).APAスタイルでアウトプット

Summary

• 10-15min

HomeWork• 30min

本日の課題

・ 自分の研究に関する論文2本(日本語&英語)の要約を書いてください (A4,1枚程度)

<<構成>>ー名前、学年、学籍番号、ログイン名 ー2本の論文の要約ー参考文献(APAスタイルで引用!!!)

•  提出 SFC:SFS

まずは自分の興味のある論文を探してみましょう!

分からない人(特に新規生!!!)は挙手をしてください J