69
3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。 表 地域会議の実施状況 日時・ 場所 議事内容 12018/9/26 15:00-16:45 備前市役所 【協議事項】 ・運行ルート・サービス内容等 ・関係機関との調整状況 ・利用対象者への周知・広報計画 ・実証期間 ・効果検証の方法 ・イベント等での実施内容 【次回までの調整・準備事項】 ・車両充電や運転手等の計画 ・現場検証(リスク確認) ・周知広報の実施内容 ・関係機関との調整(運輸支局、備前市公共交通会議、県道管理者、通学 路) ・アンケートの調査票及び調査方法 ・車両保管場所、充電電源の確認 22018/10/12 10:00-12:00 備前市役所 〔現場確認〕 2018/10/12 14:00-16:30 備前市鶴海地 区 備前市総 合運動公園 【協議事項】 ・実証期間の確認 ・実証運行のルート・サービス内容等 ・利用対象者への周知・広報計画 ・イベント等での実施内容 ・関係機関との調整状況 ・効果検証方法 ・必要インフラの確認 ・緊急連絡体制の確認 【次回までの調整・準備事項】 ・デマンド予約方法の調整 ・運行計画、運行スケジュールの調整 ・車両の搬入搬出計画 ・運行日誌、アンケート等の調査方法 3-73

3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

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Page 1: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

3.4 備前市における実証調査

3.4.1 実施準備

1) 地域会議の実施

以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

表 地域会議の実施状況

日時・

場所 議事内容

第1回 2018/9/26

15:00-16:45

備前市役所

【協議事項】

・運行ルート・サービス内容等

・関係機関との調整状況

・利用対象者への周知・広報計画

・実証期間

・効果検証の方法

・イベント等での実施内容

【次回までの調整・準備事項】

・車両充電や運転手等の計画

・現場検証(リスク確認)

・周知広報の実施内容

・関係機関との調整(運輸支局、備前市公共交通会議、県道管理者、通学

路)

・アンケートの調査票及び調査方法

・車両保管場所、充電電源の確認

第2回 2018/10/12

10:00-12:00

備前市役所

〔現場確認〕

2018/10/12

14:00-16:30

備前市鶴海地

区 備前市総

合運動公園

【協議事項】

・実証期間の確認

・実証運行のルート・サービス内容等

・利用対象者への周知・広報計画

・イベント等での実施内容

・関係機関との調整状況

・効果検証方法

・必要インフラの確認

・緊急連絡体制の確認

【次回までの調整・準備事項】

・デマンド予約方法の調整

・運行計画、運行スケジュールの調整

・車両の搬入搬出計画

・運行日誌、アンケート等の調査方法

3-73

Page 2: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

日時・

場所 議事内容

第3回 2018/10/26

11:00-12:00

13:00-16:00

NPO法人スマ

イル・つるみ

事務所

【協議事項】

・実証調査の準備状況

・効果検証方法

・イベント等での実施内容

【次回までの調整・準備事項】

・出発式の予定

・初日のマスコミ対応

・国交省視察(11/8)の詳細

第4回 2018/12/3

10:00

NPO法人スマ

イル・つるみ

事務所

【協議事項】

・実証調査結果の共有(利用者数、アンケート結果)

・地域課題解決に対する有効性

・実証調査で確認された課題

・事業化に向けた展望と課題

・次年度以降の予定

2) 実施計画書の作成

作成した実施計画書を次頁以降に掲載する。

3-74

Page 3: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

1

平成

30年

度グ

リー

ンス

ロー

モビ

リテ

ィの

活用

検討

に向

けた

実証

調査

支援

事業

実施

計画

実証

地域

岡山

県備

前市

鶴海

事業

名称

鶴海

お出

かけ

ちょ

い乗

りカ

ート

運行

事業

【1. 実

証調

査の

背景

・目

的】

【2. 実

証調

査の

概要

【3. 実

証調

査の

詳細

】3.1

運用

エリ

ア、

3.2

運用

方法

、3.3

実施

体制

、3.4

関係

機関

との

調整

状況

、3.5

事業

化に

向け

た検

討、

3.6

その

※「3.6

その

他」に

つい

ては

任意

記載

項目

とす

3-75

Page 4: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

2

地域

の概

況(特

に地

域交

通の

状況

・実

証調

査を

行う

備前

市鶴

海地

区の

人口

は938人

、世

帯数

は371世

帯(2015年

国勢

調査

)で

、古

くか

ら米

や果

樹(ぶ

どう

)の

栽培

が盛

んな

地域

であ

る。

・鶴

海地

区の

高齢

化率

は45.5

%で

、備

前市

の高

齢化

率36.3

%を

大幅

に上

回っ

てい

る。

(2015年

国勢

調査

から

算定

)・鶴

海地

区で

食料

品等

を扱

う商

店は

1軒

のみ

で、

高齢

者の

見守

りを

兼ね

た移

動ス

ーパ

ーが

週1

回訪

れる

。・地

区に

は内

科と

歯科

の診

療所

があ

るが

、と

もに

医師

は高

齢で

後継

者は

不在

。・

寄の

鉄道

駅(JR

長船

駅[瀬

戸内

市]

)ま

では

片道

約10km

。平

日は

JR

長船

駅へ

1日

7便

、市

役所

やス

ーパ

ー、

病院

のあ

る片

上(片

道11km

)へ

1日

8便

、シ

ョッ

ピン

グモ

ール

「海

の駅

」(片

道約

6km

)を

経由

して

吉永

へ1日

6便

の市

営バ

スが

運行

され

てい

る。

・地

区に

唯一

のガ

ソリ

ンス

タン

ドは

、数

年前

に廃

業し

、寄

のス

タン

ドは

約10km

離れ

てい

る。

・小

学校

は地

元に

ある

が、

中学

生は

片道

約10km

をス

クー

ルバ

スで

通学

して

いる

。部

活動

等の

ため

早出

や帰

宅が

遅くな

る高

校生

は、

バス

利用

が難

しい

(長

船駅

発終

18:25)た

め、

朝晩

車で

駅ま

で送

り迎

えを

する

家庭

が多

い。

地域

課題

と解

決に

向け

た方

向性

鶴海

地区

は、

通院

や買

物な

どの

日常

生活

に車

が不

可欠

とい

う典

型的

な中

山間

地域

であ

るた

め、

運転

免許

の返

納に

踏み

切れ

ない

高齢

者が

非常

に多

い。

また

、独

居や

高齢

夫婦

のみ

の世

帯が

多く、

免許

返納

後の

外出

手段

はバ

スか

タク

シー

とな

るが

、バ

スの

走る

県道

から

各集

落に

向か

って

上り

坂と

なっ

てい

るた

め、

虚弱

な高

齢者

にと

って

は車

なし

での

買物

は重

労働

であ

り、

また

タク

シー

を頻

繁に

利用

でき

るほ

ど経

済的

に余

裕の

ある

世帯

は少

ない

当地

区は

、平

日は

上下

それ

ぞれ

13便

の市

営バ

スが

運行

され

てお

り、

各集

落と

バス

停を

結ぶ

交通

手段

があ

れば

、市

営バ

スの

活性

化は

もち

ろん

、地

域住

民の

お出

かけ

の利

便性

の向

上、

生活

の質

(Q

OL

)の

向上

のほ

か、

高齢

者の

介護

予防

の効

果も

期待

でき

る。

特に

小回

りの

利くグ

リー

ンス

ロー

モビ

リテ

ィは

、細

い路

地や

坂道

が多

く、

ガソ

リン

スタ

ンド

のな

い鶴

海地

区で

の活

用に

適し

てい

ると

考え

られ

る。

鶴海

地区

では

「N

PO

法人

スマ

イル

・つ

るみ

」を

中心

に、

さま

ざま

な地

域課

題の

解決

に地

域自

らが

取り

組む

基盤

があ

り、

将来

的に

は鶴

海地

区を

モデ

ルと

して

、地

域の

お出

かけ

を住

民主

体で

確保

する

仕組

づくり

を進

めた

いと

考え

てい

る。

なお

、第

2次

備前

市総

合計

画(後

期基

本計

画)に

は、

まち

づくり

と合

わせ

た共

助に

よる

輸送

方法

の検

討を

明記

して

おり

、ま

た備

前市

地域

福祉

計画

・地

域福

祉活

動計

画に

は、

外出

支援

に取

り組

む団

体に

対す

る支

援や

地域

の支

え合

い活

動の

推進

等に

つい

て明

記し

てい

る。

【1

実証調査の背景・目的】

3-76

Page 5: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

3

【2

実証調査の概要】

実証

の全

体像

実証

調査

では

、有

償運

送と

して

の運

行と

登録

不要

な高

齢者

のサ

ロン

送迎

の付

き添

い支

援の

両方

を想

定し

てい

る。

有償

運送

の想

定と

して

は、

朝便

とし

て指

定し

たバ

ス7

便に

つい

て、

自宅

から

バス

停ま

で電

話予

約に

よる

オン

デマ

ンド

方式

の送

りを

、ま

た昼

便と

して

指定

した

バス

6便

につ

いて

、バ

ス停

から

自宅

付近

まで

予約

なし

での

送り

を行

う。

運転

者と

利用

者が

感じ

る「乗

りや

すさ

」や

「乗

り心

地」な

どの

実車

の意

見や

感想

を集

約し

、グ

リー

ンス

ロー

モビ

リテ

ィの

特性

が鶴

海地

区に

適合

して

いる

かど

うか

を総

合的

に検

証す

る。

また

、高

齢者

のサ

ロン

送迎

の付

き添

い支

援の

想定

では

、1

1月

3日

(土

)開

催予

定の

「コ

ーヒ

ーサ

ロン

」へ

の高

齢者

の送

迎を

通じ

て、

NP

O法

人の

会員

を中

心に

乗降

時の

介助

等の

体験

実習

を行

いた

いと

考え

てい

る。

さら

に、

11

月1

0日

(土

)に

開催

予定

の「市

民ふ

れあ

い福

祉ま

つり

・こ

ども

応援

フェ

スタ

」で

は、

会場

の備

前市

総合

運動

公園

内を

フリ

ー乗

降で

巡行

し、

高齢

者や

小さ

な子

ども

を対

象と

した

体験

乗車

を通

じて

、グ

リー

ンス

ロー

モビ

リテ

ィを

広く市

民へ

周知

する

こと

を考

えて

いる

実証

によ

り実

現を

目指

す地

域交

通の

将来

鶴海

地区

では

、誰

もが

住み

慣れ

た場

所で

本人

の自

由な

選択

のも

と、

とも

に支

えあ

いな

がら

自立

した

生活

がで

きる

地域

づくり

を目

指し

てい

る。

地域

住民

のさ

まざ

まな

困り

ごと

の解

決に

向け

た支

援を

行っ

てい

るN

PO

法人

スマ

イル

・つ

るみ

は、

住民

のお

出か

け対

策と

して

、ま

ずは

登録

不要

のサ

ロン

等へ

の付

き添

い支

援サ

ービ

スの

提供

を考

えて

いる

が、

有償

運送

を想

定し

た実

証調

査か

ら高

齢者

以外

のニ

ーズ

も把

握し

たう

えで

、あ

るべ

き地

域交

通の

具体

化と

実施

体制

の確

立に

向け

て協

議を

進め

てい

く。

全市

的に

は、

グリ

ーン

スロ

ーモ

ビリ

ティ

の特

性を

生か

して

、駅

やバ

ス停

など

の公

共交

通の

拠点

から

自宅

まで

のラ

スト

ワン

マイ

ルを

地域

自ら

補完

する

仕組

を構

築し

、自

宅か

ら寄

の地

域交

通の

拠点

まで

、多

少の

距離

や高

低差

があ

って

もあ

きら

めず

に外

出で

きる

よう

な「地

域独

自の

交通

手段

」を

市内

各地

に広

げて

いき

たい

住民

主体

の取

組に

つい

ては

地域

ごと

に温

度差

があ

るた

め、

現在

備前

市内

10

地区

で設

置を

進め

てい

る「ま

ちづ

くり

会議

」を

活用

し、

地域

に適

した

持続

可能

な公

共交

通、

外出

支援

等に

つい

ての

将来

像を

検討

・具

体化

し、

市民

、事

業者

、行

政の

それ

ぞれ

の役

割を

明確

にし

たう

えで

、み

んな

に親

しま

れる

地域

交通

の体

系を

構築

して

いく。

鶴海

お出

かけ

ちょ

い乗

りカ

ート

運行

事業

3-77

Page 6: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

4

【3

実証調査の詳細】

【3.1

運用エリア】

(1)平日(月~金)

朝便:自宅→バス停、昼便:バス停→自宅

⾞両

保管

場所

搬⼊

搬出

場所

商店

⼤松

⼩林

内科

医院

NPO

事務

所⼩

林⻭

科医

停 鶴

海⾞

鶴海

郵便

-凡

例-

バス

停⽬

的地

関連

施設

通⾏

不可

区間

約1,

100m

約1,000m

50100

150

200

0

停 鶴

海⾞

運⽤

エリア

鶴海

地区

※予

約に

空き

があ

る場

合、

地区

医院

郵便

商店

を⽬

的地

とする

⻑船

⽅⾯

⽚上

⽅⾯ 穂

浪経

由吉

永⽅

主要

地⽅

道備

前⽜

窓線

県道

鶴海

港線

3-78

Page 7: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

5

⾞両

保管

場所

搬⼊

搬出

場所

商店

⼤松

⼩林

内科

医院

NPO

事務

所⼩

林⻭

科医

停 鶴

海⾞

鶴海

郵便

-凡

例-

バス

停⽬

的地

関連

施設

通⾏

不可

区間

約1,

100m

約1,000m

50100

150

200

0

停 鶴

海⾞

運⽤

エリア

鶴海

地区

⻑船

⽅⾯

⽚上

⽅⾯ 穂

浪経

由吉

永⽅

【3

実証調査の詳細】

【3.1

運用エリア】

(2)コ

ーヒ

ーサ

ロン

送迎

エリ

ア【11/3(土

)】

参加

者の

送迎

(希

望者

)NP

O会

員等

降介

助体

主要

地⽅

道備

前⽜

窓線

県道

鶴海

港線

3-79

Page 8: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

6

【3

実証調査の詳細】

【3.1

運用エリア】

(3)市

民ふ

れあ

い福

祉ま

つり

・こ

ども

応援

フェ

スタ

【11/10(土

)午

前】

会場

:備

前市

総合

運動

公園

3-80

Page 9: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

7

実施

期間

平成

30年

10月

29日

(月

)~

11月

10日

(土

)①

平日

10月

29日

(月

)~

11月

2日

(金

)、

11月

5日

(月

)~

11月

9日

(金

)②

サロ

ン送

迎11/3(土

)③

市民

ふれ

あい

福祉

まつ

り・こ

ども

応援

フェ

スタ

11/10(土

)※

日曜

日は

運行

休止

運行

ルー

①朝

便:自

宅→

バス

停『鶴

海車

庫』

昼便

:バ

ス停

『鶴

海車

庫』→

自宅

※朝

便は

前日

まで

のデ

マン

ド予

約、

昼便

は予

約無

※予

約に

空き

があ

る場

合、

地区

内の

医院

、郵

便局

、商

店を

目的

地と

する

※バ

ス停

を優

先と

した

予約

、運

行を

行う

②自

宅⇔

サロ

ン(N

PO

事務

所鶴

寿荘

)③

備前

市総

合運

動公

園内

使用

車両

ゴル

フカ

ート

7人

乗り

2台

(ヤ

マハ

運転

手①

・②

”N

PO

法人

スマ

イル

・つ

るみ

“の

メン

バー

7名

、③

備前

市職

員8名

車両

保管

場所

NP

O事

務所

近くの

倉庫

(屋

根あ

り)、

イベ

ント

時は

備前

市総

合運

動公

利用

者確

保方

1)鶴

海地

区内

の全

戸(約

330世

帯)を

対象

にチ

ラシ

を配

布2)N

PO

メン

バー

(約

30名

)に

よる

積極

的な

周知

活動

3)備

前市

広報

“広

報び

ぜん

”に

掲載

効果

検証

方法

1)運

行日

誌(利

用便

と利

用人

数、

その

他気

づき

)2)ア

ンケ

ート

調査

(実

証内

容及

び車

両の

評価

等)

3)G

PS調

査(走

行ル

ート

・距

離の

把握

)4)運

行関

係者

(N

PO

)へ

のヒ

アリ

ング

(工

夫し

た点

、事

業化

に向

けた

課題

等)

【3

実証調査の詳細】

【3.2

運用方法】

(1)運行概要

3-81

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8

【3

実証調査の詳細】

【3.2

運用方法】

(2)運行ダイヤ

①平日〔月~金〕

時間

帯便

数グ

リス

ロ出

発地

グリ

スロ

目的

地市

営バ

鶴海

バス

停へ

の送

り【朝

便】

1便

予約

者の

自宅

鶴海

車庫

7:22着

【バ

ス7:27発

】東

鶴山

線長

船駅

行き

2便

予約

者の

自宅

鶴海

車庫

7:32着

【バ

ス7:37発

】東

鶴山

線片

鉄片

上行

3便

予約

者の

自宅

鶴海

車庫

8:08着

【バ

ス8:13発

】東

鶴山

線片

鉄片

上行

4便

予約

者の

自宅

鶴海

車庫

8:40着

【バ

ス8:45発

】東

鶴山

線長

船駅

行き

5便

予約

者の

自宅

鶴海

車庫

9:23着

【バ

ス9:28発

】東

鶴山

線片

鉄片

上行

6便

予約

者の

自宅

鶴海

車庫

9:54着

【バ

ス9:59発

】南

北・閑

谷学

校の

ぞみ

線吉

永駅

行き

7便

予約

者の

自宅

鶴海

車庫

10:15着

【バ

ス10:20発

】東

鶴山

線長

船駅

行き

鶴見

バス

停か

ら自

宅へ

の送

り【昼

便】

1便

鶴海

車庫

10:53発

【バ

ス10:48着

】自

宅へ

の送

り南

北・閑

谷学

校の

ぞみ

線青

石行

2便

鶴海

車庫

11:03発

【バ

ス10:58着

】自

宅へ

の送

り東

鶴山

線片

鉄片

上行

3便

鶴海

車庫

11:53発

【バ

ス11:48着

】自

宅へ

の送

り南

北・閑

谷学

校の

ぞみ

線青

石行

4便

鶴海

車庫

12:15発

【バ

ス12:10着

】自

宅へ

の送

り東

鶴山

線長

船駅

行き

5便

鶴海

車庫

13:23発

【バ

ス13:18着

】自

宅へ

の送

り東

鶴山

線片

鉄片

上行

6便

鶴海

車庫

13:48発

【バ

ス13:43着

】自

宅へ

の送

り南

北・閑

谷学

校の

ぞみ

線青

石行

“鶴

海車

庫”の

北側

バス

停(東

進)

南側

バス

停(西

進)

3-82

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9

<備

前市

線図

> 対

③東

鶴⼭

線(

⽚鉄

⽚上

船駅

)⑦

南北

閑⾕

(吉

永駅

⾥駅

⽯)

【3

実証調査の詳細】

【3.2

運用方法】

北側

バス

停(東

進)

南側

バス

停(西

進)

3-83

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10

【3

実証調査の詳細】

【3.2

運用方法】

(2)運行ダイヤ

②コーヒーサロン

11/3(土)

11時開会~

14時

頃終

エリ

ア運

行便

出発

到着

備考

県道

北側

(1号

車)

行き

1便

利用

者の

自宅

NP

O事

務所

10:20

2便

利用

者の

自宅

NP

O事

務所

10:50

帰り

3便

NP

O事

務所

13時

頃利

用者

の自

4便

NP

O事

務所

14時

頃利

用者

の自

県道

南側

(2号

車)

行き

1便

利用

者の

自宅

NP

O事

務所

10:20

2便

利用

者の

自宅

NP

O事

務所

10:50

帰り

3便

NP

O事

務所

13時

頃利

用者

の自

4便

NP

O事

務所

14時

頃利

用者

の自

(3)運行ダイヤ

③市民ふれあい福祉まつり

11/10(土)

9:30~14:00

エリ

ア便

数駐

車場

メイ

ン会

場備

園内

東側

(1号

車)

約15分

間隔

温水

プー

ル駐

車場

(1号

車乗

り場

)体

育館

前メ

イン

会場

(会

場前

乗降

場)

園内

西側

(2号

車)

約15分

間隔

多目

的競

技場

駐車

場(2号

車乗

り場

3-84

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11

【3

実証調査の詳細】

【3.2

運用方法】

(3)周知・広報計画〔利用者

確保方

法〕

鶴海

区長

会・9/29鶴

海区

長会

で区

長(総

区長

ほか

6区

長)へ

概要

を説

明、

利用

とア

ンケ

ート

を依

頼・皆

さん

関心

あり

、協

力的

な雰

囲気

チラ

シ配

布・鶴

海地

区内

の全

戸(約

330世

帯)を

対象

にチ

ラシ

を配

布※

10/15の

週か

ら配

NP

O周

知活

動・N

PO

メン

バー

(約

30名

)に

よる

地区

住民

への

声が

市広

報誌

・備

前市

広報

誌“広

報び

ぜん

”に

“市

民ふ

れあ

い福

祉ま

つり

の体

験試

乗会

”の

み掲

載※

10月

末市

内全

戸配

マス

コミ

・10/11市

政記

者会

(マ

スコ

ミ)に

情報

提供

(FA

X)

▼チ

ラシ(

NPO

作成

)▼

市⺠

福祉

験試

乗会

知(

備前

市広

報誌

3-85

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12

【3

実証調査の詳細】

【3.2

運用方法】

(4)デマンド予約の運用

項目

運用

方法

予約

窓口

“N

PO

法人

スマ

イル

・つ

るみ

”事

務所

受付

時間

平日

8時

~17時

(土

日は

、予

約は

休み

予約

方法

・前

日ま

でに

電話

予約

①名

前、

②自

宅の

住所

、③

乗り

たい

日、

④乗

りた

い便

、⑤

目的

地の

確認

(※

)、

⑥乗

車場

所(自

宅、

自宅

近くの

目印

)、

※バ

ス停

『鶴

海車

庫』以

外の

地区

内の

医院

、郵

便局

、商

店を

希望

する

場合

、一

旦、

利用

希望

時間

を聞

いて

おき

、前

日の

運行

ミー

ティ

ング

で調

整し

た対

応可

能時

間を

利用

者に

連絡

する

3-86

Page 15: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

13

【3

実証調査の詳細】

【3.2

運用方法】

(5)効果検証方法(調査

方法)

調査

調査

方法

運行

日誌

・利

用便

毎に

利用

者数

、そ

の他

気づ

きを

運転

手が

記入

アン

ケー

ト調

査・後

日、

利用

者に

アン

ケー

ト調

査票

を配

布、

回収

(必

要に

応じ

て聞

き取

り調

査)

GP

S調

査・運

転手

がG

PS端

末の

電源

スイ

ッチ

を操

作・G

PS端

末の

回収

交換

(備

前市

、週

2回

)・G

PS端

末の

デー

タ集

計(受

託業

者)

運行

関係

者へ

のヒ

アリ

ング

・実

証期

間終

了後

、備

前市

でヒ

アリ

ング

を実

電源

ON

OFF

▼GP

S端末

▼ア

ンケー

ト調査

票案

(10

/25時

点)

▼運

⾏⽇

3-87

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14

【3

実証調査の詳細】

【3.2

運用方法】

(6)必要インフラ等の確

項目

内容

車両

・ゴ

ルフ

カー

ト7人

乗り

×2台

〔全

長3,9

60

全幅

1,3

30

全高

1,8

40

少回

転半

径4.5

m〕

保管

場所

①N

PO

事務

所近

くの

倉庫

②備

前市

総合

運動

公園

内の

セン

ター

テニ

スコ

ート

の倉

充電

設備

①N

PO

事務

所近

くの

倉庫

の電

源:200V

×2口

、差

込口

コン

セン

ト型

式の

変更

工事

を実

施②

備前

市総

合運

動公

園内

の電

源:200V

×2口

、差

込口

コン

セン

ト型

式及

び電

圧(100V

⇒200V

)の

変更

工事

を実

乗降

場所

①『鶴

海車

庫』バ

ス停

②サ

ロン

会場

『鶴

寿荘

』③

備前

市運

動公

園内

(イ

ベン

ト時

)④

その

他目

的地

(医

院、

郵便

局、

商店

▼N

PO

事務

所近

くの

倉庫

(2台

駐車

可)

▼倉

庫内

の電

源(200V

×2口

3-88

Page 17: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

15

【3

実証調査の詳細】

【3.2

運用方法】

(6)必要インフラ等の確

▼バ

ス停

“鶴

海車

庫”(目

的地

)▼

NP

O事

務所

(サ

ロン

会場

)▼

地区

内の

商店

(目

的地

▼鶴

海地

区コ

ミュ

ニテ

ィハ

ウス

(搬

入搬

出場

所)

▼備

前市

総合

運動

公園

内の

通路

▼セ

ンタ

ーテ

ニス

コー

トの

倉庫

(保

管場

所)

3-89

Page 18: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

16

【3

実証調査の詳細】

【3.2

運用方法】

(6)必要インフラ等の確

▼車

両掲

示(後

部A

3サ

イズ

)▼

車両

掲示

(前

部A

4サ

イズ

▼受

電コ

ード

と差

込口

▼ゴ

ルフ

カー

ト7人

乗り

3-90

Page 19: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

17

【3

実証調査の詳細】

【3.2

運用方法】

(7)搬入搬出、保管

、移

項目

日時

場所

手順

と担

当者

搬入

【借

受】

10/25(木

)14時

~鶴

海コ

ミュ

ニテ

ィハ

ウス

・YM

PC

がト

ラッ

クで

搬入

・受

取り

立会

い〔備

前市

職員

〕・保

管場

所へ

の移

動〔備

前市

搬入

当日

の保

管10/25(木

)~

10/26(金

)N

PO

事務

所※

車両

は満

充電

で搬

入〔YM

PC

運転

者講

習会

10/26(金

)13時

~16時

NP

O事

務所

、周

辺道

路・YM

PC

の講

習・運

転者

の試

運転

鶴海

地区

での

保管

10/26(金

)~

11/9(金

)N

PO

事務

所近

くの

倉庫

・保

管、

充電

イベ

ント

会場

への

移送

11/9(金

)14~

16時

鶴海

地区

⇒備

前市

総合

運動

公園

・山

越え

→県

道を

通行

(約

5㎞

)〔備

前市

職員

2名

〕・翌

日イ

ベン

トに

備え

て保

管場

所で

充電

イベ

ント

会場

での

保管

11/9(金

)~

11/10(土

)セ

ンタ

ーテ

ニス

コー

トの

倉庫

・保

管、

充電

鶴海

地区

への

移送

11/10(土

)16~

17時

備前

市総

合運

動公

園⇒

鶴海

地区

・県

道→

山越

えを

通行

(約

5㎞

)・鶴

海地

区保

管場

所で

充電

搬出

【返

却】

11/12(月

)9時

30分

~鶴

海コ

ミュ

ニテ

ィハ

ウス

・保

管場

所か

ら鶴

海コ

ミュ

ニテ

ィハ

ウス

へ移

動・YM

PC

がト

ラッ

クで

搬出

・受

取り

立会

い〔備

前市

職員

3-91

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18

【3

実証調査の詳細】

【3.2

運用方法】

(8)運転者講習会

日時

10月

26日

(金

)13時

~16時

場所

NP

O事

務所

、周

辺道

講習

内容

1)YM

PC

の講

習(約

40分

)2)運

転手

の試

運転

3)乗

車中

及び

乗降

時の

介助

講習

(社

会福

祉協

議会

受講

①N

PO

:運

転手

予定

者8名

②備

前市

:イ

ベン

ト時

運転

手予

定者

10名

③備

前市

社会

福祉

協議

会:1名

④受

託業

者:1名

準備

・受

講者

は運

転免

許書

※全

員26才

以上

(任

意保

険の

条件

3-92

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19

【3

実証調査の詳細】

【3.2

運用方法】

(9)緊急時連絡体制

【鶴海

地区

実証

調査

】NP

Oス

マイル

・つる

み信

宮理

事⻑

尾崎

事務

局員

TEL:

0869

-65-

8802

携帯

:09

0-56

90-7

667

【市⺠

福祉

リスロ体

験試

乗会

】責

任者

榮係

⻑TE

L:08

69-6

4-18

75携

帯:

090-

2294

-687

5

【実証

調査

責任

者】

備前

市介

護福

祉課

今脇

課⻑

TEL:

0869

-64-

1828

携帯

:09

0-90

66-0

701

【地域

⽀援

業務

】復

建調

査設

計(

株)

岡⼭

⽀社

主担

当吉

村TE

L:08

6-22

2-62

03携

帯:

090-

6400

-604

6副

担当

⾦沢

【実証

調査

実施

機関

】国

⼟交

通省

環境

政策

課三

重野

課⻑

補佐

島TE

L:03

-525

3-82

69

【備前

警察

署】

TEL:

0869

-63-

0110

【市⽴

備前

病院

】TE

L:08

69-6

4-33

85

【東備

消防

組合

】TE

L:08

69-6

4-11

19

【和気

労働

基準

監督

署】

TEL:

0869

-93-

1358

事故

発⽣

【⾞両

ヤマ

ハモ

ーター

パワ

ープロ

ダクツ(

株)

⼩瀬

前原

TEL:

0537

-21-

2671

受託

業者

3-93

Page 22: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

20

【3

実証調査の詳細】

【3.3

実施体制】

(1)実施体制

(2)地方公共団体内

での役

割分

団体

名役

備前

市実

証調

査責

任者

、関

係各

所と

の調

NP

O法

人ス

マイ

ル・つ

るみ

運転

手人

材の

輩出

、地

元住

民へ

の広

報、

利用

者の

意見

聴取

備前

市公

共交

通会

議本

調査

に関

する

交通

事業

者間

の情

報共

有、

活用

方策

の協

議等

備前

市社

会福

祉協

議会

市民

への

情報

提供

、広

報支

援、

生活

支援

コー

ディ

ネー

ター

への

指示

・助

所属

名・担

当者

名役

介護

福祉

課今

脇典

子実

証調

査責

任者

介護

福祉

課榮

研二

NP

O法

人ス

マイ

ル・つ

るみ

との

調整

、社

会福

祉協

議会

との

調整

市民

協働

課森

本一

生警

察・運

輸局

・交

通事

業者

等と

の調

社会

福祉

課山

口久

美子

市民

ふれ

あい

福祉

まつ

り実

行委

員会

との

調整

建設

課柴

部実

道路

管理

者と

して

協議

3-94

Page 23: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

21

【3

実証調査の詳細】

【3.4

関係機関との調整状況】

団体

名調

整状

況備

公共

交通

機関

等電

車①

同意

済②

相談

中③

今後

実施

④該

当機

関な

し/

今回

は関

係し

ない

バス

備前

市営

バス

①同

意済

②相

談中

③今

後実

施④

該当

機関

なし

/今

回は

関係

しな

い随

時連

タク

シー

タク

シー

協会

①同

意済

②相

談中

③今

後実

施④

該当

機関

なし

/今

回は

関係

しな

い10/10

資料

送付

行政

道路

管理

者備

前市

、岡

山県

東備

地域

事務

所①

同意

済②

相談

中③

今後

実施

④該

当機

関な

し/

今回

は関

係し

ない

10/16

県道

管理

者(東

備局

管理

課)

に資

料送

地方

運輸

局・

支局

岡山

運輸

支局

①同

意済

②相

談中

③今

後実

施④

該当

機関

なし

/今

回は

関係

しな

い10/3

岡山

運輸

支局

企画

総務

課に

相談

警察

備前

警察

署交

通課

規制

担当

①同

意済

②相

談中

③今

後実

施④

該当

機関

なし

/今

回は

関係

しな

い9/19

概要

説明

10/11

実施

期間

の連

その

他商

工会

①同

意済

②相

談中

③今

後実

施④

該当

機関

なし

/今

回は

関係

しな

観光

協会

①同

意済

②相

談中

③今

後実

施④

該当

機関

なし

/今

回は

関係

しな

商業

施設

等①

同意

済②

相談

中③

今後

実施

④該

当機

関な

し/

今回

は関

係し

ない

福祉

施設

等備

前市

社会

福祉

協議

会①

同意

済②

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中③

今後

実施

④該

当機

関な

し/

今回

は関

係し

ない

生活

支援

コー

ディ

ネー

ター

の指

導等

を担

地域

住民

鶴海

地区

住民

①同

意済

②相

談中

③今

後実

施④

該当

機関

なし

/今

回は

関係

しな

い9/29鶴

海区

長会

で概

要説

明、

10/15

より

地区

内全

戸に

チラ

シ配

通学

路備

前市

教育

委員

会①

同意

済②

相談

中③

今後

実施

④該

当機

関な

し/

今回

は関

係し

ない

教育

委員

会か

ら小

学校

へ連

その

他N

PO

法人

スマ

イル

・つ

るみ

①同

意済

②相

談中

③今

後実

施④

該当

機関

なし

/今

回は

関係

しな

い広

報周

知、

デマ

ンド

予約

、運

行等

を担

3-95

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22

事業

化後

の事

業ス

キー

事業

化の

際の

道路

運送

法上

の区

当面

は登

録不

要(訪

問型

サー

ビス

D)を

行い

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有償

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る事

業化

の道

を探

る。

事業

実施

時の

事業

スキ

ーム

総合

事業

の訪

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ビス

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Bに

準じ

る単

価)

の制

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基づ

いて

実施

。車

両は

市が

所有

し、

事業

所へ

貸与

する

【3

実証調査の詳細】

【3.5

事業化に向けた検討】

構想

の実

現に

向け

た中

長期

のロ

ード

マッ

・事

業化

を目

指す

時期

、「い

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明確

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と(現

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定で

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詳細

に記

載す

るこ

と)

実施

内容

平成

30年

平成

31年

平成

32年

度・・・・

第1四

第2四

第3四

第4四

ゴル

フカ

ート

の運

行に

よる

実証

調査

調査

結果

の評

価と

中長

期の

方針

決定

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ン送

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提供

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けた

体制

整備

サロ

ン送

迎(訪

問D

)の

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ビス

提供

開始

有償

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業化

の検

討・研

備前

市(保

険者

事業

者(N

PO

法人

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イル

・つ

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総合

事業

自己

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付き

添い

支援

・車

両の

貸与

・総

合事

業補

助金

(訪

問B

に準

じる

3-96

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23

【3

実証調査の詳細】

【3.6

その他(※記載は任意)】

平日

運用

エリ

ア(ス

ライ

ド4

)の

送迎

先と

なる

「鶴

海車

庫バ

ス停

」付

近。

安全

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降、

待機

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めの

スペ

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は十

分に

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調査

対象

の鶴

海地

区の

様子

。県

道を

挟ん

で南

北の

傾斜

地に

集落

が広

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長船

方面

片上

方面

県道

北側

県道

南側

3-97

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24

【3

実証調査の詳細】

【3.6

その他(※記載は任意)】 ⾞

両保

管場

搬⼊

搬出

場所

商店

⼤松

⼩林

内科

医院

NPO

事務

所⼩

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停 鶴

海⾞

鶴海

郵便

-凡

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関連

施設

通⾏

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区間

約1,

100m

約1,000m

50100

150

200

0

停 鶴

海⾞

運⽤

エリア

鶴海

地区

※予

約に

空き

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る場

合、

地区

医院

郵便

商店

を⽬

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⻑船

⽅⾯

⽚上

⽅⾯

穂浪

経由

吉永

⽅⾯

Map

dat

a:国

土地

理院

の地

理院

地図

参考

:運

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リア

の航

空写

3-98

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25

【3

実証調査の詳細】

【3.6

その他(※記載は任意)】

※N

PO

作成

3-99

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26

【3

実証調査の詳細】

【3.6

その他(※記載は任意)】

市民

ふれ

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福祉

まつ

り・こ

ども

応援

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ほか

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市民

が参

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る。

3-100

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【3

実証調査の詳細】

【3.6

その他(※記載は任意)】

※10/25時

3-101

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28

【3

実証調査の詳細】

【3.6

その他(※記載は任意)】

備前

市東

鶴山

公民

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【10/28(日

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イル

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⽚上

⽅⾯

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土地

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理院

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会場

:東

鶴⼭

公⺠

3-102

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29

【3

実証調査の詳細】

【3.6

その他(※記載は任意)】

「東

鶴山

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窓線

県道

鶴海

港線

Map

dat

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土地

理院

の地

理院

地図

会場

:東

鶴⼭

公⺠

体験

試乗

ルー

3-103

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3.4.2 実証調査の実施

1) 実証調査概要

実証調査については以下の通り実施した。

表 実証調査概要

■調査概要

■役割分担

概要

実施期間

平成30年10月29日(月)~11月11日(日)※日曜日は運行休止①平日 10月29日(月)~11月2日(金)、11月5日(月)~11月9日(金)②サロン送迎 11/3(土)

③市民ふれあい福祉まつり・こども応援フェスタ 11/10(土)

運行ルート

①朝便:自宅→バス停『鶴海車庫』 昼便:バス停『鶴海車庫』→自宅※予約に空きがある場合、地区内の医院、郵便局、商店を目的地とする

②自宅⇔サロン(NPO事務所 鶴寿荘)③備前市総合運動公園内

運転手 ①・②”NPO法人スマイル・つるみ“のメンバー7名、③備前市職員8名

導入車両 ヤマハゴルフカート(7人乗り) 2台

調査主体 備前市 保健福祉部 介護福祉課

運行主体 NPO法人スマイル・つるみ

その他

⻑船⽅⾯

⽚上⽅⾯

約1.1㎞

約1㎞

停 鶴海⾞庫

停 鶴海⾞庫

穂浪経由

吉永⽅⾯

鶴海郵便局

商店 ⼤松屋⼩林内科医院

⼩林⻭科医院

備前市【実証調査主体】

NPO法人スマイル・つるみ【運行主体】

鶴海地区【利用者】

運行委託・支援車両貸与

実績報告

デマンド予約 送迎サービス

3-104

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2) 実証調査の様子

図 実証調査の様子

3-105

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3) 広報資料

利用者確保のための広報資料については以下の通り作成した。

図 自治体が作成した広報資料

3-106

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3.4.3 実証調査の成果

以下に実証調査の成果概要を示す。

1) 利用実態

① 利用者数

14日間合計で延べ110名の利用があった。1日平均利用者数は10.0人、乗車定員に占める利用者数は

46.2%(運行便限定のネット値)であった(日別利用者数の詳細は次頁に示す)。実験期間中の天気・

気温の大きな変動が無かったことから、気象条件と利用者数の明確な関連性は確認できなかった。

鶴海地区の利用者数は61人であり、男性:女性の比率は2:3であった。年齢別に見ると70歳以上が

約8割であり、運転免許保有者は約75%であった。

表 利用者数総括

延べ利用者数 110人 ※11/10試乗会の利用者(約350人)は含まず

1 日平均利用者数 10.0人 延べ利用者数÷(便数×車両定員) 運行便限定(ネット値):46.2%

全便(グロス値):13.1% ※催し開催時及び試乗会の利用者は含まず

3-107

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表 利用

実態

7:2

77:3

78:1

38:4

59:2

89:5

910:2

010:4

810:5

811:4

812:

10

13:

18

13:

43

長船

片上

片上

長船

片上

吉永

長船

青石

片上

青石

長船

片上

青石

2018/

10/

29

月晴

れ21.

68.

812

62

4

2018/

10/

30

火晴

れ19.

29.

116

33

13

33

2018/

10/

31

水晴

れ17.

07.

24

11

2

2018

/11

/1

木晴

れ18.

66.

53

3

2018

/11

/2

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れ18.

76.

54

11

23

2018

/11

/3

土晴

れ19.

17.

823

23

2018

/11

/4

日晴

れ20.

89.

10

2018

/11

/5

月晴

れ20.

58.

94

22

5

2018

/11

/6

火晴

れ22.

710

.00

6

2018

/11

/7

水晴

れ21.

18.

826

422

2018

/11

/8

木晴

れ20.

510

.018

55

44

5

2018

/11

/9

金晴

れ23.

714

.40

1

2018/

11/

10

土晴

れ22.

38.

10

約350

2018/

11/

11

日晴

れ19.

87.

40

110

00

10

317

03

01

80

10

18

49

約350

20

※1:日

合計

は、

11/

10の

イベ

ント

、視

察を

除く

※2:鶴

海地

区内

の医

院、

歯医

者、

商店

、郵

便局

への

送迎

:運休

実証

期間

合計

【参

考】

視察

催し

日に

気象

条件

曜日

天気

気温

気温

日合

計(※

1)

あさ

便(バ

ス停

への

送り

)ひ

る便

(自宅

への

送り

)地

区内

送迎

(※

2)

利用

者数

イベ

ント

3-108

Page 37: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

図 利用者の状況(性別、年齢、運転免許の有無)

3-109

Page 38: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

② 総走行距離・環境負荷軽減効果

期間中総走行距離は38台・kmであり、乗用車との比較によるグリーンスローモビリティ導入に伴

うCO2削減効果は8kg-CO2であった。

表 総走行距離・環境負荷軽減効果

期間中総走行距離(回送は含まない) 38台・km CO2 削減効果(乗用車との比較) 8kg-CO2

【環境負荷軽減効果について】

・同じ距離の輸送を小型車量(ガソリン車)で代替した場合との比較によりCO2削減効果を計測。

・グリーンスローモビリティ運行に伴う電力消費に関連するCO2排出量はゼロとして取扱う。

・小型車両のCO2排出原単位については平均旅行速度20km/hの小型に相当する210g-CO2/km・台とし

て設定した(国土技術政策総合研究所資料 第671号「道路環境影響評価等に用いる自動車排出係

数の算定根拠(平成22年度版)」)。

2) 運営者側の声

今回の実証調査では利用者数が予想より大幅に少なく、一部の住民の試乗にとどまった点が悔やま

れる。反省点としては、

・チラシの全戸配布も1度のみでは効果が薄かった。

・区会(町内会)の協力を得るための調整、打ち合わせを十分にしておくべきであった。

・稼働の結果から隣接の佐山地区と1台ずつの運行も可能であったかもしれない。(ただし、佐山地

区で運転手の確保ができたかどうかは不明。)

といったことが挙げられる。一方、地域の高齢化は進んでいるものの、まだ多くの住民が自ら運転し

て外出している現状から、地域住民の公共交通への関心が薄いことも利用者が少なかった要因であろ

うと、運行を担当したNPOは分析している。

また、同NPOからは実験期間中の送迎は無償だが、事業化するならば有償で実施したいという意見

があった。また、事業化して需要が増加する場合、今回の実証調査のようなデマンド予約方法(受付

窓口は常に理事長が対応)や運行調整方法(前日17時のミーティング)等では継続が難しいと感じて

いるとの意見があった。

また、運転手の感想として、すれ違う住民と自然な挨拶ができて、通常の自動車にはない良さを感

じたというメリットが挙げられた。

3) 利用者側の声

車内で会話が弾みコミュニケーションが図れたという意見が多く寄せられた。また、スピードや乗

り心地を自動車と比較する意見がなかったことから、一般の車とは異なるグリーンスローモビリティ

の特性が認識され、受け入れられたものと考えられる。一方で、防寒対策、前日予約制の改善、シー

トベルトの装着などが利用者アンケートで挙げられた。

3-110

Page 39: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

イベントでの活用においては、市民ふれあい福祉まつり・こども応援フェスタの半日の運行で約3

50人の利用があった。ベビーカーを荷台に積んで乗車する家族連れの姿や見知らぬ家族同士で座席を

譲り合う姿など、イベントの趣旨にふさわしい風景が随所に見られ、アンケートの結果からも利用者

の満足度が非常に高かったことが推察された。

《アンケート結果抜粋》

問:送迎のシステムや車両・利用料金について

前日までの電話予約は半数以上が便利と回答したものの、当日の急な利用や予約のわずらわしさの

解消を求める声があった。

乗り心地については快適との回答が多く、特に今回の運行期間が天候に恵まれたことで開放的な車

両の特性ともマッチして概ね好評であった。

図 送迎のシステムや車両・利用料金について

問:今後の利用意向

今後の運行については、有料でも続けてほしいという利用者が8割を超える結果となった。また、

有料の場合の適切な金額としては、100円という回答が7割を超えた。

図 今後の利用意向

3-111

Page 40: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

問:導入された場合の外出の頻度

グリーンスローモビリティが導入された場合、お出かけの頻度が今より増える、あるいは少しは増

えると思うという回答が約 8 割であったことから、外出機会の少ない高齢者の外出意欲を引き出すた

めに、グリーンスローモビリティの活用が大いに期待される。

図 導入された場合のおでかけの回数

問:グリーンスローモビリティに乗った感想/活用できると思う場所(イベント開催時)

試乗した感想は、「便利」、「心地よい」、「景色を楽しめた」、「面白い」などが多く、「スピードが遅

い」、「暑そう・寒そう」といったマイナスイメージの回答は少なかった。また、観光地や今回のよう

な公園内の移動だけでなく、バス停までの送迎や近場の買い物、通院の送迎にも活用できそうという

声が聞かれた。

図 グリーンスローモビリティに乗った感想/活用できると思う場所

3-112

Page 41: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

3.5 福山市における実証調査

3.5.1 実施準備

1) 地域会議の実施

以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

表 地域会議の実施状況

日時・

場所 議事内容

第1回 2018/9/21

9:30-11:30

福山市役所

【協議事項】

・解決すべき地域課題

・運行ルート・サービス内容等

・関係機関との調整状況

・利用対象者への周知・広報計画

・実証期間

・効果検証の方法

・使用車両と充電設備

・実証までのスケジュール

【次回までの調整・準備事項】

・運行計画

・関係機関との調整(運輸支局、交通管理者、道路管理者、地域関係者等)

・周知広報の実施内容

・実証期間

・効果検証の具体的内容・方法

・車両保管場所、充電設備の確保方法

第2回 2018/9/28

10:00-11:00

福山市役所

〔現場確認〕

2018/9/28

13:30-17:00

福山市鞆の浦

現場

【協議事項】

◆庁内調整会議

(9/21会議と同様に内容を市庁内連絡会議で確認、調整)

◆現地確認

・運行ルート、乗降場所の確認

・車両保管場所、充電設備設置方法等の確認

【次回までの調整・準備事項】

(9/21会議と同じ内容)

第3回 2018/11/13

15:00-16:30

福山市役所

【協議事項】

◆庁内調整会議と合同開催

(9/21会議と同じ内容(詳細計画))

【次回までの調整・準備事項】

・効果計測(日報記録)の準備

・運転者(講習受講者)の特定

3-113

Page 42: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

日時・

場所 議事内容

・開始前日(運転者講習、地元乗り方教室)、当日(出発式、マスコミ対

応)の詳細

・実施体制(責任者・連絡先)の詳細

第4回 2019/1/17

15:30-17:00

福山市役所

【協議事項】

・実証調査結果の共有(利用者数、アンケート結果)

・地域課題解決に対する有効性

・実証調査で確認された課題

・事業化に向けた展望と課題

・次年度以降の予定

2) 実施計画書の作成

作成した実施計画書を次頁以降に掲載する。

3-114

Page 43: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

1

平成

30年

度グ

リー

ンス

ロー

モビ

リテ

ィの

活用

検討

に向

けた

実証

調査

支援

事業

実施

計画

実証

地域

広島

県福

山市

鞆町

(鞆

の浦

事業

名称

「し

おま

ち(潮

待ち

)モ

ビリ

ティ

」実

証事

業~

国内

随一

の近

世港

町「鞆

の浦

」の

暮ら

しと

おも

てな

しを

つむ

ぐ~

3-115

Page 44: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

2

1)

実証地域の概要

,都市特性や道路状況

○100万

本の

ばら

のま

ち福

山市

は,

瀬戸

内海

の中

央,

広島

県東

部の

約47万

人の

中核

市。

日本

一新

幹線

駅に

近い

「福

山城

」や

『崖

の上

のポ

ニョ

』の

舞台

「鞆

の浦

」な

ど観

光資

源が

豊富

鉄鋼

(JFEス

チー

ル)や

デニ

ムな

どの

もの

づくり

産業

が発

展す

る,

備後

圏域

の経

済文

化の

拠点

【1

実証調査の背景・目的】

1.

地域

の概

況や

地域

交通

の状

<福

山市

(鞆

の浦

)の

概要

>人

口:46.9

万人

(0.4

万人

)面

積:518.1

4k㎡

(4.8

6k㎡

)高

齢化

率:27.7

%(47.2

%)

観光

客数

:725万

人(213万

人)

(2018年

3月

現在

:出

典:市

統計

情報

)※

()内

は鞆

の浦

のデ

ータ

を示

広島

県福

山市

福山

駅~

鞆港

線1

日運

行回

数47回

(20分

間隔

で運

行)

1日

輸送

量約

314人

松永

駅~

鞆車

庫線

1日

運行

回数

4回

(3時

間間

隔で

運行

)1

日輸

送量

約11人

2)地域の公共交通の充足状況

○同

地域

には

,鞆

鉄道

㈱が

運行

する

バス

が2路

線(福

山駅

~鞆

港,

松永

駅~

鞆車

庫)と

タク

シー

社の

営業

所が

2社

あり

,日

常的

な移

動や

観光

交通

を担

って

いる

。し

かし

,地

域内

でバ

スや

タク

シー

が通

行で

きる

道路

は限

定さ

れて

おり

,バ

スの

便数

も少

ない

(松

永駅

~鞆

車庫

線)

福山

松永

走島

<鞆

の浦

鞆の

○実

証調

査予

定地

「鞆

の浦

」は

,日

本初

の国

立公

園「瀬

戸内

海国

立公

園」の

一部

に指

定さ

れ,

江戸

時代

から

「潮

待ち

」の

港と

して

栄え

,歴

史的

な建

造物

がま

とま

って

残る

全国

的に

も珍

しい

景勝

地。

国内

随一

の近

世港

町を

テー

マと

した

スト

ーリ

ーが

日本

遺産

に認

定(平

成30

年5月

)され

,ユ

ネス

「世

界の

記憶

」(平

成29年

10月

登録

),

国の

重要

伝統

的建

造物

群保

存地

区(平

成29年

11月

選定

)と

あわ

せた

三冠

は全

国唯

一。

その

歴史

・文

化・自

然は

国内

外か

ら高

い評

価を

受け

,観

光客

は年

213万

人と

増加

傾向

※ T

BS

「流

星ワ

ゴン

」,

ハリ

ウッ

ド映

画「ウ

ルヴ

ァリ

ン:SA

MU

RA

I」な

ど,

映画

,ド

ラマ

のロ

ケ地

○一

方で

,「鞆

の浦

」の

人口

はこ

こ30年

で半

分の

約4000人

に減

少,

高齢

化率

47.

2%

古くか

らの

地割

をそ

のま

ま残

す狭

隘な

生活

道路

は,

三叉

路や

クラ

ンク

,急

な坂

道が

多い

広島

県に

よる

埋立

架橋

事業

(湾

内バ

イパ

ス道

路)が

計画

され

てい

たが

,山

側ト

ンネ

ルを

含む

総合

対策

へと

方針

変更

。町

中の

交通

量抑

制な

ど交

通処

理対

策は

,地

域住

民の

悲願

○走

島(広

島県

離島

振興

計画

にお

ける

離島

地域

,人

口507人

,高

齢化

率67.9

%)ま

では

,連

絡フ

ェリ

(鞆

港~

走島

)が

,1日

に5往

復(所

要時

間25分

)運

行。

島内

には

公共

交通

なし

○ほ

か,

鞆の

浦か

ら仙

酔島

(観

光地

)ま

では

,市

営の

渡船

(平

成い

ろは

丸)

が20分

毎に

運航

鞆~

走島

航路

1日

運行

回数

5回

(約

2時

間間

隔で

運行

)1

日輸

送量

約13

5人

<走

島>

仙酔

鞆~

仙酔

航路

1日

運行

回数

51回

(約

20分

間隔

で運

行)

1日

輸送

量約

376人

はし

りじ

3-116

Page 45: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

3

4)上位関連計画におけるグリーンスローモビリティの位置づけ

○「福

山・笠

岡地

域公

共交

通網

形成

計画

(平

成29年

3月

)」の

基本

方針

に「様

々な

交通

の連

携強

化に

よる

効率

で利

用し

やす

い地

域公

共交

通網

の構

築」な

どを

掲げ

てお

り,

今年

度策

定の

「福

山・笠

岡地

域公

共交

通再

編実

施計

画」で

も,

グリ

ーン

スロ

ーモ

ビリ

ティ

を地

域公

共交

通ネ

ット

ワー

クの

支線

交通

の一

つに

位置

づけ

る予

定。

○「福

山市

地球

温暖

化対

策実

行計

画(平

成23

年3月

)」の

基本

政策

のひ

とつ

「エ

ネル

ギー

の効

率的

な利

用の

進」

にお

いて

「電

気自

動車

など

の次

世代

自動

車の

利用

環境

整備

」に取

り組

む計

画。

【1

実証調査の背景・目的】

2.

地域

課題

と解

決に

向け

た方

向性

古い

町並

を散

策す

る観

光客

狭路

や急

な坂

道が

多く残

る町

流入

交通

など

で離

合が

困難

な町

3)課題解決に当たり,グリーンスローモビリティの優位性

①「小

型Sm

all」

:狭

路や

クラ

ンク

,急

な坂

道が

多い

町並

を快

走で

き,

高台

の観

光施

設に

もア

クセ

スで

きる

②「低

速Slo

w」:ス

ロー

ライ

フな

鞆の

生活

スタ

イル

に融

け込

み,

石畳

の古

い町

並を

ゆっ

くり

と楽

しむ

こと

がで

きる

③「安

全Saf

ety

」:高

齢者

や観

光客

が多

い町

中を

安全

に移

動で

き,

歩行

者や

自転

車と

共存

でき

④「開

放感

Ope

n」:低

床車

両で

高齢

者が

乗り

降り

しや

すく,

港町

の音

や潮

風の

香り

を感

じな

がら

移動

でき

⑤「環

境性

Gre

en」:

マイ

カー

から

の転

換に

より

流入

交通

を抑

制し

,C

O2を

削減

する

こと

がで

きる

2)上記課題を解決するための方向性

○「安

全に

安心

して

通れ

る生

活道

を含

む交

通シ

ステ

ムの

構築

」「町

中に

流入

する

交通

量の

抑制

」「観

光客

散策

環境

の整

備」

「高

齢者

等の

外出

・買

い物

支援

」など

,地

域と

行政

が協

働で

取り

組む

施策

の方

向性

「鞆

まち

づくり

ビジ

ョン

(平

成30

年3月

)」に

おい

て位

置づ

けて

いる

1)実証地域が抱える交通課題

○「鞆

の浦

」は

高齢

化率

が47.2

%と高

く,

町中

には

古くか

らの

狭路

やク

ラン

ク,

急な

坂道

が多

く,

路線

バス

の運

が難

しく便

数も

少な

いた

め,

高齢

者の

おで

かけ

や通

院な

ど暮

らし

を支

える

移動

手段

の確

保が

課題

○近

年の

観光

客の

増加

に伴

い,

町中

に通

過交

通や

観光

交通

が流

入し

,地

域住

民の

生活

や緊

急車

両の

通行

に支

障を

きた

して

いる

ため

,流

入交

通の

抑制

とあ

わせ

,高

台に

ある

絶景

ポイ

ント

への

観光

客の

案内

が課

題。

3-117

Page 46: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

4

【2

実証調査の概要】

1)グリーンスローモビリティの活用により目指す将来像

①コンセプト:「しおまち(潮待ち)モビリティ」

国内

随一

の近

世港

町で

ある

「鞆

の浦

」の

歴史

・文

化・自

然と

,こ

こに

住む

人々

の暮

らし

が織

りな

す独

特の

風情

や景

観は

多くの

人々

に愛

され

続け

てい

る。

こう

した

“こ

こに

住む

人々

の暮

らし

”と

“訪

れる

人た

ちへ

のお

もて

なし

”を

ゆっ

くり

とつ

むぐ

「し

おま

ち(潮

待ち

)モ

ビリ

ティ

」実

証事

業~

国内

随一

の近

世港

町「鞆

の浦

」の

暮ら

しと

おも

てな

しを

つむ

ぐ~

3.

実証

の全

体像

②実証調査の概要

A:

暮ら

しお

たす

けル

ート

(地

域住

民の

移動

支援

)・定

時定

路線

で地

域内

を乗

合運

行(バ

ス事

業者

運行

)・路

線バ

スの

入れ

ない

狭路

を運

行し

,病

院や

高齢

者サ

ロン

等を

経由

・便

数の

多い

バス

停と

船乗

り場

(走

島行

き)に

接続

B:

絶景

おも

てな

しル

ート

(観

光客

の散

策支

援)

・不

定期

で利

用客

に応

じた

乗合

運行

など

(タ

クシ

ー事

業者

運行

)・観

光ガ

イド

を添

乗さ

せて

,常

夜燈

など

の主

な観

光施

設を

1時

間程

度で

周遊

・駐

車場

(観

光客

用),

渡船

場(仙

酔島

行き

),

便数

の多

いバ

ス停

に接

C:走

島お

でか

けル

ート

(高

齢者

の外

出買

物支

援)

・走

島(ガ

ソリ

ンス

タン

ドが

ない

離島

)で

実施

して

いる

高齢

者の

おで

かけ

支援

事業

(福

祉事

業)の

車両

(軽

自動

車)を

グリ

ーン

スロ

ーモ

ビリ

ティ

に転

換・地

域の

運転

ボラ

ンテ

ィア

によ

り,

概ね

75歳

以上

の高

齢者

の外

出や

買物

を支

③目指す将来像(交通課題の解決)

○人

口減

少・高

齢化

が著

しく進

み,

道幅

が狭

く急

な坂

道で

,バ

スも

入れ

なか

った

域で

地域

住民

の足

とし

て活

用⇒

地域

コミ

ュニ

ティ

の活

性化

,高

齢者

の福

祉増

○日

本遺

産の

認定

など

を受

け,

観光

地の

モビ

リテ

ィと

して

散策

環境

の充

実に

活用

⇒観

光客

の回

遊性

や滞

在時

間の

拡大

,地

域ブ

ラン

ディ

ング

の創

○環

境負

荷の

少な

い低

炭素

型モ

ビリ

ティ

の普

及,

通過

交通

や流

入交

通の

抑制

⇒「瀬

戸内

海国

立公

園」の

自然

環境

,歴

史文

化や

住民

の暮

らし

との

調和

B:絶

景お

もて

なし

ルー

既存

のバ

ス運

行ル

ート

A:暮

らし

おた

すけ

ルー

●常

夜燈

●淀

姫神

●船

番所

福禅

寺・

対潮

いろ

は丸

展示

医王

寺●

太田

家住

沼名

前神

鞆の

浦・走

島の

実証

ルー

ト狭

路や

急な

坂道

が多

く残

る町

古くか

らの

地割

が残

る路

<走

島>

小幅

員:約

1.8

m急

勾配

:22%

福山

市鞆

町伝

統的

建造

物群

保存

地区

(重

伝建

鞆~

走島

フェ

リー

航路

鞆の

浦歴

史民

俗資

料館

平地

区世

帯数

:426世

帯人

数:

約830人

御幸

地区

世帯

数:

393世

帯人

数:

約770人

鞆の

津ふ

れあ

いプラザ

鞆支

鞆コ

ミュ

ニテ

ィセ

ンタ

+ト

モテ

ツバ

スセ

ンタ

公民

館・ふ

れあ

いプラ

ザ

複合

施設

診療

浦友

地区

本浦

地区

唐船

地区

C:走

島お

でか

けル

ート

3-118

Page 47: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

5

【2

実証調査の概要】

○「福

山・笠

岡地

域公

共交

通網

形成

計画

」の

基本

方針

「様

々な

交通

の連

携強

化に

よる

効率

的で

利用

しや

すい

地域

公共

交通

網の

構築

」「多

様な

運行

方法

によ

る過

疎化

・高

齢化

に対

応し

た移

動手

段の

見直

し」

⇒グ

リー

ンス

ロー

モビ

リテ

ィを

活用

する

方針

出典

:福

山・笠

岡地

域公

共交

通網

形成

計画

をも

とに

作成

中山

間地

(神

辺町

等)

高台

団地

(緑

陽団

地等

離島

(走

島):実

観光

地(鞆

の浦

):実

「し

おま

ち(潮

待ち

)モ

ビリ

ティ

」実

証事

業~

国内

随一

の近

世港

町「鞆

の浦

」の

暮ら

しと

おも

てな

しを

つむ

ぐ~

(中

山間

地・高

台団

地で

の「地

域住

民の

足」と

して

の活

用)

中山

間地

や高

台団

地(オ

ール

ドニ

ュー

タウ

ン)等

の公

共交

通空

白地

では

,高

齢化

が進

み,

地域

の足

を担

うド

ライ

バー

不足

に悩

んで

いる

。こ

うし

た地

域で

,地

域住

民(運

転ボ

ラン

ティ

ア)

が主

体と

なっ

てグ

リー

ンス

ロー

モビ

リテ

ィを

活用

し,

地域

公共

交通

網の

補完

や高

齢者

のお

でか

け支

援を

行う

(観

光地

・駅

周辺

商店

街で

の「ち

ょこ

っと

輸送

」と

して

の活

用)

築城

400年

を迎

える

福山

城は

,観

光施

設(日

本一

新幹

線駅

に近

い城

)で

ある

が,

長い

階段

や急

な坂

があ

る。

また

,駅

周辺

商店

街は

広範

囲に

広が

って

いる

。こ

のた

め,

高齢

者な

どの

移動

手段

とし

てグ

リー

ンス

ロー

モビ

リテ

ィを

活用

し,

観光

地と

して

の回

遊性

向上

,駅

周辺

のに

ぎわ

い創

出に

つな

げる

。(来

年度

,福

山城

公園

にお

いて

,群

馬大

学と

連携

し,

グリ

ーン

スロ

ーモ

ビリ

ティ

自動

運転

実証

実験

を検

討中

1)

「福

山・笠

岡地

域公

共交

通網

形成

計画

」に掲

げる

,地

域公

共交

通の

目指

すべ

き将

来像

(地

域公

共交

通ビ

ジョ

ン)

「誰

もが

移動

しや

すく,

人の

交流

が活

発に

なる

地域

公共

交通

の実

現」を

実現

。2

)「第

2次

福山

市観

光振

興ビ

ジョ

ン」の

アク

ショ

ンプ

ラン

に掲

げる

,受

け入

れ環

境の

整備

,充

実と

して

,例

えば

,電

車→

バス

→グ

リー

ンス

ロー

モビ

リテ

ィと

いっ

たよ

うな

「二

次交

通の

整備

,充

実」を

実現

3)

「福

山市

地球

温暖

化対

策実

行計

画」の

基本

政策

のひ

とつ

「エ

ネル

ギー

の効

率的

な利

用の

促進

」の

ため

,「電

気自

動車

など

の次

世代

自動

車の

利用

環境

整備

」を実

現。

高齢

者が

シニ

アカ

ーを

利用

○鞆

の浦

での

実証

事業

をも

とに

,グ

リー

ンス

ロー

モビ

リテ

ィを

既存

のバ

ス路

線,

鉄道

,フ

ェリ

ー等

と組

み合

わせ

,地

域公

共交

通ネ

ット

ワー

クの

支線

交通

の一

つと

して

,市

内他

地域

への

展開

を検

討(以

下,

具体

例)

4.

実証

によ

り実

現を

目指

す地

域交

通の

将来

観光

地(福

山城

)・駅

前商

店街

上位

・関

連計

画の

施策

方針

を実

3-119

Page 48: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

6

【3

実証調査の詳細】

【3.1

運用エリア】

既存

のバ

ス運

行路

線(20分

間隔

で運

行)

●県

営鍛

冶駐

車場

既存

のバ

ス運

行路

線(3時

間間

隔で

運行

●沼

名前

神社

(祭

事・神

事)

●ホ

テル

徳永

医院

●県

営桟

橋(走

島フ

ェリ

ー)

A【

暮ら

しお

たす

けル

ート

● コン

ビニ

(買

い物

●鞆

コミュ

ニティセ

ンター

(集

会所

●沼

南病

ひら

平地

区世

帯数

:426世

帯人

数:約

830人

みゆ

御幸

地区

世帯

数:393世

帯人

数:約

770人

鞆~

走島

航路

(1

日5

便運

航)

●トモ

テツハ

゙スセ

ンター

(バ

ス乗

り継

ぎ拠

点)

小幅

員:約

3.3

平地

区内

を走

行す

る道

法 宣 寺 ●

( 墓 参 り)

妙 連 寺 ●

( 墓 参 り)

鞆支

所藤

井病

狭路

での

交互

通行

区間

(信

号制

御)

鞆~

走島

航路

を運

航す

る神

勢丸

12

3

3

ふれ

あい

サロン

暮ら

しPoin

t 1

暮ら

しPoin

t 2

3歴史

民俗

資料

館へ

つな

がる

坂道

小幅

員:約

2.6

m急

勾配

:17%

暮ら

しPoin

t 3

フェ

リー

⇔ グ

リス

暮ら

しPoin

t 1

鞆支

所(行

政)

暮ら

しPoin

t 3

鞆の

津ふ

れあ

いサ

ロン

(包

括支

援セ

ンタ

ー)

暮ら

しPoin

t 2

藤井

病院

グリ

スロ

⇔ バ

2

しま

なみ

信用

金庫

A-

1コ

ース

A-

2コ

ース

暮ら

しPoin

t 4

ふれ

あい

プラ

ザ

(高

齢者

サロン)

暮ら

しP

oin

t 5

鞆の

浦歴

史民

俗資

料館

(広

場)

※実

施に

おい

ては

,地

域住

民や

事業

者の

意見

やリ

クエ

スト

にも

対応

しな

がら

,そ

のニ

ーズ

や課

題を

確認

する

●南

消防

署鞆

出張

所(車

庫)

●コ

ンビ

ニ(買

物)

:既

存の

バス

:グ

リス

ロ停

留所

3-120

Page 49: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

7

【3

実証調査の詳細】

【3.1

運用エリア】

既存

のバ

ス運

行路

線(20分

間隔

で運

行)

既存

のバ

ス運

行路

線(3時

間間

隔で

運行

●トモ

テツハ

゙スセ

ンター

(観

光案

内所

小幅

員:約

2.6

m急

勾配

:17%

歴史

民俗

資料

館へ

つな

がる

坂道

鞆~

仙酔

島航

路(2

0分

間隔

で運

航)

市営

渡船

場(市

営渡

船場

)●後

山山

仙酔

島と

鞆を

見守

るよ

うに

建つ

医王

セピ

ア色

の夕

暮れ

に佇

む常

夜燈

医王

寺へ

つな

がる

坂道

小幅

員:約

1.8

m急

勾配

:23%

B【

絶景

おも

てな

しル

ート

鞆の

浦の

祭事

の中

心沼

名前

神社

弁天

島と

黒船

・い

ろは

絶景

Poin

t 3

医王

絶景

Poin

t 5

鞆の

浦歴

史民

俗資

料館

絶景

Poin

t 4

沼名

前神

常夜

燈か

ら県

道へ

つな

がる

小路

小幅

員:約

2.4

m

絶景

Poin

t 2

常夜

ささ

やき

橋●

太田

家住

宅●

龍馬

宿泊

所跡

南 禅 坊 ●

●鞆

の津

ミュー

ジア

※実

施に

おい

ては

,地

域住

民,

観光

ガイ

ド,

観光

客等

のリ

クエ

スト

にも

対応

しな

がら

,そ

のニ

ーズ

や課

題を

確認

する

県営

鍛冶

駐車

場●

鞆の

浦歴

史民

俗資

料館

から

の眺

絶景

Poin

t 2

絶景

Poin

t 4

絶景

Poin

t 3

絶景

Poin

t 1

3

2

1 2 3

絶景

Poin

t 1

福禅

寺・対

潮楼

絶景

Poin

t 5

グリ

スロ

⇔ い

ろは

グリ

スロ

⇔ バ

文化

財・寺

町筋

(寺

社仏

閣地

区)

パー

ク⇔

グリ

スロ

鞆の

浦第

1駐

車場

パー

ク⇔

グリ

スロ

PP

PP

「日

東第

一形

勝」と

称賛

され

た福

禅寺

・対

潮楼

鞆支

所(展

望台

)● アサ

ヒタクシー

鞆営

業所

(車

庫)

3-121

Page 50: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

8

【3

実証調査の詳細】

【3.1

運用エリア】

C【

走島

おで

かけ

ルー

ト】

ほん

うら

本浦

地区

世帯

数:158世

帯人

数:約

330人

うら

とも

浦友

地区

世帯

数:35世

帯人

数:約

70人

とう

せん

唐船

地区

世帯

数:50世

帯人

数:約

100人

鞆~

走島

航路

(1

日5

便運

航)

おで

かけ

Poin

t 2

診療

所(病

院)

おで

かけ

Poin

t 3

公民

館・ふ

れあ

いプラ

ザ

複合

施設

(高

齢者

サロ

ン,

集会

所)

おで

かけ

Poin

t 1

フェ

リー

乗り

場(走

島フ

ェリ

ー)

絶景

ビー

チ・天

女が

浜(唐

船地

区)

小幅

員:1.8

m

小幅

員:4.0

m

小幅

員:3.1

m

3

2

1

321

おで

かけ

Poin

t 2

診療

所(木

曜の

み)

●民

宿走

作本

商店

●(買

い物

●天

女が

浜(海

水浴

場)

●民

宿和

●唐

船明

神社

(神

社)

立花

民宿

●高

橋商

店(買

い物

おで

かけ

Poin

t 3

公民

館・ふ

れあ

いプラ

ザ

複合

施設

走島

おで

かけ

支援

事業

運行

ルー

ト(月

・水

・木

のみ

,1日

3往

復程

度)

グリ

スロ

⇔ フ

ェリ

C-

1コ

ース

C-

2コ

ース

おで

かけ

Poin

t 1

フェ

リー

乗り

※実

施に

おい

ては

,地

域住

民や

ボラ

ンテ

ィア

団体

の意

見や

リク

エス

トに

も対

応し

なが

ら,

その

ニー

ズや

課題

を確

認す

る。

3-122

Page 51: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

9

【3

実証調査の詳細】

【3.2

運用方法】

A【

暮ら

しお

たす

けル

ート

】B

【絶

景お

もて

なし

ルー

ト】

C【

走島

おで

かけ

ルー

ト】

運行

期間

A-1

:平

成30年

11月

16日

(金)~

22日

(木)

A-2

:平

成30年

11月

23日

(金)~

29日

(木)

平成

30年

11月

16日

(金)~

29日

(木)

平成

30年

11月

19日

(月)

ルー

ト長

A-1

:約

5.

9㎞

、A

-2:約

5.

1㎞

約2

.4

㎞C

-1

:約

3.

0㎞

、C

-2:約

5.

4㎞

運行

台数

7人

乗り

ゴル

フカ

ート

1台

7人

乗り

ゴル

フカ

ート

1台

※観

光ガ

イド

添乗

あり

7人

乗り

ゴル

フカ

ート

1台

※B

の車

両を

回す

運行

時間

帯(ダイ

ヤは

11頁

の通

り)

8:30~

10:30

2便

12:30~

13:

30

1便

15:00~

17:

00

2便

9:00~

17:0

0(充

電,

運転

手休

憩等

を含

む)

8:00~

16:0

03便

程度

(充

電,

運転

手休

憩等

を含

む)

運行

形態

・バ

ス事

業者

(鞆

鉄道

㈱)運

行・定

時定

路線

運行

・タ

クシ

ー事

業者

(ア

サヒ

タク

シー

㈱)運

行・エ

リア

内を

不定

期運

行①

各観

光ス

ポッ

ト間

の乗

合運

行②

デマ

ンド

型の

タク

シー

(乗

用)運

・地

域ボ

ラン

ティ

ア(ひ

まわ

り会

)が

運行

・高

齢者

おで

かけ

支援

事業

(福

祉事

業)

の車

両を

代替

料金

無償

(許

可等

を要

しな

い運

送の

形態

で運

行)

無償

(許

可等

を要

しな

い運

送の

形態

で運

行)

無償

(許

可等

を要

しな

い運

送の

形態

で運

行)

運転

手バ

ス事

業者

から

の役

務提

供(二

種免

許運

転手

によ

り安

全に

配慮

)タ

クシ

ー事

業者

から

の役

務提

供(二

種免

許運

転手

によ

り安

全に

配慮

)地

元の

運転

ボラ

ンテ

ィア

(高

齢者

車庫

の設

置場

所福

山地

区消

防組

合南

消防

署鞆

出張

所ア

サヒ

タク

シー

鞆営

業所

公民

館・ふ

れあ

いプ

ラザ

複合

施設

※当

日,

フェ

リー

で搬

入・搬

出の

予定

※路

線バ

スの

運行

時間

と重

複し

ない

時間

帯に

運行

1.

運行

概要

(そ

の1

3-123

Page 52: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

10

【3

実証調査の詳細】

【3.2

運用方法】

A【

暮ら

しお

たす

けル

ート

】B

【絶

景お

もて

なし

ルー

ト】

C【

走島

おで

かけ

ルー

ト】

利用

者確

保方

・町

内会

長連

合会

と連

携し

,鞆

地区

に実

証実

験実

施前

に広

報チ

ラシ

の全

戸配

(約

1,6

60世

帯),

ポス

ター

の掲

示,

各町

内会

長へ

の周

知の

徹底

・「広

報ふ

くや

ま」や

新聞

(3社

)へ

の掲

・町

内会

と連

携し

,グ

リー

ンス

ロー

モビ

ティ

乗り

方教

室(お

披露

目)の

実施

・実

証運

行初

日に

出発

式の

開催

・福

山駅

構内

にあ

る観

光案

内所

や鞆

内に

ある

観光

情報

セン

ター

など

の集

客施

設な

どで

チラ

シや

ポス

ター

,ポ

ップ

など

よる

広告

宣伝

・地

元の

観光

ガイ

ド(N

PO

法人

鞆の

浦振

興事

業団

)と

連携

し,

グリ

ーン

スロ

ーモ

リテ

ィ利

用の

働き

かけ

・福

山市

公式

Facebookや

Insta

gra

mな

どの

SN

Sな

どの

各種

メデ

ィア

を活

用し

情報

発信

の実

・走

島学

区ま

ちづ

くり

推進

委員

会と

連携

し,

広報

チラ

シを

高齢

者お

出か

け支

援事

業の

関係

者お

よび

利用

者(約

50人

)に

布し

,周

知の

徹底

・走

島フ

ェリ

ーの

運航

時刻

に合

わせ

A-1【暮

らし

おた

すけ

ルー

ト(平

方面

)】の

運行

時刻

とす

るこ

とで

,走

島住

民の

利用

促進

効果

検証

方法

・地

域住

民や

運行

者(鞆

鉄道

)な

どに

対し

料金

設定

や利

用頻

度,

課題

など

に関

てア

ンケ

ート

調査

を実

・車

体に

GP

Sシ

ステ

ムを

搭載

し,

走行

路の

記録

・分

析を

行う

・観

光客

や運

行者

(アサ

ヒタ

クシ

ー)な

に対

し,

料金

設定

や乗

り心

地な

どの

感想

課題

など

に関

して

アン

ケー

ト調

査を

実施

・車

体に

GP

Sシ

ステ

ムを

搭載

し,

走行

路の

記録

・分

析を

行う

・地

域住

民や

運行

者(運

転ボ

ラン

ティ

ア)

など

に対

し,

乗り

心地

や課

題な

どに

関し

てア

ンケ

ート

調査

を実

施。

・車

体に

GP

Sシ

ステ

ムを

搭載

し,

走行

路の

記録

・分

析を

行う

その

他・実

証調

査は

無料

運行

する

が,

本格

運行

は有

料運

行と

する

・実

証調

査は

無料

運行

する

が,

本格

運行

は有

料運

行と

する

。・こ

れま

で通

り,

無料

運行

(福

祉事

業)と

する

1.

運行

概要

(そ

の2

3-124

Page 53: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

11

【3

実証調査の詳細】

【3.2

運用方法】

2.

運行

ダイ

ヤ(A

暮ら

しお

たす

けル

ート

鞆港

鞆支

所バ

スセ

ンタ

ー藤

井病

院沼

南医

徳永

医院

付近

江之

浦元

町会

JA鞆

出張

所付

鞆の

津ふ

れあ

いサ

ロン

淀媛

会館

平二

会館

平三

会館

荒神

社前

平三

会館

平二

会館

淀媛

会館

鞆の

津ふ

れあ

いサ

ロン

JA鞆

出張

所付

江之

浦元

町会

徳永

医院

付近

沼南

医院

藤井

病院

バス

セン

ター

鞆支

所鞆

8:30

8:32

8:33

8:35

8:37

8:39

8:40

8:41

8:41

8:43

8:45

8:45

8:47

9:00

9:02

9:02

9:04

9:06

9:06

9:07

9:08

9:10

9:12

9:14

9:15

9:17

9:40

9:42

9:43

9:45

9:47

9:49

9:50

9:51

9:51

9:53

9:55

9:55

9:57

10:1

010

:12

10:1

210

:14

10:1

610

:16

10:1

710

:18

10:2

010

:22

10:2

410

:25

10:2

7

13:1

013

:12

13:1

313

:15

13:1

713

:19

13:2

013

:21

13:2

113

:23

13:2

513

:25

13:2

713

:40

13:4

213

:42

13:4

413

:46

13:4

613

:47

13:4

813

:50

13:5

213

:54

13:5

513

:57

15:0

015

:02

15:0

315

:05

15:0

715

:09

15:1

015

:11

15:1

115

:13

15:1

515

:15

15:1

715

:30

15:3

215

:32

15:3

415

:36

15:3

615

:37

15:3

815

:40

15:4

215

:44

15:4

515

:47

16:1

516

:17

16:1

816

:20

16:2

216

:24

16:2

516

:26

16:2

616

:28

16:3

016

:30

16:3

216

:43

16:4

516

:45

16:4

716

:46

16:4

916

:50

16:5

116

:53

16:5

516

:57

16:5

817

:00

バス

セン

ター

鞆支

所沼

南医

院法

宣寺

鞆コ

ミュ

ニテ

ィセ

ンタ

藤井

病院

付近

鍛冶

町会

館原

町内

会館

安国

寺前

えび

す神

社前

南消

防署

鞆出

張所

市営

鞆中

島住

宅付

南消

防署

鞆出

張所

えび

す神

社前

安国

寺前

原町

内会

館鍛

冶町

会館

藤井

病院

付近

鞆ふ

れあ

いプ

ラザ

みゆ

き公

ふれ

あい

プラ

鞆コ

ミュ

ニテ

ィセ

ンタ

法宣

寺沼

南医

院鞆

支所

バス

セン

ター

8:30

8:31

8:33

8:34

8:35

8:36

8:37

8:38

8:39

8:41

8:42

8:44

8:48

8:50

8:51

8:53

8:54

8:55

8:57

8:59

9:01

9:02

9:04

9:05

9:06

9:08

9:10

9:30

9:31

9:33

9:34

9:35

9:36

9:37

9:38

9:39

9:41

9:42

9:44

9:48

9:50

9:51

9:53

9:54

9:55

9:57

9:59

10:0

110

:02

10:0

410

:05

10:0

610

:08

10:1

0

12:3

012

:31

12:3

312

:34

12:3

512

:36

12:3

712

:38

12:3

912

:41

12:4

212

:44

12:4

812

:50

12:5

112

:53

12:5

412

:55

12:5

712

:59

13:0

113

:02

13:0

413

:05

13:0

613

:08

13:1

0

15:0

015

:01

15:0

315

:04

15:0

515

:06

15:0

715

:08

15:0

915

:11

15:1

215

:14

15:1

815

:20

15:2

115

:23

15:2

415

:25

15:2

715

:29

15:3

115

:32

15:3

415

:35

15:3

615

:38

15:4

0

16:0

016

:01

16:0

316

:04

16:0

516

:06

16:0

716

:08

16:0

916

:11

16:1

216

:14

16:1

816

:20

16:2

116

:23

16:2

416

:25

16:2

716

:29

16:3

116

:32

16:3

416

:35

16:3

616

:38

16:4

0

A-1

平方

A-2

御幸

方面

3-125

Page 54: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

12

【3

実証調査の詳細】

【3.2

運用方法】

3.

利用

者確

保方

法の

事例

平・御

幸ル

ート

チラ

観光

ルー

トチ

ラシ

走島

用チ

ラシ

新聞

報道

広 報 誌

web版

広報

HP で の お 知 ら せ

3-126

Page 55: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

13

【3

実証調査の詳細】

【3.2

運用方法】

4.

効果

検証

方法

(ア

ンケ

ート

調査

票)

住 民 用 ア ン ケ ー ト

利 用 者 用 ア ン ケ ー ト

関 係 者 用 ア ン ケ ー ト

3-127

Page 56: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

14

【3

実証調査の詳細】

【3.3

実施体制】

○実

施体

制(鞆

の浦

「し

おま

ち(潮

待ち

)モ

ビリ

ティ

」事

業推

進チ

ーム

を設

置予

定)

○地

方公

共団

体内

での

役割

分担

団体

名役

福山

市実

証調

査責

任者

,関

係機

関と

の連

絡調

整,

アン

ケー

ト調

査実

NP

O法

人鞆

の浦

振興

事業

団観

光ガ

イド

の輩

公益

社団

法人

福山

観光

コン

ベン

ショ

ン協

会情

報発

信の

支援

,観

光イ

ベン

トと

の連

鞆鉄

道株

式会

社(会

長が

福山

商工

会議

所会

頭兼

観光

コン

ベン

ショ

ン協

会会

長)

運行

主体

,事

業化

の検

証,

広報

活動

アサ

ヒタ

クシ

ー株

式会

社(社

長が

広島

県タ

クシ

ー協

会副

会長

兼東

部支

部長

)運

行主

体,

事業

化の

検証

,広

報活

所属

名・担

当者

名役

都市

交通

課住

吉孝

(課

員9

名の

内,

5名

が実

証調

査を

担当

実証

調査

責任

者,

アン

ケー

ト調

査実

施,

中国

運輸

局・福

山西

警察

署・交

通事

業者

(バ

ス・タ

クシ

ー)等

との

調整

情報

発信

課中

津雅

志S

NS

等の

各種

メデ

ィア

を活

用し

た情

報発

観光

課久

保正

敬観

光事

業者

等と

の調

企画

政策

課神

原明

子自

動運

転技

術(群

馬大

学と

実証

実験

で連

携中

)な

ど関

連事

業と

の調

文化

振興

課畑

信次

【日

本遺

産魅

力発

信事

業】な

ど関

連事

業と

の調

都市

計画

課鈴

木裕

鞆地

区の

地域

住民

(町

内会

連合

会)や

広島

県と

の調

土木

管理

課木

村達

也道

路管

理者

とし

て協

3-128

Page 57: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

15

【3

実証調査の詳細】

【3.4

関係機関との調整状況】

項目

団体

名調

整状

況備

公共

交通

機関

バス

鞆鉄

道株

式会

社①

同意

済②

相談

中③

今後

実施

④該

当機

関な

し/

今回

は関

係し

ない

事業

化の

意向

が強

タク

シー

アサ

ヒタ

クシ

ー株

式会

社①

同意

済②

相談

中③

今後

実施

④該

当機

関な

し/

今回

は関

係し

ない

事業

化の

意向

が強

行政

道路

管理

者広

島県

東部

建設

事務

所管

理課

①同

意済

②相

談中

③今

後実

④該

当機

関な

し/

今回

は関

係し

ない

県道

関係

の調

道路

管理

者福

山市

建設

局土

木部

土木

管理

課①

同意

済②

相談

中③

今後

実施

④該

当機

関な

し/

今回

は関

係し

ない

市道

関係

の調

地方

運輸

局・支

局中

国運

輸局

・広

島運

輸支

局①

同意

済②

相談

中③

今後

実施

④該

当機

関な

し/

今回

は関

係し

ない

事業

化後

の運

行形

態に

つい

て協

議済

警察

福山

西警

察署

①同

意済

②相

談中

③今

後実

④該

当機

関な

し/

今回

は関

係し

ない

特に

,安

全面

や交

通へ

の影

響に

つい

て協

議済

その

他観

光協

会公

益社

団法

人福

山観

光コ

ンベ

ンシ

ョン

協会

①同

意済

②相

談中

③今

後実

④該

当機

関な

し/

今回

は関

係し

ない

観光

用の

音声

ガイ

ド器

機の

提供

福祉

団体

等走

島町

ひま

わり

会①

同意

済②

相談

中③

今後

実施

④該

当機

関な

し/

今回

は関

係し

ない

来年

度の

車両

更新

にお

いて

採用

を検

地域

住民

鞆町

内会

連合

会①

同意

済②

相談

中③

今後

実施

④該

当機

関な

し/

今回

は関

係し

ない

地域

への

チラ

シ配

布や

声か

けな

どの

協力

その

他N

PO

法人

鞆の

浦振

興事

業団

①同

意済

②相

談中

③今

後実

④該

当機

関な

し/

今回

は関

係し

ない

観光

ボラ

ンテ

ィア

ガイ

ドの

添乗

3-129

Page 58: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

16

○構

想の

実現

に向

けた

中長

期の

ロー

ドマ

ップ

○事

業化

後の

事業

スキ

ーム

【3

実証調査の詳細】

【3.5

事業化に向けた検討】

実施

内容

平成

30年

平成

31年

平成

32年

度・・・・

第1四

半期

第2四

半期

第3四

半期

第4四

半期

グリ

ーン

スロ

ーモ

ビリ

ティ

実証

実験

(鞆

の浦

)の

実施

と評

価分

車両

の購

入,

評価

分析

を受

けて

地元

や関

係各

所と

調整

有料

での

実証

運行

調査

(長

期:1~

2カ月

)※

鞆鉄

道,

アサ

ヒタ

クシ

ーを

想定

関係

機関

(地

域公

共交

通会

議・運

輸局

等)と

の終

調整

鞆の

浦地

域で

のグ

リー

ンス

ロー

モビ

リテ

ィ本

格運

他の

地域

(福

山城

など

)で

の事

業展

開に

向け

た協

議・調

整・導

運営

主体

(福

山市

鞆町

バス

事業

者(鞆

鉄道

株式

会社

)主

に「地

域住

民」が

利用

鞆町

タク

シー

事業

者(ア

サヒ

タク

シー

株式

会社

委託

運行

有償

運送

運賃

:バ

ス料

金相

有償

運送

運賃

:タ

クシ

ー料

金相

一般

乗合

旅客

自動

車運

送事

業一

般乗

用旅

客自

動車

運送

事業

(区

域運

行)

一般

乗合

旅客

自動

車運

送事

業(路

線定

期運

行)

主に

「観

光客

」が

利用

乗客

自主

運行

走島

町ボ

ラン

ティ

ア団

体(走

島町

ひま

わり

会)

無償

運送

(運

転ボ

ラン

ティ

ア)

地域

介護

予防

活動

支援

事業

(高

齢者

のお

でか

け支

援事

業)

概ね

75歳

以上

の高

齢者

(登

録制

委託

運行

(福

祉事

業)

A:暮

らし

おで

かけ

ルー

B:絶

景お

もて

なし

ルー

C:走

島お

でか

けル

ート

運賃

:無

3-130

Page 59: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

17

【3

実証調査の詳細】

【3.6

その他(※記載は任意)】

鞆の

浦の

地域

ブラ

ンデ

ィン

グと

して

,グ

リー

ンス

ロー

モビ

リテ

ィを

活用

様々なデザインが施された,みんなに愛されるグリーンスローモビリテ

A案

:地

域に

愛さ

れた

鞆軽

便鉄

道「ラ

ッキ

ョ汽

車」

○「ラ

ッキ

ョ汽

車」と

は,

現在

の鞆

鉄道

株式

会社

(バ

ス事

業者

)の

前身

であ

る鞆

軽便

鉄道

株式

会社

(明

治43年

~大

正15年

)が

,福

山駅

から

鞆の

浦ま

で運

行し

てい

た,

煙突

がラ

ッキ

ョウ

に似

てい

るこ

とか

ら地

域の

方々

から

親し

まれ

て呼

ばれ

てい

た汽

車。

○グ

リー

ンス

ロ-

モビ

リテ

ィを

本格

導入

する

際に

,車

両の

デザ

イン

に「ラ

ッキ

ョ汽

車」を

モチ

ーフ

する

こと

で,

地域

住民

に親

しみ

,愛

され

るモ

ビリ

ティ

にな

るこ

とが

期待

でき

る。

⇒「暮

らし

おた

すけ

ルー

ト(地

域住

民の

移動

支援

)」を

行う

車両

のモ

チー

B案

:鞆

の浦

を全

国区

に広

めた

「崖

の上

のポ

ニョ

○2008年

に公

開さ

れた

「崖

の上

のポ

ニョ

」は

,宮

崎駿

監督

が鞆

の浦

に滞

在し

て構

想が

練ら

れ,

映画

に出

てくる

数々

のシ

ーン

が,

鞆の

浦を

イメ

ージ

させ

るこ

とか

ら,

鞆の

浦を

一躍

全国

区に

広め

た。

○そ

の舞

台で

ある

鞆の

浦の

町中

を走

るグ

リー

ンス

ロー

モビ

リテ

ィに

,ポ

ニョ

が乗

船し

てい

たお

もち

の船

など

作品

をイ

メー

ジさ

せる

デザ

イン

にす

るこ

とで

,映

画の

舞台

を巡

る楽

しみ

が広

がり

,観

客に

人気

のモ

ビリ

ティ

にな

るこ

とが

期待

でき

る。

⇒「絶

景お

もて

なし

ルー

ト(観

光客

の散

策支

援)」を

行う

車両

のモ

チー

魅力

的な

地域

資源

をモ

チー

フに

した

グリ

ーン

スロ

ーモ

ビリ

ティ

を「

地域

の象

徴」

とし

て回

遊走

行さ

せる

こと

で,

地域

ブラ

ンデ

ィン

グと

して

活用

鞆軽

便鉄

道「ラ

ッキ

ョ汽

車」

鞆町

内に

点在

する

ポニ

ョを

モチ

ーフ

とし

た観

光ス

ポッ

3-131

Page 60: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

18

【3

実証調査の詳細】

【3.6

その他(※記載は任意)】

西日

本豪

雨災

害に

おけ

る「

鞆の

浦」

周辺

の被

災状

況と

観光

客へ

の影

今回

の「

グリ

ーン

スロ

ーモ

ビリ

ティ

実証

事業

」を

最大

限に

活か

し,

「鞆

の浦

」の

新た

な観

光ツ

ール

とし

て積

極的

に情

報発

信し

,西

日本

豪雨

災害

の風

評被

害か

ら観

光客

を早

期に

呼び

戻す

ひと

つの

きっ

かけ

とし

たい

〇西

日本

豪雨

では

,福

山市

では

,観

測史

上1

位と

なる

雨量

を記

録し

,広

島県

内で

大の

約2

00

0h

aに

及ぶ

浸水

被害

,約

12

00

戸の

床上

浸水

,多

くの

ため

池の

決壊

,大

規模

な山

腹崩

壊な

ど,

死傷

者を

出す

甚大

被害

が発

生。

〇鞆

の浦

にお

いて

も,

鞆の

浦に

つな

がる

県道

福山

鞆線

や観

光道

路で

ある

グリ

ーン

ライ

ン(県

道後

山公

園洗

線)な

どの

周辺

道路

で,

土砂

崩れ

や道

路陥

没な

どが

発生

し,

一時

的に

鞆の

浦へ

の進

入路

が遮

断。

現在

,道

路の

復旧

作業

に着

手し

,生

活幹

線道

路は

応急

旧完

了済

(実

証調

査エ

リア

への

影響

はな

い)。

〇鞆

の浦

の観

光施

設の

被災

は免

れた

もの

の,

周辺

域で

の鉄

道や

高速

道路

など

のア

クセ

スル

ート

が被

を受

けた

こと

もあ

り,

風評

被害

によ

り宿

泊施

設は

キャ

ンセ

ルが

相次

ぎ,

市営

渡船

(平

成い

ろは

丸)の

利用

は例

年の

2/3

程度

など

,観

光シ

ーズ

ンに

大き

な影

響。

②土

砂崩

れ急

傾斜

白茅

地区

④土

砂流

出,

冠水

県道

福山

鞆線

(ス

カイ

ライ

ン入

口)

③土

砂崩

れ県

道福

山鞆

⑤治

山堰

堤(

医王

寺裏

⑧堆

砂(

平漁

港)

⑨土

砂崩

れ県

道後

山公

園洗

谷線

⑦治

山堰

堤(

平谷

川)

①土

砂流

出県

道福

山鞆

⑥砂

防堰

堤(

清水

川)

鞆の

浦周

辺の

被災

状況

市内

山手

町付

近の

浸水

被害

県道

福山

鞆幹

線の

被害

(③

付近

3-132

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3.5.2 実証調査の実施

1) 実証調査概要

実証調査については以下の通り実施した。

表 実証調査概要

■調査概要

■役割分担

調査主体 福山市建設局都市交通課

運行主体 A:鞆鉄道㈱、B:アサヒタクシー㈱、C:地元の運転ボランティア(高齢者)

その他 観光ガイド:福山観光コンベンション協会,NPO法人鞆の浦振興事業団

A:暮らしおたすけルート(1号車)

B:絶景おもてなしルート(2号車)

C:走島おでかけルート(2号車)

概要

実施期間

[A-1(平地区)] 11月16日(金)~22日(木)[A-2(御幸地区)]11月23日(金)~29日(木)

11月16日(金)~18日(日)、20日(火)~29日(木)

11月19日(月)

運行形態定時定路線運行 エリア内の不定期運行

・観光スポット間の乗合運行・デマンド型のタクシー運行

既存の高齢者お出かけ支援事業の一環(車両を代替)

運行本数、運行時刻

5便/日※路線バスと重複しない時間帯に運行

9:00~17:00※利用者の要望に応じて運行※充電、運転手休憩等を含む

8:00~16:00※利用者の要望に応じて運行※充電、運転手休憩等を含む

導入車両 ヤマハゴルフカート(7人乗り) 2台

鞆支 所

ハ ゙ スセンター

藤 井 病 院

ふ れ あ い プ ラザ( 高 齢 者 サロン)

市 営 渡 船 場

県 営 桟 橋( 走 島 フェリー)

常 夜 燈歴 史 民 俗資 料 館

福 禅 寺 ・対 潮 楼

医 王 寺

沼 名 前 神社

A-2:暮らしおたすけルート(御幸地区)

B:絶景おもてなしルート

ふれ あ い サ ロン( 包 括 支援センター)

A-1:暮らしおたすけルート(平地区)

C-2コース

C:走島おでかけルート

〔唐船地区〕

〔浦友地区〕

〔本浦地区〕

診 療 所公 民 館 ・ふ れ あ い プ ラザ

フ ェ リーのりば( 走 島 フェリー)

C-1コース

〔御幸地区〕

〔平地区〕

3-133

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2) 実証調査の様子

図 実証調査の様子

3-134

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3) 広報資料

利用者確保のための広報資料については以下の通り作成した。

図 自治体が作成した広報資料

3-135

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3.5.3 実証調査の成果

以下に実証調査の成果概要を示す。

1) 利用実態

① 利用者数

14日間合計で全ルート合計延べ1,071名の利用があった。1日平均利用者数は76.5人、乗車定員に占

める利用者数は、暮らしおたすけルート:91.8%、絶景おもてなしルート:59.3%、走島おでかけル

ート:42.3%であった(日別利用者数の詳細は次頁に示す)。実験期間中の天気・気温の大きな変動

が無かったことから、気象条件と利用者数の明確な関連性は確認できなかった。

利用者数の目標として、当初は300人程度を見込んでいたが、好評で予想を上回る利用があったた

め、途中から目標1,000人に上方修正した。1号車:暮らしおたすけルートの利用者は高齢者の女性が

多く,60歳以上が78%、女性が78%を占める。中でも、70歳以上の女性が多く全体の50%を占める。

2号車:絶景おもてなしルートは,20~70歳代の幅広い年代で一様に利用され,市外に居住する利用

者も87%と多く,観光客に幅広く利用されたものと考えられる。

表 利用者数総括

延べ利用者数 1,071 人 ※暮らしおたすけルート 369 人 ※絶景おもてなしルート 669 人 ※走島おでかけルート33人

1 日平均利用者数 76.5 人 ※暮らしおたすけルート 26.3 人 ※絶景おもてなしルート 51.5 人 ※走島おでかけルート33人(1日のみ運行)

延べ利用者数÷(便数×車両定員) 暮らしおたすけルート:91.8% 絶景おもてなしルート:59.3% 走島おでかけルート:42.3%

3-136

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表 利用

実態

走島

絶景

おも

てな

しル

ート

日合

計8:3

0発

9:4

0発

13:1

0発

15:0

0発

16:1

5発

日合

計8:3

0発

9:3

0発

12:3

0発

15:0

0発

16:0

0発

8:0

0~

16:0

09:0

0~

17:0

0

2018/11/16

金曇

16.8

5.1

23

10

11

2-

--

--

--

40

63

2018/11/17

土晴

19.2

9.8

58

811

14

16

9-

--

--

--

38

96

2018/11/18

日晴

18.1

7.3

41

駅伝

14

12

11

4-

--

--

--

30

71

2018/11/19

月曇

15.9

6.2

38

96

10

94

--

--

--

33

-71

2018/11/20

火晴

16.8

4.2

16

33

43

3-

--

--

--

38

54

2018/11/21

水晴

15.3

4.6

26

12

88

7-

--

--

--

36

62

2018/11/22

木曇

15.6

3.5

19

24

65

2-

--

--

--

43

62

2018/11/23

祝曇

13.1

2.8

--

--

--

36

610

514

1-

64

100

2018/11/24

土晴

13.6

0.8

--

--

--

27

02

615

4-

68

95

2018/11/25

日晴

18.1

4.0

--

--

--

19

31

67

2-

92

111

2018/11/26

月曇

16.4

4.8

--

--

--

13

15

02

5-

47

60

2018/11/27

火晴

18.5

9.0

--

--

--

19

11

85

4-

46

65

2018/11/28

水曇

15.5

8.6

--

--

--

91

05

12

-49

58

2018/11/29

木晴

17.0

7.0

--

--

--

25

18

84

4-

78

103

実証

期間

合計

221

23

40

64

63

31

148

13

27

38

48

22

33

669

1,0

71

※1:利

用者

数に

は視

察を

含む

※2:運

行内

容の

変更

等・11/16(金

):出

発式

のた

め午

前運

休(1号

車:1便

・2便

が運

休)

・11/18(日

):鞆

の浦

駅伝

のた

め1号

車は

午前

運休

(1・2便

が運

休、

駅伝

終了

後に

観光

用に

フリ

ー乗

降対

応)

・11/29(木

):1号

車は

利用

者が

少な

かっ

たた

め増

便し

て運

行(5便

/日

を7便

/日

で運

行)

御幸

方面

出発

日に

気象

条件

利用

者数

天気

高気

温低

気温

1号

車(暮

らし

おた

すけ

ルー

ト)

2号

総計

平方

3-137

Page 66: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

図 利用者の状況(性別、年齢)

19歳

以下

20歳

30歳

40歳

50歳

60歳

70歳

80歳

以上

男性 6 23 22 32 36 40 27 7

女性 8 42 38 55 73 62 48 4

6

23 2232 36 40

27

78

42 38

55

7362

48

4

0

20

40

60

80

19歳

以下

20歳

30歳

40歳

50歳

60歳

70歳

80歳

以上

男性 0 0 0 0 0 0 0 2

女性 0 0 0 0 0 2 6 15

0 0 0 0 0 0 02

0 0 0 0 02

6

15

0

5

10

15

20

19歳

以下

20歳

30歳

40歳

50歳

60歳

70歳

80歳

以上

男性 0 0 0 1 2 1 9 4

女性 1 0 5 3 5 11 27 17

0 0 0 1 2 1

9

41 0

53

5

11

27

17

0

5

10

15

20

25

30

19歳以下

20歳代

30歳代

40歳代

50歳代

60歳代

70歳代

80歳以上

男性 6 23 22 33 38 41 36 13

女性 9 42 43 58 78 75 81 36

6

23 2233

38 4136

139

42 43

58

78 7581

36

0102030405060708090

男性 女性

観光客

(合計523人)

走島町

(合計25人)

鞆町

(合計88人)

年齢別利用者数(全体)

(合計636人)

3-138

Page 67: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

② 総走行距離・環境負荷軽減効果

期間中総走行距離は666台・kmであり、乗用車との比較によるグリーンスローモビリティ導入に伴

うCO2削減効果は140kg-CO2であった。

表 総走行距離・環境負荷軽減効果

期間中総走行距離(回送は含まない) 666台・km CO2 削減効果(乗用車との比較) 140kg-CO2

【環境負荷軽減効果について】

・同じ距離の輸送を小型車量(ガソリン車)で代替した場合との比較によりCO2削減効果を計測。

・グリーンスローモビリティ運行に伴う電力消費に関連するCO2排出量はゼロとして取扱う。

・小型車両のCO2排出原単位については平均旅行速度20km/hの小型に相当する210g-CO2/km・台とし

て設定した(国土技術政策総合研究所資料 第671号「道路環境影響評価等に用いる自動車排出係

数の算定根拠(平成22年度版)」)。

2) 運営者側の声

狭い路地を通行でき、観光客や地元住民の移動手段として有効であることが確認された。また、当

初は低速度のため渋滞や安全面を危惧した運転手が多かったが、狭い路地では20km/hという速度が

必要十分なスピードであるという意見が多く寄せられた。

一方で、窓が無いことから冬場については防寒対策が必要である点、ワンマン運転時に運転手が雨

カバーを上げ下げすることが難しい点、乗車定員が少ないため定期路線では積み残しが懸念される点

など、車体の特性に関しては今後改善の余地があるという意見が寄せられている。

3) 利用者側の声

実証調査前の地域住民に対する聞き取りにおいては、車両のスピードが遅いことから、一般交通へ

の影響が懸念されていたが、実証実験後のアンケート結果では全体的に高評価であり、速度に関する

ネガティブな意見は少なかった。しかし、「窓がないこと」への住民評価が低く、特に窓が無いこと

による気温・雨・風などの影響に対しては低評価が集中した。

今後の本格導入に対しては、鞆町住民、観光客共に必要とされており、全体的に低評価である項目

がほとんどないことから、本格導入に向けた検討が必要と思われる。しかし、走島町では悪天候(海

岸付近での突風や波しぶき)への対応の観点から、不要の方が多かったことから、導入の必要性やル

ート設定等について再考が必要である。

3-139

Page 68: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

《アンケート結果抜粋》

問:しおまち(潮待ち)モビリティに乗った感想について

全体的に高評価であり、ネガティブな意見は少ない。ただし、窓が無いことによる気温・雨・風の

影響については改善の余地があるという意見が多く寄せられた。

図 しおまち(潮待ち)モビリティに乗った感想

3-140

Page 69: 3.4 備前市における実証調査 - MLIT3.4 備前市における実証調査 3.4.1 実施準備 1) 地域会議の実施 以下の通り全4回開催した。以降に各回の議事内容を掲載する。

問:しおまち(潮待ち)モビリティの今後の本格運行の必要性について

今後の本格導入に対しては、鞆町住民、観光客共に必要とされており、全体的に低評価である項目

がほとんどなかった。一方で走島については不要という意見が多い。

図 しおまち(潮待ち)モビリティの今後の本格運行の必要性

3-141