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2016年度 音楽メディアユーザー実態調査 報告書 -公表版- 2017年4月

2016年度 音楽メディアユーザー実態調査 - RIAJ...項目 内容 調査対象者 12~69歳男女 調査地域 全国 調査方法 インターネットアンケート調査

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Page 1: 2016年度 音楽メディアユーザー実態調査 - RIAJ...項目 内容 調査対象者 12~69歳男女 調査地域 全国 調査方法 インターネットアンケート調査

2016年度 音楽メディアユーザー実態調査 報告書 -公表版-

2017年4月

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項目 内容

調査対象者 12~69歳男女

調査地域 全国

調査方法 インターネットアンケート調査

調査時期 2016年8月

北海道・東北地方 関東地方 中部地方 近畿地方 中国・四国・

九州地方 計

男性

中学生 9 22 7 8 9 55

高校生 32 37 33 34 34 170

大学生 26 32 29 30 28 145

20代社会人 32 34 27 27 33 153

30代 26 25 27 27 27 132

40代 28 26 27 26 26 133

50代 26 26 27 25 26 130

60代 29 27 27 27 29 139

女性

中学生 8 50 12 19 18 107

高校生 39 40 40 39 39 197

大学生 40 31 28 27 28 154

20代社会人 25 31 26 32 34 148

30代 31 31 26 33 25 146

40代 27 26 26 25 32 136

50代 28 26 27 28 27 136

60代 26 26 27 28 28 135

計 432 490 416 435 443 2216 ※本調査分析では、上表のとおり性年代・地域別に概ね均等に回収した。 また、居住エリアに偏り無く回収するため、各セルについて「都市部」と「それ以外」に分けて、それぞれ等分に回収した。 ※集計においては、平成22年度国勢調査を参照し、実際の人口構成比に合わせて補正集計する「ウェイトバック集計」を採用した。 本資料で掲載するN数はウェイトバック集計後のN数を表記している。

調査テーマ及び手法

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調査結果

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音楽との関わり方

■有料聴取層比率は全体の32.6%となった。

■年代別でみると、高校生においては、有料聴取層が半数を超えている。

音楽との関わり方

ベース:全員 3

32.6

42.6

54.3

47.6

40.2

32.1

31.5

25.5

23.1

16.0

35.2

24.1

27.5

18.0

16.2

14.3

13.4

9.4

20.4

12.2

10.9

11.4

17.1

18.0

18.5

22.9

31.2

31.0

10.0

10.7

13.4

24.6

33.7

35.7

38.3

36.3

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

全体 (N=2216)

中学生 (N=63)

高校生 (N=142)

大学生 (N=164)

20代社会人 (N=183)

30代 (N=430)

40代 (N=400)

50代 (N=392)

60代 (N=441)

有料聴取層

無料聴取層

無料聴取層(既知楽曲のみ)

無関心層

有料聴取層 この半年間に、音楽を聴くために、音楽商品を購入したり、お金を使ったりしたことがある

無料聴取層 この半年間では音楽にお金を使っていないが、新たに知った楽曲も聴いている

無料聴取層(既知楽曲のみ) この半年間では音楽にお金を使っておらず、以前から知っていた楽曲しか聴いていない

無関心層 この半年間では音楽にお金を使っておらず、特に自分で音楽を聴こうとしていない

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主な音楽聴取手段

■最も利用されている音楽聴取手段は「YouTube」、次いで「音楽CD」「楽曲ファイル」となっている。

主な聴取手段

ベース:全員 4

21.3

1.2

2.8

3.9

3.9

6.0

8.7

9.5

9.7

9.7

10.4

11.6

12.1

12.3

21.6

24.0

27.0

38.4

42.7

0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45%

あてはまるものはない

有線放送

音楽関連イベント(握手会、CDショップでのライブ等)

ストリーミング型有料音楽配信

テレビの有料音楽チャンネル

無料音楽配信アプリ、サービス

インターネットラジオ

YouTube、ニコニコ動画以外の無料動画配信サイト

無料ダウンロードした楽曲

ダウンロード型有料音楽配信

カラオケBOX・カラオケ教室

音楽DVD・Blu-ray Disc

ニコニコ動画

コンサート、ライブ等の生演奏

AM・FMラジオ

テレビ(有料・無料のBS放送含む)

音楽CDからPC・スマホ等にコピーした楽曲ファイル(MP3等)

音楽CD(レンタルしたものや家族・友人から借りたものも含む)

YouTube

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パッケージ購入・楽曲ダウンロードの理由

■楽曲購入の理由は、「アーティストが好きだから」の回答が圧倒的に多く、次いで「楽曲/映像を気に入ったから」が多い。

■「モノや音源として所有しておきたい」「音質が良いものを入手したい」といった、所有を意識した回答も上位となっている。

楽曲(CD及びダウンロード型音楽配信)購入の理由

5 ベース:半年以内に楽曲を購入した人

2.5

0.9

1.8

3.4

4.8

5.5

5.6

5.7

5.7

7.2

7.3

8.5

11.2

12.1

24.6

61.0

82.4

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90%

その他

定額制音楽配信サービス等では聴くことができなかったから

販売店のポイントが使えたから

時間に余裕ができたから

収録内容に対して値ごろ感が良いと思ったから

購入することで参加できるイベントが魅力的だったから

Youtubeや、無料で音楽を聴けるアプリ等では聴くことができなかったから

お金(お小遣いなど)に余裕ができたから

歌詞カードが欲しかったから

購入特典グッズが魅力的だったから

ジャケットが欲しかったから

カラオケで歌いたいから

アーティスト/楽曲が話題になっていたから

音質が良いものを入手したかったから

モノや音源として所有しておきたかったから

楽曲/映像を気に入ったから

アーティストが好きだから

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パッケージ購入・楽曲ダウンロードの減少理由

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楽曲購入が減少した理由

■楽曲購入の減少理由は、「現在所有している楽曲で満足している」が最も多く、次いで「金銭的な余裕が減った」、「買いたいと思えるような曲が減った」なども挙げられている。

ベース:昨年同時期と比べて楽曲の購入が減少した人

4.5

0.2

0.3

0.4

0.4

0.9

1.0

1.3

2.1

2.8

6.0

7.1

7.9

8.3

10.4

11.3

14.5

20.7

0% 5% 10% 15% 20% 25%

その他

ライブ・コンサートにお金を使うようになったため購入が減った

定額制音楽配信サービスを利用しているため、楽曲購入の必要性を感じなくなった

再生機器を使わなくなった、または故障して使えなくなった

インターネット上から無料で楽曲をダウンロードしているから

CDのレンタル利用が増えた

欲しい曲が沢山入っているアルバムが減った、無かった

友人・知人にCDを借りたり、録音してもらって無料で楽曲を入手することが増えた

魅力的な特典が付いているCDが減った、無かった

好きなアーティストがいなくなった/減った

音楽への興味は変わらないが、そもそも音楽にお金を使おうと思わない、思わなくなった

音楽を聴く時間を持てなくなった

無料の音楽配信サイトや動画配信サイト、アプリで満足するようになった

音楽に対する興味が減った

好きなアーティストの新しい商品の発売が減った

好きなアーティストに関係なく、買いたいと思えるような曲が減った

金銭的な余裕が減った

現在所有している楽曲で満足している

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パッケージ購入・楽曲ダウンロードの非購入理由

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楽曲を購入しなかった理由

■楽曲を購入しなかった理由は、「現在所有している楽曲で満足している」が最も多く、次いで「無料の音楽配信サイトや動画配信サイト、アプリの利用で満足した」が多くなっている。前頁の楽曲購入の減少理由と比べると、無料動画配信サイト、インターネット上からの無料ダウンロード等の影響をより受けている。

ベース:楽曲を購入しなかったが音楽を聴取した人(無料聴取層)

2.8

0.1

0.4

0.5

0.8

1.1

1.3

1.3

1.3

3.4

3.5

4.9

6.0

7.0

9.4

12.0

21.0

23.2

0% 5% 10% 15% 20% 25%

その他

これまで利用していたCDショップが少なくなった/なくなった

CDショップやインターネットショッピングサイトで

自分が欲しい聴きたい音楽の探し方が分からない、十分な情報がない

ライブ・コンサートにお金を使いたいので購入しなかった

魅力的な特典が無かったため購入しなかった

再生機器を使わなくなった、または故障して使えなくなった

好きなアーティストの楽曲でなかった

購入したいと思ったが、購入するのを忘れた

CDへの値ごろ感が薄らいだ

音楽を聴く時間が持てなくなった

友人・知人にCDを借りたり、録音してもらって無料で楽曲を入手した

購買意欲をかきたてるほどの楽曲ではなかった

インターネット上から無料で楽曲をダウンロードした

そもそもCDや楽曲ファイルを手に入れたいと思わない

音楽への興味は変わらないが、そもそも音楽にお金を使おうと思わない、または思わなくなった

金銭的な余裕が減った

無料の音楽配信サイトや動画配信サイト、アプリの利用で満足している

現在所有している楽曲で満足している

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音楽にお金を支払いたいと思う条件

■音楽にお金を支払いたいと思う条件は、「魅力的なアーティストや楽曲に出会うこと」が47.8%と最も高い。さらに、全体の7割についても、ある条件が満たされることで支出につながるポテンシャルがある。

音楽にお金を支払いたいと思う条件

ベース:全員 8

32.8

0.6

1.9

2.6

5.6

6.4

7.3

7.7

12.3

15.4

23.1

47.8

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

上記のいずれであっても変わらない

その他

定額制音楽配信サービスが充実する(サービス内容、利用条件等)

通常よりも高音質な有料音楽配信サービスが充実する

通常のCDよりも高音質なCDが提供される

楽曲を購入すると、特典でアーティストに会うことができる …

音楽だけでなく、魅力的な特典がついている

アーティストや楽曲に関する豊富な情報を入手できる

CDや有料音楽配信サービスの価格が安くなる

一度楽曲を購入すれば、色々な端末で自由に視聴することができる

欲しいCDが店頭で購入できる

魅力的なアーティストや楽曲に出会うこと

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音楽配信サービスの認知度・利用意向

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■サブスクリプションサービスの認知度は上昇傾向である。

音楽配信サービスの認知度 音楽配信サービスの利用意向

ダウンロード音楽配信

定額制音楽配信

[オンデマンド型]

定額制音楽配信

[ラジオ型]

ベース:全員

31.3

26.7

12.6

15.5

9.2

11.6

49.3

47.2

52.2

51.0

45.7

48.7

19.3

26.1

35.1

33.5

45.1

39.7

0% 20% 40% 60% 80% 100%

2015(N=2014)

2016(N=2216)

2015(N=2014)

2016(N=2216)

2015(N=2014)

2016(N=2216)

サービスの内容や価格等について知っている

聞いたことはあるが、内容や価格についてはよく知らない

聞いたことがない、わからない

4.0

1.8

0.6

0.6

0.3

0.3

4.7

4.4

2.5

2.2

1.5

1.4

22.6

17.7

12.5

9.0

10.1

7.8

36.9

40.2

43.7

43.7

45.3

44.9

31.8

35.9

40.7

44.5

42.8

45.5

0% 20% 40% 60% 80% 100%

2015(N=2014)

2016(N=2216)

2015(N=2014)

2016(N=2216)

2015(N=2014)

2016(N=2216)

既に利用している 是非利用したいと思う

利用したいと思う あまり利用したいと思わない

全く利用したいと思わない

既に利用している 是非利用したいと思う 利用したいと思う

あまり利用したいと思わない 全く利用したいと思わない

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ハイレゾの認知度・利用意向

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■ハイレゾの認知度は着実に上がっており、サブスクリプションサービスとほぼ同水準になりつつある。

■利用意向も上昇しており、高音質で聴くことへの関心や意向の高さが窺える。

9.3

11.7

40.7

45.0

49.9

43.3

0% 20% 40% 60% 80% 100%

2015(N=2014)

2016(N=2216)

サービスの内容や価格等について知っている

聞いたことはあるが、内容や価格についてはよく知らない

聞いたことがない、わからない

ハイレゾの認知度 ハイレゾの利用意向

ベース:全員

0.8

0.6

3.2

5.0

16.0

18.1

42.0

41.8

38.0

34.5

0% 20% 40% 60% 80% 100%

2015(N=2014)

2016(N2216)

既に利用している 是非利用したいと思う 利用したいと思う

あまり利用したいと思わない 全く利用したいと思わない