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出水市・出水市家畜衛生協議会主催 口蹄疫等家畜伝染病研修会 出水音楽ホール 11 月 16 日 18 時~ 19 時. 海外悪性伝染病にどのように対処するか? 高病原性鳥インフルエンザ、口蹄疫、狂犬病. 鹿児島大学農学部獣医学科教授 岡本嘉六. 越境性疾病 : 国境を越えて蔓延する人、家畜、動物の伝染病。. 野生動物の間に存在していた病原体が家畜や人に感染. 野生動物が暮らす森. 開発. 新興感染症 : これまで知られていない新疾病。 人、家畜、動物の接点で発生 。. 生活圏. 新たに確認または大陸を超えたウイルス性疾病. 疾病名. 自然宿主. 初発国. - PowerPoint PPT Presentation
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海外悪性伝染病にどのように対処するか?高病原性鳥インフルエンザ、口蹄疫、狂犬病
出水市・出水市家畜衛生協議会主催 口蹄疫等家畜伝染病研修会
出水音楽ホール 11月 16日 18時~ 19時
鹿児島大学農学部獣医学科教授 岡本嘉六
越境性疾病: 国境を越えて蔓延する人、家畜、動物の伝染病。
開発新興感染症: これまで知られていない新疾病。人、家畜、動物の接点で発生。
野生動物の間に存在していた病原体が家畜や人
に感染
生活圏
野生動物が暮らす森
19571959196719691976197719811991199319941994199719981999 2003200320032009
ネズミネズミ?マストミスオオコウモリ?ヒツジ、ウシなどチンパンジーネズミネズミネズミ?オオコウモリカモオオコウモリ野鳥キクガシラコウモリ齧歯類カモ人・豚・鳥
アルゼンチン出血熱ボリビア出血熱マールブルグ病ラッサ熱エボラ出血熱リフトバレー熱エイズベネズエラ出血熱ハンタウイルス肺症候群ブラジル出血熱ヘンドラウイルス病高病原性鳥インフルエンザ H5N1ニパウイルス病西ナイル熱(大陸移動)重症急性呼吸器症候群( SARS)サル痘(大陸移動)高病原性鳥インフルエンザ H5N1新型インフルエンザ H1N1
アルゼンチンブラジルドイツナイジェリアザイールアフリカアフリカベネズエラ米国ブラジルオーストラリア香港マレーシア米国中国米国全世界メキシコ
疾病名 自然宿主 初発国
新たに確認または大陸を超えたウイルス性疾病
患者数 死者数インドネシア 170 141エジプト 112 36ベトナム 119 59中国 39 26タイ 25 17
カンボジア 10 8アゼルバイジャ
ン 8 5
トルコ 12 4イラク 3 2ラオス 2 2
高病原性鳥インフルエンザ H5N1の人への感染 ( 2010年 10月 18日現在)
患者数: 507名死者数: 302名致命率: 59.6%
その他、パキスタン、ナイジェリア、ミャンマー、バングラディッシュ、ジブチの計 15ヶ国で感染。
鳥インフルエンザ A( H5N1)のヒト感染例:年齢、転帰別
2010年 2月 8日現在、総数 441例死亡( 260
例)
生存( 181
例)
年齢層
症例数
死亡数
生存数
70歳以上
季節性インフルエンザ
季節性インフルエンザ
:継続中(家畜):終息(家畜):終息(野生動物):情報なし
家禽における H5N1の発生件数 ( 2003~ 2010年 8月) 韓国
パキスタンウクライナサウジアラビ
ア・・・・日本
59514229
・・・9
ベトナムタイ
エジプトバングラディッ
シュインドネシアトルコ
258911421084353261219
ルーマニアロシア中国
ミャンマーインド
ナイジェリア
16514998958265
2010年の発生状況
2003年から始まったH5N1流行は、アジア大陸を中心に継続しており、その余波が日本を襲っている。昨年の新型インフルエ
ンザで印象が薄れているが、人の感染はどうなっているのか?
2004年 2月大分県九重町
2004年 1月山口県阿東町
2004年 2月京都府京丹波町
2007年 1月宮崎県(清武町・新富町・日向市)
2007年 2月岡山県高梁市
2010年 10月北海道稚内市大沼カモの糞
2007年 3月熊本県相良村クマタカ
2008年 5月北海道佐呂間町オオハクチョウ
2008年 5月青森県十和田市オオハクチョウ
2008年 4月秋田県小坂町オオハクチョウ
2004年 3月京都府・大阪府ハシブトガラス
2008年 5月北海道別海町オオハクチョウ
2005~ 2006 年H5N2
茨城県(2ヶ所)2005~ 2006 年H5N2
埼玉県(1ヶ所)2009 年 H7N6愛知県豊橋市 (ウズ
ラ )
日本における鳥イ
ンフルエン
ザの発生状況
中国、モンゴル、韓国において分離されたウイルス、クマタカから 分離されたウイルス といずれも相同性が高い。農場へのウイルスの侵入は、野鳥や野生動物により 持ち込まれた可能性が想定。
野鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルスの 検出について
環境省 平成 22年 10月 26日 10月 14日に北海道稚内市大沼で回収されたカモの糞便から、高病原性鳥インフルエンザウイルス( H5N1亜型)が検出されたとの報告が、本日、 検査を行っていた北海道大学からありました
ので、お知らせします。 なお、現時点では 死亡野鳥は確認 されておらず、高病原性鳥インフルエンザの発生は確認されておりません。
大沼(稚内市)
検査結果 : 北海道大学が独自に行っている糞便調査の結果、 10月 14日に稚内市の大沼で採取された183検 体の 内 2検 体から高病原性鳥インフルエンザウイルス( H5N1亜型)が検出された。
検出地点周辺への立ち入り制限 : 稚内市大沼への立ち入りを制限(進入路の通行止)。
野生のカモの 糞から高病原性鳥インフルエンザウイルス H5N1 亜型(強毒タイプ)が分離された事例に伴う国内防疫の再徹底
について平成 22年 10月 26日 農林水産省消費・安全局動物衛生課長1 飼養衛生管理の徹底
本病の発生予防を図るため、野鳥の 鶏舎等への侵入防止、農場出入口での消毒の徹底、消石灰等による畜舎周辺の消毒など、「高病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針」に沿った飼養衛生管理基準の遵守及び異常発見時の早期通報を徹底すること。 特に、野鳥 と家きんの接触を防ぐため、 ① 防鳥ネットの整備等により野鳥の 鶏舎への侵入を防止する ② 防鳥ネットに破れがないか など野鳥等の 侵入防止対策を点検する ③ 鶏舎周囲に穀類等のエサや生 ゴミ等の野生動物を 誘引するものを置かず、清潔を保つ2 的確な病性鑑定の実施 異常家きんの通報があった場合には、明らかに本病が否定される場合を除き、本病を疑い、必要な病性鑑定を実施すること。3 危機管理体 制の点検 万一の発生の際に、迅速かつ円滑な防疫措置を講じることがで きるよう、防疫指針に沿った連絡 体 制の確認、早期発見・早期通報の徹底、まん延防止 体 制の調整・周知、焼埋却等の場所の事前確保等、危機管理 体 制の再点検を行うこと。
インフルエンザ・ウイルスの流行模式
ウイルスの H 型(αレセプター対応 )
動物細胞α レセプター
ヒトα2-6α2-6
H1、H2、H3(α2-6α2-6)
ブタα2-3、 α2-6α2-6
H1、H3(α2-3α2-3、 α2-6α2-6)
ニワトリα2-3
H5、H7(α2-3α2-3)
ウマα2-3
H3、H7(α2-3α2-3)
水禽類(カモなど)α2-3
矢印の形と太さは、感染の頻度を示す
H1~H16(α2-3α2-3)
「種の壁」を「種の壁」を越えることは、越えることは、頻繁に起きる頻繁に起きるものではないものではないが・・・・が・・・・
通常は同一動物種内での流行H5N1H5N1
α2-6α2-6、 α2-3
肺には肺には α2-α2-33が存在すが存在するる
世界保健機関(WHO)の勧告● 病気になったか死亡した動物を 調理したり、 喫食してはいけない。それは非常に危険である。● 流行地においては、自宅で食用と殺してはならない。 鼻や喉から H1N1は感染せず、ホコリとともに大量のウイルスを吸込んで肺に達した 場合にのみ感染する。
アジアにおけるアジアにおける H5N1H5N1発生の発生の 88 割以割以上が庭先養鶏で起きている。国内発生上が庭先養鶏で起きている。国内発生が起きても、市販の鶏肉や卵を食べが起きても、市販の鶏肉や卵を食べることによって感染することはない。ることによって感染することはない。写真は FAO日本事務所
世界流行インフルエンザ H1N1 2009の誕生古典的古典的ブタブタ H1N1H1N1
新型H1N1 2009
季 節性季節性ヒトヒト H3N2H3N2
ユーラシユーラシアア
ブタブタ H1N1H1N1
× ⇒
2 種混合H3N2
3 種混合H1N1
97-98
トリトリH?N?H?N?
3 種混合H1N2
× ⇒98
3 種混合H3N2
古典的古典的ブタブタ H1N1H1N1
×
⇒2000 -⇒09
×
PB2PB1PAHANPNAMPNS
PB2PB2PB1PB1PAPAHAHANPNPNANAMPMPNSNS
北アメリカ地域で ヒト北アメリカ地域で ヒト⇔ブタ 軽症⇔ブタ 軽症
新型インフルエンザによる週間死亡数の 推移(全世界)
2009~ 5/2
2010~ 5/2
2009~ 12/21
米国とメキシコで新型インフルエンザ A/H1N1感が発生していることが4 月 24日に発表された。 当初伝えられた 致命率は 10 %と高く、大きな衝撃を与えた。 WHOは 4 月28日に 新型インフルエンザ警戒レベルを「 3 」から「 4 」に引き上げ、 翌日には「 5 」へ、
6 月 12日には「 6 」へと引き上げた。
累積死亡数の推移(全世界)その後、致命率は 0.01 %以下と判明した
が、 南半球が冬を迎えウイルスが強毒化する懸念が表明された。しかし、 週 間死亡数は、
12月 21日の 1176名をピークに減少した。 2010年 4 月末までに 1 万
8000名が亡 くなったが、これまでの季節性インフルエンザによる死亡数より遥かに少なかった。
0~45~9
10~14
15~19
20~29
30~39
40~49
50~59
60~69
80~
70~79
0~45~9
10~14
15~19
20~29
30~39
40~49
50~59
60~69
80~
70~79
新型インフルエンザによる年齢別死亡数
新型インフルエンザによる年齢別死亡率(対 10 万)
5歳階級 10歳階級 5歳階級 10歳階級
:基礎疾患あり:基礎疾患なし
日本の死亡数は 198名で、季節性インフルエンザの約1000名(基礎疾患者を含めると約 1 万名)を下回った。
10歳未満の健康な子供達の死亡率が際立って高かったが、ワクチン接種は基礎疾患のある高齢者が優先された。そして、重度の基礎疾患のある高齢者がワクチン接種後に死亡した。
血清型別にみた2010年のインフルエンザ流行(北半
球)10月 9日現在
陽性検体数 構成割合(%)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
:新型 A(H1N1): B:ソ連型 A(H1):香港型 A(H3)
折線: 新型の構成割合
10月 17~ 23日の間における血清型別発生状況
情報なし過去にも発生なしこの期間に発生なし感染・侵入臨床例あり一箇所以上で発生現在流行中別の血清型の流行
2009年 7~ 12月
2010年 1~ 6月
口蹄疫の発生状況
アジア・アフリカの多
くの国では、
今年上半期の発生報告が未だ
である。
12
3
45
67
口蹄疫ウイルスの供給地帯( pool )
血清型地帯番号1236457
O、 A、 Asia1
O、 A、 Sat1、 Sat2、Sat3O、 A、 Sat1、 Sat2O、 A
O型 : 1922年にフランスの Oise地域A型 : ドイツ Allemagne地域でC型 : 1926年ドイツ・レフラー研究所
SAT1型 : 1948年ボツワナ共和国SAT2型 : 1957年ケニアSAT3型 : 1957年南アフリカ
Asia 1型 : 1954年パキスタン
現在知られている口蹄疫ウイルスの 循環
野生動物 人間 社会牛: 3年
半指標動物羊: 9ヶ
月山羊:
4ヶ月維持動物
豚増幅動物
牛科アフリカ水牛
80 %、 5年以上カモシカ
(人間)
イノシシ科シカ科
カピバラ科ラクダ科
ラクダ、ラマ、ビクーニャゾウ科
アルマジロ科ハリネズミ科
環境 (培地中で)
凍結: 半永久的4℃: 1年以上
22℃: 8~ 10 週間37℃: 10日間
自然宿主は?
感受性動物種が多い
環境中で長期生残
様々な経路で感染
家畜においてキャリアーとなる個 体 割合は不明
World Reference Laboratory
予防・制御の困難性
有機物存在 下での生存 期 間は 極度に長くなる
2020科科 7070 種が感 受 性種が感 受 性
アジアにおける口蹄疫ウイルスの自然宿主は?
瘤牛(ゼブー)水牛
ヤク カシミア(山羊)
循環
この他にも
野生動物?
インドの
保護
牛
ウイルスの排出
尿糞膣分泌物
流産胎児
胚
蹄水泡の破裂
涙唾液鼻汁
口腔内水泡呼気
蹄水泡の破裂 乳乳精液精液
表皮の落屑
ウイルスは全身の皮膚・粘膜で増殖する。あらゆる分泌物、排泄物に含まれる。牛の 1日ウイルス排泄量で 10 万頭、豚は その 1000倍、 1億頭を感染させ得る。
直径 21~ 25nm0.000002mm
キャリアー状態の最大持続期 間
牛羊山羊
アフリカ・バッファロー水牛豚
3年半9ヶ月4ヶ月> 5年
< 2ヶ月?持続感染しない
最大持続期間動物種
臨床的回復後に、最大 50% の反芻動物は持続感染状態になる。感染は、咽頭および食道上部の組織で持続する。キャリアー状態は、動物の免疫状態の如何にかかわらず起こる。口・咽頭ぬぐい液から回収できるウイルスの量と頻度は、次第に減っていく。 アンテロープおよびラクダ科の動物は、キャリアーにならないか、または、 短期 間の みウイルスを運ぶことがある。 キャリアー動物の疫学的意義は、完全に解明されていない。
備蓄ワクチン三百万ドー
ズを接種したが、
流行を止められなかっ
た
5月初旬、緊急輸入ワクチン 1,000 万ドーズの接種によって下火に向かった。死亡頭数から致命率を計算できない。それは死亡を待たずに殺処分したからである。
郡当たりの件数
1967-68年の流行と 2001年の流行の比較1967-68年の流行 2001年の流行
郡当たりの件数
流行期間 10/25-6/4222日
2/20-9/30221日
感染施設数 2,364 2,026
44万頭(牛 49% 、豚 26%、羊25% )
646 万頭(疾病制御目的 417万頭 +動物福祉目的 229万頭)(羊 85%、牛 12%、豚 3%)
疾病制御目的での殺処分数
通知まで 4日以内 3週間
発生要因 輸入汚染肉流通による24件の同時発生
不顕性羊の家畜市場を通した流 通
拡大要因
主として 空気伝播であり、相対湿度、風速および風向きが拡散を助けた。2月中旬から再導入した18農場で再発生。
初期は羊との接触。後半は感染動物と接触した人、 機械および車両を介した 地域的広がり。
口蹄疫世界流行の要因常時ウイルス循環がある 7ヵ所のウイルス供給地帯
過去における口蹄疫の初発原因 ( 1870~ 1993年)汚染肉・畜産物・厨芥風による伝播・渡り鳥家畜の輸入・移動汚染資材、器具、人ワクチン(不活化不充分)野生動物
66226431
2001年 アメリカ同時多 発テロ事件
「農業テロ」の脅威初発原因を把握できないことが予測される
新たな国・地域へ侵入
物資・人の移動
米国はテロ対策のための行政改革を行い、国土安全保障省( DHS)を設置した。農 業分野では、口蹄疫ウイルスが 撒かれた場合を想定し、 迅速診断できるよう全土に口蹄疫診断施設を増設した。
国内侵入時の危機管理
初発農場 周辺農場・遠隔地封じ込め失敗
遡及調査
A
肉眼病変の 経過 日数から推定される感染日前後感染日前後に関係があった施設の獣医師による立入調査
B
C
D
E
積極的発生動向調査Active Surveillance
殺処分
殺処分
追跡調査肉眼病変の 経過 日数から推定されるウイルス排出期間ウイルス排出期間 に関係があった施設の獣医師による立入調査
1
2
3
4
5
殺処分
遡及調査追跡調査推定感染日前後に
接触のあった関連施設の立入検査
接触後 2週 間に 亘る汚染施設の観察・検査
清浄地域
感染地区
発生動向調査地帯
積極的発生動向調査( Active Surveillance )の概要
発生確認日
推定感染日
推定発症日
ウイルス排出期 間
病変の経過 日数
潜伏期 間
汚染施設 A
感染源汚染施設 B
汚染施設 1
発生農家周辺最低 3km を移動制限として 積極的発生動向調査の対象とする。発生農家からの通報を待つ 受 動的調査
( Passive Surveillance)では、早期発見が難しく、病変の 経過 日数の判断もできない。家畜防疫員による関連施設の立入検査が封じ込めに不可欠である。感染源を突き止める「遡及調査」とウ
イルス拡散先を突き止める「追跡調査」を同時に進める。
発症前からウイルスを排出する
蔓延防止の危機管理
指標動物指標動物
維持動物維持動物増幅動物増幅動物
牛は感受 性が高 くほぼ 100 %感染する(指標動物)。豚は牛より感 受 性が低いが、発症する と牛の 1000倍以上(呼気中は 3000倍以上)のウイルスを排出する(増幅動物)。4月 28日に宮崎県畜産試験場川南支場 の豚の感染が判明。県有施設は民間農 場よりも衛生管理が劣っているから(?)、周辺農場への感染はない ⇒ 緊急対策は講じられずゴールデン・ウイーク突入 ⇒ 発生地帯を縦断する国道 10号線等は、口蹄疫ウイルス拡散の絶好の通り道となった
初動対策もさることながら、蔓延 防止対策が手遅れとなった!
0
5
10
15
20
25
30
:豚
:牛
0
5
10
15
20
25
4/20
5/20
6/36/1
06/1
74/2
85/1 5/6
5/15
5/265/2
96/2
7
千頭
補償交渉
発生頭数
処分頭数
1ヶ月遅れ非常事態宣言
5/19決定5/22-26
ワクチン接種
法律では 24時間以 内に殺処分することが定められている。
0
2
4
6
8
10
4/20
5/20
6/36/1
06/1
74/2
85/1 5/6
5/15
5/265/2
96/2
7
:豚
:牛
万頭
豚の呼気中ウイルスは
牛の 3000倍
未処分頭数の推移補償 交渉 から埋却地問題へと難問が続 く
えびの市
A牧場
10
件目までは人と車
20
件目以降は空気感染
発症後の死亡率は発症後の死亡率は 100%100%で、治療法はない。で、治療法はない。咬傷から侵入した狂犬病ウイルスは 神経 を通って脳咬傷から侵入した狂犬病ウイルスは 神経 を通って脳に達し、 嚥下障害によるに達し、 嚥下障害による恐水症状など興奮、麻痺、恐水症状など興奮、麻痺、精神錯乱精神錯乱などの神経 症状が現れる。 脳神経 や全 身のなどの神経 症状が現れる。 脳神経 や全 身の筋肉が麻痺を起こし、 昏睡期に至り、筋肉が麻痺を起こし、 昏睡期に至り、呼吸障害に呼吸障害によって死亡よって死亡する。する。
患者写真はウィキペディアより
狂犬病の脅威
1897
1907
1917
1927
1937
1947
1957
1967
1977
1987
1997
10000
1000
100
10
10
日本における狂犬病発生の 経過
1922年 家畜伝染病予防法ワクチン接種の義務化
1950年 狂犬病予防法登録とワクチン接種の義務化
関東大震災第一次世界大戦
敗戦
19561956年の6頭の犬年の6頭の犬の発生を最後に国の発生を最後に国内での発生は止内での発生は止まった。しかまった。しかし、し、 19701970年にはネ年にはネパールでパールで 11名、名、 20062006年には年にはフィリピンでフィリピンで 22名名が感染し、帰国 後が感染し、帰国 後に死亡した。に死亡した。
イヌ ヒ
ト
狂犬病に係る法令狂犬病予防法
感染症法
● イヌ、ネコ、スカンク、アライグマ、キツネの法定検疫。● 犬の所有者は、犬を取得した日から 三十 日以内に登録し、 予防注射を毎年一回 受 けさせなければならない。● 狂犬病予防員は、登録を 受 けず、予防注射を 受 けていない犬を抑留しなければならない。● 都道府県知事は、狂犬病のまん延の防止及び撲滅のため、係留されていない犬を薬殺させることがで きる。
● 四類感染症に指定されている● 感染の疑いがある症例を診断した医 師および獣医師の届け出義務● 発生動向調査の実施、消毒
第二十七条 次の各号の一に該当する者は、二十万円以下の罰金に処する。 一 犬の登録申請をせず、鑑札を犬に着けず、又は届出しなか つた者 二 犬に予防注射を 受 けさせず、又は注射済票を着けなかつた者 三 犬等の隔離についての指示に従わなかつた者 四 犬に口輪をかけ、又はこれを係留する命令に従わなかつた者
世界保健機関(世界保健機関( WHOWHO)によれば、)によれば、年間年間 55万万 50005000名が狂犬病で死亡し名が狂犬病で死亡しており、その 多 く(ており、その 多 く( 30–50%30–50%)が子供たちである。)が子供たちである。主な感染は、狂犬病に主な感染は、狂犬病に罹った犬に 咬まれることで起きている。狂犬病で死んだ子供 たちのほとん罹った犬に 咬まれることで起きている。狂犬病で死んだ子供 たちのほとんどは、咬まれた後でワクチン接種を 受 けていない。どは、咬まれた後でワクチン接種を 受 けていない。狂犬病の動物に咬まれ、狂犬病の動物に咬まれ、ワクチンを接種された人数は数 百 万人ワクチンを接種された人数は数 百 万人に達してに達して
いる。現在の ワクチンは、発症を防ぐ効果が極めて高いが、発生国の 多 くいる。現在の ワクチンは、発症を防ぐ効果が極めて高いが、発生国の 多 くはアジアの貧しい国 々 であり、ワクチンを買う金がない。はアジアの貧しい国 々 であり、ワクチンを買う金がない。
現在の日本では狂犬病の恐怖は判らないが、
恐怖を味わ
う前に予防接種を受けよう! 報告した国の 割合
2008年 1~ 6月
2009年 1~ 6月
情報なし過去にも発生なしこの期 間に発生なし疑い事例感染・侵入臨床例1箇所以上で限局発生流行中別の血清型が発生
家畜・動物における狂犬病の発生状
況(世界獣疫局 OI
E)
フランスで流行
フランスで流行
イタリアで流行
イタリアで流行
インドネシアで流行
インドネシアで流行
イタリアにおける狂犬病発生の経過20082008年年 1010月にキツネが散歩中のヒ月にキツネが散歩中のヒ
トを襲ったた め、安楽死させて調べたトを襲ったた め、安楽死させて調べたところ狂犬病ウイルス陽性と判明した。ところ狂犬病ウイルス陽性と判明した。幸いにも、咬まれたヒトは 暴露後処置幸いにも、咬まれたヒトは 暴露後処置(ワクチン接種)を 受 けて発症には至(ワクチン接種)を 受 けて発症には至らなかった。イタリアで 最後の発生はらなかった。イタリアで 最後の発生は19951995年であった。年であった。
初報 10/10/2008
1 頭 キツネ 1 頭 殺処分
経過報告 129/10/200
81 頭 キツネ 1 頭 死亡
経過報告 1202/07/200
91 頭 飼いイヌ 1 頭 死亡
経過報告 3616/02/201
011 頭
キツネ 9 頭 死亡ウマ 1 頭 死亡ネコ 1 頭 死亡
経過報告 4309/04/201
019 頭 キツネ 14 頭 死亡
キツネ 5 頭 殺処分
イタリア政府は、この事態を収束させることは困難であり、イタリア政府は、この事態を収束させることは困難であり、風土病となったと考えられるとし、 今 後の 経過 報告は半年毎と風土病となったと考えられるとし、 今 後の 経過 報告は半年毎とするとした。するとした。
オー
ストリア
およびスロ
ベニアと国境を接
する
アルプス森林帯の人気
の観光地
ワクチンを混ぜた餌が上 空から散布ワクチンを混ぜた餌が上 空から散布されたが、流行は 止まらなかった。されたが、流行は 止まらなかった。
アライグマ
スカンク
コウモリキツネ
スカンク変異株
米国の野生動物において確認 された狂犬病 1958~20081995
1996199719982000200120022003200420052006200720082009
44415133813124
米国では毎年数名が
狂犬病に暴露されている
CDC: Human Rabies
2009年度は 4,115頭が捕獲された。
外国船に乗っ
てきた犬が狂犬病に罹患
していたら?
それがアライグ
マに感染したら・・・
北海道におけるアライグマの野生 化の進行
2002年以 降1998~ 2002年1992~ 1995年
北海道、千葉、神奈川、兵庫でとくに 多 いが、生息 域は全国に広がり つつある。
九州におけるアライグマの捕獲数長崎県で最も早く確認され、2005年には佐賀県でも捕獲され、福岡、大分、熊本でも観察されている。
飼い犬の登録と狂犬病予防接種が必ずしも徹底されておらず、日本に狂犬病が侵入した 場合には深刻な事態になりかねない。
登録と予防接種の励行!
長崎県
佐賀県佐賀県
新型インフルエンザ対策行動計画(海上保安庁)発生国からの密入国発生国からの密入国が予想される場合、取締機関相互の連携を強化するとともに、密入密入国者の中に感染者又は感染が国者の中に感染者又は感染が疑われる者疑われる者がいる との情報を入手し、 又は認めたときは、検疫所等との連携を確保しつつ、感染防止策を講じた上、所要の手続きをとる。
周囲を海囲まれているから海外悪性伝染病が侵入しない と過信することは禁物である。テロリスト等が様々 な病原体を持ち込んで散布する可能性は皆無ではない。
不法入国および不法上陸不法上陸法務省入国管理局
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