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平成 29 年6月 岡崎市福祉部国保年⾦課

平成 29 年6月 岡崎市福祉部国保年⾦課 - Okazaki · ポスター作成 ・まちバス車内広告用ポス ター掲示(平成28年6月1 日~6月30日) ・情報の発信と啓発

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平成 29年6月

岡崎市福祉部国保年⾦課

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目的

この計画は、岡崎市国民健康保険データヘルス計画に基づき、平成 28 年度の事業実施状況等から評

価を行い、平成 29 年度の重点取組事業及び具体的な事業実施計画を定め、効果的かつ効率的に保健事

業の展開を図ることを目的とする。

内容

・保健事業における平成 28年度重点取組事業評価及び平成 29年度実施計画

・数値目標・評価指標

・平成 29年度 岡崎市国民健康保険保健事業実施計画

・実施体制

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保健事業における平成 28 年度事業評価及び平成 29 年度実施計画(○は重点)

重点項目

事業名

平成 28 年度 平成 29 年度

事業計画 実施計画事業評価

考察 実施計画ストラクチャー評価 プロセス評価 アウトプット評価 アウトカム評価

普及啓発

広報

・ローカルメ

ディアでの

啓発

・データヘル

ス計画を活

用した健康

情報の発信

○文字放送の内容の

充実と放映回数の増

・ケーブルテレビでの放

送に向けた調整

・ケーブルテレビでの

文字放送内容の作成

・放映3回(平成 28年6月

1日~10 日、9月 21 日~

30 日、平成 29 年3月 11日

~20日、各日4回)

・市政情報を発信しているローカル

メディアを活用して、集団・個別特定

健診開始時と終了間近の時期に加

え、人間ドック健診・ミニドック健診

の申込を呼びかける文字放送による

健診受診の啓発を行った。また、げん

き通信に健診受診勧奨の記事を掲載

することで対象者からの問い合わせ

が増えることから、今後も申込や健

診実施期間に合わせたタイムリーな

啓発を継続していく。

・職員胸章を活用した全庁的な健診

の啓発を行ったが、より多くの市民

に情報が発信できるよう懸垂幕を活

用した広報を検討する。

・まちバス車内にポスターを掲示す

ることで、より多くの市民の目に留

まるようにした。

・KDBシステムの分析等データヘルス

計画を活用した健診データに関心が

集まった。データを活用した情報発

信の機会を今後も検討していく。

・平成 28 年度に把握した特定健診等

健康情報発信可能な外部団体に、情

報発信を行う。

・ローカルメディアやげんき通

信等での健康情報の発信の継続

○懸垂幕を活用した特定健診の

啓発

○食品衛生協会所属の各組合へ

の特定健診等健康情報の発信

○集団健診会場にて、生活習慣

病に関する医療費の情報を掲載

したチラシを配付

○職員胸章を活用し

た特定健診の啓発

(6月)

・職員胸章着用期間調整 ・職員胸章着用 97 課、約

4,800 人(平成 28 年6月8

日~13 日)

・岡崎市コミュニテ

ィバス(まちバス)車

内広告スペース用ポ

スターの作成と掲示

・まちバス車内広告用ポ

スター掲示に向けた調整

・まちバス車内広告用

ポスター作成

・まちバス車内広告用ポス

ター掲示(平成 28 年6月1

日~6月 30 日)

・情報の発信と啓発

・健康情報の収集

・外部団体への健康

情報発信に向けた情

報収集と検討

・岡崎市健康カレンダー

作成業者の決定

・岡崎市健康カレンダー

作成、報道機関発表、配布

場所の手配

・西三河南部東医療圏地

域・職域連携推進協議会

推進協議会参加 1回

作業部会参加 2回

・懸垂幕作成の業者の決

・医療費通知同封の機

関紙(げんき通信)や岡

崎市健康カレンダーに

KDB システムを活用し

た平成 27 年度特定健

診結果を掲載

・げんき通信に健康情

報及び健診案内を掲載

・懸垂幕の作成

・情報発信可能な外部

団体の把握

・げんき通信約 40,000 世帯

×年6回(健診受診勧奨3

回、ドック申込案内1回、健

康情報2回)

・岡崎市健康カレンダーの

作成 2,000 部

・カレンダー配布場所(市

関係機関 35 か所及び国保

年金課窓口)

・西三河南部東医療圏地

域・職域連携推進協議会に

おいて、共同で健診啓発チ

ラシの作成

・げんき通信に健診受診勧

奨の記事掲載後、対象者か

らの問い合わせが増加

・KDB システムを活用して

作成した平成 27 年度岡崎

市健康カレンダーの健康デ

ータに関心が集まり、他部

署からも問い合わせがあっ

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重点項目

事業名

平成 28 年度 平成 29 年度

事業計画 実施計画事業評価

考察 実施計画ストラクチャー評価 プロセス評価 アウトプット評価 アウトカム評価

普及啓発

健康教育

・健康づくりリー

ダーによる健診会

場での運動体験の

実情把握と見直し

・生活習慣につい

て行動変容を促す

ために、健診会場で

教育広報用機材を

活用

○健診受診者が教育

広報用機材で測定

し、その結果を踏ま

えて同日同会場で運

動体験を行うこと

で、生活習慣改善に

向けた行動変容を促

・運動体験と教育広報

用機材測定同時開催

のための会場の設定

・健康づくりリーダー

との打合せ設定

・教育広報用機材(血

管年齢計・足指力測定

器)の借用

・集団特定健診案内

に運動体験、教育広報

用機材による測定の

案内掲載

・健康づくりリーダ

ーとの打合会1回

・運動体験アンケー

トの作成

・運動体験3回

・健康づくりリーダー

の確保6人

・教育広報用機材4回

・運動体験参加者70人

へアンケート調査

・平成 27 年度標準的な質問票「1

日1時間以上運動なし」について、

岡崎市 67.3%、愛知県 49.9%、国

46.4%(KDB システム)

・健診会場での運動体験(健診受

診者 224 人中)70人参加(31.3%)

・健診会場での教育広報用機材に

よる測定(健診受診者 271 人中)

血管年齢計 235 人(86.7%)

足指力測定器 209 人(77.1%)

・血管年齢計では、「機能が低下し

ている」割合が、30歳代~60歳代

では 25.1%を占め、特に 40 歳代

で高かった

・足指力測定器では、30歳代~60

歳代全てにおいて「平均値以下」

の割合が高かった

・運動体験参加者のアンケート結

果から、「定期的に運動する習慣が

ある」が 40%、「足指力測定の結果

が予想より悪かった」が 47.1%、

「健康づくりリーダーが紹介した

運動を継続していきたい」という

意見が多数あった

・教育広報用機材による測定と

運動体験を同日開催すること

で、測定後すぐに結果をきっか

けとして運動体験への参加を促

すことができ、平成 27 年度と比

べ運動体験参加者が増加した。

さらにアンケートから、運動習

慣の必要性についての意識も高

められる機会となったことがわ

かった。

・標準的な質問票から、岡崎市は

県や国と比べて「身体活動不足」

の割合が高く、運動体験アンケ

ート結果からも「定期的な運動

習慣がないかた」が多く、血管年

齢計では「機能低下」、足指力測

定器では「平均値以下」であり

「結果が予想より悪かった」と

実感するかたが大多数であっ

た。

・これらの現状を踏まえ、健康づ

くりリーダーによる運動指導と

教育広報用機材を活用した有効

な教育について実施体制と指導

内容の充実を図る。

・健康料理教室参加によって健

康意識が高まり、行動変容につ

ながると考えられることから周

知を継続する。

・フィットネス無料体験新規協

力施設の状況把握を行う。

○健康づくりリーダーによる

運動体験と足指力測定器を活

用した健康教育の同日開催の

回数の増加と期間の拡大(平成

28 年度3回→平成 29 年度4

回)

・健康づくり情報の提供(特定

健診会場での案内や結果通知

にチラシを同封)

○フィットネス無料体験新規

協力施設(2施設)の利用状況

等の把握

・健康料理教室へ

の参加勧奨

・健康料理教室の周

・健康料理教室に向け

た保健部門との調整

・健康料理教室の案

内の作成、送付対象者

の抽出

・健康料理教室案内送

付 393 人

・集団特定健診会場で

の健康料理教室案内の

配布

・健康料理教室案内を

医療費通知同封資料に

掲載

・健康料理教室参加者(被保険者

17 人)

・健康料理教室のアンケート結果

から、「今後取り組もうと思うこと

がある」が 85%であった

(平成 28 年度から

新設)

・フィットネス無料

体験協力施設の増加

に向けた取り組み

・フィットネス無料体

験協力事業者・施設の

新規募集

・市内フィットネス

事業者の把握

・フィットネス無料体

験協力事業者募集のた

めの施設訪問

・フィットネス無料体験新規事業

者との協定締結(1社)

・フィットネス無料体験新規協力

施設(2施設)

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重点項目

事業名

平成 28 年度 平成 29 年度

事業計画 実施計画事業評価

考察 実施計画ストラクチャー評価 プロセス評価 アウトプット評価 アウトカム評価

重症化予防

生活習慣病重症化予防指導

・特定健診の

結果から血糖

に関する検査

項目が医療受

診勧奨判定値

に該当し、か

つレセプトに

より医療機関

受診が確認で

きないかたへ

6か月間の保

健指導を実施

(面談3回・

電 話 支 援 5

回・手紙5回)

○参加率の向上対策

(送付用事業案内パ

ンフレットの工夫と

案内送付後の電話に

よるタイムリーな利

用勧奨の徹底)

○事業対象者の抽出

条件の拡大

○平成 27 年度の事

業の評価

・委託業者との契約

・委託業者との打合せ

設定

・指導に係る各種書類

の作成、送付用事業案

内パンフレットの工夫

・対象者抽出条件の決

定(厚生労働省等が平

成28年4月に策定した

「糖尿病性腎症重症化

予防プログラム」にお

いて、空腹時血糖

126mg/dl 以上、随時血

糖 200mg/dl 以上も対

象者としていることか

ら、抽出条件を拡大)

・指導期間と支援方法

の設定

6か月間(面談3回・電

話支援5回・手紙支援

5回・最終評価アンケ

ート)

・実施前に医師会への

事業周知(医師会から

各特定健診協力医療機

関へメール配信)

・対象者の抽出

・業者打合会3回

・業者報告会2回

・担当相談員との打合

せ会1回

・参加希望者へ事前訪

問の調整

・250人へ事業案内通知

を送付し、参加希望者

46 人に事前訪問

・委託業者担当相談員

との同道訪問6回

・指導開始時と終了時

に指導報告書を作成

し、32 医療機関 42 人分

送付

・平成27年度参加者27

人へ事後アンケート調

査、20 人から回答(回

答率 74.1%)

【参加者の状況】

・同意者 46 人(うち利用勧奨電話によ

る同意者9人)に事前訪問

・43人が参加(初回面接実施)、41 人が

6か月間指導を終了(2人が途中辞退:

1人資格喪失、1人自己都合)

・参加 43人中 42人が、本事業をきっか

けに医療機関を受診し、かかりつけ医か

ら提出された指導確認書に基づいて指

導を実施

・HbA1c6.5%に該当:送付 209 人中 37 人

参加(17.7%)、空腹時血糖 126mg/dl 以

上・随時血糖 200mg/dl 以上に該当:送

付 41人中6人参加(14.6%)

・男性 21人(対象者 144 人 14.6%)、

女性 22 人(対象者 106 人 20.8%)

・指導前後の HbA1c 値の変化が把握でき

た 37人のうち、17人改善、20 人維持

【指導不参加の理由】

「かかりつけ医に指導を受けている」、

「自己管理ができている」、「参加する時

間がない」など

【平成27年度参加者のアンケート結果】

・「大変良かった」、「良かった」が 100%、

「事業終了後も食生活等の自己管理を

継続している」が 90%、特に参考になっ

た指導としては「食事指導」、「日常生活

の管理(血圧・体重管理など)」であった

・6か月間の指導期間については、「ちょ

うどよい」が 75%であった

・平成28年度参加者においても血糖値の

改善がみられ、また平成 27 年度参加者の

アンケート結果から、事業終了後も自己

管理を継続しており、事業に対する満足

度が高かったことから、指導効果が高く

有意義な事業であることがわかった。

・拡大した部分の条件の中で利用した者

の参加率は 14.6%であり(従前の条件の

参加率 17.7%)、この条件に該当する対

象者も本事業を必要としていることがわ

かった。今後も拡大した条件で対象者を

選定して事業を継続する。

・男性は女性と比べて対象者が多いが参

加率が低いため、利用勧奨を特に男性に

積極的に行う必要がある。

・不参加と回答があるかたにも、状況確

認や本事業、医療受診の勧奨が必要と考

える。

・6か月間の指導期間について、参加者

から「ちょうどよい」という声が多かっ

たが、6か月目の支援から最終評価支援

までの期間が短いという意見もあり、電

話支援の回数と最終評価アンケートの送

付時期について検討を行う。

・本事業の対象や内容について、岡崎市

医師会と連携して検討していく必要があ

る。

・平成27年度より簡易型プロポーザル方

式により決定した業者との委託契約を締

結しており、平成 29 年度は契約期間延長

の期限を迎えることから、委託業者の選

定を行う必要がある。

○参加率の向上対策

(不参加回答者への

勧奨等)

・指導期間と支援方

法の見直し

○平成 30 年度に向け

て、岡崎市医師会と連

携した本事業の見直

○平成 30 年度に向け

ての委託業者の選定

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重点項目

事業名

平成 28 年度 平成 29 年度

事業計画 実施計画事業評価

考察 実施計画ストラクチャー評価 プロセス評価 アウトプット評価 アウトカム評価

重症化予防

医療受診勧奨

特定健診の結果

から血圧が医療

受診勧奨判定値

に該当し、かつ

レセプトにより

医療機関受診が

確認できないか

たに、案内通知

後、電話にて受

診確認または受

診勧奨を実施

(通知1回・1

回目電話勧奨・

2回目電話勧

奨)

○平成27年度対象

者の勧奨後のレセ

プトを確認し、受

診状況を把握する

ことで、事業の検

証を行う

○対象の抽出条件

等の検証を行う

○受診勧奨通知の

内容の充実

○電話勧奨時期、

指導内容の検討

・委託業者との契約

・委託業者との打合

せ設定

・通知・電話勧奨に

係る各種書類の作成

・対象者抽出条件の

決定

・実施前に医師会への

事業周知(医師会から

各特定健診協力医療

機関へメール配信)

・通知の表紙のイラス

トを恐怖心をあおる

ものから、受け入れや

すさにつながる優し

い雰囲気のものに変

更し、文字を減らして

読みやすい内容にす

るなど受診勧奨通知

の改良

・対象者抽出 4回

・業者打合会 3回

・業者報告会 2回

・報告書の内容確認

4回

・通知 384 人(男性 241

人、女性 143 人)

・1回目電話勧奨 274 人

・2回目電話勧奨 121 人

・平成 27年度は、勧奨開

始時未受診者 309 人に対

して、本事業の勧奨によ

り最終支援月の3か月後

までのレセプトで受診が

確認できたかたは 53 人

(17.2%)であった

【平成 28年度】

・対象者に対する1回目電話勧奨実施

は、男性 172 人(71.4%)、女性 102 人

(71.3%)であり、男女差はなかった

・通知の発送後 1回目電話勧奨までの期

間を平成 27 年度は数日であったところ

を1週間としたことにより、「本事業の

通知を受けた」を理由として受診してい

たかたはいなかったが、相談員は、勧奨

電話の受け入れがよくなったと感じて

いる

・1回目電話勧奨によって「本事業の勧

奨を受けた」を理由として受診につなが

ったのは 23 人(2回目電話勧奨実施者

の 19.0%)であった

【平成 27年度】

・1回目電話勧奨時の未受診理由とし

て、「自己管理して様子を見ている44人、

25.9%」、「気になっているが放置 36 人、

21.2%」、「健診時のみ高い 20 人、

11.8%」、「自己測定では数値が安定して

いる 15 人、8.8%」、「体に不調がない 11

人、6.5%」が主であった

・1回目電話勧奨時未受診であり、その

後医療機関を受診したものの未受診理

由は、「自己管理して様子を見ている」が

6.8%、「気になっているが放置」が

22.2%、「健診時のみ高い」が 0%、「自

己測定では数値が安定している」が

20.0%、「体に不調がない」が 18.2%で

あった

・平成 25、26 年度は通知のみの受診勧奨

であったが、通知後のフォローが必要と考

え、平成 27 年度から通知後に電話による

受診確認及び受診勧奨を実施した。平成

27 年度は本事業の勧奨により受診に至っ

たかたは 17.2%とわかった。

・1回目の電話勧奨で未受診と回答した

者のうち、2回目の勧奨を拒否した者は平

成 27 年度 44.5%から平成 28 年度 18.2%

に減少した。受診勧奨通知の内容の充実と

通知のタイミングの変更により、勧奨に対

する受け入れがよくなったと考える。

・未受診理由が「健診時のみ高い」の 20

人は、電話の勧奨を行っても受診につなが

らなかった。しかし 20 人の健診結果の平

均は 158mmHg/96mmHg であり、受診が

必要と思われるため、勧奨をより強めてい

く必要があると考える。

・未受診理由が「気になっているが放置」

のかたは、他の未受診理由のかたと比べて

医療機関への受診につながる率が最も高

かった。勧奨の仕方によってはより高くな

るのではないかと考える。

・上記の様に未受診理由に合わせて、効果

的な勧奨方法や指導内容を検討していく。

・平成 27 年度対象者でⅠ度高血圧に分類

される 237 人のうち、翌年度の健診結果で

Ⅱ度高血圧に悪化したかたは 39 人

(16.5%)であった。Ⅰ度であっても受診

は必要であると考えるため、平成 29 年度

も同基準の対象者に勧奨していく。

・平成 28 年度健診結果から、Ⅱ、Ⅲ度高

血圧だが勧奨対象外となっているかたは、

61 人であった。抽出条件について検討が

必要である。

○平成 28 年度対象者

の勧奨後のレセプト

を確認して受診状況

を把握し、また平成 27

年度との比較分析を

行うことで、事業の検

証を行う。

・勧奨に対する受け入

れをよりよくするた

めに、受診勧奨通知の

内容の充実をはかる

○現在Ⅱ、Ⅲ度高血圧

で勧奨対象外となっ

ている抽出条件につ

いて、平成 30 年度か

ら対象とするかどう

かも含め、本事業を見

直す

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重点項目

事業名

平成 28 年度 平成 29 年度

事業計画 実施計画事業評価

考察 実施計画ストラクチャー評価 プロセス評価 アウトプット評価 アウトカム評価

特定健診・特定保健指導

特定健診受診勧奨

・受診率の低い

64 歳以下の未

受診勧奨の実

・節目年齢への

受診勧奨通知

・未受診者への

電話勧奨

・新規受診者の確保

・継続受診者の確保

・地区ごとの健康情

報と 65 歳以上の健

診情報を掲載した案

内作成と全地区への

回覧

○人間ドック・ミニ

ドック健診キャンセ

ルがあった者に対

し、集団または個別

特定健診の受診票を

随時交付する

・受診勧奨はがきの

発送のための委託業

者との契約

・愛知県国民健康保

険団体連合会との受

診勧奨はがき印字の

依頼と派遣保健師に

よる電話勧奨の調整

・未受診勧奨者の選

・開催日程に合わせ

た市内全地区ごとの

集団特定健診案内の

回覧に向けた調整

・教育広報用機材を

活用した受診勧奨

・人間ドック・ミニ

ドック健診キャンセ

ルがあった者につい

て委託業者との情報

共有

・未受診者のための

健診日の設定

・未受診者の把握

・受診パターンの把握

・地区別受診率の把握

・回覧作成

・受診勧奨はがきの作成

・教育広報用機材広告の

作成

・健診受診票紛失者、人

間ドック健診・ミニドッ

ク健診キャンセル者、国

保新規加入者への受診票

交付

・受診勧奨はがきの送

新規受診者確保 11,268

人、継続受診者確保

1,199 人(7月)

・64 歳以下未受診者へ

の勧奨通知 17,818 通

(11 月)

・40 歳(節目)未受診

者への勧奨通知 572 人

(1月)

・前年度受診歴のある

41~64 歳未受診者への

勧奨通知 818 人(1月)

・前年度受診歴のある

未受診者への派遣保健

師による電話受診勧奨

10 回(1回あたり4時

間)743 人(12 月、1月)

・未受診者のための健

診日4日間(11 月~2

月 1か所)

・回覧 47学区

・受診勧奨はがき送付者の健診受診率

(新規 515 人・4.6%、継続 247 人・20.6%)

・64歳以下の未受診勧奨通知者の健診受診

率(1,086 人・6.1%)

・40 歳(節目)未受診勧奨通知者の健診受

診率(17人・3.0%)

・前年度受診歴のある 41~64歳未受診勧奨

通知者の健診受診率(183 人・22.4%)

・電話勧奨者の健診受診率(電話がつなが

った人 524 人、うち受診した人 188 人・

35.9%)

・未受診者のための健診日受診者数 378 人

・新規受診者の割合(AI Cube)

平成25年度→平成26年度→平成27年度

40~64 歳:1.9%→2.3%→2.5%

65 歳以上:2.9%→3.3%→3.3%

・5年連続受診者の割合(AI Cube)

平成25年度→平成26年度→平成27年度

40~64 歳:12.8%→13.2%→13.3%

65 歳以上:34.9%→35.4%→34.7%

・健診受診状況(KDB システム H29.5.31

現在)

平成26年度→平成27年度→平成28年度

男性 40~64 歳 23.2%→24.0%→23.2%

65~74 歳 55.5%→56.0%→55.9%

女性 40~64 歳 32.5%→33.7%→33.1%

65~74 歳 61.4%→61.6%→61.1%

・回覧を行った地区において、平成 27年度

の同時期同地区で実施した健診の受診者数

と比較して 54人減少

・人間ドック・ミニドック健診キャンセル

者への受診票再交付(30歳代含む)146 人、

うち受診者 62人(42.5%)

・過去に健診受診歴があるかた

や前年度に受診歴があるかたで

勧奨後受診につながったのは約

20%であった。一方、新規受診者

は勧奨後受診につながったのは

5%に満たなかった。新規受診

者の確保に力を入れる必要があ

る。

・電話勧奨において、平成 28年

度は1回目の勧奨時不在者に対

して再勧奨を実施し、70.5%の

実施率を得た。また、電話により

受診につながった人の割合が高

いことから、電話による勧奨を

継続していく。

・新規受診者の割合が増加傾向

にあるが、40歳(節目)の受診は

3%と低い。受診勧奨やわかり

やすい案内通知の作成に努める

・5年連続受診者の割合は、40~

64 歳で約 13%、65 歳以上では約

35%で推移している。受診率を

確保するために、継続受診者へ

の受診勧奨も継続していく。

・回覧を行った地区の総受診者

数に増加はみられなかったが、

健診会場にて「回覧を見て来た」

というかたもあり、また受診者

のうち回覧地区在住者が占める

割合が高かったことから回覧を

継続していく。

・ドックキャンセル者に受診票

の交付を行った結果、約4割が

特定健康診査の受診につながっ

た。受診票の交付を継続する。

・新規受診者の確保

・継続受診者の確保

・受診勧奨はがきの送付

・派遣保健師の電話によ

る受診勧奨の実施

○回覧による周知の見直

し(タイミング・回数)

・ドックキャンセル者へ

の受診票の交付の継続

Page 8: 平成 29 年6月 岡崎市福祉部国保年⾦課 - Okazaki · ポスター作成 ・まちバス車内広告用ポス ター掲示(平成28年6月1 日~6月30日) ・情報の発信と啓発

重点項目

事業名

平成 28 年度 平成 29 年度

事業計画 実施計画事業評価

考察 実施計画ストラクチャー評価 プロセス評価 アウトプット評価 アウトカム評価

特定健診・特定保健指導

特定健診の環境整備

・KDB システム

による地区別健

診受診率の把握

・人間ドック・

ミニドック健診

申込みの利便性

向上

・人間ドック健

診の実施機関の

拡大に向けた体

制作り

・平成27年度受診

者数が少ない地区

での教育広報用機

材導入

3会場→4会場へ

拡大

・受診率が低い地区

での教育広報用機材

の導入

・健診案内に教

育広報用機材導

入の案内掲載

・教育広報用機材

導入(4会場)

【教育広報用機材による測定実施日の健診受診者数】

平成 27 年度 3回 249 人 83 人/回

平成 28 年度 4回 308 人 77 人/回

平成 28 年度 集団特定健診(市内巡回型)平均受診者数 51.6

人/回

【教育広報用機材の測定実施者】

平成 27 年度 84.8% 平成 28 年度 81.9%

・平成 27 年度地区別受診状況

では、岡崎を除き全て上昇。

・教育広報用機材による測定を

実施した日は、健診受診者の約

8割が測定を利用され好評で

あり、健診1回あたりの受診者

数は平均受診者数よりも多い

ことがわかった。機材による測

定の場を設け、受診者数の増加

につなげたい。

・集団特定健診(市内巡回型)

では、年々受診者が減少し、岡

崎市医師会公衆衛生センター

においては、特に土曜日は平均

受診者数よりも少ないため、受

診者を増やすための検討が必

要である。

・人間ドック・ミニドック健診

の申込みは、郵送または直接窓

口職員を通じて行わなければ

ならなかったが、平成 28 年度

より電子申請・国保年金課窓口

にポストを設置。合わせて

15.3%の人がこれらを利用し、

申込者の利便性向上と窓口で

の受付業務の事務量の削減に

つながった。

・実施機関が増加したことで、

前年度受診なしであったかた

の健診受診につながった。

・教育広報用機材(足

指力測定器)の場を設

けた健診の期間拡大

(平成 28 年度7、8

月実施→平成 29 年度

7、9、10 月実施)

・電子申請およびポス

トでの人間ドック・ミ

ニドック健診の申込

継続

・人間ドック健診実施

機関のモニタリング

の継続

○地区別受診状況の

情報を活用した発信

(回覧など)

○集団特定健診(市内

巡回型)の胃・肺がん

検診同時実施を土日

(岡崎市医師会公衆

衛生センター)に設定

・電子申請および

ポストでの人間ド

ック・ミニドック

健診申込の継続

・人間ドック・ミニド

ック健診申込みの電

子申請の導入

・国保年金課窓口提

出用のポストの設置

・電子申請の様

式等作成

・ポスト設置に

合わせた掲示物

の作成

・電子申請受付期

間 2/6~4/15

・ポスト設置期間

2/8~4/15

【人間ドック・ミニドック健診1次申込受付方法別申込者数】

全申込者 14,445 人

・電子申請 1,402 人(全申込みの 9.7%)

・ポスト投函 812 人(全申込みの約 5.6%)

・国保年金課窓口 1,377 人(全申込みの 9.5%)

平成 27 年度全申込者 15,749 人

・国保年金課窓口 2,873 人(全申込みの 18.2%)

○平成 28 年度か

ら新規実施となっ

た実施機関のモニ

タリング

○ドック健診利用

者の分析(地区、需

要、年齢等)

・人間ドック健診

業務委託仕様書の

見直し

・人間ドック健診

実施機関の募集

(医師会協力医療

機関)

・支所長会議での

説明2回(7支所

長)

【人間ドック新規2実施機関の増加】

・受診者(30歳以上):宇野病院 419 人、冨田病院 250 人

・受診者のうち前年度受診状況が「受診なし」の割合:宇野病

院 36.8%、冨田病院 30.0%

・受診率の把握 ・集団特定健診実施

会場の調整

・地区別受診率

の把握

・民生委員児童

委員協議会定例

会長会での学区

別受診率の情報

提供1回

・集団特定健診実

施会場の予約

30 日間(12 か所)

【集団特定健診(市内巡回型)受診者数】

・7月から 10月

平成 26年度(32回)→平成 27年度(30回)→平成28年度(30回)

1,640 人→1,656 人→1,549 人

・岡崎市医師会公衆衛生センター平日:6回 43.3 人/回、土

曜日:3回 29.3 人/回、日曜日:2回 50.5 人/回

【地区別受診状況(KDB システム)】

平成 25 年度→平成 26 年度→平成 27 年度

本庁1:45.7%→46.7%→48.3% 本庁2:41.4%→42.8%→43.0%

本庁3:46.6%→47.4%→48.8% 岡 崎:44.5%→47.0%→43.3%

六ツ美:43.3%→44.2%→46.1% 矢 作:43.1%→44.6%→45.7%

岩 津:42.0%→43.3%→44.8% 大 平:46.4%→46.8%→53.7%

東 部:42.9%→44.6%→45.4% 額 田:48.6%→49.0%→50.8%

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重点項目

事業名

平成 28 年度 平成 29 年度

事業計画 実施計画

事業評価

考察 実施計画ストラクチャー評

価プロセス評価 アウトプット評価 アウトカム評価

特定健診・特定保健指導

特定保健指導

・健診会場で

腹囲該当者へ

の特定保健指

導勧奨の実施

・アンケート

から特定保健

指導未利用理

由等の把握

・特定保健指

導利用勧奨に

合わせたフィ

ットネス無料

利用券の送付

・人間ドック

健診の実施機

関の拡大に合

わせた特定保

健指導の体制

作り

○健診会場で配付

する腹囲該当者へ

の勧奨案内の工夫

○平成28年度から

新規実施となった

実施機関のモニタ

リング

・必要に応じた医

師会との情報交換

会の設定

・人間ドック健診

業務委託仕様書の

見直し

・健診会場で腹囲

該当者の選定と特

定保健指導勧奨へ

の案内を健診委託

業者へ依頼

・男女別勧奨案内

の作成

・新規2実施機関

実施報告書の確認

・健診会場で配付

する腹囲該当者へ

の特定保健指導勧

奨案内に、メタボ

該当者・予備群で

はなくなった者の

割合について、特

定保健指導利用・

未利用を比較して

掲載

・特定保健指導に

関するアンケート

の作成・集計

・人間ドック健診

業務委託仕様書の

作成

・健診会場で腹囲

該当者への特定保

健指導勧奨 228 人

・特定保健指導利

用勧奨通知の送付

1,696 人

・特定保健指導対

象者に送付する利

用勧奨通知に手書

きメッセージ添付

(集団健診市内巡

回型受診者)199 人

・アンケートの送

付(平成27年度 特

定保健指導対象者

のうち、特定保健

指導またはフィッ

トネス無料体験利

用者 204 人)

・健診会場で勧奨した腹囲該当者の

特定保健指導利用(13人・5.7%)

・手書きメッセージ付き勧奨通知送

付者の特定保健指導利用(平成 28 年

8月~平成 28 年 12 月受診分まで)

187 人送付、11 人利用うち送付後の利

用5人(2.7%)

・健診結果から、平成 27 年度にメタ

ボ・メタボ予備群該当であった者が平

成 28 年度に該当ではなくなった者の

割合(特定保健指導利用 30.1%、未

利用 17.6%)

・アンケート結果から、特定保健指導

を利用してよかったと思う理由とし

て、「生活習慣の改善点が理解でき

た」、「生活習慣を改善する利点を理解

できた」、「健診結果が理解できた」を

それぞれ半数以上のかたが挙げた

・アンケートで特定保健指導未利用

者に、「どうなれば利用できそうか」

を尋ねたところ、「特定保健指導実施

機関からの勧奨」42.9%、「本アンケ

ートを見て利用しようと思った」

25.0%、「特定保健指導のメリットがわか

る」17.9%などであった

・人間ドック健診型特定保健指導の

実施機関が新たに2機関増加した

・各医療機関において、受診後に電話

にて対象者 63 人に利用勧奨を実施し

9人利用(14.3%)

・健診会場で腹囲該当者への特定保健

指導利用勧奨したかたの指導利用率は

約6%と低い。会場では直接勧奨をし、

後日手書きメッセージ付きの勧奨通知

を送付することで意識づけの強化を継

続する。

・特定保健指導利用者は、未利用者に

比べてメタボ該当者・予備群ではなく

なった者の割合が高く、また健康意識

向上や生活習慣改善の意識づけが概ね

できていることが確認できたことか

ら、これらのことを掲載した勧奨案内

等を使用して、勧奨を継続していく。

・人間ドック健診型特定保健指導の実

施機関が、1医療機関から3医療機関

に増え、市民の利便性向上と、保健指

導利用者向上に寄与した。

○集団健診受診者のうち特定保健指導

対象者全員に勧奨通知に手書きメッセ

ージを付けて送付(約 400 人)

・平成 28 年度から実施の2機関の特定

保健指導利用状況等について、モニタリ

ング継続

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重点項目

事業名

平成 28 年度 平成 29 年度

事業計画 実施計画事業評価

考察 実施計画ストラクチャー評価 プロセス評価 アウトプット評価 アウトカム評価

特定健診・特定保健指導

30歳代の健康診査・保健指導(

早期介入事業)

(平成 28年度

から新設)

○特定保健指導に

準じた保健指導の

実施体制作り

○人間ドック健診

業務委託仕様書の

見直し

・必要に応じた医師会

との情報交換会の設定

・30 歳代保健指導導入

に向けた予算の確保

・人間ドック健診

業務委託仕様書の

作成

・健診受診者数 951 人

(人間ドック 374 人、

ミニドック 77 人、集

団 500 人)

・うち、メタボリック

シンドローム該当者

33 人

・健診受診率13.0%(平成28年4月

末 30歳代被保険者数 7,300 人)

・メタボリックシンドローム該当率

3.5%

・30 歳代受診者のうち 3.5%がメタボ

リックシンドローム該当者であり、早

期から生活習慣病の発症予防が必要で

あるため、平成 29 年度から新規事業と

して、30歳代の保健指導を実施する。

・健診受診率の把握

○保健指導利用率の把握

・集団健診会場(市内巡回型)で

腹囲該当者への保健指導利用勧

・人間ドック健診委託業者が行

う保健指導対象者への勧奨のモ

ニタリング

がん検診

胃・肺・大腸がん検診受診勧奨

・特定健診と

がん検診が同

時実施できる

人間ドック健

診の実施機関

の拡大に向け

た体制作り

・医師会、保健部門

との情報交換会の

設定

・必要に応じた医

師会との情報交換

会の設定

・人間ドック健診

業務委託仕様書の

見直し

・集団特定健診(巡回

型)における胃・肺がん

検診同時実施日につい

て保健部門と日程調整

・胃がん・肺がん・大腸

がん・子宮がん・乳がん

検診同時実施体制の整

・業務委託仕様書

の作成

・支所長会議での

実施機関拡大の説

・人間ドック健診実施

機関の調整(医師会協

力医療機関)

・支所長会議での説明

1回(7支所長)

・集団特定健診(市内

巡回型)におけるがん

検診同時実施:胃・肺

がん4日、大腸がん 30

日(全日程)

・受診者(40歳以上):宇野病院 379

人、冨田病院 240 人

・がん検診受診率(岡崎市)

平成25年度→平成26年度→平成27

年度→平成 28年度

胃がん:19.1→19.8→20.4→19.1

肺がん:22.5→23.4→24.3→23.6

大腸がん:44.8→45.4→46.4→44.3

子宮がん:12.1→13.8→12.0→12.1

乳がん:12.7→13.5→13.0→12.7

・人間ドック実施機関が、1医療機関

から3医療機関に増え、胃がん・肺が

ん・大腸がん・子宮がん・乳がん検診を

同時実施できる体制を整備したこと

で、市民の利便性向上と、がん検診受

診機会の増加に寄与した。

・各がん検診受診率は増加がみられ

ず、特定健診の案内等の際に、がん検

診も情報を掲載し啓発する必要があ

る。

・集団健診(センター型)におけるがん

検診同時実施が可能であることを周知

する必要がある。

○特定健診の案内回覧にがん検

診の内容を掲載

○集団健診会場(市内巡回型)に

おいて、がん検診の受診案内を実

○集団健診のお知らせに、市内巡

回型での胃・肺がん検診同時実施

の案内を目立つように掲載

○集団健診のお知らせに、センタ

ー型でのがん検診同時実施が可

能であることを記載

Page 11: 平成 29 年6月 岡崎市福祉部国保年⾦課 - Okazaki · ポスター作成 ・まちバス車内広告用ポス ター掲示(平成28年6月1 日~6月30日) ・情報の発信と啓発

数値目標・評価指標

項目

事業名 目標項目 指標

平成 26 年度末値

(計画策定時)A:平成 25 年度値

B:平成 26 年度値

平成 26 年度値 平成 27 年度値 平成 28 年度値 平成 29 年度値目標値

平成 29年度に1割改善を基

本とする

普及啓発

広報

・掲載、放送、ちらし活用等の拡大

・睡眠で休養がとれている人の増加

・生活習慣病のリスクを高める量(1

日当たり男性2合、女性1合以上)を

飲酒している人の減少

①広報、医療費通知への掲載広報2回/年 B

医療費通知6回/年 B

広報2回/年

医療費通知6回/年

広報2回/年

医療費通知6回/年

広報2回/年

医療費通知6回/年

現状維持

現状維持

②ローカルメディアでの放送FM おかざき1回/年 B

ケーブル TV1回/年 B

FM おかざき1回/年

ケーブル TV1回/年

FM おかざき1回/年

ケーブル TV2回/年

FM おかざき1回/年

ケーブル TV3回/年

現状維持

2回以上

③ちらし配布か所(支所等、まちバス、消

防)、メール配信数

22 か所 B

メール配信2回/年 B

22 か所

メール配信2回/年

24 か所

メール配信1回/年

27 か所

メール配信1回/年

24 か所

現状維持

④睡眠不足の人(法定報告) 56.7% A 51.3% 51.3% 51.0%

⑤1日当たり男性2合、女性1合以上を飲

酒している人(法定報告)

男性 12.8% A

女性 6.6% A

男性 12.6%

女性 6.7%

男性 12.2%

女性 7.1%

男性 11.5%

女性 5.9%

健康教育

・運動習慣のある人の増加

⑥1日1時間以上運動なし(法定報告)

⑦運動習慣に関する意識の変化(参加者ア

ンケート)

56.7% A

98.0% B

66.5%

98.0%

67.3%

96.6% アンケート項目になし

51.0%

100%

・食事および生活習慣について行動変

容した人の増加

⑧行動変容した人の割合(教室2回目アン

ケート「取組5項目(資料見直し・健診結

果見直し・教室料理を家で作った・体重を

はかる・野菜摂取量の増加)」)

延べ 195% B 延べ 195% 延べ 217% 延べ 185% 延べ 214%

重症化予防

生活習慣病

重症化予防

指導

・指導参加者数の増加

・HbA1c 値の維持及び改善

・医療機関定期受診継続者の増加

・糖尿病予防に取組む意識のある人の

増加

⑨参加者数 38 人 B 38 人 29 人 43 人 50 人

⑩指導終了率 97.4% B 97.4% 93.1% 95.3% 100%

⑪HbA1c 値の維持及び改善者率(指導終了

時、健診結果)指導終了時 88% A 指導終了時 78.9% 指導終了時 74.1% 指導終了時 100%

⑫医療機関定期受診継続者率(指導終了

時、参加者アンケート)

指導終了時 90.9%

参加者アンケート(H26.8)82.6% A

指導終了時 86.5%

参加者アンケート(H27.7)66.7%

指導終了時 69.0%

参加者アンケート(H28.9)90.0%100%

⑬運動・食事の取組み継続者率(参加者ア

ンケート)100% A 100% 90.0% 100%

医療受診

勧奨

・Ⅰ度高血圧以上(受診勧奨レベル)

の減少

・治療によるコントロールが良好な者

の増加

・医療機関受診者の増加

⑭Ⅰ度高血圧以上かつ高血圧症服薬なし

者の健診受診者に対する割合(AI Cube フ

ローチャート)

15.4% A 13.4% 13.2% 14.0%

⑮医療機関受診率(レセプト確認/全通知

者)実績なし A 実績なし 37.6% 30.0%

特定健診・特定保健指導

特定健診

受診勧奨

・特定健康診査受診率の向上

・受診勧奨後の受診者数の増加(受診

勧奨の効果を図る)

・継続受診者の増加

⑯特定健康診査受診率(法定報告) 43.7% A 45.1% 46.3% 48.0%

⑰40~64 歳の受診率(法定報告、厚生労働

省様式 6-9)

男性 22.2% A

女性 31.5% A

男性 23.2%

女性 32.6%

男性 23.8%

女性 33.8%

男性 24.0%

女性 34.0%

⑱5年連続受診者の割合(AI cube 過去5

年間の全受診パターン)

40~64 歳 12.8% A

65~74 歳 36.4% A

40~64 歳 13.2%

65~74 歳 35.4%

40~64 歳 13.3%

65~74 歳 34.5%

40~64 歳 14.0%

65~74 歳 40.0%

・地区別特定健康診査受診率向上⑲地区別(支所単位)受診率(KDB 地域の全

体像の把握)

本庁2 41.4% 岩津 42.0% 東

部 42.9% 矢作 43.1% A

本庁2 42.8%

岩津 43.3% 東部 44.6% 矢

作 44.6%

本庁2 43.0%

岩津 44.8% 東部 45.4% 矢

作 45.7%

本庁2 45.0%

岩津 46.0% 東部 47.0%

矢作 47.0%

・特定健康診査受診者数と受診形態の

傾向を把握

⑳受診者の傾向(受診者数、受診形態別割

合)を実績より把握

27,473人 A 集団健診11.5%、

個別健診 42.8%、人間ドック健診

40.8%、ミニドック健診 4.9%

28,544 人 集団健診 11.5%、

個別健診43.3%、人間ドック健診

40.6%、ミニドック健診 4.6%

28,544 人 集団健診 11.5%、

個別健診43.3%、人間ドック健診

40.6%、ミニドック健診 4.6%

29,021 人 集団健診 11.6%、

個別健診42.5%、人間ドック健診

41.2%、ミニドック健診 4.7%

受診傾向の分析から受診し

やすい環境の整備

特定保健

指導

・特定保健指導終了率の向上

・メタボ該当者及び予備群者割合の減

・特定保健指導による特定保健指導対

象者減少率の向上

・無料フィットネス施設利用者の増加

・正しい生活習慣を身に付けている人

の増加

㉑終了率(法定報告) 23.5% A 25.4% 22.4% 25.0%

㉒メタボ該当者及び予備群者割合(法定報

告)28.1% A 28.5% 28.6% 25.0%

㉓特定保健指導対象者減少率(法定報告) 26.7% A 20.2% 20.2% 29.0%

㉔フィットネス施設利用率(特定保健指導

対象者)5.8% A 5.8% 6.5% 6.3%

㉕運動が増加した人の割合(利用者アンケ

ート、特定保健指導対象者)46.1% A

53.8%(指導対象)

50.9%(指導対象外含)

59.3%(指導対象)

53.9%(指導対象外含)50.0%

がん検診

胃・肺・大腸

がん検診受

診勧奨

・がん検診受診率の向上

・受診勧奨後の検診及び精密検査の受

診者数の増加(受診勧奨の効果を図る)

㉖がん検診受診率(保健業務のまとめ) 胃 19.1%、肺 22.5%、大腸 44.8%

A

胃 19.8% 肺 23.4% 大腸

45.4%

胃 20.4% 肺 24.3% 大腸

46.4%

胃 19.1% 肺 23.6% 大腸

44.3%

胃 21.0%、肺 24.0%、大腸

49.0%

㉗精密検査受診率(保健業務のまとめ) 胃 68.1%、肺 72.6%、大腸 60.7%

A

胃 61.4% 肺 66.6% 大腸

59.6%

胃 58.8% 肺 69.9% 大腸

60.3%

胃 57.8% 肺 70.8% 大腸

57.8%

胃 74.0%、肺 79.0%、大腸

66.0%

平成 29 年6月現在

Page 12: 平成 29 年6月 岡崎市福祉部国保年⾦課 - Okazaki · ポスター作成 ・まちバス車内広告用ポス ター掲示(平成28年6月1 日~6月30日) ・情報の発信と啓発

平成 29 年度 岡崎市国民健康保険保健事業実施計画

事業名 事業計画

普及啓発

【目的】生活習慣病予防に関する知識の普及啓発

【概要】健康情報等の発信

内容

健診情報

の周知

・特定健診受診勧奨についてケーブルテレビミクスでの文字放送 6月、9月、3月

・ちらし配布、ポスター掲示

・懸垂幕の掲示 期間 6月1日~平成 30年3月 31日

・職員キャンペーン用胸章 6月8日~15日

・岡崎市コミュニティバス(まちバス)車内広報 6月1日~6月 30 日

・岡崎商工会議所メール配信 6月

・額田地区防災行政無線通信 9月

・市ホームページ掲載

・市政だよりへの掲載 6月

健康情報

の発信

・げんき通信:健康・適正受診・国保制度に関する情報を掲載した機関紙の送付(医

療費通知に同封) 年6回

・FMおかざきでの放送 10月

・健康カレンダー配布 窓口配布 11月中旬~12月

健康教育

【目的】生活習慣改善に向けた運動や食生活改善のきっかけを作り、行動変容を促す

【概要】運動や料理の体験の場の設定及び周知

内容 会場費用

(自己負担額)

運動体験

集団特定健診に併せた足指力測定

と健康づくりリーダーによる運動

指導 4回

岡崎市図書館交流プラザ「りぶら」 なし

フィットネス

無料利用券送付

30 歳以上の健診受診者のうち、特

定保健指導対象者及び予備群に対

し、無料利用券を個別送付するこ

とで、運動実践の場を提供する

(参考)フィットネス体験

会場:協力フィットネス施設

7か所

内容:1回 30 分以上かつ1か月2

回以上の運動を3か月以上

継続

なし

健康料理教室

の周知

・健診会場でちらしの配布

・げんき通信への掲載

・健診結果にちらしの同封

(参考)健康料理教室

会場:岡崎げんき館

内容:調理実習、講話、グループワ

ーク

(参考)

500 円/回

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事業名 事業計画

生活習慣病重症化予防対策

【目的】生活習慣病の重症化の予防

【概要】保健指導及び医療受診勧奨

対象 内容 従事者費用

(自己負担額)

糖尿病重症化

予防事業

特定健診受診者 HbA1c6.5%以上ま

たは空腹時血糖 126mg/dl(随時血

糖 200mg/dl)以上でレセプトによ

り医療機関受診がない、または、

血糖の内服治療がないかた

6か月間の保健

指導を実施

(面談3回・電話

支援4回・手紙5

回、最終評価アン

ケート)

保健師、管理

栄養士等なし

医療受診

勧奨

特定健診受診者で血圧が医療受診

勧奨判定値に該当し、レセプトに

より医療機関受診が確認できない

かた

通知及び電話勧

保健師、管理

栄養士等なし

特定健康診査

【目的】生活習慣病の発症・重症化の予防

【概要】30 歳からの健康診査を実施

健診型対象年齢

(年度年齢)会場 実施時期

費用

(自己負担額)周知

人間ドック

※130~75 歳

宇野病院

岡崎市医師会

はるさき健診

センター

冨田病院

4月~3月

30~39 歳:14,000 円

40~64 歳:12,000 円

65~75 歳: 9,300 円

世帯単位

で案内通

知郵送ミニドック

※1

岡崎市医師会

公衆衛生セン

ター

6月~2月30~39 歳: 8,000 円

40~75 歳: 6,000 円

集団(市内

巡回型)

30~64 歳

市内市民セン

ター・地域交

流センター等

6月~10月

(28日)

うち土曜2日

日曜2日

夜間1日 なし

個別で受

診票を郵

送集団(健診

セ ン タ ー

型)※2

岡崎市医師会

はるさき健診

センター

6月~2月

個別 65~75 歳 協力医療機関 6月~10月

※1:事前申込必要 ※2:事前予約必要

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事業名 事業計画

特定健診受診勧奨

【目的】受診率の向上

【概要】未受診者に対するはがきや封書、電話による勧奨

対象 内容

愛知県国保連合会が抽出する未受診者

(新規および継続)20,000 人受診勧奨はがきの送付(7月)

40~64 歳の未受診者 18,000 人 受診勧奨はがきの送付(11 月)

40 歳(節目)未受診者 600 人 受診勧奨通知の送付(1月)

話40~64 歳の未受診者 800 人 愛知県国保連合会派遣保健師による受診勧奨

覧全健診対象者

地区ごとの健診情報を掲載した案内を集団特定

健診開催日程に合わせて全地区に回覧

健診等の環境整備

【目的】被保険者の利便性の向上

【概要】受診環境の整備

内容

健診等の体制整備

「特定健康診査・特定保健指導の在り方に関する検討会」の動

向を把握し、平成 30年度からの第三期特定健診等実施計画に

向けての体制整備

健診の利便性の分析

・健診利用者の分析(地区、需要、年齢等)

・健診実施機関のモニタリング

・人間ドック健診実施機関の調整

人間ドック健診・ミニドック

健診の申込受付

・窓口、郵送、電子申請による申込受付

・専用ポストの設置

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事業名 事業計画

特定保健指導・保健指導

【目的】メタボリックシンドロームのリスク保有者の生活習慣病予防・改善

【概要】個別で保健指導を実施

健診型対象年齢

(年度年齢)会場 実施期間

費用

(自己負担額)

人間ドック30 歳~74歳

宇野病院

岡崎市医師会はるさき健診センター

岡崎市医師会公衆衛生センター

冨田病院

通年 なしミニドック

岡崎市医師会はるさき健診センター

岡崎市医師会公衆衛生センター集団 30 歳~64歳

個別 65 歳~74歳

協力医療機関

岡崎市医師会はるさき健診センター

岡崎市医師会公衆衛生センター

特定保健指導・保健指導の利用勧奨

【目的】特定保健指導利用率の向上

【概要】特定保健指導未利用者に対する通知や電話による勧奨

対象 内容

面接

集団特定健診会場(市内巡回型)にて、腹

囲計測値が特定保健指導判定値に該当する

保健師、管理栄養士による勧奨

岡崎市医師会はるさき健診センターで人間

ドック健診を受診した 40 歳~64 歳の特定

保健指導対象者

健診当日に勧奨と指導実施

宇野病院、冨田病院で人間ドック健診を受

診した 40歳~64 歳の特定保健指導対象者 健診結果説明時に勧奨と指導実施

個別特定健診受診者で特定保健指導対象者

郵送

集団特定健診、人間ドック健診、ミニドッ

ク健診受診者の特定保健指導、保健指導対

象者

健診結果に案内を同封

フィットネス無料利用券と併せて特定保健

指導・保健指導利用案内送付。うち集団特

定健診受診者には健診結果等の状況に合わ

せたメッセージを通知文に手書き。

電話人間ドック健診、ミニドック健診受診者の

30 歳~74歳の特定保健指導対象者未利用者へ勧奨

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がん検診の体制整備および受診促進

【目的】各種がん検診の受診率の向上

【概要】各種がん検診の体制整備と啓発

内容

がん検診の体制整備

特定健診とがん検診が同日実施できる体制の整備

同日実施できるがん検診

人間ドック健診 胃・肺・大腸・子宮・乳がん検診

ミニドック健診 胃・肺・大腸がん検診

集団健診(市内巡回型) 大腸がん検診、胃・肺がん検診(一部会場)

集団健診(センター型) 大腸がん検診

個別健診 大腸がん検診

がん検診の啓発

・「特定健康診査・人間ドック健診・ミニドック健診申込のご案内」に掲載

・特定健康診査(集団・個別)のお知らせに掲載

・げんき通信に掲載

・健診会場でのちらしの配付

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実施体制

庁内関係部署及び関係機関・団体等と連携し、円滑な事業実施を図る。

国保年金課

健康増進課

7支所

(岡崎、大平、東部、岩津、

矢作、六ツ美、額田)

*各種がん検診、ポピュレーションアプローチ

(市民を対象とした健康教育、健康相談、

健康マイレージ等)

*国保事業事務補助

広報課

交通政策課

*広報

*まちバス車内広報

自治振興課 *総代宛回覧依頼

岡崎市医師会

協力医療機関

愛知県健康づくりリーダー

岡崎支部

愛知県国民健康保険団体連合会

*特定健康診査

特定保健指導、保健指導

重症化予防事業

*運動指導

*特定健康診査、特定保健指導データ管理

派遣保健師による特定健康診査受診勧奨

受診勧奨はがき対象者抽出、AI Cube

*重症化予防指導、医療受診勧奨

協力フィットネス施設

5事業所7か所*フィットネス体験

庁舎車両管理室 *懸垂幕

人事課 *キャンペーン用胸章

岡崎商工会議所 *メール配信

重症化予防事業委託業者