Qden 110224 mao

九州電書会Qden第六回勉強会

2011年2月24日

2011年2月24日木曜日

1．facebookに九州電書のfacebookページができました九州電書福博組組長／黒木晴彦氏

2．電子書籍と地域おこし融合のイベント「福ぶら」エレメンツ代表／石川淳一氏

3．今年はどうなる電子書籍？眺（ティアオ）代表／野知潤一

4．｢小説を書くということ｣電子書籍での作家デビューを果たした橋本浩さん＠徳山

5．進行中の電書プロジェクト眺（ティアオ）代表／野知潤一


今年はどうなる電子書籍？

1．こんなはずじゃなかった日本の電子書籍ビジネス

2．タブレット端末元年だが

3．EPUBの時代へ


1．こんなはずじゃなかった日本の電子書籍ビジネス

プラットフォームの乱立

電書書籍端末の不人気

Appleの新ルール


＜プラットフォームの乱立＞


＜電書書籍端末の不人気＞SONY Reader

biblio Leaf SP02 / KDDI

GALAPAGOS / Sharp

iPad / Apple Kindle / Amazon


＜ Appleの新ルール＞

• シリーズコンテンツ（コミック、雑誌等）を単体アプリでの発売は今後許諾しない⇒ モール型・書庫型へ移行

• 紙媒体の定期購読者向けの特典としての無料アプリ配布も許諾しない

Sony Readerアプリ却下！

App Storeにおける雑誌、新聞、ビデオ、音楽、その他のコンテンツ講読モデルを発表

(1) Appleを通じて新規購読者が追加された場合はAppleが売上の30%を得る

(2) コンテンツのパブリッシャーを通じた新規あるいは既存の購読者についてはパブリッシャーが売上の100%を取り、Appleは一切手数料を取らない

(3) パブリッシャーがApp Store以外でも同一のデジタル・コンテンツを販売する場合は、App Storeでの販売価格と同等かそれ以下でなければならない

(4) パブリッシャーはApp Storeで販売されるアプリにApp Store外でコンテンツの購入ないし講読を可能にするリンクを設置してはならない


2．タブレット端末元年だが

新聞／雑誌は期待

主役はビジネス系／ゲーム／動画

スマートフォンが主役か？


3．EPUBの時代へ

EPUB3で日本語にも対応

出版社／メーカーも統一規格として対応

DAISYについて


＜「EPUB 3」パブリックドラフト版が公開＞

IDPF（=International Digital Publishing Forum）2月16日、「EPUB 3」のパブリックドラフト版を公開、5月に正式版の予定

EPUB 3とは• Apple／Sony／Googleなど海外で電子書籍関連のビジネスも手掛けるベンダーが標準ファイル形式として採用している「EPUB 2.0.1」の次世代版

•HTML5とCSS3など現在W3Cで策定中の最新のWeb標準をベースにしたオープンな電子書籍フォーマット

日本語対応• EPUB 3の仕様には、縦書きやルビ、圏点（傍点）、禁則といった日本語の書籍に不可欠だった要素が含まれる

• EPUB 3の登場は国内での電子書籍の普及を促進することが期待•どんなデバイスやソフトウェアであってもEPUB 3に対応していれば日本の電子書籍に対応できるようになるため、マンガや小説などあらゆる日本の出版物が国際市場へ踏み出すためのチャンス


EPUBは、HTML5、CSS、SVG、画像その他のリソースで構成されるWebコンテンツを構造的、意味的に拡張したデジタル出版物ないしドキュメントを表現、パッケージ化し、コード化するための方法を定義したもの

EPUB 3は、 EPUB 出版物の主要部品を定義する4つの仕様から構成• Publications 3.0 [Publications30]

•Content Documents 3.0 [ContentDocs30]

•Open Container Format (OCF) 3.0 [OCF3]

•Media Overlays 3.0 [MediaOverlays30]

新しい機能•HTML5

•アクセシビリティの改善•ビデオ、オーディオなどのリッチメディアのサポート•対話性•レイアウトの改善•グローバルな言語対応の拡大


イーストがEPUB3に向けた対応状況を紹介、ブラウザーでも縦書き表示を実装

WebKitAppleのSafariやiBooks、Google Chrome、Android OSなどで採用

年内にも日本語組版がこれらに実装される見通し


bREADER／インフォシティ社EPUB縦書きを暫定的に先取りしたビューア

bookYARDhttp://www.byard.jp/book/EPUB形式の電子書籍に関する研究サイト


http://www.byard.jp/book/

http://www.byard.jp/book/

電子書籍交換フォーマット標準化プロジェクト総務省、平成22年度「新ICT利活用サービス創出支援事業

電子書籍交換フォーマット

XMDF.book EPUB


EPUB電子出版！／アンテナハウス社クラウド型汎用書籍編集・制作サービス

http://www.cas-ub.com/

印刷と電子の両方制作できる書籍制作のワークフローが必要‖

One Source, Multi Useワンソース・マルチユース

多様な電子書籍の作成高品質な書籍印刷用PDFを作成


http://www.cas-ub.com/index.html

http://www.cas-ub.com/index.html

＜ DAISYとは＞

アクセシブルな情報システムDigital Accessible Information SYstem（DAISY）

•視覚障害やディスクレシア（識字障害）やADHD（注意欠陥多動性障害）など、印刷された本を読むことが困難な人が利用できるように工夫されたデジタル録音図書

• DAISYは国際非営利法人DAISY コンソーシアムによって策定•現在の最新規格はDAISY 3

EPUB3 ≒ DAISY4 — EPUB3とDAISY4との関係• EPUB3が、DAISY4の配布フォーマットしての主要な要件をほぼ満たす見込み• DAISYコンソーシアムはDAISY独自の配布フォーマットの開発を停止• EPUB3の仕様策定とDAISYの交換フォーマットDAISY-AIの開発に力を集中

• EPUB3はDAISY4の配布フォーマットの一つ• DAISYの交換フォーマットDAISY-AIからはEPUB3、PDF、点字ファイルをDAISYの配布フォーマットとして生成することが可能



｢小説を書くということ｣

橋本浩／山口県徳山在住

デビュー作『どこでもない場所へ』第二作『ホテル・カリフォルニア』

ボイジャーストアaltbookで好評発売中2011年2月24日木曜日

進行中の電書プロジェクト

松沢直樹／文@naoki_ma

神奈川県某所1968年、福岡県北九州市生まれシステムエンジニア等の職を経てライターに主な執筆分野は、医療・食品等雑誌・ウェブ媒体に寄稿する傍ら、編集者として著者発掘などの仕事にも携わる

主な著書に「漢方２００パーセント活用術」「食費革命」（三五館）電子書籍に「埋もれ行く恋」「ぼくたちの空とポポの木」（ティアオ・パブリッシング）

さくは／絵角岡小百合（Kadooka Sayuri）@sakuha_

九州産業大学芸術学部デザイン科人間環境デザインコースプロダクトデザイン専攻　釡堀ゼミ

絵本『さぼちゃんのおぼうし』


絵本『さぼちゃんのおぼうし』ひろいひろいはらっぱに、いっぴきのひつじさんがすんでいました。

なまえは、めえちゃん。

めえちゃんは、とってもげんきなおとこのこ。めえちゃんは、はらっぱであそぶのがだいすき。

おともだちも、しろくてふわふわなめえちゃんとあそぶのがだいすき。でも、めえちゃんは、とってもくいしんぼう。

おいしそうなものを見つけると、ぜんぶたべてしまいます。


小説『平成福岡方丈記』川獺一文／作

猿猿ナオト／イラスト

交友録の私小説なので主人公「私」をキャラクター化！


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