JADEの初歩の初歩2013年12月3日

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Artisan Edge LLC　井上 研一 http://www.artisanedge.co.jp

自己紹介• 井上 研一 @inoccu / FB: kenichi.inoue

• アルティザンエッジ合同会社 代表社員・CEO

• Tech Garden School 講師（主にCakePHP）

• Dev側のエンジニア

• JobSchedulerを某製造業で導入

• July Tech Festaで事例紹介、＠ITの連載も1回分担当

JADEとは

• JobSchedulerでお馴染みの独・SOS社による「管理されたファイル転送（Managed File Transfer）」を行うためのソフトウェア。

• 以前は、SOSFTPという名前だった。

• JobScheduler Advanced Data Exchange

インストール

• jade_client.x.x.xxxx.tar.gzと、jade_background_service.x.x.xxxx.tar.gzの2つのファイルが配布されている。

• 64bit版の配布がされていないので、32bit版のOSにインストールするのが無難。

JADE Clientのインストール• JobSchedulerでお馴染みのインストール画面。

JADEのインストール

• デフォルトでは、/opt/sos-berlin.com/jade/clientにインストールされる。

JADE Backgroud Serviceのインストール

• これも、お馴染みのインストール画面。

JADE Background Serviceのインストール

• デフォルトでは/opt/sos-berlin.com/jobschedulerにインストールされる。

• つまり、JobSchedulerにアドオンされるイメージ。

役割分担• JADE Client

• ファイル転送そのものを請け負う。

• Background Serviceなしでも使用可能。

• JADE Background Service

• JADE Clientのファイル転送ログを処理する。

• Webフロントエンドでの参照、ネットワーク監視ソフトウェアへの通知。

JADE Client Overview

http://www.sos-berlin.com/modules/cjaycontent/index.php?id=295&page=jade_overview_en.html

JADE Client Overview

http://www.sos-berlin.com/modules/cjaycontent/doc/jade/jade.pdf

JADE Background Service インストール後のJOC

JADE Background Service Overview

http://www.sos-berlin.com/modules/cjaycontent/doc/jade/jade.pdf

JADE Clientを 試してみる

JADE Clientを試す

• JADE Clientの実行プログラム/opt/sos-berlin.com/jade/client/bin/jade.sh

• パラメータの指定は、設定ファイルを読み込む方法と、引数として直接渡す方法がある。

ファイルを送信する• hello.txtをlocalhostの/tmpにFTPで送信。

cd /opt/sos-berlin.com/jade/client/bin

./jade.sh -operation=send -protocol ftp -host localhost -user=scheduler -password=scheduler -local_dir ~/ -file_name hello.txt -remote_dir /tmp

ファイルを受信する• hello.txtをlocalhostの/tmpからFTPで受信。

cd /opt/sos-berlin.com/jade/client/bin

./jade.sh -operation=receive -protocol ftp -host localhost -user=scheduler -password=scheduler -local_dir ~/ -file_name hello.txt -remote_dir /tmp

正規表現でのファイル指定

./jade.sh -operation=send -protocol ftp -host localhost -user=scheduler -password=scheduler -local_dir ~/ -file_spec .* -remote_dir /tmp

まぁ、そうか。

ファイルの追記

./jade.sh -operation=send -protocol ftp -host localhost -user=scheduler -password=scheduler -local_dir ~/ -file_name hello.txt -remote_dir /tmp -append_files=true

ファイルの追記• ~/hello.txtの中身hello

• 1回目の送信後の/tmp/hello.txt hello

• 2回目の送信後の/tmp/hello.txt hellohello

このように、ただのFTP 以上の機能があるわけです。

他にも・・・• remove_files=true（デフォルト：false） ファイル転送後、転送元のファイルを削除する

• overwrite_files=false（デフォルト：true）転送先に同名ファイルが既存なら、転送しない

• transactional=true（デフォルト：false）複数ファイルの転送で1つでも失敗したら、ロールバックする

and more…

JobSchedulerとの連携

• JADE Clientの持つファイル転送等の機能を、JobSchedulerのJOBとして登録出来る。

• JavaClass：com.sos.DataExchange.SOSDataExchangeEngineMain

• すいません。検証をほっぽらかして遊んでしまいました。

• 皆さんの気になるJobSchedulerのJOBとしての起動や、JADE Background Serviceについて、さらにJADE Clientの持つJump Host機能などについては、次回の定例会までに調査して参ります。

Have a nice “JobScheduler & JADE”

trip.