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個人開発したアプリが 私にくれたもの The deadman’s shoes

Grave of my_app

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個人開発したアプリが 私にくれたもの The deadman’s shoes

みなさん

個人開発してます?

私はしてます

作りました

書籍管理アプリ

RailsとjQueryを 使った本格アプリ

LegacyなJavaしか 知らない私が

初めて1人で作ったアプリ

苦労して完成した 使い続けて楽しかった

おめでとう

そしてこのたび

クローズすることに なりました

書籍管理アプリ

供養

どんなアプリだったか

「ターゲット」 大量の書籍電子ファイルの

管理に苦しむ人

苦しむ?

何に?

欲しい本が探せない 読む時間が出せない 読むやる気が続かない

こういう人が 必要とする

そういうアプリ

なぜ電子書籍を 大量に持ってる?

時代背景を説明しよう

世は自炊ブーム (物理書籍を自分で電子化すること)

調子に乗って 大量に買って

大量に電子化した

そういう人がいる

つまり俺

周りにも そういう人が多い

(市場はあるはず) 当時は本気でそう思った

なるほどわかった

それで

どういう機能を?

文字列解析 未読管理 実績管理

これらが売り

その1 文字列解析

書籍を電子化した際に保存した

電子ファイルの ファイル名

[技評社]Ruby徹底攻略[ムック].pdf

なるほど?

[技評社]Ruby徹底攻略[ムック].pdf

(アジャイル)アジャイルサムライ(オーム社).pdf

SBクリエイティブ_高橋征義_Rails3 レシピブック 190の技.pdf

ちょっとまって!?

ファイル名は複数の 情報を含む

タイトル、出版社、著者、カテゴリ (あったりなかったり)

異音同義語大量 技術評論社、技評社

ソフトバンク、SBクリエイティブ、SBC Rails、Ruby on Rails

親子関係のジャンル アジャイルとスクラム、XP、リーン

RubyとRuby on Rails

区切り文字も適当 【】 [] () () _

だって

気分でタイトル つけていたから

これを

解決して 一元管理したい

そのために

タイトルを抽出 AmazonAPIで検索

AmazonAPIから データをとって 共通フォーマットへ

他の情報はtagsとして 持ち、タグ検索可能に

異音同義語も整理して一元化 親子ジャンルも管理可能に (ここは死ぬほど頑張った)

その2 未読管理

「いま何冊」あって 何冊が未読で

どれくらいで完読?

次は何読めばいい? 悩むと読む気がなくなる

これを解決したい

まず

ステータス機能

既読 読書中 未読

読書中の数を制限 (WIP制限)

読みかけの散乱を防止したかった

さらに未読を

Hot Idle Ice

に3分類

「次に読むリスト」 Hotの10冊に制限

10冊ならさすがに迷わない

「読む順番」 「次の次」を制御するために

ツリー化

これで迷わない ガンガン読める

その3 実績管理

定量評価

今月の実績 52時間読書し

9冊を読破しました

なんか頑張った感 と達成感がある

グラフ評価で さらに倍率ドン

(JavaScriptで描画したかったが諦め xlsxに出してExcelで描画)

さらにおまけで

今月のトロフィー アジャイルの本10冊目 Rubyの本3冊目

ギークのエモいの本5冊目 を実績解除しました

「俺すごいんじゃね」 感が感じられる

実際よく本を読んだ

もっと気持ち良く 本を読むために

開発も頑張った

超楽しい!

目的達成 正のサイクル

じゃあなぜやめた?

だって

読書より 実践したくなった

あと

SIerの仕事つまんない

もっとお客様に 直接価値を届ける 仕事したい

(親会社とシステム部は利用者じゃない)

転職したくなった

個人開発では 我慢できなくなった

もっと顧客に価値を!

ほかにも

実をいうと

一般公開してユーザーが ほとんど登録しなかったのも

結構大きい

自分専用に カスタムしすぎた

初見で何するアプリかわからない 攻め方がマニアックすぎた

でも君との日々は 楽しかった

テストは少ないし コードは汚いし 私は未熟すぎたけど

それでも君のおかげで ここまでこれた

だからおやすみ・・・

教訓

個人開発という行為は

技量の向上と ノウハウの獲得 意欲の再燃

さまざまなメリットがあります

ただし

継続にはなんらかの 「楽しさ」が必要

また、自身の成長を もたらしますが

いっぽうで 「ヤドカリの脱皮」 現象を誘発します

おすすめはいたします

ただし用法用量を 守って無理のない 個人開発を

教訓(かっこ悪い方)

もっとユーザーがつく方向に頑張るなら 開発サイズはもっと小さくても良かった

開発規模や頑張りはユーザーの人気に関係ない 主戦場と戦闘規模の選定を間違えた

ユーザーがつけばこれで名を残すことも できただろうに。

“「xxx」サービスを作ったxxxです” 一度言ってみたかった

最後に自己紹介

あんただれ

レベル: しょくぎょう: しょうごう:

27 プログラマ

はいぱーれがしー こーどくりえいた

@shin_semiya ともうします

なにか質問が あればこの後に

今日は最後まで おつきあいいただき ありがとうございます。

Thanks a lot !