Transcript
Page 1: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

B1WD-2780-01Z0(00)2009年8月

Windows

Teamware Collaboration Suite V1.0L10

説明書

Page 2: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

はじめに

このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。

Teamware Collaboration Suite V1.0L10は、各種情報の管理、共用、配布を行い、オフィスの知的生産性を向上させる分散型オフィス

システムです。

本書では、以下のように略して表記しています。

Teamware Collaboration Suite V1.0L10を、Teamware Collaboration Suite、またはTeamware Collaboration Suite V1.0と表記します。

本製品に含まれるTeamWARE Office 200X V3.0を、TeamWARE Officeと表記します。

なお、本文中の“本製品”という記述はTeamware Collaboration Suite V1.0L10を、“旧製品”という記述は、TeamWARE Office 200X系

を指します。

TeamWARE Office Enterprise Edition V5.3 および TeamWARE Office Workgroup Edition V5.3を、TeamWARE Office V5.3と略しま

す。

Microsoft TechNetのTechNetライブラリ内にあるOffice SharePoint Server 2007の日本語 テクニカル リファレンスを、日本語 テクニカル

リファレンスと略します。

Microsoft TechNetのMicrosoft® Office SharePoint® Server 2007 自習書シリーズを、自習書シリーズと略します。

Microsoft® Office SharePoint® Server 2007のヘルプを、SharePoint Serverのヘルプと略します。

Microsoft® Office SharePoint® Server 2007を、SharePoint Serverと略します。

Microsoft® Active Directory®を、Active Directoryと略します。

Microsoft® SQL Server® 2005およびMicrosoft® SQL Server® 2008を、SQL Serverと略します。

Microsoft® Internet Information Server6.0を、Internet Information Serverと略します。

Microsoft® .NET Framework 3.0以上を、.NET Frameworkと略します。

Microsoft® ASP.NET 2.0以上を、ASP.NETと略します。

オペレーティングシステム名を以下のように略して表記します。

Microsoft® Windows® XP Home Edition operating system、および

Microsoft® Windows® XP Professional operating systemを総称して、

Windows® XPと略します。

Microsoft® Windows Vista® Home Basic、Microsoft® Windows Vista® Home Premium、

Microsoft® Windows Vista® Business、Microsoft® Windows Vista® Enterprise、および

Microsoft® Windows Vista® Ultimateを総称して、

Windows Vista®と略します。

Microsoft® Windows Server® 2003 Standard Edition、および

Microsoft® Windows Server® 2003 Enterprise Editionを総称して、

Windows Server® 2003と略します。

Microsoft® Windows Server® 2008 Standard Edition、および

Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise Editionを総称して、

Windows Server® 2008と略します。

上記を総称してWindows®と略します。

また、Windows Server® 2003、および

Windows Server® 2008に違いがない場合は、

Windows Server®と記載しています。

説明上、Windows Server® 2003および

Windows Server® 2008で説明が異なる場合は、

Windows Server® 2003、および

Windows Server® 2008の説明を併記しています。

2009年8月

- i -

Page 3: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

登録商標について

・ TeamWARE、Teamwareは、TeamWARE Groupの商標です。

・ Microsoft、Windows、SharePoint、Windows Server、 Internet Explorer、Active Directory、SQL Serverは、米国MicrosoftCorporationの米国およびその他の国における登録商標です。Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用して

います。Visual Basicは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。

・ Accela BizSearchは、アクセラテクノロジ株式会社の商標です。

・ その他一般に、会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。

このマニュアルの使いかた

このマニュアルの目的

このマニュアルは、Teamware Collaboration Suiteのインストール方法や運用・使用法について説明しています。

このマニュアルの読者

このマニュアルは、Teamware Collaboration Suiteの運用・管理を行う方、および利用する方を対象としています。また、TeamWAREOffice、SharePoint Server、SQL Server、およびActive Directoryに関する知識をもっている方を対象としています。

このマニュアルの構成

このマニュアルの構成と内容は、以下のとおりです。

章タイトル 内容

第1章 概要 Teamware Collaboration Suiteを構成するクライアントとサーバの概要や、動作するアプリケーション

の機能概要について説明しています。

第2章 Teamware CollaborationSuiteの導入の準備

Teamware Collaboration Suiteを導入する前に必要な準備について説明しています。

第3章 インストールとセットアップ Teamware Collaboration Suiteのインストールとセットアップについて説明しています。

第4章 運用管理 Teamware Collaboration Suiteを運用する前の作業や管理方法について説明しています。

第5章 Teamware CollaborationSuiteの利用方法

Teamware Collaboration Suite利用方法について説明しています。

付録A 外部LDAPサーバの管理 外部LDAPサーバを使用する場合の管理方法について説明しています。

付録B TeamWARE Office属性

からLDAP属性への標準マッピン

TeamWARE Officeのユーザ属性とActive Directoryのユーザ属性のマッピングについて説明して

います。

付録C tw_to_ldap_attr_map_fileオプションパラメタ

TeamWARE Officeのユーザ属性とActive Directoryのユーザ属性のマッピングについて、説明して

います。ここでは、“付録B TeamWARE Office属性からLDAP属性への標準マッピング”の属性以

外で、マッピングする場合に使用するtw_to_ldap_attr_map_fileオプションパラメタについて、説明し

ています。

付録D メッセージ Teamware Collaboration Suiteが出力するメッセージについて説明しています。

付録E TeamWARE Officeマニュ

アルとの相違

本製品に含まれるTeamWARE Officeは、SharePoint Serverと組み合わせて使用するため、単体の

TeamWARE Office 200X V3.0に対していくつかの仕様の改善を行っています。本付録では、それ

らの仕様改善に伴うTeamWARE Officeのマニュアルとの相違点について、説明しています。

用語集 このマニュアルで使用している基本的な用語について説明しています。

- ii -

Page 4: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

このマニュアルの読みかた

このマニュアルは、 初から 後まで読む必要はありません。必要な箇所や関心のある箇所だけをお読みください。使用目的と読む

箇所の対応表を、以下に示します。

目的 読むところ

Teamware Collaboration Suiteを使うと、どんなことができるのか知りた

い。

第1章 概要

Teamware Collaboration Suiteの導入準備をしたい。 第2章 Teamware Collaboration Suiteの導入の準備

Teamware Collaboration Suiteをインストール・セットアップしたい。 第3章 インストールとセットアップ

Teamware Collaboration Suiteの運用前の作業を知りたい。 第4章 運用管理

TeamWARE OfficeとSharePoint Serverの機能以外に、本製品で提供さ

れる利用者機能について知りたい。

第5章 Teamware Collaboration Suiteの利用方法

SharePoint ServerからTeamWARE Officeのグループウェア機能を利用

したい。

第5章 Teamware Collaboration Suiteの利用方法

5.1 Webパーツを利用する

SharePoint Serverの標準のWebパーツ以外に、本製品で追加されるWebパーツについて知りたい。

TeamWARE Officeのライブラリとフォーラムを、横断検索したい。 第5章 Teamware Collaboration Suiteの利用方法

5.2 ライブラリとフォーラムを検索する

TeamWARE OfficeとSharePoint Server間での文書の登録や取り出しの

操作を簡単にしたい。

第5章 Teamware Collaboration Suiteの利用方法

5.3 ライブラリ連携機能を利用する

専門用語に関する情報がほしい。 用語集

関連マニュアル

このマニュアルを利用される際には、以下のマニュアルを併せてご利用ください。なお、記載されているURLは、予告なく変更になる

場合がございます。

・ TeamWARE Office 200X V3.0 インストールガイド

TeamWARE Office 200X V3.0のインストール作業について説明しています。

以降、“TeamWARE Office インストールガイド”と略します。

・ TeamWARE Office 200X V3.0 管理者ガイド

TeamWARE Officeの運用や管理について説明しています。

以降、“TeamWARE Office 管理者ガイド”と略します。

・ TeamWARE Office 200X V3.0 利用者ガイド

TeamWARE Officeのアプリケーションを操作する方法について説明しています。

以降、“TeamWARE Office 利用者ガイド”と略します。

・ TeamWARE Office 200X V3.0 携帯連携機能説明書

TeamWARE Officeのサービスを携帯端末を使って利用する方法について説明しています。

以降、“携帯連携機能説明書”と略します。

・ TeamWARE Office 200X セキュリティオプション V3.0 説明書

このマニュアルは、TeamWARE Officeのセキュリティオプション(SSL機能)について説明しています。

以降、“TeamWARE Office 200X セキュリティオプション 説明書”と略します。

・ TeamWARE Office 200X セキュリティオプション V3.0 S/MIME編 管理者ガイド

このマニュアルは、TeamWARE Officeのセキュリティオプション(S/MIME機能)の管理方法について説明しています。

・ TeamWARE Office 200X セキュリティオプション V3.0 S/MIME編 利用者ガイド

このマニュアルは、TeamWARE Officeのセキュリティオプション(S/MIME機能)の利用方法について説明しています。

上記2冊のマニュアルを総称して、“TeamWARE Office 200X セキュリティオプション S/MIME編”と略します。

・ TeamWARE Office 200X V3.0 XMLアクセス機能説明書

XML形式で記述したリクエストをサーバに送信することにより、TeamWARE Officeの機能や資源を利用することができる XMLア

- iii -

Page 5: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

クセス機能について説明しています。

以降、“TeamWARE Office XMLアクセス機能説明書”と略します。

・ TeamWARE Office 200X V3.0 Web Adminのヘルプ

TeamWARE Office Web Adminの機能や使い方を説明したヘルプです。

以降、“TeamWARE Office Web Adminのヘルプ”と略します。

・ Microsoft Office SharePoint Server 2007のヘルプ

http://office.microsoft.com/ja-jp/sharepointserver/FX101211721041.aspxMicrosoft Office SharePoint Server 2007のヘルプは、SharePoint Serverの機能や使い方を説明したヘルプです。

・ Microsoft Office SharePoint Server 2007の日本語 テクニカル リファレンス

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc303422.aspxMicrosoft Office SharePoint Server 2007の日本語 テクニカル リファレンスは、SharePoint Serverを、設計、構築、運用するための

技術情報です。

・ Microsoft Office SharePoint Server 2007 自習書シリーズ

http://technet.microsoft.com/ja-jp/office/sharepointserver/cc952469.aspxMicrosoft Office SharePoint Server 2007 自習書シリーズは、SharePoint Serverの各機能を、ステップ バイ ステップ形式の手順に

従って、実際に操作しながら習得することができる自習の手引です。SharePoint Serverを評価する上で、または管理操作を習得す

るためにご利用ください。

・ SharePoint Serverの公開情報

SharePoint Serverの公開情報については、以下を参照してください。

“SharePoint Server ホームページ”

http://office.microsoft.com/ja-jp/sharepointserver/“SharePoint Server 2007 技術ポータル”

http://www.microsoft.com/japan/technet/prodtechnol/office/sharepoint/“SharePoint Server 2007 開発者向けポータル”

http://msdn.microsoft.com/ja-jp/office/aa905503.aspx

このマニュアルでの記述形式

このマニュアルでは、以下の記述形式を使用しています。

注意事項や参考情報

特に注意していただきたいことや参考情報は、以下の形式で記述してあります。

・ タイトルが注意の囲みの文

注意

特に注意していただきたいことを記述しています。必ずお読みください。

・ タイトルがポイントの囲みの文

ポイント

知っていると役立つ情報を記述しています。

・ タイトルが参考の囲みの文

参考

参考にすべきヘルプのキーワードを記述しています。

- iv -

Page 6: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

・ タイトルが参照の囲みの文

参照

参照すべきマニュアルなどについて記述しています。

[ ]の使用

ウィンドウ、メニュー、コマンド、ボタン、タブ、コンボボックス、ページ、フィールド、チェックボックス、キーは[ ]でくくって記述してありま

す。

(例)[詳細情報]ウィンドウ

[表示]メニュー

[サービスで並べ替え]コマンド

[OK]ボタン

[フォント]タブ

[到着]コンボボックス

[F1]キー

[接続]ページ

[ログインサーバのアドレス]フィールド

[標準設定として使用]チェックボックス

設定手順および画面

このマニュアルでは、オペレーティングシステムおよび関連するソフトウェアの設定手順や画面は、特に記述がない限りWindows Server®2003における手順および画面を元に説明しています。

- v -

Page 7: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

目 次

第1章 概要................................................................................................................................................................................11.1 Teamware Collaboration Suiteとは......................................................................................................................................................11.2 Teamware Collaboration Suiteの特長.................................................................................................................................................11.3 Teamware Collaboration Suiteのシステム構成...................................................................................................................................31.4 Teamware Collaboration Suiteのサイト構成.......................................................................................................................................4

第2章 Teamware Collaboration Suiteの導入の準備.................................................................................................................82.1 運用開始までの手順...........................................................................................................................................................................82.2 サイトの設計........................................................................................................................................................................................8

2.2.1 トップレベルサイトで提供する機能と画面の設計.......................................................................................................................92.2.2 トップレベルサイトで使用する資源・利用する機能の検討.......................................................................................................112.2.3 サイトおよび資源の利用対象者と権限の設計..........................................................................................................................122.2.4 サブサイトの検討........................................................................................................................................................................122.2.5 個人用サイトの検討...................................................................................................................................................................132.2.6 エンタープライズサーチの設計.................................................................................................................................................13

2.3 ディレクトリ管理方式の設計..............................................................................................................................................................132.3.1 管理方法の種類.........................................................................................................................................................................132.3.2 TeamWARE Officeで管理する場合の事前準備......................................................................................................................15

第3章 インストールとセットアップ...............................................................................................................................................183.1 インストール条件...............................................................................................................................................................................18

3.1.1 必要なハードウェアとソフトウェア...............................................................................................................................................183.1.2 必要なディスク容量とメモリ容量................................................................................................................................................183.1.3 インストールの注意事項.............................................................................................................................................................19

3.2 Teamware Collaboration Suiteのインストール..................................................................................................................................193.2.1 統合インストーラの概要.............................................................................................................................................................193.2.2 インストール手順........................................................................................................................................................................20

3.3 Teamware Collaboration Suiteのセットアップ...................................................................................................................................253.3.1 ディレクトリ連携のセットアップ....................................................................................................................................................263.3.2 SSOのためのセットアップ...........................................................................................................................................................283.3.3 SharePoint Server連携のためのセットアップ.............................................................................................................................333.3.4 検索のためのセットアップ..........................................................................................................................................................363.3.5 Webパーツを利用するためのセットアップ................................................................................................................................533.3.6 グループ/ユーザプロパティを表示するためのセットアップ......................................................................................................57

3.4 Teamware Collaboration Suiteのアンインストール...........................................................................................................................633.4.1 アンインストール手順.................................................................................................................................................................633.4.2 アンインストールに必要な作業..................................................................................................................................................64

3.5 サーバの追加と削除.........................................................................................................................................................................653.6 Teamware Collaboration Suiteのセキュリティ対策...........................................................................................................................66

第4章 運用管理.......................................................................................................................................................................684.1 運用管理の主な作業........................................................................................................................................................................684.2 検索管理...........................................................................................................................................................................................68

4.2.1 コンテンツソースの管理.............................................................................................................................................................684.2.2 TeamWAREサーバの管理........................................................................................................................................................714.2.3 検索のログ..................................................................................................................................................................................71

4.3 トップページのカスタマイズ...............................................................................................................................................................714.3.1 標準設定のトップページ............................................................................................................................................................714.3.2 レイアウトの変更.........................................................................................................................................................................73

4.4 資産のバックアップとリストア.............................................................................................................................................................744.4.1 TeamWARE Officeの資産のバックアップとリストア..................................................................................................................744.4.2 SharePoint Serverの資産のバックアップとリストア.....................................................................................................................74

4.5 ログの管理.........................................................................................................................................................................................74

第5章 Teamware Collaboration Suiteの利用方法...................................................................................................................76

- vi -

Page 8: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

5.1 Webパーツを利用する......................................................................................................................................................................765.1.1 Webパーツの種類......................................................................................................................................................................765.1.2 TeamWARE バナーを利用する................................................................................................................................................785.1.3 本日のスケジュール(グループ)を利用する...............................................................................................................................785.1.4 共有ブックマークを利用する.....................................................................................................................................................785.1.5 お知らせを利用する...................................................................................................................................................................78

5.2 ライブラリとフォーラムを検索する.....................................................................................................................................................795.3 ライブラリ連携機能を利用する.........................................................................................................................................................80

5.3.1 SharePoint Serverのライブラリ文書をTeamWARE Mailに添付する........................................................................................815.3.2 SharePoint Serverのライブラリ文書をTeamWARE Libraryに登録する....................................................................................835.3.3 TeamWARE Mailの添付ファイルをSharePointのドキュメントライブラリに登録する.................................................................845.3.4 TeamWARE Libraryの添付ファイルをSharePoint Serverのライブラリに登録する...................................................................88

5.4 ユーザ/グループプロパティを表示する............................................................................................................................................92

付録A 外部LDAPサーバの管理...............................................................................................................................................95A.1 環境構築手順...................................................................................................................................................................................95

A.1.1 外部LDAPサーバの選定..........................................................................................................................................................97A.1.2 外部LDAPサーバのセットアップ..............................................................................................................................................97A.1.3 TeamWARE Officeスキーマ定義.............................................................................................................................................98A.1.4 LDAP検索の 大エントリ数とTIMEOUT値の変更.................................................................................................................99

A.2 外部LDAPサーバの運用方法.........................................................................................................................................................99A.3 外部LDAPサーバのセキュリティ対策...........................................................................................................................................100

付録B TeamWARE Office属性からLDAP属性への標準マッピング........................................................................................101

付録C tw_to_ldap_attr_map_fileオプションパラメタ................................................................................................................102

付録D メッセージ....................................................................................................................................................................105D.1 TeamWAREゲートウェイログ.........................................................................................................................................................105D.2 twSrvUtilのエラーメッセージ.........................................................................................................................................................106D.3 twCsUtilのメッセージ.....................................................................................................................................................................107D.4 twCrawlCtlのメッセージ.................................................................................................................................................................107

付録E TeamWARE Officeマニュアルとの相違.......................................................................................................................109E.1 管理者ガイドとの相違.....................................................................................................................................................................109

E.1.1 toxdconfツール........................................................................................................................................................................109E.1.2 [to config]コマンド....................................................................................................................................................................109

用語集...................................................................................................................................................................................111

索引......................................................................................................................................................................................114

- vii -

Page 9: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

第1章 概要

本章では、Teamware Collaboration Suiteの概要および特長について説明します。

1.1 Teamware Collaboration Suiteとは

Teamware Collaboration Suiteは、SharePoint Serverと連携することで、従来のTeamWARE Officeのグループウェア機能を拡張し、情

報ポータルや統合検索など、企業における情報統合、共有ニーズをカバーする統合情報基盤です。

TeamWARE Officeの機能であるメールやライブラリ、スケジュールなどに加えて、SharePoint Serverの機能である情報ポータルや統合

検索などをシームレスに使用することができます。

1.2 Teamware Collaboration Suiteの特長

Teamware Collaboration Suiteには、従来のTeamWARE Officeになかった以下の特長があります。

情報ポータルの実現

情報ポータルを容易に構築することができます。情報を1つの画面に統合することで、情報へのアクセスを効率化し、必要な情報をタ

イムリーに確実に伝達できます。

- 1 -

Page 10: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

プロジェクト型の情報共有

共同作業の場を提供し、必要な情報や一連の作業をまとめることで、チームの作業を効率化できます。また、Wikiやブログなどで、容

易に情報の発信やノウハウの整理ができます。

- 2 -

Page 11: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

横断検索によるスピーディな情報収集

ポータルの検索窓から、TeamWARE Officeのフォーラムおよびライブラリ、ファイルサーバ、ほかのWebサイトの横断検索を行うことに

より、格納場所を問わないシームレスな検索ができます。

1.3 Teamware Collaboration Suiteのシステム構成

Teamware Collaboration Suiteのシステム構成について、説明します。

・ 小の構成

Active Directory、SharePoint Server、SQL Server、Internet Information Server、TeamWARE Officeを同一サーバにインストールし

ます。デモ環境またはテスト環境向けです。

- 3 -

Page 12: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

・ 一般的な構成

SharePoint ServerとTeamWARE Officeは別サーバに配置します。

1.4 Teamware Collaboration Suiteのサイト構成

Teamware Collaboration Suiteのサイト構成について、説明します。

標準の設定で新規インストール、セットアップした直後のサイト構成

以下の図は、本製品を標準の設定で新規に導入し、セットアップが完了した直後のサイト構成を示しています。

- 4 -

Page 13: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

SharePoint ServerのWebサイトは、トップレベルサイトを入り口とする階層構造で管理されています。本製品を標準の設定でインストー

ルおよびセットアップした直後は、TeamWARE Webパーツが配置されたトップレベルサイトと、その配下に検索サイトが作成されます。

TeamWARE Webパーツとは、TeamWARE Officeのグループウェア機能をポータルページで利用するための部品です。運用の要件

に応じて、トップレベルサイトまたは別のサイトコレクション配下に、その他の資源(サブサイト、ドキュメントライブラリ、予定表など)を作

成してください。

また、ファーム配下には、共有サービスとサーバの全体管理のWebアプリケーションが作成されます。共有サービスは、ユーザプロファ

イルや検索サーバの管理など、複数のWebアプリケーションから共有して利用されるサービスを提供するサイトです。サーバの全体管

理は、SharePoint Server全体の管理作業を実行するためのサイトです。

注意

・ SharePoint Serverには、Self-Service Site Creation機能と呼ばれる、利用者自身がサイトを作成できるようにするための機能があり

ます。

この機能は、標準の設定では非アクティブです。利用者が自由にチームサイトを作成し、情報共有・コラボレーションを行う環境を

提供する場合には、トップレベルサイトにサイトディレクトリを作成し、Self-Service Site Creation機能をアクティブにしてください。Self-Service Site Creation機能をアクティブにする方法の詳細は、“2.2.1 トップレベルサイトで提供する機能と画面の設計”の“Self-ServiceSiteの管理”を参照してください。

・ トップレベルサイト、およびサイトテンプレート“Teamware Collaboration Suite”を使用して作成されたサイトには、サイドリンクバーが

表示されません。これらのサイトでドキュメントライブラリ、予定表などの資源を利用する際には、画面上にそれらにアクセスするための

Webパーツを配置するか、トップリンクバーからアクセスできるようにしてください。

- 5 -

Page 14: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

トップレベルサイトにサブサイト、Webパーツを追加したサイト構成

TeamWARE Officeがエンタープライズ構成の場合のサイト構成

- 6 -

Page 15: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

TeamWARE Officeサーバがエンタープライズ構成の場合には、TeamWARE OfficeのサイトごとにWebアプリケーションを分けてくださ

い。上記は、TeamWARE OfficeのサイトAの利用者用とサイトBの利用者用に、Webアプリケーションを分けた構成例です。

- 7 -

Page 16: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

第2章 Teamware Collaboration Suiteの導入の準備

本章では、Teamware Collaboration Suiteを導入する前に必要な準備について説明します。

2.1 運用開始までの手順

以下に、運用を開始するまでの作業手順を示します。

1. Teamware Collaboration Suiteシステム全体の構成の設計

TeamWARE OfficeとSharePoint Serverのサーバ配置、および関連製品のサーバ配置など、システム全体の構成を設計しま

す。

なお、システムが使用するネットワークのポート番号については、以下を参照してください。

- Windows サーバ全般について

[Microsoftサポート オンライン] > “Windows サーバー システムのサービス概要およびネットワーク ポート要件”

http://support.microsoft.com/kb/932619/ja

- SharePoint Serverについて

<日本語 テクニカル リファレンス>[計画とアーキテクチャ] > [インフラストラクチャの計画] > [セキュリティ強化] > [サーバー ファームのセキュリティを計画する]>[エクストラネット環境のセキュリティ強化を計画する]

- TeamWARE Officeについて

“TeamWARE Office 管理者ガイド”の“2.2 ネットワークの設計”

2. サイトの設計

サイトの設計などを行います。詳細は、“2.2 サイトの設計”を参照してください。

3. ディレクトリ管理方式の設計

ディレクトリエントリの統合管理方式を設計します。TeamWARE Officeで管理する方式と、Active Directoryで管理する方式のど

ちらかを選択できます。

詳細は、“2.3 ディレクトリ管理方式の設計”を参照してください。

4. インストール

統合インストーラを利用して、Teamware Collaboration Suiteをインストールします。

インストール方法は、“3.2 Teamware Collaboration Suiteのインストール”を参照してください。

5. セットアップ

インストールが完了したら、必要なセットアップを行います。

詳細は、“3.3 Teamware Collaboration Suiteのセットアップ”を参照してください。

運用管理については、“第4章 運用管理”を参照してください。

2.2 サイトの設計

Teamware Collaboration Suiteを導入する前に、以下のことを考慮する必要があります。

表の必須列に○がある項目は、必ず実施する必要があります。○がない項目は、構築するシステムの要件に応じて実施してください。

作業および検討項目 必須

トップレベルサイトで提供する機能と画面の設計 ○

トップレベルサイトで使用する資源・利用する機能の検討

サイトおよび資源の利用対象者と権限の設計 ○

サブサイトの検討

個人用サイトの検討 ○

エンタープライズサーチの設計 ○

- 8 -

Page 17: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

2.2.1 トップレベルサイトで提供する機能と画面の設計

トップレベルサイトで提供する機能と画面に関連する設計項目について、説明します。

トップレベルサイトを作成するWebアプリケーションに関する設定値

Teamware Collaboration Suiteのトップレベルサイトは、セットアップ時に管理者が作成するWebアプリケーションに作成します。Webアプリケーションを作成する際には、URL、ポート番号等が必要となるため、事前に設定値を検討してください。

ポイント

Webアプリケーションの作成に関しては、以下の公開情報が参考になります。

<日本語 テクニカル リファレンス>[Operations] > [Office SharePoint Server用の管理ツール] > [サーバーの全体管理ヘルプ] > [Web アプリケーションとサイトを作成

および管理する] > [Web アプリケーションを作成および管理する]

注意

FQDNについて

環境構築時に、以下についてドメインを合わせる必要があります。

- SharePoint ServerのFQDN

- TeamWAREサーバのFQDN

- クッキードメイン

(例)

- SharePoint ServerのFQDN : moss1.collabo.teamware.org

- TeamWAREサーバのFQDN : twsv1.collabo.teamware.org

- クッキードメイン : .collabo.teamware.org

画面のカスタマイズ

以下の図は、標準のトップレベレルサイトの画面です。インストール後、要件に合わせて、Webパーツの種類や配置を変更すること

ができます。どのようなトップページにするか、設計してください。

ポイント

Webパーツの使用方法、およびSharePoint Serverの標準のWebパーツの種類に関しては、以下の公開情報が参考になります。

<SharePoint Server 2007のヘルプ>[カスタマイズ] > [カスタマイズ] > [Web パーツを使用してページをカスタマイズする方法の概要]

TeamWARE Webパーツの種類に関しては、“5.1.1 Webパーツの種類”を参照してください。

- 9 -

Page 18: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

Self-Service Siteの管理

サイトディレクトリとSelf-Service Site Creation機能を使って、利用者が共同作業のためのチームサイトを作成することができます。標

準設定では、これらの機能は有効ではありません。

サイトディレクトリおよびSelf-Service Site Creation機能の設定方法、および使用上の留意事項については、“SharePoint Serverの公

開情報”を参照してください。

ポイント

- サイトディレクトリの運用、およびSelf-Service Site Creation機能に関しては、以下の公開情報が参考になります。

<日本語 テクニカル リファレンス>[Operations] > [インフラストラクチャの管理] > [サーバとサーバー ファームの管理] > [Webアプリケーションを管理する] > [Webアプリケーションの設定を構成する] > [Self-Service Site Creationを構成する]

および

<日本語 テクニカル リファレンス>[Operations] > [サイトとソリューションの管理] > [サイトとサイトコレクションの管理] > [サイトの設定を構成する] > [マスタサイト

ディレクトリの設定を管理する]

- 10 -

Page 19: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

- チームサイトに関しては、以下の公開情報が参考になります。

<自習書シリーズ>[エンド ユーザー向け] > [Microsoft Office SharePoint Server 2007 自習書 部門横断のプロジェクト型業務の活性化]

および

<SharePoint Server 2007のヘルプ>[共同作業] > [サイト、ページ、リスト、およびライブラリを作成する] > [サイト、ワークスペース、およびページの概要]

サイトコレクションの機能とサイトの機能

本製品をインストールした直後のサイトコレクションおよびサイトで利用できる機能と状態は、次のとおりです。構築するシステムの

要件に合わせて、変更が必要かどうか、検討してください。

サイトコレクションの機能 状態

3段階の状態管理ワークフロー アクティブ

Office SharePoint Server Search Webパーツ 非アクティブ

Office SharePoint Server Standardサイトコレクション機能 アクティブ

Office SharePoint Server 発行インフラストラクチャ 非アクティブ

レポート アクティブ

署名収集ワークフロー アクティブ

申請書ワークフローソリューション 非アクティブ

送信ワークフロー アクティブ

破棄承認のワークフロー アクティブ

翻訳管理ワークフロー アクティブ

サイトの機能 状態

Office SharePoint Server Standardサイト機能 アクティブ

Office SharePoint Server 発行機能 非アクティブ

TeamWARE Webパーツ アクティブ

SharePoint連携機能 アクティブ

チームのグループ作業リスト アクティブ

申請書ワークフローソリューション 非アクティブ

翻訳管理ライブラリ アクティブ

2.2.2 トップレベルサイトで使用する資源・利用する機能の検討

本製品をセットアップした直後は、トップレベルサイトには、検索サイト以外の資源は作成されていません。構築するシステムの要件に

合わせて、トップレベルサイトにおいてSharePoint Serverのライブラリ、リストおよびサイトの機能を利用するか検討してください。

ポイント

SharePoint Serverのライブラリ、リストおよびサイトの機能に関しては、以下の公開情報が参考になります。

<SharePoint Server 2007のヘルプ>[共同作業] > [サイト、ページ、リスト、およびライブラリを作成する] > [Microsoft Office SharePoint Server 2007 で利用できるライブラリ

テンプレート]

および

<SharePoint Server 2007のヘルプ>[共同作業] > [サイト、ページ、リスト、およびライブラリを作成する] > [Microsoft Office SharePoint Server 2007 で利用できるリスト テン

プレート]

- 11 -

Page 20: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

および

<SharePoint Server 2007のヘルプ>[共同作業] > [サイト、ページ、リスト、およびライブラリを作成する] > [Microsoft Office SharePoint Server 2007 で利用できるサイト テン

プレート]

注意

ライブラリ連携機能を利用する場合には、TeamWARE Officeが使用するActiveX(ドラッグ&ドロップによる添付ファイルの追加機能)が実行できるように、事前にブラウザにインストールする必要があります。

ライブラリ連携機能については、“5.3 ライブラリ連携機能を利用する”を参照してください。ActiveXのインストール方法や利用する場合

の留意事項については、“TeamWARE Office 管理者ガイド”の“12.1.4 Web サービス利用時の留意事項”を参照してください。

2.2.3 サイトおよび資源の利用対象者と権限の設計

Webアプリケーションには、標準設定で以下のSharePointグループが作成されています。

・ メンバー

メンバーグループには、投稿のアクセス許可が付与されています。

・ 閲覧者

閲覧者グループには、読み取りのアクセス許可が付与されています。

・ 所有者

所有者グループには、フル コントロールのアクセス許可が付与されています。

インストール直後は、所有者にサイトコレクションの管理者だけが含まれる状態です。それぞれのグループに割り当てられた権限は、

SharePoint Serverと同じです。新たにSharePointグループを作成して、権限を割り当てることもできます。

要件に合わせて、どの利用者にどのような権限を与えるのかを設計し、適切なグループに配置してください。

また、トップレベルサイトに作成した資源についても、どの利用者にどのような権限を与えるのかを設計してください。

ポイント

標準の設定では、サイトコレクションの管理者以外がTeamware Collaboration Suiteのトップページにアクセスすることはできないため、

サイトのメンバーやサイトの閲覧者のグループにドメイン グループを追加し、ほかのユーザがポータルサイトにアクセスできるように設

定する必要があります。アクセス権はユーザ単位で設定することもできますが、この場合、設定する量が膨大になり、管理が煩雑となる

恐れがあるため、ドメイン グループをSharePoint Serverのグループにマッピングし、その単位でアクセス権を設定する方法を推奨しま

す。

Teamware Collaboration Suiteのトップページは、[閲覧者]グループに所属することで利用可能になります。標準の設定では、[メンバ]グループには表示だけでなく、追加・編集・削除も可能な[投稿者]権限が付与されており、新規ページ作成・編集(Webパーツの追加

や削除、設定変更)もできるため、注意が必要です。

権限の設定に関しては、以下の公開情報が参考になります。

<日本語 テクニカル リファレンス>[計画とアーキテクチャ] > [サイトおよびソリューションの計画] > [サイトおよびコンテンツのセキュリティを計画する] > [使用するアクセ

ス許可レベルおよびグループを決定する]

および

<SharePoint Server 2007のヘルプ>[サイト管理] > [セキュリティと権限を管理する]

2.2.4 サブサイトの検討

インストール直後のトップレベルサイトは、検索サイト以外のサブサイトを持ちません。部門ごとのポータルサイトを作成したい場合に

は、サブサイトを作成し、必要に応じて利用者を割り当ててください。

- 12 -

Page 21: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

2.2.5 個人用サイトの検討

インストール直後は、個人用サイトの利用が有効になっています。個人用サイトを運用すると以下の利点があります。

・ 各エンドユーザが自分のページを好きなようにカスタマイズできる。

・ ボトムアップな情報発信が容易になる。

しかし、エンドユーザが個人用サイトを運用すると、エンドユーザ自身が個人用サイトを含むサイトコレクション全体の管理者になるた

め、エンドユーザに管理者相当の知識が必要となります。

このため、必要に応じて、個人用サイトを運用しないようにすることができます。個人用サイトの詳細については、マイクロソフトの公開

情報を参照してください。

ポイント

個人用サイトの運用に関しては、以下の公開情報が参考になります。

<日本語 テクニカル リファレンス>[計画とアーキテクチャ] > [サイトおよびソリューションの計画] > [個人用に設定されたコンテンツおよびサイトを計画する]

2.2.6 エンタープライズサーチの設計

SharePoint Serverのエンタープライズサーチ機能を使って社内情報検索を実現するか、または別途用意した検索エンジンを利用する

か、どちらの検索機能を使用するか検討します。

・ SharePoint Serverのエンタープライズサーチ機能を利用する場合

TeamWARE Officeの資源を検索対象とするための設定が必要です。詳細は、“3.3.4 検索のためのセットアップ”を参照してくださ

い。

・ SharePoint Server以外の検索エンジンを使用する場合

使用する検索エンジンのマニュアルに従って設定してください。TeamWARE Offieの資源を検索対象とする場合は、SharePoint ServerまたはAccela BizSearchを使用してください。

2.3 ディレクトリ管理方式の設計

Teamware Collaboration Suiteでは、SharePoint ServerとTeamWARE Officeのユーザやグループなどの情報を共有するために、ディレ

クトリを統合管理する必要があります。ここでは、SharePoint ServerとTeamWARE Officeのディレクトリを統合管理するためのディレクト

リ管理方式の設計について、説明します。

注意

ログイン名について

ディレクトリを統合管理するためには、TeamWARE Officeの構成がマルチサイトの場合、または、Active Directoryの構成がマルチドメ

インの場合、どちらの場合にもログイン名はシステム全体で一意となるように定義する必要があります。

また、20文字を超えた文字数のログイン名を付けることはできません。既存のTeamWARE Office環境から本製品へ移行する場合に

は、事前に既存ユーザのログイン名が20文字を超えていないことを確認してください。

2.3.1 管理方法の種類

ディレクトリエントリを統合管理するには、以下の2つの方法があります。

・ TeamWARE Officeで管理する

・ Active Directoryで管理する

TeamWARE Officeで管理する

TeamWARE Office側主体でユーザ管理を行う管理方法です。新規にTeamware Collaboration Suiteを導入する場合、またはTeamWAREOfficeの旧製品から移行する場合などに適します。

- 13 -

Page 22: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

・ SharePoint Server連携のためにTeamWARE Office - SharePoint Server間でユーザアカウントを関連付けるキーには、ログイン名を

使用します。ログイン名はTeamWARE OfficeからActive Directoryへ移入されるため、TeamWARE Office - SharePoint Server間で

ログイン名は同一です。ただし、パスワードはTeamWARE OfficeからActive Directoryへ移入されません。パスワードはActiveDirectoryで管理します。

・ TeamWARE OfficeからActive Directoryへのユーザの移入は、エンタープライズディレクトリを外部LDAPサーバとする方式となり

ます。この方式の場合、Active Directoryへ登録するユーザにTeamWARE Office固有のオブジェクトクラス、属性を設定する必要

があります。このため、Active Directoryは、スキーマを拡張したTeamware Collaboration Suite専用のActive Directoryを用意する

必要があります。

・ TeamWARE OfficeからActive Directoryへ移入するユーザの属性は、“付録B TeamWARE Office属性からLDAP属性への標準

マッピング”に従ってマッピングされます。その他の属性をマッピングしたい場合は、“tw_to_ldap_attr_map_file”オプションパラメタ

で指定します。詳細は、“付録C tw_to_ldap_attr_map_fileオプションパラメタ”を参照してください。

注意

・ Active Directoryのドメイン構成は、シングルドメインにする必要があります。

・ TeamWARE Officeの認証方式を、外部LDAPサーバを使用したユーザ認証にする必要があります。

Active Directoryで管理する

Active Directoryでユーザ管理を行う管理方法です。すでにActive Directoryを導入済みのお客様が、Teamware Collaboration Suiteを導入する場合などに適します。

- 14 -

Page 23: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

・ Active Directory主体でユーザ管理を行います。パスワードもActive Directoryで管理します。

注意

・ SharePoint Server連携のためにTeamWARE Office - SharePoint Server間でユーザアカウントを関連付けるキーには、ログイン名を

使用します。

・ ログイン名がActive DirectoryからTeamWARE Officeへtximportコマンドで移入されるように、tximportコマンドのcontrolファイルで、

Active Directory側のログイン名(sAMAccountName)をTeamWARE Office側のログイン名(login)にマッピングする必要があります。

・ TeamWARE Officeのtximportコマンドを使って、Active Directoryのディレクトリ情報をTeamWARE Officeへ登録します。ユーザア

カウントのロケーション情報をTeamware Collaboration Suiteの各サイトの“ユーザとグループ”の一覧画面に表示するには、ActiveDirectoryのlegacyExchangeDN属性に、Active Directoryの管理者がロケーション情報を示す文字列を設定する必要があります。

2.3.2 TeamWARE Officeで管理する場合の事前準備

ディレクトリエントリをTeamWARE Officeで管理する場合、事前準備が必要です。以下の2つの場合によって、事前準備の内容が異な

ります。

・ 既存のTeamWARE Officeを使用する

・ 新規にTeamWARE Officeをインストールする

既存のTeamWARE Officeを使用する

既存のTeamWARE Officeを使用する場合、インストール・セットアップの前に、以下の作業をしてください。

1. TeamWARE Officeでのディレクトリエントリの重複チェックと変名

a. エントリ名の重複チェックと変名

“TeamWARE Office 管理者ガイド”の“1.2.1 Directoryサービス利用時の留意事項”の“外部LDAPサーバ関連の留意事

項”を参照して、エントリ名の重複チェックと変名を行います。

b. ログイン名の重複チェックと変名

TeamWARE Office側のユーザのログイン名は、サイト内で一意です。

したがって、TeamWARE Office側がマルチサイトの場合は、ログイン名が重複しないようにエンタープライズ内で一意とな

るようにログイン名を変更します。

- 15 -

Page 24: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

c. グループ名の重複チェックと変名

Active Directory上のグループ名は、ドメイン内で一意である必要があります。ロケーションが異なっていても、同一名のグ

ループを作成することはできません。したがって、グループ名が重複しないように、あらかじめ変名します。

ユーザのログイン名と同一名のグループは作成できません。したがって、グループ名がユーザのログイン名と重複しない

ように、あらかじめ変名します。

d. ユーザのログイン名、およびグループ名の使用不可文字チェックと変名

Active Directory上のユーザのログイン名、およびグループ名には、以下の文字を使用できません。

- /

- ¥

- [

- ]

- :

- ;

- |

- =

- ,

- +

- *

- ?

- <

- >

また、Active Directory上のユーザのログイン名、およびグループ名の 終文字には、以下の文字を使用できません。

- .

したがって、ユーザのログイン名、およびグループ名に上記文字が含まれないように、あらかじめ変名します。

e. ユーザのログイン名の長さチェックと変名

Active Directory上のユーザのログイン名には、20文字を超えた値を設定できません。したがって、ユーザのログイン名が20文字を超えている場合は、20文字を超えないようにあらかじめ変名します。

ポイント

- エントリ名が重複した状態で移行(更新インストール)を行った場合、移行後のTeamWARE Office起動時に、以下の現

象になります。

階層下組織名にピリオド(“.”)が付加されます。

- ログイン名が重複した状態で移行(更新インストール)を行った場合、移行後のTeamWARE Office起動時に、以下の

現象になります。

システムイベントログ(to.log)に、“100.118.868(0x364) TDE_NOT_UNIQUE_DIR_NAME”と記録され、エラーとなった

エントリは登録されません。また、ユーザ名にピリオド(“.”)が付加されます。

- グループ名が重複した状態で移行(更新インストール)を行った場合、移行後のTeamWARE Office起動時に、以下の

現象になります。

グループ名にアンダースコア(“_”)が付加されます。

- ユーザのログイン名、またはグループ名に使用不可文字が含まれている状態で移行(更新インストール)を行った場

合、移行後のTeamWARE Office起動時に、以下の現象になります。

ユーザのログイン名、およびグループ名に含まれる使用不可文字がアンダースコア(“_”)に変換されます。

- 16 -

Page 25: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

- ログイン名が20文字を超えた状態で移行(更新インストール)を行った場合、移行後のTeamWARE Office起動時に、

以下の現象になります。

システムイベントログ(to.log)に、“100.180.868(0x364) TDE_OTHER”と記録され、エラーとなったエントリは登録されま

せん。

2. TeamWARE Officeの停止

TeamWARE Officeを停止します。

以降の手順は通常のインストール・セットアップと同様です。“3.2.2 インストール手順”の“新規のインストール手順”に従って作業してく

ださい。

新規にTeamWARE Officeをインストールする

通常のインストール・セットアップと同様です。“3.2.2 インストール手順”の“新規のインストール手順”に従って作業してください。

- 17 -

Page 26: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

第3章 インストールとセットアップ

本章では、Teamware Collaboration Suiteのインストールとセットアップについて、説明します。

3.1 インストール条件

ここでは、インストール条件について説明します。

3.1.1 必要なハードウェアとソフトウェア

Teamware Collaboration Suiteを利用するために必要なハードウェアとソフトウェアについて、説明します。

ハードウェア

SharePoint Serverを利用するために必要なハードウェア要件は、“SharePoint Serverの公開情報”を参照してください。

TeamWARE Officeを利用するために必要なハードウェア要件は、“TeamWARE Office インストールガイド”を参照してください。

製品添付のソフトウェア媒体はDVD-ROMです。インストール時には、DVD-ROMドライブが必要となります。

ソフトウェア

Teamware Collaboration Suiteを利用するには、以下のソフトウェアが必要です。

オペレーティングシステム

以下のオペレーティングシステムのどれかが必要です。

- Microsoft® Windows Server® 2003 Enterprise Edition[32ビット]

- Microsoft® Windows Server® 2003 Standard Edition[32ビット]

- Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise Edition[32ビット]

- Microsoft® Windows Server® 2008 Standard Edition[32ビット]

必須ソフトウェア

以下のすべてのソフトウェアが必要です。

- Active Directory

- Microsoft® SQL Server® 2005、またはMicrosoft® SQL Server® 2008

- Internet Information Server 6.0以上

- Microsoft® .NET Framework 3.0以上

- Microsoft® ASP.NET 2.0以上

ブラウザ

Teamware Collaboration Suiteを利用するには、クライアントに以下のブラウザが必要です。

・ Microsoft® Internet Explorer® 6.0(SP2)(Windows版)

・ Microsoft® Windows® Internet Explorer® 7.0

3.1.2 必要なディスク容量とメモリ容量

Teamware Collaboration Suiteを利用するために、必要なディスクとメモリの容量について説明します。

ディスク容量

Teamware Collaboration Suiteをインストールするために必要なディスク容量は、以下のとおりです。

- 18 -

Page 27: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

製品名 必要な空き容量

SharePoint Server 3GB(注)

TeamWARE Office 500MB

(注) SharePoint Server連携機能を含みます。

メモリ容量

Teamware Collaboration Suiteを利用したシステムの運用に必要なメモリ容量は、以下のとおりです。

製品名 必要なメモリ容量

SharePoint Server 2GB(注)

TeamWARE Office 2GB

(注) SharePoint Server連携機能を含みます。

3.1.3 インストールの注意事項

Teamware Collaboration Suiteをインストールする際には、以下の点に注意してください。

・ Teamware Collaboration Suiteの統合インストーラは、管理者権限を持つアカウントで起動します。

“TeamWAREサーバコンポーネント”をインストールする際のアカウントの詳細については、“TeamWARE Office インストールガイ

ド”を参照してください。

“ポータルサーバコンポーネント”および“TeamWARE連携コンポーネント”をインストールする際のアカウントの詳細については、

以下を参照してください。

- <日本語 テクニカル リファレンス>[ダウンロード可能なブック] > “Office SharePoint Server 2007インストールガイド”

- “SharePoint Server 2007 技術ポータル” > “技術ドキュメント”の[サポート技術情報] > [展開] > “Microsoft Office SharePointServer2007 導入と構成ガイド”

・ Microsoft® Office SharePoint® Server 2007の旧バージョン(Microsoft® Office SharePoint® Server 2001 / Microsoft® OfficeSharePoint® Server 2003、およびMicrosoft® Windows SharePoint Service 3.0)がインストールされている場合は、統合インストーラで

SharePoint Serverをインストールすることはできません。その場合には、インストールDVD-ROMの“¥portal”フォルダに格納されている

SharePoint Serverインストーラ(setup.exe)を起動して、SharePoint Serverをインストールしてください。なお、旧バージョンから本製品の

SharePoint Serverへ移行する場合には、事前に移行作業が必要な場合があります。詳しくは、富士通技術員にご相談ください。

・ Microsoft® Office SharePoint® Server 2007を過去にインストールしたことがあるサーバでは、統合インストーラの[インストールする

プログラムの選択]画面に、“ポータルサーバコンポーネント”という選択肢が表示されない場合があります。そのような場合は、イン

ストールDVD-ROMの“¥portal”フォルダに格納されているSharePoint Serverインストーラ(setup.exe)を直接起動してください。

・ TeamWAREサーバコンポーネント、ポータルサーバコンポーネント、およびTeamWARE連携コンポーネントは、ネットワークドライ

ブにインストールすることはできません。

3.2 Teamware Collaboration Suiteのインストール

ここでは、Teamware Collaboration Suiteのインストール作業について説明します。

Teamware Collaboration Suiteでは、TeamWARE Office、SharePoint Server、SharePoint Server連携機能の3つのインストーラを起動す

る統合インストーラを利用します。

3.2.1 統合インストーラの概要

統合インストーラは、TeamWARE Office、SharePoint Server、SharePoint Server連携機能の3つのインストーラを起動する上位インストー

ラです。

- 19 -

Page 28: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

インストーラ名 概要

Teamware Collaboration Suite統合イ

ンストーラ

TeamWARE Office、SharePoint Server、SharePoint Server連携機能インストーラを起動する

上位のインストーラです。

DVD-ROMのルートディレクトリに格納されている“setup.exe”を実行して、起動します。

TeamWARE Officeインストーラ TeamWARE Office(Teamware Collaboration Suite版)をインストールするインストーラです。

統合インストーラの[インストールするプログラムの選択]画面から、“TeamWAREサーバコン

ポーネント”を選択して、起動します。インストーラを起動すると、TeamWARE Officeのインス

トールが開始され、TeamWARE Officeのインストールの完了後に、続けてSharePoint Server連携に必要なモジュールがコピーされます。

インストール先に旧製品がインストールされていた場合は、Teamware Collaboration Suite版への更新インストールを行います。

SharePoint Serverインストーラ SharePoint Serverをインストールするインストーラです。

統合インストーラの[インストールするプログラムの選択]画面から、“ポータルサーバコンポー

ネント”を選択して、起動します。

SharePoint Server連携機能インス

トーラ

標準のSharePoint Server環境をTeamware Collaboration Suite仕様の環境にするためのイン

ストーラです。

統合インストーラの[インストールするプログラムの選択]画面から、“TeamWARE連携コンポー

ネント”を選択して、起動します。

SharePoint Serverがインストールされている場合にだけ、インストールできます。

SharePoint Server環境に対して、TeamWARE Webパーツ、TeamWARE資産の検索、ActiveDirectory連携といったSharePoint Server連携機能を登録します。

3.2.2 インストール手順

以下のインストール手順について説明します。

・ 新規のインストール手順

・ 既存のSharePoint Server環境へのインストール手順

・ 既存のTeamWARE Office環境へのインストール手順

・ 検索機能のインストール手順

新規のインストール手順

Teamware Collaboration Suiteの新規のインストール手順は、以下のとおりです。

- 20 -

Page 29: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

- 21 -

Page 30: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

- 22 -

Page 31: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

ポイント

・ 図の項目1~項目7、および項目9~項目12については、複数サーバの設定ができます。必要な回数だけ、操作を繰り返してくだ

さい。

・ インストール、セットアップ作業の完了後、“第4章 運用管理”の作業内容を確認し、必要な作業を実施してください。

既存のSharePoint Server環境へのインストール手順

SharePoint Server 2007の環境から本製品へ移行する場合、“3.2.2 インストール手順”の“新規のインストール手順”のうち、以下の作業

が不要となります。

・ “1.Active Directoryのインストール” (注)

・ “2.SQL Serverのインストール”

・ “3.SharePoint Serverの事前準備”

・ “7.SharePoint Serverのインストール”

(注) “1.Active Directoryのインストール”は、既存のSharePoint Server 2007の環境にActive Directoryがない場合など、必要に応じ

て作業を行ってください。

また、Microsoft® Office SharePoint® Server 2007の旧バージョン(Microsoft® Office SharePoint® Server 2001 / Microsoft® OfficeSharePoint® Server 2003、およびMicrosoft® Windows SharePoint Service 3.0)から本製品へ移行する場合には、“3.2.2 インストール

手順”の“新規のインストール手順”のうち、以下の手順が異なります。ほかの手順は同様に実施してください。

・ “3.SharePoint Serverの事前準備”は不要です。

・ “7.SharePoint Serverのインストール”は、統合インストーラによるインストールはできません。インストールDVD-ROMの“¥portal”フォ

ルダに格納されているSharePoint Serverインストーラ(setup.exe)を起動して、SharePoint Serverをインストールしてください。

旧バージョンから本製品のSharePoint Serverへ移行する方法については、富士通技術員にご相談ください。

- 23 -

Page 32: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

既存のTeamWARE Office環境へのインストール手順

TeamWARE Office V5.3、またはTeamWARE Office 200Xの各バージョンから本製品へ移行する場合、“3.2.2 インストール手順”

の“新規のインストール手順”における“6.TeamWARE Officeのセットアップ” - “1)各サービスのセットアップ”が異なる以外は、新規イ

ンストールの場合とインストールとセットアップの手順は同じです。

移行の場合の“6.TeamWARE Officeのセットアップ”の“1)各サービスのセットアップ”では、ディレクトリ連携方式で“TeamWARE Officeで管理する”を選択した場合にだけ、“・エンタープライズディレクトリの設定”を行ってください。“・ディレクトリサーバのセットアップ”および

[サービスのセットアップ]の作業は、移行した環境を利用するため不要です。

注意

・ 旧製品から本製品に移行した場合、Webサービスの初期化ファイル(http.ini)の[Document]セクションのPathキーは更新されませ

ん。本製品に含まれるTeamWARE Office 200X V3.0のテンプレートを使用するよう、Pathキーの値を“/http/htd_7410a/”に変更し

てください。

・ 旧製品から本製品に移行した場合、Webサービスの初期化ファイル(http.ini)の[Localize]セクションのLocalUserMacroFileキーは

更新されません。本製品に含まれるTeamWARE Office 200X V3.0のユーザマクロファイルを使用するようLocalUserMacroFileの値を“umacro.htm,umacro.ja,umacro.en,xmlumcr.htm,,xmlumcr.ja,xmlumcr.en”に変更してください。

・ Teamware Collaboration Suiteのトップページでは、共有ブックマークの設定で、[表示先]に[メインフレーム]が選択されているブッ

クマークは、正しく表示できません。旧製品から本製品に移行した場合、共有ブックマークの設定で、[表示先]に[メインフレーム]が選択されているブックマークは、[表示先]を[メインウィンドウ]または[新しいウィンドウ]に変更してください。

なお、TeamOFFICE V2.2、またはTeamWARE Office V5.1などのTeamWARE Office V5.3より前のバージョンから本製品へ移行する

場合は、TeamWARE Office 200Xのいずれかのバージョンに移行したあとに本製品に移行する必要があります。TeamOFFICE V2.2、TeamWARE Office V5.1、TeamWARE Office V5.3、およびTeamWARE Office 200Xから、本製品への移行する方法については、富

士通技術員にご相談ください。

検索機能のインストール手順

Teamware Collaboration Suiteの検索機能をインストールする手順は、以下のとおりです。

なお、検索機能をインストールする前に、以下の作業が必要となります。

・ TeamWARE Officeのフォーラム、ライブラリを作成しておきます。

・ インデックスサーバおよびフロントエンドWebサーバとするサーバへ、SharePoint ServerおよびSharePoint Server連携機能をインス

トールしておきます。

- 24 -

Page 33: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

3.3 Teamware Collaboration Suiteのセットアップ

ここでは、Teamware Collaboration Suiteのセットアップについて説明します。

- 25 -

Page 34: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

注意

iniファイルの改行コードは“¥n”だけになっています。セットアップのためにiniファイルを編集する場合は、“¥n”だけの改行コードに適

応したテキストエディタを利用するか、改行コードを“¥r¥n”に変換してから、編集してください。

3.3.1 ディレクトリ連携のセットアップ

ディレクトリ連携のセットアップについて、説明します。

Teamware Collaboration Suiteでは、SharePoint ServerとTeamWARE Officeのユーザーやグループなどの情報を共有するために、ディ

レクトリを統合管理する必要があります。

以下に、それぞれのセットアップ方式について説明します。

・ TeamWARE Officeで管理する

・ Active Directoryで管理する

TeamWARE Officeで管理する

TeamWARE Officeで管理するには、以下の操作を行います。

1. 外部LDAPサーバ(Active Directory)のセットアップ

“A.1 環境構築手順”の項目2~項目5の手順に従って、外部LDAPサーバをセットアップします。

2. TeamWARE Officeのセットアップ

“A.1 環境構築手順”の項目6~項目13の手順に従って、TeamWARE Officeをセットアップします。

注意

新規にTeamWARE Officeをインストールする場合、以下の注意事項があります。

・ Active Directoryのエントリのセキュリティ設定は、必要に応じてActive Directory管理ツールである[Active Directory ユーザーとコ

ンピュータ]で行ってください。

・ ユーザパスワードの設定/変更は、Active Directory側で行います。

・ ユーザを作成する場合、ログイン名は20バイト以下の文字列を指定してください。

20バイトを越える文字列をログイン名に指定して、ユーザを作成しようとすると、以下のようにエラーが示されます。

- <ADMINメニューを使用してユーザを作成する場合>

“ユーザエントリを作成できませんでした。”というエラー画面が表示され、システムイベントログ(to.log)に、以下の警告(WARNING)が記録されます。

112120 FAILED to TDHTTP_create_user error

WWW: 112.180.868(0x364) WWW:no error text available

- <Directoryユーティリティを使用してユーザを作成する場合>

エラーファイル(ローカルユーザ情報ファイルと同じフォルダ配下の<ローカルユーザ情報ファイル名>.err)に、以下のエラーが

記録されます。

*** LDAP error. User-undefinable attribute specified. (180)

Active Directoryで管理する

ディレクトリエントリをActive Directoryで管理するには、以下の操作を行います。

- 26 -

Page 35: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

1. Active Directoryのセットアップ

Active Directoryがセットアップされていない場合は、セットアップします。

参照

- Active Directoryのセットアップ方法の詳細については、“Active Directoryのマニュアル”を参照してください。

- Active Directoryで管理する場合、Active Directoryの情報を変更しなければならない場合があります。詳細については、“A.1.4 LDAP検索の 大エントリ数とTIMEOUT値の変更”を参照してください。

2. TeamWARE Officeのセットアップ

TeamWARE Officeをセットアップします。詳細については、“TeamWARE Office インストールガイド”および“TeamWARE Office管理者ガイド”を参照してください。

3. TeamWARE Officeの起動

TeamWARE Officeを起動します。

4. TeamWARE Officeのユーザテンプレートの作成

WebサービスのADMINメニューで、ユーザを作成する場合の元になるユーザテンプレートを作成します。

5. TeamWARE Officeのtximportコマンドのcontrolファイルの作成

tximportコマンドのcontrolファイルを作成します。

以下に、各パラメタの設定値を示します。

- [*PARAMETERS]セクション

LDAP_HOST : Active Directoryのホスト名を指定します。

LDAP_PORT : Active Directoryのアクセスポート番号を指定します。

BIND_DN : Active Directoryの管理者の識別名を指定します。

BIND_PWD : Active Directoryの管理者のパスワードを指定します。

SEARCH_BASE : Active Directoryの検索ベース(例:dc=akasaka2svr,dc=soft,dc=fujitsu,dc=com)を指定します。

- [*ATTRIBUTE MAP]セクション

login “%sAMAccountName”を指定します。

ポイント

SSOを利用するには、TeamWARE Office - SharePoint Server間でユーザアカウントを関連付けるキーとして、ログイン名を使用

します。このため、TeamWARE サーバ側のログイン名(login)とActive Directory側のログイン名(sAMAccountName)をマッピング

します。

6. tximportコマンドの実行

tximportコマンドを実行し、Active DirectoryからTeamWARE Officeへユーザを移入します。

また、定期的にtximportコマンドを使用して、差分反映が行われるように設定します。

ポイント

・ Active Directoryからグループも移入させたい場合は、tximportコマンドのグループ移入用のcontrolファイルを作成し、tximportコマンドでそのcontrolファイルを指定してグループを移入します。

・ tximportコマンドの詳細については、“TeamWARE Office 管理者ガイド”の“付録K [tximport]コマンド”を参照してください。

・ ユーザパスワードの設定/変更は、Active Directory側で行います。

- 27 -

Page 36: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

注意

tximportコマンドでActive Directoryからグループとユーザを移入し、ユーザをグループに関連づける場合、プライマリグループとは関

連付けはできません。Active Directory側で、ユーザを関連づける所属グループを、プライマリグループに指定しないでください。

3.3.2 SSOのためのセットアップ

SharePoint ServerとTeamWARE Officeをシームレスに利用するためのSSOの設定について説明します。

<TeamWAREサーバで行う作業>

・ 暗号化用鍵ファイルの作成

・ Webサービスの初期化ファイル(http.ini)の設定

・ 外部LDAP認証の設定

本設定は、SSOを適用する全TeamWAREサーバにおいて実施してください。

詳細については、“TeamWARE Office 管理者ガイド”の“付録L 外部LDAPサーバを使用したユーザ認証”を参照してください。

・ Webサービスの初期化ファイル(http.ini)の内容を、SQL Serverへ登録

<SharePoint ServerのフロントエンドWebサーバで行う作業>

・ WebアプリケーションへのTeamWAREサーバのクッキー情報の対応付け

・ SharePoint Serverにおける代替アクセスマッピングの設定

・ Internet Information ServerにおけるSSOの設定

・ SSOの確認

暗号化用鍵ファイルの作成

TeamWARE Officeで認証に使用するためのクッキーを暗号化するために、鍵ファイルを作成する必要があります。本設定は、SSOを

適用する全TeamWAREサーバにおいて実施してください。

暗号化用鍵ファイルを作成するには、以下の操作を行います。

TeamWAREサーバのインストールフォルダ直下にテキストファイルとして作成します。

鍵ファイルには、任意の16進文字(“0”-“9”または“A”-“F”)40桁の文字列を記述します。

鍵ファイル名を“crypt.key”とした場合の文字列の指定例を、以下に示します。

・ 鍵ファイルの内容

3429AD2E4A84DAF3A09AB34216E345A478C73456

注意

・ 鍵ファイルの文字列は、40桁の文字列以外で指定するとエラーになります。

・ 鍵ファイルの文字列は、SSOを適用する範囲のすべてのTeamWAREサーバおよびSharePoint Serverにおいて、同じ値を指定す

る必要があります。

Webサービスの初期化ファイル(http.ini)の設定

SSOに関係するWebサービスの初期化ファイル(http.ini)は、以下のように記述します。本設定は、SSOを適用する全TeamWAREサー

バにおいて、すべてのWebサービスの初期化ファイル(http.ini)対して実施してください。

[Security]

UseCookieLogin = 1

CookieDomain = クッキードメイン

CookiePath = /

- 28 -

Page 37: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

CookieName = fj-TwMoss-credential

SecureCookieAttr = 0

[CookieHandler]

CookieHandlerDll = tohpccckie

CryptDll = tocrypt20c

EncryptFunc = encrypt20c

DecryptFunc = decrypt20c

InitFunc = init_cookie_handler

TermFunc = term_cookie_handler

DecodeCredFunc = decode_credential

EncodeCredFunc = encode_credential

FreeCredFunc = free_credential

CryptKeyFunc = cryptKey20c

CryptKeyFile = 鍵ファイル名

・ 鍵ファイル名には、暗号化用鍵ファイルとして作成した鍵ファイルのファイル名を、絶対パスまたは相対パスで指定します。

・ クッキードメインは、SSOを適用する範囲のドメイン名を指定します。

クッキードメインを“collabo.teamware.org”、暗号化用鍵ファイルのファイル名を“crypt.key”とした場合のSSOに関係するWebサービス

初期化ファイル(http.ini)の設定例を、以下に示します。

[Security]

UseCookieLogin = 1

CookieDomain = .collabo.teamware.org

CookiePath = /

CookieName = fj-TwMoss-credential

SecureCookieAttr = 0

[CookieHandler]

CookieHandlerDll = tohpccckie

CryptDll = tocrypt20c

EncryptFunc = encrypt20c

DecryptFunc = decrypt20c

InitFunc = init_cookie_handler

TermFunc = term_cookie_handler

DecodeCredFunc = decode_credential

EncodeCredFunc = encode_credential

FreeCredFunc = free_credential

CryptKeyFunc = cryptKey20c

CryptKeyFile = crypt.key

Webサービスの初期化ファイル(http.ini)の内容を、SQL Serverへ登録

Webサービスの初期化ファイル(http.ini)の内容を、SQL Serverへ登録するには、以下の操作を行います。本コマンドは、“TeamWAREOffice - SharePoint Server連携用プロセス”のWebサービスの初期化ファイル(http.ini)に対して、実行します。複数のTeamWAREサー

バがある場合は、どれか1つのTeamWAREサーバにおいて実施してください。

Fujitsu.Teamware.Moss.Setup.exeコマンドを使用して、TeamWAREサーバで設定済みのクッキー情報をSQL Serverに登録します。こ

れは、TeamWAREサーバインストールフォルダで実行します。

なお、このコマンドを実行する前に、一度TeamWAREサーバを起動し、Webサービスのプロセスが正常に起動されることを確認してお

くことをお勧めします。複数のTeamWAREサーバで本コマンドを実行した場合、 後に実行した際の設定情報が有効となります。

<コマンドの指定形式>

Fujitsu.Teamware.Moss.Setup.exe /Cmd RegistAuth

/SQLsv SQL Server名

[/SQLDB SQLデータベース名]

[/SQLAuth SQL Serverへの認証方法]

[/Login SQL認証のログイン名]

[/Password SQL認証のパスワード]

[/HttpIni 登録するWebサービスの初期化ファイル名]

<パラメタの説明>

- 29 -

Page 38: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

パラメタ 必須/オプション 値

/Cmd 必須 “RegistAuth”を指定します。

/SQLsv 必須 SQL Server名を指定します。

/SQLDB オプション SQLデータベース名を指定します。

省略した場合のSQLデータベース名は“TEAMWARESERVERS”となります。

/SQLAuth オプション SQL ServerにWindows認証でアクセスする場合は、“Windows”を指定します。

SQL ServerにSQL Server認証でアクセスする場合は、“SQL”を指定します。

省略した場合の認証方法は“Windows”となります。

/Login オプション SQL認証のログイン名を指定します。

[/SQLAuth]パラメタの値として“SQL”を指定した場合に指定します。

/Password オプション SQL認証のパスワードを指定します。

[/SQLAuth]パラメタの値として“SQL”を指定した場合に指定します。

/HttpIni オプション 登録したいWebサービスの初期化ファイル名(http.ini)を指定します。

検索機能を利用するには、必ず“http.ini”ファイルを登録します。

省略した場合のWebサービスの初期化ファイル名は、“http.ini”となります。

<コマンドの実行例>

Fujitsu.Teamware.Moss.Setup.exe /Cmd RegistAuth

/SQLsv TWO-VM7

/SQLDB TEAMWARESERVERS

/SQLAuth Windows

/HttpIni http.ini

WebアプリケーションへのTeamWAREサーバのクッキー情報の対応付け

WebアプリケーションへTeamWAREサーバのクッキー情報を対応付けるには、以下の操作を行います。本設定は、Webアプリケーショ

ンごとに実施してください。

Fujitsu.Teamware.Moss.Setup.exeコマンドを使用して、SQL Serverに登録済みのTeamWAREサーバのクッキー情報をWebアプリケー

ションに対応付けます。“SharePoint Server連携機能インストール先”フォルダで実行します。

このコマンドを実行する前に、Webサービスの初期化ファイル(http.ini)の内容を、SQL Serverに登録しておく必要があります。

<コマンドの指定形式>

Fujitsu.Teamware.Moss.Setup.exe /Cmd AssocAuth

/SQLsv SQL Server名

[/SQLDB SQLデータベース名]

[/SQLAuth SQL Serverへの認証方法]

[/Login SQL認証のログイン名]

[/Password SQL認証のパスワード]

/WebAppl Webアプリケーション名

<パラメタの説明>

パラメタ 必須/オプション 値

/Cmd 必須 “AssocAuth”を指定します。

/SQLsv 必須 SQL Server名を指定します。

/SQLDB オプション SQLデータベース名を指定します。

省略した場合のSQLデータベース名は“TEAMWARESERVERS”となります。

/SQLAuth オプション SQL ServerにWindows認証でアクセスする場合は、“Windows”を指定します。

SQL ServerにSQL Server認証でアクセスする場合は、“SQL”を指定します。

省略した場合の認証方法は“Windows”となります。

/Login オプション SQL認証のログイン名を指定します。

[/SQLAuth]パラメタの値として“SQL”を指定した場合に指定します。

- 30 -

Page 39: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

パラメタ 必須/オプション 値

/Password オプション SQL認証のパスワードを指定します。

[/SQLAuth]パラメタの値として“SQL”を指定した場合に指定します。

/WebAppl 必須 Webアプリケーション(注)の名前を指定します。

Webアプリケーション名は、大文字・小文字が区別されるため、大文字・小文字を正しく指定す

る必要があります。また、半角空白文字を含む場合には、Webアプリケーション名全体をダブ

ルクォーテーション(")で囲む必要があります。

注) “3.2.2 インストール手順”の“新規のインストール手順”における“10.SharePoint Serverのセットアップ” - “3)サイトコレクションを持たない

Webアプリケーションの作成”で作成したWebアプリケーションを指します。

<コマンドの実行例>

Fujitsu.Teamware.Moss.Setup.exe /Cmd AssocAuth

/SQLsv TWO-VM7

/WebAppl "SharePoint - 81"

注意

ここで対応付けたWebアプリケーションを、“3.3.2 SSOのためのセットアップ”の“Internet Information ServerにおけるSSOの設定”で指

定します。

“/WebAppl”で指定したWebアプリケーション名(例:“SharePoint - 81”)を記録しておいてください。

SharePoint Serverにおける代替アクセスマッピングの設定

SharePoint ServerとTeamWARE Office間でSSOを行うためには、WebアプリケーションのURLがFQDN形式である必要があります。WebアプリケーションのURLが“http://サーバ名”のようなFQDN形式でないURLの場合には、代替アクセスマッピングの設定でFQDN形式の

URLを定義してください。

SharePoint Serverにおいて、代替アクセスマッピングを設定するには、以下の操作を行います。本設定は、Webアプリケーションごとに

実施してください。

1. SharePoint Serverをインストールしたサーバで、[スタート] > [プログラム] > [Microsoft Office Server] > [SharePoint 3.0 サーバー

の全体管理]をクリックし、[SharePoint 3.0 サーバーの全体管理]を起動します。

2. [サーバー構成の管理]タブをクリックします。

3. [サーバー構成の管理]ページの[グローバル構成]セクションで、[代替アクセス マッピング]をクリックします。

4. [代替アクセス マッピング]ページで、[内部URLの追加]をクリックします。

5. [内部URLの追加]ページで、[代替アクセス マッピング コレクション]にTeamWARE Officeと連携するWebアプリケーションを指

定します。

6. [内部 URL の追加]の[URL のプロトコル、ホスト、およびポート]にWebアプリケーションのURLをFQDNで入力します。

例) http://two-vm5.apmm.fujitsu.com:92

7. [内部 URL の追加]の[領域]に“イントラネット”を指定し、[保存]ボタンをクリックします。

Internet Information ServerにおけるSSOの設定

Internet Information Serverにおいて、SSOの設定をするには、以下の操作を行います。本設定は、SharePoint Serverの全フロントエンド

Webサーバにおいて実施してください。

1. Webアプリケーションに該当するWebサイトの物理パス配下にある“global.asax”のファイル名を“global.asax.org”に変更します。

標準設定の物理パスは以下のとおりです。<ポート番号>は、Webアプリケーション(注)のポート番号となります。

<システムドライブ>¥Inetpub¥wwwroot¥wss¥VirtualDirectories¥<ポート番号>

例えば、Webアプリケーション名(注)が以下の場合、

- 31 -

Page 40: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

SharePoint - 81

SharePoint - 1400

以下のフォルダ配下の“global.asax”のファイル名を、“global.asax.org”に変更します。(物理パスが標準設定の場合)

<システムドライブ>¥Inetpub¥wwwroot¥wss¥VirtualDirectories¥81

<システムドライブ>¥Inetpub¥wwwroot¥wss¥VirtualDirectories¥1400

Webアプリケーションに該当するWebサイトの物理パスは、以下の手順で確認できます。

[インターネット インフォメーション サービス マネージャ]、または、SharePoint Serverの[サーバーの全体管理]

注) “3.2.2 インストール手順”の“新規のインストール手順”における“10.SharePoint Serverのセットアップ” - “3)サイトコレクション

を持たないWebアプリケーションの作成”で作成したWebアプリケーションを指します。

注意

TeamWARE Officeと連携していないWebアプリケーションのポート番号のフォルダにある“global.asax”の名前は変更しないでく

ださい。

2. SharePoint Server連携機能のインストール先に格納されている“global.asax”を、項目1でファイル名を変更した“global.asax.org”が格納されたフォルダにコピーします。コピー元となる“global.asax”の格納先は、以下のとおりです。

<SharePoint Server連携機能インストール先>¥template¥sso¥global.asax

<SharePoint Server連携機能インストール先>の標準設定は、“<システムドライブ>¥Program Files¥Fujitsu Teamware”です。

3. SharePoint Server連携機能インストール先に格納されている“Fujitsu.Teamware.Common.dll”を、Webアプリケーションに該当する

Webサイトの物理パス配下にあるbinフォルダ配下にコピーします。コピー元となる“Fujitsu.Teamware.Common.dll”の格納先は、

以下のとおりです。

<SharePoint Server連携機能インストール先>¥template¥sso¥Fujitsu.Teamware.Common.dll

<SharePoint Server連携機能インストール先>の標準設定は、“<システムドライブ>¥Program Files¥Fujitsu Teamware”です。

4. SharePoint Serverにおいて、TeamWARE Officeの設定情報をSQLデータベースから読み込むために、TeamWARE Officeと連携するのWebアプリケーションのすべてのポート番号のフォルダにおいて、以下のように設定する必要があります。

[設定ファイル]

C:¥Inetpub¥wwwroot¥wss¥VirtualDirectories¥ポート番号¥web.config

[設定内容]

- SQL ServerにWindows認証でアクセスする場合

<configuration>

<appSettings>

<add key="TeamwareServerSettings.Server" value="SQL Server名"/>

<add key="TeamwareServerSettings.Database" value="データベース名"/>

<add key="TeamwareServerSettings.Auth" value="Windows"/>

</appSettings>

</configuration>

- SQL ServerにSQL Server認証でアクセスする場合

<configuration>

<appSettings>

<add key="TeamwareServerSettings.Server" value="SQL Server名"/>

<add key="TeamwareServerSettings.Database" value="データベース名"/>

<add key="TeamwareServerSettings.Auth" value="SQL"/>

<add key="TeamwareServerSettings.Login" value="ログイン名"/>

<add key="TeamwareServerSettings.Password" value="パスワード"/>

- 32 -

Page 41: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

</appSettings>

</configuration>

注意

事前に設定ファイルの<configuration>および<appSettings>セクションの有無を確認して、各セクションを二重に定義しないように

注意してください。それらのセクションがすでに存在していた場合には、そのセクションは定義しないで、その配下のセクションか

ら追記するようにしてください。

データベース名には、Fujitsu.Teamware.Moss.Setup.exeコマンドの“/SQLDB”パラメタで指定したデータベース名を指定します。

5. 設定を有効にするため、Internet Information Serverを再起動します。

SSOの確認

SSOの設定を確認します。

“3.3.5 Webパーツを利用するためのセットアップ”の“サイトコレクションの作成”で作成したサイトコレクションに、TeamWARE Officeに登録されているユーザを追加します(注)。サイトコレクションにユーザを追加するには、以下の手順を行います。

(注) ここではSSOの設定を確認することが目的のため、TeamWARE Officeに登録されているすべてのユーザを追加する必要はありま

せん。ユーザのうち任意のだれかを追加してください。

1. サイトコレクションのトップページを表示します。

2. 右上にある[サイトの操作] > [サイトの設定]をクリックします。

3. [ユーザーと権限]のカテゴリ内にある[ユーザーとグループ]をクリックします。

4. [新規]の右側の▼をクリックし、[ユーザーの追加]をクリックします。

5. 追加したいユーザを入力し、ユーザを追加します。(その他の項目は適宜入力・設定してください。)

6. 上記で追加したユーザーで、サイトコレクションにログインしなおします。正常にトップページが表示されることを確認します。正

常に表示されない場合は今までの手順を見直してください。

3.3.3 SharePoint Server連携のためのセットアップ

SharePoint Server連携機能をセットアップするには、以下の操作を行います。

<SharePoint Serverの画面で行う作業>

・ SharePoint Server連携機能の有効化

<TeamWAREサーバで行う作業>

・ Webサービスのセットアップ

SharePoint Server連携機能の有効化

Teamware Collaboration Suiteをインストールした直後は、トップレベルサイトでだけSharePoint Server連携機能が有効に設定されます。

それ以外のサイトで本機能を利用したい場合は、以下の手順で機能を有効にします。

1. 機能を有効にしたいサイトを開きます。

2. [サイトの操作]をクリックしてメニューを開きます

3. メニューの中から[サイトの設定]をクリックします。

4. サイトの管理にある“サイトの機能”をクリックします。

5. SharePoint Server連携機能の[アクティブ化]ボタンをクリックします。

Webサービスのセットアップ

SharePoint Serverと連携するためにWebサービスをセットアップするには、以下の操作を行います。

- 33 -

Page 42: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

・ プロセスの起動

TeamWAREサーバでは、Webサービスの起動プロセスとして、以下の2つのプロセスを起動しておく必要があります。

- TeamWARE Office - SharePoint Server連携用プロセス

- TeamWARE Office - SharePoint Server間通信用プロセス

Webサービスの複数プロセスの起動方法については、“TeamWARE Office 管理者ガイド”の“12.4 複数プロセスの利用”を参照し

てください。

[TeamWARE Office - SharePoint Server連携用プロセス]利用者がブラウザからアクセスするWebサービスのプロセスです。検索機能を使用する場合、連携先TeamWAREサーバにおい

て、SharePoint Serverと連携するWebサービス初期化ファイル名は、“http.ini”である必要があります。旧製品から移行する場合

は、“3.3.3 SharePoint Server連携のためのセットアップ”の“環境構築例”を参考に対処してください。

[TeamWARE Office - SharePoint Server間通信用プロセス]TeamWARE OfficeとSharePoint Server間で通信をするためのプロセスです。このプロセスのWebサービスの初期化ファイル(http.ini)は、TeamWARE Office - SharePoint Server連携用プロセスと同様の設定が必要ですが、[CnCHandler]の設定が異なります。な

お、本プロセスの通信プロトコルには、httpsを指定することはできません。Webサービスの初期化ファイル(http.ini)で指定する通信

プロトコルの種別には、httpプロトコルを指定してください。

[CnCHandlerの設定例]

[CnCHandler]

CheckIp = 0

- セクションは、[CnCHandler]を設定します。

- キーは、“CheckIp”を設定します。

値は、“1”または“0”を指定します。

“1”を指定した場合、TeamWARE Webサービスへの要求ごとに、認証を受けたときのクライアントのIPアドレスと、現在要求を

行っているクライアントのIPアドレスが一致しているかどうかを検査します。

“0”を指定した場合、TeamWARE OfficeでのIPアドレスの一致検査は行われません。リバースプロキシを利用する場合など、

認証時のクライアントIPアドレスと要求時のIPアドレスが異なる環境で利用する場合は、“0”を指定してください。

標準値は“1”です。

- TeamWARE Office - SharePoint Server連携用プロセスの場合、“CheckIp”キーの値はユーザが“1”または“0”を指定します。

TeamWARE Office - SharePoint Server間通信用プロセスの場合、“CheckIp”キーの値は“0”を設定します。

・ Webサービスの初期化ファイル(http.ini)の設定

ライブラリ連携機能では、連携時にSharePointサーバサイトを開きます。そのため、Webサービスの初期化ファイル(http.ini)にWebアプリケーションのURLをあらかじめ記述しておく必要があります。本設定は、TeamWARE Office - SharePoint Server連携用プロ

セスのWebサービスの初期化ファイル(http.ini)に対して行います。

ライブラリ連携に関係するWebサービスの初期化ファイル(http.ini)の設定は、以下のようになります。

[設定例]WebアプリケーションのURLが、“http://sharepoint.collabo.teamware.org”の場合

[MultipurposeMacro]

mpm_sharepointserver = http://sharepoint.collabo.teamware.org

- セクションは、[MultipurposeMacro]を設定します。

- キーは、“mpm_sharepointserver”を設定します。

- 値は、WebアプリケーションのURLを記述します。

注意

- セクションがすでに存在していた場合は、そのセクションに追記します。

- キーは、複数記述できません。

- 値は、“http://”や“https://”から記述します。

- 34 -

Page 43: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

- 値を変更した場合、値を反映するためには、TeamWAREサーバの再起動が必要です

- Webサービスの初期化ファイル(http.ini)は、TeamWARE Officeとしては任意の名前に指定できますが、検索機能を使用する

場合は、“http.ini”にする必要があります。

また、長い名前のファイルを処理しようとした場合、URLが長くなる場合がありますので、TeamWARE Office Webサービスで利用できる

URLの長さを長く設定する必要があります。http.iniの設定で、TeamWARE Office Web サービスにアクセスするために利用するす

べてのURLの 大長を指定できます。

http.iniファイルの設定は、以下のようになります。

[設定例]URLの 大長に4096バイトを指定する場合

[HTTPHeader]

MaxURILen = 4096

- セクションは、“[HTTPHeader]”を設定します。

- キーは、“MaxURILen”を設定します。

- 値は、255 ~ 4096を記述します。

注意

- 新規インストールをした場合、値は 大値である4096に設定されます。

- 添付ファイル名を含んだURLの長さが、設定された値以上のURL長になった場合、連携はできません。MaxURILenを長くす

るか、ファイル名を短くするようにしてください。

- 値を変更した場合、値を反映するためには、TeamWAREサーバの再起動が必要です。

環境構築例

TeamWAREサーバにおいて、以下のプロセスを起動した構築例です。

・ TeamWARE Office - SharePoint Server連携用プロセス

・ TeamWARE Office - SharePoint Server間通信用プロセス

- 35 -

Page 44: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

3.3.4 検索のためのセットアップ

SharePoint Serverの検索機能を使用して、TeamWARE Officeの資源を検索するためのセットアップをするには、以下の操作を行いま

す。

なお、これらの作業は管理者アカウントで行う必要があります。検索対象となるTeamWARE Officeの資源は、ライブラリの文書とフォー

ラムのメッセージです。

<SharePoint Serverの運用管理画面で行う作業>

・ 実行ユーザアカウントの確認

事前準備として、実行ユーザアカウントを把握します。

<SQL Serverに対して行う作業>

・ ACLデータベースの構築

アクセス権に応じた検索結果を表示するため、SQL ServerにACLデータベースを構築します。

・ ACLデータベースの権限の設定

プロトコルハンドラーとセキュリティトリマがACLデータベースにアクセスできるようにするため、ACLデータベースの権限を設定しま

す。

<TeamWAREサーバで行う作業>

・ TeamWAREサーバのURL情報の登録

TeamWARE Office - SharePoint Server間通信用のURL情報をSQL Serverに登録します。

<SharePoint Serverのインデックスサーバで行う作業>

・ プロトコルハンドラーの登録

プロトコルハンドラーを、COMコンポーネントとSharePoint Serverへ登録します。

- 36 -

Page 45: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

・ WebアプリケーションへのTeamWAREサーバのURL情報の対応付け

TeamWARE Office - SharePoint Server間通信用のURL情報を、Webアプリケーションに対応付けます。

<SharePoint Serverの運用管理画面で行う作業>

・ クロールルールの追加

クロールルールに、TeamWARE OfficeのURLを追加します。

<SharePoint Serverのインデックスサーバで行う作業>

・ セキュリティトリマの登録

アクセス権に応じた検索結果を表示するために、セキュリティトリマを登録します。

・ コンテンツソースの登録

検索対象とするTeamWARE Officeのライブラリ、およびフォーラムをコンテンツソースとして登録します。

・ TeamWAREサーバの登録

クロール先のTeamWAREサーバを、TeamWAREゲートウェイに登録します。

・ TeamWAREゲートウェイの設定

TeamWAREゲートウェイの動作設定を確認します。

・ TeamWAREゲートウェイのインストールフォルダの権限について

TeamWAREゲートウェイのインストールフォルダに適切な権限をつけます。

・ URLの大文字/小文字の区別についての対処

検索クローラがURLの大文字/小文字を区別するように設定します。

・ 関連サービスの再起動

設定を有効にするため、Internet Information Serverなどの関連サービスを再起動します。

<SharePoint Serverの画面で行う作業>

・ 検索範囲の追加

TeamWARE Officeのライブラリやフォーラムが検索対象となるように、[検索]ボックスの左側の検索範囲に“すべてのサイト”を追加

します。

<SharePoint ServerのフロントエンドWebサーバで行う作業>

・ TeamWAREゲートウェイの設定

TeamWAREゲートウェイの動作設定を確認します。

・ TeamWAREゲートウェイのインストールフォルダの権限について

TeamWAREゲートウェイのインストールフォルダに適切な権限をつけます。

<コンテンツのフルクロール>

・ コンテンツをフルクロールします。

“4.2.1 コンテンツソースの管理”の“コンテンツのクロール”を参照してください。

実行ユーザアカウントの確認

検索のためのセットアップの事前準備として、Searchサービスの実行アカウントおよびコンテンツのクロール時に使用されるアカウントを

確認します。

ここで確認したSearchサービスの実行アカウントは、“3.3.4 検索のためのセットアップ”の“ACLデータベースの権限の設定”およ

び“TeamWAREゲートウェイのインストールフォルダの権限について”で使用します。また、コンテンツのクロール時に使用されるアカウ

ントは、“3.3.4 検索のためのセットアップ”の“TeamWAREゲートウェイのインストールフォルダの権限について”で使用します。

・ Searchサービスの実行アカウント

SharePoint Serverの運用管理画面において、確認できます。

1. SharePoint Serverインストールしたサーバで、[スタート] > [プログラム] > [Microsoft Office Server] > [SharePoint 3.0 サーバー

の全体管理]をクリックし、[SharePoint 3.0 サーバーの全体管理]を起動します。

2. [サーバー構成の管理]タブをクリックします。

3. [トポロジおよびサービス]セクションの[サーバーのサービス]をクリックします。

- 37 -

Page 46: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

4. “Office SharePoint Server Search”をクリックします。

5. [ファームの Search サービスアカウント]に表示されるユーザ名を確認します。

・ コンテンツのクロール時に使用されるアカウント

SharePoint Serverの運用管理画面において、確認できます。

1. SharePoint Serverをインストールしたサーバーで、[スタート] > [プログラム] > [Microsoft Office Server] > [SharePoint 3.0 サー

バーの全体管理]をクリックし、[SharePoint 3.0 サーバーの全体管理]を起動します。

2. [アプリケーション構成の管理]タブをクリックします。

3. [Office SharePoint Server 共有サービス]セクションの[このファームの共有サービスの作成または構成]をクリックします。

4. SharePoint Serverインストール時に作成した共有サービスプロバイダ(標準の設定では“SharedServices1”)を選択し、プルダ

ウンから“共有サービス管理サイトを開く”をクリックします。

5. [検索]セクションの[検索の設定]をクリックします。

6. [既定のコンテンツ アクセス アカウント]に表示されるアカウントを確認します。

ACLデータベースの構築

アクセス権に応じた検索結果を表示するため、SQL ServerにACLデータベースを構築します。

SQL Serverでコマンドプロンプトを起動し、以下の例のように sqlcmdコマンドにて、“CREATEACLDB.SQL”スクリプトおよ

び“CREATEACLTBL.SQL”スクリプトを実行して、データベースおよびテーブルを順番に作成します。“CREATEACLDB.SQL”スクリ

プトおよび“CREATEACLTBL.SQL”スクリプトは、インストールDVD-ROMの“¥collaboration¥sql”フォルダに格納されています。

<コマンドの指定形式>

sqlcmd -S SQL Server名

-i SQLスクリプト

<パラメタの説明>

パラメタ 説明

-S SQL Server名を指定します。

-i SQLスクリプトを指定します。

データベースを作成する場合は、“CREATEACLDB.SQL”を指定します。

テーブルを作成する場合は、“CREATEACLTBL.SQL”を指定します。

<コマンドの実行例>

・ CREATEACLDB.SQLスクリプトを実行して、データベースを作成する場合の実行例

sqlcmd -S TWO-VM7 -i CREATEACLDB.SQL

・ CREATEACLTBL.SQLスクリプトを実行して、テーブルを作成する場合の実行例

sqlcmd -S TWO-VM7 -i CREATEACLTBL.SQL

参照

sqlcmdコマンドの詳細については、以下のSQL Serverの公開情報を参照してください。

[sqlcmd ユーティリティ]http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms162773.aspx

ACLデータベースの権限の設定

ACLデータベースは、検索におけるコンテンツのアクセス権限を管理するためのSQL Server上のデータベースです。

プロトコルハンドラーとセキュリティトリマは、クロール時および検索実行時にACLデータベースにアクセスすることで、アクセス権限に

応じた適切な検索結果を表示します。このため、SQL Serverに対して、SQL Server認証モードによるサーバ認証の許可と、プロトコル

- 38 -

Page 47: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

ハンドラーとセキュリティトリマの実行アカウントとなるSearchサービスの実行アカウントおよびSharePoint Serverを利用するユーザアカウ

ントの登録を行う必要があります。以下に、SQL Server 2008における設定例を示します。

・ SQL Server認証モードによるサーバ認証の許可

以下の手順でSQL Server認証モードでサーバ認証が行えるように設定します。

1. データベースサーバで、SQL Server Management Studioを起動します。

2. “3.3.4 検索のためのセットアップ”の“ACLデータベースの構築”で作成したACLデータベースが存在するサーバ名を入力

して、[接続]ボタンをクリックします。

3. 左ペインに表示されるツリーのルートのサーバ名を右クリックして、コンテキストメニューから[プロパティ]を選択します。

- 39 -

Page 48: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

4. [サーバーのプロパティ]ウィンドウの左ペインの[セキュリティ]を選択し、右側の画面の[サーバー認証]に“SQL Server認証

モードとWindows認証モード”を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

・ ログインアカウントの追加

“3.3.4 検索のためのセットアップ”の“実行ユーザアカウントの確認”で確認したSearchサービスの実行アカウントとSharePoint Serverを利用するユーザアカウントが、SQL Serverのログインアカウントとして登録されていない場合には、以下の手順で追加します。

1. データベースサーバで、SQL Server Management Studioを起動します。

2. “3.3.4 検索のためのセットアップ”の“ACLデータベースの構築”で作成したACLデータベースが存在するサーバ名を入力

して、[接続]ボタンをクリックします。

- 40 -

Page 49: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

3. 左ペインに表示されるツリーのルートの“セキュリティ”配下の“ログイン”を右クリックして、コンテキストメニューから[新しいロ

グイン]を選択します。

4. [ログイン - 新規作成]ウィンドウで、以下の情報を入力して、左ペインの[ユーザマッピング]をクリックします。

- [ログイン名]: 追加したいログイン名を入力し、“SQL Server認証”を選択

- [パスワード]など: 入力

- 41 -

Page 50: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

- [既定のデータベース]: “TWSEARCH”を選択

5. [ログインのプロパティ]ウィンドウで、以下を設定して、[OK]ボタンをクリックします。

- [このログインにマップされたユーザ]: “TWSEARCH”の[マップ]をチェック

- [既定のスキーマ]: “dbo”を入力

- 42 -

Page 51: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

- [TWSEARCHのデータベースロールメンバシップ]: “db_datareader”と“db_datawriter”をチェック

Webサービスの設定に関する注意事項

・ 検索機能を使用する場合、TeamWARE Office - SharePoint Server連携用プロセスの初期化ファイル名を“http.ini”にする必要が

あります。

・ 旧製品から移行する場合、以下の対処を行ってください。

- 旧製品から移行し、旧製品の画面を継続して使用する場合

TeamWARE Office - SharePoint Server連携用プロセス、TeamWARE Office - SharePoint Server間通信用プロセスに加え、旧

製品の画面を表示するためのWebサービスのプロセスが必要です。

以下の手順で設定してください。

1. 従来画面用のWEBサービスの動作定義ファイル名を確認します。

従来から運用しているWebサービスの動作定義ファイルがhttp.iniの場合、任意のファイル名に変名(例:httptw.ini)しま

す。必要に応じてポート番号、およびLDAP連携の設定を行います。

2. 新規にTeamWARE Office -SharePoint Server連携用のWebサービスをセットアップします。

新規にTeamWAREのWebサービスをセットアップして、http.iniを生成します。SharePoint Serverと連携するためのWebサービスの動作定義ファイル名は必ずhttp.iniであるため、変名しないでください。

作成したhttp.iniにSharePoint Server連携用の設定(SSO連携、Active Directory連携)を行います。ポート番号について

は任意の番号を、通信プロトコルについては“http”または“https”を選択することができます。なお、通信プロトコル

に“https”を選択する場合には、別途“TeamWARE Office 200X セキュリティオプション V3.0L10”が必要です。

3. TeamWARE-SharePoint Server間通信用のWEBサービスをセットアップします。

1で作成したhttp.iniを任意のファイル名(例:httpmoss.ini)でコピーし、ポート番号を変更し、通信プロトコルはhttpとして設

定します。

- 旧製品から移行し、旧製品の画面を使用しない場合、対処は必要ありません。

- 43 -

Page 52: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

・ SharePoint Serverの検索機能を使用せず、BizSearch連携を使用する場合は、富士通技術員にご相談ください。

プロトコルハンドラーの登録

プロトコルハンドラーを、COMコンポーネントとSharePoint Serverへ登録するには、以下の操作を行います。

・ プロトコルハンドラーをCOMコンポーネントに登録

1. コマンドプロンプトを起動し、“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>¥TWGW”の配下に移動します。SharePointServer連携機能の標準インストール先は、“<システムドライブ>¥Program Files¥Fujitsu Teamware”です。

2. regasmコマンドを実行して、プロトコルハンドラーをCOMコンポーネントに登録します。

<コマンドの指定形式>

regasm <プロトコルハンドラー名>

/codebase プロトコルハンドラーの登録先

<パラメタの説明>

パラメタ 必須/オプ

ション

<プロトコルハンドラー名> 必須 “Fujitsu.Teamware.Search.ProtocolHandler.dll”を指定します。

/codebase 必須 プロトコルハンドラーの登録先を指定します。

“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>¥TWGW”

<コマンドの実行例>

C:¥Windows¥Microsoft.NET¥Framework¥v2.0.50727¥regasm Fujitsu.Teamware.Search.ProtocolHandler.dll /codebase "C:

¥Program Files¥Fujitsu Teamware¥TWGW"

参照

regasmコマンドの詳細については、以下のURLを参照してください。

[アセンブリ登録ツール (Regasm.exe)]http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/tzat5yw6(VS.80).aspx

・ プロトコルハンドラーをSharePoint Serverへ登録

1. インデックスサーバにおいてエクスプローラを起動し、“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>¥bin”を開きます。

2. binフォルダに格納されている“fjtwProtocolHandler.reg”をダブルクリックして、プロトコルハンドラーをSharePoint Serverに登

録します。

注意

サーバでは、セキュリティ対策の一環として、拡張子regがレジストリエディタに対応づけられていない場合があります。そのような場

合は、以下の手順でプロトコルハンドラーを登録してください。

1. コマンドプロンプトを開きます。

2. カレントワーキングディレクトリを、“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>¥bin”移動します。

3. コマンドプロンプトから、以下のコマンドを実行します。

regedit fjtwProtocolHandler.reg

なお、プロトコルハンドラーを登録するために、拡張子regに以下のアクションを定義した場合は、作業終了後、定義を削除してくだ

さい。

regedit.exe "%1"

- 44 -

Page 53: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

TeamWAREサーバのURL情報の登録

TeamWARE Office - SharePoint Server間通信用のTeamWAREサーバのURL情報を、SQL Serverに登録します。

TeamWAREサーバインストールフォルダで、RegistSvcコマンドを実行します。このコマンドを実行する前に、一度TeamWAREサーバ

を起動し、Webサービスのプロセスが正常に起動されることを確認しておくことをお勧めします。

登録コマンドの指定形式は、“3.3.5 Webパーツを利用するためのセットアップ”の“TeamWAREサーバのURL情報の登録”の<コマン

ドの指定形式>を参照してください。

WebアプリケーションへのTeamWAREサーバのURL情報の対応付け

SQL Serverに登録済みのTeamWAREサーバのURL情報を、Webアプリケーションに対応付けるには、以下の操作を行います。本設

定は、Webアプリケーションごとに実施してください。

“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>¥bin”でAssocXmlコマンドを実行します。このコマンドを実行する前に、“3.3.4 検索のためのセットアップ”の“TeamWAREサーバのURL情報の登録”を実施しておく必要があります。

<コマンドの指定形式>

Fujitsu.Teamware.Moss.Setup.exe /Cmd AssocXml

/SQLsv SQL Server名

[/SQLDB SQLデータベース名]

[/SQLAuth SQL Serverへの認証方法]

[/Login SQL認証のログイン名]

[/Password SQL認証のパスワード]

/WebAppl Webアプリケーション名

/TwUrl TeamWARE OfficeサーバのURL

<パラメタの説明>

パラメタ 必須/オプション 値

/Cmd 必須 “AssocXml”を指定します。

/SQLsv 必須 SQL Server名を指定します。

/SQLDB オプション SQLデータベース名を指定します。

省略した場合のSQLデータベース名は“TEAMWARESERVERS”となります。

/SQLAuth オプション SQL ServerにWindows認証でアクセスする場合は、“Windows”を指定します。

SQL ServerにSQL Server認証でアクセスする場合は、“SQL”を指定します。

省略した場合の認証方法は“Windows”となります。

/Login オプション SQL認証のログイン名を指定します。

[/SQLAuth]パラメタの値として“SQL”を指定した場合に指定します。

/Password オプション SQL認証のパスワードを指定します。

[/SQLAuth]パラメタの値として“SQL”を指定した場合に指定します。

/WebAppl 必須 Webアプリケーション(注)の名前を指定します。

Webアプリケーション名は、大文字・小文字が区別されるため、大文字・小文字を正しく指

定する必要があります。また、半角空白文字を含む場合には、Webアプリケーション名全体

をダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。

/TwUrl 必須 TeamWARE OfficeのディレクトリサーバのURLを指定します。

“3.3.4 検索のためのセットアップ”の“TeamWAREサーバのURL情報の登録”において、実

行結果として表示されたURLを指定します。

注) “3.2.2 インストール手順”の“新規のインストール手順”における“10.SharePoint Serverのセットアップ” - “3)サイトコレクションを持たない

Webアプリケーションの作成”で作成したWebアプリケーションを指します。

<コマンドの実行例>

Fujitsu.Teamware.Moss.Setup.exe /Cmd AssocXml

/SQLsv TWO-VM7

- 45 -

Page 54: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

/WebAppl "SharePoint - 81"

/TwUrl "http://twsv.collabo.teamware.org:9946"

クロールルールの追加

クロールルールに、TeamWARE OfficeのURLを追加するには、以下の操作を行います。TeamWARE Officeのサーバが複数存在す

る場合には、手順5、6を繰り返し、ディレクトリサーバ、フォーラムサーバ、およびライブラリサーバの各URLを登録してください。

1. [サーバーの全体管理]画面を開き、画面左側の[共有サービス管理] > [SharedServices1]を選択します。

2. [検索] > [検索管理]を選択します。

3. 画面左側の[クロール中] > [クロールルール]を選択します。

4. [新しいクロールルール]を選択します。

5. 以下の項目を設定します。

項目 値

パス クロール対象のパスに、以下のように指定します。TeamWAREサーバ名には、Webサービスの

初期化ファイル名(http.ini)の[Host]セクションのHost_nameキーに設定された文字列を指定し

ます。

fjtw://TeamWAREサーバ名/*

クロールの構成 “このパスにあるアイテムをすべて含める”を指定します。

認証の指定 [既定のコンテンツアクセス アカウント (<アカウント名>) を使用する]を設定します。

6. [OK]ボタンをクリックします。

セキュリティトリマの登録

アクセス権に応じた検索結果を表示するために、セキュリティトリマを登録します。セキュリティトリマを登録するために、以下の操作を

行います。

stsadmコマンドを使用して、クロールルールに対応したセキュリティトリマを登録します。“3.3.4 検索のためのセットアップ”の“クロール

ルールの追加”でクロールルールの対象パスを複数登録した場合には、対象パスごとにセキュリティトリマを登録してください。

セキュリティトリマを登録して検索結果のトリミングを行うと、権限のないTeamWARE Officeのライブラリ文書やフォーラムメッセージ文書

は、検索結果の一覧に表示されなくなります。

なお、検索結果のトリミングを行わない場合は、セキュリティトリマの登録作業は必要ありません。この場合には、以下の動作となります。

・ 権限のないTeamWARE Officeのライブラリ文書やフォーラムメッセージ文書も、検索結果の一覧に表示されます。

・ 検索結果の一覧から該当する文書を選択した際に、権限がない旨のメッセージが表示されます。

<コマンドの指定形式>

stsadm

-o registersecuritytrimmer

-ssp 共有サービスプロバイダの名前

-id セキュリティトリマID

-typeName セキュリティトリマアセンブリの厳密な名前

-rulepath クロールルールの対象パス

[-configprops TeamWARE Office用のセキュリティトリマのパラメタ]

<パラメタの説明>

パラメタ 必須/オプション 値

-o 必須 “registersecuritytrimmer”を指定します。

-ssp 必須 共有サービスプロバイダの名前です。

SharePoint Serverインストール時に作成した共有サービスプロバイダの名前

(“SharedServices1”など)を指定します。

- 46 -

Page 55: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

パラメタ 必須/オプション 値

-id 必須 セキュリティトリマIDを指定します。0~2147483647の一意なIDを指定します。

セキュリティトリマの登録に使用したIDが別のセキュリティトリマ用にすでに登録されている場

合、 初のトリマの登録が2番目のトリマの登録で上書きされます。複数のセキュリティトリマを

登録する場合には、セキュリティトリマIDが重複しないように注意してください。

-typeName 必須 セキュリティトリマアセンブリの厳密な名前を指定します。

以下のように、指定します。

“Fujitsu.Teamware.Search.SecurityTrimmer.TwSecurityTrimmer,Fujitsu.Teamware.Search.SecurityTrimmer, Version=1.0.0.0, Culture=neutral,PublicKeyToken=177b7bbaebf9e0a0”

-rulepath 必須 クロールルールの対象パスを指定します。

“3.3.4 検索のためのセットアップ”の“クロールルールの追加”で指定したクロールルールの

対象パスを、“fjtw://TeamWAREサーバ名/*”の形式で指定します。

-configprops オプション TeamWARE Office用のセキュリティトリマのパラメタを指定します。以下の形式で指定しま

す。

(CheckLimitProperty~最大検索ヒット数)

・ 大検索ヒット数

1~65535の値を指定します。

省略または無効な値を指定した場合は、200として動作します。

<コマンドの実行例>

"C:¥Program Files¥Common Files¥Microsoft Shared¥web server extensions¥12¥BIN¥stsadm"

-o registersecuritytrimmer

-ssp SharedServices1

-id 0

-typeName "Fujitsu.Teamware.Search.SecurityTrimmer.TwSecurityTrimmer, Fujitsu.Teamware.Search.SecurityTrimmer,

Version=1.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=177b7bbaebf9e0a0"

-rulepath fjtw://twoserver.soft.fujitsu.com/*

-configprops "CheckLimitProperty~200"

コンテンツソースの登録

検索対象にするTeamWARE Officeのライブラリやフォーラムを、コンテンツソースとして登録するには、以下の操作を行います。

twCsUtilコマンドを登録モードで使用します。

本コマンドは、インデックスサーバの“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>¥TWGW”フォルダ上で実行します。SharePointServer連携機能の標準インストール先は、“<システムドライブ>¥Program Files¥Fujitsu Teamware”です。

<コマンドの指定形式>

twCsUtil /I(コンテンツソースの登録モード)

/serverName:SharePoint ServerのインデックスサーバのFQDN

/siteName:コンテンツソースを登録するサイト名

/url:収集元のTeamWAREサーバのURL

"/displayName:登録するコンテンツソースの名前"

<パラメタの説明>

パラメタ 必須/オプション 説明

/I 必須 コンテンツソースの登録モードで動作することを指定します。

本パラメタは、必ず第一パラメタとして指定する必要があります。

大文字、小文字は区別しません。

/serverName 必須 SharePoint Serverのインデックスサーバが動作するサーバ名を、FQDNで指定します。

/siteName 必須 コンテンツソースを登録するサイト名を指定します。

- 47 -

Page 56: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

パラメタ 必須/オプション 説明

/url 必須 収集元のTeamWAREサーバのURLを以下の形式で指定します。

・ 指定したサイト内のライブラリ文書すべてを対象とする場合

fjtw://TeamWAREサーバのFQDN/$library

・ 指定したサイト内のフォーラムメッセージすべてを対象とする場合

fjtw://TeamWAREサーバのFQDN/$forum

・ 指定したライブラリ配下を対象とする場合

fjtw://TeamWAREサーバのFQDN/$ライブラリのオブジェクトID

・ 指定したフォーラム配下を対象とする場合

fjtw://TeamWAREサーバのFQDN/$フォーラムのオブジェクトID

- 検索対象とするTeamWARE Officeのライブラリ、およびフォーラムのURLは、複数指

定することができます。ただし、すでにほかのコンテンツソースで指定したURLを指

定することはできません。

- 登録済みコンテンツソースにURLを追加する場合には、一度コンテンツソースを削

除して、登録済みのURLと追加するURLを一緒に指定してコンテンツソースを再登

録してください。

- 登録済みコンテンツソースからURLを削除する場合には、一度コンテンツソースを削

除して、削除せずに残すURLのみを指定してコンテンツソースを再登録してくださ

い。

/displayName 必須 登録するコンテンツソースの名前を指定します。

<コマンドの実行例>

twCsUtil /I

/serverName:twserver1.soft.fujitsu.com

/siteName:http://twserver1/sites/1web/

/url:fjtw://twoserver.soft.fujitsu.com/$library

/url:fjtw://twoserver.soft.fujitsu.com/$forum

"/displayName:TeamWARE Libary - twserver1"

Content source added

TeamWAREサーバの登録

twSrvUtilコマンドを使用して、クロール先のTeamWAREサーバを、TeamWAREゲートウェイに登録します。

本コマンドは、パラメタで指定したTeamWAREサーバが属するエンタープライズシステムのすべてのサーバ情報を取得するため、複

数のサーバをクロール対象にする場合でも、実行するのは1度だけです。ただし、登録後、IPアドレスが変更された場合は、本コマンド

を再度実行し、新しい情報で置き換える必要があります。

本コマンドは、インデックスサーバの“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>¥TWGW”フォルダ上で実行します。SharePointServer連携機能の標準インストール先は、“<システムドライブ>¥Program Files¥Fujitsu Teamware”です。

<コマンドの指定形式>

twSrvUtil /Host:TeamWAREサーバのFQDN

/User:TeamWAREサーバ管理者のログオンID

/Password:TeamWAREの管理者アカウントのパスワード

<パラメタの説明>

パラメタ 必須/オプション 説明

/Host 必須 TeamWAREサーバのFQDNを指定します。

/User 必須 TeamWAREサーバ管理者のログオンIDを指定します。

/Password 必須 TeamWAREの管理者アカウントのパスワードを指定します。

- 48 -

Page 57: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

<コマンドの実行例>

twSrvUtil /Host:twserver1.fujitsu.com /User:ADMIN /Password:psw9999

TeamWARE server added.

TeamWAREゲートウェイの設定

TeamWAREゲートウェイの動作設定を確認します。

TeamWAREゲートウェイは、以下のファイルで設定されています。

<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>¥TWGW¥twgw.ini

SharePoint Server連携機能の標準インストール先は、“<システムドライブ>¥Program Files¥Fujitsu Teamware”です。

<記述例>

[Common]

Persist Security Info=False;User ID=twsearch;Password=psw123;Initial Catalog=TWSEARCH;Server=TWO-VM7

TwGwProcNum = 2

[List]

SleepTime = 1000

DataDir = c:¥twgw¥list

[Get]

SleepTime = 300

DataDir = c:¥twgw¥get

<設定内容の説明>

セクション キー 必須/オプション 説明

[Common] DBConStr 必須 TeamWAREゲートウェイ、およびセキュリティトリマが使用するデータベースへ

の接続文字列を指定します。

初期値は、“Persist Security Info=False;UserID=<twsearch>;Password=<password>;InitialCatalog=TWSEARCH;Server=localhost”です。

<localhost>の部分は、SQL Server名に書き換える必要があります。

<twsearch>および<password>の部分は、“3.3.4 検索のためのセットアップ”

の“ACLデータベースの権限の設定”の“ログインアカウントの追加”で追加した

アカウントの情報に書き換える必要があります。

TwGwProcNum 必須 大同時クロール数を1~9の範囲で指定します。

初期値は2です。

[List] SleepTime 必須 文書一覧取得処理の監視間隔を、1~65535の範囲で指定します。

単位はミリ秒です。初期値は1000です。

DataDir 必須 文書一覧取得のための作業領域を指定します。

初期値は、“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>¥TWGW¥list”です。

[Get] SleepTime 必須 文書取得処理の監視間隔を、1~65535の範囲で指定します。

単位はミリ秒です。初期値は300です。

DataDir 必須 文書取得のための作業領域を指定します。

初期値は、“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>¥TWGW¥get”です。

注意

TeamWAREゲートウェイの設定を変更した場合には、関連サービスの再起動が必要です。関連サービスの再起動の方法について

は、“3.3.4 検索のためのセットアップ”の“関連サービスの再起動”を参照してください。

- 49 -

Page 58: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

TeamWAREゲートウェイのインストールフォルダの権限について

プロトコルハンドラーおよびセキュリティトリマは、TeamWAREゲートウェイがインストールされているフォルダおよび作業領域フォルダ

にアクセスします。このため、プロトコルハンドラーの実行アカウントとなるSearchサービスの実行アカウント、コンテンツのクロール時に

使用されるアカウント、およびTeamware Collaboration Suiteの利用者アカウントに対して、各フォルダのアクセス権限の設定を行う必要

があります。

以下にコンテンツのクロール時に使用されるアカウントが“NT AUTHORITY¥NETWORK SERVICE”である場合を例に、TeamWAREゲートウェイのインストールフォルダのアクセス権限を設定する手順を説明します。同様に、コンテンツのクロール時に使用されるアカ

ウント、およびTeamware Collaboration Suiteの利用者アカウント(通常はDomain¥Users)に対して、作業領域フォルダのアクセス権限を

設定し、Searchサービスの実行アカウントに対しても、それぞれのフォルダに同様のアクセス権限を設定してください。

なお、作業領域フォルダについては、twgw.iniの[List]セクションDataDirキーで指定したパスと[Get]セクションDataDirキーで指定した

パスの2つのフォルダに対して設定を行ってください。詳細は、“3.3.4 検索のためのセットアップ”の“TeamWAREゲートウェイの設定”

を参照してください。

1. エクスプローラでTeamWAREゲートウェイのインストールフォルダ“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>¥TWGW”

のプロパティを表示します。SharePoint Server連携機能の標準インストール先は、“<システムドライブ>¥Program Files¥FujitsuTeamware”です。

- 50 -

Page 59: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

2. [編集]ボタンをクリックし、[アクセス許可]画面を開きます。

3. [追加]ボタンをクリックし、[ユーザー、コンピューターまたは、グループの選択]画面を開きます。

次に、[選択するオブジェクト名を入力してください]のテキストボックスに、“NETWORK SERVICE”と入力し、[OK]をクリックしま

す。

- 51 -

Page 60: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

4. [アクセス許可]画面に追加された“NETWORK SERVICE”を選択し、[フルコントロール]のチェックボックスをONにして、[OK]をクリックします。

URLの大文字/小文字の区別についての対処

検索クローラがURLの大文字/小文字を区別するように設定します。

TeamWARE Officeでは、URLは大文字/小文字が区別されます。しかし、SharePoint Serverの標準設定では、大文字/小文字が区別

されません。Microsoftでは、検索クローラが大文字/小文字を区別するように対処する方法を公開していますので、大文字/小文字を

区別する設定に変更してください。

参照

検索クローラが大文字/小文字を区別するように対処する方法については、以下のURLを参照してください。

[Microsoftサポート オンライン]http://support.microsoft.com/kb/932619/ja

関連サービスの再起動

設定を有効にするため、Internet Information Serverなどの関連サービスを再起動します。

なお、再起動する前に、クロール中のコンテンツソースがないことを、[コンテンツ ソースの管理]画面の“状態フィールド”で確認してく

ださい。[コンテンツ ソースの管理]画面については、“4.2.1 コンテンツソースの管理”を参照してください。

コマンドプロンプトを起動し、“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>¥TWGW”フォルダで、以下のコマンドを実行します。

SharePoint Server連携機能の標準インストール先は、“<システムドライブ>¥Program Files¥Fujitsu Teamware”です。

net stop sptimerv3

net stop osearch

tw stop

net start osearch

net start sptimerv3

iisreset

- 52 -

Page 61: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

ポイント

tw stopコマンドは、クロール処理を行う常駐プロセスを終了するコマンドです。

注意

tw stopコマンドは、今まで一度もクロールしていない場合は実行する必要はありません。実行した場合、例外が発生する可能性があり

ますが、問題ありません。

検索範囲の追加

TeamWARE Officeのライブラリやフォーラムが検索対象となるように、[検索]ボックスの左側の検索範囲に“すべてのサイト”を追加す

るには、以下の操作を行います。

1. Teamware Collaboration Suiteのトップページを開きます。

2. [サイトの操作]をクリックして、メニューを開きます。

3. メニューの中から[作成]をクリックします。

4. [作成]ページの[Web ページ]セクションで、[サイトとワークスペース]をクリックします。

5. [新しい SharePoint サイト]ページで以下を設定して、[作成]をクリックします。

- [タイトル]、[説明]、[URL名]を入力

- [テンプレートの選択]セクション > [エンタープライズ]をクリックして、“検索センター”を選択

なお、手順10で入力したURL名を使用しますので、メモしてください。

6. 手順5で作成した[検索センター]のサイトが表示されますので、再度Teamware Collaboration Suiteのトップページを開きます。

7. [サイトの操作]をクリックして、メニューを開きます。

8. メニューの中から[サイトの設定]をクリックします。

9. [サイトの設定]ページの[サイト コレクションの管理]セクションで、[検索の設定]をクリックします。

10. [検索の設定]ページの[検索センターとユーザー設定範囲]セクションで以下を設定して、[OK]をクリックします。

- [ユーザー設定範囲を使用して、次の検索センターにより多くの結果を表示する]を選択

- その下の入力域に“/<URL名>”と入力

<URL名>は、手順5で入力したURL名です。例えば、手順5のURL名に“search”と入力した場合には、入力域に“/search”と入力します。

11. Teamware Collaboration Suiteのトップページの[検索]ボックスの左側の検索範囲に“すべてのサイト”が表示されていれば、完

了です。

3.3.5 Webパーツを利用するためのセットアップ

Webパーツを利用するためのセットアップについて、説明します。

以下の作業を行います。

<TeamWAREサーバで行う作業>

・ TeamWAREサーバのURL情報の登録

・ TeamWARE Officeの画面色の変更

<SharePoint Serverで行う作業>

・ WebアプリケーションへのTeamWAREサーバのURL情報の対応付け

・ SharePoint Server連携機能の登録

- 53 -

Page 62: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

<SharePoint Serverの運用管理画面で行う作業>

・ サイトコレクションの作成

<SharePoint Serverの画面で行う作業>

・ TeamWARE Webパーツの有効化

TeamWAREサーバのURL情報の登録

TeamWAREサーバのURL情報を、SQL Serverに登録します。

TeamWAREサーバインストールフォルダで、RegistSvcコマンドを実行します。本コマンドは、“TeamWARE Office - SharePoint Server連携用プロセス”と“TeamWARE Office - SharePoint Server間通信用プロセス”の両方のWebサービスの初期化ファイル(http.ini)に対

して、それぞれ実行します。

このコマンドを実行する前に、一度TeamWAREサーバを起動し、Webサービスのプロセスが正常に起動されることを確認しておくこと

をお勧めします。

<コマンドの指定形式>

Fujitsu.Teamware.Moss.Setup.exe /Cmd RegistSvc

/SQLsv SQL Server名

[/SQLDB SQLデータベース名]

[/SQLAuth SQL Serverへの認証方法]

[/Login SQL認証のログイン名]

[/Password SQL認証のパスワード]

[/HttpIni 登録するWebサービスの初期化ファイル名]

<パラメタの説明>

パラメタ 必須/オプション 値

/Cmd 必須 “RegistSvc”を指定します。

/SQLsv 必須 SQL Server名を指定します。

/SQLDB オプション SQLデータベース名を指定します。

省略した場合のSQLデータベース名は“TEAMWARESERVERS”となります。

/SQLAuth オプション SQL ServerにWindows認証でアクセスする場合は、“Windows”を指定します。

SQL ServerにSQL Server認証でアクセスする場合は、“SQL”を指定します。

省略した場合の認証方法は“Windows”となります。

/Login オプション SQL認証のログイン名を指定します。

[/SQLAuth]パラメタの値として“SQL”を指定した場合に指定します。

/Password オプション SQL認証のパスワードを指定します。

[/SQLAuth]パラメタの値として“SQL”を指定した場合に指定します。

/HttpIni オプション 登録したいWebサービスの初期化ファイル名(http.ini)を指定します。

省略した場合のWebサービスの初期化ファイル名は、“http.ini”となります。

<コマンドの実行例>

Fujitsu.Teamware.Moss.Setup.exe /Cmd RegistSvc

/SQLsv TWO-VM7

/SQLDB TEAMWARESERVERS

/SQLAuth SQL

/Login sa

/Password password

/HttpIni http.ini

TeamWARE Officeの画面色の変更

Teamware Collaboration SuiteのトップページとTeamWARE Officeの画面色の色調を合わせるために、TeamWARE Officeの画面色

を“オフィス(青色系)”に変更します。

- 54 -

Page 63: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

1. TeamWARE Officeサーバ上で、Webサービスの初期化ファイル(http.ini)をテキストエディタで開きます。

2. [Personalize]セクションのPageColorキーの値を“2”にします。

[Personalize]

PageColor = 2

3. TeamWARE Officeサーバを再起動します。

注意

・ マルチサーバ環境の場合は、すべてのWebサービスの初期化ファイルで、[Personalize]セクションの内容を同じにする必要があり

ます。

・ 各ユーザが“画面設定”で“自分で設定する”を有効にしていた場合、各自の画面設定で指定した画面色が有効になります。

WebアプリケーションへのTeamWAREサーバのURL情報の対応付け

TeamWARE Office - SharePoint Server連携用のTeamWAREサーバのURL情報を、Webアプリケーションに対応付けます。本設定

は、Webアプリケーションごとに実施してください。

SharePoint Server連携機能インストール先フォルダでAssocSvcコマンドを実行します。

このコマンドを実行する前に、“3.3.5 Webパーツを利用するためのセットアップ”の“TeamWAREサーバのURL情報の登録”を実施し

ておく必要があります。

<コマンドの指定形式>

Fujitsu.Teamware.Moss.Setup.exe /Cmd AssocSvc

/SQLsv SQL Server名

[/SQLDB SQLデータベース名]

[/SQLAuth SQL Serverへの認証方法]

[/Login SQL認証のログイン名]

[/Password SQL認証のパスワード]

/WebAppl Webアプリケーション名

/TwUrl TeamWARE OfficeサーバのURL

<パラメタの説明>

パラメタ 必須/オプション 値

/Cmd 必須 “AssocSvc”を指定します。

/SQLsv 必須 SQL Server名を指定します。

/SQLDB オプション SQLデータベース名を指定します。

省略した場合のSQLデータベース名は“TEAMWARESERVERS”となります。

/SQLAuth オプション SQL ServerにWindows認証でアクセスする場合は、“Windows”を指定します。

SQL ServerにSQL Server認証でアクセスする場合は、“SQL”を指定します。

省略した場合の認証方法は“Windows”となります。

/Login オプション SQL認証のログイン名を指定します。

[/SQLAuth]パラメタの値として“SQL”を指定した場合に指定します。

/Password オプション SQL認証のパスワードを指定します。

[/SQLAuth]パラメタの値として“SQL”を指定した場合に指定します。

/WebAppl 必須 Webアプリケーション(注)の名前を指定します。

Webアプリケーション名は、大文字・小文字が区別されるため、大文字・小文字を正しく指

定する必要があります。また、半角空白文字を含む場合には、Webアプリケーション名全

体をダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。

- 55 -

Page 64: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

パラメタ 必須/オプション 値

/TwUrl 必須 TeamWARE OfficeのディレクトリサーバのURLを指定します。

“3.3.5 Webパーツを利用するためのセットアップ”の“TeamWAREサーバのURL情報の登

録”において、実行結果として表示されたURLを指定します。

注) “3.2.2 インストール手順”の“新規のインストール手順”における“10.SharePoint Serverのセットアップ” - “3)サイトコレクションを持たない

Webアプリケーションの作成”で作成したWebアプリケーションを指します。

<コマンドの実行例>

Fujitsu.Teamware.Moss.Setup.exe /Cmd AssocSvc

/SQLsv TWO-VM7

/WebAppl "SharePoint - 81"

/TwUrl "http://twsv.collabo.teamware.org:80"

SharePoint Server連携機能の登録

“Webパーツ”、“SharePoint Server連携”などのSharePoint Server連携機能をSharePoint Serverへ登録するには、以下の操作を行いま

す。本設定は、フロントエンドWebサーバのうちどれか1つで、1回だけ実施します。

なお、SharePoint Server連携機能インストーラでSharePoint Server連携機能をインストール済みであることが必要です。

1. [サービス]画面を表示し、[Windows SharePoint Services Administration]サービス、および[Windows SharePoint Services Timer]サービスが起動しているかどうかを確認します。停止している場合は起動します。

2. コマンドプロンプトを表示します。

SharePoint Server連携機能を登録するため、ソリューションを展開するサイト定義を登録します。

SharePoint Server連携機能インストール先のフォルダに移動します。

標準インストール先は、“<システムドライブ>¥Program Files¥Fujitsu Teamware”です。

<SharePoint Server連携機能インストール先>¥bin

3. 項目2のフォルダ配下にある“solutionsetup.bat”を以下のように実行します。

solutionsetup.bat /install

実行後、“solutionsetup.bat”がある同一ディレクトリに“FujitsuTeamware_YYYYMMDD.log”という名前で実行結果が出力され

ます。

4. Internet Information Serverを再起動します。

コマンドプロンプトを表示し、iisresetコマンドを実行します。

- 56 -

Page 65: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

サイトコレクションの作成

TeamWAREサーバと連携するWebアプリケーションに、サイトを作成するには、以下の操作を行います。

1. [スタート]メニューから[SharePoint 3.0 サーバーの全体管理]を選択します。

2. [サーバーの全体管理]画面より、[アプリケーション構成の管理]タブをクリックします。

3. [SharePoint サイトの管理] > [サイトコレクションの作成]をクリックします。

4. [サイトコレクションの作成]画面にて、TeamWARE Officeと連携するWebアプリケーションを選択します。

5. [サイトコレクションの作成]画面にて、以下の項目の入力、設定を行います。

- タイトルと説明【必須】

説明は任意です。空欄のままでも構いません。

- Webサイトのアドレス【必須】

- テンプレートの選択【必須】

[ユーザー設定]タブをクリックし、“Teamware Collaboration Suite”を選択します。

- サイトコレクションの管理者【必須】

- サイトコレクションの代理の管理者

- クォータ テンプレート

6. [OK]ボタンをクリックします。

注意

サイトコレクションの管理者およびサイトコレクションの代理の管理者には、TeameWARE Officeの各サービスが利用可能なアカウント

を指定してください。TeamWARE Officeの各サービスを利用できないAdministratorなどのビルトインユーザを指定し、それらのユーザで

Teamware Collaboration Suiteの標準設定のトップページにログインした場合、TeameWARE Officeの各サービスが利用できないため、

TeamWARE Webパーツにエラーが表示されます。

TeamWARE Webパーツの有効化

TeamWARE Webパーツを有効化するには、以下の操作を行います。

Teamware Collaboration Suiteをインストールした直後は、トップレベルサイトでだけTeamWARE Webパーツが有効に設定されます。

それ以外のサイトで本機能を利用したい場合は、以下の手順で機能を有効にします。

1. 機能を有効にしたいサイトを開きます。

2. [サイトの操作]をクリックして、メニューを開きます。

3. メニューの中から[サイトの設定]をクリックします。

ホームの場合は、[サイトの設定] > [すべてのサイト設定の変更]をクリックします。

4. サイトの管理にある[サイトの機能]をクリックします。

5. TeamWARE Webパーツの[アクティブ化]ボタンをクリックします。

3.3.6 グループ/ユーザプロパティを表示するためのセットアップ

グループ/ユーザのプロパティを表示するには、以下の操作を行います。

<SharePoint Serverで行う作業>

・ グループプロパティの表示画面の登録

・ Internet Information Serverの設定

<SharePoint Serverの運用管理画面で行う作業>

- 57 -

Page 66: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

・ ユーザプロファイルとプロパティの追加

SharePoint Serverのユーザプロファイルに、ロケーション属性を追加します。

・ ユーザ一覧表示のカスタマイズ

[ユーザ一覧]画面に、ロケーション属性を表示します。

・ Active Directory接続情報の設定

グループプロパティの表示画面の登録

SharePoint Server連携機能の[グループプロパティの表示]画面を登録するには、以下の操作を行います。

1. SharePoint Serverをインストールすると作成される以下の“LAYOUTS”フォルダ(配下を含む)を、SharePoint Server連携機能イン

ストール先にコピーします。

<システムドライブ>¥Program Files¥Common Files¥Microsoft Shared¥web server extensions¥12¥TEMPLATE¥LAYOUTS

コピーした“LAYOUTS”フォルダのアクセス権を、コピー元の“LAYOUTS”フォルダと同じにします。

2. SharePoint Server連携機能インストール先に格納されている“LAYOUTS”フォルダを、手順1でコピーした“LAYOUTS”フォルダ

に上書きコピーします。

[SharePoint Server連携機能インストール先]

<SharePoint Server連携機能インストール先>¥template¥adprof¥LAYOUTS

<SharePoint Server連携機能インストール先>の標準のインストール先は、“<システムドライブ>¥Program Files¥FujitsuTeamware”です。

Internet Information Serverの設定

Internet Information Serverの仮想ディレクトリを設定するには、以下の操作を行います。

<Internet Information Server 6.0の場合>

1. [インターネット インフォメーション サービス マネージャ]を起動します。

2. [インターネット インフォメーション サービス マネージャ]画面にて、Webアプリケーション(注)のWebサイトを開き、“_layouts”仮想

ディレクトリの[プロパティ]画面を表示します。[プロパティ]画面は、“_layouts”を右クリックし、[プロパティ]をクリックすることで表示

されます。

(例:81ポートのWebアプリケーションの場合、Webサイト名の標準の値は“SharePoint - 81”となります。)

3. [仮想ディレクトリ]タブのローカルパスに、SharePoint Server連携機能のインストール先にコピーした“LAYOUTS”フォルダを指定

します。SharePoint Server連携機能を標準のインストール先にインストールした場合、“LAYOUTS”フォルダのパスは以下になり

ます。

<システムドライブ>¥Program Files¥Fujitsu Teamware¥LAYOUTS”

- 58 -

Page 67: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

4. Webアプリケーション(注)の数分、手順2と手順3を繰り返します。

<Internet Information Server 7.0の場合>

1. [インターネット インフォメーション サービス マネージャ]を起動します。

2. [インターネット インフォメーション サービス マネージャ]画面で、Webアプリケーション(注)のWebサイトを開き、“_layouts”仮想

ディレクトリの[詳細設定]画面を表示します。[詳細設定]画面は、“_layouts”を右クリックし、[仮想ディレクトリの管理] > [詳細設

定]をクリックすることで表示されます。

(例:81ポートのWebアプリケーションの場合、Webサイト名の標準の値は“SharePoint - 81”となります。)

- 59 -

Page 68: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

3. 物理パスに、SharePoint Server連携機能のインストール先にコピーした“LAYOUTS”フォルダを指定します。

4. Webアプリケーション(注)の数分、手順2と手順3を繰り返します。

注) “3.2.2 インストール手順”の“新規のインストール手順”における“10.SharePoint Serverのセットアップ” - “3)サイトコレクションを持たない

Webアプリケーションの作成”で作成したWebアプリケーションを指します。

ユーザプロファイルとプロパティの追加

SharePoint Serverのユーザプロファイルにロケーション属性を追加するには、以下の操作を行います。

1. サーバーの全体管理のトップページを表示します。

2. [アプリケーション構成の管理]タブをクリックします。

3. [Office SharePoint Server 共有サービス]カテゴリ内にある[このファームの共有サービスの作成または構成]をクリックします。

4. SharePoint Serverインストール時に作成した共有サービスプロバイダ(“SharedServices1”など)をクリックします。

5. [ユーザープロファイルと個人用サイト]カテゴリ内にある[ユーザープロファイルとプロパティ]をクリックします。

6. [ユーザー プロファイル プロパティ]項目内にある[プロファイル プロパティの追加]をクリックします。

7. 以下の各項目を入力・設定し、ユーザプロファイル プロパティを作成します。

セクション 項目名 設定内容

プロパティの設定 名前 Location

表示名 ロケーション

種類 文字列

長さ 255

ユーザ向け説明 説明 ロケーション情報

ポリシー設定 ポリシー設定 任意

既定のプライバシー設定 すべてのユーザー

ユーザによる上書きを許可する。 OFF

レプリケート ON

設定の編集 ユーザにこのプロパティの値の編

集を許可しない

ON

- 60 -

Page 69: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

セクション 項目名 設定内容

表示設定 ユーザーのプロファイル ページの

[プロファイル プロパティ]セクショ

ンに表示する

[任意]

詳細の編集ページに表示する [任意]

仕事仲間の表示/変更 Web パー

ツに変更を表示する

[任意]

検索の設定 エイリアス OFF

インデックス ON

プロパティ インポート マッ

ピング

ソースへのデータ接続 マスタ接続

マップするデータソースフィール

Active Directoryのロケーション

情報の属性

(“legacyExchangeDN”)

ユーザ一覧表示のカスタマイズ

[共有サービス管理]、[サイトコレクション]におけるユーザ一覧表示をカスタマイズするには、以下の操作を行います。

注意

この操作は、“3.3.6 グループ/ユーザプロパティを表示するためのセットアップ”の“ユーザプロファイルとプロパティの追加”にてロケー

ション属性を追加したあと、しばらくしてから実施してください(標準の設定では1時間程度です)。

これは、SharePoint Serverのタイマジョブ“プロファイルの同期”が実行(標準の設定では1時間おきに実行)されることによって、追加し

たロケーション属性が有効となるためです。ロケーション属性が有効になる前に操作すると、下記の[共有サービス管理]の手順7.の列

に示した“ロケーション”が表示されません。

・ [共有サービス管理]

1. 共有サービス管理(“SharedServices1”など)のトップページを表示します。

2. 右上にある[サイトの操作] > [サイトの設定]をクリックします。

3. [ユーザーと権限]のカテゴリ内にある[ユーザーとグループ]をクリックします。

4. リストのヘッダ行の左上にある[設定] > [リストの設定]をクリックします。

5. [ビュー]のカテゴリ内にある[ビューの作成]をクリックします。

6. [ビュー形式の選択] > [標準ビュー]をクリックします。

7. 以下の各項目を入力・設定し、ビューを作成します。

セクション 項目名 設定内容

名前 ビュー名 twuserview

このビューを既定にする ON

対象ユーザ 対象ユーザの表示 パブリックビューを作成する

列 チェック ボックスの選択(チェッ

ク ボックス)ON

添付ファイル ON

画像(画像) ON

名前(プレゼンス付き) ON

役職 ON

部署 ON

- 61 -

Page 70: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

セクション 項目名 設定内容

ロケーション ON

[上記列以外の項目] OFF

・ [サイトコレクション]

1. 設定を行うサイトコレクションのトップページを表示します。

2. 右上にある[サイトの操作] > [サイトの設定]をクリックします。

3. [ユーザーと権限]のカテゴリ内にある[ユーザーとグループ]をクリックします。

4. リストのヘッダ行の左上にある[設定] > [リストの設定]をクリックします。

5. [ビュー]のカテゴリ内にある[ビューの作成]をクリックします。

6. [ビュー形式の選択]をクリックします。

7. 以下の各項目を入力・設定し、ビューを作成します。

セクション 項目名 設定内容

名前 ビュー名 twuserview

このビューを既定にする ON

対象ユーザ 対象ユーザの表示 パブリックビューを作成する

列 チェック ボックスの選択(チェッ

ク ボックス)ON

添付ファイル ON

画像(画像) ON

名前(プレゼンス付き) ON

役職 ON

部署 ON

ロケーション ON

[上記列以外の項目] OFF

Active Directory接続情報の設定

Active Directoryの接続情報を設定するには、以下の設定を行います。

1. [メンバー一覧]画面において、Active Directoryからのメンバー情報を読み込むために、Active Directoryへの接続情報を設定

する必要があります。

[設定ファイル]

C:¥Inetpub¥wwwroot¥wss¥VirtualDirectories¥ポート番号¥web.config

[設定内容]

<configuration>

<appSettings>

<add key="ADMode" value="1"/>

<add key="ADEntryPath" value="Active Directory接続パス(※)"/>

<add key="ADServiceUser" value="Active Directory接続認証のドメインのADMINユーザ名"/>

<add key="ADServicePassword" value="Active Directory接続認証のドメインのADMINのパスワード"/>

</appSettings>

</configuration>

(※) 以下の形式で記載します。

- 62 -

Page 71: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

LDAP://[Active Directoryのサーバ名 ]/[ 検索ベース(ドメイン名をX. 500形式で表記)]

[設定例]

Active Directoryのサーバ名が“hostABC.xx.xxx.xxxxx.co.jp”、ドメイン名が“xx.xxx.xxxxx.co.jp”の場合

LDAP://hostABC.xx.xxx.xxxxx.co.jp/DC=xx,DC=xxx,DC=xxxxx,DC=co,DC=jp

Active Directoryのサーバ名は、フロントエンドWebサーバから解決できる名前(FQDN、ホスト名、またはIPアドレス)で指定してく

ださい。

2. Webアプリケーションの数分、手順1を繰り返します。

3.4 Teamware Collaboration Suiteのアンインストール

ここでは、Teamware Collaboration Suiteのアンインストール作業について説明します。

3.4.1 アンインストール手順

アンインストール手順について説明します。

Teamware Collaboration Suiteのすべてのコンポーネントをアンインストールする手順は、以下のとおりです。

- 63 -

Page 72: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

アンインストール手順

3.4.2 アンインストールに必要な作業

ここでは、Teamware Collaboration Suiteをアンインストールする際に必要な作業について説明します。

プロトコルハンドラーの削除

プロトコルハンドラーを削除するには、以下の操作を行います。

・ プロトコルハンドラーをCOMコンポーネントから削除

1. コマンドプロンプトを起動し、TeamWAREゲートウェイのインストールフォルダ“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ

>¥TWGW”の配下に移動します。

2. 以下の例のように、regasmコマンドにて、プロトコルハンドラーをCOMコンポーネントから削除します。

C:¥Windows¥Microsoft.NET¥Framework¥v2.0.50727¥regasm /u Fujitsu.Teamware.Search.ProtocolHandler.dll

- 64 -

Page 73: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

参照

regasmコマンドの詳細については、以下のURLを参照してください。

[アセンブリ登録ツール (Regasm.exe)]http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/tzat5yw6(VS.80).aspx

・ プロトコルハンドラーをSharePoint Serverから削除

1. インデックスサーバにおいてエクスプローラを起動し、“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>¥bin”を開きます。

2. binフォルダに格納されている“fjtwProtocolHandlerRemove.reg”をダブルクリックして、プロトコルハンドラーをSharePoint Serverから削除します。

注意

サーバでは、セキュリティ対策の一環として、拡張子regがレジストリエディタに対応づけられていない場合があります。そのような場

合は、以下の手順でプロトコルハンドラーを削除してください。

1. コマンドプロンプトを開きます。

2. カレントワーキングディレクトリを、“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>¥bin”へ移動します。

3. コマンドプロンプトから、以下のコマンドを実行します。

regedit fjtwProtocolHandler.reg

なお、プロトコルハンドラーを削除するために、拡張子regに以下のアクションを定義した場合は、作業終了後、定義を削除してくだ

さい。

regedit.exe "%1"

ACLデータベースの削除

ACLデータベースを削除するには、以下の操作を行います。

1. SQL Serverでコマンドプロンプトを起動します。

2. 以下の例のように、SQL Server付属のsqlcmdコマンドにて、インストールDVD-ROMの“¥collaboration¥sql”フォルダに格納され

ている“DELETEACLDB.SQL”スクリプトを実行します。

sqlcmd -S TWO-VM7 -i DELETEACLDB.SQL

3.5 サーバの追加と削除

ここでは、SharePoint Serverを追加、または削除する場合のインストール/アンインストールおよびセットアップの方法について説明しま

す。

インデックスサーバを追加する場合

“3.2.2 インストール手順”の“新規のインストール手順”および“検索機能のインストール手順”の各手順を、以下のように行います。

1. “新規のインストール手順”の“3.SharePoint Serverの事前準備”

2. “新規のインストール手順”の“7.SharePoint Serverのインストール”

3. “新規のインストール手順”の“8.SharePoint Server連携機能のインストール”

4. “検索機能のインストール手順”の“1.TeamWARE Officeの検索機能の事前準備”

5. “検索機能のインストール手順”の“2.SQL Serverのセットアップ”

6. “検索機能のインストール手順”の“3.TeamWARE Officeのセットアップ”

7. “検索機能のインストール手順”の“4.インデックスサーバのセットアップ”

- 65 -

Page 74: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

8. “検索機能のインストール手順”の“5.フロントエンドWebサーバのセットアップ”

9. “検索機能のインストール手順”の“6.コンテンツのフルクロール”

アプリケーションサーバを追加する場合

“3.2.2 インストール手順”の“新規のインストール手順”の各手順を、以下のように行います。

1. “3.SharePoint Serverの事前準備”

2. “7.SharePoint Serverのインストール”

フロントエンドWebサーバを追加する場合

“3.2.2 インストール手順”の“新規のインストール手順”の各手順を、以下のように行います。

1. “3.SharePoint Serverの事前準備”

2. “7.SharePoint Serverのインストール”

3. “9.SharePoint Server連携機能のインストール”

4. “12.SharePoint Server連携機能のセットアップ”

TeamWARE サーバを追加する場合

インストールおよびセットアップの方法は、“TeamWARE Office インストールガイド”および“TeamWARE Office 管理者ガイド”を参照

してください。

インデックスサーバを削除する場合

“3.4.1 アンインストール手順”の手順を、以下の順番で行います。

1. “1.検索機能の削除”

2. “2.SharePoint Server連携機能のアンインストール”

3. “3.SharePoint Serverのアンインストール”

4. “4.SQL Serverのデータベースを削除”

アプリケーションサーバを削除する場合

“3.4.1 アンインストール手順”の手順を、以下のように行います。

1. “3.SharePoint Serverのアンインストール”

フロントエンドWebサーバを削除する場合

“3.4.1 アンインストール手順”の手順を、以下のように行います。

1. “2.SharePoint Server連携機能のアンインストール”

2. “3.SharePoint Serverのアンインストール”

TeamWARE サーバを削除する場合

アンインストールの方法は、“TeamWARE Office インストールガイド”を参照してください。

3.6 Teamware Collaboration Suiteのセキュリティ対策

Teamware Collaboration Suiteを安全に利用するためには、以下の4つの対策を実施する必要があります。

・ Windows Serverのセキュリティ対策

・ TeamWARE Officeのセキュリティ対策

・ SharePoint Serverのセキュリティ対策

- 66 -

Page 75: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

・ SharePoint Server連携機能のセキュリティ対策

以下では、SharePoint Server連携機能のセキュリティ対策について説明します。

Windows Serverのセキュリティ対策については、Microsoftの公開情報(TechNet)の“セキュリティと更新”の“セキュリティガイド”、およ

び“セキュリティで保護されたWindows Server”を参照してください。

TeamWARE Officeのセキュリティ対策については、“TeamWARE Office 管理者ガイド”の“付録M TeamWARE Officeのセキュリティ

対策”を参照してください。

SharePoint Serverのセキュリティ対策については、Microsoftの公開情報(TechNet)の“セキュリティを計画および設計する(OfficeSharePoint Server)”を参照してください。

SharePoint Server連携機能のセキュリティ対策

・ サーバ上での作業中に、何らかの理由でInternet Explorerのセキュリティレベルを下げた場合は、作業終了後にセキュリティ設定

を戻すようにしてください。

・ SharePoint Server連携機能の動作環境およびSharePoint Server連携機能が取り扱うユーザ資産を保護するため、以下の表に示

すようにフォルダにアクセス許可を設定してください。

フォルダ アクセス許可

<SharePoint Server連携機能のインストールフォル

ダ>“%SystemDrive%:¥Program Files”と同じアクセス許可

<SharePoint Server連携機能のインストールフォル

ダ>¥TWGW¥data“<SharePoint Server連携機能のインストールフォルダ>¥TWGW”と同じア

クセス許可から、“<ドメイン>¥Users”および“<ローカルマシン>¥Users”に対する“フォルダの内容の一覧表示”権を削除

“<SharePoint Server連携機能のインストールフォルダ>¥TWGW”のアクセス許可については、“3.3.4 検索のためのセットアップ”

の“TeamWAREゲートウェイのインストールフォルダの権限について”を参照してください。

- 67 -

Page 76: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

第4章 運用管理

本章では、システム管理者がセットアップ後に行う運用管理作業について説明します。

4.1 運用管理の主な作業

Teamware Collaboration Suiteの運用管理の主な作業は、以下のとおりです。なお、TeamWARE OfficeおよびSharePoint Serverの運

用管理については、それぞれ“TeamWARE Office 管理者ガイド”、日本語テクニカルリファレンスの“Office SharePoint Server 2007 の運用”を参照してください。

・ TeamWARE Officeの起動/停止

TeamWARE Officeの起動および停止方法については、“TeamWARE Office 管理者ガイド”を参照してください。

・ SharePoint Serverの起動/停止

SharePoint Serverの起動および停止方法については、“SharePoint Serverの公開情報”を参照してください。

・ ユーザの管理

ユーザの管理方法については、ディレクトリエントリをTeamWARE Officeで管理する場合は“TeamWARE Office 管理者ガイド”

を、ディレクトリエントリをActive Directoryで管理する場合はActive Directoryのヘルプを参照してください。

また、ディレクトリエントリの統合管理については、“2.3 ディレクトリ管理方式の設計”を参照してください。

・ 検索の管理

TeamWARE Officeのライブラリおよびフォーラムのクロールルールを変更する方法や検索対象のライブラリ、フォーラムを変更す

る方法については、“4.2 検索管理”を参照してください。

・ ログの管理

ログの管理方法については、“4.5 ログの管理”を参照してください。

・ トップページのカスタマイズ

トップページのカスタマイズ方法については、“4.3 トップページのカスタマイズ”を参照してください。

・ 資産のバックアップとリストア

資産のバックアップとリストアの方法については、“4.4 資産のバックアップとリストア”を参照してください。

4.2 検索管理

Teamware Collaboration Suiteでは、SharePoint Serverの文書に加えて、TeamWARE Officeのライブラリやフォーラムを検索することが

できます。

ここでは、Teamware Collaboration Suiteの検索機能の運用管理方法について説明します。

SharePoint Serverの検索機能の運用管理方法の詳細は、“SharePoint Serverの公開情報”を参照してください。

4.2.1 コンテンツソースの管理

コンテンツソースの管理として、“3.3.4 検索のためのセットアップ”で登録したコンテンツのクロールの実施や、登録したコンテンツソー

スの追加、変更、削除を行います。

・ コンテンツのクロール

・ コンテンツソースの一覧表示

・ コンテンツソースの登録

・ コンテンツソースの削除

コンテンツのクロール

コンテンツのクロールとは、システムがコンテンツとそのプロパティを解析し、あらかじめ検索用にコンテンツインデックスを構築すること

です。クロールには、以下の2種類があります。

・ フルクロール

すべての文書のインデックスの反映を行います。

- 68 -

Page 77: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

コンテンツソースを新規に登録した場合、検索対象のフォーラムやライブラリのURL(TeamWAREサーバのFQDN)が変更になった

場合、およびTeamWAREサーバのポート番号が変更になった場合に、実施する必要があります。

・ 増分クロール

前回のクロールから変更・追加・削除された文書についてだけ、インデックスの更新を行います。

TeamWARE Officeのライブラリまたはフォーラムの内容が変更された場合、および当該コンテンツソースに変更(検索対象のフォー

ラムやライブラリの追加/削除/利用許可の設定変更)があった場合に、実施する必要があります。

ポイント

・ クロール処理はTeamWAREサーバに負荷がかかるため、一般的に負荷の低い夜間などの時間帯に実行することを推奨します。

・ クロールの結果は、クロールログで確認できます。クロールログについては“4.5 ログの管理”の“クロールログ”を参照してください。

以下に、クロールの実施方法について説明します。

手動で実施する場合

以下の手順で操作します。SharePoint Serverをインストールしたサーバが複数ある場合は、どれか1つのサーバで行ってください。

1. SharePoint Serverをインストールしたサーバで、[スタート] > [プログラム] > [Microsoft Office Server] > [SharePoint 3.0 サー

バーの全体管理]をクリックし、[SharePoint 3.0 サーバーの全体管理]を起動します。

2. [アプリケーション構成の管理]タブをクリックします。

3. [Office SharePoint Server 共有サービス]セクションの[このファームの共有サービスの作成または構成]をクリックします。

4. SharePoint Serverインストール時に作成した共有サービスプロバイダ(標準の設定では“SharedServices1”)を選択し、プルダ

ウンから“共有サービス管理サイトを開く”をクリックします。

5. [検索]セクションの[検索の設定]をクリックします。

6. [検索設定の構成]ページの[クロール設定]セクションで、[コンテンツ ソースとクロールのスケジュール]をクリックし、[コンテン

ツソースの管理画面]を開きます。

7. TeamWARE Officeのライブラリまたはフォーラムのコンテンツソースをクリックし、[フルクロールの開始]または[増分クロール

の開始]を選択して、クロールを実行します。

Windowsのタスクを利用して実施する場合

Windowsのタスク機能を利用してtwCrawlCtlコマンドを実行すると、スケジュールに従ったクロールを実施することができます。

twCrawlCtlコマンドを使用して、フルクロールまたは増分クロールを開始します。現在アイドル状態でない場合(クロール中など)は、

状態を表示して終了します。

<コマンドの指定形式>

twCrawlCtl -f | -i | s

"サイト"

"コンテンツソース名"

注意

本コマンドは、インデックスサーバのSharePoint Server連携機能をインストールしたフォルダで実行します。

<パラメタの説明>

パラメタ 必須/オプション 説明

-f -f、-i、-sのどれか1つが必須

フルクロールを開始します。

-i 増分クロールを開始します。

-s 状態を表示します。クロールは開始しません。

- 69 -

Page 78: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

パラメタ 必須/オプション 説明

サイト 必須 コンテンツソースを定義したSharePoint ServerのサイトのURLを指定

します。

コンテンツソース名 必須 コンテンツソース名([コンテンツソースの管理]画面に表示される名

前)を指定します。

<コマンドの実行例>

twCrawlCtl -f http://moss/ "Libary - teamware"

Crawl Status is CrawlingFull

コンテンツソースの一覧表示

twCsUtilコマンドを使用して、指定されたサイトのTeamWAREコンテンツ用のコンテンツソース一覧を表示します。

<コマンドの指定形式>

twCsUtil /L

/serverName: SharePoint Serverが動作するサーバ名のFQDN

/siteName: 対象のサイトのURL

注意

本コマンドは、インデックスサーバのSharePoint Server連携機能をインストールしたフォルダで実行します。

<パラメタの説明>

パラメタ 必須/オプション 説明

/L 必須 一覧表示モードで動作します。

本パラメタは、必ず第一パラメタとして指定する必要があります。

大文字、小文字の区別はありません。

/serverName 必須 SharePoint Serverが動作するサーバ名を、FQDNで指定します。

/siteName 必須 対象のサイトをURLで指定します。

(例) http://server[:port]/[.../]

<コンテンツソースの出力形式>

項目名 内容

Content Source コンテンツソースの名前です。

“コンテンツソースの名前”,Start Addresses:“Start Addresses:”は固定文字列です。

Address 検索対象のフォーラムまたはライブラリのURLです。

<コマンドの実行例>

twCsUtil /L

/serverName:twserver1.soft.fujitsu.com

/siteName:http://twserver1/sites/1web/

Content Source: TeamWARE Forum - fj0016, Start Addresses:

Address: fjtw://fj0016.soft.fujitsu.com/$forum,

Content Source: TeamWARE Libary - fj0016, Start Addresses:

Address: fjtw://fj0016.soft.fujitsu.com/$library,

- 70 -

Page 79: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

コンテンツソースの登録

twCsUtilコマンドを使用して、検索対象とするライブラリおよびフォーラムを、コンテンツソースへ登録します。twCsUtilコマンドの詳細

は、“3.3.4 検索のためのセットアップ”の“コンテンツソースの登録”を参照してください。

コンテンツソースの削除

登録済みのコンテンツソースを削除したい場合、SharePoint Serverの[共有サービス管理] > [Search Administration] > [コンテンツソー

ス]から削除を実施します。

4.2.2 TeamWAREサーバの管理

クロール先のTeamWAREサーバの再登録を行います。

・ TeamWAREサーバの再登録

TeamWAREサーバの再登録

クロール先のTeamWAREサーバの以下の情報が変更された場合は、twSrvUtilコマンドを使用して、TeamWAREサーバの情報を再登録

します。

・ IPアドレス

・ ホスト名

・ 時差設定

twSrvUtilコマンドの詳細は、“3.3.4 検索のためのセットアップ”の“TeamWAREサーバの登録”を参照してください。

4.2.3 検索のログ

Teamware Collaboration Suiteの検索機能では、以下のログが出力されます。

・ クロールログ

・ TeamWAREゲートウェイログ

クロールログとTeamWAREゲートウェイログの詳細については、“4.5 ログの管理”を参照してください。

4.3 トップページのカスタマイズ

Teamware Collaboration Suiteをインストールすると、標準設定のトップページが作成されます。管理者は、必要に応じて、トップページ

をカスタマイズすることができます。

4.3.1 標準設定のトップページ

Teamware Collaboration Suiteの標準設定のトップページのレイアウトと画面例を、以下に示します。

レイアウト

- 71 -

Page 80: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

画面例

- 72 -

Page 81: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

4.3.2 レイアウトの変更

トップページのレイアウトを変更するには、トップページを編集する権限のあるユーザでログインし、SharePoint Serverの[ページの編

集]画面で行います。トップページの編集画面は、トップページの画面右上の[サイトの操作]ボタンをクリックし、[ページの編集]を選択

することで、開くことができます。詳細については、SharePoint Serverのヘルプの“カスタマイズ”を参照してください。

以下に、トップページのレイアウトの変更例を示します。

レイアウトの変更例

- 73 -

Page 82: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

4.4 資産のバックアップとリストア

システム管理者は、ハードクラッシュなどによるデータ損失を避けるために、定期的にTeamware Collaboration Suiteシステムのバックアップ

を行います。適切にバックアップを行うことで、ハードクラッシュなどの障害からシステムを復旧することができます。

Teamware Collaboration Suiteのバックアップ対象資産には、以下の3種類があります。それぞれの資産は独立してバックアップするこ

とができ、データの同期やバックアップの順番などを考慮する必要はありません。

・ TeamWARE Officeの資産

・ SharePoint Serverの資産

・ Active Directoryの資産

4.4.1 TeamWARE Officeの資産のバックアップとリストア

TeamWARE Officeの資産のバックアップには、以下の2種類のバックアップを併用します。

・ TeamWARE Officeシステム全体のバックアップ

・ TeamWARE Officeのデータベースファイルとiniファイルのバックアップ

TeamWARE Officeの資産のバックアップおよびリストア方法の詳細は、“TeamWARE Office 管理者ガイド”を参照してください。

4.4.2 SharePoint Serverの資産のバックアップとリストア

SharePoint Serverの資産のバックアップには、以下の3種類があります。

・ 完全バックアップ

・ 差分バックアップ

・ 増分バックアップ

SharePoint Serverの資産のバックアップおよびリストア方法の詳細は、“SharePoint Serverの公開情報”を参照してください。

4.5 ログの管理

Teamware Collaboration Suiteでは、システムの運用状態やユーザの利用状況を知るための各種ログを採取することができます。管理

者は、採取するログの種類やレベルを設定し、必要に応じてログファイルの削除や退避を行ってください。

Teamware Collaboration Suiteのログには、以下があります。

- 74 -

Page 83: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

TeamWARE Officeのログ

・ システムイベントログ

・ 監査イベントログ

・ ビリングイベントログ

詳細は、“TeamWARE Office 管理者ガイド”の“14.7 ログ情報の表示”を参照してください。

SharePoint Serverのログ

・ 診断ログ

診断ログでは、SharePoint Serverの操作に関する詳細情報が出力されます。ログに記録されるレベルを細かく設定できます。

・ 利用状況分析ログ

利用状況ログを使用すると、Webサイトがどのように使用されているかを追跡できます。ログ ファイルは、利用状況を追跡するため

に、毎日作成されます。

ポイント

診断ログ記録を構成する方法、および利用状況分析に関しては、以下の公開情報が参考になります。

<日本語 テクニカル リファレンス>[Operations] > [Office SharePoint Server用の管理ツール] > [サーバーの全体管理ヘルプ] > [サイトとサーバーを監視する] > [サー

バーのログ記録とレポート] >[診断ログを構成する]

および

<日本語 テクニカル リファレンス>[Operations] > [Office SharePoint Server用の管理ツール] > [サーバーの全体管理ヘルプ] > [サイトとサーバーを監視する] > [サイト

の利用状況を分析する] >[利用状況の分析処理を有効にする]

クロールログ

クロールログには、クロールを実行した情報が出力されます。コンテンツインデックスにあるすべてのアイテムの現在の状態が含まれて

います。

ポイント

診断ログ記録を構成する方法、および利用状況分析に関しては、以下の公開情報が参考になります。

<日本語 テクニカル リファレンス>[Operations] > [Office SharePoint Server用の管理ツール] > [サーバーの全体管理ヘルプ] > [検索設定を構成および管理する] > [クロールを構成する] >[クロール ログを表示する]

TeamWAREゲートウェイログ

TeamWAREゲートウェイログには、TeamWAREサーバとの通信ログが出力されます。出力内容は、TeamWARE Officeのシステムログ

と同様です。

TeamWAREゲートウェイログの出力先は、“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>¥TWGW¥twmgr.log”です。SharePointServer連携機能の標準インストール先は、“<システムドライブ>¥Program Files¥Fujitsu Teamware”です。

ログの内容については、“D.1 TeamWAREゲートウェイログ”を参照してください。

- 75 -

Page 84: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

第5章 Teamware Collaboration Suiteの利用方法

本章では、TeamWARE OfficeとSharePoint Serverの連携機能について説明します。TeamWARE Officeの機能については“TeamWAREOffice 利用者ガイド”の“第10章 TeamWARE Webサービスを利用する”および各機能のTeamWARE Officeのヘルプを、SharePointServerの機能については自習書 シリーズおよびSharePoint Serverのヘルプを参照してください。

TeamWARE OfficeとSharePoint Serverの連携機能には、以下があります。

・ TeamWARE Webパーツ

TeamWARE Webパーツは、TeamWARE Officeのグループウェア機能をポータルページで利用するための部品です。詳細

は、“5.1 Webパーツを利用する”を参照してください。

・ TeamWARE Officeのライブラリおよびフォーラムの検索

SharePoint Serverの資産やTeamWARE Officeのライブラリおよびフォーラムを、シームレスに一括して検索することができます。詳

細は、“5.2 ライブラリとフォーラムを検索する”を参照してください。

・ ライブラリ連携

SharePoint Serverのライブラリ文書をTeamWARE Officeのライブラリに登録したり、TeamWARE Officeのメールに添付したりする

など、ライブラリ文書の連携ができます。詳細は、“5.3 ライブラリ連携機能を利用する”を参照してください。

・ ユーザ/グループ情報の詳細表示

ユーザおよびグループを識別しやすいようにプロパティの情報を表示します。詳細は、“5.4 ユーザ/グループプロパティを表示す

る”を参照してください。

5.1 Webパーツを利用する

TeamWARE Webパーツは、SharePoint Serverが標準で提供するWebパーツと同様に、追加、変更、または削除することで、ポータル

ページを自由にカスタマイズすることができます。Webパーツを使用してページをカスタマイズする方法については、SharePoint Serverのヘルプの“カスタマイズ”を参照してください。

なお、本機能を利用するためには、本機能を利用するサイト単位でTeamWARE Webパーツをアクティブ化しておく必要があります。ア

クティブ化の手順については、“3.3.5 Webパーツを利用するためのセットアップ”を参照してください。

5.1.1 Webパーツの種類

TeamWARE Webパーツの種類と概要について、以下の表で説明します。各Webパーツの機能の詳細については、TeamWARE Officeのトップページにある機能は、“TeamWARE Office 利用者ガイド”を、TeamWARE Officeのトップページにない機能および“TeamWAREOffice 利用者ガイド”に記載の無い機能については、それぞれ“5.1.2 TeamWARE バナーを利用する”、“5.1.3 本日のスケジュール

(グループ)を利用する”、“5.1.4 共有ブックマークを利用する”、“5.1.5 お知らせを利用する”を参照してください。

パーツ名 概要

TeamWARE バナー TeamWARE Officeの各機能を呼びだすためのアイコンを配置したバナーです。アイコンをクリック

すると、TeamWARE Officeの各機能が別ウィンドウで表示されます。

詳細は、“5.1.2 TeamWARE バナーを利用する”を参照してください。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

未読メール TeamWARE Mailの未読メールの一覧を表示します。一覧に表示されたメールの表題をクリックす

ると、別ウィンドウにメールの内容が表示されます。

詳細は、“TeamWARE Office 利用者ガイド”の“10.2.5 未読メールを利用する”を参照してくださ

い。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

未読メール(小) 未読メール(小)のWebパーツは、通常の未読メールのWebパーツから、表題と送信者に表示する

文字数を減らし、送信日時と添付ファイルの有無を表示しないことで、横幅の狭いWebパーツ領域

でも一覧を見やすく表示できるようにしたものです。

本日のスケジュール TeamWARE Calendarから、自分の本日のスケジュールを一覧表示します。一覧に表示された予

定の表題をクリックすると、予定の内容が表示されます。

詳細は、“TeamWARE Office 利用者ガイド”の“10.2.6 本日のスケジュールを利用する”を参照し

- 76 -

Page 85: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

パーツ名 概要

てください。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

本日のスケジュール(小) 本日のスケジュール(小)のWebパーツは、通常の本日のスケジュールのWebパーツから、表題に

表示する文字数を減らすことで、横幅の狭いWebパーツ領域でも一覧を見やすく表示できるように

したものです。

本日のスケジュール(グループ) TeamWARE Calendarから、カレンダーセレクタに登録されたメンバーの予定を一覧表示します。

一覧に表示される予定の表題をクリックすると、予定の内容が表示されます。

詳細は、“5.1.3 本日のスケジュール(グループ)を利用する”を参照してください。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

本日のスケジュール(グループ・

小)本日のスケジュール(グループ・小)のWebパーツは、通常の本日のスケジュール(グループ)のWebパーツから、表題に表示する文字数を減らすことで、横幅の狭いWebパーツ領域でも一覧を見や

すく表示できるようにしたものです。

新着タスク TeamWARE Taskの新着タスクの一覧を表示します。一覧に表示されたタスクの表題をクリックする

と、別ウィンドウにタスクの内容が表示されます。

詳細は、“TeamWARE Office 利用者ガイド”の“10.2.7 新着タスクを利用する”を参照してくださ

い。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

新着タスク(小) 新着タスク(小)のWebパーツは、通常の新着タスクのWebパーツから、表題や依頼者に表示する文

字数を減らすことで、横幅の狭いWebパーツ領域でも一覧を見やすく表示できるようにしたもので

す。

個人ブックマーク TeamWARE Webサービスの個人ブックマークを表示します。表示されたブックマークの名前をク

リックすると、登録されたURLのページが表示されます。また、[追加/編集]アイコンをクリックする

と、個人ブックマークの追加、変更、削除および並び替えを行うことができます。

詳細は、“TeamWARE Office 利用者ガイド”の“10.2.9 個人ブックマークを利用する”を参照してく

ださい。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

共有ブックマーク TeamWARE Webサービスの共有ブックマークを表示します。表示されたブックマークの名前をク

リックすると、登録されたURLのページが表示されます。

詳細は、“5.1.4 共有ブックマークを利用する”を参照してください。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

ToDo TeamWARE WebサービスのToDoを表示します。表示されたToDoの名前をクリックすると、登録さ

れたToDoの変更ページが表示されます。また、[追加/編集]アイコンをクリックすると、ToDoの追

加、変更、削除および並び替えを行うことができます。

詳細は、“TeamWARE Office 利用者ガイド”の“10.2.3 ToDoを利用する”を参照してください。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

カレンダー 今月のカレンダーを表示します。カレンダーの日付をクリックすると、自分の週単位のスケジュール

が表示され、月をクリックすると、月単位のスケジュールが表示されます。

詳細は、“TeamWARE Office 利用者ガイド”の“10.2.2 カレンダーを利用する”を参照してくださ

い。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

自分の在席状況 現在の自分の在席状況の設定内容が表示されます。未設定の場合には、空欄が表示されます。

在席状況を設定するには、在席状況をプルダウンリストから選択して[設定]ボタンをクリックするか、

[詳細設定]ボタンをクリックして表示される画面で、不在理由/行き先、戻り予定を記述します。

詳細は、“TeamWARE Office 利用者ガイド”の“10.9 在席状況を利用する”を参照してください。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

お知らせ SharePoint Serverの標準のWebパーツです。TeamWAREのフォーラムやライブラリのRSSフィードの

URLを指定することで、フォーラムやライブラリの更新を確認することができます。

詳細は、“5.1.5 お知らせを利用する”を参照してください。

このパーツは、標準設定のトップページに表示されます。

- 77 -

Page 86: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

5.1.2 TeamWARE バナーを利用する

TeamWARE バナーには、利用可能なTeamWARE Officeの機能一覧がアイコンと文字で表示されます。アイコンまたは機能名をクリッ

クすることで、対応するTeamWARE Officeの各機能が別ウィンドウで表示されます。

各機能の詳細は、ウィンドウの右上に表示されるヘルプボタンをクリックして表示されるTeamWARE Officeのヘルプを参照してくださ

い。

5.1.3 本日のスケジュール(グループ)を利用する

本日のスケジュール(グループ)のWebパーツを利用すると、グループのメンバーの今日のスケジュールをトップページから簡単に確認

することができます。

このWebパーツでは、TeamWARE Officeの[FavoriteCalendars]グループに所属するメンバーの今日のスケジュールをすべて表示しま

す。

[FavoriteCalendars]グループへのメンバーの登録は、TeamWARE Officeのカレンダーセレクタで行います。カレンダーセレクタへのメ

ンバーの登録方法については、“TeamWARE Office 利用者ガイド”の“10.6.1 カレンダーセレクタを利用する”を参照してください。

5.1.4 共有ブックマークを利用する

共有ブックマークの追加、変更、削除、および並び替えは、TeamWARE Officeの管理者機能であるWeb Adminで設定します。詳細

は、“TeamWARE Office Web Adminのヘルプ”の“共有ブックマーク”を参照してください。

注意

Teamware Collaboration Suiteのトップページでは、共有ブックマークの設定で、[表示先]に[メインフレーム]が選択されているブック

マークは、正しく表示できません。共有ブックマークの設定で、[表示先]に[メインウィンドウ]または[新しいウィンドウ]を選択してくださ

い。

5.1.5 お知らせを利用する

お知らせWebパーツを利用することで、フォーラムやライブラリの更新を確認することができます。

お知らせWebパーツの設定は、以下の手順で行います。なお、この設定を行うためには、SharePoint Serverの管理者またはWebパー

ツを変更可能な権限が必要です。

1. 更新を確認したいTeamWARE Officeのフォーラムの[メッセージ一覧]画面または[ライブラリ文書一覧]画面を開きます。

2. [RSS]ボタンを右クリックして、[ショートカットのコピー]を選択します。

3. お知らせWebパーツで、右上隅の矢印をクリックし、[共有Webパーツの変更]をクリックします。

4. お知らせWebパーツの[RSSのプロパティ] > [RSSフィードのURL]に、2.の操作でコピーしたURLを貼り付けます。

- 78 -

Page 87: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

注意

更新を確認するフォーラムおよびライブラリのフォルダには、全ユーザに対して、それぞれ[メッセージを読む]以上、[文書を読む]以上

の権限が設定されている必要があります。ただし、フォーラムおよびライブラリの使用権が無い利用者は、お知らせの内容を見ることは

できません。

5.2 ライブラリとフォーラムを検索する

Teamware Collaboration Suiteでは、SharePoint Serverの検索機能から、TeamWARE Officeのライブラリとフォーラムの横断検索ができ

ます。

検索の詳細は、SharePoint Serverのヘルプの“検索”を参照してください。

検索対象は以下のとおりです。

・ 本文の場合

- 表題

- 所有者

- 本文

- サイズ

- URL

- 作成日(TeamWARE Officeが動作するサーバのローカル時間で表示されます。)

・ 添付ファイルの場合

- 作成者

- 説明

- ファイル名

- サイズ

- URL

- 作成日

- 終更新日時

- 終更新者

- ファイルの内容

注意

・ 添付ファイル

添付ファイルがWordやExcelの場合は、TeamWARE Office上の作成者や作成日ではなく、添付ファイルのプロパティの情報が検

索対象となります。

・ ライブラリ文書

ライブラリ文書は、複数バージョンの文書が存在することがありますが、すべてのバージョンが検索対象となります。( 新バージョ

ンだけを検索対象とすることはできません。)

・ 検索結果の更新のタイミング

TeamWAREサーバ上で文書や投稿に追加・変更・削除があった場合、更新内容はクロール後に反映されます。

フォーラムやライブラリの権限情報を変更した場合も、クロール後に反映されます。ただし、利用者の所属グループや所属組織を

変更した場合は、反映されるまでに、TeamWARE OfficeおよびSharePoint Serverを参照しているブラウザをすべて終了したあと、20分程度かかることがあります。

- 79 -

Page 88: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

・ ファイル名に特殊文字を含むファイルの参照方法

ファイル名に“#”、“&”、“%”の特殊文字を含むファイルは、検索結果一覧から、直接、ファイル名およびURLをクリックして開くこ

とができません。以下の手順でファイルを開いてください。

“#”、“&”が含まれる場合

1. 検索結果一覧のファイル名またはURLをクリックします。

2. “データ(文書・メッセージなど)が見つかりませんでした。”のエラーページが表示されますので、ブラウザのアドレスバーに表

示されたURLの末尾の“/ファイル名”の部分を削除して、[ENTER]キーを押すか、または[移動]ボタンをクリックします。

例)

http://two-vm6.apmm.fujitsu.com:88/$NAMAAAAAAAQAHwAAYAABopaqKvxU/新規 # テキスト文書.txt

http://two-vm6.apmm.fujitsu.com:88/$NAMAAAAAAAQAHwAAYAABopaqKvxU

3. ライブラリ文書またはフォーラムメッセージの参照画面が表示されますので、画面下部に表示された添付ファイル名をクリッ

クして開きます。

“%”が含まれる場合

1. 検索結果一覧の画面上に表示されているURLをコピーします。

2. ブラウザのアドレスバーにURLを貼り付けます。

3. 貼り付けたURLの末尾の“/ファイル名”の部分を削除して、[ENTER]キーを押すか、または[移動]ボタンをクリックします。

例)

http://two-vm6.apmm.fujitsu.com:88/$NAMAAAAAAAQAHwAAYAABopaqKvxU/新規 % テキスト文書.txt

http://two-vm6.apmm.fujitsu.com:88/$NAMAAAAAAAQAHwAAYAABopaqKvxU

4. ライブラリ文書またはフォーラムメッセージの参照画面が表示されますので、画面下部に表示された添付ファイル名をクリッ

クして開きます。

5.3 ライブラリ連携機能を利用する

Teamware Collaboration Suiteでは、TeamWARE Officeの機能とSharePoint Serverのライブラリ機能間で、以下のような連携ができま

す。

・ SharePoint Serverのライブラリ文書を、TeamWARE Officeのメールに添付する

・ SharePoint Serverのライブラリ文書を、TeamWARE Officeのライブラリに登録する

・ TeamWARE Officeのメールの添付ファイルをSharePoint Serverのライブラリに登録する

・ TeamWARE Officeのライブラリの文書をSharePoint Serverのライブラリに登録する

ここでは、上記の連携機能について説明します。

TeamWARE Officeの機能の詳細は、“TeamWARE Office 利用者ガイド”の“第10章 TeamWARE Webサービスを利用する”および

TeamWARE Officeのヘルプを参照してください。SharePoint Serverの機能の詳細は、SharePoint Serverのヘルプの“コンテンツ管理”

を参照してください。

なお、本機能を利用するためには、本機能を利用するサイト単位で“SharePoint Server連携機能”をアクティブ化しておく必要がありま

す。アクティブ化の手順については“3.3.3 SharePoint Server連携のためのセットアップ”を参照してください。

注意

・ ファイルの操作は、1ファイル単位で行ってください。

・ 連携には、TeamWARE Officeが使用するActiveX(ドラッグ&ドロップによる添付ファイルの追加機能)が実行できる必要がありま

す。ActiveXを利用する場合の留意事項については、“TeamWARE Office 管理者ガイド”の“12.1.4 Web サービス利用時の留意

事項”を参照してください。

- 80 -

Page 89: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

・ ファイル名が長すぎると、ファイルの添付や添付したファイルの編集に失敗する場合があります。ファイル名は90文字以内にしてく

ださい。

・ TeamWAREのActiveXで扱えるファイルの 大サイズは、合計で200MBまでです。

・ SharePoint Serverのライブラリで扱えるファイルの 大サイズは、デフォルトでは50MBです。このサイズは、SharePoint Serverの設

定で変更できます。

・ 大容量のファイルをSharePoint Serverのライブラリに登録しようとすると、SharePoint Serverのライブラリへの書き込み遅延エラーが

発生する場合があります。

5.3.1 SharePoint Serverのライブラリ文書をTeamWARE Mailに添付する

SharePoint Serverのライブラリ文書を取り出し、TeamWARE Mailに添付する方法について説明します。

注意

・ 連携操作は、1ファイル単位です。1つのメールに、SharePoint Serverのライブラリ文書を複数添付することはできません。

・ SharePoint Serverのフォルダを添付することはできません。

・ 送信時にエラーが発生した場合、添付ファイルがクリアされた状態で[メールの送信]画面が表示されるため、連携操作を 初から

やりなおしてください。

・ [送信]ボタンをクリックしたときに添付したファイルが、SharePoint Serverのドキュメントライブラリに存在しなかった場合、送信時に指

定した添付ファイル名と同じファイル名で、[404 NOT FOUND]と記述されたテキスト形式のファイルが送信されます。

・ サービス間連携が行えるのは、SharePoint Serverのドキュメントライブラリだけです。それ以外のライブラリでは、連携機能は使用で

きません。

手順は以下のとおりです。

1. [ライブラリ]画面で、メールに添付したいファイルにフォーカスを合わせます。

2. 左クリックすると、プルダウンメニューが表示されます。

- 81 -

Page 90: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

3. “TeamWAREメールで送信”を選択すると、選択したSharePoint Serverのライブラリ文書が添付された状態で、TeamWAREのメー

ル作成画面が表示されます。

4. [メールの送信]画面の添付ファイルをダブルクリックすると、ファイルの取り出し/編集ができます。

取り出したあと、ファイルはローカルで管理されますので、このファイルを更新した場合、更新後のファイルが送信されますが、

SharePoint Serverのライブラリ文書には反映されません。

5. 宛先、表題、メッセージテキストなどを入力し、[送信]ボタンをクリックして、メールの送信を実行します。

- 82 -

Page 91: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

5.3.2 SharePoint Serverのライブラリ文書をTeamWARE Libraryに登録する

SharePoint Serverのライブラリ文書を取り出し、TeamWARE Libraryに登録する方法について説明します。

注意

・ 連携操作は、1ファイル単位です。1つのライブラリ文書に、SharePoint Serverのライブラリ文書を複数添付することはできません。

・ SharePoint Serverのフォルダを添付することはできません。

・ 登録時にエラーが発生した場合、添付ファイルがクリアされた状態で[ライブラリへ登録]画面が表示されるため、連携操作を 初

からやりなおしてください。

・ [登録]ボタンをクリックしたときに添付したファイルがSharePointのドキュメントライブラリに存在しなかった場合、登録時に指定した

添付ファイル名と同じファイル名で、[404 NOT FOUND]と記述されたテキスト形式のファイルが登録されます。

・ サービス間連携が行えるのは、SharePoint Serverのドキュメントライブラリだけです。それ以外のライブラリでは、連携機能は使用で

きません。

手順は以下のとおりです。

1. [ライブラリ]画面で、TeamWARE Officeのライブラリに登録したいファイルにフォーカスを合わせます。

2. 左クリックすると、プルダウンメニューが表示されます。

3. “TeamWAREライブラリに登録”を選択すると、選択したSharePoint Serverのライブラリ文書が添付された状態で、TeamWAREのライブラリへの登録画面が表示されます。

- 83 -

Page 92: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

4. [ライブラリへ登録]画面の添付ファイルをダブルクリックすると、ファイルの取り出し/編集ができます。取り出したあと、ファイルは

ローカルで管理されますので、このファイルを更新した場合、更新後のファイルが登録されますが、SharePoint Serverのライブラ

リ文書には反映されません。

5. 登録先、文書名、説明などを入力し、[登録]ボタンをクリックして、文書を登録します。

5.3.3 TeamWARE Mailの添付ファイルをSharePointのドキュメントライブラリに登録する

TeamWARE Mailの添付ファイルをSharePoint Serverのドキュメントライブラリに登録する方法について、説明します。

注意

・ SharePoint Serverのドキュメントライブラリと連携を行うには、SharePoint ServerおよびTeamWAREサーバをInternet Explorerの信頼

済みサイトに登録する必要があります。

・ ドラッグ&ドロップで添付ファイルを操作する前に、ダブルクリックでファイルを開き、TeamWAREサーバとの通信を許可してくださ

い。この操作は、初回の1回だけ必要です。

・ 通信を許可する前にドラッグ&ドロップ操作をしてしまった場合、確認ダイアログのボタンがマウスで押せなくなることがあります。そ

の場合は、Enterキーで操作を続行してください。その際にエラーが表示される場合がありますが、Enterキーで操作を続行してくだ

さい。

手順は以下のとおりです。

- 84 -

Page 93: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

1. TeamWARE Mailサービスから添付ファイルのついているメールを開きます。

2. [受信メール表示]画面で、[ドラッグ&ドロップで保存]メニューボタンをクリックします。

⇒添付ファイル選択画面が開きます。

- 85 -

Page 94: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

3. ドラッグ&ドロップで、添付ファイルをローカルに取り出します。

- 86 -

Page 95: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

4. 取り出したファイルを、SharePoint Serverのドキュメントライブラリへアップロードします。

ポイント

・ ドラッグ&ドロップの操作は、添付ファイルの選択画面で添付ファイルを一度クリックして、添付ファイルが選択状態になってから行

います。

・ 登録先のSharePoint Serverのドキュメントライブラリへの移動および登録操作は、利用者が手動で行います。

・ [ドラッグ&ドロップで保存]リンクは、“3.3.3 SharePoint Server連携のためのセットアップ”の“Webサービスのセットアップ”で、Webサービスの初期化ファイル(http.ini)にWebアプリケーションのURL設定が済んでいる、かつメールに添付ファイルが添付されてい

る場合に表示されます。

- 87 -

Page 96: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

5.3.4 TeamWARE Libraryの添付ファイルをSharePoint Serverのライブラリに登録する

TeamWARE Libraryの文書の添付ファイルをSharePoint Serverのライブラリに登録する方法について、説明します。

注意

・ SharePoint Serverと連携を行うには、SharePoint ServerおよびTeamWAREサーバをInternet Explorerの信頼済みサイトに登録する

必要があります。

・ ドラッグ&ドロップで添付ファイルを操作する前に、ダブルクリックでファイルを開き、TeamWAREサーバとの通信を許可してくださ

い。この操作は、初回の1回だけ必要です。

・ 通信を許可する前にドラッグ&ドロップ操作をしてしまった場合、確認ダイアログのボタンがマウスで押せなくなることがあります。そ

の場合は、Enterキーで操作を続行してください。その際にエラーが表示される場合がありますが、Enterキーで操作を続行してくだ

さい。

手順は以下のとおりです。

1. TeamWARE Libraryサービスで、添付ファイルのついているライブラリ文書を開きます。

- 88 -

Page 97: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

2. [ライブラリ文書表示]画面で、[ドラッグ&ドロップで保存]メニューボタンをクリックします。

⇒添付ファイル選択画面が開きます。

- 89 -

Page 98: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

3. ドラッグ&ドロップで、添付ファイルをローカルに取り出します。

- 90 -

Page 99: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

4. 取り出したファイルを、SharePoint Serverのドキュメントライブラリへアップロードします。

ポイント

・ TeamWARE Libraryに登録されている添付ファイルが対象です。

・ ドラッグ&ドロップの操作は、添付ファイルの選択画面で添付ファイルを一度クリックして、添付ファイルが選択状態になってから行

います。

・ 登録先のSharePoint Serverのドキュメントライブラリへの移動および登録操作は、利用者が手動で行います。

・ [ドラッグ&ドロップで保存]リンクは、“3.3.3 SharePoint Server連携のためのセットアップ”の“Webサービスのセットアップ”で、Webサービスの初期化ファイル(http.ini)にWebアプリケーションのURL設定がされている、かつライブラリ文書に添付ファイルが添付さ

れている場合に表示されます。

- 91 -

Page 100: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

5.4 ユーザ/グループプロパティを表示する

Teamware Collaboration Suiteでは、ユーザ/グループのプロパティにて、ロケーションの項目を表示したり、グループ内ユーザの一覧

を表示したりすることができます。

・ ロケーション項目表示

ユーザの一覧画面およびユーザのプロパティ画面で、Active Directoryのロケーション情報を表示します。

・ グループ内ユーザ一覧表示

グループのプロパティ画面から、グループ内のユーザ一覧を表示します。

実際の画面では、以下のように表示されます。

[ユーザ一覧]画面

- 92 -

Page 101: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

[ユーザプロパティ]画面

[グループプロパティ]画面

[メンバー一覧]画面

[メンバー一覧]ボタンをクリックすると、別ウィンドウで表示されます。

- 93 -

Page 102: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

[メンバー一覧]画面で表示されるユーザの情報と、[ユーザ一覧]画面および[ユーザプロフィール]画面で表示されるユーザの情報が

異なる場合があります。これは、[メンバー一覧]画面ではActive Directoryの情報が表示されますが、[ユーザ一覧]画面および[ユーザ

プロフィール]画面では、SharePoint Serverで管理しているユーザプロフィールの情報が表示されるためです。ユーザプロファイルの情

報は、プロファイルの同期処理によってActive Directoryの情報が反映されますが、この反映までのタイムラグにより差異が生じる場合

があります。

- 94 -

Page 103: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

付録A 外部LDAPサーバの管理

本付録では、エンタープライズディレクトリとして外部LDAPサーバを使用し、SharePoint Server連携機能を使用する場合の以下の項

目について、説明します。

・ 外部LDAPサーバを使用したSharePoint Server連携機能の環境の構築手順

- 外部LDAPサーバの選定方法

- 外部LDAPサーバのセットアップ

- 外部LDAPサーバのTeamWARE Officeのスキーマ定義

- 外部LDAPサーバのLDAP検索の 大エントリ数とTIMEOUT値の変更

・ 外部LDAPサーバの運用方法

・ 外部LDAPサーバのセキュリティ対策

なお、SharePoint Server連携機能環境用にセットアップした外部LDAPサーバを、マルチサイト環境のほかのサイトの外部LDAPとして

定義することもできます。

A.1 環境構築手順

SharePoint Server連携機能の環境の構築手順について、説明します。

1. 外部LDAPサーバを選定します。

詳細は“A.1.1 外部LDAPサーバの選定”を参照してください。

2. 外部LDAPサーバをセットアップします。

詳細は、“A.1.2 外部LDAPサーバのセットアップ”を参照してください。

3. 外部LDAPサーバのTeamWARE Officeスキーマ定義を行います。

詳細は、“A.1.3 TeamWARE Officeスキーマ定義”を参照してください。

4. 外部LDAPサーバのLDAP検索の 大エントリ数とTIMEOUT値を変更します。

詳細は、“A.1.4 LDAP検索の 大エントリ数とTIMEOUT値の変更”を参照してください。

5. 外部LDAPサーバが未起動の場合は、起動します。

詳細は、Active Directoryのマニュアルを参照してください。

6. TeamWARE Officeをエンタープライズマスタサイトとしてセットアップします。

エンタープライズディレクトリとして、外部LDAPサーバを定義します。

エンタープライズマスタサイトとしてセットアップする方法には、以下の3つがあります。

- 新規セットアップ

ディレクトリサーバとして新規にセットアップする際に、エンタープライズマスタサイトとしてセットアップし、かつ外部LDAPサー

バを使用するように設定する場合です。

詳細手順は、“TeamWARE Office インストールガイド”の“第3章 TeamWARE Officeのインストール”を参照してください。

- エンタープライズ構成の変更

すでに何らかのサイトとしてセットアップ済みのサイトをエンタープライズマスタサイトとしてセットアップし、かつ外部LDAPサー

バを使用するように変更する場合です。

詳細は、“TeamWARE Office 管理者ガイド”の“10.5 エンタープライズ構成の変更”を参照してください。

- エンタープライズディレクトリサービスの変更

すでにエンタープライズマスタサイトとしてセットアップ済みのサイトを、外部LDAPサーバを使用するように変更する場合で

す。

詳細は、“TeamWARE Office 管理者ガイド”の“C.4.11 エンタープライズディレクトリサービスのセットアップ”を参照してくだ

さい。なお、すでにTeamWARE Officeを導入済みで、外部LDAPサーバとしてActive Directory以外のディレクトリサービス

を利用している場合には、富士通技術員にご相談ください。

- 95 -

Page 104: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

7. エンタープライズマスタサイトにおけるTeamWARE Officeのディレクトリサービスオプションパラメタを設定します。

to.iniファイルの[DIRECTORY]セクションに、以下のオプションパラメタを定義します。(テキストエディタで編集します。)

本定義により、エンタープライズディレクトリとして定義された外部LDAPサーバが、SharePoint Server連携機能用外部LDAPサー

バとして認識されるようになります。

[DIRECTORY]

ad_collaboration = y

注意

パラメタ値として“y”または“n”を指定する形式の場合、“y...”(1文字目が“y”で、2文字目以降に何らかの文字)と指定した場合、

1文字目が“y”であるため、“y”を指定したと見なされます。1文字目に“y”以外が指定された場合は、“n”が指定されたと見なさ

れます。

なお、大文字と小文字は区別されません。

8. エンタープライズマスタサイトにおけるTeamWARE Officeのユーザ属性をActive Directoryのユーザ属性にマッピングするディレ

クトリサービスオプションパラメタを設定します。

to.iniファイルの[DIRECTORY]セクションに、以下のオプションパラメタを定義します。(テキストエディタで編集します。)

tw_to_ldap_attr_map_file = <マップファイル名>

次に、上記で指定されたマップファイルに、以下の定義を記載します。(テキストエディタで編集します。)

mergedOU legacyExchangeDN

この設定により、ユーザ/グループプロパティを表示することができ、同姓同名のユーザも識別することができるようになります。

詳細は、“付録C tw_to_ldap_attr_map_fileオプションパラメタ”を参照してください。

9. エンタープライズマスタサイトを起動します。

SharePoint Server連携機能の環境用にセットアップした外部LDAPサーバをマルチサイト環境構築用に使用しない場合は、以

上で終了です。

マルチサイト環境を構築する場合は、続いて以下の手順でエリアメンバーサイトのセットアップを行います。

10. TeamWARE Officeをエリアメンバーサイトとしてセットアップします。

エンタープライズディレクトリとして、外部LDAPサーバを定義します。

エリアメンバーサイトとしてセットアップする方法には、以下の2つがあります。

- 新規セットアップ

ディレクトリサーバをエリアメンバーサイトとしてセットアップし、かつ外部LDAPサーバを使用するように設定する場合です。

詳細は、“TeamWARE Office インストールガイド”の“第3章 TeamWARE Officeのインストール”を参照してください。

- エンタープライズ構成の変更

すでに何らかのサイトとしてセットアップ済みのサイトをエリアメンバーサイトとしてセットアップし、かつ外部LDAPサーバを使

用するように変更する場合です。

詳細は、“TeamWARE Office 管理者ガイド”の“10.5 エンタープライズ構成の変更”を参照してください。

11. エリアメンバーサイトにおけるTeamWARE Officeのディレクトリサービスオプションパラメタを設定します。

手順7と同様です。

12. エリアメンバーサイトにおけるTeamWARE Officeのユーザ属性をActive Directoryのユーザ属性にマッピングするディレクトリサー

ビスオプションパラメタを設定します。

手順8と同様です。

13. エリアメンバーサイトを起動します。

- 96 -

Page 105: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

ポイント

TeamWARE Officeをセットアップする前に、外部LDAPサーバをセットアップして起動しておく必要があります。これは、外部LDAPサー

バのルート接尾辞の配下に、TeamWARE OfficeのDIT(ディレクトリ情報ツリー)を作成する必要があるためです。

以下に、Active Directoryに作成されるディレクトリエントリのツリーの例を示します。

アイコンに×マークが表示されているユーザは、アカウントが無効となっているユーザです。TeamWARE OfficeからActive Directoryに移入された新規のユーザはパスワードが未設定のため、セキュリティ上の理由から、アカウントを無効にしています。Active Directoryでパスワードを設定してから、アカウントを有効にするようにしてください。

なお、下図のように、TeameWARE Officeから移入したディレクトリエントリツリーを表示させるには、[表示]メニューで[拡張機能]にチェッ

クをする必要があります。

A.1.1 外部LDAPサーバの選定

SharePoint Server連携機能でサポートしているLDAPサーバ製品は、以下のとおりです。

・ Microsoft Active Directory

性能などを考慮して、TeamWARE Office専用の外部LDAPサーバを新規に設置します。

ポイント

既存のLDAPサーバをほかのLDAPアプリケーションと共用させたい場合は、LDAPサーバを共有するほかのLDAPアプリケーションに

影響が及ばないか検討が必要です。

A.1.2 外部LDAPサーバのセットアップ

外部LDAPサーバのセットアップについて、説明します。

LDAPサーバのセットアップ方法の詳細は、Active Directoryのマニュアルを参照してください。

TeamWARE Officeにおいて、エンタープライズディレクトリとして外部LDAPサーバを定義する場合、以下の情報が必要となります。

・ ホスト名

・ ポート番号

- 97 -

Page 106: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

・ 管理者の識別名

・ 管理者のパスワード

・ ルート接尾辞

LDAPサーバのルート接尾辞は、Active Directoryのドメイン名をX.500形式で表したものです。

以下に例を示します。

Active Directory のドメイン名 : akasaka2003.soft.fujitsu.com

X.500 形式 : dc=akasaka2003,dc=soft,dc=fujitsu,dc=com

ポイント

TeamWARE Officeは、ルート接尾辞の下に、TeamWARE OfficeのDIT(ディレクトリ情報ツリー)を作成します。

なお、Windows Server® 2003でActive Directoryをセットアップすると、ドメインの機能レベルは“Windows 2000混在(既定)”に設定

されますが、このレベルでは、グループの入れ子を作成(グループのメンバにグループを設定)することができません(LDAPエラーの

171が発生します)。ドメインの機能レベルは“Windows Server 2003”に上げてください。

外部LDAPサーバの台数は、性能などを考慮して決定します。

・ 外部LDAPサーバが1つの構成の場合

この構成の場合、1つの外部LDAPサーバを、以下のLDAPサーバとして共用することになります。

- エンタープライズマスタサイトの更新用外部LDAPサーバ

- エンタープライズマスタサイトの検索用外部LDAPサーバ

- エリアメンバーサイトの更新用外部LDAPサーバ

- エリアメンバーサイトの検索用外部LDAPサーバ

・ 複数のLDAPサーバ構成の場合

この構成の場合、複数のLDAPサーバ間でレプリケーションを行います。

Active Directoryはマルチマスタ方式なので、どの外部LDAPサーバでもディレクトリエントリの更新ができます。

したがって、以下のLDAPサーバとして、どの外部LDAPサーバを指定してもかまいません。

- エンタープライズマスタサイトの更新用外部LDAPサーバ

- エンタープライズマスタサイトの検索用外部LDAPサーバ

- エリアメンバーサイトの更新用外部LDAPサーバ

- エリアメンバーサイトの検索用外部LDAPサーバ

ポイント

・ 更新用外部LDAPサーバとは、TeamWARE Officeがディレクトリエントリを登録・変更・削除するためのLDAPサーバです。

・ 検索用外部LDAPサーバとは、TeamWARE Officeがディレクトリエントリを検索するためのLDAPサーバです。

A.1.3 TeamWARE Officeスキーマ定義

TeamWARE Officeを起動する前に、外部LDAPサーバにTeamWARE Officeスキーマ定義を行う必要があります。

TeamWARE Officeスキーマ定義の作業手順は、以下のとおりです。

1. インストールDVD-ROMの“¥collaboration¥support”フォルダまたは“<TeamWARE サーバインストールフォルダ>¥i500¥schema”フォルダから、two_schema_for_ad2.ldfファイルを外部LDAPサーバマシンに格納します。

- 98 -

Page 107: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

2. 外部LDAPサーバマシンのコマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行し、Active DirectoryへTeamWARE Officeのスキーマを

追加します。

ldifde -i -k -f two_schema_for_ad2.ldf -c "DC=X" "dc=akasaka2svr,dc=soft,dc=fujitsu,dc=com"

-cパラメタで“DC=X”を実際のActive Directoryのドメイン名(ルート接尾辞、例:dc=akasaka2svr,dc=soft,dc=fujitsu,dc=com)に変

換する旨を指定して実行します。

実行例

D:¥tws>ldifde -i -k -f two_schema_for_ad2.ldf -c "DC=X" "DC=akasaka2svr,DC=soft,DC=fujitsu,DC=com"

"akasaka2svr.akasaka2svr.soft.fujitsu.com" に接続しています

SSPI を使って現在のユーザーとしてログインしています

ファイル "two_schema_for_ad2.ldf" からディレクトリをインポートしています

エントリを読み込んでいます.............................................................................

23 個のエントリを正しく修正しました。

コマンドが正しく完了しました

A.1.4 LDAP検索の 大エントリ数とTIMEOUT値の変更

TeamWARE Officeでユーザやグループを検索する場合、 大エントリ数を超えてしまうと、エントリを一覧することができません。また、

TeamWAREサーバへユーザがログインする場合、ディレクトリサービスはユーザが所属するグループを検索します。このとき、グループ数が

LDAP検索の 大エントリ数を超えていると、ユーザの所属グループの一部を取得できず、各種リソース(フォーラム、ライブラリ、カレン

ダー)へのアクセスができない可能性があります。

これらを避けるためには、LDAP検索の 大エントリ数の拡張が必要です。LDAP検索の 大エントリ数を、TeamWARE Officeへ登録

するユーザ数およびグループ数の合計より十分大きな値に変更してください。

また、TIMEOUT値を3600(秒)に変更してください。

省略値は、以下のとおりです。

・ 大エントリ数(MaxPageSize) = 1000 (エントリ)

・ TIMEOUT(MaxQueryDuration) = 120 (秒)

変更するには、以下の2通りの方法があります。

・ “ADSI Edit”スナップインまたは“LDAP Browser/Editor”などのLDAPクライアントで、“cn=Default Query Policy”のプロパティの

lDAPAdminLimits属性の属性値に、“MaxPageSize=nnnn”および“MaxQueryDuration=nnnn”を設定します。

・ コマンドプロンプトから、ntdsutilコマンドで変更します。

ntdsutilコマンドについては、Active Directoryのヘルプなどを参照してください。

A.2 外部LDAPサーバの運用方法

外部LDAPサーバの運用について説明します。

TeamWAREサーバと外部LDAPサーバの起動・停止順序

外部LDAPサーバは、特に問題がなければ、常時起動しておいてください。

外部LDAPサーバの起動・停止が必要な場合は、以下の順番で起動・停止してください。

1. 外部LDAPサーバを起動します。

2. TeamWAREサーバを起動します。

3. TeamWAREサーバを停止します。

4. 外部LDAPサーバを停止します。

外部LDAPサーバ上のTeamWARE Officeエントリのバックアップ

外部LDAPサーバ上のエントリが、操作ミスにより誤って削除されたりする可能性があるため、適切にバックアップを採取してください。

- 99 -

Page 108: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

A.3 外部LDAPサーバのセキュリティ対策

外部LDAPサーバのセキュリティ対策について説明します。

保護資産について

外部LDAPサーバでは、以下を保護資産と定義します。

・ 外部LDAPサーバのユーザエントリの個人情報

・ 外部LDAPサーバの管理者のパスワード

資産の保護方法について

外部LDAPサーバを使用する場合、以下のセキュリティの考慮が必要です。

・ TeamWARE Officeディレクトリサーバは、外部LDAPに対してLDAPアクセスを行います。

この場合の認証は、外部LDAPサーバの管理者の識別名と管理者のパスワードを使用した平文パスワード認証で行われます。ま

た送受信データであるLDAPデータは暗号化されずに流れます。

したがって、外部LDAPサーバの管理者のパスワードの漏洩、およびLDAPデータの漏洩を防止する必要がある場合は、TeamWAREOfficeディレクトリサーバと外部LDAPサーバ間の通信経路をSSLアクセラレータを設置するなどの方法でセキュアな通信とする必

要があります。

- 100 -

Page 109: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

付録B TeamWARE Office属性からLDAP属性への標準マッピング

本付録では、外部LDAPサーバ(Active Directory)を使用する場合、TeamWARE Officeのユーザ属性が、Active Directoryのユーザの

どの属性に標準マッピングされるかを示します。

TeamWARE Officeユーザプロパティ

TeamWAREOffice属性

LDAP 属性 “Active Directory ユーザ

とコンピュータ”管理ツール

での表現

属性値の指定可能範囲

(文字数)

姓 sn sn 姓 1~64

名 givenName givenName 名

イニシャル initials initials イニシャル 1~6

ユーザ名 cn cn 名前 1~64

displayName 表示名 0~256

ログイン名 twLN twLN - 1~1024

sAMAccountName ユーザーログオン名 0~256Active Directoryの場

合は0~20

説明 description description 説明 0~1024

電話番号(勤務先) telephoneNumber telephoneNumber 電話番号 1~64

otherTelephone 電話番号(その他)

電話番号(自宅) homePhone homePhone 電話番号(自宅)

otherHomePhone 電話番号(自宅.その他)

電話番号(携帯電話) mobile mobile 電話番号(携帯電話)

otherMobile 電話番号(携帯電話.その

他)

電話番号(ポケットベ

ル)pager pager 電話番号(ポケットベル)

otherPager 電話番号(ポケットベル.その他)

FAX番号 facsimileTelephoneNumber

facsimileTelephoneNumber

FAX

otherFacsimileTelephoneNumber

FAX(その他)

所在地 postalAddress postalAddress - 0~1024Active Directoryの場

合は1~4096

- 101 -

Page 110: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

付録C tw_to_ldap_attr_map_fileオプションパラメタ

本付録では、エンタープライズディレクトリとして外部LDAPサーバ(Active Directory)を使用している場合、“付録B TeamWARE Office属性からLDAP属性への標準マッピング”で示す属性以外をマッピングする方法について、説明します。

以下のオプションパラメタを“to.ini”ファイルの[DIRECTORY]セクションに指定します。

<指定形式>

tw_to_ldap_attr_map_file = <属性マップ定義ファイル名>

属性マップ定義ファイル

属性マップ定義ファイルには、マッピングしたいTW 属性名と、それをマッピングするLDAP属性名を指定します。属性マップ定義ファ

イルは、TeamWARE Office のインストールフォルダに作成します。

構文

・ TW属性名<セパレータ>LDAP属性名

TW属性が変更された場合、その値は、上記のマッピング定義に従いLDAP属性に反映されます。指定できるTW属性名、およびLDAP属性名については、“指定可能なユーザエントリの属性名一覧”を参照してください。

TW 属性名と同名のLDAP属性名がある場合は、マッピング定義を行わなくても、エンタープライズディレクトリサービスの基本機能

として、同名のLDAP属性にも反映されます。しかし、TW属性名と同名のLDAP属性名があるものについて、異なるLDAP属性名

をマッピングさせた場合、定義されたLDAP属性については同名のTW属性からの値の反映は行われず、マッピング定義に従った

値の反映が行われます。

・ TW属性名には、サイトディレクトリのユーザエントリの属性名をLDAP属性表記で指定します。

・ TW属性名、およびLDAP属性名の英大文字/小文字の区別はされません。

・ LDAP属性名には、エンタープライズディレクトリのユーザエントリのLDAP属性名を指定します。

・ カスタム属性を指定する場合は、“twCUAS:カスタム属性id”と指定します。カスタム属性idにはカスタム属性を定義した時のID(0~16384)を指定します。

・ <セパレータ>は、1つ以上のタブ、空白、“=”(混在も可能)です。

・ “/*”、または“#”で始まる行は、コメントとみなします。

・ 本パラメタは、テキストエディタを使用して設定します。

・ TW属性名として、“mergedOU”という特別な属性名が指定できます。

“mergedOU”とは、ユーザが属する階層化組織識別名から階層化組織名だけを取り出し、マージしたものです。

“ mergedOU ” は 、上位階層から順番に、 “ , ” で区切った形式で記述します。たとえば、階層化組織識別名

が“ou=ou1,ou=ou2,l=area,o=fujitsu,c=jp”の場合、“mergedOU”は “ou2,ou1”となります。なお、階層化組織名を変名した場合、そ

の配下のユーザの“mergedOU”も自動的に変更されます。

注意

・ TW属性が空の場合、マッピングは行いません。

・ “mergedOU”は、マッピング先のLDAP属性の 大長を超える可能性があります。 大長を超える場合は、 大長以内に収まるま

で上位階層の階層化組織名が取り除かれて生成されます。なお、この場合、階層化組織名が一部取り除かれたことが判るよう

に、“mergedOU”の先頭に“#,”を付加します。

・ 本パラメタと属性マップ定義ファイルはTeamWARE Office ディレクトリサービスの起動時に読み込まれるため、パラメタ、または属

性マップ定義ファイルの内容を変更した場合は、ディレクトリサーバのTeamWARE Office を再起動しないと変更が有効になりませ

ん。

- 102 -

Page 111: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

設定形式

・ to.iniファイル

tw_to_ldap_attr_map_file = tw_to_ldap_attr.map

・ tw_to_ldap_attr.map ファイル

twCUAS:0 st

twCUAS:1 l

twCUAS:2 postalAddress

mergedOU legacyExchangeDN

指定可能なユーザエントリの属性名一覧

TWユーザプロパ

ティ

TW 属性 LDAP 属性 “Active Directory ユーザとコン

ピュータ”管理ツールでの表現

属性値の指定可能範囲

(文字数)

インターネットア

ドレス

mail mail 電子メールアドレス 0~256

カスタム属性 twCUAS:0 ~16384

twcuas:0 ~ 16384 - 0~1024

所在地 postalAddress postalAddress - 0~1024Active Directoryの場合

は1~4096

- mergedou[,デリミタ

(注1)]- - -

- - ou 部署名 1~64

- - postalCode 郵便番号 1~40

- - st 都道府県 1~128

- - l 市区町村 1~128

- - street - Active Directoryの場合

は1~1024

- - physicalDeliveryOfficeName

オフィス 1~128

- - labeledURI - 1~512Active Directoryの場合

は無制限

- - wWWHomePage Webページ 1~2048

- - url Webページ(その他) 1~2048

- - c 国/地域(注2) 1~3

- - postOfficeBox 私書箱 1~40

- - streetAddress 番地 1~1024

- - info メモ 1~1024

- - company 会社名 1~64

- - department 部署 1~64

- - displayName 表示名 0~256

- - legacyExchangeDN

Microsoft Office SharePointServerとの連携用

無制限

- 103 -

Page 112: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

(注1) デリミタには、特殊文字を含む1バイト文字を指定できます。デフォルトは半角のコンマ“,”です。2バイト以上指定された場合は、1バイト目だけをデリミタとして採用し、2バイト目以降を無視します。2バイト文字が指定された場合は、上位1バイトが採用されますので、

指定しないでください。

(注2) cは“国/地域”を示すコードです。cの値に“JP”、“BG”などを設定すると、“Active Directory ユーザとコンピュータ”管理ツールで

ユーザのプロパティを参照した場合、“国/地域”欄に、“日本”、“英国”といった表示名が表示されます。

ポイント

・ 本表に存在してないTW属性、またはLDAP属性を指定された場合は、それを無視します。

・ 属性値の 大文字数を超える属性値が指定されている場合は、超えた部分の文字列を切り捨てます。

・ mail属性には2 バイト文字は使用できません。また、@を含んだベースアドレスを含む必要があります。これらの条件に合致しない

場合、マッピングは行われません。

・ TW属性と、それに対応するLDAP属性に同一の属性を指定することはできません。指定された場合は、これを無視します。

・ TW属性に複数の同一の属性を指定した場合、1つ目の属性を採用し、2つ目以降を無視します。

・ LDAP属性に複数の同一の属性を指定した場合、1つ目の属性を採用し、2つ目以降を無視します。

・ 属性値の 大文字数は、英数字、半角カタカナ、2バイト文字のどの場合でも、1文字は1文字と数えます。

・ “/*”、または“#”で始まる行は、コメントとみなします。

- 104 -

Page 113: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

付録D メッセージ

本付録では、Teamware Collaboration Suiteが出力するメッセージとその対処について説明します。

D.1 TeamWAREゲートウェイログ

TeamWAREゲートウェイが出力するメッセージと、その内容を説明します。TeamWAREゲートウェイログの出力先は、“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>¥TWGW¥twmgr.log”です。SharePoint Server連携機能の標準インストール先は、“<システムドライブ

>¥Program Files¥Fujitsu Teamware”です。

エラー

コード TWE001

メッセージ Invalid parameter

意味 内部処理においてエラーが発生しました。

対処 富士通技術員にご相談ください。

コード TWE002

メッセージ Input pathname is too long

意味 内部処理においてエラーが発生しました。

対処 富士通技術員にご相談ください。

コード TWE003

メッセージ Output pathname is too long

意味 内部処理においてエラーが発生しました。

対処 富士通技術員にご相談ください。

コード TWE004

メッセージ File access error

意味 内部処理で使用するファイルのアクセスに失敗しました。

対処 TeamWAREゲートウェイのインストール先に、SharePoint Serverの検索サービスを動作させているユーザアカ

ウントのアクセス権があるか、ご確認ください。

コード TWE005

メッセージ Invalid server parameter

意味 TeamWAREサーバからクロールに必要な情報を取り出す処理が失敗しました。

対処 TeamWAREサーバが正常に動作しているか、ご確認ください。twSrvUtilコマンドで登録したTeamWAREサー

バの情報に誤りがないか、ご確認ください。

コード TWE006

メッセージ Document list processing failed

意味 TeamWAREサーバからクロールする対象の文書一覧を取り出す処理に失敗しました。

対処 TeamWAREサーバが正常に動作しているか、ご確認ください。

コード TWE007

メッセージ Document get processing failed

意味 TeamWAREサーバから文書を取り出す処理に失敗しました。

- 105 -

Page 114: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

対処 TeamWAREサーバが正常に動作しているか、ご確認ください。

コード TWE008

メッセージ An internal error occurred in the crawl

意味 内部処理においてエラーが発生しました。

対処 富士通技術員にご相談ください。

警告

コード TWW001

メッセージ It has already been crawling

意味 文書収集中に、重複して文書収集要求が発生しました。あとから発生した収集要求はスキップされます。

対処 対処の必要はありません。頻繁に発生する場合は、富士通技術員にご相談ください。

コード TWW002

メッセージ Shutdown signal received

意味 文書収集中に、中断要求が発生しました。処理を中断します。

対処 意図してクロールを停止した場合は問題ありません。意図せず本メッセージが出力された場合は、システムロ

グを確認し、SharePoint Serverの検索サービスに異常がないかご確認の上、富士通技術員にご相談ください。

情報

コード TWI001

メッセージ List document processing started

意味 クロール対象の一覧取得を開始しました。

対処 対処の必要はありません。

コード TWI002

メッセージ Full crawl mode started

意味 フルクロール要求を受け付け、クロール処理を開始しました。

対処 対処の必要はありません。

コード TWI003

メッセージ Incremental crawl mode started

意味 増分クロール要求を受け付け、クロール処理を開始しました。

対処 対処の必要はありません。

コード TWI004

メッセージ Document list processing ended

意味 クロール対象の文書一覧取得が完了しました。

対処 対処の必要はありません。

D.2 twSrvUtilのエラーメッセージ

twSrvUtilが出力するエラーメッセージと、その内容を説明します。

- 106 -

Page 115: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

メッセージ ERR: Failed to get server information. [rc=エラーコード]

意味 TeamWAREサーバへの接続に失敗しました。

対処 以下についてご確認ください。確認後も再度同じメッセージが出力される場合には、エラーコードを記録し、

富士通技術員にご相談ください。

・ TeamWAREサーバが起動されていることをご確認ください。

・ パラメタで指定したログイン名およびパスワードが正しいことをご確認ください。

・ 古い環境から移行されたTeamWAREサーバは、Directoryサーバパスワードが設定されている場合があり

ます。その場合には、TeamWAREサーバの“<TeamWAREサーバーインストールフォルダ>”配下にあ

る“password”ファイルを、“<SharePoint Server連携機能インストールフォルダ>¥TWGW”フォルダにコピー

してください。

SharePoint Server連携機能の標準インストール先は、“<システムドライブ>¥Program Files¥FujitsuTeamware”です。

メッセージ ERR: Failed to save server information. [rc=エラーコード]

意味 TeamWAREサーバの情報保存に失敗しました。

対処 以下についてご確認ください。確認後も再度同じメッセージが出力される場合には、エラーコードを記録し、

富士通技術員にご相談ください。

・ 本コマンドを実行するユーザアカウントに、Windowsの管理者権限があるか、ご確認ください。

D.3 twCsUtilのメッセージ

twCsUtilが出力するメッセージと、その内容を説明します。

メッセージ Content source added.

意味 コンテンツソースを追加しました。

対処 対処の必要はありません。

D.4 twCrawlCtlのメッセージ

twCrawlCtlが出力するメッセージと、その内容を説明します。

メッセージ Crawl Status is CrawlingFull.

意味 フルクロールが開始されました。

対処 対処の必要はありません。

メッセージ Crawl Status is CrawlingIncremental.

意味 増分クロールが開始されました。

対処 対処の必要はありません。

メッセージ Crawl Status is CrawlingFull. Crawl is not started.

意味 フルクロール中に重複してクロール要求が発生しました。あとから発生した要求はスキップされます。

対処 クロールが終了してから再度実行してください。

メッセージ Crawl Status is CrawlingIncremental. Crawl is not started.

意味 増分クロール中に重複してクロール要求が発生しました。あとから発生した要求はスキップされます。

対処 クロールが終了してから再度実行してください。

- 107 -

Page 116: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

メッセージ Crawl Status is CrawlPausing.

意味 コンテンツソースのクロールは一時停止しています。

対処 対処の必要はありません。

メッセージ Crawl Status is CrawlStopping.

意味 コンテンツソースのクロールは停止しています。

対処 対処の必要はありません。

メッセージ Crawl Status is Idle.

意味 コンテンツソースはクロールされていません。

対処 対処の必要はありません。

メッセージ Crawl Status is Paused.

意味 コンテンツソースのクロールが一時停止されました。

対処 対処の必要はありません。

メッセージ Crawl Status is ProcessingNotifications.

意味 クローラはコンテンツソースの通知を処理中です。

対処 対処の必要はありません。

メッセージ Crawl Status is Recovering.

意味 クローラはコンテンツソースのクロールから回復中です。

対処 対処の必要はありません。

メッセージ Crawl Status is ShuttingDown.

意味 クローラはコンテンツソースのクロールをシャットダウンしています。

対処 対処の必要はありません。

- 108 -

Page 117: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

付録E TeamWARE Officeマニュアルとの相違

E.1 管理者ガイドとの相違

E.1.1 toxdconfツール

エンタープライズディレクトリとして外部LDAPサーバ(Active Directory)を使用しており、かつto.iniファイルの[DIRECTORY]セクション

に“ad_collaboration=y”を指定している場合、toxdconfツールでの[エンタープライズディレクトリからサイトを削除]を選択すると、[ActiveDirectoryからディレクトリエントリが削除されます。本当によろしいですか? :[n ]]という確認のプロンプトメッセージが出力されます。

削除して良い場合は、“y”を応答してください。

省略値は“n”です。

他のオプション:

1 - サイト詳細表示

2 - 匿名アクセスの更新

3 - 診断管理(未サポート)

4 - 以前のTeamWAREバージョンが使用する階層化組織を追加

5 - 以前のTeamWAREバージョンで使用された階層化組織の削除

6 - エンタープライズディレクトリ内のサイトをリフレッシュ

7 - エンタープライズディレクトリからサイトを削除

8 - ディレクトリバックアップ/リストア管理

9 - クライアント検索ベースの更新

10 - エンタープライズディレクトリの定期保守

0 - 終了

選択 :7

サイトを削除しますか? :[y ]

Active Directoryからディレクトリエントリが削除されます。

本当によろしいですか? :[y ]

サイトを削除しています...

サイトは正常に削除されました.

他のオプション:

1 - サイト詳細表示

2 - 匿名アクセスの更新

3 - 診断管理(未サポート)

4 - 以前のTeamWAREバージョンが使用する階層化組織を追加

5 - 以前のTeamWAREバージョンで使用された階層化組織の削除

6 - エンタープライズディレクトリ内のサイトをリフレッシュ

7 - エンタープライズディレクトリからサイトを削除

8 - ディレクトリバックアップ/リストア管理

9 - クライアント検索ベースの更新

10 - エンタープライズディレクトリの定期保守

0 - 終了

選択 :

参考

TeamWARE Office 200X V3.0では、[エンタープライズディレクトリからサイトを削除]を選択すると、確認プロンプトメッセージが出力さ

れることなく、削除が実行されました。

E.1.2 [to config]コマンド

ログイン名“ADMIN”が見つからなかった場合に、ログイン名の入力を促すプロンプトメッセージが出力されますので、システム管理者

のログイン名を入力してください。

省略値は空です。

- 109 -

Page 118: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

C:¥teamware¥server¥>to config

エキスパートモードにしますか?[No ]

システム管理者のログイン名を入力してください:[ADMIN_akasaka4 ]

このサーバはディレクトリサーバとして既にセットアップ済です.

セットアップ作業を進めるにはシステム管理者としてログインする必要があります.

システム管理者のパスワードを入力してください:[******** ]

ディレクトリサーバに接続中です.お待ちください...

=======================================================

オプションセットアップ

選択 1=トランスポート, 2=ライセンス, 3=サービス, 5=サーバ or 9=終了:

参考

TeamWARE Office 200X V3.0では、ログイン名“ADMIN”が見つからなかった場合には、エラーが発生して、to configコマンドが実行

できませんでした。

- 110 -

Page 119: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

用語集

Active Directory

Windows Server® 2003およびWindows Server® 2008に搭載されているディレクトリサービスです。ネットワーク上に存在するサー

バ、クライアント、プリンタなどのハードウェア資源や、それらを使用するユーザの属性、アクセス権などの情報を一元管理すること

ができます。

LDAP

Lightweight Directory Access Protocolの略称です。インターネット標準のディレクトリデータベースアクセス用プロトコルを意味しま

す。

Microsoft Office SharePoint Server

ポータル、コンテンツ管理、ビジネスソリューションを提供する、Microsoft社の統合サーバ製品です。

RSSフィード

Webパーツの1つで、TeamWAREのライブラリやフォーラムのRSS情報を表示します。

SharePoint Server連携機能

SharePoint Serverの各種サービスとTeamWARE Officeの各種サービスを連携する機能です。

SSO

Single Sign-Onの略称です。

ユーザが一度認証を受けるだけで、許可されているすべての機能を利用できるようになるシステムです。

Teamware Collaboration Suiteでは、SharePoint Serverの認証が済んでいれば、TeamWARE Officeの認証が不要となります。

TeamWAREゲートウェイ

TeamWAREのライブラリ文書やフォーラムのメッセージを検索するために、文書の収集、アクセス権の取得などを行います。

TeamWAREゲートウェイログ

TeamWAREサーバとの通信ログが記録されます。出力内容は、TeamWAREのシステムログと同様です。

Webアプリケーション

Webサーバ上で動作するアプリケーション全般を指します。ユーザは、Webブラウザを利用してWebサーバにアクセスして、Webアプリケーションを利用します。

Webパーツ

Teamware Collaboration Suiteのトップページやサイトページなどのポータルページを構成する情報をモジュール化した部品です。

Web パーツは 各ページの Web パーツの領域に追加することができ、Webパーツを組み合わせることで、独自のページを作成す

ることができます。

アプリケーションサーバ

SharePoint Serverのサーバコンポーネントは、フロントエンドWebサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバの3つのサー

バがあります。アプリケーションサーバは、検索エンジン機能やプロファイル機能などといった、共有サービスの実行を行うコンポー

ネントです。

インデックスサーバ

コンテンツを高速に検索するためのインデックスの作成を担うアプリケーションサーバです。

クロール

コンテンツのクロールは、システムがコンテンツとそのプロパティ(メタデータとも呼ばれます)にアクセスして解析し、検索用のインデッ

クスを作成する処理です。このインデックスをあらかじめ作成しておくことで、高速な検索を実現しています。

- 111 -

Page 120: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

クロールルール

特定のパスをクロールする際に、コンテンツアクセスアカウントや認証方法を使用することを指定します。

クロールログ

クロールログは、クロールの実行結果が記録されるログです。コンテンツがインデックスに正常に追加されたかどうか、コンテンツが

クロールルールによって除外されたかどうか、またはインデックス処理がエラーの発生によって失敗したかどうか等を確認できます。

コンテンツソース

コンテンツソースは、検索サービスがクロールする必要のあるコンテンツ、およびそのコンテンツソースに対するクロールの構成方

法に関する情報を定義したものです。

サーバーの全体管理

SharePoint Serverの管理機能を指します。SharePoint Serverをインストールしたサーバで、[スタート]> [プログラム] > [Microsoft OfficeServer] > [SharePoint 3.0 サーバーの全体管理]をクリックすることでサーバーの全体管理機能を起動することができます。

サイトコレクション

所有者が同じで、管理の設定を共有するWebサイトの集合のことです。各サイトコレクションには、トップレベルのWebサイトが含ま

れるほか、1つ以上のサブサイトが含まれることもあります。

セキュリティトリマ

検索結果をユーザに返却する前に、アクセス権を照合して参照権のあるものだけを表示するようにセキュリティトリミングを行いま

す。

セキュリティトリミング

表示する権限のないユーザに対して、コンテンツの内容やリンクが表示されないようにする手法です。

ディレクトリ

ユーザやグループなどの情報が格納されているデータベースです。システムに登録されているユーザアカウントを管理することが

できます。

ディレクトリエントリ

ディレクトリに格納されている個々のオブジェクトのことです。

データベースサーバ

SharePoint Serverのサーバコンポーネントは、フロントエンドWebサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバの3つのサー

バがあります。データベースサーバは、SharePoint Server上のコンテンツや、設定情報を格納するサーバです。データベースサー

バには、SQL Serverが必要です。

統合インストーラ

統合インストーラは、SharePoint Server、TeamWARE Office、SharePoint Server連携機能の3つのインストーラを起動する上位イン

ストーラです。

ファーム

システムを構成するサーバ群のことです。

フロントエンドWebサーバ

SharePoint Serverのサーバコンポーネントは、フロントエンドWebサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバの3つサー

バがあります。フロントエンドWebサーバは、利用者からのリクエストを受け付け、リクエストに応じたWebコンテンツを提供するポー

タルサイトのフロントエンドとなるWebサーバのコンポーネントです。

ポータル

複数の箇所に点在するさまざまな情報にアクセスするための入り口(ポータル)を意味します。

- 112 -

Page 121: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

ロケーション

エントリ(階層化組織、ユーザ、などの1つの情報)がエンタープライズシステム内のどこに存在するかを示すものです。

ワークフロー

業務の流れを管理するためのシステムで、文書や情報などの作業者相互間の流通を自動化します。

- 113 -

Page 122: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

索 引[A]

AssocSvcコマンド.....................................................................55

[F]FQDN.........................................................................................9Fujitsu.Teamware.Moss.Setup.exeコマンド.........................29,30

[H]http.ini.......................................................................................28

[I]iisresetコマンド..........................................................................56

[R]regasmコマンド....................................................................44,64RegistSvcコマンド.....................................................................54

[S]Self-Service Site Creation機能.............................................5,10SharePoint Server.......................................................................1SharePoint Serverインストーラ..................................................20SharePoint Serverの資産のバックアップ.................................74SharePoint Serverのログ...........................................................75SharePoint Server連携機能インストーラ..................................20SharePoint Server連携機能の環境構築手順.........................95SharePoint Server連携機能のセキュリティ対策......................67SharePoint Server連携機能の有効化.....................................33sqlcmdコマンド....................................................................38,65SSOの設定...............................................................................28stsadmコマンド..........................................................................46

[T]Teamware Collaboration Suite...................................................1Teamware Collaboration Suite統合インストーラ......................20Teamware Collaboration Suiteの運用管理.............................68Teamware Collaboration Suiteのログ.......................................74TeamWARE Office....................................................................1TeamWARE Officeインストーラ...............................................20TeamWARE Officeスキーマ定義............................................98TeamWARE OfficeとActive Directoryの標準マッピング..... 101TeamWARE OfficeとSharePoint Serverの連携機能..............76TeamWARE Officeの資産のバックアップ..............................74TeamWARE Officeのログ........................................................75TeamWARE Webパーツ.........................................................76TeamWAREゲートウェイログ...................................................75TeamWAREサーバの管理......................................................71TeamWAREサーバの再登録..................................................71TeamWARE バナー................................................................78twCrawlCtlコマンド..................................................................69twCsUtilコマンド.............................................................47,70,71twSrvUtilコマンド................................................................48,71tw_to_ldap_attr_map_fileオプションパラメタ.........................102

[W]Webサービスの初期化ファイル...............................................28

[あ]インデックスサーバ...................................................................24運用開始手順............................................................................8エンタープライズ構成................................................................7エンタープライズサーチ...........................................................13横断検索...............................................................................3,79

[か]外部LDAPサーバのセキュリティ対策...................................100外部LDAPサーバ....................................................................95外部LDAPサーバの起動・停止..............................................99外部LDAPサーバのセットアップ.............................................97外部LDAPサーバの選定........................................................97鍵ファイル.................................................................................28グループプロパティの表示.................................................58,92クロールルール........................................................................46クロールログ.............................................................................75検索管理..................................................................................68検索機能をインストールする...................................................24検索のログ................................................................................71個人用サイト.............................................................................13コンテンツソース.......................................................................47コンテンツソースの一覧表示...................................................70コンテンツソースの管理...........................................................68コンテンツソースの削除...........................................................71コンテンツソースの登録...........................................................71コンテンツのクロール...............................................................68

[さ]大エントリ数..........................................................................99

サイトおよび資源の権限..........................................................12サイトおよび資源の利用対象者..............................................12サイト構成...................................................................................4サイトコレクションの機能..........................................................11サイトディレクトリ.......................................................................10サイトの機能.............................................................................11システム構成..............................................................................3情報共有....................................................................................2情報ポータル.............................................................................1新規のインストール手順..........................................................20セキュリティトリマ.......................................................................46増分クロール............................................................................69

[た]代替アクセスマッピング............................................................31ディレクトリエントリの管理方法.................................................13ディレクトリエントリをActive Directoryで管理..........................26ディレクトリエントリをTeamWARE Officeで管理.....................26ディレクトリエントリをTeamWARE Officeで管理する事前準備. . .15導入準備....................................................................................8トップページのカスタマイズ.....................................................71トップページの画面例..............................................................72トップページのレイアウト..........................................................71トップレベルサイトで提供する機能と画面の設計.....................9

- 114 -

Page 123: Teamware Collaboration Suite V1 - Fujitsu Japansoftware.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M100002/B1WD...はじめに このたびは、Teamware Collaboration Suite V1.0L10をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。Teamware

[は]バックアップ..............................................................................74フルクロール.............................................................................68プロトコルハンドラー.................................................................44フロントエンドWebサーバ.........................................................24本日のスケジュール(グループ)...............................................78

[や]ユーザプロパティの表示..........................................................92

[ら]ライブラリ連携機能...................................................................80

- 115 -


Recommended