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X-ray エフェクト チュートリアル 株式会社ソフトウェア・トゥー

X-ray エフェクト チュートリアルdownload.swtoo.com/Strata/3DCX/tutorial/014/CX_X-ray...ディスプレースメント、X-ray、腐蝕が適用され ていることが確認できます。腐蝕を選択し、マッピングのx,y領域をそれぞれ

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X-ray エフェクト チュートリアル

株式会社ソフトウェア・トゥー

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1 立方体ツールで立方体を描き、ジオメトリー変換ダイアログ(モデリングメニュー)からポリゴンメッシュオブジェクトに変換します。

2 オブジェクト編集モードに切り替え、面モード/ポリゴン移動ツールで全てのポリゴンを選択します。

3 面モード/ベベルツールを選択し、オブジェクト上をドラッグして、左図のようなオブジェクトになるようにベベルを適用します。

はじめに

STEP-01 パーツ1オブジェクトを作る

今回のチュートリアルでは、Strata 3D CXのポリスプラインSDS、旋回、パス押し出しといったモデリング機能を使って各種オブジェクトを作成し、イメージテクスチャーの環境属性によってX-rayのような効果を表現していきます。また、ディスプレースメントや腐蝕テクスチャーを用いて、電子顕微鏡で覗いたようなイメージを作成していきます。

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4 面モード/エクストルードツールに切り替え、全ての面を選択してください。その後、キーボードの「↓」矢印キーを2回押し、「Enter」キーで確定してください。これで面上に新たな面を生成することができました。

5 面モード/エクストルードツールを使用し、  で生成された面を押し出します。

面を押し出す際には、法線移動用モディファイアキー(Machintosh では Command キー、WindowsではCtrl キー)を押しながら押し出してください。

6 面モード/ポリゴン拡大/縮小ツールを使用し、押し出した面を少し縮小します。

縮小する際にも、モディファイアキー(上記参照)を押しながら縮小してください。拡大/縮小モディファイアキーを使用することでオブジェクトの原点の位置を変えずに拡大/縮小を行うことができます。

7 オブジェクト編集モードを終了します。

次に、エクステンションパレットのコマンドタブからサブディバイドを実行し、ポリスプラインオブジェクトにします。

その後、オブジェクトプロパティパレットから複雑度を2に設定してください。

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テクスチャーを作成していきます。

リソースパレットの背景タブを選択し、「新規」ボタンから「単色」を選びます。

カラーは白色に設定してください。

9 リソースパレットのテクスチャータブに移り、新規イメージテクスチャーを作成します。

左図の通り、各属性値を設定してください。ここでは透明度を50%、反射率を5.0~50%に設定してあります。

環境属性には、  で作成した白の単色を読み込みます。

イメージテクスチャーの作成が終わったら、パーツ1オブジェクトにドラッグ&ドロップで適用してください。

10 環境パレットの光源タブからディレクショナルライトを選択し「非表示」にチェックを入れます。

レンダリングを実行してみましょう。

これでパーツ1オブジェクトの完成です。

このチュートリアルデータ(CX_X-ray_Sample1.s3d)は以下のURLからダウンロードできます。

http://download.swtoo.com/Strata/3DCX/tutorial/014/CX_X-ray_Sample1.sit

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2 左図の矢印が示している赤いポイントを旋回ツールでクリックし、2Dテンプレートを360°旋回させます。

3 リソースパレットに読み込まれているX-ray テクスチャーをドラッグ&ドロップで適用します。

レンダリングを実行してみましょう。

これでパーツ2オブジェクトの完成です。

1 ペンツールを使用し、左図のように描きます。

または、Adobe Illustrator で描いたパスを読み込んでも構いません。

STEP-02 パーツ2オブジェクトを作る

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2 エクステンションパレットのツールタブから「パス押し出し」ツールを選択し、2Dの円オブジェクトをパスまでクリック&ドラッグします。左図のように赤く選択されたことを確認し、マウスボタンを離してください。

これでパスに沿って押し出された3Dオブジェクトに変換されました。

3 パーツ1、パーツ2オブジェクトと同じように、リソースパレットに読み込まれているX-ray テクスチャーをドラッグ&ドロップで適用します。

レンダリングを実行してみましょう。

これでパーツ3オブジェクトが完成しました。

1 パーツ3オブジェクトはパス押し出し機能を使って作成します。パス押し出し機能を使えば、2Dオブジェクトを指定されたパスに沿って押し出して3Dオブジェクトを作成することができます。

左図のように、ペンツールで押し出しのためのパスを2本描き、パスの先端(描画開始位置)に押し出す2Dオブジェクトを円/楕円ツールで描いてください。

STEP-03 パーツ3オブジェクトを作る

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2 Adobe Photoshop を使用してディスプレースメントマップに使用するテクスチャーを描きます。

500×500pixel 程度の新規ファイルを作成し、Option(WindowsではAlt)キーを押しながら「フィルタ」メニュー>「描画」のサブメニューから「雲模様2」を実行してください。

雲模様フィルタはOption/Alt キーを押しながら実行することで、模様のコントラストが高くなります。

3 再度、「フィルタ」メニュー>「ぼかし」のサブメニューから「ぼかし(ガウス)...」を5pixel 程度で実行します。

これでディスプレースメントマップに使用するテクスチャーが完成しました。

任意に名前を付け、保存してください。

※このテクスチャーは「CX_X-ray_Sample1.sit」に含まれています。

1 四角形ツールで四角形を描き、ジオメトリー変換ダイアログからベジェサーフェイスに変換してください。

このオブジェクトはディスプレースメントマップを使用して表面の凹凸を表現させます。

STEP-04 パーツ4オブジェクトを作る

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5 再度、リソースパレットのポップアップメニューから「腐蝕」を選びます。

腐蝕テクスチャーも基本的にはバンプマップです。ディスプレースメントと組み合わせることにより、オブジェクト表面の凹凸をより細かく表現することができます。

腐蝕ダイアログが開きますので、左図の通りそれぞれ値を入力し、パーツ4オブジェクトに適用してください。

4 リソースパレットのテクスチャータブを選択し、新規ボタンの右側にあるポップアップメニューから「ディスプレースメント」を選びます。

ディスプレースメントダイアログが開きますので、マップボタンから ~ で作成したテクスチャーを読み込み、サンプリングと最大の高さにそれぞれ「サンプリング:100」、「最大の高さ:7」と値を入力します。

ディスプレースメントマップの適用後、リソースパレットからX-rayテクスチャーも適用しておいてください。

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1 左図のようにパーツ1~4オブジェクトを複製/配置を行い、カメラを設定します。

またカメラは、電子顕微鏡で覗いた雰囲気により似せるように、被写界深度を設定します。

カメラオブジェクトを選択し、オブジェクトプロパティで被写界深度のチェックをオンにし、2インチに設定してください。このように被写界深度を設定することにより、焦点距離の近辺だけに焦点を合わせることが可能になります。

6 オブジェクトプロパティのテクスチャータブには、ディスプレースメント、X-ray、腐蝕が適用されていることが確認できます。

腐蝕を選択し、マッピングの x,y 領域をそれぞれ2%に設定してください。

レンダリングを実行してみましょう。

これでパーツ4オブジェクトが完成しました。

STEP-04 シーンを作成する

ここまでのチュートリアルデータ(CX_X-ray_Sample2.s3d)は以下のURLからダウンロードできます。

http://download.swtoo.com/Strata/3DCX/tutorial/014/CX_X-ray_Sample2.sit

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3 また、X-ray テクスチャーの環境属性に読み込む背景に色を加えることで、面白い効果を得ることもできます。

2 レンダリングを実行してみましょう。

これでイメージの完成です。

完成したチュートリアルデータ(CX_X-ray_Sample3.s3d)は以下のURLからダウンロードできます。

http://download.swtoo.com/Strata/3DCX/tutorial/014/CX_X-ray_Sample3.sit