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Windows 10 対応の
アプリケーション
テスト環境の作成について
作成 2015 年 9 月
2 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
この文書が翻訳版の場合、オリジナル版と内容に違いが認められた場合にはオリジナル版に従
うものとします。記載された情報は発行日時点のものです。
この文書に記載されている URL や参照しているウェブサイトを含む情報や見解は、予告なく変
更される場合があます。断りがない限り、例として記載されている企業、組織、製品、ドメイ
ン名、メールアドレス、ロゴ、人名、場所、事象は架空のもので、実在の企業、組織、製品、
ドメイン名、メールアドレス、ロゴ、人名、場所、事象とは関連性がなく、また意図したり暗
示するものではありません。利用者はすべての適用される著作権法にした従う責任を負うもの
とします。著作権により権利の制限がない場合は、Microsoft Corporation による明記された許
諾がない限り、この文書のいずれの部分も複製、保管、復旧用システムへの取り入れ、いかな
る方法 (電子的、機械的、複写式、記録、その他) もしくはいかなる目的で任意の形式への送信
をすることができません。
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の知的財産の権利を保有する場合があります。Microsoft からの文書による使用許諾契約に明示
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的財産のいかなる許諾を与えるものではありません。
® 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
Microsoft は、米国における Microsoft Corporation および、またはその他の国における登録商標
もしくは商標です。
実在する会社の名称と製品はそれぞれの所有者に帰属する場合があります。
3 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
目次
はじめに ...................................................................................................................................................................... 4
Windows 10 互換性環境の構築について ................................................................................................... 4
仮想マシン環境の作成 ........................................................................................................................................... 5
Hyper-V 仮想マシンのダウンロード ........................................................................................................... 5
Hyper-V での仮想マシンの作成 .................................................................................................................... 6
仮想マシンの起動 ............................................................................................................................................ 11
日本語の言語パックのインストール ........................................................................................................ 14
Microsoft Azure 環境の作成 ............................................................................................................................. 19
アプリケーションのテスト............................................................................................................................... 27
4 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
はじめに
Windows 10 互換性環境の構築について
Windows 10 におけるアプリケーションの互換性を検証するには、Windows 10 の環境を作
成する必要があります。Windows 10 リリース直後においては、次の 2 種類の環境でアプリ
ケーションをテストすることが推奨されます。
• アプリケーションをインストール済みの Windows 8.1 、あるいは Windows 7 より
Windows 10 へアップグレードした環境。
• Windows 10 を新規インストールした環境を使って、アプリケーションをインストール
した環境。
このガイドでは、テストするアプリケーションを除く Windows 10 環境の構築方法について
説明します。Windows 10 環境を作成するには、次の 4 種類の方法があります。
1. Windows 8.1、あるいは Windows 7 環境を Windows 10 へアップグレードする。
Windows 10 へアップグレードした PC に対して、Windows 10 を新規インストールす
る。
2. Windows 10 の新規インストール メディアを使って、新規インストールする。
この作業には、Windows 10 の新規購入、あるいは MSDN サブスクリプションが必要に
なります。
3. 仮想マシンの Windows 10 環境を構築する。
4. MSDN サブスクリプションをお持ちの場合は、MSDN の Microsoft Azure 特典を使用し
て Microsoft Azure 上に Windows 10 仮想マシンを構築する。
1 から 3 の作業には、Windows 10 にするための PC が必要になります。
3 の仮想マシン 環境を作成するためには、Hyper-V、VrtualBox、VmWare などの仮想化ソ
フトウェアが必要になります。
4 の Microsoft Azure の仮想マシン環境を作成するためには、MSDN サブスクリプションが
必要になります。本ガイドでは、3 の仮想マシン環境の構築方法を説明します。
5 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
仮想マシン環境の作成
Hyper-V 仮想マシンのダウンロード
Microsoft Edge デベロッパー センターの [ツール] – [仮想マシン] より、「Microsoft Edge
on Win 10」をダウンロードします。
https://dev.modern.ie/tools/vms/windows/
• Vertual machine:「Microsoft Edge on Win 10」を選択します。
• プラットフォームの選択:「HyperV_2012」を選択します。
ダウンロードした「Microsoft Edge.Win10.For.Windows.HyperV.zip」を展開します。展開す
ると、次のフォルダーが作成されます。
• Virtual Hard Disks
IE11 - Win10.vhdx ファイルが含まれています。
• Virtual Machines
38066B56-2411-4C69-8635-D9140A0BF3F4.XML ファイルが含まれています。
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Hyper-V での仮想マシンの作成
Hyper-V を使用するには、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、Windows 8.1
のホスト OS が稼働する PC が必要になります。これらのホスト OS で、Hyper-V を使用で
きるようにしておきます(サーバー OS の場合は、役割の追加で Hyper-V を追加します。
Windows 8.1 の場合は、Windows の機能の追加で Hyper-V を追加します)。
Hyper-V が使用できる環境になりましたら、最初にダウンロードした仮想マシンを展開して
できた、「38066B56-2411-4C69-8635-D9140A0BF3F4.XML」を編集します。編集は、75 行
目の pathname の値である、
「C:\Users\Alex\Desktop\Modern.IE\HyperVListaParaSysprep\IE11 - Win10」を適切なパスに
変更します。
<drive0>
<iops_limit type="integer">0</iops_limit>
<iops_reservation type="integer">0</iops_reservation>
<pathname
type="string">C:\Users\Alex\Desktop\Modern.IE\HyperVListaParaSysprep\IE11 -
Win10\Virtual Hard Disks\IE11 - Win10.vhdx</pathname>
<persistent_reservations_supported
type="bool">False</persistent_reservations_supported>
<type type="string">VHD</type>
<weight type="integer">100</weight>
</drive0>
「38066B56-2411-4C69-8635-D9140A0BF3F4.XML」の編集後に上書き保存をしましたら、
「Hyper-V マネージャー」を起動します。
7 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
[仮想マシンのインポート] をクリックします。
[次へ] をクリックします。
8 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
[インポートする仮想マシンを含むフォルダーを指定してください]に、ダウンロードして展
開した仮想マシンの「38066B56-2411-4C69-8635-D9140A0BF3F4.XML」のフォルダーを指
定してから、[次へ] をクリックします。
9 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
インポートする仮想マシンに「IE11- Win10」が選択されているのを確認してから、「次
へ」をクリックします。
インポートの種類を選択してから、[次へ] をクリックします。
10 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
環境に応じてエラーが発生しましたら、その対応を行ってから [次へ] をクリックします。
この例では、「イーサネット スイッチ」のエラーが発生していますので、仮想スイッチを
設定してから、[次へ] をクリックします。
インポートが完了すれば、[完了] をクリックします。
注 仮想マシンに設定するメモリは、1G から 2G が推奨値となります。インポートの種類
を「インプレース」を選択すると、仮想ハード ディスクは展開した「IE11 - Win10.vhdx」
が使用されるようになります。
11 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
仮想マシンの起動
Hyper-V マネージャーから、「IE11 – Win10」 をダブル クリックします。
[起動] をクリックして、仮想マシンを起動します。
12 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
仮想マシンが起動すると、[画面の設定] が表示されます。
適切な解像度を選択して、[接続] をクリックします。
ユーザーが「IEUser」となり、パスワード入力になります。パスワードに、「Passw0rd!」
(大文字の P、小文字で assw、数字の ゼロ、小文字で rd、記号の !)を入力します。
13 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
注 既定のユーザー名/パスワードである「IEUser/Passw0rd!」を変更するようにしてくだ
さい。その理由は、誰もが知っているためです。また、必要に応じて Windows Update を
実施して、更新プログラムをインストールするようにしてください。
注 仮想マシンを起動してから、90 日間の検証作業を行うことができます。90 日を超える
場合は、仮想マシンを削除してから、作成しなおしてください。この制限は、Microsoft
Edge デベロッパー センターの [ツール] – [仮想マシン] のリリース ノートに記載されていま
す。
14 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
日本語の言語パックのインストール
設定アプリを起動します。
[Time & Language] – [Region & Language] をクリックします。
15 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
[Add a Language] をクリックします。
[日本語] をクリックします。
16 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
[日本語] をクリックしてから、[Options] をクリックします。
[Download] をクリックします。
ダウンロードが完了しましたら、日本語を既定の言語に設定します。
17 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
[日本語] をクリックしてから、[Set as default] をクリックします。
仮想マシンで、サインオフしてから、サインインしなおします。
18 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
これで日本語環境になりました。この後は、動作検証するアプリケーションをインストール
して、アプリケーションに問題がないかどうかを確認します。
注 Microsoft Edge デベロッパー センターで提供される仮想マシンは、Microsoft Edge や
Internet Explorer のテスト目的に提供されています。この点に、ご注意ください。
19 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
Microsoft Azure 環境の作成
Microsoft Azure でクライアント OS の仮想マシンを作成するには、MSDN サブスクリプシ
ョンの特典を使って、Microsoft Azure のサブスクリプションを作成しておく必要がありま
す。
注 MSDN サブスクリプションの特典を有効化するには、クレジット カードの登録が必要
になります。
Microsoft Azure の管理ポータルにサインインします。
https://manage.windowsazure.com/
Azure プレビュー ポータルに切り替えます(2015 年 9 月時点)。
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[新規] – [Compute] –[Marketplace] を選択してから、フィルターに「Windows 10」と入力し
ます。
「Windows 10 Enterprise (x64)」を入力して、[Enter] キーを押します。
21 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
「Windows 10 Enterprise (x64)」をクリックします。デプロイ モデルに「クラシック」を選
択します。
[作成] をクリックします。
22 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
ホスト名、ユーザー名、パスワードを入力してから、価格レベルを選択して [作成] をクリ
ックします。これで、仮想マシンのデプロイが始まりました。状況を確認するには、[クラ
ウド サービス]-[名前]をクリックします。
23 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
デプロイが終了すると、「開始中」に切り替わります。開始中になってから、[接続] をクリ
ックします。
ブラウザの設定に左右されますが、rdp ファイルのダウンロードの確認が表示されます。フ
ァイルを開くを選択すれば、リモート デスクトップで接続することができます。
注 rdp ファイルを保存しておけば、次回からは保存した rdp ファイルをダブル クリック
することで接続することができます。
24 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
接続時に、次のようなセキュリティの警告ダイアログが表示されます。
[接続] をクリックします。
25 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
ユーザー名とパスワードを指定して、接続します。
注 ユーザー名は、作成時に指定した「ホスト名\ユーザー名」と指定してください。上記
の例では、「TestWin10\ユーザー名」という形式になります。リモート コンピューター名
の「-luxtj6k7.cloudapp.net」は自動的に付与される形式となります。
セキュリティの警告が表示されますが、[はい] をクリックして接続します。接続が完了する
とリモート デスクトップが全画面で表示されます。
26 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
後は、日本語の言語パックのインストール(仮想マシン環境の作成と同じです)したり、
Windows Update で更新をしたりして、OS として環境を準備すればテスト環境としての
Windows 10 環境の完成となります。
27 © 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
アプリケーションのテスト
Windows 10 のテスト環境ができましたら、アプリケーションのテストを行います。テスト
は、以下の 3 パターンを行います。
1. アプリケーションのインストール。
2. アプリケーションの動作確認。
3. アプリケーションのアン インストール。
3 パターンのテストを行って、問題が発生しないかどうかを確認してください。問題が発生
しなければ、アプリケーションは Windows 10 で問題なく動作することになります。もし、
問題が発生しましたら、アプリケーションに対策を行ってから、もう一度テストを行ってく
ださい。
このテストで、Windows 10 におけるアプリケーションの新規導入テストは完了となりま
す。
もし、Windows 10 へアップグレードする予定の PC をお持ちの場合は、アプリケーション
をインストールしたままでアップグレードをして、アプリケーションに問題が発生しないか
どうかをご確認ください。アップグレード後であっても、アプリケーションに問題が発生し
ないのであれば、アプリケーションの Windows 10 対応作業はこれで完了となります。