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User’sManual
IM XL120
XL100(XL121/XL122/XL124)ポータブルデータステーション(Datum-Y)(XL111/XL112/XL114)ポータブルデータロガ-(Datum-Y)ユーザーズマニュアル
IM XL1202007.4 初版(MC)
1IM XL120
はじめにこのたびは,ポータブルデータステーション/ポータブルデータロガ-をお買い上げいただきましてありがとうございます。このユーザーズマニュアルは,本機器の機能,操作方法,取り扱いの注意などについて説明したものです。ご使用前に本書をよくお読みいただき,正しくお使いください。本書の他に,クイックマニュアル,通信機能説明書(このユーザーズマニュアルと同様に,付属のCD-ROMに収納)を別途ご用意しております。クイックマニュアルは,主な機能と測定操作/設定などの基本操作を簡単に説明したものです。詳細を説明した本書とあわせてご使用ください。また,通信機能の詳細は,通信機能説明書(付属のCD-ROMに収納)をご覧ください。通信機能説明書はポータブルデータステーションに使用します。お読みになったあとは,ご使用時にすぐにご覧になれるところに,大切に保管してください。ご使用中に操作がわからなくなったときなどにお役に立ちます。
ご注意・本書の内容については,将来予告なしに変更することがあります。・また,実際の表示内容が本書に記載の表示内容と多少異なる場合があります。・本書の内容に関しては万全を期していますが,万一ご不審の点や誤りなどお気づきのこ
とがありましたら,お手数ですが,当社営業部またはお買い求めの代理店までご連絡ください。
・本書の内容の全部または一部を無断で転載,複製することは禁止されています。
商標本文中に使われている会社名,商品名は,各社の登録商標または商標です。
履歴2007年4月 初版発行
1st Edition: April 2007 (MC)
All Rights Reserved, Copyright © 2005, Yokogawa Meters & Instruments Corporation
IM XL1202
梱包内容を確認してください
梱包を開けたら,ご使用前に以下のことを確認してください。万一,お届けした製品の間違いや品不足,または外観に異常が認められる場合には,お買い求め先にご連絡ください。
XL100本体リアパネルの形名銘板に記載されている形名と仕様コードで,ご注文どおりであることを確認してください。
XL100
No.
形名
お買い求め先にご連絡いただく際には,この番号もご連絡ください。
形名
形名 仕様内容
XL121 端子台ユニット(8ch)付きXL122 端子台ユニット(16ch)付きXL124 M3ネジ端子台ユニット(16ch)付き
XL111 端子台ユニット(8ch)付き,SDカード保存/通信機能なしXL112 端子台ユニット(16ch)付き,SDカード保存/通信機能なしXL114 M3ネジ端子台ユニット(16ch)付き,SDカード保存/通信機能なし
計器番号リアパネルの形名銘板には,計器番号が記載されています。お買い求め先にご連絡いただく際には,この番号もご連絡ください。
付属品次の付属品が揃っていること,損傷がないことを確認してください。
No. 名称 形名 備考
1 端子台ユニット 95052/95053 形名がXL111/XL121のとき:95052,XL112/XL122のとき:95053,
/95055 XL114/XL124のとき:95055
2 ラバーブーツ 93036 耐衝撃用
3 端子用ドライバ -
4 サイドカバー - XL121/XL122/XL124のみ
5 ACアダプタ 94010-M 日本国内(AC100V)用
6 クイックマニュアル IM XL120P
7 CD-ROM - 標準ソフトウェアおよびPDF版マニュアル(ユーザーズマニュアル(本書),クイックマニュアル,通信機能説明書)
1. 2. 3. 4.
5. 6.
1.
注:1~3は,すべて本体に装着されて,出荷されています。
b
+-
ch1
b
+-
ch2
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+-
ch3
b
+-
ch4
b
+-
ch5
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+-
ch6
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+-
ch8
(例:95052)
7.
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アクセサリ/補用品(別売品)アクセサリ/補用品として,次のものがあります。アクセサリ/補用品についてのお問い合わせやご注文は,お買い求め先までご連絡ください。アクセサリ
名称 形名 備考
Type-K熱電対 90060 5m×4セット
携帯用ケース 93037 本体およびアクセサリの収納用
リチウムイオンバッテリ 94009 電圧:7.4V,容量:2400mAh
ディジタルI/Oケーブル 91029 パルス入力/ロジック入力/アラーム出力用,長さ:3m
通信ケーブル 91011 RS-232通信パソコン接続用,ピン数:9ピン
プリンタ 97010 感熱紙1巻,バッテリパック付き
プリンタ用ACアダプタ 94005 国内用
RS232Cケーブル 91010 プリンタ接続用,ピン数:9ピン
プリンタ用感熱紙 97080 10巻入り
本体スタンド 93039 机上での斜め置き,壁掛け,DINレール取付対応
多回路電力モジュール 97042 7回路,1�2W/1�3W/3�3W対応
アプリケーションソフトウェア(Datum-LOGGER) XL900 オンラインデータ収集,データ解析用
電流クランプセンサ 96040 50A,多回路電力測定モジュール用
電流クランプセンサ 96042 200A,多回路電力測定モジュール用
補用品
名称 形名 備考
端子台ユニット(8ch) 95052 8ch,押し締め端子タイプ
端子台ユニット(16ch) 95053 8ch,押し締め端子タイプ
M3ネジ端子台ユニット(16ch) 95055 16ch,M3ネジ端子タイプ
ラバーブーツ 93036 耐衝撃用
ACアダプタ 94010-M 日本国内(AC100V)用
【補足】
梱包箱は,保存されることをおすすめします。お客様で製品を輸送されるときお役にたちます。
梱包内容を確認してください
IM XL1204
本機器を安全にご使用いただくために
本機器を正しく安全に使用していただくため,本機器の操作にあたっては下記以降の注意事項を必ずお守りください。本書で指定していない方法で使用すると,本機器の保護機能が損なわれることがあります。なお,これらの注意に反したご使用により生じた障害については,当社は責任と保証を負いかねます。本機器および本書では,安全に関する以下のようなシンボルマークを使用しています。
“取扱注意”を示しています。人体および機器を保護するために,ユーザーズマニュアルやサービスマニュアルを参照する必要がある場所に付いています。
直流を示しています。
交流を示しています。
ON(電源)の状態を示しています。
OFF(電源)の状態を示しています。
警告
回避しないと,使用者が死亡または重傷を負う危険が想定される場合に使用します。
注意
回避しないと,使用者が軽傷を負う危険が想定される場合,または製品などの機器に物理的損害が発生する可能性が想定される場合に使用します。
注記
製品を取り扱う上で重要な情報,および操作や機能を知る上で注意すべきことがらを記述する場合に使用します。
【補足】
“補足”を示しています。説明を補足するためのことがらを記述する場合に使用します。
参照
“参照”を示しています。参照すべき項目を記述する場合に使用します。
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感電事故など,使用者の生命や身体に危険が及んだり,機器損傷の恐れがあるため,次の注意事項をお守りください。
警告
●本機器のケース取り外し
ケースを外したり,分解または改造をすることは,固くお断りします。
内部の点検および調整は,裏表紙に記載の営業拠点にご連絡ください。
●ガス中での使用
可燃性,爆発性のガスまたは蒸気のある場所では,本機器を動作させないでください。そのような環境下で本機器を使用することは大変危険です。
●電源の確認
本機器の電源電圧が供給電源の電圧に合っているか必ず確認したうえで,本機器の電源を入れてください。
●異常の場合には
万が一,煙や異常な高温の発生,変な臭いがするなど異常があった場合は,ただちに電源スイッチをOFFにして,電源コードをコンセントから抜いてください。また,入力端子に接続している測定対象の電源も切ってください。(絶対に使用しないでください。)異常な状態になったときは,弊社の営業拠点にご連絡ください。
なお,お客様による修理は危険ですのでおやめください。
●電源コードについて
・ 感電や火災防止のため,電源コードは当社から供給されたものをご使用ください。
・ 電源コードの上に物を乗せたり,電源コードが発熱物に触れないように注意してください。また,電源コードの差し込みプラグをコンセントから抜くときは,コードを引っ張らずに必ずプラグを持って引き抜いてください。
・ コードが傷んだときは,お買い求め先にご連絡ください。
本機器を安全にご使用いただくために
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起動時の言語設定について
本機器の初回起動時(お買い求めいただいて,一番初めに電源を入れたとき),使用する言語を設定する必要があります。下記手順に従い,使用する言語を設定してください。一度設定すると,次回起動時には設定していただいた言語で起動するようになります。
1. 電源スイッチをONにすると以下の画面が表示されます。
2. 方向キーで使用する言語を選択し,SELECTキーを押します。使用言語が設定され,自動的にセルフテストが開始されます。
【補足】
一度設定した言語設定を変更する場合には,「SETTING」キーを押して,「ハードウェア設定」-「表示言語」を選択して設定を変更してください。
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目次
梱包内容を確認してください......................................................................................................................... 2本機器を安全にご使用いただくために ........................................................................................................ 4起動時の言語設定について............................................................................................................................. 6
第1章 機能説明1.1 XL100について................................................................................................................................ 1-11.2 入力部の機能 .................................................................................................................................... 1-21.3 表示機能............................................................................................................................................. 1-51.4 アラーム機能 .................................................................................................................................... 1-91.5 データ保存/読み込み機能とファイル処理機能 ..................................................................... 1-111.6 演算機能.......................................................................................................................................... 1-131.7 設定機能.......................................................................................................................................... 1-141.8 通信機能(XL121/XL122/XL124のみ) ................................................................................... 1-171.9 その他の主な機能 ......................................................................................................................... 1-19
第2章 各部の名称と機能2.1 フロントパネルと端子台ユニット ............................................................................................... 2-12.2 側面部と背面部 ................................................................................................................................ 2-32.3 データ表示画面 ................................................................................................................................ 2-42.4 設定画面.......................................................................................................................................... 2-20
第3章 使用上の注意と配線3.1 使用上の注意 .................................................................................................................................... 3-13.2 使用環境について ............................................................................................................................ 3-23.3 測定入力信号線の配線 .................................................................................................................... 3-43.4 パルス入力/ロジック入力/アラーム出力信号線の配線.......................................................... 3-73.5 外部トリガ入出力信号線の配線 ................................................................................................... 3-83.6 電源の接続...................................................................................................................................... 3-103.7 リチウムイオンバッテリ(別売品)の取り扱いについて ........................................................ 3-113.8 通信配線(XL121/XL122/XL124のみ) ................................................................................... 3-123.9 USBメモリの接続......................................................................................................................... 3-16
第4章 基本操作4.1 電源スイッチのON/OFF ................................................................................................................ 4-14.2 キー操作の基本 ................................................................................................................................ 4-44.3 日付/時刻の設定 ........................................................................................................................... 4-164.4 システムリセット(設定の初期化) ............................................................................................. 4-184.5 画面のバックライトの設定......................................................................................................... 4-194.6 キーロック...................................................................................................................................... 4-204.7 外部記憶メディアのセットと取り出し .................................................................................... 4-21
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目次
第5章 入力チャネルに関する設定5.1 アナログ入力チャネル設定............................................................................................................ 5-15.2 パルス入力チャネル設定................................................................................................................ 5-55.3 ロジック入力チャネル設定............................................................................................................ 5-85.4 RANGEキーによるレンジ/スパン/スケールダイレクト設定 ............................................ 5-10
第6章 アラームに関する設定6.1 アナログ入力チャネルのアラーム設定 ....................................................................................... 6-16.2 パルス入力チャネルのアラーム設定 ........................................................................................... 6-36.3 ロジック入力チャネルのアラーム設定 ....................................................................................... 6-56.4 演算/通信チャネルのアラーム設定(通信チャネルはXL121/XL122/XL124のみ) ......... 6-76.5 アラーム出力/表示設定.................................................................................................................. 6-96.6 アラームの検索操作 ..................................................................................................................... 6-11
第7章 表示内容の設定と操作7.1 動作モードと画面切り替え操作 ................................................................................................... 7-17.2 グループの設定 ................................................................................................................................ 7-37.3 背景色/グリッド/バーグラフ基準位置の設定 .......................................................................... 7-57.4 アラームライン設定 ........................................................................................................................ 7-77.5 時間軸の切り替え操作 .................................................................................................................... 7-9
第8章 測定データの演算設定8.1 演算の設定......................................................................................................................................... 8-18.2 統計演算設定 .................................................................................................................................... 8-4
第9章 データ保存/読み込みの設定と操作9.1 測定/演算データの保存設定.......................................................................................................... 9-19.2 測定/演算データファイルの読み込み ......................................................................................... 9-89.3 測定/演算データのマニュアルデータ保存................................................................................. 9-99.4 アラームサマリデータの保存 .................................................................................................... 9-109.5 ログデータの保存 ......................................................................................................................... 9-119.6 設定データの保存と読み込み .................................................................................................... 9-129.7 ファイル名の変更 ......................................................................................................................... 9-139.8 ファイルの削除 ............................................................................................................................. 9-149.9 データのコピー ............................................................................................................................. 9-159.10 外部記憶メディア/内部メモリのフォーマット ..................................................................... 9-179.11 ログ情報の初期化 ......................................................................................................................... 9-189.12 自動測定/保存機能 ....................................................................................................................... 9-19
第10章 通信機能の設定10.1 通信インタフェースの選択......................................................................................................... 10-110.2 シリアル通信の設定(RS-232/RS-485/Modbus/通信チャネルの各設定) .................... 10-310.3 USB IDの設定................................................................................................................................ 10-710.4 イーサネットインタフェースの設定 ........................................................................................ 10-810.5 FTPクライアントの設定 ........................................................................................................... 10-1210.6 Webサーバの設定....................................................................................................................... 10-1410.7 Eメール送信の設定..................................................................................................................... 10-1610.8 ダイヤルアップの設定 ............................................................................................................... 10-20
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目次
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第11章 その他の機能11.1 印刷出力設定と印刷操作(XL121/XL122/XL124のみ) ...................................................... 11-111.2 ビープ音の設定 ............................................................................................................................. 11-411.3 ID番号の設定.................................................................................................................................. 11-511.4 表示言語の設定 ............................................................................................................................. 11-611.5 温度単位の設定 ............................................................................................................................. 11-711.6 ユーザ登録...................................................................................................................................... 11-811.7 キーログイン/ログアウト設定とその操作.............................................................................. 11-911.8 システム情報の表示 ................................................................................................................... 11-1111.9 フィルタの設定 ........................................................................................................................... 11-12
第12章 トラブルシューティング12.1 トラブルシューティング方法 .................................................................................................... 12-112.2 メッセージ一覧とその対処......................................................................................................... 12-212.3 製品の廃棄について ..................................................................................................................... 12-6
第13章 仕様13.1 入力部の仕様 ................................................................................................................................. 13-113.2 表示機能の仕様 ............................................................................................................................. 13-413.3 保存機能の仕様 ............................................................................................................................. 13-513.4 アラーム(警報)の仕様 .................................................................................................................. 13-713.5 通信機能の仕様(XL121/XL122/XL124のみ) ...................................................................... 13-813.6 その他の機能仕様 ....................................................................................................................... 13-1013.7 一般仕様........................................................................................................................................ 13-1113.8 外形図 ............................................................................................................................................ 13-13
付録付録1 設定内容一覧とユーザ登録権限 ................................................................................................. 付-1付録2 システムリセット、端子台変更時の初期化項目 .................................................................... 付-4
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機能説明
1.1 XL100について
XL100は,直流電圧や熱電対,測温抵抗体などのアナログ入力を定期的にサンプリングし,サンプリングして得られた測定データを内部メモリに取り込み,波形,数値,またはバーグラフで測定データの変化を液晶画面に表示できるハンディタイプのデータロガーです。測定データは,CFカードやSDカードの外部記憶メディアにも保存でき,保存されたデータは,読み込んで再表示したり,付属のソフトウェアを使って,パソコンのディスプレイに表示したりすることができます。
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また,XL100に標準装備されているイーサネットインタフェースを使って,ネットワーク上のサーバに測定データを自動送信したり,XL100の内部メモリや外部記憶メディアに保存した測定データをネットワーク上のパソコンに取り込んだりすることもできます。
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注記
SD カードの測定データ保存機能と,イーサネットインターフェースを含む通信機能全般は,XL121/XL122/XL124のみで対応しています。
第1章 機能説明
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1.2 入力部の機能
測定チャネル数/サンプリング周期
アナログ入力端子には,8チャネルと16チャネルの2種類があります。
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ch1
b
+-
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+-
ch3
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+-
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+-
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端子台ユニット(8ch):95052 端子台ユニット(16ch):95053M3ネジ端子台ユニット(16ch):95055
サンプリング周期(測定周期およびデータ保存周期)は,下表のように入力チャネル数によって,異なります。
チャネル数 サンプリング周期
8 100, 200 ,500ms, 1 , 2, 5, 10, 20, 30s, 1, 2, 5, 10, 20 , 30min, 1h
16 200 ,500ms, 1 , 2, 5, 10, 20, 30s, 1, 2, 5, 10, 20 , 30min, 1h
入力の種類と演算
入力の種類には,下表に示すように,アナログ入力として直流電圧,熱電対,および測温抵抗体があり,その他の入力としてパルス信号(1ch)およびロジック信号(2ch)があります。また,2つの入力の四則演算を行い,その演算値を演算チャネルとして割り当てて測定値と同様に表示したり,測定値の統計演算値を表示することができます。
入力/演算 説明
直流電圧 ±100mV~±50Vの直流電圧を測定できます。
熱電対 R,S,B,K,E,J,T,N,W,L,Uの各タイプから選択できます。
測温抵抗体 Pt100,JPt100のどちらかのタイプを選択できます。
パルス信号 パルス入力を回転数,積算値,または瞬時値で表示します。
ロジック信号 電圧入力が0.9V未満のときにOFF(0),2.1V以上のときにON(1)として,ロジック波形を表示します。
演算 入力の種類が「直流電圧」,「熱電対」,「測温抵抗体」,または「パルス入力」の場合,チャネル間の演算値(四則演算)を、設定したチャネルの測定値として表示します。
統計演算 測定値の最大値,最小値,平均値,ピーク値,または実効値を演算し,表示します。
入力レンジ/測定可能範囲
直流電圧,熱電対,測温抵抗体のアナログ入力には入力レンジ/タイプを設定し,パルス信号のディジタル入力には測定可能範囲を設定します。・直流電圧の場合
下表に示す入力レンジの中から選択します。
入力レンジ 測定可能範囲 表示最高分解能
100mV -100.00~100.00mV 10μV
500mV -500.0~500.0mV 100μV
1V -1.0000~1.0000V 100μV
5V -5.000~5.000V 1mV
10V -10.000~10.000V 1mV
50V -50.00~50.00V 10mV
1-5V/f.s. 1.000~5.000V 1mV
f.s.:測定可能範囲
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機能説明
・熱電対/測温抵抗体の場合下表に示す熱電対のタイプまたは測温抵抗体のタイプの中から選択します。
入力の種類 タイプ 測定可能範囲
熱電対 R 0~1768℃S 0~1768℃B 600~1800℃K -200.0~1372.0℃E -200.0~1000.0℃J -200.0~1200.0℃T -200.0~400.0℃N -200.0~1300.0℃W 0~2315℃L -200.0~900.0℃U -200.0~400.0℃
測温抵抗体 Pt100 -200.0~850.0℃JPt100 -200.0~500.0℃
・パルス信号入力パルスの立ち上がり(L→H)で,下記の測定を行います。・パルス(瞬時値):サンプリング周期ごとのパルス数をカウントし,表示します。・パルス(積算値):ロギング開始からサンプリング周期ごとのパルス数を積算表示しま
す。・回転数: 1秒ごとのパルス数をカウントし,回転数に変換して表示します。
入力の種類 レンジ 最大パルス入力数
パルス(瞬時値) なし 50k/サンプリング周期
パルス(積算値) 50kc/f.s. 50k/サンプリング周期500kc/f.s.5Mc/f.s.50Mc/f.s.500Mc/f.s.
回転数 500rpm/f.s. 50k/sec5krpm/f.s.50krpm/f.s.500krpm/f.s.
f.s.:測定可能範囲
・ロジック信号の場合下記に固定です。Low:0.9V未満または入力端子の短絡High:2.1V以上または入力端子の開放
スケーリング
直流電圧/熱電対/測温抵抗体/パルス入力の場合,測定値を目的に合った単位を持つ数値に変換して表示することができます。入力の表示スパン上下限値と,変換後のスケールの上下限値と単位を設定します。パルス入力の場合,変換比,オフセット値,変換後のスケールの上下限値と単位を設定します。
バーンアウト
熱電対で温度測定する場合,熱電対が断線したときに,+レンジオーバ(「+*****」と表示)に測定結果を固定します。
1.2 入力部の機能
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基準接点補償
熱電対で温度測定する場合,本機器では,機器内部の基準接点補償機能を使用します。
アベレージ機能
アベレージ機能は,測定データに対して下式の移動平均の処理を行い,入力信号に重畳するノイズの影響を押さえます。測定データの表示数値がふらついて読み取りにくい場合などに使用します。Dn=(Mn-(m-1)+・・・Mn-2+Mn-1+Mn)/m
Dn:n-(m-1)~n回目までのm個の数値データを単純平均した表示値Mn-(m-1):n-(m-1)回目の数値データ・・・Mn-2:n-2回目の数値データMn-1:n-1回目の数値データMn:n回目の数値データm:平均回数(1,2,5,10,20から選択)
フィルタ機能
下表に示すカットオフ周波数のディジタルフィルタです。測定チャネル数とサンプリング周波数によって,カットオフ周波数が異なります。設定する周波数(50Hzまたは60Hz)は,使用電源の周波数に合わせてください。測定対象や環境によりノイズが大きい場合に,このフィルタ機能でノイズ成分が除去でき,正しい測定が可能になります。
サンプリング周期-カットオフ周波数対応表
サンプリング周期 100msec 200msec 500msec 1sec 2sec 5sec 10sec 20sec~
2560Hz50Hz8ch
731Hz 290Hz 144Hz 50Hz 50Hz 10Hz 10Hz
2560Hz60Hz 731Hz 290Hz 144Hz 60Hz 50Hz 10Hz 10Hz
-50Hz16ch
2560Hz 731Hz 290Hz 144Hz 50Hz 50Hz 10Hz
-60Hz 2560Hz 731Hz 290Hz 144Hz 60Hz 60Hz 10Hz
2560Hz8ch フィルタOFF 2560Hz 2560Hz 2560Hz 2560Hz 2560Hz 2560Hz 2560Hz
2560Hz16ch フィルタOFF 2560Hz 2560Hz 2560Hz 2560Hz 2560Hz 2560Hz 2560Hz
1.2 入力部の機能
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機能説明
1.3 表示機能
表示画面
本機器は,3.5型カラー液晶画面(横320ドット×縦240)を搭載しています。画面は状態表示部とデータ表示部で構成されています。・状態表示部
表示画面名,日時,内部メモリ/外部記憶メディアの使用状況,通信状況,動作モード,アラーム発生,キーロック,ユーザ名(キーログイン機能),演算,電源の状態などを表示します。
・データ表示部測定/演算データの波形表示/ディジタル表示/バーグラフ表示やアラーム/ログ/ファイル情報を表示します。また,本機器の各機能を設定するときは,設定メニューや設定内容を表示します。
状態表示部
データ表示部
動作モードと表示画面
本機器の動作モードには,下図に示すように,瞬時値測定を行う「フリーランニングモード」,データ保存の開始/終了を設定して連続測定を行う「ロギングモード」,連続測定中に過去の測定データを確認できる「ロギング・レビューモード」,保存されたデータの解析を行う「レビューモード」,設定データの保存/読み込みなどのファイル関連処理を行う「ファイル処理モード」,測定条件などの各種設定を行う「設定モード」の6つのモードがあります。動作モードに応じて,表示される内容が変わります。
HOME REVIEW FILE SETTING
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次の表示画面があります。表示内容の説明は,「2.3 データ表示画面」および「2.4 設定画面」をご覧ください。・波形+ディジタル値表示画面 ・ディジタル値表示画面
・バーグラフ表示画面
・レビュー表示画面 ・ロギング・レビュー表示画面
・アラームサマリ表示画面
・ログ(エラー)表示画面 ・ログ(キーログイン/ログアウト)表示画面
1.3 表示機能
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機能説明
・ログ(通信コマンド)表示画面 ・ログ(FTPクライアント)表示画面
・ログ(Web操作)表示画面 ・ログ(Eメール送信)表示画面
・ファイル処理画面
・設定画面
1.3 表示機能
1-8 IM XL120
グループ表示
波形表示/ディジタル値表示/バーグラフ表示では,1画面でアナログ入力チャネル(以降,「測定チャネル」と称します)/演算チャネル(「1.6 演算機能」参照)/通信チャネル(「1.8通信機能」参照)を合わせて最大8チャネル分のデータを表示します。測定チャネル/演算チャネル/通信チャネルを4つのグループに割り当て,表示するグループを切り替えることで32チャネル分のデータを表示できます。
タグ表示
各チャネルに分かりやすいタグ名(英数字/カタカナで最大8文字)を設定し,チャネルNo.とともに表示することができます。
������
1.3 表示機能
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機能説明
1.4 アラーム機能
測定値/演算値が所定の条件を満たしたときに,警報(アラーム)を出す機能です。アラームが発生すると,画面にアラーム発生を知らせる情報が表示されます。また,本機器の側面にある出力端子(ディジタルI/Oコネクタ)からアラーム信号を出力することができます。
アラーム設定点数
各チャネルに1つのアラームを設定することができます。
アラーム条件
下表に示す条件から選択できます。
入力の種類 設定 アラーム条件
レベル OFF アラーム条件を設定しません。または Hi 測定値/演算値がアラーム設定値以上になると,アラームを発します。パルス Lo 測定値/演算値がアラーム設定値以下になると,アラームを発します。
ウィンドウIN 測定値/演算値が設定された下限と上限のアラーム設定範囲内になると,アラームを発します。
ウィンドウOUT 測定値/演算値が設定された下限と上限のアラーム設定範囲外になると,アラームを発します。
ロジック OFF アラーム条件を設定しません。Hi ロジック入力がLoからHiになると,アラームを発します。Lo ロジック入力がHiからLoになると,アラームを発します。
アラーム設定値
アラーム解除
測定値
アラーム発生
Hi Lo
測定値 アラーム解除
アラーム設定値アラーム発生
アラーム設定値
アラーム解除測定値
アラーム発生
ウィンドウIN ウィンドウOUT
測定値
アラーム解除 アラーム設定値
アラーム発生
アラームの表示
画面表示では,状態表示部にアラームアイコンが表示されると共に,波形/ディジタル/バーグラフなどの表示でアラーム状態が表現されます。また,アラームサマリ画面で,アラームの詳細情報を表示します。アラームの表示方法として,発生条件が成立しなくなったときにアラーム表示が消去される方法(表示の非保持)と,アラームACK操作を実行するまでアラームが表示される方法(表示の保持)とがあります。
1-10 IM XL120
ディレイアラーム
測定値/演算値がアラーム設定値以上(または以下)になっている状態が,設定した時間(ディレイ時間)継続すると,アラームを発します。下図で,T1の期間で測定値がアラーム設定値を超えていますが,設定したディレイ時間(T)より短いため,アラームは発生しません。また,時刻X2では,入力はアラーム設定値を超えていますが,ディレイ時間が経過していないため,アラームは発生しません。ディレイ時間経過した時刻X3でアラームが発生します。
アラーム解除アラーム発生
T
X1 X2 X3 X4
T1
測定値/演算値
アラーム設定値
アラームヒステリシス
アラームを発するときの設定値と解除するときの値に,幅(ヒステリシス)を設けることができます。この設定によって,測定値/演算値がアラーム設定値付近で不安定な状態のときに,アラームの発生/解除を頻繁に繰り返すことを防ぎます。ヒステリシスは,表示スパン(レンジが「スケール」の場合は,表示スケール幅)の0.5%に固定です。
アラーム設定値
アラーム解除測定値
アラーム発生
Hiの場合 Loの場合
測定値アラーム解除
ヒステリシス (約0.5%)
アラーム設定値アラーム発生
アラーム出力のAND/OR
複数のアラームで,1つのアラーム出力を共有する場合,以下のどちらの条件でアラーム出力を動作させるかを選択できます。AND: 設定されているすべてのアラームが同時に発せられているときに動作OR: 設定されている少なくとも1つのアラームが発せられているときに動作
アラーム出力の保持/非保持
アラーム発生の状態からアラーム出力解除の仕方を次のどちらかに設定できます。非保持:アラームの解除状態になると,出力をOFFにする保持: アラームACK操作がなされるまで,出力をONに保持する
アラーム表示の保持/非保持
アラーム発生の状態からアラーム表示解除の仕方を次のどちらかに設定できます。非保持:アラームの解除状態になると,アラーム表示を解除にする保持: アラームACK操作がなされるまで,アラーム表示を保持する
アラームブザー
アラーム発生時にブザーを鳴らすことができます。
アラーム検索
レビューモードにおいて,アラームマーカーを使用することにより,レビュー表示画面上でアラームの検索ができます。
1.4 アラーム機能
1-11IM XL120
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機能説明
1.5 データ保存/読み込み機能とファイル処理機能
測定データ,演算データ,設定データなどのデータは,本体の内部メモリ,または本体にセットした外部記憶メディア(CFカード,SDカード)に保存できます。
��
��
������
保存可能なデータの種類
種類 内容
ロギングデータ ロギングモードで,指定のサンプリング周期で測定/演算データの瞬時値を保存できます。START/STOPキー操作でデータの保存を開始/終了します。また,きっかけとなる事象(トリガ)が発生したときにデータの保存を開始/終了させることができます。アラーム情報を持ちます。データ形式:バイナリ形式またはASCII形式
マニュアルサンプルデータ フリーランニングモードでのSAVEキー操作により,その時点の全チャネルの測定/演算データ(瞬時値)を保存できます。データ形式:ASCII形式
アラームデータ アラームサマリ表示時のSAVEキー操作で,アラームサマリ表示と同じ内容を保存できます。データ形式:ASCII形式
画面イメージデータ フリーランニングモード等でのSAVEキー操作により,表示している画面のイメージデータを保存できます。データ形式:BMP形式
設定データ ファイル処理モードで,本機器の設定情報を保存できます。データ形式:バイナリ形式
ログデータ ログデータ表示時のSAVEキー操作で,ログ表示と同じ内容を保存できます。データ形式:ASCII形式
バックアップファイル 内部メモリまたは外部記憶メディア(CFカード/SDカード)へのデータ保存が正常に行われなかった場合,本体のバックアップメモリにデータを保存します。保存されたデータは外部記憶メディアにコピーできます。データ形式:ロギングデータと同じ形式
1-12 IM XL120
トリガ
ロギング(データ保存)の開始/終了をキー操作で行う以外に,ロギングデータ(測定/演算データ)の保存を開始(または終了)するきっかけ(トリガ)を設定して,自動的に行うことができます。トリガは,下記の中から選択して設定できます。複数のトリガ条件を選択した場合は,いずれかのトリガ条件が成立すると,データの保存を開始(または終了)します。
種類 内容
なし トリガ条件を設定しません。
外部 外部トリガ入力端子への信号入力でトリガが成立します。
レベル 上限 測定値が設定値以上になるとトリガが成立します。下限 測定値が設定値以下になるとトリガが成立します。ウィンドウIN 測定値が設定された下限と上限の設定範囲内になるとトリガが成立し
ます。ウィンドウOUT 測定値が設定された下限と上限の設定範囲外になると,トリガが成立
します。
アラーム アラームが1つでも発生すると,トリガが成立します。
時刻 設定した時刻になると,トリガが成立します。
タイマ データの保存の終了タイミングだけを指定することができます。指定した時間経過後,ロギングを終了します。
トリガには,トリガ成立前にデータを保存するプリトリガ設定機能と,トリガ成立後すぐにデータを保存せず設定したサンプリング回数後をトリガ点としてデータ保存を開始することができるトリガディレイ設定機能もあります。また,トリガが成立すると1回だけ1つのファイルにデータを保存する「単発トリガ」と,トリガが成立する度にファイルを作成してデータを保存する「連続トリガ」のどちらかを選択することができます。
ファイル処理
次のようなことが可能です。
機能 内容
ファイル名変更 外部記憶メディア(CFカード/SDカード),内部メモリ,または設定メモリに保存されているファイルのファイル名を変更します。
設定データ保存 設定データを外部記憶メディア(CFカード/SDカード)または設定メモリに保存します。
設定データ読み込み 外部記憶メディア(CFカード/SDカード)または設定メモリに保存されている設定データを読み込み,設定を変更します。
データコピー 内部メモリに保存されているファイルを外部記憶メディア(CFカード/SDカード/USBメモリ)にコピーします。
バックアップメモリコピー バックアップメモリ(外部記憶メディア/内部メモリにデータが保存されたなかった場合にデータが保存されるメモリ)に保存されているファイルを外部記憶メディア(CFカード/SDカード)にコピーします。
フォーマット 外部記憶メディア(CFカード/SDカード),内部メモリ,またはバックアップメモリをフォーマットします。
ログ初期化 すべてのログデータを消去します。
【補足】
・ SDカードはXL121/XL122/XL124でのみ対応しています。・本機器には,測定データを保存するための内部メモリ,設定データを保存するための設
定メモリ,指定記憶メディアに測定データが保存できなくなったときに測定データを保存するためのバックアップメモリの3つのメモリが搭載されています。
1.5 データ保存/読み込み機能とファイル処理機能
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機能説明
1.6 演算機能
演算
32チャネル用意された演算専用チャネル(「演算チャネル」と称します)に,測定データや演算データ(演算結果)などの変数と,任意に設定可能な定数を使う演算を実行し,その結果を表示/保存することができます。演算は,サンプリング周期ごとに実行します。演算は,加算(+),減算(-),乗算(×),除算(÷)を行うことができます。
統計演算
指定したチャネルに,下記の統計演算を実行し,その結果を表示/保存することができます。統計演算は,サンプリング周期ごとに実行します。
演算項目 解説
最大値 ロギング開始時から終了時までの最大値を演算します。
最小値 ロギング開始時から終了時までの最小値を演算します。
平均値 ロギング開始時から終了時までの単純加算平均値を演算します。
n
di
AVE
n
i== 1�
di:i番目のデータ,n:データ数
ピーク値 ロギング開始時から終了時までのピーク値(最大値-最小値)を演算します。
実効値 ロギング開始時から終了時までの実効値を演算します。
n
diRMS
n
i== 1
2
�
di:i番目のデータ,n:データ数
1-14 IM XL120
1.7 設定機能
設定モードでは,キー操作で下図に示すような各設定を行うことができます。
�����
����
������ ���� ������
��
���� ���� �����
�������� ����
��
入力設定 > アナログ入力設定
アナログ入力の場合のタグ名,入力の種類(モード),入力レンジ,スパン上下限値,表示色,線幅,アベレージ,およびスケーリングを設定します。
入力設定 > パルス入力設定
パルス入力の場合のタグ名,入力の種類(モード),スパン上下限値,表示色,線幅,およびスケーリングを設定します。
入力設定 > ロジック入力設定
ロジック入力の場合のタグ名,表示色,および線幅を設定します。
1-15IM XL120
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機能説明
表示設定
一般表示設定(背景色,グリッド,バーグラフ基準位置),グループ設定(グループ名,チャネルの割り当て),アラームライン設定(アラームラインの表示ON/OFF,表示色,線幅),およびLCD設定(LCDのバックライトオートオフ)を行います。
データ保存設定
サンプリング周期,データ保存先,データタイプ,ファイル名,プリンタ出力ON/OFF,およびトリガを設定します。
アラーム設定
アラーム詳細設定では,測定/演算/パルス入力/ロジック入力/通信入力の各チャネルに対して,アラーム種類,アラーム値,出力チャネルを設定します。アラーム詳細設定以外では,出力AND/OR,ディレイ時間,出力/表示保持,ヒステリシスON/OFF,およびアラームブザーON/OFFを設定します。アラームACKは,アラームを解除するとき操作します。
各チャネルのアラーム詳細設定
1.7 設定機能
1-16 IM XL120
演算設定
演算設定(演算チャネルの演算項目1/演算項目2の割り当て,タグ名,演算方法,定数指数部,定数仮数部,小数点位置,スパン上下限値,単位,表示色,線幅)および統計演算設定(各統計演算項目のON/OFF)を行います。
通信設定(XL121/XL122/XL124のみ)
インタフェース設定(通信インタフェースの選択),シリアル通信設定,USB設定(USBのID番号設定),イーサネット設定,ネットワーク機能設定(FTPクライアント設定,Webサーバ設定,Eメール送信設定),およびダイヤルアップ設定を行います。
ハードウェア設定
ビープ音,ID番号,表示言語,日付/時刻,自動測定機能,フィルタの各設定を行います。システムリセットは,各設定値を初期設定に戻すときに行います。
システム設定
ユーザ登録(イーサネットログイン,Web閲覧,またはキーログインの各機能で使用する管理者/利用者の登録)およびキーログイン/ログアウト機能を設定します。
1.7 設定機能
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機能説明
1.8 通信機能(XL121/XL122/XL124のみ)
本機器では,イーサネットインタフェース,USBインタフェース,およびシリアルインタフェース(RS-232,RS-485)を標準で装備しています。また,CFカードスロットにPHSカードをセットし,ダイヤルアップで通信を行うことが可能です。
�
��������
������������������
��
����
����
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���
���
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��������
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*+,-�.
/0123�!��
45��23�!��
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67����� 8001 /01 �01
091
��-:;�
���
1-18 IM XL120
さらに,本機器からアラーム発生時などにEメールを自動的に送信することができます。
��
������
��
�������� ��
������
������
USBインタフェースまたはシリアルインタフェースでは,コマンド通信により,パソコンから本機器の設定を変更したり,パソコンにデータを取り込んだりすることができます。また,シリアルインタフェースでは,Modbus通信が可能です。Modbusマスタ機能では,Modbusスレーブとして接続した測定器の測定データを通信入力データとして取り込むことが可能で,測定/演算チャネルと同様に,XL100の表示画面に通信入力データチャネル(以降,通信チャネルと称します)としてデータを表示することができます。
��
����������
����������������������
������� �����
������
���������
���
��������
1.8 通信機能
1-19IM XL120
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機能説明
1.9 その他の主な機能
表示言語設定
画面に表示される言語は,日本語の他に,英語に切り替えることができます。
プリンタ出力(XL121/XL122/XL124のみ)
RS-232インタフェースを使用し,別売品の専用プリンタ(形名:97010)で測定データや画面イメージデータを印刷することができます。
時刻設定
設定した時刻に従って,画面に,西暦年月日と時間(時:分:秒)を表示します。イーサネットインタフェースでネットワークに接続している場合,NTPサーバにアクセスし時刻を正しい時刻に随時補正することができます。
表示ホールド
所定のキー操作により,その時点の表示値をホールドできます。
キーログイン/ログアウト
決められたユーザだけが本機器を操作できるように設定できます。ユーザはあらかじめ登録したユーザ名とパスワードで識別されます。ユーザは,管理者と利用者1~利用者6の7ユーザ設定できます。キーログイン/ログアウトの状態は,ログ(キーログイン/ログアウト)表示画面で確認できます。
キーロック
所定のキー操作により,キーロック解除動作以外のすべてのキー操作を無効にすることができます。
リチウムイオンバッテリ駆動
AC電源以外に,内蔵のリチウムイオンバッテリ(別売品)で本機器を駆動させることができます。ACアダプタを接続すると,リチウムイオンバッテリは自動的に充電されます。
自動測定機能
自動測定機能をONに設定すると,外部記憶メディア(CFカード/SDカード/USBメモリ)に保存されている「AUTORUN.SET」ファイルを自動的に読み込み,ロギング(データ保存)を自動的に開始します。ロギング測定終了後,保存した測定データを外部記憶メディアにコピーします。(SDカードはXL121/XL122/XL124のみ)
ロギング同期運転
外部トリガ入出力機能があります。外部トリガ出力信号を外部トリガ入力として複数台のXL100に与えることにより,複数台のXL100間で測定データのロギング(データ保存)の同期をとることができます。
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各部の名称と機能
第2章 各部の名称と機能
2.1 フロントパネルと端子台ユニット
フロントパネル
HOME REVIEW FILE SETTING HOLD
TIME / DIV
SAVE
RANGE DISPLAY
GROUP
MARK
SETESC
SELECT
START/ STOP
�������������������������������������������� !"#$���
�������������������������������
�������
��������������
�����������
���������������������������
�������������������������������������������� ������������� �!�"#������������
端子台ユニット
b
+-
ch1
b
+-
ch2
b
+-
ch3
b
+-
ch4
b
+-
ch5
b
+-
ch6
b
+-
ch7
+-
ch8
8ch (95052):押し締めネジ 16ch (95053):押し締めネジ
16ch (95055):M3ネジ
端子カバ-
2-2 IM XL120
操作キー
HOME REVIEW FILE SETTING HOLD
TIME / DIV
SAVE
RANGE DISPLAY
GROUP
MARK
SETESC
SELECT
START/ STOP
1 2 3 4
56 7
8
9
1110
12 13
14 15 16
1. HOMEキー瞬時値測定を行う「フリーランニングモード」にするときに押します。
2. REVIEWキーロギング(測定データの保存)中に過去のデータを確認できる「ロギング・レビューモード」や,保存されたデータの解析ができる「レビューモード」にするときに押します。
3. FILEキーファイル名の変更,測定データのコピー,設定データの保存と読み込みなどができる「ファイル処理モード」にするときに押します。
4. SETTINGキー測定条件,測定データの保存条件,アラーム条件などが設定できる「設定モード」にするときに押します。
5. HOLDキー測定値が更新されないように表示画面をホールドするとき,またはそれを解除するときに押します。また,キーロック/キーロック解除するときに押し(長押し)ます。
6. TIME/DIVキー時間軸(1グリッド[1div]あたりの時間)を切り替えるときに押します。
7. ESCキーキー操作をキャンセルするときに押します。
8. SETキーキー操作による設定を確定するときに押します。
9. START/STOPキーロギング(測定データの保存)を開始/停止するときに押します。
10. RANGEキー入力レンジやスパン(またはスケール)を変更するときに押します。
11. DISPLAYキー「フリーランニングモード」や「ロギングモード」で表示内容を切り替えるときに押します。また,「レビューモード」で,マーカー表示と統計演算表示を切り替えるときにも押します。
12. SAVEキー測定データ/画面データを手動で保存するときや印刷するときに押します。
13. GROUPキー測定チャネルの表示グループを切り替えるときに押します。
14. 早送りキーレビュー表示画面でマーカーを左右に1div移動するときに押します。
15. MARKキーレビューモード画面で有効にするマーカーを選択するときに押します。
16. 方向/SELECTキー方向キーは,表示画面で項目の選択をするときに押します。また,レビュー表示画面でマーカーを左右に移動するときにも押します。SELECTキーは,選択を確定するときに押します。
2.1 フロントパネルと端子台
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各部の名称と機能
2.2 側面部と背面部
側面部
CFカードスロット
SDカードスロット*
トリガ入出力端子
RS-485端子*
イーサネットポート*
電源スイッチ
ACアダプタジャック
RS-232コネクタ*
説明→3.9節
説明→3.8節
説明→3.8節
説明→4.7節
説明→4.7節
説明→3.5節
説明→3.3節,3.4節
説明→3.8節
説明→3.8節
説明→4.1節
説明→3.6節ディジタルI/Oコネクタ
USBメモリ用USBポート
パソコン通信用USBポート*
*XL121/XL122/XL124のみ
USB
SG
USB
RS485 RS232LAN
CF
SD
TRIGGERALARM
LOGIC/PULSEGNDIN OUT
DC INPUT
POWER
12V 20W MAX
背面部端子用ドライバ(付属品)ばね側(この図では右側)に押すと取り外せます。
バッテリカバー中に別売品のリチウムイオンバッテリ(形名:94009)を収納します。
バッテリの装着方法は→3.7節
形名銘板
2-4 IM XL120
2.3 データ表示画面
状態表示部
データ表示部
状態表示部123 4 5
6
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7
1. 動作モード
フリーランニング,ロギング,ロギング・レビュー,設定,ファイル処理の各モード名が表示されます。ロギング,ロギング・レビューモードの場合には,文字の背景が水色になり,ロギング中であることを示します。
2. ユーザ名
キーログイン機能をONにしている場合に,ログインユーザ名が表示されます。3. グループ名
表示している測定チャネルのグループ名が表示されます。4. アラーム状態
アイコンの色で,下記のように区別を表示します。グレー:アラーム設定なし黄緑: アラーム設定あり赤: アラーム発生中
5. アラーム出力状態
アラーム出力チャネルごとにアイコンの色で,下記のように区別を表示します。グレー:アラーム出力設定なし黄緑: アラーム出力設定あり赤: アラーム出力中
6. 日付/時刻
西暦で年月日時分秒を表示します。日付/時刻の設定方法は,「4.3 日付/時刻の設定」をご覧ください。
7. サンプリング周期
フリーランニング,ロギング,ロギング・レビューの各モードのときにサンプリング周期が「xxxyyyy/S」(xxx:1, 2, 5, 10, 20, 30, 100, 200, 500,yyyy:msec, sec,min, h)の形式で表示されます。
2-5IM XL120
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各部の名称と機能
8. 各種アイコン
下記の各アイコンで,動作状態やインタフェース使用状態などを表示します。
データ保存先が内部メモリに設定されているときのアイコンです。内部メモリ
にアクセスがあるときは点滅します。データ保存先が内部メモリに設定されていないときは,アイコンの色がグレーになります。
データ保存先が内部メモリに設定されていて,保存モードが「分割」に設定さ
れているときのアイコンです。内部メモリにアクセスがあるときは点滅します。
データ保存先が内部メモリに設定されていて,メモリフル動作が「繰り返し」
に設定されているときのアイコンです。内部メモリにアクセスがあるときは点滅します。
データ保存先が内部メモリに設定されていて,メモリフル動作が「削除保存」
に設定されているときのアイコンです。内部メモリにアクセスがあるときは点滅します。
データ保存先が内部メモリに設定されていて,保存モードが「分割」,メモリ
フル動作が「繰り返し」に設定されているときのアイコンです。内部メモリにアクセスがあるときは点滅します。
データ保存先が内部メモリに設定されていて,保存モードが「分割」,メモリ
フル動作が「削除保存」に設定されているときのアイコンです。内部メモリにアクセスがあるときは点滅します。
データ保存先がCFカードに設定されているときのアイコンです。CFカードに
アクセスがあるときは点滅します。データ保存先がCFカードに設定されていないときは,アイコンの色がグレーになります。
データ保存先がCFカードに設定されていて,保存モードが「分割」に設定され
ているときのアイコンです。CFカードにアクセスがあるときは点滅します。
データ保存先がCFカードに設定されていて,メモリフル動作が「繰り返し」に
設定されているときのアイコンです。CFカードにアクセスがあるときは点滅します。
データ保存先がCFカードに設定されていて,メモリフル動作が「削除保存」に
設定されているときのアイコンです。CFカードにアクセスがあるときは点滅します。
データ保存先がCFカードに設定されていて,保存モードが「分割」,メモリフ
ル動作が「繰り返し」に設定されているときのアイコンです。CFカードにアクセスがあるときは点滅します。
2.3 データ表示画面
2-6 IM XL120
データ保存先がCFカードに設定されていて,保存モードが「分割」,メモリフ
ル動作が「削除保存」に設定されているときのアイコンです。CFカードにアクセスがあるときは点滅します。(XL121/XL122/XL124のみ)
データ保存先がSDカードに設定されているときのアイコンです。SDカードに
アクセスがあるときは点滅します。データ保存先がSDカードに設定されていないときは,アイコンの色がグレーになります。(XL121/XL122/XL124のみ)
データ保存先がSDカードに設定されていて,保存モードが「分割」に設定され
ているときのアイコンです。SDカードにアクセスがあるときは点滅します。(XL121/XL122/XL124のみ)
データ保存先がSDカードに設定されていて,メモリフル動作が「繰り返し」に
設定されているときのアイコンです。SDカードにアクセスがあるときは点滅します。(XL121/XL122/XL124のみ)
データ保存先がSDカードに設定されていて,メモリフル動作が「削除保存」に
設定されているときのアイコンです。SDカードにアクセスがあるときは点滅します。(XL121/XL122/XL124のみ)
データ保存先がSDカードに設定されていて,保存モードが「分割」,メモリフ
ル動作が「繰り返し」に設定されているときのアイコンです。SDカードにアクセスがあるときは点滅します。(XL121/XL122/XL124のみ)
データ保存先がSDカードに設定されていて,保存モードが「分割」,メモリフ
ル動作が「削除保存」に設定されているときのアイコンです。SDカードにアクセスがあるときは点滅します。(XL121/XL122/XL124のみ)
バックアップメモリにデータが保存されているときのアイコンです。バックアップメモリにアクセスがあるときは点滅します。データが保存されていないときは,アイコンの色がグレーになります。
インタフェース設定が「LAN」,「LAN/RS-232」,または「LAN/RS-485」のときのアイコンです。それ以外のときは,アイコンの色がグレーになります。(XL121/XL122/XL124のみ)
インタフェース設定が「USB」のときのアイコンです。それ以外のときは,アイコンの色がグレーになります。(XL121/XL122/XL124のみ)
通信プロトコルの設定が「Modbus(スレーブ)」のときのアイコンです。「Modbus(マスタ)」のときは,アイコンの色がグレーになります。(XL121/XL122/XL124のみ)
通信プロトコルの設定が「Modbus (マスタ)」のときのアイコンです。Modbus(スレーブ)のときは,アイコンの色がグレーになります。(XL121/XL122/XL124のみ)
2.3 データ表示画面
2-7IM XL120
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5
6
7
8
9
10
11
12
13
付
索
各部の名称と機能
プリンタ出力設定が「ON」で,サンプリング周期が1分以上のときのアイコンです。プリンタ出力設定が「OFF」のときは,アイコンの色がグレーになります。(XL121/XL122/XL124のみ)プリンタ出力設定が「ON」で,サンプリング周期が30秒以下のときのアイコンです。SAVEキーによるマニュアル印字だけが有効であることを示します。(XL121/XL122/XL124のみ)
画面の更新がホールドされているときのアイコンです。ホールドされていないときは,アイコンの色がグレーになります。
キーロック中のときのアイコンです。キーロックされていないときは,アイコンの色がグレーになります。
ACアダプタが接続されているときのアイコンです。
ACアダプタが接続されていなくてバッテリで駆動されているときのアイコンで
す。バッテリ充電残量を4段階( → → → )で表示します。
2.3 データ表示画面
2-8 IM XL120
データ表示部波形+ディジタル値表示
4 1 6
7
3 2
5
1012
11
8
9
1.
測定データ/演算データ/通信入力データの波形です。ロジック入力波形の表示位置は,下図のように,画面下部に固定です。
2. 時間軸
設定した時間軸(1グリッド[1div]あたりの時間)が「xxyyy/div」(xx:数値,yyy:sec/min/h)の形式で表示されます。
3. アラームライン
選択されたチャネル(以下,アクティブチャネル)のアラーム値の位置に設定した表示色の破線で表示されます。
4. スケール上限値
アクティブチャネルのスケール上限値です。スケーリング設定が「OFF」の場合には,スパン上限値が表示されます。
5. スケール下限値
アクティブチャネルのスケール下限値です。スケーリング設定が「OFF」の場合には,スパン下限値が表示されます。
6. ペン
各チャネルの現在値の位置に表示されます。アクティブチャネルは反転表示になります。7. 記憶メディアの使用状況表示バー
測定データの保存先になっている記憶メディアの全容量に対する使用量が青色のバーで表示されます。
保存先メディアの総容量
使用量 空き容量
8. グリッド
表示のON/OFFが可能です。9. 経過時間
ロギング開始から経過した時間が「wwww:xx:yy:z」(wwww:時,xx:分,yy:秒,z:1/10秒)の形式で表示されます。
10. ディジタル値
測定データ/演算データ/通信入力データの現在値が数値で表示されます。アラームが発生しているときは,赤色の反転表示になります。
2.3 データ表示画面
2-9IM XL120
3
2
1
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
付
索
各部の名称と機能
11. 単位
℃などの既定文字,または設定した任意文字(最大6文字)で表示されます。12. チャネルNo./タグ名
チャネルNo.と設定したタグ名(半角英数字/カタカナで最大8文字)です。アクティブチャネルは反転表示になります。
波形表示4 1 6
7
3 2
5
8
9
1. 波形
測定データ/演算データ/通信入力データの波形です。2. 時間軸
設定した時間軸(1グリッド[1div]あたりの時間)が「xxyyy/dev」(xx:数値,yyy:sec/min/h)の形式で表示されます。
3. アラームライン
選択されたチャネル(以下,アクティブチャネル)のアラーム値の位置に設定した表示色の破線で表示されます。
4. スケール上限値
アクティブチャネルのスケール上限値です。スケーリング設定が「OFF」の場合には,スパン上限値を表示されます。
5. スケール下限値
アクティブチャネルのスケール下限値です。スケーリング設定が「OFF」の場合には,スパン下限値を表示されます。
6. ペン
各チャネルの現在値の位置に表示されます。アクティブチャネルは反転表示になります。
7. 記憶メディアの使用状況表示バー
測定データの保存先になっている記憶メディアの全容量に対する使用量が青色のバーで表示されます。
8. グリッド
表示のON/OFFが可能です。9. 経過時間
ロギング開始から経過した時間が「wwww:xx:yy:z」(wwww:時,xx:分,yy:秒,z:1/10秒)の形式で表示されます。
2.3 データ表示画面
2-10 IM XL120
ディジタル値表示1
5
3 42
1. ディジタル値
測定データ/演算データ/通信入力データの現在値が数値で表示されます。アラームが発生しているときは,赤色の反転表示になります。
2. チャネルNo.
チャネルNo.が設定した色で表示されます。3. タグ名
設定したタグ名(半角英数字/カタカナで最大8文字)です。アクティブチャネルは反転表示になります。
4. 単位
℃などの既定文字,または設定した任意文字(最大6文字)で表示されます。5. 統計演算値
アクティブチャネルの最大値/最小値/平均値/ピーク値/実効値が表示されます。統計演算設定でOFFに設定されている項目は,「OFF」が表示されます。
2.3 データ表示画面
2-11IM XL120
3
2
1
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
付
索
各部の名称と機能
バーグラフ表示3 27 56
4
1
1. バー
測定データ/演算データ/通信入力データの現在値がバーで表示されます。バーの基準位置は,標準(スケールの左端),中央のどちらかを選択できます。バーの色は,波形表示色と同じです。バーの基準位置が中央の場合
2. チャネルNo./タグ名
チャネルNo.と設定したタグ名(半角英数字/カタカナで最大8文字)です。アクティブチャネルは反転表示になります。
3. ディジタル値
測定データ/演算データ/通信入力データの現在値が数値で表示されます。アラームが発生しているときは,赤色の反転表示になります。
4. 単位
℃などの既定文字,または設定した任意文字(最大6文字)で表示されます。5. スケール上限値
チャネルごとのスケール上限値です。スケーリング設定が「OFF」の場合には,スパン上限値を表示されます。
6. スケール下限値
チャネルごとのスケール下限値です。スケーリング設定が「OFF」の場合には,スパン下限値を表示されます。
7. アラームマーク
アラームを設定した値の位置に矢印マークが表示されます。アラームが発生しているときは,赤色で表示されます。
2.3 データ表示画面
2-12 IM XL120
レビュー表示
234 7 6
8
1
5
910
11
12
13
141516
17
2021
23
19
22
18
1. 波形
測定データ/演算データ/通信入力データの波形です。2. 時間軸
設定した時間軸(1グリッド[1div]あたりの時間)が「xxyyy/dev」(xx:数値,yyy:sec/min/h)の形式で表示されます。
3. アラームライン
選択されたチャネル(以下,アクティブチャネル)のアラーム値の位置に設定した表示色の破線で表示されます。
4. スケール上限値
アクティブチャネルのスケール上限値です。スケーリング設定が「OFF」の場合には,スパン上限値が表示されます。
5. スケール下限値
アクティブチャネルのスケール下限値です。スケーリング設定が「OFF」の場合には,スパン下限値が表示されます。
6. ペン
各チャネルの現在値の位置に表示されます。アクティブチャネルは反転表示になります。
7. グリッド
表示のON/OFFが可能です。8. ファイル名
現在レビュー表示しているデータのファイル名が表示されます。9. アクティブマーカー
現在アクティブになっているマーカー名が表示されます。10. マーカーA
黄色の実線で表示されます。11. マーカーB
黄色の破線で表示されます。12. マーカーALM
赤色の実線で表示されます。
2.3 データ表示画面
2-13IM XL120
3
2
1
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
付
索
各部の名称と機能
13. 画面位置/マーカー位置
全データに対する表示範囲が青色のバーで表示されます。また,各マーカーの位置も表示されます。
全保存データ
表示範囲
マーカーA マーカーALM マーカーB
14. マーカーA測定値
マーカーAの位置の測定値/演算値/通信入力値が表示されます。15. マーカーB測定値
マーカーBの位置の測定値/演算値/通信入力値が表示されます。16. 測定値/演算値差
マーカーA,B間の測定値/演算値の差が表示されます。17. チャネルNo./タグ名
チャネルNo.と設定したタグ名(半角英数字/カタカナで最大8文字)です。アクティブチャネルは反転表示になります。
18. ディジタル値
測定データ/演算データ/通信入力データの現在値が数値で表示されます。アラームが発生しているときは,赤色の反転表示になります。
19. 単位
℃などの既定文字,または設定した任意文字(最大6文字)で表示されます。20. マーカー位置時間
現在アクティブになっているマーカー位置の時間が「wwww:xx:yy:z」(wwww:時,xx:分,yy:秒,z:1/10秒)の形式で表示されます。
21. マーカー間時間差
マーカーA,B間の時間差が「wwww:xx:yy:z」(wwww:時,xx:分,yy:秒,z:1/10秒)の形式で表示されます。
22. アラームマーク
アラームが発生した位置に表示されます。23. 測定時間
レビューしているデータの全測定時間が「wwww:xx:yy:z」(wwww:時,xx:分,yy:秒,z:1/10秒)の形式で表示されます。
レビュー表示時の統計演算表示
DISPLAYキーを押すと,マーカー表示画面から統計演算表示に切り替わります。もう一度DISPLAYキーを押すと,マーカー表示画面に戻ります。
2.3 データ表示画面
2-14 IM XL120
ロギング・レビュー表示
345 8 7
9
1
6
1011
1213
14
161718
19
2223
25
21
20
2
15
24
1. 過去波形
過去の測定データ/演算データ/通信入力データの波形です。2. 現在波形
現在の測定データ/演算データ/通信入力データの波形です。3. 時間軸
設定した時間軸(1グリッド[1div]あたりの時間)が「xxyyy/div」(xx:数値,yyy:sec/min/h)の形式で表示されます。
4. アラームライン
選択されたチャネル(以下,アクティブチャネル)のアラーム値の位置に設定した表示色の破線で表示されます。
5. スケール上限値
アクティブチャネルのスケール上限値です。スケーリング設定が「OFF」の場合には,スパン上限値が表示されます。
6. スケール下限値
アクティブチャネルのスケール下限値です。スケーリング設定が「OFF」の場合には,スパン下限値が表示されます。
7. ペン
各チャネルの現在値の位置に表示されます。アクティブチャネルは反転表示になります。
8. グリッド
表示のON/OFFが可能です。9. ファイル名
現在レビューしているデータのファイル名が表示されます。10. アクティブマーカー
現在アクティブになっているマーカー名が表示されます。11. マーカーA
黄色の実線で表示されます。12. マーカーB
黄色の破線で表示されます。13. マーカーALM
赤色の実線で表示されます。
2.3 データ表示画面
2-15IM XL120
3
2
1
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
付
索
各部の名称と機能
14. 画面位置/マーカー位置
全データに対する表示範囲が青色のバーで表示されます。また,各マーカーの位置も表示されます。
全保存データ
表示範囲
マーカーA マーカーALM マーカーB15. 記憶メディアの使用状況表示バー
測定データの保存先になっている記憶メディアの全容量に対する使用量が青色のバーで表示されます。
16. マーカーA測定値
マーカーAの位置の測定値/演算値/通信入力値が表示されます。17. マーカーB測定値
マーカーBの位置の測定値/演算値/通信入力値が表示されます。18. 測定値/演算値差
マーカーA,B間の測定値/演算値の差が表示されます。19. チャネルNo./タグ名
チャネルNo.と設定したタグ名(半角英数字/カタカナで最大8文字)です。アクティブチャネルは�