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Oracleホワイト・ペーパー 20102Oracle Application Testing Suiteの使用による Siebelの包括的なテスト

Oracle Application Testing Suiteの使用によるSiebel …Oracleホワイト・ペーパー- Oracle Application Testing Suiteの使用によるSiebelの包括的なテスト 2 Siebelのテストの課題

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Oracleホワイト・ペーパー

2010年2月

Oracle Application Testing Suiteの使用によるSiebelの包括的なテスト

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Oracleホワイト・ペーパー- Oracle Application Testing Suiteの使用によるSiebelの包括的なテスト

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はじめに

Siebelは、販売、マーケティング、コンタクト・センター、セルフサービスなどのビジネスに不可欠な広

範囲のアプリケーションを提供します。これらのSiebelアプリケーションは、非常にインタラクティブで

直感的であり、パーソナライズされているため、Win32アプリケーションのユーザー・エクスペリエンス

をブラウザ環境内で提供できます。Siebelアプリケーションの品質およびパフォーマンスの確保は重要で

すが、困難でもあります。多数のさまざまなアプリケーションやビジネス・トランザクション・フローを

テストする必要があります。Siebelのアプリケーション・アーキテクチャは高度に分散化されているため、

多数の統合コンポーネントを機能とパフォーマンスの両面から考慮する必要があります。また、Siebel

アプリケーションおよびインフラストラクチャのアップグレードおよびパッチを定期的に管理する必要が

あり、結果として継続的なテストが必要になります。

Oracle Application Testing Suite(Oracle ATS)は、組織のSiebelアプリケーションの品質およびパフォー

マンスの確保に役立ちます。Oracle ATSは、アプリケーション・スタックのあらゆる層に高品質のテス

トを提供するOracle Enterprise ManagerのApplication Quality Managementソリューションの一部です。

Oracle ATSは、エンド・ツー・エンドのアプリケーション・テスト・ソリューションを提供するため、

ユーザーはテスト・プロセスの管理、機能テストおよびリグレッション・テストの自動化、および分離し

て対処すべきパフォーマンス・ボトルネックの負荷テストの実行が可能になります。Oracle ATSは、Siebel

アプリケーションがエンドユーザーの要件を満たして期待どおりに機能し、稼働時のパフォーマンスが最

適化されるようにできるため、採用が促進され、組織の効率が向上します。

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Siebelのテストの課題

Siebelは、ユーザーが依存する広範囲のアプリケーションと重要なビジネス・トランザクションで構成さ

れます。Siebelのアプリケーション・インフラストラクチャは、従来のWebベースのフロント・エンド、

Siebelアプリケーションやゲートウェイ・サーバー、実行可能な複数のデータベースの1つなど、複数のコ

ンポーネントで構成される複雑なシステムです。そのため、従来のテスト方法では、配置の前にアプリケー

ションの品質およびパフォーマンスを確保することが困難になる可能性があります。アプリケーションの

品質とパフォーマンスが低下すると、生産性の低下、採用の失敗、ユーザーの不満など、数多くの悪影響

が生じる可能性があり、このいずれも、結果的に収益のパフォーマンスに影響します。

Siebel 7のリリースでは、以前はWindowsデスクトップ・アプリケーションのみに見られた高レベルの双方

向性を提供するフットプリント・ゼロの実装であるSiebel Smart Web Architectureが導入されました。Siebel

High Interactivityクライアントは、ユーザー・インタフェースのリフレッシュからデータ転送を分離する

ことにより、高レベルの双方向性を実現しています。Siebel Smart Web Architectureは、リリース7.7で拡張

され、Siebel Test Automationと呼ばれるテストAPIが導入されました。これにより、Siebelは"テスタビリティ"

を目的として設計された最初のCRMシステムとなり、Siebel CRMアプリケーションの機能テストおよび

負荷テストが自動化されました。

Siebelアプリケーションのテストには、Siebel Smart Web Architectureを理解しているだけでなく、Siebel環

境に固有のさまざまな制約を理解していることが要求されます。これらの制約には、トランザクションが

準拠する必要のあるさまざまなビジネス・ルールやデータベース・ルールが含まれます。Siebelは、さま

ざまなアプリケーション・モジュールを使用して、多数の垂直型ビジネスや組織をサポートしています。

ほとんどの企業は、自社特有のビジネス・モデルに合うようにSiebel実装をカスタマイズしています。こ

れらのモジュールに関するルールの範囲は、データの使用および再利用から、反復できない、またはテス

ト中の同時実行性が許可されない"使用可能な"ビジネス・ステップに及びます。そのため、テスト・プロ

ジェクトの開始時に特定分野の専門家が携わり、パフォーマンス・フェーズおよびチューニング・フェー

ズを通して関わり続けることが不可欠です。プロジェクトが成功するためには、特定分野の専門家間の協

力が重要です。

Siebelは、WindowsやUNIXシステムなどの複数のオペレーティング・システム上や異なるデータベース上

でも実行できます。アプリケーションには多数のサーバー・タイプが含まれ、各層(Webサーバー、ゲー

トウェイ・サーバーおよびエンタープライズ・サーバー)は、実際はパフォーマンスを管理する一連のク

ラスタ化されたサーバーで構成される場合があります。この多層アーキテクチャによって柔軟性が増し、

ユーザーは特定のニーズのためにアプリケーションをカスタマイズできます。ただし、このアーキテク

チャによって、結果としてテストの複雑性が増加し、パフォーマンス・ボトルネックの特定が困難になり

ます。

Siebelのエンド・ツー・エンドのテスト手法

テストを完全に行うことにより、Siebelアプリケーションの課題を配置の前に特定できます。テストは、

Siebelの配置を成功させるためのもっとも困難で時間を消費する部分ですが、プロジェクトの成功にとっ

ても最重要です。また、テストは、新規アプリケーションの機能、アップグレードおよびパッチを配置す

る際に繰り返す必要がある継続的なアクティビティでもあります。

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下記のSiebel Technical Architecture Kitの図は、推奨される、Siebelのエンド・ツー・エンドのテスト方法を

示しています。ここから分かるとおり、テストはソフトウェアの実装フェーズおよびロールアウト・フェー

ズのほとんどすべての部分を対象にしています。テストは、開発の初期フェーズ中のテスト戦略の定義か

ら開始します。それから、アプリケーション開発時の機能テスト、システム・テストおよび統合テストへ

と進み、配置前のユーザー承認テストおよびパフォーマンス・テストへ続きます。

図1:Siebel 8.1 Technical Architecture KitのSiebel Test Methodology Diagram - Test Automationアーキテクチャの概要

Oracle Application Testing Suite

Oracle Application Testing Suite(Oracle ATS)は、アプリケーションの品質、パフォーマンスおよび信頼性

を保証するための統合された強力なテスト・ソリューションです。Application Testing Suiteには、Webア

プリケーション、パッケージ化されたOracleアプリケーションおよびサービス指向アーキテクチャベース

のアプリケーションの自動機能テスト、負荷テストおよびテスト管理のための製品が含まれます。Oracle

ATSを使用すると、テスト・ケースを自動化して、アプリケーション・パフォーマンスのテストおよび

チューニングを行い、テスト・プロセス管理を改善できるため、テスト・チームの効率を向上させながら

アプリケーションの品質を高めることができます。

Oracle Application Testing Suiteには、次のように個別にライセンス供与された製品が3つあります。

Oracle Test Managerは、テスト要件、テスト・ケースおよび不具合を含むテスト・プロセス全体をドキュ

メント化して管理します。

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Oracle Functional Testingは、Webアプリケーション、パッケージ化されたOracleアプリケーションおよ

びWebサービスの機能テストおよびリグレッション・テストを自動化します。

Oracle Load Testingは、Webアプリケーション、パッケージ化されたOracleアプリケーションおよびWeb

サービスの負荷テストを自動化します。

Oracle Application Testing Suiteは、Webアプリケーションの機能テストおよびパフォーマンス・テストのた

めのクラス最高のソリューションになるように基礎から構築されており、Siebel CRMのテスト向けに拡張

されました。Oracle ATSのTesting Accelerator for Siebelは、Siebel Test Automationと完全に統合されており、

Siebelアプリケーションの機能テストおよび負荷テストをより効率的に最適化します。Oracle ATSの統合

されたJavaベースのスクリプト・プラットフォーム、Webベースのコラボレーション負荷テスト・インタ

フェース、組込みパフォーマンス診断、直感的なテスト管理機能などの追加機能によって、Oracle ATSは

市場で普及している一般的なテスト・ツールと一線を画しています。

テストの計画と管理

Siebelの大規模な新規配置テストを行うにしても、アップグレードの一環としてリグレッション・テスト

を行うにしても、テスト戦略を十分に整えることにより、成功の基礎が築かれます。非常に多くの場合、

テスト戦略フェーズは見過ごされ、たいていは開発プロセスになってから問題が発生します。

テスト戦略では、次のような複数の構成要素を考慮する必要があります。

テスト要件 – テストする必要があるアプリケーションのコンポーネント、主要なトランザクション、

および成功の条件を定義します。

テスト計画 – 実行されるテスト・ケース、リソースおよびタイミングなど、テスト実行のためのフ

レームワーク全般を定義します。

テスト・ケース – 個々のテスト・ステップや期待される結果など、各テストが実行される方法の詳細

を列挙します。手動テスト・ケースと自動テスト・スクリプトの両方から構成される場合があります。

不具合 – テスト中に識別された障害や問題をドキュメント化し、配置の前に解決できるようにします。

Siebelのテスト戦略を計画するにあたっては、アプリケーション開発者、ビジネス・アナリストおよびエ

ンドユーザーと協力して何をテストする必要があるのかを最初に判断し、優先順位を決定することが重要

です。それから、おもな関係者と確認を行ってテスト対象に関する合意を得て、重要なギャップを特定す

る必要があるテスト要件および重要なユースケースを定義できます。

この情報により、これらのテスト要件およびユースケースに基づいて特定のテスト・ケースをドキュメン

ト化し、テストを要件にマッピングして要件を完全に網羅できます。また、テストの時期(おもな配置時、

毎アップグレード後など)、テストの実行者(ユーザー、ビジネス・アナリスト、専任のQA/テスト・チー

ムなど)、テストの実行方法(手動テスト、自動テスト・ツールなど)などの計画全般に前もって同意し

ておくことが重要です。それから、テスト計画を公開してチーム全体がアクセスできるようにし、コラボ

レーションを促進するためにすべてのテスト資産を一元化します。いったんテストが進行すれば、一元化

されたテスト管理システムによって、テスト・ステータスおよびアプリケーションの状況全般について定

期的にレポートを作成できます。

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Oracle Test Manager

Oracle Test Managerでは、一元化されたWebベースのコンソールからテスト・プロセスを管理できます。

この直感的なインタフェースにより、テスト要件からテスト・ケースやテスト中に識別された不具合まで、

包括的なトレーサビリティが提供されます。Oracle Test Managerを使用して、手動テスト・ケースおよび

自動テスト・ケースをドキュメント化し、これらのテスト・ケースをテスト計画から直接実行できます。

Oracle Test Managerは、次の3つの統合されたモジュールを提供します。

要件モジュールでは、テスト担当者はテスト・プロセスの開始前にテスト要件をドキュメント化して

管理できます。

テスト・モジュールでは、テスト担当者は、詳細なテスト計画の作成、自動テスト・ケースおよび手

動テスト・ケースのドキュメント化、これらのテスト・ケースの実行、および結果の保存が可能です。

不具合モジュールでは、テスト担当者および開発者は、テスト・プロセス中に検出された課題を取得

して共有でき、それらの課題の解消を追跡できます。

Oracle Test Managerの統合されたレポート作成インタフェースにより、テスト・プロセスにエンド・ツー・

エンドの可視性が加わります。また、テスト手法に合うように完全にカスタマイズできます。また、Oracle

DatabaseおよびOracle WebLogic Serverに基づいたスケーラブルなエンタープライズ・アーキテクチャ上に

構築されているため、拡大するニーズに合った無制限のスケーラビリティが実現します。

図2:Oracle Test ManagerによりSiebelテスト・ケースのドキュメント化および管理が可能

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機能テストとリグレッション・テスト

機能テストにより、アプリケーションの機能がエンドユーザーのビジネス要件に合致していることを検証

できます。Siebelの新規アプリケーションを配置する際も、既存のアプリケーションをアップグレードす

る際も、機能テストはアプリケーションを期待どおりに動作させ、配置の前に課題を特定して対処するた

めに重要です。

次のように、顧客がアプリケーションを配置する前に考慮すべきおもな問いがいくつかあります。

Siebelアプリケーションは正常に動作し、配置後はユーザー要件を満たしているか。

Siebelの重要なトランザクション・フローはすべて検証されているか。

Siebelの基本の配置に対して行われたカスタマイズおよび他の変更によってどのような影響があるか。

このSiebelのアップグレードまたはパッチの結果、既存の機能に障害が出るか。

機能テストを用いて、これらの問いへの答えを決定できます。Siebelを含む今日のすべてのアプリケーショ

ンで実行される機能テストおよびリグレッション・テストでは、手動テストが大半を占めています。この

テストを実行するのは、アプリケーションに従事する開発者、専任のテスト担当者、ビジネス・アナリス

ト、それにエンドユーザーの場合もあります。これらすべての人々には、アプリケーションを詳細に検討

し、配置の前におもな機能を確認する役目があります。これは、特に、主要なアプリケーションのロール

アウトや、進行中のテストを継続的に行う必要がある一連のアプリケーション・アップグレード・サイク

ルの繰返しに対して、非常に時間を消費し、コストがかかって効率が悪い可能性があります。

自動化されたテスト・ツールによって、Siebelテスト・ケースの多くを自動化し、テストが網羅するアプ

リケーションの割合を増やし、手動によるテストの必要性を減らすことにより、時間とコストを節約でき

ます。ただし、Siebelのテストの自動化には、独自の課題があります。自動化されたテスト・ツールを取

得し、使用を学ぶことに加えて、ユーザーは自動化されたテスト・スクリプトを作成する際にSiebelアプ

リケーションのトランザクションを自動化する複雑さに対処する必要があります。Siebelは、Webベース

のユーザー・インタフェース・コンポーネントであるStandard Interactivityと、ActiveXベースのコンポーネ

ントであるHigh Interactivityの組合せをさまざまなアプリケーション内で使用しています。特に、Siebel

High Interactivityコンポーネントは、ほとんどのテスト・ツールがネイティブには識別できないため、自

動化する際の大きな課題となっています。結果として、ほとんどのテスト・ツールは、これらのコンポー

ネントの自動化および検証を、座標ベースの識別に依存する必要があります。Siebel Test Automation API

とOracle Functional Testingを組み合わせることによって、この課題に対処します。

Oracle Functional Testing

Oracle Functional Testingは、Web、SOAおよびパッケージ化されたOracleアプリケーションのための自動化

された機能テストおよびリグレッション・テスト・ソリューションです。Functional Testing Accelerator for

Siebelは、Oracle Functional Testingを拡張し、OracleのSiebel CRMアプリケーションの機能テストおよびリ

グレッション・テストを自動化する効率的で正確な方法を提供します。Oracle Functional Testingを使用す

ると、ユーザーは、強力なJava IDEと組み合わせた直感的で視覚的なスクリプティング・インタフェース

を通じて、Webアプリケーションに対するエンドユーザーの複雑なトランザクションを自動化するテスト・

スクリプトを作成できます。ユーザーは、アプリケーション機能の検証、データ駆動型テスト用のスクリ

プトのパラメータ化、リグレッション・スイートの作成が可能になり、新バージョンのアプリケーション

を自動化された方法でテストできます。

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Oracle Functional Testing Accelerator for Siebelは、Siebel Test Automationと統合することでこれらの機能を拡

張し、Siebelのリッチ・クライアント・ユーザー・インタフェース・コンポーネントの自動化および検証

を容易にします。Oracle Functional Testingは、Standard Interactivity(SI)とHigh Interactivity(HI)の両方

のSiebelコントロールをサポートします。Oracle Functional Testingは、ユーザーがブラウザでSiebelアプリ

ケーションとやり取りする際に、これらのコントロールを用いてユーザー・インタラクションを記録し、

自動化された機能テスト・スクリプトを作成します。そして、カスタム・テスト・ケースを利用して、再

生中にSiebelアプリケーションのコンテンツを検証します。Oracle Functional Testing Accelerator for Siebel

を使用すると、ユーザーは機能テスト・プロセスに効率的に自動化を導入でき、Siebelアプリケーション

の品質が保証されます。

図3:Oracle Functional Testingにより、Siebelの機能テストおよびリグレッション・テストの自動化が可能

Siebel Test Automationの統合

SiebelのHigh Interactivity(HI)ユーザー・インタフェース・コントロールの性質が豊富であるために、Siebel

CRMのテストの自動化は大きな課題です。ほとんどのテスト・ツールでは、これらの豊富なコントロー

ルを識別する唯一の方法は、ウィンドウの座標を使用してロケーションによって識別を行う方法です。画

面の解像度やブラウザのサイジングなどの問題によって、またはアプリケーションへのマイナー・チェン

ジによっても座標は変化するため、この方法は信頼性に欠けます。

Oracle Functional Testingは、Siebel Test AutomationのClient Automation Services(CAS)APIと統合し、こ

れらのコントロールとのユーザー・インタラクションを記録し、再生します。CASがSiebelサーバー上で有

効化されると、Oracle Functional TestingはSiebel HIコントロールのより詳細な情報を取得できるため、

Siebel HIコントロールをコンポーネント名などの信頼性の高い属性によって識別できます。下の図は、Oracle

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Functional TestingおよびSiebel Test Automation APIによって取得されたテスト・スクリプト・アクションと、

座標ベースの一般的なテスト・ツールによって取得されたテスト・スクリプト・アクションとの違いを示

しています。ここから分かるように、画面の座標ではなく、Siebelオブジェクトの論理UI名が実際に利用

されるため、Siebel Test Automationによって、テスト・スクリプトの信頼性は増し、理解が容易になります。

図4:Siebel Test AutomationとOracle Functional Testingとの統合により、テスト・スクリプトの信頼性が増加

負荷テストおよびパフォーマンス・テスト

負荷テストでは、Siebelアプリケーションを本番環境に配置した際に、実際のユーザー・ワークロードの

下で動作および拡張することを確認できます。これによって、許容できるパフォーマンスおよび応答時間

を維持しながら、同時ユ-ザーの予想数に対応できることを確認できます。また、配置の前に、重要なボ

トルネックを識別して対処できます。ストレス・テストでは通常の運用の限界を超えたテストを実行し、

アプリケーション・インフラストラクチャの容量とスケーラビリティを評価できます。

アプリケーション・パフォーマンスの観点から、次のような問いをおもに考慮する必要があります。

Siebelアプリケーションは、予想される同時ユーザーの数に対応できるか。

ピーク使用時間帯などでの応答時間はどのくらいか。

アプリケーションやインフラストラクチャにおいて、パフォーマンスを制限するボトルネックはあるか。

ハードウェアを正確にサイジングしたか、将来の増加に見合う容量はあるか。

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本番レベルの負荷をシミュレートしないと、アプリケーションのパフォーマンス分析やボトルネックの特

定を行うことはできません。機能テストの場合と同様に、成功を収めるためには、負荷テストにかかる労

力を入念に計画することが重要です。これには、アプリケーションの分析、テストすべきビジネス・トラ

ンザクションの決定、拡張先の負荷レベルの決定、受容可能なパフォーマンスが成功する基準の定義が含

まれます。また、テスト環境の構築や、Siebelアプリケーションを本番環境の適切なレプリカにすること

(真の本番環境に対してテストできない場合)も含まれます。

機能テストとは異なり、Siebelの負荷テストは、現実的には手動で行うことはできません。しかし、Siebel

の負荷テストの自動化には、独自の課題があります。Siebelアプリケーションの性質は非常に動的である

ため、負荷テスト・スクリプトの作成は困難です。通常、負荷テスト・スクリプトでは最大のスケーラビ

リティのためにプロトコル・レベルでトランザクションが自動化されますが、Siebelのリクエストは非常

に動的なため、ハードコードされたデータ値を記録ツールが取得すると再生が行われません。多くの場合、

煩雑で時間がかかる手動でのパラメータ化が必要なうえ、Siebelに関する広範な専門知識が要求されます。

テストを実行すると、高度に分散化されたSiebelアーキテクチャにより、パフォーマンス・ボトルネック

の識別が困難になります。

Oracle Load Testing

Oracle Load Testingを使用すると、Web、SOAおよびパッケージ化されたOracleアプリケーションの現実的

な負荷テストを実行できます。そして、何千もの同時ユーザーをシミュレートでき、アプリケーション・

パフォーマンスへの本番負荷レベルの影響を分析できます。Load Testing Accelerator for Siebelは、Oracle

Load Testingを拡張し、OracleのSiebel CRMアプリケーションの負荷テストおよびパフォーマンス・テスト

の自動化を可能にします。Oracle Load Testingを使用すると、Siebelアプリケーションに同時にアクセスす

る何千もの仮想ユーザーをシミュレートでき、アプリケーション・パフォーマンスに対するユーザー負荷

の影響を測定できます。パフォーマンス・テストの間、Oracle Load Testingは、エンドユーザーの応答時

間および基礎となるアプリケーション・インフラストラクチャのパフォーマンスを測定し、パフォーマン

スの分析およびボトルネックの特定に役立ちます。

図5:Oracle Load TestingによるSiebelアプリケーション・パフォーマンスのテスト

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Siebelの負荷テスト・スクリプティング

Oracle Application Testing Suiteは、Oracle Functional Testingにおいて、機能テストの自動化および負荷テス

トのスクリプト作成向けに、統合された独自のスクリプティング・プラットフォームを提供します。Load

Testing Accelerator for Siebelは、Siebel Test Automationと統合することによってこれらの機能を拡張し、Siebel

の複雑で動的なWebトランザクションの負荷テスト・スクリプトの生成を簡素化します。そして、Oracle

Load Testingにより、何千もの仮想ユーザー間でこれらのスクリプトを構成して実行し、アプリケーション・

パフォーマンスを評価できます。

スクリプトは、システムとのユーザー・インタラクションをリアルタイムで取得することによってOracle

ATSのOracle Functional Testingコンポーネントで作成されるため、複雑なプログラミングや各分野の難解

な専門知識は不要です。さらに、Oracle Functional Testingは、機能テスト・スクリプトと負荷テスト・ス

クリプトの両方の作成に使用できるため、ユーザーは、異なるスクリプト言語を持つ複数のテスト・ツー

ルを習得する必要がありません。このアプローチの結果、Application Testing Suiteによって、機能テスト

の自動化およびパフォーマンス・テストにおいて最適な価値が提供されます。また、Siebel Test Automation

ライブラリとの統合により、標準のインストールおよび高度にカスタマイズされたSiebel CRMのインス

トールに対するスクリプティングが大幅に簡素化されました。同様の記録/再生のアプローチが他のWeb

アプリケーションとの動作で非常に効果的であり、Siebel High Interactivityクライアントに対するSiebelス

クリプティング向けに拡張されました。

通常、テスト・スクリプトの作成は、負荷テストの自動化においてもっとも困難なものの1つです。負荷

テスト・ソリューションは、ユーザー・リクエストをプロトコル・レベルで自動化して、バックエンド・

サーバーとのアプリケーションのインタラクションをシミュレートし、何百または何千もの仮想ユーザー

のスケーラブルなロードを生成します。Webアプリケーションの場合、通常はこれらのhttpベースのプロ

トコル・リクエストは、負荷テスト・ツールがスクリプト作業を取得するために関連付ける必要があるス

テート情報およびユーザー・セッションを管理する動的パラメータを含みます。Siebelアプリケーション

は、アプリケーションが複雑なビジネス・ロジックおよび十分にパーソナライズされた機能を採用してい

る場合には非常に動的です。手動でアプリケーション・リクエストを関連付け、それらが処理されるよう

に負荷テスト・スクリプトをプログラミングすることは、ほとんどのWebアプリケーションでは困難であ

り、Siebelの場合、Siebelアプリケーションの動作方法に関する詳細な知識がないとさらに困難です。その

結果、市場のほとんどの負荷テスト・ソリューションでは、Siebelの負荷テストに十分な機能が提供され

ていません。

Oracle Functional Testingは、負荷テスト・スクリプトと機能テスト・スクリプトの両方の作成に使用され、

Siebel Test Automationの相関ライブラリと統合することにより、ユーザーはSiebelアプリケーションとの実

際のインタラクションを記録して、パフォーマンス・テスト・スクリプトを数分で作成できます。Siebel

相関ライブラリは、動的なSiebelリクエスト・パラメータを自動的に識別し、それらをOracle Load Testing

スクリプトの変数へ変換します。これによって、動的なパラメータを識別してそれらのリクエストを手動

で関連付ける必要がなくなるため、スクリプティング時間が大幅に削減されます。すぐに使用できるサポー

トが不十分な場合、負荷テスト・スクリプトは、プログラミングを行うことなく同じスクリプティング・

インタフェースで編集できます。これにより、パフォーマンス・テスト・チームは、スクリプティングに

かかる時間を減らし、テストと、パフォーマンス上の課題の特定および解決に時間を費やすことができます。

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負荷テストのコラボレーション・インタフェース

Siebel CRMアプリケーションのパフォーマンスのテストおよびチューニングは、複雑で反復的なプロセス

です。ほとんどの負荷テスト作業と同様に、アプリケーションを"分割して"、パフォーマンスの障害を特

定することは望ましくありません。ボトルネックを検出し、アプリケーションをチューニングしてパフォー

マンスを最大化することが望まれます。これは困難な課題であり、結果として、テスト担当者、開発者、

アーキテクトやその他の人々が共同で負荷テストの結果を分析し、アプリケーションをチューニングする

必要があります。パフォーマンス上の課題を特定して解決するためのもっとも効果的な方法は、これらの

各分野の専門家と協力することです。基本的に、負荷テスト・ツールは、単に負荷を与え、パフォーマン

スの測定を行うだけです。パフォーマンス・テスト・チームはパフォーマンスのボトルネックを見つけ、

それらを解決する必要があります。パフォーマンス・テスト中のコラボレーションを成功させる鍵は、リ

アルタイムのパフォーマンス評価と、ボトルネックの分析および特定を支援する各分野の専門家チームの

両方にアクセスすることです。Oracle Load Testing for Siebelは、このようなコラボレーションを可能にする

プラットフォームを提供します。

図6:負荷テストのコラボレーション・プロセス

Oracle Application Testing Suiteの負荷テスト・コントローラは、WebLogicアプリケーション・サーバー・

プラットフォームを使用して実行し、任意のWebブラウザ経由でアクセスします。このアーキテクチャの

利点は2つあります。1つ目は、Webインタフェースによって両者へのアクセス可能性が増加し、パフォー

マンス・テスト中のコラボレーションが促進されることです。テスト・チームの参加者は、単一のオペレー

タを含む単一のコンソールに制限されることがなくなります。パフォーマンス・テストに関与する各専門

家は、進行中のテストを参照し、個々の専門分野に特に関連するレポートを作成します。これにより、テ

スト中のパフォーマンス・ボトルネックを特定するスピードと効率性が向上し、テスト全般がより効果的

になります。2番目に、プラットフォームがデスクトップ・インストールよりも大幅にスケーラブルにな

り、使用可能な処理能力とスループットが向上します。これにより、負荷コントローラの複数のインスタ

ンスを使用しなくても、生成されるロード量が増加されます。結果として、テスト後にレポートを関連付

けてデータを連結する必要がなくなり、テスト効率が大幅に向上し、アプリケーション・パフォーマンス

も改善されます。

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Siebelの組込みパフォーマンス診断

Siebel CRMのパフォーマンス・テストで重要なOracle Application Testing Suiteの別の機能は、テスト用のアプ

リケーション・コンポーネントのパフォーマンスを測定する組込み機能です。これには、CPU使用率やメ

モリ消費などのオペレーティング・システムおよびハードウェア・メトリック、Oracleや他のデータベー

スのデータベース・パフォーマンス情報、それにミドルウェアおよびアプリケーション・サーバー・パ

フォーマンス・メトリックを測定する機能が含まれます。Siebel固有の機能には、Oracle Load Testing仮想

エージェント・データ・コレクタを使用して、Siebel Server Manager、Siebel Application Response Measurement

(SARM)、Siebel Web Server Extension Engine(SWSE)管理ページなどからパフォーマンス情報を収集す

る機能があります。これらのサーバー監視機能は、Oracle Load Testing製品のデフォルトのインストールの

一部であり、追加のライセンス費用は発生しません。これも、市場では独特のものです。

この追加レベルの監視により、パフォーマンスが低いSiebelアーキテクチャのコンポーネントを負荷テス

ト中に迅速に識別できます。さらに、パフォーマンスへのボトルネックの影響を完全に理解するために、

このデータをテスト中に計測されたエンドユーザーの応答時間に素早く関連付けることができ、テスト・

チームは最適化作業の優先順位付けを正確に行えます。最終的に、このデータや他のすべてのデータは、

前に説明したWebベースの負荷テスト・コンソール・インタフェースを通じて使用でき、異なる場所にい

るテスト・チーム・メンバーもパフォーマンス・テストに積極的に参加できます。

負荷テスト中のSiebel環境のコンポーネントの監視は、非常に重要です。これらのコンポーネントには、

Siebelサーバー、Webサーバー、ゲートウェイ・ネーム・サーバー、レポート・サーバー、データベース、

ロードバランシング、統合されたあらゆる外部システムや統合ポイントが含まれます。また、ディスク、

CPU、ネットワーク、データベース・サーバー、認証およびディレクトリ・サーバーなどのインフラスト

ラクチャ・リソースも、アプリケーションのオペレーションやパフォーマンスに影響を与える可能性があ

るため、Siebel環境の各コンポーネント上で監視することが必要です。最終的に、メモリ使用量(物理メ

モリと仮想メモリ)、CPU使用率、使用可能なディスク領域、それにネットワーク全般のアクセス、帯域

幅およびトラフィックなどのメトリックも、負荷テスト中に測定する必要があります。

Siebelは、提供された状態や可用性のメトリックを収集するいくつかのインタフェースを提供します。Oracle

Load Testingの独自の機能であるServerStatsは、コマンドライン・プログラムsrvrmgr(サーバー・マネージャ)

を使用して、Siebel Enterprise Server、個々のSiebelサーバー、コンポーネント・グループ、コンポーネント、

サーバー・タスク、およびユーザー・セッションのランタイム・ステータスを監視できます。srvrmgrに

より、Siebelはログ・ファイルを生成し、Siebel Enterpriseの一部として配置された各Siebelサーバーのデー

タを記録します。Siebelサーバー・コンポーネントのログ・ファイルに含まれる情報によって、しきい値

に到達または超過したデッドロックを示すことができます。ServerStatsは、これらすべてのメトリックを

標準のログ・ファイル・モニターを使用して収集できます。Siebel ARM(SARM)が提供する詳細な診断

は、負荷テスト中に分析したり、Oracle Enterprise Managerの Siebel Management Packを通じてアクセスし

たりすることも可能です。

Siebel固有のKPI以外に、ServerStatsは、システムレベルのプロファイルを使用して、特にメモリやCPUな

どのすべてのコンポーネントが消費する物理リソースを収集して測定できます。たとえば、同時に実行さ

れているタスクの数、使用されているメモリの量、またはCPU使用量のパーセンテージがどれだけであっ

ても、システムのCPU使用率はテスト中は70%以下でなくてはならず、コンポーネントは一時的な増加に

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Oracleホワイト・ペーパー- Oracle Application Testing Suiteの使用によるSiebelの包括的なテスト

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対応する必要があります。これらの値を監視することにより、過負荷になることなくシステムの容量を効

果的に使用できます。

図7:Oracle Load TestingにおけるSiebel CRMの診断

結論

Oracle Application Testing Suiteは、Webベースのアプリケーションのパフォーマンス・テストのために最善

に組み合わされたソリューションです。Testing Accelerator for Siebelは、これらの機能を拡張し、Siebel CRM

アプリケーションの品質およびパフォーマンスを保証する卓越した価値を提供します。Oracle Test

Managerは、Siebelのテスト・プロセスを管理するための直感的で使用しやすいソリューションを提供します。

Oracle Functional Testingを使用すると、ユーザーはSiebelのテスト・ケースを自動化でき、手動テストの必

要性を減らすことができます。Oracle ATSのTesting Accelerator for Siebelの一部としてSiebel Test

Automationを統合することにより、迅速で容易なスクリプティングが可能になり、機能テストと負荷テス

トの両方において検証が強化され、スクリプティングの正確性が増加します。Oracle Load TestingのWeb

ベースのパフォーマンス・テスト・インタフェースは、比類のないスケーラビリティを提供し、パフォー

マンス・テストをコラボレーション・アクティビティにできます。この組込み診断機能により、パフォー

マンスが不十分なSiebelインフラストラクチャまたはアプリケーション・コンポーネントを迅速かつ効率

的に特定できます。これらの機能により、Application Testing Suiteは、Siebel CRMインストールや、Web

上で配置されるビジネスクリティカルおよびミッションクリティカルなアプリケーションのパフォーマ

ンスを改善したい組織にとって推奨されるソリューションとなっています。

Page 15: Oracle Application Testing Suiteの使用によるSiebel …Oracleホワイト・ペーパー- Oracle Application Testing Suiteの使用によるSiebelの包括的なテスト 2 Siebelのテストの課題

Oracle Application Testing Suiteの

使用によるSiebelの包括的なテスト

2010年2月

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