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90分でつかむ Oracle Database 12c 新機能
夜な夜な! なにわオラクル塾 presented by アシスト #35
Copyright © 2014Oracle.& K.K.Ashisuto. All rights reserved. 2
以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。以下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、弊社の裁量により決定されます。
OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。 文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
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Oracle Database 12c 概要 12c の主要新機能 プラガブル・データベース データ配置最適化(ILM) パーティショニング関連の新機能 GUIツールの進化(EM Express、DBCA) まとめ Appendix
アジェンダ
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Oracle Database 12c 概要
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データベース・クラウドのために開発された 初のオラクル・データベース
Oracle Database 12c
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Oracle Database | 絶え間ない技術革新
クラウド環境のためにデータベース層でのマルチテナントを実装
「マルチテナント・アーキテクチャ」 Oracle Database 12c
Oracle Database 11g データベースの処理をさらに高速に、プラットフォームとしての1つの完成形
「Oracle Exadata Database Machine」
Oracle Database 10g データベースは”インフラ”に
「Grid Infrastructure」
Oracle9i Database 可用性の追求
「Oracle Real Application Clusters」
Oracle8i Database インターネット時代のデータベース
「大容量機能」「パラレル処理」
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CONSOLIDATING DATABASES ON CLOUD
Oracle Database 12c R1 キーメッセージ
1. マルチテナント・アーキテクチャの採用
データベース層でマルチテナントを実装することで、 統合をより高密度でシンプルに
2. データベース・クラウドに必要な機能強化
自動データ管理・セキュリティ・高可用性の機能により運用負荷を軽減
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500を超える新機能 新機能マニュアルでは320の新機能を紹介
– アプリケーション開発(68) – BI & Data Warehouse(34) – 圧縮とアーカイブ(13) – データベース全般(18) – 高可用性(61) – 管理性(11) – Oracle RAC & Grid Infrastructure(30)
Oracle Database 12c R1 の新機能
– パフォーマンス(6) – セキュリティ(24) – Spatial & グラフ(15) – 非構造化データ(35) – アップグレード(2) – Windwos(3)
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Linux x86-64 – Oracle Linux 6 – Oracle Linux 5 Update 6 – Red Hat Enterprise Linux 6 – Red Hat Enterprise Linux 5 Update 6 – SUSE Linux Enterprise Server 11 SP2
Oracle Solaris on SPARC(64-bit) – Oracle Solaris 11 SRU 7.5 – Oracle Solaris 10 Update 10
Oracle Solaris on x86-64(64-bit) – Oracle Solaris 11 SRU 7.5 – Oracle Solaris 10 Update 10
Windows x64(64-bit) – Windows Server 2008 x64 – Windows Server 2008 R2 x64 – Windows Server 2012 x64 – Windows 7 x64 – Windows 8 x64
現在までにリリースされてるもの 対応プラットフォーム情報
詳細な情報は My Oracle Support の動作保障タブより確認
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直接アップグレード可能なバージョンは、10.2.0.5/11.1.0.7/11.2.0.2- アップグレード・パス
Oracle Database 12cR1
Oracle Database 11gR2
Oracle Database 11gR1
Oracle Database 10gR2
10.2.0.5 11.1.0.7
11.2.0.1
11.2.0.2 -
11.1.0.6 10.2.0.1 - 10.2.0.4
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クライアント・ バージョン
サーバー・バージョン 12.1.0 11.2.0 11.1.0 10.2.0
12.1.0 ○ ○ △ △* 11.2.0 ○ ○ △ △* 11.1.0 △ △ △ △* 10.2.0 △* △* △* △
NOTE:207303.1 Client / Server / Interoperability Support Matrix For Different Oracle Versions
クライアントとサーバーの互換性情報
△:Extended Support(ES)契約を有する場合のみ不具合修正が可能 *: 11.1 以上 から 10.2 へデータベース・リンクを利用する PL/SQL を使用する場合、10.2.0.2 以上
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12c の主要新機能
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マルチテナント型のデータベース統合、クラウドに必要な可用性、運用の自動化を提供 Oracle Database 12c 主要新機能
Cloud & Consolidation
Information Lifecycle
Management
Security
Cluster
High Availability
Multitenant Architecture DB内に仮想DBを複数持つ構成
Heat Map データ利用頻度を目に見える形でレポートする
Data Redaction DBユーザ毎に動的マスキング
Flex ASM ASMインスタンスとDBインスタンスを分離して配置
Far Sync (Data Guard) 最小負荷でデータロスの無い災対サイトを構築
Automatic Data Optimization ポリシーベースでデータ運用を自動化する
Privilege Analysis 特権ユーザの利用状況を分析レポートとして発行する
Global Data Services 複製サイトをまとめてサービス化し、障害時の切替に負荷分散を適用
Consolidated Testing 複数環境の合計負荷テスト
Application Continuity DBがダウンした際、成功するまでトランザクションをリプレイする
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Cloud & Consolidation
アプリケーションの変更が不要 マルチテナントでかつそれぞれが分離 データベース構築期間の短縮 セキュアで高い可用性 ITコストの削減 複数データベースを単一データベースとして管理 高いリソース使用効率 高パフォーマンスでスケーラブル
マルチテナント・アーキテクチャ : 複数の仮想データベース間でデータベース・インスタンスとメモリー、プロセスを共有
システム・グローバル領域
プロセス群
仮想DB : ERP
データファイル
仮想DB: CRM
データファイル
仮想DB: DWH
データファイル
Oracle インスタンス
マルチテナント・コンテナ・データベース
制御ファイル
データファイル
アーカイブREDOログファイル
REDOログ・ファイル
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Consolidated Testing:システム統合後の稼働イメージを再生 Cloud & Consolidation
SALES
HR
ERP
CRM
個別サーバで運用されているシステムのワークロードを取得
個々の DB のワークロードを統合してリプレイ
個別に稼働しているシステムの実際の稼働状態をそれぞれ記録し、統合後の状態として合わせて再生することで負荷状況のシミュレートを行う機能
スキーマ統合、プラガブル・データベースによるデータベース統合の評価などに有効
リプレイ先として特定の PDB を指定することも可能
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Information Lifecycle Management シンプルなデータ・ライフサイクル管理
ALTER TABLE sales ILM ADD CompressionPolicy COMPRESS Partitions for Query AFTER 90 days from creation;
ALTER TABLE sales ILM ADD MovePolicy TIER Partitions TO ‘Archive_TBS’ AFTER 180 days of no modification;
Policy1: 作成から90日後経ったら圧縮
Policy2: 180日以上変更がなければアーカイブ
Heat Map: セグメント、ブロック/エクステントのレベルで利用状況を監視
Automatic Data Optimization: 表に設定されたポリシーにしたがって、アクセス状況に応じてデータを自動配置
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Security Data Redaction: アクセスするユーザーやアプリケーションに応じて、データを動的にマスク
ユーザーに対しポリシーを設定することで、結果の返し方を設定 結果の返し方は、伏字・置き換え・ランダムなどから選択して Enterprise Manager から指定が可能
Soc. Sec. # 115-69-3428
DOB 11/06/71
PIN 5623
ポリシーを 有効化して データを リダクション
● コールセンタ 業務に関係ない個人情報は参照させないため、社会保障番号やIDなどの情報は伏字にしてアプリケーションに表示
● 給与担当者 業務上必要となるので、全ての情報をアプリケーションに表示
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Security Privilege Analysis: 不正アクセスの原因となる過度な権限付与を検出
ユーザーやロールに付与されたシステム権限、オブジェクト権限の使用・未使用を 洗い出してレポーティング
アプリケーションや開発者・管理者に本当に必要な権限のみを付与 最小権限の原則を実現し、不正アクセスの未然防止に
Privilege Analysis
Create … Select … Update … DBA role APPADMIN role
どのユーザーがどの権限でどの操作を行なっているかを分析
高度な権限を持つロールが不要なユーザーに与えられていないかどうかをチェック
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Cluster Flex ASM: ストレージ・グリッドとデータベース・グリッドを分離することで可用性を向上 データベースインスタンスとASMインスタンスの依存関係を取り除き、それぞれ独立したクラスタとして構成
ASMインスタンスを持たないRACノードは他ノードのASMクライアントとして動作し、接続先のASMインスタンスがダウンした場合には、他のASMインスタンスに接続を切り替える
ASMインスンタンスの障害にデータベースインスタンスが影響を受けなくなるため、データベースサーバは生きたままの運用が可能であり、更にASMインスタンスの可用性も確保されるようになる
ASM Cluster Pool of Storage
Node2
Disk Group B Disk Group A
Node3 Node5 Node4 Node1
ASM Instance
Database Instance
ASM Disk
RAC Cluster
ASM Cluster Pool of Storage
Disk Group B Disk Group A
ASM Instance
Database Instance
ASM Disk
RAC Cluster
Node5 Node4 Node3 Node2 Node1 Node5
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Far Sync: 災害対策サイトなどの遠隔スタンバイでゼロ・データロスを実現
High Availability
Far Sync インスタンス 本番環境 スタンバイ環境
同期 非同期
サイトA サイトB
従来の同期転送でのネットワーク遅延やコミット処理への影響を最小化 Far Sync インスタンスと呼ばれるログ転送専用インスタンスから転送処理を行うため、同期転送時のネットワーク・レイテンシを最小限に押さえ、本番環境へのパフォーマンス影響を最小化した上でゼロデータロスの環境を構築
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Global Data Services(GDS): レプリケーション・サイト間でのフェイルオーバーとロードバランシングを実装
High Availability
データセンターをまたがる複数のサイト間をサービスとしてまとめ、障害発生時の切り替えをロードバランスを考慮した上で自動的に行い、手動による切り替えのラグや管理の負荷を下げることができる
複数のデータセンターにスタンバイ環境がまたがっているなどで、複数サイトでの障害などが想定される場合に有効
Global Data Services
Primary
Active Standby
GoldenGate
従来のバックアップサイト切替 組合せごとに複製や切替の方法が異なり、また切替時の負荷分散は手動管理となる
Global Data Service 本番環境とスタンバイ環境を複数まとめてサービスとして登録し、サービス内で負荷分散を配慮した切替を行う
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Application Continuity(AC) : 障害時にトランザクションをリプレイ
High Availability
最後のトランザクションの結果を返すAPI であるTransaction Guard と連携し必要に応じてトランザクションを再生する アプリケーションのエラー処理をコミット状況に応じて分けることができるため、エラー処理のパターンを明確に定義付け
ることができ、結果として障害時の二重処理や未処理が減るためにユーザーエクスペリエンスを向上させることが可能
Application Servers
Database Servers
End User
Network Switches
ユーザーがWebアプリケーションから行った処理をデータベースサーバに送信
データベースが処理を開始しCOMMITを発行する前に障害でダウン X
応答がないため、アプリケーションは Transaction Guard を経由して COMMIT 状態を把握
ユーザーには通常通りのトランザクションの成功が返される
COMMIT されていないので Application Continuity を利用してトランザクションをリプレイ
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High Availability Application Continuity for Java: 計画外停止、および、計画停止をエンドユーザーに気付かせない
Recoverable(回復可能)エラー発生時にDML(トランザクション)を再実行し再度データ投入 多くのハードウェア、ネットワーク、OS,ストレージのエラーや停止をエンドユーザーに気づかせずにトランザクション実行 WebLogic12c(12.1.2)で Application
Continuityに対応したデータソースを構成可能
✔ 6
7
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参考:主要新機能のライセンス
機能名 必要ライセンス 備考
マルチテナント・アーキテクチャ Multitenant マルチテナント構成の場合のみ。シングルテナント構成は各Editionの機能として利用可能。
Heat Map Advanced Compression
Automatic Data Optimization(自動データ最適化) Advanced Compression
Data Redaction Advanced Security
Privilege Analysis Database Vault
Far Sync Active Data Guard Far Syncインスタンスは本番環境とは別筐体にインストールする必要がありますが、そのために別途ライセンスを購入する必要はありません
Global Data Service Active Data Guard
Application Continuity Active Data Guard Real Application Clusters
構成に応じていずれかが必要
Consolidated Testing Real Application Testing
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プラガブル・データベース
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データベース統合におけるチャレンジ
データベース数の 削減
サーバー統合による IT コストの削減
アプリケーション の独立性は維持、
変更は不要
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1. リソースのオーバーヘッドが少ない より高密度な統合をシンプルに実装し、リソース効率が向上する
2. 統合の負荷が少ない アプリケーションからは統合後のデータベースは統合前と同じに見えるため変更が不要
3. 運用管理の工数は大幅に削減 複数のシステムを1個のデータベースとして管理する「manage many as one」 パッチ適用、アップグレード、バックアップなどの運用業務をシンプル化
4. システム間の独立性を保つ ユーザー・権限をシステムごとに分離、パッチ適用・アップグレード等での柔軟な選択肢
データベース層でマルチテナントを実装するアドバンテージ
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マルチテナントを実現する新しいアーキテクチャ Oracle Database 12c で実現する複数データベースの統合
マルチテナント・コンテナ・データベース (CDB)
顧客 管理
販売 管理 経理
プラガブル・データベース (PDB)
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データベース・クラウドのアーキテクチャ Oracle Database 12c で実現する新たなアプローチ
Operating System Database Server Multitenant Architecture
Hypervisor Hypervisor
OS OS
DB
OS
DB DB
App App App
OS OS
DB DB DB
App App App
OS OS
DB
App App App
OS OS
12c CDB
PDB PDB PDB
App App App
サーバー仮想化 Real Application Clusters (RAC)
データベース・スキーマ
スキーマ スキーマ スキーマ
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アップグレードあるいはパッチ適用作業の簡略化 1回の適用ですべてのプラガブル・データベースに対応
Container Database (12.1)
12.1
PDB1 12.1
PDB3 12.1
PDB2
アップグレード CDB(12.x)
12.x
PDB1 12.x
PDB2 12.x
PDB3
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必要に応じたプラガブル・データベースの移動 データベースのアップグレード、あるいはパッチ適用時にも活用可能
CDB1 (12.1)
12.1
PDB1 12.1
PDB3
CDB2 (12.x)
12.x PDB3
12.1 PDB2
12.x PDB2
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テスト環境、開発環境のためのクローニング 速攻性と柔軟性に優れたコピーやスナップショット
PDB3 PDB2 PDB1
CDB1 (本番環境) CDB2 (開発環境)
テスト PDB1 PDB1 テスト PDB1
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バックアップ・リカバリ時の管理性 容易なバックアップと柔軟なリカバリ
PDB3 PDB2
CDB (本番環境)
PDB1
プラガブル・データベースごと の Point-in-time リカバリ
1回でデータベース全体をバックアップ
データベース全体の Point-in-time リカバリ
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スタンバイ構成時の管理性 データベース単位で構成し、すべてのプラガブル・データベースをカバー
CDB1 (プライマリ)
PDB1 PDB3
CDB2 (スタンバイ)
PDB2 PDB4 PDB1 PDB3 PDB2 PDB4
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データ・ディクショナリ・ビュー データ・ディクショナリ・ビューの種類
データ・ディクショナリ・ビューの種類には、次の 4つがある
CDB_xxx • ルートおよび全 PDB 内のオブジェクトに関する情報
DBA_xxx • ルートあるいは PDB 内のオブジェクトに関する情報
ALL_xxx • ユーザーがアクセス可能なオブジェクトに関する情報
USER_xxx • ユーザーが所有するオブジェクトに関する情報
New
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データ・ディクショナリ・ビューの例 (CDB_xxx) CDB_TABLESPACES ビュー
接頭辞が CDB_ であるビューには、すべてのコンテナの情報が含まれる – ルートおよび、すべての PDB の情報を確認することが可能 SQL> SELECT TABLESPACE_NAME, STATUS, CON_ID FROM CDB_TABLESPACES;
TABLESPACE_NAME STATUS CON_ID -------------------- -------------------- ---------- SYSTEM ONLINE 1 SYSAUX ONLINE 1 UNDOTBS1 ONLINE 1 TEMP ONLINE 1 USERS ONLINE 1 SYSTEM ONLINE 2 SYSAUX ONLINE 2 TEMP ONLINE 2
8行が選択されました。
ルートの表領域
PDB の表領域
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コンテナ間における接続先の切り替え 再接続あるいは ALTER SESSION 文の使用 コンテナ (ルートあるいは PDB) 間における接続先の切り替えには、次の方法がある
– SQL*Plus による再接続
共通ユーザーおよびローカル・ユーザーで使用可能
– ALTER SESSION 文による接続
共通ユーザーのみ使用可能 SET CONTAINER 権限が必要
CONNECT /@:/
ALTER SESSION SET CONTAINER =
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プラガブル・データベースの作成 状況に応じた作成手法~コピーまたは unplug と plug による作成~
CDB
CDB$ROOT
既存の PDB をコピー 2
シードをコピー 1
Non-CDB Non-CDB を plug 3
CDB
PDB を unplug して plug 4
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データ配置最適化(ILM)
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Information Lifecycle Management(ILM)の課題とソリューション
ストレージコスト削減
性能改善 安全なデータ
圧縮 − Basic圧縮 − OLTP圧縮 − Hybrid Columnar圧縮
低コスト・ストレージへの移動
使われなくなったデータのパージ
パーティション(行移動)
高性能ストレージへの移動 権限とビューの設定
VPD/OLS の利用
監査/ファイングレイン監査の利用
DB/Audit Vault の利用
Flashback Data Archive の利用
データの暗号化
11g以前
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ILMの構築 11g以前
データ区分
スコープ
− 表
− 表パーティション
経過時間に応じて決められた処理
ステージ① :1ヶ月経過後
− OLTP圧縮
ステージ② : 2ヶ月経過後
− HCC圧縮 + 低コスト・ストレージへ移動
ステージ③ : 11ヶ月経過後
− HCC圧縮 + さらに低コスト・ストレージへ移動
最終ステージ : 6年経過後 ⇒ パージ
ステージ
ストレージ層 高性能 高性能 低コスト オンライン・アーカイブ
圧縮属性 なし OLTP圧縮 HCC圧縮 クエリー・モード HCC圧縮 アーカイブ・モード
期間 1カ月間 2か月間 11か月間 6年間 パージ
ステージ⓪ ステージ① ステージ② ステージ③ 最終ステージ
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Information Lifecycle Management シンプルなデータ・ライフサイクル管理
ALTER TABLE sales ILM ADD CompressionPolicy COMPRESS Partitions for Query AFTER 90 days from creation;
ALTER TABLE sales ILM ADD MovePolicy TIER Partitions TO ‘Archive_TBS’ AFTER 180 days of no modification;
Policy1: 作成から90日後経ったら圧縮
Policy2: 180日以上変更がなければアーカイブ
Heat Map: セグメント、ブロック/エクステントのレベルで利用状況を監視
Automatic Data Optimization: 表に設定されたポリシーにしたがって、アクセス状況に応じてデータを自動配置
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Automatic Data Optimization とは
Automatic Data Optimization(以下ADO) では、ILM処理(移動・圧縮)と起動条件をポリシーとして定義し、ILM処理を自動実行 – 移動は表領域の利用率に応じて実施 – 圧縮はアクセスパターンの変化に応じて実施 – 実施条件は上記のデフォルトの記述方法に加え、PL/SQLファンク
ションを使ったカスタム条件の利用も可能 Heat Map機能では、データへのアクセスパターンとそのアクセスが最後に発生した日時を記録 – ADOポリシーが起動タイミングを自動検知するために利用
概要
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Automatic Data Optimization とは 動作の仕組み
データへのアクセス
HEAT_MAP = ON
V$HEAT_MAP_SEGMENT
圧縮ポリシーの作成
移動ポリシーの作成
DBA_HEAT_MAP_SEGMENTS
HEAT_MAP_STAT$ 表
ディクショナリー
初期化パラメータ
ILM処理の登録
DBA
DB サーバー
一般ユーザー
SGA
ポリシー 評価・実行
MMON
メンテナンスWindow
1
Real Time
アクセス統計の収集 2
3
4
ストレージ 高性能 高性能 低コスト アーカイブ
圧縮 なし OLTP圧縮 HCC圧縮 :クエリー
HCC圧縮 :アーカイブ
最終ステージ ステージ③ ステージ② ステージ① ステージ⓪
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ILMの構築
データ区分
スコープ 行レベル
セグメントレベル
表領域レベル
グループ・レベル
自動検知
起動条件 追跡対象の操作は?
− Creation
− Access
− Modification
タイミングは?
− After n days
− After n year
− Tablespace full
12c
自動実行
アクション 圧縮
− 段階的に高い圧縮レ
ベルを適用
移動
− 低コストストレージへ
の移動
圧縮 + 移動
何を? アクセスパターンがどうなった時? ILM 操作は?
Automatic Data Optimization / Heat Map
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Automatic Data Optimizationポリシーの作成 ADO圧縮ポリシーの作成
ALTER TABLE sales ILM ADD POLICY
ROW STORE COMPRESS ADVANCED
ROW AFTER 3 DAYS OF NO MODIFICATION;
圧縮タイプ
実行レベル 起動タイミング アクセスパターン
圧縮タイプ •圧縮タイプの指定
実行レベル •処理対象
起動タイミング • 指定された「アクセスパターン」となってからの時間
n DAY[s] n MONTH[s] n YEAR[s]
アクセスパターン •アクセスの状態 NO MODIFICATION (Insert/Updata/Delete が無い) NO ACCESS (Insert/Update/Delete/Select が無い) CREATION(セグメントの作成)
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Automatic Data Optimizationポリシーの作成 ADO移動ポリシーの作成
ALTER TABLE sales ILM ADD POLICY
TIER TO Low_Cost_tbs;
移動タイプ 移動先
移動タイプ
•TIER TO のみ
移動先
•表領域を指定
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パーティショニング関連の新機能
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パーティショニング機能の拡張
DDL文の複数パーティションへの対応 オンラインでのパーティションの移動 リファレンス・パーティションの CASCADE 処理 インターバル・リファレンス・パーティショニング パーシャル索引 グローバル索引メンテナンスの非同期実行
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DDL文の複数パーティションへの対応 一つのコマンドで複数パーティションをメンテナンス
drop partition
パーティション表 複数のパーティションのメンテナンスは パーティション毎にコマンド実行が必要
drop partition
drop partition
Partition P02
Partition P01
Partition P03
Partition P04
drop partition
パーティション表
Partition2
Partition1
Partition3
Partition4
複数のパーティションのメンテナンスを 一つのコマンドで一括して実行可能
11g
12c
(ex) 3つのパーティションの削除は DROP PARTITION を3回実行
(ex) 3つのパーティションの削除は DROP PARTITION を1回実行
拡張された処理 DROP / ADD / TRUNCATE / MERGE / SPLIT
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複数パーティションへの一括処理
ADD PARTITION DROP PARTITION
TRUNCATE PARTITION
実行コマンドの例
ALTER TABLE parttab ADD PARTITION p11 VALUES LESS THAN (111), PARTITION p12 VALUES LESS THAN (121), PARTITION p13 VALUES LESS THAN (131);
ALTER TABLE parttab DROP PARTITION p02, p03, p04;
ALTER TABLE parttab TRUNCATE PARTITION p01, p02, p03;
MERGE PARTITION SPLIT PARTITION
ALTER TABLE parttab MERGE PARTITIONS p11, p12, p13 INTO PARTITION p10;
ALTER TABLE parttab SPLIT p10 INTO ( PARTITION p11 VALUES LESS THAN (111), PARTITION p12 VALUES LESS THAN (121), PARTITION p13 VALUES LESS THAN (131), PARTITION p14 );
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オンラインでのパーティションの移動
DML 実行中の ALTER TABLE .. MOVE PARTITION / SUBPARTITION の実行が可能に
制限 : ONLINE で実行できないケース – データベースでサプリメンタル・ロギングが設定されている場合 – 以下の表に対する処理は実行不可 SYS スキーマの表 索引構成表 オブジェクト型の列を持つヒープ構成表 ビットマップ索引 / ビットマップ結合索引 / ドメイン索引 が作成されている表
ALTER TABLE MOVE PARTITION/SUBPARTITION の ONLINE 化
SQL> ALTER TABLE parttab MOVE PARTITION p01 TABLESPACE newtbs ONLINE; SQL> ALTER TABLE parttab MOVE SUBPARTITION p01_s01 TABLESPACE newtbs ONLINE;
実行例
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リファレンス・パーティションの Cascade 処理
CASCADE オプションの追加 – リファレンス・パーティション / リファレンス・インターバル・パーティションに有効 – 親表に対する処理を子表にも自動実行 – 対象となる処理 TRUNCATE PARTITION / SUBPARTITION
– 親表での TRUNCATE 時に子表の対象データも同時に TRUNCATE – 子表の参照整合性制約に ON DELETE CASCADE オプションの指定が必要
EXCHANGE PARTITION / SUBPARTITION – 親表での EXCHANGE 時に子表の対象データも同時に EXCHANGE – EXCHANGE 対象の表も親表・子表で構成しておく必要がある
CASCADE による TRUNCATE / EXCHANGE PARTITION
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リファレンス・パーティションの Cascade 処理 1. CASCADE での TRUNCATE PARTITION
◆ 親表 Orders
表名 列名
Ordes
order_id
customer_id
order_date
表名 列名
OrderItems
order_id
line_item_id
product_id
quantity
◆ 子表 OrderItems
参照整合性制約 orderitems_fk
Y2012Q3 Y2012Q4 Y2013Q1
◆ リファレンス・パーティション • 親表への TRUNCATE 時に 子表への TRUNCATE を自動実行
12c
Y2012Q3 Y2012Q4 Y2013Q1
TRUNCATE
TRUNCATE
CASCADE ON DELETE CASCADE
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リファレンス・パーティションの Cascade 処理 2. CASCADE での EXCHANGE PARTITION
表名 列名
Orders (親表)
order_id
customer_id
order_date
表名 列名
OrderItems (子表)
order_id
line_item_id
product_id
quantity
参照整合性制約 orderitems_fk
Y2012Q3 Y2012Q4 Y2013Q1
Y2012Q3 Y2012Q4 Y2013Q1
表名 列名
Y2013Q1_P (親表)
order_id
customer_id
order_date
表名 列名
Y2013Q1_S (子表)
order_id
line_item_id
product_id
quantity
参照整合性制約 Y2013Q1_fk
CASCADE
◆ リファレンス・パーティション • 親表への EXCHANGE 時に 子表への EXCHANGE を自動実行
12c
EXCHANGE
EXCHANGE
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インターバル・リファレンス・パーティショニング リファレンス・パーティションの親表をインターバル・パーティションで作成可
◆ 親表 Orders
表名 列名
Ordes
order_id
customer_id
order_date
表名 列名
OrderItems
order_id
line_item_id
product_id
quantity
◆ 子表 OrderItems
パーティション・キー
パーティション・キー不要
参照整合性制約 orderitems_fk Y2012Q3 Y2012Q4 Y2013Q1 Y2013Q2
◆ リファレンス・パーティション • インターバル・パーティションを 親表とした構成をサポート
自動的に追加
12c
Y2012Q3 Y2012Q4 Y2013Q1 Y2013Q2
自動的に追加
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パーシャル索引
パーシャル索引 – 特定のパーティションのみに作成する索引
特定のパーティション/サブパーティションに対する索引の作成
パーティション表
Partition P02
Partition P01
Partition P03
Partition P04 索引作成
索引未作成 アクセス頻度が低い パーティション
未使用だが削除不可な パーティション
◆ 索引付けを行わない ・ DISK領域の削減 ・ 統計情報取得時間削減
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パーシャル索引
パーティション/サブパーティション毎に設定した INDEXING 属性のON / OFF で制御
索引作成時に INDEXING PARTIAL を指定 ローカル索引・グローバル索引の両方で使用可能 索引作成後に、INDEXING 属性を変更することも可能
– 動的な索引付け・排除が可能
パーシャル索引作成方法
INDEXING OFF
パーティション表
INDEXING ON
INDEXING ON
Partition P02
Partition P01
Partition P03
Partition P04
INDEXING OFF
索引作成
索引未作成
CREATE TABLE parttab (c1 number, c2 number) PARTITION BY RANGE(c1) (PARTITION p01 VALUES LESS THAN (10001) INDEXING OFF, PARTITION p02 VALUES LESS THAN (20001) INDEXING OFF, PARTITION p03 VALUES LESS THAN (30001) INDEXING ON, PARTITION p04 VALUES LESS THAN (maxvalue));
CREATE INDEX parttab_ind1 ON parttab(c1) LOCAL INDEXING PARTIAL; CREATE INDEX parttab_ind2 ON parttab(c2) GLOBAL INDEXING PARTIAL;
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グローバル索引メンテナンスの非同期実行
DROP/TRUNCATE PARTITION 文で UPDATE INDEXES を指定した場合のグローバル索引のメンテナンス処理を非同期に実行
– SYS.PMO_DEFERRED_GIDX_MAINT_JOB のジョブが索引データを更新 – UPDATE INDEXES 未指定時は、11g と同様に索引が UNUSABLE となる
DROP/TRUNCATE PARTITION でのグローバル索引のメンテナンス
Part P01 Part P02 Part P03
Global Index
UPDATE INDEXES
drop partition P03
drop partition P03
Job メタデータのみ更新
索引データの更新 [ AM 02:00 ] ◆ 非同期メンテナンス
• メタデータのみ更新 することで高速化
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グローバル索引メンテナンスの非同期実行
自動メンテナンス – ジョブにより毎日 AM2時にメンテナンス処理を実行 – ジョブのスケジュールの手動での変更は可能(ジョブの削除は非推奨)
手動でのメンテナンス – 一括メンテナンス (DB全体)
– スキーマ単位・表単位でのメンテナンス
– ジョブの実行
DROP/TRUNCATE PARTITION でのグローバル索引のメンテナンス
SQL> EXECUTE DBMS_PART.CLEANUP_GIDX;
SQL> EXECUTE DBMS_PART.CLEANUP_GIDX ('SCOTT', 'PARTTAB');
SQL> EXECUTE DBMS_SCHEDULER.RUN_JOB('PMO_DEFERRED_GIDX_MAINT_JOB');
SQL> EXECUTE DBMS_PART.CLEANUP_GIDX ('SCOTT');
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GUIツールの進化 - EM Express - DBCA
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特別なインストール不要
– データーベース作成時に構成可能
– 利用に際し追加のミドルウェア・ コンポーネントは不要
– DB 内の XDB サーバーを利用
軽量・小さなフットプリント
– ディスク使用量 : 20MB 程度
– DB サーバーは SQL の実行のみ
– UI 画面の生成は 100% ブラウザ側で実行
Database Control に代わる新しいデータベース管理ツール EM Express
Oracle Database 12c 以降は Enterprise Manager Database Control のサポートが終了し、 Enterprise Manager Database Express(EM Express)に置き換わります
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基本管理機能 – 記憶域管理(表領域、UNDO、REDO ログ管理など) – セキュリティ管理(ユーザー、ロール、プロファイル管理など) – 構成管理(初期化パラメータ、メモリ管理など)
パフォーマンス診断・チューニング – パフォーマンス・ハブ
(リアルタイム・パフォーマンス監視、ADDM、ASH 分析など) – SQL チューニング・アドバイザ
メトリック監視や起動 / 停止、バックアップなどの機能を利用する場合は Oracle Enterprise Manager Cloud Control を使用
基本管理機能とパフォーマンス診断・チューニングに特化 EM Express で提供される機能
Oracle Diagnostics Pack Oracle Tuning Pack
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EM Express メニュー EM Express で提供される機能
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DBCA (Database Configuration Assistant) - 管理オプション画面
DBCA を使用してデータベース作成時に構成 EM Express の構成
チェックを付けると DB 作成時に EM Express を自動構成 [デフォルト構成内容] プロトコル: https ポート: 5500 * 5500 番が既に使用されている場合は 5501 ~ 5599 の範囲から順に空きポートを探して使用
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DBCA (Database Configuration Assistant) - データベース作成完了画面
DBCA を使用してデータベース作成時に構成 EM Express の構成
EM Express へアクセスするための URL を表示 https://:/em
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• 監視対象ホストへ管理エージェントをデプロイし、管理エージェントを介して データベース、WebLogic Server、Exadata などのターゲットを監視・管理
• ターゲットから収集したメトリックなどはリポジトリ DB へ格納 • 複数ターゲットを集中管理
• Oracle Database 12c 対応
– Database Plug-in 12.1.0.3 以上で対応 Database Plug-in 12.1.0.3
Oracle Enterprise Manager 12c Release 2(12.1.0.2)で利用可 Database Plug-in 12.1.0.4
Oracle Enterprise Manager 12c Release 3(12.1.0.3)で利用可
アプリケーションからストレージまでフル・スタックを統合管理 Oracle Enterprise Manager Cloud Control
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DBCA のステップ内でリスナーの作成が可能 事前に NetCA によりリスナーを作成する必要なし
Net Configuration Assistant(NetCA)の一部包含
Database Configuration Assistant(DBCA)の変更点
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CDB および PDB の作成が DBCA からも可能
マルチテナント・アーキテクチャへの対応
Database Configuration Assistant(DBCA)の変更点
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まとめ
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Oracle Database 12c Multitenant Architecture Consolidating Database on DATABASE AS A SERVICE
1. マルチテナント・アーキテクチャの採用 データベース層でマルチテナント機能を実装することで、システムスタッ
クを簡素化し(VM層は不要)、より高密度なデータベース集約を実現
2. “Database as a Service” の実現に必要な機能を強化 自動データ管理機能、セキュリティ機能、高可用性機能の強化により、 保守運用作業の自動化を推進し、作業負荷の軽減を実現
Key Word = ‘Database Cloud’
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Appendix
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サポートが終了した機能
– Oracle Enterprise Manager Database Control
– RAW デバイス
– Oracle Change Data Capture(CDC)
– Oracle COM Automation
– Oracle Objects for OLE
非推奨の機能
– Oracle Streams
– Oracle Database Advanced Replication
– Server Control Utility の一文字オプション
– Oracle Restart
デフォルト動作の変更
– DB_SECUREFILE パラメータ
– PARALLEL_MIN_SERVER パラメータ
– PRE_PAGE_SGA パラメータ
– XMLDB のインストール
– RAC 環境での Direct NFS
非互換情報(一部)
参考:Oracle Database Upgrade Guide 12c Release 1 (12.1) 8 Deprecated and Desupported Features for Oracle Database 12c
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RAW デバイスのサポートが終了
– RAW デバイス上に直接データファイル(OCR や Voting disk 含)を配置している環境を、Oracle Database 12c 以降にアップグレードする場合、Oracle ASMへの移行を検討ください
Oracle Change Data Capture(CDC)のサポートが終了
– Oracle Database 12cには CDC は含まれていません。
– データ同期に関しては、Oracle GoldenGateの利用を検討ください ※ Oracle GoldenGateは、Oracle Databaseとは別製品です
RAW デバイス、Oracle Change Data Capture(CDC)
サポートが終了した機能
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Oracle COM Automationのサポートが終了
– Oracle Database 12cにはOracle COM Automationは含まれません。これは、Oracle Database 11gで非推奨になりました。ご使用のOracle COMアプリケーションを .NET Frameworkなどの最近のテクノロジに移行ください。
Oracle Objects for OLEのサポートが終了
– Oracle Database 12cにはOracle Objects for OLEは含まれません。これはOracle Database 11gで非推奨となりました。アプリケーションを.NET Frameworkなどの 最近のテクノロジに移行ください。
Oracle COM Automation, Oracle Objects for OLE
サポートが終了した機能
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Oracle Streams の非推奨
Oracle Database Advanced Replication の非推奨
– Oracle Database 12c にこれらの機能は含まれており、現状機能の利用可能およびサポートも継続
– Oracle GoldenGate でも同様の処理が実施可能なため、Oracle GoldenGate の利用を検討ください
※ Oracle GoldenGate は、Oracle Databaseとは別製品です
Oracle Streams、Oracle Database Advanced Replication
非推奨の機能
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Oracle Database 12c より、COMPATIBLE に依存してデフォルトが変化
– LOB ファイルを SecureFiles として処理するか制御するパラメータ
– PREFERRED
COMPATIBLE = 12.0.0.0 以上
STORAGE 句に BASICFILE を指定しない場合、SecureFiles として作成
– PERMITTED
COMPATIBLE = 11.2.0.1 or 11.2.0.2 or 11.2.0.3
これまでと同様に STORAGE 句がない場合、BasicFiles として作成
STORAGE 句に SECUREFILE を指定すれば、SecureFiles の作成可能
DB_SECUREFILE パラメータ
デフォルト動作の変更
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PARALLEL_MIN_SERVERS パラメータのデフォルト値変更
– インスタンスの起動時に起動するパラレル・プロセス数を指定
– Oracle Database 12c より
CPU_COUNT×PARALLEL_THREADS_PER_CPU×2
※ PARALLEL_THREADS_PER_CPU は、プラットフォーム依存(通常 2)
※ CPU 数に応じて、プロセス数が増加
– Oracle Database 11g まで0
※ パラレル・プロセスが必要以上に起動するような場合は、明示的にパラメータを調整
PARALLEL_MIN_SERVER パラメータ
デフォルト動作の変更
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PRE_PAGE_SGA パラメータのデフォルト値変更
– インスタンスの起動時に SGA 全体をメモリーに読み込むかどうかを制御
– Oracle Database 12c より TRUE(これまでは FALSE)
– インスタンス起動に時間がかかる場合や、パフォーマンスに影響が出る場合もある (*参考 KROWN 12912 PRE_PAGE_SGA設定による影響)
XMLDB のインストール
– Oracle Database 12c より XMLDB が必須コンポーネント
– アップグレード時に自動でインストール
PRE_PAGE_SGA パラメータ、XMLDBのインストール
デフォルト動作の変更
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初期化パラメータ 概要
ENABLE_PLUGGABLE_DATABASE コンテナ・データベースの作成を制御
NONCDB_COMPATIBLE プラガブル・データベースからの操作を Non-CDB と同様の挙動にするかを制御
PDB_FILE_NAME_CONVERT プラガブル・データベース作成時にファイル名のマッピングパターンを指定
HEAT_MAP ヒート・マップおよび自動データ最適化機能を制御
MAX_STRING_SIZE VARCHAR2、NVARCHAR2 および RAW データ型の最大サイズを制御
TEMP_UNDO_ENABLED 一時 UNDO 機能の使用を制御
OPTIMIZER_ADAPTIVE_FEATURES 適応的なオプティマイザの機能を制御
OPTIMIZER_ADAPTIVE_REPORTING_ONLY 適応計画、自動再最適化の制御
新機能に関連して追加された初期化パラメータ
追加された初期化パラメータ
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初期化パラメータ 概要
PGA_AGGREGATE_LIMIT インスタンス全体の PGA の上限値を指定
DNFS_BATCH_SIZE Direct NFS 使用時に Oracle プロセスのキュー可能な非同期I/O数を指定
PROCESSOR_GROUP_NAME インスタンスで利用するプロセッサグループ名を指定
THREADED_EXECUTION マルチプロセス・マルチスレッド・モデルの利用を制御
CONNECTION_BROKERS 接続ブローカ・タイプやその数などを指定
USE_DEDICATED_BROKER 専用サーバーの起動方法を制御
UNIFIED_AUDIT_SGA_QUEUE_SIZE 統合監査用に取られる SGAキューのサイズを指定
SPATIAL_VECTOR_ACCELERATION spatial vector acceleration の利用を制御
新機能に関連して追加された初期化パラメータ
追加された初期化パラメータ
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タスク固有の権限および最小限の管理権限を導入 – これまでは SYSDBA権限の付与だった – バックアップ担当者などからのユーザーデータの参照を制限
新しい権限およびユーザー 管理権限の拡張
ユーザー/権限 概要
SYSBACKUP Oracle Recovery Manager(RMAN)や SQL*Plus を使用し、 バックアップおよびリカバリ管理を実施可能
SYSDG Data Guard 環境の監視・管理を実施可能
SYSKM 透過的データ暗号化(TDE)の暗号化鍵管理を実施可能
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データサイズの拡張
Varchar2、NVarchar2、RAW型において、最大長が32,767バイトまで定義可能 利用するには下記の2つの初期化パラメータを設定
ただし、EXTENDEDからSTANDARD(従来通りの最大データ長)の変更不可 AS SYSDBA で接続し、SQLスクリプト($ORACLE_HOME/rdbms/admin/utl32k.sql)を実行
参考:他社DBの同データ型最大長 – A社: 32,672バイト – B社: 8,000バイト
機能概要
compatible = ’12.0.0.0.0’ max_string_size = ‘EXTENDED’
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動的統計
動的サンプリングは12cから動的統計(Dynamic Statistics)という名称に変更 設定パラメータとヒントの名前は変更なし
– 初期化パラメータ: OPTIMIZER_DYNAMIC_SAMPLING – ヒント: DYNAMIC_SAMPLING
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動的統計の強化
以前のリリースの動的サンプリングでは、統計情報が欠落しているか、不十分な場合に統計情報を補完
12c では全てのSQLに対して動的統計が有用かどうか、どのレベルで使用するかを自動的に決定することが可能
収集した統計は永続的であり、他のクエリからも使用可能 設定
– サンプリングレベルに11を導入 初期化パラメーター OPTIMIZER_DYNAMIC_SAMPLING を 11 に設定
実行計画のNote部分にlevel=AUTOを表示 Note ----- - dynamic sampling used for this statement (level=AUTO)
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�90分でつかむ�Oracle Database 12c 新機能スライド番号 2アジェンダOracle Database 12c 概要�スライド番号 5Oracle Database | 絶え間ない技術革新Oracle Database 12c R1 キーメッセージOracle Database 12c R1 の新機能対応プラットフォーム情報アップグレード・パスクライアントとサーバーの互換性情報12c の主要新機能Oracle Database 12c 主要新機能Cloud & ConsolidationCloud & ConsolidationInformation Lifecycle ManagementSecuritySecurityClusterHigh AvailabilityHigh AvailabilityHigh AvailabilityHigh Availability参考:主要新機能のライセンスプラガブル・データベースデータベース統合におけるチャレンジデータベース層でマルチテナントを実装するアドバンテージマルチテナントを実現する新しいアーキテクチャデータベース・クラウドのアーキテクチャアップグレードあるいはパッチ適用作業の簡略化必要に応じたプラガブル・データベースの移動テスト環境、開発環境のためのクローニングバックアップ・リカバリ時の管理性スタンバイ構成時の管理性データ・ディクショナリ・ビューデータ・ディクショナリ・ビューの例 (CDB_xxx)コンテナ間における接続先の切り替えプラガブル・データベースの作成データ配置最適化(ILM)Information Lifecycle Management(ILM)の課題とソリューションILMの構築Information Lifecycle ManagementAutomatic Data Optimization とはAutomatic Data Optimization とはILMの構築Automatic Data Optimizationポリシーの作成Automatic Data Optimizationポリシーの作成パーティショニング関連の新機能パーティショニング機能の拡張DDL文の複数パーティションへの対応複数パーティションへの一括処理オンラインでのパーティションの移動リファレンス・パーティションの Cascade 処理リファレンス・パーティションの Cascade 処理リファレンス・パーティションの Cascade 処理インターバル・リファレンス・パーティショニングパーシャル索引パーシャル索引グローバル索引メンテナンスの非同期実行グローバル索引メンテナンスの非同期実行GUIツールの進化� - EM Express� - DBCAEM ExpressEM Express で提供される機能EM Express で提供される機能EM Express の構成EM Express の構成Oracle Enterprise Manager Cloud ControlDatabase Configuration Assistant(DBCA)の変更点Database Configuration Assistant(DBCA)の変更点まとめOracle Database 12c Multitenant Architecture �Consolidating Database on DATABASE AS A SERVICEAppendix非互換情報(一部)サポートが終了した機能サポートが終了した機能非推奨の機能デフォルト動作の変更デフォルト動作の変更デフォルト動作の変更追加された初期化パラメータ追加された初期化パラメータ管理権限の拡張データサイズの拡張動的統計動的統計の強化スライド番号 86スライド番号 87