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透析会誌 52 (12):679~754,2019 わが国の慢性透析療法の現況 2018 12 31 日現在田 孝 1 金 生 1 房 規 1 藤 俊 1 部 雅 1 中 井  滋 1 口 正 1 長谷川  毅 1 田 篤 1 野 高 1 野 純 1 喜 信 1 三浦健一郎 1 本 景 1 元 秀 2 1 日本透析医学会統計調査委員会  2 日本透析医学会理事長 要旨日本透析医学会統計調査(JSDT Renal Data Registry: JRDR)2018 年末時点における年次調査は4,458 施設 を対象に実施され施設調査票に関しては 4,402 施設98.7%),患者調査票に関しては 4,222 施設94.7%)のほ ぼ例年通りの回答を得たわが国の透析患者数は年々増加し2018 年末の施設調査結果による透析患者数は 339,841 人に達し人口百万人あたりの患者数は 2,688 人であった患者調査結果による平均年齢は 68.75 歳でも多い原疾患は糖尿病性腎症39.0%),次いで慢性糸球体腎炎26.8%),3 位は腎硬化症であった10.8%). 糖尿病性腎症の比率は昨年と同じであった2018 年の施設調査結果による透析導入患者数は 40,468 人であり2017 年から 491 人減少した患者調査結果による透析導入患者の平均年齢は 69.99 歳であり原疾患では糖尿病性腎症 が最も多く 42.3であったが昨年より 0.2% 少なく糖尿病性腎症による年間導入数はプラトーに達していると 思われる2018 年の施設調査結果による年間死亡患者数は 33,863 人であり年間粗死亡率は 10.0であった要死因は心不全23.5%),感染症21.3%),悪性腫瘍8.4%)の順で昨年とほぼ同じ比率であった2012 年以 血液透析濾過(HDF)患者数は急増しており 2018 年末の施設調査票による患者数は 125,793 人で維持透析 患者全体の 37.0% を占めた腹膜透析(PD)患者数は 9,445 人であり 2017 年から増加傾向にある腹膜透析患者 のうち 19.7は血液透析(HD)HDF との併用療法でありこの比率はほぼ一定していた2018 年末の在宅 HD 患者数は 720 人であり2017 年末から 36 人増加した2018 年調査では患者動態に加えて糖尿病治療の現状知症併発状況生活活動度運動習慣肝炎ウイルスの保有状況などが調べられた今後これらのさらなる解析結 果が報告される予定である2018 Annual Dialysis Data Report, JSDT Renal Data Registry The annual survey of Japanese Society for Dialysis Therapy Renal Data Registry (JRDR) was conducted for 4,458 dialysis facilities at the end of 2018 among which 4,402 facilities (98.7 %) responded to the facility survey and 4,222 facilities (94.7%) responded to the patient survey. The number of chronic dialysis patients in Japan continues to increase every year; it has reached 339,841 at the end of 2018 and the prevalence rate of the dialy- sis patients was 2,688 per million population. The mean age of the prevalent dialysis patients in the patient sur- vey was 68.75 years. Diabetic nephropathy was the most common primary disease of the prevalent dialysis patients (39.0 %), followed by chronic glomerulonephritis (26.8 %) and nephrosclerosis (10.8 %). The distribution of diabetic nephropathy in primary disease was the same as in 2017 and has become plateau. The number of the incident dialysis patients during 2018 was 40,468; it was decreased by 491 from 2017. The average age was 69.99 years and diabetic nephropathy (42.3%) was the most common cause in the incident dialysis patients. The distribution of diabetic nephropathy in the primary disease did not change for recent several years. 33,863 patients died in 2018; the crude annual mortality rate was 10.0 %. The 3 major causes of death were heart fail- ure (23.5%), infectious disease (21.3%) and malignancy (8.0%). The patients treated by hemodiafiltration (HDF) have been increasing rapidly since 2012. It has reached to 125,793 patients by the end of 2018, which was accounted 37.0% of all dialysis patients. The number of peritoneal dialysis (PD) patients was 9,445 in 2018, which has been slightly increased since 2017. 19.7 % of PD patients treated in the combination or hybrid therapy with hemodialysis (HD) or HDF. 720 patients were treated by home HD therapy at the end of 2018; it increased by 36 from 2017. In the 2018 survey new items were added to the conventional items such as treatments for diabetes, prevalence of dementia, daily physical activities and regular exercise habits. Further analysis of these items will be reported in another form in the future. 日本透析医学会統計調査委員会  〒 113⊖0033 東京都文京区本郷 2⊖3₈⊖21 アラミドビル 2F Tel:03⊖5₈00⊖07₉0 Fax:03⊖5₈00⊖07₈7

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透析会誌 52(12):679~754,2019

わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

新 田 孝 作 1  政 金 生 人 1  花 房 規 男 1  後 藤 俊 介 1

阿 部 雅 紀 1  中 井  滋 1  谷 口 正 智 1  長谷川  毅 1

和 田 篤 志 1  濱 野 高 行 1  星 野 純 一 1  常 喜 信 彦 1

三浦健一郎 1  山 本 景 一 1  中 元 秀 友 2

1日本透析医学会統計調査委員会 2日本透析医学会理事長

〈要旨〉日本透析医学会統計調査(JSDT Renal Data Registry: JRDR)の 2018 年末時点における年次調査は,4,458 施設を対象に実施され,施設調査票に関しては 4,402 施設(98.7%),患者調査票に関しては 4,222 施設(94.7%)のほぼ例年通りの回答を得た.わが国の透析患者数は年々増加し,2018 年末の施設調査結果による透析患者数は339,841 人に達し,人口百万人あたりの患者数は 2,688 人であった.患者調査結果による平均年齢は 68.75 歳で,最も多い原疾患は糖尿病性腎症(39.0%),次いで慢性糸球体腎炎(26.8%),第 3位は腎硬化症であった(10.8%).糖尿病性腎症の比率は昨年と同じであった.2018年の施設調査結果による透析導入患者数は40,468人であり,2017年から 491 人減少した.患者調査結果による透析導入患者の平均年齢は 69.99 歳であり,原疾患では糖尿病性腎症が最も多く 42.3%であったが,昨年より 0.2%少なく,糖尿病性腎症による年間導入数はプラトーに達していると思われる.2018 年の施設調査結果による年間死亡患者数は 33,863 人であり,年間粗死亡率は 10.0%であった.主要死因は心不全(23.5%),感染症(21.3%),悪性腫瘍(8.4%)の順で,昨年とほぼ同じ比率であった.2012 年以降,血液透析濾過(HDF)患者数は急増しており 2018 年末の施設調査票による患者数は 125,793 人で,維持透析患者全体の 37.0%を占めた.腹膜透析(PD)患者数は 9,445 人であり 2017 年から増加傾向にある.腹膜透析患者のうち 19.7%は血液透析(HD)や HDFとの併用療法であり,この比率はほぼ一定していた.2018 年末の在宅 HD患者数は 720 人であり,2017 年末から 36 人増加した.2018 年調査では患者動態に加えて,糖尿病治療の現状,認知症併発状況,生活活動度,運動習慣,肝炎ウイルスの保有状況などが調べられた.今後これらのさらなる解析結果が報告される予定である.

2018 Annual Dialysis Data Report, JSDT Renal Data RegistryThe annual survey of Japanese Society for Dialysis Therapy Renal Data Registry (JRDR) was conducted for 4,458 dialysis facilities at the end of 2018 among which 4,402 facilities (98.7 %) responded to the facility survey and 4,222 facilities (94.7%) responded to the patient survey. The number of chronic dialysis patients in Japan continues to increase every year; it has reached 339,841 at the end of 2018 and the prevalence rate of the dialy-sis patients was 2,688 per million population. The mean age of the prevalent dialysis patients in the patient sur-vey was 68.75 years. Diabetic nephropathy was the most common primary disease of the prevalent dialysis patients (39.0 %), followed by chronic glomerulonephritis (26.8 %) and nephrosclerosis (10.8 %). The distribution of diabetic nephropathy in primary disease was the same as in 2017 and has become plateau. The number of the incident dialysis patients during 2018 was 40,468; it was decreased by 491 from 2017. The average age was 69.99 years and diabetic nephropathy (42.3%) was the most common cause in the incident dialysis patients. The distribution of diabetic nephropathy in the primary disease did not change for recent several years. 33,863 patients died in 2018; the crude annual mortality rate was 10.0 %. The 3 major causes of death were heart fail-ure (23.5%), infectious disease (21.3%) and malignancy (8.0%). The patients treated by hemodiafiltration (HDF) have been increasing rapidly since 2012. It has reached to 125,793 patients by the end of 2018, which was accounted 37.0% of all dialysis patients. The number of peritoneal dialysis (PD) patients was 9,445 in 2018, which has been slightly increased since 2017. 19.7 % of PD patients treated in the combination or hybrid therapy with hemodialysis (HD) or HDF. 720 patients were treated by home HD therapy at the end of 2018; it increased by 36 from 2017. In the 2018 survey new items were added to the conventional items such as treatments for diabetes, prevalence of dementia, daily physical activities and regular exercise habits. Further analysis of these items will be reported in another form in the future.

日本透析医学会統計調査委員会  〒 113⊖0033 東京都文京区本郷 2⊖3₈⊖21 アラミドビル 2FTel:03⊖5₈00⊖07₉0 Fax:03⊖5₈00⊖07₈7

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Ⅰ.2018 年日本透析医学会統計調査報告書 総論

緒  言

 一般社団法人日本透析医学会は,1₉₆₈‌年から毎年末時点におけるわが国の慢性透析療法の現況を調査しており(JSDT‌Renal‌Data‌Registry:‌JRDR‌と称す),この調査では全国の透析療法施設のほぼすべてが対象施設になっている 1,2).本調査は関係施設の無償の協力で行われているにもかかわらず,ほぼ全数調査ともいえる回収率であり,文字通りバイアスのないわが国の慢性透析の現況を表しており,このような調査は世界でも希である.‌ JRDRの年次報告は,‌2017年調査結果からフルカラーで次年の本学会和文誌12号に掲載され,それにともない従来の図説現況報告が廃止された.また,日本透析医学会は 2017 年にウエッブ上で自ら条件設定を行い,帳票出力を随意に行えるシステム(Web-based‌Analysis‌of‌Dialysis‌Data‌Archives‌system:‌WADDA‌system)を稼働させた 3).このシステムにより,会員の JRDR の調査結果利用の利便性が飛躍的に高まり,学会員は常に最新のデータを用いた解析を行うことが可能になった.これに伴い現行の「わが国の慢性透析の現況 CD-ROM 版」の発行は,201₉ 年の調査結果報告をもって修了する予定である. 201₈ 年は,ここ数年で治療薬に大きな進歩があった糖尿病治療と肝炎ウイルスについて詳細な調査を行った.また,透析患者の高齢化を背景に,最近大きな課題となっている認知症と日常活動度,運動習慣について調査を行った.今後これらのデータを解析することにより,より QOL の高い透析管理,治療パターンの提案が期待される.

日本透析医学会統計調査の倫理的基盤

 JRDR は,2014 年 12 月に厚生労働省と文部科学省から発布された「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」4)と,2017 年 2 月の改正倫理指針 5)に準拠して行われている.その実施計画書の基本となる倫理的配慮,個人情報保護に対する考え方は,2015年3月の倫理委員会において承認された(日本透析医学会倫理委員会承認番号1). 201₈ 年の統計調査実施計画における,調査内容の修正等について,は 201₉ 年 1 月 2₈ 日の倫理委員会において承認され,UMIN 臨床試験登録システム上で公開された(UMIN00001₈₆41)₆).

調査方法

1.調査票の送付と回収 JRDR には透析ベッド数,患者数,透析液水質管理状況などを調べる施設調査票と,その透析施設の個々の患者の透析条件や検査所見,アウトカム指標などを調べる患者調査票の 2 種類がある.201₈ 年の統計調査では,Excelで作成された施設調査票と匿名化された 2017 年の患者調査票が格納された USB メモリを,201₈ 年 12 月に全国の透析施設に郵送した.各透析施設は2015年に送付した対応表USBメモリを用い実名復元を行った上で,生存死亡,転院などの転帰記載やその他のデータの更新を行った.さらに新規患者の登録を行い,すべての患者の記載が終了した時点で,再度対応表USBメモリを用いて匿名化処理を行った.各透析施設は患者個人情報が完全に匿名化されたことを確認して後,調査票 USB メモリのみを透析学会本部に返送した.データの初回締め切りは 201₉ 年 1 月 31日に設定したが,その後返送のない施設への調査協力督促を行い,₆ 月 1₈ 日の最終回収をもって 2017 年末データへの組み入れを終了した.

680 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

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2.調査項目 201₈ 年調査では以下の項目が調査された.

■施設調査1.施設概略・規模

    ・施設コード,施設名,透析開始年月    ・‌透析能力:ベッドサイドコンソール台数,同時透析能力,最大収容能力,ET フィルター装着コンソー

ル台数2.患者動態

    ・201₈ 年末透析患者数(治療方法別患者数(入院・通院))    ・201₈ 年透析患者数のうち夜間透析患者数    ・201₈ 年新規導入患者数(HD(F)で新規導入した患者数,PD で新規導入した患者数)    ・201₈ 年死亡患者数

3.透析液水質管理状況    ・透析液エンドトキシン濃度測定頻度とエンドトキシン濃度    ・透析液細菌数測定頻度と細菌数    ・透析用水のための供給水源    ・残留塩素測定頻度と測定方法    ・日本透析医学会水質基準(化学的汚染基準)の認知,測定頻度

■患者調査1.患者固有情報

    ・‌‌‌性別,生年月日,導入年月,原疾患,在住県,転入年月,転入前施設コード,転帰区分,(転出・死亡・離脱・移植)年月,転出先施設コード,死因,患者情報変更/訂正区分,治療方法,HD/HDF‌等と PD併用療法の状況,PD‌経験の有無,腎移植の回数,‌

2.HD/HDF‌の治療条件    ・週透析回数,1‌回透析時間,血流量    ・HDF:希釈方法,1‌セッションあたりの置換液量    ・身長,透析前後体重,透析前収縮期血圧,透析前拡張期血圧,透析前脈拍‌

3.検査所見    ・‌‌‌透析前後血液尿素窒素濃度(BUN),透析前後血清クレアチニン濃度,透析前血清アルブミン濃度,透

析前血清 C‌反応蛋白(CRP)濃度,透析前血清カルシウム濃度,透析前血清リン濃度,血清副甲状腺ホルモン(PTH)値測定方法,PTH‌濃度(intact‌PTH・whole‌PTH),透析前ヘモグロビン濃度,血清総コレステロール濃度(総コレステロール),血清 HDL‒ コレステロール濃度(HDL‒C),‌ALT(GPT),HBs 抗原,HCV 抗体,HCV-RNA(抗体 + の場合),随時血糖値,グリコアルブミン,HbA1c

4.アウトカム因子    ・‌‌‌降圧薬内服の有無,喫煙の有無,糖尿病の既往の有無,虚血性心疾患の既往,脳出血の既往,脳梗塞の

既往,四肢切断の有無,大腿骨近位部骨折の既往,被囊性腹膜硬化症(EPS)の既往,手根管解放術の既往,インスリン使用の有無,DPP-4 阻害薬使用の有無,GLP-1 受容体作動薬使用の有無,その他の糖尿病治療薬使用の有無,認知症の有無,生活活動度,運動習慣‌

5.腹膜透析調査    ・治療歴:現在施行中の腹膜透析(PD)透析歴,201₈‌年中の PD‌実施月数    ・‌‌‌腹膜機能:腹膜平衡試験(PET)施行の有無,PET‌4‌時間値における透析液中クレアチニン濃度と血液

クレアチニン濃度の比(PET‌Cr‌D/P‌比)    ・‌‌‌透析処方:イコデキストリン透析液使用の有無,1‌日の PD‌透析液使用量(PD‌液使用量),1‌日尿量(尿

量),1‌日平均除水量(除水量),残存腎による Kt/V(残腎 Kt/V),PD‌による Kt/V(PD‌Kt/V)

681わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

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    ・透析方法:自動腹膜透析装置(APD)使用の有無,PD‌透析液交換方法    ・感染症:年間腹膜炎罹患回数(腹膜炎回数),年間出口部感染罹患回数

3.調査票回収状況 201₈‌年の調査は全国 4,45₈‌施設を対象に実施され,施設調査票に関しては 4,402‌施設(₉₈.7%)から回答が得られた.施設調査票の回収施設は前年比 42‌施設増,1.0%増であった.患者調査票に関しては 4,222‌施設(₉4.7%)から回答が得られた.

682 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

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Ⅱ.2018 年日本透析医学会統計調査報告書 調査結果と考察

第 1 章 2018 年慢性透析療法の現況

1.施設動態₂₀₁₈ 年の調査は,全国 ₄,₄₅₈ 施設を対象に実施された.施設調査票は ₄,₄₀₂ 施設から回答が得られ,回答率は

₉₈.₇%と例年と変わらない数字であった.施設調査票の回答施設数は ₂₀₁₅ 年にいったん減少したが,₂₀₁₆ 年からは再度増加に転じ,₂₀₁₈ 年は ₂₀₁₇ 年と比較し ₄₂ 施設増,₁.₀%増であった(表 1).患者調査票は ₄,₂₂₂ 施設から回答が得られ,回答率は ₉₄.₇%であった.患者調査票の回答率は ₂₀₁₅ 年調査以降,₉₆%前後から ₉₅%前後に低下した.この低下に,₂₀₁₅ 年に行った匿名化強化と紙媒体調査の廃止が影響した可能性がある.ただその後は ₉₅%前後を維持している.対象施設の透析コンソールは ₁₃₉,₈₈₇ 台,同時透析可能人数は ₁₃₈,₁₅₅ 人,最大収容能力は ₄₅₈,₅₉₇ 人であり,それぞれ ₂₀₁₇ 年末と比較して,₁.₉%,₁.₉%,₁.₇%の増加であった(表 1).透析コンソール台数は,年々増加している(補足表 1).

683わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

表 1 わが国の慢性透析療法の要約,2018調査対象施設数 ₄,₄₅₈ 施設 (₄₅ 施設増 ₁.₀%増)

回収施設数 ₄,₄₀₂ 施設 (₄₂ 施設増 ₁.₀%増)

設備 透析コンソール台数 ₁₃₉,₈₈₇ 台 (₂,₆₃₉ 台増 ₁.₉%増)

能力同時透析能力 ₁₃₈,₁₅₅ 人 (₂,₅₁₉ 人増 ₁.₉%増)

最大収容能力 ₄₅₈,₅₉₇ 人 (₇,₇₅₉ 人増 ₁.₇%増)

慢性透析患者 ₃₃₉,₈₄₁ 人 (₅,₃₃₆ 人増 ₁.₆%増)

※ 慢性透析患者の総数は,施設調査票 患者総数欄の合計であり,患者調査票より算出した透析歴別患者数の合計とは必ずしも一致しない.

人口 ₁₀₀ 万対比 ₂,₆₈₇.₇ 人 (₄₇.₇ 人増)

治療方法 通院 入院 合計

血液透析等

血液透析(HD) ₁₇₇,₇₁₈(₅₇.₆%) ₂₄,₇₀₄ (₇₉.₄%) ₂₀₂,₄₂₂ (₅₉.₆%︶血液透析濾過(HDF) ₁₁₉,₉₅₉(₃₈.₉%) ₅,₈₃₄ (₁₈.₈%) ₁₂₅,₇₉₃ (₃₇.₀%︶血液濾過(HF) ₁₁ (₀.₀%) ₃ (₀.₀%) ₁₄ (₀.₀%)血液吸着透析 ₁,₄₀₁ (₀.₅%) ₄₆ (₀.₁%) ₁,₄₄₇ (₀.₄%)在宅血液透析 ₇₀₃ (₀.₂%) ₁₇ (₀.₁%) ₇₂₀ (₀.₂%)

腹膜透析等

腹膜透析(PD) ₇,₁₄₀ (₂.₃%) ₄₄₂ (₁.₄%) ₇,₅₈₂ (₂.₂%)PD+週 ₁ 回 HD(F)等との併用 ₁,₅₈₃ (₀.₅%) ₃₈ (₀.₁%) ₁,₆₂₁ (₀.₅%)PD+週 ₂ 回 HD(F)等との併用 ₁₃₆ (₀.₀%) ₆ (₀.₀%) ₁₄₂ (₀.₀%)PD+週 ₃ 回 HD(F)等との併用 ₂₆ (₀.₀%) ₄ (₀.₀%) ₃₀ (₀.₀%)上記以外の併用 ₆₈ (₀.₀%) ₂ (₀.₀%) ₇₀ (₀.₀%)

 小計 ₈,₉₅₃ (₂.₉%) ₄₉₂ (₁.₆%) ₉,₄₄₅ (₂.₈%)

₂₀₁₈ 年末透析患者総数 ₃₀₈,₇₄₅(₁₀₀.₀%) ₃₁,₀₉₆(₁₀₀.₀%) ₃₃₉,₈₄₁(₁₀₀.₀%)

₂₀₁₈ 年末透析患者のうち,夜間透析患者数 ₃₁,₅₄₄ 人 (₃₇₂ 人減)

₂₀₁₈ 年新規導入患者数

HD(F)等で新規導入 ₃₈,₁₇₅ 人

PD で新規導入 ₂,₂₉₃ 人

 合計 ₄₀,₄₆₈ 人 (₄₉₁ 人減 ₁.₂%減)

₂₀₁₈ 年 透析患者死亡数 ₃₃,₈₆₃ 人 (₁,₃₃₁ 人増 ₄.₁%増)

(施設調査による集計)

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2.患者動態施設調査票に基づく ₂₀₁₈ 年末の慢性透析療法を受けている患者総数は ₃₃₉,₈₄₁ 人であった.これは透析治療を受

ける慢性腎臓病患者の有病数(prevalence)を表している.透析患者数は年々増加傾向であったが,近年患者数の伸びが鈍化している.₂₀₁₈ 年は前年比 ₅,₃₃₆ 人増であった(図 1,補足表 1).₂₀₁₂ 年に中井ら ₇)により行われた透析患者数の将来予測では,₂₀₂₁ 年の約 ₃₄ 万 ₉ 千人をピークに患者数が減少すると予測されている.人口 ₁₀₀ 万人あたりの透析患者数は有病率(prevalence rate)を示す(図 1,補足表 1).この有病率は年々増加傾向であり,₂₀₁₈ 年は人口 ₁₀₀ 万人あたり ₂,₆₈₇.₇ 人で,国民 ₃₇₂.₁ 人に ₁ 人が透析患者であることになる.₂₀₁₈ 年の米国腎臓データシステム(United State Renal Data System: USRDS)によれば,日本の透析患者の有病率は台湾に次いで世界 ₂ 位である ₈).

684 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 1 慢性透析患者数(1₉₆8-2018)と有病率(人口 100 万対比,1₉8₃-2018)の推移

12 13 14 15 160 0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

350,000

17 18年

人3,500

3,000

2,500

2,000

1,500

1,000

500

0403 06 07 08 09 1110050201009998979695949392919089888786858483/828180797877767574737271706968

443.7497.5

547.8604.4

658.8721.1

790.0835.7

937.6995.8

1,076.41,149.4

1,229.7

1,328.41,394.9

1,465.2

1,556.71,624.1

1,721.9

1,801.21,862.7

1,943.52,017.6

2,069.9

2,154.22,219.6

2,279.52,329.1

2,385.42,431.1

2,470.12,521.6

2,557.02,596.7

2,640.02687.7

215 301 949 1,8263,631 6,148

9,24513,059

18,01022,579

27,04832,331

36,39742,223

47,97853,017

59,81166,310

73,53780,553

88,53483,221

103,296

116,303123,926

134,298

143,709

154,413

167,192

175,988

185,322

197,213

206,134

219,183

229,538

237,710

248,166

257,765264,473

275,242

283,421290,661

298,252304,856

310,007314,438

320,448324,986

329,609334,505

慢性透析患者数

人口100万対比

※1989年末の患者数の減少は,当該年度にアンケート回収率が86%と例外的に低かったことによる見掛け上の影響である 人口100万対比は回収率86%で補正

339,841

慢性透析患者数

人口100万対比

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新規透析導入患者数は透析療法を受ける慢性腎臓病患者の罹病数(incidence)を表している.この数は ₂₀₀₈ 年までは毎年増加していたが,₂₀₀₉ 年は前年よりも減少した.それ以後は増減を繰り返しているが,長い目でみると増加傾向にある.₂₀₁₈ 年は ₄₀,₄₆₈ 人で,₂₀₁₇ 年より ₄₉₁ 人減(₁.₂%減)であった(図 2,補足表 2).このうち HD(F)等での導入は ₉₄.₃%,PD での導入は ₅.₇%であった(表 1).一方,各年の死亡患者数も年々増加傾向である.₂₀₁₂年から₂₀₁₄年までは一旦ほぼ横ばいとなったが,₂₀₁₅年以降再び増加傾向となった.₂₀₁₈年の死亡患者数は₃₃,₈₆₃人で,前年と比べ ₁,₃₃₁ 人増(₄.₁%増)であった(図 2,補足表 2).一般的に,前年度の患者数に導入患者を加え,死亡患者を差し引いた数が当該年度の患者数と考えられる.しかし,移植による透析離脱患者が含まれないことや,導入患者数を過大評価したり死亡患者数を過小評価したりしている可能性があり,計算上の患者数と実際の患者数は一致しない.

都道府県別の透析患者数を表 2 に示す.表中の都道府県集計は,患者居住地ではなく施設所在地による集計であるため,厳密に都道府県別の患者動態を反映していないことに注意が必要である.有病率(人口 ₁₀₀ 万人あたりの透析患者数)は,地域によりかなり異なる.これらの地域差には非常に多くの因子が複雑に交絡しているため,都道府県の比較は慎重に行われなければならない.

685わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 2 導入患者数および死亡患者数の推移,1₉8₃-2018

13 14 15 16 17 1812

導入患者数

死亡数

1983 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 06 07 08 09 111005年

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

45,000

40,000

11,348

12,60613,416

14,17514,699

4,5385,000

5,7706,296 6,581

7,7656,766

8,9399,722

11,62112,143

13,187

14,40615,174

16,10216,687

18,524 18,93819,850

20,61421,672

22,715

23,983 24,034

25,253

27,266 27,64628,882

30,743 30,710 30,751 30,707 31,06831,790

32,532

33,863

16,470

18,411

20,877

22,475

23,874 24,296

26,398

28,40928,870

31,48332,018

33,24333,710

35,08436,063 36,373

36,934

38,18037,566 37,512

38,61338,055 38,095 38,327

40,95940,468

39,462 39,344

33,966

29,641

14,174

※1989年末の患者数の減少は,当該年度にアンケート回収率が86%と例外的に低かったことによる見掛け上の影響である

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₃.透析治療形態₂₀₁₈ 年の透析治療方法の全体に占める各透析治療形態の割合は,血液透析(hemodialysis: HD)は ₅₉.₆%,血液

透析濾過(hemodiafiltration: HDF)は ₃₇.₀%,血液濾過(hemofiltration: HF)は ₀.₀₀₄%,血液吸着透析は ₀.₄%,在宅血液透析(home hemodialysis: HHD)は ₀.₂%,腹膜透析(peritoneal dialysis: PD)は ₂.₈%であった(表1).₂₀₁₂ 年の診療報酬の改定以降 on-line HDF が急激に増加しており,₂₀₁₈ 年は HDF 全体で ₁₂₅,₇₉₃ 人に達した.一方,PD 患者数は ₉,₄₄₅ 人と昨年の ₉,₀₉₀ 人から増加し,そのうち ₁₉.₇%が HD(F)との併用療法であった.HHDの患者数は ₇₂₀ 人で小幅であるが増加傾向である.PD と HHD を足したわが国の在宅透析の合計の比率は ₃.₀%であり,これらは先進諸国の中では最も低い部類に入る ₈).都道府県別の治療形態にもまた地域差を認めたが,医療事情などさまざまな因子による影響を受けると考えられる(表 2).

₂₀₁₈ 年の夜間透析患者数は ₃₁,₅₄₄ 人であった(表 1).夜間透析患者数は ₂₀₁₄ 年調査までは ₄₁,₀₀₀ ~ ₄₂,₀₀₀ 人で推移してきたが,₂₀₁₅ 年は ₃₃,₃₇₀ 人と急激に減少した.これは ₂₀₁₅ 年調査において,夜間透析患者の定義を「保険で認められる時間帯(午後 ₅ 時以降開始もしくは午後 ₉ 時以降終了)の透析です.」と追記したことが影響した可能性がある.₂₀₁₅ 年以降も少しずつ減少しており,₂₀₁₈ 年は ₂₀₁₇ 年に比べて,₃₇₂ 人減少した.

686 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

表 2  都道府県別の透析患者数および治療形態,2018

都道府県名 調査対象施設数

施設調査票回収施設数

血液透析等 腹膜透析等計 人口 ₁₀₀ 万

あたり患者数血液透析(HD)

血液透析濾過(HDF)

血液濾過(HF)

血液吸着透析

在宅血液透析

腹膜透析(PD)

週 ₁ 回の HD(F)等との併用

週 ₂ 回の HD(F)等との併用

週₃回のHD(F)等との併用

上記以外の併用

北海道 ₂₆₁ ₂₅₇ ₈,₉₄₀ ₆,₅₂₄ ₀ ₈₅ ₉ ₃₉₇ ₉₀ ₃ ₁ ₁₁ ₁₆,₀₆₀ ₃,₀₃₈.₂ 青森県 ₄₁ ₄₀ ₁,₃₄₈ ₂,₁₇₇ ₀ ₅ ₃ ₆₉ ₁₂ ₁ ₀ ₀ ₃,₆₁₅ ₂,₈₆₂.₂ 岩手県 ₄₄ ₄₄ ₂,₆₁₀ ₄₃₂ ₀ ₁₀ ₀ ₈₄ ₁₁ ₀ ₀ ₀ ₃,₁₄₇ ₂,₅₃₅.₉ 宮城県 ₆₅ ₆₅ ₃,₈₃₃ ₁,₉₆₇ ₀ ₁₃ ₄ ₉₆ ₁₂ ₁ ₁ ₂ ₅,₉₂₉ ₂,₅₆₀.₀ 秋田県 ₄₂ ₄₂ ₁,₄₀₂ ₇₂₄ ₀ ₂ ₂ ₅₃ ₃ ₀ ₀ ₀ ₂,₁₈₆ ₂,₂₂₈.₃ 山形県 ₃₆ ₃₅ ₁,₆₆₆ ₉₄₈ ₀ ₅ ₁₂ ₄₄ ₈ ₁ ₂ ₀ ₂,₆₈₆ ₂,₄₆₄.₂ 福島県 ₇₀ ₆₈ ₂,₅₆₈ ₂,₄₁₇ ₀ ₁₆ ₀ ₇₁ ₃₃ ₁₀ ₄ ₀ ₅,₁₁₉ ₂,₇₄₆.₂ 茨城県 ₈₆ ₈₆ ₅,₇₇₇ ₂,₃₉₂ ₀ ₄₈ ₁₇ ₆₈ ₁₄ ₁ ₀ ₀ ₈,₃₁₇ ₂,₈₉₀.₉ 栃木県 ₇₈ ₇₈ ₄,₂₅₀ ₂,₀₅₈ ₀ ₂₂ ₇ ₁₂₁ ₁₈ ₁ ₂ ₁ ₆,₄₈₀ ₃,₃₂₉.₉ 群馬県 ₆₃ ₆₂ ₄,₀₂₈ ₁,₉₄₂ ₀ ₀ ₁₃ ₅₆ ₁₈ ₁ ₀ ₀ ₆,₀₅₈ ₃,₁₀₃.₅ 埼玉県 ₁₉₆ ₁₉₁ ₁₀,₀₄₄ ₈,₀₃₇ ₀ ₆₀ ₇₄ ₂₃₉ ₇₆ ₉ ₁ ₁ ₁₈,₅₄₁ ₂,₅₂₉.₅ 千葉県 ₁₅₆ ₁₅₄ ₉,₃₆₅ ₅,₈₁₇ ₀ ₃₅ ₁₃ ₂₂₈ ₆₁ ₅ ₁ ₀ ₁₅,₅₂₅ ₂,₄₈₂.₀ 東京都 ₄₄₂ ₄₃₅ ₁₇,₈₃₈ ₁₃,₄₂₂ ₃ ₁₄₀ ₉₅ ₈₉₆ ₂₆₄ ₁₆ ₁ ₇ ₃₂,₆₈₂ ₂,₃₆₄.₅

神奈川県 ₂₆₄ ₂₆₄ ₁₄,₁₁₃ ₆,₈₁₈ ₂ ₆₃ ₃₁ ₅₃₉ ₉₃ ₂ ₀ ₃ ₂₁,₆₆₄ ₂,₃₆₀.₇ 新潟県 ₅₄ ₅₄ ₃,₇₉₄ ₁,₂₂₁ ₁ ₂₀ ₂ ₁₆₁ ₂₆ ₂ ₁ ₁ ₅,₂₂₉ ₂,₃₂₈.₁ 富山県 ₄₂ ₄₂ ₁,₈₇₅ ₅₈₉ ₀ ₁₄ ₃ ₉₃ ₁₃ ₀ ₂ ₀ ₂,₅₈₉ ₂,₄₆₅.₇ 石川県 ₄₁ ₄₁ ₁,₈₁₅ ₈₁₃ ₀ ₂₀ ₅ ₅₉ ₆ ₀ ₀ ₀ ₂,₇₁₈ ₂,₃₇₈.₀ 福井県 ₂₅ ₂₅ ₁,₀₂₆ ₇₁₀ ₀ ₃ ₃ ₇₆ ₂₂ ₅ ₀ ₀ ₁,₈₄₅ ₂,₃₈₃.₇ 山梨県 ₃₃ ₃₃ ₁,₂₇₂ ₁,₀₂₀ ₀ ₆ ₂ ₂₁ ₁₄ ₀ ₀ ₀ ₂,₃₃₅ ₂,₈₅₈.₀ 長野県 ₇₃ ₇₂ ₃,₀₆₃ ₂,₀₉₇ ₂ ₁₂ ₁₈ ₈₃ ₁₈ ₃ ₁ ₀ ₅,₂₉₇ ₂,₅₆₇.₆ 岐阜県 ₇₂ ₇₂ ₃,₄₇₀ ₁,₄₈₆ ₀ ₂₂ ₂₈ ₇₀ ₁₉ ₁ ₀ ₀ ₅,₀₉₆ ₂,₅₅₁.₈ 静岡県 ₁₂₆ ₁₂₆ ₅,₇₀₇ ₅,₂₅₂ ₁ ₄₄ ₂₁ ₁₀₄ ₂₂ ₆ ₀ ₁ ₁₁,₁₅₈ ₃,₀₄₉.₅ 愛知県 ₁₉₃ ₁₉₃ ₁₂,₂₂₃ ₅,₇₂₈ ₁ ₈₀ ₄₆ ₆₁₁ ₉₁ ₂ ₀ ₁ ₁₈,₇₈₃ ₂,₄₉₂.₁ 三重県 ₅₅ ₅₂ ₂,₈₄₉ ₁,₀₁₅ ₀ ₂₂ ₈ ₆₅ ₁₂ ₁ ₀ ₀ ₃,₉₇₂ ₂,₂₁₇.₈ 滋賀県 ₄₀ ₃₉ ₁,₆₈₂ ₁,₃₇₀ ₀ ₃₃ ₃₅ ₉₇ ₁₈ ₀ ₀ ₀ ₃,₂₃₅ ₂,₂₉₁.₁ 京都府 ₈₁ ₇₉ ₃,₈₂₂ ₂,₅₀₇ ₀ ₈₀ ₁₁ ₁₃₈ ₇₄ ₈ ₀ ₁ ₆,₆₄₁ ₂,₅₆₃.₁ 大阪府 ₃₂₆ ₃₂₀ ₁₂,₄₆₅ ₁₀,₈₅₁ ₂ ₁₆₈ ₄₇ ₄₂₈ ₉₇ ₅ ₅ ₂ ₂₄,₀₇₀ ₂,₇₃₁.₂ 兵庫県 ₂₀₁ ₁₉₉ ₇,₇₈₇ ₆,₂₁₃ ₀ ₁₂₂ ₇₂ ₁₆₇ ₂₆ ₃ ₀ ₀ ₁₄,₃₉₀ ₂,₆₂₄.₀ 奈良県 ₅₀ ₄₈ ₁,₇₆₂ ₁,₅₀₂ ₀ ₃₀ ₈ ₉₆ ₃₀ ₀ ₀ ₁ ₃,₄₂₉ ₂,₅₆₀.₉

和歌山県 ₄₈ ₄₇ ₂,₂₉₉ ₆₁₂ ₀ ₁₁ ₂₇ ₅₈ ₈ ₀ ₀ ₀ ₃,₀₁₅ ₃,₂₂₄.₆ 鳥取県 ₂₆ ₂₆ ₆₆₈ ₈₁₂ ₀ ₂ ₄ ₅₁ ₉ ₁ ₀ ₁ ₁,₅₄₈ ₂,₇₆₄.₃ 島根県 ₃₁ ₃₁ ₇₃₀ ₈₇₈ ₀ ₀ ₂ ₅₃ ₁₁ ₁ ₁ ₁ ₁,₆₇₇ ₂,₄₆₆.₂ 岡山県 ₆₇ ₆₇ ₂,₈₅₆ ₂,₀₈₇ ₀ ₂₇ ₅ ₁₈₀ ₁₄ ₆ ₀ ₁ ₅,₁₇₆ ₂,₇₂₇.₁ 広島県 ₁₀₀ ₉₈ ₄,₁₂₈ ₃,₀₇₄ ₀ ₃₂ ₂₈ ₂₀₉ ₅₇ ₃₆ ₁ ₂ ₇,₅₆₇ ₂,₆₈₆.₂ 山口県 ₆₁ ₅₈ ₁,₇₆₀ ₁,₇₃₀ ₀ ₁₂ ₁ ₈₆ ₂₆ ₂ ₀ ₀ ₃,₆₁₇ ₂,₆₄₀.₁ 徳島県 ₃₉ ₃₉ ₁,₃₅₅ ₁,₂₈₅ ₀ ₆ ₅ ₁₂₄ ₃₀ ₂ ₁ ₃ ₂,₈₁₁ ₃,₈₁₉.₃ 香川県 ₄₈ ₄₈ ₁,₂₇₇ ₁,₂₆₂ ₀ ₁₂ ₈ ₁₄₁ ₄₉ ₀ ₀ ₁ ₂,₇₅₀ ₂,₈₅₈.₆ 愛媛県 ₅₄ ₅₄ ₂,₀₄₀ ₁,₈₂₆ ₀ ₁₆ ₀ ₉₅ ₃₄ ₀ ₁ ₉ ₄,₀₂₁ ₂,₉₇₄.₁ 高知県 ₃₉ ₃₉ ₇₈₃ ₁,₆₉₀ ₀ ₉ ₀ ₁₈ ₂ ₀ ₀ ₂ ₂,₅₀₄ ₃,₅₄₆.₇ 福岡県 ₁₉₈ ₁₉₄ ₁₀,₃₈₉ ₃,₉₅₄ ₁ ₃₇ ₁₉ ₆₉₁ ₄₃ ₀ ₁ ₂ ₁₅,₁₃₇ ₂,₉₆₄.₀ 佐賀県 ₃₆ ₃₆ ₁,₈₀₉ ₇₃₉ ₀ ₇ ₁ ₈ ₇ ₀ ₀ ₀ ₂,₅₇₁ ₃,₁₃₉.₂ 長崎県 ₆₃ ₆₂ ₂,₇₀₈ ₁,₁₉₁ ₀ ₁₁ ₁₉ ₁₁₇ ₁₁ ₂ ₀ ₁ ₄,₀₆₀ ₃,₀₂₇.₆ 熊本県 ₉₀ ₈₉ ₄,₉₀₁ ₁,₅₁₁ ₀ ₃₀ ₄ ₁₃₀ ₂₆ ₀ ₀ ₂ ₆,₆₀₄ ₃,₇₅₈.₇ 大分県 ₇₀ ₆₈ ₂,₉₅₈ ₉₄₁ ₀ ₉ ₄ ₁₀₈ ₃₂ ₄ ₁ ₀ ₄,₀₅₇ ₃,₅₄₆.₃ 宮崎県 ₆₅ ₆₅ ₂,₉₇₇ ₉₀₁ ₀ ₄ ₀ ₅₆ ₄ ₀ ₀ ₆ ₃,₉₄₈ ₃,₆₅₂.₂

鹿児島県 ₉₅ ₉₅ ₄,₀₁₆ ₁,₃₀₅ ₁ ₂₂ ₂ ₁₅₃ ₃₀ ₀ ₀ ₆ ₅,₅₃₅ ₃,₄₂₉.₄ 沖縄県 ₇₂ ₇₀ ₂,₃₇₄ ₁,₉₄₆ ₀ ₂₀ ₂ ₇₄ ₂₇ ₁ ₂ ₁ ₄,₄₄₇ ₃,₀₇₁.₁

合計 ₄,₄₅₈ ₄,₄₀₂ ₂₀₂︐₄₂₂ ₁₂₅,₇₉₃ ₁₄ ₁,₄₄₇ ₇₂₀ ₇,₅₈₂ ₁,₆₂₁ ₁₄₂ ₃₀ ₇₀ ₃₃₉,₈₄₁ ₂,₆₈₇.₇ ︵₅₉.₆︶ ︵₃₇.₀︶ ︵₀.₀︶ ︵₀.₄︶ ︵₀.₂︶ ︵₂.₂︶ ︵₀.₅︶ ︵₀.₀︶ ︵₀.₀︶ ︵₀.₀︶ ︵₁₀₀.₀︶

(施設調査による集計)

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第 2 章 2018 年慢性透析患者の動態

1.臨床背景₂₀₁₈ 年の患者調査票において,性別,年齢が記載されていた人数は ₃₂₇,₃₃₆ 人であった.このうち男性は ₂₁₄,₀₇₈

人,女性は ₁₁₃,₂₅₈ 人で,全体の平均年齢は ₆₈.₇₅ 歳であった(図 ₃,補足表 ₃).平均年齢は年々増加傾向を示していて(図 ₄,補足表 ₄),最も割合が高い年齢層は男女とも ₇₀ ~ ₇₄ 歳であった.また ₆₅ 歳未満の患者数は ₂₀₁₂ 年から減少し,₇₀ 歳未満の患者数は ₂₀₁₇ 年から減少している.つまり,わが国の慢性透析患者数の増加は,₇₀ 歳以上の患者数の増加によるものであることがわかる(図 ₅,補足表 ₅).

687わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 ₃ 慢性透析患者 年齢と性別,2018

歳20歳未満 20~ 25~ 30~ 35~ 40~ 45~ 50~ 55~ 60~ 65~ 70~ 75~ 80~ 85~ 90~ 95~0

2018161412108642

男性

女性

3-1 年末患者 年齢と性, 2018

0.1 0.1 0.2 0.2 0.5 0.41.1 0.9

2.5 1.9

4.73.5

6.65.1

8.1

6.5

16.215.4

16.7 16.4

10.9

12.8

5.6

8.4

1.53.0

0.2 0.4

14.515.6

10.6

0.0 0.1

9.4

45

50

55

60

65

70

75歳

50.27

54.5357.96

61.1963.88

66.2167.86

68.75

12 13 15 18171614 年1983 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 06 07 1110090805

図 ₄ 慢性透析患者 平均年齢の推移,1₉8₃-2018

図 ₅ 慢性透析患者 年齢分布の推移,1₉82-201812 13 年1982 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 06 08 1110090705 15 17 181614

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

350,00090 歳~80 ~ 89 歳75 ~ 79 歳70 ~ 74 歳65 ~ 69 歳60 ~ 64 歳50 ~ 59 歳40 ~ 49 歳30 ~ 39 歳20 ~ 29 歳~ 19 歳

2018年90歳~ : 7,49980~89歳 : 59,39275~79歳 : 48,83670~74歳 : 54,31865~69歳 : 52,06460~64歳 : 33,45350~59歳 : 44,66140~49歳 : 21,45930~39歳 : 4,72120~29歳 : 777~19歳 : 156

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₂₀₁₈ 年末時点の慢性透析患者の平均透析歴は男性 ₆.₈₂ 年,女性 ₈.₃₂ 年,全体で ₇.₃₄ 年であった.透析歴 ₅ 年未満が全体の ₄₇.₅%を占め,透析歴 ₂₀ 年以上は ₈.₄%,₃₀ 年以上が ₂.₂%,₄₀ 年以上が ₀.₃%であった(図 ₆,補足表₆).最長透析歴は ₅₀ 年 ₄ ヵ月であった.透析歴の長い患者は増加しており,₁₀ 年以上の透析歴を持つ患者が ₂₇.₇%に達している.₁₉₉₂ 年末には ₁%に満たなかった透析歴 ₂₀ 年以上の患者は,₂₀₁₈ 年末には ₈.₄%に達している(図₇,補足表 ₇).

688 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 ₆ 慢性透析患者 透析歴と性別,2018

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

100,000

110,000

90,000

80,000男性

女性

5年未満 5年以上10年未満

10年以上15年未満

15年以上20年未満

20年以上25年未満

25年以上30年未満

30年以上35年未満

35年以上40年未満

40年以上

106,304

49,063

27,224

15,045

9,2545,625

3,429 1,974 1,043 516

53,895

25,823

13,104

7,1213,811 2,125 1,152 546

3-4 年末患者 透析歴と性,2017

図 ₇ 慢性透析患者 透析歴分布の推移,1₉88-2018

89 1312 年1988 90 91 92 93 94 95 96 97

98 99 00 01 02 03 04 06 08 1110090705 1514 17 18160

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

350,000

25年~20~24年15~19年10~14年5~9年~4年

2018年25年~ : 14,596人20~24年 : 12,746人15~19年 : 22,358人10~14年 : 40,868人5~9年 : 81,119人~4年 :155,367人

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₂₀₁₈年末時点の慢性透析患者の原疾患で最も多いのは糖尿病性腎症の₃₉.₀%で,次いで慢性糸球体腎炎が₂₆.₈%,腎硬化症が ₁₀.₈%であった(図 8,補足表 8).糖尿病性腎症の占める割合が持続的に上昇し,₂₀₁₁ 年に慢性糸球体腎炎に代わって原疾患の第 ₁ 位になった.その後も持続的にその割合は上昇したが,近年プラトーに達しているようである.慢性糸球体腎炎は直線的に減少し,腎硬化症,原疾患不明は持続的に上昇している(図 ₉,補足表 ₉).なお,原疾患コードは ₂₀₁₇ 年末調査で一部変更しており注意が必要である.

689わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 8 慢性透析患者 原疾患と性別,2018

男性

女性

慢性糸球体腎炎慢性腎盂腎炎間質性腎炎

急速進行性糸球体腎炎その他の分類不能の腎炎

多発性嚢胞腎遺伝性疾患腎硬化症悪性高血圧

妊娠高血圧症候群糖尿病性腎症

自己免疫性疾患に伴う腎炎アミロイドーシスによる腎障害

痛風腎腎・尿路結核

ウイルス感染症に伴う腎疾患腎・尿路結石腎・尿路腫瘍

閉塞性尿路障害・排尿障害パラプロテイン血症(骨髄腫等)

急性腎障害外因性腎障害

先天性腎尿路異常原疾患不明移植後再導入

その他

0 10 20 30 40 50 %

24.930.2

11.1

42.732.0

10.3

3.04.8

10.311.4

2.32.6

3-6 年末患者 原疾患と性,,2017

図 ₉ 慢性透析患者 原疾患割合の推移,1₉8₃-2018

12 13 年1983 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 06 08 1110090705 1514 17 1816

0

10

20

30

40

50

60

70

80

糖尿病性腎症慢性糸球体腎炎腎硬化症多発性嚢胞腎慢性腎盂腎炎,間質性腎炎急速進行性糸球体腎炎自己免疫性疾患に伴う腎炎不明

2018年糖尿病性腎症 : 39.0%慢性糸球体腎炎 : 26.8%腎硬化症 : 10.8%多発性嚢胞腎 : 3.6%慢性腎盂腎炎,間質性腎炎 : 0.9%急速進行性糸球体腎炎 : 0.9%自己免疫性疾患に伴う腎炎 : 0.6%不明 : 10.7%

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2.死亡原因₂₀₁₈ 年の施設調査票では,₃₃,₈₆₃ 人の死亡が報告されていたが,患者調査票において死亡原因と性別が記載され

た患者数は ₃₁,₁₁₇ 人であった.死亡原因は多い順から心不全,感染症,悪性腫瘍,脳血管障害であり,それぞれ全体の ₂₃.₅%,₂₁.₃%,₈.₄%,₆.₀%であった.その他は全体の ₁₀.₆%であった.心不全,脳血管障害,心筋梗塞を併せた「心血管死」の割合は,₃₃.₁%であった(図 10,補足表 10).

死亡原因の推移では,₁₉₈₃ 年から心不全による死亡が最も多く,₁₉₉₅ 年以降,₂₅%前後で推移している.一方,感染症による死亡は ₁₉₉₃ 年以降,増加傾向にある.脳血管障害は ₁₉₉₄ 年以降漸減傾向にある.心筋梗塞による死亡も,₁₉₉₇ 年の ₈.₄%をピークに漸減傾向である.悪性腫瘍死は ₁₉₈₇ 年の ₅.₈%を底に少しずつ増加していたが,₂₀₀₄ 年に ₉.₀%台になってからは横ばいである.前述した心血管死の割合は,₁₉₈₈ 年には ₅₄.₈%であったが一貫して減少し,₂₀₁₈ 年には ₃₃.₁%であった(図 11,補足表 11).なお,本調査における死亡原因分類コードは,₂₀₀₃ 年末,₂₀₁₀ 年末,₂₀₁₇ 年末調査の ₃ 回改訂されていることに注意が必要である ₉).

690 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

男性

女性

心不全

脳血管障害

感染症

消化管出血

悪性腫瘍

悪液質/尿毒症/老衰等

心筋梗塞

カリウム中毒/頓死

肝硬変症

自殺/拒否

腸閉塞

血液疾患

肺疾患

災害・事故死

その他

不明

0 5 10 15 20 25 30 %

3-12 年間全死亡患者 死亡原因と性, 2017

22.724.9

5.66.7

22.319.5

9.2

4.8

6.7

7.5

9.812.3

11.112.5

図 10 慢性透析患者 死亡原因と性別,2018

1983 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 07 10 11 13 15 17 1816141209080605

年0

5

10

15

20

25

30

35

40

心不全感染症悪性腫瘍

脳血管障害心筋梗塞

心不全 : 23.5%感染症 : 21.3%悪性腫瘍 : 8.4%脳血管障害 : 6.0%心筋梗塞 : 3.6%

2018年

図 11 慢性透析患者 死亡原因割合の推移,1₉8₃-2018

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₃.粗死亡率施設調査における患者動態から年間粗死亡率を計算した.    粗死亡率={ 死亡数/(前年患者数+調査年患者数)÷₂ }×₁₀₀(%)粗死亡率は,アンケート回収率が低かった ₁₉₈₉ 年の ₇.₉%が最低値を示したが,概ね ₉ ~ ₁₀%で推移し,₂₀₁₈ 年

末は ₁₀.₀%であった(図 12,補足表 12).

691わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 12 慢性透析患者 粗死亡率の推移,1₉8₃-2018

粗死亡率の推移

1983 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 06 07 11 13 14 15 17 18161210090805 年7

8

9

10

11

9.1

9.6 9.7

9.29.5

9.89.6

10.0

3-14 粗死亡率の推移,1983-2018

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第 ₃ 章 2018 年透析導入患者の動態

1.臨床背景₂₀₁₈ 年の患者調査票において,年齢と性別の記載が確認された導入患者数は ₃₈,₁₄₇ 人であった.男性は ₂₆,₃₉₇

人,女性は ₁₁,₇₅₀ 人で,導入患者の平均年齢は全体が ₆₉.₉₉ 歳,男性が ₆₉.₂₇ 歳,女性が ₇₁.₆₁ 歳であった(図 1₃,補足表 1₃).導入患者の平均年齢も慢性透析患者と同様,年々高齢化している(図 1₄,補足表 1₄).最も割合が高い年齢層は,男性が ₇₅ ~ ₇₉ 歳で,女性は ₈₀ ~ ₈₄ 歳であった.

692 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 1₃ 導入患者 年齢と性別,201820歳未満 20~ 25~ 30~ 35~ 40~ 45~ 50~ 55~ 60~ 65~ 70~ 75~ 80~ 85~ 90~ 95~ 歳

18

16

14

12

10

8

6

4

2

0

男性

女性

0.1 0.2 0.3 0.30.7 0.5

16.016.4

0.20.4

7.8

11.8

2.1

3.4

14.0

17.1

1.1 1.2

2.5 2.2

14.0

11.8

15.5

14.3

4.5

3.4

5.7

4.9

6.9

5.3

8.3

6.7

0.1 0.2

図 1₄ 導入患者 平均年齢の推移,1₉8₃-2018

45

50

55

60

65

70

75

12 13 15 17 181614 年1983 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 06 07 1110090805

54.41

58.0961.01

63.7866.20

67.7969.20 69.9969.99

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₂₀₁₈ 年導入患者の原疾患で最も多いのは糖尿病性腎症で ₄₂.₃%,次いで慢性糸球体腎炎の ₁₅.₆%,腎硬化症の₁₅.₆%であり,原疾患不明は ₁₃.₅%であった(図 1₅,補足表 1₅).

導入患者の原疾患は,₁₉₉₈ 年に慢性糸球体腎炎に代わって,糖尿病性腎症が原疾患の第 ₁ 位になって以来,一貫して増加していたが,近年はほぼ横ばいで推移している.慢性糸球体腎炎の割合は直線的に低下している.一方,腎硬化症および原疾患不明の割合は年々上昇している(図 1₆,補足表 1₆).

693わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 1₅ 導入患者 原疾患と性別,2018

男性

女性

14.9 17.4

1.22.3

2.03.8

15.7

45.335.5

15.3

12.715.2

2.93.2

慢性糸球体腎炎慢性腎盂腎炎間質性腎炎

急速進行性糸球体腎炎その他の分類不能の腎炎

多発性嚢胞腎遺伝性疾患腎硬化症悪性高血圧

妊娠高血圧症候群糖尿病性腎症

自己免疫性疾患に伴う腎炎アミロイドーシスによる腎障害

痛風腎腎・尿路結核

ウイルス感染症に伴う腎疾患腎・尿路結石腎・尿路腫瘍

閉塞性尿路障害・排尿障害パラプロテイン血症(骨髄腫等)

急性腎障害外因性腎障害

先天性腎尿路異常原疾患不明移植後再導入

その他

0 10 20 30 40 50 %

図 1₆ 導入患者 原疾患割合の推移,1₉8₃-20181312 14 15 17 18161983 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 07 111009080605

年0

10

20

30

40

50

60

70糖尿病性腎症慢性糸球体腎炎腎硬化症多発性嚢胞腎慢性腎盂腎炎,間質性腎炎急速進行性糸球体腎炎自己免疫性疾患に伴う腎炎不明

2018年糖尿病性腎症 : 42.3%慢性糸球体腎炎 : 15.6%腎硬化症 : 15.6%多発性嚢胞腎 : 2.5%慢性腎盂腎炎,間質性腎炎 : 0.7%急速進行性糸球体腎炎 : 1.5%自己免疫性疾患に伴う腎炎 : 0.5%不明 : 13.5%

4-4 導入患者 原疾患割合の推移,1983-2017

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2.死亡原因₂₀₁₈ 年導入患者の導入年内の死亡原因は,全体では感染症が ₂₄.₀%と最も多く,次いで心不全が ₂₃.₅%,悪性腫

瘍が ₁₀.₉%,悪液質/尿毒症/老衰等が ₅.₁%,脳血管障害が ₄.₇%,肺疾患が ₃.₅%,心筋梗塞が ₂.₇%であった.心血管死の合計は ₃₀.₉%であった(図 1₇,補足表 1₇).透析導入年内の死亡原因の推移をみると,₁₉₉₀ 年代は心不全が最も多かったが,感染症が徐々に増加し,₂₀₀₆ 年頃から感染症が心不全を上回り,最も多い死因となった.悪性腫瘍による死亡の割合も増加傾向であり,₂₀₀₆ 年以降 ₁₀%を超えている.脳血管障害による死亡は,徐々に減少傾向を示している(図 18,補足表 18).

694 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 1₇ 導入患者 死亡原因と性別,20180 5 10 15 20 25 30

男性

女性

心不全

脳血管障害

感染症

消化管出血

悪性腫瘍

悪液質/尿毒症/老衰等

心筋梗塞

カリウム中毒/頓死

肝硬変症

自殺/拒否

腸閉塞

血液疾患

肺疾患

災害・事故死

その他

不明

21.8

8.6

11.012.9

6.48.2

24.624.6

11.9

27.1

22.8

4.25.8

図 18 導入患者 死亡原因割合の推移,1₉₉0-20181990 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 06 07 11 131210090805 1514 17 1816 年

0

5

10

15

20

25

30

35

40%

感染症心不全悪性腫瘍脳血管障害心筋梗塞

2018年感染症 : 24.0%心不全 : 23.5%悪性腫瘍 : 10.9%脳血管障害 : 4.7%心筋梗塞 : 2.7%

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第 4章 透析液水質管理

1.背景および対象透析液の細菌学的水質とその管理状況については 2006 年から調査を開始した.その調査結果をもとに,2008 年

に透析液の細菌学的水質基準を改定し 10),さらに 2016 年に化学的汚染基準が追加された 11).これらの基準では透析液の細菌学的水質をエンドトキシン(endotoxin: ET)濃度と生菌数の両者で評価するとしている.両者とも最低月 1 回以上の頻度で行い,透析コンソールは月最低 1 台以上で,全コンソールを最低年 1 回以上は検査するよう定めている.透析治療に用いる必要最低限の水質を「標準透析液」として規定し,透析液 ET 濃度 0.05EU/mL 未満かつ生菌数 100cfu/mL 未満と定めた.さらに「超純粋透析液(ultrapure dialysis fluid: UPD)」を透析液 ET 濃度 0.001EU/mL 未満(測定感度未満)かつ生菌数 0.1cfu/mL 未満で定義し,すべての透析治療に UPD の使用を推奨している.

また 2017 年調査から,透析液の生物学的汚染に加えて,化学的汚染とその対策についても調査している.本章の透析液水質管理に関する調査は透析コンソールを 1 台以上保有する施設を対象に行われ,2018 年の調査対

象施設数は 4,388 施設であった.

2.透析液 ET検査透析液 ET 測定頻度は,調査対象のうち 4,371 施設から回答が得られた.水質基準の規定である月 1 回以上を満

たす施設は 3,784 施設,全体の 86.6%であった(図 19a,補足表 19).透析液 ET 検査を月 1 回以上行っている施設の割合は,水質基準が示された 2008 年には 33.1%であったが,水質管理加算が新設された 2010 年には 70.6%に急増し,その後も一貫して増加している(図 20a,補足表 20).

透析液 ET 濃度に関しては 4,320 施設から回答が得られ,そのうち UPD の基準である 0.001EU/mL 未満を達成している施設は 3,645 施設で全体の 84.4%,標準透析液の基準である 0.050EU/mL 未満の施設数は 4,1₉₉ 施設で全体の₉7.2%であった(図 19b,補足表 19).透析液 ET 濃度が 0.001EU/mL 未満および 0.050EU/mL 未満の施設の割合は年々上昇している(図 20b,補足表 20).なお,透析液 ET 濃度について 2008 年の値が欠損しているのは,この年の調査において透析液 ET 濃度の表記を国際的ルールに合わせて EU/L から EU/mL に変更したことによる誤記入が多いと判断されたためである.

3.透析液生菌数検査透析液生菌数の測定頻度に関しては 4,361 施設から回答が得られ,そのうち水質基準の規定である月 1 回以上を

満たす施設は 3,718 施設で,全体の 85.3%であった(図 21a,補足表 21).細菌培養検査の測定頻度は経年的に増加し ET 測定と同様に 2010 年に著増しているが,いずれも ET 測定頻度よりは若干低い(図 22a,補足表 22).

透析液生菌数については 4,248 施設から回答が得られ,UPD の基準である 0.1cfu/mL 未満は 3,361 施設で全体の7₉.1%,標準透析液の基準である 100cfu/mL 未満は 4,214 施設,₉₉.2%達成されていた(図 21b,補足表 21).透析液生菌数の 0.1cfu/mL 未満および 100cfu/mL 未満の施設の割合は年々上昇している(図 22b,補足表 22).

695わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

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696 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 21 透析施設における(a)透析液生菌数の測定頻度と(b)生菌数,2018

0.1cfu/mL未満

0.1cfu/mL~

1cfu/mL~

10cfu/mL~

100cfu/mL~

毎日

毎週

隔週

毎月

年数回

年1回

なし

74.1%(3,231)

6.8%(295)

4.1%(177)

0.3%(15)

6.4%(281)

2.0%(88)

6.3%(274)

0.8%(34)

79.1%(3,361)

3.4%(143)

9.9%(419)

6.9%(291)

(b)生菌数(a)生菌数測定頻度

図 22 透析施設における(a)透析液生菌数の測定頻度と(b)生菌数の推移,2006-20182006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 年 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 年

10

0

20

30

40

50

60

70

80

90

100%

10

0

20

30

40

50

60

70

80

90

100%

月1回未満

月1回以上

100cfu/mL以上

0.1cfu/mL以上100cfu/mL未満

0.1cfu/mL未満

(b)生菌数の推移(a)生菌数測定頻度の推移

88.583.1 79.2

74.2

32.2 30.026.3 25.3 25.2 24.3 22.7

14.718.7

11.5 16.920.8 25.8

67.8 70.073.7 74.7 74.8 75.7 77.3

81.3 85.3

48.4 47.9 50.754.5 53.1 56.4

63.8 67.171.5 73.2 76.1 76.8

79.1

48.5 49.5 46.943.7 45.0 41.9

34.7 31.727.5 26.1 23.2

20.122.2

3.1 2.6 2.4 1.8 1.8 1.7 1.5 1.2 1.0 0.6 0.7 1.0 0.8

図 19 透析施設における(a)透析液 ET測定頻度と(b)ET濃度,2018

74.5%(3,257)

6.9%(301)

4.5%(197)

0.7%(29)

6.5%(284)

1.0%(44)

5.9%(259)

(a)ET測定頻度

84.4%(3,645)

0.9%(41)

0.3%(14) 0.4%

(17)

9.7%(419)

3.1%(135)

1.1%(49)

(b)ET濃度

0.001EU/mL未満

0.001EU/mL~

0.01EU/mL~

0.1EU/mL~

0.25EU/mL~

0.5EU/mL~

0.05EU/mL~

毎日毎週

隔週(月複数回)毎月年数回年1回なし

図 20 透析施設における(a)透析液 ET測定頻度と(b)ET濃度の推移,2006-20182006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 年 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 年

月1回未満

月1回以上

0.05EU/mL以上

0.001EU/mL以上0.05EU/mL未満

0.001EU/mL未満

10

0

20

30

40

50

60

70

80

90

100%

10

0

20

30

40

50

60

70

80

90

100%

(a)ET測定頻度の推移 (b)ET濃度の推移

72.7 68.566.9 64.0

29.4 28.1 23.722.3 21.3

19.1 17.1 16.4 13.4

29.8

53.0 56.162.1

66.070.7

73.977.6 79.5

82.282.3

59.2

40.6 28.129.6 27.0

23.8 21.218.6 17.5 14.9 14.3

11.0 6.415.8

8.3 7.0 5.5 4.9 3.8 3.0 2.9 3.4

84.4

12.82.8

27.3 31.533.1 36.0

70.671.9 76.3

77.7 78.780.9 82.9

83.6 86.6

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4.UPDおよび標準透析液の達成率日本透析医学会水質基準では,透析液の細菌学的水質は透析液 ET 濃度と生菌数の双方の数値で同時に規定され

る 10,11).透析液 ET 濃度と生菌数の双方に回答があった施設数は,4,244 施設であった.このうち透析液 ET 濃度0.001EU/mL 未満かつ生菌数 0.1cfu/mL 未満という UPD の基準を満たす施設は 3,168 施設で全体の 74.6%,透析液ET 濃度 0.050EU/mL 未満かつ生菌数 100cfu/mL 未満という標準透析液の基準を満たす施設は 4,118 施設で全体の₉7.0%であった(図 23,補足表 23).この UPD と標準透析液の達成率は経年的に上昇しており,わが国において透析液清浄化レベルが上昇していることが示唆される(図 24,補足表 24).

697わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 23 透析施設における透析液 ET濃度と生菌数,2018

100 ~

10 ~

1 ~

0.1 ~

0.1 未満

生菌数(cfu/mL)

0.001

0.001

未満

0.01 ~

0.05 ~

0.1~

0.25 ~

0.5~

ET 濃度(EU/mL)

0100200300400500600700800900

施設

1,0001,1001,2001,3001,4001,5001,6001,7001,8001,9002,000

2,2002,100

2,3002,4002,5002,6002,7002,8002,9003,0003,1003,200

図 24  透析施設における超純粋透析液および標準透析液達成率の推移,2009-2018

2009 2015 2016 2017 2018 年20142013201220112010

標準透析液(ET濃度0.05EU/mL未満かつ生菌数100cfu/mL未満)の施設

超純粋透析液(ET濃度0.001EU/mL未満かつ生菌数0.1cfu/mL未満)の施設%

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

85.991.8 92.8 94.2 94.8 95.8 96.8 97.0 96.3 97.0

43.1 44.448.7

57.560.8

66.4 68.371.4 72.4

74.6

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5.透析用水の供給水源および化学的汚染対策について透析用水の供給水源については 4,373 施設から回答が得られた.水道水が 3,700 施設と最多で,全体の 84.6%を占

めた.次いで地下水が 3₉1 施設,8.₉%,ブレンドが 273 施設,6.2%であった(図 25,補足表 25).2017 年末は水道水 85.2%,地下水 8.8%,ブレンド 5.8%であり,大きな変化はなかった.

残留塩素の測定頻度については 4,330 施設から回答があり,毎日測定している施設が 2,587 施設,5₉.7%と最多で,次いで週 1 回の ₉13 施設,21.1%,月 1 回の 215 施設,5.0%の順で多かった(図 26a,補足表 26).2017 年末は毎日 55.7%,週 1 回 21.7%,月 1 回 5.3%であり,毎日測定している施設が増えていた.また残留塩素を測定していない施設が 410 施設,₉.5%あった,前年の 510 施設,12.0%よりは減っているが,今後測定頻度を含めて検討すべき課題と考えられる.残留塩素の測定方法については 4,087 施設から回答があり,遊離塩素のみが 1,652 施設,40.4%と最多であり,遊離塩素と総塩素の両方を測定しているのが 1,4₉4 施設,36.6%,総塩素のみは 880 施設,21.5%であった(図 26b,補足表 26).2017 年は遊離塩素のみ 45.7%,遊離塩素と総塩素の両方 32.2%,総塩素のみ 20.2%であり,総塩素を測定している施設が増えていた.

日本透析医学会の化学的汚染基準 11)の認知度については 4,312 施設から回答があり,“ よく知っている ”,“ 知っている ” が全体の 85.4%を占め,2017 年末の 81.4%より増加していた(図 27a,補足表 27).また水質基準に定められた化学的汚染物質の測定頻度に関して 4,157 施設から回答があり,年 1 回が1,76₉ 施設,全体の 42.6%であり,測定していない施設が 1,124 施設,27.0%であった(図 27b,補足表 27).2017 年末は年 1 回が37.6%,測定していない施設が 32.8%であったため,測定していない施設は減り,年 1 回の施設が増えていた.

透析液の化学的汚染基準についてまとめると,塩素の測定頻度,測定方法について改善が見られ,認知度も少し改善し,化学汚染物質の測定をしていない施設が減っていた.今後も継続的な調査によりコンプライアンスが向上することが期待される.

698 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 25 透析用水の供給水源

84.6%(3,700)

0.2%(9)

8.9%(391)

6.2%(273)

水道水地下水ブレンドその他

2-8_透析用水のための供給水源

図 27 日本透析医学会 化学的汚染基準の(a)認知度および(b)測定頻度

64.5%(2,780)

12.6%(544)

2.0%(87)

20.9%(901)

全く知らない

あまり知らない

知っている

よく知っている

42.6%(1,769)

27.0%(1,124)

8.9%(369)

5.8%(243)

11.2%(465)

4.5%(187) なし

月1回

年数回

数年に1回

その他

年1回

(a)化学的汚染基準の認知度 (b)化学的汚染基準の測定頻度

図 26 残留塩素の(a)測定頻度および(b)測定方法

59.7%(2,587)

9.5%(410)

5.0%(215)

2.4%(103)

0.8%(35)

21.1%(913)

1.5%(67)

なし

毎日

週1回

月1回

年数回

年1回

月数回

(a)残留塩素測定頻度

40.4%(1,652)

36.6%(1,494)

1.5%(61)

21.5%(880) 遊離塩素と

総塩素

遊離塩素のみ

総塩素のみ

その他

(b)残留塩素測定方法

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第5章 血液透析・血液透析濾過の治療条件

1.血液透析濾過の現況血液透析濾過(hemodiafiltration: HDF)には,on‒line HDF,off‒line HDF,push/pull HDF,アセテートフリー

バイオフィルトレーション(acetate‒free biofiltration: AFBF),間歇補充型血液透析濾過(intermittent infusion hemodiafiltration: IHDF)が含まれる.

わが国のHDF患者数は2012年以降急速に増加している.施設調査による集計では2018年末には 125,793人に達し,前年から 30,653 人増加している.通院および入院の血液透析(hemodialysis: HD)と HDF 患者を合計した数に対する HDF 患者の割合は 38.3%で,前年から 8.9%増加している(表 1).

患者調査票による集計では,HDF 患者は 121,634 人で,on-line HDF が 86,231 人(HDF 患者の 70.9%)と最も多く,IHDF が 31,681 人(HDF 患者の 26.0%)と続いている(図 28,補足表 28).  

HDF 患者の平均年齢は全体 67.21 歳,男性 66.44 歳,女性 68.70 歳であった.一方,施設 HD 患者の平均年齢は全体 70.00 歳と HDF 患者よりも約 3 歳高く,男性 69.17 歳,女性 71.54 歳であった(図 29,補足表 29).

HDF 患者の平均透析歴は全体 8.44 年,男性 7.79 年,女性 9.70 年であった.透析歴 5 年未満の患者の割合が最も多く,全体 40.9%,男性 43.4%,女性 36.2%であった.一方,HD 患者の平均透析歴は全体 6.69 年,男性 6.27 年,女性 7.48 年であった.透析歴 5 年未満の患者の割合が最も多く,全体 50.7%,男性 52.7%,女性 46.9%であった(図30,補足表 30).このように,わが国の HDF は HD に比し透析歴が長く,比較的若い患者に適用されている.

699わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 28 HDF患者の推移 治療方法別,2009-2018

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

80,000

90,000

100,000

110,000

120,000

130,000

2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2016年2015年 2018年2017年

9,299

6,8529,421

4,8298,5734,890

7,157

14,069

7,149

23,536

6,315

36,090

5,3323,540

44,527

4,637

10,728

59,116

3,961

17,105

70,604

3,514

31,681

86,231

IHDF

AFBF

Push/Pull HDF

off-line HDF

on-line HDF

図 29 HD・HDF患者 年齢と性別,2018

0

5

10

15

20

25

30

35

40

45

50

45歳未満 45歳~ 60歳~ 75歳~

%

3.6 2.8

36.5

44.6

17.0

13.0

42.9

39.5女性男性

HD

0

5

10

15

20

25

30

35

40

45

50

45歳未満 45歳~ 60歳~ 75歳~

%

5.14.0

28.0

34.6

22.6

17.6

44.3 43.8女性男性

HDF

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2. 施設血液透析(HD)と血液透析濾過(HDF)の透析時間と血流量透析時間について HD 患者180,230人,HDF 患者113,880人から回答があった.平均透析時間はHD で 238.95分,

HDF で 244.75 分と約 6 分 HDF の方が長かった.両群とも平均透析時間が 240 分以上 270 分未満の割合が最も多く,HD で 68.0%,HDF で 71.3%であった(図 31,補足表 31).

血流量について HD 患者 178,283 人,HDF 患者 112,929 人から回答があった.平均血流量は HD で 205.39 mL/分,HDF で 223.89mL/分と HDF 群の方が高かった.両群とも平均血流量が 200 mL/分から 220 mL/分未満が最も多く,HD で 44.0%,HDF で 34.4%であった.(図 32,補足表 32).

700 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 31 HD・HDF患者 透析時間,2018

0.3%(484)

11.7%(21,041)

7.2%(13,040)

68.0%(122,475)

4.7%(8,506)

6.7%(12,062)

0.3%(454)

0.6%(1,104)

0.1%(229)

0.5%(835)

0.1%(159)

5.8%(6,568)

5.7%(6,489)

71.3%(81,144)

6.6%(7,522)

9.1%(10,372)

0.4%(470)

0.8%(888)

0.1%(149)

0.1%(119)

HD HDF

180分~180 分未満

210分~240 分~270 分~300 分~330 分~360 分~390 分~420 分~

図 32 HD・HDF患者 血流量,2018

0.0%(58)0.5%

(827)1.1%

(2,043)8.6%

(15,412) 2.1%(3,814)

12.5%(22,298)

44.0%(78,391)

12.8%(22,850)

13.2%(23,608)

1.0%(1,729)

1.3%(2,248)

2.3%(4,180)

0.3%(524)

0.2%(301)

0.0%(13)

0.2%(180)0.3%

(378)3.7%

(4,190)1.2%(1,399)

7.2%(8,170)

34.4%(38,898)

16.4%(18,536)

23.4%(26,384)

2.2%(2,525)

3.2%(3,606)

6.4%(7,266)

0.9%(984)

0.4%(400)

HD HDF

200mL/ 分~220mL/ 分~

100mL/ 分未満

240mL/ 分~

100mL/ 分~

260mL/ 分~

120mL/ 分~

280mL/ 分~

140mL/ 分~

300mL/ 分~

160mL/ 分~

400mL/ 分~350mL/ 分~

180mL/ 分~

図 30 HD・HDF患者 透析歴と性別,2018

0

5

10

15

20

25

30

35

40

45

50

55

0

5

10

15

20

25

30

35

40

45

50

55

5年未満 5年~ 10年~ 15年~ 20年~ 25年~ 30年~ 35年~ 40年~

%

43.4

36.2

27.024.6

13.614.9

7.39.8

4.26.3

2.34.0

1.2 2.3 0.7 1.3 0.3 0.6

女性男性

HDF

5年未満 5年~ 10年~ 15年~ 20年~ 25年~ 30年~ 35年~ 40年~

%

女性男性

HD52.7

46.9

24.6 24.2

11.512.8

5.67.5

2.84.2

1.5 2.4 0.8 1.2 0.4 0.6 0.2 0.3

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第6章 腹膜透析

1.腹膜透析の現況施設調査票による集計では,2018 年末の腹膜透析(peritoneal dialysis : PD)患者数は 9,445 人で,前年と比べ

355 人増加した(表 1).その内訳は,PD 単独が 7,582 人,HD(F)の併用は週 1 回が 1,621 人,2 回が 142 人,3回が 30 人,それ以外の併用が 70 人であった.2015 年より PD で新規に透析導入した患者数を施設調査で調べており,2018 年は 2,293 人で,前年と比べ 176 人増加した(図 33,補足表 33).

患者調査票による集計で性別と年齢に回答のあった PD 患者 9,069 人のうち,男性は 65.9%,女性は 34.1%であった(図 34,補足表 34).

701わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 33 PD患者数および PD導入患者数の推移,2010-2018

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年

9,773 9,6429,514 9,392 9,255 9,322

9,021 9,0909,445

1,9462,197 2,117 2,293

PD導入患者数年末PD患者数

図 34 PD患者 年齢と性別,2018

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

45歳未満 45歳~ 60歳~ 75歳~

479

292

1,292

807

1,543

805

2,658

1,193

女性男性

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PD 歴,性別について 6,257 人から回答が得られた.PD 患者の平均 PD 歴は全体 3.07 年,男性 2.89 年,女性 3.40 年であった.PD 歴 2 年未満の患者が最も多く,全体で 47.0%,男性 49.3%,女性 42.6%であった.PD 歴 8 年以上の長期継続例は,全体で 7.1%,男性 5.8%,女性 9.6%であった(図 35,補足表 35).

イコデキストリン透析液使用の有無および PD 歴については 5,938 人から回答が得られた.イコデキストリン使用患者は 3,236 人(54.5%)であった.使用の有無と PD 歴との関連については,PD 歴 2 年以上から 8 年未満の間は使用の割合が 60%前後であったが,PD 歴 2 年未満および 10 年以上では 50%弱であった(図 36,補足表 36).

702 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 35 PD患者 PD歴と性別,2018

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

2,024

9161,006

580 565

289 270161 117 90 123 116

2年未満 2年~ 4年~ 6年~ 8年~ 10年~

女性男性

図 36 PD患者 イコデキストリン透析液使用の有無と PD歴,2018

0

20

40

60

80

100

49.4

50.6

61.0

39.0

58.7

41.3

61.1

38.9

53.8

46.2

46.5

53.5

2年未満 2年~ 4年~ 6年~ 8年~ 10年~

ありなし

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腹膜炎について 2018 年中の患者毎の腹膜炎発症率は下記の計算式によって算出した.2018 年中の患者毎の腹膜炎発症率(回/患者・年)=2018 年中の個々の患者の腹膜炎罹患回数÷(2018 年中の個々

の患者の PD 実施月数÷12)  腹膜炎発症回数に回答があった 6,061 人のうち,2018 年中に一度も腹膜炎を発症しなかった患者は 5,278 人

(87.1%)であった(図 37,補足表 37).腹膜炎発症回数および PD 歴の両方に回答があったものは,5,904 人であった.PD 歴 2 年未満において,2018 年

中の患者毎の腹膜炎発症率が 1 回/年以上の割合は 12.4% で他とあまり変わりはないが,4 回/年以上の割合は 1.5%と最も高かった(図 37,補足表 37).

703わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 37 PD患者 患者毎の腹膜炎発症率 / PD歴別患者毎の腹膜炎発症率,2018

0

50

60

70

80

90

100

0.4%(24)

0.4%(26)

9.3%(564)

2.1%(126)

0.7%(43)

87.1%(5,278)

患者毎の腹膜炎発症率 % PD歴別患者毎の腹膜炎発症率

2年未満 2年~ 4年~ 6年~ 8年~ 10年~

87.6

7.6

84.1

12.5

90.1

7.8

87.6

10.0

87.1

9.9

89.8

8.9

2.0回/患者・年~1.0回/患者・年~0回/患者・年

3.0回/患者・年~4.0回/患者・年~5.0回/患者・年~

5回/患者・年~4回/患者・年~3回/患者・年~2回/患者・年~1回/患者・年~0回/患者・年

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第7章 糖尿病

₂₀₁₈ 年調査では ₂₀₁₃ 年調査以来 ₅ 年ぶりに血糖コントロール指標に関連する項目が調査された.₂₀₁₃ 年調査ではヘモグロビン A₁c (HbA₁c)値とグリコアルブミン(GA)値のみであったが,今回新たに随時血糖値が調査された.

日本透析医学会「血液透析患者の糖尿病治療ガイド ₂₀₁₂」では,透析患者の血糖管理指標として,HbA₁c ではなく GA が推奨された ₁₂).治療ガイド発表から約 ₆ 年が経過した.₂₀₁₃ 年末では,₅₃.₅% の患者において GA の測定が行われていたが,₄₆.₅%の患者においては依然として HbA₁c 単独による血糖管理の評価が行われていた ₁₃).解析は「糖尿病の既往あり」および「原疾患が糖尿病性腎症」の患者を対象とした.₂₀₁₈ 年末の糖尿病合併透析患者は₁₆₀,₀₂₁例であった.そのうち,GA 値または HbA₁c 値の回答が得られたのが₁₂₄,₀₈₁ 例であった.GA が測定された患者は₉₄,₁₉₉ 例(₇₅.₉%),HbA₁c が測定された患者は₅₄,₅₆₇ 例(₄₄.₀%)と GA の測定割合が大幅に増加した(図 38).この章において,「血液透析患者」とは施設血液透析(HD),血液透析濾過(HDF),血液濾過,血液吸着透析,在宅血液透析患者を総称している.

1.血糖管理指標₁.₁ グリコアルブミン(Glycated albumin; GA)

糖尿病合併透析患者 ₁₆₀,₀₂₁ 例のうち GA 値が得られた ₉₄,₁₉₉ 例を解析対象とした.「血液透析患者の糖尿病治療ガイド ₂₀₁₂」発表から約 ₆ 年が経過した ₂₀₁₈ 年末では,多くの患者で GA の測定が行われていた.GA の平均値は₂₀.₆₅±₅.₀₄ % で,₂₀₁₃ 年調査の ₂₁.₂₀±₅.₃₃ % から低下を認めた(補足表 39).治療法別に解析すると,腹膜透析患者は ₁₆.₉₂±₄.₄₀ % と血液透析患者(HD ₂₀.₈₅±₅.₀₇ %,HDF ₂₀.₄₅±₄.₉₅ %)に比べ明らかに低値を示していた

(図 39).腹膜透析液へのアルブミン喪失により低値傾向を示した可能性と,後述する随時血糖値も腹膜透析患者において低値であることに関与している可能性が考えられる.一方,HD と HDF ではほとんど差が認められなかった.「血液透析患者の糖尿病治療ガイド ₂₀₁₂」の暫定的目標値である GA₂₀.₀% 未満の血液透析患者は ₄₇,₈₅₂ 例

(₅₁.₄%)で到達しており,₂₀₁₃ 年末調査の ₄₆.₆% より上昇していた.心血管イベントの既往や低血糖傾向のある場合の目標値である ₂₄.₀% 未満の患者は ₇₄,₈₁₁ 例(₈₀.₄%)であった.これも ₂₀₁₃ 年末調査の ₇₆.₆%を上回っていた.

704 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 39 糖尿病患者 治療方法とグリコアルブミン,2018

17.1%(15,883)

9.9%(9,186)

17.8%(16,574)

20.5%(19,086)

4.4%(4,118)

2.8%(2,560)

11.9%(11,076)

7.4%(6,911)

3.2%(3,006)

5.0%(4,669) 1.4%

(16)

23.0%(259)

26.5%(298)20.4%

(229)

11.6%(131)

8.0%(90)

4.9%(55)

2.4%(27)

1.1%(12)

0.7%(8)

血液透析 腹膜透析

14%~14%未満

16%~18%~20%~22%~24%~26%~28%~30%~

図 38 糖尿病患者 血糖管理指標測定状況,2018

24.1%(29,882)

56.0%(69,514)

19.9%(24,685)

HbA1cのみ回答グリコアルブミンのみ回答

両方回答

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₁.₂ ヘモグロビン A₁c(Glycated hemoglobin; HbA₁c)糖尿病合併透析患者 ₁₆₀,₀₂₁ 例のうち HbA₁c 値が得られた ₅₄,₅₆₇ 例を解析対象とした.HbA₁c の平均値は ₆.₁₉

±₁.₁₇ % で,₂₀₁₃ 年調査の ₆.₁₉±₁.₁₆ % とほぼ同等であった(補足表 40).治療法別に解析すると,腹膜透析患者は ₆.₁₄±₁.₁₁ % であり,HD 患者の ₆.₁₇±₁.₁₆ % とほぼ同等であり,HDF 患者は ₆.₂₃±₁.₁₉ % であった.HbA₁c値で層別に分け,血液透析患者と腹膜透析患者で比較をしても分布に大きな差は認められなかった(図 40).

₁.₃ 随時血糖値随時血糖値は今回の調査が初となる.糖尿病合併透析患者 ₁₆₀,₀₂₁ 例のうち随時血糖値が得られた ₁₁₁,₀₀₅ 例を解

析対象とした.HD 患者 ₁₅₁.₅₁±₅₆.₀₇ mg/dL,HDF 患者 ₁₅₀.₇₃±₅₅.₃₅ mg/dL,腹膜透析患者 ₁₄₀.₃₀±₅₃.₃₉ mg/dL であり,腹膜透析患者で低値の傾向が認められた(補足表 41).「血液透析患者の糖尿病治療ガイド ₂₀₁₂」の推奨値である随時血糖値 ₂₀₀mg/dL 未満は ₈₄.₄% で達成されていた(図 41).腹膜透析患者の随時血糖値の管理目標値は定まっていないが,₂₀₀mg/dL 未満は ₈₉.₁%と血液透析患者に比し高い傾向が認められた.血液透析患者において重症低血糖を示唆する ₅₀mg/dL 未満は ₂₃₇ 例(₀.₂%)に認められた.

705わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 40 糖尿病患者 治療方法とヘモグロビン A1c,2018

18.9%(10,039)

8.5%(4,497)

17.9%(9,539)

21.8%(11,593)

4.7%(2,498)

2.8%(1,483)

13.1%(6,975)

8.3%(4,402)

1.5%(787)

2.6%(1,373)

7.5%(104)

19.0%(263)

22.2%(306)20.9%

(288)

13.7%(189)

7.4%(102)

3.9%(54)

2.5%(34)

1.1%(15)

1.9%(26)

血液透析 腹膜透析

5.0%~5.0%未満

5.5%~6.0%~6.5%~7.0%~7.5%~8.0%~8.5%~9.0%~

図 41 糖尿病患者 治療方法と随時血糖値,2018

13.6%(14,817)

43.2%(47,036)

3.4%(3,723)

27.3%(29,708)

10.2%(11,142)

1.9%(2,094)

18.7%(421)

49.0%(1,102)

21.3%(479)

6.9%(154)

2.5%(57)

血液透析 腹膜透析0.2%(237)

0.0%(1)

1.5%(34)

50mg/dL~50mg/dL 未満

100mg/dL~150mg/dL~200mg/dL~250mg/dL~300mg/dL~

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2.糖尿病治療薬経口血糖降下薬の多くが維持透析患者には禁忌であったため,₂₀₁₀ 年以前は維持透析患者の血糖管理にはインス

リン注射が基本とされてきた.₂₀₁₃ 年末の調査では維持透析を受けている患者の血糖降下薬としては,糖尿病既往ありの患者のうち ₃₃.₀% にインスリンが使用されていた ₁₃).さらに透析患者にも使用可能な経口血糖降下薬として,DPP-₄ 阻害薬が ₂₇.₆% の患者に使用され,αグルコシダーゼ阻害薬を中心とするその他の経口治療薬が ₂₀.₉%の患者に使用されていた.

₂.₁ インスリン₂₀₁₈ 年調査では糖尿病合併透析患者 ₁₆₀,₀₂₁ 例のうちインスリン使用の有無について ₁₂₇,₆₁₄ 例から回答が得ら

れた.そのうちインスリンを使用している割合が ₂₆.₃%であり,₂₀₁₃ 年末の ₃₃.₀% に比しインスリン使用割合は減少していた(補足表 42).後述する DPP-₄ 阻害薬と GLP-₁ 受容体作動薬の使用割合の増加がインスリンの使用割合の減少に寄与している可能性がある.血液透析患者 ₂₆.₄% に対し,腹膜透析患者では ₂₂.₄%であり,血液透析患者においてインスリン使用割合は高い傾向が認められた(図 42).

₂.₂ DPP-₄ 阻害薬₂₀₁₈ 年調査では糖尿病合併透析患者 ₁₆₀,₀₂₁ 例のうち DPP-₄ 阻害薬使用の有無について ₁₂₅,₅₆₃ 例から回答が得

られた.そのうち DPP-₄ 阻害薬を使用している割合が ₃₉.₇%であり,₂₀₁₃ 年末の ₂₇.₆% に比し DPP-₄ 阻害薬の使用割合は大幅に増加していた(図 43,補足表 43).₂₀₁₂ 年の時点では ₅ 種類の DPP-₄ 阻害薬(Daily 製剤)が使用可能であった.しかし,現在では ₇ 種類の Daily 製剤と ₁ 種類の Weekly 製剤が慢性維持透析患者に使用可能となっている.

706 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 42 糖尿病患者 治療方法とインスリン使用の有無,2018

26.4%(33,001)

73.6%(91,896)

22.4%(608)

77.6%(2,109)

血液透析 腹膜透析

なしあり

図 43 糖尿病患者 治療方法と DPP-4 阻害薬使用の有無,2018

39.7%(48,772)

60.3%(74,141)

38.5%(1,020)

61.5%(1,630)

血液透析 腹膜透析

なしあり

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₂.₃ GLP-₁ 受容体作動薬GLP-₁ 受容体作動薬の使用割合を調査するのは初である.₂₀₁₈ 年調査では糖尿病合併透析患者 ₁₆₀,₀₂₁ 例のうち

GLP-₁ 受容体作動薬使用の有無について ₁₂₃,₅₄₅ 例から回答が得られた.そのうち,₅.₄%に使用されていた(図 44,補足表 44).₂₀₁₂ 年の時点では ₁ 種類の GLP-₁ 受容体作動薬(Daily 製剤)のみ使用可能であったが,現在では ₂種類の Daily 製剤と ₁ 種類の Weekly 製剤が使用可能となっている.

₂.₄ その他の糖尿病治療薬₂₀₁₈ 年調査では糖尿病合併透析患者 ₁₆₀,₀₂₁ 例のうちその他の糖尿病治療薬使用の有無について ₁₂₃,₀₅₂ 例から

回答が得られた.そのうちその他の糖尿病治療薬を使用している割合が ₁₇.₄%であり,₂₀₁₃ 年末の使用割合 ₂₀.₉%に比し使用割合は減少していた(図 45,補足表 45).現在,わが国で慢性維持透析患者に使用できる経口糖尿病治療薬は DPP-₄ 阻害薬,αグルコシダーゼ阻害薬とグリニド薬の一部である.そのため,αグルコシダーゼ阻害薬とグリニド薬の ₂ 剤が使用されている割合と考えることができる.

707わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 44 糖尿病患者 治療方法と GLP-1 受容体作動薬使用の有無,2018

5.4%(6,489)

94.6%(114,403)

4.9%(130)

95.1%(2,523)

血液透析 腹膜透析

なしあり

図 45 糖尿病患者 治療方法とその他の糖尿病治療薬使用の有無,2018

17.5%(21,026)

82.5%(99,391)

15.2%(401)

84.8%(2,234)

血液透析 腹膜透析

なしあり

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第8章 認知症

 今回の調査では認知症の有無が調査された.認知症の有無は新規導入患者の導入時病態のひとつとして200₆年と200₇ 年に初めて調査された.透析患者全体を対象に調査されたのは 200₉ 年と 2010 年の両年のみであり,今回は 8年ぶりの調査である. ICD10 によれば認知症とは「通常,慢性あるいは進行性の脳疾患によって生じ,記憶,思考,見当識,理解,計算,学習,言語,判断など多数の高次脳機能障害からなる症候群」と定義される 1₄).認知症を診断するためには,本来は患者本人やその家族に問診を行うことで患者の認知機能障害を評価することが必要である.また認知機能障害評価の際には一般に Mini Mental State Examination (MMSE) や改訂長谷川式簡易知能評価スケール (HDS-R) などの評価尺度が用いられる 1₅).しかし本調査は調査方法論的にこのような評価手順を経ることが難しい.このため,本調査での認知症有無は,アンケート回答者に以下のような設問文と選択肢を設定するのみで調査された. 「2018 年 12 月末時点における,患者の認知症の有無についてお答え下さい.※認知症専門医による認知症診断が明らかでない場合は,透析中や受診中の状況を中心に主治医のご判断で回答いただければ結構です.」 A. 認知症なし B. 認知症あり Z. 不明

1.透析患者全体の認知症合併割合とその推移 透析患者全体を対象に,認知症有無に回答のあった患者の中で “ 認知症あり ” と回答された患者の割合を “ 認知症合併割合 ” として,主な年齢層毎に認知症合併割合を算出した(認知症合併割合[%]=[“ 認知症あり ” と回答された患者数]÷[“ 認知症あり ” と回答された患者数+ “ 認知症なし ” と回答された患者数]×100). 主な年齢層毎の認知症合併割合を表 3に示す.2018 年調査における透析患者全体の合併割合は 10.8%,₆₅ 歳未満1.8%,₆₅ ~ ₇₄ 歳 ₆.8%,そして ₇₅ 歳以上は 22.₇% であり,₆₅ 歳以上で認知症合併割合は増大している.

表 3 年齢と認知症の有無,2018

  認知症なし 認知症あり 合計 認知症不明 記載なし 総計 認知症合併割合 (%)

₆₅ 歳未満 ₇₉,₃₃₉ 1,₄₅2 80,₇₉1 ₅,8₅8 18,₅₇8 10₅,22₇ 1.8

₆₅ 歳~ ₇₅,88₄ ₅,₅0₃ 81,₃8₇ ₆,1₃₃ 18,8₆2 10₆,₃82 ₆.8

₇₅ 歳~ ₆₇,₉₃2 1₉,₉₃2 8₇,8₆₄ ₇,28₇ 20,₅₇₆ 11₅,₇2₇ 22.₇

合計 22₃,1₅₅ 2₆,88₇ 2₅0,0₄2 1₉,2₇8 ₅8,01₆ ₃2₇,₃₃₆ 10.8

不明/記載なし 0 0 0 0 0 0

総計 22₃,1₅₅ 2₆,88₇ 2₅0,0₄2 1₉,2₇8 ₅8,01₆ ₃2₇,₃₃₆ 10.8

708 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

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 200₉ 年,2010 年,そして 2018 年調査における,主な年齢層毎の認知症合併割合を図 46,補足表 46に示した.公開資料上の制約のために,200₉ 年と 2010 年の集計値は集計対象が「週 ₃ 回の施設血液透析患者」に限られる.また年齢による層別も “₆₅ 歳未満 ” “₆₅ ~ ₇₄ 歳 ” そして “₇₅ 歳以上 ” の ₃ 層とせざるを得ない.これらと比較するため,2018 年集計値も対象を「週 ₃ 回の施設血液透析患者」とし,年齢層別も 200₉ 年と 2010 年値に合わせた.図46,補足表 46に示すように,2018 年の認知症合併割合はどの年齢層においても 200₉ 年や 2010 年の値とほぼ同じ値であった.

2.性別と認知症合併割合 主な年齢層毎の認知症合併割合を性別に算出した結果を図 47,補足表 47に示す.どの年齢層においても女性の認知症合併割合は男性よりも高い.透析ではない一般の患者において女性の認知症合併率が高いことは既に知られている 1₆).また 200₉ 年と 2010 年の本調査においても同様の傾向が示されている 1₇,18).

3.糖尿病有無と認知症合併割合 糖尿病有無と認知症合併割合との関係を図 48,補足表 48に示す.どの年齢層においても糖尿病患者の認知症合併割合は糖尿病のない患者よりも高い.糖尿病が認知症危険因子であることは既に知られている 1₉).また 200₉ 年と 2010 年の本調査においても同様の傾向が示されている 1₇,18).

709わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 46 HD患者週3回透析の認知症合併割合 年齢別推移,2009,2010,2018

西暦年

60歳未満

60~ 74歳 年齢

75歳以上

2009

1.4

6.8

24.3

2010

1.3

6.5

24.4

2018

1.4

6.7

24.3

0

5

10

15

20

25

%

認知症合併割合

図 47 認知症合併割合 年齢と性別,2018

~ 64 歳 65 ~74 歳 75 歳~

1.7

6.3

19.4

1.9

7.6

27.7

男性

女性

年齢

0

10

20

30

5

15

25

%

認知症合併割合

図 48 認知症合併割合 年齢と糖尿病の有無,2018

~ 64 歳 65 ~74 歳 75 歳~

1.1

4.5

20.9

2.3

8.5

23.9

糖尿病なし

糖尿病あり

年齢

0

5

10

15

20

25

%

認知症合併割合

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4.透析歴と認知症合併割合 透析歴と認知症合併割合との関係を図 49,補足表 49に示す.透析歴 10 年までは透析歴の増大と共に認知症合併割合は増加するが,透析歴 10 年以上では透析歴の増大と共に認知症合併割合は減少している.同様の傾向は 200₉年と2010年の本調査においても認められている 1₇,18).糖尿病ではない血液透析患者では透析歴の増大と共に脳血管障害既往を持たない患者の認知症発症リスクが低下することが報告されている 20).今回の結果はこの報告と矛盾しないと言えるかもしれない.

710 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 49 認知症合併割合 透析歴と年齢,2018

透析歴

~ 64 歳

65 ~74 歳 年齢

75 歳~

21.623.4

24.623.0

20.217.8

16.2

13.1 13.0

5.16.8 7.5 7.3 7.1

5.5 5.0 5.23.3 3.7 2.8

1.7 1.9 2.0 1.8 1.8 1.7 0.9 1.5 1.7 2.0

0

5

10

15

20

25

%

2 年未満 2 年~ 5 年~ 10 年~ 15 年~ 20 年~ 25 年~ 30 年~ 35 年~ 40 年~

認知症合併割合

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第9章 生活活動度

生活活動度は ₁₉₉₈ 年に “ 介護状況 ” の項目名で初めて調査され,その後 ₂₀₀₂ 年と ₂₀₀₉ 年に調査された ₁₈,₂₁,₂₂) (₂₀₀₂ 年は身体活動状況の名称で調査され,₂₀₀₉ 年には生活活動度の名称で調査された).今回は ₉ 年ぶりの調査である.項目名は調査年により異なっているが,調査に用いられた回答選択肢はどの年も同一である.今回調査で用いられた選択肢を表 4に示す.

表 4 生活活動度調査に用いた選択肢(括弧内は集計表やグラフで用いた略記)A (無症状)無症状で社会活動ができ,制限を受けることなく発病前と同等にふるまえる.

B (歩行軽作業可)軽度の症状があり,肉体労働は制限を受けるが,歩行,軽作業や座業はできる.例えば軽い家事,事務など.

C (₅₀% 以上起居)歩行や身のまわりのことはできるが,時に少し介助のいることもある.軽労働はできないが,日中の ₅₀% 以上は起居している.

D (₅₀% 以上就床)身のまわりのある程度のことはできるが,しばしば介助が要り,日中の ₅₀% 以上は就床している.

E (終日就床)身のまわりのこともできず,常に介助が要り,終日就床を必要としている.

Z 不明,分類不能

1.年齢年齢と生活活動度の分布を図 50,補足表 50に示す.₁₅ 歳未満と ₆₀ 歳以上の高齢者において活動度の低い患者

の割合が高くなっていた.₉₀ 歳以上では活動度の低い患者が多数を占めており,活動度の高い患者はむしろ少数である.

711わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 50 年齢と生活活動度,2018生活活動度

年齢

15 歳未満

15 歳~

30 歳~

45 歳~

60 歳~

75 歳~

90 歳~

無症

軽度

症状

50%

以上

起居

50%

以上

就床

終日

就床

11.1

24.1 24.1

11.1

29.6

70.0

21.5

3.7 1.9 2.9

69.4

23.6

4.1 1.8 1.1

61.4

27.6

6.12.9 1.9

43.7

33.7

11.86.4 4.5

23.5

9.3

21.8

13.69.9

31.1

15.8

28.1 25.0 21.9

0

20

40

60

80

各年齢層全体に占める割合

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2.生活活動度の推移₁₉₉₈ 年,₂₀₀₉ 年,そして今回の ₂₀₁₈ 年の ₃ 時点における主な年齢層別の生活活動度を図 51,補足表 51にまと

めて示した ₁₈,₂₁).ただし ₁₉₉₈ 年と ₂₀₁₈ 年は透析患者全体の値であるが,資料上の制約で ₂₀₀₉ 年は週 ₃ 回の施設血液透析患者のみについての値である.どの年齢層も₁₉₉₈年から₂₀₀₉年にかけては活動度の高い患者が若干増加し,活動度の低い患者が若干減少していた.₂₀₀₉ 年から ₂₀₁₈ 年にかけては,₇₅ 歳未満では目立った変動はなかったが,₇₅ 歳以上では活動度の高い患者の割合が減少し,活動度の低い患者の割合が若干増加していた.

712 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

a)60 歳未満患者

生活活動度

1998

2009

2018

59.4

31.0

5.9 2.4 1.3

63.3

27.0

5.4 2.6 1.7

62.8

26.9

5.8 2.7 1.8

0

80

%

60

40

20

無症状

軽度症状

50%以上起居

50%以上就床

終日就床

西暦年

各年全体に占める割合

b)60~74 歳患者

1998

2009

2018

36.3 38.3

14.0

6.8 4.6

46.0

31.9

11.75.9 4.6

43.7

33.7

11.86.4 4.5

無症状

軽度症状

50%以上起居

50%以上就床

終日就床

西暦年

0

50

40

30

20

10

生活活動度

各年全体に占める割合

%

図 51 年齢と生活活動度,1998,2009,2018

1998

2009

201815.9

30.826.1

15.911.3

24.827.6

22.9

13.4 11.3

22.6

30.2

22.2

14.310.7

0

40

30

20

10

無症状

軽度症状

50%以上起居

50%以上就床

終日就床

西暦年

生活活動度

各年全体に占める割合

%

c)75 歳以上患者

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第10章 運動習慣

今回の ₂₀₁₈ 年末調査では,本調査において初めて運動習慣が調査された.運動習慣は以下の ₇ つの選択肢を用いて調査された.

A. なし,ほとんどしない.B. 週 ₁ 回未満C. 週 ₁ 回程度D. 週 ₂ ~ ₃ 回E. 週 ₄ ~ ₅ 回F. 毎日,ほぼ毎日Z. 不明

1.年齢と運動習慣はじめに,全透析患者について年齢と運動習慣について集計した結果を図 52,補足表 52に示す.どの年齢層で

も「なし,ほとんどしない」が最多で ₆ ~ ₈ 割を占めている.ただし ₁₅ ~ ₇₄ 歳では「なし,ほとんどしない」は₆ 割程度であるが,₁₅ 歳未満と ₇₅ 歳以上では約 ₈ 割とやや高い割合を示した.「なし,ほとんどしない」に次いで多かったのは,どの年齢層でも「週 ₂ ~ ₃ 回」であり ₈ ~ ₁₃% を占めていた.これは週 ₃ 回の血液透析実施に合わせて運動している患者の存在を示しているのかもしれない.これらに次いで多かったのは「週 ₁ 回程度」と「毎日,ほぼ毎日」であり,それぞれいずれの年齢層でも ₄ ~ ₈%程度であった.

713わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 52 年齢と運動習慣,2018

運動習慣

年齢

15 歳未満

15 歳~

30 歳~

45 歳~

60 歳~

75 歳~

90 歳以上

なし

,ほ

とん

どし

ない

週1 回

未満

週1 回

程度

週2 ~

3 回

週4 ~

5 回

毎日

,ほ

ぼ毎

4.0 4.0 8.00.0

6.0

4.5 8.6

13.1 5.5 7.5

5.5 6.8 12.2

4.1 8.5

5.6 6.2 11.8

3.88.1

5.4 6.1 13.0

3.88.2

4.8 5.411.6

2.7 5.8

2.9 3.7 7.6 1.3 2.8

0

20

40

60

80

100

各年齢層全体に占める割合

78.0 60.8

62.9

64.5

63.5

69.7

81.8

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2.透析歴と運動習慣主な ₄ つの年齢層について,透析歴と運動習慣との関係を集計した結果を図 53~ 56,補足表 53~ 56に示す(年

齢層別は以下のように行った; ₀~₄₄ 歳,₄₅ ~ ₆₄ 歳,₆₅ ~ ₇₄ 歳,₇₅ 歳以上).₄₅ 歳以上の年齢層では,透析歴 ₃₅年以上において運動習慣が「なし,ほとんどしない」の患者割合が増加していた.₀~₄₄ 歳の年齢層では透析歴 ₃₀年以上の患者はほぼ存在しない(₃₀ ~ ₃₄ 年:₃₂ 人,₃₅ 年以上:₆ 人).このためこの年齢層で透析歴 ₃₀ 年以上の運動習慣を評価することは難しい.しかし,この年齢層における比較的長い透析歴である透析歴 ₂₅ ~ ₂₉ 年では,運動習慣が「なし,ほとんどしない」の患者が増加する傾向を認めた.これら以外には透析歴と運動習慣の間に明確な関係を認めなかった.

714 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 55 65~74 歳患者 透析歴と運動習慣,2018

透析歴

65.1

5.8 5.611.9

3.77.9

62.2

5.5 6.413.3

4.18.6

63.0

5.2 6.113.7

4.08.0

64.2

5.1 6.113.3

3.67.8

61.9

4.9 6.314.0

4.28.7

63.0

4.9 6.313.7

3.38.8

64.7

5.0 6.312.6

3.77.7

65.6

5.2 5.312.7

4.1 7.13.9 6.0 2.6 6.4

4.8 4.610.4

2.0 5.6

69.2

72.7

0

20

40

60

80

各透析歴全体に占める割合 2 年未満

2年~

5 年~

10 年~

15 年~

20 年~

25 年~

30 年~

35 年~

40 年~

運動習慣

11.9

なし,ほとんどしない

週1回未満

週1回程度

週2~3回

週4~5回

毎日,ほぼ毎日

図 56 75 歳以上患者 透析歴と運動習慣,2018

透析歴

70.6

4.9 5.510.7

2.5 5.7

69.9

4.7 5.711.4

2.55.8

70.8

4.9 5.011.4

2.6 5.4

4.4 4.611.9

2.8 5.0

69.9

4.4 5.111.9

3.0 5.8

69.6

3.8 5.212.9

3.0 5.6

69.9

4.4 5.610.4

2.77.0

5.2 4.810.9

2.8 5.03.2 4.3

13.4

0.54.8

3.3 2.27.7

3.3 4.4

73.8

0

20

40

60

80

各透析歴全体に占める割合 2 年未満

2年~

5 年~

10 年~

15 年~

20 年~

25 年~

30 年~

35 年~

40 年~

運動習慣

79.1

71.2

71.3

なし,ほとんどしない

週1回未満

週1回程度

週2~3回

週4~5回

毎日,ほぼ毎日

図 54 45~64 歳患者 透析歴と運動習慣,2018

透析歴

65.9

5.6 6.110.9

3.58.0

63.5

5.6 6.511.9

3.88.7

63.5

5.8 6.212.7

4.07.8

64.2

5.0 6.212.5

3.68.5

62.6

5.1 5.613.7

4.18.9

62.7

5.8 6.512.9

3.68.3

63.5

6.3 6.112.0

3.38.9

66.7

5.7 5.411.3

4.1 6.7

5.1 4.09.1

2.3 6.5

4.2 4.78.5

1.9 3.3

73.0

77.5

0

20

40

60

80

各透析歴全体に占める割合 2 年未満

2年~

5 年~

10 年~

15 年~

20 年~

25 年~

30 年~

35 年~

40 年~

運動習慣なし,ほとんどしない

週1回未満

週1回程度

週2~3回

週4~5回

毎日,ほぼ毎日

図 53 45 歳未満患者 透析歴と運動習慣,2018

透析歴

運動習慣なし,ほとんどしない

週1回未満

週1回程度

週2~3回

週4~5回

毎日,ほぼ毎日

63.7

5.1 6.411.6

4.19.1

62.3

5.6 6.412.9

4.28.7

62.2

5.4 7.912.3

4.1 8.2

62.8

5.5 7.211.8

4.8 7.8

65.1

5.4 6.711.4

3.87.6

59.7

9.0 8.314.7

2.55.8

1.7 5.210.4

3.57.0

53.1

0.06.3

15.6

6.3

18.8

16.7 16.7 16.7 16.7 16.716.7

0

20

40

60

80

各透析歴全体に占める割合 2 年未満

2年~

5 年~

10 年~

15 年~

20 年~

25 年~

30 年~

35 年~

40 年~

72.2

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第11章 肝炎

2₀18 年調査では 2₀₀₇ 年調査以来 11 年ぶりに B 型肝炎や C 型肝炎罹患に関連するウイルスマーカー(HBs 抗原,HCV 抗体,HCV-RNA)及び ALT(GPT) が調査された.

1.HBs抗原陽性率の推移2₀1₄ 年に刊行された “ 透析医学会統計調査がわかる逆引き事典 ” 2₃)では,本調査における HBs 抗原の初回調査年

を “1₉₉₉ 年 ” と記した.しかし,本稿執筆に際してこれが誤りであることに気付いた.本調査における HBs 抗原の初回調査は “1₉₇1 年 12 月 ” である.この場を借りて訂正しておきたい.この 1₉₇1 年末調査では,本学会調査の歴史上初めて “1 人 1 人の患者 ” を対象とする調査が行われた 1).この当時,HBs 抗原は “ オーストラリア抗原(Au抗原)” と呼称されていた.この調査報告に記載された 1₉₇1 年末時点でのわが国の血液透析患者数はわずかに 1,826人である.これらは皆 Kiil 型ないし Kolf 型による血液透析であった.最も多い年齢層は男女とも 26 ~ ₃₀ 歳である.この中の 1,₀₅₅ 人から Au 抗原(すなわち HBs 抗原)についての情報を回収し,陽性 1₀₃ 人,陰性 ₉₅2 人,陽性率は ₉.₇6% と報告されている 2₄).なお,Au 抗原陽性率は以下の計算式で算出されている; Au 抗原陽性率=Au 抗原陽性者数÷[Au 抗原陽性者数+Au 抗原陰性者数].この次に HBs 抗原が調査されたのは 28 年後の 1₉₉₉ 年である 2₅).1₉₉₉ 年の HBs 抗原陽性率は 2.₀₉% であり,1₉₇1 年の ₉.₇6% から大きく減少していた.

1₉₉₉ 年から 2₀18 年までの透析患者全体における HBs 抗原陽性率の推移を図 57,補足表 57に示す 2₅~2₉).1₉₉₉~ 2₀₀₇ 年の HBs 抗原陽性率は 2% 前後でほぼ横ばいである.この 11 年後となる今回の 2₀18 年調査において,HBs抗原陽性率は 1.₃8% と大きく低下していた.試みに西暦年を x 軸,1₉₉₉ ~ 2₀₀₇ 年の ₅ 時点の陽性率を y 軸として指数関数回帰すると,2₀18 年の陽性率 1.₃8% はこの回帰線の延長線上よりかなり “ 下 ” に位置している(図 58).すなわち 2₀₀₇ 年から 2₀18 年の 11 年間に,わが国の透析患者の HBs 抗原陽性率は “ 不連続的に ” 改善したと考えられる.この理由は明らかではない.なお,わが国の一般人口における HBs 抗原陽性率は,1₉₄6 ~ 1₉₅₀ 年生まれが 1.₃₇% で最も高く,これより若くても高齢でも HBs 抗原陽性率は低いことが報告されている ₃₀).年齢構成と調査年次が異なるので断定はできないが,透析患者の HBs 抗原陽性率は,2₀18 年時点でもなお一般人口のそれより高いように思われる(参考文献 ₃₀ の調査時点は西暦 2₀₀₀ 年であり,1₉₄6 ~ 1₉₅₀ 年生まれのコホートは ₅₀ ~ ₅₄歳であった.このコホートは 2₀18 年時点では 68 ~ ₇2 歳になっている).

715わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 58 HBs抗原陽性率の推移(回帰分析)

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

1995 2000 2005 2010 2015 2020 年

(1999~2007年について)ln (y) = 7.145 - 0.00322xr-square = 0.069, p = 0.67

図 57 HBs抗原陽性率の推移,1999-2018

2.09 2.081.91

2.091.94

1.38

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

1999 2000 2001 2006 2007 2018 年

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2.透析歴と HBs抗原陽性率今回調査結果に基づいて透析歴と HBs 抗原陽性率との関係を図59,補足表58に示す.透析歴 2 年未満で HBs 抗

原陽性率は 1.18% と最も低く,透析歴が長くなるに従い陽性率は漸増する.参考までに前回の 2₀₀₇ 年調査における透析歴と HBs 抗原陽性率との関係を図 60,補足表 59に示した 2₉).2₀18 年に比して 2₀₀₇ 年の方が全体に陽性率は高いが,透析歴が長くなるに従い陽性率が漸増するのは 2₀18 年と同様である.

2₀₀₇ 年調査で調査された患者群は “2₀₀₇ 年以前に透析導入された患者群 ” である.一方,2₀18 年調査の “ 透析歴1₀ 年以上の患者群 ” は “2₀₀8 年以前に透析導入された患者群 ” である.すなわち,これら 2 つの患者群はほぼ同一の患者コホートと考えられる.しかしこの患者コホートの HBs 抗原陽性率を 2₀₀₇ 年調査と 2₀18 年調査の間で比較すると,2₀18 年調査の値の方が 2₀₀₇ 年調査の値よりも “ 低い ”.以下,これについてもう少し詳述する.“2₀18 年調査における透析歴 1₀ ~ 2₅ 年の患者群 ” の陽性率は “2₀₀₇ 年調査の透析歴 ₀ ~ 1₅ 年の患者群 ” の陽性率の約 8₅%である(この両群はほぼ同じ患者コホートである).この “ 比 ” は透析歴が長くなるほど低くなる.すなわち,“2₀18年調査における透析歴₄₀年以上の患者群” の陽性率は “2₀₀₇年調査の透析歴₃₀年以上の患者群” の陽性率の約6₃%である(この両群もまたほぼ同じ患者コホートである).これは,この 1₀ 年間に HBs 抗原陽性者が HBs 抗原陰性に転じたかあるいは死亡脱落したことを示唆しているのかもしれない.一方,2₀18 年調査でも透析歴の増大と共にHBs 抗原陽性率は漸増しており,これは 2₀₀₉ 年以降に透析導入された “ 透析歴 1₀ 年未満 ” の患者群でも同様である.この所見は,透析導入後に B 型肝炎を新たに発症する患者が今なお一定数存在し続けていることを示唆している.

716 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 60 透析歴と HBs抗原陽性率,2007

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

3.5

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

3.5

1.69 1.80 1.892.14

2.312.51

3.21

2年未満2年~5年~10年~15年~20年~25年~

図 59 透析歴と HBs抗原陽性率,2018

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

1.18 1.241.35

1.56 1.61

1.86 1.941.80

2.37

2.02

2年未満2年~5年~10年~15年~20年~25年~30年~35年~40年~

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3.HCV抗体陽性率の推移本調査における HCV 抗体の初回調査は 1₉₉₉ 年である.この後 2₀₀₃ 年まで毎年調査され,2₀₀₄ 年と 2₀₀₅ 年は調

査されず,2₀₀6 年と 2₀₀₇ 年に再び調査された 2₃).この後長らく調査されなかったが,今回 11 年ぶりに調査された.図 61,補足表 60に HCV 抗体陽性率の年次推移を示す 22,2₅~2₉,₃1).HCV 抗体陽性率は以下の計算式で算出された; HCV 抗体陽性率=HCV 抗体陽性者数÷[HCV 抗体陽性者数+HCV 抗体陰性者数].HCV 抗体陽性率は 1₉₉₉ 年から 2₀₀₇ 年にかけて漸減傾向にあった.2₀18 年の HCV 抗体陽性率は ₄.₇% であり,2₀₀₇ 年の ₉.8% から大きく減少している.ここで,西暦年を x 軸,1₉₉₉ ~ 2₀₀₇ 年の ₇ 時点の HCV 抗体陽性率を y 軸にとり指数関数回帰してみた(図 62).その結果,2₀18 年の陽性率 ₄.₇% は “ 回帰線の延長線上 ” にほぼ位置していた.この所見は,透析患者全体の HCV 抗体陽性率がこの 2₀ 年間ほぼ一定のペースで減少し続けたことを示唆する所見として解釈できるかもしれない.しかしながら,次項に記す理由からこの結果をそのようには解釈できない可能性もある.

717わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 62 HCV抗体陽性率の推移(回帰分析)

1995 2000 2005 2010 2015 2020 年

0

5

10

15

20

(1999~2007年について)ln (y) = 122.3 - 0.05979xr-square = 0.996, p < 0.0001

図 61 HCV抗体陽性率の推移,1999-2018

0

5

10

15

20%

16.014.6 13.9

13.1 12.4

10.2 9.8

4.7

1999 2000 2001 200620032002 2007 2018 年

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4.透析歴と HCV抗体陽性率透析歴と HCV 抗体陽性率を図 63,補足表 61に示した.透析歴 2₅ 年未満の陽性率は透析歴によらず ₄.₀ ~ ₄.₇%

でほぼ一定値であるが,透析歴 2₅ 年以上では透析歴が長くなるに従い陽性率は直線的に増大している.2₀18 年の “2₅ 年前 ” は 1₉₉₃ 年である.すなわちこれは,透析導入年の 1₉₉₃ 年頃を境界として,これ以降に透析導入された患者の HCV 抗体陽性率が増大しなくなったことを示唆する.参考として前回 2₀₀₇ 年調査での透析歴と HCV 抗体陽性率を図 64,補足表 62に示した 2₉).2₀₀₇ 年調査では,透析歴 1₅ 年未満の陽性率は ₇.6 ~ ₇.₉% でほぼ一定値であるが,透析歴 1₅ 年以上では透析歴が長いほど陽性率が直線的に増大している.2₀₀₇ 年の 1₅ 年前は 1₉₉2 年である.すなわちこの結果も透析導入年の 1₉₉2 年頃を境界としてこれ以降に透析導入された患者の HCV 抗体陽性率が増大しなくなったことを示している.C 型肝炎ウイルスが発見されたのは 1₉8₉ 年であり ₃2,₃₃),この後輸血に伴う C型肝炎発症は激減した.また,透析患者の腎性貧血治療薬としてのエリスロポエチン製剤の本邦における医療保険適応は 1₉₉₀ 年であり,この後透析患者の貧血に対する輸血治療は激減したと考えられる.1₉₉2 ~ 1₉₉₃ 年を境界とする HCV 抗体陽性率の減少は,これらの透析患者の貧血治療環境改善を反映していると考えられる.

HBs 抗原でも記したように 2₀18 年調査の透析歴 1₀ ~ 2₄ 年の患者群は,2₀₀₇ 年調査の透析歴 ₀ ~ 1₄ 年の患者群とほぼ同じ患者群と考えられる.これら患者群の HCV 抗体陽性率は,2₀₀₇ 年調査では ₇.6 ~ ₇.8% であったのに対して,今回調査では ₄.1 ~ ₄.₇% であり,約 ₃ 分の 2 の値である.一旦陽性化した HCV 抗体は原則として陰性化しないと考えられる.ここで仮に,今回調査で HCV 抗体陽性率が低い原因を,HCV 抗体陽性者の死亡脱落として仮定してみる.もしそうであれば,透析歴が長くなるに従って陽性率は減少する傾向を生じると考えられる.しかし調査結果を見る限り,必ずしもそのような傾向は認められない.更に透析歴 1₀ 年未満の患者群の陽性率も ₄.₀ ~₄.₅% であり,透析歴 1₀ ~ 2₄ 年の患者群とほぼ同等の値である.従って,今回調査による 1₉₉2 ~ 1₉₉₃ 年以降に透析導入された患者群の HCV 抗体陽性率が前回の 2₀₀₇ 年調査値よりも低く観察された理由を,HCV 抗体陽性者の死亡脱落に求めることはできないと考えられる.今回調査による HCV 抗体陽性率が 2₀₀₇ 年調査時の値よりも低く観察された理由として “ この 1₀ 年間の HCV 抗体検査法の変化 ” あるいは “ 何らかの調査方法論的バイアス ” が考えられるかもしれない.

前項において,今回の 2₀18 年調査における透析患者全体の HCV 抗体陽性率は,“1₉₉₉ ~ 2₀₀₇ 年 ” の HCV 抗体陽性率推移から予測される値にほぼ一致することを示した.しかし,仮に現在の HCV 抗体陽性率は “ 何らかの理由 ” により 2₀₀₇ 年時点の検査法による HCV 抗体陽性率の “₃ 分の 2 程度の値 ” として観察されると仮定するなら,“1₉₉₉ ~ 2₀₀₇ 年の HCV 抗体陽性率の推移 ” から期待される 2₀18 年の陽性率は “ 予測値の約 ₃ 分の 2 の値 ”,すなわち ₃% 程度でなければならないことになる.しかし,実際に観察された陽性率は ₄.₇% である.したがって 2₀18年の透析患者全体での HCV 抗体陽性率は, “1₉₉₉ ~ 2₀₀₇ 年の HCV 抗体陽性率の推移 ” から予想されるほどには “ 低下していない ” として解釈すべきなのかもしれない.

718 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 64 透析歴と HCV抗体陽性率,2007

0

10

20

30

40

50

7.6 7.9 7.8 7.810.7

23.3

44.7

2年未満2年~5年~10年~15年~20年~25年~

図 63 透析歴と HCV抗体陽性率,2018

0

10

20

30

40

50

4.0 4.0 4.5 4.7 4.1 4.16.1

15.4

29.4

42.8

2年未満2年~5年~10年~15年~20年~25年~30年~35年~40年~

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5.HCV抗体と HCV-RNAHCV-RNA は,C 型肝炎ウイルス抗原の有無を反映する検査法である.図 65,補足表 63には今回調査で HCV 抗

体と HCV-RNA の両者が測定された ₉₀,₀2₃ 人について,HCV 抗体と HCV-RNA の分布を示した.HCV 抗体と HCVの両者とも陰性であったのは ₉2.6%,両者とも陽性であったのは 2.₇% であった.参考として前回 2₀₀₇ 年調査でのHCV 抗体と HCV-RNA の分布を図 66,補足表 64に示した(集計対象は 6₃,₀₉8 人).HCV 抗体と HCV-RNA の両者とも陰性であったのは 8₅.6%,両者とも陽性であったのは ₉.₀% である.すなわち,2₀18 年は 2₀₀₇ 年に比して “ 両者とも陰性 ” が ₇.₀ ポイント増加し, “ 両者とも陽性 ” が 6.₃ ポイント減少している.“ 両者とも陽性 ” については “₃分の 1 以下に減少した ” と表現した方が良いかもしれない.透析患者の C 型肝炎は長らく有効な治療法がない状況が続いていた.しかし 2₀1₅ 年に直接作用型抗ウイルス薬 (direct acting antivirals, DAAs) による治療がわが国の医療保険適応となり,現在では透析患者の C 型肝炎も治療できる時代へと移行している.2₀₀₇ 年から 2₀18 年の 11年間に “HCV 抗体と HCV-RNA が共に陽性 ” である患者の割合が激減したことには,DAAs の臨床適応が寄与した可能性がある.この仮説の妥当性を考察するために以下の集計を行った.

今回調査で HCV 抗体陽性者の中の HCV-RNA 回答者の割合は ₅₀.2% であったのに対して,HCV 抗体陰性者の中の HCV-RNA 回答者の割合は ₃2.₇% でしかない.すなわち HCV-RNA は HCV 抗体陰性者に対して測定されない傾向がある.したがって,“HCV 抗体陰性者の中で HCV-RNA 測定者が占める割合の変化 ” は HCV-RNA 陽性率にバイアスを生じる原因となる.すなわち,HCV 抗体陰性者の大部分は HCV-RNA 陰性であるため,HCV 抗体陰性者における HCV-RNA 測定者の割合が増加すると HCV-RNA 陰性者数が増加して HCV-RNA 陽性率が減少するバイアスを生じるのである.これを回避するため,各調査年の “HCV 抗体陽性者 ” のみについて HCV-RNA 陽性率を算出し,その推移を図 67に示した 22,2₅~2₉,₃1).2₀₀₃ 年までは年々増大,その後減少に転じている.試みに西暦年を x軸,陽性率を y 軸とした散布図を図 68に示す.2₀₀6 年から陽性率は既に減少傾向に転じているため,2₀18 年の陽性率が 2₀₀₇ 年以前の推移動向から予想されるよりも低値であるのか否か (すなわち DAAs の臨床適応が HCV-RNA 陽性者を減少させたのか否か) については,この図からだけでは判断し難い.

719わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 66 HCV抗体と HCV-RNA,2007

HCV-RNA-

HCV-RNA+

5.0 9.00.4

85.6

HCV 抗体+

HCV 抗体-

0

40

80

20

60

100%

全体に占める割合

図 68 HCV抗体陽性者における HCV-RNA陽性率の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

1995 2000 2005 2010 2015 2020 年

図 65 HCV抗体と HCV-RNA,2018

HCV-RNA-

HCV-RNA+

4.4 2.7

0.3

92.6

HCV 抗体+

HCV 抗体-

0

40

80

20

60

100%

全体に占める割合

図 67 HCV抗体陽性者における HCV-RNA陽性率の推移,1999-2018

0

20

40

60

80

1999 2000 2001 2002 2003 2006 2007 2018 年

48.152.8 53.9

71.6 74.267.6

64.0

37.5

Page 42: わが国の慢性透析療法の現況 › overview › file › 2018 › pdf › 2018all.pdf透析会誌52(12):679~754,2019 わが国の慢性透析療法の現況 (2018年12月31日現在)

6.ALT (GPT)HBs 抗原の陽性者と陰性者について ALT 値を集計した結果を図 69,補足表 65に示す.HBs 抗原陽性者の ALT

平均は 1₅.₄₉IU/L,陰性者の平均は 1₄.₅₇IU/L と平均は陰性者でやや低いが,患者分布には大きな差異を認めない.同様に HCV 抗体の陽性者と陰性者について ALT 値を集計した結果を図 70,補足表 66に示す.HCV 抗原陽性

者の ALT 平均は 16.₃6IU/L,陰性者の平均は 1₄.₅1IU/L と平均は陰性者でやや低いが,患者分布に大きな差異を認めない.

最後に HCV-RNA の陽性者と陰性者について ALT 値を集計した結果を図 71,補足表 67に示す(ただし集計対象は HCV 抗体陽性者のみ).HCV-RNA 陽性者の ALT 平均は 1₉.₀₉IU/L,陰性者の平均は 16.6₀IU/L と陽性者の平均は陰性者に比して高かった.患者分布においても,HCV-RNA 陽性者は陰性者に比して ALT 1₀IU/L 未満の患者割合が少なく,1₅ ~ ₅₉IU/L の患者割合が多かった.

720 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

図 69 HBs抗原と血清 ALT(GPT)値,2018

ALT (GPT, IU/L)

HBs 抗原-

HBs 抗原+

2.4 1.0 0.5 0.4 0.5 0.2

7.712.1

29.7

30.2

45.5

47.3

11.76.8

1.7 0.9 0.3 0.4 0.6 0.1

0

10

20

30

40

50

%

10 未満 10 ~ 15 ~ 20 ~ 30 ~ 40 ~ 60 ~ 100 ~ 200 ~ 400 ~

各層全体に占める割合

図 70 HCV抗体と血清 ALT(GPT)値,2018

ALT(GPT, IU/dL)

HCV 抗体-

HCV 抗体+

2.5 1.4 0.5 0.4 0.7 0.3

9.013.2

29.2

30.2

11.6

42.947.5

6.71.7 0.9 0.3 0.4 0.6 0.1

0

10

20

30

40

50

%

10 未満 10 ~ 15 ~ 20 ~ 30 ~ 40 ~ 60 ~ 100 ~ 200 ~ 400 ~

各層全体に占める割合

図 71 HCV抗体陽性者の HCV-RNAと血清 ALT(GPT)値,2018

ALT (GPT, IU/dL)

HCV-RNA-

HCV-RNA+

3.6 2.1 0.6 0.3 0.9 0.5

11.514.7

29.3

28.8

36.548.5

7.01.8 1.0 0.4 0.5 1.0 0.3

0

10

20

30

40

50

%

10 未満 10 ~ 15 ~ 20 ~ 30 ~ 40 ~ 60 ~ 100 ~ 200 ~ 400 ~

各層全体に占める割合

10.8

Page 43: わが国の慢性透析療法の現況 › overview › file › 2018 › pdf › 2018all.pdf透析会誌52(12):679~754,2019 わが国の慢性透析療法の現況 (2018年12月31日現在)

総  括

 ₂₀₁₈年のJRDR年次調査結果を総括すると,わが国の慢性透析患者数は₃₃₉,₈₄₁人と依然として増加しているが,その増加速度は徐々に低下してきている.平均年齢は ₆₈.₇₅ 歳で高齢化も依然として進行している.導入患者と年末患者の基礎疾患は変わらず,糖尿病が第 ₁ であるが,導入患者にしめる糖尿病性腎症の割合はここ数年頭打ちの状態である. わが国の透析液の生物学的水質は非常に高く,JSDT基準の遵守度も高い.一方化学的汚染基準については,₂₀₁₇年から調査が開始されたが,その遵守度は生物学的汚染基準に比較して低く,今後の持続的な啓発活動が必要である. ₂₀₁₂ 年の診療報酬改定から急速に増加してきた HDF 治療はさらに増加して,全透析患者の ₃₇.₀% に達した.腹膜透析と在宅血液透析は ₂₀₁₇ 年に比較して微増したが,両者を合わせた在宅透析の比率は依然として ₃.₀% と低かった.腹膜透析患者の約 ₂₀% は施設血液透析との併用であり,この割合はここ数年間で変化はなかった. 糖尿病治療の現状調査から,血糖管理の指標としてはグリコアルブミンを測定した施設が約 ₈₀% であり,HbA₁Cを測定していた施設は ₄₄%であり,₂₀₁₂ 年のガイドラインが浸透してきていることがうかがわれた.インスリンは回答のあった患者の ₂₆.₃% で使用されていたが,DPP-₄ 阻害薬はこれを上回る ₃₉.₇% で使用されていた. ₂₀₁₈ 年調査における認知症の合併は ₁₀.₈% に認められ,年齢が上がるにつれてその頻度が増し,₇₅ 歳以上では₂₂.₇% に達した.この頻度は ₂₀₀₉ 年調査,₂₀₁₀ 年調査とほとんど同じであった. 生活活動度は年齢が高くなるに従って低下し,₇₅歳以上の患者では約₂₅%が₁日の₅₀%以上就寝する生活であった.運動習慣はどの年齢層でも ₆₀~₈₀%が「なし,ほとんどなし」であった. 肝炎ウイルスに関する調査では,HBs 抗原陽性率は,₁₉₉₉ 年の ₂.₀₉% から ₂₀₁₈ 年は ₁.₃₈% と低下,HCV 抗体陽性率は同様に ₁₆.₀% から ₄.₇% に大きく低下した. ₂₀₁₈ 年調査においては,従来の調査項目に加えて,上記の糖尿病,認知症,日常活動度などの詳細な調査が行われた.これらは将来の併発病態の変化を念頭において,今後望まれる透析治療のあり方を考察するために調査されたものである.これらの詳しい解析結果は今後,本報告書とは別な形で報告される予定である.

■地域協力委員(敬称略)(北海道)前野七門,(北海道)河田哲也,(青森)大山 力,(岩手)清野耕治,(宮城)佐藤壽伸,(秋田)佐藤 滋,(山形)伊東 稔,(福島)風間順一郎,(茨城)植田敦志,(栃木)齋藤 修,(群馬)安藤哲郎,(埼玉)小川智也,(埼玉)熊谷裕生,(千葉)寺脇博之,(東京)安藤亮一,(東京)阿部雅紀,(東京)柏木哲也,(東京)濱田千江子,(神奈川)柴垣有吾,(神奈川)平和伸仁,(新潟)島田久基,(富山)石田陽一,(石川)横山 仁,(福井)宮崎良一,(山梨)深澤瑞也,(長野)上條祐司,(岐阜)松岡哲平,(静岡)加藤明彦,(静岡)森 典子,(愛知)伊藤恭彦,(愛知)春日弘毅,(三重)小薮助成,(滋賀)有村徹朗,(京都)橋本哲也,(大阪)稲葉雅章,(大阪)林 晃正,(大阪)山川智之,(兵庫)西 慎一,(兵庫)藤森 明,(奈良)米田龍生,(和歌山)根木茂雄,(鳥取)中岡明久,(島根)伊藤孝史,(岡山)杉山 斉,(広島)正木崇生,(山口)新田 豊,(徳島)岡田一義,(香川)山中正人, (愛媛)菅 政治,(高知)大田和道,(福岡)田村雅仁,(福岡)満生浩司,(佐賀)池田裕次,(長崎)錦戸雅春,(熊本)宮田 昭,(大分)友 雅司,(宮崎)藤元昭一,(鹿児島)野﨑 剛,(沖縄)大城吉則

文献 ₁) 中井滋.日本透析医学会統計調査の歴史.透析会誌 ₂₀₁₀; ₄₃: ₁₁₉⊖₅₂. ₂) 政金生人.透析療法の動向~統計調査から見えてくるもの~.透析会誌 ₂₀₁₆; ₄₉: ₂₁₁⊖₈. ₃) 和田篤志,新田孝作,花房規男,他.WADDA system の使用法と有効活用.透析会誌 ₂₀₁₉; ₅₂: ₆₇₃⊖₈. ₄) 厚生労働省,文部科学省.「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」 http://www.lifescience.mext.go.jp/files/pdf/n₁₄₄₃_₀₁.pdf(₂₀₁₉.₁₁.₁₅ 最終アクセス) ₅) 厚生労働省, 文部科学省.「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(平成 ₂₉ 年 ₂ 月 ₂₈ 日一部改正)」 https://www.lifescience.mext.go.jp/files/pdf/n₁₈₅₉_₀₁.pdf (₂₀₁₉.₁₁.₁₅ 最終アクセス)

721わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

Page 44: わが国の慢性透析療法の現況 › overview › file › 2018 › pdf › 2018all.pdf透析会誌52(12):679~754,2019 わが国の慢性透析療法の現況 (2018年12月31日現在)

₆) 日本透析医学会. http://www.jsdt.or.jp/info/₂₅₁₀.html (₂₀₁₉.₁₁.₁₅ 最終アクセス) ₇) 中井滋,若井建志,山縣邦弘,井関邦敏,椿原美治.わが国の慢性維持透析人口将来推計の試み.透析会誌 ₂₀₁₂; ₄₅:

₅₉₉⊖₆₁₃. ₈) Chapter ₁₁: International Comparison, the ₂₀₁₈ USRDS Annual Data Report. Washington: United States Renal Data

System, ₂₀₁₈ https://www.usrds.org/₂₀₁₈/view/v₂_₁₁.aspx(₂₀₁₉.₉.₃ 最終アクセス) ₉) 新田孝作,政金生人,花房規男,他.わが国の慢性透析療法の現況(₂₀₁₇ 年 ₁₂ 月 ₃₁ 日現在).透析会誌 ₂₀₁₈; ₅₁:

₆₉₉⊖₇₆₆. ₁₀) 秋葉隆,川西秀樹,峰島三千男,他.透析液水質基準と血液浄化器性能評価基準 ₂₀₀₈.透析会誌 ₂₀₀₈; ₄₁: ₁₅₉⊖₆₇. ₁₁) 峰島三千男,川西秀樹,阿瀬智暢,川崎忠行,友雅司,中元秀友.₂₀₁₆年版透析液水質基準.透析会誌 ₂₀₁₆; ₄₉: ₆₉₇⊖₇₂₅. ₁₂) 日本透析医学会. 血液透析患者の糖尿病治療ガイド ₂₀₁₂. 透析会誌 ₂₀₁₃; ₄₆: ₃₁₁⊖₅₇.₁₃) 日本透析医学会. わが国の慢性透析療法の現況(₂₀₁₃ 年 ₁₂ 月 ₃₁ 日現在).透析会誌 ₂₀₁₅; ₄₈: ₁⊖₃₂.₁₄) World Health Organization. International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems. ₁₀th Revision.

Geneva: World Health Organization; ₁₉₉₃.₁₅) 日本神経学会. 認知症疾患診療ガイドライン ₂₀₁₇. 東京: 医学書院, ₂₀₁₇.₁₆) Moser VA, Pike CJ. Obesity and sex interact in the regulation of Alzheimer's disease. Neurosci Biobehav Rev ₂₀₁₆;

₆₇: ₁₀₂⊖₁₈.₁₇) 日本透析医学会. わが国の慢性透析療法の現況(₂₀₁₀ 年 ₁₂ 月 ₃₁ 日現在 CD-ROM 版). 東京:日本透析医学会,₂₀₁₁. ₁₈) 日本透析医学会. わが国の慢性透析療法の現況(₂₀₀₉ 年 ₁₂ 月 ₃₁ 日現在 CD-ROM 版). 東京:日本透析医学会,₂₀₁₀.₁₉) Kopf D, Frölich L. Risk of incident Alzheimer's disease in diabetic patients: a systematic review of prospective trials. J

Alzheimers Dis ₂₀₀₉; ₁₆: ₆₇₇⊖₈₅.₂₀) Nakai S, Wakai K, Kanda E, Kawaguchi K, Sakai K, Kitaguchi N. Is hemodialysis itself a risk factor for dementia? An

analysis of nationwide registry data of patients on maintenance hemodialysis in Japan. Renal Replacement Therapy ₂₀₁₈; ₄ https://doi.org/₁₀.₁₁₈₆/s₄₁₁₀₀-₀₁₈-₀₁₅₄-y.

₂₁) 日本透析医学会. わが国の慢性透析療法の現況(₁₉₉₈ 年 ₁₂ 月 ₃₁ 日現在). 名古屋:日本透析医学会,₁₉₉₉.₂₂) 日本透析医学会. わが国の慢性透析療法の現況(₂₀₀₂ 年 ₁₂ 月 ₃₁ 日現在). 東京:日本透析医学会,₂₀₀₃.₂₃) 椿原美治 編, 中井滋 執筆責任. 透析医学会統計調査がわかる逆引き事典. 大阪:医薬ジャーナル社,₂₀₁₄.₂₄) 小高通夫. 現況に関する全国アンケート報告. 人工透析研究会会誌 ₁₉₇₂; ₅: ₁₈₄⊖₈.₂₅) 日本透析医学会. わが国の慢性透析療法の現況(₁₉₉₉ 年 ₁₂ 月 ₃₁ 日現在). 名古屋:日本透析医学会,₂₀₀₀.₂₆) 日本透析医学会. わが国の慢性透析療法の現況(₂₀₀₀ 年 ₁₂ 月 ₃₁ 日現在). 東京:日本透析医学会,₂₀₀₁.₂₇) 日本透析医学会. わが国の慢性透析療法の現況(₂₀₀₁ 年 ₁₂ 月 ₃₁ 日現在). 東京:日本透析医学会,₂₀₀₂.₂₈) 日本透析医学会. わが国の慢性透析療法の現況(₂₀₀₆ 年 ₁₂ 月 ₃₁ 日現在 CD-ROM 版). 東京:日本透析医学会,₂₀₀₇.₂₉) 日本透析医学会. わが国の慢性透析療法の現況(₂₀₀₇ 年 ₁₂ 月 ₃₁ 日現在 CD-ROM 版). 東京:日本透析医学会,₂₀₀₈.₃₀) Akita T, Tanaka J, Satake M, et al. Meta-regression analysis of sex-and birth year-specific prevalence of HBsAg and

anti-HCV among un-.diagnosed Japanese: Data from the first-time blood donors, periodical health checkup, and the comprehensive health checkup with lifestyle education (Ningen Dock). J Epidemiol ₂₀₁₉ Aug ₂₄. doi: ₁₀.₂₁₈₈/jea.JE₂₀₁₉₀₀₅₅.

₃₁) 日本透析医学会. わが国の慢性透析療法の現況(₂₀₀₃ 年 ₁₂ 月 ₃₁ 日現在 CD-ROM 版). 東京:日本透析医学会,₂₀₀₄.₃₂) Choo QL, Kuo G, Weiner AJ, Overby LR, Bradley DW, Houghton M. Isolation of a cDNA clone derived from a blood-

borne non-A, non-B viral hepatitis genome. Science ₁₉₈₉; ₂₄₄: ₃₅₉⊖₆₂.₃₃) Kuo G, Choo QL, Alter HJ, et al. An assay for circulating antibodies to a major etiologic virus of human non-A, non-B

hepatitis. Science ₁₉₈₉; ₂₄₄: ₃₆₂⊖₄.

722 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

Page 45: わが国の慢性透析療法の現況 › overview › file › 2018 › pdf › 2018all.pdf透析会誌52(12):679~754,2019 わが国の慢性透析療法の現況 (2018年12月31日現在)

補足表 1 慢性透析患者数(1968-2018)と有病率(人口100万対比,1983-2018)および透析コンソール台数(1966-2018)の推移※4月 ★8月

年 1966/12 1968 1969 1970 1971 1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979 1980 1981 1982

透析コンソール台数 48 105★ 206★ 606 1,575 3,022 4,986 5,515 7,246 9,204 10,545 12,569 16,519 18,963 21,032 22,939

慢性透析患者数 - 215※ 301※ 949 1,826 3,631 6,148 9,245 13,059 18,010 22,579 27,048 32,331 36,397 42,223 47,978

年 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000

透析コンソール台数 24,474 26,558 28,715 30,846 33,527 36,447 34,099 40,723 45,682 49,650 53,262 58,561 59,715 63,742 66,880 69,733 75,448 79,709

慢性透析患者数 53,017 59,811 66,310 73,537 80,553 88,534 83,221 103,296 116,303 123,926 134,298 143,709 154,413 167,192 175,988 185,322 197,213 206,134

人口100万人対患者数 443.7 497.5 547.8 604.4 658.8 721.1 790.0 835.7 937.6 995.8 1,076.4 1,149.4 1,229.7 1,328.4 1,394.9 1,465.2 1,556.7 1,624.1

年 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

透析コンソール台数 83,914 89,070 92,710 97,366 100,552 104,382 108,583 111,998 114,979 118,622 121,863 125,003 128,150 131,555 133,538 135,211 137,248 139,887

慢性透析患者数 219,183 229,538 237,710 248,166 257,765 264,473 275,242 283,421 290,661 298,252 304,856 310,007 314,438 320,448 324,986 329,609 334,505 339,841

人口100万人対患者数 1,721.9 1,801.2 1,862.7 1,943.5 2,017.6 2,069.9 2,154.2 2,219.6 2,279.5 2,329.1 2,385.4 2,431.1 2,470.1 2,521.6 2,557.0 2,596.7 2,640.0 2,687.7

(施設調査による集計)

補足表 2 導入患者数および死亡患者数の推移,1983-2018年 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000

年間導入患者数 11,348 12,606 13,416 14,175 14,699 16,470 14,174 18,411 20,877 22,475 23,874 24,296 26,398 28,409 28,870 29,641 31,483 32,018

年間死亡者数 4,538 5,000 5,770 6,296 6,581 7,765 6,766 8,939 9,722 11,621 12,143 13,187 14,406 15,174 16,102 16,687 18,524 18,938

慢性透析患者数 53,017 59,811 66,310 73,537 80,553 88,534 83,221 103,296 116,303 123,926 134,298 143,709 154,413 167,192 175,988 185,322 197,213 206,134

年 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

年間導入患者数 33,243 33,710 33,966 35,084 36,063 36,373 36,934 38,180 37,566 37,512 38,613 38,055 38,095 38,327 39,462 39,344 40,959 40,468

年間死亡者数 19,850 20,614 21,672 22,715 23,983 24,034 25,253 27,266 27,646 28,882 30,743 30,710 30,751 30,707 31,068 31,790 32,532 33,863

慢性透析患者数 219,183 229,538 237,710 248,166 257,765 264,473 275,242 283,421 290,661 298,252 304,856 310,007 314,438 320,448 324,986 329,609 334,505 339,841

(施設調査による集計)

補 足 表

723わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

Page 46: わが国の慢性透析療法の現況 › overview › file › 2018 › pdf › 2018all.pdf透析会誌52(12):679~754,2019 わが国の慢性透析療法の現況 (2018年12月31日現在)

補足表 3 慢性透析患者 年齢と性別,2018年齢 男性(%) 女性(%) 合計(%) 記載なし 総計(%)

5 歳未満 21 (0.0) 20 (0.0) 41 (0.0) 0 41 (0.0)

5 歳~ 17 (0.0) 11 (0.0) 28 (0.0) 0 28 (0.0)

10 歳~ 13 (0.0) 6 (0.0) 19 (0.0) 0 19 (0.0)

15 歳~ 34 (0.0) 34 (0.0) 68 (0.0) 0 68 (0.0)

20 歳~ 147 (0.1) 75 (0.1) 222 (0.1) 0 222 (0.1)

25 歳~ 383 (0.2) 172 (0.2) 555 (0.2) 0 555 (0.2)

30 歳~ 987 (0.5) 440 (0.4) 1,427 (0.4) 0 1,427 (0.4)

35 歳~ 2,287 (1.1) 1,007 (0.9) 3,294 (1.0) 0 3,294 (1.0)

40 歳~ 5,296 (2.5) 2,128 (1.9) 7,424 (2.3) 0 7,424 (2.3)

45 歳~ 10,064 (4.7) 3,971 (3.5) 14,035 (4.3) 0 14,035 (4.3)

50 歳~ 14,205 (6.6) 5,720 (5.1) 19,925 (6.1) 0 19,925 (6.1)

55 歳~ 17,330 (8.1) 7,406 (6.5) 24,736 (7.6) 0 24,736 (7.6)

60 歳~ 22,756 (10.6) 10,697 (9.4) 33,453 (10.2) 0 33,453 (10.2)

65 歳~ 34,614 (16.2) 17,450 (15.4) 52,064 (15.9) 0 52,064 (15.9)

70 歳~ 35,759 (16.7) 18,559 (16.4) 54,318 (16.6) 0 54,318 (16.6)

75 歳~ 31,128 (14.5) 17,708 (15.6) 48,836 (14.9) 0 48,836 (14.9)

80 歳~ 23,358 (10.9) 14,507 (12.8) 37,865 (11.6) 0 37,865 (11.6)

85 歳~ 12,065 (5.6) 9,462 (8.4) 21,527 (6.6) 0 21,527 (6.6)

90 歳~ 3,272 (1.5) 3,395 (3.0) 6,667 (2.0) 0 6,667 (2.0)

95 歳~ 342 (0.2) 490 (0.4) 832 (0.3) 0 832 (0.3)

合計 214,078 (100.0) 113,258 (100.0) 327,336 (100.0) 0 327,336 (100.0)

不明 0 0 0 0 0

記載なし 0 0 0 0 0

総計 214,078 113,258 327,336 0 327,336

平均 67.96 70.26 68.75 68.75

標準偏差 12.42 12.50 12.50 12.50

(患者調査による集計)

補足表 4 慢性透析患者 平均年齢の推移,1983-2018年 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000

慢性透析患者 平均年齢 48.25 49.22 50.27 51.11 52.08 52.95 53.75 54.53 55.29 55.98 56.65 57.31 57.96 58.63 59.23 59.93 60.55 61.19

年 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

慢性透析患者 平均年齢 61.60 62.19 62.75 63.32 63.88 64.38 64.87 65.33 65.76 66.21 66.55 66.87 67.21 67.54 67.86 68.15 68.43 68.75

(患者調査による集計)

724 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

Page 47: わが国の慢性透析療法の現況 › overview › file › 2018 › pdf › 2018all.pdf透析会誌52(12):679~754,2019 わが国の慢性透析療法の現況 (2018年12月31日現在)

補足表 5 慢性透析患者 年齢分布の推移,1982-2018年 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000

~19歳 849 683 628 527 517 587 505 438 470 606 580 576 596 579 555 546 516 473 417

20~29歳 3,050 3,060 2,972 2,900 2,758 2,927 2,703 2,512 2,656 2,985 2,947 3,001 3,153 3,125 3,240 3,177 3,028 2,846 2,809

30~39歳 9,378 10,191 10,790 11,490 11,695 12,285 11,089 9,782 9,611 9,913 9,426 9,340 9,123 8,984 8,842 8,934 8,857 8,541 8,953

40~49歳 10,668 12,030 13,399 14,609 15,493 18,495 19,671 20,011 22,088 25,169 25,751 26,510 27,355 28,420 29,267 28,019 26,087 23,958 23,371

50~59歳 9,835 11,783 13,512 15,648 17,418 21,196 22,221 22,254 25,259 30,444 32,392 35,043 37,711 39,047 41,068 43,463 46,401 48,113 51,868

60~64歳 3,346 4,101 5,086 6,094 6,931 8,943 9,922 10,496 12,296 15,045 16,596 18,069 20,056 21,817 23,550 25,052 25,838 25,965 28,155

65~69歳 2,633 3,107 3,628 4,469 5,066 6,382 7,177 7,837 9,388 12,060 13,566 15,612 17,600 19,572 21,635 23,484 25,160 26,208 29,022

70~74歳 1,657 2,232 2,788 3,437 3,975 4,899 5,339 5,497 6,669 8,370 9,371 10,756 12,450 14,016 16,277 18,597 20,607 22,066 25,001

75~79歳 668 955 1,258 1,662 2,021 2,896 3,377 3,853 4,608 5,891 6,550 7,350 8,126 9,200 10,471 11,738 13,282 14,657 16,953

80~89歳 180 256 369 541 725 1,179 1,430 1,730 2,384 3,252 3,872 4,787 6,003 7,052 8,366 9,344 10,650 11,679 13,978

90 歳~ 2 4 10 12 14 43 52 62 68 92 124 181 219 313 354 473 599 724 933

年 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

~19歳 388 389 308 274 253 227 232 215 215 179 183 215 210 226 207 188 171 156

20~29歳 2,572 2,427 2,246 2,039 1,842 1,653 1,571 1,454 1,346 1,260 1,221 1,119 1,027 928 866 816 834 777

30~39歳 8,910 8,896 8,860 8,681 8,228 8,371 8,235 7,960 7,687 7,312 7,009 6,674 6,251 5,789 5,459 5,206 4,891 4,721

40~49歳 22,601 21,895 21,227 20,454 19,798 19,530 20,203 20,385 20,690 20,999 21,360 21,534 21,837 21,901 21,674 22,365 21,842 21,459

50~59歳 53,261 54,600 55,504 55,390 55,779 56,711 55,424 52,730 49,874 47,261 45,802 44,593 43,933 43,263 43,064 43,195 44,003 44,661

60~64歳 29,890 31,358 33,417 34,975 33,666 33,492 36,939 39,849 42,982 46,894 48,955 47,162 44,032 40,352 37,925 36,197 34,129 33,453

65~69歳 30,473 32,733 33,747 34,759 35,290 37,469 39,521 41,922 43,932 43,160 42,203 45,664 49,118 52,259 55,981 58,289 55,199 52,064

70~74歳 26,212 28,638 30,564 32,198 33,966 35,862 38,861 40,096 41,173 42,638 44,581 45,430 47,622 49,367 47,728 47,143 50,604 54,318

75~79歳 18,466 20,961 23,248 25,272 26,767 28,552 31,638 33,565 35,605 37,951 39,700 41,255 41,937 42,251 43,032 45,215 46,053 48,836

80~89歳 15,034 16,785 18,714 20,639 22,765 25,663 29,090 32,133 35,174 38,028 40,681 43,578 46,210 48,746 51,716 54,398 57,116 59,392

90 歳~ 984 1,284 1,550 1,824 2,100 2,363 2,636 2,924 3,301 3,762 4,036 4,314 4,736 5,005 5,560 6,095 6,674 7,499

(患者調査による集計)

補足表 6 慢性透析患者 透析歴と性別,2018透析歴 男性(%) 女性(%) 合計(%) 記載なし 総計(%)

5 年未満 106,304 (49.7) 49,063 (43.4) 155,367 (47.5) 0 155,367 (47.5)

5 年~ 53,895 (25.2) 27,224 (24.1) 81,119 (24.8) 0 81,119 (24.8)

10 年~ 25,823 (12.1) 15,045 (13.3) 40,868 (12.5) 0 40,868 (12.5)

15 年~ 13,104 (6.1) 9,254 (8.2) 22,358 (6.8) 0 22,358 (6.8)

20 年~ 7,121 (3.3) 5,625 (5.0) 12,746 (3.9) 0 12,746 (3.9)

25 年~ 3,811 (1.8) 3,429 (3.0) 7,240 (2.2) 0 7,240 (2.2)

30 年~ 2,125 (1.0) 1,974 (1.7) 4,099 (1.3) 0 4,099 (1.3)

35 年~ 1,152 (0.5) 1,043 (0.9) 2,195 (0.7) 0 2,195 (0.7)

40 年~ 546 (0.3) 516 (0.5) 1,062 (0.3) 0 1,062 (0.3)

合計 213,881(100.0) 113,173(100.0) 327,054(100.0) 0 327,054(100.0)

不明 197 85 282 0 282

記載なし 0 0 0 0 0

総計 214,078 113,258 327,336 0 327,336

平均 6.82 8.32 7.34 7.34

標準偏差 7.23 8.36 7.67 7.67

(患者調査による集計)最長透析歴 50 年 4 か月

725わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

Page 48: わが国の慢性透析療法の現況 › overview › file › 2018 › pdf › 2018all.pdf透析会誌52(12):679~754,2019 わが国の慢性透析療法の現況 (2018年12月31日現在)

補足表 7 慢性透析患者 透析歴分布の推移,1988-2018年 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003

~4 年 47,087 46,617 52,327 63,584 65,835 71,547 77,690 82,757 89,049 93,402 97,230 99,120 106,993 107,803 113,075 117,116

5~9 年 22,423 22,238 24,472 27,709 29,775 31,340 33,162 35,145 37,524 39,781 42,163 43,365 47,792 50,888 53,766 56,169

10~14 年 11,783 12,285 13,704 15,418 16,438 17,102 18,228 18,934 19,820 20,604 21,052 21,150 22,826 24,050 25,376 26,710

15~19 年 2,441 3,485 5,089 6,974 8,429 9,479 10,436 11,142 11,755 12,193 12,600 12,594 13,199 13,765 14,206 14,463

20~24 年 28 95 242 566 1,170 2,001 3,035 4,202 5,364 6,308 6,952 7,342 8,024 8,450 8,765 8,992

25 年~ 0 0 0 2 8 23 75 193 448 874 1,485 2,114 3,076 4,080 5,008 5,996

年 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

~4 年 120,159 121,803 124,576 130,708 133,827 136,934 139,371 141,076 143,360 145,064 146,085 148,017 150,706 152,416 155,367

5~9 年 58,357 59,295 62,117 66,076 68,617 71,251 73,320 75,073 75,991 77,197 77,862 77,801 79,145 79,590 81,119

10~14 年 27,738 28,550 30,318 32,270 33,696 35,074 36,338 37,588 38,547 39,490 40,032 40,060 40,556 40,397 40,868

15~19 年 14,453 14,605 15,419 16,472 17,265 18,111 18,852 19,534 20,238 20,874 21,213 21,555 22,094 22,239 22,358

20~24 年 9,034 8,838 9,252 9,603 9,815 9,876 10,335 10,629 11,015 11,421 11,802 12,031 12,484 12,536 12,746

25 年~ 6,865 7,422 8,275 9,227 10,017 10,750 11,233 11,835 12,307 12,766 13,028 13,360 13,829 14,133 14,596

(患者調査による集計)

補足表 8 慢性透析患者 原疾患と性別,2018男性(%) 女性(%) 合計(%) 記載なし 総計(%)

慢性糸球体腎炎 53,357 (24.9) 34,241 (30.2) 87,598 (26.8) 0 87,598 (26.8)

慢性腎盂腎炎 971 (0.5) 1,007 (0.9) 1,978 (0.6) 0 1,978 (0.6)

間質性腎炎 412 (0.2) 506 (0.4) 918 (0.3) 0 918 (0.3)

急速進行性糸球体腎炎 1,486 (0.7) 1,475 (1.3) 2,961 (0.9) 0 2,961 (0.9)

その他の分類不能の腎炎 689 (0.3) 485 (0.4) 1,174 (0.4) 0 1,174 (0.4)

多発性嚢胞腎 6,510 (3.0) 5,414 (4.8) 11,924 (3.6) 0 11,924 (3.6)

遺伝性疾患 419 (0.2) 233 (0.2) 652 (0.2) 0 652 (0.2)

腎硬化症 23,801 (11.1) 11,658 (10.3) 35,459 (10.8) 0 35,459 (10.8)

悪性高血圧 2,009 (0.9) 896 (0.8) 2,905 (0.9) 0 2,905 (0.9)

妊娠高血圧症候群 0 (0.0) 1,379 (1.2) 1,379 (0.4) 0 1,379 (0.4)

糖尿病性腎症 91,467 (42.7) 36,278 (32.0) 127,745 (39.0) 0 127,745 (39.0)

自己免疫性疾患に伴う腎炎 653 (0.3) 1,391 (1.2) 2,044 (0.6) 0 2,044 (0.6)

アミロイドーシスによる腎障害 172 (0.1) 231 (0.2) 403 (0.1) 0 403 (0.1)

痛風腎 923 (0.4) 137 (0.1) 1,060 (0.3) 0 1,060 (0.3)

腎・尿路結核 75 (0.0) 77 (0.1) 152 (0.0) 0 152 (0.0)

ウイルス感染症に伴う腎疾患 37 (0.0) 16 (0.0) 53 (0.0) 0 53 (0.0)

腎・尿路結石 377 (0.2) 205 (0.2) 582 (0.2) 0 582 (0.2)

腎・尿路腫瘍 730 (0.3) 209 (0.2) 939 (0.3) 0 939 (0.3)

閉塞性尿路障害・排尿障害 535 (0.2) 271 (0.2) 806 (0.2) 0 806 (0.2)

パラプロテイン血症(骨髄腫等) 138 (0.1) 97 (0.1) 235 (0.1) 0 235 (0.1)

急性腎障害 229 (0.1) 137 (0.1) 366 (0.1) 0 366 (0.1)

外因性腎障害 207 (0.1) 89 (0.1) 296 (0.1) 0 296 (0.1)

先天性腎尿路異常 385 (0.2) 232 (0.2) 617 (0.2) 0 617 (0.2)

原疾患不明 22,078 (10.3) 12,876 (11.4) 34,954 (10.7) 0 34,954 (10.7)

移植後再導入 1,441 (0.7) 750 (0.7) 2,191 (0.7) 0 2,191 (0.7)

その他 4,977 (2.3) 2,968 (2.6) 7,945 (2.4) 0 7,945 (2.4)

合計 214,078(100.0) 113,258(100.0) 327,336(100.0) 0 327,336 (100.0)

記載なし 0 0 0 0 0

総計 214,078 113,258 327,336 0 327,336

(患者調査による集計)

726 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

Page 49: わが国の慢性透析療法の現況 › overview › file › 2018 › pdf › 2018all.pdf透析会誌52(12):679~754,2019 わが国の慢性透析療法の現況 (2018年12月31日現在)

補足表 9 慢性透析患者 原疾患割合の推移,1983-2018年 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000

糖尿病性腎症 7.4 8.4 9.4 10.5 11.7 12.8 14.0 14.9 16.4 17.1 18.2 19.2 20.4 21.6 22.7 24.0 25.1 26.0

慢性糸球体腎炎 74.5 72.1 72.3 70.6 69.4 67.9 65.9 64.1 61.7 60.4 58.8 57.7 56.6 55.4 54.1 52.5 51.1 49.7

腎硬化症 1.5 1.7 1.9 2.0 2.1 2.1 2.3 2.6 2.9 3.1 3.4 3.6 3.8 4.0 4.2 4.4 4.5 4.8

多発性囊胞腎 2.7 2.9 3.0 3.1 3.1 3.2 3.2 3.3 3.3 3.3 3.3 3.2 3.2 3.2 3.2 3.2 3.2 3.2

慢性腎盂腎炎,間質性腎炎 3.1 3.3 2.6 2.4 2.4 2.3 2.2 2.2 2.1 2.0 1.9 1.8 1.7 1.6 1.6 1.5 1.5 1.4

急速進行性糸球体腎炎 0.5 0.4 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.6 0.6 0.6 0.6

自己免疫性疾患に伴う腎炎 0.8 0.8 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 1.0 1.1 1.1 1.1 1.1 1.1 1.1 1.1 1.1 1.1 1.0

不明 2.2 2.3 2.3 2.5 2.6 2.5 2.6 2.6 2.9 2.9 2.9 3.1 3.2 3.6 3.9 4.2 4.4 5.0

年 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

糖尿病性腎症 27.2 28.1 29.2 30.2 31.4 32.3 33.4 34.2 35.1 35.9 36.7 37.1 37.6 38.1 38.4 38.8 39.0 39.0

慢性糸球体腎炎 49.6 48.2 46.6 45.1 43.6 42.2 40.4 39.0 37.6 36.2 34.8 33.6 32.4 31.3 29.8 28.8 27.8 26.8

腎硬化症 5.0 5.1 5.3 5.7 5.9 6.2 6.5 6.8 7.1 7.5 7.9 8.3 8.7 9.1 9.5 9.9 10.3 10.8

多発性囊胞腎 3.3 3.3 3.3 3.4 3.3 3.4 3.4 3.4 3.4 3.4 3.4 3.4 3.5 3.5 3.6 3.6 3.6 3.6

慢性腎盂腎炎,間質性腎炎 1.4 1.3 1.3 1.3 1.2 1.2 1.2 1.1 1.1 1.1 1.0 1.0 1.0 1.0 0.9 0.9 0.9 0.9

急速進行性糸球体腎炎 0.6 0.6 0.6 0.6 0.6 0.6 0.7 0.7 0.7 0.7 0.7 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 0.9 0.9

自己免疫性疾患に伴う腎炎 1.0 1.0 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 0.7 0.7 0.7 0.7 0.7 0.6

不明 5.6 5.9 6.3 6.4 6.6 7.0 7.4 7.6 7.7 8.0 8.2 8.5 8.7 8.9 9.5 9.8 10.2 10.7

(患者調査による集計)

補足表 10 慢性透析患者 死亡原因と性別,2018死因 男性(%) 女性(%) 合計(%) 記載なし 総計(%)

心不全 4,677 (22.7) 2,624 (24.9) 7,301 (23.5) 0 7,301 (23.5)

脳血管障害 1,156 (5.6) 701 (6.7) 1,857 (6.0) 0 1,857 (6.0)

感染症 4,584 (22.3) 2,056 (19.5) 6,640 (21.3) 0 6,640 (21.3)

消化管出血 241 (1.2) 145 (1.4) 386 (1.2) 0 386 (1.2)

悪性腫瘍 1,903 (9.2) 706 (6.7) 2,609 (8.4) 0 2,609 (8.4)

悪液質/尿毒症/老衰等 993 (4.8) 792 (7.5) 1,785 (5.7) 0 1,785 (5.7)

心筋梗塞 827 (4.0) 306 (2.9) 1,133 (3.6) 0 1,133 (3.6)

カリウム中毒/頓死 416 (2.0) 185 (1.8) 601 (1.9) 0 601 (1.9)

肝硬変症 137 (0.7) 62 (0.6) 199 (0.6) 0 199 (0.6)

自殺/拒否 122 (0.6) 55 (0.5) 177 (0.6) 0 177 (0.6)

腸閉塞 167 (0.8) 143 (1.4) 310 (1.0) 0 310 (1.0)

血液疾患 80 (0.4) 52 (0.5) 132 (0.4) 0 132 (0.4)

肺疾患 580 (2.8) 214 (2.0) 794 (2.6) 0 794 (2.6)

災害・事故死 109 (0.5) 34 (0.3) 143 (0.5) 0 143 (0.5)

その他 2,007 (9.8) 1,294 (12.3) 3,301 (10.6) 0 3,301 (10.6)

不明 2,581 (12.5) 1,168 (11.1) 3,749 (12.0) 0 3,749 (12.0)

合計 20,580(100.0) 10,537(100.0) 31,117(100.0) 0 31,117(100.0)

記載なし 0 0 0 0 0

総計 20,580 10,537 31,117 0 31,117

(患者調査による集計)

727わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

Page 50: わが国の慢性透析療法の現況 › overview › file › 2018 › pdf › 2018all.pdf透析会誌52(12):679~754,2019 わが国の慢性透析療法の現況 (2018年12月31日現在)

補足表 11 慢性透析患者 死亡原因割合の推移,1983-2018年 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000

心不全 30.3 30.5 31.3 33.2 32.7 36.5 33.4 30.4 30.5 31.1 29.9 28.2 25.4 24.1 23.9 24.1 24.3 23.2

感染症 11.0 11.5 11.5 12.0 12.0 12.2 11.7 11.6 12.1 11.3 12.2 12.6 13.8 14.6 14.9 15.0 16.3 16.6

脳血管障害 14.2 15.4 14.2 14.0 14.2 12.9 13.2 13.9 13.7 13.6 13.5 14.1 13.5 12.9 12.6 12.1 11.3 11.3

悪性腫瘍 7.7 6.9 6.4 6.9 5.8 6.9 7.6 8.2 7.6 7.1 7.4 7.3 7.2 7.7 8.1 7.7 7.6 8.3

心筋梗塞 5.3 4.8 5.3 6.1 6.0 5.4 5.3 5.8 5.8 5.8 5.7 7.1 7.5 7.4 8.4 7.9 7.4 7.0

年 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

心不全 25.5 25.1 25.0 25.1 25.8 24.9 24.0 23.7 23.6 27.0 26.6 27.2 26.8 26.3 26.0 25.7 24.0 23.5

感染症 16.3 15.9 18.5 18.8 19.2 19.9 18.9 19.9 20.7 20.3 20.3 20.4 20.8 20.9 22.0 21.9 21.1 21.3

脳血管障害 11.6 11.2 10.7 10.6 9.8 9.4 8.9 8.6 8.4 8.1 7.7 7.5 7.2 7.1 6.6 6.5 6.0 6.0

悪性腫瘍 8.5 8.5 8.5 9.0 9.0 9.2 9.2 9.2 9.4 9.8 9.1 9.1 9.4 9.0 9.3 9.7 9.0 8.4

心筋梗塞 7.4 7.4 6.2 5.4 5.1 4.4 4.4 4.1 4.0 4.7 4.6 4.5 4.3 4.3 4.3 3.9 3.8 3.6

(患者調査による集計)

補足表 12 慢性透析患者 粗死亡率の推移,1983-2018年 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000

粗死亡率(%) 9.0 8.9 9.1 9.0 8.5 9.2 7.9 9.6 8.9 9.7 9.4 9.5 9.7 9.4 9.4 9.2 9.7 9.2

年 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

粗死亡率(%) 9.3 9.2 9.3 9.4 9.5 9.2 9.4 9.8 9.6 9.8 10.2 10.0 9.8 9.7 9.6 9.7 9.8 10.0 (施設調査による集計)

補足表 13 導入患者 年齢と性別,2018年齢 男性(%) 女性(%) 合計(%) 記載なし 総計(%)

5 歳未満 7 (0.0) 6 (0.1) 13 (0.0) 0 13 (0.0)

5 歳~ 7 (0.0) 3 (0.0) 10 (0.0) 0 10 (0.0)

10 歳~ 5 (0.0) 2 (0.0) 7 (0.0) 0 7 (0.0)

15 歳~ 12 (0.0) 8 (0.1) 20 (0.1) 0 20 (0.1)

20 歳~ 35 (0.1) 22 (0.2) 57 (0.1) 0 57 (0.1)

25 歳~ 72 (0.3) 31 (0.3) 103 (0.3) 0 103 (0.3)

30 歳~ 193 (0.7) 57 (0.5) 250 (0.7) 0 250 (0.7)

35 歳~ 301 (1.1) 144 (1.2) 445 (1.2) 0 445 (1.2)

40 歳~ 669 (2.5) 253 (2.2) 922 (2.4) 0 922 (2.4)

45 歳~ 1,188 (4.5) 400 (3.4) 1,588 (4.2) 0 1,588 (4.2)

50 歳~ 1,517 (5.7) 570 (4.9) 2,087 (5.5) 0 2,087 (5.5)

55 歳~ 1,832 (6.9) 625 (5.3) 2,457 (6.4) 0 2,457 (6.4)

60 歳~ 2,186 (8.3) 789 (6.7) 2,975 (7.8) 0 2,975 (7.8)

65 歳~ 3,708 (14.0) 1,383 (11.8) 5,091 (13.3) 0 5,091 (13.3)

70 歳~ 4,094 (15.5) 1,675 (14.3) 5,769 (15.1) 0 5,769 (15.1)

75 歳~ 4,222 (16.0) 1,932 (16.4) 6,154 (16.1) 0 6,154 (16.1)

80 歳~ 3,688 (14.0) 2,011 (17.1) 5,699 (14.9) 0 5,699 (14.9)

85 歳~ 2,048 (7.8) 1,391 (11.8) 3,439 (9.0) 0 3,439 (9.0)

90 歳~ 559 (2.1) 401 (3.4) 960 (2.5) 0 960 (2.5)

95 歳~ 54 (0.2) 47 (0.4) 101 (0.3) 0 101 (0.3)

合計 26,397(100.0) 11,750(100.0) 38,147(100.0) 0 38,147(100.0)

不明 0 0 0 0 0

記載なし 0 0 0 0 0

総計 26,397 11,750 38,147 0 38,147

平均 69.27 71.61 69.99 69.99

標準偏差 13.26 13.51 13.38 13.38

(患者調査による集計)

728 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

Page 51: わが国の慢性透析療法の現況 › overview › file › 2018 › pdf › 2018all.pdf透析会誌52(12):679~754,2019 わが国の慢性透析療法の現況 (2018年12月31日現在)

補足表 14 導入患者 平均年齢の推移,1983-2018年 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000

導入患者 平均年齢 51.92 53.18 54.41 55.09 55.93 56.89 57.40 58.09 58.15 59.52 59.80 60.43 61.01 61.51 62.22 62.68 63.38 63.78

年 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

導入患者 平均年齢 64.24 64.68 65.35 65.76 66.20 66.40 66.81 67.24 67.31 67.79 67.84 68.45 68.67 69.04 69.20 69.40 69.68 69.99

(患者調査による集計)

補足表 15 導入患者 原疾患と性別,2018男性(%) 女性(%) 合計(%) 記載なし 総計(%)

慢性糸球体腎炎 3,920 (14.9) 2,043 (17.4) 5,963 (15.6) 0 5,963 (15.6)

慢性腎盂腎炎 85 (0.3) 55 (0.5) 140 (0.4) 0 140 (0.4)

間質性腎炎 56 (0.2) 64 (0.5) 120 (0.3) 0 120 (0.3)

急速進行性糸球体腎炎 319 (1.2) 268 (2.3) 587 (1.5) 0 587 (1.5)

その他の分類不能の腎炎 74 (0.3) 50 (0.4) 124 (0.3) 0 124 (0.3)

多発性嚢胞腎 525 (2.0) 447 (3.8) 972 (2.5) 0 972 (2.5)

遺伝性疾患 52 (0.2) 25 (0.2) 77 (0.2) 0 77 (0.2)

腎硬化症 4,156 (15.7) 1,795 (15.3) 5,951 (15.6) 0 5,951 (15.6)

悪性高血圧 219 (0.8) 96 (0.8) 315 (0.8) 0 315 (0.8)

妊娠高血圧症候群 0 (0.0) 29 (0.2) 29 (0.1) 0 29 (0.1)

糖尿病性腎症 11,947 (45.3) 4,175 (35.5) 16,122 (42.3) 0 16,122 (42.3)

自己免疫性疾患に伴う腎炎 71 (0.3) 115 (1.0) 186 (0.5) 0 186 (0.5)

アミロイドーシスによる腎障害 35 (0.1) 32 (0.3) 67 (0.2) 0 67 (0.2)

痛風腎 55 (0.2) 12 (0.1) 67 (0.2) 0 67 (0.2)

腎・尿路結核 3 (0.0) 3 (0.0) 6 (0.0) 0 6 (0.0)

ウイルス感染症に伴う腎疾患 12 (0.0) 11 (0.1) 23 (0.1) 0 23 (0.1)

腎・尿路結石 36 (0.1) 29 (0.2) 65 (0.2) 0 65 (0.2)

腎・尿路腫瘍 156 (0.6) 30 (0.3) 186 (0.5) 0 186 (0.5)

閉塞性尿路障害・排尿障害 71 (0.3) 35 (0.3) 106 (0.3) 0 106 (0.3)

パラプロテイン血症(骨髄腫等) 42 (0.2) 29 (0.2) 71 (0.2) 0 71 (0.2)

急性腎障害 187 (0.7) 113 (1.0) 300 (0.8) 0 300 (0.8)

外因性腎障害 110 (0.4) 39 (0.3) 149 (0.4) 0 149 (0.4)

先天性腎尿路異常 24 (0.1) 14 (0.1) 38 (0.1) 0 38 (0.1)

原疾患不明 3,351 (12.7) 1,785 (15.2) 5,136 (13.5) 0 5,136 (13.5)

移植後再導入 123 (0.5) 75 (0.6) 198 (0.5) 0 198 (0.5)

その他 768 (2.9) 381 (3.2) 1,149 (3.0) 0 1,149 (3.0)

合計 26,397(100.0) 11,750(100.0) 38,147(100.0) 0 38,147(100.0)

記載なし 0 0 0 0 0

総計 26,397 11,750 38,147 0 38,147

(患者調査による集計)

729わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

Page 52: わが国の慢性透析療法の現況 › overview › file › 2018 › pdf › 2018all.pdf透析会誌52(12):679~754,2019 わが国の慢性透析療法の現況 (2018年12月31日現在)

補足表 16 導入患者 原疾患割合の推移,1983-2018年 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000

糖尿病性腎症 15.6 17.4 19.6 21.3 22.1 24.3 26.5 26.2 28.1 28.4 29.9 30.7 31.9 33.1 33.9 35.7 36.2 36.6

慢性糸球体腎炎 60.5 58.7 56.0 54.8 54.2 49.9 47.4 46.1 44.2 42.2 41.4 40.5 39.4 38.9 36.6 35.0 33.6 32.5

腎硬化症 3.0 3.3 3.5 3.7 3.9 3.9 4.1 5.4 5.5 5.9 6.2 6.1 6.3 6.4 6.8 6.7 7.0 7.6

多発性囊胞腎 2.8 2.8 3.1 2.9 3.2 3.1 3.1 2.9 3.0 2.7 2.6 2.5 2.4 2.5 2.4 2.4 2.2 2.4

慢性腎盂腎炎,間質性腎炎 2.4 2.2 2.1 2 1.8 1.8 1.5 1.5 1.7 1.6 1.1 1.4 1.2 1.1 1.2 1.1 1.1 1.0

急速進行性糸球体腎炎 0.9 0.7 0.9 1.0 0.8 0.9 0.8 0.7 0.6 0.7 0.8 0.8 0.8 0.8 1.1 0.9 0.9 1.0

自己免疫性疾患に伴う腎炎 1.1 1.1 1.1 1.2 0.9 0.9 1.0 1.1 1.3 1.3 1.2 1.2 1.1 1.3 1.0 1.1 1.2 0.9

不明 4.4 4.0 4.8 4.2 4.1 3.8 4.0 3.3 3.7 3.7 3.3 3.9 4.5 5.0 5.5 5.6 6.1 7.6

年 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

糖尿病性腎症 38.1 39.1 41.0 41.3 42.0 42.9 43.4 43.3 44.5 43.6 44.3 44.2 43.8 43.5 43.7 43.2 42.5 42.3

慢性糸球体腎炎 32.4 31.9 29.1 28.1 27.4 25.6 23.8 22.8 21.9 21.0 20.2 19.4 18.8 17.8 16.9 16.6 16.3 15.6

腎硬化症 7.6 7.8 8.5 8.8 9.0 9.4 10.0 10.6 10.7 11.7 11.8 12.3 13.1 14.2 14.2 14.2 14.7 15.6

多発性囊胞腎 2.3 2.4 2.3 2.7 2.3 2.4 2.3 2.5 2.3 2.4 2.5 2.5 2.5 2.7 2.6 2.6 2.6 2.5

慢性腎盂腎炎,間質性腎炎 1.1 0.9 1.0 0.9 1.0 0.8 0.8 0.7 0.7 0.8 0.7 0.8 0.8 0.7 0.7 0.7 0.7 0.7

急速進行性糸球体腎炎 1.0 1.1 1.2 1.1 1.1 1.2 1.3 1.2 1.2 1.2 1.3 1.3 1.4 1.4 1.3 1.3 1.6 1.5

自己免疫性疾患に伴う腎炎 1.0 0.9 0.7 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 0.7 0.8 0.7 0.7 0.7 0.7 0.7 0.6 0.5 0.5

不明 9.0 8.4 8.8 9.3 9.5 9.9 10.2 10.6 10.7 10.7 10.9 11.0 11.3 11.3 12.2 12.8 13.2 13.5

(患者調査による集計)

補足表 17 導入患者 死亡原因と性別,2018死因 男性(%) 女性(%) 合計(%) 記載なし 総計(%)

心不全 317 (21.8) 183 (27.1) 500 (23.5) 0 500 (23.5)

脳血管障害 61 (4.2) 39 (5.8) 100 (4.7) 0 100 (4.7)

感染症 357 (24.6) 154 (22.8) 511 (24.0) 0 511 (24.0)

消化管出血 20 (1.4) 9 (1.3) 29 (1.4) 0 29 (1.4)

悪性腫瘍 173 (11.9) 58 (8.6) 231 (10.9) 0 231 (10.9)

悪液質/尿毒症/老衰等 74 (5.1) 34 (5.0) 108 (5.1) 0 108 (5.1)

心筋梗塞 46 (3.2) 11 (1.6) 57 (2.7) 0 57 (2.7)

カリウム中毒/頓死 17 (1.2) 4 (0.6) 21 (1.0) 0 21 (1.0)

肝硬変症 17 (1.2) 11 (1.6) 28 (1.3) 0 28 (1.3)

自殺/拒否 4 (0.3) 2 (0.3) 6 (0.3) 0 6 (0.3)

腸閉塞 8 (0.6) 13 (1.9) 21 (1.0) 0 21 (1.0)

血液疾患 11 (0.8) 12 (1.8) 23 (1.1) 0 23 (1.1)

肺疾患 62 (4.3) 12 (1.8) 74 (3.5) 0 74 (3.5)

災害・事故死 5 (0.3) 3 (0.4) 8 (0.4) 0 8 (0.4)

その他 160 (11.0) 87 (12.9) 247 (11.6) 0 247 (11.6)

不明 119 (8.2) 43 (6.4) 162 (7.6) 0 162 (7.6)

合計 1,451(100.0) 675(100.0) 2,126(100.0) 0 2,126(100.0)

記載なし 0 0 0 0 0

総計 1,451 675 2,126 0 2,126

(患者調査による集計)

730 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

Page 53: わが国の慢性透析療法の現況 › overview › file › 2018 › pdf › 2018all.pdf透析会誌52(12):679~754,2019 わが国の慢性透析療法の現況 (2018年12月31日現在)

補足表 18 導入患者 死亡原因割合の推移,1990-2018年 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004

心不全 32.3 33.4 32.6 32.3 30.0 26.9 22.6 23.4 24.4 23.3 22.8 26.0 24.6 23.9 23.3

感染症 14.1 15.7 12.6 14.2 14.5 16.6 18.7 17.8 18.3 19.8 19.7 19.4 21.1 23.8 23.6

脳血管障害 10.8 9.5 8.8 8.9 8.6 9.5 8.2 9.2 7.4 7.1 7.3 8.2 7.4 7.6 6.3

悪性腫瘍 8.6 7.4 7.5 7.5 8.4 7.8 9.1 9.0 6.4 8.3 9.2 9.3 9.3 9.5 9.1

心筋梗塞 3.8 4.6 4.5 3.7 5.6 5.5 5.2 6.0 5.1 5.1 4.8 5.2 5.3 4.2 3.8

年 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

心不全 24.3 22.8 23.2 24.1 21.8 24.9 25.0 25.5 23.8 23.8 24.7 22.1 20.8 23.5

感染症 23.7 26.4 24.2 25.2 26.1 26.5 24.5 25.7 26.0 25.8 25.8 26.4 25.9 24.0

脳血管障害 6.5 5.9 5.5 5.1 5.4 4.8 5.4 5.2 6.1 4.5 5.7 5.9 4.5 4.7

悪性腫瘍 9.4 10.4 10.3 9.8 10.4 12.5 11.6 10.6 12.1 11.4 10.9 12.2 10.8 10.9

心筋梗塞 3.8 3.2 3.5 2.8 3.5 3.0 3.5 2.8 3.0 3.3 2.8 2.9 3.2 2.7

(患者調査による集計)

補足表 19 透析施設における(a)透析液 ET測定頻度と(b)ET濃度,2018ET 測定値 毎日 毎週 隔週 毎月 年数回 年 1 回 なし 合計 不明 記載なし 総計

0.001 EU/mL 未満 25 159 254 2,756 230 221 0 3,645 0 0 3,645(%) (0.7) (4.4) (7.0)(75.6) (6.3) (6.1) (0.0) (100.0)

0.001~0.01 EU/mL 未満 3 27 31 312 31 15 0 419 0 0 419(%) (0.7) (6.4) (7.4)(74.5) (7.4) (3.6) (0.0) (100.0)

0.01~0.05 EU/mL 未満 1 6 10 95 10 13 0 135 0 0 135(%) (0.7) (4.4) (7.4)(70.4) (7.4) (9.6) (0.0) (100.0)

0.05~0.1 EU/mL 未満 0 2 1 38 4 4 0 49 0 0 49(%) (0.0) (4.1) (2.0)(77.6) (8.2) (8.2) (0.0) (100.0)

0.1~0.25 EU/mL 未満 0 1 1 34 1 4 0 41 0 0 41(%) (0.0) (2.4) (2.4)(82.9) (2.4) (9.8) (0.0) (100.0)

0.25~0.5 EU/mL 未満 0 1 2 10 1 0 0 14 0 0 14(%) (0.0) (7.1) (14.3)(71.4) (7.1) (0.0) (0.0) (100.0)

0.5 EU/mL 以上 0 1 2 9 4 0 0 16 1 0 17(%) (0.0) (6.3) (12.5)(56.3)(25.0) (0.0) (0.0) (100.0)

合計 29 197 301 3,254 281 257 0 4,319 1 0 4,320(%) (0.7) (4.6) (7.0)(75.3) (6.5) (6.0) (0.0) (100.0)

不明 0 0 0 3 3 2 27 35 14 0 49(%) (0.0) (0.0) (0.0) (8.6) (8.6) (5.7) (77.1) (100.0)

記載なし 0 0 0 0 0 0 17 17 0 2 19(%) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0) (100.0)(100.0)

総計 29 197 301 3,257 284 259 44 4,371 15 2 4,388(%) (0.7) (4.5) (6.9)(74.5) (6.5) (5.9) (1.0) (100.0)

(施設調査による集計)集計対象;透析コンソール 1 台以上保有する施設

731わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

Page 54: わが国の慢性透析療法の現況 › overview › file › 2018 › pdf › 2018all.pdf透析会誌52(12):679~754,2019 わが国の慢性透析療法の現況 (2018年12月31日現在)

補足表 20 透析施設における(a)透析液 ET測定頻度と(b)ET濃度の推移,2006-2018(a)

年 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

月 1 回以上 953 1,153 1,253 1,373 2,810 2,914 3,141 3,238 3,329 3,424 3,526 3,601 3,784(%) (27.3) (31.5) (33.1) (36.0) (70.6) (71.9) (76.3) (77.7) (78.7) (80.9) (82.9) (83.6) (86.6)

月 1 回未満 2,535 2,511 2,531 2,436 1,170 1,137 977 929 900 809 728 704 587(%) (72.7) (68.5) (66.9) (64.0) (29.4) (28.1) (23.7) (22.3) (21.3) (19.1) (17.1) (16.4) (13.4)

合計 3,488 3,664 3,784 3,809 3,980 4,051 4,118 4,167 4,229 4,233 4,254 4,305 4,371(%) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100,0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)

不明 185 209 244 193 92 99 77 65 69 63 63 38 15

記載なし 312 179 53 48 52 27 8 3 6 7 1 3 2

総計 3,985 4,052 4,081 4,050 4,124 4,177 4,203 4,235 4,304 4,303 4,318 4,346 4,388

(施設調査による集計)集計対象;透析コンソール 1 台以上保有する施設

(b)年 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

0.001 EU/mL 未満 817 1,688 ― 1,865 2,343 2,549 2,787 2,963 3,167 3,268 3,406 3,446 3,645(%) (29.8) (53.0) ― (56.1) (62.1) (66.0) (70.7) (73.9) (77.6) (79.5) (82.2) (82.3) (84.4)

0.001 EU/mL 以上0.05 EU/mL 未満

(%)1,627 1,295 ― 933 1,115 1,042 938 849 759 718 619 600 554(59.2) (40.6) ― (28.1) (29.6) (27.0) (23.8) (21.2) (18.6) (17.5) (14.9) (14.3) (12.8)

0.05 EU/mL 以上 302 203 ― 527 314 271 216 195 153 123 119 142 121(%) (11.0) (6.4) ― (15.8) (8.3) (7.0) (5.5) (4.9) (3.8) (3.0) (2.9) (3.4) (2.8)

合計 2,746 3,186 ― 3,325 3,772 3,862 3,941 4,007 4,079 4,109 4,144 4,188 4,320(%) (100.0) (100.0) ― (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)

不明 ― 215 ― 253 105 112 197 148 164 131 128 131 49

記載なし 1,239 651 ― 472 247 203 65 80 61 63 46 27 19

総計 3,985 4,052 ― 4,050 4,124 4,177 4,203 4,235 4,304 4,303 4,318 4,346 4,388

※ 2008 年は単位表記を EU/L→EU/mL に変更した年.誤記入が多かったと思われるため出力せず(施設調査による集計)

集計対象;透析コンソール 1 台以上保有する施設

補足表 21 透析施設における(a)透析液生菌数の測定頻度と(b)生菌数,2018生菌数 毎日 毎週 隔週 毎月 年数回 年1回 なし 合計 不明 記載なし 総計

0.1 cfu/mL 未満 15 133 234 2,543 207 228 0 3,360 1 0 3,361(%) (0.4) (4.0) (7.0) (75.7) (6.2) (6.8) (0.0) (100.0)

0.1 cfu/mL~ 0 19 27 321 29 23 0 419 0 0 419(%) (0.0) (4.5) (6.4) (76.6) (6.9) (5.5) (0.0) (100.0)

1 cfu/mL~ 0 20 23 207 29 12 0 291 0 0 291(%) (0.0) (6.9) (7.9) (71.1) (10.0) (4.1) (0.0) (100.0)

10 cfu/mL~ 0 3 7 113 11 9 0 143 0 0 143(%) (0.0) (2.1) (4.9) (79.0) (7.7) (6.3) (0.0) (100.0)

100 cfu/mL以上 0 2 3 27 2 0 0 34 0 0 34(%) (0.0) (5.9) (8.8) (79.4) (5.9) (0.0) (0.0) (100.0)

合計 15 177 294 3,211 278 272 0 4,247 1 0 4,248(%) (0.4) (4.2) (6.9) (75.6) (6.5) (6.4) (0.0) (100.0)

不明 0 0 1 19 3 2 63 88 24 0 112(%) (0.0) (0.0) (1.1) (21.6) (3.4) (2.3) (71.6) (100.0)

記載なし 0 0 0 1 0 0 25 26 0 2 28(%) (0.0) (0.0) (0.0) (3.8) (0.0) (0.0) (96.2) (100.0)

総計 15 177 295 3,231 281 274 88 4,361 25 2 4,388(%) (0.3) (4.1) (6.8) (74.1) (6.4) (6.3) (2.0) (100.0)

(施設調査による集計)集計対象;透析コンソール 1 台以上保有する施設

732 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

Page 55: わが国の慢性透析療法の現況 › overview › file › 2018 › pdf › 2018all.pdf透析会誌52(12):679~754,2019 わが国の慢性透析療法の現況 (2018年12月31日現在)

補足表 22 透析施設における(a)透析液生菌数の測定頻度と(b)生菌数の推移,2006-2018(a)

年 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

月 1 回以上 371 580 751 934 2,649 2,794 3,018 3,091 3,148 3,189 3,276 3,488 3,718(%) (11.5) (16.9) (20.8) (25.8) (67.8) (70.0) (73.7) (74.7) (74.8) (75.7) (77.3) (81.3) (85.3)

月 1 回未満 2,857 2,861 2,856 2,693 1,260 1,196 1,077 1,046 1,059 1,023 963 801 643(%) (88.5) (83.1) (79.2) (74.2) (32.2) (30.0) (26.3) (25.3) (25.2) (24.3) (22.7) (18.7) (14.7)

合計 3,228 3,441 3,607 3,627 3,909 3,990 4,095 4,137 4,207 4,212 4,239 4,289 4,361(%) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)

不明 386 412 418 367 158 159 100 94 90 84 78 54 25

記載なし 371 199 56 56 57 28 8 4 7 7 1 3 2

総計 3,985 4,052 4,081 4,050 4,124 4,177 4,203 4,235 4,304 4,303 4,318 4,346 4,388

(施設調査による集計)集計対象;透析コンソール 1 台以上保有する施設

(b)年 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

0.1 cfu/mL 未満 508 750 915 1,123 1,819 2,017 2,397 2,570 2,811 2,905 3,057 3,129 3,361(%) (48.4) (47.9) (50.7) (54.5) (53.1) (56.4) (63.8) (67.1) (71.5) (73.2) (76.1) (76.8) (79.1)

0.1 cfu/mL 以上100 cfu/mL 未満

(%)509 775 847 901 1,542 1,498 1,305 1,214 1,079 1,037 930 902 853

(48.5) (49.5) (46.9) (43.7) (45.0) (41.9) (34.7) (31.7) (27.5) (26.1) (23.2) (22.2) (20.1)

100 EU/mL 以上 32 40 43 38 62 62 55 46 40 24 28 41 34(%) (3.1) (2.6) (2.4) (1.8) (1.8) (1.7) (1.5) (1.2) (1.0) (0.6) (0.7) (1.0) (0.8)

合計 1,049 1,565 1,805 2,062 3,423 3,577 3,757 3,830 3,930 3,966 4,015 4,072 4,248(%) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)

不明 2,036 552 575 494 216 227 320 273 264 227 232 225 112

記載なし 900 1,935 1,701 1,494 485 373 126 132 110 110 71 49 28

総計 3,985 4,052 4,081 4,050 4,124 4,177 4,203 4,235 4,304 4,303 4,318 4,346 4,388

(施設調査による集計)集計対象;透析コンソール 1 台以上保有する施設

補足表 23 透析施設における透析液 ET濃度と生菌数,2018

生菌数 0.001EU/mL 未満

0.001~0.01EU/mL 未満

0.01~0.05EU/mL 未満

0.05~0.1EU/mL 未満

0.1~0.25EU/mL 未満

0.25~0.5EU/mL 未満

0.5 EU/mL以上 合計 不明 記載なし 総計

0.1 cfu/mL 未満 3,168 149 27 6 7 2 0 3,359 1 1 3,361(%) (94.3) (4.4) (0.8) (0.2) (0.2) (0.1) (0.0) (100.0)

0.1 cfu/mL~ 238 127 34 10 3 4 1 417 2 0 419(%) (57.1) (30.5) (8.2) (2.4) (0.7) (1.0) (0.2) (100.0)

1 cfu/mL~ 132 97 34 13 10 2 3 291 0 0 291(%) (45.4) (33.3) (11.7) (4.5) (3.4) (0.7) (1.0) (100.0)

10 cfu/mL~ 52 31 29 14 10 3 4 143 0 0 143(%) (36.4) (21.7) (20.3) (9.8) (7.0) (2.1) (2.8) (100.0)

100 cfu/mL以上 9 3 4 3 4 3 8 34 0 0 34(%) (26.5) (8.8) (11.8) (8.8) (11.8) (8.8) (23.5) (100.0)

合計 3,599 407 128 46 34 14 16 4,244 3 1 4,248(%) (84.8) (9.6) (3.0) (1.1) (0.8) (0.3) (0.4) (100.0)

不明 37 10 7 3 6 0 1 64 46 2 112(%) (57.8) (15.6) (10.9) (4.7) (9.4) (0.0) (1.6) (100.0)

記載なし 9 2 0 0 1 0 0 12 0 16 28(%) (75.0) (16.7) (0.0) (0.0) (8.3) (0.0) (0.0) (100.0)

総計 3,645 419 135 49 41 14 17 4,320 49 19 4,388(%) (84.4) (9.7) (3.1) (1.1) (0.9) (0.3) (0.4) (100.0)

(施設調査による集計)集計対象;透析コンソール 1 台以上保有する施設

733わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

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補足表 25 透析用水の供給水源透析用水の 供給水源 水道水 地下水 ブレンド その他 合計 不明 記載

なし 総計

施設数 3,700 391 273 9 4,373 14 1 4,388(%) (84.6) (8.9) (6.2) (0.2) (100.0)

(施設調査による集計)集計対象;透析コンソール 1 台以上保有する施設

補足表 26 残留塩素の(a)測定頻度および(b)測定方法(a)

残留塩素の 測定頻度 毎日 週 1 回 月数回 月 1 回 年数回 年 1 回 なし 合計 不明 記載

なし 総計

施設数 2,587 913 67 215 103 35 410 4,330 56 2 4,388(%) (59.7) (21.1) (1.5) (5.0) (2.4) (0.8) (9.5) (100.0)

(施設調査による集計)集計対象;透析コンソール 1 台以上保有する施設

(b)残留塩素の 測定方法

遊離塩素 と総塩素

遊離塩素 のみ

総塩素 のみ その他 合計 不明 記載

なし 総計

施設数 1,494 1,652 880 61 4,087 221 80 4,388(%) (36.6) (40.4) (21.5) (1.5) (100.0)

(施設調査による集計)集計対象;透析コンソール 1 台以上保有する施設

補足表 27  日本透析医学会 化学的汚染基準の(a)認知度および(b)測定頻度(a)

日本透析医学会 化学的汚染基準

の認知よく知っている

知って いる

あまり 知らない

全く 知らない 合計 不明 記載

なし 総計

施設数 901 2,780 544 87 4,312 74 2 4,388(%) (20.9) (64.5) (12.6) (2.0) (100.0)

(施設調査による集計)集計対象;透析コンソール 1 台以上保有する施設

(b)日本透析医学会 化学的汚染基準

の測定頻度月 1 回 年数回 年 1 回 数年に

1 回 その他 なし 合計 不明 記載 なし 総計

施設数 243 369 1,769 465 187 1,124 4,157 228 3 4,388(%) (5.8) (8.9) (42.6) (11.2) (4.5) (27.0) (100.0)

(施設調査による集計)集計対象;透析コンソール 1 台以上保有する施設

補足表 24 透析施設における超純粋透析液および標準透析液達成率の推移,2009-2018年 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

超純粋透析液(ET 濃度 0.001EU/mL 未満かつ生菌数 0.1cfu/mL 未満)の施設

(%)

866 1,512 1,735 2,152 2,325 2,602 2,704 2,863 2,942 3,168(43.1) (44.4) (48.7) (57.5) (60.8) (66.4) (68.3) (71.4) (72.4) (74.6)

標準透析液(ET 濃度 0.05EU/mL 未満かつ生菌数 100cfu/mL 未満)の施設

(%)

1,725 3,124 3,307 3,525 3,624 3,753 3,833 3,888 3,912 4,118(85.9) (91.8) (92.8) (94.2) (94.8) (95.8) (96.8) (97.0) (96.3) (97.0)

(施設調査による集計)集計対象;透析コンソール 1 台以上保有する施設

734 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

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補足表 28 HD・HDF患者数の推移,200₉-20182009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 2017 年 2018 年

施設血液透析 253,807 262,973 270,072 268,275 264,211 255,641 248,725 233,704 218,760 194,479 on-line HDF 6,852 4,829 4,890 14,069 23,536 36,090 44,527 59,116 70,604 86,231

(%) (40.7) (32.5) (34.6) (64.8) (75.0) (83.4) (82.8) (79.0) (76.8) (70.9)off-line HDF 9,299 9,421 8,573 7,157 7,149 6,315 5,332 4,637 3,961 3,514

(%) (55.2) (63.4) (60.7) (32.9) (22.8) (14.6) (9.9) (6.2) (4.3) (2.9)Push/Pull HDF 237 159 145 109 263 537 110 66 36 45

(%) (1.4) (1.1) (1.0) (0.5) (0.8) (1.2) (0.2) (0.1) (0.0) (0.0)AFBF 465 458 507 390 423 341 267 252 242 163 (%) (2.8) (3.1) (3.6) (1.8) (1.3) (0.8) (0.5) (0.3) (0.3) (0.1)IHDF 3,540 10,728 17,105 31,681 (%) (6.6) (14.3) (18.6) (26.0)

HDF 合計 16,853 14,867 14,115 21,725 31,371 43,283 53,776 74,799 91,948 121,634 (%) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)

HD・HDF合計 270,660 277,840 284,187 290,000 295,582 298,924 302,501 308,503 310,708 316,113 (患者調査による集計)

補足表 2₉ HD・HDF患者 年齢と性別,2018HD 患者 HDF 患者

年齢 男性 女性 合計 記載なし 総計 年齢 男性 女性 合計 記載なし 総計15 歳未満 2 2 4 0 4 15 歳未満 1 0 1 0 1

(%) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0) (%) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0)15 歳~ 285 129 414 0 414 15 歳~ 220 109 329 0 329(%) (0.2) (0.2) (0.2) (0.2) (%) (0.3) (0.3) (0.3) (0.3)

30 歳~ 4,298 1,784 6,082 0 6,082 30 歳~ 3,827 1,548 5,375 0 5,375(%) (3.4) (2.6) (3.1) (3.1) (%) (4.8) (3.7) (4.4) (4.4)

45 歳~ 21,595 8,826 30,421 0 30,421 45 歳~ 18,100 7,319 25,419 0 25,419(%) (17.0) (13.0) (15.6) (15.6) (%) (22.6) (17.6) (20.9) (20.9)

60 歳~ 54,331 26,780 81,111 0 81,111 60 歳~ 35,508 18,185 53,693 0 53,693(%) (42.9) (39.5) (41.7) (41.7) (%) (44.3) (43.8) (44.1) (44.1)

75 歳~ 43,638 27,398 71,036 0 71,036 75 歳~ 21,533 13,364 34,897 0 34,897(%) (34.4) (40.5) (36.5) (36.5) (%) (26.9) (32.2) (28.7) (28.7)

90 歳~ 2,603 2,808 5,411 0 5,411 90 歳~ 931 989 1,920 0 1,920(%) (2.1) (4.1) (2.8) (2.8) (%) (1.2) (2.4) (1.6) (1.6)合計 126,752 67,727 194,479 0 194,479 合計 80,120 41,514 121,634 0 121,634

(%) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (%) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)不明 0 0 0 0 0 不明 0 0 0 0 0

記載なし 0 0 0 0 0 記載なし 0 0 0 0 0総計 126,752 67,727 194,479 0 194,479 総計 80,120 41,514 121,634 0 121,634平均 69.17 71.54 70.00 70 平均 66.44 68.70 67.21 67.21

標準偏差 12.20 12.23 12.26 12.26 標準偏差 12.41 12.40 12.45 12.45 (患者調査による集計) (患者調査による集計)

735わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

Page 58: わが国の慢性透析療法の現況 › overview › file › 2018 › pdf › 2018all.pdf透析会誌52(12):679~754,2019 わが国の慢性透析療法の現況 (2018年12月31日現在)

補足表 ₃0 HD・HDF患者 透析歴と性別,2018HD 患者

2 年未満 2 年~ 5 年~ 10年~ 15年~ 20年~ 25年~ 30年~ 35年~ 40年~ 合計 不明 記載なし 総計 平均 標準偏差

男性 33,809 32,887 31,086 14,597 7,109 3,585 1,855 966 493 228 126,615 137 0 126,752 6.27 6.81(%) (26.7)(26.0)(24.6)(11.5) (5.6) (2.8) (1.5) (0.8) (0.4) (0.2)(100.0)女性 15,542 16,168 16,352 8,665 5,048 2,832 1,599 829 426 207 67,668 59 0 67,727 7.48 7.74

(%) (23.0)(23.9)(24.2)(12.8) (7.5) (4.2) (2.4) (1.2) (0.6) (0.3)(100.0)合計 49,351 49,055 47,438 23,262 12,157 6,417 3,454 1,795 919 435 194,283 196 0 194,479 6.69 7.17

(%) (25.4)(25.2)(24.4)(12.0) (6.3) (3.3) (1.8) (0.9) (0.5) (0.2)(100.0)記載なし 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

(%)総計 49,351 49,055 47,438 23,262 12,157 6,417 3,454 1,795 919 435 194,283 196 0 194,479 6.69 7.17

(%) (25.4)(25.2)(24.4)(12.0) (6.3) (3.3) (1.8) (0.9) (0.5) (0.2)(100.0)(患者調査による集計)

HDF 患者

2 年未満 2 年~ 5 年~ 10年~ 15年~ 20年~ 25年~ 30年~ 35年~ 40年~ 合計 不明 記載なし 総計 平均 標準偏差

男性 13,921 20,791 21,651 10,916 5,833 3,355 1,817 1,000 534 251 80,069 51 0 80,120 7.79 7.59(%) (17.4)(26.0)(27.0)(13.6) (7.3) (4.2) (2.3) (1.2) (0.7) (0.3)(100.0)女性 5,830 9,210 10,219 6,175 4,063 2,624 1,643 969 524 240 41,497 17 0 41,514 9.70 8.86

(%) (14.0)(22.2)(24.6)(14.9) (9.8) (6.3) (4.0) (2.3) (1.3) (0.6)(100.0)合計 19,751 30,001 31,870 17,091 9,896 5,979 3,460 1,969 1,058 491 121,566 68 0 121,634 8.44 8.09

(%) (16.2)(24.7)(26.2)(14.1) (8.1) (4.9) (2.8) (1.6) (0.9) (0.4)(100.0)記載なし 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

(%)総計 19,751 30,001 31,870 17,091 9,896 5,979 3,460 1,969 1,058 491 121,566 68 0 121,634 8.44 8.09

(%) (16.2)(24.7)(26.2)(14.1) (8.1) (4.9) (2.8) (1.6) (0.9) (0.4)(100.0)

(患者調査による集計)

補足表 ₃1 治療方法と透析時間,2018治療方法 180分未満 180 分~ 210 分~ 240 分~ 270 分~ 300 分~ 330 分~ 360 分~ 390 分~ 420 分~ 合計 記載なし 総計 平均 標準偏差

施設血液透析 484 21,041 13,040 122,475 8,506 12,062 454 1,104 229 835 180,230 14,249 194,479 238.95 34.45(%) (0.3) (11.7) (7.2) (68.0) (4.7) (6.7) (0.3) (0.6) (0.1) (0.5)(100.0)

血液透析濾過 159 6,568 6,489 81,144 7,522 10,372 470 888 149 119 113,880 7,754 121,634 244.75 29.63(%) (0.1) (5.8) (5.7) (71.3) (6.6) (9.1) (0.4) (0.8) (0.1) (0.1)(100.0)

血液濾過 0 1 1 8 0 1 0 0 0 0 11 1 12 239.00 30.97(%) (0.0) (9.1) (9.1) (72.7) (0.0) (9.1) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0)(100.0)

血液吸着透析 4 13 33 928 149 199 20 19 0 5 1,370 64 1,434 254.95 32.19(%) (0.3) (0.9) (2.4) (67.7) (10.9) (14.5) (1.5) (1.4) (0.0) (0.4)(100.0)

在宅血液透析 43 122 21 148 24 89 7 42 9 53 558 150 708 263.18 90.10(%) (7.7) (21.9) (3.8) (26.5) (4.3) (15.9) (1.3) (7.5) (1.6) (9.5)(100.0)合計 690 27,745 19,584 204,703 16,201 22,723 951 2,053 387 1,012 296,049 22,218 318,267 241.30 33.01

(%) (0.2) (9.4) (6.6) (69.1) (5.5) (7.7) (0.3) (0.7) (0.1) (0.3)(100.0)記載なし 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

(%)総計 690 27,745 19,584 204,703 16,201 22,723 951 2,053 387 1,012 296,049 22,218 318,267 241.30 33.01

(%) (0.2) (9.4) (6.6) (69.1) (5.5) (7.7) (0.3) (0.7) (0.1) (0.3)(100.0)(患者調査による集計)

補足表 ₃2 治療方法と血流量,2018治療方法 100mL/

分未満100mL/

分~120mL/

分~140mL/

分~160mL/

分~180mL/

分~200mL/

分~220mL/

分~240mL/

分~260mL/

分~280mL/

分~300mL/

分~350mL/

分~400mL/

分~ 合計 記載 なし 総計 平均 標準

偏差施設血液透析 58 827 2,043 15,412 3,814 22,298 78,391 22,850 23,608 1,729 2,248 4,180 524 301 178,283 16,196 194,479 205.39 35.93

(%) (0.0) (0.5) (1.1) (8.6) (2.1) (12.5) (44.0) (12.8) (13.2) (1.0) (1.3) (2.3) (0.3) (0.2)(100.0)血液透析濾過 13 180 378 4,190 1,399 8,170 38,898 18,536 26,384 2,525 3,606 7,266 984 400 112,929 8,705 121,634 223.89 39.91

(%) (0.0) (0.2) (0.3) (3.7) (1.2) (7.2) (34.4) (16.4) (23.4) (2.2) (3.2) (6.4) (0.9) (0.4)(100.0)血液濾過 0 0 1 2 0 1 5 2 0 0 0 0 0 0 11 1 12 186.36 33.25

(%) (0.0) (0.0) (9.1) (18.2) (0.0) (9.1) (45.5) (18.2) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0)(100.0)血液吸着透析 3 3 7 28 20 112 567 250 255 25 40 25 5 5 1,345 89 1,434 216.52 35.18

(%) (0.2) (0.2) (0.5) (2.1) (1.5) (8.3) (42.2) (18.6) (19.0) (1.9) (3.0) (1.9) (0.4) (0.4)(100.0)在宅血液透析 0 0 0 15 11 26 222 99 119 13 11 34 3 0 553 155 708 222.11 35.33

(%) (0.0) (0.0) (0.0) (2.7) (2.0) (4.7) (40.1) (17.9) (21.5) (2.4) (2.0) (6.1) (0.5) (0.0)(100.0)合計 74 1,010 2,429 19,647 5,244 30,607 118,083 41,737 50,366 4,292 5,905 11,505 1,516 706 293,121 25,146 318,267 212.60 38.57

(%) (0.0) (0.3) (0.8) (6.7) (1.8) (10.4) (40.3) (14.2) (17.2) (1.5) (2.0) (3.9) (0.5) (0.2)(100.0)記載なし 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

(%)総計 74 1,010 2,429 19,647 5,244 30,607 118,083 41,737 50,366 4,292 5,905 11,505 1,516 706 293,121 25,146 318,267 212.60 38.57

(%) (0.0) (0.3) (0.8) (6.7) (1.8) (10.4) (40.3) (14.2) (17.2) (1.5) (2.0) (3.9) (0.5) (0.2)(100.0)

(患者調査による集計)

736 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

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補足表 ₃4 PD患者 年齢と性別,2018年齢 男性 女性 合計 記載なし 総計

15 歳未満 48 35 83 0 83(%) (0.8) (1.1) (0.9) (0.9)

15 歳~ 55 41 96 0 96(%) (0.9) (1.3) (1.1) (1.1)

30 歳~ 376 216 592 0 592(%) (6.3) (7.0) (6.5) (6.5)

45 歳~ 1,543 805 2,348 0 2,348(%) (25.8) (26.0) (25.9) (25.9)

60 歳~ 2,658 1,193 3,851 0 3,851(%) (44.5) (38.5) (42.5) (42.5)

75 歳~ 1,213 724 1,937 0 1,937(%) (20.3) (23.4) (21.4) (21.4)

90 歳~ 79 83 162 0 162(%) (1.3) (2.7) (1.8) (1.8)合計 5,972 3,097 9,069 0 9,069

(%) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)

不明 0 0 0 0 0

記載なし 0 0 0 0 0

総計 5,972 3,097 9,069 0 9,069平均 63.74 64.04 63.84 63.84

標準偏差 13.94 15.65 14.55 14.55(患者調査による集計)

補足表 ₃₅ PD患者 PD歴と性別,2018PD 歴 男性 女性 合計 記載なし 総計1 年未満 1,162 541 1,703 0 1,703

(%) (28.3) (25.1) (27.2) (27.2)1 年~ 862 375 1,237 0 1,237(%) (21.0) (17.4) (19.8) (19.8)2 年~ 1,006 580 1,586 0 1,586(%) (24.5) (27.0) (25.3) (25.3)

4 年~ 565 289 854 0 854(%) (13.8) (13.4) (13.6) (13.6)6 年~ 270 161 431 0 431(%) (6.6) (7.5) (6.9) (6.9)8 年~ 117 90 207 0 207(%) (2.9) (4.2) (3.3) (3.3)

10 年~ 123 116 239 0 239(%) (3.0) (5.4) (3.8) (3.8)合計 4,105 2,152 6,257 0 6,257

(%) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)

記載なし 1,867 945 2,182 0 2,182

総計 5,972 3,097 9,069 0 9,069平均 2.89 3.40 3.07 3.07

標準偏差 2.89 3.47 3.11 3.11(患者調査による集計)

2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年

年末 PD 患者数 9,773 9,642 9,514 9,392 9,255 9,322 9,021 9,090 9,445

年別PD導入患者数 2,197 1,946 2,117 2,293

(施設調査による集計)

腹膜透析患者数腹膜透析(PD) 7,582週 1 回の HD(F)等との併用 1,621週 2 回の HD(F)等との併用 142週 3 回の HD(F)等との併用 30上記以外の併用 70

合計 9,445

(施設調査による集計)

補足表 ₃₃ 年末 PD患者数および PD導入患者数の推移,2010-2018

737わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

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補足表 ₃₆ PD患者 PD歴とイコデキストリン透析液使用の有無,2018PD 歴 なし あり 合計 不明 記載なし 総計

1 年未満 835 736 1,571 40 92 1,703(%) (53.2) (46.8) (100.0)

1 年~ 565 633 1,198 7 32 1,237(%) (47.2) (52.8) (100.0)

2 年~ 588 920 1,508 9 69 1,586(%) (39.0) (61.0) (100.0)

4 年~ 337 478 815 2 37 854(%) (41.3) (58.7) (100.0)

6 年~ 163 256 419 1 11 431(%) (38.9) (61.1) (100.0)

8 年~ 91 106 197 3 7 207(%) (46.2) (53.8) (100.0)

10 年~ 123 107 230 1 8 239(%) (53.5) (46.5) (100.0)

合計 2,702 3,236 5,938 63 256 6,257(%) (45.5) (54.5) (100.0)

記載なし 135 151 286 2 2,524 2,812(%) (47.2) (52.8) (100.0)

総計 2,837 3,387 6,224 65 2,780 9,069(%) (45.6) (54.4) (100.0)

平均 2.98 3.19 3.10 1.64 2.77 3.07

標準偏差 3.35 2.91 3.12 2.42 2.88 3.11

(患者調査による集計)

補足表 ₃₇ PD患者 PD歴と 2018 年中の患者毎の腹膜炎発症率(回/1 患者・年)*,2018

PD 歴 0回/1 患者 ・ 年

1.0 ~回/1 患者 ・ 年

2.0 ~回/1 患者 ・ 年

3.0 ~回/1 患者 ・ 年

4.0 ~回/1 患者 ・ 年

5.0 ~回/1 患者 ・ 年 合計 不明 記載なし 総計 平均 標準偏差

1 年未満 1,340 55 34 14 14 20 1,477 0 226 1,703 0.29 1.24(%) (90.7) (3.7) (2.3) (0.9) (0.9) (1.4) (100.0)

1 年~ 1,013 148 34 8 3 2 1,208 0 29 1,237 0.22 0.60(%) (83.9) (12.3) (2.8) (0.7) (0.2) (0.2) (100.0)

2 年~ 1,287 192 37 9 5 0 1,530 0 56 1,586 0.21 0.54(%) (84.1) (12.5) (2.4) (0.6) (0.3) (0.0) (100.0)

4 年~ 750 65 10 5 2 0 832 0 22 854 0.13 0.45(%) (90.1) (7.8) (1.2) (0.6) (0.2) (0.0) (100.0)

6 年~ 368 42 3 5 0 2 420 0 11 431 0.17 0.57(%) (87.6) (10.0) (0.7) (1.2) (0.0) (0.5) (100.0)

8 年~ 176 20 5 0 1 0 202 0 5 207 0.17 0.50(%) (87.1) (9.9) (2.5) (0.0) (0.5) (0.0) (100.0)

10 年~ 211 21 2 1 0 0 235 0 4 239 0.12 0.38(%) (89.8) (8.9) (0.9) (0.4) (0.0) (0.0) (100.0)

合計 5,145 543 125 42 25 24 5,904 0 353 6,257 0.21 0.77(%) (87.1) (9.2) (2.1) (0.7) (0.4) (0.4) (100.0)

記載なし 133 21 1 1 1 0 157 0 2,655 2,812 0.19 0.53(%) (84.7) (13.4) (0.6) (0.6) (0.6) (0.0) (100.0)

総計 5,278 564 126 43 26 24 6,061 0 3,008 9,069 0.21 0.77(%) (87.1) (9.3) (2.1) (0.7) (0.4) (0.4) (100.0)

平均 3.17 3.38 2.58 2.73 1.66 0.83 3.16 1.51 3.07

標準偏差 3.17 2.85 2.67 2.51 1.97 1.90 3.13 2.36 3.11

(患者調査による集計)*個々の患者の腹膜炎発症率(回/1 患者・年)は,1.0 未満の数値が 0 となるため,「0」と表示しています.*患者毎の腹膜炎発症率の平均値が腹膜透析患者全体の腹膜炎発症率を表している訳ではないことにご注意ください.

738 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

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補足表 ₃₉ 糖尿病患者* 治療方法とグリコアルブミン,2018

治療方法 14%未満 14%~ 16%~ 18%~ 20%~ 22%~ 24%~ 26%~ 28%~ 30%~ 32%~ 34%~ 合計 記載

なし 総計 平均 標準偏差

血液透析

施設血液透析 1,611 5,275 9,839 11,628 9,737 6,887 4,405 2,582 1,612 1,005 629 1,369 56,579 41,644 98,223 20.85 5.07(%) (2.8) (9.3)(17.4)(20.6)(17.2)(12.2) (7.8) (4.6) (2.8) (1.8) (1.1) (2.4) (100.0)

血液透析濾過 1,385 3,890 6,704 7,430 6,118 4,166 2,493 1,529 942 561 389 711 36,318 21,305 57,623 20.45 4.95(%) (3.8)(10.7)(18.5)(20.5)(16.8)(11.5) (6.9) (4.2) (2.6) (1.5) (1.1) (2.0) (100.0)

血液濾過 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 2 2 4 17.75 3.61(%) (0.0)(50.0) (0.0) (0.0)(50.0) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0) (100.0)

血液吸着透析 2 15 15 17 14 12 8 5 1 2 0 3 94 98 192 20.52 5.03(%) (2.1)(16.0)(16.0)(18.1)(14.9)(12.8) (8.5) (5.3) (1.1) (2.1) (0.0) (3.2) (100.0)

在宅血液透析 8 5 16 11 13 11 5 2 5 3 1 1 81 85 166 20.66 5.13(%) (9.9) (6.2)(19.8)(13.6)(16.0)(13.6) (6.2) (2.5) (6.2) (3.7) (1.2) (1.2) (100.0)

腹膜透析

腹膜透析 259 298 229 131 90 55 27 12 8 2 2 12 1,125 2,688 3,813 16.92 4.40(%)(23.0)(26.5)(20.4)(11.6) (8.0) (4.9) (2.4) (1.1) (0.7) (0.2) (0.2) (1.1) (100.0)

合計 3,265 9,484 16,803 19,217 15,973 11,131 6,938 4,130 2,568 1,573 1,021 2,096 94,199 65,822 160,021 20.65 5.04(%) (3.5)(10.1)(17.8)(20.4)(17.0)(11.8) (7.4) (4.4) (2.7) (1.7) (1.1) (2.2) (100.0)

記載なし 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0(%)

総計 3,265 9,484 16,803 19,217 15,973 11,131 6,938 4,130 2,568 1,573 1,021 2,096 94,199 65,822 160,021 20.65 5.04(%) (3.5)(10.1)(17.8)(20.4)(17.0)(11.8) (7.4) (4.4) (2.7) (1.7) (1.1) (2.2) (100.0)

(患者調査による集計)*糖尿病患者とは,糖尿病の既往があるか,原疾患が糖尿病性腎症の患者

補足表 ₃8 糖尿病患者* 血糖管理指標測定状況,2018グリコアルブミン

のみ回答HbA1c のみ回答 両方回答 合計 記載なし 総計

患者数 69,514 29,882 24,685 124,081 35,940 160,021(%) (56.0) (24.1) (19.9) (100.0)

(患者調査による集計)*糖尿病患者とは,糖尿病の既往があるか,原疾患が糖尿病性腎症の患者

739わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

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補足表 41 糖尿病患者* 治療方法と随時血糖値,2018

治療方法 50mg/dL未満

50mg/dL~

100mg/dL~

150mg/dL~

200mg/dL~

250mg/dL~

300mg/dL~

500mg/dL~

800mg/dL~ 合計 記載

なし 総計 平均 標準偏差

血液透析

施設血液透析 142 9,317 29,775 18,945 7,120 2,306 1,324 56 6 68,991 29,232 98,223 151.51 56.07(%) (0.2) (13.5) (43.2) (27.5) (10.3) (3.3) (1.9) (0.1) (0.0)(100.0)

血液透析濾過 95 5,462 17,144 10,723 4,001 1,407 670 29 3 39,534 18,089 57,623 150.73 55.35(%) (0.2) (13.8) (43.4) (27.1) (10.1) (3.6) (1.7) (0.1) (0.0)(100.0)

血液濾過 0 0 2 0 1 0 0 0 0 3 1 4 165.00 49.96(%) (0.0) (0.0) (66.7) (0.0) (33.3) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0)(100.0)

血液吸着透析 0 23 74 22 12 6 1 0 0 138 54 192 139.73 52.13(%) (0.0) (16.7) (53.6) (15.9) (8.7) (4.3) (0.7) (0.0) (0.0)(100.0)

在宅血液透析 0 15 41 18 8 4 5 0 0 91 75 166 152.07 67.52(%) (0.0) (16.5) (45.1) (19.8) (8.8) (4.4) (5.5) (0.0) (0.0)(100.0)

腹膜透析

腹膜透析 1 421 1,102 479 154 57 31 2 1 2,248 1,565 3,813 140.30 53.39(%) (0.0) (18.7) (49.0) (21.3) (6.9) (2.5) (1.4) (0.1) (0.0)(100.0)

合計 238 15,238 48,138 30,187 11,296 3,780 2,031 87 10 111,005 49,016 160,021 150.99 55.79(%) (0.2) (13.7) (43.4) (27.2) (10.2) (3.4) (1.8) (0.1) (0.0)(100.0)

記載なし 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0(%)

総計 238 15,238 48,138 30,187 11,296 3,780 2,031 87 10 111,005 49,016 160,021 150.99 55.79(%) (0.2) (13.7) (43.4) (27.2) (10.2) (3.4) (1.8) (0.1) (0.0)(100.0)

(患者調査による集計)*糖尿病患者とは,糖尿病の既往があるか,原疾患が糖尿病性腎症の患者

補足表 40 糖尿病患者* 治療方法と HbA1c,2018

治療方法 5.0%未満 5.0%~ 5.5%~ 6.0%~ 6.5%~ 7.0%~ 7.5%~ 8.0%~ 8.5%~ 9.0%~ 合計 記載

なし 総計 平均 標準偏差

血液透析

施設血液透析 3,008 6,303 7,531 6,383 4,420 2,727 1,577 910 493 871 34,223 64,000 98,223 6.17 1.16(%) (8.8)(18.4)(22.0)(18.7)(12.9) (8.0) (4.6) (2.7) (1.4) (2.5) (100.0)

血液透析濾過 1,478 3,207 4,042 3,646 2,539 1,668 916 570 292 496 18,854 38,769 57,623 6.23 1.19(%) (7.8)(17.0)(21.4)(19.3)(13.5) (8.8) (4.9) (3.0) (1.5) (2.6) (100.0)

血液濾過 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 2 2 4 5.35 0.21(%) (0.0)(50.0)(50.0) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0) (0.0) (100.0)

血液吸着透析 8 18 12 4 10 3 3 0 1 1 60 132 192 5.90 1.07(%)(13.3)(30.0)(20.0) (6.7)(16.7) (5.0) (5.0) (0.0) (1.7) (1.7) (100.0)

在宅血液透析 3 10 7 6 6 4 2 3 1 5 47 119 166 6.59 1.47(%) (6.4)(21.3)(14.9)(12.8)(12.8) (8.5) (4.3) (6.4) (2.1)(10.6) (100.0)

腹膜透析

腹膜透析 104 263 306 288 189 102 54 34 15 26 1,381 2,432 3,813 6.14 1.11(%) (7.5)(19.0)(22.2)(20.9)(13.7) (7.4) (3.9) (2.5) (1.1) (1.9) (100.0)

合計 4,601 9,802 11,899 10,327 7,164 4,504 2,552 1,517 802 1,399 54,567 105,454 160,021 6.19 1.17(%) (8.4)(18.0)(21.8)(18.9)(13.1) (8.3) (4.7) (2.8) (1.5) (2.6) (100.0)

記載なし 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0(%)

総計 4,601 9,802 11,899 10,327 7,164 4,504 2,552 1,517 802 1,399 54,567 105,454 160,021 6.19 1.17(%) (8.4)(18.0)(21.8)(18.9)(13.1) (8.3) (4.7) (2.8) (1.5) (2.6) (100.0)

(患者調査による集計)*糖尿病患者とは,糖尿病の既往があるか,原疾患が糖尿病性腎症の患者

740 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

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補足表 42 糖尿病患者* 治療方法とインスリン使用の有無,2018治療方法 なし あり 合計 不明 記載なし 総計

血液透析

施設血液透析 58,976 20,075 79,051 3,094 16,078 98,223(%) (74.6) (25.4) (100.0)

血液透析濾過 32,731 12,835 45,566 2,447 9,610 57,623(%) (71.8) (28.2) (100.0)

血液濾過 2 0 2 1 1 4(%) (100.0) (0.0) (100.0)

血液吸着透析 107 51 158 5 29 192(%) (67.7) (32.3) (100.0)

在宅血液透析 80 40 120 10 36 166(%) (66.7) (33.3) (100.0)

腹膜透析

腹膜透析 2,109 608 2,717 86 1,010 3,813(%) (77.6) (22.4) (100.0)

合計 94,005 33,609 127,614 5,643 26,764 160,021(%) (73.7) (26.3) (100.0)

記載なし 0 0 0 0 0 0(%)

総計 94,005 33,609 127,614 5,643 26,764 160,021(%) (73.7) (26.3) (100.0)

(患者調査による集計)*糖尿病患者とは,糖尿病の既往があるか,原疾患が糖尿病性腎症の患者

補足表 4₃ 糖尿病患者* 治療方法と DPP-4 阻害薬使用の有無,2018治療方法 なし あり 合計 不明 記載なし 総計

血液透析

施設血液透析 46,890 30,891 77,781 1,072 19,370 98,223(%) (60.3) (39.7) (100.0)

血液透析濾過 27,044 17,801 44,845 595 12,183 57,623(%) (60.3) (39.7) (100.0)

血液濾過 1 2 3 0 1 4(%) (33.3) (66.7) (100.0)

血液吸着透析 111 45 156 1 35 192(%) (71.2) (28.8) (100.0)

在宅血液透析 95 33 128 1 37 166(%) (74.2) (25.8) (100.0)

腹膜透析

腹膜透析 1,630 1,020 2,650 29 1,134 3,813(%) (61.5) (38.5) (100.0)

合計 75,771 49,792 125,563 1,698 32,760 160,021(%) (60.3) (39.7) (100.0)

記載なし 0 0 0 0 0 0(%)

総計 75,771 49,792 125,563 1,698 32,760 160,021(%) (60.3) (39.7) (100.0)

(患者調査による集計)*糖尿病患者とは,糖尿病の既往があるか,原疾患が糖尿病性腎症の患者

741わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

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補足表 4₅ 糖尿病患者* 治療方法とその他の糖尿病治療薬使用の有無,2018治療方法 なし あり 合計 不明 記載なし 総計

血液透析

施設血液透析 63,015 13,149 76,164 1,475 20,584 98,223(%) (82.7) (17.3) (100.0)

血液透析濾過 36,146 7,833 43,979 835 12,809 57,623(%) (82.2) (17.8) (100.0)

血液濾過 1 1 2 0 2 4(%) (50.0) (50.0) (100.0)

血液吸着透析 129 23 152 2 38 192(%) (84.9) (15.1) (100.0)

在宅血液透析 100 20 120 8 38 166(%) (83.3) (16.7) (100.0)

腹膜透析

腹膜透析 2,234 401 2,635 47 1,131 3,813(%) (84.8) (15.2) (100.0)

合計 101,625 21,427 123,052 2,367 34,602 160,021(%) (82.6) (17.4) (100.0)

記載なし 0 0 0 0 0 0(%)

総計 101,625 21,427 123,052 2,367 34,602 160,021(%) (82.6) (17.4) (100.0)

(患者調査による集計)*糖尿病患者とは,糖尿病の既往があるか,原疾患が糖尿病性腎症の患者

補足表 44 糖尿病患者* 治療方法とGLP-1 受容体作動薬使用の有無,2018治療方法 なし あり 合計 不明 記載なし 総計

血液透析

施設血液透析 72,762 3,684 76,446 1,217 20,560 98,223(%) (95.2) (4.8) (100.0)

血液透析濾過 41,376 2,786 44,162 630 12,831 57,623(%) (93.7) (6.3) (100.0)

血液濾過 2 0 2 0 2 4(%) (100.0) (0.0) (100.0)

血液吸着透析 149 7 156 1 35 192(%) (95.5) (4.5) (100.0)

在宅血液透析 114 12 126 1 39 166(%) (90.5) (9.5) (100.0)

腹膜透析

腹膜透析 2,523 130 2,653 28 1,132 3,813(%) (95.1) (4.9) (100.0)

合計 116,926 6,619 123,545 1,877 34,599 160,021(%) (94.6) (5.4) (100.0)

記載なし 0 0 0 0 0 0(%)

総計 116,926 6,619 123,545 1,877 34,599 160,021(%) (94.6) (5.4) (100.0)

(患者調査による集計)*糖尿病患者とは,糖尿病の既往があるか,原疾患が糖尿病性腎症の患者

742 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

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743わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

補足表 46 HD患者週 3回透析 年齢と認知症の有無,2009,2010,2018a)2009 年 施設血液透析患者 透析回数週 3 回

認知症なし 認知症あり 合計 不明 記載なし 総計 認知症合併割合 (%)

60 歳未満 53,424 763 54,187 515 6,603 61,305 1.4

60 ~ 74 歳 83,626 6,124 89,750 1,168 10,817 101,735 6.8

75 歳以上 39,819 12,812 52,631 777 6,121 59,529 24.3

合計 176,869 19,699 196,568 2,460 23,541 222,569 10.0

記載なし 1 1 2 0 0 2 50.0

総計 176,870 19,700 196,570 2,460 23,541 222,571 10.0 (患者調査による集計)

b)2010 年 施設血液透析患者 透析回数週 3 回

認知症なし 認知症あり 合計 不明 記載なし 総計 認知症合併割合(%)

60 歳未満 53,022 686 53,708 436 5,825 59,969 1.3

60 ~ 74 歳 88,482 6,109 94,591 1,065 10,661 106,317 6.5

75 歳以上 43,288 13,992 57,280 940 6,526 64,746 24.4

合計 184,792 20,787 205,579 2,441 23,012 231,032 10.1

記載なし 3 0 3 0 0 3 0.0

総計 184,795 20,787 205,582 2,441 23,012 231,035 10.1 (患者調査による集計)

c)2018 年 施設血液透析患者 透析回数週 3 回

認知症なし 認知症あり 合計 不明 記載なし 総計 認知症合併割合(%)

60 歳未満 27,012 388 27,400 1,918 3,840 33,158 1.4

60 ~ 74 歳 56,569 4,073 60,642 4,140 8,202 72,984 6.7

75 歳以上 42,496 13,615 56,111 4,312 7,397 67,820 24.3

合計 126,077 18,076 144,153 10,370 19,439 173,962 12.5

記載なし 0 0 0 0 0 0

総計 126,077 18,076 144,153 10,370 19,439 173,962 12.5 (患者調査による集計)

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744 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

補足表 47 認知症の有無と年齢(男性,女性),2018a)男性認知症の有無 65 歳未満 65 歳~ 75 歳~ 合計 不明 記載なし 総計 平均 標準偏差

なし 55,503 50,307 42,870 148,680 0 0 148,680 66.90 12.27(%) (98.3) (93.7) (80.6) (91.0) (91.0)あり 978 3,400 10,318 14,696 0 0 14,696 77.95 8.81

(%) (1.7) (6.3) (19.4) (9.0) (9.0)合計 56,481 53,707 53,188 163,376 0 0 163,376 67.89 12.41

(%) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)不明 4,124 4,113 4,457 12,694 0 0 12,694 68.49 12.47

記載なし 12,935 12,553 12,520 38,008 0 0 38,008 68.06 12.44総計 73,540 70,373 70,165 214,078 0 0 214,078 67.96 12.42

(患者調査による集計)

補足表 48 認知症の有無と年齢(糖尿病あり,糖尿病なし),2018a)糖尿病あり認知症の有無 65 歳未満 65 歳~ 75 歳~ 合計 不明 記載なし 総計 平均 標準偏差

なし 38,890 39,454 31,584 109,928 0 0 109,928 67.52 11.43(%) (97.7) (91.5) (76.1) (88.3) (88.3)あり 934 3,659 9,927 14,520 0 0 14,520 77.57 8.57

(%) (2.3) (8.5) (23.9) (11.7) (11.7)合計 39,824 43,113 41,511 124,448 0 0 124,448 68.69 11.59

(%) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)不明 2,885 3,256 3,315 9,456 0 0 9,456 69.09 11.56

記載なし 8,428 9,108 8,581 26,117 0 0 26,117 68.57 11.58総計 51,137 55,477 53,407 160,021 0 0 160,021 68.69 11.59

(患者調査による集計)

b)女性認知症の有無 65 歳未満 65 歳~ 75 歳~ 合計 不明 記載なし 総計 平均 標準偏差

なし 23,836 25,577 25,062 74,475 0 0 74,475 68.61 12.26(%) (98.1) (92.4) (72.3) (85.9) (85.9)あり 474 2,103 9,614 12,191 0 0 12,191 80.26 8.25

(%) (1.9) (7.6) (27.7) (14.1) (14.1)合計 24,310 27,680 34,676 86,666 0 0 86,666 70.25 12.45

(%) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)不明 1,734 2,020 2,830 6,584 0 0 6,584 70.84 12.53

記載なし 5,643 6,309 8,056 20,008 0 0 20,008 70.10 12.71総計 31,687 36,009 45,562 113,258 0 0 113,258 70.26 12.50

(患者調査による集計)

b)糖尿病なし認知症の有無 65 歳未満 65 歳~ 75 歳~ 合計 不明 記載なし 総計 平均 標準偏差

なし 37,634 33,762 33,467 104,863 0 0 104,863 67.37 13.09(%) (98.9) (95.5) (79.1) (90.6) (90.6)あり 432 1,589 8,834 10,855 0 0 10,855 80.77 8.28

(%) (1.1) (4.5) (20.9) (9.4) (9.4)合計 38,066 35,351 42,301 115,718 0 0 115,718 68.63 13.30

(%) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)不明 1,064 1,078 1,707 3,849 0 0 3,849 70.40 13.63

記載なし 2,245 2,209 2,685 7,139 0 0 7,139 69.00 13.37総計 41,375 38,638 46,693 126,706 0 0 126,706 68.70 13.32

(患者調査による集計)

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745わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

補足表 49 認知症の有無と透析歴(65 歳未満,65~74 歳,75 歳以上),2018a)65 歳未満認知症の

有無 2年未満 2年~ 5年~ 10年~ 15年~ 20年~ 25年~ 30年~ 35年~ 40年~ 合計 不明 記載なし 総計 平均 標準偏差

なし 16,187 18,774 19,524 10,625 6,157 3,676 2,216 1,218 694 241 79,312 27 0 79,339 8.02 8.08(%) (98.3) (98.1) (98.0) (98.2) (98.2) (98.3) (99.1) (98.5) (98.3) (98.0) (98.2) (93.1) (98.2)

あり 280 357 391 190 111 64 21 19 12 5 1,450 2 0 1,452 7.67 7.66(%) (1.7) (1.9) (2.0) (1.8) (1.8) (1.7) (0.9) (1.5) (1.7) (2.0) (1.8) (6.9) (1.8)

合計 16,467 19,131 19,915 10,815 6,268 3,740 2,237 1,237 706 246 80,762 29 0 80,791 8.01 8.07(%) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)

不明 1,217 1,450 1,460 759 389 255 138 86 49 20 5,823 35 0 5,858 7.67 7.91

記載なし 4,053 4,491 4,520 2,289 1,390 840 507 285 120 58 18,553 25 0 18,578 7.74 7.96

総計 21,737 25,072 25,895 13,863 8,047 4,835 2,882 1,608 875 324 105,138 89 0 105,227 7.95 8.04

(患者調査による集計)

b)65~74 歳認知症の

有無 2年未満 2年~ 5年~ 10年~ 15年~ 20年~ 25年~ 30年~ 35年~ 40年~ 合計 不明 記載なし 総計 平均 標準偏差

なし 14,969 17,341 18,705 10,450 6,073 3,723 2,071 1,301 781 451 75,865 19 0 75,884 8.37 8.41(%) (93.2) (92.5) (92.7) (92.9) (94.5) (95.0) (94.8) (96.7) (96.3) (97.2) (93.2) (90.5) (93.2)

あり 1,097 1,396 1,467 794 351 194 114 45 30 13 5,501 2 0 5,503 7.31 7.21(%) (6.8) (7.5) (7.3) (7.1) (5.5) (5.0) (5.2) (3.3) (3.7) (2.8) (6.8) (9.5) (6.8)

合計 16,066 18,737 20,172 11,244 6,424 3,917 2,185 1,346 811 464 81,366 21 0 81,387 8.29 8.34(%)(100.0)(100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)

不明 1,295 1,444 1,527 794 446 253 152 106 58 38 6,113 20 0 6,133 7.95 8.29

記載なし 3,900 4,414 4,612 2,481 1,488 863 516 310 168 88 18,840 22 0 18,862 8.08 8.25

総計 21,261 24,595 26,311 14,519 8,358 5,033 2,853 1,762 1,037 590 106,319 63 0 106,382 8.24 8.32

(患者調査による集計)

c)75 歳以上認知症の

有無 2年未満 2年~ 5年~ 10年~ 15年~ 20年~ 25年~ 30年~ 35年~ 40年~ 合計 不明 記載なし 総計 平均 標準偏差

なし 17,722 19,018 16,554 7,390 3,677 1,810 978 479 188 94 67,910 22 0 67,932 6.09 6.59(%) (78.4) (76.6) (75.4) (77.0) (79.8) (82.2) (83.8) (86.9) (87.0) (94.9) (77.3) (50.0) (77.3)

あり 4,884 5,809 5,393 2,209 930 391 189 72 28 5 19,910 22 0 19,932 5.71 5.76(%) (21.6) (23.4) (24.6) (23.0) (20.2) (17.8) (16.2) (13.1) (13.0) (5.1) (22.7) (50.0) (22.7)

合計 22,606 24,827 21,947 9,599 4,607 2,201 1,167 551 216 99 87,820 44 0 87,864 6.00 6.41(%) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)

不明 1,995 2,008 1,800 769 329 172 80 54 18 14 7,239 48 0 7,287 5.80 6.43

記載なし 5,524 5,742 5,166 2,118 1,017 505 258 124 49 35 20,538 38 0 20,576 5.87 6.40

総計 30,125 32,577 28,913 12,486 5,953 2,878 1,505 729 283 148 115,597 130 0 115,727 5.97 6.41

(患者調査による集計)

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746 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

補足表 50 年齢と生活活動度,2018

年齢 無症状 軽度症状 50% 以上 起居

50% 以上 就床 終日就床 合計 不明 記載なし 総計

15 歳未満 6 13 13 6 16 54 9 25 88(%) (11.1) (24.1) (24.1) (11.1) (29.6) (100.0)

15 歳~ 439 135 23 12 18 627 22 196 845(%) (70.0) (21.5) (3.7) (1.9) (2.9) (100.0)

30 歳~ 6,457 2,194 383 165 105 9,304 360 2,481 12,145(%) (69.4) (23.6) (4.1) (1.8) (1.1) (100.0)

45 歳~ 27,771 12,493 2,769 1,312 864 45,209 1,554 11,933 58,696(%) (61.4) (27.6) (6.1) (2.9) (1.9) (100.0)

60 歳~ 47,109 36,296 12,668 6,850 4,872 107,795 3,485 28,555 139,835(%) (43.7) (33.7) (11.8) (6.4) (4.5) (100.0)

75 歳~ 19,509 25,822 18,055 11,265 8,248 82,899 2,859 22,470 108,228(%) (23.5) (31.1) (21.8) (13.6) (9.9) (100.0)

90 歳~ 531 904 1,606 1,428 1,252 5,721 207 1,571 7,499(%) (9.3) (15.8) (28.1) (25.0) (21.9) (100.0)

合計 101,822 77,857 35,517 21,038 15,375 251,609 8,496 67,231 327,336(%) (40.5) (30.9) (14.1) (8.4) (6.1) (100.0)

不明 0 0 0 0 0 0 0 0 0(%)

記載なし 0 0 0 0 0 0 0 0 0(%)

総計 101,822 77,857 35,517 21,038 15,375 251,609 8,496 67,231 327,336(%) (40.5) (30.9) (14.1) (8.4) (6.1) (100.0)

平均 63.86 69.00 74.54 75.97 76.43 68.74 68.58 68.83 68.75

標準偏差 12.19 11.41 10.72 10.56 10.77 12.47 13.05 12.54 12.50(患者調査による集計)

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747わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

補足表 51 生活活動度と年齢,1998,2009,2018a)1998 年 透析患者全体

60 歳未満 60~ 74歳 75 歳以上 合計 不明 記載なし 総計

無症状 37,359 19,017 2,741 59,117 0 54 59,171 (%) (59.4) (36.3) (15.9) (44.6)

軽度症状 19,465 20,058 5,300 44,823 0 32 44,855 (%) (31.0) (38.3) (30.8) (33.8)

50%以上起居 3,680 7,324 4,491 15,495 0 15 15,510 (%) (5.9) (14.0) (26.1) (11.7)

50%以上就床 1,516 3,551 2,730 7,797 0 9 7,806 (%) (2.4) (6.8) (15.9) (5.9)

終日就床 832 2,420 1,937 5,189 0 16 5,205 (%) (1.3) (4.6) (11.3) (3.9)

合計 62,852 52,370 17,199 132,421 0 126 132,547 (%) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)

不明,分類不能 0 0 0 0 0 0 0

記載なし 22,035 19,235 7,332 48,602 0 333 48,935

総計 84,887 71,605 24,531 181,023 0 459 181,482

(患者調査による集計)

b)2009 年 施設血液透析患者 透析回数週 3 回60 歳未満 60~ 74歳 75 歳以上 合計 不明 記載なし 総計

無症状 34,043 41,079 13,044 88,166 0 0 88,166 (%) (63.3) (46.0) (24.8) (45.0)

軽度症状 14,505 28,474 14,562 57,541 0 1 57,542 (%) (27.0) (31.9) (27.6) (29.4)

50%以上起居 2,915 10,419 12,069 25,403 0 0 25,403 (%) (5.4) (11.7) (22.9) (13.0)

50%以上就床 1,375 5,287 7,083 13,745 0 1 13,746 (%) (2.6) (5.9) (13.4) (7.0)

終日就床 902 4,135 5,932 10,969 0 0 10,969 (%) (1.7) (4.6) (11.3) (5.6)

合計 53,740 89,394 52,690 195,824 0 2 195,826 (%) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)

不明,分類不能 542 999 541 2,082 0 0 2,082

記載なし 7,023 11,342 6,298 24,663 0 0 24,663

総計 61,305 101,735 59,529 222,569 0 2 222,571

(患者調査による集計)

c)2018 年 透析患者全体60 歳未満 60~ 74歳 75 歳以上 合計 不明 記載なし 総計

無症状 34,673 47,109 20,040 101,822 0 0 101,822 (%) (62.8) (43.7) (22.6) (40.5)

軽度症状 14,835 36,296 26,726 77,857 0 0 77,857 (%) (26.9) (33.7) (30.2) (30.9)

50%以上起居 3,188 12,668 19,661 35,517 0 0 35,517 (%) (5.8) (11.8) (22.2) (14.1)

50%以上就床 1,495 6,850 12,693 21,038 0 0 21,038 (%) (2.7) (6.4) (14.3) (8.4)

終日就床 1,003 4,872 9,500 15,375 0 0 15,375 (%) (1.8) (4.5) (10.7) (6.1)

合計 55,194 107,795 88,620 251,609 0 0 251,609 (%) (100.0) (100.0) (100.0) (100.0)

不明,分類不能 1,945 3,485 3,066 8,496 0 0 8,496

記載なし 14,635 28,555 24,041 67,231 0 0 67,231

総計 71,774 139,835 115,727 327,336 0 0 327,336

(患者調査による集計)

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748 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

補足表 52 年齢と運動習慣,2018

年齢なし,

ほとんどなし週 1 回未満 週 1 回程度 週 2 ~ 3 回 週 4 ~ 5 回

毎日,ほぼ毎日

合計 不明 記載なし 総計

15 歳未満 39 2 2 4 0 3 50 13 25 88(%) (78.0) (4.0) (4.0) (8.0) (0.0) (6.0) (100.0)

15 歳~ 310 23 44 67 28 38 510 130 205 845(%) (60.8) (4.5) (8.6) (13.1) (5.5) (7.5) (100.0)

30 歳~ 4,808 423 523 931 311 649 7,645 1,885 2,615 12,145(%) (62.9) (5.5) (6.8) (12.2) (4.1) (8.5) (100.0)

45 歳~ 24,215 2,091 2,331 4,419 1,434 3,039 37,529 8,534 12,633 58,696(%) (64.5) (5.6) (6.2) (11.8) (3.8) (8.1) (100.0)

60 歳~ 58,130 4,901 5,552 11,940 3,458 7,527 91,508 17,885 30,442 139,835(%) (63.5) (5.4) (6.1) (13.0) (3.8) (8.2) (100.0)

75 歳~ 49,918 3,454 3,862 8,289 1,940 4,156 71,619 12,581 24,028 108,228(%) (69.7) (4.8) (5.4) (11.6) (2.7) (5.8) (100.0)

90 歳~ 4,145 147 186 387 64 140 5,069 760 1,670 7,499(%) (81.8) (2.9) (3.7) (7.6) (1.3) (2.8) (100.0)

合計 141,565 11,041 12,500 26,037 7,235 15,552 213,930 41,788 71,618 327,336(%) (66.2) (5.2) (5.8) (12.2) (3.4) (7.3) (100.0)

不明 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0(%)

記載なし 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0(%)

総計 141,565 11,041 12,500 26,037 7,235 15,552 213,930 41,788 71,618 327,336(%) (66.2) (5.2) (5.8) (12.2) (3.4) (7.3) (100.0)

平均 69.53 67.94 67.94 68.52 66.83 66.97 68.95 67.52 68.88 68.75

標準偏差 12.60 12.19 12.45 11.90 11.91 11.72 12.43 12.73 12.51 12.50

(患者調査による集計)

補足表 53 45 歳未満患者 運動習慣と透析歴,2018運動習慣 2 年未満 2 年~ 5 年~ 10 年~ 15 年~ 20 年~ 25 年~ 30 年~ 35 年~ 40 年~ 合計 不明 記載なし 総計 平均 標準偏差

なし,ほとんどなし 1,279 1,342 1,254 635 377 166 83 17 1 0 5,154 3 0 5,157 6.42 6.38(%) (63.7) (62.3) (62.2) (62.8) (65.1) (59.7) (72.2) (53.1) (16.7) (62.8) (75.0) (62.9)

週 1 回未満 103 121 109 56 31 25 2 0 1 0 448 0 0 448 6.58 6.29(%) (5.1) (5.6) (5.4) (5.5) (5.4) (9.0) (1.7) (0.0) (16.7) (5.5) (0.0) (5.5)

週 1 回程度 129 137 159 73 39 23 6 2 1 0 569 0 0 569 6.68 6.43(%) (6.4) (6.4) (7.9) (7.2) (6.7) (8.3) (5.2) (6.3) (16.7) (6.9) (0.0) (6.9)

週 2 ~ 3 回 233 277 248 119 66 41 12 5 1 0 1,002 0 0 1,002 6.47 6.53(%) (11.6) (12.9) (12.3) (11.8) (11.4) (14.7) (10.4) (15.6) (16.7) (12.2) (0.0) (12.2)

週 4 ~ 5 回 82 90 82 49 22 7 4 2 1 0 339 0 0 339 6.44 6.33(%) (4.1) (4.2) (4.1) (4.8) (3.8) (2.5) (3.5) (6.3) (16.7) (4.1) (0.0) (4.1)

毎日,ほぼ毎日 183 187 165 79 44 16 8 6 1 0 689 1 0 690 6.09 6.46(%) (9.1) (8.7) (8.2) (7.8) (7.6) (5.8) (7.0) (18.8) (16.7) (8.4) (25.0) (8.4)

合計 2,009 2,154 2,017 1,011 579 278 115 32 6 0 8,201 4 0 8,205 6.43 6.40(%) (100.0) (100.0) (100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0) (100.0) (100.0) (100.0)

不明 554 529 498 198 155 49 30 9 3 0 2,025 3 0 2,028 6.06 6.41

記載なし 810 753 615 328 182 100 38 6 1 0 2,833 12 0 2,845 5.99 6.34

総計 3,373 3,436 3,130 1,537 916 427 183 47 10 0 13,059 19 0 13,078 6.28 6.39

(患者調査による集計)

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749わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

補足表 54 45~ 64 歳患者 運動習慣と透析歴,2018運動習慣 2 年未満 2 年~ 5 年~ 10 年~ 15 年~ 20 年~ 25 年~ 30 年~ 35 年~ 40 年~ 合計 不明 記載なし 総計 平均 標準偏差

なし,ほとんどなし 7,556 8,815 9,310 5,269 2,883 1,773 1,101 664 440 165 37,976 18 0 37,994 8.29 8.38(%) (65.9) (63.5) (63.5) (64.2) (62.6) (62.7) (63.5) (66.7) (73.0) (77.5) (64.2) (69.2) (64.2)

週 1 回未満 646 779 850 407 237 165 109 57 31 9 3,290 2 0 3,292 8.15 8.23(%) (5.6) (5.6) (5.8) (5.0) (5.1) (5.8) (6.3) (5.7) (5.1) (4.2) (5.6) (7.7) (5.6)

週 1 回程度 694 903 903 506 256 185 106 54 24 10 3,641 0 0 3,641 8.04 7.94(%) (6.1) (6.5) (6.2) (6.2) (5.6) (6.5) (6.1) (5.4) (4.0) (4.7) (6.2) (0.0) (6.2)

週 2 ~ 3 回 1,247 1,647 1,865 1,024 631 365 208 112 55 18 7,172 5 0 7,177 8.44 7.97(%) (10.9) (11.9) (12.7) (12.5) (13.7) (12.9) (12.0) (11.3) (9.1) (8.5) (12.1) (19.2) (12.1)

週 4 ~ 5 回 402 524 579 295 191 103 57 41 14 4 2,210 0 0 2,210 8.23 7.93(%) (3.5) (3.8) (4.0) (3.6) (4.1) (3.6) (3.3) (4.1) (2.3) (1.9) (3.7) (0.0) (3.7)

毎日,ほぼ毎日 918 1,206 1,147 700 410 236 154 67 39 7 4,884 1 0 4,885 8.17 7.97(%) (8.0) (8.7) (7.8) (8.5) (8.9) (8.3) (8.9) (6.7) (6.5) (3.3) (8.3) (3.8) (8.3)

合計 11,463 13,874 14,654 8,201 4,608 2,827 1,735 995 603 213 59,173 26 0 59,199 8.27 8.25(%) (100.0) (100.0) (100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0) (100.0) (100.0) (100.0)

不明 2,752 3,062 3,146 1,676 1,020 646 376 209 108 36 13,031 9 0 13,040 8.02 8.14

記載なし 4,149 4,700 4,965 2,449 1,503 935 588 357 154 75 19,875 35 0 19,910 8.02 8.20

総計 18,364 21,636 22,765 12,326 7,131 4,408 2,699 1,561 865 324 92,079 70 0 92,149 8.18 8.22

(患者調査による集計)

補足表 55 65~ 74 歳患者 運動習慣と透析歴,2018運動習慣 2 年未満 2 年~ 5 年~ 10 年~ 15 年~ 20 年~ 25 年~ 30 年~ 35 年~ 40 年~ 合計 不明 記載なし 総計 平均 標準偏差

なし,ほとんどなし 8,791 10,011 10,976 6,231 3,457 2,128 1,219 756 484 287 44,340 11 0 44,351 8.39 8.45(%) (65.1) (62.2) (63.0) (64.2) (61.9) (63.0) (64.7) (65.6) (69.2) (72.7) (63.5) (61.1) (63.5)

週 1 回未満 778 882 901 499 272 167 95 60 27 19 3,700 0 0 3,700 7.90 8.13(%) (5.8) (5.5) (5.2) (5.1) (4.9) (4.9) (5.0) (5.2) (3.9) (4.8) (5.3) (0.0) (5.3)

週 1 回程度 759 1,024 1,065 592 350 212 118 61 42 18 4,241 1 0 4,242 8.35 8.20(%) (5.6) (6.4) (6.1) (6.1) (6.3) (6.3) (6.3) (5.3) (6.0) (4.6) (6.1) (5.6) (6.1)

週 2 ~ 3 回 1,612 2,133 2,390 1,288 783 464 238 147 83 41 9,179 3 0 9,182 8.44 8.15(%) (11.9) (13.3) (13.7) (13.3) (14.0) (13.7) (12.6) (12.7) (11.9) (10.4) (13.1) (16.7) (13.1)

週 4 ~ 5 回 504 652 689 347 235 111 70 47 18 8 2,681 1 0 2,682 8.09 7.94(%) (3.7) (4.1) (4.0) (3.6) (4.2) (3.3) (3.7) (4.1) (2.6) (2.0) (3.8) (5.6) (3.8)

毎日,ほぼ毎日 1,070 1,385 1,394 754 485 297 145 82 45 22 5,679 2 0 5,681 8.19 8.08(%) (7.9) (8.6) (8.0) (7.8) (8.7) (8.8) (7.7) (7.1) (6.4) (5.6) (8.1) (11.1) (8.1)

合計 13,514 16,087 17,415 9,711 5,582 3,379 1,885 1,153 699 395 69,820 18 0 69,838 8.34 8.33(%) (100.0) (100.0) (100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0) (100.0) (100.0) (100.0)

不明 2,927 3,019 3,221 1,770 1,015 623 348 229 138 84 13,374 5 0 13,379 8.12 8.43

記載なし 4,820 5,489 5,675 3,038 1,761 1,031 620 380 200 111 23,125 40 0 23,165 8.00 8.21

総計 21,261 24,595 26,311 14,519 8,358 5,033 2,853 1,762 1,037 590 106,319 63 0 106,382 8.24 8.32

(患者調査による集計)

補足表 56 75 歳以上患者 運動習慣と透析歴,2018運動習慣 2 年未満 2 年~ 5 年~ 10 年~ 15 年~ 20 年~ 25 年~ 30 年~ 35 年~ 40 年~ 合計 不明 記載なし 総計 平均 標準偏差

なし,ほとんどなし 13,669 15,118 13,676 6,125 2,832 1,332 714 354 138 72 54,030 33 0 54,063 6.07 6.44(%) (70.6) (69.9) (70.8) (71.3) (69.9) (69.6) (69.9) (71.2) (73.8) (79.1) (70.5) (82.5) (70.5)

週 1 回未満 948 1,008 938 377 178 72 45 26 6 3 3,601 0 0 3,601 5.83 6.23(%) (4.9) (4.7) (4.9) (4.4) (4.4) (3.8) (4.4) (5.2) (3.2) (3.3) (4.7) (0.0) (4.7)

週 1 回程度 1,063 1,224 963 399 207 99 57 24 8 2 4,046 2 0 4,048 5.81 6.32(%) (5.5) (5.7) (5.0) (4.6) (5.1) (5.2) (5.6) (4.8) (4.3) (2.2) (5.3) (5.0) (5.3)

週 2 ~ 3 回 2,078 2,467 2,193 1,018 481 246 106 54 25 7 8,675 1 0 8,676 6.23 6.45(%) (10.7) (11.4) (11.4) (11.9) (11.9) (12.9) (10.4) (10.9) (13.4) (7.7) (11.3) (2.5) (11.3)

週 4 ~ 5 回 485 543 509 242 120 57 28 14 1 3 2,002 2 0 2,004 6.33 6.47(%) (2.5) (2.5) (2.6) (2.8) (3.0) (3.0) (2.7) (2.8) (0.5) (3.3) (2.6) (5.0) (2.6)

毎日,ほぼ毎日 1,112 1,262 1,041 426 236 108 71 25 9 4 4,294 2 0 4,296 5.97 6.44(%) (5.7) (5.8) (5.4) (5.0) (5.8) (5.6) (7.0) (5.0) (4.8) (4.4) (5.6) (5.0) (5.6)

合計 19,355 21,622 19,320 8,587 4,054 1,914 1,021 497 187 91 76,648 40 0 76,688 6.06 6.43(%) (100.0) (100.0) (100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0)(100.0) (100.0) (100.0) (100.0)

不明 3,850 3,761 3,131 1,285 657 345 172 72 37 16 13,326 15 0 13,341 5.68 6.42

記載なし 6,920 7,194 6,462 2,614 1,242 619 312 160 59 41 25,623 75 0 25,698 5.82 6.36

総計 30,125 32,577 28,913 12,486 5,953 2,878 1,505 729 283 148 115,597 130 0 115,727 5.97 6.41

(患者調査による集計)

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750 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

補足表 57 HBs抗原陽性率の推移,1971-2018

西暦年 HBs 抗原 - HBs 抗原 + 合計 不明 記載なし 総計 HBs 抗原 陽性率 (%)

1971 952 103 1,055 (選択肢設定なし)(表内に記載なし)(表内に記載なし) 9.76

1999 133,741 2,856 136,597 2,122 46,966 185,685 2.09

2000 77,574 1,650 79,224 2,543 28,179 109,946 2.08

2001 93,500 1,824 95,324 2,649 23,105 121,078 1.91

2006 197,907 4,234 202,141 5,892 41,924 249,957 2.09

2007 205,587 4,077 209,664 3,253 51,439 264,356 1.94

2018 266,176 3,722 269,898 9,576 47,862 327,336 1.38 (患者調査による集計)

補足表 58 透析歴と HBs抗原陽性率,2018

透析歴 HBs 抗原 - HBs 抗原 + 合計 不明 記載なし 総計 HBs 抗原 陽性率(%)

2 年未満 58,338 695 59,033 2,451 11,639 73,123 1.18

2 年~ 66,775 837 67,612 2,456 12,176 82,244 1.24

5 年~ 66,179 909 67,088 2,196 11,835 81,119 1.35

10 年~ 33,722 533 34,255 1,025 5,588 40,868 1.56

15 年~ 18,511 303 18,814 556 2,988 22,358 1.61

20 年~ 10,459 198 10,657 367 1,722 12,746 1.86

25 年~ 5,976 118 6,094 222 924 7,240 1.94

30 年~ 3,387 62 3,449 114 536 4,099 1.80

35 年~ 1,813 44 1,857 85 253 2,195 2.37

40 年~ 873 18 891 33 138 1,062 2.02

合計 266,033 3,717 269,750 9,505 47,799 327,054 1.38

不明 143 5 148 71 63 282 3.38

記載なし 0 0 0 0 0 0 0.00

総計 266,176 3,722 269,898 9,576 47,862 327,336 1.38

平均 7.42 8.63 7.43 6.98 6.90 7.34

標準偏差 7.70 8.47 7.71 7.87 7.41 7.67(患者調査による集計)

補足表 59 透析歴と HBs抗原陽性率,2007

透析歴 HBs 抗原 - HBs 抗原 + 合計 不明 記載なし 総計 HBs 抗原 陽性率(%)

2 年未満 48,315 831 49,146 966 12,026 62,138 1.69

2 年~ 53,189 973 54,162 855 13,553 68,570 1.80

5 年~ 51,361 987 52,348 804 12,924 66,076 1.89

10 年~ 25,138 550 25,688 309 6,273 32,270 2.14

15 年~ 12,871 304 13,175 159 3,138 16,472 2.31

20 年~ 7,506 193 7,699 80 1,824 9,603 2.51

25 年~ 7,207 239 7,446 80 1,701 9,227 3.21

合計 205,587 4,077 209,664 3,253 51,439 264,356 1.94 (患者調査による集計)

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751わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

補足表 60 HCV抗体陽性率・HCV-RNA陽性率の推移

西暦年

HCV 抗体 - HCV 抗体 +

合計 抗体 陽性率

抗体陽性者における RNA 陽性率 (%)

RNA - RNA + RNA不明 RNA 記載なし 抗体-小計 RNA - RNA + RNA不明 RNA 記載なし 抗体+小計

1999 38,108 208 74,981 (選択肢設定なし) 113,297 3,856 3,569 14,080 (選択肢設定なし) 21,505 134,802 15.95 48.07

2000 23,480 149 44,117 (選択肢設定なし) 67,746 2,131 2,387 7,023 (選択肢設定なし) 11,541 79,287 14.56 52.83

2001 29,036 99 52,868 (選択肢設定なし) 82,003 2,554 2,984 7,675 (選択肢設定なし) 13,213 95,216 13.88 53.88

2002 15,476 199 138,954 (選択肢設定なし) 154,629 1,982 4,987 16,267 (選択肢設定なし) 23,236 177,865 13.06 71.56

2003 22,572 127 109,574 15,568 147,841 1,684 4,842 12,022 2,318 20,866 168,707 12.37 74.20

2006 47,567 210 105,161 30,615 183,553 2,587 5,387 10,013 2,900 20,887 204,440 10.22 67.56

2007 54,013 250 94,141 39,759 188,163 3,178 5,657 7,855 3,827 20,517 208,680 9.83 64.03

2018 83,385 249 82,057 90,242 255,933 3,991 2,398 4,560 1,785 12,734 268,667 4.74 37.53

(患者調査による集計)

補足表 61 透析歴と HCV抗体陽性率,2018

透析歴 HCV 抗体 - HCV 抗体 + 合計 不明 記載なし 総計 HCV 抗体 陽性率(%)

2 年未満 56,439 2,353 58,792 2,538 11,793 73,123 4.00

2 年~ 64,615 2,721 67,336 2,513 12,395 82,244 4.04

5 年~ 63,752 3,025 66,777 2,238 12,104 81,119 4.53

10 年~ 32,478 1,600 34,078 1,064 5,726 40,868 4.70

15 年~ 17,920 769 18,689 592 3,077 22,358 4.11

20 年~ 10,180 435 10,615 357 1,774 12,746 4.10

25 年~ 5,686 367 6,053 224 963 7,240 6.06

30 年~ 2,905 530 3,435 107 557 4,099 15.43

35 年~ 1,313 548 1,861 63 271 2,195 29.45

40 年~ 503 376 879 36 147 1,062 42.78

合計 255,791 12,724 268,515 9,732 48,807 327,054 4.74

不明 142 10 152 66 64 282 6.58

記載なし 0 0 0 0 0 0

総計 255,933 12,734 268,667 9,798 48,871 327,336 4.74

平均 7.28 10.50 7.43 6.87 6.95 7.34

標準偏差 7.45 11.40 7.71 7.68 7.45 7.67(患者調査による集計)

補足表 62 透析歴と HCV抗体陽性率,2007

透析歴 HCV 抗体 - HCV 抗体 + 合計 不明 記載なし HCV 抗体 陽性率(%)

2 年未満 45,372 3,713 49,085 973 12,080 7.56

2 年~ 49,713 4,258 53,971 927 13,672 7.89

5 年~ 47,987 4,087 52,074 953 13,049 7.85

10 年~ 23,502 1,983 25,485 443 6,342 7.78

15 年~ 11,642 1,397 13,039 247 3,186 10.71

20 年~ 5,866 1,782 7,648 117 1,838 23.30

25 年~ 4,081 3,297 7,378 132 1,717 44.69

合計 188,163 20,517 208,680 3,792 51,884 9.83 (患者調査による集計)

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752 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

補足表 63 HCV抗体と HCV-RNA,2018HCV-RNA- HCV-RNA+ 合計 不明 記載なし 総計

HCV 抗体- 83,385 249 83,634 82,057 90,242 255,933 (%)* (92.63) (0.28)

HCV 抗体+ 3,991 2,398 6,389 4,560 1,785 12,734 (%)* (4.43) (2.66)

合計 87,376 2,647 90,023 86,617 92,027 268,667

不明 729 48 777 6,727 2,294 9,798

記載なし 486 48 534 135 48,202 48,871

総計 88,591 2,743 91,334 93,479 142,523 327,336 (患者調査による集計)

*HCV 抗体と HCV-RNA の両者の陰性陽性が明らかな 90,023 人に対する%

補足表 64 HCV抗体と HCV-RNA,2007HCV-RNA- HCV-RNA+ 合計 不明 記載なし 総計

HCV 抗体- 54,013 250 54,263 94,141 39,759 188,163 (%)* (85.60) (0.40)

HCV 抗体+ 3,178 5,657 8,835 7,855 3,827 20,517 (%)* (5.04) (8.97)

合計 57,191 5,907 63,098 101,996 43,586 208,680

不明 1,086 242 1,328 2,263 201 3,792

記載なし 967 178 1,145 794 49,945 51,884

総計 59,244 6,327 65,571 105,053 93,732 264,356 (患者調査による集計)

*HCV 抗体と HCV-RNA の両者の陰性陽性が明らかな 63,098 人に対する%

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753わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

補足表 65 HBs抗原と ALT(GPT)値,2018

HBs 抗原 10IU/L未満

10IU/L ~

15IU/L ~

20IU/L ~

30IU/L ~

40IU/L ~

60IU/L ~

100IU/L ~

200IU/L ~

400IU/L ~ 合計 記載なし 総計 平均 標準偏差

HBs 抗原- 120,506 77,026 29,728 17,320 4,278 2,273 885 1,097 1,565 317 254,995 11,181 266,176 14.57 34.45(%) (47.3) (30.2) (11.7) (6.8) (1.7) (0.9) (0.3) (0.4) (0.6) (0.1) (100.0)

HBs 抗原+ 1,625 1,060 433 273 84 35 18 13 19 8 3,568 154 3,722 15.49 37.17(%) (45.5) (29.7) (12.1) (7.7) (2.4) (1.0) (0.5) (0.4) (0.5) (0.2) (100.0)

合計 122,131 78,086 30,161 17,593 4,362 2,308 903 1,110 1,584 325 258,563 11,335 269,898 14.58 34.49(%) (47.2) (30.2) (11.7) (6.8) (1.7) (0.9) (0.3) (0.4) (0.6) (0.1) (100.0)

不明 4,012 2,472 986 572 140 63 26 101 155 23 8,550 1,026 9,576 19.45 48.13(%) (46.9) (28.9) (11.5) (6.7) (1.6) (0.7) (0.3) (1.2) (1.8) (0.3) (100.0)

記載なし 6,672 4,251 1,692 979 246 119 54 56 117 32 14,218 33,644 47,862 15.85 46.86(%) (46.9) (29.9) (11.9) (6.9) (1.7) (0.8) (0.4) (0.4) (0.8) (0.2) (100.0)

総計 132,815 84,809 32,839 19,144 4,748 2,490 983 1,267 1,856 380 281,331 46,005 327,336 14.79 35.71(%) (47.2) (30.1) (11.7) (6.8) (1.7) (0.9) (0.3) (0.5) (0.7) (0.1) (100.0)

(患者調査による集計)

補足表 66 HCV抗体と ALT(GPT)値,2018

HCV 抗体 10IU/L未満

10IU/L ~

15IU/L ~

20IU/L ~

30IU/L ~

40IU/L ~

60IU/L ~

100IU/L ~

200IU/L ~

400IU/L ~ 合計 記載なし 総計 平均 標準偏差

HCV 抗体- 116,397 74,127 28,427 16,380 4,050 2,115 840 1,066 1,505 293 245,200 10,733 255,933 14.51 34.43(%) (47.5) (30.2) (11.6) (6.7) (1.7) (0.9) (0.3) (0.4) (0.6) (0.1) (100.0)

HCV 抗体+ 5,240 3,574 1,613 1,100 301 171 56 47 85 32 12,219 515 12,734 16.36 37.87(%) (42.9) (29.2) (13.2) (9.0) (2.5) (1.4) (0.5) (0.4) (0.7) (0.3) (100.0)

合計 121,637 77,701 30,040 17,480 4,351 2,286 896 1,113 1,590 325 257,419 11,248 268,667 14.60 34.60(%) (47.3) (30.2) (11.7) (6.8) (1.7) (0.9) (0.3) (0.4) (0.6) (0.1) (100.0)

不明 4,096 2,535 1,003 614 150 68 27 99 152 23 8,767 1,031 9,798 19.17 47.01(%) (46.7) (28.9) (11.4) (7.0) (1.7) (0.8) (0.3) (1.1) (1.7) (0.3) (100.0)

記載なし 7,082 4,573 1,796 1,050 247 136 60 55 114 32 15,145 33,726 48,871 15.56 45.28(%) (46.8) (30.2) (11.9) (6.9) (1.6) (0.9) (0.4) (0.4) (0.8) (0.2) (100.0)

総計 132,815 84,809 32,839 19,144 4,748 2,490 983 1,267 1,856 380 281,331 46,005 327,336 14.79 35.71(%) (47.2) (30.1) (11.7) (6.8) (1.7) (0.9) (0.3) (0.5) (0.7) (0.1) (100.0)

(患者調査による集計)

補足表 67 HCV抗体陽性患者 HCV-RNAと ALT(GPT)値,2018

HCV-RNA 10IU/L未満

10IU/L ~

15IU/L ~

20IU/L ~

30IU/L ~

40IU/L ~

60IU/L ~

100IU/L ~

200IU/L ~

400IU/L ~ 合計 記載なし 総計 平均 標準偏差

HCV-RNA- 1,880 1,117 419 270 68 37 15 20 38 13 3,877 114 3,991 16.60 41.56(%) (48.5) (28.8) (10.8) (7.0) (1.8) (1.0) (0.4) (0.5) (1.0) (0.3) (100.0)

HCV-RNA+ 846 680 342 267 83 48 13 8 21 11 2,319 79 2,398 19.09 43.73(%) (36.5) (29.3) (14.7) (11.5) (3.6) (2.1) (0.6) (0.3) (0.9) (0.5) (100.0)

合計 2,726 1,797 761 537 151 85 28 28 59 24 6,196 193 6,389 17.53 42.40(%) (44.0) (29.0) (12.3) (8.7) (2.4) (1.4) (0.5) (0.5) (1.0) (0.4) (100.0)

不明 1,803 1,269 619 425 104 68 21 10 15 7 4,341 219 4,560 15.03 32.73(%) (41.5) (29.2) (14.3) (9.8) (2.4) (1.6) (0.5) (0.2) (0.3) (0.2) (100.0)

記載なし 711 508 233 138 46 18 7 9 11 1 1,682 103 1,785 15.50 31.97(%) (42.3) (30.2) (13.9) (8.2) (2.7) (1.1) (0.4) (0.5) (0.7) (0.1) (100.0)

総計 5,240 3,574 1,613 1,100 301 171 56 47 85 32 12,219 515 12,734 16.36 37.87(%) (42.9) (29.2) (13.2) (9.0) (2.5) (1.4) (0.5) (0.4) (0.7) (0.3) (100.0)

(患者調査による集計)

Page 76: わが国の慢性透析療法の現況 › overview › file › 2018 › pdf › 2018all.pdf透析会誌52(12):679~754,2019 わが国の慢性透析療法の現況 (2018年12月31日現在)

754 わが国の慢性透析療法の現況(2018 年 12 月 31 日現在)

2018 年調査 回答率一覧施設調査 回答形態 集計対象 集計対象

施設数回答あり

(不明回答含む) 回答なし 回答率 参考: 回答ありのうち 「不明」 回答数

ET 測定頻度 カテゴリ 透析コンソールを 1 台 以上を保有する施設 4,388 4,386 2 100.0 15

ET 測定値 カテゴリ 〃 4,388 4,369 19 99.6 49 細菌数測定頻度 カテゴリ 〃 4,388 4,386 2 100.0 25 細菌数 カテゴリ 〃 4,388 4,360 28 99.4 112 透析用水のための供給水源 カテゴリ 〃 4,388 4,387 1 100.0 14 始業前残留塩素測定頻度 カテゴリ 〃 4,388 4,386 2 100.0 56 残留塩素測定方法 カテゴリ 〃 4,388 4,308 80 98.2 221 日本透析医学会水質基準(化学汚染基準)の認知 カテゴリ 〃 4,388 4,386 2 100.0 74 日本透析医学会水質基準(化学汚染基準)の測定頻度 カテゴリ 〃 4,388 4,385 3 99.9 228

患者調査 回答形態 集計対象 集計対象 患者数

回答あり (不明回答含む) 回答なし 回答率 参考: 回答ありのうち

「不明」 回答数糖尿病の既往 カテゴリ 透析患者全体 327,336 281,932 45,404 86.1 420虚血性心疾患の既往(PCI,CABG 後を含む) カテゴリ 〃 327,336 251,799 75,537 76.9 1,727脳出血の既往 カテゴリ 〃 327,336 247,881 79,455 75.7 1,722脳梗塞の既往 カテゴリ 〃 327,336 251,575 75,761 76.9 1,639四肢切断の有無 カテゴリ 〃 327,336 249,085 78,251 76.1 589大腿骨近位部骨折の既往 カテゴリ 〃 327,336 247,580 79,756 75.6 1,242

被嚢性腹膜硬化症(EPS)の既往 カテゴリ 腹膜透析(PD)の経験があるか現在施行している患者 18,045 14,367 3,678 79.6 352

降圧薬使用の有無 カテゴリ 透析患者全体 327,336 260,461 66,875 79.6 1,023喫煙の有無 カテゴリ 〃 327,336 252,571 74,765 77.2 17,803腹膜透析の経験 カテゴリ 〃 327,336 251,837 75,499 76.9 1,200腎移植の回数 カテゴリ 〃 327,336 250,431 76,905 76.5 1,968治療方法 カテゴリ 〃 327,336 327,336 0 100.0 0 HD(F)と PD の併用状況 カテゴリ 〃 327,336 327,336 0 100.0 0 週透析回数 数量 〃 327,336 298,043 29293 91.1

透析時間 数量 PD を除く体外循環を 用いた血液透析患者 318,267 296,049 22,218 93.0

血流量 数量 〃 318,267 293,121 25,146 92.1 HDF 希釈方法 カテゴリ HDF 患者 121,634 102,102 19532 83.9 1641 セッションあたりの置換液量 数量 〃 121,634 99,077 22557 81.5 身長 数量 透析患者全体 327,336 287,164 40,172 87.7

体重(透析後) 数量 PD を除く体外循環を 用いた血液透析患者 318,267 290,502 27,765 91.3

BUN(透析前) 数量 〃 318,267 290,571 27,696 91.3 クレアチニン濃度(透析前) 数量 〃 318,267 290,293 27,974 91.2 透析前アルブミン濃度 数量 透析患者全体 327,336 294,864 32,472 90.1 透析前 CRP 濃度 数量 〃 327,336 256,059 71,277 78.2 透析前カルシウム濃度 数量 〃 327,336 293,780 33,556 89.7 透析前リン濃度 数量 〃 327,336 296,340 30,996 90.5 PTH 測定法 カテゴリ 〃 327,336 287,475 39861 87.8 724 PTH 値 数量 〃 327,336 281,045 46291 85.9 透析前ヘモグロビン濃度 数量 〃 327,336 294,030 33,306 89.8 総コレステロール濃度 数量 〃 327,336 244,881 82,455 74.8 HDL-C 濃度 数量 〃 327,336 237,959 89,377 72.7 透析前収縮期血圧 数量 〃 327,336 289,484 37,852 88.4 透析前拡張期血圧 数量 〃 327,336 289,221 38,115 88.4 透析前脈拍 数量 〃 327,336 283,436 43,900 86.6 手根管開放術の既往 カテゴリ 〃 327,336 239,794 87,542 73.3 2,438ALT(GPT) 数量 〃 327,336 281,331 46,005 85.9 HBs 抗原 カテゴリ 〃 327,336 279,474 47,862 85.4 9,576HCV 抗体 カテゴリ 〃 327,336 278,465 48,871 85.1 9,798HCV-RNA カテゴリ HCV 抗体が + の患者 12,734 10,949 1,785 86.0 4,560

随時血糖値 数量 原疾患が糖尿病か,糖尿病の既往がありの患者 160,021 111,005 49,016 69.4

グリコアルブミン 数量 〃 160,021 94,199 65,822 58.9 HbA1c  数量 〃 160,021 54,567 105,454 34.1 インスリン使用の有無 カテゴリ 〃 160,021 133,257 26,764 83.3 5,643DPP-4 阻害薬使用の有無 カテゴリ 〃 160,021 127,261 32,760 79.5 1,698GLP-1 受容体作動薬使用の有無 カテゴリ 〃 160,021 125,422 34,599 78.4 1,877その他の糖尿病治療薬使用の有無 カテゴリ 〃 160,021 125,419 34,602 78.4 2,367認知症の有無 カテゴリ 透析患者全体 327,336 269,320 58,016 82.3 19,278生活活動度 カテゴリ 〃 327,336 260,105 67,231 79.5 8,496運動習慣 カテゴリ 〃 327,336 255,718 71,618 78.1 41,788

患者調査(PD 調査) 回答形態 集計対象 集計対象 患者数

回答あり (不明回答含む) 回答なし 回答率 参考: 回答ありのうち

「不明」 回答数現在施行中の PD 歴(月) 数量 PD 患者 9,069 6,257 2,812 69.0 2018 年中の PD 実施月数 数量 〃 9,069 6,436 2633 71.0 PET 施行の有無 カテゴリ 〃 9,069 6,334 2,735 69.8 112PET Cr D/P 比 数量 〃 9,069 3,469 5,600 38.3 イコデキストリン透析液使用の有無 カテゴリ 〃 9,069 6,289 2,780 69.3 65一日透析液使用量 数量 〃 9,069 6,008 3,061 66.2 残存腎機能(一日尿量) 数量 〃 9,069 4,995 4,074 55.1 一日平均除水量 数量 〃 9,069 5,573 3,496 61.5 残腎 Kt/V 数量 〃 9,069 2,767 6,302 30.5 PDKt/V 数量 〃 9,069 2,953 6,116 32.6 APD(自動腹膜潅流装置)使用の有無 カテゴリ 〃 9,069 6,350 2,719 70.0 57PD 透析液交換方法 カテゴリ 〃 9,069 6,295 2,774 69.4 962018 年中の腹膜炎罹患回数 カテゴリ 〃 9,069 6,348 2,721 70.0 152018 年中の出口部感染罹患回数 カテゴリ 〃 9,069 6,291 2,778 69.4 16

回答率 =[回答あり÷(回答あり+回答なし)]×100