Upload
others
View
0
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
◇◇「社会保障は誰のため?」1◇◇理事会報告 2◇◇「靴のフィッティングとインソールによる
歩行へのアプローチ」に参加して 4◇◇理学療法士の視点から「おむつ」
の弊害を知る! 5◇◇2017 リレーフォーライフ 7◇◇知読万恵 8
◇◇高知県理学療法士協会 事業予定表 8・9◇◇(公社)高知県理学療法士協会の
フェイスブックを始めました!! 9◇◇今後の予定 10◇◇賛助会員 11◇◇求人広告募集 12◇◇編集後記 12
№ 156
「社会保障は誰のため?」副会長 大 畑 剛
もちろん「困った人」のためであるが、これは今現在、困っている人だけの問題ではありません。現役世代は勿論のこと、将来にわたって多くの人がいずれお世話になるものといえます。その内容は多岐にわたり、年金制度、医療・介護保険制度、生活保護制度など、金銭的あるいはサービス提供など様々なものがあげられます。先日の衆議院議員選挙の争点?とされたように、我々国民が強く関心を持たなければならない事項です。さて、我々理学療法士の視点でみてみると、社会保障費のパンクは皆保険制度の維持に大きな支障を与え、
十分な医療を隈無く患者様に提供することができなくなる可能性が生じます。関連があると思われるのが「標準的リハビリテーション算定期間」といえるでしょう。不幸にして重度な脳卒中になれば、制度的には180日間期限付きで医療保険下での疾患別リハビリテーションを受けることとなります。この制度が施行された際には、多くの患者団体から苦情が起き「日数制限は死の宣告!」と新聞記事になりました。そこで国は回復の見込みのある患者であればリハビリ期間の延長、あるいは13単位/月に限り認めざるを得なくなりました。しかし、この180日という期限設定は現在でも明記されています。平成30年の医療・介護同時改定では13単位/月の廃止が予想され、強いバイアスのもと介護保険下でのリハビリテーションに移行が進むと思われます。このプロセスには国の財政問題が大きく関わってくることになります。潤沢に国の資金があれば患者は低負担率で高コストの医療(充実した医療)を受けることができ、我々理学療法士の職域も安定する方向に動くことでしょう。逆に財政が緊迫すると患者の自己負担率が上がり、低コストの医療しか受けることしかできません。今回の選挙結果から与党の公約が守られれば社会保障にお金が回ることになり、少子化の抑制や長期的に
は医療サービスの先細り抑制に働くことが予想されます。消費税が8パーセントから10パーセントに上がりますが、先ほどのことを思って2パーセント分財布をゆるめることといたしましょう。決して森友・加計問題をブラインドするために困った方々が「社会保障問題」を扱われたのでないことを信じて...。
No.156 2017・12・20 発行 公益社団法人 高知県理学療法士協会
( 2) 高知県理学療法士協会ニュース № 156
(公社)高知県理学療法士協会 平成29年度第5回 理事会 議事録(要約)
日 時:平成29年8月9日(水)18:45~20:45場 所:県士会事務室(レジデンスノナミ 107号室)出席者:会長:宮本
監事:山田・徳平理事:小笠原・日野・山﨑・前岡・和田・
稲岡・八坂・井上委員長:清岡表彰審査委員長部長:福祉(森野)書記:曽我
<議 題>1.表彰者の推薦について
清岡表彰審査委員長より、医療功労賞(読売新聞)、公衆衛生事業功労者表彰について資料に基づき説明がなされ、審議の結果、該当者なしで承認された。また、知事表彰についても説明がなされ、審議の結果、該当者なしで承認された。
2.高知災害リハ連絡協議会の報告小笠原理事より、各団体と協定を結び災害時の方針
作成など高知災害リハ連絡協議会の進捗状況の説明がなされた。加えて、上記協議会の副会長依頼、災害時の対応として高知県理学療法士協会 会員区での活動是非について資料に基づき説明がなされ、審議の結果、協議会の副会長として小笠原副会長を推薦すること、災害時対応として会員区別での活動が承認された。
3.会員区活動部主催研修会における講師への交通費について八坂理事より、資料に基づき説明がなされ、審議の
結果、県内講師であっても高知県理学療法士協会が定める旅費規程に準じて交通費を支給することが承認された。また、高速代金については旅費規程で賄えるものとし支給しないことで承認された。なお、宮本会長より、各部格差が生じないよう財務部と連携することが付言された。
4.研修会の案内におけるSNS利用について八坂理事より、資料に基づき説明がなされ、審議の
結果、SNSの利用は広報戦略にもなるが、管理業務、書き込み対応などのデメリットを再検討する継続審議議題となった。
5.各部部員に対する委嘱状の発行について井上事務局長より、資料に基づき説明がなされ、審
議の結果、必要に応じて発行することで承認された。6.土佐リハビリテーションカレッジ教育課程編成委員会 委員就任依頼について井上事務局長より、資料に基づき説明がなされ、審
議の結果、大畑副会長が継続して就任することで承認された。
7.第14回いきいき百歳大交流大会 後援名義使用について井上事務局長より、資料に基づき説明がなされ、審議の結果、名義使用が事後承認された。8.高知県在宅緩和ケア推進連絡協議会 委員の推薦について井上事務局長より、資料に基づき説明がなされ、審議の結果、前岡理事を継続して推薦することで承認された。9.医療学習会・交流会 講師の派遣依頼について
井上事務局長より、資料に基づき説明がなされ、審議の結果、平成29年10月11日開催「パーキンソン病のリハビリについて」は、いずみの病院から選出、平成30年2月21日開催「後縦靭帯骨化症のリハビリについて」は、事務局で選出することで承認された。10.高知県精神保健福祉大会への後援について
井上事務局長より、資料に基づき説明がなされ、審議の結果、後援することで事後承認された。11.公社)日本理学療法士協会代議員選挙における選挙管理運営委員の選出について井上事務局長より、資料に基づき説明がなされ、審議の結果、栗山選挙管理委員長を選出することで承認された。12.第19回高知県介護老人保健施設大会への後援について井上事務局長より、資料に基づき説明がなされ、審議の結果、後援することで承認された。13.平成20年度7月分会員の入会・休会について
井上事務局長より、資料に基づき、会員の入休会について説明がなされ、審議の結果、34名の入会、継続含め2名の休会が承認された。なお、平成29年8月2日現在の在会者数は1,475名、休会者91名、会員総数1,566名となった。
<報 告>1.総務部活動報告(H29年7月)
資料に基づき、発送記録、備品購入について報告がなされた。2.研修会における企業参入について
八坂理事より、資料に基づき、今まで参入していない研修会における企業参入において日本理学療法士協会 倫理規定 遵守事項に準拠し、利益相反の開示を行うことを了解の上で開催する旨、報告がなされた。3.学術部第2回定期研修会の開催について
資料に基づき、第2回定期研修会の開催について報告がなされた。4.補助金事業報告
山﨑理事より、資料に基づき、平成29年度理学療法士講習会(基本編理論)「セラピストのためのクリニ
理 事 会 報 告
高知県理学療法士協会ニュース № 156 ( 3 )
カルクラークシップの実践」において受講者が予定より不足したことによる収支報告がなされた。
5.財務部活動報告資料に基づき財務部活動報告がなされた。
6.広報部活動報告資料に基づき広報部活動報告がなされた。
7.医療部活動報告資料に基づき医療部活動報告がなされた。
8.リレー・フォー・ライフ・ジャパン2017日野理事より、平成29年11月3,4日 高知大学医学
部附属病院で開催されるリレー・フォー・ライフ・ジャパン2017において、各部各2名を選出し対応していく旨、報告がなされた。なお、10月の運営会議、理事会までに選出者を決定できるよう各部で検討することも付言された。
以上
(公社)高知県理学療法士協会 平成29年度第6回 理事会 議事録(要約)
日 時:平成29年9月13日(水) 18:45 ~ 20:45場 所:県士会事務室(レジデンスノナミ 107号室)出席者:会 長;宮本
理 事;大畑・小笠原・日野・山﨑・前岡・和田・八坂・東・井上
事務室長;山本部長;総務(滝本)・財務(西村)監事;山田・徳平書記;田渕
<議 題>1.本会会員の不祥事について
井上事務局長より資料に基づき説明がなされた。高知県理学療法士協会では、日本理学療法士協会に上申しその決定に準じて対応すること、もしその決定に対し申し立てがあった場合は再度協議し、事務局より理学療法士協会に上申することが審議の結果、承認された。
2.介護予防事業アドバイザー派遣について和田理事より資料に基づき説明がなされ、審議の結
果、吉村泰輔会員、中山智晴会員(両名ともに須崎くろしお病院)の2名が推薦されることが承認された。
3.士会組織強化委員会 意見交換会について井上事務局長より資料に基づき説明がなされ、審議
の結果、「地域リハビリテーション活動支援事業」についての意見交換が行われることが承認された。また、山本事務室長より、日本理学療法士協会からの委託事業を「日本理学療法士協会高知県士会」として実施するのか、もしくは「高知県理学療法士協会」として実施するのか、定款細則第12条2の解釈についての意見交換が行われることが承認された。なお、宮本会長より他に懸案事項があれば事務局へ打診することが
付言された。4.公社)認知症の人と家族の会 後援依頼について
井上事務局長より資料に基づき説明がなされ、審議の結果、後援を受理することが承認された。5.平成29年度8月分 会員の入会・復会・退会について滝本総務部部長より資料に基づき説明がなされ、審議の結果、入会者4名、復会者1名、退会者2名、休会者0名が承認された。なお、平成29年9月22日時点において、在会1,498名、休会92名、計1,590名となっている。6.平成30年度 春の外国人叙勲候補者の推薦について
井上事務局長より資料に基づき説明がなされ、審議の結果、「候補者なし」で承認された。
<報 告>1.事務局長会議 出席報告
井上事務局長より、資料に基づき全国事務局長会議の報告がなされた。また、大畑副会長より新生涯教育システムについて、質問があり変更点などの報告がなされた。2.総務部8月活動報告、発送記録
資料に基づき総務部活動報告ならびに、発送記録の報告がなされた。3.職能部8月活動記録、議事録
資料に基づき職能部活動記録、ならびに議事録の報告がなされた。4.学術部8月活動報告
資料に基づき学術部活動報告がなされた。5.医療部8月活動報告
資料に基づき医療部活動報告がなされた。6.財務部8月活動報告
資料に基づき財務部活動報告がなされた。また、西村財務部部長より、資料に基づき各部に対して中間点検についての報告がなされた。7.会員区活動部8月活動報告資料に基づき会員区活動部活動報告がなされた。
8.福祉部8月活動報告、議事録資料に基づき福祉部活動報告、ならびに議事録の報告がなされた。9.保健部8月活動報告
資料に基づき、保健部活動報告がなされた。また、日野理事よりリレーフォーライフに関して、各部より選出された2名の氏名を10月の会議で明記することが報告された。10.会員交流会について
山本事務室長より交流会の案内を郵送することに加えて、ホームページに掲載する旨の提言がなされた。また、宮本会長より交流会の書面の書式統一を図るよう総務部、事務局で相談することが付言された。
以上
高知県理学療法士協会中央西区域平成29年度第1回ブロック研修会
「靴のフィッティングとインソールによる歩行へのアプローチ」に参加して
井上病院 リハビリテーション科 田 所 稔 祥
今回、訪問フットケアサービスあしすとの理学療法士である相原一輝先生と近森オルソリハビリテーション病院の理学療法士である小松弘典先生より、足部の解剖~足部の動きが全身に与える影響、正しい靴の履き方、良い靴の選び方、パッドを使用しての歩行へのアプローチの仕方を説明して頂きました。足部は立位、歩行時に唯一地面と接する部分であり、運動連鎖により下肢や体幹の動きに変化を与えます。
そのポイントは、距骨下関節で、歩行周期の接地期には回内位、推進期には回外位となります。距骨下関節を安定させると、過回内、過回外からの運動連鎖によるアライメントの異常を防ぎ、歩行の安定に繋がります。過回内が起こると、下肢の機能的短縮による脚長差が生じますが、距骨下関節を安定させることで防ぐことが出来ます。そのためには、後足部が硬くてしっかりとした良い靴を履くことが必要です。また紐・ベルトがある靴で、前足部の足根中足関節部をしっかり締めると、前足部の広がりを抑えることが出来ます。そうすると、外力に対してしっかりと踏ん張ることが出来るため、立位姿勢の安定につながります。しかし、患者さんや利用者さんはサイズの大きい脱ぎ履きしやすい靴を履いていることが多く、足や歩行にとってそれは悪い靴となります。良い靴を選び正しい履き方を指導することはそれだけで足の傷の予防、歩行の安定に繋がるとの事です。また、受講者で互いに足長、足囲、足幅を測り、理想の靴のサイズを算出しましたが、実際より大きいサ
イズの靴を履いている方が大半でした。中には足幅が狭く、市販品にはぴったり合う靴が見つかりにくい方もいました。最後に実技として実際にパッドを靴の中敷きの底部に貼り、歩行の変化を確認しました。歩行分析により、まずその方の問題点を抽出した上でそれに対してのパッドを貼ることにより安定した歩容となっていました。今後関わる患者さんや利用者さんに、靴や足部に問題があった際には、今回の研修を生かし、身体機能や
日常生活の改善に繋がるようアプローチしていきたいと感じました。
( 4) 高知県理学療法士協会ニュース № 156
高知県理学療法士協会ニュース № 156 ( 5 )
◇◆◇ 理学療法士の視点から「おむつ」の弊害を知る!◇◆◇
北島病院 理学療法士 高 橋 文 江
「おむつ」による弊害は、理学療法士にとって無視できない問題です。間違ったおむつの使い方は、姿勢や動きに
影響し廃用症候群や二次障害を引き起こし活動の妨げに繋がるからです。効果的な運動療法の実施における身体環
境の整えと福祉用具であるおむつの正しい選択と適切なあて方が人の身体に与える影響について考えます。
◆おむつ装着時の臥位・座位・立位における「おむつ」が姿勢と動きに与える影響を考える
(写真1) (写真2) (写真3)テープ止め紙おむつの中に2枚以上の尿とりパッドを重ね使いした場合の臥位・座位・立位姿勢を写真に示します。
まずおむつが座位姿勢と動きにどのような影響を及ぼすのかを確認します。
股関節は屈曲・外転・外旋位となり骨盤の後傾位が著明となります。(写真1)
姿勢修正を自分でできない方が臥位から座位になると、臀部のおむつの厚みが座位を不安定にさせ姿勢を崩し骨
盤後傾位・体幹円背となります。(写真2)
座位で出現した姿勢は、重力の影響を受けやすい立位でさらに強調されます。(写真3)
臥位から立位・歩行に至る一連の動作の中で自由度の高い股関節の動きは重要です。股関節の動きの妨げが、上記
写真の臥位姿勢をつくり、座位・立位姿勢においても同様の姿勢となります。このように上半身・下半身の両方の重
さが腰部に集中し胸部と腹部を圧迫し身体の内外部の働きを低下させる姿勢を不良姿勢と言います。身体の働きを
低下させる不良姿勢は、精神(意欲)・呼吸・循環・食・排泄などの機能低下を招く廃用症候群に繋がり、誤嚥や拘
縮・変形や褥そうなどの二次障害を発生させ、生きる力を奪います。
間違ったおむつのあて方から引き起こされる不良姿勢が、人の動きの妨げに繋がりADLの低下のみならず命に
関わる大きなリスクを招くことを知っておくことが大切です。
◆間違った「おむつ」のあて方①尿とりパッドの重ね使いをしない
尿とりパッドは1枚使用が基本です。
重ね使いによる尿とりパッドの厚みが、股間を広げ
臀部の安定性を妨げます。
②股関節の動きを妨げるあて方をしない
テープ止め紙おむつで股関節を覆うようなあて方は
股関節の動きを妨げます。
( 6) 高知県理学療法士協会ニュース № 156
◇福祉用具としての「おむつ」を知る「おむつ」は排泄アウターと排泄インナーに分かれます。
*排泄アウター:排泄インナーを外側で固定するもの
テープ止め紙おむつ パンツ型紙おむつ ベルトタイプ ホルダーパンツ*排泄インナー:内側で排泄物を吸収するもの
尿とりパッド 紙パンツ用パッド 両面吸収パッド フラットシート
*フラットシートは排泄インナーではありません。洗浄用シートです。つまり、尿とりパッドとして使用することは禁忌です。
◇正しいおむつのあて方排泄アウター(テープ止め紙おむつなど)と排泄インナー(尿とりパッド)1枚で
使用します。
①おむつのギャザーをたてる
②ソケイ部に添うようにあてる (矢印参照)
③テープ止め紙おむつで股関節を覆わない
④下のテープは下から上へ、上のテープは上から下へとめる
股関節の動きを妨げないあて方により、座位は安定し良い姿勢に繋がります。
排泄用福祉用具としてのおむつは多様化しています。多くの
種類の中からおむつの特徴を知り、使う方の能力に合わせた適
切な選択が、ケアに関わるスタッフ全員に求められます。適切
な選択の後に正しいあて方ができれば、患者さん・ご利用者さ
んはおむつのずれや排泄物による汚染から解放され、排泄介助
の軽減、さらにはADLの向上に繋がります。おむつを使用す
る方の排泄時の能力を伝え、正しいおむつの選択に繋げること
は、理学療法士の重要な役割の一つです。
引用・参考:(株)光洋ホームページ、(株)近澤製紙所ホームページ、(株)リブドゥコーポレーションホームページ、白十字株式会社ホームページ、「おむつ検定」テキスト
(株)はいせつ総合研究所「むつき庵」、もっと介護力!シリーズ 高齢者のQOLを高めて介護者の悩みも顔決!おむつトラブル110番・浜田きよ子著
リレーフォーライフはアメリカ対がん協会(ACS)が国際ライセンスを持っている企画で、日本では公益財
団法人日本対がん協会(以下、対がん協会)にライセンスが与えられています。がん患者さんやそのご家族を
支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧をめざすチャリティー活動です。
リレー・フォー・ライフ活動の締めくくりとして2日間のイベントを開催します。会場ではチームの仲間
とタスキをつなぎ、夜通し歩きます。
高知県では2017年11月3日(金)、4日(土)に高知大学医学部のグランドにて24時間チャリティイベントが
開催され、(公社)高知県理学療法士協会も参加しました。私は3日の夜に参加しましたが、昨年より約一カ
月遅れの開催ということもあり、少し肌寒い中でのイベント参加となりました。イベントには数多くの団体、
病院、企業等が参加されており、24時間交代で歩き続けました。又、がんリハビリテーションについて意見
を聞けたりと、とても有意義な時間を過ごすことが出来たように感じます。
また、保健部の皆さんが用意して下さった、おでんやバーベキューを堪能させていただき、冷えた体を温
めながら皆さんと楽しく参加させていただきました。
次年度開催の折には、多数の皆さんに参加していただき、イベントを盛り上げることが出来ればと思いま
す。
高知県理学療法士協会ニュース № 156 ( 7 )
2017 リレーフォーライフ2017 リレーフォーライフ
広報部 小 松 由 典
開会式の様子 皆さん元気に歩かれています
夜のキャンドルアップ
( 8) 高知県理学療法士協会ニュース № 156
ほめると子どもはダメになる〈 榎本博明 著,新潮新書 2017. 〉
「やさしさ」過剰社会 人を傷つけてはいけないのか〈 榎本博明 著,PHP新書 2016. 〉
前号のニュースNo.155に会長は「ほめられ世代」という巻頭言を載せられた。同号の「知読万恵で紹介した『“おもてなし”という残酷社会』」の著者は、この“叱らずほめる”ことについて、標記の新書も出版している。学生や実習生を、そして新人を教育することは、将来、一緒に仕事をしてもらう理学療法士の仲間を育て
る事である。学生・実習生・新人に、相手を傷つけるのではないかという誤った解釈と間違った忖度と過剰な気遣で、注意したり叱ったりせずにうわべで褒めて教えることは、結局は褒め殺しにしてしまう。打たれ弱い、あるいはひ弱な医療者は、度を超すと、共感を通り越して逆転移してしまう。これは危険である。それほどでなくても、そして医療職者だからという訳でもあるまいが、新人職員に媚びを売ることがよいのかどうか。さらに言えば、いまや理学療法士業界は、学生や実習生はお客様で、新人は神様ですという時代は終わった。すぐに辞めていきそうな新卒者を採らなくても、買い手市場なのだから。アメリカかぶれは、そろそろ終わりにしたほうがよい。「ほめて育てる」という教育法は、発祥の地アメリカでも、いまや否定されている。かと言って、古来の徒弟制度に戻すわけにはいかない。バトンタッチして未来を託す後輩を、いまの熟練理学療法士を超えるレベルにまで育てる責務を感じている諸会員、著者の意見もご参考に・・・。 (山本双一)
月 事務局 理事会・運営会 総務部 財務部 厚生部 広報部 職能部 医療部 福祉部
12
12/13第7回理事会
12/13第3回運営会議
12/27定例部会
12/8定例部会
12/20士会ニュース156号発行予定
12/7定例部会
・吸引研修会
12/18定例部会
1
1/10予定 1/24定例部会
・新年会 1/5 定例部会 1/21管理者ネットワーク研修会
1/4定例部会
1/15定例部会
1/27,28訪問リハビリテーション実務者研修会
2
2/14予定 臨時総会案内資料作成
賛助会員申込書作成&発送
2/21定例部会
2/20ぱわふるとさ9号発行予定
2/2定例部会
・管理者ネットワーク研修会
2/1定例部会
・災害研修会
2/19定例部会
3
・臨時総会 3/14予定 法人定期提出書類作成と提出
3/28定例部会
3/20士会ニュース157号発行予定
3/2定例部会
3/1定例部会
3/19定例部会
高知県理学療法士協会 事業予定表今年度の高知県理学療法士協会、各部 の
(公社)高知県理学療法士協会のフェイスブックを始めました!!
高知県理学療法士協会のフェイスブックページが完成しました。主に高知県内で開催される学会や研修会、講習会の案内を掲載予定です。フェイスブックをご利用の皆様、是非ともご活用いただきますよう、また「いいね」や「シェア」をして頂きますよう、よろしくお願いいたします。高知県理学療法士協会ホームページ(http://www.kopta.net/)にアイコンがございます。また、フェイ
スブック上にて「高知県理学療法士協会」で検索していただければページを検索できます。今後、フェイスブックページで掲載をしてほしい内容などのご要望があれば、[email protected]までご
連絡をお願いいたします。広報部長 小松由典
高知県理学療法士協会ニュース № 156 ( 9 )
保健部 学術部 教育部会員区活動部
本部 安芸 中央東 中央西 高幡 幡多
12/17キネシオテーピング講習会
12/25定例部会
12/10第5回新人研修会
平成30年度事業計画及び予算調整会議
12/3第1回ブロック研修会
1/22定例部会
1/28救急法基礎講習会
1/27第3回定期研修会
1/14第6回新人研修会
1/17新人発表
・第2回ブロック研修会
・定期役員会
・ブロック研修会
・ブロック研修会
2/18高知龍馬マラソン
2/26定例部会
・救急法基礎講習会
2/18第31回高知県理学療法学会
2/25第28回新人発表学術集会
・定期役員会
・新人プレ発表
・定期役員会
・新人プレ発表
・定期役員会
・新人プレ発表
・高知県PT学会
3/26定例部会
テーピング認定試験
表(平成29年12月~平成30年3月)部 の事業予定になります。ご活用下さい。
(10) 高知県理学療法士協会ニュース № 156
● ●今 後 の 予 定
◇第31回高知県理学療法学会
日 時:平成30年2月18日(日)場 所:黒潮町ふるさと総合センター学会テーマ:「地域包括ケアを考える~高知で生きる~」特 別 講 演:講師 佐藤 孝臣 先生((株)ライフリー)教育セミナー:講師 若林 秀隆 先生(横浜市立大学付属市民総合医療センター)発 表 演 題:一般演題(21題予定)
◇第28回高知県理学療法士協会新人発表学術集会
開催日:平成30年2月25日(日曜日)場 所:高知県立福祉交流プラザ 5 階研修室
*詳細は高知県理学療法士協会ホームページ www.kopta.net をご覧ください
高知県理学療法士協会ニュース № 156 (11)
(12) 高知県理学療法士協会ニュース № 156
求人広告募集本士会にて発行しております機関紙(高知県理学療法士協会ニュース)の求人広告を随時募
集いたしております。ご希望の方はHPを参照いただき、お手数ですが、申し込み用紙をプリ
ントアウトし記入の上、郵送にてお申し込みくださるか事務局までご連絡下さい。
敬 具
○ お申し込みは随時募集いたしておりますが、ニュース発行の時期と重なりますと、次号に
持ち越されるなど、掲載が遅れる場合があります。何卒ご了承くださいますようお願いいた
します。
高知県理学療法士協会ニュース No.156 平成29年12月20日発行
発行所 公益社団法人 高知県理学療法士協会(連絡先)〒781-5103 高知市大津乙2500-2
土佐リハビリテーションカレッジ 理学療法学科内TEL & FAX(088)866-7533http://www.kopta.net e-mail:jimukyoku@kopta.net
発行者 宮 本 謙 三広報部編集委員会
編 集 後 記早いもので、2017年も残りあとわずかとなりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
今号の高知県理学療法士協会ニュースにも掲載しておりますが、高知県理学療法士協会のフェイスブックが公開されております。主に、高知県にて開催されます学会や研修会、講習会などの掲載を予定しております。フェイスブックのアカウントをお持ちの方は、是非ともご覧ください。年末年始ということで、宴席などの機会も多くなるとは思います。体調にお気をつけ、良いお年
を迎えられることを願っております。それでは、皆様よいお年を…。
(Y・K)