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も み 枯 細 菌 病 内 頴 褐 変 病い も ち 病 紋 枯 病 コ ウ キ ヤ ガ ラコブノメイガ被害稲 こ う じ 病 ミナミアオカメムシ ホ タ ル イ ア ゼ ガ ヤ キシュウスズメノヒエ主 な病 害 虫雑 草
令和2年産 水稲栽培のしおりJ A 香 川 県 三 豊 地 区 営 農 センタ ーJ A 香 川 県 豊 南 地 区 営 農 センタ ー西 讃 農 業 改 良 普 及 セ ン タ ー 監 修「☆農薬・除草剤は2019年10月1日現在登録状況による」
(2019年10月作成)
7. 確認防除基準 10a当り
対象病害虫
い も ち 病 オリゼメート粒剤葉 いもち:初 発10日前から初発時穂 いもち:出 穂4 ~ 3 週 間 前
収穫 7日前まで
収穫45日前まで
収穫30日前まで
収穫60日前までスクミノンと
ジャンボたにしくん合わせて2回以内の使用とする
3~4kg
1,000倍
3~4kg
1,000倍
3~4kg
4kg
1~4kg
1~2kg
2回以内
2回以内
2回以内
2回以内
5回以内
2回以内
ブラシンフロアブル
モンガリット粒剤
スターナ水和剤
パダンバッサ粒剤
スクミノン
ジャンボたにしくん
*田植同時施用機(こまき ちゃん等)による散布可能
いもち病・ごま葉枯病稲 こ う じ 病もみ 枯 細 菌 病
紋 枯 病稲こうじ病
内穎褐変病もみ枯細菌病
穂ばらみ初期~乳熟期(但し収穫21日前まで)
ニカメイチュウウ ン カ 類イネツトムシ
コブノメイガ
スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)
農 薬 名 使 用 時 期 注 意 事 項使 用 量 使用回数使用時期は、収穫14日前まで。施用は3cm以上の湛水状態で均一に散布し施用後少なくとも1週間以上は落水やかけ流しはしない。※箱剤「ビルダーフェルテラチェスGT粒剤」を 使用した場合は、使用回数は1回以内とする。
施用は、3cm以上の湛水状態で均一に散布し、施用後は少なくとも1週間以上は落水やかけ流しはしない。もんがれ病が垂直進展期に入る出穂期直前以降の散布では効果が低下する。
湛水状態で、手又は散粒機で田面に均一に散布する。散布後1週間以上は、落水やかけ流しはしない。
は種後、移植後直ちに散布する。湛水状態(3~5cm)で均一に散布し、散布後7日間は湛水状態にして、落水やかけ流しをしない。水田以外には絶対に使用しない。
出穂期前後の10日以内に1~2回とし、1回の場合は出穂期又はその直前を目標とする。
発生初期に治療剤として散布する。
6. 本田必須防除基準例(箱剤・本田防除剤は用途に合わせていずれかを選択する) 10a当り
箱 剤 本 田 防 除 カメムシ防除
播種時(覆土前)~移植当日 1回
エバーゴルプラス箱粒剤(50g/箱)いもち病・もんがれ病
フタオビコヤガ・イネツトムシ・コブノメイガニカメイチュウ・ツマグロヨコバイウンカ類・イネミズゾウムシイネドロオイムシ・しらはがれ病
平坦部~海沿但し、縞葉枯病の発生が多くウンカ類が多い場合はビルダーフェルテラチェスGT粒剤を使用した方が良い
出穂 10~5日前イモチエーススタークル
粒剤(3kg)いもち病・もんがれ病・穂枯れ
ウンカ類・ツマグロヨコバイ・カメムシ類
収穫35日前まで1回(高温時、葉に褐点の恐れ)
出穂期~穂揃期ダブルカットバリダフロアブル(1,000倍)
穂揃期まで2回以内150リットル散布
いもち病・もんがれ病
スタークル液剤10(1,000倍)ウンカ類・ツマグロヨコバイ
カメムシ類収穫7日前まで3回以内150リットル散布
混用
移植3日前~移植当日 1回
ビルダーフェルテラチェスGT粒剤(50g/箱)
いもち病・もんがれ病 ウンカ類・ツマグロヨコバイ
コブノメイガ
中山間部~平坦部但し、いもち病の発生が少なく、フタオビコヤガやツマグロヨコバイが多い場合はエバーゴルプラス箱粒剤を使用した方が良い
箱剤と本田防除を組合せて使用。
出穂7日~14日後
スタークル粒剤(3kg)
ウンカ類・ツマグロヨコバイニカメイチュウ・カメムシ類収穫7日前まで3回以内
スタークル豆つぶ(250g)
ウンカ類・ツマグロヨコバイカメムシ類
収穫7日前まで3回以内
スタークル液剤10(1,000倍)
ウンカ類・ツマグロヨコバイカメムシ類
収穫7日前まで3回以内150リットル散布
○無人ヘリの出穂期防除を実施した場合も、カメムシ防除は必須です。○スタークル関係薬剤の本田散布(無人ヘリ防除を含む)は合計3回以内です。○出穂期とは、ほ場全体の4~5割が出穂した時期、穂揃期とはほ場の8~9割が 出穂した時期をいいます。
5. 倒伏軽減剤の使用基準 10a当り農 薬 名 使 用 時 期 注 意 事 項使 用 量 使用回数
1 回出穂25~10日前2~3kgロ ミ カ 粒 剤 湛水状態で均一に散布。散布後7日は湛水状態を保ち、入水・落水・かけ流し等の水の移動は行わない。
1 回出穂10~2日前75~100mlビビフルフロアブル〈少量散布:25~50ℓ〉、〈通常散布:50~150ℓ〉倒伏軽減の必要とする所にのみ処理する部分散布も可能。多量散布や重複散布にならないように注意する。
4. 中期除草剤の使用基準 10a当り
○ 粒剤の効果発現に必要な止水期間は表示されていますが、周辺環境保全のために1週間以上落水しない。○ 農薬散布の際には、近接ほ場の栽培作物に飛散しないよう細心の注意を払う。○ 難防除雑草は、春先の耕起前や稲刈り後の「茎葉処理型除草剤」と組み合わせた防除で、発生量を減らしましょう。○ 農薬のラベルに記載の使用量・使用時期・使用方法・使用回数を必ず守る。
注 意 事 項落水または、ごく浅く湛水して均一に散布。落水直後処理とし、散布後2~3日間(浅水処理は5日間)は入水しない。ノビエ5.0葉期まで。湛水または落水状態で25~100ℓの水に溶き散布。キシュウスズメノヒエでは再生茎3~6葉で使用し、畦畔から侵入したものは全体に株元まで散布する。使用の際には、展着剤を加用する。ノビエ ・ホタルイ3.0葉期まで。湛水して手まき、または散粒機で均一に散布。散布後3~5日は3~5cmの湛水を保ち落水はしない。
落水状態で70~100ℓの水に溶き散布。散布後2~3日おいてから入水する。二重散布はしない。周辺作物にかからないよう注意する。
湛水して手まき、または散粒機で均一に散布。水稲が水没するような極端な深水は避ける。散布後3~4日間は湛水を保ち、落水はしない。
ノビエ4.0葉期まで。70~100ℓの水に溶き散布。落水状態で散布し、3日間(浅水処理は5日間)は水の移動を行わない。使用の際には、展着剤を加用しない。
薬 剤 名対象雑草使用時期区分 使 用 量 使用回数
中
期
除
草
剤
バサグラン粒剤
クリンチャーEW
カービー1キロ粒剤
3~4kg
100ml
1kg
100~120g
1,000ml
1回
2回以内
1回
1回
2回以内
移植後20~30日(収穫60日前まで)
移植後15~30日
移植後20日~(収穫30日前まで)
有効分けつ終止期~幼穂形成期前(移植後25~30日)
(収穫60日前まで)
2,4-Dアミン塩
クリンチャーバスME液剤
移植後20日~(収穫50日前まで)
モゲトン粒剤 2~3kg 3回以内発生始~盛期(収穫45日前まで)
イネ科以外の一年生雑草マツバイ・ホタルイ・ウリカワオモダカ・ミズガヤツリ
水田一年生雑草マツバイ・ホタルイ・オモダカクログワイ・ウリカワミズカヤツリ・(セリ)キシュウスズメノヒエ
水田一年生雑草マツバイ・ホタルイウリカワ・ミズカヤツリ
ヒルムシロ
イネ科以外の水田雑草
ノビエキシュウスズメノヒエ
アセガヤ
藻類ウキクサ類
3. 初期除草剤の使用基準 10a当り注 意 事 項薬 剤 名対象雑草使用時期区分 使 用 量 使用回数
初
期
除
草
剤 移植直後からノビエ1.0葉期まで。散布後4日間は水深3~5cmを保つ。
ユ ニ ハ ー ブフ ロ ア ブ ル 500ml 1回移植直後~3日
水田一年生雑草マツバイ・ホタルイウリカワ・ミズカヤツリ
シ ロ ノッ ク1キロ粒剤51 1kg 1回移植直後~9日
移植時または 水田一年生雑草・マツバイホタルイ・ウリカワ・ミズカヤツリ(ヒルムシロ)・(セリ)・(クログワイ)(オモダカ)・(藻類)・(表層はく離)
ノビエ2.5葉期まで。移植時(田植同時散布)は、除草剤散布機が付いた田植機による処理に限る。散布後3~4日間は水深3~5cmを保つ。補植苗での薬害が著しいので、補植後5日間はあける。田植同時散布する場合は、漏水田、強還元田などでの使用は避け、浅植え、浮き苗が生じないようにし、処理後直ちに入水する。
ノビエ2.5葉期まで。散布後3~4日間は湛水状態を保つ。砂質土壌、漏水田、軟弱苗、極端な浅植えでは使用しない。
3kg 1回バトル 粒 剤移植後5~9日 水田一年生雑草マツバイ・ウリカワ・ホタルイミズカヤツリ・(コウキヤガラ)
ノビエ2.5葉期まで。散布後3~4日間は水深5~6cmを保つ。湛水して畦畔から小包装のまま10aあたり10個の割合で均等に投げ入れる。
30g×10個 1回移植直後~7日 カチボシLジャンボ水田一年生雑草マツバイ・ホタルイウリカワ・ミズカヤツリ
ノビエ2.5葉期まで。散布後3~4日間は水深3~5cmを保つ。砂質土壌、漏水田、軟弱苗、極端な浅植え、浮き苗が多い水田は使用を避ける。
イ ッ ポ ン Dフ ロ ア ブ ル 500ml 1回移植直後~9日
水田一年生雑草・マツバイウリカワ・ホタルイ・ミズカヤツリ(オモダカ)・(クログワイ)・(ヒルムシロ)(セリ)・(藻類)・(表層はく離)
※藻類、表層はく離が発生する前に早めに散布しましょう。
2. 施肥設計例(kg/10a)
③ 堆肥を利用した施肥設計例
② 40日タイプ肥料(穂肥1回)
① 化成肥料(穂肥2回)
※生育が衰える場合は、早期追肥を施用する。
④ 全量基肥一発施肥(穂肥なし)
※さぬきの米一発(J)は窒素成分が20%と高いため、施用量に注意!
○ 早期コシヒカリ:5/15植まで・短期コシヒカリ:5/16植から6/10植まで。○ 麦わら・野菜残渣をすきこむ場合は、浅水で管理し間断灌水を行う。 なお、ワキ(ガスの発生)が激しい場合は、軽く田干しして、ガス抜きを行う。○ 堆肥の施用は代かきの30日前までに行い、施用後はすみやかに耕起する。○ 「粒状ユーキ鉄ケイカル」は土づくり、「苦土一番」は食味向上、「珪酸加里」は 稲の健全育成を目的として施用しましょう。
⑤ 土壌改良資材
品 種 名
オ オ セ ト
ヒ ノ ヒ カ リ
つぶばりくん
朝日 BB488
肥 料 名 出穂前18日 10日全 量 基 肥
95 60
60 3580 50
25
1520
10
1010
11.4
8.411.2
チッソ量
品 種 名
早期コシヒカリ
ヒ ノ ヒ カ リ短期コシヒカリ コシツータッチ
中生ふたふり
肥 料 名 出穂前18日 16日全 量 基 肥
55 30
50 3045 25
―
20―
25
―20
5.5
7.54.5
チッソ量
品 種 名
早期コシヒカリ
オ オ セ ト短期コシヒカリ Jコート早生1号
さぬきの米一発(J)
肥 料 名 全 量 基 肥
40 40
45 4530 30
5.6
9.04.2
チッソ量
ヒ ノ ヒ カ リ 35 35 7.0
品 種 名
全 品 種 共 通粒状ユーキ鉄ケイカル苦 土 一 番
または珪 酸 加 里
肥 料 名 全 量 基 肥
100 100
40 40
―
出 穂40~30日前
品 種 名
ヒ ノ ヒ カ リ 牛ふん完熟堆肥中生ふたふり
肥 料 名 出穂前基 肥 18日全 量 代 か き30日前まで
1,000 1,00030 ―
―20
―10
2.24.5
チッソ量
葉 色 2.0~ 3.0~ 3.8~ 4.3~ 5.4以上5.0~3.7~ 4.0~ 4.7~ 4.8~
コシヒカリ 基準量 穂肥見合わせる
穂肥見合わせる
穂肥見合わせる
基準量
基準量
ヒノヒカリ
オオセト
生育に応じて増 肥生育に応じて増 肥生育に応じて増 肥
減 肥(生育状況に応じて減肥)
減 肥(生育状況に応じて減肥)
※葉色診断は、出穂18~16日前、上位展開第2葉(上から2枚目)の単葉の葉色です。
減 肥(生育状況に応じて減肥)
水稲葉色診断(穂肥の目安)
葉色(見本)
2 3 4 52.5 3.5 4.5葉色2〜3の中間色
葉色3〜4の中間色
葉色4〜5の中間色
1. 稲の生育と管理の要点
生育ステージにあった用水の有効利用・カメムシ防除の徹底により品質向上を!
※稲わら、麦わらは焼却せずにすき込み土づくりに努めましょう。
播種量等 移 植 の 目 安1箱当たり催芽籾の播 種 量
180g
約18箱
坪当たり
株間
50~60株
18~22cm
10a当たり必要箱数
育 苗 肥 料
専用培土
山 土 等○ 育苗専用肥料を1箱当たり約20g混和する。○ 必要に応じて1~2回キッポ青の200倍液(800ml/箱)を灌水する。○ 灌水後は茎葉についた液を水で洗い落とす。
資材名:粒状培土SD(約7箱/袋)・JA培土(約5箱/袋)○ 必要に応じて1~2回キッポ青の200倍液(800ml/箱)を灌水する。○ 灌水後は茎葉についた液を水で洗い落とす。
対 象 病 害リ ゾ プ ス 菌トリコデルマ菌フザリウム 菌ピ シ ウ ム 菌フザリウム 菌
農 薬 名
ダコレート水 和 剤
タ チ ガ レエースM液剤
希釈倍数 処理量 使用時 期
播種時または発芽後
使用回数
600倍
1,000倍 500ml灌 注
500ml灌 注
播 種 時~緑 化 期 2回以内
1 回
苗 立 枯 病 防 除種 子 消 毒対 象 病 害
心枯線虫病
農 薬 名
スミチオン乳剤
テクリード Cフ ロ ア ブ ル
希釈倍数
200倍
使用時期
浸 種 前
播 種 前
使用回数
1 回
1 回
特 記 事 項
1,000倍
ば か 苗 病ごま葉枯病い も ち 病
2剤混用で24時間浸漬処理後、水に浸漬する。(風乾の必要なし)種子消毒の廃液は、河川・用水路等に廃棄しない。
1. 稲の生育と管理の要点
管理の要点と注 意 事 項
水 の 管 理(水深の目安)
生育ステージ 苗床準備 幼穂形成 成 熟 収 穫穂ばらみ 出 穂 乳熟 糊熟 黄熟緑化・硬化 分 け つ 最高分けつ播 種 移 植
主 な 作 業
土づくり
塩
水
選
種子消毒
浸種・催芽
播
種
耕
起
代
か
き
移
植
初期除草剤
間断灌水
(ガス抜き)
田
干
し
中期除草剤
中
干
し
間断灌水
病害虫防除
穂
肥
(カメムシ対策)
畦畔雑草刈取
間断灌水
穂揃い期防除
および
出穂期防除
出穂前後水管理
仕上げ水の実施
収
穫
乾
燥
籾摺・調製
箱処理剤施用
基肥施用
土壌改良資材
清
掃
コンバイン等の
●
堆肥を施用し良く耕す。
●
水10ℓに塩2.0㎏程度で選別。
●
種子消毒欄を参考に必ず行う。
●
施肥設計例を参考。
●
作土層いっぱいに耕す。
●
健全生育のため密植はしない。
●
初期除草剤の使用基準を参考。
●
分けつ促進のため行う。
2〜3日軽く干す。
●
ガスの発生が見られたら
●
中期除草剤の使用基準を参考。
●
極端な中干しはしない。
●
徐々に水の量を増やす。
●
確認防除基準を参考。
●
出穂10日前までに実施。
(適正水分14・5%〜15・0%)
過乾燥に注意する。
●
刈遅れに注意するとともに
●
水入れの間隔を徐々に広げる。
●
本田必須防除基準例を参考。
●
苗立枯病防除(灌注)を行う。
目安とする。
●
1日当たり減水深2㎝程度を
施肥する。
●
生育や葉色に見合った適量を
時期が刈取適期。
●
籾の85〜90%が黄変した
必ず行う。
●
麦などの混入を防ぐため
70%以上に仕上げる。
●
クズ抜きを行い整粒歩合を
(品質向上のため)
最後まで走り水を行う。
●
粒張りを良くするために
(カメムシ防除の徹底)
●
本田必須防除基準例を参考。
最も水分が必要な時期。
●
穂ばらみ期から乳熟期が
湛水管理を行う。
●
稲への水分補給のために
日積算100℃まで。
●
浸種は20℃以下の水温で
適温は30℃で半日〜1日。
●
芽出しは1㎜程度とする。
穂水(実入りをよくする)穂水(実入りをよくする)
基本技術の励行により、安心・安全な米づくりを目指しましょう!
間 断 灌 水 間 断 灌 水 湛 水 管 理 間 断 灌 水