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8 床構法

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8 床構法

(各種デッキプレート構法)

米上図○は、シート番号を示す

床構法

薄板(0.4mm~1.6mm 程度)の鋼板を加工して、仮設あるいは本設床の 1 部として利用し、その

上に現場にてコンクリートを打設することによって床を構築する各種デッキプレート構法を本章

の対象とする。各種デッキプレートは以下のように分類される。

詳細な事項は、各メーカー発行のカタログ・技術資料・評定資料などによることとし。このシー

トでは製品の特徴、最近追加された(あるいは、発売時期が確定している)ラインアップ、性能

評価・評定などに関する情報を記載しておく。

1.外観写真、または、図

2.製品の特徴 ;一般的なことは省略し、特筆すべきことに絞って記述

3.外形寸法 ;製品及びコンクリートを含む合計床板厚、ユニットサイズや鉄筋径等のラインナップ

4.許容スパン ;仮設時、耐火時間、(仕上げ+積載荷重)などとの関連を含めて

5.かぶり厚さ ;トラス筋などのかぶり厚さに対する考え方

6.適用範囲 ;構造種別、コンクリート種別、主たる対象用途など

7.使用材料 ;材料仕様、鋼板は仮設?本設?、鋼板厚・亜鉛付着量など

8.耐火認定 ;認定を受けている場合には認定番号

9.評定・評価 ;構造関連評価有無、有する場合には、評価・認定機関・時期及び有効期限等

10.開口への対応;仮設および本設を含めて

11.現場施工工事;ワイーメッシュ、連結筋・定着筋などの現場施工工事

12.ソフトのサービス;標準図、構造計算など標準で提供されるソフトのサービス

13.新製品(過去 1 年以内に発売、および、今後販売することが決定している製品)の特徴

14.設計上の留意点;耐火、構造、仮設時の留意事項

15.施工上の留意点;施工時の落下防止策など

16.製品品質管理 ;例えば溶接部の品質管理法など

17.その他特記事項

18.問合わせ先

デッキプレート

デッキプレート

(JISG3352)

型枠用専用デッキプレート

(公共建築協会評価)

鉄筋トラス付床板工法

型枠用専用

デッキプレート

合成スラブ用

デッキプレート

トラス筋付き

デッキプレート

一方向性スラブ用

デッキプレート

1方向性タイプ フラットデッキ 溝形デッキ 溝形デッキ 2方向性タイプ

・日鐵住金建材

⑤、⑥

・JFE建材⑦

・植木フォーミ

ング

・日鐵住金建材

・JFE建材

・植木フォーミ

ング

・日鐵住金建材

・東邦シートフ

レーム

・北海鋼機

・JFE建材⑧

・JFE 鋼板

・伊藤忠丸紅テ

クノスチール①

・富士商サンマ

テック②、③

・JFE建材④

・伊藤忠丸紅テ

クノスチール①

8-1

製品名: ファブデッキ〔トラス筋付きデッキプレート〕

1.外観写真

         【ファブデッキ 2方向タイプ】                   【ファブデッキ鉄板面(天井)】

2.製品の特徴

(1) 一方向タイプ(配力筋上端のみ)と二方向(配力筋上下端あり)タイプがある

(2) 確実で乱れない配筋システムなのでデッキ下端主筋の被り厚は最小被り厚の20mmとすることができる

(3) S造・RC造・SRC造・Pca造いずれにも適用でき、支持条件も単純支持・連続支持・固定支持・はねだしに対応可

(4) 配力筋はあらかじめ工場で溶接されているので、在来スラブと同様に主筋が外側にくる(2方向タイプ)

(5) あらかじめU型継ぎ手筋を仕込むことにより、現場作業を減らすことができる

3.外形寸法

※スラブ厚;{(下端主筋被り厚;20・25・30)+(トラス成;H)+(設計被り厚)}以上

4.許容スパン(施工時)

5.被り

ファブデッキ鉄筋は、工場で堅固に溶接組み立てされているため、建築基準法の最小かぶり厚さ20㎜を標準とする

(25㎜・30㎜も対応可能)

6.適用範囲

工場・物流倉庫・学校・病院など

・P型 D10@150

スラブ厚 160mm [H110-D10 6φ] 仮設時最大スパン 単純梁用法 3,130mm、連続梁用法(中間仮設支持も同様) 3,430mm

スラブ厚 200mm [H140-D13 7φ] 仮設時最大スパン 単純梁用法 3,750mm、連続梁用法(中間仮設支持も同様) 4,320mm

・N型 D13@200

スラブ厚 160mm [H110-D13 6φ] 仮設時最大スパン 単純梁用法 3,070mm、連続梁用法(中間仮設支持も同様) 3,330mm

スラブ厚 200mm [H140-D13 7φ] 仮設時最大スパン 単純梁用法 3,300mm、連続梁用法(中間仮設支持も同様) 3,940mm

8-2

P型型型型 N型型型型

7.使用材料

8.耐火認定

(1) 在来スラブと同じ

9.評定・評価

一方向タイプ BCJ評定-RC0279-03 有効期限:平成30年3月20日 

二方向タイプ BCJ評定-RC0280-03 有効期限:平成30年3月20日

10.開口への対応(一例)

開口補強筋を用いて設けることができる開口寸法は縦筋切断4本以内(≒700㎜以内)横筋切断7本以内

(≒700㎜以内)とする。開口部内の鉄筋はコンクリート硬化後に切断除去する。

前項より大きい開口を設ける場合は、支持材(小梁等)を設ける等、設計者と協議の上決定する。

11.現場施工工事

  主筋継手は、所定の継手長さ(上端筋はS1、下端筋は150mm)を確保できる鉄筋を現場にて配筋する。

配力筋パネル継手はあらかじめ工場でセットされたU型筋を、現場にて引き出し定着する。

12.ソフトのサービス

標準仕様書(CADデータ)、評定書(PDF)を無料提供。

13.新商品

平成25年3月に N型 主筋@200タイプを追加評定取得。

14.設計上の留意点

D.Lに含まれるデッキ荷重は型枠40N/㎡+変動値(コンクリートたわみ分として一律)200N/㎡=240N/㎡とする。

先行荷重(コンクリート+型枠+変動値)と追加荷重(積載+仕上げ)に対して設計。先行荷重は主筋方向トラスで

負担。追加荷重のMx1,Mx2算定時に、二方向タイプでは辺長比の低減を行い、一方向タイプでは低減を行わない

My1、My2は、追加荷重のみに対して算定。一方向タイプ配力筋方向下端はひび割れモーメント以下ならば不要

15.施工上の留意点

配筋ピッチを乱さないため、スタッドボルトは連結筋完了後に打設すること。

コンクリート硬化前にトラス筋・主筋を切断しないこと。

16.製品品質管理

断面形状・寸法は許容差以内とし、製造数量に応じて溶接強度試験を行う。出荷時・施工時に変形・破損は無いか確認を行う。

17.その他特記事項

実験により本設計算上考慮していない鋼板やウェブ鉄筋が耐力上昇及びひび割れの分散効果があることを確認

18.問合せ先

東京: 東日本システムフロアー課 TEL:03-6266-8231 FAX:03-6266-8253  ホームページ : http://www.imts.co.jp/

大阪: 西日本システムフロアー課 TEL:06-4803-8518 FAX:06-4803-8519  

8-3

② 株式会社 富士昭サンマテック

製品名: ニューフェローデッキ [鉄筋トラス付捨型枠床板工法]

1.外観写真

                    エコタイプ                        プロトタイプ

2.製品の特徴

(1) プロトタイプ(トラスピッチ150mm)とエコタイプ(トラスピッチ200mm)を荷重・スパンにより使い分けできる

(2) 確実で乱れない配筋システムなのでデッキ下端主筋の最小被り厚は25mm。

(3) S造・RC造・SRC造・Pca造いずれにも適用でき、支持条件も単純支持・連続支持・固定支持・はねだしに対応可

(4) 仮設時耐力を多くの実験を経て決定し、仮設時の安全を確保

(5) 配力筋を、トラス上端主筋の上に配筋。トラス下端主筋の梁への定着不要。トラス端部にL型の端部材あり。

3.外形寸法

              エコタイプ                              プロトタイプ

製品製品

製品長さ 製品長さ

※スラブ厚;{(下端主筋被り厚b;25mm)+(トラス成;H)+(配力筋最外径)+(設計被り厚)}以上

4.許容スパン

(1) エコタイプ;EA(上下端主筋共D10)~EE(上下端主筋共D16:ラチス筋は6~7φ)の5タイプ有。

<EB80 :150mmスラブ>仮設最大スパン=3.25m, L=3.25m時の最大積載荷重(仕上げ含む)⇒ 9.5KN/㎡

<EE110:180mmスラブ>仮設最大スパン=3.95m, L=3.95m時の最大積載荷重(仕上げ含む)⇒15.0KN/㎡

<EB180:260mmスラブ>仮設最大スパン=2.65m, L=2.65m時の最大積載荷重(仕上げ含む)⇒36.0KN/㎡

<EE200:280mmスラブ>仮設最大スパン=3.10m, L=3.10m時の最大積載荷重(仕上げ含む)⇒47.0KN/㎡

(2) プロトタイプ;A(上下端主筋共D10)~E(上下端主筋共D16:ラチス筋は6φ)の5タイプ有。

<B80 :150mmスラブ >仮設最大スパン=3.75m, L=3.75m時の最大積載荷重(仕上げ含む)⇒9.0KN/㎡

<E110:180mmスラブ >仮設最大スパン=4.50m, L=4.50m時の最大積載荷重(仕上げ含む)⇒15.0KN/㎡

<B150:220mmスラブ >仮設最大スパン=3.40m, L=3.40m時の最大積載荷重(仕上げ含む)⇒25.0KN/㎡

<E150:220mmスラブ >仮設最大スパン=4.15m, L=4.15m時の最大積載荷重(仕上げ含む)⇒27.0KN/㎡

※仮設最大スパンは、中間サポートがない場合の値を示す

5.被り

上端配力筋 : コンクリート上面から30mm(設計被り)

下端主筋 : 25mm

物流倉庫、工場、学校、病院、重荷重オフィスなど

6.適用範囲

8-4

7.使用材料  

上下端主筋,端部材;JISG3112SD295A,ラチス材・吊り材;JISG3552SWM-B,溶融亜鉛メッキ鋼板;JISG3302Z08(Z27)

プロトタイプ;A(上下端主筋共D10)~E(上下端主筋共D16),ラチス筋は全て6φの5種類、

エコタイプ ;EA(上下端主筋共D10)~EE(上下端主筋共D16),ラチス筋は6φ,7φの5種類、

8.耐火認定

在来スラブと同じ

9.評定・評価

BCJ評定-RC0108-07(有効期限:平成26年10月)(製作時品質管理、仮設・本設設計、現場施工の全プロセス)

10.開口への対応(一例)

原則として開口部を箱抜きとし、コンクリート硬化後に切断する。

開口幅・スリーブが小さく、主筋・配力筋共に鉄筋の切断がなく被りを確保できる場合 : 補強無し。

開口幅が600mm以下の場合 :主筋・配力筋共に切断する鉄筋と同径・同量の強筋を配置。開口補強筋も設置する

大開口の補強 : 片持ち、3辺固定等実状に応じた設計を行うか、小梁を入れる

11.現場施工工事

デッキを梁・梁間に仮敷した後、アークスポット溶接等で梁と接合する。

敷き込み終了後、連結筋・定着筋および上端配力筋(必要な場合には下端も)の現場配筋施工を行う。

(EBタイプ抜粋)

敷き込み終了後、連結筋・定着筋および上端配力筋(必要な場合には下端も)の現場配筋施工を行う。

上端筋を必要定着分長くした「つの出しタイプ」もオプションで用意されている

12.ソフトのサービス

設計施工標準仕様書(CADデータ)、構造評定・耐火認定書(PDF)、計算プログラムをHP,CDで無料提供。

13.新商品

平成22年度に、従来のトラス高さ70~200mmに55mm、60mm、65mmを追加。鋼板の厚さを0.40~0.45mm、

材料をSGC400~SGC570とした。 今後の発売予定 : なし

14.設計上の留意点

主筋方向は全荷重(辺長比による低減を行なわない)を対象にMx1,Mx2を算出し、断面算定を行う。

配力筋方向は仕上げ・積載荷重を対象にMy1,My2を算出し、断面算定を行う。上端配力筋はコンクリート

全断面積の0.2%以上。下端筋はMy2により断面算定を行うが、ひび割れモーメント以下ならば不要。

15.施工上の留意点

コンクリート打設時の落下防止がポイント。デッキの梁へのかかり代(S造の場合)は30mm以上を確保。

S梁の場合は、端部筋をフランジに溶接、RC梁の場合は、端部筋L字を曲げ、型枠桟木内側に定着。

600未満の寸法調整は、敷き終わり側にて幅調整

16.製品品質管理

工場スポット溶接部の品質管理を毎日実施。断面形状・寸法は許容差以内とし、敷並べ時にハゼが外れないないように管理。

17.その他特記事項

亜鉛めっき仕様はZ08を標準とし、Z27も適用可能。

東京本店営業部 TEL:03-5640-4151 FAX:03-5640-4152  ホームページ : http://www.fujisho-deck.co.jp/

18.問合せ先

8-5

③ 株式会社 富士昭サンマテック

製品名: NCデッキ,エコNCデッキ [鉄筋トラス付合成スラブ工法]

1.外観写真

2.製品の特徴

(1)リブ゙付き鋼板に立体上のトラスをスポット溶接し、ラチス材の上に上端筋を溶接。コンクリート硬化後は下端筋不要の合成スラブ

(2) 溶接トラスを使用しているため、配筋の乱れがなく、被りを適確に確保できる。

(3) S造・RC造・SRC造・Pca造いずれにも適用でき、支持条件も単純支持・連続支持・固定支持・はねだしに対応可

(4) 多くの実験と解析により仮設耐力を決めているため、作業床としても安心して使用できる。

(5) エコNCデッキは、スラブ厚140~170mm、スパン長3.1m以下、積載荷重(仕上げ含む)7500N/m2 以下に

  特化したものである

3.外形寸法

※スラブ厚;(トラス成)+(配力筋最外径)+(設計被り厚)

4.許容スパン

(1)NCデッキ

(2)エコ NCデッキ;トラス成110mmに特化(詳細はカタログp36参照)

5.被り

上端配力筋 : コンクリート上面から30mm(設計被り),下端はラチス筋を直接鋼板荷溶接しているので被りゼロ

6.適用範囲

学校、病院、ホテル、事務所、駐車場など

8-6

(エコNCデッキは0.5mm)

製品幅 製品長さ

7.使用材料

上端主筋;JISG3112 SD295A,ラチス材;JISG3532 SWM-B,

8.耐火認定

4.許容スパンの耐火表による。(すべて2時間で取得)

9.評定・評価

(1)NCデッキ;BCJ評定-S1590(変2),

(2)エコNCデッキ;GBRC性能証明:第11-31号,国交大臣認定:FP120FL-0110)

10.開口への対応(一例)

原則として開口部を箱抜きとし、コンクリート硬化後に切断する。

開口幅・スリーブが小さく、リブ付鉄板のリブが切断されない場合 : 補強無し。

開口幅が600mm以下の場合:主筋・鉄板・配力筋共に切断する鋼材量と同量以上の強筋を配置。開口補強筋も補強する。

11.現場施工工事

デッキを梁・梁間に仮敷した後、アークスポット溶接等で梁と接合する。

敷き込み終了後、連結筋・定着筋および上端配力筋の現場配筋施工を行う。

12.ソフトのサービス

設計施工標準仕様書(CADデータ)、構造評定・耐火認定書(PDF)、計算プログラムをHP,CDで無料提供。

13.新商品

予定なし

14.設計上の留意点

主筋方向は全荷重(辺長比による低減を行なわない)を対象にMx1,Mx2を算出し、断面算定を行う。配力筋方向

は仕上げ・積載荷重を対象にMy1を算出し、断面算定を行う。上端配力筋はコンクリート全断面積の0.2%以上

薄い鋼板を本設に用いているので、使用部位の環境条件等耐久性に関係する事項について検討をしておく

15.施工上の留意点

コンクリート打設時の落下防止がポイント。S造の場合は、デッキの梁へのかかり代30mm以上を確保し、鋼板端部を

押し抜き線溶接。 RC造の場合は、鋼板端部を桟木にくぎ止め。1枚ごと確実にハゼを噛み合わせながら

敷き並べる。600未満の寸法調整は、敷き終わり側にて幅調整トラス又は調整板を使用

16.製品品質管理

トラスの溶接はずれ・変形がないものとする。断面形状・寸法は許容差以内とし、敷並べ時にハゼが外れないなど

製造品質を満足しなければならない。

17.その他特記事項

亜鉛めっき仕様はZ12を標準とし、Z27も適用可能。

18.問合せ先

東京本店営業部 TEL:03-5640-4151 FAX:03-5640-4152  ホームページ : http://www.fujisho-deck.co.jp/

  (1)NCデッキ;リブ付き溶融亜鉛メッキ鋼板0.8mm;JISG3302 SGC400 Z12(Z27対応可)、エコNCデッキは0.5mm

  (2)エコNCデッキは、カタログP37参照

8-7

④ JFE建材

製品名: Rデッキ [トラス筋付きデッキプレート]

1.外観写真

2.製品の特徴

(1)上弦材1本、下弦材2本の異型棒鋼と丸鋼のラチス材および床版デッキから成る構造で確実に床配筋の

 位置保持 を行うシステムである。厚さ330mmを超えるスラブにも対応できる

(2)トラス筋弦材・ラチス筋の組み合わせにより、Aタイプ(適用スラブ厚140~215)、Bタイプ(140~325)、

 Cタイプ(140~325)の3タイプが標準である

(3)S造・RC造・SRC造・Pca造いずれにも適用できる。又、1方向性、2方向性どちらのスラブにも適用可能

(4)配力筋をトラス上端筋の上に配筋。トラス下端主筋の梁への定着不要。トラス端部にL型の端部材がある

(5)自動化された機械で生産される安定した品質を持つ工場製品であり、その耐力は多大な実験データ

 により裏付けされている。

3.外形寸法

上弦材上弦材上弦材上弦材

下弦材下弦材下弦材下弦材 底板デッキ底板デッキ底板デッキ底板デッキ

ラチス材ラチス材ラチス材ラチス材

下弦材下弦材下弦材下弦材

上弦材上弦材上弦材上弦材

底板デッキ底板デッキ底板デッキ底板デッキ

ラチス材ラチス材ラチス材ラチス材

4.許容スパン

(1)Bタイプ;上下弦材D13、ラチス材φ5~7

〈150mmスラブ〉仮設時最大スパン=3.61m※1

、L=3.5m時の最大積載荷重(仕上げ含む)⇒9.4KN/m2

〈200mmスラブ〉仮設時最大スパン=3.70m※2

、L=4.0m時の最大積載荷重(仕上げ含む)⇒9.9KN/m2

〈300mmスラブ〉仮設時最大スパン=3.49m※3

、L=4.0m時の最大積載荷重(仕上げ含む)⇒17.5KN/m2

(2)Cタイプ;上弦材D13、下弦材D10、ラチス材φ5~7

〈150mmスラブ〉仮設時最大スパン=3.69m※1

、L=3.5m時の最大積載荷重(仕上げ含む)⇒8.3KN/m2

〈200mmスラブ〉仮設時最大スパン=3.76m※2

、L=4.0m時の最大積載荷重(仕上げ含む)⇒8.6KN/m2

〈300mmスラブ〉仮設時最大スパン=3.53m※3

、L=4.0m時の最大積載荷重(仕上げ含む)⇒15.2KN/m2

※は連続支持で、※1

はラチス材5φ、※2

はラチス材φ6、※3

はラチス材7φの場合を示す

5.被り

上端配力筋、下端主筋共に30mm(仕上げのない場合の設計被り厚)

6.適用範囲

物流、工場、学校、」病院、重荷重オフィスなどが多い。普通コン、軽量コン1,2種。

8-8

7.使用材料

8.耐火認定

無し(鉄筋コンクリート床構造のため不要)

9.評定・認定

財団法人日本建築センター評定[ BCJ評定 -RC0195-02 ]

     (有効期間:平成21年4月22日~平成26年3月16日)

10.開口

原則として開口部を箱抜きとし、コンクリート硬化後に切断する。

開口幅・スリーブが小さく、主筋・配力筋共に鉄筋の切断がなく被りを確保できる場合 : 補強無し。

開口幅が600mm以下の場合 : 主筋・配力筋共に切断する鉄筋と同径・同量の強筋を配置。開口補強筋も設置する。

大開口の補強 : 片持ち、3辺固定等実状に応じた設計を行うか、小梁を入れる

11.現場施工工事11.現場施工工事

デッキを梁・梁間に仮敷した後、アークスポット溶接等で梁と接合する。

敷き込み終了後、連結筋・定着筋および上端配力筋(必要な場合には下端も)の現場配筋施工を行う。

12.サービス

設計施工標準図・構造計算ソフト(無料)をウェブ・CD等で提供。

13.新製品

今後の予定:無し

14.設計上の留意点

コンクリート硬化までの荷重はトラス筋による一方向スラブ、硬化後は(仕上げ+積載)による

二方向スラブとして算定。

スパンは梁がS造の場合は梁芯々間、RC造の場合は内々寸法とする

15.施工上の留意点

コンクリート打設時の落下防止がポイント。デッキ端部をS造ではかかり代30mm以上とし溶接、RC造では桟木に釘止め

S梁の場合は、L型端部筋をフランジに溶接、RC梁の場合は、端部筋L字を曲げ、型枠桟木内側に定着。

600未満の寸法調整は、敷き終わり側にて幅調整

16.製品品質管理

主筋とラチスの溶接並びに底板デッキとラチスの溶接強度確認のもと、断面形状及び寸法は

許容差以内とする。

鉄筋の錆、溶接部の白錆、底板デッキの汚れ等外観を損なわないようにする。

17.その他特記事項

鋼製スパイラル管やEPSなどを用いてボイドスラブとすることができる

18.問合せ先

JFE建材営業部 TEL.03-5644-5516,FAX03-5644-5711

ホームページ:http://www.jfe-kenzai.co.jp/

8-9 8-9

製品名: スーパーEデッキ(EZ) [合成スラブ用デッキプレート]

1.外観写真

              EZ75                                EZ50

2.製品の特徴

(1) スーパーEデッキ独自の合成機構(グリップ式)により、コンクリートとデッキプレートが剥離せず、優れた性能を発揮。ひび割れ拡大防止筋としてメッシュ筋又は異型棒鋼を床全面に配筋

(2) デッキプレートの板厚は、従来の1.2mm,1.6mmに加えて1.0mmを追加。スパン・荷重等に応じて経済的な使い分けが可能。

(3) 旧通則指定の耐火認定に加えて、独自に耐火認定を取得(普通コンクリート、耐火;1,2時間)。単純支持でも耐火補強筋を省略でき、管理の手間も軽減。

(4) EZ50タイプについては、山上コンクリート厚さ60mmでも1時間耐火認定を取得(Eco60タイプ)。対象範囲は、普通コン、スパン2.5m以下、許容荷重3.5KN/m2以下。スラブ厚の低減により、荷重低減・有効天井高の増を図れる

   3.外形寸法

EZ50

山上コンクリート厚さ;従来耐火認定2時間;普通コン95以上、軽コン85以上、1時間;普通コン・軽コン共80以上

             新認定耐火1時間;普通コン80以上

EZ75

山上コンクリート厚さ;従来耐火認定2時間;普通コン90以上、軽コン85以上、1時間;普通コン・軽コン共80以上

(許容スパン3.4m以下の場合)

4.許容スパン

(1) 旧通則耐火認定  ※デッキ板厚1.2mm,1.6mm(詳細はカタログによる)

 EZ50 : W=9.8kN/㎡の場合、L≦2.0m,W=5.4KN/㎡の場合、L≦2.7m 【1,2時間耐火】

 EZ75 : W=9.8kN/㎡の場合、L≦2.5m,W=5.4KN/㎡の場合、L≦3.6m※

 【1,2時間耐火】※山上コン厚さが普通コン1時間耐火80mm,2時間耐火90mmの場合はL≦3.4m、軽コン2時間耐火85mmの場合にはL≦3.4m

(2) 新耐火認定(耐火補強筋不要)  ※デッキ板厚1.0mm~1.6mm(詳細はカタログによる)

 EZ50 : W=7.0kN/㎡の場合、L≦2.5m,W=5.4N/㎡の場合、L≦2.7m,W=3.5N/㎡の場合、L≦3.0m 【1時間】

 EZ75 : W=5.4kN/㎡の場合、L≦3.0m,W=3.5N/㎡の場合、L≦3.4m 【1時間】

5.被り

ひび割れ拡大防止用鉄筋 : コンクリート上面から30mm

耐火補強筋 : デッキ下面から40mm(単純支持の場合、各溝に配置。 ※新耐火認定の場合は不要)

8-10

125 87.5

175

175

600

87.5

125

50

185

120 90

t

75

600

90 180

115

87.5

300

87.5

50

175

125

62.5

90

300

9075

120

18557.5

6.適用範囲

用途は選ばないが事務所ビル、店舗、立体駐車場、福祉施設、住宅などが多い。普通コン、軽コン(1種、2種)

7.使用材料

鋼材;JISG3352(デッキプレート)

8.耐火認定

(1) 旧通則耐火認定  ※デッキ板厚1.2mm,1.6mm

 EZ50,EZ75 : FP060FL-9096(連続支持)、FP060FL-9102(単純支持) 【1時間耐火】

 EZ50,EZ75 : FP120FL-9108(連続支持)、FP120FL-9114(単純支持) 【2時間耐火】

(2) 新耐火認定(耐火補強筋不要)  ※デッキ板厚1.0mm~1.6mm

 EZ50 : FP060FL-0066,FP060FL-0079,FP060FL-0104,FP060FL-0090(連続・単純) 【1時間耐火】

 EZ75 : FP060FL-0073,FP060FL-0078(連続・単純) 【1時間耐火】

       FP120FL-0103(連続・単純) 【2時間耐火】

9.評定・評価

BCJ評定-ST0076-04 (有効期限:平成28年11月16日)

10.開口への対応(一例)

φ150mm程度 : 合成スラブとしての補強は不要。開口補強として開口部の縦横に開口補強筋(D10)を配置。

幅600mm以下かつ奥行900mm以下 : 開口に隣接するデッキの溝に耐力補強筋を配置。開口補強も行う。

幅600mm、奥行900mm超 : 小梁による補強を行う。

11.現場施工工事

デッキプレートを梁・梁間に敷設し仮止めを行った後、焼抜き栓溶接等で梁と接合する。

コンクリート上面から被り30mmでひび割れ拡大防止筋を設置し、コンクリートを打込む。

12.ソフトのサービス

設計施工標準仕様書(CADデータ)、構造評定・耐火認定書(PDF)、計算プログラムをHP,CDで無料提供。

「デッキプレート設計支援システム(WEB計算システム)」「デッキプレート技術情報サイト」をWEB上で無料公開。

13.新商品

今後の発売予定 : なし

14.設計上の留意点

ひび割れ防止筋はコンクリート断面積に対し0.2%以上,標準的にはφ6-150@,コンクリート厚≧90の場合はφ6

-100@。新耐火認定仕様では、適用できる接合方法(頭付きスタッドなど)が認定によって異なるため注意が必要

15.施工上の留意点

デッキプレート長手方向の梁へのかかり代は50mm以上を確保。1枚ごと確実に嵌合しながら敷き並べる。

16.製品品質管理

外観上、傷・よごれ・変形がないものとする。断面形状・寸法は許容差以内とし、敷並べ時、および他の部品との組立時に嵌合が外れないなど組立品質を満足しなければならない。

17.その他特記事項

高耐食性鋼板「スーパーダイマ」も適用可能。

18.問合せ先

床商品営業部 TEL:03-3630-2149 FAX:03-3630-2159  ホームページ : http://www.ns-kenzai.co.jp/

8-11

板厚 全断面 平均溝深さ

単位質量 平米質量 単位質量 平米質量 単位質量 平米質量 I Zp Zn depth

(mm) (kg/m) (kg/㎡ ) (kg/m) (kg/㎡ ) (kg/m) (kg/㎡ ) (cm4/M) (cm3/M) (cm3/M ) (mm)

1.0 - - 6.60 11.0 6.76 11.3 57.2 22.0 22.0 24

1.2 7.70 12.8 7.85 13.1 8.01 13.4 67.9 26.2 26.2 24

1.6 10.2 17.0 10.3 17.2 10.5 17.5 88.8 34.3 34.3 24

1.0 - - 7.16 11.9 7.34 12.2 136 35.0 35.0 36

1.2 8.36 13.9 8.52 14.2 8.70 14.5 162 41.7 41.7 36

1.6 11.0 18.3 11.2 18.7 11.4 19.0 213 54.8 54.8 36

(注) EZ-1.0mmの場合、黒皮および塗装品の仕様はございません。(-で表示)

品名

製品質量 断面性能(1m幅あたり)

黒皮 Z12 Z27 有効幅考慮

EZ50

EZ75

製品名:  ハイパーデッキ [合成スラブ用デッキプレート]

1.外観写真

                                                 中間エンクロタイプ

2.製品の特徴

(1) 特殊な断面形状により高い剛性を有する合成スラブ構造であり、大スパン・高荷重に対応できる

(2) 耐火認定によるスパン・荷重の使用制限なし。(1時間耐火の場合)

(3)中間エンクロ工法採用により、小梁天端レベルを下げ梁上スラブ厚さを低減することができ、一般デッキと同等のスラブ厚で設計が可能。

(4) コンクリート量、鉄筋量及び小梁本数の低減により、RCスラブ工法に比べ、大幅なコストダウンが可能。

   3.外形寸法

HYPER

※山上コンクリート;1時間耐火60mm以上、2時間耐火普通コン80mm以上、軽コン75mm以上

4.許容スパン

(1) 1時間耐火(連続・単純支持)、2時間耐火(単純支持)

 普通コンクリート

  常温時の設計による。(支持スパンの制限無し)

(2) 2時間耐火

 普通コンクリート(連続支持)

  W=18.5kN/㎡の場合、L≦2.55m,W=14.7N/㎡の場合、L≦2.8m,W=8.2N/㎡の場合、L≦3.5m

  W=7.5kN/㎡の場合、L≦3.6m,W=3.7N/㎡の場合、L≦4.5m

 軽量コンクリート(連続・単純支持)

  W=7.59kN/㎡の場合、L≦3.2m,W=6.0N/㎡の場合、L≦3.6m

5.被り

ひび割れ拡大防止用鉄筋 : コンクリート上面から30mm

耐火補強筋 : デッキ下面から45mm(単純支持の場合、各溝に配置。)

6.適用範囲

事務所ビル、大型ショッピングセンター、物流倉庫、工場など

8-12

600

200

142

100

158

45

120

40

142

120

20040 45

79

300

7.使用材料

JISG3352(デッキプレート)2003

8.耐火認定

(1) 普通コンクリート仕様

 FP120FL-0050,0106(連続支持)、FP120FL-0033(単純支持) 【2時間耐火】

 FP060FL-0031(連続支持)、FP060FL-0031(単純支持) 【1時間耐火】

(2) 軽量コンクリート仕様

 FP120FL-0081(連続支持)、FP120FL-0088(単純支持) 【2時間耐火】

9.評定・評価

BCJ評定-ST0113-02 (有効期限:平成27年3月10日)

10.開口への対応(一例)

φ150mm程度 : 合成スラブとしての補強は不要。開口補強として開口部の縦横に開口補強筋(D10)を配置。

幅600mm以下かつ奥行900mm以下 : 開口に隣接するデッキの溝に耐力補強筋を配置。開口補強も行う。

幅600mm、奥行900mm超 : 小梁による補強を行う。

11.現場施工工事

デッキプレートを梁・梁間に敷設し仮止めを行った後、焼抜き栓溶接等で梁と接合する。

コンクリート上面から被り30mmでひび割れ拡大防止筋を設置し、コンクリートを打込む。

12.ソフトのサービス

設計施工標準仕様書(CADデータ)、構造評定・耐火認定書(PDF)、計算プログラムをHP,CDで無料提供。

「デッキプレート設計支援システム(WEB計算システム)」「デッキプレート技術情報サイト」をWEB上で無料公開。

13.新商品 今後の発売予定 : なし

14.設計上の留意点

中間エンクロ仕様で連続支持とする場合、中間小梁を45mm下げる必要あり。

単純支持の場合、耐火補強筋が必要。

適用できる接合方法(頭付きスタッドなど)が認定によって異なるため注意が必要。

15.施工上の留意点

デッキプレート長手方向の梁へのかかり代は50mm以上を確保。1枚ごと確実に嵌合しながら敷き並べる。

中間エンクロ仕様の場合、敷き始め・敷き終わりは調整板を使用。

16.製品品質管理

外観上、傷・よごれ・変形がないものとする。断面形状・寸法は許容差以内とし、敷並べ時、および他の部品との

組立時に嵌合が外れないなど組立品質を満足しなければならない。

17.その他特記事項

端部形状は、オープンタイプと中間エンクロタイプの何れかを選択。

高耐食性鋼板「スーパーダイマ」も適用可能。

18.問合せ先

床商品営業部 TEL:03-3630-2149 FAX:03-3630-2159  ホームページ : http://www.ns-kenzai.co.jp/

8-13

板厚 全断面 平均溝深さ

単位質量 平米質量 単位質量 平米質量 I Zp Zn depth

(mm) (kg/m) (kg/㎡ ) (kg/m) (kg/㎡ ) (cm4/M) (cm3/M) (cm3/M) (mm)

600(2山) 1.0 8.43 14.1 8.64 14.4 376 57.8 57.8 51

600(2山) 1.2 10.1 16.8 10.3 17.1 449 69.0 69.0 51

300(1山) 1.2 5.14 17.1 5.24 17.5 449 69.0 69.0 51

600(2山) 1.6 13.2 22.0 13.5 22.4 592 91.1 91.1 51

300(1山) 1.6 6.78 22.6 6.88 22.9 592 91.1 91.1 51

(注) 1山品は敷き始めのみ使用可能です。

品名

HYPER

断面性能(1m幅あたり)

Z12 Z27 有効幅考慮

⑦ JFE建材製品名: QLデッキ [合成デッキプレート]

1.外観写真

2.製品の特徴

(1)QLデッキ独自の合成機構(エンボス式)により、コンクリートとデッキプレートが剥離せず、

優れた性能を発揮。ひび割れ拡大防止筋としてメッシュ筋又は異型棒鋼を床全面に配筋

3.外形寸法

 QL99-50

(2)床1時間耐火構造および床2時間耐火構造の国土交通大臣認定を取得。認定条件を満たす範囲で耐火被覆等は不要。

(3)単純支持の場合には、耐火補強筋を入れることにより、耐火被覆を省略できる

(4)デッキプレート板厚は1.2,1.6mmの2種類。

 (300幅タイプ)

215

180 120120

Y t2

15

120

※山上コンクリート厚さ;耐火認定2時間;普通コン95以上、軽コン85以上、1時間;普通コン・軽コン共80以上

 QL99-75

※山上コンクリート厚さ;耐火認定2時間;普通コン90以上、軽コン85以上、1時間;普通コン・軽コン共80以上

 但し、連続支持スパン長3.6m以下で2時間耐火普通コン95以上、1時間耐火普通コン・軽コン共90以上

4.許容スパン

 QL50 : W=9.8KN/㎡の場合、L≦2.0m,W=5.4KN/㎡の場合、L≦2.7m 【1,2時間耐火】

 QL75 : W=9.8KN/㎡の場合、L≦2.5m,W=5.4KN/㎡の場合、L≦3.4m※

 【1,2時間耐火】※

連続支持で山上コン厚さを普通コン1時間耐火90(W≦4.4KN/m2)、2時間耐火95, 軽コン2時間耐火90以上

の場合にはL≦3.6mとすることができる

5.被り

ひび割れ拡大防止用鉄筋の場合、コンクリート上面から30mmを確保。

耐火補強筋(単純支持、デッキプレート各溝)を必要とする場合、デッキプレート下面から40mmを確保。

6.適用範囲

用途は選ばないが事務所ビル、店舗、立体駐車場、福祉施設、住宅などが多い。普通コン、軽コン(1種、2種)

8-14

耐火認定  ※デッキ板厚1.2mm,1.6mm(詳細はカタログによる)

215

6012060

600

Y t

215

6012060

600

180 120120

300

215

6060

300

2

6060

120

15

8-14

7.使用材料

JISG3352(デッキプレート)

8.耐火認定

9.評定・認定

日本建築センターによる構造性能評定[ BCJ評定-ST0075-03 ]

(有効期間:平成22年12月17日~平成27年12月16日)

10.開口

φ150mm程度 : 合成スラブとしての補強は不要。開口補強として開口部の縦横に開口補強筋(D10)を配置。

幅600mm以下かつ奥行900mm以下 : 開口に隣接するデッキの溝に耐力補強筋を配置。開口補強も行う。

幅600mm、奥行900mm超 : 小梁による補強を行う。

11.現場施工工事

単純支持合成スラブ[ FP060FL-9101(床1時間) FP120FL-9113(床2時間) ]

連続支持合成スラブ[ FP060FL-9095(床1時間) FP120FL-9107(床2時間) ]

※高耐食溶融めっき鋼板「ZAM」でも製造可能。ZAMについては、事前に相談要。

梁上に墨出し、デッキプレート敷込み、仮止め溶接(適当な枚数毎)後に、焼きぬき線溶接などで梁と接合する

その後、配筋(ひび割れ防止筋をコンクリート上面より、かぶり厚30mm)し、コンクリートを打設する。

12.サービス

設計施工標準図・構造計算ソフト(無料)、設計マニュアル・施工マニュアルをウェブ・CD等で提供。

13.新製品

今後の予定:無し

14.設計上の留意点

ひび割れ防止筋はコンクリート断面積に対し0.2%以上、標準的にはφ6-150@、コンクリート厚≧90の場合はφ6-100@

15.施工上の留意点

デッキプレート長手方向の梁へのかかり代は50mm以上を確保。1枚ごと確実に嵌合しながら敷き並べる。

16.製品品質管理

断面形状及び寸法は許容差以内とし、傷や変形・汚れその他使用上有害な欠陥があってはならない。

17.その他特記事項(合成スラブ工業会HPに合成スラブのQ&Aあり)

単純支持の場合、耐火補強筋(D13)が必要。RC・SRC梁では端部補強筋が必要。

18.問合せ先

JFE建材営業部 TEL.03-5644-5416,FAX03-5644-5711

ホームページ:http://www.jfe-kenzai.co.jp/

8-15

⑧ JFE建材

製品名: Nデッキ、ハイデッキ [型枠デッキプレート]

1.外観写真

2.製品の特徴

3.外形寸法

【Nデッキ】

(1)上面がフラットでデッキプレートの高さが梁下に納まるため、階高が低くとれる

(3)斜めエンクロNデッキやガルバリウム鋼板Nデッキ(通常亜鉛メッキ鋼板の3~6倍の耐久性)もある。

(2)中間支保工を設けることにより、仮設時スパン長を最大4.9mまでとすることができる

【Nデッキ】 【ハイデッキ】

エンドクローズ長さ 製品長さ

エンドクローズ長さ 

(上フランジ)

(下フランジ)

(ウェブ)

630

210

750~4900mm

210 210 15

44

エンボス

①標準品 ②役物

【ハイデッキ】

4.許容スパン

H75タイプ ;スラブ厚150mm、板厚0.8mmでL≦2.42m、1.2mmでL≦2.90m

※普通コン、施工時積載荷重1.47KN/m2、施工割り増し係数1.0の場合

5.被り

在来工法と同様(JASS5、建築基準法関連法規による。)

6.適用範囲

S造、SRC造、RC造、PC造。コンクリート種別、建物用途は選ばない。

8-16

製品長さ

エンドクローズ長さ 85mm: 750~4,900mm

50,120mm:1,000~4,900mm

キャンバー :5~10mm

エンドクローズ長さ 製品長さ

エンドクローズ長さ 

750~4900mm

85

(50,120)

①標準品 ②役物

7.使用材料

【Nデッキ】

【ハイデッキ】

8.耐火認定

9.評定・認定

【Nデッキ】 社団法人公共建築協会評価[ 評価 第911-00100703号 ]

在来RCスラブと同一なので、特になし

【Nデッキ】 社団法人公共建築協会評価[ 評価 第911-00100703号 ]

(有効期間:平成25年4月1日~平成28年3月31日)

【ハイデッキ】

     (有効期間:平成22年4月1日~平成25年3月31日) 

10.開口

仮設時対応としては、原則として箱抜き型枠を設けコンクリート硬化後に切断するか、支保工等により

下部から支持。

11.現場施工工事

12.サービス

13.新製品

今後の予定:無し

14.設計上の留意点

支持梁がRC、SRC造の場合、デッキ板厚や監理条件により、許容応力度を1.0~1.5の割り増し係数で低減する

許容スパンは、施工時の応力度fb=205N/mm2,たわみδa=1,000L/180+5mm以下で決定

15.施工上の留意点

デッキプレートの梁への掛かり代はS梁の場合50mm以上としフラン時に溶接止めとする。

RC梁の場合30mm以上のかかり代とし桟木にくぎ止めとする。又、オフセットを板厚毎の所定の長さ以下とする

16.製品品質管理

断面形状及び寸法は許容差以内とし、傷や変形その他使用上有害な欠陥があってはならない。

17.その他特記事項

無し

18.問合せ先

JFE建材営業部 TEL.03-5644-5716,FAX03-5644-5711

ホームページ:http://www.jfe-kenzai.co.jp/

8-17

設計施工標準図・構造計算ソフト(無料)をウェブ・CD等で提供しています。

本設補強は在来床開口に準じて行う。

在来型枠代替品。

8-17

製品名: UKA、V50A(一方向性スラブ用デッキプレート)

1.外観写真

UKA

2.製品の特徴

(1) デッキプレートの溝を利用して一方向に配筋する鉄筋コンクリートスラブで、デッキプレートは型枠としてスラブ自重を負担する床構造。

(2) デッキプレート山上80mmで2時間耐火を取得(UKA)。床総厚155mm(平均厚113mm)で経済的なスラブの設計が可能。一般合成スラブに対し12~16%の軽量化が図れる。(※対EZ75、普通コン)

(3) 溝に配筋する鉄筋径やスラブ厚さを変化させることで幅広い条件に対応でき、デッキの端部加工(オープン、エンドクローズ)も選択が可能。

(4) 建物を用途変更する際、スラブ開口が生じる場合も、デッキプレート溝部を避ければ補強なしで対応可能。(※開口サイズに制限あり)

   

3.外形寸法

UKA

V50A

4.許容スパン

(1) UKA (常温の設計による)

例)2時間耐火仕様の場合(山上80mm 溝鉄筋D13(下面から被り60mm))

  W=7.0kN/㎡の場合、L≦2.4m,W=4.4N/㎡の場合、L≦2.8m,W=3.4N/㎡の場合、L≦3.0m

(2) V50A (常温の設計による)

例)2時間耐火仕様の場合(山上100mm 溝鉄筋D13(下面から被り35mm))

  W=11.3kN/㎡の場合、L≦2.4m,W=7.5N/㎡の場合、L≦2.8m,W=6.1N/㎡の場合、L≦3.0m

5.被り

ひび割れ拡大防止用鉄筋 : コンクリート上面から30mm

溝鉄筋 : UKA 2時間耐火認定・・・デッキ下面から60mm/普通コン、デッキ下面から55mm/軽量コン

       その他 デッキ下面から35mm以上

6.適用範囲

UKA : 高層事務所ビル     V50A : 中低層事務所ビル、駅舎等

8-18

614

94.7110

9015 114.7 15

50

690

20

118 112

142

230

88 25

75

7.使用材料

JISG3352(デッキプレート)2003

8.耐火認定

(1) UKA 2時間耐火認定

 FP120FL-0012(連続・単純支持) 普通コンクリート

 FP120FL-9015(連続・単純支持) 軽量コンクリート

(2) 建築基準法 告示第1399号

 コンクリート厚さ70mm以上 (デッキ山上) 【1時間耐火】

 コンクリート厚さ100mm以上(デッキ山上) 【2時間耐火】

9.評定・評価

無し

10.開口への対応(一例)

φ150mm以下 : スラブとしての補強は不要。開口補強として開口部の縦横に開口補強筋(D10)を配置。ただし、主筋を切断する場合は、主筋と同径のものを定着長さ40d以上で補強する。

幅600mm以下かつ奥行900mm以下 : 開口に隣接するデッキの溝にスラブ主筋よりワンサイズ太径のものを両端梁まで設置。

幅600mm、奥行900mm超 : 小梁による補強を行う。

11.現場施工工事

デッキプレートを梁・梁間に敷設し仮止めを行った後、梁に頭付きスタッドを溶接する。

溝に主筋を必要被り厚さを確保し、スペーサーを用いて配筋する。さらに、ひび割れ拡大防止のためワイヤーメッシュをコンクリート上面から被り30mmで設置し、コンクリートを打込む。

12.ソフトのサービス

設計施工標準仕様書(CADデータ)、耐火認定書(PDF)をHP,CDで無料提供。

「デッキプレート設計支援システム(WEB計算システム)」「デッキプレート技術情報サイト」をHP上で無料公開。

13.新商品

今後の発売予定 : なし

14.設計上の留意点

面内せん断力をスラブで負担させる場合は、頭付きスタッドでの接合となる。

15.施工上の留意点

デッキ相互を重ね合わせながら敷込む。コンクリートが漏れる恐れがある場合は、デッキ重ね部を溶接する。

16.製品品質管理

外観上、傷・よごれ・変形がないものとする。断面形状・寸法は許容差以内とする。

17.その他特記事項

高耐食性鋼板「スーパーダイマ」も適用可能。

18.問合せ先

床商品営業部 TEL:03-3630-2149 FAX:03-3630-2159  ホームページ : http://www.ns-kenzai.co.jp/

8-19

板厚 全断面 平均溝深さ

単位質量 平米質量 単位質量 平米質量 単位質量 平米質量 I Zp Zn depth

(mm) (kg/m) (kg/㎡) (kg/m) (kg/㎡ ) (kg/m) (kg/㎡ ) (cm4/M) (cm3/M) (cm3/M) (mm)

1.0 - - 8.77 12.7 8.99 13 145※ 26.2 26.8 33

1.2 - - 10.5 15.2 10.7 15.5 173※ 34.5 35.4 33

1.6 - - 13.8 20 14 20.3 226※ 54.1 55.4 33

2.3 - - 19.6 28.4 19.8 28.7 316※ 79.1 79.1 33

1.2 8.21 13.4 8.37 13.6 8.55 13.9 74.8※ 22.9 23.0 24

1.6 10.9 17.8 11.0 17.9 11.2 18.2 97.5 36.6 36.8 24

施工時たわみ計算用の係数はC=1.0です。ただし、※印はC=1.2(短期)として下さい。

UKA

V50A

断面性能(1m幅あたり)

亜鉛めっきなし Z27 有効幅考慮Z12品名

9 梁貫通補強

9. 梁貫通補強

製品名 メーカー

OSリング 岡部㈱

片面外周のみの隅肉溶接

梁成≦1500mm(400,490,520,590 N/mm

2

級)

開口径φ100~600mm、梁成の2/3以下(かつD-2(tf+tr+a)以下、F>385の場合は1/2以下)

ウェブ幅厚比≦96√(235/F)(塑性化領域はFB以上)

ウェブ板厚≦32mm(SS,SM,SN400Aの場合は25mm以下)

ハイリングⅡ 日立機材㈱

梁成≦2400mm(400,490,520,550,590 N/mm

2

級)

開口径φ100~600mm、梁成の2/3以下

(塑性化領域は貫通孔2ヶ所以下かつ貫通孔径の合計は2/3D以下)

ウェブ幅厚比≦95(塑性化領域はFB以上)

ウェブ板厚≦32mm

フリードーナツ 旭化成建材㈱

補強リングに設けられたリング孔をプラグ溶接

梁成≦1800mm(440N/mm

2

級以下)

開口径φ100~740mm

幅厚比ランク 制限なし(塑性化領域はFB以上)

ウェブ板厚≦32mm

9-1

① 岡部株式会社

鉄骨はり貫通孔補強工法「鉄骨はり貫通孔補強工法「鉄骨はり貫通孔補強工法「鉄骨はり貫通孔補強工法「OSOSOSOS リング」リング」リング」リング」

◆工法概要◆工法概要◆工法概要◆工法概要

◆適用範囲◆適用範囲◆適用範囲◆適用範囲

●溶接量の比較(孔径 250mm)

OS リング仕様一覧

標準

貫通孔径 do

100 125 150 175 200 250 300 350 400 450 500 600

適用

貫通孔径dw

75~

100

101

125

126

150

151

175

176

200

201

250

251

300

301

350

351

400

401

450

401

500

501

600

S タイプ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

L タイプ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ - - - -

OS リング

溶接トーチ

全周隅肉溶接

●片面外周のみの隅肉溶接

約 90%減

両面プレート補強

板厚 9mm

OS リング 250S

OS リング 250L

約 70%減

0 2 4 6 8

溶接長(m):すみ肉 6mm 換算

◆施工管理◆施工管理◆施工管理◆施工管理

詳細は「OS リング工法溶接施工マニュアル」をご覧下さい。

岡部株式会社 ベースパック事業部 Tel.03-3624-5336 Fax.03-3624-3518

URL: http://www.okabe.co.jp/os_ring/index.html

◆連絡先電話番号◆連絡先電話番号◆連絡先電話番号◆連絡先電話番号

S タイプ

(標準タイプ)

L タイプ

(高耐力タイプ)

詳細は「OS リング工法設計ハンドブック」をご覧下さい。

dw

L1 L2

L2

L2

L2

L2

e'

e'

D

dw

e'

L1

1.5dw以上

(dwは大きい方)

L2 70mm以上

2/3D以下

※4

、かつ

D-2(tf+tr+a)以下

1/2D-(1/3De-1/2dw)以上

※5

1/2D+(1/3De-1/2dw)以下

※5

かつ

tf+tr+a+1/2dw以上、

D-(tf+tr+a+1/2dw)以下

a = max(30 , r+1.8Su) (r:フィレット寸法または BH 鋼の溶接サイズ、Su:OS リングのすみ肉溶接サイズ)

ただし、はり幅 B>400 の場合は a = max(40 , r+1.8Su)

De=D 、ただし D>1200 の場合は De=1200

F:はりの許容応力度の基準強度、D:はりせい、tf:はりフランジ厚、tr:OS リング肉厚、dw:貫通孔径

※1

はりが SS 材,SM 材または SN400A の場合は 25mm 以下、

※2

SN400A は塑性化領域に適用不可

※3

はりが FC,FD ランクの場合は塑性化領域に適用不可、

※4

F>385 の場合は 1/2D 以下

※5

F>385 の場合は 1/2D-(1/4De-1/2dw)以上、1/2D+(1/4De-1/2dw)以下

断面形状 H形断面

はりせい 1500mm以下

はり幅 600mm以下

ウェブ厚 32mm以下

※1

鋼種

SS400、SM400、SM490

SN400

※2

、SN490、SM520

F≦440の大臣認定建築構造用鋼材

ウェブ幅厚比 96√235/F以下

※3

軸力が作用するはり 適用範囲外

dw

9-2

②    日立機材株式会社

鉄骨ばり貫通孔補強工法鉄骨ばり貫通孔補強工法鉄骨ばり貫通孔補強工法鉄骨ばり貫通孔補強工法

国土交通大臣認定 認定番号MSTL-0233,0234

(財)日本建築センター評定 BCJ評定-ST0095-06

ハイリング(補強金物)

お問い合わせ、詳細な資料のご請求は下記までご用命下さい。又、選定用ソフトを無償配布しています。

日立機材株式会社 構造営業部 03-3615-5432日立機材株式会社 構造営業部 03-3615-5432日立機材株式会社 構造営業部 03-3615-5432日立機材株式会社 構造営業部 03-3615-5432

HP http://www.hitachi-kizai.co.jp/HP http://www.hitachi-kizai.co.jp/HP http://www.hitachi-kizai.co.jp/HP http://www.hitachi-kizai.co.jp/

ハイリングⅡ工法ハイリングⅡ工法ハイリングⅡ工法ハイリングⅡ工法

◇貫通孔径は、はり成の◇貫通孔径は、はり成の◇貫通孔径は、はり成の◇貫通孔径は、はり成の2/3以下に対応可能です以下に対応可能です以下に対応可能です以下に対応可能です(S造の場合造の場合造の場合造の場合)。。。。

◇塑性化領域への貫通孔設置が可能です。◇塑性化領域への貫通孔設置が可能です。◇塑性化領域への貫通孔設置が可能です。◇塑性化領域への貫通孔設置が可能です。

(S造:造:造:造:2カ所、カ所、カ所、カ所、SRC造:造:造:造:1カ所カ所カ所カ所)

◇軽量型の◇軽量型の◇軽量型の◇軽量型のAタイプ、高耐力型のタイプ、高耐力型のタイプ、高耐力型のタイプ、高耐力型のBタイプのタイプのタイプのタイプの2型式を標準化して型式を標準化して型式を標準化して型式を標準化して

います。います。います。います。(φ100~~~~φ450用用用用)

◇貫通孔補強に添板やスリーブ管を用いた在来工法に比べて、◇貫通孔補強に添板やスリーブ管を用いた在来工法に比べて、◇貫通孔補強に添板やスリーブ管を用いた在来工法に比べて、◇貫通孔補強に添板やスリーブ管を用いた在来工法に比べて、

トータルコストの削減が可能です。トータルコストの削減が可能です。トータルコストの削減が可能です。トータルコストの削減が可能です。

貫通孔径貫通孔径貫通孔径貫通孔径φ250φ250φ250φ250,,,,1111箇所当りのコスト比較箇所当りのコスト比較箇所当りのコスト比較箇所当りのコスト比較

1箇所当たり1箇所当たり1箇所当たり1箇所当たり約30%約30%約30%約30%のコストダウンのコストダウンのコストダウンのコストダウン

柱柱柱柱

塑性化領域(塑性化領域(塑性化領域(塑性化領域(2D or 0.1L))))

はり

成(

はり

成(

はり

成(

はり

成(

D)) ))

はりはりはりはり

ハイリングハイリングハイリングハイリング

d

スリーブ管補強スリーブ管補強スリーブ管補強スリーブ管補強

添板補強添板補強添板補強添板補強

梁成

(梁

成(

梁成

(梁

成(D

)) ))

◆◆◆◆従来従来従来従来補強補強補強補強

梁成

(梁

成(

梁成

(梁

成(D

)) ))

◆ハイリング◆ハイリング◆ハイリング◆ハイリング補強補強補強補強

ハイリングハイリングハイリングハイリング

ハイリングハイリングハイリングハイリングⅡⅡⅡⅡ工法は、鉄骨工法は、鉄骨工法は、鉄骨工法は、鉄骨H形鋼はりウェブに設ける貫通孔を補強する工法です。形鋼はりウェブに設ける貫通孔を補強する工法です。形鋼はりウェブに設ける貫通孔を補強する工法です。形鋼はりウェブに設ける貫通孔を補強する工法です。

材質材質材質材質 HFW490(SN490B同等)HFW490(SN490B同等)HFW490(SN490B同等)HFW490(SN490B同等)

品種品種品種品種

(貫通孔内径)(貫通孔内径)(貫通孔内径)(貫通孔内径)

φ100,φ125,φ150,φ175φ100,φ125,φ150,φ175φ100,φ125,φ150,φ175φ100,φ125,φ150,φ175

φ200φ200φ200φ200~~~~φ600(50φ600(50φ600(50φ600(50mmピッチ)mmピッチ)mmピッチ)mmピッチ)

構造種別構造種別構造種別構造種別 S造,RC造S造,RC造S造,RC造S造,RC造

適用範囲適用範囲適用範囲適用範囲

・はり材質:400N/mm2,490N/mm2,・はり材質:400N/mm2,490N/mm2,・はり材質:400N/mm2,490N/mm2,・はり材質:400N/mm2,490N/mm2,

520N/mm2,550N/mm2,590N/mm2520N/mm2,550N/mm2,590N/mm2520N/mm2,550N/mm2,590N/mm2520N/mm2,550N/mm2,590N/mm2

・塑性化領域への貫通孔は2カ所以下(貫通孔・塑性化領域への貫通孔は2カ所以下(貫通孔・塑性化領域への貫通孔は2カ所以下(貫通孔・塑性化領域への貫通孔は2カ所以下(貫通孔

径の合計は2/3D以下)径の合計は2/3D以下)径の合計は2/3D以下)径の合計は2/3D以下)

・貫通孔径(d)は、はり成の2/3以下・貫通孔径(d)は、はり成の2/3以下・貫通孔径(d)は、はり成の2/3以下・貫通孔径(d)は、はり成の2/3以下

・ウェブ幅厚比:95以下・ウェブ幅厚比:95以下・ウェブ幅厚比:95以下・ウェブ幅厚比:95以下

ただし、塑性化領域に設置する場合はFA・FBただし、塑性化領域に設置する場合はFA・FBただし、塑性化領域に設置する場合はFA・FBただし、塑性化領域に設置する場合はFA・FB

ランクのみランクのみランクのみランクのみ

ハイリングⅡ工法 概要ハイリングⅡ工法 概要ハイリングⅡ工法 概要ハイリングⅡ工法 概要

ハイリング工法ハイリング工法ハイリング工法ハイリング工法

従来工法従来工法従来工法従来工法 材料材料材料材料 加工加工加工加工 溶接溶接溶接溶接

9-3

③ 旭化成建材株式会社

会社名 旭化成建材株式会社

商品名

freedonut.jp

主用途 鉄骨 H形梁の貫通孔補強工法

認定等 ①(財)日本建築センター評定 BCJ 評定-ST0128-03

②建築基準法第 37条第二号 認定番号 MSTL-0320(420φ~740φ品に適用)

工法概要

①製品は2枚のリングと1本のスリーブで構成(420φ~740φ品は2枚のリングのみ)

②従来の外周溶接に代わり、各々のリング孔をプラグ溶接する独自の工法です

。溶接量が

低減されるため、母材への熱影響(ひずみ・縮み)がほとんど出ません。

※溶接箇所数は、径に応じて片側あたり 4ヶ所・8ヶ所・12ヶ所となります(下図右は 4ヶ所溶接の例)。

③評定による耐力に基づき定量的な貫通孔設計が可能です。★検討サービス実施中です

④評定による柔軟な設置可能範囲

(水平位置・高さ・孔間隔等)で、合理的な設備設計が

可能です ※実際の設置可能範囲は設計図書等によります

適用範囲

おもな適用範囲は以下の通りです。

①構造・部位:

鉄骨造の梁(H形鋼および組立H形鋼)。※梁に軸力が作用する場合は評定範囲外です。

②貫通孔径:全 14サイズ

100φ・125φ・150φ・175φ・200φ・250φ・300φ・340φ・390φ・420φ・500φ・580φ・660φ・740φ

③適用梁:

基準強度 440N/mm

2

以下,梁せい 1800mm 以下,ウェブ厚 32mm 以下

幅厚比ランク:制限なし。ただし、FC・FD ランクの梁で塑性化が予想される領域での設置は不可です

施工管理

おもな施工管理に関する内容は以下の通りです。

①JIS Z 3841 半自動溶接技術検定試験の下向き溶接

の有資格者による作業です

②下孔径の許容差は±2mm です

③梁ウェブとFDリングの隙間(肌すき)は 1mm 以下

です

④プラグ溶接の余盛高さ 0mm<△h≦4mm です

⑤溶接部の検査は、目視による外観検査です

連絡先 旭化成建材株式会社 東京建築資材第一営業部 担当:近藤(こんどう)

〒101-8101 東京都千代田区神田神保町一丁目 105 番地

TEL:03(3296)3510 FAX:03(3296)3518 e-mail:[email protected]

※カタログ,施工要領書をご用意しております。詳しくはそちらをご覧ください。

在来の溶接例(赤) 本製品(150Φ用)の溶接(黄,両面)

FDリング×2 FDスリーブ

めねじ加工めねじ加工めねじ加工めねじ加工 おおおおねじ加工ねじ加工ねじ加工ねじ加工 螺合で組立て螺合で組立て螺合で組立て螺合で組立て

←4ヶ所の場合←4ヶ所の場合←4ヶ所の場合←4ヶ所の場合

12121212 ヶ所の場合→ヶ所の場合→ヶ所の場合→ヶ所の場合→

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