Microsoft SharePoint Server 2010 自習書 Business Connectivity ...download.microsoft.com/.../SharePoint2010_selfstudy_RTM_BCS_Final.pdf · SharePoint Server 2010 自習書 Business

Microsoft SharePoint Server 2010 自習書

Business Connectivity Services活用ガド

SharePoint Server 2010 自習書 Business Connectivity Services 活用ガド

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2010 Microsoft Corporation. All rights reserved.

SharePoint、Excel、Internet Explorer、は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における

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Contents

1． Business Connectivity Services ................................................................... 1

1.1 外部コンテンツタプ ............................................................................. 2

1.2 SharePoint ラセンスによる機能差 ........................................................... 3

2． BCS を利用する際に必要なサーバー設定 ......................................................... 4

2.1 Business Data Connectivity Services が開始されていることを確認 .................. 5

2.2 サービスゕプリケーションの関連付けを確認 ................................................ 6

2.3 Metadata Store の権限設定 ...................................................................... 8

3． Business Connectivity Services の利用 ....................................................... 11

3.1 外部リストの作成と利用 ..........................................................................11

3.1.1 SharePoint Designer 2010 による外部コンテンツタプの作成 .............. 12

3.1.2 外部リストの作成 ............................................................................ 21

3.1.3 外部リストの動作確認 ...................................................................... 23

3.2 外部列としての利用 ................................................................................25

3.2.1 SharePoint Designer 2010 による外部コンテンツタプの作成 .............. 26

3.2.2 外部列の作成 .................................................................................. 38

3.2.3 外部列の動作確認 ............................................................................ 41

4． BCS のセキュリテゖ ................................................................................. 44

4.1 接続するデータソースへの認証方法 ...........................................................45

4.1.1 ユーザーの ID で接続 ...................................................................... 46

4.1.2 Secure Store Service による偽装 ID での接続 .................................... 48

4.1.3 [参考] BDC ID で接続 ..................................................................... 57

4.2 外部コンテンツタプへの実行権限 ...........................................................59

5． BCS データの検索 .................................................................................... 62

5.1 検索用の外部システム、外部コンテンツタプの作成 ....................................62

5.2 検索センターサトの作成 ......................................................................73

5.3 検索のコンテンツソースへの追加とクロール ...............................................74

5.4 検索結果の確認 ......................................................................................78

6． BCS Web パーツの利用 ............................................................................. 79

6.1 商品区分外部コンテンツタプの作成 ......................................................80

6.2 関連付け設定を持つ商品外部コンテンツタプの作成 .................................88

6.3 ビジネスデータ Web パーツの利用 ............................................................98


SharePoint Server 2010 自習書 Business Connectivity Services

1

1． Business Connectivity Services

Business Connectivity Services (以下 BCS) は SharePoint Server 2010、SharePoint

Foundation 2010 に搭載されている機能です。データベースや Web サービス、WCF サービ

ス、.NET プログラムに接続して基幹システムのデータを SharePoint 内に統合することができます。

組織内に存在する会計システムや ERP、CRM などさまざまなシステムから、必要なデータのポー

タルサト上への表示や、ポータルサト上で内容編集が行えるような UI の作成、また検索を行

えるよう設定することが可能です。

SharePoint リストに外部データを表示

外部データを SharePoint リスト列として利用

外部データを Web パーツ上に表示

検索対象とする

外部データを SharePoint サトに統合する機能として、SharePoint の前バージョンである

SharePoint Server 2007 には Business Data Catalog 機能が搭載されていましたが、BCS は

Business Data Catalog の機能強化版といえます。Business Data Catalog に比べて BCS が機能

強化された大きな点は次になります。

書き戻しが可能に

SharePoint Designer 2010 のツールサポート

外部リストが作成できる

SharePoint Server 2007 では Business Data Catalog を利用することで外部データを

SharePoint 内に統合することができましたが、SharePoint と外部データとのマッピングを XML

形式の定義フゔルとして作成する必要がありました。SharePoint 2010 の BCS ではツールサポ

ートが強化されているため SharePoint Designer 2010 を利用してノンコーデゖングでの設定が行

えます。

この自習書では、SharePoint Designer 2010 を利用して外部データを SharePoint 上に統合す

るための設定方法や、BCS で取得したデータを SharePoint サト上でさまざまに扱う方法をご紹

介します。


2

1.1 外部コンテンツタプ

BCS を利用する際は、外部データソースとやりとりするデータ構造やデータゕクセス方法、そし

て SharePoint サトでの動作を「外部コンテンツタプ」として定義します。そして作成した外

部コンテンツタプを使って、リストの作成やリスト内列としての利用、検索機能への統合や Office

クラゕントゕプリケーションでの利用を行います。

外部コンテンツタプの作成は、SharePoint Designer 2010 や Visual Studio 2010 を使って

行えます。

現場の IT 部門管理者

SharePoint Designer 2010 を利用することで、SQL Server や WCF サービス、.NET 型とのデ

ータ統合を行う外部コンテンツタプをノンコーデゖングで UI 操作のみで設定可能です。

開発者

SharePoint Designer 2010 では実現できないようなデータ統合機能を Visual Studio 2010 に

より開発可能です。たとえば、トランザクション処理の実装や複数システムからのデータ統合、デー

タ形式のマッピングなどが行えます。Visual Studio 2010 を利用してビジネス接続モデルとして開

発し、開発したビジネス接続モデルは、外部コンテンツタプとして SharePoint へ展開できます。


3

1.2 SharePoint ラセンスによる機能差

Business Connectivity Services は SharePoint Foundation 2010、SharePoint Server 2010

の Standard Edition、Enterprise Edition ともに利用できる機能ですが、SharePoint のラセン

スにより機能に差があります。

SharePoint ライセンスによる BCS 機能の差

BCS 機能 SharePoint

Foundation

2010

SharePoint Server

2010

(Standard)

SharePoint

Server 2010

(Enterprise)

外部データ列 ○ ○ ○

外部リスト ○ ○ ○

サーバーの全体管理

管理ページ

○ ○ ○

SSO × ○ ○

プロファイルページ × ○ ○

BDC Web パーツ × × ○

Office クライアント

統合

× × ○

InfoPath フォーム

カスタマイズ

× × ○


4

2． BCS を利用する際に必要なサーバー設定

Business Connectivity Services を利用するためには、あらかじめ [SharePoint 2010 サーバー

の全体管理] にて設定・確認しておかなければいけない内容があります。

[SharePoint 2010 サーバーの全体管理] 上で必要な設定内容

① Business Data Connectivity Services が開始されていることを確認

② サービスゕプリケーションの関連付けを確認

③ Metadata Store の権限設定

この章では BCS を利用するために必要な設定を確認します。

(次章以降の手順を行うためにはこの内容を確認してください。)


5

2.1 Business Data Connectivity Services が開始されていることを確認

BCS を利用するために必要なサービスが開始されているかを確認します。

1. ブラウザを開き、[SharePoint 2010 サーバーの全体管理] にゕクセスします。

2. [システム設定] の [サーバーのサービス管理] をクリックします。

3. [Business Data Connectivity Service] が「開始済み」となっていることを確認します。

※ [Business Data Connectivity Service] が「停止中」の場合、Business Connectivity Services は利用で

きません。開始状態にしてください。


6

2.2 サービスゕプリケーションの関連付けを確認

Business Data Connectivity Service のサービスゕプリケーションが Web ゕプリケーション

に関連付けされていることを確認します。

1. [SharePoint 2010 サーバーの全体管理] で、[ゕプリケーション構成の管理] をクリックして [Web ゕ

プリケーションの管理] をクリックします。

2. BCS 機能を利用したい Web ゕプリケーション ([SharePoint – 80] など) をクリックして選択

し、[サービス接続] をクリックします。


7

3. [サービスゕプリケーションの関連付けの構成] ダゕログで、[Business Data Connectivity

Service] が選択されていることを確認します。

※ Business Connectivity Services を利用したい Web ゕプリケーションに、サービスゕプリケーションが

関連付けされていない場合は、関連付けを行ってください。

4. [サービスゕプリケーションの関連付けの構成] ダゕログを、[キャンセル] をクリックして閉じ

ます。


8

2.3 Metadata Store の権限設定

外部コンテンツタプや外部システムなど、BCS を利用するために必要な設定は、Metadata

Store に格納されます。

Metadata Store の既定のゕクセス権を設定します。

1. [SharePoint 2010 サーバーの全体管理] で、[ゕプリケーション構成の管理] をクリックして [サービス

ゕプリケーションの管理] をクリックします。

2. [Business Data Connectivity Service] をクリックします。


9

3. [Metadata Store の権限の設定] をクリックします。

4. [Metadata Store の権限の設定] ダゕログが開きます。

管理者としたいユーザーゕカウント、もしくはグループを入力し、[追加] をクリックします。


10

5. [編集]、[実行]、[クラゕントで選択可能]、[権限の設定] とすべての権限を選択します。

[BDC Metadata Store 内のすべての BDC モデル、外部システム、および外部コンテンツタプにゕ

クセス許可を伝達する] を選択し、 [OK] をクリックします。

6. 必要に応じて、その他ユーザーの権限設定を行います。

Metadata Store の権限の設定

Metadata Store 内には作成した外部コンテンツタプが格納されます。外部コンテンツタプを

作成後、各外部コンテンツタプごとに必要な権限設定をここで行うことが可能です。

ここで行ったように Metadata Store の権限設定にて、あらかじめ [BDC Metadata Store 内のす

べての BDC モデル、外部システム、および外部コンテンツタプにゕクセス許可を伝達する] をオ

ンにして権限設定を行っておくことで、作成した外部コンテンツタプすべてに最小限のゕクセス設

定を付与可能です。

詳細は [4．BCS のセキュリテゖ] で解説します。


11

3． Business Connectivity Services の利用

この章では、SharePoint Designer 2010 を利用して BCS を利用する基本的な方法をご紹介しま

す。

接続先は SQL Server とし、サンプルデータベースの NorthwindJ データベースを外部データ

として利用します。

※ サンプルデータベース NorthwindJ は下記 URL よりダウンロード可能です。

http://download.microsoft.com/download/D/1/D/D1D2FBEC-8D48-4325-B51C-FD63CC3DE835/

SQL08_R2_SelfLearning01_UCP_SampleScript.zip

(SQL Server 2008 R2 自習書

http://www.microsoft.com/japan/sqlserver/2008/r2/technology/self-learning.mspx のサンプルス

クリプトダウンロード URL です)

また手順を行うためには、データベースフゔルをゕタッチ後、手順を行うユーザーに NorthwindJ デー

タベースへのゕクセス権限を設定してください。

3.1 外部リストの作成と利用

NorthwindJ データベースの商品テーブルの内容を SharePoint サト内に外部リストとして表

示し、読み取りや更新ができるようにします。

BCS を利用すると、外部データソースに存在するデータを SharePoint リストに表示し共有する

ことが可能です。また外部コンテンツタプに [更新]、[作成]、[削除] の操作を作成しておくこと

で、もとのデータソースへの書き戻しも可能です。

リストと同様の操作感でビジネスデータの共有や、データを更新する画面の構築が行えます。

http://download.microsoft.com/download/D/1/D/D1D2FBEC-8D48-4325-B51C-FD63CC3DE835/SQL08_R2_SelfLearning01_UCP_SampleScript.zip

http://download.microsoft.com/download/D/1/D/D1D2FBEC-8D48-4325-B51C-FD63CC3DE835/SQL08_R2_SelfLearning01_UCP_SampleScript.zip


12

3.1.1 SharePoint Designer 2010 による外部コンテンツタプの作成

外部データソースから取得したデータを SharePoint リストに表示し、下記操作が行うための操

作を持つ外部コンテンツタプを作成します。

リストへの複数ゕテムの表示

ゕテムの表示

ゕテムの編集

ゕテムの削除

ゕテムの新規作成

1. SharePoint Designer 2010 を起動します。

2. [サトを開く] をクリックします。

3. [サトを開く] ダゕログボックスが開きます。

SharePoint サトの URL を指定し、[開く] をクリックします。


13

4. [ナビゲーション] から、[外部コンテンツタプ] をクリックします。

5. [新規作成] グループ内の [外部コンテンツタプ] をクリックします。


14

6. [新しい外部コンテンツタプ] タブが表示されます。

外部コンテンツタプの情報の [名前] を「商品」と変更します。

7. [外部システム] の [ここをクリックして、外部データソースの検出と操作の…] をクリックします。


15

8. [接続の追加] をクリックします。

9. [外部データソースタプの選択] ダゕログボックスが開きます。

[SQL Server] を選択して [OK] をクリックします。

接続可能な外部データソース

SharePoint Designer 2010 で接続可能なデータソースの種類は 3 種類です。

.NET 型

SQL Server

WCF サービス


16

10. [SQL Server 接続] ダゕログボックスが開きます。次のように設定し、[OK] をクリックします。

データベースサーバー：接続先のデータベースサーバー名

データベース名：接続先のデータベース名

[ユーザーの ID で接続] を選択

データソースへ接続するための認証について

データソースへ接続する際の認証方法は 10 の手順の [SQL Server 接続] ダゕログ

ボックスで 3 通りの設定を行えます。

ユーザーの ID で接続

偽装した Windows ID で接続

偽装したカスタム ID で接続

認証についての詳細な解説は次章「BCS のセキュリテゖ」にて解説します。

ここでの手順では [ユーザーの ID で接続] を選択しましたが、この設定では外部リストに

ゕクセスするユーザーゕカウントでデータソースにゕクセスします。

そのため、下記の環境以外では動作確認時にエラーとなります。その際は [4．BCS のセキ

ュリテゖ] を参照してください。

SharePoint Server で Kerberos 認証を使用するように設定されている環境

IIS と SQL Server が物理的に 1 台にンストールされている環境で、Administrator 権

限を持つユーザーでのゕクセス


17

11. [データソースエクスプローラー] に、[NorthwindJ] データベースの内容が表示されます

外部システム

ここで作成した接続情報は「外部システム」として Metadata Store に格納され、他の外

部コンテンツタプを作成する際に利用できます。

① [SharePoint 2010 サーバーの全体管理] で、[サービスゕプリケーションの構成] を開きま

す。

② [Business Data Connectivity Service] を開きます。


18

12. [テーブル] – [商品] を右クリックし、[すべての操作を作成] をクリックします。

※ 今回は外部リストでの表示、編集を行いたいため、[すべての操作を作成] を選択しました。

“項目の読み取り”、”リストの読み取り”、”作成”、”更新”、”削除” と 5 つの操作が作成されます。またそれ

ぞれの操作は UI 上の下記操作にあたります。

・項目の読み取り操作：ゕテムの表示

・リストの読み取り操作：リストへの複数レコードの表示

・作成操作：ゕテムの新規作成

・更新操作：ゕテムの編集

・削除操作：ゕテムの削除


19

13. 各操作の設定を行う [すべての操作] ダゕログボックスが開きます。

[次へ] をクリックします。

14. ここでは外部リストを作成するための外部コンテンツタプを作成しています。

外部リストに表示したい列をオンにして、[次へ] をクリックします。


20

15. フゖルターの設定は、行わずに [完了] をクリックします。

※ 飲料カテゴリーのみなど絞り込みを行ってからデータ取得を行いたい場合は、ここで設定を行えます。

16. 上書き保存して、作成した [商品] 外部コンテンツタプを Business Connectivity Services メ

タデータストゕに保存します。

17. SharePoint Designer 2010 を終了します。


21

3.1.2 外部リストの作成

3.1.1 で作成した外部コンテンツタプを利用して、データの表示や編集作業を行う UI を

SharePoint サトに外部リストとして作成します。

1. ブラウザを開き、外部リストを作成したい SharePoint サトにゕクセスします。

2. [サトの操作] – [その他のオプション] をクリックします。

3. [作成] ダゕログが開きます。

[外部リスト] を選択し、[作成] をクリックします。


22

4. [新規] 画面が開きます。

新しく作成する外部リストの [名前] に「商品一覧」と入力します。

5. [データソースの構成] で、[外部コンテンツタプの選択] ボタンをクリックします。

6. [外部コンテンツタプの選択] ダゕログが開きます。

[商品] 外部コンテンツタプを選択し、[OK] をクリックします。

7. [作成] をクリックします。


23

3.1.3 外部リストの動作確認

1. サト内に [商品一覧] リストが作成され、データベースから取得した内容が表示されていることを確認

します。

2. 任意のゕテムをクリックして開きます。

1 ゕテムの詳細が表示されます。

[ゕテムの編集] をクリックします。


24

3. ゕテムの編集画面に切り替わります。

任意に内容を変更し、[保存] をクリックします。

4. SQL Server Management Studio を使って、もとのデータソースに変更が反映されていることを

確認します。


25

3.2 外部列としての利用

NorthwindJ データベースの得意先テーブルの内容を SharePoint サト内で外部列として利用

できるように外部コンテンツタプを作成して、利用する方法を確認します。

SharePoint ではリスト、ラブラリに列を作成できます。リストの場合、列を作成することによ

り定義しデータベースのテーブルや Excel のワークシートのようにテーブル構造のデータをリスト

内に蓄積し共有が行えます。またラブラリの場合にも、列を作成することで、保存されたフゔル

に独自のプロパテゖ情報を追加することが可能です。

列に入力されたデータは、SharePoint 上でさまざまに活用できます。

「ステータス別」「カテゴリー別」などビューの作成時に利用

検索キーワードとして利用

フゖルタリング操作に利用

集計に利用

ワークフローから参照

既存データを活用することで SharePoint 上でのユーザーの手入力を減らす目的として利用する

ことも便利ですし、列情報をもとにビューを作成する際にも入力データの形式を統一化できる点はメ

リットといえます。「SharePoint サーバー」と「SharePoint Server」など同じ意味のはずなのに、

ユーザーによって入力される形式が異なり、うまくビューが作成できないようなことをなくせます。

また、入力された内容を集計作業やワークフローからの参照など、その後の処理で利用したい場合に

も、ちょっとした入力ミスにより正しい集計結果が出せなかったりと思った通りの処理が行われない

可能性がでてきてしまいます。

列を入力する際の上記のような点を解消する機能は、SharePoint には他にも手入力での選択肢の

用意や、他のリストからの参照列、管理メタデータ列の利用などがありますが、BCS では外部デー

タを参照して入力が行える列を作成できます。


26

3.2.1 SharePoint Designer 2010 による外部コンテンツタプの作成

外部列として利用できるように、下記操作を持つ外部コンテンツタプを作成します。

項目の読み取り操作

リストの読み取り操作


2. [サトを開く] をクリックし、SharePoint サトを開きます。




27


外部コンテンツタプの情報の [名前] を「得意先一覧」と変更します。






28




[ユーザーの ID で接続] を選択

データソースへ接続するための認証について

データソースへ接続する際の認証方法は 10 の手順の [SQL Server 接続] ダゕログ

ボックスで 3 通りの設定を行えます。




認証についての詳細な解説は次章「BCS のセキュリテゖ」にて解説します。

ここでの手順では [ユーザーの ID で接続] を選択しましたが、この設定では外部リストに

ゕクセスするユーザーゕカウントでデータソースにゕクセスします。

そのため、下記の環境以外では動作確認時にエラーとなります。その際は [4．BCS のセキ

ュリテゖ] を参照してください。

SharePoint Server で Kerberos 認証を使用するように設定されている環境

IIS と SQL Server が物理的に 1 台にンストールされている環境で、Administrator 権

限を持つユーザーでのゕクセス


29

10. [データソースエクスプローラー] で、[NorthwindJ] データベース – [得意先] テーブルを右ク

リックし、[“項目の読み取り” 操作の新規作成] をクリックします。

※ 3.1 [外部リストの作成と利用] では [すべての操作を作成] を選択しましたが、今回はデータの読み取り参

照のみ行えればよいので、読み取り操作を作成します。

“項目の読み取り” は 1 行分のデータを読み取りできる操作です。

11. [項目の読み取り] 操作を設定するダゕログが開きます。

[操作名] や [操作の表示名] は今回はそのままで、[次へ] をクリックします。


30

12. 入力パラメーターは今回は設定しません。


13. 項目を読み取りたい列を選択し、[完了] をクリックします。


31


項目の読み取り操作は、外部列として利用する際には追加フゖールドで利用されます。

13 の手順では、外部列を作成する際に追加フゖールドで利用する可能性のあるフゖールド

を選択します。

＜追加フゖールドの利用例＞

[顧客名] 列の追加フゖールドとして [顧客名：担当者名] を自動表示

＜リストへの列作成時、追加フゖールドの設定＞

項目の読み取り操作設定時 (手順 13) に戻り値パラメーターとして指定した列が

追加フゖールドとして利用可能


32

14. [得意先項目の読み取り] 操作が作成されました。

15. 続いて、リストの読み取り操作を作成します。

[データソースエクスプローラー] で、[NorthwindJ] データベース – [得意先] テーブルを右クリック

し、[“リストの読み取り” 操作の新規作成] をクリックします。


33

16. [リストの読み取り] 操作を設定するダゕログが開きます。


17. 都道府県で得意先をフゖルターできるよう、フゖルターパラメーターの設定を行います。

[フゖルターパラメーターの追加] をクリックし、[データソース要素] で [都道府県] を選択します。

そして (クリックして追加) をクリックします。


34

18. [フゖルターの構成] ダゕログボックスが開きます。

次のように設定し、[OK] をクリックします。

[新しいフゖルター] を選択し、フゖルター名として「都道府県フィルター」と入力します。

フゖルターの種類：[比較]

演算子：[と等しい]

フゖルターフゖールド：[都道府県]

19. 得意先名でキーワード検索フゖルターができるよう、フゖルターパラメーターの設定を行います。

[フゖルターパラメーターの追加] をクリックし、[データソース要素] で [得意先名] を選択します。

そして (クリックして追加) をクリックします


35

20. [フゖルターの構成] ダゕログボックスが開きます。

次のように設定し、[OK] をクリックします。

[新しいフゖルター] を選択し、フゖルター名として「得意先フィルター」と入力します。

フゖルターの種類：[ワルドカード]

フゖルターフゖールド：[得意先名]

21. フゖルターの演算子を [OR] とし、[次へ] をクリックします。


36

22. 取得したい列をオンにします。

また、ピッカーに表示させたい列は、プロパテゖで、[ピッカーに表示] をオンにします。

[得意先名]、[担当者名]、[都道府県] で、[ピッカーに表示] をオンにします。

23. [完了] をクリックします。


外部列を利用してデータを入力する際には次図のような Web ダゕログが表

示されます。リストの読み取り操作はこの画面に表示するデータを取得します。

フゖルターの設定は、得意先を都道府県でフゖルターしたり、得意先名による文

字列検索を行うために設定しました。また、戻り値パラメーターの構成で [ピッカ

ーに表示] と設定した列 (手順 22) が下記 Web ダゕログ (ピッカー) に表示

されます。


37

24. [得意先リストの読み取り] 操作が作成されました。

25. 上書き保存して、作成した [得意先一覧] 外部コンテンツタプを Business Connectivity

Services メタデータストゕに保存します。



38

3.2.2 外部列の作成

3.2.1 で作成した外部コンテンツタプを使用して、外部列を作成します。

1. ブラウザを開き、SharePoint サトにゕクセスします。

2. カスタムリストを作成します。

[サトの操作] – [その他のオプション] をクリックします。


[カスタムリスト] を選択し、リスト名に任意の情報を入力し、[作成] をクリックします。

4. 新しいリストが作成されます。


39

5. [リストツール] – [リスト] 内にある [列の作成] をクリックします。

6. [列の作成] ダゕログが開きます。

列名に「顧客名」と入力し、列の情報の種類として [外部データ] を選択します。

7. 下にスクロールし、[外部コンテンツタプの選択] をクリックします。


40


[得意先一覧] を選択して [OK] をクリックします。

9. 次のように設定を行い、[OK] をクリックします。

この列に表示するフゖールド：[得意先名]

操作メニューの表示：オフ

この列を外部コンテンツタプの既定ゕクションにリンクする：オフ

列を追加して、これらの各追加フゖールドを表示：[担当者名] をオン

※ ここで追加フゖールドとして選択できるのは、項目の読み取り操作で取得したフゖールドです。

10. リスト内に、[顧客名] と [顧客名：担当者名] 列が作成されました。


41

3.2.3 外部列の動作確認

1. 外部列を作成したリストで、[新しいゕテムの追加] をクリックします。

2. ゕテムの入力フォームが開きます。

[タトル] に任意の値を入力します。

[顧客名] の [外部ゕテム選択] をクリックします。


42

3. フゖルターの動作を確認します。

[得意先フゖルター] を選択し、「いるか」など検索にヒットする任意のキーワードを入力します。

検索結果が正しく表示されることを確認します。

4. [都道府県フゖルター] を選択し、「東京都」と入力します。

検索結果が正しく表示されることを確認します。

5. [キャンセル] をクリックして、Web ダゕログを閉じます。

6. [顧客名] に「いるか」と入力し、[確認] をクリックします。


43

7. 途中まで入力した内容をもとに、外部データに存在するかどうか確認がされます。

8. [保存] をクリックします。

9. [顧客名] だけではなく、追加フゖールドに設定したとおり [顧客名：担当者名] が自動表示されて

いることを確認します。


44

4． BCS のセキュリテゖ

BCS を利用する際に考慮する必要がある権限設定は 2 か所あります。

接続するデータソースへの認証方法

SharePoint Designer 2010 で外部コンテンツタプを作成する際に、外部データソース

への接続を設定する際に指定

外部コンテンツタイプの実行権限

[SharePoint 2010 サーバーの全体管理] にて、Metadata Store で設定

この章では、これらの権限設定について解説します。


45

4.1 接続するデータソースへの認証方法

接続先のデータソースへの認証方法は SharePoint Designer 2010 で外部システムを作成する

際に設定します。(外部システムとは、SharePoint Designer 2010 で外部コンテンツタプを作成

する際に指定する外部データソースへの接続情報です)

次の画面は外部コンテンツタプ作成時に SQL Server 接続を作成する際に表示されますが、画

面上にも表示されているように認証方法は 3 種類の方法が選択可能です。




それぞれの動作と、注意点をここでは解説します。


46

4.1.1 ユーザーの ID で接続

このオプションを選択した場合、外部コンテンツタプの利用ユーザー (外部リストにゕクセスするユーザ

ーなど) のゕカウントを利用して外部データソースにゕクセスします。

そのため、[ユーザーの ID で接続] オプションを利用できるのは、次の 2 つの場合のみです。

接続先のデータソースが匿名ゕクセス可能である

SharePoint Server で Kerberos 認証を使用するように設定されている

既定の NTLM 認証を利用している場合、「クラゕント → SharePoint Server → データソー

ス」とネットワーク経由でゕクセスするためダブルホップとなりユーザーゕカウントでのデータ

ソースへのゕクセスはエラーとなります。(Kerberos 認証の場合はネットワーク経由でリソースへの

ゕクセスができるよう委任の設定が行えます)

NTLM 環境で [ユーザー ID で接続] を利用した場合のエラー

SharePoint Designer 2010 で接続を作成する際 (外部システムを作成する際)

外部リストに接続した際

外部列を利用した際


47

[ユーザー ID で接続オプション] を利用した場合、既定の NTLM 環境ではダブルホップが原因

となりエラーとなります。BCS を利用する際にこの点を解決する方法は下記のように 2 パターンあ

ります。

SharePoint Server で Kerberos 認証を構成する

Windows 認証を使ってゕクセスできるデータソースに対して、ゕカウントの委任を行うこ

とでユーザーゕカウントによるゕクセス可能になります。

外部のデータソースへの認証方法が Windows 認証を使える場合に限ります。Windows

認証以外のデータソースへゕクセスしたい場合にはこちらは解決方法にはなりません。

「Kerberos 認証を構成する (SharePoint Server 2010)」

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee806870.aspx

Secure Store Service を利用する

次項で解説します。

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee806870.aspx


48

4.1.2 Secure Store Service による偽装 ID での接続

SharePoint Server 2010 に搭載する Secure Store Service は SharePoint 経由で外部システ

ムにゕクセスする際に、ゕカウント名やパスワードなどの資格情報のマッピングを行う機能です。

(SharePoint Server 2007 のシングルサンオン機能と同様です)

Secure Store Service を利用することで、[ユーザー ID で接続] の際に問題となるダブルホッ

プの問題を解決することができます。また利用するユーザー全員に対して接続先のデータソースへ

のゕクセス権を割り当てる必要もなくなります。


49

[SharePoint 2010 サーバーの全体管理] での Secure Store Service の設定手順

Secure Store Service で管理する外部システムにゕクセスする際のゕカウントのマッピン

グ情報は「ターゲットゕプリケーション」と呼ばれます。Secure Store Service を利用す

る際には、ゕカウントのマッピング情報であるターゲットゕプリケーションをあらかじめ作

成する必要があります。


2. [ゕプリケーション構成の管理] にある [サービスゕプリケーションの管理] をクリックします。

3. [Secure Store Service] をクリックします。


50

4. [新しいキーの生成] をクリックします。

5. [新しいキーの生成] ダゕログが開きます。

SharePoint 2010 製品構成ウゖザードを実行した際に指定したパスフレーズを入力し、[OK] をクリック

します。

6. ゕカウントのマッピング情報である「ターゲットゕプリケーション」を作成します。

[新規作成] をクリックします。


51

7. [ターゲットゕプリケーションの設定] で次のように設定し、[次へ] をクリックします。

ターゲットゕプリケーション ID： SSS1

(複数のマッピング情報を登録できるため、識別するための ID が必要です)

表示名： SSS1

連絡先の電子メール：任意のメールゕドレスを入力

ターゲットゕプリケーションの種類：グループ

8. 外部システムにゕクセスするために必要な資格情報フゖールドを登録できます。

既定でユーザー名とパスワードがフゖールドとして追加されているため、そのまま [次へ] をクリックし

ます。

9. [ターゲットゕプリケーションの管理者] に任意の管理者ゕカウントを設定します。(このターゲッ

トゕプリケーションの管理者となります)

[メンバー] にこのターゲットゕプリケーションを利用する Active Directory セキュリテゖグループ

を指定します。(指定したセキュリテゖグループのメンバーはこのターゲットゕプリケーションを利用

できるようになります) 設定したら [OK] をクリックします。


52

10. ID が「SSS1」のターゲットゕプリケーションが作成されます。

ゕテムのメニューから [資格情報の設定] をクリックします。

11. [Secure Store のターゲットゕプリケーション (グループ) の資格情報の設定] ダゕログが開

きます。

外部システムにゕクセスする際に利用する、ユーザー名とパスワードを入力して [OK] をクリックします。

※ この画面の、[資格情報の所有者] に表示されているグループメンバーが SharePoint 経由で外部システム

にゕクセスする際に利用させたいユーザー情報を指定しています。

(グループメンバーが BCS を利用してデータソースにゕクセスする際には、ここで指定したユーザー

名・パスワードを利用します)


53

BCS を利用する際の外部コンテンツタイプ作成時の設定

Secure Store Service を利用して BCS を利用する際には、SharePoint Designer 2010 で

外部コンテンツタプを作成する際に設定が必要です。データソースへの接続を作成する

際に、[偽装した Windows ID で接続] もしくは [偽装したカスタム ID で接続] を選択し

ます。


2. [サトを開く] をクリックし、SharePoint サトを開きます。



54



外部コンテンツタプの情報の [名前] をつけます。






55




[偽装した Windows ID で接続] を選択し、[Secure Store ゕプリケーション ID] にターゲットゕ

プリケーション ID の「SSS1」を入力

Secure Store Service を利用した接続を行う場合

下記のどちらかを接続を作成する際に、指定します。


マッピング後のゕカウントが Windows ゕカウントの場合


マッピング後のゕカウントが Windows ゕカウント以外の場合

(SQL Server 認証を利用する場合など)


56

10. [データソースエクスプローラー] で接続先のデータベース構造が表示されていれば OK です。

Secure Store Service によりゕカウントのマッピングが行われた状態で接続されています。

11. この後の操作を作成する手順は、[3．Business Connectivity Service の利用] でご紹介した内容

と同様です。


57

4.1.3 [参考] BDC ID で接続

SharePoint Designer 2010 で外部データソースへの接続を作成する際には、次図のような画面

でユーザー ID での接続か、もしくは Secure Store Service を使った接続かを行える点をこれまで

解説してきました。

もうひとつのオプションとして、外部データソースへのゕクセスを Web ゕプリケーションのゕプリケーシ

ョンプール ID を使って行う方法もあります。

SharePoint Designer 2010 で外部データソースへの接続を作成する際の UI には表示されていませんが、

外部コンテンツタプを作成後に、外部システムをクリックして [接続プロパテゖ] ウゖンドウを開き認証モ

ードを [BDC ID] オプションに変更することで設定可能です。

※ 外部コンテンツタプの [概要ビュー] で、[外部システム] をクリックして開く [接続プロパテゖ] ダ

ゕログボックス (上図)


58

ただし既定では [BDC ID] オプションへの変更ができないように設定されています。設定変更し

ようとすると、次図のようなエラーが表示されます。

[BDC ID] への設定変更を行えるようにするためには、PowerShell で Business Data

Connectivity Service のプロパテゖを変更する必要があります。

PowerShell による Business Data Connectivity Service のプロパティ変更

1. [SharePoint 2010 管理シェル] を開きます。

2. 次のコマンドを実行します。

$BDCSv = Get-SPServiceApplication –Name “Business Data Connectivity Service” $BDCSv.RevertToSelfAllowed = $true


59

4.2 外部コンテンツタプへの実行権限

作成した外部コンテンツタプやデータソースへの接続情報 (外部システム) はメタデータストゕ内に格

納されます。外部コンテンツタプは作成後、各外部コンテンツタプごとに必要な権限設定をメタデータス

トゕにて行うことが可能です。

メタデータストアへのアクセス



3. [Business Data Connectivity Service] をクリックします。


60

4. メタデータストゕが開きます。

作成した外部コンテンツタプが表示されます。

2.3 で行ったようにメタデータストゕの権限設定にて、あらかじめ [BDC Metadata Store 内のすべての

BDC モデル、外部システム、および外部コンテンツタプにゕクセス許可を伝達する] をオンにして権限設

定を行っておくことで、作成した外部コンテンツタプすべてに最小限のゕクセス設定を付与可能です。既定

では権限設定は行われていないので、SharePoint Designer 2010 で作成後、利用できる権限を誰も持っていな

い外部コンテンツタプとなってしまいます。(それを回避するために行った設定が、2.3 の手順です)


61

また各コンテンツタプごとに個別の権限設定を行いたい場合は、外部コンテンツタプごとの

設定も可能です。

メタデータストゕでの権限設定は、下記のようにするのが推奨されます。

権限管理者デザイナーユーザー

編集 ✔ ✔

実行 ✔ ✔ ✔

クライアントで選択可能 ✔ ✔

権限の設定 ✔

※ デザナー：外部コンテンツタプの作成やリストの作成などを行うサト管理者レベル


62

5． BCS データの検索

BCS を利用すると、これまで行ってきたように外部データソースから取得したデータをもとに外

部リストを作成や外部列を作成するだけではなく、ビジネスデータを SharePoint 検索機能に統合

することができます。この章では、BCS 機能を利用して接続する外部データを SharePoint から検

索できるように設定する方法を解説します。

5.1 検索用の外部システム、外部コンテンツタプの作成

SharePoint Server から検索を行いたい外部データソースを、SharePoint Designer 2010 を利用して外

部コンテンツタプとして作成します。その際に外部システムを作成します。

ここでは、NorthwindJ データベースの仕入先テーブルの内容を SharePoint から検索できるようにするた

めに外部コンテンツタプを作成します。外部コンテンツタプでは今回は検索を行いたいため、[項目の読

み取り] と [リストの読み取り] の 2 つの操作を作成します。




63





64



外部コンテンツタプの情報の [名前] を「仕入先」と変更します。



65







名前：「Search_NorthwindJ」と入力


プリケーション ID を入力


66

11. [データソースエクスプローラー] にデータベースの内容が表示されます。

※ 今回は接続を作成する際に名前を「Search_NorthwindJ」と指定したので、[データソースエクスプロー

ラー] でもそのように表示されています。またこれは外部システムの名前となります。

12. [テーブル] – [仕入先] を右クリックし、[“項目の読み取り” 操作の新規作成] をクリックします。


67

13. [項目の読み取り] 操作を設定するダゕログが表示されます。


14. 入力パラメーターは今回は設定しません。



68

15. 項目を読み取りたい列を選択し、[完了] をクリックします。

16. [仕入先項目の読み取り] 操作が作成されました。


69

17. 続いて、リストの読み取り操作を作成します。

[データソースエクスプローラー] で、[Search_NorthwindJ] – [仕入先] を右クリックし、[“リストの

読み取り” 操作の新規作成] をクリックします。

18. [リストの読み取り] 操作を設定するダゕログが開きます。



70

19. フゖルターは何も設定せずに、[次へ] をクリックします。

20. 取得したい列を選択します。

[完了] をクリックします。


71

21. [仕入先リストの読み取り] 操作が作成されました。

22. リボンから [概要ビュー] をクリックします。

23. [フゖールド] 内にある [仕入先名] を選択し、リボン内の [タトルとして設定] をクリックしま

す。

※ ここでタトルとして設定したフゖールドが、検索結果のタトルフゖールドとして扱われます。


72

24. 上書き保存して、作成した [仕入先] 外部コンテンツタプを Business Connectivity Service メ



外部システムと外部コンテンツタイプ

ここでの手順は、次の 2 つの内容を作成しました。

[Search_NorthwindJ] 外部システム

外部データソースへの接続情報

[仕入先] 外部コンテンツタプ

接続先のテーブルと、操作を定義

外部システムは他の外部コンテンツタプを作成する際にも利用できます。

また、作成した外部システム、外部コンテンツタプは [SharePoint 2010 サーバーの全体管

理] のメタデータストゕで確認できます。


73

5.2 検索センターサトの作成

サトコレクション内に、検索センターサトを作成します。


2. [サトの操作] – [新しいサト] をクリックします。


[基本検索センター] を選択し、[サト名]、[URL] を指定して [作成] をクリックします。

4. 検索センターサトが作成されます。


74

5.3 検索のコンテンツソースへの追加とクロール

BCS を利用して取得した外部データを SharePoint サトで検索するためには、検索のコンテンツソースに

外部システムを設定する必要があります。

外部システムをコンテンツソースに指定すると、その外部システムを利用しているすべての外部コンテンツ

タプをもとに検索が行えるようになります。

ここでは、5.1 で作成した外部システムを検索のコンテンツソースに追加し、クロールを行いま

す。




75

3. [Search Service Application] をクリックします。

4. [検索管理] 画面が開きます。

サドリンクバーから [コンテンツソース] をクリックします。

5. [新しいコンテンツソース] をクリックします。


76

6. [コンテンツソースの追加] 画面が開きます。次のように設定を行い、[OK] をクリックします。

名前：「NorthwindJ 検索」と入力

コンテンツソースの種類：[基幹業務のデータ] を選択

外部データソース：[Business Connectivity Service] を選択

[Search_NorthwindJ] を選択

クロースのスケジュール：必要に応じてスケジューリングの設定を行う

[このコンテンツソースのフルクロールを開始] をオン


77

7. コンテンツソースが作成され、フルクロールが開始されます。

フルクロールが終了し、[状態] がゕドルになるまで待ちます。

Search Service の既定のコンテンツアクセスアカウント

Search Service の既定のコンテンツゕクセスゕカウントは接続先の外部データソース

に読み取り以上の権限が必要です。


78

5.4 検索結果の確認

検索センターサトで、検索を行い動作の確認を行います。

1. ブラウザで、5.2 で作成した検索センターサトにゕクセスします。

2. 検索キーワードに「あじあ」と入力し、検索開始ボタンをクリックします。

3. 検索結果が表示されることを確認します。

※ 外部コンテンツタプで、[仕入先名] をタトルとして設定したため、[仕入先名] フゖールドがハパー

リンクとして表示されます。


79

6． BCS Web パーツの利用

SharePoint Server 2010 には BCS 機能を利用するための Web パーツが複数用意されていま

す。 BCS Web パーツを利用すると外部データを Web パーツ内に表示することができます。また

Web パーツ接続を利用することで下記のような画面が作成できます。

ビジネスデータリスト Web パーツとビジネスデータ関連リスト Web パーツを利

用し、2 つの Web パーツ間に Web パーツ接続設定


80

6.1 商品区分外部コンテンツタプの作成

NorthwindJ データベースの商品区分テーブルからデータを取得する外部コンテンツタプを作成します。

Web パーツ内に読み取ったデータを表示するだけで、データの編集は行わないため、下記操作を持つ外部コン

テンツタプを作成します。








81




82


外部コンテンツタプの情報の [名前] を「商品区分」と変更します。

7. [外部システム] の [ここをクリックして、外部データソースの検出…] をクリックします。



83







プリケーション ID を入力

11. [データソースエクスプローラー] にデータベースの内容が表示されます。


84

12. [テーブル] – [商品区分] を右クリックし、[すべての操作を作成] をクリックします。

13. 各操作の設定を行う [すべての操作] ダゕログが表示されます。



85

14. データを取得したい列を選択し、[次へ] をクリックします。

15. フゖルターの設定は行いません。



86

16. [外部コンテンツタプの操作] に下記の操作が作成されていることが確認できます。

作成

項目の読み取り

更新

削除

リストの読み取り

17. [項目の読み取り]、[リストの読み取り] 以外の操作は今回は利用しないので、削除します。

[外部コンテンツタプの操作] から [作成] を選択し、リボン内から [操作の削除] をクリックします。


87

18. 17 と同様の操作で、[更新]、[削除] 操作も削除します。

[項目の読み取り]、[リストの読み取り] 操作が残ります。

19. 上書き保存して、作成した [商品区分] 外部コンテンツタプを Business Data Connectivity メ



88

6.2 関連付け設定を持つ商品外部コンテンツタプの作成

NorthwindJ データベースの商品テーブルからデータを取得する外部コンテンツタプを作成します。Web

パーツ内に読み取ったデータを表示するだけで、データの編集は行わないため、下記操作を持つ外部コンテンツ

タプを作成します。



また、6.1 で作成した [商品区分] 外部コンテンツタプと連動して動作するよう関連付けの設定を行いま

す。

1. SharePoint Designer 2010 の [ナビゲーション] から [外部コンテンツタプ] をクリックし、リボ

ン内の [新規作成] グループにある [外部コンテンツタプ] をクリックします。


外部コンテンツタプの情報の [名前] を「商品 (区分との関連付け)」と変更します。


89

3. [外部システム] の [ここをクリックして、外部データソースの検出…] をクリックします。

4. 6.1 で外部コンテンツタプを作成した際に出来上がった外部システム (NorthwindJ データベ

ースへの接続) があるため、[データソースエクスプローラー] にデータベースの内容が表示されてい

ます。


90

5. [テーブル] – [商品] を右クリックし、[すべての操作を作成] をクリックします。

6. 各操作の設定を行う [すべての操作] ダゕログが表示されます。



91

7. データを取得したい列を選択し、[次へ] をクリックします。

8. フゖルターの設定は行いません。



92

9. [外部コンテンツタプの操作] に下記の操作が作成されていることが確認できます。

作成

項目の読み取り

更新

削除

リストの読み取り

10. [項目の読み取り]、[リストの読み取り] 以外の操作は今回は利用しないので、削除します。

[外部コンテンツタプの操作] から [作成] を選択し、リボン内から [操作の削除] をクリックします。


93

11. 10 と同様の操作で、[更新]、[削除] 操作も削除します。

[項目の読み取り]、[リストの読み取り] 操作が残ります。

12. [テーブル] – [商品] を右クリックし、[“関連付け” の新規作成] をクリックします。


94

13. 関連付けの設定を行うためのダゕログが開きます。

[関連付けられた外部コンテンツタプ] の [参照] をクリックします。


[商品区分] を選択し、[OK] をクリックします。


95

15. [関連付けられた識別子] と [フゖールド] の両方が [区分コード] になっていることを確認し、[次

へ] をクリックします。

※ [商品 (区分との関連付け)] 外部コンテンツタプの [区分フゖールド] と [商品区分] 外部コンテンツ

タプの [区分フゖールド] をマッピングすることにより関連付けします。

16. 入力パラメーター構成で、[区分コード] を選択し、プロパテゖで [識別子へのマップ] をオンにし

ます。



96

17. フゖルターの設定は行わずに、[次へ] をクリックします。

18. 関連付けの機能を利用した際に、取得したい (Web パーツに表示したい) 列をオンにし、[完了] を

クリックします。


97

19. [項目の読み取り]、[リストの読み取り]、[商品関連付けのナビゲート] の 3 つの操作が表示されま

す。

20. 上書き保存して、作成した [商品 (区分との関連付け)] 外部コンテンツタプを Business Data

Connectivity メタデータストゕに保存します。



98

6.3 ビジネスデータ Web パーツの利用

SharePoint サトのトップページに [ビジネスデータリスト Web パーツ] と [ビジネスデータ関連リ

スト Web パーツ] を配置し、Web パーツ接続を設定します。


2. リボン内で、[ページ] タブにある [編集] をクリックします。

3. [編集ツール] の [挿入] タブを開き、[Web パーツ] をクリックします。

4. Web パーツを配置したい箇所にマウスカーソルを合わせ、[ビジネスデータ] カテゴリーの [ビジ

ネスデータリスト] Web パーツを選択して、[追加] をクリックします。


99

5. [ビジネスデータリスト] Web パーツが配置されます。

[ツールウゖンドウを開いて、] リンクをクリックします。

6. 画面右側に、Web パーツの編集画面が開きます。

[種類] の [外部コンテンツタプの選択] をクリックします。


[商品区分] 外部コンテンツタプを選択し、[OK] をクリックします。

8. [ツールバーを表示する] をオフにします。


100

9. [外観] セクション内で、[タトル] を「商品区分(選択)」と入力します。

[枠の種類] を [タトルのみ] に変更します。

10. Web パーツの設定画面で、[OK] をクリックします。

11. 商品区分情報が、Web パーツ内に表示されます。

12. 2 つめの Web パーツを配置します。

[編集ツール] の [挿入] タブを開き、[Web パーツ] をクリックします。


101

13. 1 つめに配置した Web パーツの下にマウスカーソルを合わせ、[ビジネスデータ] カテゴリーの

[ビジネスデータ関連リスト] Web パーツを選択して、[追加] をクリックします。

14. [ビジネスデータ関連リスト] Web パーツが配置されます。

[ツールウゖンドウを開いて、] リンクをクリックします。

15. 画面右側に、Web パーツの編集画面が開きます。

[種類] の [外部コンテンツタプの選択] をクリックします。


102


[商品(区分との関連付け)] 外部コンテンツタプを選択し、[OK] をクリックします。

17. [ツールバーを表示する] をオフにします。

18. [外観] セクション内で、[タトル] を「商品区分(選択)」と入力します。

[枠の種類] を [タトルのみ] に変更します。

19. Web パーツの設定画面で、[OK] をクリックします。


103

20. 商品の列情報が、Web パーツ内に表示されます。

21. 商品区分を表示した [ビジネスデータリスト] Web パーツと商品情報を表示する [ビジネスデ

ータ関連リスト] Web パーツ間に、Web パーツ接続を設定します。

[商品区分(選択)] で、メニューから [Web パーツの編集] をクリックします。

22. [商品区分(選択)] で、メニューから [接続] – [選択されたゕテムの送信] – [商品一覧] をクリッ

クします。

※ 外部コンテンツタプに関連付け設定があるため、Web パーツ接続設定は容易に行えます。

商品区分の [区分コード] と商品の [区分コード] のマッピング設定をここで行う必要はありません。


104

23. リボンで、[編集ツール] – [テキストの書式設定] にある [保存して閉じる] をクリックします。

24. 商品区分を選択すると、絞り込まれた商品一覧が表示されることを確認します。

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