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構成
1 2019年度JPO試験の解説(20分)
(外務省国際機関人事センター職員)
2 JPO体験談(20分)
(UNICEF財務官JPO景山健さん)
3 質疑応答(50分)
*本説明会の主な内容を、後日、外務省国際機関人事センターウェブサイトに掲載します。お寄せいただいた質問も、質問者様を特定しない形で要旨を掲載させていただきますので、ご了承ください。
2019年度JPO試験の解説
1 JPO派遣制度とは?
• 1-1 JPO派遣制度とは?
• 1-2 正規職員への一過程
2 2019年度試験について
• 2-1 2019年度試験のプロセスと日程
• 2-2 2018年度試験からの主な変更点
• 2-3 配属について
3 応募に当たってのヒント
• 3-1 応募段階からJPOになった後のビジョンがあるか
• 3-2 書類がよく準備されているか
• 3-3 志望動機
• 3-4 職歴欄
• 3-5 カバーレター、レジュメ
1-1 JPO派遣制度とは?
• ドナー国が人件費を負担し、主に自国国籍者を国際機関へ一定期間派遣する制度
日本の場合
• 国連職員約36,000名(国連側調べ)うち日本人職員約850名(日本側調べ)
• もっと多くの日本人に貢献してほしい
• 850名の4割以上がJPO出身、JPOの約70%が任期後も国際機関で勤務
• 応募条件
1 35歳以下
2 修士号+職歴2年(志望分野に関するもの)
3 英語
4 将来にわたり国際機関で勤務する意思
5 日本国籍
JPO
UNV
空席公告
YPP
正規職員
エントリー方法
【ポイント】
・ 空席公告は高倍率(世界中の候補者との競争)・ 国連で何らかの経験がある人が有利→JPO,国連ボランティア等で経験を積んでから応募するのが近道
・ JPOは倍率6倍程度(日本人同士のみでの競争)
1-2 正規職員への一過程
2-1 2019年度試験のプロセスと日程
事前登録2/28まで
応
募3/4まで
第一次審査
UNDP/WFP/OECD
での第一次通過通知
外務省審査枠
での第一次通過通知
UNDP/WFP/OECD
での第二次審査
外務省審査枠
での第二次審査
外務省審査枠
での第二次通過通知
国際機関への推薦
国際機関での審査
国際機関から内定
国際機関との手続き
国際機関にて採用、
赴任
国際機関にて採用、
赴任
国際機関との手続き
国際機関から内定
12
月末
まで
4
月上旬
12
月末
まで
5
月7
日~
6
月4
日
7
月以降
国際機関選考枠
外務省選考枠
4
月中旬以降
4
月上旬
2-2 2018年度試験からの主な変更点• 1 応募期間を4-5月から2-3月に前倒しする。
• 2 受付迅速化のため、オンラインでの事前登録(登録所要時間は15分程度)を導入する。
• 3 どの機関について選考を実施するか明確化するため、応募用紙(和文)に1機関のみ志望を記入する単願方式とする。
【注】募集要項を読みやすくするため,「国際機関選考枠」と「外務省選考枠」で分冊にしましたが,2019年度JPO試験としては一体です。2019年度JPO試験には,1回のみ応募できます。(国際機関選考枠と外務省選考枠で計2回応募することはできません。)。
2-3 配属について
•候補者の志望を最大限尊重。(サプライサイドの希望)
•同時に,国際機関側の受け入れニーズともマッチする必要がある。(デマンドサイドの希望)
•したがって,国際機関が有しているJPOポストには限りがあるなどの理由から,必ずしも志望のとおりとならない場合がある点には留意。
3-1 応募段階からJPOになった後のビジョンがあるか
• JPOは通過点。JPO任期後にキャリアを重ねる展望を現実的に考えておく
<チェック事項の例>
•自分の希望する分野で実際に求人は出ているか
•自分の希望する分野ではどのような予算傾向があるか
•業務の具体的なイメージをつかむには,先輩日本人職員の体験談が有効
3-2 書類がよく準備されているか
•二次(面接)の前に一次(書類)
•一次通過はおおむね上位120名(参考:昨2018年度応募者は348名)
→書類に通ることをまず考える
•どうすれば通るか?
→他の応募者と差のつく書類を準備する
•どうすれば差がつくか?
→工夫できる項目:志望動機、職歴欄
3-3 志望動機(書くためのヒント)
• 1 国際社会が抱える課題と自分の経験・スキルを関連づける。
• 2 応募者側の思いだけでなく、採用する国際機関の立場になって考えてみる。(自分の経験・スキルは必要とされているか。コアバリューを共有しているか。など)
• 3 根拠をつけて、説得力のある志望動機を書く。(例:「長年国連を目指してきた」→具体的なこれまでの取り組みは?)
• 4 (特に和文応募用紙の場合)国際機関を論じるよりも、応募者個人の問題意識や国際機関との接点を書く。
3-4 職歴欄(書くためのヒント)
• 1 業務内容の羅列にするのはもったいない。→実績、志望機関で役立つスキルの体得を具体的に書く。
• 2 所属組織名や肩書きよりも実績が重要。→その職責を通じて達成した事柄を具体的に書く。
• 3 職務記述書のキーワードを入れる。→志望する機関やポストの職務記述書(Job Description, Terms of Reference)があれば、キーワードを職歴欄に入れるなどして、職歴と志望先の関連性を持たせる。
3-5 カバーレター、レジュメ
•定型書式なし。一般的な形で書く
•志望ポストまで絞っていない方は、志望機関を想定して書く
•カバーレターと国連事務局P11のMotivation Letter欄の違い:前者はA4一枚、後者は分量指定なし。後者をより詳しくすることも可能