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水素・燃料電池実証プロジェクト
JHFC News
March 2009
2008年 7月北海道洞爺湖
発行:JHFCプロジェクト編集:(財)日本自動車研究所
〒105-0012 港区芝大門1-1-30日本自動車会館12F 03-5733-7927
発行日:平成21年3月ウェブサイト:http://www.jhfc.jp
経済産業省 (財)日本自動車研究所 (財)エンジニアリング振興協会トヨタ自動車(株) 日産自動車(株) 本田技研工業(株) メルセデス・ベンツ日本(株) ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック(株) 日野自動車(株) スズキ(株) マツダ(株)コスモ石油(株) 新日本石油(株) 昭和シェル石油(株) 東京ガス(株) 岩谷産業(株) 日本エア・リキード(株)ジャパン・エア・ガシズ社 大陽日酸(株) 新日本製鐵(株)
栗田工業(株) シナネン(株) 伊藤忠エネクス(株) 東邦ガス(株) 大阪ガス(株) 関西電力(株) (株)ジャパンエナジー (株)栗本鐵工所
燃料電池の研究・開発・製造に必要なあらゆる技術、部品・材料、装置が一同
に集る国際専門展示会/セミナーとして定着したFC EXPO。第5回を数える同展は年々規模を拡大し今年は世界15カ国・地域から473社が出展、同時開催PV EXPOと合わせると3日間の動員数は6万人以上と驚くほど盛大だ。オバマ米大統領がグリーン・ニューディール政策でクリーンエネルギー活用を提唱している昨今、会場は商機を伺うビジネスマンたちで大賑い。JHFCプロジェクトは最新の燃料電池自動車(FCV)を揃え、今年も大々的な展示会や試乗会を実施した。
最新の水素・FCV動向や技術を紹介するJHFCブースは連日大盛況。なかでも
世界初FCV生産工場を整備し、販売計画台数(3年間に200台程度)を発表したホンダの「FCXクラリティ」は大人気で、一目見ようとする人が後を絶たなかった。国内展示会初
披露、米国で100台以上走行している「エクイノックスFuel Cell(GM)」は存在感たっぷりで、航続距離を飛躍的に伸ばした「FCHV-adv(トヨタ)」、出力を従来の約2倍、白金使用量を1/2削減した「新開発FCスタック(日産)」と共に来場者の興味をかき立て、説明を求め質問を向ける人で人垣が出来るほどだった。また、ブース内の特設ステージではクルマだけでなく、JHFC水素ステーションの取組みを紹介する技術プレゼン(全12件)を会期中毎日開催。毎回満席で立ち見も多く、聴衆からは「実績・運用結果やノウハウを聞く機会は貴重」との声も聞こえてきた。2015年FCV普及の目標を掲げ、実用化に向けて開発のピッチを上げつつあるFCV。注目度は高く、その動向は業界をも揺るがすようだ。
今年のFC EXPO最大の目玉となったのは、なんと言っても、実際にFCVのス
テアリングを握ってドライブする運転試乗だ
ろう。悪天候にも関らず、限られた定員枠を求めて朝から長蛇の列ができた。「6年後の実用化を目指すなら運転してもらわないと」と言うJHFC参加自動車会社の嬉しい協力もあって実現したこの企画、同乗も合わせると参加者は700名以上と大規模なものだった。一方、燃料電池バスは、駅~会場間シャトルや、有明、船橋水素ステーション見学会の移動の足として実用化をイメージした運行を試みた。参加者アンケートではほとんどの方から満足の結果をいただき、JHFCスタッフ、プロジェクト参加企業メンバーの充実感もひとしおだった。そしてなによりも、実際ビジネスに携わる人たちと触れ合い、交わした言葉はJHFCにとって大きな財産になった。濃厚な3日間の疲労感はこれからの活力に変わることだろう。 次回FC EXPO 2010は来年3/3~5に開催が決定している。この一年で燃料電池のどんな進化が見られるか、今から楽しみだ。
最新FCVがFC EXPOに集結!見て聞いて運転してFCV三昧の3日間
JHFCは、燃料電池自動車と水素ステーションのある未来を目指して、国と自動車会社とエネルギー会社が共に取組むプロジェクトです。
FCXクラリティ(ホンダ) シボレー・エクイノックスFuel Cell(GM)新開発FCスタック(日産)
2009/2/25~2/27 東京ビッグサイトFC EXPO 2009
第5回 国際 水素・燃料電池展
2009/2/25~2/27 東京ビッグサイトFC EXPO 2009
第5回 国際 水素・燃料電池展
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春号!
スーパーGTは日本で最も人気がある自動車レースで、その熱く激しいバトルを目当てに訪れる観客数は年間約60万人。富士山の麓、富士スピードウェイで行われたスーパーGT最終戦でJHFCはモータースポーツファンに向け、実際にFCVを見て触れて乗ってその特性を体感するイベントを2日間にわたって実施しました。試乗会、こども体験教室に加え、本戦前のサーキットでは約5万人の観衆が見守る中、総勢15台のFCVのパレードランを敢行。スーパーGTに参戦している自動車メーカーは最速マシンの開発と共に環境に優しいFCVのような次世代自動車開発も担っていることを伝えることができました。
EVENT REPORT1 FC EXPOの翌週、春の嵐吹き荒れる
中JHFCの1年間の活動結果を報告する「JHFCセミナー」を大手町で開催しました。強風雨という悪天候にも関らず参加者は350人以上、FC EXPOに続き業界の注目の高さが伺えました。講演会では石谷久JHFC推進委員長が試験結果から更なるFCV燃費性能の進化が確認されたことを報告。基調講演では経済産業省から日本の最新エネルギー政策について、特別講演では米国、独国の実証試験プログラム動向を紹介しました。会場の外ではJHFC参加企業の最新型FCVと水素エンジン自動車7台を展示。生憎の天候でしたがオフィス街を行き交う人の視線を集めていました。
熱気につつまれたスーパーGT最終戦約5万人の観衆の中、パレードランを敢行!
JHFCに関するさらに詳しい情報はこちら : http://www.jhfc.jp
JHFC News
JHFCに関するさらに詳しい情報はこちら : http://www.jhfc.jp ※本誌で記載されている各社の会社名及びサービス名、商品名に関する登録商標および商標は、各社の登録商標または商標です。 ※本誌の全部または一部を無断で複写複製(コピー)することを禁じます。
編集後記
JHFCCOMING UPEVENT!
イベント告知
2009年4月~
March 2009
HydroGen3 ゼネラル・モーターズ
プロジェクト参加企業から
水素・燃料電池実証プロジェクト
JHFCパークまるごと探検隊水素と燃料電池を学ぶ見学施設として親しまれてこの春オープン6周年を迎えた JHFCパーク。毎回満員御礼のおやこ教室に参加したみなさんの声をお届けします。
※内容は予告なく変更になる場合があります。
JHFCパーク春休みおやこ教室2009年4/2(木)時 間 : 13:30~16:00場 所 : JHFCパーク 横浜市鶴見区
JHFCパーク日曜おやこ教室2009年4/19(日) ・ 5/17(日) ・ 6/21(日)時 間 : 10:00~12:00場 所 : JHFCパーク 横浜市鶴見区
地球環境問題から新エネルギー水素と、未来のクルマFCVを楽しく学ぶ学習教室です。「春休みおやこ教室」と「日曜おやこ教室」は内容、場所は同じですが開催日と時間が違いますのでご注意ください。楽しくてためになる講義、ミニFCV工作、見学会、FCV試乗会を体験したらあなたも燃料電池博士!家族でJHFCパークに遊びに来ませんか?
次号予告 vol.03
2008 SUPER GT 第9戦 富士大会2008/11/8(土)~11/9(日)富士スピードウェイ
HydroGen3ゼネラル・モーターズ米国GM 社が開発したHydroGen3 はJHFC で唯一、液体水素タンクを搭載したFCVです。2003年にはFedExと共同で都内の集配業務車両として走行し、様々なデータ収集を行いました。2006 年には第4 世代FCV「エクイノックスFuel Cell」を発表。現在北米で100 台以上が走行しており、市販化に向けて開発を進めています。
JHFC有明水素ステーション
東京お台場にある、昭和シェル石油と岩谷産業が共同運営するこのステーションは、液体水素と圧縮水素双方が供給できる日本初の設備で2003年に開所しました。都内を試験走行するFCVや燃料電池バスの重要な水素供給基地として活躍しています。この春、FCV への水素充填台数が累計3000 台に到達し、水素充填量約6千kgを記録しました。これは FCV が地球を約 15 周できる量です。
2平成20年度JHFCセミナー(第7回)2009/3/6(金)大手町サンケイホール
http://www.jhfc.jp/park/ご予約はWEBからどうぞ
2008 年度はタフな一年でした。洞爺湖サミットで環境技術が注目されたと思ったら、どんどん景気が悪くなって。憂いでいたらオバマ米大統領誕生でグリーン・ニューディール政策でまたまた新エネ技術に脚光が集って。景気上昇はまだ見えないけど嬉しいことに水素・FCVへの期待は高いようですね。JHFC プロジェクト 8年めも明るく楽しく前向きにまいりますよ ! 2009年度も応援よろしくお願いします。
JHFCプロジェクト7年めも無事終了。ありがとうございました。