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ORACLE.COM/JAVAMAGAZINE ////////// JULY/AUGUST 2012 COMMUNITY 03 JAVA TECH ABOUT US JAVA IN ACTION blog 9月30日から10月4日まで、カリフォルニア州サンフランシスコで JavaOne 2012が開催されます。 このカンファレンスを見逃すことの ないよう、今すぐ計画を立ててください。JavaOneは、さまざまな講演や展 示、そしてコミュニティや参加者との出会いを通じて有益な情報が得られる ことで知られています。実践的な知識を増やし、コーディングの技術を向上 し、世界最先端のJavaの専門家から学び、フォーマルな場とカジュアルな 場の両方で開発者と交流することができます。しかも、世界有数の美しい 街もお楽しみいただけます。 今年のJavaOneでは、Java技術の進化とその将来に焦点を置いた多 彩なコンテンツをお届けする予定です。また、機能が豊富で魅力的な、パー ソナライズされたサービスの設計と構築を、さまざまな技術を駆使して行 うために必要となる各種ツール、リソース、ベスト・プラクティスも紹介され ます。カンファレンスのスケジュールは現在作成中ですが、注目のコンテン ツを紹介します。 基調講演: JavaOne 2012は、 9月30日(日)午後4時から始ま る基調講演により開幕します。 「Java Strategy Keynote」 「Partner Keynote」「Java Technical Keynote」と題され たこれらの基調講演は、ますます 増え続ける参加者を受け入れる ため、ノブヒルにある歴史的なマ ソニック・オーディトリアム(公会 堂)で行われます。基調講演の後 は、ゾーン内のTaylor Street Caféで、JavaOne公式オープ ン・ハウスが開かれます。 セッション: セッションは10月1日 (月)より始まります。専門家による テクニカル・セッション、ハンズオン・ ラボ、パネル・ディスカッション、BOF (BIRDS OF A FEATHER)セッ ションなど、数百ものセッションか ら選択して参加できます。 JAVAONE 2012の各セッションのタイトルと説明をご確認ください。 Exhibition Hall Java Exhibition Hall (展示会場)では、移動に便利 なゾーンの中で、イノベーションに触れ、実践的に学習することができま す。ここには、展示企業のブース、技術的なデモンストレーション、パート ナーの展示などがあります。世界中から集まるJavaの専門家、開発者、オ ラクルやオラクルのパートナー各社、アーキテクトとのネットワークを広げ るチャンスです。 Rock Star: 今年のカンファレンスでも、JavaOneでもっとも評価の高 いセッションを行った講演者に対し、Javaの技術的な専門知識と卓越した 話術の両方をたたえるJavaOne Rock Starが贈られます。 Java University JAVAONE開幕前に行われるJAVA UNIVERSITY は、JAVAONEでの体験をより有意義なものにできる機会です。30日の日 曜日、午後4時の基調講演でカンファレンスが正式に始まる前に、JAVAの専 門家による丁寧なトレーニングを終日受けることができます。 登録:今すぐ航空券や宿泊場所を手配し、JavaOneに登録してください。 // java nation / 写真: SAUL LEWISLEWIS 9月30日から10月4日までの間 JavaOneの拠点となるゾーン 参加の準備を - JAVAONE 2012 Java.net の Java Tools Community Java Tools CommunityはJava. netでもっとも活発なコ ミュニティの1つです。 Fabiane Bizinella Nardon氏Anton(Toni)Epple氏Daniel López Janáriz氏が中心となっ て 、J a v a . n e t に お けるオ ー プ ン ソースのJava開発ツールの開発 をサポートしています。また、Java Toolsの各プロジェクト・リーダーに ガイダンスやフィードバックを提供 し、各プロジェクトの活動を公開して います。 Java Tools Communityがか かわっている主なプロジェクトには、 JDKの各種コマンドライン・ツールと 軽量なプロファイル機能を視覚的に 統合するVisualVM、継続的インテグ レーション[CI]ツールのHudson CI、 参照関係を損なわずにロー・セットの データをエクスポートできるJailer、 Javaスレッド・ダンプを分析するため のグラフィカル・インタフェースであ るThreadLogic、Javaアプリケー ションをMacのアプリケーション・バ ンドルとしてパッケージ化するJava Application Bundler、包括的な単 体テストを容易にする本格的なテス ト・フレームワークのJTHarnessな どがあります。 オープンソースのJavaツールに 関するアイデアをお持ちなら、プロ ジェクトをJava.netでホストして、 Java Tools Communityに参加し てみてはいかがでしょう。

java nation - Oracle · ています。また、SVJUGとSilicon Valley JavaFX Meetup とが共同でミーティングを開催する際には、Marakanaがイベン トのライブストリーミングを行います。Nilson氏はこう言います。

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9月30日から10月4日まで、カリフォルニア州サンフランシスコでJavaOne 2012が開催されます。このカンファレンスを見逃すことのないよう、今すぐ計画を立ててください。JavaOneは、さまざまな講演や展示、そしてコミュニティや参加者との出会いを通じて有益な情報が得られることで知られています。実践的な知識を増やし、コーディングの技術を向上し、世界最先端のJavaの専門家から学び、フォーマルな場とカジュアルな場の両方で開発者と交流することができます。しかも、世界有数の美しい街もお楽しみいただけます。今年のJavaOneでは、Java技術の進化とその将来に焦点を置いた多

彩なコンテンツをお届けする予定です。また、機能が豊富で魅力的な、パーソナライズされたサービスの設計と構築を、さまざまな技術を駆使して行うために必要となる各種ツール、リソース、ベスト・プラクティスも紹介されます。カンファレンスのスケジュールは現在作成中ですが、注目のコンテンツを紹介します。

基調講演: JavaOne 2012は、9月30日(日)午後4時から始まる基調講演により開幕します。「Java Strategy Keynote」「Partner Keynote」「Java Technical Keynote」と題されたこれらの基調講演は、ますます増え続ける参加者を受け入れるため、ノブヒルにある歴史的なマソニック・オーディトリアム(公会堂)で行われます。基調講演の後は、ゾーン内のTaylor Street Caféで、JavaOne公式オープン・ハウスが開かれます。セッション: セッションは10月1日(月)より始まります。専門家によるテクニカル・セッション、ハンズオン・ラボ、パネル・ディスカッション、BOF(BIRDS OF A FEATHER)セッションなど、数百ものセッションから 選 択して 参 加 で きま す 。

JAVAONE 2012の各セッションのタイトルと説明をご確認ください。Exhibition Hall: Java Exhibition Hall (展示会場)では、移動に便利なゾーンの中で、イノベーションに触れ、実践的に学習することができます。ここには、展示企業のブース、技術的なデモンストレーション、パートナーの展示などがあります。世界中から集まるJavaの専門家、開発者、オラクルやオラクルのパートナー各社、アーキテクトとのネットワークを広げるチャンスです。Rock Star: 今年のカンファレンスでも、JavaOneでもっとも評価の高いセッションを行った講演者に対し、Javaの技術的な専門知識と卓越した話術の両方をたたえるJavaOne Rock Starが贈られます。Java University: JAVAONE開幕前に行われるJAVA UNIVERSITYは、JAVAONEでの体験をより有意義なものにできる機会です。30日の日曜日、午後4時の基調講演でカンファレンスが正式に始まる前に、JAVAの専門家による丁寧なトレーニングを終日受けることができます。登録: 今すぐ航空券や宿泊場所を手配し、JavaOneに登録してください。

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9月30日から10月4日までの間JavaOneの拠点となるゾーン

参加の準備を - JAVAONE 2012

Java.net の Java Tools Community

J a v a T o o l s CommunityはJava.netでもっとも活発なコミュニティの1つです。

Fabiane Bizinella Nardon氏、Anton(Toni)Epple氏、Daniel López Janáriz氏が中心となって、Java .netにおけるオープンソースのJava開発ツールの開発をサポートしています。また、Java Toolsの各プロジェクト・リーダーにガイダンスやフィードバックを提供し、各プロジェクトの活動を公開しています。Java Tools Communityがか

かわっている主なプロジェクトには、JDKの各種コマンドライン・ツールと軽量なプロファイル機能を視覚的に統合するVisualVM、継続的インテグレーション[CI]ツールのHudson CI、参照関係を損なわずにロー・セットのデータをエクスポートできるJailer、Javaスレッド・ダンプを分析するためのグラフィカル・インタフェースであるThreadLogic、JavaアプリケーションをMacのアプリケーション・バンドルとしてパッケージ化するJava Application Bundler、包括的な単体テストを容易にする本格的なテスト・フレームワークのJTHarnessなどがあります。オープンソースのJavaツールに

関するアイデアをお持ちなら、プロジェクトをJava.netでホストして、Java Tools Communityに参加してみてはいかがでしょう。

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2003年4月、Silicon Valley Web Developer Java User GroupがVan Riper氏によって設立されました。設立時、グループの焦点はJakarta Strutsフレームワークを扱うことにありました。2004年7月には対象を広げてJ2EEも扱うようになり、現在ではすべてのJava技術を対象としています。2012年4月に、名称がSilicon Valley Java User Group (SVJUG)に変更されました。2007年、Kevin Nilson氏がRiper氏との共同リーダーと

して参加した時点では、グループのメンバーはまだ100人に達していませんでした。しかし、2009年にMeetupに参加したことが、グループの成長におけるターニング・ポイントとなりました。メンバーは2009年8月に536人になり、2010年5月には1,071人へと倍増しました。現在は2,300人を超えています。SVJUGは、カリフォルニア州マウンテンビューにある

Google本社で毎月第3水曜日にミーティングを開いています。ミーティングには毎回、100人から200人が参加します。SVJUGのマウンテンビューという立地は、特に講演者に関して多大なメリットがあるとNilson氏は語ります。「これまでに、James Gosling氏、Joshua Bloch氏、Rod Johnson氏、Neal Gafter氏、Bob Lee氏、Gavin King氏、Chet Haase氏、Romain Guy氏、さらにはThe Java Posseな

ど、そうそうたる講演者をお迎えしています。」いざというときには、参加者も発表を行うことがあります。「あると

き、日程を誤ってしまい、ある講演者の到着日が1か月先になっていることに気づきました。幸い、jQueryのコミッタであるJonathan SharpとMike Holsterが前列に座っていたので、2人に『午後7時から講演をしてほしい』と頼みました。このときすでに午後6時55分だったのですが、JonathanもMikeも快く引き受け、すばらしい発表をしてくれました」とNilson氏は語ります。rSVJUGでの講演の多くは、Marakana TechTVが録画し

ています。また、SVJUGとSilicon Valley JavaFX Meetupとが共同でミーティングを開催する際には、Marakanaがイベントのライブストリーミングを行います。Nilson氏はこう言います。「SVJUGは本当にラッキーです。私たちの講演を録画してくれる人がいるのですから。SVJUG内では録画を行わないため、通常録画されるのは人気のある講演だけです。」SVJUGのメンバーは、開発者が互いに学び合うコミュニティ・

イベントであるSilicon Valley Code Campにも積極的に参加しています。このイベントは、だれでも参加して意見を述べることができます。昨年は2,000人以上の開発者が参加しました。SVCC 2012は、JavaOneに続いて10月6日から7日まで開催される予定です。

写真提供: SILICON VALLEY JUGVALLEY JUG

画像: I-HUA CHEN

MAC OS X向けJDKリリース

オラクル は 、同 社としては初めて、Ma c OS X向けのJa v a D e v e l o p m e n t K i t( J D K )とJavaFX Software

Development Kit(SDK)をリリースしました。Orac le Techno logy Networkから、Mac OS向けのJava Platform, Standard Edit ion 7, Update 4(Java SE 7 Update 4)およびJavaFX SDK 2.1をダウンロードできます。Java SE 7 Update 4 SDKには次世代ガベージ・コレクション・アルゴリズムであるGarbage First(G1) GCが含まれています。G1 GCは、Java開発者コミュニティより大きな期待を受けています。JavaFX 2.1では、H.264/AVC形式

の動画やAdvanced Audio Coding形式の音声を含むMPEG-4マルチメディア・コンテナ形式で保存されたデジタル・メディアの再生が新たにサポートされました。また、JavaScriptからJavaのメソッドを呼び出すためのWebViewもサポートされています。オラクルのOracle Fusion MiddlewareおよびJava製品担当のSenior Vice PresidentであるHasan Rizviは次のように語ります。「今年中には、主要なすべてのオペレーティング・システム向けのJRE [Java実行環境]を同時にリリースできる見込みです。すべてのJavaユーザーの皆様が、最新の機能やセキュリティに関する修正をご利用いただけるようになります。」

Silicon Valley JUG カリフォルニア州マウンテンビュー

5月のSilicon Valley JUGミーティングでグラフ・データベースの概要を説明する、Neo Technology のDavid Montag氏

JAVAユーザー・グループのご紹介

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Maker Faire Bay Area 2012(カリフォルニア州サンマテオ、5月19日~20日)にJavaがやって来ました。Expo Hall内のJavaゾーンでは、参加者が、絵コンテや3Dアニメーションの制作、デバイスのプログラミング、身体モーション・センサー、ゲーム作成などを楽しみました。モーション・センサーやWebカメラを使用してJavaでさまざまなデバイスと対話する方法や、Microsoft Kinectで動作を記録してJavaゲームを動かす方法を学ぶ参加者もいれば、音と光のセンサー、スライダとボタンによるコントローラ、そして4つの抵抗センサーを搭載した外部回路基板のPicoBoardを使用して、ブロック崩しゲームを楽しむ参加者もいました。3Dグラフィックとドラッグアンドドロップ対応インタフェースでJavaプログラミングの基本を教えるツールであるAliceや、高校生や大学生にJavaプログラミングの基礎を教えるのに適した2DツールのGreenfootといった、21世紀の教育ツールを試す機会もありました。さらに、センター・ステージではいくつかの興味

深いプレゼンテーションが行われました。その1つが「Gamification, Robotics, and Simulators: How to Get Started with Java Programming (ゲーミフィケーション、ロボット、シミュレータ:Javaプログラミングを始める方法)」です。このパネル・ディスカッションは、学生や初心者を対象とし、Javaの技術が最先端のソフトウェア開発の大半で使用されている理由に焦点を置いていました。また、プログラミングとJavaの学習を始める方法も説明されました。Java MagazineのJustin Kestelynが司会を務め、パネリストとしてオラクルからOracle AcademyのSenior Curr iculum ManagerであるCaron Newman、Systems EngineerのDaniel Green、Global EducationチームでSolution Specialistを務めるKevin Roebuck、そしてDirector of Global User ExperienceのUltan O’Broinが参加し、Javaが教育に適したツールである理由について議論しました。

JAVA、MAKER FAIREで活躍

写真: SAUL LEWISLEWIS

JavaSpotlight PodcastJavaSpotlight podcast で、インタビューやニュース、Java 開発者の声を聞くことができます。週に1度配信されるこの Podcast では、Roger BrinkleyとTerrence Barrが司会を務め、一流の Java 開発者がパネリストとして毎週順番に登場します。 Maker Faire Bay Area 2012の

Javaブースでゲームを楽しむ未来のJava開発者たち

オラクルのCEOであるLarry Ellisonは6月6日、オラクルのクラウド戦略に関するWebcastの中で、Oracle Cloud Platform Servicesのコンポーネントの1つであるOracle Developer Cloud Servicesを紹介しました。 Oracle Developer Cloud Servicesでは、より高速、よりスマート、よりコラボレーティブなクラウド開発を可能にするツールをすぐに利用できます。Oracle Developer Cloud Servicesを使用すれば、開発チームはお気に入りのツール(継続的インテグレーションのHudson、ソース管理のGitとGitHub、プロジェクト管理のWikiとTasks)をOracle Cloudで使用できます。Oracle Developer Cloud Servicesを、Oracle JDeveloper、Eclipse、NetBeansなどの一般的なIDEと統合すれば、生産性とイノベーションを最大限に高めることができます。)

クラウドでの開発

クラウド・アプリケーション開発の容易さについて話すオラクルCEOのLarry Ellison

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フリーランスのJavaコンサルタント、ブロガー、そしてジオロケーション・アプリケーションYumblingの共同創設者でありCTOであるJava ChampionのJorge Vargas氏が、仕事をしていないときの生活について語ってくださいました。

Java Magazine: 育った場所はどこですか。Vargas: メキシコシティです。今はメキシコシティの近くにあるカリマヤという小さな街に住んでいます。Java Magazine: 初めてコンピュータに興味を持ったのはいつですか。Vargas: 16才のときです。Adolfoという友人がコンピュータに夢中になっていたので、私も学習を始め、いろいろと試すようになりました。最初の正式なプロジェクトは、ある建築会社向けに作成したLotus 1-2-3アプリケーションです。プロジェクトのコストを計算するものでした。4,000行のコードを書いて、約300米ドルの報酬を得ました。Java Magazine: 最初のコンピュータと、最初に習得したプログラミング言語を教えてください。Vargas: 最初に学んだ言語は、BasicとLotus 1-2-3のマクロです。次に、Visual Basic(3.xと4.x)に数年かけて取り組みました。最初のコンピュータは、MS-DOS 4.0が稼働する286マシンで、ハードディスクは

100MB、メモリは640KBと、まさに怪物でした。Java Magazine: 趣味は何ですか。また、リラックスするためにどんなことをしていますか。Vargas: 趣味もプログラミングですね。それから、ピアノを弾いたり、星を眺めたりしています。学生のときには、何か月もかけて望遠鏡を自作しました。大いに楽しみました。Java Magazine: どんな「家族サービス」をしていますか。Vargas: 仕事のある日も家族とよく話します。あまり忙しくなければ、宿題を手伝います。映画や外食も楽しんでいます。両親を訪ねて、草木や花、あるいは政治について語ったり、トランプやドミノで遊んだりします。Java Magazine: 仕事について、実際の業務以外でもっとも楽しいと思われるのはどんなことですか。Vargas: サンフランシスコで他のJava Championのみなさんとおいしい夕食を食べたことを覚えています。お互いのキャリアについてさまざまな観点を共

有できたため、貴重な体験となりました。私の仕事では旅ができること、そして、特にさまざまな大学やその学生と親密に交流できることをうれしく思います。Java Magazine: Java Championになったことで、日々の生活に何か変化はありましたか。Vargas: Java Championになったときは、自分の経験や知識を大学やカンファレンス、ワークショップで伝えるための努力がさらに必要になると感じました。これは私の役割に伴う責任だと考えています。ますます多くの人が私に質問をし、私の判断を価値あるものと評価するのですから。Java Magazine: 今後の数年間はどのようなものにしたいですか。Vargas: 自分のキャリアの可能性を広げたいと思っています。また、ピアノも学びたいと思います。本職としては、引き続きYumblingに取り組みます。そして、ぜひJava Magazineに寄稿したいですね。

Jorge Vargas氏については「An Interview with Java Champion Jorge Vargas」でさらに詳しく取り上げています。また、Vargas氏の発言や情報には、Vargas氏自身のブログのほか、Twitter(@edi-vargas)やFacebookにもアクセスできます。

JAVA CHAMPIONのご紹介

Jorge Vargasa

J i t s iは、9年にわたるその歴史の中で、Session Initiation Protocol(SIP)に関する研究プロジェクトから、広く使用されるオープンソースのJava Voice over IP(VoIP)およびインスタント・メッセージング・クライアントへと進化してきました。Blue Jimpでは現在、5人の開発者がJitsiをフルタイムで担当しています。Jitsiのプロジェクト・リーダーであるEmil Ivov氏によると、2003年にリリースされたSIP Communicator(Jitsiの前身)は、ビデオを含むSIP通話に対応していました。2006年に数名の開発者が新たにプロジェクトに加わり、コード・ベース全体を作り替えて、Jitsiが誕生しました。2009年、Ivov氏は、Jitsiに関連するプロフェッショナルなサポート、保守、カスタム開発を提供するため、Blue Jimpを設立しました。Jitsiは、いくつかの開発上のマイルストーン

を達成するごとに、ユーザー基盤を拡大してきました。そのようなマイルストーンには、Jitsiのビデオ表示サイズの160x120ピクセルから

640x480ピクセルへの拡大、ZRTPと通話暗号化のサポート、Extensible Extensible Messaging and Presence Protocol(XMPP)のサポートによるGoogle Talk、Gmail、Androidスマートフォンを使用したビデオ通話の実現などがあります。また、最新のJitsiのリリースでは、ユーザー

が異なるプロトコルを使用している場合でも会議通話が可能になったほか、Domain Name System Security(DNSSEC)がサポートされ、オーディオ・デバイスのホット・プラグ・サポートが追加されました。

開発チームは現在、JitsiのAndroidへの移植や高画質ビデオ会議を含む、数か月後にリリース予定の機能に取り組んでいます。これまでJitsiのコード・ベースの開発に携

わった開発者は、100人を超えます。現在は、20人を超える開発者が新しいコードやパッチの作成に協力しているほか、多くのユーザーがスナップショット版をテストして、見つかった問題を報告しています。Ohlo氏によれば、Jitsiのコード・ベースのソースは70万行を超えます。Jitsiアプリケーションをダウンロードしているユーザーの数は、1か月あたり約5万人です。Jitsiのユーザーは、派生製品の利用も含めれば、総計100万人近くになるとも見られています。Ivov 氏:「FOSS [Free and Open Source

Software]は、新しいプロジェクトを立ち上げようとするすべての人に適した選択肢です。エンド・ユーザーに対するライセンス販売に頼るビジネス・モデルは、割に合いません。FOSSなら、開発に集中でき、社外から貴重な協力を得ることもできます。」この記事は、Java.netのプロジェクトを紹介

するシリーズの第1回です。あなたのプロジェクトをJava Magazineで紹介しませんか。プロジェクトの優れた点をお知らせください。

注目のJAVA.NETプロジェクト

JITSI

オープンソースの Java VoIPクライアント Jitsi を使って話し合うBlue Jimp の開発者たち