Interstage Certified Associate V9 - cocolog-nifty.com

Copyright 2007 FUJITSU LIMITED 53

Copyright 2007 FUJITSU LIMITED

第4章Integration

この章では、Integrationカテゴリについての説明および、ラインナップ製品の特長や提供機能について説明します。


Copyright 2007 FUJITSU LIMITED54

4.1 Integrationカテゴリ製品の特長4.1 Integrationカテゴリ製品の特長

SOAに対応したシステム構築を支援、

ビジネスの変化に即応する柔軟な業務システムを実現

ＩＴシステムの課題

柔軟なシステム構築には、業務サービスの統制と

業務プロセスの可視化が求められています。

サービスバスおよびサービスリポジトリにより、業務サービスの統制とビジネス変化に即応する業務システムを実現セキュリティ機能が強化された帳票製品や情報活用製品により、セキュリティ強化された安全なシステム

を実現新のWeb開発技法により、快適な操作性を備え、

統制のとれたWebシステムを実現

業務フローの可視化と業務データの監視により、業務プロセスを継続的に改善し、業務の適化を実現

コラボレーションによる新たな価値を創造するビジネス統合ソフトウェアです。

■ Service Integration■ Business Process Management■ Interaction Management■ Information Management■ EAI

Integrationは、コラボレーションによる新たな価値を創造するビジネス統合ソフトウェアです。

■Service Integration・Interstage Service Integrator・CentraSite

■Business Process Management・Interstage BPM Flow・Interstage BPM Monitoring

■Interaction Management・Interstage Interaction Manager・Interstage Realtime Communicator・Interstage Mobile Manager・Interstage Transcoding Server

■Information Management・Interstage List Works・Interstage List Creator・Interstage Print Manager・Interstage Charset Manager・Interstage Navigator Server・Interstage Navigator Explorer Server・Interstage Shunsaku Data Manager・Interstage XWand

■EAI・Interstage CollaborationRing File Transfer Integrator・Interstage CollaborationRing EDI Server・Interstage CollaborationRing Data Collection Server・Interstage CollaborationRing Process Manager ・Interstage CollaborationRing Business Connector・Interstage CollaborationRing Flow Controller



4.2 Service Integration4.2 Service Integration

ビジネス環境の変化にスピーディに対応したいビジネス環境の変化にスピーディに対応したい

増加する業務サービスを効率的に管理したい増加する業務サービスを効率的に管理したい

オープンインタフェースと連携検証実績で裏づけされた確実なシステム連携

効率的にシステムを開発したい効率的にシステムを開発したい既存システムのサービス化により

段階的なシステム再構築

SOAに基づきさまざまなシステム連携を容易に実現する

多様なサービス情報を集約し、ライフサイクルを通したサービス管理

ISI Studio

加工変換

サービスバス Interstage Service Integrator

CentraSiteサービスリポジトリ

加工変換

Webｻｰﾋﾞｽ

J2EEｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝ

EJBアプリケーション

COBOL / Cｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝ

メインフレームアプリケーション

CRMERPパッケージ

オープン化オープン化アウトソースアウトソース新規開発新規開発パッケージ適用パッケージ適用既存活用既存活用再構築再構築

サービスを管理

インタフェースの差異や変更を吸収

統合開発環境Interstage Studio

■Service IntegrationSOAに基づくシステムを実現するサービス連携基盤ソフトウェアです。

・Interstage Service IntegratorSOAの考え方に基づき、サービスを組み合わせた柔軟なシステム構築を支えるサービスバスです。

・CentraSiteサービスの統制・管理を実現するためのサービスリポジトリです。



4.2.1 Interstage Service Integrator4.2.1 Interstage Service Integrator

部品の組み合わせによるサービス連携定義部品の組み合わせによるサービス連携定義

業務パッケージ・アプリケーションと連携したシステム構築業務パッケージ・アプリケーションと連携したシステム構築

サービス連携テスト支援サービス連携テスト支援

SOAに基づく柔軟なシステム構築を支えるサービスバス

確実なメッセージ連携確実なメッセージ連携

既存システムとの連携既存システムとの連携

運用/保守機能運用/保守機能

モニタリングサービス

モニタリングサービス

モニタリング連携帳票連携既存システム既存システム

帳票ソリューション

帳票ソリューション

ＷｅｂサービスＷｅｂサービス

Interstage Service Integrator サーバ

サービスインタフェース

サービスインタフェース

ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝ

Ｗｅｂｻｰﾋﾞｽｸﾗｲｱﾝﾄ

Java/SOAP/Servlet/J2EE ISI Studio

メディエーション

共通インタフェース

ミドルウェア連携

統合開発環境（ISI Studio）

管理コンソール

運用管理

CentraSiteCentraSiteﾚｼﾞｽﾄﾘ&ﾘﾎﾟｼﾞﾄﾘ

各種パッケージ各種パッケージ

既存システムとの連携

Interstage Service Integratorは、業務サービスを接続・中継するためのサービスバスです。

サービスインタフェースの差異や変更をサービスバスが吸収することで、開発・保守の効率化と柔軟なサービス連携を実現します。

オープンインタフェースと連携検証実績で裏づけされた確実なシステム連携を実現します。

■業務パッケージ・アプリケーションと連携したシステム構築

HTTP/SOAP、JMSなどの国際標準に準拠し、OS環境やアプリケーション実行環境（J2EE、.NETFramework）などの違いを超えた相互連携を実現します。また、GLOVIAを始めとする

各種パッケージとの連携検証実績により確実なサービス連携を実現します。

■部品の組み合わせによるサービス連携定義

業務サービスのインタフェース差異を吸収する部品が標準提供されているため、サービスの連携が容易に可能となります。統合開発環境を使用して、必要な部品を順番に貼り付けることで、プロトコル変換・文字コード変換・データ形式変換・あて先指定などの連携処理を自在に定義できます。また、Java、C#などで作成したユーザー定義部品も付加できます。

■サービス連携テスト支援

サービスバスへの入力データやサービス呼出による結果データをあらかじめ用意しておくことで、サービス連携定義のテストが可能になり、一連の変換ルール、部品呼び出しを確認できます。統合開発環境上で部品ごとに実行前と実行後の処理結果を確認できます。また、この機能により、呼び出し先のサービスが作成されていない場合でも、サービスを利用する呼び出し元のアプリケーションをテストできたり、逆に呼び出し元のアプリケーションが作成されていない場合でも、呼び出し先のサービスのテストが可能です。


既存システムのサービス化による段階的なシステム再構築を実現します。

■既存システムとの連携

既存システムと連携するためのインタフェースアダプタや変換部品を用意しており、既存資産を活用した段階的なシステム再構築を可能とします。

・インタフェースアダプタ－CORBA－MQD－ファイル転送（FTP、Linkexpress）

・変換部品－既存データ（CSV、FLAT形式）とXMLの相互変換

－ファイルレコードの分割と結合

■確実なメッセージ連携

連携先サービスでメッセージを消失した場合でも、サービスバスへの再送指示により再実行が可能となり、業務システム側からの再送の手間を省けます。

また、同一メッセージを複数サービスへ送信する場合、メッセージのロスト・重複を排除し確実なメッセージ送達を実現します。加えて、複数サービスバス配置の分散環境でのメッセージ転送保証（キュー間転送機能）により強固な連携環境を実現します。

■運用/保守機能

業務ごとにサービス連携を独立化して実行することにより、他の業務に影響を与えることなく業務システムの停止・保守を行うことができます。また、業務処理量に応じた多重度の変更や連携先サービスの切替などを活性変更でき、本番環境の低負荷時間帯を利用した新サービスの運用テストなど、効率的なシステム運用が可能です。

Webベースの管理コンソールにより、連携業務ごとの呼出量/平均処理時間などを監視、状況に応じた運用変更

が可能です。

運用ログをサービスの品質を監視するSystemwalker Service Quality Coordinatorと連携でき、複数のサービスバスの運用状況を1ヶ所に収集、サービスの利用量・負荷の増減をグラフや表で監視・分析できます。



4.2.2 CentraSite4.2.2 CentraSite

サービスを登録しサービス情報を一元化サービスを登録しサービス情報を一元化

ライフサイクルを通したサービス管理を実現するサービスリポジトリ

モニタリングモニタリング

サービスバス

フロント統合

フロント統合

バックエンドサービス

バックエンドサービス

アダプタ群アダプタ群

データ統合データ統合

フロント業務

BPMBPM

サービスリポジトリSOA環境内のサービスとサービスに関連する情報を集約

SOA環境内のサービスとサービスに関連する情報を集約

Interstage BPM Flow Interstage Service Integrator

Interstage BPM Monitoring

CentraSite

サービスの公開管理サービスの公開管理

サービス変更時の影響分析サービス変更時の影響分析

サービス情報を多様な条件で検索サービス情報を多様な条件で検索

ロールベースのアクセス管理ロールベースのアクセス管理

CentraSiteは、サービスの情報を一元管理することで、ビジネス環境の変化に対して、どこに新たな

サービスを追加したらよいか、どのサービスを変更したらよいか、どのサービスを利用できるかを明らかにし、SOAの柔軟性・再利用性という特長を引き出します。サービスの設計・開発・公開といったライフサイクル

全体を通して、企業ポリシーに沿った開発・運用を可能にします。

■サービスを登録しサービス情報を一元化

サービス情報を集約し管理することで、全社レベルでサービスを再利用することが可能です。サービス記述の国際標準言語WSDLをサポートし、多様なパッケージやソフトウェアのサービス情報を

インポートし登録できます。

■サービスの公開管理

サービスの公開や変更、公開終了の際に、管理者による確認や承認などを行うことができます。サービスの状態を管理し、新しく公開されたサービスを一覧にしたり、サービスの変更をアプリケーションに自動で通知します。

■サービス変更時の影響分析

サービスの停止や置き換え、インタフェースの変更などによって、どのサービスに影響が及ぶかを分析し、計画的なサービスの変更を実現できます。停止や変更の影響を受けるサービスを一覧にしたり、影響を受けるサービスの関係する利用者や管理者、アプリケーションの情報を一覧にすることが可能です。

■サービス情報を多様な条件で検索

キーワード・管理者・作成時期などのさまざまな条件でサービスを検索・一覧にし、サービスの再利用が簡単になります。また、Interstage Studioからリポジトリに登録されたインタフェース情報を参照して、

サービスを呼び出すアプリケーションを容易に開発できます。

■ロールベースのアクセス管理

利用部門や開発者・管理者などの役割（ロール）に合わせて、適切なサービス情報へのアクセスを制御できます。サービスの公開範囲を特定部門に限定したり、サービスの設定情報を開発者・管理者だけに公開するなどの設定が可能です。認証には既存システムとの親和性の高い、ローカル認証・LDAP・Active Directoryをサポートしています。



4.3 Business Process Management4.3 Business Process Management

業務の流れを把握して効率化したい業務の流れを把握して効率化したい

業務の状況をタイムリーに知りたい業務の状況をタイムリーに知りたい

多様なプロセス制御により業務の流れを自動化

時系列のイベント監視技術により業務状況と異常をモニタリング

業務の効率性・安全性をチェックしたい業務の効率性・安全性をチェックしたいプロセスの実行記録をさまざまな視点で分析して

プロセスを評価

業務プロセスの可視化によりビジネスの迅速性を実現

BPMのシステム構築

受注

業務プロセス

販売管理生産管理購買会計

製造指示調達製造出荷売上処理

実行記録「受注業務」の流れ

「製造指示」の流れ

注文注文受注登録受注登録

上司承認上司承認

・・・・・

高額取引

サービス連携

InterstageBPM Monitoring

タイムリーに可視化・業務状況・問題

イベント（ﾒｯｾｰｼﾞ）

イベント（RDB、ログ）

イベント

業務プロセスの管理と自動化業務プロセスのモニタリング

信用調査信用調査

判定

物流

Interstage BPM Flow

サービスバス

■Business Process ManagementBPMにより業務プロセスと状況を可視化し、ビジネス環境の変化にあわせて迅速なシステム改善を実現

するソフトウェアです。

・Interstage BPM Flow業務プロセスの制御と管理によりビジネスプロセス・マネジメントを支援するソフトウェアです。

・Interstage BPM Monitoring業務の新情報を可視化して、プロセス上の異常などのタイムリーな把握と迅速な対応を可能にする

ソフトウェアです。



4.3.1 Interstage BPM Flow4.3.1 Interstage BPM Flow

変化する業務プロセスを柔軟に管理変化する業務プロセスを柔軟に管理

多様なプロセス制御により業務の流れを自動化多様なプロセス制御により業務の流れを自動化

業務プロセスの定義を効率化する設計ツール業務プロセスの定義を効率化する設計ツール

業務プロセスの管理と自動化

平行実行

実行記録

プロセス制御

条件分岐

待合わせ

外部システム

Webサービス

サービス連携

外部システム

タイマー

ファイル監視

ユーザアプリ(JSP)

人間の作業システム動作

Interstage BPM Flow

業務プロセスの実行経過を記録業務プロセスの実行経過を記録

業務プロセスの分析と監視をサポート業務プロセスの分析と監視をサポート

■多様なプロセス制御により業務の流れを自動化

・人間の作業とシステム動作を統合して管理

－多様なプロセスをシステム化

「多数決」、「作業の受理/拒否」や「権限委譲」のような、よくある人間の作業とシステム動作を統合して

多様な業務の流れをシステム化できます。

－柔軟性のあるプロセス制御

プロセスを構成する各作業には前処理と後処理がGUI画面で設定できます。たとえば、「承認」作業であれば承認者を前処理で設定できます。前後処理ではJavaプログラムを

呼び出すなど、独自の処理を組んで機能が拡張できます。

－サービス連携

1. Webサービスの呼び出し業務プロセスから、各システムに分散して配置されたWebサービス化された業務処理（パッケージを

含む）や、ユーザが作成した業務ロジックを呼び出せます。

2. 既存システムとの連携

既存システムとはファイル渡しで連携できます。監視ディレクトリにファイルが格納されたことを契機に業務プロセスの開始や遷移ができるため、既存システムとの連携をシンプルかつ、少ないコストで実現できます。

－業務滞留を防止するエスカレーション機能

承認処理などの作業が規定時間を超過した場合、処理を促すメールの送信や、別の担当者へ作業を振り向けることができます。時間はGUI画面または、前処理で設定できます。

時間超過の判断はビジネスカレンダー機能により、企業の営業日や就業時間をふまえて行えます。

－Webベースのモニタ画面で進捗確認が可能

業務プロセスの進行状態をWebブラウザから簡単な操作で確認できます。


・変化する業務プロセスを柔軟に管理

－プロセスのライフサイクル管理

運用中にプロセス定義を変更しても、仕掛かり中の業務プロセスは影響を受けずに継続して処理できます。

設計途中（ドラフト）のプロセス定義は管理者によるテストが完了したあとで一般利用者に公開できます。

－開発資産を一元管理

SOAの資産を一括管理するCentraSite（リポジトリ）に業務プロセスの定義情報とサービス情報（WSDL)を格納できます。

CentraSiteでこれらの定義情報を管理することで、部門間でプロセスの共有ができます。さらに、サービス情報（WSDL）が変更になった場合、影響のある業務プロセスを検出するなどの

影響分析ができます。

・業務プロセスの定義を効率化する設計ツール

－直感的な操作で業務プロセスを設計

ビジネスプロセス設計ツール（Interstage BPM Flow Studio）のGUI画面からプロセスの制御部品を

ドラッグ＆ドロップする直観的な操作で、業務プロセスを効率的に作成できます。プロセス定義にスイムレーンを使用することで組織や作業をグループ化できるため、業務担当者にも

プロセスがわかりやすく、システム開発者と会話しながら業務プロセスの設計や改善が可能です。たとえば受発注業務の場合、「お客様」、「営業」、「工務」をスイムレーンで表現することで、実際の業務の流れに則した定義ができます。

－業務プロセスを階層化して定義

共通作業など頻繁に使うプロセスを、サブプロセスとして階層化して定義し再利用できます。サブプロセスにより業務プロセスを構造化することで、主要なプロセスをシンプルに表現できます。

－シミュレーションによるパフォーマンスチェック

業務の処理件数や業務プロセス内の作業時間・費用など想定条件を設定し業務プロセスを仮想的に実行することで、運用に入る前のボトルネックや運用コストの試算などのパフォーマンスチェックが可能です。

シミュレーションの実行結果はレポート機能によりビジュアルに確認でき、HTMLやCSVに出力できます。

－標準技術の採用によりプロセス定義の流通が可能

プロセス定義にXMLベースで業界標準のXPDL形式を採用しており、他ツールとXPDLファイルで定義を

流通できます。BPELなど他の標準技術にも順次対応する予定です。

■業務プロセスの実行記録をもとに分析と監視を実現

・業務プロセスの実行経過を記録

業務の運用がはじまると、業務プロセスの実行経過が履歴として自動的に記録されます。《記録する履歴の内容》－作業の名称－作業の開始時間・終了時刻－ユーザー名、ロール－データ

・業務プロセスの分析と監視をサポート

業務プロセスの実行記録をもとにして、Interstage BPM Monitoringが業務プロセスの分析と監視を

行います。



4.3.2 Interstage BPM Monitoring4.3.2 Interstage BPM Monitoring

ルールによる異常の自動検出とアクションの自動化ルールによる異常の自動検出とアクションの自動化

業務状況と異常をタイムリーに可視化して対応の迅速化を実現業務状況と異常をタイムリーに可視化して対応の迅速化を実現

業務プロセスのモニタリング

イベント

データ

ダッシュボード

センサー

エンジン

BPM Monitoring

利用者によるブラウジング

CSV出力

CSV形式

データ

チャート表示進捗状況

サービスバス

ワークフロー

業務データベース

業務ｼｽﾃﾑ群

業務ログプロセス定義業務DB 業務

イベ

ント

の収

集

Interstage BPM Monitoringは、時系列のイベント監視技術により業務状況と異常のモニタリングを支援しま

す。

■業務状況と異常をタイムリーに可視化して対応の迅速化を実現

・新の業務状況を可視化さまざまな業務システムのイベント情報（業務の実行経過、ログなど）を使用して新の業務状況を可視化

できます。タイムリーに業務状況がわかることで、改善や異常への対応を迅速に行えます。

・既存システムへの導入を実現するセンサー機能

業務システムやパッケージが出力するさまざまなイベント形式を収集するセンサー機能により、既存システム環境にも容易に導入できます。－フローセンサー－ESBセンサー－RDBセンサー－CSV／テキストセンサー

・状況の把握が容易にできるモニタリング画面

業務プロセスとチャート形式の2種類のモニタリング画面から業務状況を監視できます。業務プロセスの監視業務プロセスの進行状況と作業履歴（いつ、だれが、何をした）を業務プロセスの

イメージで把握できます。さらに、業務指標（KPI）を設定することにより、納期遅延などの異常を検出できます。

・業務データの監視

ESB、RDB、CSV/テキストセンサーで収集したイベントを逐次集計して新の状況を可視化できます。さらに、業務指標(KPI)を設定することにより、異常を検出できます。集計と異常監視の間隔は自由に設定

できるため、タイムリーに状況を把握できます。

■ルールによる異常の自動検出とアクションの自動化

・業務指標をルールで監視

業務指標や業務規程をルール化して異常を監視できます。

・アクションの自動化で異常への対処を迅速化

異常が発生した場合、即座に発生内容をアラート画面や、電子メールで通知します。同時にアプリケーション呼び出しやバッチジョブを起動して、アクションを自動化できます。



4.4 Interaction Management4.4 Interaction Management

既存業務をWeb化したい既存業務をWeb化したい高い操作性・応答性で効率よく作業できる

Webシステムを実現

ビジネスの現場から業務システムを利用したいビジネスの現場から業務システムを利用したい各種モバイル機器、音声の業務利用を実現

携帯電話から社内システムを安全に利用したい携帯電話から社内システムを安全に利用したい携帯電話を利用する業務システムを容易に構築

多様なビジネス現場に合わせた柔軟なフロント業務システムの構築を支援

フロント業務フロント業務

事務所外出先

Interaction ManagementＷｅｂフロント構築モバイル活用

InterstageInteraction Manager

Ajaxフレームワーク

ポータル機能

InterstageRealtime

Communicator

InterstageMobile

Manager

Push配信携帯アプリケーション

InterstageTranscoding

Server

コンテンツ変換

業務アプリケーションモバイルアプリケーション

サービスバス

バックエンドシステム

業務システム既存オープンシステムメインフレーム

Interaction Managementは、ITシステムと人との快適な対話を実現するWebフロントシステム構築ソフト

ウェアです。

Interaction Managementは、以下の製品で構成されています。

■高い操作性・応答性で効率よく作業できるWebシステムを実現

・Interstage Interaction Manager快適な操作性を備え統制の取れたWebシステムを実現するソフトウェアです。

■各種モバイル機器、音声の業務利用を実現

・Interstage Realtime Communicatorユビキタス環境でのリアルタイムな情報活用を実現する、ユビキタス基盤ミドルウェアです。

■携帯電話を利用する業務システムを容易に構築

・Interstage Mobile Manager携帯電話から業務システムへセキュアにアクセスするアプリケーションの開発と実行を支援する携帯

電話アプリケーション実行基盤です。

・Interstage Transcoding Serveriモード用のコンテンツを3キャリアの携帯電話に対応させる、コンテンツ変換ソフトウェアです。



4.4.1 Interstage Interaction Manager（1/2)4.4.1 Interstage Interaction Manager（1/2)

作業効率を高めるWebアプリケーションの実現作業効率を高めるWebアプリケーションの実現

利用者に応じた情報・サービスを集約、使いやすい業務画面を実現

発注画面を表示

売上管理

物流管理

在庫管理

発注管理

高機能なGUI部品 AjaxアプリケーションAjaxアプリケーション

本部・運営部ポータル

本部・商品部ポータル

店舗ポータル

●従来のWebアプリケーション

店舗売上画面店舗売上画面作業効率がアップ

エンドユーザ

効率よく作業できる業務画面

発注画面発注画面

売上管理

発注管理

1画面複数業務で、必要な部分だけが描画されるので、効率よく操作が可能

納品検収画面納品検収画面

在庫管理

売上詳細

ポップアップで必要な情報を表示

発注管理

店舗売上画面

店舗売上画面

発注画面発注画面

納品検収画面

納品検収画面

在庫管理

1業務1画面のため、業務ごとに

画面を切り替える操作が必要

売上管理

・利用者にあわせた情報の一覧表示や業務のメニュー化で情報や作業の抜け・漏れを防止

・情報検索やアプリ起動（ログオン）にかかる時間を排除し業務をスピードアップ

・マウス操作による列幅変更・ダブルクリックで編集モード

編集／ソート可能な箇所など、カスタマイズ可能

カーソル移動キーによる効率的な操作

●Ajaxアプリケーション

エンドユーザ

Interstage Interaction Managerは、快適な操作性を備え統制の取れたWebシステムを実現するソフト

ウェアです。

■作業効率を高めるWebアプリケーションの実現

Webアプリケーション開発技法であるAjaxを利用して、従来のクライアントアプリケーションと同様に操作性の高いWebアプリケーションを開発できます。さらに、高機能なAjax用の部品を利用することにより、Webアプリケーションの開発量を削減できます。また、SOA適用システムでサービス化された業務アプリケーションや既存のWebアプリケーションを組み

合わせた企業ポータルの構築と、それに必要なシングル・サインオンや、システムの適切な利用を保証するアクセス制御などの機能により、統制のとれたシステムを容易に構築できます。

・アクセス制御

利用者の役割に応じた情報や業務の構築を行い、不要なシステムへのアクセスを防ぐために、ロールを定義できます。これにより、不正アクセスの防止ができます。さらに、アクセス時などのログを残すことで、情報アクセスの監査に活用できます。

・高機能なGUI部品

クライアントサーバアプリケーションと同様にファンクションキーや自動フォーカス移動など、従来のＷｅｂアプリケーションではできなかった操作性をAjaxフレームワークと標準提供される高機能なGUI部品（カレ

ンダー、コンボボックスなど）を利用することにより実現できます。

・シングル・サインオン

LDAP、Active Directory、Interstageシングル・サインオンの認証を利用して、1回のID/パスワード入力

で、認証が必要な複数のシステムにログオンできます。また、一度認証情報を保存すれば、次回からログオン処理を代行することもできます。これにより、利用者の認証作業を軽減できます。

・効率よく作業できる業務画面

複数の業務を1つのブラウザ画面内に自由に配置できます。業務の流れに沿って画面の必要な部分の

み描画ができ、ストレスなく操作できる業務画面を作成して業務の作業効率を大幅に改善できます。



4.4.1 Interstage Interaction Manager （2/2)4.4.1 Interstage Interaction Manager （2/2)

◆クライアント管理コストの削減

◆モックアップ作成の軽減、ユーザの要件確認の支援

クラサバシステム

Applet システム

クライアント

クライアント

クライアント

Webブラウザ

Java VMFlash, etc

クライアントアプリ

システム管理者

Webブラウザ




Javaプラグイン

システム管理者

システム管理者クライアントアプリ管理

プラグイン管理

ブラウザ管理

Web化できなかったシステム Interaction Managerアプリ

ブラウザ管理

クライアント・サーバシステム、AppletのシステムのWebシステム化を実現

－クライアントアプリケーションが不要－クライアントのOSバージョンアップ時の動作検証コストを削減

クライアント管理コストの削減クライアント管理コストの削減

利用者に応じた情報・サービスを集約、使いやすい業務画面を実現

モックアップ作成の軽減、ユーザの要件確認の支援モックアップ作成の軽減、ユーザの要件確認の支援

+JavaScriptの記述＜HTML>＜INPUT/>＜/HTML>

＜HTML>＜DIV rcf:type="TextInput-数値型カンマ補完" />＜/HTML>

拡張HTMLタグを記述するだけで、JavaScript不要

JavaScriptでプログラミング・・・調べないと・・・

・すべてのキーイベントを監視して・・・・入力桁数を監視して・・・

カンタン！

従来のJavascriptプログラミング Ajaxアプリケーション

■クライアント管理コストの削減

クライアントアプリケーションの配付やプラグインなどのクライアント管理が不要になります。従来のクライアントサーバシステムに比べ、異なるクライアントパソコンやOS のバージョンアップに伴うアプリケー

ションの動作検証コストを大幅に削減できます。

■モックアップ作成の軽減、ユーザの要件確認の支援

システム設計時のユーザ要件を確認するために、実際の業務システム画面の動きに則したフォーカスの制御やキー入力の制御などを実装したモックアップ（*補足）を、JavaScriptのプログラミングなしにHTMLを記述する感覚で、クライアントパソコン上で簡単に作成できます。仕様確認に要する時間が短縮

され、仕様漏れがなくなり、完成度の高いシステムを開発できます。

*補足：Webシステムの開発で、システム設計者がユーザへの要件や動作仕様の具体的なイメージを確認するために、HTMLなどで画面レイアウトや動作を表現すること



4.4.2 Interstage Realtime Communicator4.4.2 Interstage Realtime Communicator

状態変化に応じて適切な端末に情報を通知するシステムを構築状態変化に応じて適切な端末に情報を通知するシステムを構築

ユビキタス環境でのリアルタイムな情報活用を実現

センター

営業所

保管場所

リーダ/ライタ

RFID

リーダ/ライタ

RFID

管理端末

端末A

端末B

メールサーバ

Interstage Realtime CommunicatorInterstage Realtime Communicator

プレゼンス管理

アラート通知

プレゼンス情報

正規持出し正規

持出し

不正持出し

不正持出し通知メール

状態変化

管理担当者

外出先

管理担当者

業務アプリ

ケーション

業務アプリ

ケーション

Push配信持出し

不正持出し

携帯電話に対応したコンテンツ変換携帯電話に対応したコンテンツ変換

音声とWebで作業の安全性と確実性を確保音声とWebで作業の安全性と確実性を確保

Interstage Realtime Communicatorは、ユビキタス環境でのリアルタイムな情報活用を実現する、ユビキタス

基盤ミドルウェアです。

■状態変化に応じて適切な端末に情報を通知するシステムを構築

端末の状態や作業の進捗状況など、「人」「もの」「サービス」の状態（プレゼンス情報*）の変化をリアルタイムに監視するプレゼンス管理機能と、その変化をもとにPUSH型で情報を通知する機能を搭載してい

ます。状態の変化に応じて、情報を必要とする人へ確実に通知するシステムを容易に構築できます。

* プレゼンス情報の例

－「人」に関する情報：スケジュール帳／携帯電話から位置情報を収集

－「もの」に関する情報：RFIDタグを使った物の有無や位置の情報

－「サービス」に関する情報：サーバシステムの動作状況／株価や為替レートの変化／侵入者検知

■携帯電話に対応したコンテンツ変換

利用する携帯電話機に合わせてコンテンツを変換できます。iモードのコンテンツを作成すれば、EZweb、Yahoo!ケータイの各携帯電話機からも利用可能なシステムを短期に構築できます。

■音声とWebで作業の安全性と確実性を確保

業務システムをマウスやキーボードで操作するように、音声で操作できます。両手が入力操作から開放され、特に作業現場など、両手を使う作業の効率を向上できます。さらに、音声入力結果をWebの画面で確認できるため、作業ミスを防ぎ安全性・確実性を確保できます。



ローカルデータ

4.4.3 Interstage Mobile Manager4.4.3 Interstage Mobile Manager

かんたん開発で快適な操作性かんたん開発で快適な操作性

携帯電話をセキュアに活用する業務システムを実現

高いセキュリティ高いセキュリティ

◆かんたん開発で快適な操作性

◆高いセキュリティ

携帯電話機能

InterstageMobile Manager

サーバアプリケーション

サーバアプリケーション


携帯アプリケーション Form形式でデータ送信 JSPなどで開発



ローカルデータの自動削除

専用線接続にも対応

リモート端末停止・データ削除

管理コンソール

指紋認証

スクリーンセーバ機能

Interstage Mobile Managerは、携帯電話から業務システムへセキュアにアクセスするアプリケーションの

開発と実行を支援する携帯電話アプリケーション実行基盤です。

■かんたん開発で快適な操作性

cHTMLによる画面定義だけで、携帯電話の機能を使用した携帯電話アプリケーションを開発できます。

作成した画面は、入力項目の妥当性チェック、次の入力フィールドへのフォーカス自動移動、ボタン１つでカメラ・バーコードの読取が可能といった快適な操作性を提供できます。圏外でも画面を携帯電話にダウンロードしておくことで、業務を継続できます。

■高いセキュリティ

携帯端末とサーバ間の同期のとれた、ローカルデータの自動削除、リモート端末停止などのセキュリティ機能により、携帯電話内情報は保護されます。通信中データも暗号化、専用接続により保護されます。

また、指紋認証（弊社製携帯電話）やパスワード認証により、携帯電話アプリケーションの利用者を制限できます。さらに、機体番号と指紋認証やパスワード認証によるサーバ認証で、利用できる携帯端末を制限できます。



4.4.4 Interstage Transcoding Server4.4.4 Interstage Transcoding Server

コンテンツ作成と管理の手間を大幅に軽減コンテンツ作成と管理の手間を大幅に軽減

さまざまなキャリア・携帯電話に対応したコンテンツ自動変換

iモード

Yahoo!ケータイ

EZweb

制限している機種からのアクセスは受け付けない

新機種への対応新機種への対応

InterstageTranscoding Server

携帯端末情報

業務アプリケーション

Ｉモード用コンテンツ

携帯電話に対応したコンテンツに変換して送信

数字キーを押して選択可能

（アクセスキー対応）

入力場所に合わせた文字種の設定が可能

Interstage Transcoding Serverは、業務システムを利用する端末の能力に適したコンテンツを生成することのできるミドルウェアです。各種携帯電話の端末種別を意識し、それぞれの端末に適した記述言語や

イメージデータに変換します。

■コンテンツ作成と管理の手間を大幅に軽減

アクセスしてきた携帯電話を判別して、iモード用のイメージや絵文字を含むコンテンツをEzwebやYahoo!ケータイ用に自動変換できます。iモードのコンテンツを作成すれば、EZweb 、 Yahoo!ケータイの各携帯電話からも利用可能なシステムを短期に構築できます。また、SSL非対応機種など特定の携帯

電話からのアクセスは制限できます。

■新機種への対応

新たに発売された携帯端末を利用するための情報を定期的に配信する、携帯端末情報更新サービス（*補足）が提供する端末情報により、携帯電話の違いを吸収できるため、新機種が発売された場合でも

業務アプリケーションは新機種の動作確認の必要はありません。

*補足：携帯端末情報更新サービスは別途契約が必要です。

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