G u i t a r - N a v i

ブルースLEVEL-1

イントロダクション

Dackn Method‘

１．ブルースって何？１．ブルースって何？

２．なぜブルースを学ぶの？２．なぜブルースを学ぶの？

３．ブルースのコード進行３．ブルースのコード進行

４．ブルースで使われるスケール４．ブルースで使われるスケール

５．ボトムリフ５．ボトムリフ

７．シャッフルって何？７．シャッフルって何？

６．ボトムリフでブルース進行を弾いてみよう６．ボトムリフでブルース進行を弾いてみよう

８．シャッフルでブルース進行を弾いてみよう８．シャッフルでブルース進行を弾いてみよう

９．クイックチェンジ９．クイックチェンジ

ブルースの基本的なバッキングスタイルを身に付けましょう！

Ver.2.180519

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１

さて、ブルースって何でしょうか？

ブルースは１９世紀後半に、アメリカ南部のミシシッピデルタ地帯で、黒人を中心に発展していった音楽形態なんです。

南北戦争まで、奴隷としてこき使われてきた黒人たちは、強制労働、我が身の行く末のこと、無理矢理引き離された家族への思いを、つぶやくように歌っていたのが最初だといわれています。

言葉も多く知らない彼らは、同じ言葉を何度も何度も繰り返し、それが歌になっていったのでしょう。

奴隷解放後は、自由を手にした黒人たち、それぞれギターを手にし、デルタ地帯から方々へ散っていき、ブルースも様々なスタイルに発展を遂げていったのです。

１．ブルースって何？１．ブルースって何？

ブルースは２０世紀以降のポピュラー音楽に幅広く影響を与え、ジャズやロックンロールのルーツともいわれています。ギターの歴史もブルースと密接にかかわっています。

ギターを手にする以上、ブルースのフィーリングを身につけることは必修なのです。

ブルースは、アドリブ演奏の入門として最適ですし、基本をおぼえるだけで、初めて会う人とでも、ジャムセッションができるようになります。

なお、このテキストは、ブルースの道を極めるためのものではありません。あくまでも、ブルースの基本をマスターするためのものですので、あまり、マニアックなことはやりませんからね～。

２．なぜブルースを学ぶの？２．なぜブルースを学ぶの？

チューニングと音階ブルースブルースSty l e A n a l y z e　＞　B l u e s L e v e l - 1

G u i t a r - N a v i０１

I7

I7

I7

IV7

V7 ・・ ・・

４

４

・

・

・・ ・・ ・・

・・ ・・

　　

３．ブルースのコード進行３．ブルースのコード進行

では、ブルースの基本的なコード進行を紹介します。ブルースは１２小節で１コーラスなんです。（例外もあります）この形式をおぼえるだけで、いろんなブルースの曲が弾けちゃうんです。

上の図は、コード進行を度数表示したものです。

度数表示とは、コードネームを表示するのではなく、その曲のキーを「I」として、順番に「II」、「III」、「IV」、『V」、「VI」、「VII」と割り振る表記方法なんです。

例えば、キーがCなら、「I」はC、「IIm」はDm、「V7」はG7・・・、といった具合です。

度数表示のメリットは、どんなキーでも、相対的にコード進行をとらえることができる点です。

次のページに、キーがAの場合のブルース進行が書いてありますよ。

図-1図-1

G u i t a r - N a v i ０２

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A7

A7

A7

D7

E7 ・・ ・・

４

４

・

・

・・ ・・ ・・

・・ ・・

　　キーがAの場合、ブルース進行はこうなります。

今後、このパターンから発展したコード進行も登場してくるので、とりあえず、このパターンを、シンプルパターンと名付けましょう。

図-２図-２

1　　　　 2 3

D７

中

薬人

×

×

×

×

×

×

1　　　　 2 3

A７

中

薬

×

5　　　　 6 7

A７

中

薬人

3　　　　 4 5

D７

小人

中薬

5　　　　 6 7

E７

小人

中薬

1　　　　 2 3

E７

中

人

ローポジションの場合

ハイポジションの場合

G u i t a r - N a v i

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０３

A7

A7

A7

D7

D7E7 E7

４

４

・

・

・・ ・・ ・・

・・ ・・

　　

では次、最もよく使われるパターンです。標準パターンと名付けましょう。

２小節目にIV7（D7）に移るパターンもあります。これをクイックチェンジと呼びます。

図-3図-3

A7

A7

A7

D7

D7

D7E7 E7

４

４

・

・

・・

・・ ・・

　　図-４図-４

A7

G u i t a r - N a v i ０４

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ブルースで主に使われるスケールを紹介します。これをおぼえると、簡単なアドリブも弾けるようになりますよ。

実はブルース、いろんなスケールが使えるのですが、ここではまず、一種類だけしかやりません。

マイナーペンタトニックスケールです。

キーがAであることを想定し、Aマイナーペンタトニックスケールを弾いてみましょう。

図-1図-1

４．ブルースで使われるスケール４．ブルースで使われるスケール

Aマイナーペンタトニックスケール

R

R

R

5　　 　6　　　 7 8

おすすめポジション

R

5　　 　6　　　 7 8

CC＝チョーキングポイント

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０５

　　

さて、またバッキングに戻ります。実際、セブンスコードを丸ごと弾くパターンよりも、ボトムリフという、シンプルでビートの効いたパターンで、演奏されることが多いんです。

ズンズンズンズン♪リズムにのって弾いてくださいね。

図-1図-1

５．ボトムリフ５．ボトムリフ

AのボトムリフTAB 0

202040202020402

４

４

EのボトムリフTAB

0202040202020402

４

４

DのボトムリフTAB

0202040202020402４

４

G u i t a r - N a v i ０６

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A7

D7

D7

E7

A7

A7

TAB 0

202040202020402

４

４

TAB

0202040202020402４

４

TAB 0

202040202020402

４

４

・

・

0202040202020402

0202040202020402

・・ ・・ ・・

・・

・・・・

・・

　　

A7

D7E7

A7

A7 E7

ブルース進行ブルース進行 Key=A　シンプルなパターンKey=A　シンプルなパターン

　　ブルース進行ブルース進行 Key=A　標準パターンKey=A　標準パターン

TAB 0

202040202020402

４

４

TAB

0202040202020402４

４

TAB 0

202040202020402

0202040202020402４

４

・

・

0202040202020402

0202040202020402

0202040202020402

・・ ・・ ・・

・・・・

６．ボトムリフでブルース進行を弾いてみよう６．ボトムリフでブルース進行を弾いてみよう

ボトムリフでブルース進行を弾いてみましょう。

G u i t a r - N a v i

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０７

　　

ブルースには、シャッフルというリズムフィーリングがよく登場します。

簡単にいうと、

チクタク　　　が　ストレートチックタック　が　シャッフル

です。

図-1図-1

７．シャッフルって何？７．シャッフルって何？

まず、１拍を３つに分割します。

次に、真ん中の音を飛ばします。

シャッフルの出来上がりです。

楽譜のはじっこにこのマークを見かけたら、シャッフルで弾いてください。

ター タ タ タ

３

タ ン タ

３

タ ン タ

３

タ ン タ

３

タ ン タ

３

タ ン タ

３

＝

３

G u i t a r - N a v i ０８

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シャッフルでボトムリフを弾いてみましょう。

図-1図-1

＝

３

＝

３

A7

TAB 0

202040202020402

４

４

A7

TAB 0

202040202020402

４

４

A7

TAB 0

202040202020402

４

４

A7

TAB 0

202040202020402

４

４

スローなテンポでは全部ダウンピッキング、ミディアム、ファーストテンポではダウンアップを使うといいです。

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０９

A7

D7

D7

E7

A7

A7

TAB 0

202040202020402

４

４

TAB

0202040202020402４

４

TAB 0

202040202020402

４

４

・

・

0202040202020402

0202040202020402

・・ ・・ ・・

・・

・・・・

・・

　　

A7

D7E7

A7

A7 E7

ブルース進行ブルース進行 Key=A　シンプルなパターンKey=A　シンプルなパターン

　　ブルース進行ブルース進行 Key=A　標準パターンKey=A　標準パターン

TAB 0

202040202020402

４

４

TAB

0202040202020402４

４

TAB 0

202040202020402

0202040202020402４

４

・

・

0202040202020402

0202040202020402

0202040202020402

・・ ・・ ・・

・・・・

８．シャッフルでブルース進行を弾いてみよう８．シャッフルでブルース進行を弾いてみよう

シャッフルでブルース進行を弾いてみましょう。

＝

３

＝

３

G u i t a r - N a v i １０

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A7

D7 A7

D7TAB 0

202040202020402

４

４

TAB

0202040202020402

0202040202020402

４

４0202040202020402

A7

0202040202020402

・・

・・・・

　　

ブルース進行ブルース進行 Key=A　クイックチェンジのパターンKey=A　クイックチェンジのパターン

D7E7 A7 E7TAB 0

202040202020402

0202040202020402４

４0202040202020402

0202040202020402

８．クイックチェンジ８．クイックチェンジ

クイックチェンジとは、２小節目に「IV」に上がるブルース進行のことです。キーがAであれば、Dに上がることになります。ミュージシャン用語として、「２小節目に上がる」などと言われます。

ストレートとシャッフル、どちらのパターンでも練習してくださいね。

・

・

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