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G ender E quality O ffice vol. 2020.2 15 15 新潟大学 男女共同参画推進室 ニューズレター 男女共同参画推進室は、2016年度より年4回のニューズレターを発行し、 本学における男女共同参画やダイバーシティに関する情報及び活動報告、その他トピックなどをお知らせしています。 GEO ダイバーシティラウンドテーブルを開催しました 2019年12月13日、「ダイバーシティ推進ラウンドテーブル~取組で培ってきた知恵とパワーを 分かち合う」を開催しました。ラウンドテーブルとは、小グループにおいて、メンバー同士が対 等な関係で、報告者の取組のプロセスを丁寧に聴き、質問や意見交換を行いながら共同でふり返 る方法です。本ラウンドテーブルは、本学が代表機関、株式会社タケショーが共同実施機関となっ て平成27年度からスタートした「ダイバーシティ環境実現 イニシアティブ(連携型)」事業の 一環として、機関連携を深める目的で実施し、同事業の協力機関である企業や高等教育機関及び、 行政機関と学内から、ダイバーシティ推進を担当している教職員など15名が参加して行われま した。 大浦容子理事による開催挨拶の後、3つのグループに分かれて、それぞれの報告者が、自身の ダイバーシティ推進の取組において、どのように職場の現状や取組の状況を認識し、課題に向き 合い、組織に働きかけてきたのかなどを語り、質疑応答や意見交換を行いました。ダイバーシティ 推進は、異なる背景をもつ人々を対象とするため、価値観のぶつかり合いや葛藤がつきものであ り、そうした難しさにどう向き合ったのか、限られた予算や人的資源のなかで取組をどのように 進めているのか、どんな手応えがあったかなど、どのテーブルでも熱く語られ、質問が飛び交い、 活気に満ちた場となりました。全体共有の後、小久保副学長・男女共同参画推進室長からの閉会 挨拶をもって終了となりました。 ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ事業(連携型)協力機関 長岡工業高等専門学校 亀田製菓株式会社 長岡技術科学大学 日本海区水産研究所 新潟県環境衛生研究所 株式会社真友社 一正蒲鉾株式会社              ※ 参加年月日淳順 環日本海経済研究所(ERINA) 参加型 賛同型 <開会挨拶をする大浦元理事> <ラウンドテーブルの様子> 1

GEO 15 Gender Equality O - 新潟大学Gender Equality Office 1月16日と2月6日の2日間、研究職キャリアパス紹介を目的として行われた長岡高専の教員体験会に、

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男女共同参画ニュース

通信Gender Equality Office vol.2020.2 1515新潟大学 男女共同参画推進室 ニューズレター

男女共同参画推進室は、2016年度より年4回のニューズレターを発行し、本学における男女共同参画やダイバーシティに関する情報及び活動報告、その他トピックなどをお知らせしています。

GEO

●全国ダイバーシティネットワーク組織関東・甲信越ブロック「アンコンシャス・バイアスセミナー」 日時:2020 年 3 月 9 日(月)13:30-16:30 当初、3会場での開催でしたが、個別配信による完全 WEB セミナーに変更になりました。

●研究力向上セミナー「アクセプトされる英語論文の要件」 ◇五十嵐キャンパス 2020 年 3 月 18 日(木)10:00-11:30 総合教育研究棟 B251 講義室 ◇旭町キャンパス  2020 年 3 月 18 日(木)13:30-15:00 新潟医療人育成センター 2 階 セミナー室 1 両キャンパス会場での研修は中止となりました。WEB 研修等とするかについては、参加申込された方々 に直接ご連絡します。なお、参加申込は締め切りました。

<新型コロナウイルス感染症対策のための小学校等の臨時休業に伴う保育について>

・小学校等の一斉臨時休校に伴い、学内で一時預かり保育を行います。

・ベビーシッター割引券は、3 月分については、通常の枚数制限を超えてご利用になれます。

今後のイベント情報・募集予告など

ご意見・お問合せ

男女共同参画推進室〒950-2181 新潟市西区五十嵐2の町8050TEL:025-262-7570 FAX:025-262-7572

若手・女性研究者を対象とした賞や研究助成

男女共同参画関連の図書・DVD

教職員向けのベビーシッター割引制度 プレイルームの利用

五十嵐キャンパス

男女共同参画推進室HP: http://www.niigata-u.ac.jp/geo/ ダイバーシティ事業HP: http://www.niigata-diversity.net/ 編集・発行:新潟大学 経営戦略本部 男女共同参画推進室発 行 日:2020年3月☆GEO通信はWeb掲載のみでの発行となりました。

● ご存知ですか?「ひとりひとりが幸せな社会のために ~令和元年版データ~」

無断転載禁止

◆ 以下のホームページもご参照ください ◆

ダイバーシティラウンドテーブルを開催しました 2019年12月13日、「ダイバーシティ推進ラウンドテーブル~取組で培ってきた知恵とパワーを分かち合う」を開催しました。ラウンドテーブルとは、小グループにおいて、メンバー同士が対等な関係で、報告者の取組のプロセスを丁寧に聴き、質問や意見交換を行いながら共同でふり返る方法です。本ラウンドテーブルは、本学が代表機関、株式会社タケショーが共同実施機関となって平成27年度からスタートした「ダイバーシティ環境実現 イニシアティブ(連携型)」事業の一環として、機関連携を深める目的で実施し、同事業の協力機関である企業や高等教育機関及び、行政機関と学内から、ダイバーシティ推進を担当している教職員など15名が参加して行われました。 大浦容子理事による開催挨拶の後、3つのグループに分かれて、それぞれの報告者が、自身のダイバーシティ推進の取組において、どのように職場の現状や取組の状況を認識し、課題に向き合い、組織に働きかけてきたのかなどを語り、質疑応答や意見交換を行いました。ダイバーシティ推進は、異なる背景をもつ人々を対象とするため、価値観のぶつかり合いや葛藤がつきものであり、そうした難しさにどう向き合ったのか、限られた予算や人的資源のなかで取組をどのように進めているのか、どんな手応えがあったかなど、どのテーブルでも熱く語られ、質問が飛び交い、活気に満ちた場となりました。全体共有の後、小久保副学長・男女共同参画推進室長からの閉会挨拶をもって終了となりました。

ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ事業(連携型)協力機関長岡工業高等専門学校 亀田製菓株式会社 長岡技術科学大学日本海区水産研究所 新潟県環境衛生研究所 株式会社真友社一正蒲鉾株式会社              ※ 参加年月日淳順

環日本海経済研究所(ERINA)

参加型

賛同型

<開会挨拶をする大浦元理事> <ラウンドテーブルの様子>

内閣府と男女共同参画推進連携会議が共同で作成するパンフレット「ひとりひとりが幸せな社会のために~令和元年版データ~」が発行されました。令和元年度の最新の男女共同参画の現状に関する各種データがコンパクトにまとめられ、我が国における男女共同参画の推進体制等が紹介されています。

男女共同参画社会について改めて勉強したい方、データを押さえておきたい方におススメです。もっと詳しく知りたい方はこちらから

● 国立女性教育会館発行「男女の初期キャリア形成と活躍推進に関する調査」ニュースレター国立女性教育会館が行うパネル調査(平成27年に民間企業に入社した新規学卒者を、5年間追跡する

調査)の第一回~第四回調査データを用いて、①仕事の将来性 ②成長実感 ③職場環境 などの観点から分析した結果をまとめたニューズレターです。入社1年目から~4年目にかけて変化する「仕事の質・量」

「成長の実感」「ビジネススキルの伸び」「将来性の感じ方」「求められるスキル」「仕事以外の時間」などについて報告されています。来年度には5年間の調査をまとめた分析報告も予定されています。

もっと詳しく知りたい方はこちらから

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Page 2: GEO 15 Gender Equality O - 新潟大学Gender Equality Office 1月16日と2月6日の2日間、研究職キャリアパス紹介を目的として行われた長岡高専の教員体験会に、

Gender Equality Office

 1月16日と2月6日の2日間、研究職キャリアパス紹介を目的として行われた長岡高専の教員体験会に、本学から大学院生3名が参加しました。 大学4年生に相当する専攻科生が英語で行う卒業研究発表会の聴講、特徴的な取組や施設の見学、高校1年生・3年生相当クラスのロングホームルーム(LHR)などを体験しました。LHRでは、参加した大学院生が自身の研究生活の魅力を紹介し、高専生との交流を深めました。 工学分野の専門研究と高校生相当への教育とが混在する高専ならではの環境を体験し、参加者からは「高専にはJSCOOPやプレラボなどの魅力的な取組があり、とても充実した教育環境があるとわかった。参加してよかった。」などの声がありました。

11月28日、東京秋葉原で開催された全国ダイバーシティネットワーク関東・甲信越ブロックセミナー「研究領域におけるGender Equalityとダイバーシティ推進の壁」には、本学から男女共同参画推進室関係者4名が参加しました。セミナーでは、大学や研究機関等において未だ高い壁として残る、女性の上位層育成等を含む「意思決定プロセスへの女性の参画」や「推進体制の持続可能性」に焦点が当てられ、講師の山村康子氏からは、データによる現状の可視化の重要性と、全国の先進事例が紹介されました。

講演後には活発な質疑応答がなされ、充実したセミナーでした。

令和2年1月1日現在の女性研究者比率

●人文社会科学系 20.3% ●脳研究所 15.4%●自然科学系 6.5% ●本部・機構等 28.4%●医歯学系 23.2% ●医歯学総合病院 13.2%

※助教以上で特任教員は含めずカウントした場合。

★ 大学全体では 17.0%です。

2019年10月、新潟大学医学部医学科総合医学教育センターに「医師・医学研究者・医学生のためのキャリア支援の会『ひと尋の会』が発足しました。発足の趣旨や活動内容、参加方法などを、ご紹介します。

●まずは「ひと尋の会」の目的や活動内容、設立趣旨などを教えていただけますか?「尋(ひろ)」はもともと「人が右手と左手を広げた長さ」という単位を表す漢字です。一人の力は微かであっ

ても、まずその一人が責任を持って、両手をいっぱいに広げ誰かを受け入れること、そしてその輪が十尋、百尋、千尋と広がり、多様性を広く受け入れる社会となることを願って、医歯学系長・医学部長 染矢俊幸教授が命名してくださりました。

今、我々には、男性、女性の別なく、キャリア支援を考える「場」、困った時に情報交換できる「場」、医師・研究者・医学生の意見をまとめる「場」が必要です。ひと尋の会が、そういった「場」になればと心より願っております。皆さんがそれぞれの経験や知恵を寄せ合い、助け合い、新潟の医療圏を、ひいては医療を通じて新潟の街をよりよいものに変えていっていただきたいと感じています。●設立されて間もないですが、すでに様々な活動を行っておられます。特に印象に残っている活動や、これ からおススメのイベントなどありましたら教えてください。

特に印象に残っている活動は、「ひと尋の会」と新潟県女性医師総合支援センターが 共 催した旗 揚げの講 演会です。岡山大 学医 療人キャリアセンターMUSCATの片岡仁美センター長から女性医師の働き方や岡山大の復職支援制度についてご講演いただきました。医学生、若手医師、教員などが参加し、一人一人が働きやすい環境づくりについて考える貴重な機会になったと考えています。

これからは、新潟県女性医師総合支援センターと連携した復職・転職支援妊娠・出産・育児・病気・介護、人生のイベントで悩んでいる医師・研究者をサポートする側へのFD講演会の開催や、情報交換の場「ひと尋カフェ」を運営し、定期的に、仕事・家庭で困ったことを相談できるスペースづくりを企画する予定です。●どういった方が参加できるのですか?

「ひと尋の会」は、性別や年齢を問わず、キャリアをめぐる医師・医学研究者・医学生の多様な意見を語り合う場、情報を交換する場です。様々な背景を持つ方々に、参加していただきたいと考えています。そして、女性は勿論のことですが、男性の参加も必要としていますので、妊娠・出産・育児・介護で悩んでいる方々がいつでも相談に来れるような雰囲気作りをしていきたいと思います。●参加したい場合は、どのようにコンタクトを取ればよいでしょうか?

まずは、ひと尋の会のホームページをご覧ください。また、詳しい内容は、ひと尋の会事務局までお問い合わせください。事務局(医学部医学科総合医学教育センター内)Tel:025-227-0425 Mail:[email protected]

医師・研究者・医学生のキャリア支援の会「ひと尋の会」のご紹介学部生・大学院生へのイベント参加サポート報告

<LHRの様子>

その他の活動報告

長岡高専「高専教育体験会」

全国ダイバーシティネットワーク関東・甲信越ブロックセミナーに参加しました

全国ダイバーシティネットワーク幹事会・シンポジウムに参加しました2019年12月6日、全国ダイバーシティネットワーク組織第2回幹事会・シンポジウムが開催され、関東・

甲信越ブロックの幹事大学として本学も参加しました。幹事会では、文部科学省、JSTの事業関係者、幹事大学を務める24大学の委員および担当者75名が出席する中で、ウェブサイト「OPENeD」の更新・拡張、アンケート調査の実施状況、今後の活動方針などについて、積極的な意見交換が行われました。「女性研究者が輝く近未来を創る」をテーマに行われたシンポジウムでは、基調講演の他、全国8ブロックの活動報告やパネルディスカッションが行われました。

国立女性教育会館研修 2月15-16日、国立女性教育会館主催の2019年度「自分の人生、自分で決める!未来を生きる女子たちのキャリアセミナー」に、本学から女子学生8人と教員1名が参加しました。キャリアについて考える講義や、自らの人生を切り開いてきた先輩女性たちによるパネルディスカッション、先輩たちと直接話せるキャリアカフェ、専門家によるボイストレーニング、まとめのグループワークなど、盛りだくさんであっという間の2日間でした。 参加した学生からは、「女性として働くということはどのようなことなのか、知りたい思って参加した。実際に長年働いている女性や、入社したばかりの女性、就活を終えた先輩方のお話を聞いたり、議論を交わしたり、共感したりすることで、女性として働くということ、そしてキャリアを考えるときに自分は何を大切にすべきなのかを考えることができた。」などの感想があり、女性の働き方や自身のキャリアについてじっくりと考える機会になった様子が伺えました。

※学生たちには男女共同参画推進室から旅費をサポートしています。

<「ひと尋の会」事務局の河内泉先生にインタビュー>

「ひと尋の会」旗揚げ講演会で。一番左が講師の片岡仁美先生

「ひと尋の会」ホームページはこちらから

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Gender Equality Office

 1月16日と2月6日の2日間、研究職キャリアパス紹介を目的として行われた長岡高専の教員体験会に、本学から大学院生3名が参加しました。 大学4年生に相当する専攻科生が英語で行う卒業研究発表会の聴講、特徴的な取組や施設の見学、高校1年生・3年生相当クラスのロングホームルーム(LHR)などを体験しました。LHRでは、参加した大学院生が自身の研究生活の魅力を紹介し、高専生との交流を深めました。 工学分野の専門研究と高校生相当への教育とが混在する高専ならではの環境を体験し、参加者からは「高専にはJSCOOPやプレラボなどの魅力的な取組があり、とても充実した教育環境があるとわかった。参加してよかった。」などの声がありました。

11月28日、東京秋葉原で開催された全国ダイバーシティネットワーク関東・甲信越ブロックセミナー「研究領域におけるGender Equalityとダイバーシティ推進の壁」には、本学から男女共同参画推進室関係者4名が参加しました。セミナーでは、大学や研究機関等において未だ高い壁として残る、女性の上位層育成等を含む「意思決定プロセスへの女性の参画」や「推進体制の持続可能性」に焦点が当てられ、講師の山村康子氏からは、データによる現状の可視化の重要性と、全国の先進事例が紹介されました。

講演後には活発な質疑応答がなされ、充実したセミナーでした。

令和2年1月1日現在の女性研究者比率

●人文社会科学系 20.3% ●脳研究所 15.4%●自然科学系 6.5% ●本部・機構等 28.4%●医歯学系 23.2% ●医歯学総合病院 13.2%

※助教以上で特任教員は含めずカウントした場合。

★ 大学全体では 17.0%です。

2019年10月、新潟大学医学部医学科総合医学教育センターに「医師・医学研究者・医学生のためのキャリア支援の会『ひと尋の会』が発足しました。発足の趣旨や活動内容、参加方法などを、ご紹介します。

●まずは「ひと尋の会」の目的や活動内容、設立趣旨などを教えていただけますか?「尋(ひろ)」はもともと「人が右手と左手を広げた長さ」という単位を表す漢字です。一人の力は微かであっ

ても、まずその一人が責任を持って、両手をいっぱいに広げ誰かを受け入れること、そしてその輪が十尋、百尋、千尋と広がり、多様性を広く受け入れる社会となることを願って、医歯学系長・医学部長 染矢俊幸教授が命名してくださりました。

今、我々には、男性、女性の別なく、キャリア支援を考える「場」、困った時に情報交換できる「場」、医師・研究者・医学生の意見をまとめる「場」が必要です。ひと尋の会が、そういった「場」になればと心より願っております。皆さんがそれぞれの経験や知恵を寄せ合い、助け合い、新潟の医療圏を、ひいては医療を通じて新潟の街をよりよいものに変えていっていただきたいと感じています。●設立されて間もないですが、すでに様々な活動を行っておられます。特に印象に残っている活動や、これ からおススメのイベントなどありましたら教えてください。

特に印象に残っている活動は、「ひと尋の会」と新潟県女性医師総合支援センターが 共 催した旗 揚げの講 演会です。岡山大 学医 療人キャリアセンターMUSCATの片岡仁美センター長から女性医師の働き方や岡山大の復職支援制度についてご講演いただきました。医学生、若手医師、教員などが参加し、一人一人が働きやすい環境づくりについて考える貴重な機会になったと考えています。

これからは、新潟県女性医師総合支援センターと連携した復職・転職支援妊娠・出産・育児・病気・介護、人生のイベントで悩んでいる医師・研究者をサポートする側へのFD講演会の開催や、情報交換の場「ひと尋カフェ」を運営し、定期的に、仕事・家庭で困ったことを相談できるスペースづくりを企画する予定です。●どういった方が参加できるのですか?

「ひと尋の会」は、性別や年齢を問わず、キャリアをめぐる医師・医学研究者・医学生の多様な意見を語り合う場、情報を交換する場です。様々な背景を持つ方々に、参加していただきたいと考えています。そして、女性は勿論のことですが、男性の参加も必要としていますので、妊娠・出産・育児・介護で悩んでいる方々がいつでも相談に来れるような雰囲気作りをしていきたいと思います。●参加したい場合は、どのようにコンタクトを取ればよいでしょうか?

まずは、ひと尋の会のホームページをご覧ください。また、詳しい内容は、ひと尋の会事務局までお問い合わせください。事務局(医学部医学科総合医学教育センター内)Tel:025-227-0425 Mail:[email protected]

医師・研究者・医学生のキャリア支援の会「ひと尋の会」のご紹介学部生・大学院生へのイベント参加サポート報告

<LHRの様子>

その他の活動報告

長岡高専「高専教育体験会」

全国ダイバーシティネットワーク関東・甲信越ブロックセミナーに参加しました

全国ダイバーシティネットワーク幹事会・シンポジウムに参加しました2019年12月6日、全国ダイバーシティネットワーク組織第2回幹事会・シンポジウムが開催され、関東・

甲信越ブロックの幹事大学として本学も参加しました。幹事会では、文部科学省、JSTの事業関係者、幹事大学を務める24大学の委員および担当者75名が出席する中で、ウェブサイト「OPENeD」の更新・拡張、アンケート調査の実施状況、今後の活動方針などについて、積極的な意見交換が行われました。「女性研究者が輝く近未来を創る」をテーマに行われたシンポジウムでは、基調講演の他、全国8ブロックの活動報告やパネルディスカッションが行われました。

国立女性教育会館研修 2月15-16日、国立女性教育会館主催の2019年度「自分の人生、自分で決める!未来を生きる女子たちのキャリアセミナー」に、本学から女子学生8人と教員1名が参加しました。キャリアについて考える講義や、自らの人生を切り開いてきた先輩女性たちによるパネルディスカッション、先輩たちと直接話せるキャリアカフェ、専門家によるボイストレーニング、まとめのグループワークなど、盛りだくさんであっという間の2日間でした。 参加した学生からは、「女性として働くということはどのようなことなのか、知りたい思って参加した。実際に長年働いている女性や、入社したばかりの女性、就活を終えた先輩方のお話を聞いたり、議論を交わしたり、共感したりすることで、女性として働くということ、そしてキャリアを考えるときに自分は何を大切にすべきなのかを考えることができた。」などの感想があり、女性の働き方や自身のキャリアについてじっくりと考える機会になった様子が伺えました。

※学生たちには男女共同参画推進室から旅費をサポートしています。

<「ひと尋の会」事務局の河内泉先生にインタビュー>

「ひと尋の会」旗揚げ講演会で。一番左が講師の片岡仁美先生

「ひと尋の会」ホームページはこちらから

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男女共同参画ニュース

通信Gender Equality Office vol.2020.2 1515新潟大学 男女共同参画推進室 ニューズレター

男女共同参画推進室は、2016年度より年4回のニューズレターを発行し、本学における男女共同参画やダイバーシティに関する情報及び活動報告、その他トピックなどをお知らせしています。

GEO

●全国ダイバーシティネットワーク組織関東・甲信越ブロック「アンコンシャス・バイアスセミナー」 日時:2020 年 3 月 9 日(月)13:30-16:30 当初、3会場での開催でしたが、個別配信による完全 WEB セミナーに変更になりました。

●研究力向上セミナー「アクセプトされる英語論文の要件」 ◇五十嵐キャンパス 2020 年 3 月 18 日(木)10:00-11:30 総合教育研究棟 B251 講義室 ◇旭町キャンパス  2020 年 3 月 18 日(木)13:30-15:00 新潟医療人育成センター 2 階 セミナー室 1 両キャンパス会場での研修は中止となりました。WEB 研修等とするかについては、参加申込された方々 に直接ご連絡します。なお、参加申込は締め切りました。

<新型コロナウイルス感染症対策のための小学校等の臨時休業に伴う保育について>

・小学校等の一斉臨時休校に伴い、学内で一時預かり保育を行います。

・ベビーシッター割引券は、3 月分については、通常の枚数制限を超えてご利用になれます。

今後のイベント情報・募集予告など

ご意見・お問合せ

男女共同参画推進室〒950-2181 新潟市西区五十嵐2の町8050TEL:025-262-7570 FAX:025-262-7572

若手・女性研究者を対象とした賞や研究助成

男女共同参画関連の図書・DVD

教職員向けのベビーシッター割引制度 プレイルームの利用

五十嵐キャンパス

男女共同参画推進室HP: http://www.niigata-u.ac.jp/geo/ ダイバーシティ事業HP: http://www.niigata-diversity.net/ 編集・発行:新潟大学 経営戦略本部 男女共同参画推進室発 行 日:2020年3月☆GEO通信はWeb掲載のみでの発行となりました。

● ご存知ですか?「ひとりひとりが幸せな社会のために ~令和元年版データ~」

無断転載禁止

◆ 以下のホームページもご参照ください ◆

ダイバーシティラウンドテーブルを開催しました 2019年12月13日、「ダイバーシティ推進ラウンドテーブル~取組で培ってきた知恵とパワーを分かち合う」を開催しました。ラウンドテーブルとは、小グループにおいて、メンバー同士が対等な関係で、報告者の取組のプロセスを丁寧に聴き、質問や意見交換を行いながら共同でふり返る方法です。本ラウンドテーブルは、本学が代表機関、株式会社タケショーが共同実施機関となって平成27年度からスタートした「ダイバーシティ環境実現 イニシアティブ(連携型)」事業の一環として、機関連携を深める目的で実施し、同事業の協力機関である企業や高等教育機関及び、行政機関と学内から、ダイバーシティ推進を担当している教職員など15名が参加して行われました。 大浦容子理事による開催挨拶の後、3つのグループに分かれて、それぞれの報告者が、自身のダイバーシティ推進の取組において、どのように職場の現状や取組の状況を認識し、課題に向き合い、組織に働きかけてきたのかなどを語り、質疑応答や意見交換を行いました。ダイバーシティ推進は、異なる背景をもつ人々を対象とするため、価値観のぶつかり合いや葛藤がつきものであり、そうした難しさにどう向き合ったのか、限られた予算や人的資源のなかで取組をどのように進めているのか、どんな手応えがあったかなど、どのテーブルでも熱く語られ、質問が飛び交い、活気に満ちた場となりました。全体共有の後、小久保副学長・男女共同参画推進室長からの閉会挨拶をもって終了となりました。

ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ事業(連携型)協力機関長岡工業高等専門学校 亀田製菓株式会社 長岡技術科学大学日本海区水産研究所 新潟県環境衛生研究所 株式会社真友社一正蒲鉾株式会社              ※ 参加年月日淳順

環日本海経済研究所(ERINA)

参加型

賛同型

<開会挨拶をする大浦元理事> <ラウンドテーブルの様子>

内閣府と男女共同参画推進連携会議が共同で作成するパンフレット「ひとりひとりが幸せな社会のために~令和元年版データ~」が発行されました。令和元年度の最新の男女共同参画の現状に関する各種データがコンパクトにまとめられ、我が国における男女共同参画の推進体制等が紹介されています。

男女共同参画社会について改めて勉強したい方、データを押さえておきたい方におススメです。もっと詳しく知りたい方はこちらから

● 国立女性教育会館発行「男女の初期キャリア形成と活躍推進に関する調査」ニュースレター国立女性教育会館が行うパネル調査(平成27年に民間企業に入社した新規学卒者を、5年間追跡する

調査)の第一回~第四回調査データを用いて、①仕事の将来性 ②成長実感 ③職場環境 などの観点から分析した結果をまとめたニューズレターです。入社1年目から~4年目にかけて変化する「仕事の質・量」

「成長の実感」「ビジネススキルの伸び」「将来性の感じ方」「求められるスキル」「仕事以外の時間」などについて報告されています。来年度には5年間の調査をまとめた分析報告も予定されています。

もっと詳しく知りたい方はこちらから

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