26
取扱説明書 - 日本語 FUJITSU Software ServerView Suite ServerView PrimeCollect 20182月版

Fujitsu Software ServerView Suite - ServerView …manuals.ts.fujitsu.com/file/9023/sv-primecollect-ja.pdf1.1 対象ユーザ 1.1 対象ユーザ 本書はシステム管理者、ネットワーク管理者、およびハードウェアやソフトウェア

  • Upload
    others

  • View
    63

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

取扱説明書 - 日本語

FUJITSU Software ServerView Suite

ServerView PrimeCollect

2018年2月版

DIN EN ISO 9001:2008 に準拠した 認証を取得高い品質とお客様の使いやすさが常に確保されるように、

このマニュアルは、DIN EN ISO 9001:2008

基準の要件に準拠した品質管理システムの規定を

満たすように作成されました。

cognitas. Gesellschaft für Technik-Dokumentation mbH

www.cognitas.de

著作権および商標Copyright 1998 - 2016 FUJITSU LIMITED.

All rights reserved.

お届けまでの日数は在庫状況によって異なります。技術的修正の権利を有します。

使用されているハードウェア名とソフトウェア名は、各メーカーの商標名および商標です。

目次

1 はじめに 41.1 対象ユーザ 51.2 以前のマニュアルからの変更点 51.3 ServerView Suite リンク集 51.4 ServerView Suite のマニュアル 71.5 本書の表記 8

2 Windows 環境での PrimeCollect 92.1 PrimeCollect の起動 9

2.1.1 管理サーバからオンライン起動する方法 92.1.2 PRIMERGYサーバ上でオンライン起動する方法 102.1.3 PRIMERGYサーバ上でオフライン起動する方法 11

2.2 PrimeCollect の実行 122.2.1 データの収集および格納 13

3 Linux 環境での PrimeCollect 153.1 PrimeCollect の起動 15

3.1.1 管理サーバからオンライン起動する方法 153.1.2 PRIMERGYサーバ上でオンライン起動する方法 16

3.2 PrimeCollect の実行 183.2.1 データの収集および格納 18

4 VMware 向け iRMC システムレポート 20

5 eLCM PrimeCollect 22

6 zipファイルの内容について 25

ServerView PrimeCollect 3

1 はじめに本書は 、PrimeCollect について 説明しています。PrimeCollect は PRIMERGYサーバのハードウェア、ソフトウェア情報を収集し格納するソフトウェアです。たとえば、システム、オペレーティングシステム、BIOS バージョン、RAID 構成、センサーの値(温度の値など)、各種ログエントリ(システムイベントログなど)に関する情報を検出します。検出されたデータは zip アーカイブに収集され、Fujitsuのテクニカルサポートに送信できます。PrimeCollect が収集した情報は、問題が発生した際、富士通による分析を容易にし、問題をより早く解決する手助けとなります。PrimeCollect データの収集は、テクニカルサポートによる解析のみを目的とします。そのため、PrimeCollect データの詳細は公開されません。

PrimeCollect 機能は、ServerView Agentsまたは PRIMERGY サーバの eLCM(embedded Life Cycle Management)(「ServerView embedded LifecycleManagement(eLCM)」の概要を参照)を通じて提供されます。

eLCM は、大部分が iRMC S4 に統合され、PrimeCollect アーカイブファイルを作成する eLCM PrimeCollect 機能を持っています。

ServerView Agentsを通じて PrimeCollect を使用する場合、システムのいずれかで PrimeCollect を手動で起動して、ログデータを記録する必要があります。

eLCM PrimeCollect の場合は、iRMC S4 と ServerView AgentsまたはServerView Agentless Service との間のやりとりに基づいて PrimeCollect アーカイブファイルを作成します。eLCM PrimeCollect 機能を使用するには、ServerView Agentsまたは ServerView Agentless Service が必要です。

ServerView Agentsまたは ServerView Agentless Service が実行されていない場合でも、主にサービスインシデントからなるハードウェアおよびソフトウェアの情報の一部を、iRMC からアウトオブバンドで直接取得できます。この情報はシステムレポートで提供されます。システムレポートの詳細は、『iRMC S4 - integrated Remote ManagementController』マニュアルを参照してください。

たとえば、eLCM PrimeCollect を使用して PrimeCollect アーカイブを作成し、iRMC S4 の SD カードに保存できるので、eLCM PrimeCollect では ServerViewPrimeCollect を拡張してサポートします。

セキュリティの設定PrimeCollect で作成したアーカイブを送信する前に内容を確認し、セキュリティ運用で必要な場合は、アーカイブをサポートに送信する前に、アーカイブの個々のファイルを削除することができます。アーカイブを一切送信しないように指定することもできます。

ServerView PrimeCollect 4

1.1 対象ユーザ

1.1 対象ユーザ本書はシステム管理者、ネットワーク管理者、およびハードウェアやソフトウェアの十分な知識をもったサービス技術者を対象としています。

1.2 以前のマニュアルからの変更点この版は、ServerView V7.10 以降の ServerView PrimeCollect のみ有効であり、『ServerView Suite、PrimeCollect』オンラインマニュアル 2015 年 2 月版を更新したものです。

このマニュアルでは、以下の変更と追加について主に説明します。

l 新しいバージョンのアップデート。

l 新しい章20 ページの VMware 向け iRMC システムレポート。

l VMware ESX はサポートされなくなりました。

1.3 ServerView Suite リンク集ServerView Suite リンク集により、富士通は ServerView Suite およびPRIMERGY サーバに関するさまざまなダウンロードや詳細情報を提供します。

ServerView Suite には、以下のトピックに関するリンクがあります。

l サポートデスクl マニュアルl 製品情報l セキュリティ情報l ソフトウェアのダウンロード

ServerView PrimeCollect 5

1.3 ServerView Suite リンク集

ダウンロードには以下が含まれます。o ServerView Suite の現在のソフトウェアステータスおよびその他の

Readme ファイル。o ServerView Update Manager により PRIMERGY サーバをアップデー

トする場合、および ServerView Update Manager Express により個々のサーバをローカルでアップデートする場合の、システムソフトウェアコンポーネント(BIOS、ファームウェア、ドライバ、ServerView エージェントおよび ServerView Update Agent)の情報ファイルおよびアップデートセット。

o ServerView Suite のすべてのドキュメントの最新バージョン。ダウンロードは富士通 Web サーバから無償で入手できます。

PRIMERGY サーバには、以下のトピックに関するリンクがあります。

l サポートデスクl マニュアルl 製品情報l スペアカタログ

ServerView Suite リンク集へのアクセスServerView Suite のリンク集にアクセスする方法はいくつかあります。

1. ServerView Operations Manager から。

l 開始ページまたはメニューバーで「ヘルプ」–「リンク」を選択します。

2. 富士通マニュアルサーバの ServerView Suite のオンラインドキュメントの開始ページから。

次のリンクを使用して、オンラインドキュメントの開始ページにアクセスします。

http://manuals.ts.fujitsu.com

l 左側の選択リストで「x86 Servers」を選択します。l 右側で、「選択されたマニュアル」の「PRIMERGY ServerView Links」を

クリックします。

3. ServerView Suite DVD 2 からl PRIMERGY ServerView Suite DVD 2 の開始ウィンドウで、

「ServerView Software Products」を選択します。l メニューバーで「Links」を選択します。

ServerView Suite リンク集の開始ページが開きます。

ServerView PrimeCollect 6

1.4 ServerView Suite のマニュアル

1.4 ServerView Suite のマニュアルマニュアルはインターネットから無料でダウンロードできます。インターネットのオンラインドキュメントは、 http://manuals.ts.fujitsu.comの「x86 Servers」リンクをクリックすると入手できます。

ServerView Suite にあるマニュアルの概要およびファイル構造については、ServerView Suite サイトマップを参照してください(ServerView Suite –ServerView Suite マニュアルアップデートリスト)。

ServerView PrimeCollect 7

1.5 本書の表記

1.5 本書の表記このマニュアルでは以下の表記規則を使用します。

本書の表記 説明データの損失やデバイスの損傷の可能性があるさまざまな種類のリスクを表示します。追加関連情報とヒントを表示します。

太字 インターフェース要素の名前を示します。等間隔表示 パスおよびファイル名など、出力やシステム要

素を示します。monospacesemibold(太字

の等間隔表示)

キーボードを使用して入力するテキストを示します。

青字の文字列 関連するトピックへのリンクを示します。ピンクの文字列 すでに表示したリンクを示します。<abc> 実際の値に置き換える必要のある変数を示しま

す。[abc] オプション(構文)を示します。[key] キーボード上のキーを示します。大文字のテキ

ストを入力する場合、[Shift] キーを指定します。たとえば、A を入力する場合は [SHIFT] +[A]を押します。2 つのキーを同時に押す場合は、2 つのキーをプラス記号で連結して示します。

画面画面のスクリーンショットはある程度システムに依存するため、ご利用のシステムと必ずしも詳細まで完全に同じではありません。また、メニューとコマンドもシステムによって異なることがあります。

ServerView PrimeCollect 8

2 Windows 環境での PrimeCollect

2.1 PrimeCollect の起動各種オプションを使用して、固有のソフトウェア要件を必要とする PrimeCollectを起動することができます。

2.1.1 管理サーバからオンライン起動する方法

管理サーバの要件

l Windows ベースの管理サーバo Windows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2o ServerView Operations Manager バージョン 4.91 以降

l Linux ベースの管理サーバo Linux(Red Hat/SUSE)o ServerView Operations Manager バージョン 4.91 以降

PRIMERGY サーバの要件

l Windows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2

l ServerView Agentsバージョン 4.91 以降

お使いのOS 用のServerView Agentsは、ServerView Suite DVD 2、または富士通の Web ページより入手できます。

http://support.ts.fujitsu.com/prim_supportcd/start.html

ServerView Agentsは、ServerView Suite DVD 2 の「ServerViewSoftware Products」 – 「実行」にあります。「ServerView」 – 「Agentsand Providers」の順に選択して、適切なプログラムを起動してください。

Web サーバで「Software Products」 - 「ServerView 」- 「Agents andProviders」ディレクトリに移動します。

ServerView Agentsをインストールする際、PrimeCollectも自動的にインストールされます。アップデートインストールの場合は、PrimeCollect を手動で選択してください。

l RAID 情報の収集o ServerView RAID Managerバージョン 5.0 以降

ServerView PrimeCollect 9

2.1 PrimeCollect の起動

管理サーバからオンライン起動する方法

ServerView Operations ManagerからPrimeCollectを起動する方法は、次のとおりです。

1. 対象とするPRIMGERY サーバを、サーバリストから選択します。2. メンテナンスメニューの 診断情報収集(PrimeCollect) を選択します。

このエントリは、ServerView Agentsが検索されるサーバにインストールされている場合のみ表示されます。

2.1.2 PRIMERGYサーバ上でオンライン起動する方法

Windows のフルメモリダンプがある場合、こちらについても zip ファイルを取得してください(サポートに指示された場合のみ必要となります)。メモリダンプを格納するには、Administrator ユーザアカウントを使用して PrimeCollect を起動します。

PRIMERGY サーバの要件

l Windows のスタートメニューの場合o Windows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2o ServerView Agentsバージョン 4.91 以降

お使いの OS 用のServerView Agentsは、ServerView Suite DVD 2 または富士通の Web ページより入手できます。

http://support.ts.fujitsu.com/prim_supportcd/start.html

ServerView Agentsは、ServerView Suite DVD 2 の「ServerViewSoftware Products」 – 「実行」にあります。「ServerView」 – 「Agentsand Providers」の順に選択して、適切なプログラムを起動してください。

Web サーバで「Software Products」 - 「ServerView 」- 「Agents andProviders」ディレクトリに移動します。

ServerView Agentsをインストールする際、PrimeCollectも自動的にインストールされます。

l PRIMERGY サーバ上でのオンライン起動には、管理者権限が必要です。

l ServerView Suite DVD 2 または Web サーバから起動する場合o DVD 2 バージョン 11.14.11 以降o Windows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2

この場合、ServerView Agentsをインストールする必要はありません。

l RAID 情報の収集o ServerView RAID Managerバージョン 5.0 以降

ServerView PrimeCollect 10

2.1 PrimeCollect の起動

PRIMERGYサーバ上でオンライン起動する方法PrimeCollect.exe プログラムを起動して PrimeCollect を起動する方法は、次の 2通りあります。

l Windows のスタートメニューを使用

「スタート」 – 「プログラム」 – 「Fujitsu ServerView Suite」 – 「Agents」– 「PrimeCollect」

l ServerView Suite DVD 2 またはディレクトリ内の Web サーバを使用

「ServerView」 - 「Maintenance & Update」

2.1.3 PRIMERGYサーバ上でオフライン起動する方法

PRIMERGY サーバの要件

l ServerView Suite DVD 1 バージョン 11.14.11 以降

DVD の Windows PE から実行されるため、PRIMERGY サーバ上の OS は問いません。

この方法では、OS のバージョンやドライバなどといった、サーバ上にインストールされているOSについての情報をPrimeCollectで得ることはできません。これらの情報は、別途サポートへご提供ください。

l RAID 情報の収集o ServerView RAID Managerバージョン 5.0 以降

PRIMERGYサーバ上でオフライン起動する方法PRIMERGY サーバ上で PrimeCollect をオフラインで起動する方法

1. ServerView Suite DVD 1 バージョン 11.14.11 以降からサーバを起動します。

2. 最初のダイアログボックスで PrimeCollect を選択します。

3. 適切なキーボードレイアウトを選択します。

4. バックアップ用のメディアとしてリムーバブルメディアまたはネットワークドライブを入力して、PrimeCollect 結果ファイルを保存します。

ServerView PrimeCollect 11

2.2 PrimeCollect の実行

5. 「次へ」をクリックします。

2.2 PrimeCollect の実行PrimeCollect の使用には、ハードウェアおよびソフトウェアのデータを収集し、1つまたは 2 つの zip ファイルに結果ファイルをまとめるという 2 つの関連のあるステップがあります。

PRIMERGY サーバ上でオンライン起動し、メモリダンプが存在する場合は、別途、zip ファイルとして格納することができます(サポートに指示された場合のみ必要となります)。メモリダンプを格納するには、Administrator ユーザアカウントを使用して PrimeCollect を起動します。

ServerView PrimeCollect 12

2.2.1 データの収集および格納

PrimeCollect を管理サーバから起動した場合の画面例

1. 診断情報収集(PrimeCollect) を選択した後、 「診断情報収集」をクリックしてデータを収集します。

診断情報収集 をクリックした後にリンクが表示されます。

2. 表示されたリンクをクリックして結果ファイルを保存します。

最大 7 つの PrimeCollect アーカイブを作成できます。リングバッファの原理により上書きされない、特別な「基準イメージ」を 1 つ定義することができます。

ServerView PrimeCollect 13

ローカルで起動した場合の画面例

1. PrimeCollect を起動した後、「診断情報収集」をクリックしてデータを収集します。

PrimeCollectをオフラインで起動した場合は、外部データ媒体(例USB メモリなど)を使ってデータを保存してください。

PRIMERGY サーバ上でオンライン起動し、メモリダンプが存在する場合は、別途、zip ファイルとして格納することができます(サポートに指示された場合のみ必要となります)。メモリダンプを格納するには、Administrator ユーザアカウントを使用して PrimeCollect を起動します。

オフライン起動を行った場合は、OS にアクセスしていないため、フルメモリダンプを保存することはできません。

2. 診断情報収集 をクリックし、データの収集が完了した後、「保存」および 「ダンプを保存」をクリックして結果ファイルを保存してください。

最大 7 つの PrimeCollect アーカイブを作成できます。リングバッファの原理により上書きされない、特別な「基準イメージ」を 1 つ定義することができます。

ServerView PrimeCollect 14

3 Linux 環境での PrimeCollect

3.1 PrimeCollect の起動各種オプションを使用して、固有のソフトウェア要件を必要とする PrimeCollectを起動することができます。

3.1.1 管理サーバからオンライン起動する方法

管理サーバの要件

l Windows ベースの管理サーバo Windows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2o ServerView Operations Manager バージョン 4.91 以降

l Linux ベースの管理サーバo Linux(Red Hat/SUSE)o ServerView Operations Manager バージョン 4.91 以降

PRIMERGY サーバの要件l Linux(Red Hat/SUSE)および ServerView Agentsバージョン 4.91 以降

お使いのOS 用のServerView Agentsは、ServerView Suite DVD 2、または富士通の Web ページより入手できます。

http://support.ts.fujitsu.com/prim_supportcd/start.html

ServerView Agentsは、ServerView Suite DVD 2 の「ServerView SoftwareProducts」 – 「実行」をクリックし、。「ServerView」 – 「Agents andProviders」の順に選択して、適切なプログラムを起動してください。

Web サーバで「Software Products」 - 「ServerView」- 「Agents andProviders」ディレクトリに移動します。

ServerView Agentsをインストールする際、PrimeCollectも自動的にインストールされます。アップデートインストールの場合は、PrimeCollect を手動で選択してください。

l RAID 情報の収集o ServerView RAID Managerバージョン 5.0 以降

ServerView PrimeCollect 15

3.1 PrimeCollect の起動

管理サーバからオンライン起動する方法ServerView Operations ManagerからPrimeCollectを起動する方法は、次のとおりです。

1. 対象とするPRIMGERY サーバを、サーバリストから選択します。2. メンテナンスメニューの 診断情報収集(PrimeCollect) を選択します。

このエントリは、ServerView Agentsが検索されるサーバにインストールされている場合のみ表示されます。

3.1.2 PRIMERGYサーバ上でオンライン起動する方法

PRIMERGY サーバの要件ll Linux(Red Hat/SUSE)および ServerView Agentsバージョン 4.91 以降

お使いのOS 用のServerView Agentsは、ServerView Suite DVD 2、または富士通の Web ページより入手できます。

http://support.ts.fujitsu.com/prim_supportcd/start.html

ServerView Agentsは、ServerView Suite DVD 2 の「ServerViewSoftware Products」 – 「実行」をクリックし、。「ServerView」 –「Agents and Providers」の順に選択して、適切なプログラムを起動してください。

Web サーバで「Software Products」 - 「ServerView」- 「Agents andProviders」ディレクトリに移動します。

ServerView Agentsをインストールする際、PrimeCollectも自動的にインストールされます。

l PRIMERGY サーバ上でのオンライン起動には、管理者権限が必要です。

l ServerView Suite DVD 2 または Web サーバから起動する場合o DVD 2 バージョン 11.14.11 以降o Linux(Red Hat/SUSE)

この場合、ServerView Agentsをインストールする必要はありません。

l RAID 情報の収集o ServerView RAID Managerバージョン 5.0 以降

PRIMERGYサーバ上でオンライン起動する方法

PrimeCollect.exe プログラムを起動して PrimeCollect を起動する方法は、次の 2通りあります。

ServerView PrimeCollect 16

3.1 PrimeCollect の起動

l PrimeCollect スクリプトの使用o コマンドラインから PrimeCollect スクリプトを実行します。o /usr/sbin/ ディレクトリを選択します。

そこに PrimeCollect スクリプトがあります。o PrimeCollect のスクリプトを呼び出します。

l srvmagt スクリプトの使用o diag オプションを使用して srvmagt を実行します。o ターミナルを(ルートで)開きます。o 次のコマンドを入力します。

srvmagt diag

diag オプションは、PrimeCollect(8)call を使用して診断情報を収集します。

ServerView PrimeCollect 17

3.2 PrimeCollect の実行

3.2 PrimeCollect の実行PrimeCollect の使用には、ハードウェアおよびソフトウェアのデータを収集し、1つまたは 2 つの zip ファイルに結果ファイルをまとめるという 2 つの関連のあるステップがあります。

3.2.1 データの収集および格納

PrimeCollect を管理サーバから起動した場合の画面例

1. 診断情報収集(PrimeCollect) を選択した後、 「診断情報収集」をクリックしてデータを収集します。

診断情報収集 をクリックした後にリンクが表示されます。

2. 表示されたリンクをクリックして結果ファイルを保存します。

最大 7 つの PrimeCollect アーカイブを作成できます。リングバッファの原理により上書きされない、特別な「基準イメージ」を 1 つ定義することができます。

ServerView PrimeCollect 18

3.2 PrimeCollect の実行

ローカルで起動した場合の画面例

スクリプトを実行するとデータが収集され、zip または tar.gz ファイル内に自動的に保存されます(上記図をご覧ください)。

最大 7 つの PrimeCollect アーカイブを作成できます。リングバッファの原理により上書きされない、特別な「基準イメージ」を 1 つ定義することができます。

ServerView PrimeCollect 19

4 VMware 向け iRMC システムレポートハードウェアおよびソフトウェアの情報は、通常、ホストオペレーティングシステム上で実行される ServerView Agentsまたは ServerView Agentless Service によって収集されます。ServerView Agentsまたは ServerView Agentless Serviceが実行されていない場合でも、主にサービスインシデントからなるハードウェアおよびソフトウェアの情報の一部を、iRMC からアウトオブバンドで直接取得できます。収集された情報は iRMC のシステムレポートに表示されます。

以下の項目の情報が提供されます。

l BIOS

l システムプロセッサ

l メモリ

l 温度センサ

l 電源の供給

l 電圧センサ

l IDPROMS

l PCI デバイス

l システムイベントログ(SEL)

l 内部イベントログ

l 起動ステータス

l 管理コントローラ

VMware ESXi サーバの場合、ServerView Agentsまたは ServerView AgentlessService が実行されていないため、利用できるのは iRMC のシステムレポートのみです。

ServerView PrimeCollect 20

iRMC Web インターフェースの「システム情報」エントリには、「システムレポート」ページへのリンクがあります。

ここで、ブラウザに情報を表示したり、report.xml ファイルとしてローカルのダウンロードディレクトリに保存したりすることができます。保存された各レポートファイルについて、「report.xml」ボタンが「システムレポート」ページの下部に表示されます。対応するボタンをクリックして、レポートファイルを開けます。

または、cURL または Visual Basic スクリプトを使用して、生成された XML ファイルをダウンロードして自動的に評価できます。

システムレポートおよびスクリプトによる iRMC レポートのダウンロードと自動評価の詳細については、『iRMC S4 - integrated Remote ManagementController』マニュアルを参照してください。

ServerView PrimeCollect 21

5 eLCM PrimeCollecteLCM PrimeCollect を使用するには、iRMC S4 で PRIMERGY サーバのファームウェアに総合的なライフサイクル管理機能が統合され、内蔵 SD カードが搭載されている必要があります。

eLCM PrimeCollect の場合は、iRMC S4 と ServerView AgentsまたはServerView Agentless Service との間のやりとりに基づいて PrimeCollect アーカイブファイルを作成します。eLCM PrimeCollect 機能を使用するには、ServerView Agentsまたは ServerView Agentless Service が必要です。

eLCM PrimeCollect は ServerView PrimeCollect をサポートします。

iRMC S4 に提供される帯域外 eLCM で、以下の PrimeCollect 機能とユーザビリティを拡張および強化します。

l PrimeCollect アーカイブの作成を自動的にまたはスケジュールして行います。l ServerView Agentsまたは ServerView Agentless Service からの

PrimeCollect アーカイブには、iRMC システムレポート情報も含まれています。

l PrimeCollect アーカイブファイルを iRMC S4 SD カードに保存します。特に、リングバッファの原理により上書きされない、特別な「基準イメージ」を 1つ定義することができます。

l PrimeCollect アーカイブの履歴を管理します。l Management LAN または AIS Connect(AutoImmuneSystems©)を使用

して PrimeCollect アーカイブを別のサーバに転送します。

l PrimeCollect アーカイブを iRMC S4 Web インターフェースに表示します。

eLCM PrimeCollect 機能は、iRMC S4 web インターフェースの「診断情報収集(PrimeCollect)」ページで設定および開始することができます。

ServerView PrimeCollect 22

「システムの概要」ページの「システム情報」グループに、ServerViewAgentless Service をサーバで使用可能かどうか表示されます。

PrimeCollect アーカイブ作成の開始と iRMC S4 へのダウンロードアーカイブ作成の開始は、直ぐに実行するか、固定日にまたは定期的に自動的に行うことができます。対応する設定は、「アーカイブ作成をスケジュール」グループで行うことができます。詳細は、マニュアル『iRMC S4 - integrated RemoteManagement Controller』を参照。

設定によっては、「起動する」をクリックすると、直ぐにまたはタイマーでスケジュールして、アーカイブの作成とダウンロードが開始されます。

PrimeCollect アーカイブの作成が開始されると、iRMC S4 は ServerViewAgentsまたは ServerView Agentless Service に通知し、その後 PrimeCollectアーカイブを作成します。アーカイブの作成には通常数分かかります。アーカイブの作成が完了すると、iRMC S4 は新しく生成されたアーカイブを管理対象サーバのファイルシステムから転送して iRMC S4 SD カードに保存します。最大 7 つのPrimeCollect アーカイブを作成できます。

アーカイブの作成とダウンロードの進行中には、「アーカイブ作成をスケジュール」グループにステータス情報が表示されます。

使用可能なアーカイブのリストiRMC S4 SD カードで使用可能なすべての PrimeCollect アーカイブ(最大 7 つ)は、「診断情報(PrimeCollect)アーカイブリスト」グループに表示されます。リングバッファの原理により上書きされない、特別な「基準イメージ」を 1 つ定義することができます。また、アーカイブは「診断情報(PrimeCollect)アーカイブリスト」から削除したり、ファイルとして保存することができます。

ServerView PrimeCollect 23

Fujitsu のテクニカルサポートは AIS Connect を使用して PrimeCollect アーカイブにアクセス可能iRMC S4 の eLCM AIS Connect 機能により、Fujitsu のテクニカルサポートは、AIS Connect を使用して iRMC S4 から PrimeCollect アーカイブを取得することができます(詳細は、『iRMC S4 - integrated Remote ManagementController』マニュアルを参照)。

ServerView PrimeCollect 24

6 zipファイルの内容についてzipファイルの内容はサーバのOSやシステム構成によって異なります。

また、管理対象サーバで使用できるのが ServerView Agentsか ServerViewAgentless Service かによっても異なります。

次の表に、ファイルに含まれる主な結果ファイルの概要を示します。この表ではスナップショットのみ示し、詳細については説明しません。

ファイルには、次のような出力ファイルが格納されています。

ファイル 説明

20140903075958 ServerView アーカイブファイル

Application_log.evtSystem_log.evt

Windows イベントログファイル

Application_log.evtxSystem_log.evtx

Windows イベントログファイル

APPLICATION_LOG.TXT SYSTEM_LOG.TXT

Windows イベントログファイル(テキスト形式)

Boot.iniBCD_Backup

Windows ブート設定ファイル

cluster.log クラスタ情報

CommonConfig.ccs ServerView サーバ制御設定スペースファイル

Getosvmco.log Getosvmco コンソールログHotfix_Registry.log

Hotfix_WMI.logインストール済ホットフィックス

IdpRead.log IDPROM_v1.1.binの作成ログ 、テキスト形式のIDPROMデータを含む

IPConf.log Ipconfig ログファイル

Mini Dump 26 *.dmp

Windows ミニダンプ

MR0.txt MegaRAIDログファイル

msinfo32.nfo MSINFO32 の出力

ServerView PrimeCollect 25

ファイル 説明

PCSysscan_Report.htmlPCSysscan_Report.xml

PCSysScanプログラムの出力ファイルです。どちらも同じ情報が入っていますが、ファイル形式が異なります(xmlおよびhtml)。ファイル内には、分析したシステムの総合的なハードウェア/ソフトウェアの情報が含まれています。

RAIDLog.xmlsnapshot.xmlSVRAID_Config.txtSVRAID_System.txt

これらのファイルには ServerView RAID Managerの結果が含まれます。

SDMI.log SDM32-Toolsの動作ログファイル

SDMI.SCD DMIデータ

Threshold.cfg ServerView スレッシュホールド設定

VersionView.sav VersionView スナップショット

vmeDb.db VME agentsのデータベース

vme_status.xml VME agentsのログディレクトリのファイル

WHEA_Err_log.evtx Windows ハードウェアエラーアーキテクチャ$SystemRoot$\MiniDump ディレクトリ一式が存在する場合は、そのディレクトリもzipファイルに格納されます。

ServerView PrimeCollect 26