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AEC Collection
トレーニングテキスト (Civil3D グレーディング三昧)
2018年 05月 08日
Ver2.1
AEC Collection Training Text
目 次
1. はじめに ........................................................................................................................................... 1
2. グレーディングの基本 ....................................................................................................................... 1
3. 法小段作成 ....................................................................................................................................... 6
4. 法面面取り処理 .............................................................................................................................. 10
5. 法面留継ぎ処理 .............................................................................................................................. 17
6. 土砂処分場造成 ............................................................................................................................. 21
7. 計画線からコリドー .......................................................................................................................... 24
8. InfraWorks 土地領域 .................................................................................................................... 30
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AEC Collection Training Text
1. はじめに
本テキストでは Civil3Dのグレーディング作成に関する操作を解説していきます。
2. グレーディングの基本
Step1:Civil3D2019の起動
下記のアイコンをダブルクリックして Civil3D2019を起動します。
データセットにある grading.dwgを開きます。
現況地形と造成地の仕様が作図されている図面が開きます。
この章では Civil3Dのグレーディング作成ツールでできることを確認します。
Step2:造成面を示した長方形を現況地形に複写して配置します。
2
AEC Collection Training Text
Step3:標高を設定します。
「修正」タブの[設計]パネル[ポリライン標高を編集]を選択します。
作成したポリラインを画面上で指示し、50mの標高を指定します。
ESCキーで解除します。
Step4:グレーディングを作成します。
「ホーム」タブの「設計」パネル「グレーディング」「グレーディング作成ツール」を選択します。
「グレーディング作成ツール」 ツールバーから「グレーディングを作成」を選択します。
「グレーディンググループを作成」ダイアログで以下を設定し、「OK」を選択します。
「自動サーフェス作成」にチェック
「土量基準サーフェス」にチェック
「現況地形」を選択
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AEC Collection Training Text
「サーフェスを作成」画面はそのまま「OK」を選択します。
コマンドラインに「フィーチャを選択」と表示されるので、長方形を選択します。
計画線を作成ダイアログが表示されます。そのまま「OK」を選択します。
「グレーディング側面を選択」では、長方形の外側をクリックします。
続いてコマンドラインで以下を設定します。
「長さ全体に適用しますか」と表示されるので、そのまま[Enter]キーを押します。
「切土法面」は、「1」と入力し[Enter]キーを押します。
「盛土法面」は、「1」と入力し[Enter]キーを押します。
下図のようにグレーディングが作成されます。
Step5:中詰め
「グレーディング作成ツール」「中詰めを作成」を選択します。
「中詰めする領域を選択」で、長方形の内側をクリックします。
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AEC Collection Training Text
Step6:グレーディングの土量計算
「グレーディング作成ツール」「グレーディング土量ツール」を選択します。
「グレーディング土量ツール」ダイアログが表示され、切土、盛土、ネット土量を確認できます。
「グレーディンググループを高くする」「グレーディンググループを低くする」をクリックすると設定した単
位毎の変異を一覧で確認できます。グレーディングの形状も変更されます。
Step7:グレーディングの自動バランス
「グレーディング土量ツール」ダイアログの「自動バランスから自動的に標高を調整」を選択します。
「自動土量バランス」ダイアログで「OK」を選択します。
自動土量バランスによる結果の数値と形状が反映されます。
パネルの展開/折りたたみができます
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Step8造成面の斜面設定
「グレーディング作成ツール」の「標高エディタ」を選択し、計画線を選択します。
Step9:法面記号のスタイル変更
「グレーディング作成ツール」の「グレーディングプロパティ」を選択し、グレーディングを選択します。
切土/盛土のスタイルを変更し「OK」を選択すると、法面記号が変更されます。
盛土側の「標高」の数値を変更してグレーディング
形状が変わるのを確認してください。
※標高テーブルのリスト
から測点を選択し、「ズー
ム」を選択すると対象が
拡大表示されます。
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3. 法小段作成
Step1:DataSet フォルダから「法小段作成.dwg」を開きます。
この章ではグレーディング作成ツールで小段つきのグレーディングを作成します。
Step2:グレーディング基準セットを小段作成用に変更します。
[ホーム]タブから、[設計]パネル[グレーディング][グレーディング作成ツール]を選択します。
[グレーディング作成ツール]ツールバーの[基準セットを選択]ボタンをクリックします。
[基準セットを選択]ダイアログから
[MLIT-グレーディング小段]を選択します。
[グレーディング作成ツール]ツールバーから[グレーディンググループを設定]を選択します。
[グレーディンググループを作成]ダイアログが表示されるので、そのまま[OK]をクリックします。
[グレーディング作成ツール]ツールバーから
[相対標高@法面勾配(比)] スタイルを選択します。
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AEC Collection Training Text
Step3:一段目の法面を作成します。
[グレーディング作成ツール]ツールバーから[グレーディングを作成]ボタンを選択します。
コマンドラインに「フィーチャを選択」と表示されるので、長方形を選択します。
[計画線を作成]ダイアログが表示されるので、そのまま[OK]をクリックします。
グレーディング側面として、長方形の外側を指示します。
コマンドラインで以下を設定します。
[長さ全体に適用しますか]には、[はい]を選択します。
[相対標高:]には、[-5]と入力します。
[勾配:]には、そのまま[Enter]キーを押します。
面が作成されます。
Step4:小段部分を作成します。
[グレーディング作成ツール]ツールバーから[距離@小段]スタイルを選択します。
フィーチャを選択には、下図の通り作成されたグレーディングの外枠を指示します。
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AEC Collection Training Text
コマンドラインで以下を設定します。
[長さ全体に適用しますか]には、[はい]を選択します。
[距離を指定:]には、[Enter]キーを押します。
[勾配:]には、そのまま[Enter]キーを押します。
小段が作成されます。
Step5:二段目の法面を作成します。
[グレーディング作成ツール]ツールバーから [相対標高@法面勾配(比)] スタイルを選択します。
フィーチャを選択には、下図の通り作成された小段の外枠を指示します。
コマンドラインで以下を設定します。
[長さ全体に適用しますか]には、[はい]を選択します。
[相対標高:]には、[-5]と入力します。
[勾配:]には、そのまま[Enter]キーを押します。
図のように法面が作成されます。
Step6:二段目の小段部分を作成します。
[グレーディング作成ツール]ツールバーから[距離@小段]スタイルを選択します。
フィーチャを選択には、作成されたグレーディングの外枠を指示します。
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AEC Collection Training Text
コマンドラインで以下を設定します。
[長さ全体に適用しますか]には、[はい]を選択します。
[距離を指定:]には、[Enter]キーを押します。
[勾配:]には、そのまま[Enter]キーを押します。
二段目の小段部分が作成されました。
Step7:サーフェスへ法面を作成します。
[グレーディング作成ツール]ツールバーから[サーフェス@法面勾配(比)]スタイルを選択します。
[フィーチャを選択]には、作成された二段目の小段部分の外枠を指示します。
コマンドラインで以下を設定します。
[長さ全体に適用しますか]には、[はい]を選択します。
[切土法面:]には、[Enter]キーを押します。
[盛土法面:]には、[Enter]キーを押します。
図のように法面が作成されます。
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4. 法面面取り処理
Step1:データセットにある grading.dwgを開きます。
この章ではコリドーを使用して以下のようなグレーディングを作成します。
造成面を示した長方形を現況地形に複写して配置し、50mの標高を指定します。
Step2:線形を作成します。
「ホーム」タブの「設計」パネル「線形」「線形作成ツール」を選択します。
「線形ラベルセット」で「MLIT_非表示_線形ラベルセット」を選択し、「OK」を選択します。
ポリラインをなぞる際、中点にスナップすることを確認してください。
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「線形レイアウトツール」の「曲線なし」でポリラインをトレースします。
Step3:縦断を作成します。
「ホーム」タブの「設計」パネル「縦断」「サーフェスから縦断を作成」を選択します。
「サーフェスから縦断を作成」ダイアログの「サーフェスを選択」で「現況地形」を選択し「追加」を選択し
ます。「縦断ビューを作成」を選択します。
「縦断ビューを作成」ダイアログで「縦断ビューを作成」を選択し、適当なところに配置します。
ここからスタートします。
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「ホーム」タブの「設計」パネル「縦断」「縦断作成ツール」を選択し、縦断ビューを選択します。
「縦断を作成」ダイアログはそのまま「OK」を選択します。
「縦断レイアウト ツール」で「接線を引く」を選択し、以下図のように始点と終点をクリックします。
「縦断レイアウト ツール」で①「縦断レイアウトパラメータ」を選択し、②「PVIを選択」をクリックします。
接線の始点を選択し、「PVI標高」に「50」と入力します。
終点も選択し、同様に選択し「PVI標高」に「50」と入力します。
「縦断レイアウト ツール」と「縦断レイアウトパラメータ」を閉じます。
始点 終点
① ②
50mの位置に縦断が
移動します
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Step4:アセンブリを作成します。
「ホーム」タブの「設計」パネル「アセンブリ」「アセンブリを作成」を選択します。
「アセンブリを作成」ダイアログはそのまま「OK」を選択し、アセンブリの基線の位置をクリックします。
「ホーム」タブの「パレット」パネル「ツールパレット」を選択し、「法面展開」タブを選択します。
「小段付き法面展開」を選択します。プロパティで以下の項目に値を入力します。
アセンブリ内のマーカーポイントを選択します。
Step5:コリドーを作成します。
「ホーム」タブの「設計」パネル「コリドー」「コリドー」を選択。
以下を設定して「OK」を選択します。
盛土法面:1.00:1
盛土の最大の高さ:5m
線形:作図した線形
縦断:縦断計画
アセンブリ:作成したアセンブリ
ターゲットのサーフェス:現況地形
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「基線とリージョンのパラメータ」ダイアログで「OK」を選択し、「コリドーを再作成」を選択します。
コリドーが作成されます。
コーナー部分にずれがあるので、頂点に合わせた法面になるように調整します。
コリドーを右クリックして「コリドープロパティ」を選択し、「パラメータ」タブを選択します。
アセンブリの「間隔」右側のアイコンをクリックします。
「追加の測点を指定」を選択し、4つのコーナーをクリックして選択し Enterキーを押します。
一覧表示された各測点の値をクリックし、最後に 1 と入力します(4つ)
「アセンブリに適用する間隔」ダイアログと「コリドープロパティ」ダイアログを「OK」を選択して閉じ、
「コリドーを再作成」を選択します。
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Step5:コリドーサーフェスを作成します。
コリドーをクリックし、「コリドー」タブの「パッドを起動」パネル「コリドーからポリライン」を選択しコリド
ーの外側エッジを選択します。
「計画線を選択」ダイアログで「法面全体」を選択して「OK」を選択します。Enterキーを押します。
コリドーを右クリックし「コリドープロパティ」を選択します。
「サーフェス」タブで「コリドーサーフェスを作成」を選択し、「コードを指定」で「トップ」が選択されている
状態で「サーフェス項目を追加」を選択します。
「境界」タブで「コリドーサーフェス」を右クリックし「ポリゴンから追加」を選択しコリドーの外側エッジを選
択します。
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「コリドープロパティ」ダイアログで「OK」を選択し、「コリドーを再作成」を選択します。
コリドーサーフェスが作成されます。
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5. 法面留継ぎ処理
Step1:造成面を示した長方形を現況地形に複写して配置し、50mの標高を設定します。
この章では以下のようなグレーディングを作成します。
「ホーム」タブの「修正」パネル「オフセット」を選択します。
「オフセット距離を指定」で「50」と入力し Enter キーを押し、長方形のポリラインを選択し、外側にマウ
スカーソルを移動してクリックします。
オフセットして作成されたポリラインのプロパティ画面で「高度」に「0」と入力します。
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Step2:サーフェスを作成します。
「ツールスペース」の「プロスペクター」タブ「サーフェス」を右クリックして「サーフェスを作成」を選択し
ます。「名前」に「留継ぎサーフェス」と入力し「OK」を選択します。
作成されたサーフェスを展開し「定義」「等高線」を右クリックして「追加」を選択します。
「等高線データを追加」ダイアログはそのまま「OK」を選択します。
図のようにポリラインを 2つ選択し Enterキーを押します。
サーフェスが作成されます。
現況地形と一緒にオブジェクトビューアで確認すると現在の様子を確認できます。
①
②
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Step3:境界を作成します。
オフセットしたポリラインを選択し、「TINサーフェス」タブの「解析」「サーフェス間の最小距離」を選択
します。
「最初のサーフェスを作成」で Enterキーを押し、リストから「先ほど作成したサーフェス」を選択します。
「2番目のサーフェスを作成」で Enterキーを押し、リストから「現況地形」を選択します。
コマンドラインで以下を設定します。
「ポイントにズームしますか?」で Enterキーを押します。
「交差点を AutoCADポリラインとして作成しますか?」で Enterキーを押します。
3Dポリラインが作成されます。
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AEC Collection Training Text
「ツールスペース」の「プロスペクター」タブ「サーフェス」「作成したサーフェス」を展開し「定義」
「境界」を右クリックして「追加」を選択します。
「境界を追加」ダイアログはそのまま「OK」を選択し、3Dポリラインを選択します。
サーフェスを選択しオブジェクトビューアで確認すると留継ぎ処理がされていることを確認できます。
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6. 土砂処分場造成
この章では敷地境界からグレーディングを作成する手順を確認します。
Step1:長方形を現況地形に作図します。
Step2:グレーディングを作成します。
「ホーム」タブの「設計」パネル「グレーディング」「グレーディング作成ツール」を選択します。
「グレーディング作成ツール」 ツールバーから「標高」を選択します。
「グレーディングを作成」を選択します。
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「グレーディングを作成」ダイアログで以下を設定し、「OK」を選択します。
「グレーディングを作成」ダイアログで、「名前」に「土
砂処分場造成サーフェス」と入力し「OK」を選択しま
す。
コマンドラインに「フューチャーを選択」と表示されるので、長方形を選択
します。
「計画線を作成」ダイアログで「変換オプション」➡「標高を割り当てる」にチェックをして「OK」を選択しま
す。「標高を割り当てる」ダイアログの「サーフェスから」で「現況地形」を選択し「OK」をクリックします。
「自動サーフェス作成」にチェック
「土量基準サーフェス」にチェック
「現況地形」を選択
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「グレーディング側面を選択」では長方形の内側をクリックします。
コマンドラインで以下を設定します。
[長さ全体に適用しますか]には、[はい]を選択します。
[標高]には、[50]を入力し[Enter]キーを押します。
[切土法面:]には、[Enter]キーを押します。
[盛土法面:]には、[Enter]キーを押します。
図のように法面が作成されます。
Step4:中詰めをします。
「グレーディング作成ツール」 ツールバーから「中詰めを作成」を選択し天面を選択します。
Step5:土量を確認します。
「グレーディング作成ツール」 ツールバーから「グレーディング土量ツール」を選択します。
土量を確認できます。
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7. 計画線からコリドー
Step1:Civil3D2019の起動
下記のアイコンをダブルクリックして Civil3D2019を起動します。
データセットにある 01 Leveraging Corridors in Site Design.dwgを開きます。
Step2:計画線からコリドーを作成する
Civil3Dの「ホーム」タブの「設計」パネル「コリドー」を選択します。
コリドーの名前には「Parking Lot Islands」(任意の名前で OK)と入力し
ます。
次ぎに基線タイプとして「計画線」を選択します。
計画線には上図の駐車場の島を選択します。
計画線として「Curb 35」が選択されます。
アセンブリには「Curb」を選択します。
「基線とリージョンのパラメータを設定」のチェックを外します。
「OK」ボタンを押します。
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コリドーが作成されました。
Step3:計画線から作成したコリドーからサーフェスを作成する
作成したコリドーを選択して右クリック「コリドープロパティ」を選択します。
「コリドープロパティ-Parking Lot Islands」ダイアログが開くので、上図の通り選択してボタンを押します。
※データタイプには「計画線」を選択します。
上記の操作を繰り返して下図の通り 4つのコードを追加します。
「OK」ボタンを押してコリドーを再作成します。
作成されたコリドーサーフェスを確認します。
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AEC Collection Training Text
Step4:別の島をコリドーに追加する
前項で作成したコリドーを選択して右クリック「コリドープロパティ」を選択します。
コリドープロパティダイアログの「パラメータ」タブで「基線を追加」ボタンを押します。
コリドー基線を作成ダイアログで基線タイプに「計画線」を選択し、 ボタンを押して下図の通り隣の島を
選択します。
計画線として「Curb 33」が選択されたのを確認して「OK」ボタンを押します。
コリドープロパティダイアログに戻るので「Curb 33-(80)」を選択して右クリック「リージョンを追加」を選
択します。
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コリドーリージョンを作成ダイアログでアセンブリ「Curb」を選択して「OK」ボタンを押します。
コリドープロパティダイアログに戻るので「OK」ボタンを押してコリドーを再作成します。
コリドーに島が追加されました。
Step5:角部がある計画線をコリドーに追加する
前項で作成したコリドーを選択して右クリック「コリドープロパティ」を選択します。
コリドープロパティダイアログの「パラメータ」タブで「基線を追加」ボタンを押します。
コリドー基線を作成ダイアログで基線タイプに「計画線」を選択し、 ボタンを押して下図の通り隣の島を
選択します。
計画線として「Curb 32」が選択されたのを確認して「OK」ボタンを押します。
コリドープロパティダイアログに戻るので「Curb 32-(81)」を選択して右クリック「リージョンを追加」を選
択します。
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AEC Collection Training Text
コリドーリージョンを作成ダイアログでアセンブリ「Curb」を選択して「OK」ボタンを押します。
コリドープロパティダイアログに戻るので「OK」ボタンを押してコリドーを再作成します。
コリドーに島が追加されました。
作成されたコリドーを確認すると、新に追加した部分が窪んでいるのが確認出来ます。
これは追加した計画線の方向が誤っているためにこのような現象が発生しています。
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AEC Collection Training Text
Step6:計画線の方向を反転してコリドーを修正する
前項で追加した島の計画線を選択します。
※計画線のみを選択するには、表示順序を変更するか、Shiftキーを押しながら計画線部分を再度クリッ
クすることで計画線のみを選択することができます。
計画線のみ選択できると、下図のように「計画線:Curb32」のタブが表示されます。
反転ボタン を押して計画線の方向を反転します。
コリドーを選択して右クリック「コリドーを再作成」を選択します。
反転させた計画線でコリドーが再作成され、窪みが解消されていることが確認出来ます。
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8. InfraWorks 土地領域
この章では土地領域作成で自動的に盛土/切土が行われ土量算出が行われることを確認します。
Step1:InfraWorks を起動します。
※「土地領域」機能は 2019現在プレビュー機能となります。機能を表示させるには、p.33「土地領域の
表示」を参照してください。
「開く」を選択し、Dataset¥InfraWorksフォルダから sample.sqliteを選択します。
画面右上の「ブックマーク」から「土地領域」を選択します。
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Step2:土地領域を作成します。
オレンジのアイコンをクリックし、「コンセプトデザインのフィーチャを作成」を選択します。
「土地領域」を選択します。
※「土地領域」が表示されない場合は、p.33「土地領域の表示」を参照してください。
「描画スタイルを選択」ダイアログから「Material>Roadway>Surface Dark Gray Asphalt 3h 3w」を選
択します。
スタイルパレットを選択し、「グレーディング」タブを選択します。
「Rock Wall Cut, Grass Fill」を土地領域にドラッグ&ドロップします。盛土/切土が作成されます。
四つ角を示すようにクリックしながらエリアを指定します。
最後はダブルクリックして終了します。
Escキーを 2回押して機能を解除します。
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Step3:地形統計情報の確認。
オレンジのアイコンをクリックし、「モデルを解析」を選択します。
「土地統計情報」を選択します。
対象の範囲をクリックして指定します。最後はダブルクリックしてください。
周長、面積、斜面面積、切土/盛土量、ネット土量を確認できます。
Step4:土地領域検討
作成した領域をクリックして、高低を変更します。
再度、「土地統計情報」で、情報を確認できます。
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※土地領域の表示
フューチャーの作成画面に「土地領域」が表示されない場合は、「土地領域とグレーディング動作」の設定を
有効にする必要があります。
「ホーム」画面の右側にある、[土地領域とグレ
ーディング動作] を有効にします。
「使用規約」が表示されますので、[同意する]
にし、「閉じる」を押します。
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