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ここに含まれる情報は無償で提供するもので、現段階の知見の上では正確なものです。 しかし、当該情報やその中で取り上げられる製品を使用する状況や条件は変わることがあり制御できないため、明示または黙示を問わず当該情報や 当該製品の使用に関連または起因した商品性や適合性等に対してまたは特許侵害に対していかなる保証もせず、また一切の責任を負うものではありません。 Concrete Canvas Ltd. 2013 03-3714-3341 [email protected] www.taiyokogyo.co.jp/CC ユーザーガイド 種類 厚さ (mm) バッチロール の面積 (m 2 ) バルクロール の面積 (m 2 ) ロール幅 (m) CC5 5 10 200 1.0 CC8 8 5 125 1.1 CC13 13 特注 80 1.1 種類 単位重量 (未硬化) (kg/m2) 比重 (未硬化) (kg/m3) 比重 (硬化後) (kg/m3) CC5 7.0 1500 +30~35% CC8 12.0 1500 +30~35% CC13 19.0 1500 +30~35% 硬化反応 ワーキングタイム 1~2時間(気温による) コンクリートキャンバスは水和開始後 24 時間で 80%の強 度発現をします。 水和方法 繊維シート面に散水し、数分後に手で触って濡れた感 触が持続するまで散水します。 以下の場合には1時間後に再度散水して下さい: ・CC5 を施工する場合 ・急斜面や垂直な壁に敷設する場合 ・熱帯地区で施工する場合 注記 コンクリートキャンバスは過水和することがありません ので水をかけ過ぎる程度までかけることをお勧めします。 最少水セメント比(重量比)は 1:2 です。 高圧水を直接コンクリートキャンバスにかけないで下さ い。水途ができる恐れがあります。 コンクリートキャンバスは塩水でも真水でも水和します。 コンクリートキャンバスは水中でも水和・硬化します。 コンクリートキャンバスは水和後 1~2 時間はワーカブル な状態にあります。硬化開始後は動かさないようにして下 さい。 熱帯地域ではワーカブルな時間は減少します。 コンクリートキャンバスは 24 時間で所定の強度に達し、 さらに数年に渡り強度増進します。 コンクリートキャンバスが完全に飽和しないと硬化が遅 れ、強度発現しにくくなります。硬化が遅れた場合には大 量の水で再水和させて下さい。 コンクリートキャンバスの水和方法により硬化させた データに基づいています。 強度 早期に高強度を発現するのがコンクリートキャンバスの基 本的な特性です。強度等物理特性は以下の通りです。 圧縮強度(ASTM C 109-02) ・材齢 10 日(MPa) 40 曲げ強度(BS EN 12467:2004) ・材齢 10 日強度(MPa) 3.4 ・材齢 10 日曲げヤング率(MPa) 180 引張データ(ひび割れ発生時) 引張強度(kN/m) 種類 延長方向 幅方向 CC5 6.7 3.8 CC8 8.6 6.6 CC13 19.5 12.8 すり減り抵抗(DIN 52108) ・OPC の 2 倍程度 0.10gm/cm 2 以下 モース硬度 4~5 静的貫入抵抗(EN ISO 12236:2007) (CC8 及び CC13 のみ) ・最少貫入力 2.69kN ・最大変位量 38mm 耐通行荷重(EN 1991-1-1:2002) (CC8 及び CC13 のみ) ・カテゴリーG ・車両荷重(二軸) 30~160kN ・分布荷重 5kN/m 2 以下 パイプラインコーティング衝撃抵抗性試験 (ASTM G13) ( CC13 のみ) 合格 その他 凍結融解試験(BS EN 12467:2004 part5.5.2) 合格 乾湿繰返試験(BS EN 12467:2004 part5.5.5) 合格 防水試験(BS EN 12467:2004 part5.4.4) 合格 ** 耐火性 コンクリートキャンバスはユーロクラス B の 認定を得ています。 (BS EN 13051-1:2007+A1:2009 B-s,d0) コンクリートキャンバスは MSHA 承認を得ています。 (MSHA 30CFR, Part7, Subchapter B,§7.24) コンクリートキャンバスは以下の特許を取得しています。 AE (932/2006), AU (2005254788), BR (PI 0511408-0), CA (2570532),CA (2655054), EP (1766162), EP (2027319), GB (2455008), IN (20/DELNP/2007),JP (2007-516049), NO (20070245), RU (2386767), SA (12/303,864), US (7721749),US (US-2010-0233417-A1), WO 2010/086618, ZA (2007/0471), ZA (2009/00222) その他出願中 カタログ値です。 バルクロールにおいて 100mm 以下の筋状欠陥が幅方向に生じることがあります。こ れは製造工程上避けられない現象であります。この欠陥は1巻当たり最大1ヵ所のみ であり赤タグでマーキングしてあります。この欠陥部の物性はこの材料データシート で指定された性能を満足しないため現場において適正な部位同士を接合する必要があ ります。この筋状の欠陥による使用不可部位は最大でも 100mm です。バッチロール ではこの欠陥はありません。 ** 100%の防水性が必要な場合には適切な防水ライナー上の保護層としてコンクリート キャンバスをご使用下さい。100%の防水性をコンクリートキャンバスのみで得よう とすることはお勧めできません。 コンクリートキャンバスの材料データ コンクリートキャンバスの規格 * コンクリートキャンバスの特性 硬化後の物理特性

ユーザーガイド - Taiyo Kogyo Corporation...CC5 5 10 200 1.0 CC8 8 5 125 1.1 CC13 13 特注 80 1.1 種類 単位重量 (未硬化) (kg/m2) 比重 (未硬化) (kg/m3) 比重 (硬化後)

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  • ここに含まれる情報は無償で提供するもので、現段階の知見の上では正確なものです。 しかし、当該情報やその中で取り上げられる製品を使用する状況や条件は変わることがあり制御できないため、明示または黙示を問わず当該情報や 当該製品の使用に関連または起因した商品性や適合性等に対してまたは特許侵害に対していかなる保証もせず、また一切の責任を負うものではありません。

    Ⓒ Concrete Canvas Ltd. 2013

    03-3714-3341 [email protected] www.taiyokogyo.co.jp/CC

    ユーザーガイド

    種類 厚さ(mm) バッチロールの面積(m2)

    バルクロールの面積(m2)

    ロール幅(m)

    CC5 5 10 200 1.0 CC8 8 5 125 1.1 CC13 13 特注 80 1.1

    種類 単位重量 (未硬化) (kg/m2)

    比重 (未硬化) (kg/m3)

    比重 (硬化後) (kg/m3)

    CC5 7.0 1500 +30~35% CC8 12.0 1500 +30~35% CC13 19.0 1500 +30~35%

    硬化反応 ワーキングタイム 1~2 時間(気温による) コンクリートキャンバスは水和開始後 24 時間で 80%の強度発現をします。 水和方法 繊維シート面に散水し、数分後に手で触って濡れた感触が持続するまで散水します。 以下の場合には1時間後に再度散水して下さい: ・CC5 を施工する場合 ・急斜面や垂直な壁に敷設する場合 ・熱帯地区で施工する場合 注記 コンクリートキャンバスは過水和することがありませんので水をかけ過ぎる程度までかけることをお勧めします。

    最少水セメント比(重量比)は 1:2です。 高圧水を直接コンクリートキャンバスにかけないで下さい。水途ができる恐れがあります。

    コンクリートキャンバスは塩水でも真水でも水和します。 コンクリートキャンバスは水中でも水和・硬化します。 コンクリートキャンバスは水和後 1~2 時間はワーカブルな状態にあります。硬化開始後は動かさないようにして下さい。

    熱帯地域ではワーカブルな時間は減少します。 コンクリートキャンバスは 24 時間で所定の強度に達し、さらに数年に渡り強度増進します。

    コンクリートキャンバスが完全に飽和しないと硬化が遅れ、強度発現しにくくなります。硬化が遅れた場合には大量の水で再水和させて下さい。

    コンクリートキャンバスの水和方法により硬化させたデータに基づいています。 強度 早期に高強度を発現するのがコンクリートキャンバスの基本的な特性です。強度等物理特性は以下の通りです。 圧縮強度(ASTM C 109-02) ・材齢 10 日(MPa) 40 曲げ強度(BS EN 12467:2004) ・材齢 10 日強度(MPa) 3.4 ・材齢 10 日曲げヤング率(MPa) 180 引張データ(ひび割れ発生時)

    引張強度(kN/m) 種類 延長方向 幅方向 CC5 6.7 3.8 CC8 8.6 6.6 CC13 19.5 12.8

    すり減り抵抗(DIN 52108) ・OPC の 2倍程度 0.10gm/cm2以下 モース硬度 4~5 静的貫入抵抗(EN ISO 12236:2007) (CC8 及び CC13 のみ) ・最少貫入力 2.69kN ・最大変位量 38mm 耐通行荷重(EN 1991-1-1:2002) (CC8 及び CC13 のみ) ・カテゴリーG ・車両荷重(二軸) 30~160kN ・分布荷重 5kN/m2以下 パイプラインコーティング衝撃抵抗性試験 (ASTM G13) (CC13 のみ) 合格 その他 凍結融解試験(BS EN 12467:2004 part5.5.2) 合格 乾湿繰返試験(BS EN 12467:2004 part5.5.5) 合格 防水試験(BS EN 12467:2004 part5.4.4) 合格** 耐火性 コンクリートキャンバスはユーロクラス Bの 認定を得ています。 (BS EN 13051-1:2007+A1:2009 B-s,d0) コンクリートキャンバスはMSHA承認を得ています。 (MSHA 30CFR, Part7, Subchapter B,§7.24)

    コンクリートキャンバスは以下の特許を取得しています。 AE (932/2006), AU (2005254788), BR (PI 0511408-0), CA (2570532),CA (2655054), EP (1766162),

    EP (2027319), GB (2455008), IN (20/DELNP/2007),JP (2007-516049), NO (20070245), RU (2386767), SA (12/303,864), US (7721749),US (US-2010-0233417-A1), WO 2010/086618, ZA (2007/0471), ZA (2009/00222) その他出願中

    ∗ カタログ値です。 ∗ バルクロールにおいて 100mm以下の筋状欠陥が幅方向に生じることがあります。これは製造工程上避けられない現象であります。この欠陥は1巻当たり最大1ヵ所のみであり赤タグでマーキングしてあります。この欠陥部の物性はこの材料データシートで指定された性能を満足しないため現場において適正な部位同士を接合する必要があります。この筋状の欠陥による使用不可部位は最大でも 100mmです。バッチロールではこの欠陥はありません。

    ** 100%の防水性が必要な場合には適切な防水ライナー上の保護層としてコンクリート キャンバスをご使用下さい。100%の防水性をコンクリートキャンバスのみで得よう とすることはお勧めできません。

    コンクリートキャンバスの材料データ

    コンクリートキャンバスの規格*

    コンクリートキャンバスの特性

    硬化後の物理特性

    特 許