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アセスメント経験に基づく アセスメント経験に基づく 育成と現場改善 育成と現場改善 倉田智穂

アセスメント経験に基づく SEPG育成と現場改善 - IPA3 取り巻く環境~受託化~ 電子系部門 部門監査 /SEPG SEPG:software Engineering Process Group

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アセスメント経験に基づくアセスメント経験に基づくSEPG育成と現場改善SEPG育成と現場改善

倉田智穂

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会社概要会社概要

• 当社の位置づけ

http://www.ai-e.co.jp

http://www.aisinix.com

http://www.aisin-comcruise.com

----GroupGroupGroupGroup

「品質至上」というアイシングループ共通の理念のもと、自動車部品を軸に、住生活・環境関連など、幅広い製品分野において一連の開発業務を担っています。

アイシングループアイシングループアイシングループアイシングループのののの幅広幅広幅広幅広いいいい製品開発製品開発製品開発製品開発ををををサポートサポートサポートサポートするするするする、、、、

アイシンアイシンアイシンアイシン・・・・エンジニアリングエンジニアリングエンジニアリングエンジニアリング株式会社株式会社株式会社株式会社ソフトウェアソフトウェアソフトウェアソフトウェア開発開発開発開発にににに特化特化特化特化したしたしたした、、、、

アイシンアイシンアイシンアイシン・・・・コムクルーズコムクルーズコムクルーズコムクルーズ株式会社株式会社株式会社株式会社多角的多角的多角的多角的ななななITITITIT活用活用活用活用をををを促進促進促進促進するするするする、、、、

アイシンアイシンアイシンアイシン・・・・インフォテックスインフォテックスインフォテックスインフォテックス株式会社株式会社株式会社株式会社3333社社社社のののの連携連携連携連携によりによりによりにより、、、、アイシングループアイシングループアイシングループアイシングループのののの飛躍飛躍飛躍飛躍をををを後押後押後押後押ししていますししていますししていますししています。。。。

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3

取り巻く環境~受託化~取り巻く環境~受託化~

電子系部門

部門監査/SEPG

SEPG:software Engineering Process Group:ソフトウェアプロセス改善推進者

自社部門受託受託受託受託

監査:全社規定に沿った開発工程の遵守と、定義された成果物の確認

全社監査/SEPG

部門監査/SEPG

自社の業務体系が派遣から受託へ

↓同等の品質確保が必要

品質確保品質確保品質確保品質確保にににに監査監査監査監査ととととSEPGSEPGSEPGSEPGがががが必要必要必要必要

らしいらしいらしいらしい。。。。何何何何をすればいいのかをすればいいのかをすればいいのかをすればいいのか????

「「「「品質品質品質品質をををを学学学学ぶぶぶぶ」」」」ためためためため、、、、監査業務監査業務監査業務監査業務をををを1111年経験年経験年経験年経験しししし、、、、CMMICMMICMMICMMI入門入門入門入門はははは受講済受講済受講済受講済。。。。過去過去過去過去ににににソフトウェアソフトウェアソフトウェアソフトウェア開発経験開発経験開発経験開発経験ありありありあり。。。。

アイシン精機 アイシン・エンジニアリング

同等同等同等同等のののの機能機能機能機能がががが必要必要必要必要

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◆監査業務とは◆監査業務とは

VVVV字工程字工程字工程字工程をををを意識意識意識意識したしたしたした、、、、社内規定社内規定社内規定社内規定をををを基準基準基準基準にににに、、、、工程工程工程工程ののののゲートチェックゲートチェックゲートチェックゲートチェックをしをしをしをし、、、、後戻後戻後戻後戻りをりをりをりを防防防防ぐぐぐぐ。。。。

【監査 進め方】

監査部署が議事進行し、関係部署を集め、規定に則って開発を進めているかどうかを確認していく。

テスト計画

ソフトウェア開発工程

要求仕様書

要求分析

構造設計

詳細設計

コーディング

システムテスト

結合テスト

コードレビュー

単体テスト

設計工程 テスト工程

第三者テスト

ソフトウェア開発開始 ソフトウェアリリース

ソースコード

システム設計

妥当性確認妥当性確認妥当性確認妥当性確認

デバッグ 検証検証検証検証

監査実施監査実施監査実施監査実施

監査実施監査実施監査実施監査実施

監査実施監査実施監査実施監査実施

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プロセス改善活動って?プロセス改善活動って?

【プロセス診断勉強会】AutomotiveSPICEを使ったアセスメントアセスメントアセスメントアセスメント演習演習演習演習を通し、

モデルの知識とアセスメント手法を習得する。

監査業務は何とか、こなせるようになってきた。SEPGとしては、なにをすればいいの?

SEPGSEPGSEPGSEPGのののの改善活動改善活動改善活動改善活動????

CMMICMMICMMICMMIアプレイザルアプレイザルアプレイザルアプレイザル結果結果結果結果ででたででたででたででた『『『『弱弱弱弱みみみみ』』』』をををを克服克服克服克服!!!!ソフトウェアソフトウェアソフトウェアソフトウェア開発工程開発工程開発工程開発工程をををを規定規定規定規定しししし直直直直しししし、、、、開発力開発力開発力開発力のののの底上底上底上底上げげげげ!!!!

・・・・・・・・でもでもでもでも思思思思うようにうようにうようにうように、、、、進進進進まないまないまないまない。。。。

SEPGSEPGSEPGSEPGにはにはにはにはアプレイザルアプレイザルアプレイザルアプレイザルのののの知識知識知識知識がががが必要必要必要必要!!!!アセスメントアセスメントアセスメントアセスメント演習演習演習演習をををを通通通通してしてしてして、、、、知識知識知識知識をををを取得取得取得取得しようしようしようしよう!!!!

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6

『依頼内容』

TOPPERS最小セットOSの利用を広げたい。広げる活動として考えられるものを提案してほしい。

アセスメントするプロセスは、現在悩んでいる「原価管理プロセス」を見て欲しい。

はじめてのアセスメントはじめてのアセスメント

5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

準備 依頼確認 アセスメント実施 報告

SPEAK講習

RTOS講習

報告書書き方講習

【プロセス診断勉強会】 年間スケジュール

知知知知らないことだらけらないことだらけらないことだらけらないことだらけ。。。。アセスメントアセスメントアセスメントアセスメントとはとはとはとは????

原価管理原価管理原価管理原価管理プロセスプロセスプロセスプロセスとはとはとはとは????

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7

プロセスって何?プロセスって何?

<<<<アセスメントアセスメントアセスメントアセスメント対象対象対象対象プロセスプロセスプロセスプロセス>>>>

「「「「御用聞御用聞御用聞御用聞ききききプロセスプロセスプロセスプロセス」、「」、「」、「」、「根回根回根回根回ししししプロセスプロセスプロセスプロセス」、「」、「」、「」、「原価計算原価計算原価計算原価計算プロセスプロセスプロセスプロセス」」」」などなどなどなど、、、、AutomotiveSPICEAutomotiveSPICEAutomotiveSPICEAutomotiveSPICEにないにないにないにないプロセスプロセスプロセスプロセスをををを見見見見てくれといわれたてくれといわれたてくれといわれたてくれといわれた。。。。

これらのプロセスに、依頼者は何を求めているのか?依頼者の意図を、しつこく確認した

AutomotiveSPICEで、似たプロセスは無いか?関連するプロセスは無いか?と考えながら調べた

指定されたプロセスは使わなかったが依頼者の要求を把握でき、アセスメント報告に反映できた。

プロセスの理解にも、役立った。

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8

得体の知れないプロセス得体の知れないプロセス

◆原価管理プロセスをどう捉える?

ACQ13 BP1.グループ識別

ACQ13 BP2.グループ情報交換

ACQ13 BP3.組織的要件定義

ACQ13 BP4.管理的要件定義

ACQ13 BP6.責任と目標

ACQ13 BP5.必要能力識別

ACQ13 BP7.情報ニーズ識別

ACQ13 BP8.情報交換

ACQ13 BP9.中間生成物ACQ13 BP10.

支払い要件確立

ACQ13 BP11.リスク特定

ACQ13 BP12.リスク情報交換ACQ13 BP13.

所有権

ACQ13 BP14.利用流通権利

ACQ13 BP15.支援保守要件

MAN9 BP1.原価計算システム確立 MAN9 BP2.

原価計算戦略合意

MAN9 BP3.原価識別

MAN9 BP4.原価分析

MAN9 BP5.原価監視

MAN9 BP6.原価計算の原価

MAN9 BP7.意思決定支援

MAN6 BP2.MAN3 BP3.ACQ13 BP4,13,14

MAN.9 原価計算プロセス

BP1 原価計算システムの確立

BP2 原価計算戦略の合意

BP3 原価の識別

BP4 原価の分析

BP5 原価の監視

BP6 原価計算の原価

BP7 意思決定の支援

依頼者依頼者依頼者依頼者からからからから提示提示提示提示されたされたされたされたプロセスプロセスプロセスプロセス自分自分自分自分でででで必要必要必要必要ななななプロセスプロセスプロセスプロセスをををを定義定義定義定義できるできるできるできる事事事事をををを知知知知ったったったった。。。。

プロセスの理解とインタビューの整合性を確認する為

紐付けて整理

ACQ13 プロジェクト要件

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知らないことだらけ知らないことだらけ

◆評定の材料集め『対象組織』『業務領域』・・・アセスメント対象プロジェクトの置かれて

いる状況を知ることから始めないと、インタビューもできない。

プラクティスに合わせて、何を聞かなければならないか、始めに整理した

会社会社会社会社にいるとにいるとにいるとにいると、、、、自然自然自然自然にににに知知知知っているっているっているっている事事事事でででで聞聞聞聞いてもいなかったことがあるいてもいなかったことがあるいてもいなかったことがあるいてもいなかったことがある。。。。

普段普段普段普段、、、、現場現場現場現場からからからから聞聞聞聞きもらしているきもらしているきもらしているきもらしている事事事事はないかはないかはないかはないか????

アセスメント対象の活動状況を調べ、セミナーにも参加した。

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分らないことだらけ分らないことだらけ

◆評定がまとまらない材料は集めた、でも・・・。

アセスメントの診断方法を、相談、定義しながら進めたことで、アセスメントのやり方を理解できた。

インタビューを基にプラクティスの○×をつける

メンバーの意見を統合する

プラクティスの○×を基に、FLPNをつける

単純計算でいいの?AutomotiveSPICEには

決まりが書いてない。

意見がまとまらない!

プラクティスの○×を基に、提言を考える

証拠をどう扱う?

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評定の方法は?評定の方法は?

– アセスメントモデルごとの評定の違い• CMMICMMICMMICMMIのののの診断診断診断診断はははは成果物成果物成果物成果物のののの○○○○××××できめるできめるできめるできめる

• IPA/SECIPA/SECIPA/SECIPA/SECののののアセスメントアセスメントアセスメントアセスメント手順手順手順手順にはにはにはにはプラクティスプラクティスプラクティスプラクティスのののの○○○○××××をををを基基基基にににに、、、、全体数分全体数分全体数分全体数分のののの○○○○のののの数数数数のののの割合割合割合割合でででで出出出出すすすす。。。。

• AutomotiveSPICEAutomotiveSPICEAutomotiveSPICEAutomotiveSPICEにはにはにはには定義定義定義定義がががが無無無無いいいい。。。。

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◆1年目で得たこと◆1年目で得たこと

– CMMIアプレイザルってなんだ?• AutomotiveSPICEAutomotiveSPICEAutomotiveSPICEAutomotiveSPICEをををを使使使使ったったったったアセスメントアセスメントアセスメントアセスメントとととと、CMMI、CMMI、CMMI、CMMIののののアプレアプレアプレアプレ

イザルイザルイザルイザルはははは、、、、モデルモデルモデルモデルをををを用用用用いたいたいたいた評価方法評価方法評価方法評価方法というというというという点点点点ではではではでは同同同同じじじじ。。。。

– アセスメントをとりあえず一通り経験。• チームチームチームチーム全員全員全員全員でででで、、、、アセスメントアセスメントアセスメントアセスメントのののの進進進進めめめめ方方方方、、、、診断方法診断方法診断方法診断方法をををを定義定義定義定義したこしたこしたこしたこ

とでとでとでとで、、、、アセスメントアセスメントアセスメントアセスメントのやりのやりのやりのやり方方方方をををを理解理解理解理解できたできたできたできた。。。。

• 評定方法評定方法評定方法評定方法のののの有有有有りりりり無無無無しなどしなどしなどしなど、、、、モデルモデルモデルモデルのののの違違違違いをいをいをいを知知知知りりりり、、、、モデルモデルモデルモデルをををを巧巧巧巧くくくく使使使使いこなさないといけないといこなさないといけないといこなさないといけないといこなさないといけないと感感感感じたじたじたじた。。。。

• とにかくとにかくとにかくとにかく目標目標目標目標!!!!それにそれにそれにそれに向向向向けてのけてのけてのけての相談相談相談相談、、、、定義定義定義定義、、、、合意合意合意合意、、、、目標目標目標目標!!!!

目標目標目標目標さえさえさえさえ明確明確明確明確ならならならなら、、、、自分自分自分自分なりのなりのなりのなりのアウトプットアウトプットアウトプットアウトプットをををを感感感感じられるじられるじられるじられる。。。。

!!!!!!!!!!!!目標目標目標目標ってってってって大事大事大事大事!!!!!!!!!!!!

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『依頼内容』

IPA/SEC出版の「プロセス改善ナビゲーションガイド」を編集した活動をアセスメントし、異なる企業のメンバーがコラボレートする作業をスムーズに進められる提言をして欲しい。

2度目のアセスメント2度目のアセスメント

3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月

依頼者と面談計画書の作成

インタビューフィードバック

合意形成報告書作成結果報告

インタビューチーム内合意

【プロセス診断勉強会】 年間スケジュール

対象対象対象対象プロセスプロセスプロセスプロセスををををどうやってどうやってどうやってどうやって選選選選ぶぶぶぶ????

ライフサイクルライフサイクルライフサイクルライフサイクルををををどうどうどうどう考考考考えるえるえるえる????

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<<<<出版出版出版出版ののののライフサイクルライフサイクルライフサイクルライフサイクル>>>>

出版出版出版出版するするするする活動活動活動活動をををを1111つのつのつのつのプロジェクトプロジェクトプロジェクトプロジェクトとととと考考考考ええええ、、、、活動活動活動活動ののののプロセスプロセスプロセスプロセスをををを定義定義定義定義しししし、、、、ソフトウェアプロセスモデルソフトウェアプロセスモデルソフトウェアプロセスモデルソフトウェアプロセスモデルとととと関連関連関連関連づけるづけるづけるづける。。。。

ライフサイクルとは?ライフサイクルとは?

出版のライフサイクルを定義

執筆&レビュー

校正骨子

目次案

レビュー

企画 出版

どうどうどうどう紐付紐付紐付紐付けるけるけるける????

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プロセスをどう考える?プロセスをどう考える?

<<<<対象対象対象対象プロセスプロセスプロセスプロセスのののの選定選定選定選定>>>>

依頼者依頼者依頼者依頼者のののの要求要求要求要求をををを実現実現実現実現するするするするプロセスプロセスプロセスプロセスをををを、、、、どうやってどうやってどうやってどうやって選定選定選定選定するのかするのかするのかするのか????

依頼者の要求を分析

関連しそうなプロセスを選定

選定プロセスが要求と紐づくか確認

合意できるまで繰り返し、プロセスの分担を決める

依頼者との面談で、要求をしっかりと聞き取れているかが重要

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適切な評定、提言とは?適切な評定、提言とは?

<<<<評定評定評定評定、、、、提言提言提言提言をををを考考考考えるえるえるえる>>>>

依頼者依頼者依頼者依頼者のののの要求要求要求要求をををを実現実現実現実現するするするする提言提言提言提言とはとはとはとは????

依頼者依頼者依頼者依頼者がががが求求求求めるものめるものめるものめるもの、、、、アセスメントアセスメントアセスメントアセスメントのののの目的目的目的目的をををを達成達成達成達成しなければしなければしなければしなければアセスメントアセスメントアセスメントアセスメントはははは成立成立成立成立しないしないしないしない。!。!。!。!ここでもここでもここでもここでも目的目的目的目的、、、、目標目標目標目標がががが大事大事大事大事!!!!

アセッシーへインタビュー

フィードバック(アセッシー)

チーム内合意形成

把握した内容を基に、評定、提言

インタビュー内容から、選定プロセスのプラクティス実施状況を把握する

評定評定評定評定できるできるできるできる情報量情報量情報量情報量????

聞聞聞聞いたいたいたいた内容内容内容内容にににに矛盾矛盾矛盾矛盾はなはなはなはないいいい????

対象対象対象対象プロセスプロセスプロセスプロセスにににに合致合致合致合致すすすするるるる????

提言提言提言提言はははは依頼者依頼者依頼者依頼者にににに役立役立役立役立つつつつ????

目的:成し遂げようと目指す事柄 目標:目的を達成する為に設けた目当て by広辞苑

ちゃんとちゃんとちゃんとちゃんと聞聞聞聞けたけたけたけた????

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◆2年目で得たこと◆2年目で得たこと

– 監査監査監査監査ととととアセスメントアセスメントアセスメントアセスメントのののの違違違違いとそのいとそのいとそのいとその意義意義意義意義。。。。

• 監査は、基準と比較して正しいかどうかを決める。

• アセスメントは、プロセスモデルとのギャップを、目的を踏まえて判断する。『判断するための知識も経験も必要 』

– アセスメントアセスメントアセスメントアセスメントのののの知識知識知識知識。。。。

• 話を聴く姿勢「誰に何を聞くべきか」

⇒立場が変われば発言が変わる。

⇒多方向からの同じ発言は、その組織のプラクティスと言える。

• 目的、目標、制約事項を常に意識する。

⇒実施可能で有益な改善方法を選択しなくては意味が無い。

• まだまだ・・沢山知りましたが・・内緒。

– そしてまだまだそしてまだまだそしてまだまだそしてまだまだ学学学学びますびますびますびます・・・・・・・・。。。。

⇒⇒⇒⇒知識知識知識知識もももも経験経験経験経験もまだまだもまだまだもまだまだもまだまだ必要必要必要必要。。。。

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◆得た知識とその効果◆得た知識とその効果

◎◎◎◎どんなどんなどんなどんな場面場面場面場面でもでもでもでも、、、、目的目的目的目的、、、、目標目標目標目標がががが大事大事大事大事。。。。

◎◎◎◎対象組織対象組織対象組織対象組織をををを理解理解理解理解するためにするためにするためにするために必要必要必要必要なななな情報情報情報情報をををを特定特定特定特定しししし、、、、漏漏漏漏らさずらさずらさずらさず収集収集収集収集しなけれしなけれしなけれしなければばばば、、、、正確正確正確正確ななななアセスメントアセスメントアセスメントアセスメントはできないはできないはできないはできない。。。。

◎◎◎◎会社会社会社会社のののの文化文化文化文化としてとしてとしてとして自然自然自然自然にににに実施実施実施実施しているしているしているしている事事事事はははは、、、、プラクティスプラクティスプラクティスプラクティスのののの一部一部一部一部。。。。

◎◎◎◎あらゆるものがあらゆるものがあらゆるものがあらゆるものが、、、、プロセスアセスメントプロセスアセスメントプロセスアセスメントプロセスアセスメント対象対象対象対象になりうるになりうるになりうるになりうる。。。。

◎◎◎◎モデルモデルモデルモデルもももも完璧完璧完璧完璧ではないではないではないではない。。。。使使使使うううう側側側側のののの創意工夫創意工夫創意工夫創意工夫もももも大事大事大事大事!!!!

目標目標目標目標へのへのへのへの達成方法達成方法達成方法達成方法はいろいろはいろいろはいろいろはいろいろ ⇒⇒⇒⇒視界視界視界視界がががが広広広広がったがったがったがった

あちこちにあちこちにあちこちにあちこちにプラクティスプラクティスプラクティスプラクティスがあるがあるがあるがある ⇒⇒⇒⇒もっともっともっともっとモデルモデルモデルモデルとととと照照照照らしらしらしらし合合合合わせてみようわせてみようわせてみようわせてみよう

視界視界視界視界はははは広広広広がったがまとまらないがったがまとまらないがったがまとまらないがったがまとまらない ⇒⇒⇒⇒収束収束収束収束のののの為為為為にもにもにもにも目的目的目的目的、、、、目標目標目標目標、、、、制約事項制約事項制約事項制約事項

知識+知恵⇒改善

伝えたいこと

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CMMICMMICMMICMMIアプレイザルアプレイザルアプレイザルアプレイザル結果結果結果結果のののの『『『『弱弱弱弱みみみみ』』』』をををを改善改善改善改善しようしようしようしよう!!!!

19

変変変変えてみようえてみようえてみようえてみよう!!!!

改善!!改善!!

『弱み』を分析し、対策案を立て実施したが、続かない。

アプレイザル結果と、監査記録を元に、改善目標を立てる

開発サイクルに埋め込む

キックオフキックオフキックオフキックオフ

監査

監査

監査

最終の監査で振返り

対応方法とフォロー方法を合意

プロジェクトが克服したい部分を選択

◆現場改善の心得◆

自発的な改善案を現場から引き出し、自らの目標を意識してもらう。

キックオフを設定し、弱みを確認

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ソフトウェアソフトウェアソフトウェアソフトウェア開発工程開発工程開発工程開発工程をををを規定規定規定規定しししし直直直直しししし、、、、開発力開発力開発力開発力のののの底上底上底上底上げげげげ!!!!

そして改善!!!そして改善!!!

各規定や帳票は、CMMIレベル3が基準。

変変変変えてみようえてみようえてみようえてみよう!!!!

◆現場フォローの心得◆

現場からの意見は、必ず真意を探り出し、真の改善につなげる。20

現場現場現場現場にににに意義意義意義意義はははは伝伝伝伝わらずわらずわらずわらず、、、、歓迎歓迎歓迎歓迎されないされないされないされない!!!!工数工数工数工数もかかるもかかるもかかるもかかる!!!!

部門向けのテーラリングガイドを作り、効率化する。

◆教育企画◆

AutomotiveSPICEと規定を紐付け

モデルの理解を深める

並行して・・・

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品質確保品質確保品質確保品質確保のためのためのためのため、、、、どんなどんなどんなどんな仕組仕組仕組仕組みがみがみがみが必要必要必要必要かかかか????

21

自社の監査、改善は?自社の監査、改善は?

標準プロセスの整備はこれから。

作作作作ってみようってみようってみようってみよう!!!!

現在の「監査」は、プロジェクトの現状に合わせて見ている。

つまり「監査」&「簡易アセスメント」?

監査にもモデルの知識が必要 自社に合わせた体制

監査業務自体の標準化

現状をアセスメントし、どこから改善していくべきか検討する。

まだまだまだまだまだまだまだまだ!!!!

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ご清聴ありがとうございました。ご清聴ありがとうございました。