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ユニチカ株式会社 - TIS...Oracle EBS R12.1.3 関連システム 請求伝送 連結会計 管理会計 などの パッケージや スクラッチ システム アウトバウンド・インタフェース

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 2013年10月からスタートしたプロジェクトは、設計から開発・テストまで、TIS独自のOracle EBSプロジェクト管理手法に基づき進められた。本案件では、既存システムとの円滑な連携をいかに実現するかが、ひとつの課題として認識されていた。「今回構築するのは、基幹システムから財務会計を切り出した領域。データが流れてくる上流に位置する販売システム等は、まだメインフレーム上にあり、ERPに適したかたちでデータを受け取るための

インタフェース機能が必須でした」(井上氏)。 ここで効果を発揮したのが、TISの提案に盛り込まれていた「自動仕訳エンジン」の存在だった。「通常であれば、インタフェースの種類ごとにプログラミング開発が必要です。しかし、本ツールがシステムの違いを吸収するハブとなるため、ノンプログラミングでの連携が可能。TISが作成した『自動仕訳エンジン』の設定パターンは100種類にも及び、もしすべて新規開発したなら、予算やスケジュールを

超過する可能性もありました」(井上氏)。 情報システム部は、カットオーバー後に運用コスト抑制のため、自ら運用業務を行うことを計画。開発と同時並行で、TISからのスキルトランスファーも実施された。「一部の開発については、情報システム部とTISが共同で実施。TISには当社社員が作成した設計書のレビューや、当社作業の支援にあたってもらうことで、十分なノウハウを得ることができました」

(井上氏)。

 2015年4月、Oracle EBSで構築した新たな財務会計システムが本番稼働をスタートした。この時点では、ユニチカグループの売上の9割を占める主要2社を含む、合計6社の会計業務がOracle EBSに切り替えられた。「TISの手がけた領域は、非常に満足のいく品質でした。事前の現場担当者への説明を徹底したこともあり、切替え後のオペレーションに関する問い合わせは、ほとんどありませんでした」

(井上氏)。 脱メインフレームの全社プロジェクトの第一段階が成功したことで、オープン化への弾みが付いたと井上氏は語る。「根幹部分をシンプル化し、不足する機能は他のシステムやアプリケーションで補うという、基幹システムの大きな方向性が明確になりました。たとえば、以前のシステムでは売上等を閲覧するための帳票画面約700種類を開発して搭載。今回、必須の帳票以外はExcelによるデータ抽出・集計で代用することとし、帳票画面の開発は半分以下に大幅削減できました。その分、将来

のOracle EBSのアップグレード時の開発作業が容易になると見ています」(井上氏)。 カットオーバー後間もなく、比較的規模の小さい関連会社に対するOracle EBSのロールアウトもスタートした。拠点によっては市販の財務会計ソフトが使われているケースもあり、情報システム部は自らスキルトランスファーの成果を活かし、Oracle EBSへの移行を進め

るとともに、クラウドなどの新たなテクノロジー活用による効果創出の可能性などの検討も進めているという。「国内拠点への展開が一巡後は、海外拠点へのロールアウトを予定しています。今後も、財務会計システムは連結会計の強化など、幾つかの機能改善を予定しており、TISには引き続き経験に基づく適切なアドバイスをいただければ幸いです」(井上氏)。

ユニチカ株式会社

導 入

効 果

「自動仕訳エンジン」で工期・コストを大幅削減

新たな会計基盤でグローバル事業拡大に臨む

2016年5月作成 TJ2016-05-2P-072

本事例に掲載のTISサービスはこちら

▲ ▲ ▲ 「Oracle E-Business Suite」http://www.tis.jp/service_solution/oracle_ebs/

「TIS自動仕訳エンジン」http://www.tis.jp/service_solution/automaticje/

お 客 様 の 声

http://www.tis.co.jp/

名古屋本社 451-0045 愛知県名古屋市西区名駅 2-27-8 名古屋プライムセントラルタワー TEL:052-563-7411東京本社  160-0023 東京都新宿区西新宿 8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー TEL:03-5337-4234

■■

大阪本社  530-0004 大阪府大阪市北区堂島浜 1-2-1 新ダイビル TEL:06-4796-3060■

ユニチカ株式会社情報システム部新基盤構築特別プロジェクトマネージャー兼 開発第二グループ マネージャー井上 修一氏

ベンダー選定の際、TISの開発担当者に対して抱いた「この担当者なら安心して任せられる」という期待以上の仕事をしていただいたと思います。当社の基幹業務システムをすべてオープン化するという目標は、まだ3合目程度ですが、TISの支援で重要な第一歩を踏み出せたことに感謝しています。我々の素材産業でも、製造ラインにIoTを導入して生産効率を引き上げるといった新たなITの需要が出てきていますが、TISには今後も密に情報共有し、有益な提案をしていただけるよう期待しています。

○TIS、TISロゴはTIS株式会社の商標または登録商標です。 ○その他の会社名、商品名、サービス名は各社の商標またはサービスマークです。※OracleとJavaは、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。

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