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『ケアマネジャーを対象とした在宅医療の研修』 所属機関 特定非営利活動法人 東京都介護福祉士会 〒135-0003 東京都江東区猿江1-3-7 パーク・ノヴァ猿江恩賜公園102号 提出年月日 平成23年 8月31日 平成22年 11月7日(日) 【テーマ】在宅介護を支える精神科訪問診療の活用その① 『在宅介護で出会う精神疾患』 【講 師】クリニック東陽町 岡本克郎院長 【会 場】中野サンプラザ 研修室(中野区) 【参加者】96名 【実施状況】 疾患の概念を病原微生物に遡り、生命体(人類)は多様に適応して いるものであるが、時間断面において不適応となったものが疾病で ある。 具体的な疾患を基に、その発症や経過や特徴などについての講義を 受ける。 【受講者の感想等】 自然科学の立場からの疾患概念についての講義が新鮮であった。 生命体が不適応となるという考え方から、精神疾患が特別なもので はないということが理解できた。 平成23年 2月27日(日) 【テーマ】在宅介護を支える精神科訪問診療の活用その② 『在宅介護で出会う精神疾患』 【講 師】クリニック東陽町 岡本克郎院長 【会 場】中野サンプラザ 研修室(中野区) 【参加者】99名 【実施状況】 うつ病や躁うつ病、認知症等の患者の現状 統合失調症の現状と主な症状とその方に関わるポイントについて 援助者としてのスタンスと(仕事とて任務は果たす)、一人で抱え込 まず関係者と共有して対応する。 【受講者の感想等】 個々の疾患(統合失調症、認知症、うつ病)の方への具体的な対応 方法が理解できた。 疾患を個性と受け止めるという考え方が新鮮であった。

テーマ 『ケアマネジャーを対象とした在宅医療の研 …...2月27日(日) 【テーマ】在宅介護を支える精神科訪問診療の活用その② 『在宅介護で出会う精神疾患』

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テ ー マ 『ケアマネジャーを対象とした在宅医療の研修』

申 請 者 白 井 幸 久

所属機 関 特定非営利活動法人 東京都介護福祉士会

職 名 会 長

所 在 地 〒135-0003 東京都江東区猿江1-3-7

パーク・ノヴァ猿江恩賜公園102号

提出年月日 平成23年 8月31日

日 程 研 修 内 容

平成22年

11月7日(日)

【テーマ】在宅介護を支える精神科訪問診療の活用その①

『在宅介護で出会う精神疾患』

【講 師】クリニック東陽町 岡本克郎院長

【会 場】中野サンプラザ 研修室(中野区)

【参加者】96名

【実施状況】

・ 疾患の概念を病原微生物に遡り、生命体(人類)は多様に適応して

いるものであるが、時間断面において不適応となったものが疾病で

ある。

・ 具体的な疾患を基に、その発症や経過や特徴などについての講義を

受ける。

【受講者の感想等】

・ 自然科学の立場からの疾患概念についての講義が新鮮であった。

・ 生命体が不適応となるという考え方から、精神疾患が特別なもので

はないということが理解できた。

平成23年

2月27日(日)

【テーマ】在宅介護を支える精神科訪問診療の活用その②

『在宅介護で出会う精神疾患』

【講 師】クリニック東陽町 岡本克郎院長

【会 場】中野サンプラザ 研修室(中野区)

【参加者】99名

【実施状況】

・ うつ病や躁うつ病、認知症等の患者の現状

・ 統合失調症の現状と主な症状とその方に関わるポイントについて

・ 援助者としてのスタンスと(仕事とて任務は果たす)、一人で抱え込

まず関係者と共有して対応する。

【受講者の感想等】

・ 個々の疾患(統合失調症、認知症、うつ病)の方への具体的な対応

方法が理解できた。

・ 疾患を個性と受け止めるという考え方が新鮮であった。

平成23年

5月14日(土)

【テーマ】精神疾患を抱える利用者や家族を支える地域資源の活用

【講 師】東京都介護福祉士会コア 介護支援専門員 羽石芳恵氏

【会 場】 東京しごとセンター 地下講堂 (千代田区)

【参加者】85名

【実施状況】

・ さまざまな社会資源を活用してケアマネジメントすることが護支援

専門に求められていることを踏まえ、利用者や家族に精神疾患のあ

る方の場合の関係機関について。

・ 事例を基に、具体的にどのような機関のどのような職種の方と連携

を取ってケアマネジメントを行ったかについての講義。

【受講者の感想等】

・ 精神疾患のある方のケアマネジメントに保健師さんが関わっていた

だけることが理解できた。

・ 事例を提示していただいたので、具体的にどのように関わり、どの

よう機関と連携しながら関わっていけばよいのか理解出来た。

≪研修会を終えて≫

・在宅介護を支える介護支援専門員は、対象者やその家族が精神疾患を抱えている場合が

少なくなく、援助職としてその対応に困難性を感じていることが多い。今回の研修は精神疾患

を学ぶと共に、具体的な対応について理解していただくことを目的として実施致しました。

・3回シリーズの内容は前記の通りです。

・対象者や家族に精神疾患がある場合、介護支援専門員が精神疾患を特別視してしまう傾向が

あり適切なコミュニケーションが取りにくくなっているという現状があります。

・今回の研修では、疾患の概念から講義していただき、それを基にした上で個々の疾患を

学びその対応上のポイントを学んでいただきました。

・受講者からは、精神疾患を抱えている方の支援の最中であったり、今後そのような方を

支援する場面になった際にどのように対応すればよいのか理解出来たという感想があり

ました。

・また、社会資源の活用に関しては、具体的にどのような機関があるのか知らなかったため、

誰に相談してどのような連携をとれば良いのか学べたとの感想もあり、連携のための情報が

不足していることも分かりました。

・今後の高齢者人口の増加に伴い、在宅介護がさらに重要な役割を求められると思われるが、

中でも精神疾患については、ターミナルケアや難病ケア等とは異なる対応が求められる。

正しい知識と適切な対応で対象者や家族を支えることができるようになるために、今回の研修

が有意義であったと思われます。

公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団の助成により実施された事業です。

会 員 各 位 平成22年8月30日

主 催 NPO法人 東 京 都 介 護 福 祉 士 会

【財】在宅医療助成 勇美記念財団助成事業

在宅での生活を希望される高齢者の中には、認知症や統合失調症等の精神疾患のある方が

多く、介護支援専門員がケアマネジメントを行う際、混乱期のサービス調整に苦慮すること

がしばしばあります。疾患の特徴を踏まえ、どのようなことに配慮してケアマネジメントを

行う必要があるのか学びましょう。また外来受診に支障がある方を対象とした精神科の訪問

診療の活用を理解しましょう。

◇ 日 時 平成22年11月7日(日) 9:30~11:30

◇ 会 場 中野サンプラザ 研修室1 (裏面地図参照)

◇ 講 師 岡本 克郎 氏(医療法人財団稲仁会 クリニック東陽町院長)

◇ 内 容

・ 高齢者の変化に気付くためのポイント

・ 高齢者に多い精神疾患や症状

・ 精神疾患のある方へのケアマネジメントの留意点

・ 精神科訪問診療の活用方法等

◇ 参加費 無料

◇ 定 員 90名(先着順)

◆ 申込方法

①裏面申込用紙でFAX又はメール等でお申込みください。

②事務局からFAX・メール・郵送にて受講票をお送りします。

◆ 問い合わせ・申込先

NPO法人東京都介護福祉士会 (担当:阿久津)

〒135-0003 東京都江東区猿江1-3-7 パーク・ノヴァ猿江恩賜公園102

TEL 03-5624-2821 FAX 03-5624-9650

メール [email protected] 受付時間 月~金 9時~18時

東京都介護福祉士会 HP http://homepage3.nifty.com/to-kaigo/

表裏間違えないよう、確認してお送りください。

FAX 03-5624-9650

『 介護支援専門員 在宅医療を学ぶ 在宅介護を支える精神科訪問診療の活用その①』

申 込 書

ふりがな

氏 名

会員(NPO法人 東京都介護福祉士会会員№ ) ・ 非会員

住 所

〒 -

電話番号 ( ) -

携帯番号 - -

受講票送付先

※FAX又はPCメールアドレスの無い方は、郵送でお送りいたします

F A X 又 は

PCメールアドレス

-会場地図-

中野サンプラザ 中野区中野4-1-1

JR 中央線・総武線/東京メトロ東西線「中野」駅 北口より徒歩 1 分

会 員 各 位 平成 22年 11月 1日

主 催 NPO法人 東 京 都 介 護 福 祉 士 会

【財】在宅医療助成 勇美記念財団助成事業

介護支援専門員が支援業務を行う際、利用者自身が精神疾患を抱えているばかりではなく、

ご家族が精神疾患ということも少なくありません。利用者の『その人らしい生活』を活かす

ことも必要ですが、精神疾患のある家族との関係性を紡ぐにはどのようにすれば良いか、精

神疾患の特性を理解したうえで調整のポイントを学びましょう。

◇ 日 時 平成23年2月27日(日) 9:30~11:30

◇ 会 場 中野サンプラザ 研修室2 (裏面地図参照)

◇ 講 師 岡本 克郎 氏(医療法人財団稲仁会 クリニック東陽町院長)

◇ 内 容

① 精神疾患のある家族との関わり方のポイント

・ 利用者と家族の双方に精神疾患が有る場合

・ 家族に精神疾患がある場合

② ケアマネジメントをする上でしてはいけないこと

③ 家族支援の方法等

◇ 参加費 無料

◇ 定 員 90名(先着順)

◆ 申込方法

①裏面申込用紙でFAX又はメール等でお申込みください。

②事務局からFAX・メール・郵送にて受講票をお送りします。

◆ 問い合わせ・申込先

NPO法人東京都介護福祉士会 (担当:阿久津)

〒135-0003 東京都江東区猿江1-3-7 パーク・ノヴァ猿江恩賜公園102

TEL 03-5624-2821 FAX 03-5624-9650

メール [email protected] 受付時間 月~金 9時~18時

東京都介護福祉士会 HP http://homepage3.nifty.com/to-kaigo/

表裏間違えないよう、確認してお送りください。

FAX 03-5624-9650

『 介護支援専門員 在宅医療を学ぶ 在宅介護を支える精神科訪問診療の活用その②』

申 込 書

ふりがな

氏 名

会員(NPO法人 東京都介護福祉士会会員№ ) ・ 非会員

住 所

〒 -

電話番号 ( ) -

携帯番号 - -

受講票送付先

※FAX又はPCメールアドレスの無い方は、郵送でお送りいたします

F A X 又 は

PCメールアドレス

-会場地図-

中野サンプラザ 中野区中野4-1-1

JR 中央線・総武線/東京メトロ東西線「中野」駅 北口より徒歩 1 分

在宅介護で出会う精神疾患

(平成22年11月

7日)

平成23年

2月27日

江東区医師会

岡本

克郎

(財)在宅医療助成

勇美記念財団助成事業

特定非営利活動法人

東京都介護福祉士会

インフルエンザの現状

結核の現状

うつ病/躁うつ病の現状

うつ病/躁うつ病の年齢分布

認知症の現状 認知度2以上の高齢者数

(厚労省

2003年)

統合失調症の現状

• 人口の約

0.85~1%

• schizo:分裂 phren:横隔膜

精神分裂病

統合失調症

2002年

• ドパミン仮説、グルタミン酸仮説

カルシニューリン系遺伝子異常

統合失調症の症状

• 幻聴、幻臭、幻味、体感幻覚

• 自我(意識)障害

• 興奮、昏迷、拒絶

• 感情障害、意欲障害、思考障害

患者数推計 (厚労省平成20年10月)

• 在宅医療

98.7

介護必要

内65才以上 86.6

• 入院

1392.4

• 外来

6865.0

(千人)

認知症の介護(その1)

• 本人が認知症

• 家族が認知症

• 本人も家族も認知症

認知症の介護(その2)

• 物忘れ

(妄想的)解釈

• 思い通りにならないイラつき

• (夜間)せん妄の興奮

何したいか見破れると多少よい

その通りできればなお良い、が...

うつ病の介護

• 高齢者のうつ病

脳血管疾患に続発

近親者の死別など色々な喪失体験

不眠、腰痛、倦怠感等身体症状が出や すい

自殺率が高い

認知症との相関がある

• 介護の原則は十分な感情の同調

統合失調症の介護

• 「心」に接近しすぎない

• 本人を甘やかすわけでもない

• 笑顔で接する

見下さない

腹を立ててはいけない!

叱ってもいけない!

「自称うつ」の介護

• 任務は果たすが、「仕事」と割り切る

• 上司、同僚と情報(問題点)を共有

一人で我慢しない

• 気分転換を「意識的」に行なう

「疾病(疾患)」と

Personality」

「障害者」→ 「個性:Personality」と

考える

「色弱」

「色覚障害」

「少数派色覚/多数派色覚」

「色覚特性」

「健康寿命」という考え方

• Smart Life Project厚労省

2011年2月17日

• 健康寿命

介護(-)で自立している生存期間

• 健康寿命:♀

78歳、♂

72歳平均寿命:♀

86歳、♂

79歳

→ ♀ 8年、♂

7年

寝たきり等?

「健康寿命♂」(2006年国民生活白書)

「健康寿命♀」(2006年国民生活白書)

不老不死とは...

• 秦始皇帝も

• 全ての生命体の大原則

• 有性生殖(減数分裂)とは

• テロメアに見られる限界

会 員 各 位 平成23年3月1日

【財】在宅医療助成 勇美記念財団助成事業

在宅での生活を希望される利用者が精神疾患を有している場合、医療機関

以外の社会資源を活用して適切な支援が求められます。

保健所や地域包括支援センター等との連携について事例を基に学びます。

◇ 日 時 平成23年 5月14日(土) 9:30~11:30

◇ 会 場 東京しごとセンター 地下講堂 (裏面地図参照)

◇ 講 師 羽石 芳恵 氏(介護支援専門員・看護師)

◇ 内 容

~事例を通して~ 利用者を取り巻く関係機関と社会資源の活用

◇ 参加費 無料

◇ 定 員 108 名(先着順)

◆ 申込方法

①裏面申込用紙でFAX又はメール等でお申込みください。

②事務局からFAX・メール・郵送にて受講票をお送りします。

◆ 問い合わせ・申込先

NPO法人東京都介護福祉士会 (担当:阿久津)

〒135-0003 東京都江東区猿江1-3-7 パーク・ノヴァ猿江恩賜公園102

TEL 03-5624-2821 FAX 03-5624-9650

メール [email protected] 受付時間 月~金 9時~18時

東京都介護福祉士会 HP http://homepage3.nifty.com/to-kaigo/

主 催 NPO法人 東 京 都 介 護 福 祉 士 会

表裏間違えないよう、確認してお送りください。

FAX 03-5624-9650

介護支援専門員 在宅医療を学ぶ その③

『精神疾患を抱える利用者や家族を支える地域資源の活用』

申 込 書 ふりがな

氏 名

会員(NPO法人 東京都介護福祉士会会員№ ) ・ 非会員

住 所

〒 -

電話番号 ( ) -

携帯番号 - -

受講票送付先

※FAX又はPCメールアドレスの無い方は、郵送でお送りいたします

F A X 又 は

PCメールアドレス

-会場地図- 東京しごとセンター

※JR中央線

水道橋駅西口

~徒歩5分

飯田橋駅東口

~徒歩7分

※東京メトロ有楽町線・

南北線

飯田橋駅A2出口

~徒歩7分

※東京メトロ東西線

飯田橋駅A5出口

~徒歩3分

九段下駅7番出口

~徒歩8分

※東京メトロ半蔵門線・

都営新宿線

九段下駅3番出口

~徒歩 10分

利用者を取り巻く関係機関と

社会資源の活用

東京都介護福祉士会

コア

羽石

芳恵

精神障害者とは

精神保健及び精神障害者福祉に関 する法律(精神保健福祉法)での定義

統合失調症、精神作用物質による急性中毒またはその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患を有するものをいう。

「障害」という側面ではなく「疾患」という医学的側

面で規定されている。

該当する精神疾患には(1)

気分感情障害:うつ病・操うつ病

神経症性障害、ストレス関連障害及び身

体表現性障害:パニック障害・PTSD強迫性障害・適応障害

生理的障害及び身体的要因に関連した行

動症候群:摂食障害・睡眠障害

該当する精神疾患には(2)

成人の人格及び行動の障害:パーソナリ

ティ障害・性同一性障害

心理的発達の障害:自閉症・アスペルガー

症候群(知的障害のない自閉症ともいわ れる)

小児期及び青年期に通常発症する行動及

び情緒の障害:多動性障害・チック障害

障害者自立支援法では(1)

障害者とは

身体障害、18歳以上の知的障害者精神 障害があるため、長期にわたり日常生活 または社会生活に相当な制限を受ける者」

とされている。

生活能力や障害の程度により、生活維持や

社会参加の支援を「自立」の視点で支援する。

障害者自立支援法では(2)

医療施設、教育施設の充実

医療・保健・福祉に関する施策を総合的に 実施することで精神障害者が社会復帰を

し、自立と社会経済活動への参加ができる ように努力することを定めている。

・精神医療費の公費負担

・保健所等での相談指導

・精神障害者保健福祉手帳の交付

障害者自立支援法では(3)

メンタルヘルスの向上を図る

精神保健の関する厚生労働省、都道府県 等で行われる調査研究事業の実施。

国民の義務について

「精神障害者に対する理解を深め及び精

神障害者がその障害を克服し社会復帰を し、自立と社会経済活動への参加をしよう とする努力に対し、協力するように努めな ければならない」と規定されている。

・就労の支援・事業所の整備・住居の確保

自己の精神的健康の保持増進に努める義

務も定めている。

地域で暮らし続けるために ー精神障害者ケアガイドラインよりー

ケアの理念

・ノーマライゼーションの理念に基づくケア サービスの提供

・ニーズ中心のケアサービスの提供

・自立と質の高い生活実現への支援

・自己決定の尊重

・一般社会の理解の促進

ケアマネジメントとは

地域社会の中でサービスを提供するに あたり、利用者の生活全般にわたる二 ーズと公私にわたる様々な社会資源の 間にたって、複数のサービスを適切に結 びつけ、調整を図りつつ、包括的かつ継 続的にサービス供給を確保する機能を

さす。

ケアマネジメントでは

入院中心主義から地域ケアへの移行、地

域ケアの分散化、リハビリテーション機能 の多様化へ

利用者主体の「生活モデル」でなければな

らない。

社会経済活動への参加を視野に入れた幅

広いサービスの提供を心掛けなければな らない。

ケアマネジャの役割

担当者会議の開催と意見調整

各担当者の役割の明確化

情報の共有を図る仕組み

統一した連携ノート

情報シート活用

さまざまな機関の活用と連携

地域へのかかわり

他の職種との連携

連携とは・・・

同じ目的を持つ者同士が協力し物事に取り組む こと

在宅ケアにおける他職種との連携の目標は

専門的知識や技術によって効果的で質の高いケ がの提供できることにある。チームアプローチが スムーズに行える事でケアサービスが大きく左

右される

関わる他職種には

保険者

保健所や保健センター

地域包括支援センター

医療機関

福祉事務所

社会福祉協議会

公共職業安定所、障害者職業センター

社会保険事務所

介護保険上のサービス事業所

地域生活支援施策上の社会復帰施設

ボランテイア団体、障害者団体、家族会

地域で生活するとは ー今後の精神保健医療福祉の在り方等に関する検討会資料よりー

:住まいの場の確保。GH・CHの整備

入居しやすくなる。居住サポート事業実施や

身元保証人の確保等

生活:居宅介護、自立訓練、就労移行支援

就労継続支援等サービスの提供

訪問看護、精神通院医療、訪問診療、精神科

救急等医療サービスの充実

生活支援センター等就労と生活両面から支える

支援

地域で生活するとは ー今後の精神保健医療福祉の在り方等に関する検討会資料よりー

活動

:精神科デイや地域活動支援センター等の日

中活動の場の整備

雇用の推進や一般就労を望む利用者への

支援

★安価で住める場所が欲しい

。自宅以外の場所で一時的 に支援を受けたい。保証人がいなくて困っている。自宅で 生活を続けたい。いざという時に適切な医療を受けたい

。身近に活動の場が欲しい。就労の訓練を受けたい。等 々のニーズ

地域で生活するとは ー今後の精神保健医療福祉の在り方等に関する検討会資料よりー

活動

:精神科デイや地域活動支援センター等の日

中活動の場の整備

雇用の推進や一般就労を望む利用者への

支援

★安価で住める場所が欲しい

。自宅以外の場所で一時的 に支援を受けたい。保証人がいなくて困っている。自宅で 生活を続けたい。いざという時に適切な医療を受けたい

。身近に活動の場が欲しい。就労の訓練を受けたい。等 々のニーズ

地域生活を支えるために

正しい疾患、障害の理解が大事

利用者、家族が抱えている不安や困 りごとへの理解

コミュ二ケーションが適切に行える技 術

個別対応が必要でマニュアルはない

地域生活を支えるために

本人の気持ちを理解する

あせらない支援

叱咤激励しない

家族にも支援の眼

一人で抱えない。チームアプローチを 展開する

事例から

51歳うつ病発症で一時的に就労継続困難

となった。その後、高次脳機能障害発症。 逐行機能障害あって、就労復帰にともなう 作業ができなったが、住宅ローン等もあっ て本人、家族は職場復帰を希望。

→就労復帰の可能性への支援。都身障への相談 やジョブコーチの利用や通勤の訓練。授産施設 の利用。

経済的基盤への相談

事例から

64歳。18歳頃に統合失調症で1年間入院。その後放 置。現在、幻聴や攻撃的な陽性症状や活動性低下

等の陰性症状が混在している。同居の父に暴力をふ るう。近隣とのトラブルも絶えず、保険者への苦情に

もつながっている。経済的支援を同居中の高齢の父 から受けている。本人家族に病識がなく、受診の必

要性を感じていない。

→虐待通報とあわせ適正な診断と治療が大事。保健 師、保険者、地域包括支援センターと家族への病気

理解を支援。保健所デイの見学や家族会への参加 支援

おわりに

安心して住み続けるためのまちつくりが重

要。

“死に甲斐あるまちつくりー近江八幡市ー

”“三方よし

自分よし!

相手よし!地域よし!

事例の概要

• Bさん

75歳 女性

要介護状態

自立度

現病歴

家族構成

住宅環境

経済状態

H12年要支援

現在要介護3

障害高齢者「B1」認知症高齢者「Ⅲa」

糖尿病

H16年統合失調症の疑い

単身

シルバーピア

生活保護

遺族年金

ケアプラン~課題のまとめ項目 現状 支援のポイント

健康状 態

整形外科:2週間毎に 膝鎮痛剤注射

現在内

科共月1回低血糖で12/21~25入

院。身体状況適正に判 断できない

PL顆粒に依存傾向

・専門的観察対応

・残存機能の維持

・病状の共通理解

のため、専門医 受診検討

コミュニ ケーショ ン

妄想、幻覚、作話あり

周囲の状況に合わせら れない

不安や混乱状況に ある利用者を受け

止める

ADL 手すり使って立位保持、 移乗動作可。肺炎後歩

行困難

尿便意あるが間に合わ ず失禁

・能力回復と活用で 介護の手間が増え

ない

・転倒、落下による 受傷を少なくする

IADL 洗濯機まわす事できる が、汚物も一緒にする

何回も同じ内容で電話 が頻回。金銭手元にあ ると使う

・能力回復と活用に 努める

・サービス利用時の

情報収集から適正 な支援を行う

認知 妄想幻覚作話あり。現 状認識ができない

施設内で盗癖暴力暴言

・人格を尊重する

・症状変化の観察

・振り回されない

食事 DMあり。自分で寿司や 刺身等注文できる

・高低血糖発作注意

・おいしく感じられる よう調理の工夫

問題行 動

不安と混乱でパニックに なる。予想外の行動とる

頻回な電話

施設内で暴言、暴力、 盗癖、脱走

・利用者の理解に努 め、専門家と適切

な支援を行う

・レベル変化時「決 定」の担い手不在

社会と の関わり

友人知人不在 ・DS利用が継続で きる

介護力 夫死亡後単身

親族は 接近拒否て交流なし

・生活の場選択

Hさんを支援するネットワーク

Bさん

生活

保護

地域

病院

在支

訪問

介護

レン

タル

ワー

デン

ケア

マネ

包括

地域の各商店

消費者センター 介護タクシー

K

都住宅公社

主病院主治医

保健師MSW

利用者をもっとよく知りたい

1.各担当者の役割

・主治医:病状管理と情報提供。専門医と連携

・MSW:主治医と連携。院内の対応がスムーズになる

・生保:今までの経緯や金銭トラブル状況、親族情報

・在支:地域、ワーデンさんや関係機関との関わり

「生活の場」として特養入所の「可能性」探る

・ヘルパー:日々の状況変化や援助への反応を記録

・通所:「馴染みの場所」になれる。集団生活の様子観 察から社会性の把握

利用者をもっとよく知りたい

1. 保健師:専門家の視点で支援方法のアドバイス

ケアマネ:担当者会議の「まとめ役」

2. 毎月担当者会議開催

・情報収集した内容の分析。不安混乱の要因を探る

・変化のリズムを探る

・各担当者が得た情報や気付き等の共有