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第1
章
包括
外部
監査
の概
要
1
包括
外部
監査
の種
類
地方
自治
法第
252条
の37第
1項
に基
づく
包括
外部
監査
2
選定
した
特定
の事
件(
テー
マ)
観光
部が
所管
する
事務
事業
の執
行及
び管
理に
つい
て
3
事件
(テ
ーマ
)を
選定
した
理由
近年
、山
梨県
を訪
れる
観光
客は
増加
し、
平成
29年
には
過去
最多
の3,216万
人を
記録
し、
自他
とも
に認
める
観光
立県
であ
る。
今後
、東
京オ
リン
ピッ
ク、
パラ
リン
ピッ
クを
控え
、ま
すま
す観
光客
の増
加が
予想
され
る。
山梨
県は
、平
成23年
に「
おも
てな
しの
やま
なし
観光
振興
条例
」を
制定
し、旅
行者
の立
場
に立
って
、「
おも
てな
し戦
略」
をは
じめ
種々
の取
り組
みを
行っ
てき
た。
また
、平
成28年
3
月に
は、「
やま
なし
観光
産業
活性
化計
画」
を策
定し
、「
観光
を産
業と
して
捉え
る」
とい
う考
え方
に立
って
、地
域経
済の
活性
化と
雇用
の創
出を
図っ
てき
た。
これ
らの
点を
ふま
え、
山梨
県の
観光
行政
に関
する
事務
が法
令等
に基
づき
適正
に執
行さ
れ
てい
るか
どう
か、
また
効果
的か
つ効
率的
に実
施さ
れて
いる
かど
うか
を検
証す
るこ
とは
有用
であ
ると
判断
し、
本年
度の
監査
テー
マと
して
選定
した
。
4
監査
の対
象部
署
(1
)観
光部
観光
企画
課
(2
)観
光部
観光
プロ
モー
ショ
ン課
(3
)観
光部
観光
資源
課
(4
)観
光部
国際
観光
交流
課
(5
)山
梨県
パス
ポー
トセ
ンタ
ー
5
包括
外部
監査
の対
象期
間
平成
29年
度(
平成
29年
4月
1日
から
平成
30年
3月
31日
)
ただ
し、
必要
に応
じ平
成30年
度及
び過
年度
の実
績等
も参
考と
した
。
包括
外部
監査
結果
報告
書
平
成3
1年
3月
28
日
山梨
県監
査委
員 殿
包括
外部
監査
人
三 神
治
彦
定価(消費税込)一箇年
一七、二八〇円 (郵送料を含む。)
山梨県公報号外
第二十七号
平成三十一年四月二十六日
○包括外部監査人の監査の結果に関する報告の公表…
……
……
……
……
……
……
……
一
監
査
委
員
山梨県公報
目
次
監
査
委
員
山梨県監査委員告示第三号
地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)第二百五十二条の三十七第五項の規定に
基づき、包括外部監査人三神治彦から監査の結果に関する報告の提出があったので、同
法第二百五十二条の三十八第三項の規定により、次のとおり公表する。
平成三十一年四月二十六日
山梨県監査委員
小
島
徹
同
小
泉
久
司
同
山
田
一
功
同
杉
山
肇
金 曜 日
号外第二十七号
平成三十一年
四月二十六日
一
9
利害
関係
外部
監査
の対
象と
した
事件
につ
き、
包括
外部
監査
人及
び監
査人
補助
者は
地方
自治
法第
252条
の29の
規定
によ
り記
載す
べき
利害
関係
はな
い。
6
包括
外部
監査
の方
法
(1
)監
査の
重点
及び
着眼
点
ア
事務
執行
及び
管理
が法
令、
条例
、規
則等
に基
づき
適正
に実
施さ
れて
いる
か
イ
事務
執行
及び
管理
が事
業計
画等
の達
成の
ため
に有
効か
つ効
率的
に行
われ
てい
るか
ウ
事務
執行
及び
管理
に係
る支
出の
経済
性は
適切
か
エ
執行
され
た事
務の
成果
につ
いて
、適
切な
基準
によ
り評
価さ
れて
いる
か
オ
措置
の内
容が
指摘
及び
意見
の趣
旨と
整合
して
いる
か
(2
)主
な監
査の
手続
ア
関連
諸法
令、
諸規
定等
の閲
覧、
内容
検討
イ
関係
部署
への
事前
調査
の実
施、
分析
ウ
関係
部署
への
質問
エ
関係
帳簿
及び
証拠
書類
の閲
覧、
検討
、分
析
オ
その
他必
要と
認め
た手
続
7
包括
外部
監査
の実
施期
間
平成
30年
7月
27日
から
平成
31年
2月
28日
まで
8
包括
外部
監査
従事
者の
資格
等
包括
外部
監査
人
税理
士
三神
治
彦
包括
外部
監査
人補
助者
弁
護士
池
田
理恵
弁
護士
小
笠原
亘
税
理士
尾
方
智紀
税
理士
小
口
亮平
税
理士
五
味
さち
子
税
理士
末
木
徳夫
税
理士
鈴
木
博之
税
理士
藤
原
徳仁
税
理士
前
田
安正
税
理士
松
野
俊一
山梨県公報号外
第二十七号
平成三十一年四月二十六日
山梨県公報号外
第二十七号
平成三十一年四月二十六日
二
⑤国
際交
流
山梨
県で
は、昭
和35年
に全
国に
先駆
けて
アメ
リカ
合衆
国ア
イオ
ワ州
と姉
妹締
結を
行い
、
その
後、
ブラ
ジル
連邦
共和
国ミ
ナス
・ジ
ェラ
イス
州、
中華
人民
共和
国四
川省
、大
韓民
国
忠清
北道
、フ
ラン
ス共
和国
ソー
ヌ・
エ・
ロア
ール
県と
姉妹
・友
好締
結を
行っ
てい
る。
ま
た、
県内
の多
くの
市町
村が
、海
外の
都市
と姉
妹関
係が
あり
、こ
うし
た地
域を
中心
に国
際
交流
が進
めら
れて
いる
。
⑥文
化遺
産
山梨
県に
は、
国宝
「大
善寺
本堂
」、「
清白
寺仏
殿」
など
の歴
史的
建造
物や
特別
名勝
「富
士山
」、「
御岳
昇仙
峡」
など
数多
くの
貴重
な文
化遺
産が
存在
し観
光名
所と
なっ
てい
る。
また
、ミ
レー・バ
ルビ
ソン
派の
コレ
クシ
ョン
では
世界
でも
有数
な県
立美
術館
をは
じめ
、
県立
博物
館な
ど数
多く
の文
化施
設が
あり
、多
くの
観覧
者が
訪れ
てい
る。
(2
)観
光入
込客
数と
観光
消費
額の
概要
平
成29年
山梨
県観
光入
込客
統計
調査
報告
書に
よる
と、
平成
29年
の山
梨県
にお
ける
観光
入込
客数
は、
実人
数で
3,216万
人と
推計
され
、前
年3,205万
人を
約11万
人(
0.4%
)上
回
り、
過去
最高
を記
録し
た。
(
注)
観光
入込
客と
は、
日常
生活
圏以
外の
場所
へ旅
行し
、そ
こで
の滞
在が
報酬
を得
ない
者と
し、
観光
地点
及び
行祭
事・
イベ
ント
に訪
れた
者の
こと
。
【山
梨県
の観
光入
込客
数と
観光
消費
額の
推移
】
平成
29年
は、
10月
の長
雨や
週末
の台
風接
近等
の影
響に
よる
マイ
ナス
要因
があ
った
もの
の、
世界
遺産
富士
山の
継続
的な
人気
や、
外国
観光
客の
増加
など
によ
り観
光入
込客
数は
、過
去最
高で
あっ
た前
年を
上回
る結
果と
なっ
た。
また
、観
光消
費額
は、
4,133
億円
とな
り、
前
年よ
り20億
円程
度減
少し
たも
のの
、4,000億
円を
突破
して
いる
。
年度
観
光客
数(
万人
)
観光
消費
額(
億円
)
備
考
平成
29年
3,216
4,133
平成
28年
3,205
4,157
平成
27年
3,146
3,967
平成
26年
3,002
3,573
平成
25年
2,968
3,290 富
士山
世界
遺産
登録
平成
24年
2,735
3,013
平成
23年
2,355
2,355 東
日本
大震
災
平成
22年
2,569
2,475
第2
章
包括
外部
監査
対象の
概要
1
山梨
県の
観光
の概
要
(1
)山
梨県
の魅
力
①
地勢
山
梨県
は、
周囲
を急
峻な
山々
に囲
まれ
おり
、北
東部
に秩
父山
塊、
西部
に3,000メ
ート
ル級
山々
から
なる
赤石
山脈(
南ア
ルプ
ス)、南
部に
は日
本一
の高
峰富
士山(
3,776メ
ート
ル)、そ
して
、北
部に
は八
ヶ岳
、茅
ヶ岳
が広
い裾
野を
引い
てい
る。こ
れら
の山
地は
、山
岳、
森林
、湖
沼、
渓谷
など
の優
れた
景観
に富
み、
富士
箱根
伊豆
国立
公園
をは
じめ
3つ
の国
立
公園
、八
ヶ岳
中信
高原
国定
公園
、2
つの
県立
自然
公園
に指
定さ
れて
いる
。
ま
た、名
水百
選(
環境
庁(
当時
)選
定:昭
和60年
)に
3つ
、新・名
水百
選(
環境
省選
定:
平成
12年
)に
4つ
も選
ばれ
るな
ど清
澄な
水に
恵ま
れて
いる
。
②農
業
山
梨県
は、
東京
圏に
近い
立地
条件
や変
化に
富ん
だ自
然条
件を
活か
し、
果樹
、畜
産、
野
菜、
花き
など
特色
ある
産地
を形
成し
てい
る。
なか
でも
、果
樹が
農業
生産
額の
5割
以上
を
占め
、ぶ
どう
、も
も、
すも
もは
全国
一の
生産
量を
誇っ
てい
る。
ま
た、
平成
29年
3月
には
、峡
東地
域が
「盆
地に
適応
した
山梨
の複
合的
果樹
シス
テム
」
とし
て日
本農
業遺
産に
認定
され
てい
る。
③林
業
山
梨県
は、
世界
的な
森林
認証
制度
であ
るF
SC
森林
管理
認証
を取
得し
た県
有林
をは
じ
めと
して
、森
林が
県土
の約
78%
を占
める
全国
有数
の森
林県
であ
る。ま
た、森
林の
持つ
様々
な働
きを
一層
発揮
させ
るた
め、
複層
林や
広葉
樹林
の造
成、
長伐
期施
業な
どの
取り
組み
も
進め
、さ
らに
、シ
イタ
ケ、
タケ
ノコ
、ワ
サビ
など
、特
用林
産物
の生
産も
行っ
てい
る。
また
、「企
業の
森」等
、C
SR(
企業
の社
会的
責任
)活
動に
取り
組む
場と
して
利用
され
、
山梨
県へ
の来
訪の
きっ
かけ
づく
りと
なっ
てい
る。
④地
場産
業
山梨
県に
は、
産地
ブラ
ンド
「K
oo
-f
u」
に代
表さ
れ、
日本
一の
産地
であ
るジ
ュエ
リー
産業
、E
Uへ
の輸
出が
はじ
まっ
た「
甲州
ワイ
ン」
に象
徴さ
れ、
多く
のワ
イナ
リー
が
集積
する
ワイ
ン産
業、
甲斐
絹に
代表
され
る織
物産
業な
ど、
個性
ある
地場
産業
が展
開さ
れ
てい
る。
また
、「甲
州印
伝」や「
市川
和紙
」、「
西嶋
和紙
」、「
雨畑
硯」な
ど全
国に
誇れ
る山
梨県
の
風土
に根
差し
た伝
統工
芸品
が数
多く
ある
。
山梨県公報号外
第二十七号
平成三十一年四月二十六日
三
⑥
観光
振興
は、
常に
安全
・快
適へ
の配
慮が
重要
観
光の
振興
は、
ユニ
バー
サル
デザ
イン
(年
齢、
性別
、国
籍、
障害
の有
無等
にか
かわ
らず
、全
ての
者が
利用
でき
るよ
うに
施設
又は
設備
を設
計す
るこ
と等
をい
う。)の
観点
等
を踏
まえ
、全
ての
旅行
者が
常に
安全
かつ
快適
な旅
行が
でき
るよ
う配
慮す
るこ
とが
重要
であ
ると
いう
認識
の下
に、
推進
され
なけ
れば
なら
ない
。
(観
光に
関す
る基
本施
策)
①
おも
てな
しの
推進
ア
郷土
教育
・人
材育
成の
充実
イ
地域
の良
好な
景観
の形
成並
びに
施設
の整
備、
適切
な管
理等
ウ
地域
の特
産物
の活
用並
びに
歴史
的又
は文
化的
資産
の保
存及
び活
用
エ
県民
等の
おも
てな
しに
取り
組む
気運
の醸
成
②
多様
な観
光の
推進
ア
旅行
者の
ニー
ズの
把握
イ
多様
な観
光の
形態
の創
出、
普及
等
ウ
都市
農村
交流
等の
促進
③
外国
人旅
行者
の来
訪の
促進
ア
外国
人旅
行者
の誘
客促
進
イ
国際
交流
の促
進
④
広報
宣伝
及び
情報
提供
ア
広告
宣伝
の充
実強
化
イ
(県
内旅
行者
への
)情
報提
供の
充実
強化
(3
)や
まな
し観
光推
進計
画の
概要
平
成24年
3月
にお
もて
なし
のや
まな
し観
光振
興条
例第
13条
の規
定に
基づ
き、
本県
の観
光の
振興
に関
する
施策
の総
合的
かつ
計画
的な
推進
を図
るた
めに
、や
まな
し観
光推
進計
画が
策定
され
た。
県、
市町
村、
県民
、観
光事
業者
、観
光関
係団
体等
が一
体と
なり
、観
光を
推進
して
いく
もの
とさ
れて
いる
。
やま
なし
観光
推進
計画
にお
いて
、観
光振
興の
総合
的な
目的
を「
やす
らぎ
と感
動の
山梨
」
と掲
げら
れた
。県
民の
温か
な接
待や
、地
域固
有の
美し
い景
観や
地域
の特
産物
、伝
統芸
能な
どで
旅行
者を
もて
なす
「山
梨な
らで
はの
おも
てな
し」
によ
り、
旅行
者に
やす
らぎ
や満
足を
超え
た感
動を
与え
られ
る山
梨県
を目
指す
こと
とし
てい
る。
「
やす
らぎ
と感
動の
山梨
」を
実現
する
ため
に、
①旅
行者
、②
地域
、③
イン
バウ
ンド
観光
の3
つの
ジャ
ンル
ごと
に、
それ
ぞれ
次の
目標
を設
定し
た。
①
旅行
者に
対す
る目
標・
・・
・・
・・
・「
旅行
者の
笑顔
あふ
れる
山梨
」
県
民や
観光
事業
者等
によ
るお
もて
なし
に触
れ、
特色
ある
地域
資源
を活
用し
た多
彩な
観
2
山梨
県の
観光
政策
の概
要
(1
)お
もて
なし
のや
まな
し観
光振
興条
例の
制定
平
成23年
11月
に「
地域
への
誇り
と愛
着に
基づ
くお
もて
なし
を県
民総
参加
によ
り推
進し
、
旅行
者が
やす
らぎ
と感
動を
覚え
、再
び訪
れた
いと
思う
魅力
ある
地域
づく
りを
進め
るこ
と等
によ
り県
の観
光の
振興
を図
り、
もっ
て観
光産
業が
県の
基幹
的な
産業
とし
て発
展す
るこ
とを
通じ
て、県
経済
の発
展及
び活
力に
満ち
た地
域社
会の
実現
に寄
与す
るこ
とを
目的(
第一
条
目
的)」
に、
おも
てな
しの
やま
なし
観光
振興
条例
は制
定さ
れた
。
おも
てな
しの
やま
なし
観光
振興
条例
に、
6つ
の基
本理
念(
第三
条
基本
理念
)と
、4
つ
の観
光振
興に
関す
る基
本施
策(
第九
条か
ら第
十二
条)
が掲
げら
れて
いる
。
(基
本理
念)
①
観光
振興
は、「
おも
てな
し」
が重
要
観
光の
振興
は、
県民
等が
地域
の自
然、
歴史
、文
化等
に対
する
理解
と関
心を
深め
、誇
りと
愛着
をも
ち、
おも
てな
しを
実践
する
こと
が重
要で
ある
とい
う認
識の
下に
、推
進さ
れな
けれ
ばな
らな
い。
②
観光
振興
は、
県民
総参
加で
の推
進が
重要
観光
の振
興は
、県
民総
参加
によ
り、
推進
され
なけ
れば
なら
ない
。
③
観光
振興
は、
県経
済の
発展
のた
めに
重要
観
光の
振興
は、観
光産
業が
、商
業、工
業、農
業等
の産
業と
関連
を有
する
産業
であ
り、
県経
済の
発展
の上
で重
要な
役割
を担
って
いる
とい
う認
識の
下に
、推
進さ
れな
けれ
ばな
らな
い。
④観
光振
興は
、人
材の
育成
が重
要
観
光の
振興
は、お
もて
なし
の意
義を
深く
理解
し、お
もて
なし
に関
する
普及
啓発
活動
に主
体的
に取
り組
むこ
とが
でき
る人
材そ
の他
の観
光の
振興
に寄
与す
る人
材の
育成
が
重要
であ
ると
いう
認識
の下
に、
推進
され
なけ
れば
なら
ない
。
⑤
観光
振興
は、
地域
の環
境や
資源
の保
存・
保全
が重
要
観
光の
振興
は、将
来に
わた
る持
続的
な観
光の
発展
を実
現す
るた
めに
は、良
好な
自然
環境
及び
景観
の保
全並
びに
歴史
的又
は文
化的
資産
の保
全を
図る
こと
が重
要で
ある
と
いう
認識
の下
に、
推進
され
なけ
れば
なら
ない
。
山梨県公報号外
第二十七号
平成三十一年四月二十六日
山梨県公報号外
第二十七号
平成三十一年四月二十六日
四
必要
な施
設の
整備
や適
切な
管理
を行
うこ
とに
より
旅行
者の
安全
性・
利便
性・
快適
性の
確保
を図
る。
ウ
地域
の特
産物
の活
用並
びに
歴史
的又
は文
化的
資産
の保
存及
び活
用
地域
の歴
史や
文化
、農
業、
食、
地場
産業
など
地域
固有
の特
色あ
る資
源を
発掘
し
魅力
の向
上を
図り
、観
光の
振興
に資
する
資源
とし
て有
効に
活用
して
地域
や旅
行自
体の
魅力
を高
め、
旅行
者を
もて
なす
。
エ
県民
等の
おも
てな
しに
取り
組む
気運
の醸
成
おも
てな
しの
重要
性に
つい
て県
民等
の理
解と
関心
を高
める
ため
、2
月1
日か
ら
7日
を「
おも
てな
し推
進週
間」
と定
め、
おも
てな
しに
取り
組む
気運
の醸
成に
向け
て「
おも
てな
しの
やま
なし
県民
大会
」を
開催
する
。
また
、お
もて
なし
の推
進に
顕著
な功
績の
あっ
た県
民等
に対
する
表彰
、お
もて
な
しに
関す
る事
例の
紹介
等に
より
、県
民等
に広
くお
もて
なし
の周
知を
図り
、お
もて
なし
の実
践活
動に
結び
付け
る環
境づ
くり
を行
う。
②多
様な
観光
の推
進
近年
の観
光は
、個
人や
グル
ープ
を中
心と
した
体験・学
習型
の旅
行が
中心
とな
って
おり
、
併せ
て旅
行者
の旅
行ニ
ーズ
も多
様化
、高
度化
して
いる
。こ
うし
た動
きを
的確
にと
らえ
、
他地
域と
の競
争の
中で
本県
への
誘客
促進
を図
って
いく
ため
、本
県の
独自
の強
みで
ある
、
東京
圏の
近く
にあ
りな
がら
、富
士山
、南
アル
プス
、八
ヶ岳
など
豊か
な自
然に
恵ま
れて
い
るこ
と、
もも
、ぶ
どう
、さ
くら
んぼ
など
のフ
ルー
ツに
代表
され
る美
味し
い農
産物
があ
る
こと
、ワ
イン
、ジ
ュエ
リー
、織
物な
ど世
界に
誇り
うる
地場
産業
が展
開さ
れて
いる
こと
、
貴重
な自
然環
境の
中で
健康
美を
追求
した
り、
様々
なス
ポー
ツが
楽し
める
こと
など
、個
性
ある
豊富
な地
域資
源を
十分
に活
かす
とと
もに
、一
方で
常に
新し
い観
光資
源の
開発
に取
り
組み
なが
ら、
旅行
者に
とっ
て魅
力あ
ふれ
る様
々な
体験
プロ
グラ
ムや
着地
型旅
行商
品を
ラ
イン
ナッ
プし
て、
本県
の魅
力を
余す
こと
なく
十分
に堪
能で
きる
多様
な観
光を
展開
する
。
ア
旅
行者
のニ
ーズ
の把
握
本県
の資
源を
活用
した
新た
な旅
行形
態を
生み
出す
ため
には
、旅
行者
から
のニ
ーズ
を的
確に
把握
する
必要
があ
る。
旅行
者か
ら直
接聞
き取
り調
査を
行う
アン
ケー
ト調
査
等を
通じ
て旅
行者
から
の情
報を
集め
、旅
行者
のニ
ーズ
に基
づい
た多
様な
旅行
商品
の
創出
を図
る。
イ
多
様な
観光
の形
態の
創出
、普
及等
本県
は、東
京圏
に隣
接す
る位
置に
あり
なが
ら、四
方を
富士
山を
はじ
めと
する
3,000
メー
トル
級の
山々
に囲
まれ
、県
土の
約78%
を森
林で
占め
てい
る。豊
かな
自然
やも
も、
ぶど
う等
の果
樹が
織り
なす
四季
の表
情は
大変
美し
く、
その
中で
、果
物、
ワイ
ン、
ジ
ュエ
リー
、ミ
ネラ
ルウ
ォー
ター
、織
物、
印章
、和
紙等
、本
県が
誇れ
る数
多く
の特
産
物が
生み
出さ
れる
とと
もに
、県
内各
地で
は、
伝統
的な
祭り
や多
彩な
行事
が行
われ
て
光商
品を
楽し
むこ
とに
より
、感
動を
得て
、ま
た来
訪し
たい
、住
んで
みた
いと
思え
る地
域
を目
指す
。
②地
域に
対す
る目
標・
・・
・・
・・
・・「
地域
がい
きい
きし
てい
る山
梨」
県
民が
、住
んで
いる
地域
の価
値や
魅力
を十
分に
理解
し、
地域
に対
する
愛着
や誇
りを
持
って
生活
する
こと
によ
り、
住民
同士
も来
訪者
にも
明る
く接
する
、生
き生
きし
た地
域を
目
指す
。
ま
た、
観光
産業
が基
幹的
な産
業と
して
発展
する
こと
によ
り、
多く
の関
連産
業が
活性
化
し、
様々
な人
が集
い、
様々
な出
会い
や交
流が
生ま
れ、
賑わ
いや
活気
ある
地域
が形
成さ
れ
るこ
とを
目指
す。
③イ
ンバ
ウン
ト観
光に
対す
る目
標・
・・「
海外
の人
々が
訪れ
たく
なる
山梨
」
富
士山
(平
成25年
6月
22日
に世
界文
化遺
産に
登録
)を
はじ
めと
する
本県
の観
光地
が
よく
知ら
れる
よう
にな
るこ
とを
目指
す。
ま
た、
外国
人旅
行者
も不
自由
なく
旅行
が楽
しめ
る環
境が
整備
され
、地
域の
人々
との
ふ
れあ
いを
通じ
て、
ゆっ
くり
と滞
在し
、ま
た訪
れた
いと
思え
る地
域と
なる
こと
を目
指す
。
(4
)観
光振
興に
おけ
る施
策の
基本
的な
方針
①お
もて
なし
の推
進
お
もて
なし
のや
まな
し観
光振
興条
例で
は、「
おも
てな
し」を
、「旅
行者
の立
場に
立っ
て、
次に
掲げ
る行
為に
より
旅行
者を
もて
なす
こと
」と
定義
して
いる
。
・
温か
な心
配り
によ
る接
待
・
地域
の良
好な
景観
の形
成並
びに
施設
の整
備、
適切
な管
理等
によ
る旅
行者
の安
全性
、
利便
性及
び快
適性
の確
保
・
地域
の特
産物
の活
用並
びに
歴史
的又
は文
化的
資産
の保
存及
び活
用
ア
郷土
教育
・人
材育
成の
充実
地域
の魅
力や
価値
を学
び、
地域
に対
する
愛着
や誇
りを
育む
ため
郷土
教育
の充
実
を図
る。
魅力
ある
地域
づく
りを
担う
層の
厚い
人材
の育
成を
支援
する
。
観光
事業
者に
よる
良質
なサ
ービ
スの
提供
、県
民に
よる
観光
ガイ
ドや
交流
など
に
より
旅行
者を
温か
くも
てな
す。
イ
地域
の良
好な
景観
の形
成並
びに
施設
の整
備、
適切
な管
理等
富士
山や
昇仙
峡な
どに
代表
され
る自
然景
観を
美し
く保
全す
ると
とも
に、
果樹
園
等の
農地
、古
民家
のた
たず
まい
を残
した
集落
、町
並み
、沿
道や
個人
の庭
先な
ど、
観光
旅行
者の
目に
触れ
る景
観を
美し
く整
える
こと
で旅
行者
をも
てな
す。
また
、ユ
ニバ
ーサ
ルデ
ザイ
ンの
考え
方を
取り
入れ
、ト
イレ
、案
内板
や歩
道等
の
山梨県公報号外
第二十七号
平成三十一年四月二十六日
五
用し
、本
県の
魅力
を広
報宣
伝す
る。
イ
(
県内
旅行
者へ
の)
情報
提供
の充
実強
化
本県
に来
訪中
の旅
行者
に対
して
、必
要な
現地
の観
光情
報を
適時
適切
に提
供す
るこ
とが
旅行
の満
足度
の向
上、
質の
向上
にも
つな
がる
こと
から
、富
士の
国や
まな
し観
光
ネッ
ト(
山梨
県の
観光
や物
産に
関す
るホ
ーム
ペー
ジ)
の充
実、
バス
コン
シェ
ルジ
ュ
シス
テム
(地
域の
バス
停か
ら当
該地
域の
観光
資源
や交
通シ
ステ
ムに
関す
る情
報を
携
帯電
話に
提供
する
シス
テム
)の
案内
情報
サー
ビス
の充
実等
を図
る。
(5
)ダ
イナ
ミッ
クや
まな
し総
合計
画(
平成
27年
12月
制定
)に
おけ
る位
置づ
け
ダ
イナ
ミッ
クや
まな
し総
合計
画に
おい
ては
、地
域産
業元
気創
造プ
ロジ
ェク
トに
「地
域資
源を
最大
限に
活か
す観
光の
推進
」と
して
掲げ
られ
てい
る。
そ
の中
で、基
本的
な考
え方
とし
て、「
活力
ある
地域
づく
りに
不可
欠な
交流
人口
の拡
大を
図
るた
めに
は、
個性
豊か
な地
域産
業の
連携
を強
化し
なが
ら、
魅力
ある
地域
資源
を最
大限
に活
用す
るこ
とに
より
、県
内各
地を
周遊
する
滞在
型の
観光
を推
進す
る必
要が
あり
ます
。
こ
のた
め、
滞在
型観
光の
受け
皿と
なる
観光
産業
を活
性化
させ
ると
とも
に、
農林
業や
地場
産業
など
様々
な産
業を
結び
付け
、本
県な
らで
はの
観光
を強
力に
展開
しま
す。
また
、世
界遺
産富
士山
など
県内
各地
の観
光資
源の
魅力
を高
める
取り
組み
や国
内外
への
プロ
モー
ショ
ン活
動、増
加が
見込
まれ
る外
国人
観光
客の
受入
環境
整備
など
に積
極的
に取
り組
みま
す。」と
され
てお
り、
おも
てな
しの
やま
なし
観光
推進
計画
を踏
まえ
たも
のと
なっ
てい
る。
平
成28年
3月
にや
まな
し観
光推
進計
画の
観光
産業
活性
化分
野の
行動
計画
とし
て、や
まな
し観
光産
業活
性化
計画
が策
定さ
れた
。
(6
)や
まな
し観
光産
業活
性化
計画
(平
成28年
度か
ら平
成30年
度)
の概
要
①計
画作
成の
趣旨
・観
光産
業は
、宿
泊・
飲食
(サ
ービ
ス業
)、
交通
(旅
客運
輸業
)、
土産
物(
製造
、小
売
り業
)な
ど多
岐に
わた
り裾
野が
広い
産業
であ
り、
地域
経済
や雇
用へ
の影
響が
大き
な
産業
であ
る。
・観
光産
業は
、農
業、
林業
、地
場産
業等
他の
産業
連携
の核
とし
て地
域活
性化
に貢
献す
る重
要な
産業
であ
る。
・生
産性
の向
上や
人材
育成
など
、産
業と
して
の成
長性
に欠
くこ
との
でき
ない
課題
に積
極的
に取
組む
必要
があ
る。
②基
本方
針と
主な
取組
み
ア
観
光産
業の
「稼
ぐ力
」を
高め
、「
働く
魅力
」を
高め
る
a
地域
の取
り組
み
・
国内
旅行
の促
進(
滞在
価値
、滞
在時
間の
拡大
)
いる
。
こう
した
、地
域の
自然
環境
、歴
史、
文化
、産
業等
の特
色あ
る資
源を
活か
し、
地域
ブラ
ンド
ツー
リズ
ムな
ど、
地域
の特
性と
旅行
者の
ニー
ズを
融合
した
多様
な旅
行形
態
の創
出や
普及
を支
援す
る。
ウ
都
市農
村交
流等
の促
進
東京
圏に
隣接
し、
中央
自動
車道
、J
R中
央線
など
を利
用す
るこ
とに
より
、容
易に
訪れ
るこ
とが
でき
るア
クセ
スの
優位
性や
、都
会で
は見
るこ
とが
でき
ない
山岳
景観
、
また
豊か
な自
然や
果物
をは
じめ
とす
る様
々な
農産
物、
食文
化や
伝統
工芸
など
の農
山
村資
源等
を活
かし
、交
流人
口の
増加
等に
よる
地域
の活
性化
を図
るた
め、
都市
農村
交
流や
二地
域居
住を
促進
する
。
③外
国人
旅行
者の
来訪
の促
進
外国
人旅
行者
に人
気の
高い
富士
山を
有し
、成
田(
羽田
)空
港か
ら富
士山
を経
由し
て関
西空
港に
至る
、い
わゆ
るゴ
ール
デン
ルー
トに
組み
込ま
れて
おり
、こ
れま
でに
も多
くの
外
国人
旅行
者が
来県
して
いる
。今
後、
更な
る外
国人
旅行
者の
来訪
を促
進す
ると
とも
に、
本
県を
訪問
した
外国
人旅
行者
に再
び訪
れて
もら
える
よう
、様
々な
施策
を展
開す
る。
ア
外
国人
旅行
者の
誘客
促進
日本
や本
県に
関す
る情
報が
少な
い海
外の
人々
に対
して
、本
県の
魅力
をア
ピー
ルす
ると
とも
に、
訪日
旅行
を企
画す
る国
内の
ラン
ドオ
ペレ
ータ
ーや
旅行
販売
窓口
とな
る
海外
の旅
行会
社に
本県
の観
光情
報を
提供
する
ため
、東
アジ
アや
東南
アジ
アを
ター
ゲ
ット
とし
たプ
ロモ
ーシ
ョン
活動
を展
開す
る等
の施
策を
実施
する
。
また
、外
国人
旅行
者が
快適
に旅
行を
楽し
める
よう
、看
板や
案内
標識
等の
多言
語化
、
宿泊
施設
や交
通機
関等
での
外国
語対
応、
通訳
ガイ
ドの
養成
など
受入
体制
の整
備を
行
う。
イ
国
際交
流の
促進
県民
と海
外の
人々
がそ
れぞ
れの
国や
地域
の歴
史、文
化等
に関
する
相互
理解
を深
め、
国際
感覚
に優
れた
人材
を育
成す
るこ
とは
、外
国人
旅行
者を
温か
く迎
える
環境
づく
り
とし
ても
重要
なこ
とか
ら、
県内
自治
体と
姉妹
友好
関係
のあ
る地
域を
中心
とし
た文
化
交流
や青
少年
交流
等の
国際
交流
施策
を推
進す
る。
④広
報宣
伝及
び情
報提
供
本
県に
は、
多く
の魅
力的
な観
光資
源が
あり
、各
観光
地、
観光
施設
でも
国内
外か
らの
旅
行者
の来
訪促
進の
ため
に様
々な
話題
づく
りを
して
いる
。こ
うし
た観
光資
源や
本県
の魅
力
を国
内外
の旅
行者
や旅
行業
者に
情報
とし
て伝
える
。
ア
広
告宣
伝の
充実
強化
国内
外の
旅行
者の
来訪
を促
進す
るた
め、
ホー
ムペ
ージ
や雑
誌等
の多
様な
媒体
を活
山梨県公報号外
第二十七号
平成三十一年四月二十六日
山梨県公報号外
第二十七号
平成三十一年四月二十六日
六
やま
なし
観光
産業
活性
化計
画、
推進
計画
の推
進
観光
客動
態調
査
(2
)観
光プ
ロモ
ーシ
ョン
課
(誘
客促
進担
当)
公益
社団
法人
やま
なし
観光
推進
機構
に関
する
こと
観光
キャ
ンペ
ーン
の推
進
ツア
ー造
成の
促進
受入
体制
の促
進
富士
の国
やま
なし
観光
ネッ
ト及
びFUJISAN ACTIVITIESの
管理
運用
(や
まな
しブ
ラン
ド推
進担
当)
やま
なし
ブラ
ンド
の推
進
やま
なし
ブラ
ンド
推進
プロ
ジェ
クト
チー
ムの
運営
やま
なし
観光
PR
の強
化
県産
品販
路拡
大の
推進
富士
の国
やま
なし
館及
びレ
スト
ラン
Y-
wineの
管理
運営
山梨
県地
場産
業セ
ンタ
ー(
かい
てら
す)
に関
する
こと
フィ
ルム
・コ
ミッ
ショ
ン
(3
)観
光資
源課
(観
光資
源担
当)
県有
観光
施設
の維
持管
理
富士
北麓
駐車
場の
管理
運営
指導
観光
施設
の整
備
南ア
ルプ
スの
マイ
カー
規制
山岳
観光
の振
興
モー
ター
ボー
ト業
の指
導
(周
遊観
光促
進担
当)
広域
周遊
観光
の促
進
ニュ
ーツ
ーリ
ズム
の促
進
スポ
ーツ
ツー
リズ
ムの
推進
各種
ツー
リズ
ムの
推進
信玄
公祭
り開
催支
援
地域
の価
値創
造(
地域
資源
を観
光資
源へ
)
滞在
・周
遊観
光の
促進
(リ
ゾー
ト型
、周
遊型
)
冬の
観光
の強
化(
入込
客数
の平
準化
)
平日
の観
光の
強化
(入
込客
数の
平準
化)
・
イン
バウ
ンド
観光
の促
進(
受入
環境
整備
、消
費拡
大)
多言
語化
等受
入環
境の
整備
免税
店の
拡充
支援
・
人材
育成
・人
材確
保
人材
育成
(県
立大
学と
の連
携な
ど)
人材
確保
(イ
ンタ
ーン
シッ
プの
推進
)
b
企業
の取
り組
み
・
経営
環境
の確
立(
労働
環境
、施
設整
備、
金融
)
経営
支援
(観
光産
業に
特化
した
支援
体制
の検
討な
ど)
金融
支援
(県
融資
制度
の活
用、
ファ
ンド
等の
活用
促進
)
・
他産
業と
連携
した
付加
価値
、経
済波
及効
果の
拡大
宿泊
施設
等に
おけ
る県
産食
材の
使用
促進
県産
食材
を使
用し
た「
食」
の全
国P
R(
イメ
ージ
アッ
プ)
イ
長
期的
な視
点で
の観
光財
産の
創出
a
おも
てな
しマ
イン
ドの
醸成
b
観光
イン
フラ
の整
備
c
観光
の重
要性
、将
来性
等の
情報
発信
ウ
推
進体
制の
整備
a
やま
なし
観光
推進
機構
のD
MO
候補
法人
への
登録
推進
b
県内
各地
のD
MO
に対
する
取り
組み
への
支援
3
観光
部の
概要
観光
部の
概要
及び
各課
の分
掌事
項は
次の
とお
り。
(1
)観
光企
画課
(総
務経
理担
当)
観光
部内
の予
算経
理及
び総
務
旅行
業の
登録
及び
指導
(企
画・
おも
てな
し推
進担
当)
おも
てな
しの
推進
山梨県公報号外
第二十七号
平成三十一年四月二十六日
七
【山
梨県
一般
会計
歳出
予算
(款
別)】
(単
位:
百万
円)
款
平成
25年
度
平成
26年
度
平成
27年
度
平成
28年
度
平成
29年
度
議会
費
1,036
1,029
1,039
1,017
1,020
総務
費
35,370
33,474
31,052
34,248
31,478
民生
費
51,150
51,176
49,161
54,237
56,390
衛生
費
22,340
18,174
17,064
16,532
15,703
労働
費
4,508
2,697
2,010
1,772
1,605
農林
水産
業費
28,332
26,965
22,703
25,218
24,938
商工
費
41,587
39,769
36,211
34,633
32,480
土木
費
59,346
61,909
52,758
62,372
65,255
警察
費
22,484
21,417
21,982
22,077
22,443
教育
費
90,795
94,686
91,144
91,857
89,500
災害
復旧
費
2,737
2,597
2,593
2,630
2,588
公債
費
86,217
86,867
88,115
88,493
84,577
諸支
出金
17,170
18,279
27,931
31,145
32,408
予備
費
40
40
40
40
40
合計
463,117
459,086
443,809
466,278
460,431
【山
梨県
一般
会計
歳出
予算
(性
質別
)】
(単
位:
百万
円)
区分
平
成25年
度
平成
26年
度
平成
27年
度
平成
28年
度
平成
29年
度
行政
経費
230,832
230,455
240,631
246,211
246,636
(1
)人
件費
118,908
117,019
118,985
118,131
117,249
(2
)扶
助費
6,807
6,906
7,447
7,789
7,798
(3
)そ
の他
一般
行政
費
105,116
106,528
114,198
120,290
121,588
投資
的経
費
88,384
83,200
61,799
78,351
75,913
(1
)普
通建
設事
業費
85,647
80,602
59,205
75,720
73,325
(2
)災
害復
旧事
業費
2,737
2,597
2,593
2,630
2,588
公債
費
86,109
86,751
88,007
88,384
84,434
積立
金
925
1,492
1,079
4,742
5,069
出資
金
0
150
0
0
0
貸付
金
23,318
25,488
24,097
22,932
22,162
繰出
金
33,506
31,508
28,153
25,616
26,174
予備
費
40
40
40
40
40
合計
463,117
459,086
443,809
466,278
460,431
(4
)国
際観
光交
流課
(国
際交
流担
当)
姉妹
友好
地域
との
交流
姉妹
友好
地域
との
職員
相互
の派
遣
海外
県人
会と
の連
携
海外
技術
研修
員の
受入
青年
海外
協力
隊へ
の協
力
海外
の自
治体
等の
職員
の受
入
NG
O活
動等
の促
進
国際
協力
団体
の指
導・
育成
JE
Tプ
ログ
ラム
:語
学指
導等
を行
う外
国青
年の
招致
県費
留学
生の
派遣
・受
入
国際
交流
セン
ター
の管
理
国際
交流
協会
の指
導・
育成
市町
村国
際交
流活
動の
促進
グロ
ーバ
ルネ
ット
ワー
クづ
くり
多文
化共
生の
推進
(国
際観
光振
興担
当)
海外
への
誘客
宣伝
外客
誘致
の促
進
訪日
教育
旅行
の促
進
通訳
案内
士の
登録
及び
指導
外国
人観
光客
の受
入体
制の
整備
(5
)山
梨県
パス
ポー
トセ
ンタ
ー
旅
券申
請書
の受
理・
審査
旅
券作
成・
交付
旅
券取
得に
かか
る相
談
地
域県
民セ
ンタ
ー旅
券窓
口業
務の
指導
・研
修
旅
券業
務統
計
4
山梨
県の
一般
会計
歳出
予算
山梨
県の
平成
29年
度の
一般
会計
歳出
予算
は、
次の
とお
りと
なっ
てい
る(
表中
の平
成27
年度
につ
いて
は、当
初予
算が
骨格
予算
であ
るこ
とか
ら、表
中の
数字
は平
成27年
度6
月現
計
予算
を記
載。)。
この
うち
、観
光部
の所
管す
る事
業に
関す
る予
算額
は、
約12億
円。
山梨県公報号外
第二十七号
平成三十一年四月二十六日
山梨県公報号外
第二十七号
平成三十一年四月二十六日
八
(3
)観
光資
源課
事業
名ほ
か
予算
額(
千円
)
南ア
ルプ
ス山
岳交
通適
正化
協議
会負
担金
3,500
経常
経費
(地
場産
業地
域振
興対
策費
)
1,000
富士
川観
光セ
ンタ
ー運
営費
18,211
南ア
ルプ
ス山
岳交
通安
全推
進事
業費
補助
金
500
オリ
ンピ
ック
・パ
ラリ
ンピ
ック
おも
てな
し向
上事
業費
706
峡東
地域
ワイ
ンリ
ゾー
ト構
想推
進事
業費
2,120
峡東
地域
ワイ
ンリ
ゾー
ト構
想推
進モ
デル
事業
費
2,031
峡南
歴史
文化
ツー
リズ
ム構
想推
進事
業費
1,000
富士
スバ
ルラ
イン
適正
利用
普及
啓発
事業
費
2,042
安全
登山
対策
検討
事業
費
715
安全
登山
推進
事業
費
10,139
富士
の国
やま
なし
山岳
観光
地美
化活
動事
業費
補助
金
950
おも
てな
し森
林景
観創
出事
業費
62
経常
経費
(富
士の
国や
まな
し観
光振
興施
設整
備事
業費
)
1,200
富士
の国
やま
なし
観光
振興
施設
整備
補助
金
60,000
観光
施設
維持
補修
費
35,590
富士
スバ
ルロ
ッジ
周辺
整備
事業
費
8,535
観光
施設
維持
管理
費
7,674
富士
北麓
駐車
場運
営費
38,497
信玄
公祭
り開
催費
30,182
合計
224,654
5
監査
対象
の選
定
原則
とし
て、下
記に
掲げ
る観
光部
所管
の全
ての
事業
を対
象と
して
いる(
なお
、10万
円以
下の
少額
の事
業は
、監
査対
象か
ら除
外し
てい
る。)。
(1
)観
光企
画課
事業
名ほ
か
予算
額(
千円
)
職員
給与
費等
(総
務管
理費
)
142,776
社会
活動
費
478
職員
給与
費等
(観
光総
務費
)
321,651
経常
経費
(観
光促
進指
導費
)
17,980
観光
客動
態調
査費
4,731
臨時
職員
等経
費
2,626
観光
推進
会議
開催
事業
費
320
おも
てな
し推
進週
間事
業費
638
地域
連携
DM
O整
備推
進事
業費
40,152
おも
てな
し人
材活
用事
業費
2,440
おも
てな
し推
進事
業費
1,141
観光
人材
育成
・お
もて
なし
推進
事業
費補
助金
2,500
合計
537,433
(2
)観
光プ
ロモ
ーシ
ョン
課 事
業名
ほか
予
算額
(千
円)
「や
まな
しサ
ポー
ター
ズ倶
楽部
」開
催費
6,351
「食
」の
やま
なし
情報
発信
事業
費
22,000
富士
の国
やま
なし
観光
PR
強化
事業
費
16,760
やま
なし
観光
物産
情報
発信
事業
費
42,209
やま
なし
のワ
イン
と食
魅力
発信
事業
費
14,998
映像
産業
招致
推進
事業
費
10,811
ツア
ー造
成促
進事
業費
1,937
やま
なし
観光
推進
機構
事業
費
94,568
SN
Sを
活用
した
海外
向け
情報
発信
事業
費
1,633
富士
の国
やま
なし
スポ
ーツ
コン
シェ
ルジ
ュ設
置事
業費
524
日本
観光
振興
協会
負担
金等
経費
836
富士
の国
やま
なし
観光
ネッ
ト情
報発
信事
業費
9,773
外国
人誘
客促
進ア
プリ
シス
テム
運用
管理
費
3,280
ウォ
ーキ
ング
アプ
リを
活用
した
県内
周遊
観光
促進
事業
費
2,160
合計
227,840
山梨県公報号外
第二十七号
平成三十一年四月二十六日
九
第3
章
実施
した
監査
手続
の概
要
1
実施
した
監査
手続
(1
)監
査対
象の
選定
「第
2章
包
括外
部監
査対
象の
概要
」の
「5
監
査対
象の
選定
」を
参照
。
(2
)支
出関
連資
料の
検討
選定
した
事業
につ
いて
、監
査対
象と
なる
所属
より
次の
書類
を入
手、
閲覧
し、
関連
法令
等
への
準拠
性を
確認
した
。
・支
出負
担行
為伺
い
・契
約書
・委
託業
務仕
様書
・業
務完
了報
告書
・根
拠規
定(
補助
金交
付要
綱等
)
・補
助金
交付
申請
書(
事業
計画
書等
の添
付書
類も
含む
)
・補
助金
交付
決定
通知
書
・実
績報
告書
・支
出命
令書
・そ
の他
必要
と認
めら
れる
資料
(3
)担
当所
属へ
のヒ
アリ
ング
監査
対象
所属
から
提出
を受
けた
(2
)の
書類
につ
いて
検討
を行
い、
生じ
た疑
問点
、不
明
点等
につ
いて
、追
加資
料の
徴収
・ヒ
アリ
ング
を実
施し
た。
(4
)国
際観
光交
流課
・山
梨県
パス
ポー
トセ
ンタ
ー
事業
名ほ
か
予算
額(
千円
)
山梨
県四
川省
友好
促進
事業
費補
助金
884
職員
相互
派遣
事業
費
4,222
外国
人留
学生
相互
派遣
事業
費
3,142
災害
見舞
金
2,000
山梨
県忠
清北
道姉
妹締
結25周
年交
流事
業費
8,556
経常
経費
(国
際交
流推
進事
業費
)
3,500
語学
指導
等を
行う
外国
青年
招致
事業
費
21,006
山梨
県国
際交
流協
会事
業費
補助
金
700
海外
来県
者対
応経
費
2,000
国際
交流
セン
ター
指定
管理
経費
36,796
国際
交流
セン
ター
施設
修繕
費
1,493
海外
県人
会等
活動
促進
事業
費補
助金
1,229
海外
技術
研修
員受
入事
業経
費
9,246
自治
体職
員協
力交
流事
業経
費
2,151
やま
なし
多文
化共
生推
進協
議会
開催
経費
185
経常
経費
(渡
航事
務費
)
1,400
パス
ポー
トセ
ンタ
ー管
理委
託経
費
785
パス
ポー
トセ
ンタ
ー人
件費
20,181
その
他の
事業
経費
2,069
オリ
ンピ
ック
・パ
ラリ
ンピ
ック
おも
てな
し力
向上
事業
費
1,260
関東
観光
広域
連携
キャ
ンペ
ーン
事業
費
2,317
通訳
ガイ
ド提
供体
制整
備事
業費
7,000
経常
経費
(国
際観
光推
進費
)
1,200
「国
際観
光テ
ーマ
地区
」三
県協
議会
負担
金
1,000
国際
観光
振興
機構
負担
金
680
外国
語観
光ガ
イド
マッ
プ作
成費
1,400
国際
観光
トッ
プセ
ール
ス事
業費
9,965
フィ
リピ
ンイ
ンバ
ウン
ド観
光推
進事
業費
3,000
合計
149,367
山梨県公報号外
第二十七号
平成三十一年四月二十六日
山梨県公報号外
第二十七号
平成三十一年四月二十六日
一〇
であ
る。
県と
機構
との
費用
負担
の明
確化
及び
実績
報告
の検
証を
強く
望む
。
(2
)指
定管
理運
営費
につ
いて
指
定管
理者
との
基本
協定
書に
おい
て、
指定
管理
者は
指定
管理
業務
とそ
れ以
外の
業務
を行
う場
合に
あっ
ては
、指
定管
理業
務に
係る
金銭
につ
いて
は、
専用
の口
座で
管理
しな
けれ
ばな
らな
いと
され
てい
る。し
かし
なが
ら、専
用の
口座
が設
けら
れて
いな
い事
業が
複数
みら
れる
。
指定
管理
者と
の契
約は
5年
契約
であ
り、
県は
毎年
指定
管理
者か
ら実
績報
告を
受け
てい
るの
であ
るか
ら、
指定
管理
者に
対す
る指
導、
監督
を徹
底す
る必
要が
ある
。
(3
)実
績報
告書
の提
出期
限に
つい
て
実
績報
告は
、補
助事
業の
完了
の日
から
起算
して
1か
月を
経過
した
日又
は補
助金
の交
付を
決定
した
年度
の翌
年度
の4
月10日
のい
ずれ
か早
い期
日ま
でに
行う
こと
とな
って
いる
。
し
かる
に、
経費
支出
完了
日、
事業
効果
の算
定の
ため
のア
ンケ
ート
回収
日等
事業
によ
って
この
「補
助事
業の
完了
の日
」の
解釈
がま
ちま
ちで
ある
。
実
施要
綱等
で事
業完
了日
を明
確に
する
必要
があ
る。
第4
章
監査
の指
摘及
び意見
1
監査
結果
の概
要
本章
では
、監
査手
続を
実施
した
結果
、本
報告
書で
取り
上げ
るこ
とと
した
指摘
及び
意見
の
詳細
につ
いて
述べ
る。
なお
、本
報告
書に
おい
ては
、監
査の
結果(
地方
自治
法第
252条
の37第
5項
)を「
指摘
」、
監査
の結
果に
添え
て提
出す
る意
見(
地方
自治
法第
252条
の38第
2項
)を「
意見
」と
して
記
載し
てい
る。
本監
査に
おけ
る指
摘及
び意
見に
つい
ては
、指
摘35件
、意
見55件
であ
る。
指摘
及び
意見
を内
容で
分類
する
と次
表の
とお
りと
なる
。
内
容
指
摘
意
見
合
計
事業
執行
・管
理の
適正
性に
関す
る事
項
27件
14件
41件
事業
執行
・管
理の
有効
性・
効率
性に
関す
る事
項
1件
13件
14件
事業
執行
・管
理の
経済
性に
関す
る事
項
5件
13件
18件
事業
成果
の評
価に
関す
る事
項
2件
15件
17件
措置
に関
する
事項
0
件
0件
0
件
合
計
35件
55件
90件
2
全般
的事
項に
係る
監査
結果
(意
見)
(1
)公
益社
団法
人や
まな
し観
光推
進機
構に
つい
て
山
梨県
の観
光行
政に
おい
て公
益社
団法
人や
まな
し観
光推
進機
構(
以下
「機
構」
とい
う。)
が果
たし
てい
る役
割は
非常
に大
きい
。機
構の
目的
は、
山梨
県内
にお
ける
観光
事業
及び
物産
事業
の健
全な
振興
を図
り、
地域
産業
及び
文化
の発
展に
寄与
し、
もっ
て県
民福
祉の
増進
を図
るこ
とで
ある
。
そ
のた
めに
、県
は機
構の
運営
及び
機構
が行
う事
業に
対し
、補
助金
を交
付し
、ま
た委
託を
行っ
てい
る。
今
回の
包括
外部
監査
で見
たと
ころ
によ
ると
、県
は機
構に
対し
、1
億円
を超
える
補助
金を
交付
して
いる
。県
と機
構が
連携
して
行う
事業
では
、県
と機
構が
負担
する
費用
割合
は、
過去
の慣
行に
もと
づい
てお
り、
その
根拠
が不
明確
であ
る。
実績
報告
の検
証も
不十
分で
ある
。ま
た、
機構
はそ
の事
務局
を県
庁舎
の中
にお
いて
おり
、行
政財
産の
無償
によ
る使
用許
可を
知事
から
得て
いる
。
機
構が
果た
して
いる
役割
は理
解で
きる
が、
県も
認め
てい
ると
おり
機構
は県
とは
別の
組織
山梨県公報号外
第二十七号
平成三十一年四月二十六日
一一
・児
童手
当・
特例
給付
支
給額
内訳
表
3
指摘
及び
意見
特
に記
載す
べき
事項
はな
い。
(2
)経
常経
費(
観光
企画
課)
1
複写
機�