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旅行業界旅行業界~~JTBJTBと近畿日本ツーリストとと近畿日本ツーリストとH.I.SH.I.S~~
福田ゼミナール福田ゼミナール 経済経済99期期
小林雄・瀧下恵理・本間恵子・渡邉清美小林雄・瀧下恵理・本間恵子・渡邉清美
1.はじめに なぜ??
旅行業界って何??
どんな企業??
経営状態は??
戦略課題は??
2.業界概要
3.企業概要
4.財務分析
5.戦略分析
プレゼンテーションの流れプレゼンテーションの流れ
1.1.はじめにはじめに
・旅行が好きだから・旅行が好きだから
・華やかなイメージがある旅行業界の実態知り・華やかなイメージがある旅行業界の実態知りたかったからたかったから
・他の産業や地域の発展につながる重要な産業・他の産業や地域の発展につながる重要な産業
だからだから
なぜ旅行業界を選んだか??なぜ旅行業界を選んだか?? 1.はじめに
旅行とは旅行とは 1.はじめに
旅行の当初の目的目的は学者学者や留学生留学生を
対象とした勉学勉学のためだった・・・
・日常生活から開放されるため
・旅先のおいしいものを求めて・保養、休養のため・思い出をつくるため
現在では・・・現在では・・・
レジャーやレジャーや娯楽のひとつ娯楽のひとつ
旅行者旅行者 旅行会社旅行会社交通機関交通機関宿泊施設宿泊施設
(旅行業法第1条・2条より)
旅行業とは旅行業とは 1.はじめに
代理・媒介・代理・媒介・取次の取次の受受託託
素材素材
パッケージツアーパッケージツアー
受取る金受取る金
=取扱額取扱額取扱額取扱額××手数料手数料(%)(%)
==売上売上
乗車券乗車券ホテルの空室ホテルの空室代理・媒介の受託代理・媒介の受託
2.2.業界概要業界概要
海外旅行者数の推移
0
200
400
600
800
1000
1200
1400
1600
1800
2000
64年 67年 70年 73年 76年 79年 82年 85年 88年 91年 94年 97年 00年 03年 06年
(万人)
1998~
伸び悩み19641964年年
海外旅行自由化海外旅行自由化
19701970年年
ジャンボジェット機の導入ジャンボジェット機の導入19801980年代後半~年代後半~
バブル経済による好景気バブル経済による好景気
第2次旅行
ブーム第1次旅行ブーム
(1)海外旅行市場
第3次旅行ブーム
市場拡大市場拡大
これまではこれまでは留学生留学生やや
学者学者などなど国で認め国で認められた人られた人しか海外にしか海外に
は行けなかった!は行けなかった!
市場の動向市場の動向 2.業界概要
(資料:法務省)
国内宿泊旅行者数の推移
0
50
100
150
200
250
300
350
80年 83年 86年 89年 92年 95年 98年 01年 04年 07年
(100万人)
(2)国内旅行市場
横ばい横ばい
市場の動向市場の動向 2.業界概要
19801980年代後半年代後半
バブル経済による好景気バブル経済による好景気
(資料:2005年までは(財)日本交通公社推計2006年は(株)ツーリズム・マーケティング研究所推計)
個人消費の低迷個人消費の低迷
海外旅行者数と訪日外国人旅行者数の推移(比較)
0
200
400
600
800
1000
1200
1400
1600
1800
2000
64年 67年 70年 73年 76年 79年 82年 85年 88年 91年 94年 97年 00年 03年 06年
(万人)
海外旅行者
訪日外国人者
訪日外国人訪日外国人
旅行客の獲得旅行客の獲得!!
(3)訪日外国人旅行市場
市場拡大の期待市場拡大の期待!!!!
1971年逆転
市場の動向市場の動向 2.業界概要
(資料:国際勧告振興機構)
海外海外旅行旅行市場市場
国内国内旅行市場旅行市場
キーワード①
キーワード①
ともに
市場動向市場動向 2.業界概要
成熟期成熟期
訪日外国人旅行市場へ訪日外国人旅行市場へ
特許登録特許登録できない=できない=差別化差別化がが困難困難
市場の動向 2.業界概要
旅行慣れ旅行慣れ
旅行ニーズの変化
個性化・多様化個性化・多様化 にに対応対応
キーワード②
キーワード②
インターネットの普及
市場の動向 2.業界概要
交通機関、宿泊施設、ツアー案内会社など
現地の旅行手配会社
販売会社
パッケージング・卸業者
旅行者
新しい流通経路
インターネット上で直接販売
参考:トラベルデータ研究会『旅行業界がわかる』
店頭店頭販売販売
流通経路の変化流通経路の変化
これからは・・・これからは・・・
市場の動向市場の動向 2.業界概要
インターネットの普及
店頭経験を活かした店頭経験を活かした
ネット販売の強化ネット販売の強化
キーワード
キーワード③③
海外・国内旅行市場の成熟
→旅行ニーズの多様化・個性化に対応旅行ニーズの多様化・個性化に対応
インターネットの普及
①
②
③
キーワードキーワード
→訪日外国人旅行の強化訪日外国人旅行の強化
消費者の旅行慣れ
→インターネット販売の強化インターネット販売の強化
まとめまとめ 2.業界概要
3.3.企業概要企業概要
参入企業参入企業参入企業参入企業 3.企業概要
業界シェア
JTB25.28%
近畿日本ツーリスト
9.78%
H.I.S5.93%
阪急交通社7.36%
日本旅行9.38%
JTBトラベランド4.94%
その他37.31%
参入企業参入企業 3.企業概要
国内旅行取扱額
ジェーティビートラベランド
6%
ANAセールス6%
阪急交通社4%
日本旅行10%
近畿日本ツーリスト11%
その他35% JTB
28%
海外旅行取扱額
JTB22%
H.I.S13%
阪急交通社11%
その他27%
日本旅行8%
近畿日本ツーリスト8%
JTBワールドバケーションズ
11%
参入企業参入企業 3.企業概要
3.企業概要
JTB 近畿日本ツーリスト H.I.S
会社商号 株式会社ジェーティービー 近畿日本ツーリスト株式会社 株式会社エイチ・アイ・エス
設立年月日 1912年 11月 1947年 9月 1980年 12月
資本金 5,878億9,100万円 1,424億6800万円 1,009億9,200万円
代表者 佐々木 隆 古川 勝也 平林 朗
従業員数 25,362名 4,012名 3,352名
決算期 3月 12月 10月
取扱額1兆2,904億6,200万円
(2006年度)4,993億6,100万円
(2006年度)3,027億9,200万円
(2006年度)
店舗数 979店舗 856店舗 243店舗
売上構成比 旅行事業:89.4% 旅行事業:89.6% 旅行事業:99.4%
出版・印刷事業:2.0% 損害保険業:1.6% ホテル事業:0.5%
その他事業:8.4% その他事業:8.6% その他事業:0.1%
取扱総額構成比 海外旅行:36.37% 海外旅行:36.57% 海外旅行:95.32%
国内旅行:63.15% 国内旅行:69.06% 国内旅行:4.67%
訪日外国人旅行:0.46% 訪日外国人旅行:1.27% 訪日外国人旅行:0%
グループ企業 国内グループ企業:83社 国内グループ企業:29社 国内グループ企業:11社
海外グループ企業:52社 海外グループ企業:12社 海外グループ企業:48社
JTBJTB 3.企業概要
・業界第・業界第11位の企業位の企業
→創業以来→創業以来11位の座を守り続けている。位の座を守り続けている。
・総合大手・総合大手
→川上(企画、仕入)から川下(販売)までを→川上(企画、仕入)から川下(販売)までを自社で行う。自社で行う。
・分社化により事業持株会社と事業会社群・分社化により事業持株会社と事業会社群
→効率→効率UPUP、専門性に特化、専門性に特化
プラットフォームシェアサービス会社群
商事会社群
独立会社群
地域総合型
機能特化型
サポート会社
個人営業特化型
仕入製造会社
事業持株会社 出版・広告事業会社群
ソリューション事業会社群
旅行事業会社群
JTBJTB 3.企業概要事業会社群事業会社群 機能性に特化機能性に特化
近畿日本ツーリスト近畿日本ツーリスト 3.企業概要
・業界第・業界第22位の企業位の企業
・団体旅行に強い・団体旅行に強い
→親会社が近畿日本鉄道であるため交通→親会社が近畿日本鉄道であるため交通の面で便利の面で便利
・商品企画部門と仕入部門を統合・商品企画部門と仕入部門を統合
→消費者のニーズに対応→消費者のニーズに対応
・5つの事業別専門ユニットに再編・5つの事業別専門ユニットに再編
→専門性に特化→専門性に特化
H.I.SH.I.S 3.企業概要
・業界第・業界第55位の企業位の企業
・海外旅行に力を入れている・海外旅行に力を入れている
→取扱額のうち→取扱額のうち9595%を海外旅行で占めて%を海外旅行で占めて
いる。いる。
・格安航空券の販売・格安航空券の販売
・著名人を使った・著名人を使ったCMCM→企業イメージを消費者に植え付けた。→企業イメージを消費者に植え付けた。
4.4.財務分析財務分析
成長性分析成長性分析
JTB 成長性
0
200,000
400,000
600,000
800,000
1,000,000
1,200,000
1,400,000
1,600,000
(百万円)
0
5,000
10,000
15,000
20,000
25,000
30,000
35,000
(百万円)
取扱総額 1,353 ,961 1 ,243 ,775 1 ,334 ,812 1 ,332 ,526 1 ,290 ,462
売上高 1,207 ,404 1 ,090 ,507 1 ,235 ,335 1 ,262 ,519 1 ,282 ,353 1 ,328 ,129
総資本 506 ,092 515 ,960 517 ,519 539 ,889 593 ,016 587 ,891
営業利益 9,534 2 ,908 24 ,121 14 ,268 23 ,938 18 ,659
経常利益 10,250 6 ,146 30 ,420 23 ,070 30 ,702 22 ,451
2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度
成長成長
成長性分析成長性分析 4.財務分析
成長性分析成長性分析 4.財務分析
近畿日本ツーリスト 成長性
0
100,000
200,000
300,000
400,000
500,000
600,000
700,000
800,000
(百万円)
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
3,500
4,000
(百万円)
取扱総額 683 ,458 591 ,635 507 ,918 487 ,178 499 ,316
売上高 114 ,946 103 ,065 93 ,558 84 ,521 82 ,752 81 ,171
総資本 165 ,535 156 ,352 138 ,051 140 ,361 141 ,899 142 ,468
営業利益 3,496 2 ,074 1 ,862 1 ,960 1 ,409 292
経常利益 3,598 1 ,559 1 ,831 2 ,633 2 ,058 1 ,162
2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年
衰退衰退
成長性分析成長性分析 4.財務分析
H.I.S 成長性
0
50,000
100,000
150,000
200,000
250,000
300,000
350,000
400,000
(百万円)
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
9,000
(百万円)
取扱総額 209 ,629 185 ,727 233 ,476 262 ,933 302 ,792
売上高 233 ,861 216 ,372 261 ,775 290 ,593 328 ,980 362 ,084
総資本 60,849 59 ,201 74 ,137 80 ,929 92 ,520 100 ,992
営業利益 3,688 1 ,370 4 ,570 5 ,473 7 ,235 6 ,362
経常利益 4,222 1 ,496 5 ,357 6 ,483 8 ,082 7 ,510
2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年
成長成長
成長性分析まとめ 4.財務分析
JTB 近畿日本ツーリスト H.I.S伸び率 伸び率 伸び率
取扱額
売上高
総資本
営業利益
経常利益
合計
50.0249.0450.0254.41
54.8951.80
43.9239.6943.1636.06
35.8639.74
63.4759.6862.9652.14
50.7057.79
3位 1位2位
収益性分析収益性分析
収益性分析収益性分析 4.財務分析
総資本経常利益率(ROA)
売上高経常利益率売上高経常利益率
流動資産回転率流動資産回転率
総資総資本本回転率回転率
固定資産回転率固定資産回転率売上高営業利益率売上高営業利益率 売上高営業外損益率売上高営業外損益率
当座資産回転率当座資産回転率
収益性を分析する元になる指標
4.財務分析
総資本経常利益率
2
3
4
5
6
7
8
9
10(%)
0
1
JTB(年度) 1.19 5 .88 4 .27 5 .18 3 .82
近畿日本ツーリスト 1.00 1 .33 1 .88 1 .45 0 .82
HIS 2 .53 7 .23 8 .01 8 .74 7 .44
業界平均(年度) 1.28 5 .01 4 .26 4 .89
2003年 2004年 2005年 2006年 2007年
SARSの反動
経常利益総資本
4.財務分析
売上高経常利益率
0.0
0.5
1 .0
1 .5
2 .0
2 .5
3 .0
3 .5(%)
JTB(年度) 0.56 2 .46 1 .83 2 .39 1 .69
近畿日本ツーリスト 1.51 1 .96 3 .12 2 .49 1 .43
HIS 0 .69 2 .05 2 .23 2 .46 2 .07
業界平均(年度) 0.68 2 .36 2 .03 2 .43
2003年 2004年 2005年 2006年 2007年
経常利益売上高
為替差損の減少
各社似たような動きをしている。
未使用旅行券を収益に計上しなくなったため
4.財務分析
総資本回転率
0.0
0.5
1 .0
1 .5
2 .0
2 .5
3 .0
3 .5
4 .0(回)
JTB(年度) 2.11 2 .39 2 .34 2 .16 2 .26
近畿日本ツーリスト 0.66 0 .68 0 .60 0 .58 0 .57
H.I .S 3 .65 3 .53 3 .59 3 .56 3 .59
業界平均(年度) 1.88 2 .13 2 .10 2 .01
2003年 2004年 2005年 2006年 2007年
約1回転
約1.5回転
総資本回転率の差が総資本回転率の差が総資本経常利益率に影響している!総資本経常利益率に影響している!
売上高総資本
4.財務分析
SPM
0
0.5
1
1.5
2
2.5
3
3.5
0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 3.5 4
総資本回転率(回)
売上
高経
常利
益率
(%
)
JTB
近畿日本ツーリスト
H.I.S
高付加価値型
高効率型
4.財務分析
総資産経常利益率(ROA)
売上高経常利益率
流動資産回転率
総資産回転率
固定資産回転率売上高営業利益率売上高
営業外損益率
当座資産回転率
4.財務分析
流動資産回転率
0
1
2
3
4
5
6(回)
JTB(年度) 4.71 4 .90 4 .35 3 .76 4 .29
近畿日本ツーリスト 1.01 0 .95 0 .88 0 .84 0 .82
H. I.S 5 .54 4 .66 5 .14 4 .91 4 .95
業界平均(年度) 3.59 3 .72 3 .55 3 .26
2003年 2004年 2005年 2006年 2007年
売上高流動資産
4.財務分析
2003年 2004年 2005年 2006年 2007年
JTB 80.72 83.69 85.43 76.40 75.00近畿日本ツーリスト 80.05 86.49 86.49 85.17 83.27H.I.S 85.62 86.30 83.21 83.14 82.24
流動資産に対する当座資産の割合
3社とも平均3社とも平均8080%を占めている%を占めている
4.財務分析
当座資産回転率
0
1
2
3
4
5
6
7
(回)
JTB 5.83 5.86 5.10 4.92 5.72
近畿日本ツーリスト 1.26 1.09 1.01 0.99 0.98
H .I .S. 6.47 5.40 6.18 5.90 6.02
2003年 2004年 2005年 2006年 2007年
現金及び預金を現金及び預金を効率よく使っている効率よく使っている当座資産を当座資産を
効率よく使えている!!効率よく使えている!!
売上高当座資産
当座資産を当座資産を効率よく使えていない・・・効率よく使えていない・・・
受取手形及び営業未収金を効率よく使っている
4.財務分析
固定資産回転率
0
2
4
6
8
10
12
14
16(回)
JTB(年度) 3.83 4 .65 5 .05 5 .08 4 .77
近畿日本ツーリスト 1.90 2 .38 1 .93 1 .91 1 .89
H. I.S 10 .75 14 .58 11 .90 12 .92 13 .01
業界平均(年度) 3.94 4 .96 5 .14 5 .27
2003年 2004年 2005年 2006年 2007年
売上高固定資産
4.財務分析
建物回転率
0
10
20
30
40
50
60
70
80(回)
JTB 22.35 30.55 36.81 37.26 37.41
近畿日本ツーリスト 6.42 27.28 25.63 26.28 34.73
H.I.S. 52.93 64.41 71.88 69.10 64.65
2003年 2004年 2005年 2006年 2007年
売上高建物
JTBJTBよりよりH.I.SH.I.Sは建物を効率よく使っているは建物を効率よく使っている
4.財務分析
JTB 近畿日本ツーリスト H.I.S
売上高経常利益率
平均 変化率 平均 変化率 平均 変化率
総資本
回転率
合計
44.67 64.44 57.17
51.15 40.14 60.11
47.91 52.29 58.64
45.41 27.38 28.91
47.78 31.00 41.1023.89 15.50 20.55
50.14 34.61 53.29
×1/2 ×1/2 ×1/2
47.86 45.19 52.79
11位位33位位22位位
4.財務分析
近畿日本ツーリスト近畿日本ツーリスト・・・流動資産も固定資産も効率よく使えてない
H.I.SH.I.S・・・流動資産も固定資産も効率よく使えている。
JTBJTB・・・H.I.Sに比べて固定資産が効率よく使えていない
→総資本の使い方を見直す必要がある
→固定資産の使い方を見直す必要がある
→収益をバランスよく上げるために、付加価値をつけていく必要がある
安全性分析安全性分析
安全性分析安全性分析 4.財務分析
流動比率
0
20
40
60
80
100
120
140
160
180(%)
JTB 70.73 75.25 80.85 86.82 80.28
近畿日本ツーリスト 78.23 93.23 96.85 98.35 95.37
H.I.S 147.46 142.41 152.42 143.81 144.07
業界平均(年度) 77.65 85.27 90.12 94.28 89.58
2003年 2004年 2005年 2006年 2007年
流動資産
流動負債
流動負債が少ない!旅行券旅行券
危険危険
危険危険
安全!安全!
安全性分析安全性分析 4.財務分析
自己資本比率
0
10
20
30
40
50
60(%)
JTB 23 .81 22 .25 24 .64 23 .02 24 .32
近畿日本ツーリスト 10 .93 12 .91 17 .92 19 .72 17 .15
H. I.S 51 .11 43 .28 50 .92 47 .72 47 .90
業界平均(年度) 24 .09 23 .31 26 .83 25 .85 26 .41
2003年 2004年 2005年 2006年 2007年
流動負債の増加営業未収金営業未収金
及び買掛金及び買掛金自己資本の増加利益剰余金利益剰余金
自己資本の増加自己資本の増加利益剰余金利益剰余金
有価証券評価差額有価証券評価差額
危険・・・危険・・・危険危険
安全安全
自己資本
総資本
安全性分析 4.財務分析
固定長期適合率
0
50
100
150
200
250(%)
JTB 152 .79 146 .46 138 .78 126 .71 137 .60
近畿日本ツーリスト 209 .90 125 .83 111 .62 103 .98 112 .65
H. I.S 63 .43 53 .28 56 .76 55 .48 55 .43
業界平均(年度) 143 .59 128 .83 119 .07 110 .54 119 .06
2003年 2004年 2005年 2006年 2007年
固定資産の減少固定資産の減少建物・土地建物・土地クラブツーリズム
の営業譲渡
クラブツーリズムクラブツーリズムの営業譲渡の営業譲渡
危険・・・危険・・・
危険!危険!
安全!安全!
固定資産
(固定負債+自己資本)
安全性分析まとめ 4.財務分析
JTB 近畿日本ツーリスト H.I.S
平均 変化率 平均 変化率 平均 変化率
流動比率
自己資本比率
固定長期適合率
合計
47.80
49.40
48.50
48.57
43.20
45.90
46.50 48.60
47.67
65.20
63.23
61.90
52.03
50.60
43.80
63.10
61.40
66.30
63.20
65.90
65.13
51.50
42.70
×1/2 ×1/2 ×1/2
31.62
3位3位 22位位 11位位
45.2022.6047.45 26.0252.86 60.77
安全性分析まとめ安全性分析まとめ 4.財務分析
JTBは、短期的にも長期的にも支払い能力は低い。
→流動負債(旅行券)が多い。自己資本が少ない。
近畿日本ツーリストは、短期的、長期的ともに危険ではあるが、回復傾向にある。
→流動負債(未清算旅行券)が多い。
自己資本が少ない。
H.I.Sは、短期的、長期的ともに安全である。
JTB 近畿日本ツーリスト H.I.S
ポイント ポイント ポイント
成長性
収益性
安全性
総合
51.80 39.74 57.79
47.45 52.86 60.77
まとめまとめ 4.財務分析
47.86 45.19 52.79
11位位33位位22位位
49.04 45.93 57.12
5.5.戦略分析戦略分析
旅行ニーズの多様化・個性化に対応旅行ニーズの多様化・個性化に対応
①
②
③
キーワードキーワード
訪日外国人旅行の強化訪日外国人旅行の強化
インターネット販売の強化インターネット販売の強化
5.戦略分析
JTB 5.戦略分析
訪日外国人旅行の強化訪日外国人旅行の強化
旅行ニーズの多様化・個性化旅行ニーズの多様化・個性化
インターネット販売の強化インターネット販売の強化
→ 90年以上携わっている
専門会社「JTBグローバルマーケティング&トラベル」設立
→分社化
→i.JTB・・・Webサイトでのオンライン販売
コンビニでの旅行商品の販売
成長性・・・利益は増加傾向
収益性・・・固定資産がうまく使えていない
安全性・・・流動負債が多い。自己資本が少ない。
JTBJTB 5.戦略分析
固定資産の使い方を見直す固定資産の使い方を見直す他人資本に頼らない経営体制へ他人資本に頼らない経営体制へ
近畿日本ツーリスト近畿日本ツーリスト 5.戦略分析
訪日外国人旅行の強化訪日外国人旅行の強化
旅行ニーズの多様化・個性化旅行ニーズの多様化・個性化
インターネット販売の強化インターネット販売の強化
→訪日観光客促進事業、在外企業訪日インセンティ→訪日観光客促進事業、在外企業訪日インセンティブ・ツアー、海外ビジネスパーソン日本研修事業、訪ブ・ツアー、海外ビジネスパーソン日本研修事業、訪日研究者・訪日留学生事業など日研究者・訪日留学生事業など
→5つの事業別専門ユニットに再編5つの事業別専門ユニットに再編
商品企画部門と仕入部門を統合商品企画部門と仕入部門を統合
→→角川グループホールディングスと旅行情報のネット角川グループホールディングスと旅行情報のネット配信を手掛ける共同出資会社を設立配信を手掛ける共同出資会社を設立
団体旅行事業、団体旅行事業、 国際旅行事業国際旅行事業
提携販売事業、提携販売事業、 eeビジネス事業ビジネス事業
イベントコンベンションイベントコンベンション・コングレス事業・コングレス事業
4.財務分析
成長性・・・売上・利益など減少傾向収益性・・・資産が効率的に使えていない安全性・・・流動負債が多い。自己資本が少ない。
売上を伸ばすことが第1!売上を伸ばすことが第1!総資本の使い方を見直す総資本の使い方を見直す
他人資本に頼らない経営体制へ他人資本に頼らない経営体制へ
近畿日本ツーリスト近畿日本ツーリスト 5.戦略分析
H.I.H.I.S 5.戦略分析
訪日外国人旅行の強化訪日外国人旅行の強化
旅行ニーズの多様化・個性化旅行ニーズの多様化・個性化
インターネット販売の強化インターネット販売の強化
→専門会社「エクスペリエンスジャパン」設立→専門会社「エクスペリエンスジャパン」設立
~~WebWebサイト「わっしょい」開設~サイト「わっしょい」開設~
→トラベルワンダーランド(目的・方面別にデスクがあり、→トラベルワンダーランド(目的・方面別にデスクがあり、仕入れから旅行商品の企画、店頭での販売まで行う)仕入れから旅行商品の企画、店頭での販売まで行う)
→旅行商品販売サイトとは別に旅行情報サイトを開設
IT企業サイバーエージェントと提携しブログサービス提供
投稿型動画コミュニティ新設
成長性・・・売上高、利益など成長傾向
収益性・・・資産は効率よく使えている
安全性・・・短期的・長期的ともに安全
H.I.SH.I.S 5.戦略分析
収益をバランスよく上げるために収益をバランスよく上げるために
付加価値をつけていく付加価値をつけていく
ご清聴ご清聴ありがとうございましありがとうございましたた!!
小林雄小林雄 瀧下恵理瀧下恵理 本間恵子本間恵子 渡邉清美渡邉清美