6
V+ V+ Vref Vref V+ R1 5.1k R3 5.1k R2 20k R4 20k Vo R11 40.2 Vcc 5 Vref 2.5 R5 120 R6 120 R7 120 R8 0 R9 1.27k + Vex 2.5 Vi2 Vi1 - + + U1 TLV9002 - + + U2 TLV9002 R10 120 1 JAJA575 – December 2018 SBOA247 翻訳版 最新の英語版資料 http://www-s.ti.com/sc/techlit/SBOA247 Copyright © 2018, Texas Instruments Incorporated ブリッジ・アンプ 参考資料 Analog Engineer's Circuit: Amplifiers JAJA575 – December 2018 単一電源ひずみゲージ・ブリッジ・アンプ回路 設計目標 入力 V iDiff (V i2 –V i1 ) 出力 電源 V iDiff_Min V iDiff_Max V oMin V oMax V cc V ee V ref -2.22mV 2.27mV 225mV 4.72V 5V 0V 2.5V ひずみゲージの抵抗値の変化 (R 10 ) V cm ゲイン 1151252.15V 1001V/V 設計の説明 ひずみゲージは、加えられた力に応じて抵抗値が変化するセンサです。抵抗値の変化は、加えられた力によってセ ンサに発生するひずみに正比例します。抵抗値の変化を測定するため、ひずみゲージはブリッジ構成で配置されま す。この設計では、2 オペアンプ構成の計測回路を使用して、ひずみゲージの抵抗値の変化により発生する差動 信号を増幅します。R 10 の変化によりホイートストーン・ブリッジの出力に発生した小さな差動電圧が 2 オペアンプ構 成の計測アンプに入力されます。計測アンプの線形動作は、基本的な構成要素であるオペアンプの線形動作に よって決まります。入力信号がデバイスの入力同相範囲内であり、かつ出力信号が出力スイング範囲内であるとき、 オペアンプは線形動作します。オペアンプの電源電圧によって、これらの範囲が決まります。

単一電源ひずみゲージ・ブリッジ・アンプ回路 - Texas …重要なお知らせと免責事項 TI は、技術データと信頼性データ(データシートを含みます)、設計リソース(リファレンス・デザインを含みます)、アプリケーションや設計に関する各種

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V+V+ Vref

Vref

V+

R1 5.1k

R3 5.1k R2 20k

R4 20k

Vo

R11 40.2

Vcc 5 Vref 2.5

R5 120R6 120

R7 120

R8 0

R9 1.27k

+

Vex 2.5

Vi2Vi1

-

++

U1 TLV9002-

++

U2 TLV9002

R10 120

1JAJA575–December 2018

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ブリッジ・アンプ

参参考考資資料料

Analog Engineer's Circuit: AmplifiersJAJA575–December 2018

単単一一電電源源ひひずずみみゲゲーージジ・・ブブリリッッジジ・・アアンンププ回回路路

設設計計目目標標

入入力力 ViDiff(Vi2 – Vi1) 出出力力 電電源源

ViDiff_Min ViDiff_Max VoMin VoMax Vcc Vee Vref

-2.22mV 2.27mV 225mV 4.72V 5V 0V 2.5V

ひひずずみみゲゲーージジのの抵抵抗抗値値のの変変化化 (R10) Vcm ゲゲイインン

115Ω~125Ω 2.15V 1001V/V

設設計計のの説説明明

ひずみゲージは、加えられた力に応じて抵抗値が変化するセンサです。抵抗値の変化は、加えられた力によってセ

ンサに発生するひずみに正比例します。抵抗値の変化を測定するため、ひずみゲージはブリッジ構成で配置されま

す。この設計では、2 オペアンプ構成の計測回路を使用して、ひずみゲージの抵抗値の変化により発生する差動

信号を増幅します。R10 の変化によりホイートストーン・ブリッジの出力に発生した小さな差動電圧が 2 オペアンプ構

成の計測アンプに入力されます。計測アンプの線形動作は、基本的な構成要素であるオペアンプの線形動作に

よって決まります。入力信号がデバイスの入力同相範囲内であり、かつ出力信号が出力スイング範囲内であるとき、

オペアンプは線形動作します。オペアンプの電源電圧によって、これらの範囲が決まります。

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ブリッジ・アンプ

デデザザイインン・・ノノーートト

1. ブリッジのオフセット電圧の発生を避けるため、ホイートストーン・ブリッジの抵抗 R5、R6、R7 は互いに等しく、ひずみゲージの公称抵抗値と一致している必要があります。

2. ブリッジ抵抗によるオフセット・ゲイン誤差を最小化するため、公差の小さい抵抗を使用する必要があります。

3. Vex は、ブリッジの励起電圧と同相電圧 Vcm を設定します。

4. Vref は計測アンプの出力電圧を電源電圧の 1/2 にバイアスし、正および負方向の差動測定を可能にします。

5. R11 は、計測アンプ回路のゲインを設定します。

6. R8 および R9 は、計測アンプの同相電圧を設定し、ブリッジを流れる電流を制限します。この電流は、ブリッジにより生成される差動信号を決定します。ただし、ブリッジ抵抗とひずみゲージの自己発熱効果に起因して、ブリッジに流せる電流には限界があります。

7. Vref ゲインを 1V/V に設定し、計測アンプの DC CMRR を高く維持するため、R1 = R3 かつ R2 = R4 とし、比R2/R1 と比 R4/R3 が一致するようにします。

8. 線形動作は、使用するオペアンプの入力同相および出力スイング範囲内であることが条件となります。線形出力スイング範囲は、オペアンプのデータシートの Aol テスト条件に規定されています。

9. 値の大きい抵抗を使用すると、回路の位相マージンが劣化し、回路に余計なノイズが発生することがあります。

設設計計手手順順

1. R5、R6、R7 を、ひずみゲージの公称抵抗値と一致するよう選択します。

2. 計測アンプの同相電圧が 2.15V になるよう、R9 を選択します。

3. 目標の出力電圧スイングを生成するために必要なゲインを計算します。

4. R1、R2、R3、R4 を選択します。Vref ゲインを 1V/V に設定し、計測アンプの CMRR の劣化を回避するため、R1は R3 と等しく、R2 は R4 と等しくする必要があります。

5. 必要なゲインを得るための R11 を計算します。

6. ブリッジを流れる電流を計算します。

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T

Input resistance (ohms)

115 118 120 123 125

Out

put (

V)

228.42m

677.63m

1.13

1.58

2.03

2.47

2.92

3.37

3.82

4.27

4.72

www.tij.co.jp

3JAJA575–December 2018

SBOA247 翻訳版 — 最新の英語版資料 http://www-s.ti.com/sc/techlit/SBOA247Copyright © 2018, Texas Instruments Incorporated

ブリッジ・アンプ

設設計計シシミミュュレレーーシショョンン

DCシシミミュュレレーーシショョンン結結果果

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4 JAJA575–December 2018

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ブリッジ・アンプ

関関連連資資料料

1. アナログ・エンジニア向け回路クックブック

2. SPICE シミュレーション・ファイル:SBOMAU43. TI Precision Designs TIPD1704. TI プレシジョン・ラボ

5. 2 オペアンプ構成の計測アンプでの VCM とVOUT との関係のプロット

設設計計にに使使用用さされれるるオオペペアアンンププ

TLV9002Vss 1.8V~5.5V

VinCM レール・ツー・レール

Vout レール・ツー・レール

Vos 0.4mVIq 0.06mAIb 5pA

UGBW 1MHzSR 2V/µs

チチャャネネルル数数 1、2、4www.ti.com/product/tlv9002

設設計計のの代代替替オオペペアアンンププ

OPA376Vss 2.2V~5.5V

VinCM (Vee - 0.1V) ~ (Vcc - 1.3V)Vout レール・ツー・レール

Vos 0.005mVIq 0.76mAIb 0.2pA

UGBW 5.5MHzSR 2V/µs

チチャャネネルル数数 1、2、4www.ti.com/product/opa376

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重重要要ななおお知知ららせせとと免免責責事事項項

TI は、技術データと信頼性データ(データシートを含みます)、設計リソース(リファレンス・デザインを含みます)、アプリケーションや設計に関する各種アドバイス、Web ツール、安全性情報、その他のリソースを、欠陥が存在する可能性のある「現状のまま」提供しており、商品性および特定目的に対する適合性の黙示保証、第三者の知的財産権の非侵害保証を含むいかなる保証も、明示的または黙示的にかかわらず拒否します。

これらのリソースは、TI 製品を使用する設計の経験を積んだ開発者への提供を意図したものです。(1) お客様のアプリケーションに適した TI 製品の選定、(2) お客様のアプリケーションの設計、検証、試験、(3) お客様のアプリケーションが適用される各種規格や、その他のあらゆる安全性、セキュリティ、またはその他の要件を満たしていることを確実にする責任を、お客様のみが単独で負うものとします。上記の各種リソースは、予告なく変更される可能性があります。これらのリソースは、リソースで説明されている TI 製品を使用するアプリケーションの開発の目的でのみ、TI はその使用をお客様に許諾します。これらのリソースに関して、他の目的で複製することや掲載することは禁止されています。TI や第三者の知的財産権のライセンスが付与されている訳ではありません。お客様は、これらのリソースを自身で使用した結果発生するあらゆる申し立て、損害、費用、損失、責任について、TI およびその代理人を完全に補償するものとし、TI は一切の責任を拒否します。

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