平成 29 年度用 大修館 国語総合のご案内 3 4 4 3 4 5

国語総合 - さくらのレンタルサーバtaishukan.sakura.ne.jp/kokugo/webkoku/kikanshi/kokugo_103/nakamen.pdf · 俳句 漢文編 十二句 一 古文入門 古典に親しむ

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平成29年度用 大修館「国語総合」のご案内

国語総合

改訂版

現代文編

﹇国総344﹈

精選

国語総合

新訂版

﹇国総346﹈

新編

国語総合

改訂版

﹇国総347﹈

国語総合

改訂版

古典編

﹇国総345﹈

次世代の国語に向けて、「国語総合」3点の改訂版をご用意しました。

それぞれの教材ラインナップと特色、充実した付属資料をご紹介します。

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一 文化への視点

★富士山のカタチ�

池内 

 

水の東西�

山崎正和

★◇評論の視点①―評論を読むために

二 社会と個人

★自由な主体に必要な�「尋ねあい」�

西  

★人は独創的でありたいか�

小熊英二

★◇評論の視点②―共同体の変質

三 美への探求

 「美しさの発見」について�

高階秀爾

 

ヘンデルと力士�

吉田秀和

★◇評論の視点③―「芸術」への接近

四 

コミュニケー

ションと他者 

他者を理解するということ�

鷲田清一

 

空気を読む�

香山リカ

★◇�

評論の視点④―自己・他者・コミュニケーション

五 科学と�

  環境問題

★「知る」�

ことと�「わかる」�

こと�

中村桂子

 自然と人間の関係をとおして考える�

内山 

★◇評論の視点⑤―科学と人間の未来

六 言葉の力

 

言葉についての新しい認識�

池上嘉彦

★方言の時代�

別役 

★◇評論の視点⑥―言語と認識

七 

グローバリズム

のかたち

★グローバル化とグローバリズム�

平川克美

 「かわいい」現象�

四方田犬彦

★◇評論の視点⑦―グローバル化の背景

八 

メディア社会�

としての現代

 

メディアとしての顔�

原島 

★消費されるスポーツ�

多木浩二

★◇評論の視点⑧―情報化社会とメディア

九 身体と思考

★意味と身体�

内田 

 

白�

原 

研哉

★◇評論の視点⑨―クローズアップされる「身体」

 表現の窓

 

1 

話すこと・聞くことの基礎

 

2 

書くことの基礎

 

3 

自分の考えを話す

 

4 

手紙を書く

 

5 

調べたことを報告する

 

6 

意見を論理的にまとめる

 

7 

司会者を立てて話し合う

 

8 

資料をもとに文章を書く

 

9 

発表の方法と進め方

 

10 

本のPOPを作る

 付録

★キーワード解説

☆日本近現代文学史年表

一 近代の小説�

 

羅生門�

芥川龍之介

  

▼参考 『今昔物語集』巻第二九第一八�

 

夢十夜�

夏目漱石

★富嶽百景�

太宰 

 

セメント樽の中の手紙�

葉山嘉樹

 

城の崎にて�

志賀直哉

★◇文学の視点①―日本近代文学の歩み

二 現代の小説

★コート�

梨木香歩

 

鏡�

村上春樹

 

良識派�

安部公房

★友よ�

林 

京子

★◇文学の視点②―戦争と国際社会

三 随想・詩歌

★おまえはやって来た�

田中真知

 

短歌を訳す―言葉の壁を越えて�

俵 

万智

 

甃のうへ�

三好達治

 

一つのメルヘン�

中原中也

 

自分の感受性くらい�

茨木のり子

 

短歌 

十五首�

 

俳句 

十二句

一 古文入門

 

古典に親しむ

 

児のそら寝(宇治拾遺物語)

 

絵仏師良秀(宇治拾遺物語)

 

阿蘇の史、盗人にあひてのがるること�

(今昔物語集)

★猿、恩を知ること(沙石集)

 

☆言語活動古典の広がりを知ろう

二 随筆

 

徒然草�

兼好法師

これも仁和寺の法師/奥山に猫またと

いふもの/ある人、弓射ることを習ふ

に/高名の木登り/花は盛りに

 

▼参考 

つれづれなるままに

 

枕草子�

清少納言

春はあけぼの/虫は/はしたなきもの/

雪のいと高う降りたるを

三 物語

竹取物語 

なよ竹のかぐや姫

伊勢物語�

☆芥川/あづま下り/筒井筒/あづさ弓

四 日記

土佐日記�

紀 

貫之�

 

門出/★忘れ貝/帰京

五 軍記

平家物語�

 

祇園精舎/木曾の最期

六 和歌・俳諧

☆万葉集/古今和歌集/新古今和歌集

▼参考 

歌謡(今様と小歌)

◇古文のとびら 

 「和歌」という言葉の意味�

大岡信

奥の細道�

松尾芭蕉�

 

旅立ち/平泉/立石寺

七 評論

★玉勝間�

本居宣長�

 

古よりも後世のまされること

★風姿花伝�

世阿弥�

 

秘する花を知ること

☆古文を�

 読むために

 

①古典の言葉

②品詞・用言の活用

 

③係り結び

④助動詞と助詞

 

⑤敬語

⑥和歌の修辞

☆古文の窓

 

①古典の中の「なぞなぞ」

 

②恋愛と結婚

 

③月はカレンダー付き時計?

 

④『平家物語』の世界

 

⑤古典作品にみる旅

一 漢文入門

☆漢文とは

1訓読/2返り点/3再読文字/

4助字/5訓読に親しむ

二 故事成語

★漁父之利/蛇足/ 

五十歩百歩/朝三暮四

三 古代の史話

先従隗始

鶏鳴狗盗

臥薪嘗胆

四 唐代の詩

 [絶句] 

絶句�

杜 

静夜思�李 

登鸛鵲楼�王之渙

江雪�柳宗元

春夜洛城聞笛�

李 

送元二使安西�

王 

涼州詞�

王 

山行�

杜 

 [律詩] 

春望�

杜 

香炉峰下、新卜山居、草堂

初成、偶題東壁�

白居易

 [古体詩]代悲白頭翁�

劉廷芝

五 唐代の文章

 

雑説�

韓 

★黔之驢�

柳宗元

六 孔子と�

  孟子の思想

☆[学問] 

論語七章

 

▼参考 

★金谷治『孔子』

     

☆桑原武夫『論語』

     

孟子一章

☆[政治] 

論語六章

 

▼参考 

★加地伸行『「論語」再説』

     

孟子一章

七 唐代の物語

 

人面桃花�

孟 

◇漢文のとびら 

桃いろいろ�

一海知義

☆漢文を�

 

読むために

①漢語の基本構造

②返り点の種類と用法

③再読文字の種類と用法

④主な助字の種類と用法

⑤漢字の読みと書き下し文

⑥漢詩の形式と表現

★漢文の窓

①熟語の豆知識  

②名前と呼び名

③食客と諸子百家  

④杜甫と安史の乱

⑤韓愈はどんな人物だったか 

⑥孔子と孟子

⑦小説と科挙

大学入試を意識したハイレベルな教材とコラムを設置、最高峰の分冊本

国語総合 改訂版現代文編 古典編[国総344・345]A5判326ページ/238ページ

入試を意識した単元の増補や、入門単元、教材化

の刷新を行いました。コラムは、基礎知識をまと

めた「古文を読むために」「漢文を読むために」、

古典の世界を広げる「古文の窓」「漢文の窓」の二

本立てとしました。 古

典の単元増補、教材化の刷新

3

POINT

現代文の各単元末に設置したコラム「評論の視点」

「文学の視点」は、単元テーマの深い理解を誘う内

容で、重要キーワードも習得できます。

評論、小説をより深く理解する

ために役立つコラムを11本掲載

2

POINT

評論単元を2単元増補、評論教材数14本から18本

に増補。入試を意識して精選した新規教材8本を

収録。いっそうのレベルアップを図りました。

主要テーマを押さえた、

評論教材のさらなる充実

1

POINT

現代文編

古典編

一 評論

古文編

二 文学

漢文編

★は新規教材、☆は刷新した教材です

装画は「日本のゴーギャン」と称された鬼才、田

た中なか一いっ村そんの代表作です。

装丁メモ

改訂

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1 古文入門

 ―古文に親しむ 

古典の魅力�

野村萬斎

 

ねずみの婿とり(沙石集)

2 説話

 ―説話を楽しむ 宇治拾遺物語 

★児のそら寝/絵仏師良秀

 

今昔物語集�

  

阿蘇の史、盗人にあひてのがるること

 

☆言語活動古典の広がりを知ろう

3 随筆

 ―古人の感性 

徒然草�

兼好法師

 ★つれづれなるままに

  

▼参考 

つれづれなるままに

  

これも仁和寺の法師/高名の木登り/�

  

をりふしの移り変はるこそ

 

枕草子�

清少納言

  春はあけぼの/虫は/はしたなきもの/�

  

雪のいと高う降りたるを

4 

物語

 ―物語の

  はじまり

★竹取物語 

なよ竹のかぐや姫

 

伊勢物語 ★芥川/あづま下り/筒井筒

5 軍記

 ―軍記物語の

  響き

 

平家物語 ★祇園精舎/木曾の最期

6 和歌

 ―和歌を味わう☆万葉集・古今和歌集・新古今和歌集

  

四季の移ろい/人間と自然/恋慕と別離

7 

日記・紀行

 ―古人の旅と

  思い

 

土佐日記�

紀 

貫之

  

門出/★帰京

 

奥の細道�

松尾芭蕉

  

旅立ち/平泉/立石寺

☆古文を�

 読むために

 

①古典の言葉

 

②品詞・用言の活用

 

③係り結び

 

④助動詞と助詞

 

⑤敬語

 

⑥和歌の修辞

☆古文の窓

 

①古典の中の�「なぞなぞ」

 

②恋愛と結婚

 

③『平家物語』�

の世界

 

④和歌の世界

 

⑤月はカレンダー付き時計?

1 漢文入門

 ―漢文に親しむ☆漢文とは

 

1�訓読/2�

返り点/3�

再読文字/�

 

4�

助字/5�訓読に親しむ

 

★�

言語活動漢語の知識を広げよう

2 故事成語

 ―ことばの背景★借虎威/★漁父之利/蛇足/ 

★朝三暮四

3 古代の史話

 ―歴史と人間 

先従隗始/鶏鳴狗盗/臥薪嘗胆

4 唐代の詩

 ―叙情のしらべ

[絶句]�

絶句�杜 

甫�

登鸛鵲楼�王之渙�

江雪�柳宗元�

春夜洛城聞笛�

李 

白�

送元二使安西�

王 

維�

山行�

杜 

[律詩]�

春望�

杜 

甫�

香炉峰下、新卜山居、�

 

草堂初成、偶題東壁�

白居易

5 

唐代の文章

 ―寓意の名文

雑説�

韓 

6 孔子の思想

 ―人生の指針

☆[学問]論語七章 

  ▼参考�

★金谷治�『孔子』、☆桑原武夫『論語』

☆[政治]論語六章 

  ▼参考�

★加地伸行『「論語」再説』

7 唐代の物語

 ―物語を楽しむ★人面桃花�

孟 

☆漢文を�

 読むために

 

①漢語の基本構造

 

②返り点の種類と用法

 

③再読文字の種類と用法

 

④主な助字の種類と用法

 

⑤漢字の読みと書き下し文

 

⑥漢詩の形式と表現

☆漢文の窓

 

①熟語の豆知識   

 

②名前と呼び名

 

③食客と諸子百家

 

④杜甫と安史の乱

 

⑤孔子と孟子

 

⑥小説と科挙

1 随想�

 ―世界をひらく★挑戦�

茂木健一郎

★尋ねあい―自由な主体への成長�

西  

 

★言語活動対話から始めよう

2 小説(一)

 ―心を見つめる 

羅生門�

芥川龍之介

☆▼参考�『今昔物語集』巻二九第一八

 

鏡�

村上春樹

3 評論(一)

 ―視野を広げて 

水の東西�

山崎正和

★まずは形から�

池谷裕二

 

★言語活動お薦めの本を紹介しよう

4 

 ―イメージを

  味わう

 

甃のうへ�

三好達治

 

一つのメルヘン�

中原中也

 

自分の感受性くらい�

茨木のり子

5 評論(二)

 ―自然を

  とらえる

★動的平衡としての生物多様性�

福岡伸一

 

自然と人間の関係をとおして考える�

内山 

6 小説(二)

 ―文学を味わう★城の崎にて�

志賀直哉

 

セメント樽の中の手紙�

葉山嘉樹

★夢十夜�

夏目漱石

7 

�評論(三)

 ―現代を問う

★贅沢を取り戻す�

國分功一郎

 

空気を読む�

香山リカ

  言語活動ミニ討論会をしよう

8 

短歌・俳句

 ―伝統と革新 

短歌 

十五首�

 

▼参考 

短歌を訳す──言葉の壁を越えて�

俵� 

万智

 

俳句 

十二句

9 評論(四)

 ―言語と社会 

言葉についての新しい認識�

池上嘉彦

★「方言コスプレ」現象�

田中ゆかり

 

★言語活動国語辞典を作ろう

10 小説(三)

 ―平和を考える★友よ�

林 

京子

 

良識派�

安部公房

11 評論(五)

 ―これからの

  教養

★技術としての「教養」�鷲田清一

 

白�原 

研哉

 

★言語活動意見文を書こう

現代文編

古文編

漢文編

★思考を深める

①説得の方法――対比・具体例・抽象化

②主張を支える――類推・帰納・演繹

③言語と認識――認識・分類・分節化

④読解から批評へ――根拠の吟味

★表現を味わう

①�

レトリックの効果──描写・比喩・オノマトペ

②�

文体をとらえる──語り手・人称・文末表現

③�

短歌・俳句の修辞──句切れ・倒置・その他

④読者を引き込む──展開・寓意

★広がる読書、

 広がる世界

①他者と出会う、自分と出会う

②文学との出会い

③文化・文明へのまなざし

④科学と人間の未来

⑤日本近代文学の歩み

⑥社会の変容と情報化

⑦ことばとコミュニケーション

⑧戦争と国際社会

⑨心に複眼をもとう

★豊かな言語活動

 のために

①ことばから文へ

②段落から文章へ

③通信文を書こう

④統計資料を活用する

⑤レポートを書く

★キーワード

 解説

哲学・心理・言語

生命・科学・情報

社会・文化

次世代の国語への「挑戦」国語総合の新たなスタンダード

★は新規教材、☆は刷新した教材です

精選 国語総合 新訂版[国総346]A5判458ページ

茂木健一郎本人による朗読を、指導資料セット

付属の「朗読CD」に収録予定。

新訂

生徒の個性の伸びやかな成長と個性が響き合う様子を表しました。

池谷裕二、國分功一郎、西研など、新鮮な筆者陣による

評論を多数収録。入試頻出の鷲田清一、福岡伸一、香山

リカなど、安定した人気を誇る評論も。小説は近現代文

学の珠玉の作品を厳選、安心して授業できる名作ぞろい。

「現代」を射抜く斬新な教材群

1

POINT

教材をふまえて論理的思考へと誘うコラム「思考を深め

る」。文学作品の表現技法に着目するコラム「表現を味わ

う」。古典では、コラム「古文を読むために」「漢文を読む

ために」で文法など基礎的な事項をわかりやすくまとめた。

論理的思考力や表現力を培うコラム

3

POINT

入試頻出の現代的テーマを網羅し、読書活動へと誘うコ

ラム「広がる読書、広がる世界」を各単元に設置。「古

文の窓」「漢文の窓」では古典の背景知識を平易に解説。

教材の背景を知り、読書へと広げる

4

POINT

漢字や語句など基礎基本がしっかり身につくよう、設計

を工夫し、学習意欲を高める、見やすく機能的なレイア

ウトを実現。古典では見開き構成を基本とした、授業で

使いやすい実践的な紙面デザインを採用。

デザインを全面刷新、

教材化の工夫を徹底

5

POINT

「言語活動」「豊かな言語活動のために」を設置。日常的

な活動から、本格的な課題解決型学習まで、幅広い活動

を紹介。別冊指導資料『言語活動編』でサポートも万全。

アクティブ・ラーニングに対応した

言語活動教材

2

POINT

装丁メモ

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感動する心

24

対 話 か ら は じ め よ う

 新 し い 学 校 で の 生 活 が 、 初 め て 出 会 っ た 仲 間 た ち と

共 に は じ ま っ た 。 初 対 面 の 人 に す ぐ に と け こ み 、 心 を

開 い て 気 軽 に 話 す の は 、 難 し い も の だ 。

 「 メ ッ セ ー ジ 探 し の 旅 」 で は 、 人 生 の あ ら ゆ る も の

ご と か ら メ ッ セ ー ジ を 受 け 取 る こ と が で き る と 述 べ ら

れ て い た 。 ま ず は 身 近 な 人 の 言 葉 に 耳 を 傾 け 、 何 ら か

の メ ッ セ ー ジ を 受 け 取 ろ う 。 そ こ か ら 「 対 話 」 が 生 ま

れ る は ず だ 。

 こ こ で は 、 隣 の 席 の 人 と 自 己 紹 介 を し 合 い 、 聞 き 取 っ

た こ と を ふ ま え て 、 隣 の 席 の 人 の こ と を 紹 介 す る 文 章

を 書 く 活 動 に 取 り 組 も う 。

 隣 の 席 の 人 と 、 自 己 紹 介 を し 合 お う 。

 ◦ 名 前 、 出 身 中 学 、 な ど 。

 ◦ 趣 味 、 特 技 、 好 き な 本 、 な ど 。

 ◦� 中 学 時 代 の 思 い 出 、 関 心 を も っ て い る こ と 、 高 校

生 活 で や っ て み た い こ と 、 な ど 。

よ り よ く 話 す た め に

• � 聞 き 手 に 聞 こ え る よ う に 、 は っ き り と し た 発 音 、

ほ ど よ い 声 の 大 き さ で 話 す 。

• � ゆ っ く り と 、 と き ど き 間ま

を 置 き 、 聞 き 手 の 反 応 を

見 な が ら 話 す 。

よ り よ く 聞 く た め に

• � 話 し 手 を よ く 見 て 、 と き ど き あ い づ ち を 打 っ た り 、

う な ず い た り す る 。

• � 大 切 だ と 思 っ た 点 は 、 聞 き 直 し て 確 認 を す る 。

• � も っ と 詳 し く 聞 き た い こ と が あ れ ば 、 質 問 を す る 。

• 必 要 に 応 じ て 、 話 の 内 容 の 要 点 を メ モ す る 。

510

15

1   自 己 紹 介 を し 合 お う現表

の 窓 1

1 感動する心

ワンダフル・プラネット!�

野口聡一

メッセージ探しの旅�

加賀美幸子

2 小説を楽しむ

子供たちの晩餐�

江國香織

バスに乗って�

重松 

3 日本語を�

  考える

★人生は「動詞」で変わる�

齋藤 

漢字の性格�

金田一春彦

4 

小説を味わう

羅生門�

芥川龍之介

☆参考 『今昔物語集』巻第二九第一八

水かまきり�

川上弘美

5 文化とことば

水の東西�

山崎正和

季節の言葉と出会う�

黛まどか

6 自然に�

  

目を向けて

ペンギンはなぜ一列になって歩くのか?�

佐藤克文

生きることと食べることの意味�

福岡伸一

7 �

詩歌との�

出会い

詩 

はる�

谷川俊太郎

  

一つのメルヘン�

中原中也

  

あどけない話�

高村光太郎

短歌

俳句

8 読書を広げる

夢十夜�

夏目漱石

鏡�

村上春樹

9 いのちと平和

心が生まれた惑星�

NHK取材班

コルベ神父�

遠藤周作

★崖�

石垣りん

10 社会に生きる

何のために「働く」のか�

姜尚中

政治の本質�

橋爪大三郎

1 古文に親しむ

古典の魅力�

野村萬斎

☆ねずみの婿とり(沙石集)

★阿蘇の史、盗人にあひてのがるること�

(今昔物語集)

児のそら寝(宇治拾遺物語)

2 随筆の楽しみ

枕草子�

清少納言

 ☆春はあけぼの

 

なんてステキな光景なの!

  

──春はあけぼの�

山口仲美

 

にくきもの

徒然草�

兼好法師

 

公世の二位のせうとに�

 

高名の木登り�

 

奥山に猫またといふもの

3 物語の世界

伊勢物語

 

芥川/筒井筒

4 

軍記物語の�

響き

平家物語�

 

壇の浦の戦い

 

壇の浦の戦い──『平家物語』を読む�

永積安明

5 和歌と�

  俳諧の調べ

百人一首

奥の細道�

松尾芭蕉

 

旅立ち/平泉/立石寺

 古典の窓

①描かれた古典

②ことば遊び──なぞなぞ

③恋愛と結婚

④『奥の細道』の旅

 古文を�

 読むために

①古典の言葉

②品詞・用言の活用 

係り結び

③助動詞と助詞

④敬語

⑤和歌の修辞

★読書の窓

古文の世界を広げる

1 漢文のとびら

漢文のすすめ──未来を考えるヒント�

加藤 

☆訓読のきまり

☆訓読に親しむ

2 故事と史話

故事 

守株/★蛇足

★史話 

鶏口牛後

3 唐詩のしらべ

春眠暁を覚えず�

一海知義

自然のうた�

 

江雪/山行

友情のうた�

 

秋夜寄丘二十二員外/送元二使安西

憂愁のうた�

 ★静夜思/★涼州詞/春望

4 孔子のことば

論語 

学而第一�

桑原武夫

学問のすすめ

いかに生きるか

5 物語への�

  いざない

人面桃花�

孟 

 漢文を�

 読むために

★①熟語の豆知識

②漢字の意味

③�

漢詩(唐詩)の形式と表現

④漢字のなりたち

⑤漢字の読み方

★読書の窓

漢文に親しむ

実社会で活きる国語力を伸ばす新鮮な発見にあふれた教科書

新編 国語総合 改訂版[国総347]A5判406ページ

改訂「原稿用紙の使い方」や「用字用語一覧」「重要古

語一覧」「漢文訓読のまとめ」などを収録。教材理

解にも実生活にも役立ちます。

実践的で役に立つ付録の充実

3

POINT

古典の入門単元の教材化を大幅に見直したほか、

よりわかりやすさを追求した工夫をこらしました。

いっそうわかりやすい

教材化の工夫

2

POINT

新教材を含めて、より使いやすく構成を組み替え

ました。また、平和単元を設置し、平和教材、読

書案内のページを設けました。

現場の声を反映した教材、

単元構成

1

POINT

現代文編

古典編

古文編

漢文編

穏やかな青空とほのぼのと浮かぶ雲。ゆとりある高校生活への願いを込めました。

装丁メモ

221 ねずみの婿とり

10

せよ。」

と言い

ふウ

。「さまったく(そうだ)

も。」と思お

ひイ

て、山や

風かぜ

山から吹く風

吹ふ

けるに

向む

かひイ

て、このよし申ま

すに、

 「われは雲く

をも吹ふ

き、木き

草くさ

木や草

も吹ふ

きなびかす

徳とく

あれども、築つ

地ぢ

土塀

会あ

ひイ

ぬれば力ち

からなどうしようもないのだ

きなり。

築つい

地ぢ

を婿む

にせよ。」

と言い

ふウ

。「げなるほど(そうだ)

に。」と思お

ひイ

て、築つ

地ぢ

にこのよし

を言い

ふウ

に、

 「われは風か

に風で

て動う

かぬ徳と

あれども、ねずみ

に掘ほ

らるるとき、耐た

へエ

こらえがたいのだたきなり。」

と言い

ひイ

ければ、さてそれでは

は、ねずみは何な

に何に対してももす

ぐれたるとて、ねずみを婿む

にと取っ

たのだった

りけり。

﹇沙しゃ

石せき

集しゅう﹈ モ

•沙石集

➡232ページ

絵を見ながら朗読を聞き、

話の内容をつかもう。

現代と異なる仮名遣いや語

彙に注意して本文を読もう。

この話のおもしろさを考え

てみよう。

学習のポイント

123

鼠ねずみ

の嫁よめ

入いり

(米よ

内ない

穂すい

豊ほう

筆)

5

 表現の窓

①対話からはじめよう

②感想をもとに話し合おう

③手紙を書こう

④司会者を立てて話し合おう

⑤調べたことを報告しよう

⑥資料をもとに文章を書こう

⑦アンソロジーを作ろう

⑧本のPOPを作ろう

⑨自分の考えを話そう

⑩意見を論理的にまとめよう

★読書の窓

戦争と国際社会

★は新規教材、☆は刷新した教材です

Page 5: 国語総合 - さくらのレンタルサーバtaishukan.sakura.ne.jp/kokugo/webkoku/kikanshi/kokugo_103/nakamen.pdf · 俳句 漢文編 十二句 一 古文入門 古典に親しむ

20教科書 44〜52ページ21

2小説(一)

検印

本文理解

1 「そのふたつ」 (44・上9) とは、何をさすか。本文に即して説明しなさい。

〉〉〉脚問1

2 「散文的な人生」 (45・上8) とは、どのような人生か。一五字以内で説明

しなさい。〉〉〉脚問2

3 「いや、いいよ、拍手はよしてくれよ」 (45・下7) とあるが、この一文はど

のような効果を読者に与えるか。適切なものを選びなさい。

    〕

霊も超常現象も出てこないが、十分に怖い話であると読者に意識さ

せる。

聴衆の反応を示し、読者も聴衆であるかのように語りかけて話に引

き込む。

「僕」の謙虚さを読者に意識させ、「僕」が信頼できる人間だと示す。

「僕」の大げさな言動を強調し、「僕」の話は信頼できないと示す。

「とにかく話すよ」 (45・下11) までの部分から、「僕」の状況を次のように

説明した。空欄に本文から適切な語句を補いなさい。〉〉〉脚問3

 「僕」は、数人が集まって〔①

       〕を披露している場の主人。

「僕」は、〔②

     〕も見ないし、〔③

    〕もないが、人生で

一度だけ、〔④

〕と思った話をすることになる。

5 「そういうの」 (46・上5) とは、どのようなことか。適切なものを選びなさ

い。

    〕

大学紛争に参加して、体制を打破しようとすること。

社会のありように反発して、進学せずに働きながら放浪すること。

社会の波に吞まれて生きていくこと。

六〇年代末の紛争を避けて、日本中をさまようこと。

「ちっとも怖くなんてないさ」 (47・上2) とあるが、何が怖くないのか。

二〇字以内で説明しなさい。

「僕」の体験談の導入部分を次のようにまとめた。空欄に本文から適切

な語を補いなさい。

 「僕」は、高校を卒業した〔①

      〕歳の頃、〔②

    〕に

進まず、〔③

       〕をしながら日本中をさまよっていた。放浪

二年目の秋、中学校の〔④

      〕の仕事をした。その仕事は、

〔⑤

        〕と〔⑥

        〕の二回、学校を見回ると

いうものだった。

「プールの仕切り戸」 (48・上6) の音の擬音語(擬声語)、擬態語を第三段

落から一つずつ抜き出しなさい。

9 「実に変な気分」 (48・上16) とはどのような気分か。本文から抜き出し、初

めと終わりの五字で答えなさい。〉〉〉脚問4

2 小説(一)

▼教科書p.44

p.52

村上春樹

鏡言葉の学習

次の傍線部の読みを答えなさい。

友達と一緒に乗る。(44・下10)

      〕

散文的な人生。(45・上8)

      〕

心の底から怖い。(45・上10)

      〕

一連の紛争の頃。(46・上1)

      〕

進学を拒否する。(46・上3)

      〕

結構新しい校舎。(47・上8)

      〕

左手に懐中電灯。(47・下10)

      〕

相手は素人だ。(47・下11)

      〕

日本刀の真剣。(47・下12)

      〕

嫌だなと思う。(48・下7)

      〕

下げ

駄た

箱ばこ

の横の壁。(49・下12)

      〕

煙たばこ草

の吸い殻。(51・下2)

      〕

次の傍線部を漢字に改めなさい。

ユウレイに遭う。(44・上6)

     〕

ジョウシキを超える。(44・上7)

     〕

話をソウゴウする。(44・上10)

     〕

個人的なケイコウ。(44・下3)

     〕

ハクシュをやめる。(45・下7)

     〕

タイセイを打破する。(46・上2)

     〕

中学校のサイホウ室。(47・上10)

     〕

コンランした人間。(48・下14)

     〕

長いロウカを歩く。(49・上9)

     〕

木刀をニギりなおす。(49・下10)

     〕

タテナガの鏡。(50・上4)

     〕

キミョウなこと。(50・上12)

     〕

空欄に「体制」「大勢」「態勢」のいずれかを

補いなさい。

試合の〔

    〕がほぼ決する。

受け入れ〔

    〕を整える。

社会の〔

    〕を変革する。

次の

 に共通する漢字を答えなさい。

 識じょうしき

  夏

とこなつ

 〔

    〕

 向けいこう

  斜

けいしゃ

 〔

    〕

 手はくしゅ

  子し

 〔

    〕

 長たてなが

  横

じゅうおう

 〔

    〕

次の語句の対義語を答えなさい。

分析

 ←→〔

    〕

散文的←→〔

    〕

素人

 ←→〔

    〕

次の

 に当てはまる語を選びなさい。

まるで真っ暗な海に浮かんだ固い

 のよう

な憎しみ。

    〕

ひょう

 ア

    イ

氷山

  

 ウ

ボール

  エ

木片

右手の指先がまるで

 みたいに顔を這は

いあ

がっていた。

    〕

 ア

  イ

  ウ

  エ

次の語句の意味として正しいものを後から選

びなさい。

虫の知らせ(44・上8)

    〕

波に吞の

みこまれる(46・3)

    〕

体に馴な

染じ

む(48・下6)

    〕

立ちすくむ(50・下9)

    〕

 ア

おぼれる

 イ

受け入れられる

 ウ

時の勢いに流される

 

 エ

悪い予感がする

 オ

立ったまま動けなくなる

次の語句の使い方の正しい方を選びなさい。

若気のいたり(46・5)

    〕

 ア

若気のいたりで無茶をする。

 イ

若気のいたりでうまくいった。

意を決する(48・下8)

    〕

 ア

意を決して気持ちを打ち明けた。

 イ

意を決してできることはない。

金しばり(50・下12)

    〕

 ア

金しばりが来てもいないと言ってくれ。

 イ

金しばりにあって冷や汗が出た。

第一段落(44・上1~ 45・下12)

第二段落(46・上1~ 47・上12)

10

15

1020

② ①

タイプの話

タイプの話

「指導資料セット」内に、新たな一冊が加わりました。

「学習課題ノート」も全面刷新。大修館の「国語総合」を強力にサポートします。

付属資料のご案内

◀教科書コラム対応

 どのような学習材であれ、グループで読

むことは、本文の叙述の中から根拠を探し

ながら解釈を考えるというプロセスを学ぶ

機会になる。特に「羅生門」は、時代設定・

舞台設定が現代とは大きく異なるため、作

品の背景を注意深く読むという点で、多角

的な視点があればあるほど、読みが深くな

る。グループワークで読む素材に適した作

品であるといえる。

 基本的にはどの場面でも、グループワー

ク化が可能である。各場面における問いの

例を下の表に掲げた。それぞれの場面ごと

のワークシート例を指導用CD-

ROMに

収録している参考にしてほしい(そのうち、

第一場面(第一段落)に対応したシートを

P●に掲載した)。もちろん、生徒の実情や

割ける時間数などを考慮し、必ずしも全場

面をグループワーク化しなくともよいだろ

う。無理をせず、できる範囲で協働的学習

を取り入れることが大切である。グループ

ワークの成功体験の積み重ねが生徒の自信

につながっていく。

 作品の理解に関わる課題をグループワー

クで取り上げるためには、基本的な読解作

業をする技術や知識を身につけさせておく

とよい。一方で、語句調べなど、簡単な答

えが出て、かつ、協力しながら取り組むと

早く済む学習をグループで経験させ、雰囲

気づくりをしておく。そうしておいた上で、

作品の理解や考察に関わるグループワーク

を取り入れると、比較的スムーズに協働的

学習が展開できる。

 四人程度のグループがよい。司会、時計

係、書記係、発表係、意味調べ係など、役割

を決めておくと、一人一人の活動の意欲づ

けになるだろう。

 基本的には机間巡視しながら生徒の活動

を見守る。教師が質問に応え始めると、グ

ループで話し合うより先生に聞こうという

方向に流れてしまうので避けたほうがよ

い。

 「羅生門」を、グループワークを通して読

み深める学習展開である。場面ごとにワー

クシートを用意し、グループで問いを共有

しながら読みを深めていく、主体的・協働

的な学習である。教師が一方的に「正解」を

教え込むのではなく、生徒同士のやり取り

の中から多様な「答え」を見つけ出すプロ

セスは、読むことの醍醐味を味わう体験と

なるとともに、生徒一人一人の主体的の読

む力を育むことになるであろう。「羅生門」

授業をアクティブにしたい教師におすすめ

である。

なぜ「羅生門」で

グループワークを取り入れるのか

全時間を

グループワークで行うべきか

年間計画上の位置づけは?

グループ構成・役割分担

グループ活動での教師の支援

所要時間 1時間~

グループ規模 4人程度

取り組み易さ 1 2 3

主体的・協働的な学習のために

定番中の定番である「羅生門」だから

こそ、講義型を脱し、グループワーク

を取り入れて主体的な読みの体験を

場にできれば…。そんな思いに応え

るアクティブな学習プラン。

付属資料CD-ROM

学習目標 学習指導要領との対応

● 場面ごとの登場人物の心情を、本文の叙述をもとに読み取る。 C(1)ウ

● 他者との話し合いを通して多様なものの見方を理解し、自分の考えを深める。  A(1)ウ

評価の観点 評価規準例 評価の方法

関心・意欲・態度● 作品に興味をもち、登場人物の心情を意欲的に読み取ろうとしている。

話し合いの観察、ワークシート記述の確認

読む能力● 本文中の叙述をもとにして登場人物の場面ごとの心情を読み取っている。

話し合いの観察、ワークシート記述の点検・分析

話す・聞く能力● 自分の意見をわかりやすく話し、他者の意見を聞いて自分の考えを深めている。

話し合いの観察・確認、発表の観察・確認

言語についての知識・理解

● 語の意味や常用漢字の読みを理解している。 ワークシート記述の点検・分析

グループ学習で読み深める「羅生門」

主体的・協働的な学習のために

第3部 ●

ワークシート

1〜4

●評価シート例

時間 学習活動の概要 場面ごとの「問い」 ワークシート

1 全体を通読して作品の全体像を把握する。 ― ―

2第一段落(p28・1~p32・13)を読み、職を失って途方に暮れている下人が考えていることを整理する。

1 手段を選ぶとしたらどうなるか。2 なぜ「手段を選ばない」ということを実行しないのか。3 この時点において、羅生門は下人にとってどのような場所か。

1

3第二段落(p32・14~p36・1)を読み、楼の上の様子をうかがう下人の心理の推移を読み取る。

1「ある強い感情」とはどのようなものか。2「恐怖が少しずつ消えていった」のはなぜか。3 下人のはしごの登り方に注意して、下人の心理変化をまとめよう。

2

4第三段落(p36・2~p39・15)を読み、老婆とのやりとりによる下人の心理の変化と老婆の論理を理解する。

1 「憎悪の心を、いつの間にか冷ましてしまった」のはなぜか。2 「この髪を抜いてな、…」という老婆の答えに下人はどう思ったか。3 老婆の主張とそれに対する下人の解釈をそれぞれまとめよう。

3

5第四段落(p39・16~p40・9)下人が老婆から着物を剥ぎ取り、夜の底に消えていく場面を読む。

1 下人はこの後どうなったと思うか。2 末尾の一文の表現効果を考えてみよう。3 この作品において、羅生門とはどのような場所だと考えられるか。

4

6 作品全体を振り返り、作品の主題について考えを深める。 ― ―

*第2時を例に、詳細な学習展開を次ページに掲載

学習活動の概要とねらい

活動領域 話・聞 書 読 言

▼教科書28ページ

グループ学習で読み深める

「羅生門」

第3部

23 22

指導資料

言語活動編

――

アクティブ・ラーニングに向けて

B5判・2色刷

言語活動に特化した指導資料が新登場!

付属資料CD

ROM

朗読CD 今回からセット内に入りました。

■別売

学習課題ノート

指導資料CD-

ROM

デジタル教科書

■指導資料セット

指導資料

指導資料

言語活動編

―アクティブ・ラーニングに向けて

授業展開指導ノート

補助資料集

問題集 「基本」「標準」「発展」の難易度別に刷新。

「実力問題集」を新設!

言語活動の手法など、基本をまとめた資料編も充実させました。

『国語総合 改訂版 現代文編』『精選国語総合 新訂版』では、教科書掲載著者のほかの文章を用いた「実力問題」を設置。入試問題をベースにしたものも。高度な読解力や記述力を要する「チャレンジ」問題を新設。

図スペース

ワールドカフェ/○○○○◎○

言語活動の手法

資料編

 グループでの話し合った内容を、一度グ

ループを組み換え、別のグループで客観的

に話し合い、再度元のグループに戻るとい

う方法。別のグループに元グループの話し

合いの結果を伝えることで、メンバーを変

えて話し合いを深めることになるため、自

分の花ではなく他の花に受粉する、「他家

受粉(他花受粉)」になぞらえることもある。

いろいろな考えをもつ多くの人と話し合う

ことで、テーマに関して考えを広げたり深

めたりすることができる。

 グループで話し合いをし、そのメンバー

が別々に他のグループに移動することに

なるため、一グループの構成人数以上のグ

ループ数があることが望ましい。

 グループでの話し合いは合わせて三回行

うことになる。一回の話し合いを一〇分と

しても、合計三〇分、導入やまとめを含め

ると、四五分分は必要となる。

 必要に応じて大きな模造紙などを机の上

に置き、参加者が自由にメモを取れるよう

にしておくとよい。グループ変更後、他者

がそのメモを見ることで刺激を受け、アイ

ディアが活発に生まれることになる。

1 四〜六名程度のグループを作り、テーマ

について話し合う。このとき、大きな模

造紙などを机に置き、参加者がそこに

自由にメモを取るようにするとよい。

2 一人のホスト役を残して、他の人はばら

ばらになり、別のグループへ移動する。

3 移動が終わったら、ホストの人が先ほど

の話し合い(1の内容)について新メン

バーに報告する。それを受けて、新メン

バーで話し合いをする。

4 元のグループ(1のグループ)に戻り、

再びテーマに関する話し合いをする。

5 クラスで話し合いの内容を報告し合う。

お互いの意見を尊重し、意見が言いやす

い雰囲気を作る。

合意形成が必要なテーマであっても、三

回の話し合いとも、無理に結論を出そう

としないほうがよい。ワールドカフェの

後で、別の形で合意形成を図る。

 グループでの話し合った内容を、一度グ

ループを組み換え、別のグループで客観的

に話し合い、再度元のグループに戻るとい

う方法。別のグループに元グループの話し

合いの結果を伝えることで、メンバーを変

えて話し合いを深めることになるため、自

分の花ではなく他の花に受粉する、「他家

受粉(他花受粉)」になぞらえることもある。

いろいろな考えをもつ多くの人と話し合う

ことで、テーマに関して考えを広げたり深

めたりすることができる。

 グループで話し合いをし、そのメンバー

が別々に他のグループに移動することに

なるため、一グループの構成人数以上のグ

ループ数があることが望ましい。

 グループでの話し合いは合わせて三回行

うことになる。一回の話し合いを一〇分と

しても、合計三〇分、導入やまとめを含め

ると、四五分分は必要となる。

 必要に応じて大きな模造紙などを机の上

に置き、参加者が自由にメモを取れるよう

にしておくとよい。グループ変更後、他者

がそのメモを見ることで刺激を受け、アイ

ディアが活発に生まれることになる。

○○○○◎○○○○●○○○○◎○○○

1 四〜六名程度のグループを作り、テーマ

について話し合う。このとき、大きな模

造紙などを机に置き、参加者がそこに

自由にメモを取るようにするとよい。

2 一人のホスト役を残して、他の人はばら

ばらになり、別のグループへ移動する。

3 移動が終わったら、ホストの人が先ほど

の話し合い(1の内容)について新メン

バーに報告する。それを受けて、新メン

バーで話し合いをする。

4 元のグループ(1のグループ)に戻り、

再びテーマに関する話し合いをする。

5 クラス全体で、話し合いの内容を報告し

合う。

お互いの意見を尊重し、意見が言いやす

い雰囲気を作る。

合意形成が必要なテーマであっても、三

回の話し合いとも、無理に結論を出そう

としないほうがよい。ワールドカフェの

後で、別の形で合意形成を図る。

○○○○◎○○○○●○○○○◎○○○○

●○○○○◎○○○○●○○○○◎○○○

○●○○○○◎○○○○●○○○○◎○○

○○●○○○○◎○○○○●○○○○◎○

○○○●○○○○◎○○○○●○○○○◎

概要・ねらい

概要・ねらい

準備・規模など

準備・規模など

●ページ▲

●ページ▲

●ページ本書の言語活動で活用できるもの

問題解決ねらい

4~6人適正人数

45分~所要時間

ワールドカフェ言語活動の手法1資料編

●ページ▲

●ページ▲

●ページ本書の言語活動で活用できるもの

問題解決ねらい

4~6人適正人数

45分~所要時間

パネルディスカッション言語活動の手法0資料編

留意点

留意点

活動の手順

活動の手順

山田Bグループへ

木村Cグループへ

鈴木Dグループへ

ホストを残し、それぞれ別のグループへ移動

2

Aグループ

Aグループ

村田 Bグループから

斉藤Cグループから

田中Dグループから

Aグループ

佐藤山田木村鈴木

佐藤(ホスト役)

山田 Bグループから戻る

木村Cグループから戻る

鈴木Dグループから戻る

佐藤(ホスト役)

3回目話し合い4

2回目話し合い3

1回目話し合い1

25 24

例えば、「羅生門」をちょっぴりアクティブに学習するとしたら…。身近なところから始められる授業のアイディアをご紹介。付属 CD にワークシートも豊富に収録。いつでも、どなたでも、アクティブ・ラーニングを始められます。

『精選国語総合 新訂版』には教科書コラムに対応したページを新設。新時代に求められる、思考力・判断力・表現力を楽しみながら身につけることができます。

教科書に完全準拠した生徒用ノート。コラムに対応したワーク、「実力問題」

なども掲載し、活用の幅が広がりました。B5判・2色刷・別冊「解答・解説編」付

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