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Principled Technologies ® Dell、HP、IBM ブレードサーバの導入時セットアップ作業比較 テストレポート 2007 年 12 月 Dell PowerEdge M600 Blade System HP BladeSystem c-Class  IBM BladeCenter H 作業内容 箱から部品を取り出す 00:06:22 01:00:45 00:49:42 サーバをラックにインストールする 00:07:51 02:12:30 01:06:02 合計所要時間 00:14:13 03:13:15 01:56:24 図2:3つのシステムの開梱とインストールに要した時間。単位は時間:分:秒。短いほうが優れています。 要旨 Dell Inc. (以下、Dell)からPrincipled Technologies(以下、PT)に対し、3つのブレー ドシステムについての導入時セットアップ作業比較を行うよう依頼がありました。対象 は、下記の3つのシステムです。 Dell PowerEdge M600 Blade System HP BladeSystem c-Class IBM BladeCenter H シャーシとブレード一式を、各メーカーのオリジナル・パッケージに入った状態で受け取 り、各システムをセットアップするのに要した時間を比較しました。梱包材や梱包デザイ ンが違うため、3つのシステムのセットアップ時間には大きな差が出ました。 図1A、1B、1Cは、箱を開けたときの3つのサーバの部品を並べたものです。これらの写 真は、3つのブレードサーバのセットアップに要する時間と労力に差があることを示しま す。Dellのブレードは到着した時点で事前構成済みで、エンクロージャを格納しブレード を挿入するとすぐに、すべての必要部品が立ち上がり稼働しました。HPとIBMはセカン ドプロセッサ、追加RAM、ハードドライブを別々に出荷しているため、梱包数はそれぞ れ78個と62個でした。そのため、HPとIBMのブレードサーバの開梱とセットアップに は、Dellのブレードサーバより非常にかなり長い時間がかかりました。 図2は、各システムを開梱してサーバラックにインストールするのに要した時間をまとめたものです。Dellのシステムと比べ、HPのシステムは12倍 以上、 IBMのシステムは7倍以上の時間がかかりました。 重要な所見 16ブレード構成のDell PowerEdge M600 Blade Systemの組み立てに要した時間は 14分13秒でした。16ブレード構成のHP BladeSystem c-Classの組み立てに要した時 間は3時間13分15秒、 IBM BladeCenter H の組み立てに要した時間は1時間56分24秒 でした。 Dell PowerEdge M600 Blade Systemは、 ブレードをエンクロージャに格納されイン ストールされた状態で納品されました。HP BladeSystem c-ClassとIBM BladeCenter Hのシャーシは組み立てられていない状態で 納品され、プロセッサ、メモリ、ハードディスク を各ブレードに組み込む必要がありました。 Dell PowerEdge M600 Blade Systemは1 箱、HP BladeSystem c-Classは78箱、 IBM BladeCenter Hは62箱で納品されました。 図1A:開梱直後のDellの部品 図1B:開梱直後のHPの部品 図1C:開梱直後のIBMの部品

Dell、HP、IBMブレードサーバの導入時セットアップ作業比較HP BladeSystem c-Class IBM BladeCenter H シャーシとブレード一式を、各メーカーのオリジナル・パッケージに入った状態で受け取

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Page 1: Dell、HP、IBMブレードサーバの導入時セットアップ作業比較HP BladeSystem c-Class IBM BladeCenter H シャーシとブレード一式を、各メーカーのオリジナル・パッケージに入った状態で受け取

PrincipledTechnologies®

Dell、HP、IBMブレードサーバの導入時セットアップ作業比較

テストレポート2007年 12月

Dell PowerEdge M600 Blade System HP BladeSystem c-Class   IBM BladeCenter H

作業内容

箱から部品を取り出す 00:06:22 01:00:45 00:49:42

サーバをラックにインストールする 00:07:51 02:12:30 01:06:02

合計所要時間 00:14:13 03:13:15 01:56:24

図2:3つのシステムの開梱とインストールに要した時間。単位は時間:分:秒。短いほうが優れています。

要旨Dell Inc.(以下、Dell)からPrincipled Technologies(以下、PT)に対し、3つのブレードシステムについての導入時セットアップ作業比較を行うよう依頼がありました。対象は、下記の3つのシステムです。

●De l l P owe rEdge M600 B l a d e S y s t em

●HP B l a d eS y s t em c -C l a s s

●I BM B l a d eCen t e r H

シャーシとブレード一式を、各メーカーのオリジナル・パッケージに入った状態で受け取り、各システムをセットアップするのに要した時間を比較しました。梱包材や梱包デザインが違うため、3つのシステムのセットアップ時間には大きな差が出ました。

図1A、1B、1Cは、箱を開けたときの3つのサーバの部品を並べたものです。これらの写真は、3つのブレードサーバのセットアップに要する時間と労力に差があることを示します。Dellのブレードは到着した時点で事前構成済みで、エンクロージャを格納しブレードを挿入するとすぐに、すべての必要部品が立ち上がり稼働しました。HPとIBMはセカンドプロセッサ、追加RAM、ハードドライブを別々に出荷しているため、梱包数はそれぞれ78個と62個でした。そのため、HPとIBMのブレードサーバの開梱とセットアップには、Dellのブレードサーバより非常にかなり長い時間がかかりました。

図2は、各システムを開梱してサーバラックにインストールするのに要した時間をまとめたものです。Dellのシステムと比べ、HPのシステムは12倍以上、IBMのシステムは7倍以上の時間がかかりました。

重要な所見● 16ブレード構成のDell PowerEdge M600 Blade Systemの組み立てに要した時間は14分13秒でした。16ブレード構成のHP BladeSystem c-Classの組み立てに要した時間は3時間13分15秒、IBM BladeCenter Hの組み立てに要した時間は1時間56分24秒でした。

● Dell PowerEdge M600 Blade Systemは、ブレードをエンクロージャに格納されインストールされた状態で納品されました。HP BladeSystem c-ClassとIBM BladeCenter Hのシャーシは組み立てられていない状態で納品され、プロセッサ、メモリ、ハードディスクを各ブレードに組み込む必要がありました。

● Dell PowerEdge M600 Blade Systemは1箱、HP BladeSystem c-Classは78箱、IBM BladeCenter Hは62箱で納品されました。

図1A:開梱直後のDellの部品 図1B:開梱直後のHPの部品 図1C:開梱直後のIBMの部品

Page 2: Dell、HP、IBMブレードサーバの導入時セットアップ作業比較HP BladeSystem c-Class IBM BladeCenter H シャーシとブレード一式を、各メーカーのオリジナル・パッケージに入った状態で受け取

2Principled Technologies, Inc.: Dell、HP、IBMブレードサーバの導入時セットアップ作業比較

テスト結果本項では、Dell PowerEdge M600 Blade System、HP BladeSystem c-Class、IBM BladeCenter Hのセットアップ作業の詳細手順を説明します。各システムが納品された時から、すべてのブレードをシャーシに、シャーシをサーバラックにインストールするまでを、次のステップに分けて詳説します。

●システムを受け取る

●開梱してシステム部品を取り出す

・輸送箱を開けて梱包部品を外す

・コンポーネントとサーバを外箱から取り出す

・ビニールラップや緩衝材をサーバから外す

・シャーシをパレットから外す●システムをサーバラックにインストールする

・レールを取り付け、シャーシをサーバラックに格納する

・ブレードをシャーシに挿入する

システム受領後の各ステップとその詳細ステップについて、実際の作業手順を列挙し、各手順の所要時間(時間:分:秒)を記録し、代表的な写真を掲載します。

システムを受け取るDell

図3Aが示すとおり、Dellの発送品は大きな箱が1個で、パレットにストラップで固定されていました。

配送業者が、2階の研究室に箱を運んでくれました。

HP

図3Bが示すとおり、HPの発送品は箱が78個でした。私たちの建物に納品された時、大きな箱(1個)はパレットにストラップで固定されており、77個の比較的小さい箱は大きなパレットにビニールラップで固定されていました。

大きなパレットは2階に上がるためのエレベータには入りませんでした。そのため、ロビーでビニールラップを外し、小さい箱を研究室に運ぶためにエレベータで3往復しなければなりませんでした。(注:77個の比較的小さい箱を運ぶための時間は計測しませんでした。)

IBM

IBMの発送品はパレットに乗った大きな箱1つ、パレットに乗っていない比較的小さい箱が3つでした。

比較的小さい箱の中には中箱が入っていました。外箱開梱後に数えると、IBMシステムのインストール用には全部で62個の箱がありました。図3Cは、その62個の箱を示しています。

図3A:私たちの研究室に配送されたDellの箱 図3B:私たちの研究室に運び入れた後のHPの箱 図3C:配送用の箱を開梱した後のIBMの箱

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3Principled Technologies, Inc.: Dell、HP、IBMブレードサーバの導入時セットアップ作業比較

図4A:Dellサーバの箱を開けたところ 図4B:HPサーバの箱を開けたところ 図4C:IBMサーバの箱を開けたところ

Dell

1.ストラップを切り、テープを切り、箱上部を開ける。(00:00:22)

合計時間:22秒

HP

1.ハードディスクの箱を開け、テーブルの上に置く。(00:17:00)

2.ブレードサーバの箱を開け、ブレードサーバをテーブルの上に置く。(00:10:30)

3.ブレードキットの箱を開け、プロセッサとヒートシンクをテーブルの上に置く。(00:15:00)

4.RAMの箱を開け、RAMをテーブルの上に置く。(00:01:45)

5.Ethernetスイッチの箱を開け、スイッチをテーブルの上に置く。(00:02:00)

6.ファンの箱を開け、ファンをテーブルの上に置く。(00:06:00)

7.PDUの箱を開け、部品をテーブルの上に置く。(00:03:00)

8.ストラップを切り、テープを切り、箱上部を開ける。(00:00:30)

合計時間:55分45秒

IBM

1.ハードディスクの箱を開け、テーブルの上に置く。(00:13:10)

2.プロセッサの箱を開け、プロセッサとヒートシンクをテーブルの上に置く。(00:13:35)

3.IBM BladeCenter Copper Pass-thru Moduleの箱を開け、モジュールとケーブルをテーブルの上に置く。(00:02:35)

4.IBM BladeCenterブレードサーバの箱を開け、ブレードサーバをテーブルの上に置く。(00:12:27)

5.2900W ACパワーモジュールの箱を開け、モジュールをテーブルの上に置く。(00:01:02)

6.箱の底から白い「ボックスロック」を外す。(00:00:45)

7.箱の外側を読み、開梱手順を決める。(00:00:30)

8.ストラップを切り、テープを切り、箱上部を開ける。(00:00:22)

合計時間:44分26秒

開梱してシステム部品を取り出す

輸送箱を開けて梱包部品を外す

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4Principled Technologies, Inc.: Dell、HP、IBMブレードサーバの導入時セットアップ作業比較

Dell

1.最上部の箱を取り出し、脇に置く。(00:00:12)

2.最も外側のダンボールカバーを外す。(00:00:08)

合計時間:20秒

Dell

1.2番目の箱を取り出して開け、脇に置く。(00:00:12)

2.発泡スチロールの緩衝材をDellブレードシステムから外す。(00:00:57)

合計時間:1分15秒

HP

1.最上部の箱(複数)とエンクロージャをラックに格納するためのテンプレートを取り出し、脇に置く。(00:01:15)

2.サーバの上から発泡スチロールの緩衝材を外す。(00:00:30)

3.最も外側のダンボールカバーを外す。(00:00:30)

合計時間:2分15秒

HP

1.コーナー部の緩衝材を外し、脇に置く。(00:00:15)

2.サーバに巻きつけてあるビニールラップを外す。(00:00:30)

合計時間:45秒

IBM

1.最上部のダンボール製の挿入材と説明書キットを取り出し、脇に置く。(00:00:15)

2.説明書とユーザーガイドを読み、クイックスタートガイドを探す(見つからず)。(00:00:45)

3.最も外側のダンボールカバーを外す。(00:00:09)

合計時間:1分9秒

IBM

1.コーナー部の発泡スチロール製緩衝材を外し、脇に置く。(00:00:15)

2.ラックレールの箱を取り出し、脇に置く。(00:00:04)

3.サーバの底部に巻きつけてあるビニールラップのストラップを外す。(00:00:06)

4.サーバの端からダンボール製の挿入材(3個)を取り除く。(00:00:04)

5.サーバの底側の発泡スチロール製緩衝材の上から開け、脇に置く。(00:00:14)

6.サーバに巻きつけてあるビニールラップを外す。(00:00:30)

合計時間:1分13秒

コンポーネントとサーバを外箱から出す

ビニールラップや緩衝材をサーバから外す

図5A:Dellサーバ、外側のダンボールカバーを外したところ

図5B:HPサーバ、外側のダンボールカバーを外したところ

図5C:IBMサーバ、外側のダンボールカバーを外したところ

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5Principled Technologies, Inc.: Dell、HP、IBMブレードサーバの導入時セットアップ作業比較

Dell

1.ブレードを取り出し、テーブルの上に並べる。(00:02:44)

(注:サーバシャーシの手順2で静電気防止シートの使用に関する記述がありましたが、同シートはサーバに同梱されていませんでした。)

2.電源装置を外す。(00:01:32)

3.シャーシをパレットから持ち上げる。(00:00:09)

合計時間:4分25秒

Dell注:「システム設定を始めよう(Getting Started with your System)」の指示に従って、シャーシをラックに格納しました。

1.レールの箱を開けて部品を取り出し、手順書を読む。(00:00:48)

2.レールの手順ガイドを読み、レールをラックに取り付ける。(00:01:31)

HP

1.シャーシをパレットから持ち上げる。(00:02:00)

合計時間:2分0秒

HP注:シャーシの箱に入っていたテンプレート上の指示に従いました。

1.テンプレートを取り出し、ラック上に置く。(00:01:00)

2.電源装置の箱を開け、電源装置をテーブルの上に置く。(00:06:00)

IBM

1.エンクロージャの上部にある黄色い指示ラベルを読む。(00:00:10)

2.黄色ラベルの指示に従い、重量を減らすために、エンクロージャの前面からすべての部品を取り外し、横に置く。(00:02:09)

3.黄色ラベルの指示に従い、重量を減らすために、エンクロージャの後面から2つのファンアセンブリを取り外し、横に置く。(00:00:17)

4.シャーシをパレットから持ち上げる。(00:00:18)

合計時間:2分54秒

IBM注:ラ ック テン プ レ ート上 の 指 示 と「BladeCenter H Rack設置ガイド(BladeCenter H Rack Installation Guide)」に従いました。

1.レールの箱を開ける。(00:00:05)

2 .レール の 部 品を箱から取り出す。(00:00:28)

シャーシをパレットから外す

図6A:Dellサーバ、発泡スチロール製緩衝材を外したところ

図6B:HPサーバ、ビニールラップを外したところ 図6C:IBMサーバ、発泡スチロール製緩衝材を外したところ

システムをサーバラックにインストールする

レールを取り付け、シャーシをサーバラックに格納する

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6Principled Technologies, Inc.: Dell、HP、IBMブレードサーバの導入時セットアップ作業比較

図7A:Dellシャーシをレールに格納したところ 図7B:HPシャーシをレールに格納したところ 図7C:IBMシャーシをレールに格納したところ

3.シャーシの格納手順を読み、シャーシをレールに格納する。(00:01:02)

合計時間:3分21秒

3.スクリューホルダーをラックに取り付ける。(00:00:45)

4 .レールをラックに取り付ける。(00:06:30)

5 .シャーシをレールに格納する。(00:03:45)

合計時間:18分0秒

3.レールの部品をビニール袋から取り出す。(00:00:36)

4.ラックテンプレートと「BladeCenter H Rack設置ガイド」を確認する。(00:00:32)

5.テンプレートを取り出し、ラック上に置き、フロントナットの位置を決める。「BladeCenter H Rack設置ガイド」の手順1と2に書かれていたとおりにナットを取り付ける。(00:01:53)

6.テンプレートをラックの後面に置き、バックナットの位置を決める。上記と同様の手順でナットを取り付ける。(00:00:43)

7.「BladeCenter H Rack設置ガイド」を確認し、レールを取り付ける。注:レールを取り付けるために、1つ前の工程で取り付けたナットを外さなければなりませんでした。(00:09:32)

8.BladeCenterユニットの両側面から青い出荷用ネジ2本を取り外す。(00:00:14)

9.BladeCenterユニットをラックに差し込む。(00:00:25)

10.ユニット前後の各レールの中央部の穴にM6ネジ1本を挿入する。全部で6本のネジを挿入する。(00:01:11)

11.ユニット前面にファンを再度取り付ける。(重量を下げるために前工程で取り外さなければならなかったもの)(00:01:47)

12.ユニット後面にファンアセンブリを再度取り付ける。(重量を下げるために前工程で取り外さなければならなかったもの)(00:00:58)

合計時間:18分24秒

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7Principled Technologies, Inc.: Dell、HP、IBMブレードサーバの導入時セットアップ作業比較

Dell1.手順書を読み直し、ブレードと電源装置を格納する。(00:04:30)

合計時間:4分30秒

HP1.シャーシから電源装置フィルターを外す。(00:00:30)

2.電源装置をシャーシに挿入する。(00:01:45)

3.インストレーションポスター(クイックガイド)を参照して次の手順を確認する。(00:01:30)

4.ファンフィルターをシャーシから外す。(00:00:45)

5.ファンをシャーシに取り付ける。(00:01:00)

6.モジュールフィルターをシャーシから外す。(00:00:15)

7.オンボードアドミニストレータモジュールをシャーシに挿入する。(00:00:30)

8.プロセッサ、RAM、ハードディスクを1つ目のブレードサーバに組み込む。(00:10:30)

9.1つ目のブレードサーバをエンクロージャに挿入する。(00:00:30)

10.システム2をシャーシに組み込む。(00:08:15)

11.システム3をシャーシに組み込む。(00:07:00)

12.システム4をシャーシに組み込む。(00:06:45)

13.システム5をシャーシに組み込む。(00:06:30)

14.システム6をシャーシに組み込む。(00:07:30)

15.システム7をシャーシに組み込む。(00:08:00)

16.システム8をシャーシに組み込む。(00:07:30)

17.システム9をシャーシに組み込む。(00:06:45)

18.システム10をシャーシに組み込む。(00:06:15)

19.システム11をシャーシに組み込む。(00:05:45)

20.システム12をシャーシに組み込む。(00:05:15)

21.システム13をシャーシに組み込む。(00:04:30)

22.システム14をシャーシに組み込む。(00:06:00)

23.システム15をシャーシに組み込む。(00:05:45)

24.システム16をシャーシに組み込む。(00:05:30)

合計時間:1時間54分30秒

IBM1.シャーシから電源装置フィルターを外す。(00:00:30)

2 .電 源 装 置をシャーシに挿入する。(00:01:45)

3.インストレーションポスター(クイックガイド)を参照して次の手順を確認する。(00:01:30)

4.ファンフィルターをシャーシから外す。(00:00:45)

5 .ファンをシャーシに 取り付ける。(00:01:00)

6.モジュールフィルターをシャーシから外す。(00:00:15)

7.オンボードアドミニストレータモジュールをシャーシに挿入する。(00:00:30)

8.プロセッサ、RAM、ハードディスクを1つ目のブレードサーバに組み込む。(00:05:53)

9.1つ目のブレードサーバをエンクロージャに挿入する。(00:00:12)

10.システム2をシャーシに組み込む。(00:03:21)

11.システム3をシャーシに組み込む。(00:02:42)

12.システム4をシャーシに組み込む。(00:02:36)

13 .システム5をシャーシに組み込む。(00:02:44)

14.システム6をシャーシに組み込む。(00:02:46)

15.システム7をシャーシに組み込む。(00:02:48)

16.システム8をシャーシに組み込む。(00:02:14)

17.システム9をシャーシに組み込む。(00:02:15)

18.システム10をシャーシに組み込む。(00:02:23)

19.システム11をシャーシに組み込む。(00:02:38)

2 0.システム12をシャーシに組み込む。(00:02:04)

21.システム13をシャーシに組み込む。(00:02:24)

2 2.システム14をシャーシに組み込む。(00:02:32)

23.コパー(銅製)パススルーケーブルを開梱して取り付ける。(00:02:31)

合計時間:48分18秒

ブレードと電源装置をシャーシに格納する

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8Principled Technologies, Inc.: Dell、HP、IBMブレードサーバの導入時セットアップ作業比較

図8A:Dellのブレードと電源装置をシャーシに格納したところ(後面の電源装置は見えない)

図8B:HPのブレードと電源装置をシャーシに組み込んだところ

図8C:IBMのブレードと電源装置をシャーシに組み込んだところ(後面の電源装置は見えない)

テスト方法私たちは典型的な購入者がブレードサーバのシャーシをセットアップする方法の再現を試みました。ほとんどの場合、ベンダーが同梱した手順書に従いました。自分自身の判断を要することもありましたが(箱を開けるときなど)、できるだけベンダーの手順書に従いました。

一人がセットアップ作業を行い、もう一人が手順を記録し、各手順に要した時間を計測し、合理的な範囲でなるべく多くの写真を撮影しました。

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エンクロージャ Dell PowerEdge M1000e HP BladeSystem c-ClassIBM BladeCenter H Type 8852

一般的な寸法情報

高さ(インチ) 17.5 17.5 15.75

幅(インチ) 19 19 19

奥行(インチ) 30.5 31.0 28.0

サーバラックのUサイズ 10 10 9

ブレード数 16 16 14

電源

合計数 6 6 2

各ワット数 2,360 2,250 2,900

冷却ファン

合計数 9 10 2 送風ファン

各寸法(H x W) 3.5 x 3 3.5 x 3 4.5 x 11.5

電圧 12 ボルト 12ボルト 200-240 ボルト

アンペア 7 アンペア 16.5 アンペア 5.5 アンペア

図9:エンクロージャの詳細構成情報

Principled Technologies, Inc.: Dell、HP、IBMブレードサーバの導入時セットアップ作業比較

付属書A ‒ エンクロージャ構成情報エンクロージャの構成について、アルファベット順で詳しく説明します。

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サーバ Dell PowerEdge M1000e HP ProLiant BL460cIBM BladeCenter H Type 8852

一般的なプロセッサセットアップ

プロセッサパッケージ数 2 2 2

プロセッサパッケージあたりのコア数 4 4 4

コアあたりのハードウェアスレッド数 1 1 1

システム電源管理ポリシー 常にオン 常にオン 常にオン

CPU

ベンダー Intel Intel Intel

名称 クアッドコア Intel XeonプロセッサE5345

クアッドコア Intel XeonプロセッサE5345

クアッドコア Intel XeonプロセッサE5345

ステップ B 7 7

ソケットタイプ LGA 771 LGA 771 LGA 771

コア周波数(GHz) 2.33 GHz 2.33 GHz 2.33 GHz

フロントサイドバス周波数(MHz) 1,333MHz 1,333MHz 1,333MHz

L1キャッシュ 32KB+32KB(コアあたり) 32KB+32KB(コアあたり) 32KB+32KB(コアあたり)

L2キャッシュ 2 x 4MB( 各 4MBを 2 つのコアによって共有 )

2 x 4MB( 各 4MBを 2 つのコアによって共有 )

2 x 4MB(各 4MBを2つのコアによって共有 )

プラットフォーム

ベンダーとモデル番号 Dell PowerEdge M600 HP ProLiant BL460c BladeCenter HS21

マザーボードモデル番号 Dell 0MY736 HP 435458-B21 IBM 8853C2U

マザーボードチップセット Intel 5000P Intel 5000P Intel 5000P

マザーボードリビジョン番号 X31 91 B1

BIOS名およびバージョン Dell 0.2.11 HP I15 12/26/2006 IBM 1.07 10/26/2007

BIOS設定ハードウェアプリフェッチ機能と隣接キャッシュラインプリフェッチ機能を無効にする

ハードウェアプリフェッチ機能と隣接キャッシュラインプリフェッチ機能を無効にする

ハードウェアプリフェッチ機能と隣接キャッシュラインプリフェッチ機能を無効にする

チップセットINFドライバ Intel 7.4.1005 HP 2.1.8 Intel 7.4.1005

メモリモジュール

ベンダーとモデル番号 Samsung M395T2953EZ4-CE65 Micron MT18HTF12872FDY Hynix HYMP512F72CP8D2-Y5

タイプ PC2-5300 PC2-5300 PC2-5300

速度(MHz) 667MHz 667MHz 667MHz

現在実行中のシステムの速度@(MHz) 667MHz 667MHz 667MHz

タイミング/レイテイジ (tCL-tRCD-iRP-tRASmin) 5-5-5-15 5-5-5-15 5-5-5-15

サイズ 4GB(4 x 1GB) 4GB(4 x 1GB) 4GB(4 x 1GB)

RAMモジュール数 4 4 4

チップ構成 両面 両面 両面

Principled Technologies, Inc.: Dell、HP、IBMブレードサーバの導入時セットアップ作業比較

付属書B ‒ ブレードシステム構成情報ブレードサーバシステムの構成について、アルファベット順で詳しく説明します。

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サーバ Dell PowerEdge M1000e HP ProLiant BL460cIBM BladeCenter H Type 8852

ハードディスク

ベンダーとモデル番号 Fujitsu may2073c Seagate St973402SS IBM 26K5777

システムのディスク数 2 2 2

サイズ 73GB 72GB 73.4GB

バッファサイズ 16MB 16MB 8MB

RPM 10,000 10,000 10,000

タイプ SAS SAS SAS

コントローラ Dell SAS 6/iR内蔵ブレードコントローラ

Smart Array E200Iコントローラ

LSAアダプタSAS 3000 シリーズ

コントローラドライバ Dell 1.24.4.0 HP 6.6.0.64 LSI 1.21.28.0

オペレーティングシステム

名称 Microsoft WindowsServer 2003 Enterprise x64 Edition

Microsoft WindowsServer 2003 Enterprise x64 Edition

Microsoft WindowsServer 2003 Enterprise x64 Edition

ビルド番号 3790 3790 3790

サービスパック SP2 SP2 SP2

Microsoft Windows更新日 SP2および 07/11/29までの更新プログラム SP2のみ SP2および 07/11/29までの更新プ

ログラム

ファイルシステム NTFS NTFS NTFS

カーネル ACPI マルチプロセッサ x64 ベースのPC

ACPI マルチプロセッサ x64 ベースのPC

ACPIマルチプロセッサ x64ベースのPC

言語 英語 英語 英語

Microsoft DirectXバージョン 9.0c 9.0c 9.0c

グラフィックス

ベンダーとモデル番号 ATI ES1000 ATI ES1000 ATI ES1000

チップセット ATI ES1000 ATI ES1000 ATI ES1000

BIOSのバージョン BK-ATIVER008.005.031.000

BK-ATIVER008.005.013.000

BK-ATIVER008.005.031.000

タイプ 内蔵 内蔵 内蔵

メモリサイズ 32MB 32MB 16MB

解像度 1,024 x 768 1,024 x 768 1,024 x 768

ドライバ ATI 8.240.50.1000 ATI 8.24.3.0 ATI 8.24.3.0

ネットワークカード/サブシステム

ベンダーとモデル番号Broadcom BCM5708S

NetXtreme II GigE

HP NC373iマルチファンクションギガビットサーバアダプタ

Broadcom BCM5708S

NetXtreme II GigE

タイプ 内蔵 内蔵 内蔵

ドライバ Broadcom 3.5.8.0 HP 3.0.5.0 Broadcom 3.0.5.0

オプティカル(光学式)ドライブ

ベンダーとモデル番号 なし なし なし

USB ポート

数 2 2(アダプタ搭載) 2

タイプ USB 2.0 USB 2.0 USB 2.0

図10:ブレードサーバシステムの詳細構成情報

Principled Technologies, Inc.: Dell、HP、IBMブレードサーバの導入時セットアップ作業比較

Page 12: Dell、HP、IBMブレードサーバの導入時セットアップ作業比較HP BladeSystem c-Class IBM BladeCenter H シャーシとブレード一式を、各メーカーのオリジナル・パッケージに入った状態で受け取

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Principled Technologiesについて弊社では、業界トップレベルの技術評価、事実に基づくマーケティング・サービスを提供しています。新規技術の研究・調査、新たな手法の開発、既存ツールや新規ツールの試験など、あらゆる種類の技術試験や技術分析に豊富な経験と専門知識を有し、全ての依頼に対し、その経験と知識をもって応えます。評価を完了したら、幅広いターゲットに向けて、最適の方法で結果をプレゼンテーションしています。マーケットにフォーカスした営業用データから、テストリポート、性能評価、ホワイトペーパーなど、テイラーメイド(個別対応)のセールスエイドまで、クライアントが必要とする資料を用意します。資料は全て、弊社による、信頼性の高い独立した分析結果を反映したものです。

弊社では、個々のクライアントのニーズに応じて、テイラーメイドされたサービスを提供しています。それがハードウェアに関する技術であれ、ソフトウェア、ウェブサイト、サービスに関する技術であれ、貴社が、その技術の競合性、性能、市場に出す準備は整っているか、品質や信頼性などを評価するにあたって、弊社が提供する経験や専門知識、ツールがお役に立つでしょう。

弊社の創業者、Mark L. Van NameとBill Catchingsは、20年以上にわたって、技術評価の分野で共に仕事をしてきました。ジャーナリストとして、さまざまな技術について、1,000を超える記事を発表してきた彼らは、Ziff-Davis Benchmark Operationを設立、運営してきました。Ziff-Davis Benchmark Operationは、Ziff Davis MediaのWinstoneおよびWebBenchなど、業界標準のベンチマークを開発しています。また、Testing Labsを設立、指揮し、同社がLionbridge Technologiesに買収されてからは、VeriTestの代表および最高技術責任者(CTO)を務めていました。

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