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根管形成~コア完成 根管形成~コア完成 横田 横田 達哉 達哉

根管形成~コア完成okudent.com/wp-content/themes/simplicity2/pdf/training3.pdf根管形成の手順 ピーソーリーマーを2号、3号と順番に 使って根管充填剤を除去する。根管バー

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根管形成~コア完成根管形成~コア完成

横田横田 達哉達哉

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目的目的目的目的

コア形成からコアセットまでの一連の流コア形成からコアセットまでの一連の流れを把握するれを把握する把握す把握す

コア形成の技術を向上させるコア形成の技術を向上させる

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形成部位形成部位形成部位形成部位

上顎左側1上顎左側1

上顎左側6下顎左側3

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XX rayray写真写真XX--rayray写真写真

左上1:根管長20㎜ 左上6:根管長DB16㎜MB15㎜MB15㎜P19㎜

左下3 根管長22左下3:根管長22㎜

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根管形成根管形成根管形成根管形成

ガッタパーチャは4㎜以上残すため根管ガッタパーチャは4㎜以上残すため根管長から四㎜引いた値を目安にする長から四㎜引いた値を目安にする長 四 引 値 目安 す長 四 引 値 目安 す

根管形成用バーの刃部は8㎜根管形成用バーの刃部は8㎜

長さ 幅 根長さ 幅 根 //長さ、幅、根の1長さ、幅、根の1/2/2

支台の部分は全周歯質を1㎜残す支台の部分は全周歯質を1㎜残す支台の部分は全周歯質を1㎜残す支台の部分は全周歯質を1㎜残す

ポストの先端は角を作らないポストの先端は角を作らない

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根管形成の手順根管形成の手順根管形成の手順根管形成の手順

ピーソーリーマーを2号、3号と順番にピーソーリーマーを2号、3号と順番に使って根管充填剤を除去する。根管バー使って根管充填剤を除去する。根管バー使 根管充填剤 除 す 。根管使 根管充填剤 除 す 。根管より先に使うのは穿孔を防止するためでより先に使うのは穿孔を防止するためであるあるある。ある。

その後根管バーを使いポスト孔の拡大をその後根管バーを使いポスト孔の拡大を行う行う行う行う

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使用するバー使用するバー使用するバー使用するバー

TMバー カッティングバー

ポスト形成用バーポスト形成用バ

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築造窩洞形成築造窩洞形成築造窩洞形成築造窩洞形成

1㎜以上の厚さにする

べベルをつける

帯環効果を発揮させる

べベルをつけない

歯根長の長さ1/2にする

角を作らない 歯軸と直角の面にする角を作らない

根充剤を4㎜残す

歯軸と直角の面にする

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根管形成根管形成

上顎左上1

上顎左上6

下顎左下3下顎左下3

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印象採得印象採得印象採得印象採得

寒天+アルギン酸印象剤にて採得寒天+アルギン酸印象剤にて採得

ポストが長い場合にはラジアルピンを入ポストが長い場合にはラジアルピンを入ポストが長い場合にはラジアルピンを入ポストが長い場合にはラジアルピンを入れて採得れて採得

左上1 左上6左上1 左上6左下3

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ワックスアップワックスアップワックスアップワックスアップ

左上6は3根の平行性が保てず 塊に鋳造しても入左上6は3根の平行性が保てず一塊に鋳造しても入らないため分割コアにした

左上1

左上6 頬側近心根と遠心根にポストをたてた

一度このワックスアップを鋳造した後その鋳造体を模型に戻して再度口蓋根のみワ クスア プ

左下3型に戻して再度口蓋根のみワックスアップ

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埋没埋没埋没埋没

スプルー線をたてるスプルー線をたてる

鋳造リングにキャスティングライナーを鋳造リングにキャスティングライナーを

(直径12㎜程度 短めにする)

鋳造リングにキャスティングライナ を鋳造リングにキャスティングライナ を巻き巻き

ク にキ テ グ プク にキ テ グ プワックスコアにキャスティングスプレーワックスコアにキャスティングスプレー(界面活性剤)を塗布する(界面活性剤)を塗布する

クリストバライト(クイック)で埋没しクリストバライト(クイック)で埋没し30分硬化待ち後スプルー線を取り30分硬化待ち後スプルー線を取り30分硬化待ち後スプルー線を取り30分硬化待ち後スプルー線を取りファーネス700ファーネス700℃℃に30分いれるに30分いれる

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鋳造鋳造鋳造鋳造

ネ から取り出した鋳型を 分程度冷ますネ から取り出した鋳型を 分程度冷ますファーネスから取り出した鋳型を5分程度冷ますファーネスから取り出した鋳型を5分程度冷ます

その間に遠心鋳造器(横型)を三回まわしストッその間に遠心鋳造器(横型)を三回まわしストッパ をかけるパ をかけるパーをかけるパーをかける

遠心鋳造器にルツボをセットし金属(シルバー)遠心鋳造器にルツボをセットし金属(シルバー)を還元炎で熱するを還元炎で熱するを還元炎で熱するを還元炎で熱する

鋳型もセットし金属に十分な流動性が現れたら酸鋳型もセットし金属に十分な流動性が現れたら酸化防止 異物除去のためフラ クスを入れる化防止 異物除去のためフラ クスを入れる化防止・異物除去のためフラックスを入れる化防止・異物除去のためフラックスを入れる

金属が完全に熱せられたらストッパーをはずし鋳金属が完全に熱せられたらストッパーをはずし鋳造造造造

その後コア体を超音波に5分かけ汚れを落とすその後コア体を超音波に5分かけ汚れを落とす

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今回使用した金属はシルバーを用い今回使用した金属はシル を用いた。シルバーの溶解温度は780℃

常 鋳と非常に低い。そのため鋳型をあたためすぎると鋳肌あれを起こしてしためすぎると鋳肌あれを起こしてしまう。しかし低すぎても途中で凝固してしまい辺縁部まで金属が行き届かずなめられを起こしてしまうのでかずなめられを起こしてしまうので注意が必要である。注意が必要である。

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コア完成コア完成コア完成コア完成

本来なら取りやすいようにリムーバルノブをつけておく

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コアセットコアセットコアセットコアセット

左下3 左上1

左上6左上6 左上6

GCのFIT-CHECKERにて適合試験を行なった後合着用グラGCのFIT CHECKERにて適合試験を行なった後合着用グラスアイオノマーセメント(GCのFujiⅠ)で合着した

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考察考察考察考察

根管 治療を行な た後必要 な く根管 治療を行な た後必要 な く根管の治療を行なった後必要になってく根管の治療を行なった後必要になってくる処置は歯の土台を作っていくことである処置は歯の土台を作っていくことであ

今 支台 作 うえ 補綴学今 支台 作 うえ 補綴学る。今回はその支台を作るうえで補綴学る。今回はその支台を作るうえで補綴学的に何が重要になってくるかを学んだ。的に何が重要になってくるかを学んだ。補綴装置を長期間維持させるためには形補綴装置を長期間維持させるためには形態はもちろんのこと金属の種類も知って態はもちろんのこと金属の種類も知っておかなければならない。そういったことおかなければならない。そういったことをわかった上で今後治療していかなけれをわかった上で今後治療していかなければならないという点で今回はとても有用ばならないという点で今回はとても有用であったといえる。であったといえる。

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参考文献参考文献参考文献参考文献

支台歯形成を極める:ラボワークに及ぼす影響とテクニカルサンプル:QDT

補綴を健康にする80のいろいろ補綴を健康にする80のいろいろ

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